JP2008190599A - 密封型転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】シールの摺動側弾性部材及び固定側弾性部材のそれぞれに必要十分な耐熱性や耐摩耗性を確保する一方で、高価な弾性材料の使用量を必要最小限に抑えて、製品の低価格化を図ることのできる密封型転がり軸受を得る。
【解決手段】 芯金7とこの芯金7の表面を覆う弾性部材8,9とで構成されるシール5によって軸受側面が密封される密封型転がり軸受1において、シール5の摺動側で芯金7の表面を覆う摺動側弾性部材8は、取付側で芯金7の表面を覆う固定側弾性部材9、例えば、耐熱温度120℃程度のニトリルゴムで形成、よりも耐熱温度の高い弾性材料、例えば、耐熱温度160℃程度のアクリルゴム、で形成する。シール5の外側面と内側面のそれぞれには、摺動側弾性部材8と固定側弾性部材9のいずれのにも覆われずに、芯金7を露出させた芯金露出部21,22を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】 芯金7とこの芯金7の表面を覆う弾性部材8,9とで構成されるシール5によって軸受側面が密封される密封型転がり軸受1において、シール5の摺動側で芯金7の表面を覆う摺動側弾性部材8は、取付側で芯金7の表面を覆う固定側弾性部材9、例えば、耐熱温度120℃程度のニトリルゴムで形成、よりも耐熱温度の高い弾性材料、例えば、耐熱温度160℃程度のアクリルゴム、で形成する。シール5の外側面と内側面のそれぞれには、摺動側弾性部材8と固定側弾性部材9のいずれのにも覆われずに、芯金7を露出させた芯金露出部21,22を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車のエンジンルーム内の補機類に使用される密封型転がり軸受に関し、特に、オルタネータ、カーエアコン用コンプレッサ、テンショナなどのベルトを介して動力を伝達するプーリに組み込まれて、高温・高速回転で使用される密封型転がり軸受に関する。
自動車のエンジンルーム内には、オルタネータ、カーエアコン用コンプレッサなどの補機が装備され、また、ベルト伝達機構を介してこれらの補機を駆動するプーリや、ベルト伝達機構のベルトの張力を調整するためのテンショナプーリやアイドラプーリなど、各種のプーリが装備されている。そして、これらの補機や各種プーリの転動部に、密封型転がり軸受が使われている。
エンジンルーム内は泥水や埃の影響を受け易い環境であるため、エンジンルーム内の補機や各種プーリに使用される密封型転がり軸受には、芯金とこの芯金の表面を覆う弾性部材とで構成されるシールによって軸受側面が密封される密封型転がり軸受を使用することが多い。
また、このような密封型転がり軸受で使用するシールは、例えば外輪が軸受ハウジングに固定支持される外輪固定型の軸受に使用される場合、芯金の外周部を覆う弾性部材が軸受の外輪に形成されたシール溝に弾性嵌合して外輪に保持される構造とし、芯金の内周部を覆う弾性部材が軸受の内輪に弾性接触するリップ部を突設した構造として、回転する内輪側はリップ部の摺接により密封状態を確保する構成になる。
従来、このような密封型転がり軸受に使用されるシールとして、芯金の外周側を覆う如く装備されて軸受外輪に嵌合保持される固定側弾性部材と、芯金の内周側を覆う如く装備されて軸受内輪に摺動自在に接触する摺動側弾性部材とを、同一の弾性材料で形成したものが各種提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
ところで、エンジンルーム内は、エンジンや各種電装品の発熱、ベルトの滑り発熱等により非常に高温の環境になるため、密封型転がり軸受に使用する各部品にも耐熱性が要求される。前述のシールの場合は、芯金に被覆する弾性部材の耐熱性が重要になる。
また、軸受のシールの場合、摺動側弾性部材は軸受内輪との摺動摩擦による自己発熱が加わるため、固定側弾性部材と比較して、より高い耐熱性を確保しておくことが必要となる。更に、摺動側弾性部材は、摺動による摩耗を抑えて寿命を延ばすために、固定側弾性部材よりも耐摩耗性を向上させておくことが望ましい。
ところが、固定側弾性部材と摺動側弾性部材とを同一の弾性材料で形成する従来のシールでは、摺動側弾性部材だけ、耐熱性や耐摩耗性を向上させるといった調整ができない。
結局、より高度な耐熱性や耐摩耗性が要求される摺動側弾性部材に合わせて、使用する弾性材料を選択することになるが、耐熱性や耐摩耗性の高い弾性材料(ゴム材料)は高価であるため、シールの製造コストが上昇し、密封型転がり軸受の価格上昇を招くという問題が生じた。
結局、より高度な耐熱性や耐摩耗性が要求される摺動側弾性部材に合わせて、使用する弾性材料を選択することになるが、耐熱性や耐摩耗性の高い弾性材料(ゴム材料)は高価であるため、シールの製造コストが上昇し、密封型転がり軸受の価格上昇を招くという問題が生じた。
本発明の目的は上記課題を解消することに係り、シールの摺動側弾性部材及び固定側弾性部材のそれぞれに必要十分な耐熱性や耐摩耗性を確保する一方で、高価な弾性材料の使用量を必要最小限に抑えて、製品の低価格化を図ることのできる密封型転がり軸受を提供することを目的とする。
(1)上記した課題を解決するために、本発明による密封型転がり軸受は、芯金と弾性部材とで構成されるシールによって軸受側面が密封される密封型転がり軸受であって、
前記シールの摺動側で前記芯金の表面を覆う摺動側弾性部材は、取付側で前記芯金の表面を覆う固定側弾性部材よりも耐熱温度の高い弾性材料で形成したことを特徴とする。
前記シールの摺動側で前記芯金の表面を覆う摺動側弾性部材は、取付側で前記芯金の表面を覆う固定側弾性部材よりも耐熱温度の高い弾性材料で形成したことを特徴とする。
(2)また、上記密封型転がり軸受は、前記シールの外側面及び内側面の少なくとも一方では、前記芯金の外周側を被覆している弾性部材の内径Dと前記芯金の内周側を被覆している弾性部材の外径dとの間にD>dの関係が成立するように、各弾性部材の被覆範囲が設定されることにより、いずれの弾性部材にも覆われずに前記芯金を露出させた芯金露出部が形成されることを特徴としても良い。
本発明による密封型転がり軸受によれば、軸受側面を密封するシールは、より高い耐熱性が要求される摺動側弾性部材には固定側弾性部材よりも耐熱温度の高い弾性材料を使用するもので、シールの摺動側と取付側とで芯金を覆う弾性部材の材料が異なる構成になるため、摺動側弾性部材及び固定側弾性部材のそれぞれに必要十分な耐熱性や耐摩耗性を確保する一方で、耐熱性が高く高価な弾性材料の使用量を必要最小限に抑えて、製品の低価格化を図ることができる。
以下、本発明に係る密封型転がり軸受の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る密封型転がり軸受の第1の実施の形態の要部の縦断面図である。
図1は本発明に係る密封型転がり軸受の第1の実施の形態の要部の縦断面図である。
この第1の実施の形態の密封型転がり軸受1は、外輪2が不図示の軸受ハウジングに固定支持されて、玉等の転動体を介して外輪2の内周に嵌合した内輪3が不図示の軸と一体回転する外輪固定型の軸受で、エンジンルーム内の補機や各種プーリに使用される。
軸受側面を密封するシール5は、金属板のプレス成形により外輪2と内輪3との間の隙間を軸受側面側から覆う環状に形成された芯金7と、シール5の摺動側(即ち、内輪3側)で芯金7の表面を覆う摺動側弾性部材8と、シール5の取付側(即ち、外輪2側)で芯金7の表面を覆う固定側弾性部材9とから構成されている。
芯金7は、内径K1が内輪3の外径C1よりも大きく、外径K2が外輪2の内径C2よりも大きな環状に形成されている。
摺動側弾性部材8は、芯金7の内周部から内輪3のシール溝11に向かって延出した鍔状のフランジ部13に、シール溝11の側面14に弾性接触するリップ部16を膨出形成した構造になっている。
固定側弾性部材9は、芯金7の外周部を覆う外周部17が外輪2のシール溝18に緊密に嵌合する構造・寸法に形成されている。固定側弾性部材9の外周部17とシール溝18との嵌合力により、シール5は外輪2に保持される。
本実施の形態の場合、摺動側弾性部材8は、固定側弾性部材9よりも耐熱温度の高い弾性材料で形成されている。
具体的には、固定側弾性部材9は耐熱温度が120℃程度となるニトリルゴムで形成され、摺動側弾性部材8は耐熱温度が160℃程度となり耐摩耗性にも優れたアクリルゴムで形成される。
なお、摺動側弾性部材8に更に高い耐熱性、耐摩耗性が要求される場合には、シリコンゴムや、フッ素ゴム、あるいはナイロンやPPS等のプラスチック材を組み合わせた複合材料により摺動側弾性部材8を形成するようにしても良い。
具体的には、固定側弾性部材9は耐熱温度が120℃程度となるニトリルゴムで形成され、摺動側弾性部材8は耐熱温度が160℃程度となり耐摩耗性にも優れたアクリルゴムで形成される。
なお、摺動側弾性部材8に更に高い耐熱性、耐摩耗性が要求される場合には、シリコンゴムや、フッ素ゴム、あるいはナイロンやPPS等のプラスチック材を組み合わせた複合材料により摺動側弾性部材8を形成するようにしても良い。
そして、本実施の形態の場合、シール5の外側面及び内側面のそれぞれには、摺動側弾性部材8及び固定側弾性部材9のいずれの弾性部材にも覆われずに、芯金7を露出させた芯金露出部21,22が軸受の周方向に沿って連続した環状に形成されている。
シール5の外側面の芯金露出部21は、芯金7の外周側を被覆している固定側弾性部材9の外側面側の内径D1と芯金7の内周側を被覆している摺動側弾性部材8の外側面側の外径d1との間にD1>d1の関係が成立するように、各弾性部材8,9の被覆範囲が設定されることにより、形成されている。
シール5の内側面の芯金露出部22は、芯金7の外周側を被覆している固定側弾性部材9の内側面側の内径D2と芯金7の内周側を被覆している摺動側弾性部材8の内側面側の外径d2との間にD2>d2の関係が成立するように、各弾性部材8,9の被覆範囲が設定されることにより、形成されている。
以上に説明した本実施の形態の密封型転がり軸受1の場合、軸受側面を密封するシール5は、より高い耐熱性が要求される摺動側弾性部材8には固定側弾性部材9よりも耐熱温度の高い弾性材料を使用するもので、シール5の摺動側と取付側とで芯金7を覆う弾性部材の材料が異なる構成になる。したがって、上記のように固定側弾性部材9は安価なニトリルゴムで形成し、摺動側弾性部材8は少し高価だが耐熱性や耐摩耗性に優れたアクリルゴムで形成して、摺動側弾性部材8及び固定側弾性部材9のそれぞれに必要十分な耐熱性や耐摩耗性を確保する一方で、高価なアクリルゴム等の弾性材料の使用量を必要最小限に抑えて、製品の低価格化を図ることができる。
また、上記実施の形態におけるシール5は、その外側面及び内側面のそれぞれに芯金7を露出させた芯金露出部21,22を備えていて、これらの芯金露出部21,22が周囲への放熱効果を発揮して蓄熱を抑止するため、各弾性部材8,9の昇温を抑えることができ、その分、弾性部材8,9に要求される耐熱性が緩和されるため、価格の安い弾性材料を採用し易くなる。
また、上記実施の形態におけるシール5は、その外側面及び内側面のそれぞれに芯金7を露出させた芯金露出部21,22を備えたことで、摺動側弾性部材8と固定側弾性部材9は離間した配置となっていて、異なるゴム材量同士が互いに融着する部位が生じない。
異なる材料同士の融着部は接着強度が低下し易く、もしも、上記の芯金露出部21,22が存在せず、摺動側弾性部材8の外周園と固定側弾性部材9の内周縁とが融着する構造の場合は、繰り返し作用する熱の影響等で、弾性部材8,9同士の融着部に破断や剥離が生じて、シール5の寿命低下を招く虞がある。
しかし、上記のように、芯金露出部21,22を装備したことで、各弾性部材8,9は、いずれも、芯金7に対して優れた接着強度を長期に渡って維持することができ、シール5の寿命を向上させることができる。
異なる材料同士の融着部は接着強度が低下し易く、もしも、上記の芯金露出部21,22が存在せず、摺動側弾性部材8の外周園と固定側弾性部材9の内周縁とが融着する構造の場合は、繰り返し作用する熱の影響等で、弾性部材8,9同士の融着部に破断や剥離が生じて、シール5の寿命低下を招く虞がある。
しかし、上記のように、芯金露出部21,22を装備したことで、各弾性部材8,9は、いずれも、芯金7に対して優れた接着強度を長期に渡って維持することができ、シール5の寿命を向上させることができる。
また、芯金露出部21,22の装備によって、摺動側弾性部材8と固定側弾性部材9とが互いに離間した配置になっているため、例えば、インサート成形によりそれぞれの弾性部材8,9を形成することで、シール5の製造を容易にすることもできる。
なお、上記のように、シール5の外側面及び内側面のそれぞれに芯金露出部21,22を装備することが望ましいが、各弾性部材8,9に使用する材料相互の融着性が高く、芯金7に対する接着強度に問題が生じない場合は、図2乃至図4に示すように、芯金露出部の装備を適宜に省略することができる。
図2は本発明に係る密封型転がり軸受の第2の実施の形態の要部の縦断面図である。
この第2の実施の形態の密封型転がり軸受31は、シール5Aの内側面側にのみ芯金露出部22を設けたものである。シール5Aの外側面側では、芯金7の径方向の中間部Hで、固定側弾性部材9の内周縁部と摺動側弾性部材8の外周縁部とが突き合わせ状態になって、異種のゴム材料同士が接触した状態になっている。
シール5Aの外側面側の芯金露出部を省略した点以外の構成は第1の実施の形態の密封型転がり軸受1と同様である。同様の構成については、第1の実施の形態と共通の番号を付して説明を省略する。
この第2の実施の形態の密封型転がり軸受31は、シール5Aの内側面側にのみ芯金露出部22を設けたものである。シール5Aの外側面側では、芯金7の径方向の中間部Hで、固定側弾性部材9の内周縁部と摺動側弾性部材8の外周縁部とが突き合わせ状態になって、異種のゴム材料同士が接触した状態になっている。
シール5Aの外側面側の芯金露出部を省略した点以外の構成は第1の実施の形態の密封型転がり軸受1と同様である。同様の構成については、第1の実施の形態と共通の番号を付して説明を省略する。
図3は本発明に係る密封型転がり軸受の第3の実施の形態の要部の縦断面図である。
この第3の実施の形態の密封型転がり軸受32は、シール5Bの外側面側にのみ芯金露出部21を設けたもので、シール5Bの内側面側の芯金露出部を省略した点以外の構成は第1の実施の形態の密封型転がり軸受1と同様である。同様の構成については、第1の実施の形態と共通の番号を付して説明を省略する。
この第3の実施の形態の密封型転がり軸受32は、シール5Bの外側面側にのみ芯金露出部21を設けたもので、シール5Bの内側面側の芯金露出部を省略した点以外の構成は第1の実施の形態の密封型転がり軸受1と同様である。同様の構成については、第1の実施の形態と共通の番号を付して説明を省略する。
図4は本発明に係る密封型転がり軸受の第4の実施の形態の要部の縦断面図である。
この第4の実施の形態の密封型転がり軸受33は、シール5Cの外側面側及び内側面側のいずれにも芯金露出部を設けない構成としたもので、芯金露出部を省略した点以外の構成は第1の実施の形態の密封型転がり軸受1と同様である。同様の構成については、第1の実施の形態と共通の番号を付して説明を省略する。
この第4の実施の形態の密封型転がり軸受33は、シール5Cの外側面側及び内側面側のいずれにも芯金露出部を設けない構成としたもので、芯金露出部を省略した点以外の構成は第1の実施の形態の密封型転がり軸受1と同様である。同様の構成については、第1の実施の形態と共通の番号を付して説明を省略する。
なお、上記の各実施の形態に示した密封型転がり軸受は、いずれも外輪が固定される外輪固定型であったが、内輪固定型の軸受にも、本発明は適用可能である。内輪固定型の軸受におけるシールは、芯金の内周部を覆う弾性部材が固定側弾性部材となり、芯金の外周部を覆う弾性部材が摺動側弾性部材となる。
1 密封型転がり軸受
2 外輪
3 内輪
5 シール
7 芯金
8 摺動側弾性部材
9 固定側弾性部材
11 シール溝
18 シール溝
21,22 芯金露出部
31,32,33 密封型転がり軸受
2 外輪
3 内輪
5 シール
7 芯金
8 摺動側弾性部材
9 固定側弾性部材
11 シール溝
18 シール溝
21,22 芯金露出部
31,32,33 密封型転がり軸受
Claims (2)
- 芯金と弾性部材とで構成されるシールによって軸受側面が密封される密封型転がり軸受であって、
前記シールの摺動側で前記芯金の表面を覆う摺動側弾性部材は、取付側で前記芯金の表面を覆う固定側弾性部材よりも耐熱温度の高い弾性材料で形成したことを特徴とする密封型転がり軸受。 - 前記シールの外側面及び内側面の少なくとも一方では、前記芯金の外周側を被覆している弾性部材の内径Dと前記芯金の内周側を被覆している弾性部材の外径dとの間にD>dの関係が成立するように、各弾性部材の被覆範囲が設定されることにより、いずれの弾性部材にも覆われずに前記芯金を露出させた芯金露出部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の密封型転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007024644A JP2008190599A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 密封型転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007024644A JP2008190599A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 密封型転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008190599A true JP2008190599A (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=39750885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007024644A Pending JP2008190599A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 密封型転がり軸受 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008190599A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021021456A (ja) * | 2019-07-29 | 2021-02-18 | 日本精工株式会社 | 深溝玉軸受 |
-
2007
- 2007-02-02 JP JP2007024644A patent/JP2008190599A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021021456A (ja) * | 2019-07-29 | 2021-02-18 | 日本精工株式会社 | 深溝玉軸受 |
JP7306136B2 (ja) | 2019-07-29 | 2023-07-11 | 日本精工株式会社 | 深溝玉軸受 |
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