JP2008208955A - 樹脂チューブ用抜け止め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】パイプ体に対し樹脂チューブをしっかりと抜け止めでき、しかも樹脂チューブの接続作業を煩雑にすることのない樹脂チューブ用抜け止め具を提供する。
【解決手段】樹脂チューブ用抜け止め具23を、筒状保持部25と、この筒状保持部25よりも大径に形成した筒状支持部27と、から一体的に形成する。筒状保持部25の内径と軸方向他方側部分13の外径との差が、嵌め付け部33での樹脂チューブ37の肉厚の2倍にほぼ等しくなるようにしておく。また、筒状支持部27に切り込み47を入れ、この切れ込み47の内側のプレート片を、径方向内側に折り曲げて規制押さえ部43を構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、配管用樹脂チューブとパイプ体との接続構造に用いる樹脂チューブ用抜け止め具に関し、例えば自動車の樹脂製燃料チューブと車両床下配管の金属パイプ体とを抜け止め接続するための樹脂チューブ用抜け止め具に関する。
自動車の例えば燃料配管では、配管連結時に自由に屈曲させることができ、かつ、連結対象部材間の相対的変位にも十分追随できる可撓性を備えたゴムホースが用いられているが、ゴムホースは重くて取り扱い性が良くない。そこで、自動車燃料配管では、軽量で取り扱い性に優れた樹脂チューブも用いられている。このような樹脂チューブをパイプ体と接続するときには、鋭角の先端部(外端部)を有する環状の抜け止め突部が形成されたチューブ接続部を一方側に備え、他方側からパイプ体にワンタッチで接続できるように構成されたクイックコネクタを用い、チューブ接続部に樹脂チューブを接続してから、クイックコネクタをパイプ体に接続するといったようにしている。
しかしながら、パイプ体と樹脂チューブとの接続にクイックコネクタを用いると、配管接続個所が大径となって部品配置スペースが圧迫されるし、車体衝突時などに周辺自動車部品がクイックコネクタに当り、クイックコネクタが損傷するおそれもある。したがって、クイックコネクタを用いずに、樹脂チューブをパイプ体に直接接続する接続方式(直付け方式)も利用されている(例えば特許文献1参照)。そして、樹脂チューブをパイプ体に直接接続する場合には、パイプ体の挿入端部の外周にバルジ部を形成しておき、挿入端部の外周にきつく嵌め付けられた樹脂チューブをこのバルシ部で抜け止めするとともに、パイプ体と樹脂チューブとの間のシール性を確保している。
パイプ体の挿入端部に設けられるバルジ部は、樹脂チューブに対する抜け止め性を高めるために、先端が鋭角に形成されているのが好ましい。すなわち、バルジ部は断面直角三角形状などに形成されているのが効果的である。しかしながら、パイプ体が金属製である場合には、バルジ部の先端を尖らせることがむずかしく、挿入端部の外周に樹脂チューブをきつく嵌め付けるだけでは、樹脂チューブの強固な抜け止め性を確保することができない。
そこで、ゴムホースなどと同様に、バルジ部の後側で、樹脂チューブをクランプで締め付けて抜け止め性を高めるといったことが考えられる(例えば、弾性チューブに関するものであるが特許文献2参照)。
特許第3566790号公報 特開平8−21578号公報
ところで、クランプを用いてチューブの抜け止め性を高める場合には、クランプを予めチューブの端部外周に嵌め付けてから、チューブをパイプ体に接続している。したがって、チューブをパイプ体に接続する場合に、クランプが脱落しないように慎重な作業が必要となる。
そこで本発明は、パイプ体に対し樹脂チューブをしっかりと抜け止めでき、しかも樹脂チューブの接続作業を煩雑にすることのない樹脂チューブ用抜け止め具の提供を目的とする。
この目的を達成するための本発明の樹脂チューブ用抜け止め具は、パイプ体の挿入端部に軸方向一方側から嵌め付けられた樹脂チューブを、前記挿入端部に対して抜け止めする樹脂チューブ用抜け止め具であって、前記挿入端部の外周には、環状の抜け止め用バルジ部が形成され、前記樹脂チューブは、先端部が前記抜け止め用バルジ部を軸方向他方側に越えるように、前記挿入端部に嵌め付けられるものであり、前記樹脂チューブ用抜け止め具は、前記挿入端部の前記抜け止め用バルジ部よりも軸方向他方側の部分の外周に嵌められる筒状保持部を有し、前記筒状保持部は、前記挿入端部の前記抜け止め用バルジ部よりも軸方向他方側の部分との間に、前記樹脂チューブの前記先端部を隙間なく収容するような収容スペースを形成するように構成されているものである。この樹脂チューブ用抜け止め具は、樹脂チューブをパイプ体に嵌め付けるのに先立って、パイプ体に嵌め付けておくものである。抜け止め用バルジ部を軸方向他方側に越えた樹脂チューブの先端部は、筒状保持部と、挿入端部の抜け止め用バルジ部よりも軸方向他方側の部分との間に隙間なく、例えばきつく(圧入状態で)、挿入される。したがって、抜け止め用バルジ部を越えた樹脂チューブの先端部は浮き上がることが規制されるので、樹脂チューブの先端部が抜け止め用バルジ部を越えて引き戻されるおそれは少ない。筒状保持部の内径は、抜け止め用バルジ部の外径と同一又はほぼ同一に、あるいは抜け止め用バルジ部の外径よりも大きくあるいは若干大きく設定されるが、筒状保持部の内径と、抜け止め用バルジ部の外径との差が、嵌め付け部での樹脂チューブの肉厚の2倍よりも小さくなるように設定される。
本発明の樹脂チューブ用抜け止め具は、パイプ体の挿入端部に軸方向一方側から嵌め付けられた樹脂チューブを、前記挿入端部に対して抜け止めする樹脂チューブ用抜け止め具であって、前記挿入端部の軸方向中間部分の外周には、環状の抜け止め用バルジ部が形成され、前記樹脂チューブは、先端部が前記抜け止め用バルジ部を軸方向他方側に越えるように、前記挿入端部に嵌め付けられるものであり、前記樹脂チューブ用抜け止め具は、前記挿入端部の前記抜け止め用バルジ部よりも軸方向他方側の軸方向他方側部分の外周に嵌められる筒状保持部と、この筒状保持部の軸方向一方側に一体的に設けられた支持部と、この支持部に設けられた規制押さえ部と、を有し、前記筒状保持部は、前記軸方向他方側部分との間に、前記樹脂チューブの前記先端部を隙間なく収容するような収容スペースを形成するように構成され、前記規制押さえ部は、前記挿入端部の前記抜け止め用バルジ部よりも軸方向一方側の軸方向一方側部分との間を、前記樹脂チューブが隙間なく通過するように形成されている、ものとして構成することもできる。この樹脂チューブ用抜け止め具も、樹脂チューブをパイプ体に嵌め付けるのに先立って、パイプ体に嵌め付けておくものである。ここでは、樹脂チューブの嵌め付け部は、筒状保持部及び規制押さえ部によって、抜け止め用バルジ部の軸方向両側で、浮き上がりが規制される。したがって、より確実な抜け止め性が確保される。筒状保持部の内径は、抜け止め用バルジ部の外径と同一又はほぼ同一に、あるいは抜け止め用バルジ部の外径よりも大きくあるいは若干大きく設定されるが、筒状保持部の内径と、抜け止め用バルジ部の外径との差が、嵌め付け部での樹脂チューブの肉厚の2倍よりも小さくなるように設定される。
支持部及び/又は規制押さえ部が、この規制押さえ部の径方向外側への弾性変形を許容するように形成されていれば、樹脂チューブの嵌め付け部が規制押さえ部を通過し、しかも、規制押さえ部が樹脂チューブの嵌め付け部を押さえ付けるといったように簡単に構成できる。
支持部は、筒状保持部の軸方向一方側に一体的に形成された筒状支持部であり、規制押さえ部は、筒状支持部に形成された切れ込みの内側のプレート片を径方向内側に曲げることにより形成されているといったようにして、安定した押さえ機能を確保することができ、また、支持部は、筒状保持部に一体的に形成されて軸方向一方側に延びるプレート片によって形成された支持アームであり、規制押さえ部は、プレート片の先端部を径方向内側に曲げて軸方向他方側に折り返すことにより形成されているといったようにして、規制押さえ部の高い弾性変形性を確保することもできる。
本発明では、樹脂チューブの接続時に(例えば樹脂チューブの接続を開始すると)、樹脂チューブ用抜け止め具が軸方向他方側に移動しないように位置決め又は固定される必要がある。そこで、挿入端部の抜け止め用バルジ部よりも軸方向他方側の部分又は挿入端部の軸方向他方側部分に、軸方向他端部位置の外周で、筒状保持部が当接するストッパを形成しておくのが好ましい。
本発明の樹脂チューブ用抜け止め具をパイプ体の挿入端部に嵌め付けておき、樹脂チューブを挿入端部に接続すれば、樹脂チューブは確実な抜け止め状態でパイプ体に接続されることとなる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る第1の樹脂チューブ用抜け止め具をパイプ体とともに示す斜視図、図2は第1の樹脂チューブ用抜け止め具をパイプ体に嵌め付けた状態を示す半断面図、図3はパイプ体に樹脂チューブを接続した状態を示す半断面図である。
パイプ体1は、例えば金属製であり、自動車の燃料系配管(例えば車両床下配管)を構成するために、内部機器(図示せず)に突出して設けられている。パイプ体1の軸方向一方側(先端側)は、一定の内径及び外径を有して細長く延びる端部本体3の軸方向中間部に、径方向外側に突出する環状のバルジ部5を膨出形成することにより、挿入端部7として構成されている。挿入端部7のバルジ部5よりも軸方向一方側の軸方向一方側部分9には、軸方向一端で、環状の開口側部(先端バルジ部)11が接続形成され、挿入端部7のバルジ部5よりも軸方向他方側の軸方向他方側部分13には、軸方向他端部で、外向きフランジ状の環状ストッパ15が形成されている。
開口側部11は、端部本体3(軸方向一方側部分9)よりも小径の先端開口部17から、軸方向他方側(バルジ部5側)に向かって端部本体3(軸方向一方側部分9)よりも大径となるピーク部19まで円錐状に拡径し、このピーク部19から、軸方向他方側に向かって端部本体3(軸方向一方側部分9)に接続されるまで円錐状に縮径して形成されている。
バルジ部5は、開口側部11よりも大きく突出するように、すなわち、ピーク部21が、開口側部11のピーク部19よりも径方向外側に位置するように、環状(円環状)に、かつ、軸線を含む切断面による断面が直角三角形状となるように形成されている。また、環状ストッパ15は、バルジ部5よりも径方向外側に大きく突出するように形成されている。
第1の樹脂チューブ用抜け止め具23は、例えば金属製であり、軸方向他方側の同径状に延びる筒状保持部25と、この筒状保持部25よりも大径に形成された、軸方向一方側の筒状支持部27と、この筒状支持部27及び筒状保持部25の間に配置されたテーパ状の連結部29と、から、薄肉円筒状に一体的に形成されている。
筒状保持部25は、端部本体3(軸方向他方側部分13)よりも大きく、かつ、バルジ部5(バルジ部5のピーク部21)に等しい又はほぼ等しいあるいはバルジ部5(バルジ部5のピーク部21)よりも大きい内径を有するように形成されているが、また、筒状保持部25の内径(直径)と軸方向他方側部分13の外径(直径)との差が、嵌め付け部33(嵌め付け部33の先端部分35)での樹脂チューブ37の肉厚の2倍に等しく又はほぼ等しくなるように、あるいは、嵌め付け部33(嵌め付け部33の先端部分35)での樹脂チューブ37の肉厚の2倍よりも小さく又は若干小さくなるように(樹脂チューブ37の接続前の状態で)、形成されている。なお、筒状保持部25をバルジ部5よりも大径に形成する場合でも、筒状保持部25の内径(直径)と、バルジ部5(バルジ部5のピーク部21)の外径(直径)との差は、嵌め付け部33での樹脂チューブ37の肉厚の2倍よりも小さくなるように設定される。さらに、筒状保持部25は、環状ストッパ15よりも小径に形成されている。
筒状支持部27は、連結部29の軸方向一端から軸方向一方側に同径状で延びる支持本体部39と、この支持本体部39の軸方向一端に接続形成された、軸方向一方側に向かって拡径しながらわずかに延びるガイド部41と、から一体的に形成されていて、開口側部11(ピーク部19)、端部本体3(軸方向一方側部分9)及びバルジ部5(ピーク部21)よりも十分大径に構成されているが、支持本体部39の周方向等間隔の4箇所で、板バネ状の規制押さえ部43を一体的に有している。それぞれの規制押さえ部43は、筒状支持部27の支持本体部39に、軸方向に長い長方形状を描くように、かつ、この長方形状の軸方向一端辺部45を除いて、切り込み47を入れ、この切れ込み47の内側の長方形状のプレート片を、軸方向一端辺部45で径方向内側に折り曲げることにより形成されている。規制押さえ部43はそれぞれ、軸方向一端辺部45から軸方向他方側に向かって径方向内側に傾斜して延びるバネ変形部49及びこのバネ変形部49の軸方向他端から軸方向他方側に、軸と平行に延びる押さえ部51を一体的に有するように屈曲形成されていて、押さえ部51の内面53と軸方向一方側部分9の外周との間が、樹脂チューブ37の嵌め付け部33の肉厚に等しく又はほぼ等しくなるように、あるいは、嵌め付け部33の肉厚よりも小さく又は若干小さくなるように(樹脂チューブ37を接続する前の状態で)、形成されている。
パイプ体1に樹脂チューブ37を接続するには、まず、図2に示すように、パイプ体1の挿入端部7の外周に、開口側部11側から(軸方向一方側から)、第1の樹脂チューブ用抜け止め具23を嵌め付けておく。第1の樹脂チューブ用抜け止め具23は、筒状保持部25側から挿入端部7の外周に嵌められる。
そして、樹脂チューブ37の嵌め付け部33を、開口側部11側から(軸方向一方側から)、挿入端部7の外周に嵌め付ける。樹脂チューブ37の嵌め付け部33は、開口側部11の先端開口部17の外径とほぼ等しい内径を有しているので、拡径されながら挿入端部7の外周に、軸方向他方側に向かって嵌め付けられていく。そして、押さえ部51の内面53と軸方向一方側部分9の外周との間が、例えば、樹脂チューブ37の嵌め付け部33の肉厚とほぼ等しくなっているので、樹脂チューブ37の嵌め付け部33の先端が、押さえ部51の軸方向一端位置に差し掛かると、嵌め付け部33は、筒状保持部25の軸方向他端が環状ストッパ15に当接するまで、樹脂チューブ用抜け止め具23を軸方向他方側にずらし、かつ、挿入端部7と同心状となるように、樹脂チューブ用抜け止め具23を径方向に位置決めする(図2参照)。
樹脂チューブ37の嵌め付け部33を、挿入端部7にさらに嵌め付けていくと、嵌め付け部33の先端部35は、押さえ部51の内面53と軸方向一方側部分9の外周との間を、例えば、押さえ部51を若干径方向外側に弾性変形させて、通過し、バルジ部5を越え、筒状保持部25と軸方向他方側部13の外周との間に、例えばきつく(圧入状態で)、嵌り込む。押さえ部51は、例えば、バネ変形部49の弾性変形により、径方向外側に弾性変形する。したがって、樹脂チューブ37の嵌め付け部33は、バルジ部5の軸方向両側で、径方向外側へのずれが規制されるので、バルジ部5上を抜け方向に移動することができず、パイプ体1の挿入端部7にしっかりとした抜け止め状態で接続されることとなる。なお、連結部29は、バルジ部5よりも軸方向他方側に位置し、バルジ部5との間に、樹脂チューブ37の嵌め付け部33が通過できる十分な大きさのスペースを形成している。また、押さえ部51の軸方向他端縁部55は、樹脂チューブ37の嵌め付け部33が抜け方向に移動しようとすると、この嵌め付け部33に食い込んで抜け移動を阻止するように機能する。
図4は本発明に係る第2の樹脂チューブ用抜け止め具をパイプ体1とともに示す斜視図、図5は第2の樹脂チューブ用抜け止め具をパイプ体1に嵌め付けた状態を示す図、図6はパイプ体1に樹脂チューブ37を接続した状態を示す半断面図である。
第2の樹脂チューブ用抜け止め具57は、第1の樹脂チューブ用抜け止め具23と同様に、パイプ体1に嵌め付けられて、樹脂チューブ37を抜け止めするものである。
第2の樹脂チューブ用抜け止め具57は、例えば金属製であり、軸方向他方側の筒状保持部25と、筒状保持部25の軸方向一端から軸方向一方側に向かって拡径しながら延びる逆テーパ状の連結部29と、この連結部29の軸方向一端から、周方向等間隔の4箇所で、軸方向一方側に延びる、板バネ状の支持アーム59と、この支持アーム59の軸方向一端に設けられた板バネ状の規制押さえ部61と、を一体的に有している。なお、筒状保持部25及び連結部29は、第1の樹脂チューブ用抜け止め具23に設けられているものと構成が同一なので、ここでは説明を省略する。
それぞれの規制押さえ部61は、連結部29の軸方向一端から一体的に軸方向一方側に延びて支持アーム59を形成するプレート片の先端部を、径方向内側に折り曲げて軸方向他方側に折り返すことにより形成されている(支持アーム59はプレート片の先端部以外の部分により形成されている)。規制押さえ部61はそれぞれ、支持アーム59の先端に設けられた折り返し基部63の先端から軸方向他方側に向かって径方向内側に傾斜して延びるバネ変形部65及びこのバネ変形部65の軸方向他端から軸方向他方側に、軸と平行に延びる押さえ部67を一体的に有するように屈曲形成されていて、押さえ部67は軸方向一方側部分9の外周と接触するように形成されている(図5参照:樹脂チューブ37を接続する前の状態で)。なお、支持アーム59は軸方向一方側に向かって若干径方向外側に傾斜して延びている。
ここで、パイプ体1に樹脂チューブ37を接続するには、まず、図5に示すように、パイプ体1の挿入端部7の外周に、開口側部11側から(軸方向一方側から)、それぞれの押さえ部67が軸方向一方側部9に接触し、筒状保持部25の軸方向他端が環状ストッパ15に当接するように、樹脂チューブ用抜け止め具57を嵌め付けておく。樹脂チューブ用抜け止め具57は、筒状保持部25側から挿入端部7の外周に嵌められる。
そして、樹脂チューブ37の嵌め付け部33を、開口側部11側から(軸方向一方側から)、挿入端部7の外周に嵌め付ける。樹脂チューブ37の嵌め付け部33は、開口側部11の先端開口部17の外径とほぼ等しい内径を有しているので、拡径されながら挿入端部7の外周に、軸方向他方側に向かって嵌め付けられていく。そして、樹脂チューブ37の嵌め付け部33の先端部35は、例えば、押さえ部67を若干径方向外側に弾性変形させて、この押さえ部67を通過し、バルジ部5を越え、筒状保持部25と軸方向他方側部13の外周との間に、例えばきつく(圧入状態で)、嵌り込む。押さえ部67は、例えば、支持アーム59及びバネ変形部65の弾性変形により、径方向外側に弾性変形する。したがって、樹脂チューブ37の嵌め付け部33は、バルジ部5の軸方向両側で、径方向外側へのずれが規制されるので、バルジ部5上を抜け方向に移動することができず、パイプ体1の挿入端部7にしっかりとした抜け止め状態で接続されることとなる。なお、押さえ部67の軸方向他端縁部69は、樹脂チューブ37の嵌め付け部33が抜け方向に移動しようとすると、この嵌め付け端部33に食い込んで抜け移動を阻止するように機能する。
本発明の樹脂チューブ用抜け止め具は、自動車の燃料系配管などで、パイプ体に樹脂チューブを直接接続する場合に有効に利用することができる。
本発明に係る第1の樹脂チューブ用抜け止め具をパイプ体とともに示す斜視図である。 第1の樹脂チューブ用抜け止め具をパイプ体に嵌め付けた状態を示す半断面図である。 パイプ体に樹脂チューブを接続した状態を示す半断面図である。 本発明に係る第2の樹脂チューブ用抜け止め具をパイプ体とともに示す斜視図である。 第2の樹脂チューブ用抜け止め具をパイプ体に嵌め付けた状態を示す図である。 パイプ体に樹脂チューブを接続した状態を示す半断面図である。
符号の説明
1 パイプ体
5 バルジ部
7 挿入端部
9 軸方向一方側部分
11 開口側部
13 軸方向他方側部分
23 第1の樹脂チューブ用抜け止め具
25 筒状保持部
27 筒状支持部
33 嵌め付け部
35 先端部分
37 樹脂チューブ
43 規制押さえ部
59 支持アーム
61 規制押さえ部

Claims (6)

  1. パイプ体の挿入端部に軸方向一方側から嵌め付けられた樹脂チューブを、前記挿入端部に対して抜け止めする樹脂チューブ用抜け止め具であって、
    前記挿入端部の外周には、環状の抜け止め用バルジ部が形成され、前記樹脂チューブは、先端部が前記抜け止め用バルジ部を軸方向他方側に越えるように、前記挿入端部に嵌め付けられるものであり、
    前記樹脂チューブ用抜け止め具は、前記挿入端部の前記抜け止め用バルジ部よりも軸方向他方側の部分の外周に嵌められる筒状保持部を有し、
    前記筒状保持部は、前記挿入端部の前記抜け止め用バルジ部よりも軸方向他方側の部分との間に、前記樹脂チューブの前記先端部を隙間なく収容するような収容スペースを形成するように構成されている、ことを特徴とする樹脂チューブ用抜け止め具。
  2. パイプ体の挿入端部に軸方向一方側から嵌め付けられた樹脂チューブを、前記挿入端部に対して抜け止めする樹脂チューブ用抜け止め具であって、
    前記挿入端部の軸方向中間部分の外周には、環状の抜け止め用バルジ部が形成され、前記樹脂チューブは、先端部が前記抜け止め用バルジ部を軸方向他方側に越えるように、前記挿入端部に嵌め付けられるものであり、
    前記樹脂チューブ用抜け止め具は、前記挿入端部の前記抜け止め用バルジ部よりも軸方向他方側の軸方向他方側部分の外周に嵌められる筒状保持部と、この筒状保持部の軸方向一方側に一体的に設けられた支持部と、この支持部に設けられた規制押さえ部と、を有し、
    前記筒状保持部は、前記軸方向他方側部分との間に、前記樹脂チューブの前記先端部を隙間なく収容するような収容スペースを形成するように構成され、
    前記規制押さえ部は、前記挿入端部の前記抜け止め用バルジ部よりも軸方向一方側の軸方向一方側部分との間を、前記樹脂チューブが隙間なく通過するように形成されている、ことを特徴とする樹脂チューブ用抜け止め具。
  3. 前記支持部及び/又は前記規制押さえ部は、この規制押さえ部が径方向外側に弾性変形するのを許容するように形成されている、ことを特徴とする請求項2記載の樹脂チューブ用抜け止め具。
  4. 前記支持部は、前記筒状保持部の軸方向一方側に一体的に形成された筒状支持部であり、
    前記規制押さえ部は、前記筒状支持部に形成された切れ込みの内側のプレート片を径方向内側に曲げることにより構成されている、ことを特徴とする請求項2又は3記載の樹脂チューブ用抜け止め具。
  5. 前記支持部は、前記筒状保持部に一体的に形成されて軸方向一方側に延びるプレート片によって形成された支持アームであり、
    前記規制押さえ部は、前記プレート片の先端部を径方向内側に曲げて軸方向他方側に折り返すことにより形成されている、ことを特徴とする請求項2又は3記載の樹脂チューブ用抜け止め具。
  6. 前記挿入端部の前記抜け止め用バルジ部よりも軸方向他方側の部分又は前記挿入端部の前記軸方向他方側部分には、軸方向他端部位置の外周で、前記筒状保持部が当接するストッパが形成されている、ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の樹脂チューブ用抜け止め具。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131824A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Toyoda Gosei Co Ltd 燃料供給装置

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