JP2008203980A - 緊急通報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の事故発生時における正確な車両の乗員数を確実に緊急通報センターに把握させることができる乗員数通知装置を提供するこ。
【解決手段】緊急通報装置100は、緊急通報ECU10、着座センサ12、車室内カメラ13、通信装置16、ETC車載機20などを備え、緊急通報ECU10は、着座センサ12と車室内カメラ13とによって自車両の乗員数を検出し、その乗員数を示す乗員数信号を記憶装置19に記憶しておき、車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を緊急通報センターに送信するか否かを判定するために、ETC車載機20の通信状態を確認することによってETC入場ゲートとの通信開始か否かを判定して(S21)、ETC入場ゲート(ETC路側機)との通信を開始したと判定した場合は、記憶装置19に記憶しておいた車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を通信装置16を用いて緊急通報センターに送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、緊急通報装置に関するものである。
従来、車両の事故発生時の乗員数などを緊急通報センターに通知する装置の一例として、特許文献1に示す緊急通報装置があった。
特許文献1に示す緊急通報装置は、車両の事故の発生時又は緊急時に、自動的に電話をかけて、車両の乗員に緊急通報センターのオペレータと直接対話させるものである。そして、特許文献1に示す緊急通報装置は、車両の事故の発生時に、車両のドアの開閉の有無、車内撮像カメラにより乗員を撮像した画像、エアバッグ装置の作動状態に基づく乗員数等の情報を緊急通報センターに自動送信することによって、乗員が意識を失ったり車外に出たりして緊急通報センター側と直接対話ができない状況下でも、緊急通報センター側では自動送信された情報を基に事故や緊急の情報を正確に把握できるようにするものである。
特開2001−43469号公報
しかしながら、特許文献1に示す緊急通報装置は、車両の事故発生時に乗員数等の情報を緊急通報センターに自動送信する場合、その事故の衝撃によって通信装置が故障してしまい、乗員等の情報を送信できない可能性がある。また、その事故の衝撃によって、車内撮像カメラなどが故障した場合も正確な乗員数を送信できない可能性がある。この場合、緊急通報センター側に乗員数を正確に把握させることができず、救急車が何台必要かを把握させることができない可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、車両の事故発生時における正確な車両の乗員数を確実に緊急通報センターに把握させることができる乗員数通知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の緊急通報装置は、自車両の事故発生時に自車両に搭載された通信装置にて所定の緊急通報センターに緊急通報する緊急通報装置において、自車両の乗員数を検出し、当該乗員数を示す乗員数信号を出力する乗員数検出手段と、自車両の識別情報信号と乗員数信号とを含む車両情報信号を記憶する車両情報記憶手段と、有料道路におけるETC路側機と通信可能なETC車載機と、ETC車載機がETC路側機との通信を行う際に、車両情報信号を通信装置にて緊急通報センターに送信する通信制御手段とを備えることを特徴とするものである。
このように、ETC車載機がETC路側機との通信を行う際に車両情報信号を通信装置にて緊急通報センターに送信することによって、高速道路などの有料道路を走行中である自車両の正確な乗員数を確実に緊急通報センターに知らせることができる。つまり、請求項1に示すようにすることによって、予め自車両の乗員数を緊急通報センターに送信しておくことによって、高速道路などの有料道路を走行中である自車両の正確な乗員数を確実に緊急通報センターに知らせることができる。
また、通常、高速道路などの有料道路においては、乗員数が増減することは少ない。つまり、高速道路などの有料道路を走行し始めた時の乗員数(ETC車載機がETC路側機との通信を行う際の乗員数)と事故発生時の乗員数とは、同じである可能性が高い。
したがって、高速道路などの有料道路において自車両に事故が発生して事故の衝撃によって通信装置や乗員数検出手段が故障した場合であっても、緊急通報センターに事故発生時における自車両の正確な乗員数を確実に把握させることができる。
また、上記目的を達成するために請求項2に記載の緊急通報装置は、自車両の事故発生時に自車両に搭載された通信装置にて所定の緊急通報センターに緊急通報する緊急通報装置において、自車両の乗員数を検出し、乗員数を示す乗員数信号を出力する乗員数検出手段と、自車両の識別情報信号と乗員数信号とを含む車両情報信号を記憶する車両情報記憶手段と、車両情報信号を通信装置にて事故発生前に緊急通報センターに送信する通信制御手段とを備えることを特徴とするものである。
このように、車両情報信号を通信装置にて事故発生前に緊急通報センターに送信することによって、自車両の正確な乗員数を確実に緊急通報センターに知らせることができる。したがって、自車両に事故が発生して通信装置や乗員数検出手段が故障した場合であっても、緊急通報センターに事故発生時における自車両の正確な乗員数を確実に把握させることができる。
また、請求項3に示すように、自車両の走行状態を検出する走行状態検出手段を備え、通信制御手段は、自車両の走行が検出されると車両情報信号を通信装置にて緊急通報センターに送信するようにしてもよい。
自車両の走行が検出された時点では、事故が発生する可能性は低い。したがって、自車両の走行が検出された時点を事故発生前とみなすことができる。このように、自車両の走行が検出されると車両情報信号を通信装置にて緊急通報センターに送信するようにすることによって、事故発生前に乗員数を緊急通報センターに知らせることができる。また、乗員数は、自車両が一旦停止(駐車)して増減したとしても、自車両が走行を始めた時点では確定している。したがって、請求項3に示すようにすることによって、より一層正確な乗員数を緊急通報センターに知らせることができる。
また、請求項4に示すように、自車両における車両ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段を備え、通信制御手段は、自車両の車両ドアの開閉が検出されると車両情報信号を通信装置にて緊急通報センターに送信するようにしてもよい。
自車両の車両ドアの開閉を検出した時点では、事故が発生する可能性は低い。したがって、自車両の車両ドアの開閉を検出した時点を事故発生前とみなすことができる。このように、自車両の車両ドアの開閉が検出されると車両情報信号を通信装置にて緊急通報センターに送信することによっても、事故発生前に、乗員数を緊急通報センターに知らせることができる。また、乗員数は、自車両が一旦停止(駐車)して増減したとしても、自車両の車両ドアの開閉が検出された時点では確定している。したがって、請求項4に示すようにすることによって、より一層正確な乗員数を緊急通報センターに知らせることができる。
また、乗員検出手段による乗員数の検出は、請求項5に示すように、所定時間毎に検出するようにしてもよいし、請求項6に示すように、自車両の車両ドアの開閉が検出されると検出するようにしてもよい。しかしながら、自車両の車両ドアの開閉が検出された場合に検出する方が、より一層正確な乗員数を検出することができる。
また、請求項7に示すように、自車両における車両ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段を備え、乗員検出手段は、自車両の車両ドアの開閉が検出されると自車両の乗員数を検出し、通信制御手段は、自車両のドアの開閉が検出され、自車両の乗員数が検出されると車両情報信号を通信装置にて緊急通報センターに送信するようにしてもよい。
このように、車両ドアの開閉が検出された時点の乗員数を緊急通報センターに送信することができるのでより一層正確な乗員数を緊急通報センターに知らせることができるので好ましい。
また、請求項8に示すように、乗員検出手段は、自車両の各シートに設けられたシートスイッチを含むものであり、乗員数信号としてシートスイッチの出力信号を出力するようにしてもよい。
このようにすることによっても乗員数を検出することができる。
また、請求項9に示すように、乗員数検出手段は、自車両の車室内を撮像する撮像装置を含むものであり、乗員数信号として撮像装置の撮像信号を出力するようにしてもよい。
このようにすることによっても乗員数を検出することができる。また、シートスイッチの場合は、チャイルドシートを設けている場合には乗員を検出できなかったり(検出漏れ)、荷物をシートに置いている場合には誤検出してしまったりする可能性がある。しかしながら、撮像装置の場合には、そのような検出漏れや誤検出などを低減することができる。さらに、シートスイッチの出力信号と撮像装置の撮像信号の両方を乗員数信号とすることによってより一層検出精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態における緊急通報装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、本発明の第1の実施の形態における緊急通報装置の記憶動作を示すフロー図である。図3は、本発明の第1の実施の形態における緊急通報装置の通信動作を示すフロー図である。
本実施の形態における緊急通報装置100は、車両に搭載されるものであり、交通事故や車内での緊急事態の発生時に、自動(エアバッグ装置17の作動)又は簡単な手動操作(通報スイッチ18の操作)により、後ほど説明する通信装置16によって移動体通信網に通信接続し、緊急通報センターに状況を伝えるものである。
緊急通報装置100は、図1に示すように、緊急通報ECU10と、IGスイッチ11、着座センサ(シートスイッチ)12、車室内カメラ(撮像装置)13、マイク14、スピーカ15、通信装置16、エアバッグ装置17、通報スイッチ18、記憶装置19、ETC車載機20などを備える。
緊急通報ECU10は、通常のコンピュータとして構成されており、その内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。この緊急通報ECU10には、IGスイッチ11、着座センサ(シートスイッチ)12、車室内カメラ(撮像装置)13、マイク14、スピーカ15、通信装置16、エアバッグ装置17、通報スイッチ18、記憶装置19、ETC車載機20が接続される。
また、緊急通報ECU10は、緊急通報装置100が各種の機能を実行するための演算処理を行う。例えば、緊急通報ECU10は、後ほど説明するエアバッグ装置17の作動を検出すると、通信装置16を用いて移動体通信網に通信接続したり、着座センサ12からの検出信号を記憶装置19に記憶したりする。なお、緊急通報ECU10の処理動作に関しては後ほど詳しく説明する。
IGスイッチ11は、ユーザーによって操作されるものであり、IGスイッチのオンオフ状態を示す信号を緊急通報ECU10に対して出力する。
着座センサ(シートスイッチ)12は、本発明の請求項における乗員検出手段に相当するものであり、自車両の各シートに設けられる。そして、着座センサ12は、シートに人が座っている状態でオンし、その乗員数を示す出力信号(乗員数信号)を緊急通報ECU10に対して出力する。
車室内カメラ(撮像装置)13は、本発明の請求項における乗員検出手段に相当するものであり、車室内の状態を撮像するCCDカメラなどからなる。この車室内カメラ13は、車両の乗員数を検出するためのものであるため、例えば、室内ミラーやオーバーヘッドコンソールなど、車室内全体を撮像できる場所に設けると好ましい。そして、車室内カメラ13は、撮像した撮像信号(乗員数信号)、つまり、車室内に存在する乗員が撮像された撮像信号(乗員数信号)を緊急通報ECU10に対して出力する。緊急通報センターのオペレータは、この車室内に存在する乗員が撮像された撮像信号を見ることによって乗員数を確認することができる。
マイク14は、通信装置16を用いたハンズフリー通話を行う際に、車両に乗員の送信音声信号を入力する。また、スピーカ15は、通信装置16を用いたハンズフリー通話を行う際に、緊急通報センターなどからの受信音声信号の鳴音を行う。つまり、マイク14及びスピーカ15は、ハンズフリー通話を行うことによって、緊急通報センターのオペレータと音声による会話を行うためのものである。
通信装置16は、緊急通報センターとの間での通信を行うための移動体通信網への回線接続及び遮断動作を緊急通報ECU10からの指令に応じて行うものであり、移動体通信網を運営する通信事業者との間での電話回線契約に基づいた固有の通信用電話番号が付与されている。なお、この通信装置16は、緊急通報装置100に専用のものとして構成できるが、自動車電話機や携帯電話機を利用して構成することも可能である。
エアバッグ装置17は、例えば、車両のハンドルの中央、車両のインストルメントパネルの助手席側、車両の助手席の左面、車両の運転席の右面などに埋設されたエアバッグ、自車両の衝突を検出する加速度センサなどからなる衝突センサ、エアバッグの展開を指示する制御回路などを備える。エアバッグ装置17の制御回路は、衝突センサからの検出信号による衝突の大きさ、衝突センサからの検出信号による衝突の方向、着座センサ12からの検出信号による乗員の位置によって適切な位置のエアバッグを展開する。エアバッグ装置17は、エアバッグを展開した場合にはエアバッグを展開したことを示す信号を緊急通報ECU10に対して出力する。
通報スイッチ18は、緊急時に乗員(運転者、同乗者)によって操作されるものであり、操作されると緊急事態を示す操作信号を緊急通報ECU10に対して出力する。
記憶装置19は、本発明の請求項における車両情報記憶手段に相当するものであり、自車両のID、車両ナンバーなどの識別情報信号と着座センサ12や車室内カメラ13によって出力された乗員数信号(乗員数を示す出力信号、撮像信号)とを含む車両情報信号、及び緊急通報センターの電話番号などを記憶するものである。また、図示はしないがGPS受信機などによって自車両の現在位置を検出する位置検出装置を備えておき、その位置検出装置によって検出された自車両の現在位置を示す位置信号を記憶するようにしてもよい。
ETC車載機20は、周知の技術であるETC(Electronic Toll Collection)システムにおける車両側の通信装置であり、高速道路などの有料道路における料金所に設置されたETC路側機と無線通信を行う。なお、ETC車載器20には、通行料金に関する情報、IDなどが登録された専用のICカードが挿入されている必要がある。
ここで、本実施の形態における緊急通報装置100の処理動作に関して説明する。
緊急通報ECU10は、エアバッグ装置17からエアバッグの展開を示す信号が出力されるか、もしくは、通報スイッチ18から緊急事態を示す操作信号が出力されると、通信装置16にて移動体通信網に通信接続することによって緊急通報センターのオペレータと自車両の乗員とが通話可能な状態とする。
また、本実施の形態における緊急通報装置100では、予め(事故発生前に)車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を緊急通報センターに送信しておくことを特徴とするものである。
そこで、まず、図2のフロー図に示すように、緊急通報装置100の記憶動作(緊急通報センターに送信するための乗員数信号を記憶する動作)に関して説明する。図2に示すフロー図は、IGスイッチ11からのIGスイッチのオン状態を示す信号を出力されるとスタートし、所定時間毎に繰り返し実行される。
図2に示すステップS10では、緊急通報ECU10は、着座センサ12によって乗員数を検出する。そして、図2に示すステップS11では、緊急通報ECU10は、着座センサ12から出力された乗員数を示す出力信号を乗員数信号の一部として記憶装置19に記憶する。
図2に示すステップS12では、緊急通報ECU10は、車室内カメラ13によって車室内を撮像する。そして、図2に示すステップS13では、緊急通報ECU10は、車室内カメラ13から出力された撮像信号を乗員数信号の一部として記憶装置19に記憶する。
このように、ステップS10〜ステップS13を所定時間毎に繰り返すことによって、記憶装置19には、常に最新の乗員数信号(乗員数を示す出力信号、撮像信号)が記憶されることとなる。したがって、緊急通報装置100は、予め(事故発生前に)車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を緊急通報センターに送信することができる状態とすることができる。
次に、図3のフロー図に示すように、緊急通報装置100の通信動作(緊急通報センターに乗員数信号を送信する動作)に関して説明する。図3に示すフロー図は、緊急通報装置100に電源供給されている間に所定時間毎に繰り返し実行される。
ステップS21では、緊急通報ECU10は、車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を緊急通報センターに送信するか否かを判定するために、ETC車載機20の通信状態を確認することによってETC入場ゲートとの通信開始か否かを判定する。そして、緊急通報ECU10は、ETC車載機20がETC入場ゲートに設けられたETC路側機からの信号に応答してETC入場ゲート(ETC路側機)との通信を開始したと判定した場合はステップS22へ進み、ETC入場ゲートとの通信が開始してないと判定した場合は処理を終了する。
ステップS22では、ETC車載機20は、料金の支払いに関する情報を送信する。
ステップS23では、緊急通報ECU10は、記憶装置19に記憶しておいた車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を通信装置16を用いて緊急通報センターに送信する。なお、この車両情報信号と一緒に記憶装置19に記憶しておいた自車両の現在位置を示す位置信号を通信装置16にて緊急通報センターに送信するようにしてもよい。
このように、ETC車載機20がETC路側機との通信を行う際に車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を通信装置16にて緊急通報センターに送信することによって、高速道路などの有料道路を走行中である自車両の正確な乗員数を確実に緊急通報センターに知らせることができる。つまり、予め(事故発生前に)自車両の乗員数(車両情報信号)を緊急通報センターに送信しておくことによって、高速道路などの有料道路を走行中である自車両の正確な乗員数を確実に緊急通報センターに知らせることができる。なお、車室内カメラ13から出力された撮像信号は、緊急通報センターにて再生することによって、自車両の乗員数を把握することができる。
また、通常、高速道路などの有料道路においては、乗員数が増減することは少ない。つまり、高速道路などの有料道路を走行し始めた時の乗員数(ETC車載機20がETC路側機との通信を行う際の乗員数)と事故発生時の乗員数とは、同じである可能性が高い。
したがって、高速道路などの有料道路において自車両に事故が発生して事故の衝撃によって通信装置16、着座センサ12、車室内カメラ13、記憶装置19が故障した場合であっても、緊急通報センターに事故発生時における自車両の正確な乗員数を確実に把握させることができる。
これによって、事故現場の周囲の車両の搭乗者などから通報をうけた緊急通報センター側では、車両ナンバーさえわかれば事前に送信されていた車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を確認することによって、救急車が何台必要かを把握することができる。
また、乗員が意識を失ったり車外に出たりしてオペレータと通話できない場合であっても、緊急通報センター側に乗員数を正確に把握させることができる。
なお、本実施の形態においては、自車両の乗員を検出するために着座センサ12と車室内カメラ13とを用いる例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。着座センサ12だけを用いてもよいし、車室内カメラ13だけを用いてもよい。ただし、着座センサの場合は、チャイルドシートを設けている場合には乗員を検出できなかったり(検出漏れ)、荷物をシートに置いている場合には誤検出してしまったりする可能性がある。しかしながら、車室内カメラ13の場合には、そのような検出漏れや誤検出などを低減することができる。さらに、着座センサ12と車室内カメラ13の両方を用いることによってより一層乗員数の検出精度を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、乗員数信号を所定時間毎に検出する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、車両ドアの開閉センサなどを設けて、車両ドアの開閉が検出された時点で、つまり車両ドアの開閉が行われるたびに乗員数信号を検出するようにしてもよい。乗員数は、自車両が一旦停止(駐車)して増減したとしても、車両ドアの開閉が行われた時点では確定している。したがって、車両ドアの開閉が行われた時点で乗員数信号を検出することによって、正確な乗員数を緊急通報センターに知らせることができる。
また、自車両の車速度、シフトレバーの位置などによって自車両の走行状態を検出(走行状態検出手段)、自車両が走行を開始した時点で乗員数信号を検出するようにしてもよい。つまり、乗員数は、自車両が一旦停止(駐車)して増減したとしても、自車両が走行を始めた時点では確定している。したがって、自車両が走行を開始した時点で乗員数信号を検出することによって、正確な乗員数を緊急通報センターに知らせることができる。
また、本実施の形態においては、車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)は、直接緊急通報センターに送信される例を示したが、ETC車載機20からETC路側機に送信されるようにしてもよい。そして、ETC路側機からインターネット網などを介して緊急通報センターに送信されるようにしてもよい。つまり、車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)は、間接的に緊急通報センターに送信されるようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態における緊急通報装置の概略構成を示すブロック図である。図5は、本発明の第2の実施の形態における緊急通報装置の通信動作を示すフロー図である。
第2の実施の形態における緊急通報装置200は、上述の第1の実施の形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態と異なる点は、ETC車載機20を設けずに、車両ドア開閉センサ30を設けた点である。
緊急通報装置200は、図4に示すように、緊急通報ECU10、IGスイッチ11、着座センサ(シートスイッチ)12、車室内カメラ(撮像装置)13、マイク14、スピーカ15、通信装置16、エアバッグ装置17、通報スイッチ18、記憶装置19、さらに、自車両の車両ドアの開閉を検出するものでありカーテシスイッチなどからなる車両ドア開閉センサ30などを備える。
ここで、本実施の形態における緊急通報装置200の処理動作に関して説明する。
上述の実施の形態と同様に、緊急通報ECU10は、エアバッグ装置17からエアバッグの展開を示す信号が出力されるか、もしくは、通報スイッチ18から緊急事態を示す操作信号が出力されると、通信装置16にて移動体通信網に通信接続することによって緊急通報センターのオペレータと自車両の乗員とが通話可能な状態とする。
また、本実施の形態における緊急通報装置200では、予め(事故発生前に)車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を緊急通報センターに送信しておくことを特徴とするものである。
そこで、緊急通報装置200では、上述の実施の形態の図2に示すフローと同様に、緊急通報センターに送信するための乗員数信号を検出し、記憶装置19に記憶する動作を行う。なお、上述の実施の形態と同様に、乗員数信号は、所定時間毎に検出するようにしてもよいし、車両ドアの開閉が検出された時点で検出するようにしてもよいし、自車両が走行を開始した時点で検出するようにしてもよい。
次に、図5のフロー図に示すように、緊急通報装置200の通信動作(緊急通報センターに乗員数信号を送信する動作)に関して説明する。図5に示すフロー図は、緊急通報装置200に電源供給されている間に所定時間毎に繰り返し実行される。
ステップS31では、緊急通報ECU10は、車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を緊急通報センターに送信するか否かを判定するために、車両ドア開閉センサ30からの検出信号を確認することによって車両ドアの開閉が行われたか否かを判定する。そして、緊急通報ECU10は、車両ドアの開閉が行われたと判定した場合は事故発生前とみなしてステップS32へ進み、車両ドアの開閉が行われていないと判定した場合は処理を終了する。つまり、車両ドアの開閉が行われた時点で事故が発生する可能性は低いため、車両ドアの開閉が行われた時点を事故発生前とみなすことができる。
ステップS32では、緊急通報ECU10は、記憶装置19に記憶しておいた車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を通信装置16を用いて緊急通報センターに送信する。なお、この車両情報信号と一緒に記憶装置19に記憶しておいた自車両の現在位置を示す位置信号を通信装置16にて緊急通報センターに送信するようにしてもよい。
このように、車両ドアの開閉が行われた時点で車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を送信することによって、事故発生前に車両情報信号を緊急通報センターに送信することができる。また、乗員巣は、自車両が一旦停止(駐車)して増減したとしても、自車両の車両ドアの開閉が検出された時点では確定している。したがって、より一層正確な乗員数を緊急通報センターに知らせることができる。
このように事故発生前に車両情報信号を緊急通報センターに送信することによって、自車両の正確な乗員数を確実に緊急通報センターに知らせることができる。したがって、自車両に事故が発生して事故の衝撃によって通信装置16、着座センサ12、車室内カメラ13、記憶装置19が故障した場合であっても、緊急通報センターに事故発生時における自車両の正確な乗員数を確実に把握させることができる。
これによって、事故現場の周囲の車両の搭乗者などから通報をうけた緊急通報センター側では、車両ナンバーさえわかれば事前に送信されていた車両情報信号(識別情報信号、乗員数信号)を確認することによって、救急車が何台必要かを把握することができる。
また、乗員が意識を失ったり車外に出たりしてオペレータと通話できない場合であっても、緊急通報センター側に乗員数を正確に把握させることができる。
なお、本実施の形態においては、車両ドアの開閉が行われた時点で車両情報信号を送信する例を用いて説明したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、自車両の車速度、シフトレバーの位置などによって自車両の走行状態を検出(走行状態検出手段)し、自車両が走行を開始した時点で乗員数信号を通信装置16にて緊急通報センターに送信するようにしてもよい。つまり、自車両が走行を検出した時点では、事故が発生する可能性は低い。したがって、自車両が走行を検出した時点を事故発生前とみなすことができる。このように、自車両の走行が検出されると車両情報信号を通信装置16にて緊急通報センターに送信するようにすることによっても、事故発生前に乗員数を緊急通報センターに知らせることができる。また、乗員数は、自車両が一旦停止(駐車)して増減したとしても、自車両が走行を始めた時点では確定している。したがって、より一層正確な乗員数を緊急通報センターに知らせることができる。
また、緊急通報ECU10は、自車両の車両ドアの開閉が検出されると自車両の乗員数(乗員数信号)を検出し(乗員検出手段)、自車両のドアの開閉が検出され、自車両の乗員数が検出されると車両情報信号を通信装置にて緊急通報センターに送信(通信制御手段)するようにしてもよい。
なお、本実施の形態においては、自車両の乗員を検出するために着座センサ12と車室内カメラ13とを用いる例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。上述の実施の形態と同様に、着座センサ12だけを用いてもよいし、車室内カメラ13だけを用いてもよい。ただし、着座センサの場合は、チャイルドシートを設けている場合には乗員を検出できなかったり(検出漏れ)、荷物をシートに置いている場合には誤検出してしまったりする可能性がある。しかしながら、車室内カメラ13の場合には、そのような検出漏れや誤検出などを低減することができる。さらに、着座センサ12と車室内カメラ13の両方を用いることによってより一層乗員数の検出精度を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態における緊急通報装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における緊急通報装置の記憶動作を示すフロー図である。 本発明の第1の実施の形態における緊急通報装置の通信動作を示すフロー図である。 本発明の第2の実施の形態における緊急通報装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における緊急通報装置の通信動作を示すフロー図である。
符号の説明
10 緊急通報ECU、11 IGスイッチ、12 着座センサ(シートスイッチ)、13 車室内カメラ(撮像装置)、14 マイク、15 スピーカ、16 通信装置、17 エアバッグ装置、18 通報スイッチ、19 記憶装置、20 ETC車載機、30 車両ドア開閉センサ、100,200 緊急通報装置

Claims (9)

  1. 自車両の事故発生時に当該自車両に搭載された通信装置にて所定の緊急通報センターに緊急通報する緊急通報装置において、
    前記自車両の乗員数を検出し、当該乗員数を示す乗員数信号を出力する乗員数検出手段と、
    前記自車両の識別情報信号と前記乗員数信号とを含む車両情報信号を記憶する車両情報記憶手段と、
    有料道路におけるETC路側機と通信可能なETC車載機と、
    前記ETC車載機が前記ETC路側機との通信を行う際に、前記車両情報信号を前記通信手装置にて前記緊急通報センターに送信する通信制御手段と、
    を備えることを特徴とする緊急通報装置。
  2. 自車両の事故発生時に当該自車両に搭載された通信装置にて所定の緊急通報センターに緊急通報する緊急通報装置において、
    前記自車両の乗員数を検出し、当該乗員数を示す乗員数信号を出力する乗員数検出手段と、
    前記自車両の識別情報信号と前記乗員数信号とを含む車両情報信号を記憶する車両情報記憶手段と、
    前記車両情報信号を前記通信装置にて事故発生前に前記緊急通報センターに送信する通信制御手段と、
    を備えることを特徴とする緊急通報装置。
  3. 前記自車両の走行状態を検出する走行状態検出手段を備え、前記通信制御手段は、前記自車両の走行が検出されると前記車両情報信号を前記通信装置にて前記緊急通報センターに送信することを特徴とする請求項2に記載の緊急通報装置。
  4. 前記自車両における車両ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段を備え、前記通信制御手段は、前記自車両の車両ドアの開閉が検出されると前記車両情報信号を前記通信装置にて前記緊急通報センターに送信することを特徴とする請求項2に記載の緊急通報装置。
  5. 前記乗員検出手段は、所定時間毎に前記自車両の乗員数を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の緊急通報装置。
  6. 前記自車両における車両ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段を備え、前記乗員検出手段は、前記自車両の車両ドアの開閉が検出されると前記自車両の乗員数を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の緊急通報装置。
  7. 前記自車両における車両ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段を備え、前記乗員検出手段は、前記自車両の車両ドアの開閉が検出されると前記自車両の乗員数を検出し、前記通信制御手段は、前記自車両のドアの開閉が検出され、前記自車両の乗員数が検出されると前記車両情報信号を前記通信装置にて前記緊急通報センターに送信することを特徴とする請求項2に記載の緊急通報装置。
  8. 前記乗員検出手段は、前記自車両の各シートに設けられたシートスイッチを含むものであり、前記乗員数信号として前記シートスイッチの出力信号を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の緊急通報装置。
  9. 前記乗員数検出手段は、前記自車両の車室内を撮像する撮像装置を含むものであり、前記乗員数信号として前記撮像装置の撮像信号を出力することを特徴とする請求項1又は請求項8のいずれか一項に記載の緊急通報装置。
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