JP2008201181A - 車両およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】後進方向接続の状態である程度の車速があるときに前進方向接続が指示されたときに発電機などが過回転するのを防止すると共に駆動力を車軸側に出力する。
【解決手段】車両が後進方向に走行しているときにシフトレバーがRポジションからDポジションに操作されたり、逆に前進方向に走行しているときにシフトレバーがDポジションからRポジションに操作されたときに、車速Vが閾値Vref以上のときには、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機の状態を維持してモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるよう制御し(S250〜S290)、車速Vが閾値Vref未満に至った以降に変速機の状態を変更して要求トルクTd*が駆動軸に出力されて走行するよう制御する(S170〜S240)。これにより、モータMG1の過回転を抑止すると共に要求トルクTd*に応じたトルクを駆動軸に出力することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両およびその制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、遊星歯車機構の3つの回転要素にエンジンと発電機と電動機とを接続すると共に遊星歯車機構の回転要素のうち電動機が接続された回転要素を自動変速機を介して車軸に接続するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、自動変速機の変速を伴って遊星歯車機構からの動力をスムーズにトルク変換して走行している。
特開2006−103471号公報
しかしながら、上述の車両では、自動変速機のギヤを後進(リバース)とし、後進方向にある程度の車速があるときに前進方向の1速に切り替えると、遊星歯車機構の作動作用により発電機が過回転する場合を生じる。この場合、変速禁止とすれば、発電機は過回転しないが、運転者の要求する駆動力も得ることができない。
本発明の車両およびその制御方法は、前進方向接続と後進方向接続とを切り替える切替装置が遊星歯車機構のような作動機構を介して内燃機関や発電機,電動機と接続された車両において、後進方向接続の状態である程度の車速があるときに前進方向接続が指示されたときに発電機などが過回転するのを防止すると共に操作者の要求する駆動力を車軸側に出力することを目的とする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
内燃機関と、
動力を入出力可能な発電機と、
前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記出力軸および前記回転軸とは異なる軸である動力軸の3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
前記動力軸に動力を入出力可能な電動機と、
前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
前記動力軸からの動力を前進方向の動力として車軸に連結された駆動軸に伝達する前進方向接続と前記動力軸からの動力を後進方向の動力として前記駆動軸に伝達する後進方向接続とを切り替え可能に前記動力軸と前記駆動軸とを接続する切替接続手段と、
操作者の操作に基づいて前記切替接続手段による接続を指示する指示手段と、
車速を検出する車速検出手段と、
走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記切替接続手段により前記後進方向接続として前記動力軸と前記駆動軸とが接続されており前記検出された車速が後進方向の第1車速以上のときに前記指示手段により前記前進方向接続が指示された後進時特定前進指示時には、前記検出された車速が前記後進方向の第1車速未満に至るまでは前記後進方向接続の状態で前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御し、前記検出された車速が前記後進方向の第1車速未満に至った以降は前記前進方向接続の状態で前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、切替接続手段により後進方向接続として動力軸と駆動軸とが接続されており車速が後進方向の第1車速以上のときに指示手段により前進方向接続が指示された後進時特定前進指示時には、車速が後進方向の第1車速未満に至るまでは後進方向接続の状態で走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう内燃機関と発電機と電動機と切替接続手段とを制御し、車速が後進方向の第1車速未満に至った以降は前進方向接続の状態で要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう内燃機関と発電機と電動機と切替接続手段とを制御する。これにより、後進方向接続とされた状態で後進方向の第1車速以上の車速のときに前進方向接続とされるのを抑止することができるから、発電機が過回転するのを抑止することができる。また、車速が後進方向の第1車速以上であるか否かに拘わらず、要求駆動力に基づく駆動力により走行することができる。
こうした本発明の車両において、前記制御手段は、前記後進時特定前進指示時には、前記検出された車速が前記後進方向の第1車速未満に至るまでは前記設定された要求駆動力に基づく後進方向の制動力が前記電動機から出力されるよう該電動機を制御する手段であるものとすることもできる。
また、本発明の車両において、車両に制動力を付与可能な制動力付与手段を備え、前記制御手段は、前記後進時特定前進指示時には、前記検出された車速が前記後進方向の第1車速未満に至るまでは前記設定された要求駆動力に基づく後進方向の制動力が前記制動力付与手段により車両に作用するよう該制動力付与手段を制御する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、制動力付与手段を用いて要求駆動力に基づく駆動力、即ち後進方向の制動力を作用させることができるから、電動機の制御を容易なものとすることができる。
さらに、本発明の車両において、前記切替接続手段は、後進方向へのギヤ切替と前進方向への複数のギヤ切替とが可能な有段変速機であるものとすることもできる。
あるいは、本発明の車両において、前記後進方向の第1車速は、前記内燃機関をアイドル運転している状態で前記前進方向接続としたときに前記発電機の回転数が該発電機の定格最大回転数より小さいが該定格最大回転数近傍となる回転数に対応する車速以下の車速として設定されてなるものとすることもできる。こうすれば、より確実に発電機の過回転を抑止することができる。
また、本発明の車両において、前記制御手段は、前記切替接続手段により前記前進方向接続として前記動力軸と前記駆動軸とが接続されており前記検出された車速が前進方向の第2車速以上のときに前記指示手段により前記後進方向接続が指示された前進時特定後進指示時には、前記検出された車速が前記前進方向の第2車速未満に至るまでは前記前進方向接続の状態で前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御し、前記検出された車速が前記前進方向の第2車速未満に至った以降は前記後進方向接続の状態で前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、前進方向接続とされた状態で前進方向の第2車速以上の車速のときに後進方向接続とされるのを抑止することができるから、発電機が過回転するのを抑止することができる。また、車速が前進方向の第2車速以上であるか否かに拘わらず、要求駆動力に基づく駆動力により走行することができる。ここで、「前進方向の第2車速」は、内燃機関をアイドル運転している状態で後進方向接続としたときに発電機の回転数が発電機の定格最大回転数より小さいが定格最大回転数近傍となる回転数に対応する車速以下の車速を用いることができる。
本発明の車両の制御方法は、
内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記出力軸および前記回転軸とは異なる軸である動力軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記動力軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記動力軸からの動力を前進方向の動力として車軸に連結された駆動軸に伝達する前進方向接続と前記動力軸からの動力を後進方向の動力として前記駆動軸に伝達する後進方向接続とを切り替え可能に前記動力軸と前記駆動軸とを接続する切替接続手段と、操作者の操作に基づいて前記切替接続手段による接続を指示する指示手段と、を備える車両の制御方法であって、
前記切替接続手段により前記後進方向接続として前記動力軸と前記駆動軸とが接続されており車速が後進方向の第1車速以上のときに前記指示手段により前記前進方向接続が指示された後進時特定前進指示時には、車速が前記後進方向の第1車速未満に至るまでは前記後進方向接続の状態で走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御し、車速が前記後進方向の第1車速未満に至った以降は前記前進方向接続の状態で前記要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の車両の制御方法では、切替接続手段により後進方向接続として動力軸と駆動軸とが接続されており車速が後進方向の第1車速以上のときに指示手段により前進方向接続が指示された後進時特定前進指示時には、車速が後進方向の第1車速未満に至るまでは後進方向接続の状態で走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう内燃機関と発電機と電動機と切替接続手段とを制御し、車速が後進方向の第1車速未満に至った以降は前進方向接続の状態で要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう内燃機関と発電機と電動機と切替接続手段とを制御する。これにより、後進方向接続とされた状態で後進方向の第1車速以上の車速のときに前進方向接続とされるのを抑止することができるから、発電機が過回転するのを抑止することができる。また、車速が後進方向の第1車速以上であるか否かに拘わらず、要求駆動力に基づく駆動力により走行することができる。
こうした本発明の車両の制御方法において、更に、前記切替接続手段により前記前進方向接続として前記動力軸と前記駆動軸とが接続されており車速が前進方向の第2車速以上のときに前記指示手段により前記後進方向接続が指示された前進時特定後進指示時には、車速が前記前進方向の第2車速未満に至るまでは前記前進方向接続の状態で前記要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御し、車速が前記前進方向の第2車速未満に至った以降は前記後進方向接続の状態で前記要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御する、ことを特徴とするものとすることもできる。こうすれば、前進方向接続とされた状態で前進方向の第2車速以上の車速のときに後進方向接続とされるのを抑止することができるから、発電機が過回転するのを抑止することができる。また、車速が前進方向の第2車速以上であるか否かに拘わらず、要求駆動力に基づく駆動力により走行することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された動力軸としてのリングギヤ軸32aに接続されたモータMG2と、リングギヤ軸32aの動力を変速して駆動輪39a,39bに連結された駆動軸36に出力する変速機60と、駆動輪39a,39bや図示しない従動輪のブレーキを制御するためのブレーキアクチュエータ92と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室内に取り付けられた圧力センサ143からの筒内圧力Pin,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号AF,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,空燃比センサ135aからの空燃比AF,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32には回転軸としてのリングギヤ軸32aがそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aから変速機60,駆動軸36,デファレンシャルギヤ38を介して、最終的には車両の駆動輪39a,39bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG
2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
変速機60は、動力軸としてのリングギヤ軸32aと駆動軸36との間の変速段の変更を伴う動力の伝達およびリングギヤ軸32aと駆動軸36との接続の解除を行なうことができるように構成されている。変速機60の構成の一例を図3に示す。図示するように、変速機60は、シングルピニオンの遊星歯車機構62,64,66と二つのクラッチC1,C2と三つのブレーキB1,B2,B3とにより構成されている。遊星歯車機構62は、外歯歯車のサンギヤ62sと、このサンギヤ62sと同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ62rと、サンギヤ62sに噛合すると共にリングギヤ62rに噛合する複数のピニオンギヤ62pと、複数のピニオンギヤ62pを自転かつ公転自在に保持するキャリア62cとを備えており、サンギヤ62sはクラッチC2のオンオフによりリングギヤ軸32aに接続または接続の解除ができるようになっていると共にブレーキB1のオンオフによりその回転を停止または自由にできるようになっており、キャリア62cはブレーキB2のオンオフによりその回転を停止または自由にできるようになっている。遊星歯車機構64は、外歯歯車のサンギヤ64sと、このサンギヤ64sと同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ64rと、サンギヤ64sに噛合すると共にリングギヤ64rに噛合する複数のピニオンギヤ64pと、複数のピニオンギヤ64pを自転かつ公転自在に保持するキャリア64cとを備えており、サンギヤ64sは遊星歯車機構62のサンギヤ62sに接続され、リングギヤ64rはクラッチC1のオンオフによりリングギヤ軸32aに接続またはその解除ができるようになっており、キャリア64cは遊星歯車機構62のリングギヤ62rに接続されている。遊星歯車機構66は、外歯歯車のサンギヤ66sと、このサンギヤ66sと同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ66rと、サンギヤ66sに噛合すると共にリングギヤ66rに噛合する複数のピニオンギヤ66pと、複数のピニオンギヤ66pを自転かつ公転自在に保持するキャリア66cとを備えており、サンギヤ66sは遊星歯車機構64のリングギヤ64rに接続され、リングギヤ66rはブレーキB3のオンオフによりその回転を停止または自由にできるようになっており、キャリア66cは遊星歯車機構62のリングギヤ62rと遊星歯車機構64のキャリア64cと駆動軸36とに接続されている。変速機60は、クラッチC1,C2とブレーキB1,B2,B3とを全てオフにすることによりリングギヤ軸32aと駆動軸36とを切り離すことができ、クラッチC1とブレーキB3とをオンとすると共にクラッチC2とブレーキB1,B2とをオフとすることによりリングギヤ軸32aの回転を比較的大きな減速比で減速して駆動軸36に伝達し(以下、この状態を1速の状態という)、クラッチC1とブレーキB2とをオンとすると共にクラッチC2とブレーキB1,B3とをオフとすることによりリングギヤ軸32aの回転を1速より小さな減速比で減速して駆動軸36に伝達し(以下、この状態を2速の状態という)、クラッチC1とブレーキB1とをオンとすると共にクラッチC2とブレーキB2,B3とをオフとすることによりリングギヤ軸32aの回転を2速より小さな減速比で減速して駆動軸36に伝達し(以下、この状態を3速の状態という)、クラッチC1,C2をオンとすると共にブレーキB1,B2,B3をオフとすることによりリングギヤ軸32aの回転をそのまま駆動軸36に伝達する(以下、この状態を4速の状態という)。また、この変速機60は、クラッチC2とブレーキB3とをオンとすると共にクラッチC1とブレーキB1,B2とをオフとすることによりリングギヤ軸32aの回転を反転かつ減速して駆動軸36に伝達する(以下、この状態をリバースの状態という)。
クラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3のオンオフは、図1に示すように、油圧式のアクチュエータ100の駆動によりクラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3に対して作用させる油圧を調節することより行なわれる。この油圧式のアクチュエータ100は、オイルを圧送するオイルポンプ102と、オイルポンプ102から圧送されたオイルの圧力(ライン圧)をクラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3側に調整可能な圧力をもって個別に供給可能な油圧供給部104と、を備える。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。図4に電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示し、図5にバッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す。
ブレーキアクチュエータ92は、ブレーキペダル85の踏み込みに応じて生じるブレーキマスターシリンダ90の圧力(ブレーキ圧)と車速Vとにより車両に作用させる制動力におけるブレーキの分担分に応じた制動トルクが駆動輪39a,39bや図示しない従動輪に作用するようブレーキホイールシリンダ96a〜96dの油圧を調整したり、ブレーキペダル85の踏み込みに無関係に、駆動輪39a,39bや従動輪に制動トルクが作用するようブレーキホイールシリンダ96a〜96dの油圧を調整したりすることができるように構成されている。ブレーキアクチュエータ92は、ブレーキ用電子制御ユニット(以下、ブレーキECUという)94により制御されている。ブレーキECU94は、図示しない信号ラインにより、駆動輪39a,39bや従動輪に取り付けられた図示しない車輪速センサからの車輪速や図示しない操舵角センサからの操舵角などの信号を入力して、運転者がブレーキペダル85を踏み込んだときに駆動輪39a,39bや従動輪のいずれかがロックによりスリップするのを防止するアンチロックブレーキシステム機能(ABS)や運転者がアクセルペダル83を踏み込んだときに駆動輪39a,39bのいずれかが空転によりスリップするのを防止するトラクションコントロール(TRC),車両が旋回走行しているときに姿勢を保持する姿勢保持制御(VSC)なども行なう。ブレーキECU94は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってブレーキアクチュエータ92を駆動制御したり、必要に応じてブレーキアクチュエータ92の状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V,アクチュエータ100の油圧供給部104のライン圧を検出する油圧センサ106からの油圧Poil,駆動軸36に取り付けられた回転数センサ37からの駆動軸回転数Ndなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、変速機60のクラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3の油圧式のアクチュエータ100への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
なお、実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションセンサ82により検出するシフトレバー81のポジションとしては、駐車ポジション(Pポジション)や中立ポジション(Nポジション),ドライブポジション(Dポジション),リバースポジション(Rポジション)などがある。シフトポジションSPがDポジションやRポジションのときには、基本的には、変速機60は、1速〜4速の状態,リバースの状態となるようクラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3のうち1速〜4速の状態,リバースの状態に対応するクラッチやブレーキを係合し、シフトポジションSPがNポジションやPポジションのときには、変速機60のクラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3は全て開放する。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクを計算し、要求トルクTd*と車速Vとに応じた変速段となるよう変速機60が制御され、要求トルクと変速機60の変速段とに応じたトルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に後進しているときにシフトレバー81をDポジションにしたときや前進しているときにシフトレバー81をRポジションにしたときの動作について説明する。図6は、実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に実行される。なお、この駆動制御ルーチンが実行されている最中でも、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、図示しない変速制御ルーチンを実行し、アクセル開度Accと車速Vと変速段との関係を設定した変速マップとアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに基づいて変速機60の変速段を変速している。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,エンジン22の回転数Ne,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,回転数センサ37からの駆動軸回転数Nd,変速機60の変速比G,シフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,バッテリ50の入出力制限Win,Woutなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neは、クランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいて演算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、温度センサ51により検出されたバッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。なお、変速機60の変速比Gは、変速機60の状態に基づいて得られるものを入力するものとした。変速機60の変速比Gは、上述した変速制御により、そのときに設定されている変速機60の変速段に基づく変速比を入力するものとした。なお、変速比Gについては、モータMG2の回転数Nm2と駆動軸回転数Ndとから計算するものとしてもよい。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動軸36に出力すべき要求トルクTd*を設定すると共に(ステップS110)、設定した要求トルクTd*に基づいてエンジン22に要求される要求パワーPe*を設定する(ステップS120)。要求トルクTd*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTd*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTd*を導出して設定するものとした。図8に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTd*に駆動軸36の回転数Ndを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。
次に、設定した要求パワーPe*に基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS130)。この設定は、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*とに基づいて行なわれる。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図8に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
そして、シフトポジションSPに基づいてシフトレバー81の操作があったか否かを判定する(ステップS140)。シフトレバー81の操作がないときには、エンジン22の目標回転数Ne*とモータMG2の回転数Nm2と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に(ステップS180)、計算した目標回転数Nm1*と入力したモータMG1の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルクTm1tmpを計算する(ステップS190)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30および変速機60の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を図9および図10に示す。なお、図9は変速機60が1速の状態のときを示し、図10は変速機60がリバースの状態のときを示している。図中左側は動力分配統合機構30の共線図であり、左の31軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、34軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、32軸はモータMG2の回転数Nm2であるリングギヤ32(リングギヤ軸32a)の回転数を示す。図中右側は変速機60の共線図であり、64r,66s軸は遊星歯車機構64のリングギヤ64rおよび遊星歯車機構66のサンギヤ66sの回転数を示し、62r,64c,66c軸は駆動軸36の回転数Ndである遊星歯車機構62のリングギヤ62rおよび遊星歯車機構64のキャリア64cおよび遊星歯車機構66のキャリア66cの回転数を示し、62c軸は遊星歯車機構62のキャリア62cの回転数を示し、66r軸は遊星歯車機構66のリングギヤ66rの回転数を示し、62s,64s軸は遊星歯車機構62のサンギヤ62sおよび遊星歯車機構64のサンギヤ64sの回転数を示す。図中左右の共線図を結ぶ点線は、シフトポジションSPがDポジションのときに接続される回転要素(32軸と64r,66s軸)を示す。なお、32軸上の2つの太線矢印はモータMG1から出力されたトルクTm1がリングギヤ軸32aに作用するトルクとモータMG2から出力されるトルクTm2とを示し、62r,64c,66c軸の2つの太線矢印は、R軸に出力されるこれらのトルクが変速機60を介して駆動軸36に出力されるトルクを示す。式(1)は、図9および図10の共線図から容易に導くことができる。式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/ρ (1)
Tm1tmp=ρ・Te*/(1+ρ)+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (2)
続いて、式(3)および式(4)を共に満たすモータトルクTm1tmpの上下限としてのトルク制限Tm1min,Tm1maxを設定すると共に(ステップS200)、式(5)により設定したトルク制限Tm1min,Tm1maxで仮トルクTm1tmpを制限してモータMG1のトルク指令Tm1*を設定する(ステップ210)。ここで、式(3)はモータMG1やモータMG2によりリングギヤ軸32aに出力されるトルクの総和が値0から要求トルクTd*を予想ギヤ比Gestで除した値までの範囲内となる関係であり、式(4)はモータMG1とモータMG2とにより入出力される電力の総和が入出力制限Win,Woutの範囲内となる関係である。トルク制限Tm1min,Tm1maxの一例を図11に示す。トルク制限Tm1min,Tm1maxは、図中斜線で示した領域内のトルク指令Tm1*の最大値と最小値として求めることができる。
0≦−Tm1tmp/ρ+Tm2tmp≦Td*/G (3)
Win≦Tm1tmp・Nm1+Tm2tmp・Nm2≦Wout (4)
Tm1*=max(min(Tm1tmp,Tm1max),Tm1min) (5)
次に、要求トルクTd*を変速機60のギヤ比Gで除したものにモータMG1のトルク指令Tm1*を動力分配統合機構30のギヤ比ρで除したものを加えてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮トルクTm2tmpを次式(6)により計算し(ステップS220)、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと設定したトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tm2min,Tm2maxを次式(7)および式(8)により計算すると共に(ステップS230)、設定した仮トルクTm2tmpを式(9)によりトルク制限Tm2min,Tm2maxで制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS240)。ここで、式(6)は、図9および図10の共線図から容易に導くことができる。
Tm2tmp=Td*/G+Tm1*/ρ (6)
Tm2min=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (7)
Tm2max=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 (8)
Tm2*=max(min(Tm2tmp,Tm2max),Tm2min) (9)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS300)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ステップS140でシフトレバー81の操作がなされたと判定されたときには、車両が走行している方向に対して逆方向に走行するシフトポジションへの変更であるか否かを判定する(ステップS150)。即ち、シフトレバー81をRポジションとして後進方向に走行している最中にシフトレバー81をDポジションとしたときや、逆にシフトレバー81をDポジションとして前進方向に走行している最中にシフトレバー81をRポジションとしたときに、逆方向に走行するシフトポジションへの変更であると判定するのである。逆方向に走行するシフトポジションへの変更ではないと判定されたときには、シフトレバー81の操作によるシフトポジションSPに対応するようクラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3を作動して変速機60の状態を変更し(ステップS170)、ステップS180〜S240,S300の処理を実行して本ルーチンを終了する。即ち、シフトレバー81がDポジションとされたときには、クラッチC1とブレーキB3とをオンとすると共にクラッチC2とブレーキB1,B2とをオフとして変速機60を1速の状態とし、シフトレバー81がRポジションとされたときには、クラッチC2とブレーキB3とをオンとすると共にクラッチC1とブレーキB1,B2とをオフとして変速機60をリバースの状態として、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定して送信するのである。
ステップS140でシフトレバー81の操作がなされたと判定され、ステップS150で逆方向に走行するシフトポジションへの変更であると判定されたときには、逆方向の走行における車速Vが閾値Vref未満であるか否かを判定する(ステップS160)。ここで、閾値Vrefは、変速機60をリバースの状態としてエンジン22をアイドル回転数で運転している状態から変速機60を1速の状態としたときにモータMG1の回転数が定格最大回転数となる車速以下の車速として設定されるものであり、モータMG1の性能や動力分配統合機構30や変速機60の構成によって定めることができる。動力分配統合機構30および変速機60の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を図12に示す。図中、実線がリバースの状態であり、一点鎖線が1速の状態である。このように、変速機60をリバースとした状態で走行している最中に変速機60を1速の状態とすると、リングギヤ32が反転するため、モータMG1の回転軸であるサンギヤ31が高回転で回転することになる。この現象は、変速機60をリバースの状態から1速の状態に変更したときだけでなく、変速機60を1速の状態からリバースの状態に変更したときにも生じる。実施例では、こうした変速機60の状態の変更によりモータMG1が過回転しないよう、車速Vを閾値Vrefと比較するのである。車速Vが閾値Vref未満のときには、変速機60の状態を変更してもモータMG1は過回転しないと判断し、シフトレバー81の操作によるシフトポジションSPに対応するようクラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3を作動して変速機60の状態を変更し(ステップS170)、ステップS180〜S240,S300の処理を実行して本ルーチンを終了する。
一方、ステップS160で車速Vが閾値Vref以上のときには、変速機60の状態を変更するとモータMG1が過回転すると判断し、変速機60の状態を変更することなく、エンジン22の目標回転数Ne*にアイドル回転数Nidl(例えば、800rpmや1000rpmなど)を設定すると共に目標トルクTe*に値0を設定し(ステップS250)、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定する(ステップS260)。そして、要求トルクTd*を変速機60のギヤ比Gで除したものを仮トルクTm2tmpとして計算すると共に(ステップS270)、バッテリ50の入出力制限Win,WoutをモータMG2の回転数Nm2で割ってトルク制限Tm2min,Tm2maxを計算し(ステップS280)、仮トルクTm2tmpを計算したトルク制限Tm2min,Tm2maxで制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS290)、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS300)、駆動制御ルーチンを終了する。アイドル回転数Nidlが設定された目標回転数Ne*と値0の目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22がアイドル回転数Nidlで自立運転するようエンジン22における吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などの制御を行なう。また、値0のトルク指令Tm1*とトルク指令Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1からトルクが出力されないように且つトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。ここで、車両が後進方向に走行しているときにシフトレバー81がRポジションからDポジションに操作されたときを考えると、要求トルクTd*が前進方向のトルクであることから、モータMG2からはその回転軸の回転方向とは逆向きのトルクが出力されることになる。即ち、モータMG2により後進方向に対する制動トルクが出力されるようモータMG2を制御することになる。これにより、車両は後進方向の車速Vを減速する。車両が前進方向に走行しているときにシフトレバー81がDポジションからRポジションに操作されたときは、車両が後進方向に走行しているときにシフトレバー81がRポジションからDポジションに操作されたときと逆の現象となる。
このようにモータMG2から後進方向の制動トルクや前進方向の制動トルクを出力しているうちにステップS160で車速Vが閾値Vref未満と判定されると、変速機60の状態を変更してもモータMG1は過回転しないと判断し、シフトレバー81の操作によるシフトポジションSPに対応するようクラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3を作動して変速機60の状態を変更して(ステップS170)、ステップS180〜S240,S300の処理を実行して本ルーチンを終了する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、車両が後進方向に走行しているときにシフトレバー81がRポジションからDポジションに操作されたり、車両が前進方向に走行しているときにシフトレバー81がDポジションからRポジションに操作されても、車速Vが閾値Vref以上のときには、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlで自立運転すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御し、車速Vが閾値Vref未満に至った以降に変速機60の状態を変更して要求トルクTd*が駆動軸36に出力されて走行するようエンジン22とモータMG1,MG2,変速機60を制御するから、モータMG1が過回転するのを抑止することができる。もとより、運転者のアクセルペダル83の踏み込みに応じたアクセル開度Accに基づく要求トルクTd*に応じたトルクを駆動軸36に出力して走行することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、車両が後進方向に走行しているときにシフトレバー81がRポジションからDポジションに操作されたり、車両が前進方向に走行しているときにシフトレバー81がDポジションからRポジションに操作されても、車速Vが閾値Vref以上のときには、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlで自立運転すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御するものとしたが、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22を停止すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御するものとしたり、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlとは異なる回転数で運転すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御するものとしたり、車速Vが閾値Vref以上のときには、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlで自立運転すると共にモータMG1,MG2からトルクが出力されず、且つ、油圧ブレーキにより要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60,ブレーキアクチュエータ92を制御するものとしてもよい。油圧ブレーキにより要求トルクTd*に応じた制動トルクを出力する場合、図6の駆動制御ルーチンに代えて図13の駆動制御ルーチンを実行すればよい。この駆動制御ルーチンでは、ステップS160で車速Vが閾値Vref以上であると判定されると、エンジン22の目標回転数Ne*,目標トルクTe*にはアイドル回転数Nidl,値0(ステップS350)、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*には値0(ステップS360,S370)、油圧ブレーキのブレーキトルクTb*に駆動軸36に作用させるべきトルクとして要求トルクTd*を設定し(ステップS380)、設定したブレーキトルクTb*をブレーキECU94に送信し(ステップS390)、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS300)、駆動制御ルーチンを終了する。このように、油圧ブレーキを用いて要求トルクTd*に相当する制動トルクを出力しても、実施例と同様の効果をすることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、車両が後進方向に走行しているときにシフトレバー81がRポジションからDポジションに操作されたり、車両が前進方向に走行しているときにシフトレバー81がDポジションからRポジションに操作されたときに、車速Vが閾値Vref以上のときには、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlで自立運転すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御するものとしたが、車両が前進方向に走行しているときにシフトレバー81がDポジションからRポジションに操作されたときには、車速Vが閾値Vref以上のときでも、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlで自立運転すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御しないものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、閾値Vrefとして、変速機60をリバースの状態としてエンジン22をアイドル回転数で運転している状態から変速機60を1速の状態としたときにモータMG1の回転数が定格最大回転数となる車速以下の車速として設定するものとしたが、モータMG1の回転数が定格最大回転数に基づかず、適当に小さな車速を設定するものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、上述した式(3),(4)を満たす範囲内でモータトルクTm1tmpを制限するトルク制限Tm1min,Tm1maxを求めてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定すると共に式(7),(8)によりトルク制限Tm2min,Tm2maxを求めてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定したが、式(3),(4)を満たす範囲内によるトルク制限Tm1min,Tm1maxの制限を受けることなくモータトルクTm1tmpをそのままモータMG1のトルク指令Tm1*として設定すると共にこのトルク指令Tm1*を用いて式(7),(8)によりトルク制限Tm2min,Tm2maxを求めてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定するものとしても構わない。この他、モータMG2の回転数Nm2や予想モータ回転数Nm2estを用いてバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内でモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*Tm2*を設定するものであれば、如何なる手法を用いるものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、4段の変速段をもって変速可能な変速機60を用いるものとしたが、変速段は4段に限られるものではなく、2段以上の変速段をもって変速可能な変速機であればよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、駆動輪39a,39bに連結された駆動軸36に変速機60を介して接続された動力軸としてのリングギヤ軸32aにエンジン22からの動力を動力分配統合機構30を介して出力するものとしたが、図14の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪39a,39bに動力を出力する駆動軸36に変速機60を介して接続された動力軸32bに接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を動力軸32b,変速機60,駆動軸36を介して駆動輪39a,39bに伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例では、本発明の最良の形態としてハイブリッド自動車20として説明したが、自動車以外の車両としてもよいし、車両の制御方法の形態としても構わない。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当し、変速機60が「切替接続手段」に相当し、シフトレバー81が「指示手段」に相当し、車速センサ88が「車速検出手段」に相当し、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に要求される要求トルクTd*を設定する図6の駆動制御ルーチンのステップS110の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「要求駆動力設定手段」に相当し、車両が後進方向に走行しているときにシフトレバー81がRポジションからDポジションに操作されたり、車両が前進方向に走行しているときにシフトレバー81がDポジションからRポジションに操作されたときに、車速Vが閾値Vref以上のときには、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlで自立運転すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してエンジンECU24やモータECU40に送信し、車速Vが閾値Vref未満に至った以降に変速機60の状態を変更して要求トルクTd*が駆動軸36に出力されて走行するようエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してエンジンECU24やモータECU40に送信する図6の駆動制御ルーチンのステップS120〜S300の処理を実行したり、ステップS170の処理としてシフトレバー81の操作によるシフトポジションSPに対応するようクラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3を作動して変速機60の状態を変更したり、アクセル開度Accと車速Vと変速段との関係を設定した変速マップとアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに基づいてクラッチC1,C2やブレーキB1,B2,B3を作動して変速機60の変速段を変速したりするハイブリッド用電子制御ユニット70と、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによりエンジン22を制御するエンジンECU24と、トルク指令Tm1*,Tm2*とによりモータMG1,MG2を制御するモータECU40と、が「制御手段」に相当する。また、ブレーキアクチュエータ92とブレーキホイールシリンダ96a〜96dとブレーキECU94とが「制動力付与手段」に相当する。ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「発電機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの発電機であっても構わない。「3軸式動力入出力手段」としては、上述の動力分配統合機構30に限定されるものではなく、ダブルピニオン式の遊星歯車機構を用いるものや複数の遊星歯車機構を組み合わせて4以上の軸に接続されるものやデファレンシャルギヤのように遊星歯車とは異なる作動作用を有するものなど、内燃機関の出力軸と発電機の回転軸と出力軸および回転軸とは異なる軸である動力軸の3軸に接続され3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力するものであれば如何なるものとしても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、動力軸に動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「蓄電手段」としては、二次電池としてのバッテリ50に限定されるものではなく、キャパシタなど、発電機および電動機と電力のやりとりが可能であれば如何なるものとしても構わない。「切替接続手段」としては、リバース付きの4段変速の変速機60に限定されるものではなく、リバース付きの2段以上の変速機としたり、リバースと1速だけの切替機とするなど、動力軸からの動力を前進方向の動力として車軸に連結された駆動軸に伝達する前進方向接続と動力軸からの動力を後進方向の動力として駆動軸に伝達する後進方向接続とを切り替え可能に動力軸と駆動軸とを接続するするものであれば如何なるものとしても構わない。「指示手段」としては、シフトレバー81に限定されるものではなく、シフトポジションSPを変更するボタンとするなど、操作者の操作に基づいて切替接続手段による接続を指示するものであれば如何なるものとしても構わない。「車速検出手段」としては、車速センサ88に限定されるものではなく、駆動輪や従動輪に取り付けられた車輪速センサからの信号に基づいて演算するものなど、車速を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「要求駆動力設定手段」としては、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36の要求トルクTd*を設定するものに限定されるものではなく、アクセル開度Accだけに基づいて駆動軸36の要求トルクTd*を設定するなど、走行に要求される要求駆動力を設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジンECU24とモータECU40とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「制御手段」としては、車両が後進方向に走行しているときにシフトレバー81がRポジションからDポジションに操作されたり、車両が前進方向に走行しているときにシフトレバー81がDポジションからRポジションに操作されたときに、車速Vが閾値Vref以上のときには、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlで自立運転すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御し、車速Vが閾値Vref未満に至った以降に変速機60の状態を変更して要求トルクTd*が駆動軸36に出力されて走行するようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御するものに限定されるものではなく、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22を停止すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御したり、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlとは異なる回転数で運転すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御したり、車速Vが閾値Vref以上のときには、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlで自立運転すると共にモータMG1,MG2からトルクが出力されず、且つ、油圧ブレーキにより要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60,ブレーキアクチュエータ92を制御したり、車両が前進方向に走行しているときにシフトレバー81がDポジションからRポジションに操作されたときには、車速Vが閾値Vref以上のときでも、車速Vが閾値Vref未満に至るまでは変速機60の状態を維持してエンジン22をアイドル回転数Nidlで自立運転すると共にモータMG2から要求トルクTd*に応じた制動トルクが出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2,変速機60を制御しないものとしたりするなど、切替接続手段により後進方向接続として動力軸と駆動軸とが接続されており車速が後進方向の第1車速以上のときに指示手段により前進方向接続が指示された後進時特定前進指示時には、車速が後進方向の第1車速未満に至るまでは後進方向接続の状態で要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう内燃機関と発電機と電動機と切替接続手段とを制御し、車速が後進方向の第1車速未満に至った以降は前進方向接続の状態で要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう内燃機関と発電機と電動機と切替接続手段とを制御するものであれば如何なるものとしても構わない。また、「制動力付与手段」としては、ブレーキアクチュエータ92とブレーキホイールシリンダ96a〜96dとブレーキECU94とによるものに限定されるものではなく、車両に制動力を付与可能なものであれば如何なるものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例である動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 変速機60の構成の概略を示す構成図である。 バッテリ50における電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 変速機60が1速の状態のときの動力分配統合機構30および変速機60の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 変速機60がリバースの状態のときの動力分配統合機構30および変速機60の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 トルク制限Tm1min,Tm1maxの一例を示す説明図である。 変速機60をリバースの状態から1速の状態に変更するときの動力分配統合機構30および変速機60の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 変形例の駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、32b 動力軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、36 駆動軸、37 回転数センサ、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 変速機、62,64,66 遊星歯車機構、62s,64s,66s サンギヤ、62p,64p,66p ピニオンギア、62c,64c,66c キャリア、62r,64r,66r リングギヤ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 ブレーキマスターシリンダ、92 ブレーキアクチュエータ、94 ブレーキ用電子制御ユニット(ブレーキECU)、96a〜96d ブレーキホイールシリンダ、100 アクチュエータ、102 オイルポンプ、104 油圧供給部、106 油圧センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ、C1,C2 クラッチ、B1,B2,B3 ブレーキ。

Claims (8)

  1. 内燃機関と、
    動力を入出力可能な発電機と、
    前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記出力軸および前記回転軸とは異なる軸である動力軸の3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
    前記動力軸に動力を入出力可能な電動機と、
    前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、
    前記動力軸からの動力を前進方向の動力として車軸に連結された駆動軸に伝達する前進方向接続と前記動力軸からの動力を後進方向の動力として前記駆動軸に伝達する後進方向接続とを切り替え可能に前記動力軸と前記駆動軸とを接続する切替接続手段と、
    操作者の操作に基づいて前記切替接続手段による接続を指示する指示手段と、
    車速を検出する車速検出手段と、
    走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記切替接続手段により前記後進方向接続として前記動力軸と前記駆動軸とが接続されており前記検出された車速が後進方向の第1車速以上のときに前記指示手段により前記前進方向接続が指示された後進時特定前進指示時には、前記検出された車速が前記後進方向の第1車速未満に至るまでは前記後進方向接続の状態で前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御し、前記検出された車速が前記後進方向の第1車速未満に至った以降は前記前進方向接続の状態で前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御する制御手段と、
    を備える車両。
  2. 前記制御手段は、前記後進時特定前進指示時には、前記検出された車速が前記後進方向の第1車速未満に至るまでは前記設定された要求駆動力に基づく後進方向の制動力が前記電動機から出力されるよう該電動機を制御する手段である請求項1記載の車両。
  3. 請求項1記載の車両であって、
    車両に制動力を付与可能な制動力付与手段を備え、
    前記制御手段は、前記後進時特定前進指示時には、前記検出された車速が前記後進方向の第1車速未満に至るまでは前記設定された要求駆動力に基づく後進方向の制動力が前記制動力付与手段により車両に作用するよう該制動力付与手段を制御する手段である、
    車両。
  4. 前記切替接続手段は、後進方向へのギヤ切替と前進方向への複数のギヤ切替とが可能な有段変速機である請求項請求項1ないし3いずれか記載の車両。
  5. 前記後進方向の第1車速は、前記内燃機関をアイドル運転している状態で前記前進方向接続としたときに前記発電機の回転数が該発電機の定格最大回転数より小さいが該定格最大回転数近傍となる回転数に対応する車速以下の車速として設定されてなる請求項1ないし4いずれか記載の車両。
  6. 前記制御手段は、前記切替接続手段により前記前進方向接続として前記動力軸と前記駆動軸とが接続されており前記検出された車速が前進方向の第2車速以上のときに前記指示手段により前記後進方向接続が指示された前進時特定後進指示時には、前記検出された車速が前記前進方向の第2車速未満に至るまでは前記前進方向接続の状態で前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御し、前記検出された車速が前記前進方向の第2車速未満に至った以降は前記後進方向接続の状態で前記設定された要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御する手段である請求項1ないし5いずれか記載の車両。
  7. 内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記出力軸および前記回転軸とは異なる軸である動力軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記動力軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記動力軸からの動力を前進方向の動力として車軸に連結された駆動軸に伝達する前進方向接続と前記動力軸からの動力を後進方向の動力として前記駆動軸に伝達する後進方向接続とを切り替え可能に前記動力軸と前記駆動軸とを接続する切替接続手段と、操作者の操作に基づいて前記切替接続手段による接続を指示する指示手段と、を備える車両の制御方法であって、
    前記切替接続手段により前記後進方向接続として前記動力軸と前記駆動軸とが接続されており車速が後進方向の第1車速以上のときに前記指示手段により前記前進方向接続が指示された後進時特定前進指示時には、車速が前記後進方向の第1車速未満に至るまでは前記後進方向接続の状態で走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御し、車速が前記後進方向の第1車速未満に至った以降は前記前進方向接続の状態で前記要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御する、
    ことを特徴とする車両の制御方法。
  8. 請求項7記載の車両の制御方法であって、
    更に、前記切替接続手段により前記前進方向接続として前記動力軸と前記駆動軸とが接続されており車速が前進方向の第2車速以上のときに前記指示手段により前記後進方向接続が指示された前進時特定後進指示時には、車速が前記前進方向の第2車速未満に至るまでは前記前進方向接続の状態で前記要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御し、車速が前記前進方向の第2車速未満に至った以降は前記後進方向接続の状態で前記要求駆動力に基づく駆動力によって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記切替接続手段とを制御する、
    ことを特徴とする車両の制御方法。
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