JP2007049407A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】咄嗟のシャッタチャンスに電源が投入されその電源投入とほぼ同時に撮影が行なわれたときにシャッタチャンス優先の撮影が確実に行なわれるとともに、その後になってからも続けて撮影が行なわれるような場合においては手ぶれ補正が行なわれるようになる撮影装置を提供する。
【解決手段】電源スイッチを兼ねるカバー10aを開けたと同時にシャッタボタン12が押されて撮影が行なわれた場合には、手ぶれ補正を禁止する処理が内部のCPUにより行なわれる。さらにカバー10aを開けたまま、撮影が続行されるような場合には、電源スイッチが投入された後所定時間の経過によりCPUがその禁止を解除して手ぶれ補正レンズに好適な手ぶれ補正を実施させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影レンズで撮像素子に被写体を結像させて該被写体を表わす画像データを生成する撮影装置に関する。
デジタルカメラには手ぶれ補正機能が備えられているものが多く、その手ぶれ補正機能を精度良く働かせることができるように手ぶれ検出に角速度センサが用いられているものが多い。
この角速度センサは、電源を投入してから安定動作状態に達するまでに少々時間を要することが知られている。このため、角速度センサを撮影装置に搭載した場合には、電源を投入したのとほぼ同時にその撮影装置で撮影が行なわれるようなことがあったときには適正な手ぶれ補正が行なわれないという問題が出てくる。ここでいう電源投入直後に撮影が行なわれるというケースは、大抵、咄嗟のシャッタチャンスに撮影者が撮影を行なおうとする場合である。
そこで、このような問題に対処することができるようにと、シャッタボタンを2つ設けて一方を手ぶれ補正実施用のシャッタボタンとして、他方を手ぶれ補正を実施しないシャッタボタンとして用いることができるようにしておいて、電源投入直後に撮影を行なうような場合には、手ぶれ補正を行なわない側のシャッタボタンを押すことを撮影者に対し推奨するような撮影装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。また、ぶれ補正を行なわないことを選択した場合には、シャッタボタンの半押し状態の中断が無ければ、ぶれ補正が行なわれないようにしているものもある(例えば特許文献2参照)。
また、このような手ぶれ補正を行なうデジタルカメラの中には、デジタルカメラ内のDC/DCコンバータからのノイズが上記角速度センサや補正レンズを駆動するためのアクチュエータに悪影響を及ぼさないようにするために手ぶれ補正を行なうときにだけDC/DCコンバータに代えてコンデンサ(スイッチノイズがない)から角速度センサを含むセンサやアクチュエータに電力を供給させるようにして手ぶれ補正の精度を上げようとしているものもある(例えば特許文献3参照)。
ところで、現在市場に出回っているデジタルカメラは、電池の寿命を延ばすためにオートパワーオフ機能が搭載されているものが多い。このため、シャッタチャンスに電源を投入するとほぼ同時にシャッタボタンを押して撮影を行なおうとする撮影状況が多々発生する。このようなデジタルカメラにあっては、そのような撮影状況のときに上記角速度センサの検出結果に応じて手ぶれ補正が行なわれてしまうと上記理由により適正な撮影が行なわれなくなってしまう。
上記特許文献1のもののようにシャッタボタンを2つ設けることで上記問題は解決されるが、この特許文献1の技術を用いると2つのシャッタボタンのうちのいずれかを咄嗟に選択する必要が出てきて誤ってぶれ補正を行なう側のシャッタボタンを押してしまう危険性が出てくる。また特許文献2のもののように手ぶれ補正を行なわないことが選択されている場合には、一気押しすることでぶれ補正は行なわれなくなるが、もしもぶれ補正を行なわないことを選択し忘れてしまうようなことがあると手ぶれ補正が行なわれてしまう。
特開平7−301840号公報 特開平8−227088号公報 特開平9−080509号公報
本発明は、上記事情に鑑み、咄嗟のシャッタチャンスに電源が投入されその電源投入と同時に撮影が行なわれたときにはシャッタチャンス優先の撮影処理が確実に行なわれるとともに、その後になってからも続けて撮影が行なわれるような場合においては撮影状況に応じた撮影処理が確実に行なわれるようになる撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の撮影装置は、撮影レンズで撮像素子に被写体を結像させてその被写体を表わす画像データを生成する撮影装置において、
手ぶれ補正手段と、
この撮影装置を動作状態にするための電源スイッチと、
上記電源スイッチが投入された時点を起点とした経過時間を計測する計時手段と、
上記計時手段により計測された経過時間が所定の時間以内であると判定した場合には、手ぶれ補正手段による手ぶれ補正動作を禁止する制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記本発明の第1の撮影装置によれば、上記制御手段によって上記計時手段により計測された経過時間が所定の時間以内であると判定された場合には手ぶれ補正動作が禁止される。
そうすると、咄嗟のシャッタチャンスに電源が投入されその電源投入とほぼ同時に撮影が行なわれたときには手ぶれ検出手段がまだ安定動作状態になっていないことを考慮して上記制御手段により上記手ぶれ補正手段での手ぶれ補正が禁止されシャッタチャンス優先の撮影処理が確実に行なわれるようになる。さらに上記制御手段によって上記計時手段の計測による経過時間が所定の時間を越えていると判定された場合には、その制御手段の制御の基、撮影時の手ぶれが上記手ぶれ補正手段により補正されてぶれのない鮮明な画像が得られるようにもなる。
このように咄嗟のシャッタチャンスに電源スイッチが投入され、その電源投入とほぼ同時に撮影が行なわれたときにはシャッタチャンス優先の撮影処理が確実に行なわれるとともに、その後になってからも続けて撮影が行なわれるような場合においては撮影状況例えば手ぶれの発生状況に応じた撮影処理が確実に行なわれるようになる撮影装置が実現する。
上記目的を達成する本発明の第2の撮影装置は、撮影レンズで撮像素子に被写体を結像させてその被写体を表わす画像データを生成する撮影装置において、
手ぶれ補正手段と、
手ぶれを補正するか否かを選択する手ぶれ補正選択スイッチと、
この撮影装置を動作状態にするための電源スイッチと、
上記電源スイッチが投入された時点を起点とした経過時間を計測する計時手段と、
上記計時手段により計測された経過時間が所定の時間以内であると判定した場合には、上記手ぶれ補正選択スイッチが手ぶれを補正する側に切り替えられていた状態にあっても上記手ぶれ補正手段による手ぶれ補正動作を禁止する制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記本発明の第1の撮影装置では、上記制御手段が常時手ぶれ補正を行なうものであるため、上記電源スイッチを投入するとほぼ同時にシャッタボタンを押して撮影を行なおうとしているときには撮影が確実に行なわれるようにするために手ぶれ補正動作を禁止したが、上記本発明の第2の撮影装置のように手ぶれ補正選択スイッチが配備されているものであった場合にはその手ぶれ補正選択スイッチが否側に切り替えられていれば何の問題もない。
しかしこの第2の撮影装置を扱うユーザにあっては、電源断操作を行なう前に上記補正選択スイッチを否側に切り替えるのを忘れて、シャッタチャンスに電源を投入するとほぼ同時に咄嗟の撮影を行なってしまうようなことが起こり得る。
そこで、本発明の上記第2の撮影装置では、その補正選択スイッチが補正する側に切り替えられていた状態にあるときに、電源が投入されその電源投入と同時に撮影が行なわれたときには、上記制御手段により上記手ぶれ補正手段での手ぶれ補正が禁止されシャッタチャンス優先の撮影処理が確実に行なわれるようにしている。
このようにすると、撮影者が上記補正選択スイッチを切り替えることによりこの第2の撮影装置を咄嗟のシャッタチャンスに対応することができるようにすることも、また撮影者がその補正選択スイッチを切り替えることを忘れたときには撮影装置自身がその状態を自動的に検知してシャッタチャンスに対応して確実な撮影処理を行なうこともできるようにもなる。
以上、説明したように、咄嗟のシャッタチャンスに電源が投入されその電源投入とほぼ同時に撮影が行なわれたときにはシャッタチャンス優先の撮影処理が確実に行なわれるとともに、その後になってからも続けて撮影が行なわれるような場合においては撮影状況に応じた撮影処理が確実に行われるようになる撮影装置が実現する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態であるデジタルカメラ1の外観を示す図である。
図1(a),図1(b)に示すデジタルカメラ1には電源スイッチを兼ねるスライド自在なカバー10aが備えられていて、そのカバー10aが図の向かって右側にスライドされると対物レンズ1001が覆われるとともに電源スイッチがオフされ、左側にスライドされるとその対物レンズ1001が姿を現すとともに電源スイッチがオンされる。
図1(b)には、カバー10aが図の向かって左側にスライドされ対物レンズ1001が表面に現われて電源スイッチがオンされ撮影準備が整えられた状態が示されている。
図1(a),図1(b)に示すデジタルカメラ1の内部には、前方から向かう第1の光軸に沿って対物レンズ1001を経由して入射してきた被写体光を上下方向に延びる第2の光軸に沿う方向に反射して後述するCCD固体撮像素子(以降CCDという)上に結像させる屈曲光学系が備えられている。この屈曲光学系1000には手ぶれ補正用の補正レンズが組み込まれている。また、カメラ上面にはシャッタボタン12が備えられている。
図2は、図1のデジタルカメラが備える屈曲光学系1000の構成を示す図であり、図3は、手ぶれ補正レンズを含む手ぶれ補正手段の概略の構成を示す図である。
図2に示すように屈曲光学系内に手ぶれ補正レンズ1004が組み込まれている。ここではズームレンズ1003とフォーカスレンズ1005の間に補正レンズが配置されている。
この手ぶれ補正レンズ1004は、図3に示すように、水平面上であって第1の光軸と平行な方向に移動自在に保持する第1のホルダ10041と、その第1のホルダ10041を、水平面上であって上記第1の光軸に垂直な第2の光軸に平行な方向に移動自在に保持する第2のホルダ10042とに保持されている。
第1のホルダ10041と第2のホルダ10042は、それぞれ一端側が折り曲げられて折曲部が構成されていてそれらの折曲部に電磁コイル100411,100421がそれぞれ設けられている。これらの折曲部の電磁コイル100411,100421を両側から挟みこむようにしてコの字型のヨーク10041a,10042aがそれぞれ配設されている。またこれらのコの字型のヨーク10041a,10042aの一方の端部側の内壁面にはそれぞれマグネット100411a,100421aが添着されている。したがって上記電磁コイル100411,100421に電流が流されると、それらの電磁コイル100411,100421とマグネット100411a,100421aとの間に引力あるいは斥力が働いて補正レンズ1004の位置が調整される。
図4は、図1に示すデジタルカメラ1の内部構成を示すブロック図である。
図4に示すようにこのデジタルカメラ1の動作は統括的にCPU100により制御されている。このCPU100は、ROM101内に格納されているプログラムにしたがってこのデジタルカメラ1全体の一連の動作を制御している。CPU100は、一連の動作に係る処理を行っている最中にあっては、処理に応じて作業領域であるRAM102上で変数の書き換えなどを行なって適宜、適切な処理を行なうようにしている。
このCPU100の入力側には、カバー10aと連動して作動する電源スイッチ11aが接続されており、この電源スイッチ11aが投入されると電源が投入されたことがCPU100によって検知される。
本実施形態のデジタルカメラ1においては、CPU100によって電源スイッチ11aが投入されたことが検知されたときにスルー画処理プロセスが起動され表示画面(不図示)上に被写体像が表示されるようになっている。
ここでスルー画信号を表わす画像信号の流れに沿って図2に示す構成および各部の動作を簡単に説明する。
本実施形態のデジタルカメラが備える屈曲光学系には、図2に示したように対物レンズ1001、プリズムを介してズームレンズ1003、また補正レンズ1004、さらにフォーカスレンズ1005が備えられている。これらのレンズでCCD110上に被写体光を結像させる。その屈曲光学系の中のフォーカスレンズ1005を合焦点に配置するにあたっては、後段のAF(AutoFocus)部120での測距結果をCPU100が受けてそのCPU100からのに指示に基づいてドライバ1005aによりフォーカスレンズ1005が常に駆動されるようになっている。このようにしておくといつもピントのあった被写体光がCCD110に結像されて、CPU100の制御の基、図示しないクロックジェネレータから所定の時刻ごとにタイミング信号が供給されてくる度にそのピントのあった被写体光を表わす画像信号(以降スルー画信号という)がCCD110から次々と出力される。また、CPU100は、AE(AutoExposure)・AWB(Auto White Balance)部121の測光結果によって図示しない駆動部に絞りの開口径を調節させたり、図示しない補助光発光部から撮影補助光を発光させたりしている。
このようにしてCCD110からスルー画信号がCDSAMP111に次々と出力されそのCDSAMP111によってノイズが低減されて後段のA/D変換部112にそのノイズが低減されたスルー画信号が供給される。このA/D変換部112ではノイズが低減されたスルー画信号をデジタル信号に変換する処理が行なわれる。
このA/D変換部112でデジタル信号に変換されたスルー画信号がデータ入力部113によりバス130に導かれる。
このバス130に導かれたスルー画信号がバス130を経由して信号処理部114に供給され、この信号処理部114によってRGBからなるスルー画信号がY(輝度信号)とC(クロマ信号)とからなるスルー画信号に変換され、変換されたYC信号がさらに表示部117に供給される。この表示部117によってそのYC信号に基づく画像が表示画面上に表示される。ここでは上記したようにクロックジェネレータからのタイミング信号に次々とCCD110で生成されたスルー画信号が表示部117に供給されてくるので、表示部117によって所定の時刻ごとにスルー画信号が次々と切り替えられていって表示画面上にはあたかも対物レンズ1001が捉えた被写体がそのままスルー画となって表示される。
このような構成であると、いつでもピントのあったスルー画が表示画面上に表示される。
ここで、そのピントのあったスルー画を見ながらシャッタボタン12が押されたら、CPU100によって撮影処理が開始される。この撮影処理を説明する前にシャッタボタン12の押し操作により発生する可能性のある手ぶれを補正する手ぶれ補正手段の構成を簡単に説明しておく。
本実施形態のデジタルカメラ1においては、図2で説明したように屈曲光学系に補正レンズ1004が組み込まれていてその補正レンズ1004が2次元的に駆動されることにより手ぶれ補正が行なわれるようになっている。図4には、簡単のため、補正部1004aにより矢印の方向に補正レンズ1004が駆動されて一次元的に補正が行なわれることが示されているが、実際にはこの補正レンズ1004が図2で説明した電磁コイル(100411又は100421)とマグネット(100411a又は100421a)とを備えた補正部1004aによって2次元的に駆動されて精度の良い手ぶれ補正が行なわれるようになっている。
また図2の例では、二軸の角速度センサ140を設けて補正部1004aに補正レンズ1004を的確に駆動させるようにしている。ここでは角速度センサ140からの検出信号に応じてCPU100が補正部1004aに指示してその補正部1004aに手ぶれを打ち消すように補正レンズ1004を駆動させるようにしている。
このような構成を持つデジタルカメラ1のシャッタボタン12が押されるとCPU100がそのシャッタボタン12の操作を受けて撮影処理を開始する。この例ではCPU100がシャッタボタン12からの操作信号を受けてタイミングジェネレータ(不図示)を制御して露光開始信号をCCD110に供給させ、所定のシャッタ秒時後に今度は露光終了信号をCCD110に供給させることにより、CCD110にシャッタボタン操作時の撮影画像を生成させて生成させた画像信号を後段のCDSAMP111へ出力させている。このように露光終了信号に同期して画像信号がCDSAMP111に出力されたら、CDSAMP111でノイズの低減処理が行なわれ、ノイズの低減処理が行なわれた画像信号がA/D変換部112に供給されデジタル信号に変換される。このデジタル信号に変換された画像信号が、データ入力部113によってバス130に導かれてメモリ150に一旦記憶される。CCD110からの画像信号の出力が終了してすべての画像信号がメモリ150に記憶されたら、CPU100は、今度はメモリ150から画像信号を読み出してバス130を介して信号処理部114にその画像信号を供給する。信号処理部114に変換処理を行なわせたら、今度はその画像信号を圧縮・伸張部115に供給し圧縮・伸張部115に圧縮を行なわせて圧縮画像データと圧縮情報とからなる画像ファイルを生成させる。そしてCPU100は記録部116に指示してその画像ファイルをメモリカードなどの記録媒体に記録させる。
本実施形態のデジタルカメラにおいては、図1に示すように電源スイッチをカバー10aの開閉操作に連動して動作するようにして、咄嗟のシャッタチャンスにおいてもすぐに撮影を行なうことができるようにしている。このような構成になっているデジタルカメラを使ってカバー10aを開けて咄嗟に撮影を行なうとしたときに前述の手ぶれ補正が行なわれてしまうと、検出精度に不安の残る角速度センサの検出結果に応じて手ぶれ補正が行なわれてしまうため失敗撮影になってしまう可能性がある。
そこで、本実施形態においてはCPU100が、カバー10aの開操作により電源が投入されたときに内部のタイマを作動させて、電源が投入された時点を起点として所定の経過時間以内にシャッタボタンが押されたと判定したら、手ぶれ補正動作を禁止して補正部1004aに補正レンズ1004を駆動させないようにしている。このようにしておくと、角速度センサの検出結果に応じてぶれ補正を行なうことがなくなり、撮影の失敗がなくなってシャッタチャンスを逃す恐れがなくなる。
なお、本実施形態のデジタルカメラ1においては、元々高感度のCCD110を用いてシャッタスピードを通常よりも速くすることによって比較的手ぶれの影響を抑制するようにしておいてさらに補正レンズによる補正を行なってより精度の高い手ぶれ補正を行なおうとしている。このため、カバーを開けたと同時にシャッタボタンを押して撮影を行なったときに手ぶれ補正を禁止する処理を行なったとしてもよほどのことがない限り、さほどぶれた画像が得られないようになっている。
さらにカバーを開けた状態にして続けて撮影が行なわれるときにはじっくりと撮影が行なわれることが多く、シャッタチャンスを気にするような撮影が少ないとして角速度センサ140の検出に応じて手ぶれ補正を行なうようにもしてある。
このようにシャッタチャンスを優先させて撮影を行なうことを、カバーを開けたと同時にシャッタボタンを押すという操作が行われたことをもってCPUが検知することができるようにして手ぶれ補正を禁止する処理を行なうようにしておくと、カバーと電源スイッチとを連動させたこのデジタルカメラの特徴が最大限に発揮される。
以上説明したように、咄嗟のシャッタチャンスに電源が投入され、電源投入と同時に撮影が行なわれたとしてもシャッタチャンス優先の撮影が確実に行なわれるとともに、その後になってからも続けて撮影が行なわれるような場合においては撮影状況(例えば被写界輝度条件などに応じて定められるシャッタ秒時の長さから手ぶれが発生する可能性が大であるとき等)に応じた撮影処理が確実に行なわれるようになる撮影装置が実現する。
図5は、第2実施形態を説明する図である。
図5には、図1に示した正面図に加えてデジタルカメラの背面図も示されている。
図5(c)の背面図に示す手ぶれ補正選択スイッチ160が設けられている以外は図1の構成と同様である。
図6も手ぶれ補正選択スイッチ160がCPU100の入力部に接続されている以外は図4の構成と同様である。
第1の実施形態のデジタルカメラ1では、角速度センサ140の検出結果に応じて撮影時に手ぶれ補正が常時行なわれるようになっている例を示したが、第2実施形態のデジタルカメラ1のように手ぶれ補正選択スイッチ160によって撮影者が手ぶれ補正を行なうか否かの判定を行なうことができるものもある。
この図5,図6に示す構成の場合には、手ぶれ補正スイッチ160が否側に切り替えられている状態にあれば、カバー10aを開けると同時にシャッタボタン12が押され撮影が行なわれたとしても手ぶれ補正が行なわれないので全く問題はない。
しかしユーザがカバー10aを閉じて電源断処理を行なう前に手ぶれ補正スイッチ160を否側に切り替えるのをうっかり忘れてしまうと、カバー10aを開けたと同時にシャッタボタン12を押してシャッタチャンスに撮影を行なおうとしたときに手ぶれ補正が行なわれてシャッタチャンスを逃してしまう恐れが出てくる。もしもユーザがカバー10aを開けようとしているときに手ぶれ補正選択スイッチ160のポジションに気付いてそのスイッチを否側に切り替えるようにすれば撮影を行なうことができないことはないが、一瞬のタイムラグによってシャッタチャンスを逃してしまう可能性が大きい。
そこで、本実施形態のデジタルカメラ1が備えるCPU100は、タイマ100aにより電源が投入された時点を起点として経過時間を計時してその経過時間が所定の時間以内であると判定した場合には、その手ぶれ補正選択スイッチ160が補正する側に切り替えられていた状態にあっても補正部1004aによる手ぶれ補正動作を禁止するようにしている。
このようにしておくと、たとえ手ぶれ補正選択スイッチ160が手ぶれを補正する側に切り替えられていたとしてもシャッタチャンスに電源が投入されその電源投入とほぼ同時にシャッタボタンが押されて撮影が行なわれたとしても、手ぶれ補正が禁止されて失敗撮影になる危険性が著しく軽減されてシャッタチャンスを優先させた撮影が確実に行なわれるようになる。
また、第2実施形態のデジタルカメラのように手ぶれ補正選択スイッチを設けておくと、シャッタチャンス優先の撮影を行ないたいときには操作によりいつでも手ぶれ補正を行なわないようにすることもできる。
以上説明したように、咄嗟のシャッタチャンスに電源が投入されその電源投入とほぼ同時に撮影が行なわれたときにはシャッタチャンス優先の撮影が確実に行なわれるとともに、その後になってからも続けて撮影が行なわれるような場合においては撮影状況に応じた撮影処理が確実に行なわれるようになる撮影装置が実現する。
本発明の撮影装置の第1実施形態であるデジタルカメラを示す図である。 図1のデジタルカメラ1内部に配備された処理部の構成を示すブロック図である。 屈曲光学系の構成を説明する図である。 屈曲光学系に組み込まれた手ぶれ補正手段の構成を説明する図である。 本発明の撮影装置の第2実施形態であるデジタルカメラを示す図である。 図1のデジタルカメラ1内部に配備された処理部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
10a カバー
12 シャッタボタン
100 CPU
1000 屈曲光学系
1001 対物レンズ
1002 プリズム
1003 ズームレンズ
1004 補正レンズ
1004a 補正部
10041 10042 ホルダ
100411 100421 電磁コイル
10041a 10042a ヨーク
100411a 100421a マグネット
1005 フォーカスレンズ
1005a ドライバ
110 CCD
111 CDSAMP
112 A/D変換部
113 データ入力部
114 信号処理部
115 圧縮・伸張部
116 記録部
117 表示部
120 AE・AWB部
121 AF部
130 バス
140 角速度センサ
150 メモリ
160 補正選択スイッチ

Claims (2)

  1. 撮影レンズで撮像素子に被写体を結像させて該被写体を表わす画像データを生成する撮影装置において、
    手ぶれ補正手段と、
    この撮影装置を動作状態にするための電源スイッチと、
    前記電源スイッチが投入された時点を起点とした経過時間を計測する計時手段と、
    前記計時手段により計測された経過時間が所定の時間以内であると判定した場合には、手ぶれ補正手段による手ぶれ補正動作を禁止する制御手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 撮影レンズで撮像素子に被写体を結像させて該被写体を表わす画像データを生成する撮影装置において、
    手ぶれ補正手段と、
    手ぶれを補正するか否かを選択する手ぶれ補正選択スイッチと、
    この撮影装置を動作状態にするための電源スイッチと、
    前記電源スイッチが投入された時点を起点とした経過時間を計測する計時手段と、
    前記計時手段により計測された経過時間が所定の時間以内であると判定した場合には、前記手ぶれ補正選択スイッチが手ぶれを補正する側に切り替えられていた状態にあっても前記手ぶれ補正手段による手ぶれ補正動作を禁止する制御手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7590338B2 (en) * 2006-05-19 2009-09-15 Hoya Corporation Anti-shake apparatus
JP2012247674A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、撮像方法及びプログラム
JP2015188142A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 日本電産サンキョー株式会社 振れ補正機能付き光学ユニット

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