JP2008198784A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上部配線層が半導体素子に与えるストレスの影響を低減すると共に、ダミー配線パターンを設けてCMP技術を適用した効果を維持し得る半導体装置を提供する。
【解決手段】
半導体基板1の主面上及びゲート電極5の上面上には、MOSFET(半導体素子)100を被覆する第一層間絶縁膜7が形成され、その上面上の前記MOSFET100のチャネル領域6の上方以外の領域には第一配線層9が形成されている。また、前記第一層間絶縁膜7の上面上及び前記第一配線層9の上面上には、前記第一配線層9を被覆する第二層間絶縁膜10が形成され、前記第二層間絶縁膜10の上面上には第二配線層ダミーパターン(第一ダミー配線パターン)11が形成されている。ここで、前記第二配線層ダミーパターン11は、前記第一配線層9と同様に、前記チャネル領域6の上部領域に重ならない領域に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、半導体装置におけるダミー配線パターンの形成に関するものである。
従来から、半導体装置では、その半導体装置内の配線の多層化に伴い、層間絶縁膜の平坦化が必要となっている。このため、近年では、メタルCMP(Chemical Mechanical Polishing)技術(以下、CMPと言う)を用いて、層間絶縁膜の平坦化を実現している。
しかし、配線パターンの密度の粗密差が大きい場合にCMPを適用したときには、配線パターンの密度の小さい領域が過度に研磨され易くなるという課題があった。このため、特許文献1及び特許文献2記載の技術では、配線パターンの密度の小さい領域に、半導体素子や配線を構成するために必要な配線パターン以外のダミー配線パターンを新たに設けてCMPによる平坦化を行っている。
上記のように、従来では、CMPの効果を維持して平坦化を行うために、ダミー配線パターンを配置して複数の半導体素子の特性の均一化を図ろうとしているが、非特許文献1によると、近年では、上部配線層からのストレス、特に熱膨張応力が半導体素子に与える影響を無視することができなくなっている。
この改善策として、例えば、特許文献3に記載されるように、半導体基板上に例えば10μm前後の比較的大きいゲート長を有する半導体素子を配置する場合には、前記半導体素子のゲート電極の上方に、左右対称の形状のダミー配線パターンを設けることによって、上部配線層が半導体素子に与えるストレスの影響を低減している。
特開平09−306996号公報 特開2000−338646号公報 特開2002−373896号公報 Thompson,S.E.、外27名、「A 90−nm logic technology featuring strained−silicon」、IEEE Transactions on Electron Devices、米国、IEEE、2004年11月、Vol.51、No.11、p.1790−1797
しかしながら、前記特許文献3記載の技術では、上部配線層が半導体素子に与えるストレスの影響を低減することは可能であるが、半導体装置内に均一性が必要とされる半導体素子が複数存在した場合には、対象となる半導体素子が配置される領域によって周辺の配線パターンが異なる場合がある。このため、前記特許文献3記載の半導体素子上のダミーパターン以外の周辺部に配置される、ダミーパターンを含む配線パターンを同一にすることは困難になり、CMPを適用した後に前記特許文献3記載の半導体素子上のダミーパターンの形状や配線膜厚が均一にならない。その結果、半導体素子上のダミーパターンの上部配線層が半導体素子に与えるストレスの影響にバラツキが発生し、半導体素子の特性を均一にすることが困難であり、特性が低下する場合があった。
本発明は、前記の課題に着目してなされたものであり、その目的は、上部配線層が半導体素子に与えるストレスの影響を低減すると共に、ダミー配線パターンを設けてメタルCMP技術を適用した効果を維持し得る半導体装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、半導体基板の主面上に形成された素子の所定領域以外の上方に、配線層やダミー配線パターンを備える構成を採用する。
具体的に、請求項1記載の発明の半導体装置は、半導体基板の主面上に形成され、ゲート電極及び拡散層を有する半導体素子と、前記半導体基板の主面上及び前記ゲート電極の上面上に形成され、前記半導体素子を被覆する第一層間絶縁膜と、前記第一層間絶縁膜の上面上に形成され、前記半導体素子の前記ゲート電極と前記拡散層とにより形成されるチャネル領域の上方以外の領域に配置される第一配線層と、前記第一層間絶縁膜の上面上及び前記第一配線層の上面上に形成され、前記第一配線層を被覆する第二層間絶縁膜と、前記第二層間絶縁膜の上面上に形成され、前記第一配線層の上面上の上方に前記チャネル領域のチャネル幅方向及びチャネル長方向の少なくとも一方向に延在して配置される第一ダミー配線パターンとを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の半導体装置において、前記第一ダミー配線パターンは、前記チャネル幅方向に延在するチャネル幅方向ダミー配線、及び前記チャネル長方向に延在するチャネル長方向ダミー配線を有し、前記チャネル幅方向ダミー配線と前記チャネル長方向ダミー配線とは、各々の一端同士が接続されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1記載の半導体装置において、さらに、前記第二層間絶縁膜の上面上及び前記第一ダミー配線パターンの上面上に形成され、前記第一ダミー配線パターンを被覆する第三層間絶縁膜と、前記第三層間絶縁膜の上面上に形成され、前記第一ダミー配線パターンと同一レイアウト構造の第二ダミー配線パターンとを備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項1記載の半導体装置において、前記第一層間絶縁膜及び前記第一配線層の上方には、直下の下部層間絶縁膜の上面上、及びその上面上に形成された下部ダミー配線パターンの上面上に形成され、前記下部ダミー配線パターンを被覆する上部層間絶縁膜と、前記上部層間絶縁膜の上面上に形成された上部ダミー配線パターンとを備え、前記上部ダミー配線パターン及び前記下部ダミー配線パターンは、前記第一ダミー配線パターンと同一レイアウト構造であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項4記載の半導体装置において、前記第一ダミー配線パターン及び前記上部ダミー配線パターンの各々を構成する複数のダミー配線のうち、少なくとも1つのダミー配線は電源配線に接続されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項4記載の半導体装置において、前記第一ダミー配線パターン及び前記上部ダミー配線パターンの各々を構成する複数のダミー配線のうち、少なくとも1つのダミー配線は前記半導体素子のドレイン領域又はソース領域に接続されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項1記載の半導体装置において、当該半導体装置は、半導体基板上に複数の半導体素子を備え、前記複数の半導体素子は、各々、P型半導体素子又はN型半導体素子であり、前記第一ダミー配線パターンは、P型半導体素子及びN型半導体素子の何れか一方の半導体素子の上方にのみ形成されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項1記載の半導体装置において、当該半導体装置は、半導体基板上に複数の半導体素子を備え、前記第一ダミー配線パターンは、前記複数の半導体素子のうち、特性の均一化の必要な半導体素子の上方にのみ形成されることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項1記載の半導体装置において、前記半導体素子は、抵抗素子であることを特徴とする。
以上により、請求項1〜9記載の発明では、半導体素子のチャネル領域や抵抗素子の上方には、配線層やダミー配線パターンが形成されないので、前記配線層や前記ダミー配線パターンが半導体基板上の素子に与えるストレスを低減することが可能となる。また、半導体装置の多層配線中にダミー配線パターンを設けるので、CMPによる平坦化が適切に行われて、当該半導体装置内の複数の半導体素子の特性の均一化を実現することが可能となる。
以上説明したように、請求項1〜9記載の発明の半導体装置によれば、上部層が素子に与えるストレスの影響を低減して素子の特性劣化を低減することが可能であると共に、ダミー配線パターンを設けてCMPを適用した平坦化の効果を維持して、当該半導体装置内の複数の素子の特性を均一化することが可能となる。
以下、本発明の実施形態の半導体装置を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の半導体装置の要部構成の平面図であり、複数のMOSトランジスタ(以下、MOSFETと言う)を備えた半導体装置である。また、図2は、同半導体装置の要部構成のA−A’線断面の断面図である。
図1及び図2において、半導体基板1上に複数のMOSFET(半導体素子)100が形成されている。前記MOSFET100は、各々、対向配置されたドレイン領域(拡散層)2及びソース領域(拡散層)3、前記ドレイン領域2と前記ソース領域3との間の上部に形成されたゲート酸化膜4、及び前記ゲート酸化膜4の上面上に形成されたゲート電極5によって構成される。
ここで、前記ゲート酸化膜4と前記ゲート電極5とが重なる領域をチャネル領域6とし、前記ドレイン領域2と前記ソース領域3との間を電流が流れる方向をチャネル長方向、前記チャネル長方向に対して直交する方向をチャネル幅方向とする。
前記半導体基板1の主面上及び前記ゲート電極5の上面上には、前記MOSFET100を被覆する第一層間絶縁膜7が形成されている。前記第一層間絶縁膜7には、その膜厚方向に貫通し前記ソース領域2及び前記ドレイン領域3の各々に接続される2つのコンタクトホール8が形成され、前記各々のコンタクトホール8は、導電体で充填されている。
前記第一層間絶縁膜7の上面上の前記2つのコンタクトホール8の上部には第一配線層9が形成されており、前記第一配線層9は、前記各々のコンタクトホール8を通じて前記ソース領域2及び前記ドレイン領域3と電気的に接続されている。ここで、前記第一配線層9は、前記MOSFET100のチャネル領域6の上方以外の領域に配置されている。
また、前記第一層間絶縁膜7の上面上及び前記第一配線層9の上面上には、前記第一配線層9を被覆する第二層間絶縁膜10が形成され、前記第二層間絶縁膜10の上面上の前記第一配線層9の上方には、第二配線層ダミーパターン(第一ダミー配線パターン)11が形成されている。前記第二配線層ダミーパターン11は、チャネル長方向に延在するチャネル長方向ダミー配線11A、11Bと、チャネル幅方向に延在するチャネル幅方向ダミー配線11C、11Dとを有している。
さらに、前記第二層間絶縁膜10の上面上及び前記第二配線層ダミーパターン11の上面上には、前記第二配線層ダミーパターン11を被覆する第三層間絶縁膜13が形成されている。
前記第二配線層ダミーパターン11は、前記第一配線層9と同様に、演算領域12内の前記チャネル領域6の上部領域に重ならない領域に配置されている。この際、前記第二配線層ダミーパターン11は、半導体装置の製造工程でCMPによる第三層間絶縁膜13の研磨時のばらつきを防止するために必要な一定量の面積密度を満足するように形成されている。
上記のように、本実施形態では、MOSFETのチャネル領域の上方に配線層やダミー配線パターンを設けないので、配線層やダミー配線パターンのバラツキに起因した上部層からのストレスによるMOSFETの特性悪化を低減できると共に、例えばCu膜の面積率等に基づいて、第二配線層ダミーパターン11を適切に設けて演算領域12内の密度の粗密差を低減するので、CMPによる平坦化の効果を維持することができる。
尚、本実施形態において、前記第二配線層ダミーパターン11は、チャネル長方向ダミー配線11A、11B及びチャネル幅方向ダミー配線11C、11Dの二方向のダミー配線によって構成されているが、前記チャネル幅方向及び前記チャネル長方向の少なくとも一方向のダミー配線によって構成しても良いのは勿論である。
また、図3に示すように、前記チャネル長方向ダミー配線11A及び前記チャネル幅方向ダミー配線11Dの各々の一端同士を接続すると共に、前記チャネル長方向ダミー配線11B及び前記チャネル幅方向ダミー配線11Cの各々の一端同士を接続しても良い。さらに、図4に示すように、前記ダミー配線11A〜11Dの各々の両端を他のダミー配線11A〜11Dと接続しても良い。
上記の図1の半導体装置では、CMPによる層間絶縁膜の研磨時のばらつきを防止する際に必要な一定量の面積密度を満足するために、第二配線層ダミーパターン11を構成する各々のダミー配線11A〜11D同士が近接して、第二配線層ダミーパターン11においてデザインルールに違反する場合がある。しかしながら、上記の図3及び図4の変形例では、上記の図1の半導体装置では分離して形成されていたダミー配線11A〜11Dを他のダミー配線11A〜11Dと接続することにより、第二配線層ダミーパターン11でのデザインルール違反を容易に回避することが可能となる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態の半導体装置の要部構成の断面図である。
上述した図2の半導体装置と異なる点は、さらに、第三層間絶縁膜13の上面上に第三配線層ダミーパターン(第二ダミー配線パターン)14を備えていると共に、前記第三層間絶縁膜13の上面上及び前記第三配線層ダミーパターン14の上面上に、前記第三配線層ダミーパターン14を被覆する第四層間絶縁膜15を備えている点のみである。その他の構成については、図2の半導体装置と同様であるので、その説明は省略する。
第三配線層ダミーパターン14は、前記第二配線層ダミーパターン11と同様に、前記演算領域12内の前記チャネル領域6の上部領域に重ならない領域に配置されている。この際、前記第三配線層ダミーパターン14は、半導体装置の製造工程でCMPによる第四層間絶縁膜15の研磨時のばらつきを防止するために必要な一定量の面積密度を満足するように形成されており、前記第二配線層ダミーパターン11と同一レイアウト構造で構成されている。
図6は、同半導体装置の変形例の断面図である。
上述した図5の半導体装置と異なる点は、さらに、第四層間絶縁膜15の上方に、第四配線層ダミーパターン16、第五層間絶縁膜17、第五配線層ダミーパターン18及び第六層間絶縁膜19を備えている点のみである。その他の構成については、図5の半導体装置と同様であるので、その説明は省略する。
同図において、第四層間絶縁膜(下部層間絶縁膜)15の上面上及び第四配線層ダミーパターン(下部ダミー配線パターン)16の上面上には、前記第四配線層ダミー配線パターン16を被覆する第五層間絶縁膜(上部層間絶縁膜)17が形成されていると共に、前記第五層間絶縁膜の上面上には第五配線層ダミーパターン(上部ダミー配線パターン)18が形成されている。
前記第四配線層ダミーパターン16は、前記第二配線層ダミーパターン11と同一のレイアウト構造であると共に、前記第五配線層ダミーパターン18についても、前記第四配線層ダミーパターン16及び前記第二配線層ダミーパターン11と同一のレイアウト構造である。
上記のように、本実施形態では、複数の層間絶縁膜13、15、17、19を備える半導体装置においても、MOSFETの上部の配線層の重なりによる特性の劣化を排除しつつ、CMPによる層間絶縁膜13、15、17、19の研磨時のばらつきを防止するために必要な一定量の面積密度を満足するようにダミー配線パターン11、14、16、18配置を可能とし、CMPによる平坦化の効果を維持することができる。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態の半導体装置の要部構成の平面図であり、図8は、同半導体装置の要部構成のA−A’線断面の断面図である。
上述した図6の半導体装置と異なる点は、第五配線層ダミーパターン18と同層に第1の第五層信号配線20と第2の第五層信号配線22とを備えていると共に、前記第五配線層ダミーパターン18が電源配線を介して電源24に接続されている点のみである。その他の構成については、図6の半導体装置と同様であるので、その説明は省略する。
同7及び図8において、第五配線層ダミーパターン18と第1の第五層信号配線20とが隣接するときには、第1の寄生容量21が存在する。さらに、第一の第五層信号配線20とは異なる信号が与えられている第二の第五層信号配線22と第五配線層ダミーパターン18とが隣接するときにも第2の寄生容量23が存在する。
前記第1の寄生容量21が存在することにより、第1の第五層信号配線20の信号が第五配線層ダミーパターン18に漏れて伝搬する。さらに、前記第2の寄生容量23が存在することにより、前記第1の第五層信号配線20から漏れた信号が前記第2の寄生容量23を介して、前記第2の第五層信号配線22に伝搬する。
この影響を排除するために本実施形態では、第五配線層ダミーパターン18を電源24に接続して信号の伝搬をシールドする。これによって、第五配線層ダミーパターン18を介して、第1の第五層信号配線20から第2の第五層信号配線22に伝搬するノイズの影響を排除する。
尚、本実施形態では、第五配線層ダミーパターン18を電源24に接続したが、図9に示すように、グランド25に接続しても同様の効果が得られ、MOSFET100のドレイン領域2又はソース領域3に接続しても同様の効果が得られる。
また、図1や図3と同様に、第五配線層ダミーパターン18のダミー配線が分離して形成されている場合には、信号配線と近接するダミー配線のみ電源やグランドに接続されていても良い。
さらに、1つの配線層ダミーパターンだけではなく複数の配線層ダミーパターンにおいて、本実施形態と同様に配線層ダミーパターンを電源やグランドと接続することによって、同層以外にも上下層からのノイズの影響を低減することが可能となる。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態の半導体装置のレイアウトのレイアウト図である。
同図は、上述した図5の半導体装置のレイアウト図であり、レイアウトパターン26には、複数のP型MOSFET27、複数のN型MOSFET28及び、第三配線層ダミーパターン14を図示している。
本実施形態において、半導体基板上には、複数のP型MOSFET(P型半導体素子)27と複数のN型MOSFET(N型半導体素子)28が形成されている。前記複数のP型MOSFET27の各々の上方には、第二配線層ダミーパターン(第一ダミー配線パターン)11(図示せず)、第三配線層ダミーパターン(第二ダミー配線パターン)14が形成されている。
前記第二配線層ダミーパターン11及び前記第三配線層ダミーパターン14は、各々のMOSFET27、28のチャネル領域6に重ならないように配置されている。また、前記チャネル領域6を含む演算領域12内でCMPによる層間絶縁膜13、15の研磨時のばらつきを防止するために必要な一定量の面積密度を満足するように配置され、前記第二配線層ダミーパターン11及び前記第三配線層ダミーパターン14は同一のレイアウト構造である。
P型MOSFET27とN型MOSFET28とを備えた半導体装置において、MOSFETのタイプによって、上部層からのストレス、正孔又は電子の移動度から影響を受ける度合いが異なる。そのため、上記のように、本実施形態では、上部層の設計上の制約等がある場合に全てのMOSFETの上方にダミー配線パターンを設けるのではなく、より影響を受けやすいタイプのMOSFETの上方にのみダミー配線パターンを挿入する。従って、半導体装置のデザインルールを違反することなく、上部層からのストレスによる特性劣化を排除してCMPによる平坦化の効果も維持することが可能となる。
尚、本実施形態では、P型MOSFET27の上方にダミー配線パターンを設けたが、N型MOSFETの上方にダミー配線パターンを設けても良いのは勿論である。
(第5の実施形態)
図11は、本発明の第5の実施形態の半導体装置の要部構成の回路図であり、図12は、同半導体装置の要部構成のレイアウトのレイアウト図である。
同図は、上述した図5の半導体装置の回路図及びレイアウト図であり、レイアウトパターン29には、2つのP型MOSFET27A、27B、2つのN型MOSFET28A、28B及び、第三配線層ダミーパターン14を図示しており、前記2つのP型MOSFET27A、27Bは差動ペア回路を構成している。
本実施形態において、前記2つのP型MOSFET27A、27Bの各々の上方には、第二配線層ダミーパターン(第一ダミー配線パターン)11(図示せず)、第三配線層ダミーパターン(第二ダミー配線パターン)14が形成されている。
前記第三配線層ダミーパターン14は、前記第二配線層ダミーパターン11と同様に、前記P型MOSFET27A、27B、28A、28Bの各々のチャネル領域6に重ならない様に前記チャネル領域6のチャネル長方向及びチャネル幅方向の少なくとも一方向に配置されている。また、チャネル領域6を含む演算領域12内で、前記第二及び第三配線層ダミーパターン11、14は、CMPによる層間絶縁膜13、15の研磨時のばらつきを防止するために必要な一定量の面積密度を満足するように配置されている。さらに、前記第二配線層ダミーパターン11及び前記第三配線層ダミーパターン14は同一レイアウト構造である。
上記のように、本実施形態では、上部層の設計上の制約等があった場合に、2つのP型MOSFET27A、27Bで比精度が必要な差動ペア回路を有する半導体装置においても、前記2つのP型MOSFET27A、27Bの上方にダミー配線パターンを挿入することによって上部層の重なりによる特性の劣化の影響を均一にしつつ、CMPによる平坦化の効果を維持することが可能となる。
尚、本実施形態では、半導体装置内に差動ペア回路を設けた場合について説明したが、カレントミラー回路等の当該回路を構成する複数の半導体素子のバラツキ特性の均一化が必要な場合に有効である。
尚、本発明の実施形態において、半導体素子がMOSFETである場合について説明したが、半導体素子はMOSFETに限らず抵抗素子であっても同様の効果が得られる。
以上説明したように、本発明は、複数の素子の特性を均一化することが可能となるので、特に、半導体装置等として有用である。
本発明の第1の実施形態の半導体装置における要部構成を示す平面図である。 同半導体装置における要部構成を示す断面図である。 同半導体装置の変形例を示す平面図である。 同半導体装置の他の変形例を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置における要部構成を示す断面図である。 同半導体装置の変形例を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態の半導体装置における要部構成を示す平面図である。 同半導体装置における要部構成を示す断面図である。 同半導体装置における要部構成の変形例を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態の半導体装置における全体構成を示すレイアウト図である。 本発明の第5の実施形態の半導体装置における要部構成を示す回路図である。 同半導体装置における要部構成を示すレイアウト図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 ドレイン領域(拡散層)
3 ソース領域(拡散層)
4 ゲート酸化膜
5 ゲート電極
6 チャネル領域
7 第一層間絶縁膜
8 コンタクトホール
9 第一配線層
10 第二層間絶縁膜
11、11A、
11B、11C、11D 第二配線層ダミーパターン(第一ダミー配線パターン)
12 演算領域
13 第三層間絶縁膜
14 第三配線層ダミーパターン(第二ダミー配線パターン)
15 第四層間絶縁膜(下部層間絶縁膜)
16 第四配線層ダミーパターン(下部ダミー配線パターン)
17 第五層間絶縁膜(上部層間絶縁膜)
18 第五配線層ダミーパターン(上部ダミー配線パターン)
19 第六層間絶縁膜
20 第1の第五層信号配線
21 第1の寄生容量
22 第2の第五層信号配線
23 第2の寄生容量
24 電源
25 グランド
26 レイアウトパターン
27、27A、27B P型MOSFET
28、28A、28B N型MOSFET
29 レイアウトパターン
100 MOSFET(半導体素子)

Claims (9)

  1. 半導体基板の主面上に形成され、ゲート電極及び拡散層を有する半導体素子と、
    前記半導体基板の主面上及び前記ゲート電極の上面上に形成され、前記半導体素子を被覆する第一層間絶縁膜と、
    前記第一層間絶縁膜の上面上に形成され、前記半導体素子の前記ゲート電極と前記拡散層とにより形成されるチャネル領域の上方以外の領域に配置される第一配線層と、
    前記第一層間絶縁膜の上面上及び前記第一配線層の上面上に形成され、前記第一配線層を被覆する第二層間絶縁膜と、
    前記第二層間絶縁膜の上面上に形成され、前記第一配線層の上面上の上方に前記チャネル領域のチャネル幅方向及びチャネル長方向の少なくとも一方向に延在して配置される第一ダミー配線パターンとを備えた
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記請求項1記載の半導体装置において、
    前記第一ダミー配線パターンは、前記チャネル幅方向に延在するチャネル幅方向ダミー配線、及び前記チャネル長方向に延在するチャネル長方向ダミー配線を有し、
    前記チャネル幅方向ダミー配線と前記チャネル長方向ダミー配線とは、各々の一端同士が接続されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記請求項1記載の半導体装置において、
    さらに、前記第二層間絶縁膜の上面上及び前記第一ダミー配線パターンの上面上に形成され、前記第一ダミー配線パターンを被覆する第三層間絶縁膜と、
    前記第三層間絶縁膜の上面上に形成され、前記第一ダミー配線パターンと同一レイアウト構造の第二ダミー配線パターンとを備えた
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 前記請求項1記載の半導体装置において、
    前記第一層間絶縁膜及び前記第一配線層の上方には、
    直下の下部層間絶縁膜の上面上、及びその上面上に形成された下部ダミー配線パターンの上面上に形成され、前記下部ダミー配線パターンを被覆する上部層間絶縁膜と、
    前記上部層間絶縁膜の上面上に形成された上部ダミー配線パターンとを備え、
    前記上部ダミー配線パターン及び前記下部ダミー配線パターンは、前記第一ダミー配線パターンと同一レイアウト構造である
    ことを特徴とする半導体装置。
  5. 前記請求項4記載の半導体装置において、
    前記第一ダミー配線パターン及び前記上部ダミー配線パターンの各々を構成する複数のダミー配線のうち、少なくとも1つのダミー配線は電源配線に接続されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  6. 前記請求項4記載の半導体装置において、
    前記第一ダミー配線パターン及び前記上部ダミー配線パターンの各々を構成する複数のダミー配線のうち、少なくとも1つのダミー配線は前記半導体素子のドレイン領域又はソース領域に接続されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  7. 前記請求項1記載の半導体装置において、
    当該半導体装置は、半導体基板上に複数の半導体素子を備え、
    前記複数の半導体素子は、各々、P型半導体素子又はN型半導体素子であり、
    前記第一ダミー配線パターンは、P型半導体素子及びN型半導体素子の何れか一方の半導体素子の上方にのみ形成される
    ことを特徴とする半導体装置。
  8. 前記請求項1記載の半導体装置において、
    当該半導体装置は、半導体基板上に複数の半導体素子を備え、
    前記第一ダミー配線パターンは、前記複数の半導体素子のうち、特性の均一化の必要な半導体素子の上方にのみ形成される
    ことを特徴とする半導体装置。
  9. 前記請求項1記載の半導体装置において、
    前記半導体素子は、抵抗素子である
    ことを特徴とする半導体装置。
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