JP2008204780A - 放電ランプ、当該放電ランプの製造方法、放電ランプユニット並びにバックライト装置 - Google Patents

放電ランプ、当該放電ランプの製造方法、放電ランプユニット並びにバックライト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008204780A
JP2008204780A JP2007039206A JP2007039206A JP2008204780A JP 2008204780 A JP2008204780 A JP 2008204780A JP 2007039206 A JP2007039206 A JP 2007039206A JP 2007039206 A JP2007039206 A JP 2007039206A JP 2008204780 A JP2008204780 A JP 2008204780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
power supply
arc tube
discharge
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007039206A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4816497B2 (ja
Inventor
Masaki Inoue
正樹 井上
Mitsuo Funakoshi
充夫 船越
Atsuya Asayama
淳哉 朝山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP2007039206A priority Critical patent/JP4816497B2/ja
Publication of JP2008204780A publication Critical patent/JP2008204780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4816497B2 publication Critical patent/JP4816497B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)

Abstract

【課題】 放電ランプの給電構造を簡易にすることにより、放電ランプの製造に要するコストおよび労力を低減することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、内壁面に蛍光体層が形成されると共に、放電ガスが封入された発光管と、発光管の外周面に、その管軸方向に伸びるよう配設された一対の帯状電極とを備える放電ランプにおいて、前記発光管の端部には、金属材料よりなる一対の給電キャップの各々が一対の帯状電極の各々と同電位となるよう装着されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放電ランプ、当該放電ランプの製造方法、放電ランプユニット並びにバックライト装置に関する。
例えば、コピー機、スキャナーなどのOA機器や、バックライト装置などにおいては、原稿読取りや背面光源に使用する放電ランプの高性能化が要求されている。このような用途の光源に対しては、放射照度が周囲温度に影響されることなく、使用寿命が長いことが要求されている。また、近年では環境に優しい製品作りが国際的に奨励されていることから、環境に配慮した製品であることが望まれている。
近年では、上記用途の光源として、水銀などの金属蒸気ではなく、希ガスなどが放電媒体として封入された放電ランプが使用されている。このような放電ランプは、放電媒体として水銀などの金属を使用しないことから、近年の環境問題に配慮した環境配慮型製品として着目されている。
図11は、従来の放電ランプの構成の概略を示す管軸方向の断面図である。
図11に示されるように、放電ランプ110は、気密封止の直管状の発光管111と、発光管111の内壁面に形成された蛍光体被膜115とを備えている。発光管111の内部には、放電媒体としての希ガス、例えばキセノンガスが封入されている。
発光管111の外周面には、ほぼ全長に亘って、一対の帯状電極112A、112Bが形成されている。一対の帯状電極112A、112Bの各々には、一対のリード端子113A、113Bの各々が半田により電気的に接続されている。一対のリード端子113A、113Bの各々には、一対の外部接続用リード114A、114Bの各々が半田により電気的に接続されている。
この外部接続用リード114A、114Bおよびリード端子113A、113Bの各々を介して、帯状電極112A、112Bの各々に所要の高周波電圧を印加すると、各々の帯状電極112A、112B間で放電が開始し、発光管111内で紫外線を放射する。放射された紫外線が発光管111の内壁面の蛍光体被膜115によって、可視光線に変換されて蛍光ランプ光源として機能する。
特開平11−54089号
上記した放電ランプは、周囲温度の影響を受けにくく、長寿命であり、しかも環境への負荷が小さいという利点を有するものであるが、実用上は以下の課題を有するものであった。
すなわち、図11に示すように、帯状電極112A、112Bに給電するために、リード端子113A、113Bおよび外部接続用リード114A、114Bを使用しており、給電構造が複雑であるが故に、放電ランプの製造に要するコストおよび労力が大きいものであった。
また、放電ランプを輸送する際、または放電ランプをOA機器、バックライト装置などに搭載する際に、外部接続用リード114A、114Bを引き回すことにより、帯状電極112A、112Bの各々とリード端子113A、113Bの各々との接続箇所、リード端子113A、113Bの各々と外部接続用リード114A、114Bの各々との接続箇所が破損するおそれがあった。
以上から、本発明は、放電ランプの給電構造を簡易にすることにより、放電ランプの製造に要するコストおよび労力を低減することを目的とする。
以上のような課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明は、内壁面に蛍光体層が形成されると共に、放電ガスが封入された発光管と、発光管の外周面に、その管軸方向に伸びるよう配設された一対の帯状電極とを備える放電ランプにおいて、前記発光管の端部には、金属材料よりなる一対の給電キャップの各々が一対の帯状電極の各々と同電位となるよう装着されていることを特徴とする。
前記給電キャップと前記帯状電極とが導電ペーストを介して導通されていることを特徴とする。
前記の放電ランプを発光管の管軸を含む平面で切断した断面において、前記導電ペーストは、前記給電キャップの端部とその鉛直方向直下に位置する電極とを結ぶ仮想線を越えて、前記発光管の管軸方向における中央側に向けて伸びるよう配置されていることを特徴とする。
前記給電キャップには、前記導電ペーストを充填するための開口が設けられていることを特徴とする。
前記発光管の一端側における外周面には、前記帯状電極の一方のみが配設され、前記発光管の他端側における外周面には、前記一方の帯状電極と対向する他方の帯状電極のみが配置され、前記発光管の各々の端部には、一方の給電キャップが一方の帯状電極とのみ導通され、他方の給電キャップが他方の帯状電極とのみ導通されるよう、一対の給電キャップの各々が装着されていることを特徴とする。
前記給電キャップは、前記帯状電極に当接する弾性舌片部を備えていることを特徴とする。
前記給電キャップの各々は、互いに接触することなく発光管の一方の端部のみに装着されていることを特徴とする。
前記本発明の放電ランプに係る製造方法は、その開口が放電ランプの各々の帯状電極の鉛直方向直上に配置されるよう放電ランプの端部に給電キャップを装着する工程と、給電キャップの開口より導電ペーストを充填する工程と、を包含することを特徴とする。
本発明の放電ランプユニットは、内壁面に蛍光体層が形成されると共に放電ガスが封入された発光管とその管軸方向に伸びるよう配設された一対の帯状電極とを有する放電ランプの複数が並列に配置されてなる放電ランプ群と、金属材料よりなる給電キャップの複数が並列に配置されると共に一体化されて導通している一対の給電キャップ集合体と、を備え、各々の給電キャップ集合体に属する各々の給電キャップは、放電ランプ群に属する各々の放電ランプにおける各々の帯状電極と同電位となるよう、各々の発光管の端部に装着されていることを特徴とする。
本発明の放電ランプを備えたバックライト装置は、前記放電ランプの複数が並列に配置されてなる放電ランプ群と、光出射口を有すると共に放電ランプ群が配置された筐体と、筐体の光出射口を塞ぐよう配置された光補正機能を有するシート体とを備えていることを特徴とする。
本発明のバックライト装置は、内壁面に蛍光体層が形成されると共に放電ガスが封入された発光管と、その管軸方向に伸びるよう配設された一対の帯状電極とを有する放電ランプと、光出射口を有すると共に金属材料よりなる一対の給電キャップが設けられた筐体と、筐体の光出射口を塞ぐよう配置された光補正機能を有するシート体とを備え、筐体に設けられた給電キャップの各々には、帯状電極の各々が給電キャップの各々と同電位となるよう放電ランプが装着されていることを特徴とする。
本発明の放電ランプによれば、発光管の端部には、金属材料よりなる一対の給電キャップが装着されているので、図11に示される従来の放電ランプに比べ、帯状電極に給電するためのリード端子や外部接続用リードが不要となって給電構造が簡易になるため、製造に要するコストおよび労力を低減することができると共に、帯状電極と給電キャップとの接続を強固にすることができるので、放電ランプを輸送したり、バックライト装置等に搭載する際に、帯状電極と給電キャップとの接続箇所が破損するおそれがない、という利点を有する。さらには、一対の給電キャップの各々と一対の帯状電極の各々とが同電位とされていることにより、給電キャップの各々を介して帯状電極の各々に高周波電圧を印加した場合に、給電キャップと帯状電極との間で不所望な放電が生ずるおそれを確実に解消することができる。
給電キャップと帯状電極とが導電ペーストを介して導通されている場合には、給電キャップと帯状電極との間の微小空隙が導電ペーストによって埋められるため、上記した不所望な放電が生ずるおそれをより確実に解消することができる。
前記の放電ランプを発光管の管軸を含む平面で切断した断面において、導電ペーストが、給電キャップの端部とその鉛直方向直下に位置する電極とを結ぶ仮想線を越えて、発光管の管軸方向における中央側に伸びるよう配置されている場合には、上記した不所望な放電が生ずるという不具合をより一層確実に解消することができる。
給電キャップに導電ペーストを充填する開口が設けられている場合には、導電ペーストを充填する作業を簡易に行うことができる。
前記発光管の一端側における外周面に前記帯状電極の一方のみが配設され、前記発光管の他端側における外周面に前記一方の帯状電極と対向する他方の帯状電極のみが配置され、前記発光管の各々の端部には、一方の給電キャップが一方の帯状電極とのみ導通され、他方の給電キャップが他方の帯状電極とのみ導通されるよう、一対の給電キャップの各々が装着されている場合には、各々の給電キャップ間が短絡するおそれがない。
前記給電キャップが、前記帯状電極に当接する弾性舌片部を備えている場合には、弾性舌片部を介して給電キャップと帯状電極とが同電位になり、しかも、放電ランプの発光管に対し給電キャップの弾性舌片部を内側から押し拡げるように装着することにより、発光管に対して給電キャップを確実に固定することができる。
前記給電キャップの各々が、互いに接触することなく発光管の一方の端部のみに装着されている場合にも、上記と同様の理由により、上記した給電キャップの各々のと帯状電極の各々との間で不所望な放電が生ずるおそれが確実に解消される。
本発明の放電ランプに係る製造方法によれば、その開口が放電ランプの各々の帯状電極の鉛直方向直上に配置されるよう放電ランプの端部に給電キャップを装着する工程と、給電キャップの開口より導電ペーストを充填する工程と、を包含しているので、上記した本発明に係る放電ランプを確実に製造することができる。
本発明の放電ランプユニットによれば、金属材料よりなる給電キャップの複数が並列に配置されると共に一体化されて導通している一対の給電キャップ集合体を備え、各々の給電キャップ集合体に属する各々の給電キャップが、放電ランプ群に属する各々の放電ランプにおける各々の帯状電極と同電位となるよう、各々の発光管の端部に装着されているので、上記した不所望な放電が生ずる不具合を回避でき、しかも、給電キャップ集合体の一つに対して一本の給電線を接続するのみで、放電ランプ群に属する全ての放電ランプの帯状電極に対して給電することが可能である。従って、複数の放電ランプに対する給電構造を簡易にすることができるので、製造に要するコストおよび労力をさらに低減することができる。
本発明のバックライト装置によれば、前記本発明に係る放電ランプの複数が並列に配置されてなる放電ランプ群を備えているので、放電ランプの製造に要するコストおよび労力が低減することに伴って装置を安価にかつ簡易に製造することができ、しかも、装置を輸送する際や、筐体へ放電ランプを装着する際に、放電ランプの給電構造が破損するおそれを確実に解消することができる。
さらに、筐体に設けられた給電キャップの各々に帯状電極の各々が給電キャップの各々と同電位となるよう放電ランプが装着されている場合にも、上記と同様の理由により、装置を安価にかつ簡易に製造することができ、しかも、装置を輸送する際や、筐体へ放電ランプを装着する際に、放電ランプの給電構造が破損するおそれを確実に解消することができる。
〔第1の実施形態に係る放電ランプ〕
以下、図1ないし図3を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る放電ランプ(以下、単に放電ランプともいう)を説明する。
図1は、第1の実施形態に係る放電ランプの構成の概略を示す。図1(A)は、斜視図を示し、図1(B)は、発光管の管軸を含む平面で切断したときの断面図を示す。図2は、第1の実施形態に係る放電ランプの一端部近傍の構成の概略を示す。図2(A)は、一端部近傍を拡大した斜視図であり、図2(B)は、図2(A)に示すA−A´線を含む平面で切断したときの管軸方向断面図であり、図2(C)は、図2(A)に示すB−B´線を含む平面で径方向に切断したときの径方向断面図である。便宜上、図2では一端側の構成のみを示し他端側の構成を省略しているが、他端側の構造も一端側と同様である。図3は、第1の実施形態に係る放電ランプの製造方法の概略を示す。
放電ランプ10は、図1に示されるように、例えば石英ガラスよりなる直管状の発光管11と、発光管11の外周面上に配設された一対の帯状電極12A,12Bと、発光管11の両端に装着された給電キャップ14A,14Bと、を備えている。発光管11の内部には、例えば、キセノンガス、キセノンガスを主成分とするキセノンガスと他のガスとの混合ガスが放電媒体として封入されている。
発光管11の内壁には、径方向の断面が円環状になるよう蛍光体が塗布されることにより、蛍光体被膜13が形成されている。蛍光体被膜13は、後述するように上記したキセノンガスなどの放電により放射される紫外線を可視光線に変換するために設けられている。
帯状電極12A,12Bは、図1に示されるように、発光管11の管軸方向に平行に伸びるよう発光管11の外周面上に各々配設されている。帯状電極12A,12Bは、アルミニウム、銅などの金属テープや銀ペーストなどの導電性材料より形成されている。帯状電極12A,12Bには、必要に応じてスリットなどを設けることにより、スリットからも光を放射させることもできる。
発光管11の両端の外周面においては、何れか一方の帯状電極のみが配設されている。詳細には、図1に示されるように、発光管の一端側の外周面11Aには一方の帯状電極12Aのみが配置され、発光管の他端側の外周面11Bに他方の帯状電極12Bのみが配設されている。発光管11の外周面において、このように帯状電極12A,12Bが配設されているのは、給電キャップ14A,14Bに対して一対の帯状電極12A,12Bの何れかのみを導通させることが必要であり、換言すると、給電キャップ14A,14Bと一対の帯状電極12A,12Bの両方とが導通することを避けるためである。
そして、発光管11の端部の各々には、一対の給電キャップ14A,14Bの各々が装着されている。給電キャップ14A,14Bの各々は、全体として円筒形状を有しており、例えば銅、ニッケルメッキ等が施された銅のような金属材料より構成されている。給電キャップ14A,14Bの各々は、その長手方向が発光管の管軸と平行となるよう発光管11の端部の各々に装着されている。
図2(A)〜(C)に示されるように、給電キャップ14Aには、導電ペーストを充填するための開口15が形成されている。また、給電キャップ14Aは、その開口15の鉛直方向直下に一方の帯状電極12Aが配設されると共に他方の帯状電極12Bを覆うことなく発光管11の一方の端部に装着されている。そして、その開口15内に充填された導電ペースト16を介して、給電キャップ14Aと帯状電極12Aとが導通されている。このように、導電ペースト16により給電キャップ14Aと帯状電極の一方(12A)とを導通させているのは、以下のような理由による。
放電ランプ10の発光管11の端部に給電キャップ14Aを装着すると、発光管11の外径と給電キャップ14Aの内径とは必ずしも一致しないので、給電キャップ14Aと帯状電極12Aとの間に不可避的に微小空隙が介在する。また、給電キャップ14Aと帯状電極12Aとでは各々の有する電気抵抗値に大きな差異がある。従って、上記の微小空隙が存在している状態で給電キャップ14Aに高周波電圧を印加すると、微小空隙を介して給電キャップ14Aと帯状電極12Aとの間で不所望な放電を生ずるおそれがある。特に、給電キャップ14Aの帯状電極12Aと近接する発光管中央側の端部17が鋭利に形成されている場合には、角部17に放電が集中しやすくなるため、上記した不所望な放電が生じ易くなる。すなわち、給電キャップ14Aと帯状電極12Aとの間に介在する微小空隙に対し導電ペースト16を充填することにより、給電キャップ14Aと帯状電極12Aとの間に放電空間となる微小空隙が介在しなくなるので、上記した不所望な放電が生ずるおそれを解消することができるものと期待される。
さらに、図2(B)に示されるように、放電ランプ10を発光管11の管軸を含む平面で切断した断面において、導電ペースト16は、給電キャップ14Aの発光管中央側の端部17とその鉛直方向直下に位置する電極とを結ぶ仮想線Xを越えて発光管11の管軸方向に向けて伸びている。導電ペースト16をこのように配置することにより、給電キャップ14Aと帯状電極12Aとの間の微小空隙が消滅することに加え、給電キャップ14Aの発光管中央側の端部17と帯状電極12Aとの空間を介した離間距離が長くなるため、上記した給電キャップ14Aと帯状電極12Aとの間で不所望な放電が生ずるおそれをより確実に解消することができる。
しかも、発光管と給電キャップとの間に導電ペーストを充填することにより、導電ペーストが有する接着力により放電ランプの発光管に対して給電キャップを確実に固定することができる。尚、図中には記載していないが、給電キャップ底面とランプ端面とが接着するように導電性ペースト、または、絶縁性接着剤をあらかじめ充填しておくと、発光管と給電キャップとをより確実に固定することができる。
なお、給電キャップ14Aと帯状電極12Aとの間に介在する微小空隙を消滅させることができるのであれば、導電ペースト16に替えて微小空隙に半田などを充填することによっても、給電キャップ14Aと帯状電極12Aとの間に不所望な放電が生ずるおそれを解消することができる。
給電キャップ14Aは、高周波電圧を印加した際に他方の帯状電極12Bとの間で不所望な放電が生ずることのないよう、その発光管中央側の端部18が他方の帯状電極12Bにおける給電キャップ側の端部19から3.5mm〜20mm離間している。
このような放電ランプ10は、一対の給電キャップ14A、14Bの各々を介して一対の帯状電極12A,12Bに高周波電圧が印加されることにより、一対の帯状電極12A,12Bに挟まれた発光管11(ガラス材料)を誘電体として誘電体障壁放電(バリア放電)を発生させ、この放電により発光管11の内部において紫外線が放射される。この紫外線が発光管11の内壁に設けられた蛍光体被膜13に照射されることによって可視光線に変換され、発光管11外に可視光線が出射される。
ここで、第1の実施形態に係る放電ランプは、以下のようにして製造される。
まず、図3(A)に示されるように、内部に蛍光体被膜13が形成されると共に放電ガスが封入された直管状の発光管11と、発光管11の外周面上に発光管11の管軸と平行に配設された一対の帯状電極12A,12Bとを備える放電ランプ構成体10´が配置され、発光管11の端部の各々に対して一対の給電キャップ14A,14Bの各々が装着される。そして、各々の給電キャップ14A,14Bに形成された開口15が放電ランプ構成体10´における各々の帯状電極12A,12Bと対向するよう、各々の給電キャップ14A,14Bを周方向に回転させて給電キャップ14A,14Bの位置を微調整する。
次に、図3(B)に示されるように、給電キャップ14Aに形成された開口15の鉛直方向直上に配置された所定の滴下手段により、給電キャップ14Aの開口15に向けて導電ペースト16が滴下され、給電キャップ14Aと発光管11との間に導電ペースト16が充填される。そして、所定時間を経過することにより導電ペーストが自然乾燥し、図2(B),(C)に示されるように、給電キャップ14Aと帯状電極12Aとの間の微小空隙が消滅した構成の放電ランプ10が完成する。
〔第2の実施形態に係る放電ランプ〕
以下、図4を参照しながら本発明の第2の実施形態に係る放電ランプ(以下、単に放電ランプともいう)について説明する。図4は、第2の実施形態に係る放電ランプの構成の概略を示す。図4(A)は、一端部近傍の構成を拡大して示す斜視図であり、図4(B)は、図4(A)に示すB−B´線を含む平面で切断したときの径方向断面図である。図4においては、図1〜3と同一部分については同一符号を付すことにより説明は省略する。
第2の実施形態に係る放電ランプは、第1の実施形態に係る放電ランプと異なり、発光管の一端側のみに給電キャップが装着され、発光管の他端側に給電キャップが装着されていない。すなわち、発光管の一端側に装着された一対の給電キャップの各々が、互いに電気的に接触することなく一対の帯状電極の各々に対して導通していることに特徴を有するものである。
図4に示されるように、給電キャップ40A,40Bの各々は、略半円形状の径方向断面を有し、導電ペースト16を充填するための開口41が形成されている。給電キャップ40A,40Bの各々は、その長手方向が発光管の管軸と平行となるよう発光管11の一端に装着されている。給電キャップ40A,40Bに形成された開口41には、第1の実施形態に係る放電ランプと同様にして導電ペースト16が充填されることにより、一対の給電キャップ40A,40Bの各々が一対の帯状電極12A,12Bの各々と導通されている。
なお、各々の給電キャップ40A,40Bは、高周波電圧を印加した際に各々の給電キャップ40A,40B間で不所望な放電が生ずるおそれのないよう、図4に示されるように所定の間隔を有して離間して配置されているが、各々の給電キャップ40A,40B間に絶縁部材が配置されていても構わない。
〔第3の実施形態に係る放電ランプ〕
以下、図5を参照しながら本発明の第3の実施形態に係る放電ランプ(以下、単に放電ランプともいう)について説明する。図5は、第3の実施形態に係る放電ランプの構成の概略を示す。図5(A)は、一端部近傍の構成を拡大して示す斜視図であり、図5(B)は、図5(A)に示すA−A´を含む平面で切断したときの管軸方向断面図である。図5では、放電ランプの一端部近傍の構成のみを示しているが、他端部近傍の構成も一端部近傍と同じである。また、図1〜3と同一部分については同一符号を付すことにより説明は省略する。
第3の実施形態に係る放電ランプは、給電キャップの構成を除く他の構成は第1の実施形態に係る放電ランプと同じであるが、導電ペーストを使用しないことに特徴を有するものである。
図5に示されるように、給電キャップ50は、全体として円筒形状を有する胴部51と、胴部51に連続して放電ランプの発光管側に向けて陥没する弾性舌片部52とを備えている。給電キャップ50は、その長手方向が発光管の管軸と平行となるよう発光管11の端部に装着され、弾性舌片部52において一方の帯状電極12Aと接触している。給電キャップ50は、胴部51の外径が発光管11の外径よりもやや大きく形成されると共に、弾性舌片部52においては、発光管11の端部に装着される前の段階で発光管11の外径よりもやや小さい内径を有するよう形成されている。
従って、発光管11により弾性舌片部52をその内側より押し拡げつつ、給電キャップ50の弾性舌片部52が放電ランプの帯状電極12Aに接触するよう発光管11に対し給電キャップ50を装着することによって、弾性舌片部52によって付勢される弾性力により給電キャップ50が発光管11に対して確実に固定されると共に、弾性舌片部52が帯状電極12Aと万遍無く接触する。これにより、給電キャップ50と帯状電極12Aとが弾性舌片部52を介して同電位となる。
なお、上記した第3の実施形態に係る給電キャップは、上記した第2の実施形態に係る放電ランプの如く、発光管の一端側にのみ装着することもできる。すなわち、給電キャップの胴部の断面形状が略半円状となるよう形成することにより、第2の実施形態に係る放電ランプと同様に、一対の給電キャップを互いに電気的に接触することのないよう発光管の一端側にのみ装着することもできる。
ここで、参考までに、上記した第1〜3の実施形態に係る放電ランプの仕様を以下に示す。
発光管11は、外径が9.8mm、内径が9mm、管軸方向の全長が1500mmである。
発光管11内には、13.3〜26.6kPaのキセノンガスが封入されている。
帯状電極12A,12Bの各々は、管軸方向の全長が1475mm、管軸直交方向の幅が0.5mm、厚みが4μmである。
給電キャップ14A,14B(40A,40B,50)の各々は、管軸方向の全長が15mm、外径が10.4mm、内径が10mmである。
以上のような本発明の第1ないし第3の実施形態に係る放電ランプによれば、発光管11の端部には一対の金属材料よりなる給電キャップ14A,14B(40A,40B,50)の各々を一対の帯状電極12A,12Bの各々と同電位となるよう装着しているので、図11に示される従来の放電ランプに比べ給電構造が簡易となることから、放電ランプの製造に要するコストおよび労力を低減することができ、しかも、給電キャップ14A,14B(40A,40B,50)と帯状電極12A,12Bとの間で不所望な放電が生ずるおそれを確実に解消することができる。
〔第1の実施形態に係るバックライト装置〕
以下、図6、7を参照しながら本発明の第1の実施形態に係るバックライト装置(以下、単にバックライト装置ともいう)について説明する。図6は、バックライト装置の全体の構成の概略を示す斜視図である。図7は、バックライト装置を放電ランプの管軸に直交する平面で切断したときの断面図を示す。
図6、7に示されるように、バックライト装置60は、図1等に示される本発明の放電ランプの複数を並列に配置してなる放電ランプ群61と、放電ランプ群61を収納する筐体62と、拡散板63A、拡散シート63B並びに指向性制御シート63Cよりなる光補正用シート体63と、放電ランプ群61を支持すると共に放電ランプ群61の各々の放電ランプに対して給電するための一対の給電部材65A,65Bとを備えて構成されている。
筐体62は、図6に示されるように、全体として直方体形状を有し、少なくとも一面に光出射開口62Aが設けられると共に、光出射開口62Aに対向する底面の中央側に反射シート64が設けられている。さらに、この筐体62の内部には、反射シート64を挟んで反射シートの両端側に対向するよう一対の給電部材65A,65Bが配置され、図1等に示される放電ランプ10の6本が互いに所定の間隔を有して各々の管軸が平行となるよう並列に配置されてなる放電ランプ群61が、給電部材65によって支持されている。なお、放電ランプ群61に属する放電ランプ10の本数は必要に応じて変更することができる。
光補正用シート体63は、放電ランプ群61からの放射光を均一化すると共に輝度を向上させるために使用され、放電ランプ群61が配置された筐体62の光出射開口62Aを塞ぐよう、拡散板63A、拡散シート63B並びに指向性制御シート63Cの順に重なって配置されている。拡散板63Aは、表面に凹凸加工が施された不透明な樹脂等からなる拡散物体により形成され、放電ランプ群61に属する放電ランプ10からの放射光を拡散して透過させる性質を有している。詳細には、拡散板の内部には、硫酸バリウムや酸化チタン等の光透過率の低い遮光物質が均一に練り込まれ、拡散板からの透過光の輝度分布を均一化するようになっている。
拡散シート63Bは、表面に凹凸加工が施された拡散材を有する光透過性の樹脂製シートからなり、拡散板からの透過光をさらに拡散させるものである。指向性制御シート63Cは、拡散シートからの透過光に指向性を持たせて輝度を向上させるものである。
このような光補正用シート体63を構成する拡散板63A、拡散シート63B並びに指向性制御シート63Cの材質を参考までに以下に示す。拡散板63Aは、ポリカーボネイト樹脂により形成されている。拡散シート63Bは、ポリエチレンテレフタラート樹脂、ポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂などの何れかにより形成される透明樹脂製のを基材の表面に、拡散剤または凹凸加工が施されることにより形成されている。指向性制御シート63Cは、高い光透過性を有するポリオレフィン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタラート樹脂の何れかよりなるプリズムシートにより形成されている。
給電部材65Aは、筐体62の底面上に設置された導電板66Aと、放電ランプ10の給電キャップ14Aを挟持する、放電ランプ10と同数の保持部67Aとよりなり、保持部67Aの各々が、導電板66A上に所定の間隔を有して並列に配置されて導電板66Aと電気的に接続されている。保持部67Aの各々は、放電ランプ10の給電キャップ14Aの各々が装着されて、給電キャップ14Aの各々と電気的に接続されている。導電板66Aには、不図示の給電機構が電気的に接続されている。
給電部材65Bは、筐体62の底面上に設置された導電板66Bと、放電ランプ14の給電キャップ14Bを挟持する、放電ランプ10と同数の保持部67Bとよりなり、保持部67Bの各々が、導電板66B上に所定の間隔を有して並列に配置されて導電板66Bと電気的に接続されている。保持部67Bの各々は、放電ランプ10の給電キャップ14Bの各々が装着されて、給電キャップ14Bの各々と電気的に接続されている。導電板66Bには、不図示の給電機構が電気的に接続されている。
このように、保持部67A(67B)の各々が導電板66A(66B)に電気的に接続されているので、導電板66A(66B)を有しない場合に比して、給電構造を簡易にすることができる。例えば、6本の放電ランプを並列に配置した場合には、6本の放電ランプの各々に対して給電線を接続するのに12本の給電線が必要になるところ、図6に示される構成によれば2本の給電線のみで済む。従って、給電線の必要本数を低減することができ、製造に要するコストおよび労力を著しく低減することができる。
また、放電ランプ10に設けられた帯状電極12A(12B)の各々は、給電キャップ14A(14B)の各々を介して、保持部67A(67B)の各々に電気的に接続されているので、保持部67A(67B)と当接することがない。従って、第1の実施形態に係るバックライト装置によれば、特に、金属テープや金属ペースト等から形成された、機械的強度が低い帯状電極12A(12B)の各々を備える場合において、保持部67A(67B)に対して放電ランプ10を装着する際に帯状電極12A(12B)の各々が損傷する心配がない、という利点を有する。
このようなバックライト装置60は、放電ランプ群61からの放射光は光補正用シート体63に直接的に入射される他、放電ランプ群61から光出射口62Aと反対側へ向かう放射光も筐体62の底面上に設けられた反射シート64によって反射され、補正用シート体63へ入射する。
〔放電ランプユニット〕
以下、図8、9を参照しながら、本発明に係る放電ランプの複数本を並列に配置してなる放電ランプユニットについて説明する。図8は、本発明に係る放電ランプユニットの構成の概略を示す斜視図である。図9は、本発明に係る放電ランプユニットを製造する方法の概略を示す。
図8に示される放電ランプユニット80は、複数の給電キャップ14A(14B)が並列に配置されると共に、一体化されて導通している構成を有する一対の給電キャップ集合体81A,81Bを使用し、複数の放電ランプ構成体10´よりなる放電ランプ群に対して一対の給電キャップ集合体81A,81Bを装着することにより、上記したバックライト装置60における筐体62内に放電ランプ群を配置する際に、複数の放電ランプ10を組合せた状態で取扱いできることに特徴を有するものである。
図8に示されるように、放電ランプユニット80は、内部に蛍光体被膜が形成されると共に放電ガスが封入された直管状の発光管11と、発光管11の外周面上に発光管の管軸と平行に伸びるよう配設された一対の帯状電極12A,12Bと、を備える放電ランプ構成体10´の複数が互いに所定の間隔を有して並列に配置されてなる放電ランプ群90と、複数の給電キャップ14A(14B)が並列に配置されると共に一体化されて導通している構成を有する一対の給電キャップ集合体81A,81Bと、を備えている。
給電キャップ集合体81A,81Bは、複数の円筒形状を有する金属材料よりなる給電キャップ14A(14B)と、給電キャップ14A(14B)の個数に対応した金属材料よりなる連結部材82とよりなり、隣接する給電キャップ14A(14B)同士が連結部材82によって連結されている。給電キャップ14A,14Bの各々には、導電ペーストを導入するための開口が形成されている。給電キャップ14A,14Bと連結部材82とは、例えば溶接などにより連結されている。このような給電キャップ集合体81A,81Bは、給電キャップ集合体81A,81Bに属する給電キャップ14A,14Bの各々が、放電ランプ群90に属する放電ランプの発光管11の各々の端部に挿入されるよう装着されている。
なお、給電キャップ集合体81A,81Bは、上記した構成に限らず、塊状の金属材料を削り出すことにより、給電キャップとなる発光管収容部分が放電ランプの個数に対応して形成された構成とすることもできる。
このような放電ランプユニット80は、図9に示される方法により製造される。
まず、図9(A)に示されるように、放電ランプ構成体10´の複数を互いに所定の間隔を有して並列に配置されてなる放電ランプ群90が配置される。そして、給電キャップ集合体81A,81Bに属する給電キャップ14A,14Bの各々に形成された開口の鉛直方向直下に、放電ランプ群90に属する放電ランプ構成体10´の帯状電極12A,12Bの各々が配置されるよう、放電ランプ群90の管軸方向両側より一対の給電キャップ集合体81A,81Bが装着される。
次に、図9(B)に示されるように、給電キャップ14A,14Bに形成された開口の各々の鉛直方向直上に配置された所定の滴下手段により、給電キャップ14A,14Bの開口の各々に向けて導電ペーストが滴下され、各々の給電キャップ14A,14Bと各々の発光管11との間に導電ペーストが充填される。そして、所定時間の経過により導電ペーストが自然乾燥し、図8に示されるような放電ランプユニット80が完成する。
このような放電ランプユニット80を作製することにより、以下のような効果が期待される。
上記したバックライト装置60における筐体62内に放電ランプ群90を配置する際に、複数の放電ランプを組合せた状態で取扱いできるので、予め給電キャップが発光管に装着された構成の放電ランプを1本ずつバックライト装置の筐体に配置する場合に比べ、筐体62内に放電ランプ群90を配置するのに要する労力が低減される。
さらに、複数の給電キャップ14A,14Bが並列に配置されると共に一体化されて導通されている構成を有する給電キャップ集合体81A,81Bを使用しているので、外部電源に繋がる一対の給電線の各々を一対の給電キャップ集合体の各々に電気的に接続するのみで、複数の放電ランプの全てに給電キャップを介して給電することができる。例えば、6本の放電ランプを並列に配置した場合には、6本の放電ランプの各々に対して給電線を接続するのに12本の給電線が必要になるところ、図8に示される放電ランプユニットの構成によれば2本の給電線のみで済む。従って、給電構造が簡易になって給電線の必要本数を低減することができ、製造に要するコストおよび労力を著しく低減することができる。
〔第2の実施形態に係るバックライト装置〕
以下、図10を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係るバックライト装置(以下、単にバックライト装置ともいう)を説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係るバックライト装置の構成の概略を示す斜視図である。図8と同一部分については同一符号を付すことにより説明は省略する。
図10に示されるバックライト装置100は、筐体62に給電キャップ14A,14Bが設けられていることに特徴を有するものである。
バックライト装置100は、図9に示される放電ランプ構成体10´の複数が並列に配置されてなる放電ランプ群90と、放電ランプ群90を収納する筐体62と、図6に示される、拡散板63A、拡散シート63B並びに指向性制御シート63Cよりなる光補正用シート体63とにより構成されている。
複数の給電キャップ14A,14Bは、筐体62の側壁面69A,69Bにおいて、その長手方向が底面と平行に伸びると共に互いに所定の間隔を有して並列に取付けられている。放電ランプ群90に属する放電ランプ構成体10´における発光管11の各々の端部に、筐体62に設けられた複数の給電キャップ14A,14Bの各々が装着されるよう、筐体62内に放電ランプ群90が配置されている。給電キャップ14A,14Bの各々と帯状電極12A,12Bの各々とは、図3または図9と同様にして、導電ペースト16が充填されることによって同電位とされている。
なお、図10に示されるバックライト装置においては、図8に示されるように、複数の給電キャップ14A,14Bが互いに所定の間隔を有して並列に配置されると共に一体化されて導通された給電キャップ集合体81A,81Bを作製し、この給電キャップ集合体81A,81Bを筐体62の側壁面69A,69Bに取付けることもできる。この場合には、給電構造が簡易になるので、製造に要するコストおよび労力を低減することができる。
また、本発明の第1、第2の実施形態に係るバックライト装置に搭載する放電ランプの構成は、本発明の第1ないし第3の実施形態に係る放電ランプの何れでも良い。但し、図10に示されるバックライト装置において第2の実施形態に係る放電ランプを搭載する場合には、筐体の片側の側壁面にのみ給電キャップを取付ける必要がある。
上記した本発明の第1、第2の実施形態に係るバックライト装置によれば、以下のような効果が期待される。
本発明に係る放電ランプが搭載されているので、放電ランプの製造に要するコストおよび労力を低減することができ、これに伴ってバックライト装置の製造に要するコストおよび労力を低減することができ、しかも、給電キャップと帯状電極との間で不所望な放電が生ずるおそれを確実に解消することができる。
さらには、バックライト装置を輸送する際またはバックライト装置の筐体へ放電ランプを装着する際に、放電ランプの給電構造が破損するおそれを解消することができる。
第1の実施形態に係る放電ランプの構成の概略を示す。 第1の実施形態に係る放電ランプの一端部近傍の構成の概略を示す。 第1の実施形態に係る放電ランプの製造方法の概略を示す。 第2の実施形態に係る放電ランプの構成の概略を示す。 第3の実施形態に係る放電ランプの構成の概略を示す。 バックライト装置の全体の構成の概略を示す斜視図である。 バックライト装置を放電ランプの管軸に直交する平面で切断したときの断面図を示す。 本発明に係る放電ランプユニットの構成の概略を示す斜視図である。 本発明に係る放電ランプユニットを製造する方法の概略を示す。 本発明の第2の実施形態に係るバックライト装置の構成の概略を示す斜視図である。 従来の放電ランプの構成の概略を示す管軸方向の断面図である。
符号の説明
10 放電ランプ
10´ 放電ランプ構成体
11 発光管
12A,12B 帯状電極
13 蛍光体被膜
14A,14B 給電キャップ
15 開口
16 導電ペースト
40A,40B 給電キャップ
41 開口
50 給電キャップ
51 胴部
52 弾性舌片部
60 バックライト装置
61 放電ランプ群
62 筐体
62A 光出射口
62B 側壁面
63 光補正用シート
63A 拡散板
63B 拡散シート
63C 指向性制御シート
64 反射シート
65A,65B 給電部材
66A,66B 導電板
67A,67B 保持部
80 放電ランプユニット
81A,81B 給電キャップ集合体
82 連結部材
90 放電ランプ群
100 バックライト装置
110 放電ランプ
111 発光管
112A,112B 帯状電極
113A,113B リード端子
114A,114B 外部接続用リード
X 仮想線

Claims (11)

  1. 内壁面に蛍光体層が形成されると共に、放電ガスが封入された発光管と、
    発光管の外周面に、その管軸方向に伸びるよう配設された一対の帯状電極とを備える放電ランプにおいて、
    前記発光管の端部には、金属材料よりなる一対の給電キャップの各々が一対の帯状電極の各々と同電位となるよう装着されていることを特徴とする放電ランプ。
  2. 前記給電キャップと前記帯状電極とが導電ペーストを介して導通されていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
  3. 前記放電ランプを、発光管の管軸を含む平面で切断した断面において、
    前記導電ペーストは、前記給電キャップの端部とその鉛直方向直下に位置する電極とを結ぶ仮想線を越えて、前記発光管の管軸方向における中央側に向けて伸びるよう配置されていることを特徴とする請求項2に記載の放電ランプ。
  4. 前記給電キャップには、前記導電ペーストを充填するための開口が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の放電ランプ。
  5. 前記発光管の一端側における外周面には、前記帯状電極の一方のみが配設され、
    前記発光管の他端側における外周面には、前記一方の帯状電極と対向する他方の帯状電極のみが配置され、
    前記発光管の各々の端部には、一方の給電キャップが一方の帯状電極とのみ導通され、他方の給電キャップが他方の帯状電極とのみ導通されるよう、一対の給電キャップの各々が装着されていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
  6. 前記給電キャップは、前記帯状電極に当接する弾性舌片部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
  7. 前記給電キャップの各々は、互いに接触することなく発光管の一方の端部のみに装着されていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
  8. 請求項1ないし7に記載の放電ランプの製造方法であって、
    その開口が放電ランプの各々の帯状電極の鉛直方向直上に配置されるよう放電ランプの端部に給電キャップを装着する工程と、
    給電キャップの開口より導電ペーストを充填する工程と、を包含することを特徴とする放電ランプの製造方法。
  9. 放電ランプユニットであって、
    内壁面に蛍光体層が形成されると共に放電ガスが封入された発光管とその管軸方向に伸びるよう配設された一対の帯状電極とを有する放電ランプの複数が並列に配置されてなる放電ランプ群と、金属材料よりなる給電キャップの複数が並列に配置されると共に一体化されて導通している一対の給電キャップ集合体と、を備え、
    各々の給電キャップ集合体に属する各々の給電キャップは、放電ランプ群に属する各々の放電ランプにおける各々の帯状電極と同電位となるよう、各々の発光管の端部に装着されていることを特徴とする放電ランプユニット
  10. 請求項1ないし7に記載の放電ランプを備えたバックライト装置であって、
    前記放電ランプの複数が並列に配置されてなる放電ランプ群と、光出射口を有すると共に放電ランプ群が配置された筐体と、筐体の光出射口を塞ぐよう配置された光補正機能を有するシート体とを備えていることを特徴とするバックライト装置。
  11. バックライト装置であって、
    内壁面に蛍光体層が形成されると共に放電ガスが封入された発光管と、その管軸方向に伸びるよう配設された一対の帯状電極とを有する放電ランプと、光出射口を有すると共に金属材料よりなる一対の給電キャップが設けられた筐体と、筐体の光出射口を塞ぐよう配置された光補正機能を有するシート体と、を備え、
    筐体に設けられた給電キャップの各々には、帯状電極の各々が給電キャップの各々と同電位となるよう放電ランプが装着されていることを特徴とするバックライト装置。
JP2007039206A 2007-02-20 2007-02-20 放電ランプ、当該放電ランプの製造方法、放電ランプユニット並びにバックライト装置 Expired - Fee Related JP4816497B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007039206A JP4816497B2 (ja) 2007-02-20 2007-02-20 放電ランプ、当該放電ランプの製造方法、放電ランプユニット並びにバックライト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007039206A JP4816497B2 (ja) 2007-02-20 2007-02-20 放電ランプ、当該放電ランプの製造方法、放電ランプユニット並びにバックライト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008204780A true JP2008204780A (ja) 2008-09-04
JP4816497B2 JP4816497B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=39782057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007039206A Expired - Fee Related JP4816497B2 (ja) 2007-02-20 2007-02-20 放電ランプ、当該放電ランプの製造方法、放電ランプユニット並びにバックライト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4816497B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010198936A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Ushio Inc エキシマ放電ランプ
JP2010212483A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Micron Electric Co Ltd 接続端子
JP2011023156A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Ushio Inc エキシマランプ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04112449A (ja) * 1990-08-31 1992-04-14 Nec Home Electron Ltd 希ガス放電灯
JP2006344442A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Hitachi Displays Ltd 外部電極放電管,バックライト装置及び画像表示装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04112449A (ja) * 1990-08-31 1992-04-14 Nec Home Electron Ltd 希ガス放電灯
JP2006344442A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Hitachi Displays Ltd 外部電極放電管,バックライト装置及び画像表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010198936A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Ushio Inc エキシマ放電ランプ
JP2010212483A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Micron Electric Co Ltd 接続端子
JP2011023156A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Ushio Inc エキシマランプ
KR101276489B1 (ko) 2009-07-14 2013-06-18 우시오덴키 가부시키가이샤 엑시머 램프

Also Published As

Publication number Publication date
JP4816497B2 (ja) 2011-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5404260B2 (ja) バックライトアセンブリ及びこれを備える表示装置
JP4673675B2 (ja) 外部電極放電管,バックライト装置及び画像表示装置
JP4816497B2 (ja) 放電ランプ、当該放電ランプの製造方法、放電ランプユニット並びにバックライト装置
US7362052B2 (en) External electrode fluorescent lamp
KR20130123358A (ko) 유전체 배리어 방전 램프 장치
JP3889987B2 (ja) 放電灯装置及びバックライト
JP2004207227A (ja) フラットランプ構造
JP4513712B2 (ja) 光源装置および液晶表示装置
US8550636B2 (en) High-pressure discharge lamp device and projector using the same
JP3122373U (ja) 放電管
JP2007273136A (ja) 面状照明装置
JP2007316388A (ja) バックライト装置
JP4584051B2 (ja) バックライトユニットおよび当該バックライトユニットを有する液晶ディスプレイ装置
JP2003168395A (ja) バックライトユニット
JP2005203173A (ja) 放電灯装置
JP2005243351A (ja) 冷陰極蛍光ランプおよびバックライトユニット
JP2007141766A (ja) 外部電極放電ランプ
JP2007012615A (ja) 冷陰極ランプモジュール
JP2007073254A (ja) 外部電極放電ランプ
JP4848935B2 (ja) 二重管型希ガス蛍光ランプ
JP2022175582A (ja) バリア放電ランプ
JP2006185721A (ja) 冷陰極管装置
JP2002124308A (ja) 冷陰極管の接続構造およびそれに用いる端子金具、ならびに端子金具連鎖体
JP2008243415A (ja) 蛍光ランプ及び当該蛍光ランプを備えたバックライト装置
JP2009277409A (ja) バックライト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090910

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4816497

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees