JP2008198575A - 燃料電池システム及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力感知部への水分の付着を抑制できる燃料電池システム及びシステム。
【解決手段】燃料電池システム1は、燃料電池2に反応ガスを供給する供給流路22と、反応ガスに曝される圧力感知部102を有して反応ガスの圧力を検出する圧力センサP1と、燃料電池2から排出された反応オフガスを供給流路22に循環させる循環流路23と、を備える。圧力センサP1の上流側には、反応ガスを噴射するインジェクタ25が設けられ、圧力センサP1が、インジェクタ25による反応ガスの噴射によって負圧が発生する負圧発生エリア84に接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧力センサの圧力感知部が水分を含む流体に曝される燃料電池システム及びシステムに関するものである。
燃料電池システムは、燃料ガス及び酸素ガス(以下、総称して「反応ガス」という。)の供給を受けて発電する燃料電池を備える。燃料電池から排出される燃料オフガス及び酸化オフガス(以下、総称して「反応オフガス」という。)中には、燃料電池の発電に寄与しなかった反応ガスが含まれ得る。この未反応の反応ガスを発電に再利用すべく、エジェクタ又はポンプにより燃料オフガスを燃料電池に循環させる燃料電池システムが知られている。
特許文献1に記載の燃料電池システムは、流量可変式のエジェクタを利用して、燃料オフガスの循環を行うものである。このエジェクタは、供給流路と循環流路との合流部に設けられる。エジェクタは、燃料ガスの噴射により循環流路内の燃料オフガスを吸引して、供給流路を介して燃料ガス及び燃料オフガスを燃料電池に供給する。供給流路の下流端に設けた圧力センサにより、エジェクタの吐出圧(燃料ガスの供給圧)が検出され、その検出結果に基づいてエジェクタが制御され、燃料オフガスの循環量が可変されるようになっている。
特開2004−95528号公報
ところで、燃料電池の発電反応により水が生成されるので、燃料オフガスには水分が含まれている。したがって、圧力センサの圧力感知部が燃料オフガスに曝される環境にあると、圧力感知部に水分が付着する可能性がある。上記した特許文献1に記載の燃料電池システムでは、この水分の付着によって、システム稼働中に圧力感知部の感圧精度が低下するおそれがあった。また、寒冷時に、圧力感知部に水分が圧力感知部に付着したままシステムが停止すると、凍結した水分によって圧力検出ができなくなるおそれもあった。
本発明は、圧力感知部への水分の付着を抑制できる燃料電池システム及びシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の燃料電池システムは、燃料電池に反応ガスを供給する供給流路と、反応ガスに曝される圧力感知部を有して反応ガスの圧力を検出する圧力センサと、燃料電池から排出された反応オフガスを供給流路に循環させる循環流路と、を備える。さらに、燃料電池システムは、反応ガスを噴射するインジェクタを圧力センサの上流側に備える。そして、圧力センサが、インジェクタによる反応ガスの噴射によって負圧が発生する負圧発生エリアに接続される。
このような構成によれば、インジェクタの噴射によって発生する負圧が圧力感知部に作用する。これにより、燃料オフガス中の水分が圧力感知部に付着していたとしても、その水分が負圧によって吹き払われるようになる。よって、圧力感知部への水分の付着を抑制できる。しかも、その水分の付着を抑制するのに、インジェクタを有効に利用できる。
本発明の好ましい一態様によれば、インジェクタは、反応ガスを噴射するノズルを有しており、圧力センサは、ノズルの出口側内壁に沿って延長した線よりも外側に接続されるとよい。
こうすることで、圧力センサを負圧発生エリアに適切に接続できる。
本発明の好ましい一態様によれば、燃料電池システムは、インジェクタを制御する制御装置を更に備えるとよい。そして、制御装置は、システム停止後に水分の凍結のおそれがある場合には、システム停止後にインジェクタを一時的に駆動して反応ガスを噴射させるとよい。
この構成によれば、一時的な反応ガスの噴射により、システム停止後に圧力感知部で水分が凍結することを抑制できる。一方で、システム停止後に水分の凍結のおそれがない場合には、インジェクタを駆動しなくて済むため、燃料電池の発電に使用しない反応ガスの無駄な消費を抑制できる。
好ましくは、制御装置は、外気温又は燃料電池に循環供給される冷媒の温度に基づいて、システム停止後に水分の凍結のおそれがあるか否かを判断するとよい。
この構成によれば、水分凍結と関係のある情報(外気温又は冷媒温度)をもとに、システム停止後の水分凍結の有無を判断できるので、その判断の精度を高めることができる。なお、外気温又は冷媒温度の情報は、システム停止から所定時間後に計測されたものであってもよいし、あるいは、システム停止前に例えば制御装置によって予測されたものであってもよい。
上記目的を達成するための本発明のシステムは、ガス流路と、ガス流路を流れるガスに曝される圧力感知部を有してガス圧を検出する圧力センサと、ガス流路に接続されて水分を含む流体が流れる流体流路と、を備える。さらに、システムは、ガスを噴射するインジェクタを圧力センサの上流側に備える。そして、圧力センサが、インジェクタによるガスの噴射によって負圧が発生する負圧発生エリアに接続される。
以上説明した本発明の燃料電池システム及びシステムによれば、圧力感知部への水分の付着を抑制できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態に係るシステムについて、燃料電池システムを例に説明する。
図1に示すように、燃料電池システム1は、燃料電池2、酸素ガス配管系3、燃料ガス配管系4、冷媒配管系5及び制御装置6を備える。
燃料電池2は、例えば固体高分子電解質型からなり、多数のセルを積層したスタック構造を有する。燃料電池2は、酸素ガス及び燃料ガスの供給を受けて電力を発生する。また、この電気化学反応によって、燃料電池2の空気極側には水が生成される。燃料電池2への酸素ガス及び燃料ガスの供給及び排出は、酸素ガス配管系3及び燃料ガス配管系4によりなされる。
酸素ガス及び燃料ガスは、反応ガスと総称されるものである。特に、燃料電池2から排出される酸素ガス及び燃料ガスは、それぞれ酸素オフガス及び燃料オフガスと称され、これらは反応オフガスと総称されるものである。以下では、酸素ガスとして空気を例に、また、燃料ガスとして水素ガスを例に説明する。
酸素ガス配管系3は、加湿器11、供給流路12、排出流路13、排気流路14、及びコンプレッサ15を有する。コンプレッサ15は、供給流路12の上流端に設けられる。コンプレッサ15により取り込まれた大気中の空気(酸素ガス)が、供給流路12を流れて加湿器11に圧送され、加湿器11により加湿されて燃料電池2に供給される。酸素オフガスは、排出流路13を流れて加湿器11に導入された後、排気流路14を流れて外部に排出される。
燃料ガス配管系4は、水素タンク21、供給流路22、循環流路23、ポンプ24、インジェクタ25及び圧力センサP1を有する。水素タンク21は、高圧の水素ガスを貯留した水素供給源である。供給流路22は、水素タンク21内の水素ガスを燃料電池2に供給する。
供給流路22は、主流流路22a及び混合流路22bからなる。主流流路22aは、供給流路22と循環流路24との合流点Aよりも上流側に位置し、混合流路22bは、合流点Aよりも下流側に位置する。主流流路22aには、インジェクタ25及び圧力センサP1のほか、シャットバルブ31及びレギュレータ32が設けられる。シャットバルブ31は、水素タンク21の元弁として機能する。レギュレータ32は、水素ガスを減圧する。
循環流路23は、燃料電池2の水素ガス出口から排出された水素オフガスを供給流路22に戻す。循環流路23には、ポンプ24のほか、気液分離器35が介設される。気液分離器35は、水素オフガスを液体と気体とに分離する。分離された液体は、燃料電池2の電気化学反応によって生じた水であり、排水弁36を開放することで排水路37を流れて外部に排出される。分離された水素オフガス中の気体は、ポンプ24によって合流点Aに圧送される。また、分離された水素オフガス中の気体は、パージ弁38が定期的に開放されることで、パージ路38の下流へと排気され得る。これにより、燃料電池2に循環供給される水素ガスの水素濃度の低下を抑制できるようになっている。
ポンプ24は、合流点Aに水素オフガスを圧送する。したがって、合流点Aでは、水素タンク21からの新たな水素ガスとポンプ24からの水素オフガスとが合流し、この合流後の混合水素ガスが混合流路22bを流れて燃料電池2に供給される。以下の説明では、水素タンク21から供給される新たな水素ガスを「主流ガス」と称する場合がある。なお、本実施形態の供給流路22及び循環流路23は、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「ガス流路」及び「流体流路」に相当する。
冷媒配管系5は、冷媒流路41、冷却ポンプ42、ラジエータ43、バイパス流路44及び切替え弁45を有する。冷媒ポンプ42は、冷媒流路41内の冷媒(例えば冷却水)を燃料電池2内に供給する。ラジエータ43は、燃料電池2から排出される冷媒を冷却する。切替え弁45は、必要に応じて、ラジエータ43とバイパス流路44との間で冷却水の通流を切り替える。燃料電池2に循環供給される冷媒温度は、温度センサ46によって検出され、燃料電池2から排出される冷媒温度は、温度センサ47によって検出される。
制御装置6は、内部にCPU,ROM,RAMを備えたマイクロコンピュータとして構成される。CPUは、制御プラグラムに従って所望の演算を実行して、後述するインジェクタ25の制御など、種々の処理や制御を行う。ROMは、CPUで処理する制御プログラムや制御データを記憶する。RAMは、主として制御処理のための各種作業領域として使用される。制御装置6は、圧力センサP1及び温度センサ46,47の検出信号のほか、燃料電池システム1がおかれる環境の外気温を検出する外気温センサ51の検出信号などが入力される。そして、制御装置6は、インジェクタ25などの各構成要素に制御信号を出力する。なお、制御装置6からコンプレッサ15、ポンプ24、シャットバルブ31、排水弁36、冷却ポンプ42及び切替え弁45への制御信号は、図1では省略した。
図2は、インジェクタ25及び圧力センサP1まわりの構造を模式的に示す図である。
図2に示すように、インジェクタ25は、ノズル81及び開閉駆動部82を有する。例えばノズル81を内部に構成する筐体83が主流流路22aの配管220に固定されることで、インジェクタ25は主流流路22a上に設けられる。
ノズル81は、例えば末広ノズルからなり、主流流路22aと同軸上に位置する。ノズル81は、主流ガスを噴射する。ノズル81からの主流ガスの噴射により、ノズル81の下流側周辺において水素オフガスを吸引するための負圧が発生する。この負圧が発生する負圧発生エリア84は配管220内にあるが、その位置はノズル81の軸線から離れている。具体的には、負圧発生エリア84は、ノズル81の出口側内壁に沿って延長した線L1よりも外側に形成される。換言すれば、負圧発生エリア84は、概して、線L1、配管220の内壁及び筐体83の外壁によって囲まれる空間に形成される。なお、この線L1は、ノズル81から噴射される主流ガスの流線の一つでもある。
開閉駆動部82は、ノズル81の上流側に位置し、ノズル81への主流ガスの供給を制御する。開閉駆動部82は、制御装置6に電気的に接続され、制御装置6からの出力信号により流路(すなわち、ノズル81に連通する流路)の開閉を制御される。開閉駆動部82は、例えば、弁体を電磁駆動力で直接的に所定の駆動周期で駆動して弁座から離隔させることで、二次側であるノズル81への主流ガスの流量や圧力を調整可能な電磁駆動式の開閉弁の構成を有する。開閉駆動部82を制御することにより、ノズル81への主流ガスの供給を遮断できると共に、ノズル81に主流ガスを間欠的に供給できる。
詳細は図示しないが、開閉駆動部82は、例えば、弁体及び弁座からなる主弁部分と、コイル、鉄心、及びプランジャを有するソレノイド部分と、で構成される。開閉駆動部82は、コイルに給電する電流のオン・オフにより、基本的に「開」及び「閉」の2位置で用いられる。つまり、インジェクタ25は、開閉駆動部82での開時間及び開閉タイミングを変えることで、ノズル81への主流ガスの供給流量を制御する。
この制御方法としては、開閉駆動部82のコイルに給電するパルス状励磁電流のデューティ比を変化させるデューティ制御を用いると好適である。ここで、デューティ比とは、パルス状励磁電流のON時間を、パルス状励磁電流のON時間とOFF時間とを加算したスイッチング周期で除したものである。なお、開閉駆動部82の開度(弁座の開度)又は開時間を、多段階、連続的(無段階)、又はリニアに切替え可能に構成してもよい。
圧力センサP1は、インジェクタ25の下流側に位置し、ノズル81から噴射された主流ガスの圧力を検出する。圧力センサP1は、接続部101及び圧力感知部102を有する。接続部101は、例えば外壁に形成したおねじを介して配管220の孔部にねじ込み接続され、これに気密に固定される。接続部101は、配管220内で開口する圧力導入口104を有し、圧力導入口104は、圧力感知部102に主流ガスを導く。そのため、圧力感知部102は、主流ガスに曝されるようになっている。
圧力感知部102は、例えば、主流ガスに接触するダイアフラムなどの受圧要素と、受圧要素で受けた変化を読み取る歪みゲージなどの変換要素と、を備える。そして、変換要素が制御装置6に接続されており、制御装置6は変換要素からの電気信号に基づいて主流ガス圧を測定する。制御装置6は、この測定された主流ガス圧をもとに燃料電池2の発電制御や、インジェクタ25の駆動を制御することができる。なお、圧力センサP1としては、機械的センサのみならず、抵抗線又は圧電素子を受圧要素とする物理的センサであってもよい。
このような構成により、圧力センサP1は負圧発生エリア84に接続される。より詳細には、圧力導入口104が負圧発生エリア84の空間に直接的に連通するように圧力センサP1が設けられ、圧力感知部102の表面が負圧発生エリア84の空間と直接的に連通する空間105に存在する。
したがって、水素オフガス中の水分が配管220内に流入し、圧力感知部102の表面に付着した場合であっても、この付着した水分はノズル81からの噴射によって除去されるようになる。これは、圧力センサP1が負圧発生エリア84に接続されているので、負圧発生エリア84で発生した負圧が圧力感知部102の表面に作用し、その表面に付着した水分が吹き払われるようになるからである。吹き払われた水分は負圧の作用により配管220内に吸引され、最終的に主流ガスに含有されて合流点Aと送られていく。
以上説明したように、本実施形態の燃料電池システム1によれば、インジェクタ25と圧力センサP1との配置を上記のように工夫しているので、結果的に圧力感知部102に水分が付着することを抑制できる。したがって、圧力感知部102での精度を確保することができ、圧力センサP1の信頼性を高めることができる。
<制御例>
続いて、図3を参照して、燃料電池システム1の停止時の制御の一例を説明する。
例えば、燃料電池システム1が搭載された車両において、運転者がイグニッションスイッチをOFF操作(以下、「IG−OFF」という。)すると(ステップS1)、燃料電池システム1の運転停止が指令される。この指令により、燃料電池2への反応ガスの供給が停止され、燃料電池システム1の運転が停止される(ステップS2)。
そして、所定時間経過後に、制御装置6が起動されて、外気温及び冷媒温度の少なくとも一方の検出値が読み取られる(ステップS3)。なお、この所定時間は、例えばリアルタイムクロック(RTC)により計時すればよい。上述のとおり、外気温は外気温センサ51によって検出され、冷媒温度は例えば温度センサ47によって検出される。
外気温及び冷媒温度の少なくとも一方が所定温度を越えている場合には(ステップS3:No)、制御装置6は、システム運転停止時に水分の凍結のおそれがないと判断し、再び電源OFFとなる。これにより、一連のシステム停止時の制御が終了する。ここで、所定温度は、低温であればよく、例えば0℃である。
一方、外気温及び冷媒温度の少なくとも一方が所定温度以下である場合には(ステップS3:Yes)、制御装置6は、システム運転停止時に水分の凍結のおそれがあると判断する。この場合には、制御装置6は、シャットバルブ31を開弁し、インジェクタ25を一時的に駆動する(ステップS4)。これにより、インジェクタ25から主流ガスが一時的に噴射される。その後、制御装置6は、シャットバルブ31を閉弁し、再び電源OFFとなり、一連の停止時の制御が終了する。
以上説明した制御例の効果を以下に述べる。
システム稼働中に圧力感知部102に水分が付着しなくとも、システム運転停止後に配管220又は圧力センサP1内の水分が凝縮して、圧力感知部102に水分が付着する場合がある。この水分がシステム停止中に凍結しないのであれば、そのまま何もしなくとも、圧力センサP1の信頼性を低下させることはない。本制御例では、このような凍結のおそれがない場合にインジェクタ25を駆動しないので、水素ガスの無駄な消費を抑制できる。
一方、水分が凍結するのであれば、次のシステム起動時に圧力感知部102が主流ガス圧を精度良く感知することが困難となる。本制御例によれば、システム運転停止時に水分の凍結のおそれがある場合に、一時的に主流ガスが噴射されるので、圧力感知部102に付着し得る水分を除去できる。よって、システム停止後に圧力感知部102での水分凍結を抑制でき、次のシステム起動時に主流ガス圧を安定して検出できる。
他の実施態様では、外気温又は冷媒温度の情報は、システム運転停止前に(ステップS1又はS2の前に)、制御装置6によって予測されたものであってもよい。この予測は、制御装置6が、外気温、数日以内の最低気温、暦、地理、地域、及び、天気予報の少なくとも一つに基づいて行えばよい。そして、ステップS3は、その予測された外気温又は冷媒温度をもとに実行されればよい。
<変形例>
図4に示すように、燃料電池システム1は、ポンプ24に変えて、エジェクタ300を用いてもよい。この場合、エジェクタ300は、図1に示す合流点Aに相当する箇所に設けられ、水素オフガスを燃料電池2に循環供給する。その他の構成は、図1と同様であるので説明を省略する。なお、図4では、燃料ガス配管系4を中心に示し、燃料電池システム1のその他の構成を省略した。
他の実施態様では、インジェクタ25及び圧力センサP1は、混合流路22bに配置されるものであってもよい。また、本発明は、酸素ガス配管系3にインジェクタ25及び圧力センサP1を配置することを否定するものでもない。
また、インジェクタ25及び圧力センサP1に関する構成は、燃料電池システム1のみならず、他のシステムにも適用できる。
本発明の燃料電池システム1は、二輪または四輪の自動車以外の電車、航空機、船舶、自走式ロボットその他の移動体に搭載することができる。また、燃料電池システム1は、定置用とすることもでき、コージェネレーションシステムに組み込むこともできる。
実施形態に係る燃料電池システムの主要部を示す構成図である。 実施形態に係るインジェクタ及び圧力センサまわりの構造を模式的に示す図であり、インジェクタ、圧力センサ及び配管の一部を断面図とした図である。 実施形態に係る燃料電池システムの停止時の制御の一例を示すフローチャートである。 変形例に係る燃料電池システムについて、燃料ガス配管系を中心に示す構成図である。
符号の説明
1:燃料電池システム、2:燃料電池、6:制御装置、22:供給流路(ガス流路)、23:循環流路(流体流路)、25:インジェクタ、81:ノズル、84:負圧発生エリア、P1:圧力センサ、102:圧力感知部、L1:延長線

Claims (5)

  1. 燃料電池に反応ガスを供給する供給流路と、
    前記反応ガスに曝される圧力感知部を有し、当該反応ガスの圧力を検出する圧力センサと、
    前記燃料電池から排出された反応オフガスを前記供給流路に循環させる循環流路と、を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記圧力センサの上流側に、前記反応ガスを噴射するインジェクタを更に備え、
    前記圧力センサは、前記インジェクタによる反応ガスの噴射によって負圧が発生する負圧発生エリアに接続されている、燃料電池システム。
  2. 前記インジェクタは、前記反応ガスを噴射するノズルを有しており、
    前記圧力センサは、前記ノズルの出口側内壁に沿って延長した線よりも外側に接続されている、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記インジェクタを制御する制御装置を更に備え、
    前記制御装置は、当該燃料電池システムの停止後に水分の凍結のおそれがある場合には、当該システム停止後に前記インジェクタを一時的に駆動して前記反応ガスを噴射させる、請求項1又は2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記制御装置は、外気温又は前記燃料電池に循環供給される冷媒の温度に基づいて、前記システム停止後に水分の凍結のおそれがあるか否かを判断する、請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. ガス流路と、
    前記ガス流路を流れるガスに曝される圧力感知部を有し、ガス圧を検出する圧力センサと、
    前記ガス流路に接続され、水分を含む流体が流れる流体流路と、
    を備えたシステムにおいて、
    前記圧力センサの上流側に、前記ガスを噴射するインジェクタを更に備え、
    前記圧力センサは、前記インジェクタによるガスの噴射によって負圧が発生する負圧発生エリアに接続されている、システム。
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