JP2008193815A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導性素子のインダクタンス容量を低減しても、高調波電流を低減し、力率を改善することが可能な電源装置を提供する。
【解決手段】電源装置100は、交流電力を直流電力に変換して負荷102に供給する整流ブリッジ回路103と、交流電源101の入力端子と整流ブリッジ回路103との間に直列に接続された誘導性素子104と、誘導性素子104を介して整流ブリッジ回路103に加えられる交流電圧経路間に並列に接続され開閉動作をするバイポーラトランジスタ106と、整流ブリッジ回路103に並列にその直流端子側に接続された平滑コンデンサ107と、ゼロクロス検出回路108と、ゼロクロス点から開始する交流電圧波形の半波期間の前半期間内にスイッチ手段が所定の周期で所定の複数回のオン・オフ動作を行うようにバイポーラトランジスタ106を制御するマイクロコンピュータ111とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、交流を直流に変換する電源装置に関する。
従来から、交流を直流に変換し、入力電流の高調波成分を低減し、力率を改善するようにした電源装置が知られている。
たとえば、特許第3519540号公報(特許文献1)に開示された直流電源装置では、交流電源にリアクトル(誘導性素子)と整流回路とを直列に接続し、整流して得られた電圧を一つまたは複数のコンデンサからなるコンデンサ回路に印加し、このコンデンサ回路に充電された電荷を平滑用コンデンサに放電して平滑された直流電圧を得る。この直流電源装置は、リアクトルを介して整流回路に加えられる交流電圧経路間に逆並列接続された一対の整流型スイッチ素子をオン状態にすることによって交流電源からリアクトルに強制的に電流を流す強制通電回路と、交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段と、ゼロクロス点の検出から所定の時間、それぞれ交流電圧の極性に対応する整流型スイッチ素子をオン、オフ制御する制御手段とを備えている。
また、特許第2763479号公報(特許文献2)に開示された直流電源装置は、交流電源から出力される交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流手段と、整流手段における一方の直流側端子に一端が接続された誘導性要素(誘導性素子)と、誘導性要素の他端と整流手段における他方の直流側端子との間に接続され、開閉動作をするスイッチ手段と、スイッチ手段に並列に接続された平滑手段とを備える。この直流電源装置では、予め、第1および第2の遅延時間が設定され、交流電源の交流電圧または交流電流が零点(ゼロクロス点)を通過すると、その通過時点から第1の遅延時間後にスイッチ手段を閉動作させるとともに、その通過時点から第2の遅延時間後にスイッチ手段を開動作させるスイッチ制御手段を設けている。
なお、上記の二つの公報に開示された電源装置では、交流電圧の零点(ゼロクロス点)通過時点から適当な遅延時間後に所定時間、リアクタ(誘導性素子)を介して交流電源を短絡することにより、力率を改善しているが、リアクタから不快な騒音が発生する。この騒音の発生を低減するために、特許第3578874号公報(特許文献3)に開示された電源装置では、交流電圧が零点を通過した後の所定の短期間、リアクタを介して交流電源を短絡した後であってリアクタの固有振動数から決定された非短絡期間後、その所定の短期間より短く、かつリアクタの固有振動数から決定された期間、リアクタを介して交流電源を短絡している。この電源装置では、スイッチ手段としての短絡手段を複数回、オン・オフ動作させているが、リアクタ(誘導性素子)を介して交流電源を短絡した後、すなわち、短絡手段をオンした後、オフするときに発生する騒音を低減するために、複数回のオン・オフ動作は行われるものであり、オン・オフ動作の間隔は等間隔ではない。
特許第3519540号公報 特許第2763479号公報 特許第3578874号公報
しかしながら、特許第3519540号公報(特許文献1)に開示された直流電源装置では、交流電圧波形の半波期間にスイッチ素子を1回オン・オフするものである。この方法によれば、ゼロクロス点からスイッチ素子をオンするタイミングとオフするタイミングとを最適な値に設定しても、誘導性素子のインダクタンスを小容量のものにすると、最大電流値が上昇する。
ところで、日本工業規格 JIS C61000−3−2:2005 「電磁両立性−第3−2部:限度値−高調波電流発生限度値」(以下、この文献を「JIS規格」、この文献に記載された高調波電流発生限度値を「JIS限度値」と称する)においては、高調波電流発生限度値が定められている。
一方、JIS規格に対応する欧州規格として、「EN61000−3−2 Electromagnetic compatibility(EMC)−Part3−2 : Limits − Limits for harmonic current emissions」(以下、この文献を「IEC規格」、この文献に記載された高調波電流発生限度値を「IEC限度値」と称する)がある。
しかし、たとえば、出力600W以上の空気調和機などの電気・電子機器が発生する高調波電流の規制に関しては、JIS規格はIEC規格に比べてかなり緩和されたものになっているのが現状であり、ある電気・電子機器がIEC規格を満足するように製造されれば、JIS規格も満足することになる。
上記の直流電源装置においては、誘導性素子のインダクタンスを小容量のものにすると、最大電流値はIEC限度値を満足することができない。
また、特許第2763479号公報(特許文献2)、特許第3578874号公報(特許文献3)に開示された電源装置においても、誘導性素子のインダクタンスを小容量のものにすると、最大電流値はIEC限度値を満足することができない。
すなわち、従来の電源装置では、誘導性素子のインダクタンスを小容量とした場合、交流電源電圧波形の半波期間にスイッチ手段を比較的長い期間、1回オンすると、力率は改善されるが、そのオフのタイミングにおいて、交流電源電流の波形が尖った形状になるためにピーク電流値が上昇する。このピーク電流値はIEC限度値を満足することができないので、インダクタンスの小容量化が困難である。このため、力率の改善と高調波電流の低減とともに電源装置の小型化を図ることが困難である。
一方、誘導性素子のインダクタンスが大容量の場合には、従来の電源装置の制御方法に従って、交流電源電圧波形の半波期間にスイッチ手段を比較的長い期間、1回オンすると、そのオフのタイミングにおいて、交流電源電流の波形がそれほど大きなピーク電流を示す波形にならない。このピーク電流値はIEC限度値を満足することができる。
しかしながら、誘導性素子のインダクタンスを大容量にすると、誘導性素子の形状が、小容量のインダクタンスを有する誘導性素子よりも大きくなってしまい、電源装置を小型化することが困難になるとともに、コストも高くなってしまう。
そこで、この発明の目的は、誘導性素子のインダクタンス容量を低減しても、高調波電流を低減し、交流電圧の半波波形の前半部分において強制的に電流を流さない場合に比べて力率を改善することが可能な電源装置を提供することである。
この発明の一つの局面に従った電源装置は、交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流手段と、交流電源入力端子と整流手段との間に直列に接続された誘導性素子と、誘導性素子を介して整流手段に加えられる交流電圧経路間に並列に接続され、開閉動作をするスイッチ手段と、整流手段に並列に整流手段の直流端子側に接続された平滑手段と、交流電圧波形のゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段と、ゼロクロス点から開始する交流電圧波形の半波期間の前半期間内にスイッチ手段が所定の周期で所定の複数回のオン・オフ動作を行うようにスイッチ手段を制御する制御手段とを備える。
この発明のもう一つの局面に従った電源装置は、交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流手段と、整流手段の一方の直流側端子に直列に接続された誘導性素子と、誘導性素子を介して整流手段に並列に接続され、開閉動作をするスイッチ手段と、整流手段に並列に整流手段の直流端子側に接続された平滑手段と、交流電圧波形のゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段と、ゼロクロス点から開始する交流電圧波形の半波期間の前半期間内にスイッチ手段が所定の周期で所定の複数回のオン・オフ動作を行うようにスイッチ手段を制御する制御手段とを備える。
以上のように構成されたこの発明の一つの局面に従った電源装置、または、この発明のもう一つの局面に従った電源装置では、ゼロクロス点から開始する交流電圧波形の半波期間の前半期間内にスイッチ手段が所定の周期で所定の複数回のオン・オフ動作を行うと、最後のオフのタイミングにおいて、交流電源電流の波形がそれほど大きなピーク電流を示す波形にならない。また、交流電源電圧波形の半波期間、特にその前半期間において、総じて長い期間、電流を流すことができる。
その結果、たとえば、インダクタンス容量を約1/2にした誘電性素子を用いて電源装置を構成しても、高調波電流値がJIS限度値だけでなく、IEC規格の高調波電流限度値をも満足することができる。したがって、誘導性素子のインダクタンス容量を低減しても、高調波電流を低減することが可能な電源装置を提供することができる。また、交流電圧の半波波形の前半部分において強制的に電流を流さない場合に比べて、力率も改善可能である。これにより、電源装置のコスト低下と小型化を図ることができる。
また、本発明の電源装置では、スイッチ手段のオン・オフ動作の制御が一定の周期で行われるので、簡単に制御することができ、制御回路のコストを低減することができる。
さらに、交流電源電圧波形の半波期間にて、スイッチ手段の最後のオフのタイミングにおけるピーク電流値を低く抑えることができるので、誘導性素子の電磁騒音を低減することができる。
この発明の一つの局面に従った電源装置、または、この発明のもう一つの局面に従った電源装置は、平滑手段の直流出力電圧を検出する直流電圧検出手段をさらに備え、制御手段が、直流出力電圧に応じてスイッチ手段のオン・オフ動作の回数を決定し、その回数でスイッチ手段をオン・オフ動作させた後、スイッチ手段をオフ動作に固定するように制御することが好ましい。
このようにすることにより、負荷が変動しても、その負荷に応じて、高調波電流値がIEC限度値を満足することが可能な電源装置を実現することができる。
また、この発明の一つの局面に従った電源装置、または、この発明のもう一つの局面に従った電源装置は、平滑手段の直流出力電圧を検出する直流電圧検出手段をさらに備え、制御手段が、直流出力電圧に応じてスイッチ手段のオン・オフ動作のデューティ比を変化させるように制御することが好ましい。
このようにすることにより、負荷が変動しても、その負荷に応じて、高調波電流値がIEC限度値を満足することが可能な電源装置を実現することができる。
以上のようにこの発明によれば、誘導性素子のインダクタンス容量を低減しても、高調波電流を低減し、交流電圧の半波波形の前半部分において強制的に電流を流さない場合に比べて力率を改善することが可能な電源装置を提供することができるので、電源装置のコスト低下と小型化を図ることができる。
以下、この発明の一つの実施の形態として電源装置を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一つの実施の形態として電源装置の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、電源装置100は、交流電源101より入力された交流電力を直流電力に変換して負荷102に供給する整流手段としての整流ブリッジ回路103と、交流電源101の入力端子と整流ブリッジ回路103との間に直列に接続された誘導性素子104と、誘導性素子104を介して整流ブリッジ回路103に加えられる交流電圧経路間に並列に接続され、開閉動作をするスイッチ手段を構成するブリッジ整流素子105およびバイポーラトランジスタ106と、整流ブリッジ回路103に並列に整流ブリッジ回路103の直流端子側間に跨るように接続された平滑手段としての平滑コンデンサ107と、交流電圧波形のゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段としてのゼロクロス検出回路108と、平滑コンデンサ107の直流出力電圧を検出する直流電圧検出手段としての出力DC電圧検出回路110とを備える。誘導性素子駆動回路109は、スイッチ手段を介して誘導性素子104を駆動する。制御手段としてのマイクロコンピュータ111は、ゼロクロス検出回路108と、誘導性素子駆動回路109と、出力DC電圧検出回路110とを制御する。
なお、ゼロクロス検出回路108は、交流電源101の両端子からフォトカプラを経由して抵抗両端の電圧低下に基づいて交流電圧波形のゼロクロス点を検出し、マイクロコンピュータ111に送信する。
以上のように構成された電源装置100の基本的な動作について説明する。マイクロコンピュータ111から、誘導性素子駆動回路109を介してオン信号が出力されると、ブリッジ整流素子105およびバイポーラトランジスタ106から構成されるスイッチ手段が閉じる。スイッチ手段が閉じると、交流電源101は、誘導性素子104とブリッジ整流素子105およびバイポーラトランジスタ106から構成されるスイッチ手段とを介して短絡されて電流が流れ始め、次第に増加する。次に、マイクロコンピュータ111から、誘導性素子駆動回路109を介してオフ信号が出力されると、ブリッジ整流素子105およびバイポーラトランジスタ106から構成されるスイッチ手段が開く。スイッチ手段が開くと、それまで誘導性素子104を流れていた短絡電流は平滑コンデンサ107の充電電流となって減少し始める。その後、交流電源101の電源電圧がピーク電圧付近になると、整流ブリッジ回路103の働きによって誘導性素子104を介して平滑コンデンサ107の充電電流が流れる。
ここで、誘導性素子104は、細く尖ったコンデンサ入力の電流波形を滑らかな波形にすることによって力率を改善するためのものであるが、電源電圧の半波波形の前半部分では電流位相遅れによって電流が流れないため、逆に力率を低下させるので、力率を充分に改善することができない。そこで、図1に示す電源装置100を上述したように動作させることにより、力率を改善させている。すなわち、誘導性素子104による電流位相遅れを補償するために、交流電圧の半波波形の前半部分において強制的に電流を流して、誘導性素子104に電磁エネルギーを蓄積し、交流電圧の半波波形の後半部分においては、その蓄積された電磁エネルギーを平滑コンデンサ107に放出し供給する動作を行う。このような動作により、交流電源電圧の半波期間の波形が整形され、高調波電流が低減されるとともに、電流位相遅れが補償されることにより、力率も改善される。
図2は、図1に示す電源装置の回路構成に関して、交流電源電圧波形の半波期間における電流波形のシミュレーションを行うための等価回路を示す回路図である。
図2に示すように、図1に示すブリッジ整流素子105およびバイポーラトラジスタ106からなるスイッチ手段は、単なる接点の回路記号SWで表わされるスイッチ21で置き換えられている。また、交流電源電圧波形の半波期間における電流波形のシミュレーションを行うので、整流ブリッジ回路103は、ダイオードの回路記号Dで表わされる1つのダイオード素子20で置き換えられている。電源装置100の出力部である平滑コンデンサ107と負荷102は、直流電源の回路記号Vdcで表わされる1つの直流電源22で置き換えられている。交流電源101の入力電圧は、v=E・sin(2πft)で表すことができる。交流電源101の周波数fを50Hzとすると、交流電源電圧波形の半波期間は10msecになる。
図2の等価回路は、交流電源電圧波形の正の半サイクルについてシミュレーションを行うためのものであるが、負の半サイクルについては、誘導性素子104が図2に示される位置に対して上下逆の位置に配置されることになるだけであり、回路動作は正の半サイクルと同様である。また、図2の等価回路に基づくシミュレーションでは、ダイオードやバイポーラトランジスタのオン電圧と各部品の内部抵抗は、大きな誤差を生じさせるものではないので無視する。
なお、このように電源装置の回路構成において、等価回路によって交流電源電圧波形の半波期間における電流波形のシミュレーションを行う手法は、たとえば、T.IEE Japan、Vol.119−D、No.5 1999年「力率改善型エアコン用単相倍電圧コンバータ回路」 株式会社東芝に開示されている。
従来の制御方法の一つとして、たとえば、特許第3519540号公報(特許文献1)に開示された直流電源装置の制御方法は、図2に示す等価回路においてスイッチ21を交流電源電圧波形の半波期間にて1回オン・オフ動作を行うものである。このような従来の制御方法に従って交流電源電圧波形の半波期間における電流波形のシミュレーションを行う。
図2に示す等価回路において、たとえば、誘導性素子104のインダクタンスLが15mHと25mHの場合について電流波形をシミュレーションする。交流電源101の入力電圧vはAC230Vとする。したがって、そのピーク電圧Eは、ほぼ325Vになる。直流電源22に出力される電圧はDC270Vとする。ゼロクロス点の時間をt=0(sec)として、スイッチ21をすぐにオンし、時間ts(sec)経過した後オフするものとする。
図2の等価回路から、0<t≦tsにおいて、電流iは
di/dt=v/L、
t>tsにおいて、電流iは
di/dt=(v−Vdc)/L
の式が成立する。ゼロクロス点をt=0としたとき、時間tにおける電流iは、上記2式
を積分することによって求められる。
図3は、図2に示す等価回路において、従来の制御方法で小容量のインダクタンスの誘導性素子を用いた場合、たとえば、誘導性素子104のインダクタンスLが15mH、ts=2.0msecの場合のシミュレーション結果として電流波形を示す図である。
図4は、図2に示す等価回路において、従来の制御方法で大容量のインダクタンスの誘導性素子を用いた場合、たとえば、誘導性素子104のインダクタンスLが25mH、ts=2.0msecの場合のシミュレーション結果を示す電流波形を示す図である。
図3と図4に示すように、後半部分の電流は負荷電流に大きく影響されるが、前半部分の尖った電流波形は負荷102の大小に関係せず、誘導性素子104のインダクタンスの容量(以下、「L値」と称する)に依存する。前半部分の電流ピーク値は、図3に示すように、L値が15mHの場合、約13Aであり、図4に示すように、L値が25mHの場合、約8Aである。
このことから、従来の電源装置の制御方法では、L値を25mHから15mHに低減した場合、高調波電流がほぼ反比例して増大することがわかる。ただし、L値を低減した場合でも、tsを充分長くすれば、力率の改善は可能である。
なお、前半部分の尖った電流波形が誘導性素子104のL値に依存することは、図2の等価回路にてスイッチ21がオンした状態では交流電源101が誘導性素子104の両端子に印加されることから明らかである。また、後半部分の電流が負荷電流に大きく影響されることは、図2の等価回路にてスイッチ21がオフした状態、すなわち、交流電源101が電源装置を介して負荷102に接続された状態であることから明らかである。また、この等価回路では、負荷電流をパラメータとしないで、負荷102が大きいときに直流電源22に出力される電圧が低下し、負荷102が小さいときに直流電源22に出力される電圧が上昇するというレベルのシミュレーションにとどめている。
以上説明した従来の電源装置の制御方法に対して、本発明は、図1に示される電源装置の回路構成において、交流電源電圧波形の前半部分の期間を制御することによって、具体的には、ゼロクロス点から開始する交流電圧波形の半波期間の前半期間内にスイッチ手段が所定の周期で所定の複数回のオン・オフ動作を行うようにスイッチ手段を制御することによって、L値を低減した場合でも、高調波電流を低減し、力率も改善するものである。
次に、図1に示される電源装置の回路構成において、本発明の制御方法を採用すると、たとえば、L値を15mHと低減した場合でも、L値が25mHの場合と同様に高調波電流を低減することができることについて説明する。本発明の制御方法のシミュレーションにおいても、図2の等価回路を用いる。
図5は、この発明の一つの実施の形態としての電源装置においてスイッチ手段のオン・オフ動作のタイミングチャートを示す図である。
図5に示すように、本発明の電源装置においてスイッチ手段は、等間隔で、すなわち、所定の周期で、所定の複数回、オン・オフの動作を行うものである。
図5に示すタイミングチャートに従うと、シミュレーションで用いられる図2の等価回路では、スイッチ21がオンの期間の電流iは
di/dt=v/L、
スイッチ21がオフの期間の電流iは
di/dt=(v−Vdc)/L
の式で表わされる。
ゼロクロス点をt=0とした時間tに対する電流iは、上記の2式を積分することによって求められる。なお、オン・オフの各期間の電流の初期値は、直前の電流値を継承するものである。また、計算で求められた電流iの値が負の値になった場合には、図2の等価回路においてダイオード素子20によって電流は逆には流れないので、電流iの値を0Aとする。
この発明のシミュレーションでは、誘導性素子104のインダクタンスL値を15mH、図5に示すように、オン期間0.2msecとオフ期間0.2msecとを最大6回繰り返すものとする。交流電源101は50Hz、AC230Vとする。このとき、そのピーク電圧Eは、ほぼ325Vになる。直流電源22に出力される電圧はDC270Vとする。
図6は、図2に示す等価回路において、本発明の制御方法で小容量のインダクタンスの誘導性素子を用いた場合、たとえば、誘導性素子104のインダクタンスL値が15mHの場合のシミュレーション結果として電流波形を示す図である。
図6に示すように、本発明の電源装置の制御方法では、電源電圧の半波波形の前半部分において電流のピーク値は4A以下になる。この電流値は、図4に示す従来の電源装置の制御方法において誘導性素子104のインダクタンスL値が25mHの場合のシミュレーション結果よりも低減されている。
すなわち、本発明の電源装置100の制御方法では、ゼロクロス点から開始する交流電圧波形の半波期間の前半期間内にスイッチ手段が所定の周期で所定の複数回のオン・オフ動作を行うと、図6に示すように、最後のオフのタイミングにおいて、交流電源電流の波形がそれほど大きなピーク電流を示す波形にならない。また、図6に示すように、交流電源電圧波形の半波期間、特にその前半期間において、総じて長い期間、電流を流すことができる。
その結果、たとえば、インダクタンス容量を約1/2にした誘電性素子を用いて電源装置を構成しても、高調波電流値がJIS限度値だけでなく、IEC規格の高調波電流限度値をも満足することができる。したがって、誘導性素子のインダクタンス容量を低減しても、高調波電流を低減することが可能な電源装置を提供することができる。また、交流電圧の半波波形の前半部分において強制的に電流を流さない場合に比べて、力率も改善可能である。これにより、電源装置のコスト低下と小型化を図ることができる。
また、本発明の電源装置100では、スイッチ手段のオン・オフ動作の制御が一定の周期で行われるので、簡単に制御することができ、制御回路のコストを低減することができる。
さらに、交流電源電圧波形の半波期間にて、スイッチ手段の最後のオフのタイミングにおけるピーク電流値を低く抑えることができるので、誘導性素子104の電磁騒音を低減することができる。
図7は、本発明の電源装置を空気調和機に応用した場合に実測された電流波形の一つの例を示す図である。ここで用いた空気調和機は、欧州向け家庭用空気調和機(入力交流電源電圧:AC230V、入力電流:8.73A、入力電力:1950W)である。
図7に示されるように、スイッチ手段によるオン・オフ動作の回数は5回であり、出力電圧はDC270V、力率は97.1%であった。このときの高調波電流はIEC限度値を満足していた。
図7に示されるスイッチ手段によるオン・オフ動作の回数は5回であるが、ゼロクロス点から1回目のオン動作までの期間がオン・オフ動作の約1回分遅れているので、上記の図6に示すシミュレーション結果の約6回分に相当する。図6のシミュレーション結果から理解されるように、最初の1回のオン・オフ動作による電流は微小であり、本発明の作用に影響を与えるものではない。図7に示すように、電流波形の半波期間の前半期間内のピーク値は約4Aである。このピーク値は、図6のシミュレーション結果における値とほぼ同じである。
この発明の電源装置100は、平滑コンデンサ107の直流出力電圧を検出する直流電圧検出手段として出力DC電圧検出回路110をさらに備える。制御手段としてのマイクロコンピュータ111にはA/D入力ポートがあり、出力DC電圧検出回路110では、平滑コンデンサ107のDC電圧を抵抗分割し、上記のA/D入力ポートを使用してDC電圧値を検出している。
この発明の電源装置100の好ましい実施形態では、出力DC電圧検出回路110で検出された出力DC電圧値が設定値より低い場合には、スイッチ手段を構成するバイポーラトランジスタ106のオン・オフ動作の回数を増加させることによってオン期間の合計時間を増加させ、出力DC電圧を設定値に近づけるように、マイクロコンピュータ111によってフィードバック制御する。この実施形態では、オン期間0.2msec、オフ期間0.2msecであり、オン・オフ動作の回数を最大6回まで増加させることができる。
逆に出力DC電圧検出回路110で検出された出力DC電圧値が設定値より高い場合には、スイッチ手段を構成するバイポーラトランジスタ106のオン・オフ動作の回数を最小2回まで減少させることができる。
この発明の好ましい一つの実施の形態としての電源装置100では、制御手段としてのマイクロコンピュータ111は、スイッチ手段のオン・オフ動作の最大回数を、例えば最大6回に設定し、出力DC電圧検出回路110で検出された出力DC電圧値に従って変化したオン・オフ動作の回数に合わせるように、オン・オフ動作に優先してオフ動作側に固定するように制御する。言い換えれば、マイクロコンピュータ111は、スイッチ手段をオフ動作に固定する優先オフ機能を有する。
すなわち、制御手段としてのマイクロコンピュータ111が、直流出力電圧に応じてスイッチ手段のオン・オフ動作の回数を決定し、その回数でスイッチ手段をオン・オフ動作させた後、スイッチ手段をオフ動作に固定するように制御する。
このようにすることにより、負荷が変動しても、その負荷に応じて、高調波電流値がIEC限度値を満足することが可能な電源装置を実現することができる。なお、力率も比較的高く保つことができる。
図8は、本発明の電源装置を空気調和機に応用した場合に実測された電流波形のもう一つの例として、図7の場合よりも負荷が軽くなり、上述の制御によってオン・オフ動作の回数を3回にしたときの電流波形を示す図である。ここで用いた空気調和機は、欧州向け家庭用空気調和機(入力交流電源電圧:AC230V、入力電流:5.18A、入力電力:1034W)である。なお、前述したように、実測電流波形では、最初のオン・オフ動作を観測することができなかったため、図8に示されるオン・オフ動作の回数が3回になっているが、これはシミュレーション結果でのオン・オフ動作の4回分に相当する。
図8に示されるように、スイッチ手段によるオン・オフ動作の回数は3回であり、出力電圧はDC270V、力率は86.7%であった。このときの高調波電流はIEC限度値を満足していた。
また、この発明のもう一つの好ましい実施の形態では、電源装置100は、平滑コンデンサ107の直流出力電圧を検出する直流電圧検出手段としての出力DC検出回路110をさらに備え、出力負荷変動が生じた場合に、制御手段としてのマイクロコンピュータ111が、出力DC検出回路110で検出された出力DC電圧値に応じて、スイッチ手段を構成するバイポーラトランジスタ106のオン・オフ動作のデューティ比を変化させるように制御する。
出力DC検出回路110で検出された出力DC電圧値が低い場合には、バイポーラトランジスタ106のオン・オフのデューティ比を大きくし、オン期間を拡大するように制御する。この実施の形態では、オン期間0.25msec、オフ期間0.2msecまでデューティ比を大きくすることができる。
逆に出力DC検出回路110で検出された出力DC電圧値が高い場合には、バイポーラトランジスタ106のオン・オフのデューティ比を小さくし、オン期間を短縮するように制御する。この実施の形態では、オン期間0.1msec、オフ期間0.2msecまでデューティ比を小さくすることができる。
このように、出力DC検出回路110で検出された出力DC電圧値に従って、スイッチ手段のオン・オフのデューティ比を変化させるように制御することによって、出力負荷の変動が生じた場合においても、高調波電流値がIEC限度値を満足することが可能な電源装置を実現することができる。なお、力率も比較的高く保つことができる。
なお、この場合、スイッチ手段(バイポーラトランジスタ106)のオン・オフ動作の回数を所定回数(例えば6回)に固定しておいて、出力DC検出回路110で検出された出力DC電圧値に従って、バイポーラトランジスタ106のオン・オフ動作のデューティ比を変化させるように制御してもよい。
また、出力DC検出回路110で検出された出力DC電圧値に従って、スイッチ手段(バイポーラトランジスタ106)のオン・オフ動作の回数、および、デューティ比を組み合わせて変化させるように制御してもよい。このようにすれば、さらに細やかな制御を行うことができる。
図9は、図2に示す等価回路において、上述の制御によってスイッチ手段のオン・オフのデューティ比を小さくし、オン期間0.15msec、オフ期間0.2msecにした場合のシミュレーション結果として電流波形を示す図である。L値は15mHとする。
図9に示すように、電源電圧の半波波形の前半部分において電流のピーク値は4A以下になる。
図10は、この発明のもう一つの実施の形態として電源装置の回路構成を示すブロック図である。
図10に示すように、電源装置200は、交流電源201より入力された交流電力を直流電力に変換して負荷202に供給する整流手段としての整流ブリッジ回路203と、整流ブリッジ回路203の一方の直流側端子(プラス側端子)に直列に接続された誘導性素子204と、誘導性素子204を介して整流ブリッジ回路203に並列に接続され、開閉動作をするスイッチ手段としてのバイポーラトランジスタ206と、整流ブリッジ回路203に並列に整流ブリッジ回路203の直流端子側間に跨るように接続された平滑手段としての平滑コンデンサ207と、交流電圧波形のゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段としてのゼロクロス検出回路208と、平滑コンデンサ207の直流出力電圧を検出する直流電圧検出手段としての出力DC電圧検出回路210とを備える。誘導性素子駆動回路209は、バイポーラトランジスタ206を介して誘導性素子204を駆動する。制御手段としてのマイクロコンピュータ211は、ゼロクロス検出回路208と、誘導性素子駆動回路209と、出力DC電圧検出回路210とを制御する。この回路構成では、逆流防止のためにダイオード212が誘導性素子204と平滑コンデンサ207との間に接続されている。スイッチ手段としてのバイポーラトランジスタ206は、誘導性素子204を介してダイオード212のアノード側端子と整流ブリッジ回路203のマイナス側端子との間に接続されている。なお、図10に示される電源装置200の回路構成では、誘導性素子204は整流ブリッジ回路203を介して交流電源201の入力端子に接続されているので、誘導性素子204には常に同じ方向に直流電流が流れる点が、図1に示される電源装置100と異なる。
本発明のもう一つの実施の形態としては、図10に示される電源装置200の回路構成において、交流電源電圧波形の前半部分の期間を制御することによって、具体的には、ゼロクロス点から開始する交流電圧波形の半波期間の前半期間内にスイッチ手段が所定の周期で所定の複数回のオン・オフ動作を行うようにスイッチ手段を制御することによって、L値を低減した場合でも、高調波電流を低減し、力率も改善するものである。図10に示される電源装置200の回路構成における具体的な制御方法は、図1に示される電源装置100の回路構成について上述した種々の制御方法と同様である。
図11は、図10に示す電源装置の回路構成に関して、交流電源電圧波形の半波期間における電流波形のシミュレーションを行うための等価回路を示す回路図である。
図11に示すように、図10に示すバイポーラトラジスタ206からなるスイッチ手段は、単なる接点の回路記号SWで表わされるスイッチ21で置き換えられている。また、交流電源電圧波形の半波期間における電流波形のシミュレーションを行うので、整流ブリッジ回路203は、ダイオードの回路記号D1で表わされる1つのダイオード素子23で置き換えられている。電源装置200の出力部である平滑コンデンサ207と負荷202は、直流電源の回路記号Vdcで表わされる1つの直流電源22で置き換えられている。ダイオード212は、ダイオードの回路記号D2で表わされるダイオード素子24に対応する。図11の等価回路が図2の等価回路と異なる点は、ダイオード素子23が追加されていることだけであり、図11の等価回路を用いて行われるシミュレーション結果は、図2の等価回路を用いて行われるシミュレーション結果と同様になる。
本発明のもう一つの実施の形態として図10に示される電源装置200の回路構成を用いても、図1に示される電源装置100の回路構成を用いた場合と同様の作用効果を達成することができる。すなわち、本発明の電源装置200を用いた制御方法では、ゼロクロス点から開始する交流電圧波形の半波期間の前半期間内にスイッチ手段が所定の周期で所定の複数回のオン・オフ動作を行うと、最後のオフのタイミングにおいて、交流電源電流の波形がそれほど大きなピーク電流を示す波形にならない。また、交流電源電圧波形の半波期間、特にその前半期間において、総じて長い期間、電流を流すことができる。
その結果、たとえば、インダクタンス容量を約1/2にした誘電性素子を用いて電源装置を構成しても、高調波電流値がJIS限度値だけでなく、IEC規格の高調波電流限度値をも満足することができる。したがって、誘導性素子のインダクタンス容量を低減しても、高調波電流を低減し、力率を改善することが可能な電源装置を提供することができる。これにより、電源装置のコスト低下と小型化を図ることができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものである。
この発明の一つの実施の形態として電源装置の回路構成を示すブロック図である。 図1に示す電源装置の回路構成に関して、交流電源電圧波形の半波期間における電流波形のシミュレーションを行うための等価回路を示す回路図である。 図2に示す等価回路において、従来の制御方法で小容量のインダクタンスの誘導性素子を用いた場合のシミュレーション結果として電流波形を示す図である。 図2に示す等価回路において、従来の制御方法で大容量のインダクタンスの誘導性素子を用いた場合のシミュレーション結果を示す電流波形を示す図である。 この発明の一つの実施の形態としての電源装置においてスイッチ手段のオン・オフ動作のタイミングチャートを示す図である。 図2に示す等価回路において、本発明の制御方法で小容量のインダクタンスの誘導性素子を用いた場合のシミュレーション結果として電流波形を示す図である。 本発明の電源装置を空気調和機に応用した場合に実測された電流波形の一つの例を示す図である。 本発明の電源装置を空気調和機に応用した場合に実測された電流波形のもう一つの例を示す図である。 図2に示す等価回路において、本発明の制御方法としてスイッチ手段のオン・オフのデューティ比を小さくした場合のシミュレーション結果として電流波形を示す図である。 この発明のもう一つの実施の形態として電源装置の回路構成を示すブロック図である。 図10に示す電源装置の回路構成に関して、交流電源電圧波形の半波期間における電流波形のシミュレーションを行うための等価回路を示す回路図である。
符号の説明
100,200;電源装置、101,201:交流電源、102,202:負荷、103,203:整流ブリッジ回路、104,204:誘導性素子、106,206:バイポーラトランジスタ、107,207:平滑コンデンサ、108,208:ゼロクロス検出回路、110,210:出力DC電圧検出回路、111,211:マイクロコンピュータ。

Claims (4)

  1. 交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流手段と、
    交流電源入力端子と前記整流手段との間に直列に接続された誘導性素子と、
    前記誘導性素子を介して前記整流手段に加えられる交流電圧経路間に並列に接続され、開閉動作をするスイッチ手段と、
    前記整流手段に並列に前記整流手段の直流端子側に接続された平滑手段と、
    交流電圧波形のゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段と、
    前記ゼロクロス点から開始する交流電圧波形の半波期間の前半期間内に前記スイッチ手段が所定の周期で所定の複数回のオン・オフ動作を行うように前記スイッチ手段を制御する制御手段と、
    を備えた電源装置。
  2. 交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する整流手段と、
    前記整流手段の一方の直流側端子に直列に接続された誘導性素子と、
    前記誘導性素子を介して前記整流手段に並列に接続され、開閉動作をするスイッチ手段と、
    前記整流手段に並列に前記整流手段の直流端子側に接続された平滑手段と、
    交流電圧波形のゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段と、
    前記ゼロクロス点から開始する交流電圧波形の半波期間の前半期間内に前記スイッチ手段が所定の周期で所定の複数回のオン・オフ動作を行うように前記スイッチ手段を制御する制御手段と、
    を備えた電源装置。
  3. 前記平滑手段の直流出力電圧を検出する直流電圧検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記直流出力電圧に応じて前記スイッチ手段のオン・オフ動作の回数を決定し、その回数で前記スイッチ手段をオン・オフ動作させた後、前記スイッチ手段をオフ動作に固定するように制御する、請求項1または請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記平滑手段の直流出力電圧を検出する直流電圧検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記直流出力電圧に応じて前記スイッチ手段のオン・オフ動作のデューティ比を変化させるように制御する、請求項1または請求項2に記載の電源装置。

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