JP2008206737A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステータモールド部のモータ取り付け部側端面にボルト固定手段を設けることによって、モータ発生トルクなどのモータの基本特性を損なうことなく、モータの小型化を図り、大容量にも適応できるコンパクトな洗濯機を提供する。
【解決手段】外側ロータ30aと内側ロータ30bとを有するモータ20を水槽3の背面に配し、複数箇所のステータ取り付け手段21aをステータモールド部24の端面27からステータ21の内方に構成することによって、ステータ21外周部の外側ロータ30aから離れた箇所に取り付け手段を構成する必要がなくなりモータ形状を小さくできるので、機器の高出力化と小型化を図ることができる。
【選択図】図2
【解決手段】外側ロータ30aと内側ロータ30bとを有するモータ20を水槽3の背面に配し、複数箇所のステータ取り付け手段21aをステータモールド部24の端面27からステータ21の内方に構成することによって、ステータ21外周部の外側ロータ30aから離れた箇所に取り付け手段を構成する必要がなくなりモータ形状を小さくできるので、機器の高出力化と小型化を図ることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、水槽内に回転軸を水平もしくは垂直もしくは傾斜支持して回転ドラムをモータにより回転駆動して洗濯、すすぎ、脱水の各行程を行う洗濯機、あるいは、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥等の各行程を行う洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機あるいは洗濯乾燥機において、回転ドラムを回転駆動させるモータの構成としては、洗濯行程中を第1の正逆可能なモータと、脱水行程中を第2のモータにて行う2個のモータを水槽外底部に固着してVベルトにて回転ドラムに回転伝達する駆動方式(例えば、特許文献1参照)があった。しかし2個のモータを水槽外底部に配置しVベルト等で駆動させる構成は本体の大型化になり、かつ部品点数も生産工程も多大となる為、水槽の背面に取り付けたモータの回転を回転ドラムの回転軸に直接連動させる駆動方式(例えば、特許文献2参照)が提案されてきた。
上記水槽の背面に取り付ける直接駆動方式のモータ構成としては、ステータ(固定子)内周にロータ(回転子)を配設した内側(インナー)ロータ式モータ(例えば、特許文献3参照)あるいは、ステータ(固定子)外周にロータ(回転子)を配設した外側(アウター)ロータ式モータ(例えば、特許文献4参照)等が、従来より採用されてきた。
図8は、上記従来のドラム式洗濯機の内側ロータ式モータを使用した場合の概略断面図であり、図9は、従来のドラム式洗濯機の外側ロータ式モータを使用した場合の概略断面である。
図8および図9において、ドラム式洗濯機本体1は、水槽3と、その水槽3内に回転自在に配設された回転ドラム2を内包し、回転ドラム2の回転中心には略傾斜方向に回転軸4を設け、回転ドラム2の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させ、水槽3の背面に配設されているモータ取り付け部3bにモータ20のステータ21を取り付けている。
図8の内側ロータ式モータ構成では、内側ロータ30bを回転ドラム2に連接した回転軸4に固着し回転を連動させ、図9の外側ロータ式モータ構成では、外側ロータ30aを、回転ドラム2に連接した回転軸4に固着し、それぞれの回転を回転ドラム2に連動させている。
ここで、直接駆動方式のモータのステータを水槽の背面に取り付ける際、例えば、図8に示した内側ロータ式モータであれば、ロータが存在しないステータ21の外周側にステータ取り付け手段21aにボルト固定手段41を設け、水槽の背面に固定している(特許文献3の図2を参照)。
また、例えば、図9に示した外側ロータ式モータにおいても、ロータが存在しないステータ21の内周側にステータ取り付け手段21aにボルト固定手段42を設け、水槽の背面に固定している(特許文献4の図1から図3および図5から図8を参照)。
即ち、内側ロータ式モータの場合は、ステータの外周方向に固定手段のための取り付け部を延設し、外側ロータ式モータの場合は、ステータ内周方向に固定手段のための取り付け部を設け、取り付けスペースを確保するという構成であった。
近年、前記水槽の背面に取り付ける直接駆動方式のモータ構成として、ステータの内周および外周の双方にロータを有したモータが提案されてきた。これは、回転ドラムの容量増大や、使用する水の量の増大によりモータに求められる出力が増大し、それに対応する大出力でコンパクトなモータ構成が求められるからである。
図10は、ステータの内周および外周の双方にロータを有したモータの従来例のモータ取り付け構成の要部断面図で、ステータ取り付け手段21aをステータ21の外周で、かつ外側ロータ30aの外方に配設した場合のモータの構成を示す。
ステータ21はステータコア22と、ステータコア22に絶縁物(図示せず)を介して巻回された巻線23と、巻線23に電流を通電する電源接続部25を備え、ステータコア22および巻線23は電気絶縁性を有する熱可塑性樹脂等で構成されたステータモールド部24で封止されている。ステータモールド部24の外周にはステータ取り付け手段21aが一体に複数個所配設され、ステータ21は、水槽3の背面に配設されているモータ取り付け部3bにボルト固定手段43にて取り付けられる。
ロータ30は、外側ロータ30aと内側ロータ30bとを有し、外側ロータ30aと内側ロータ30b、および軸取り付け手段32は、ロータモールド33によって一体化され、回転軸4に回転連動する。
特開平10−263271号公報
特開2006−43105号公報
特開2005−168116号公報
特開2004−216166号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ステータの内周および外周の双方にロータを有したモータにおいては、ステータ取り付け手段21aの位置は、内方には内側ロータ30bが存在するので、スペースの確保が困難である為、ロータ30の外周に配設して、外側ロータ30aとの接触が無いように構成するが、モータの径方向寸法が増大することになる。
この場合、洗濯機におけるモータ以外の部品を構成する空間が小さくなり、洗濯機の大型化につながる事になる。
一方で、ステータ取り付け手段21aをロータ30の外周に配設せず、外側ロータ30aの近傍に設定した場合、回転体の外側ロータ30aと固定物のステータ取り付け手段21aとの距離を十分に大きくする必要があるために、ステータ21の軸方向(図10で右方向に)寸法が大きくなり、モータの軸方向の形状が大型化することとなり、モータの特性を決定するステータコアあるいはロータコアの厚さ以上に、モータの軸方向長さが大きくなり、モータ体積が増大してしまう。
一方、取り付け手段を内周方向に突出させた場合には、内側ロータと近接、接触しないように更に内方にボルト固定手段等を配置する必要があり、内方には、モータの回転トルクが大きく作用する為、ボルト固定手段等の取り付け手段に加わる荷重が増大するため、モータの出力を大きくすることに制約が発生するので実用化は困難である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、水槽背面に取り付ける構成の、ステータの内周および外周の双方にロータを有するモータにおいて、ステータモールド部のモータ取り付け部側端面にボルト固定手段を設けることによって、モータ発生トルクなどのモータの基本特性を損なうことなく、モータの小型化を図り、大容量にも適応できるコンパクトな洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、ステータ(固定子)の外周側と内周側にそれぞれ外側ロータ(回転子)と内側ロータ(回転子)を有したモータを水槽背面に配し、前記モータのステータモールド部の、水槽背面のモータ取り付け部側の端面にボルト等の固定手段を構成したものである。
これによって、外側ロータと内側ロータを有するモータを採用する上で、ステータを水槽背面に取り付けるための取り付け手段の位置が、内側ロータおよび外側ロータと接触せず、かつ取り付け手段が外側ロータ外周に突出しないために、モータの径方向寸法を増大することなく、よりモータ出力を増大させつつ、コンパクトなモータを得ることができ、大容量にも適応したコンパクトな洗濯機を構成できる。
本発明の洗濯機は、出力を高めた外側ロータと内側ロータを有するモータの取り付けをコンパクトに構成することによって、大容量にも適応できる、コンパクトな洗濯機を提供することが可能である。
第1の発明は、洗濯物を収納し水平方向または垂直方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包し洗濯機本体内に弾性的に支持された水槽と、前記水槽背面に取り付けたモータ取り付け部と、前記モータ取り付け部に設置された前記回転ドラムを駆動するモータと、前記モータの回転を前記回転ドラムに伝達する回転軸とを備え、前記モータのロータは、前記モータのステータの外周側および内周側にそれぞれ配設された外側ロータと内側ロータとで構成され、前記ステータは、絶縁性を有する材料でモールド加工されたステータモールド部を有し、前記ステータモールド部の前記モータ取り付け部側端面に複数箇所の凹状のステータ取り付け手段を設け、前記モータ取り付け部と前記ステータ取り付け手段を固定することで、前記モータを前記水槽背面に固定することにより、外側ロータと内側ロータを有するモータの採用を容易に可能とし、出力を大型化できると共に、取り付け手段が外側ロータ外周に突出することによるモータの径方向寸法の増大などの課題を解消でき、コンパクトで、かつ高トルクのモータを得ることができるので、大容量にも適応できるコンパクトな洗濯機を提供することが可能である。
第2の発明は、特に、第1の発明のステータ取り付け手段に略螺旋状の溝を構成することによって、モータ取り付け部と前記凹状のステータ取り付け手段とがボルト締結によって固定する構成としたことによって、容易に組立可能となり、生産性の向上が図れる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明のステータモールド部のモータ取り付け部側端面に設けられた凹部に、前記ステータモールド部とは異なる材質のステータ取り付け手段を少なくとも1箇所以上に挿入することによって、モータ取り付け部と凹状のステータ取り付け手段を固定することより、前記ステータと前記モータ取り付け部との間の保持強度を大きくすることができるため、大容量にも適応できるコンパクトな洗濯機を提供することが可能である。
第4の発明は、第1から第3のいずれか1つの発明のステータ取り付け手段を、ステータコアにおけるインナー(内側)ティースとアウター(外側)ティースとヨークとの交差点近傍に設けたことにより、前記ステータに巻回された巻線が存在しない部分に前記ステータ取り付け手段を構成するので、前記巻線と前記ステータ取り付け手段との寸法上の干渉が無くなるためにステータモールド部の軸方向寸法を小さくでき、コンパクトなモータおよび洗濯機を提供することが可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の概略断面図を示すものであり、図2は同洗濯機のモータ取り付け構成の要部断面図であり、図3は同洗濯機のモータ取り付け構成の図2と異なる箇所の要部断面図である。図4(a)は、図2および図3に示したモータのステータの平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−O−Bの断面からの平面図を表わす要部断面図である。図5は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機のモータのステータコアの平面図、図6は同洗濯機のモータの異なる巻線方式のステータコアの平面図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の概略断面図を示すものであり、図2は同洗濯機のモータ取り付け構成の要部断面図であり、図3は同洗濯機のモータ取り付け構成の図2と異なる箇所の要部断面図である。図4(a)は、図2および図3に示したモータのステータの平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−O−Bの断面からの平面図を表わす要部断面図である。図5は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機のモータのステータコアの平面図、図6は同洗濯機のモータの異なる巻線方式のステータコアの平面図である。
図1および図2および図3において、従来例の図8、または図9および図10と同構成のものは同符号を付して説明する。
図1において、洗濯機本体1は、水槽3と、その水槽3内に回転自在に配設された回転ドラム2を内包し、回転ドラム2の回転中心には略傾斜方向に回転軸4を設け、回転ドラム2の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させ、水槽3の背面に配設されているモータ取り付け部3bにモータ20を取り付けている。
前記モータ20のステータ21は,ステータ取り付け手段21aを介してモータ取り付け部3bに固着されている。また、回転軸4は、モータ取り付け部3bに軸受(図1では図示せず)を介して回転自在に軸支されると共に、モータの外側ロータ30aおよび内側ロータ30bの双方が回転軸4に連結され、制御手段(図示せず)によって外側ロータ30aおよび内側ロータ30bを回転させることによって回転ドラム2を正転、逆転方向に回転駆動するようにしている。回転ドラム2の内壁面には衣類の攪拌用の複数個の突起板7を設けている。
水槽3の正面側の上向き傾斜面に設けた開口部3aを蓋体9により開閉自在に覆い、この蓋体9を開くことにより洗濯物出入口8を介して回転ドラム2内に洗濯物を出し入れできるようにしている。蓋体9を上向き傾斜面に設けているため、洗濯物の出し入れは、腰を屈めることなく行うことができる。
水槽3は、洗濯機本体1よりばね体(図示せず)で揺動可能に吊り下げられており、水槽3の上部に設けた給水経路11を通して水槽3内に水を給水し、下部に設けた排水経路10を通して洗濯水を排水するようにしている。
なお、本実施の形態では、回転ドラム2の回転中心に略傾斜方向に回転軸4を設け、回転ドラム2の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設しているが、回転ドラム2の回転中心に略水平方向に回転軸4を設け、回転ドラム2の軸心方向を略水平方向に配設する、あるいは略垂直方向に回転軸4を設け、回転ドラム2の軸心方向を略垂直方向に配設してもよい。
以下、図2および図3のモータ取り付け構成の要部断面図により、モータの構成を詳述する。
図2において、ステータ取り付け手段21aは、ステータモールド部24の水槽面側の端面27側に設けられ、ステータモールド部24の内方に(図2で右方に)略軸方向に凹状に有底穴状に複数個形成する。モータ取り付け部3bには、複数本のピン状モータ取り付け部突起3cを一体に形成し、上記ステータモールド部24の内方に形成した凹状のステータ取り付け手段21aに挿入固定する。
図3は、前記図2のピン状モータ取り付け部突起3c部分と異なる箇所の断面図であり、ステータモールド部24の内方に(図2で右方に)略軸方向に凹状に有底穴状に形成したステータ取り付け手段21aには、略螺旋状の溝を構成する。
モータ取り付け部3bとステータモールド部24との固定は、複数本の取り付け用のボルト12をモータ取り付け部3bに形成した取り付け穴3dを介して、前記ステータ取り付け手段21aにねじ止めすることによる。なお、ステータ取り付け手段21aには予めタップ加工等で雌ねじ加工を施しても良い。
ここで、ステータ取り付け手段21aを設ける平面上の位置に関して、図4および図5により以下説明する。
図4(a)については、ステータ取り付け手段21aとステータコア22、および巻線23との位置関係が分かるように、一部を断面図としている。
図5において、ステータコア22は、薄板電磁鋼板等で積層状態に構成され、略円環状のヨーク41を有し、ヨーク41から外周方向に略放射線状に複数のアウター(外側)ティース42aが伸延し、内周方向にも略放射線状に複数のインナー(内側)ティース42bが伸延している。隣り合うアウター(外側)ティース42a間には、図4(b)に示した巻線23が外側スロットオープン44aから挿入される為の外側スロット43aが構成される。
同様に、隣り合うインナー(内側)ティース42b間には、図4(b)に示した巻線23が内側スロットオープン44bから挿入される為の内側スロット43bが構成される。
従って巻線23は、外側スロット43aと内側スロット43bとの間に巻き回されるので、アウター(外側)ティース42aとインナー(内側)ティース42bの中心線であるO−B線上には巻線23は配置されない。このアウター(外側)ティース42aとインナー(内側)ティース42bの略中心線上にステータ取り付け手段21aの位置を構成する。
ここで、図4(b)を用いて、ステータ取り付け手段21aの端面27からの深さHについて説明する。ステータ取り付け手段21aの端面27からの深さをH、端面27からステータコア22までの距離をSとしたとき、ステータの固定を行うことのみを考えると、H≧Sとすることが可能だが、この場合には、図5におけるステータコア22のインナー(内側)ティース42bとアウター(外側)ティース42aとヨーク41との交差点近傍には軸方向に穴が開くこととなる。この交差点近傍はアウターロータ30aおよびインナーロータ30bを回転させるために必要な磁束が流れることから、特に大トルク化により十分な強度を得ることなどを目的として、ステータ取り付け手段21aの外径が大きくなると、磁気抵抗が大きくなって、トルクが低下することが容易に推定される。従って、図4(b)に示すとおり、ステータ取り付け手段21aの端面27からの深さHを、端面27からステータコア22までの距離Sに対し、H<Sとなるように構成することが好適である。
なお、モータ形態によっては巻線23の巻回の仕方が異なる場合があり、例えば図6のアウター(外側)ティース42aおよび、インナー(内側)ティース42bにそれぞれに直接巻線23を巻回する、いわゆる集中巻巻線を施す場合であっても、図6に示すように、ヨーク41の中心部にステータ取り付け手段21aを配置するので、巻線23と近接や接触は発生しない。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。
図2および図3に示したように、ステータ取り付け手段を外側ロータの端面より内方に構成したので、取り付け部がステータモールド部の外周方向に突出することが無く、モータ取り付けに必要な空間が減少し、他部材の配置の為の有効スペースが確保されると共に、モータ外形形状の自由度が向上するのでモータに要求されるトルクに応じたロータ等の外形寸法が構成しやすくなる。
また、凹状ステータ取り付け手段の員数は、ステータコアのアウター(外側)ティースとインナー(内側)ティースの略中心線上の位置に構成するので、円周上に多数構成が可能となりモータの出力に応じた設定が可能となる。
また、取り付けのボルトは、モータの軸方向の荷重を支える員数に設定し、ピン状モータ取り付け部突起は、モータの回転トルクに耐える員数を設定する、等の組合せを行う事により、効果的な構成が可能となる。
このことは、ステータ取り付け手段を設ける場合に、取り付けのボルトおよびピン状モータ取り付け部突起の配置や員数により、ステータモールド部端面と、ステータコアとの軸方向距離(図4(b)のS)を小さくできる可能性を有し、モータの軸方向形状をコンパクトに出来ることとなる。
また、モータを水槽外底部に組み立てる際、前工程でピン状モータ取り付け部突起を凹状ステータ取り付け手段に挿入し、モータの位置決めとモータの回転方向の固定をしておき、後工程で取り付けのボルトを自動化締結する等の組み立てをする事により、生産性を高める事が可能となる。
(実施の形態2)
図7(a)は、本発明の第2の実施の形態の洗濯機のステータの平面図、図7(b)は、図7(a)のA−O−Bの断面からの平面図を表わす要部断面図である。
図7(a)は、本発明の第2の実施の形態の洗濯機のステータの平面図、図7(b)は、図7(a)のA−O−Bの断面からの平面図を表わす要部断面図である。
図7(a)および(b)において、ステータモールド部24の水槽面側の端面27側に設けられた複数箇所の凹部28には、ステータモールド部24とは異なる材質であるステータ取り付け手段21aが埋設されている。
ステータ取り付け手段21aの材質としては、例えば、金属材料のインサートナットあるいは金属円筒状部材などを使用することにより、ステータ取り付け手段21aの強度を、ステータモールド部24の材質強度よりも高い材質に設定する。
また、ステータ取り付け手段21aは、ステータ21の製造工程でモールド加工する際に、インサート加工処理にて一体に構成したり、モールド加工時には、凹部28のみを構成しておき、その後のモータ製造工程において、ステータ取り付け手段21aを挿入あるいは圧入加工等により構成することが可能である。
以上のような構成により、モータ出力や重量、水槽の振動等により取り付け部に加わる集中応力に耐えるステータ取り付け手段が可能となり、固定強度が向上することから、信頼性を向上させることが出来る。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、外側ロータと内側ロータを有するモータを使用した上で、ステータ取り付け手段をステータ端面に配設することによってモータ体積を小さくできることから、機器の高出力化と小型化を図ることができる。
1 洗濯機本体
2 回転ドラム
3 水槽
3b モータ取り付け部
4 回転軸
12 ボルト
20 モータ
21 ステータ
21a ステータ取り付け手段
22 ステータコア
24 ステータモールド部
27 端面
30 ロータ
30a 外側ロータ
30b 内側ロータ
41 ヨーク
42a アウター(外側)ティース
42b インナー(内側)ティース
2 回転ドラム
3 水槽
3b モータ取り付け部
4 回転軸
12 ボルト
20 モータ
21 ステータ
21a ステータ取り付け手段
22 ステータコア
24 ステータモールド部
27 端面
30 ロータ
30a 外側ロータ
30b 内側ロータ
41 ヨーク
42a アウター(外側)ティース
42b インナー(内側)ティース
Claims (4)
- 洗濯物を収納し水平方向または垂直方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包し洗濯機本体内に弾性的に支持された水槽と、前記水槽背面に取り付けたモータ取り付け部と、前記モータ取り付け部に設置された前記回転ドラムを駆動するモータと、前記モータの回転を前記回転ドラムに伝達する回転軸とを備え、前記モータのロータは、前記モータのステータの外周側および内周側にそれぞれ配設された外側ロータと内側ロータとで構成され、前記ステータは、絶縁性を有する材料でモールド加工されたステータモールド部を有し、前記ステータモールド部の前記モータ取り付け部側端面に複数箇所の凹状のステータ取り付け手段を設け、前記モータ取り付け部と前記ステータ取り付け手段を固定することで、前記モータを前記水槽背面に固定したことを特徴とした洗濯機。
- ステータ取り付け手段に略螺旋状の溝を構成することによって、モータ取り付け部と前記凹状のステータ取り付け手段とがボルト締結によって固定されることを特徴とした請求項1に記載の洗濯機。
- ステータモールド部のモータ取り付け部側端面に設けられた凹部に、前記ステータモールド部とは異なる材質のステータ取り付け手段を少なくとも1箇所以上に挿入することによって、モータ取り付け部と凹状のステータ取り付け手段を固定することで前記ステータを固定することを特徴とした請求項1あるいは請求項2に記載の洗濯機。
- ステータ取り付け手段が、ステータコアにおけるインナー(内側)ティースとアウター(外側)ティースとヨークとの交差点近傍に設けられていることを特徴とした請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗濯機。
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