JP2008189020A - 車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面衝突時にサイドフレームの前端部の下方側への変形を抑制することができる車両前部構造を得る。
【解決手段】車両10の両サイドには、車両前後方向に沿ってフロントサイドレイル12が配設されており、その車両前方側にはフロントサイドレイルエクステンション14が連結されている。フロントサイドレイル12の下部には、車両幅方向に沿ってクロスメンバ16が掛け渡されている。フロントサイドレイルエクステンション14の下部には、バンパステー28が連結されており、バンパステー28の下部には、フック部材40が締結固定されている。フック部材40には、クロスメンバ16の前端面16Cと対向する位置に、車両後方側に突出する固締フック44が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部構造に関し、特に、両サイドに車両前後方向に沿って配置されたサイドフレームと、これらのサイドフレームの下部に車両幅方向に沿って掛け渡されたクロスメンバとを備えた車両前部構造に関する。
下記特許文献1には、車両前部に設けられた牽引フックと緊締フックとを一体に形成し、強度及び剛性を高めた構造が開示されている。
実開平5−28710号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、オフセット前面衝突時に車両前後方向に沿って配置されたサイドフレームの先端部が下方側へ変形する場合がある。サイドフレームが下方側に変形し、安定して軸圧縮変形しない場合には、サイドフレームの先端部での必要なエネルギー吸収量を確保することができず、車両後方側のキック部などの荷重負担が大きくなる。
本発明は上記事実を考慮し、前面衝突時にサイドフレームの先端部の下方側への変形を抑制することができる車両前部構造を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車両前部構造は、車両の前部の両サイドに車両前後方向に沿って配置されたサイドフレームと、前記サイドフレームの下部に車両幅方向に沿って掛け渡されたクロスメンバと、を備えた車両前部構造であって、前記クロスメンバの車両前方側と対向する前記サイドフレームの下部に、車両後方側に突出する突起部材を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の車両前部構造において、前記突起部材を固締フックと兼用したことを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、車両の前部の両サイドに車両前後方向に沿ってサイドフレームが配置されており、サイドフレームの下部に車両幅方向に沿ってクロスメンバが掛け渡されている。クロスメンバの車両前方側と対向するサイドフレームの下部には、車両後方側に突出する突起部材が設けられており、前面衝突時にサイドフレームの先端部が軸圧縮変形すると、突起部材が車両後方側のクロスメンバと接触し、クロスメンバを押し込んで変形させる。これによって、クロスメンバでのEA量(エネルギー吸収量)が増加し、サイドフレームの車両後方側に設けられたキック部への荷重負担が減少する。また、突起部材がクロスメンバと接触することで、サイドフレームの先端部が下方側へ変形することが抑制され、サイドフレームの軸圧縮変形を安定化させることができる。
請求項2記載の本発明によれば、突起部材を固締フックと兼用しているので、突起部材と固締フックを別部品で設定する必要がなく(即ち、部品点数が増加しない)、また、軽量化が可能となる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両前部構造は、クロスメンバでのEA量(エネルギー吸収量)が増加し、サイドフレームの車両後方側のキック部への荷重負担が減少するという優れた効果を有する。さらに、サイドフレームの先端部が下方側へ変形することを抑制でき、サイドフレームの軸圧縮変形を安定化させることができる。
請求項2記載の本発明に係る車両前部構造は、構造の簡素化を図ることができ、突起部材の軽量化及び低コスト化を図ることができるという優れた効果を有する。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る車両前部構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図1には、本実施形態に係る車両前部構造の全体構成が示されている。また、図2には、本実施形態に係る車両前部構造を下方から見た全体斜視図が示されている。これらの図に示されるように、車両10の前部10Aの両サイドには、車両前後方向に沿って延在するフロントサイドレイル12が配設されている。フロントサイドレイル12は、前端部12Aが下方側に湾曲するように延びており、フロントサイドレイル12の前端部12Aの車両前方側には、車両前後方向に沿って延在するフロントサイドレイルエクステンション14が溶接等によって連結されている。これらのフロントサイドレイル12とフロントサイドレイルエクステンション14とで本発明の「サイドフレーム」が構成されている。
フロントサイドレイル12の前端部12Aの下部には、車両幅方向に沿ってクロスメンバ16が掛け渡されている。クロスメンバ16は、車両幅方向の中央部16Aが下方側に湾曲した形状であり、車両幅方向の両端部16Bがフロントサイドレイル12の前端部12Aに溶接等によって連結されている。
フロントサイドレイルエクステンション14の先端部14Aの車両前方側には、2枚のプレート18、20を挟んでクラッシュボックス22が連結されている。クラッシュボックス22の前方には、車両幅方向に沿って延在する断面「日」の字状のフロントバンパリインフォースメント26がプレート24を介して連結されている。また、フロントサイドレイルエクステンション14の先端部14Aの側部には、車両幅方向に沿ってフロントクロスメンバ30が掛け渡されている。また、フロントサイドレイルエクステンション14の先端部14Aの上部側には、キャブマウンティング32が設けられている。
フロントサイドレイルエクステンション14の先端部14Aは、略矩形状の閉断面に形成されており、この先端部14Aの下部には、断面形状が略コ字状のバンパステー28が被嵌され、溶接等によって先端部14Aとバンパステー28とが連結されている。バンパステー28の下稜線28Aはクラッシュボックス22の下稜線22Aとほぼ同じ高さで形成されている。
バンパステー28の下部には、フック部材40の上面が当接状態で配置されてボルト46と図示しないナットにより締結固定されている。フック部材40は、ボルト46による締結部から車両前方の斜め下方側に突出する牽引フック42と、ボルト46による締結部から車両後方側に突出する突起部材としての固締フック44とで構成されている。牽引フック42は、先端のフック部42Aが車両幅方向内側から外側へ略U字状に湾曲するように形成されている。固締フック44は、クロスメンバ16の前端面16Cと車両前後方向に対向するように配置されており、先端のフック部44Aが下方側から上方側へ略U字状に湾曲するように形成されている。固締フック44は、フェリーなどで車両10を運搬するときに車両10を固締するために用いるものであり、本実施形態では、「突起部材」と固締フック44とを兼用している。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図3及び図4に示されているように、車両10がオフセット前面衝突すると、フロントバンパリインフォースメント26の車両後方側に配置されたクラッシュボックス22が変形し、プレート20、18を介してフロントサイドレイルエクステンション14に衝突荷重が入力される。この衝突荷重によって、フロントサイドレイルエクステンション14が軸圧縮変形すると、固締フック44が車両後方側のクロスメンバ16と接触してクロスメンバ16を押し込んで変形させる。これによって、クロスメンバ16でのEA量(エネルギー吸収量)が増加し、フロントサイドレイルエクステンション14の車両後方側のフロントサイドレイル12に設けられたキック部への荷重負担が減少する。また、固締フック44がクロスメンバ16を押し込んで変形させることで、フロントサイドレイルエクステンション14の車両前方側が下方側へ変形することが抑制され、フロントサイドレイルエクステンション14の軸圧縮変形を安定化させることができる。
また、固締フック44をクロスメンバ16の前端面16Cと対向する位置で車両後方側に突出するように配置し、突起部材と固締フック44とを兼用することで、突起部材と固締フック44を別部品で設定する必要がなく、また、軽量化および低コスト化が可能である。
図5には、対比例に係る車両前部構造が示されている。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
車両100の前部100Aには、フロントサイドレイルエクステンション14の先端部14Aの下部にバンパステー28が設けられており、バンパステー28の下部には、牽引用フック102の上面が当接状態で配置されてボルト46と図示しないナットにより締結固定されている。この車両前部構造では、クロスメンバ16の前端面16Cと対向する位置に、車両後方側に突出する突起部材は設けられていない。
対比例に係る車両前部構造では、図6に示されるように、車両100がオフセット前面衝突すると、フロントバンパリインフォースメント26の車両後方側に配置されたクラッシュボックス22が変形し、プレート20、18を介してフロントサイドレイルエクステンション14に衝突荷重が入力される。この衝突荷重が大きいと、フロントサイドレイルエクステンション14が安定して軸圧縮変形せず、矢印Bのように下方側へ変形する可能性がある。フロントサイドレイルエクステンション14が下方側へ変形すると、その時点で変形が終了してしまうので、EA量(エネルギー吸収量)が不足する。このため、フロントサイドレイル12の車両後方側に設けられたキック部などの荷重負担が大きくなる。
これに対して第1実施形態の車両前部構造では、車両10のオフセット前面衝突時に、矢印Aのようにフロントサイドレイルエクステンション14が安定して軸圧縮変形する。このため、必要なEA量(エネルギー吸収量)を確保することができる。
〔実施形態の補足説明〕
上述した第1実施形態では、固締フック44をクロスメンバ16の前端面16Cと対向する位置で車両後方側に突出するように配置し、突起部材と固締フック44とを兼用したが、これに限らず、突起部材と固締フックとを別部品で設定しても良い。また、突起部材は、専用品でも良いし、また、他の部品と兼用しても良い。
上述した第1実施形態では、フロントサイドレイルエクステンション14の下部にバンパステー28を介してフック部材40(固締フック44)が取付けられているが、これに限らず、フロントサイドレイルエクステンション14の下部に突起部材を直接取付けても良い。
第1実施形態に係る車両前部構造の全体構成を示す側面図である。 第1実施形態に係る車両前部構造の全体構成を示す下方から見た斜視図である。 図1に示す車両前部構造のオフセット前面衝突時の状態を示す側面図である。 図1に示す車両前部構造のオフセット前面衝突時の変形状態を示す側面解析図である。 対比例に係る車両前部構造の全体構成を示す側面図である。 図6に示す車両前部構造のオフセット前面衝突時の変形状態を第1実施形態と比較した側面解析図である。
符号の説明
10 車両
10A 前部
12 フロントサイドレイル(サイドフレーム)
14 フロントサイドレイルエクステンション(サイドフレーム)
16 クロスメンバ
16C 前端面(クロスメンバの車両前方側)
44 固締フック(突起部材)

Claims (2)

  1. 車両の前部の両サイドに車両前後方向に沿って配置されたサイドフレームと、前記サイドフレームの下部に車両幅方向に沿って掛け渡されたクロスメンバと、を備えた車両前部構造であって、
    前記クロスメンバの車両前方側と対向する前記サイドフレームの下部に、車両後方側に突出する突起部材を設けたことを特徴とする車両前部構造。
  2. 前記突起部材を固締フックと兼用したことを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
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