JP2008181966A - 圧電トランス及び圧電トランスを用いた電源回路 - Google Patents

圧電トランス及び圧電トランスを用いた電源回路 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の圧電トランスの特性を揃えた状態で、複数の圧電トランスを並列接続すること。
【解決手段】圧電トランス10は、所定の分極軸方向に分極され、複数の幅広面を有する平板状の圧電セラミック矩形板1と、圧電セラミック矩形板1の一方の幅広面上に隔間して形成された第1の入力電極2a及び第1の出力電極4aと、圧電セラミック矩形板1の他方の幅広面上であって、第1の入力電極2a及び第1の出力電極4aのそれぞれに対向して形成されたアース電極としての第1の入力電極2及び第1の出力電極4bと、を有する電極群を備える。そして、圧電トランス10に形成された電極群は、複数形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、小形の電子機器やOA(Office Automation)機器等に用いられる圧電トランスに関し、特に小形で信頼性の高い圧電トランス及び圧電トランスを用いた電源回路に関する。
従来から、直流や交流の所望の電圧を供給するための電圧源として利用するため、例えば、DC/DCコンバータやDC/ACインバータに用いられる圧電トランスがある。圧電トランスは、圧電振動子の逆圧電効果と圧電効果を利用するものである。
圧電トランスの動作としては、まず、入力端子から供給される入力電圧の電気的エネルギーによって、圧電振動子を機械的に励振する。励振によって、入力された電気的エネルギーを機械エネルギーに変換する。次に、この機械エネルギーを再び電気的エネルギーに変換して、出力端子から出力電圧を取り出している。
このように、圧電トランスは、電圧の昇圧や降圧等の作用により、所望の電圧を得ることができる電子デバイスである。そして、圧電トランスは、従来の電磁トランスと比較して、巻線が無いことや、電磁ノイズの放射が少ないといった特徴がある。また、圧電トランスの採用により、薄型のトランスを実現できることから、液晶バックライト用のインバータとして広く用いられている。
ここで、(1)式に示すように、圧電トランスの出力電力:Pは、等価質量:m、振動速度:vの2乗、電気機械結合係数:kの2乗、および駆動周波数:fとの積にほぼ比例することが知られている。
しかし、ハイパワー用に開発された圧電材料では、振動速度の限界と、電気機械結合係数の値に大きな差が生じない。このため、出力電力:Pを大きくするには、質量:mと、共振周波数:frとの積を大きくするしかない。しかし、振動モードにも依るが、一般に、共振周波数:frは、圧電振動子の寸法によって決まる値である。このため、共振周波数:frを高くすると質量:mが小さくなってしまう。
質量:mが小さくなることを回避するために、圧電振動子の質量を変えることなく、高次振動モードを利用することが考えられる。しかし、高次振動モードを利用する場合、実効的な電気−機械間の変換効率が低下したり、支持固定の影響が大きくなったりする。このため、複数の圧電トランスの入出力端子を、それぞれ並列に接続していた。この結果、一つの駆動回路であっても、並列接続した圧電トランスの数にほぼ比例するだけ、出力電力:Pを増加させることができる。
特許文献1には、正方形板の面拡がり振動モードを利用した圧電トランスを、2個の入力端子と出力端子のそれぞれに並列接続した圧電トランスについて開示されている。従来、複数の圧電トランスを並列接続する場合、複数の圧電トランス間で、共振周波数を同じ周波数に合わせていた。
特開2000−228546号公報
ところで、特許文献1では、トランスの等価回路100について、図7のように開示されている。そして、圧電トランスの等価回路定数であるL,Cを変えることで、共振周波数の変化に対する2つの圧電トランス101a,101bの特性バラつきを検討している。そして、検討の結果、共振周波数よりも高い周波数で圧電トランス101a,101bを駆動すると、特性のバラつきの影響が低減されるとしている。
また、特許文献1では、並列接続する圧電トランス101a,101bの組み合わせ例について、図8のように開示されている。
図8(a)は、絶縁材からなる取り付け用ホルダ102に圧電トランス101a,101bを嵌め込み、隣り合わせて接続する例である。
図8(b)は、絶縁材からなる取り付け用ホルダ102に圧電トランス101a,101bを嵌め込み、積層して接続する例である。
図8(c)は、圧電トランス101a,101bの間に弾性シート103を挟み込み、絶縁材からなる取り付け用ホルダ104に圧電トランス101a,101bを嵌め込み、積層して接続する例である。
ところで、複数の圧電トランスを組み合わせる場合、個々の圧電トランスにおける特性(主に共振周波数)のバラつきは、小さく抑える必要がある。仮に、圧電トランスの特性がバラついても、特性が比較的合っているものを選別して、組み合わせることで、必要な特性が得られる。このため、圧電トランスの特性を事前に選別することが必要であった。
また、複数の圧電トランスを並列接続する場合、圧電効果によって生じる圧電振動が外部要因によって影響されないようにする必要がある。そして、外部からの振動や衝撃に耐えられるように、複数の圧電トランスを一体に支持する必要がある。特に、圧電トランスのように圧電振動子を用いる構成の場合、共振振動する節の位置を軟弾性部材で支持しなければ、圧電振動に影響を及ぼしてしまう。そして、複数の圧電トランスを支持するためには、多くの支持部材が必要であり、部品点数が多くなってしまう。また、支持部材を取り付けるための工数も必要となり、製造コストが増える要因となってしまう。
また、複数の圧電トランスに形成された入力端子と出力端子を並列接続するには、圧電トランスの入出力端子数のおよそ半分の数に相当するリード線が必要である。このため、構成部材の点数が増えるとともに、端子を接続する工数も増えてしまう。
本発明は、複数の圧電トランスの特性を揃えた状態で、複数の圧電トランスを並列接続することを目的とする。
本発明の圧電トランスは、所定の分極軸方向に分極され、複数の幅広面を有する平板状の圧電体基板と、圧電体基板の一方の幅広面上に隔間して形成された入力電極及び出力電極と、圧電体基板の他方の幅広面上であって、入力電極及び出力電極のそれぞれに対向して形成されたアース電極と、を有する電極群を備える。そして、電極群は、複数形成されるものである。
本発明によれば、並列接続された複数の圧電トランスは、同一の圧電体基板上に形成される。このため、圧電トランスの共振周波数を決定する圧電体基板の厚さのバラつきがほとんど無くなる。また、複数の圧電トランスは、同一の圧電体基板上に形成されることから、材料特性のバラつきも極めて小さくなる。このため、複数の圧電トランスの共振周波数やその他の特性が揃っており、特性の選別が不要になるという効果がある。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る圧電トランスの例について、図1〜図5を参照して説明する。本実施の形態では、DC−DCコンバータに用いられる圧電トランス10に適用した例として説明する。圧電トランス10は、圧電効果と逆圧電効果を利用して、入力された電圧を変換し、出力する機能を有している。
まず、圧電トランス10の外部構成例について、図1の斜視図を参照して説明する。圧電トランス10には、並列接続された状態で2つのトランス機能を有する圧電トランス10a,10bが形成される。圧電セラミック矩形板1は、所定の分極軸方向(矢印A方向)に分極され、複数の幅広面を有する平板状の圧電体基板である。なお、以下の説明では、圧電セラミック矩形板上に対向して形成された電極を「電極対」とも称する。
圧電セラミック矩形板1のうち、長さ方向の一方の端部から約1/4の箇所には、厚さ方向に対向する第1の入力電極対2a,2bが幅方向に形成される。そして、第1の入力電極対2a,2bと所定の間隔を隔てて、厚さ方向に対向する第1の出力電極対4a,4bが幅方向に形成される。これら第1の入力電極対2a,2bと第1の出力電極対4a,4bによって、エネルギー閉じ込め厚みすべり振動を利用した第1の圧電トランス10aが形成される。
また、圧電セラミック矩形板1のうち、長さ方向の他方の端部から約1/4の箇所には、厚さ方向に対向する第2の入力電極対6a,6bが幅方向に形成される。そして、第2の入力電極対6a,6bと所定の間隔を隔てて、厚さ方向に対向する第2の出力電極対5a,5bが幅方向に形成される。これら第2の入力電極対6a,6bと第2の出力電極対5a,5bによって、エネルギー閉じ込め厚みすべり振動を利用した第2の圧電トランス10bが形成される。
そして、第1の入力電極対2a,2bと第1の出力電極対4a,4b、第2の入力電極対6a,6bと第2の出力電極対5a,5bは、圧電セラミック矩形板1の一方の幅広面の一辺に沿うように矩形状で形成される部材である。
上述したように、圧電セラミック矩形板1は矢印A方向に分極処理が施されている。このとき、上述した第1の入力電極2aと第1の出力電極4aのそれぞれの中心点(第1の入力電極中心点11aと第1の出力電極中心点12a)とを結んだ線分方向と、第2の入力電極6aと第2の出力電極5aのそれぞれの中心点(第2の入力電極中心点11bと第2の出力電極中心点12b)とを結んだ線分方向とが、それぞれ上述の分極軸方向(矢印A方向)に略平行に配置するように電極形成されている。つまり、圧電セラミック矩形板1の分極軸方向に対する第1の入力電極対2a,2bと第1の出力電極対4a,4b、第2の入力電極対6a,6bと第2の出力電極対5a,5bの配置関係を、上述のように定義することによって、電気−機械変換効率の良い圧電トランスの設計条件を得ることが可能となる。
そして、第1の出力電極4aと、第2の出力電極5aは、配線電極3b,3cにより接続される。さらに、圧電セラミック矩形板1の長さ方向のほぼ中央付近には、配線電極3b,3cに接続された外部接続用出力電極9が形成される。
また、第1の入力電極2b、第1の出力電極4b、第2の入力電極6b及び第2の出力電極5bは、配線電極3e〜3gにより接続される。さらに、これらの電極は、配線電極3hによって、共通アース電極8に接続されて接地される。
また、第1の入力電極2aと、外部接続用端子7aは、配線電極3aにより接続される。同様に、第2の入力電極6aと、外部接続用端子7bは、配線電極3dによって接続される。外部接続用端子7a,7bは、外部で電気的に接続することによって、共通入力端子としている。この結果、第1の圧電トランス10aと、第2の圧電トランス10bは、入出力端子が並列接続された、3端子型圧電トランスとなる。
本実施の形態において、外部から電圧が供給される第1の入力電極2aは、第1の入力電極として機能する。同様に、外部から電圧が供給される第2の入力電極6aは、第2の入力電極として機能する。一方、変換した電圧を出力する第1の出力電極4aは、第1の出力電極として機能する。同様に、変換した電圧を出力する第2の出力電極5aは、第2の出力電極として機能する。そして、第1の入力電極と、第1の出力電極と、第1のアース電極(第1の入力電極2b,第1の出力電極4b)とを第1の電極群と称する。同様に、第2の入力電極と、第2の出力電極と、第2のアース電極(第2の入力電極6b,第2の出力電極5b)とを第2の電極群と称する。このように、圧電トランス10は、1枚の圧電セラミック矩形板1上に、第1と第2の電極群を配置した構成としている。そして、第1及び第2のアース電極を配線電極3e〜3hで纏めることによって、共通アース電極8のみを形成すればよい構成としている。
図1に示すように、第1の圧電トランス10aと第2の圧電トランス10bは、同一の圧電セラミック矩形板1上に構成されている。このため、第1の圧電トランス10aと第2の圧電トランス10bの厚さのバラつきと、材料定数のバラつきは極めて小さくなる。この結果、圧電トランスを選別する際に重視される特性である共振周波数のバラつきは、ほぼ無視できるレベルになる。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る圧電トランス10の動作原理を説明するため、エネルギー閉じ込め厚み滑り振動モードを利用した圧電振動子20と、圧電トランス30の基本的な構造と動作の例について、図2〜図4を参照して説明する。
一般的に、圧電体板などを用いて、素子寸法と分極方向、それに電極形状と電極寸法を適切に選ぶと、振動エネルギーが電極の形成された領域の近傍に集中する。このとき、電極が形成された領域から適当な距離だけ離れた部分を支持固定しても、圧電体板の振動にほとんど影響を与えないような振動モードを、「エネルギー閉じ込め厚み滑り振動モード」と称する。
次に、圧電振動子20の構成例について、図2の斜視図を参照して説明する。
図2において、矢印Bは、圧電体基板である圧電セラミック矩形板21の分極の方向を示す。圧電セラミック矩形板21は、長さ方向に分極されている平板状の部材である。圧電セラミック矩形板21の長さ方向のほぼ中央の箇所には、厚さ方向に対向する電極対22a,22bが形成される。そして、電極22aと、外部接続用電極24aは、配線電極23aにより接続される。同様に、電極22bと、外部接続用電極24bは、配線電極23bにより接続される。
そして、外部接続用電極24a,24bに交流電圧を印加することによって、圧電振動子20が振動する。印加する交流電圧の周波数は、圧電セラミック矩形板21の厚さと材料定数によって定まる厚みすべり振動の共振周波数にほぼ等しい。この結果、対向する電極22a,22bに挟まれる領域のみに振動エネルギーが集中する「エネルギー閉じ込め厚み滑り振動」が励振される。
ここで、エネルギー閉じ込め厚みすべり振動を、有限要素法(FEM:Finite Element Method)によって解析した結果の例について、図3を参照して説明する。図3は、エネルギー閉じ込め厚みすべり振動をしている圧電セラミック矩形板21を長さ方向の側面部から見た図である。図3では、振動変位を誇張して示しているが、圧電セラミック矩形板21の上側半分21aのうち、ほぼ中央部だけが、+X方向に△Xだけ変位していることが分かる。一方、圧電セラミック矩形板21の下側半分21bのうち、ほぼ中央部だけが、−X方向に△X′だけ変位していることが分かる。このように、圧電セラミック矩形板21の上側半分21aと、下側半分21bの領域が、長さ方向の面に平行、かつ、互いに逆向きに、いわゆるすべり振動をしていることが示される。
図3より、エネルギー閉じ込め厚み滑り振動モードを利用すると、振動エネルギーが圧電セラミック矩形板21の中央部に設けた、対向する駆動電極対(電極22a,22b)の近傍に集中していることが分かる。このため、圧電セラミック矩形板21(図2参照)の長さ方向の両端部を支持し、固定しても圧電振動子20自身の振動特性にほとんど影響を及ぼすことがない。
次に、圧電トランス10の基本的な構造となる圧電トランス30の構成例について、図4の斜視図を参照して説明する。図4において、矢印Cは、圧電体基板である圧電セラミック矩形板31の分極の方向を示す。圧電セラミック矩形板31は、長さ方向に分極されている平板状の部材である。そして、圧電トランス30は、入力電極対と出力電極対を有する2端子対のエネルギー閉じ込め厚みすべり振動子を構成要素としている。
圧電セラミック矩形板31の長さ方向のほぼ中央付近には、厚さ方向に対向する入力電極対32a,32bが幅方向に形成される。そして、入力電極対32a,32bと所定の間隔を隔てて、厚さ方向に対向する出力電極対33a,33bが幅方向に形成される。これら入力電極対32a,32bと出力電極対33a,33bによって、エネルギー閉じ込め厚みすべり振動を利用した圧電トランス30が形成される。
そして、入力電極32aと、外部接続用端子34aは、配線電極35aにより接続される。同様に、入力電極32bと、外部接続用端子34cは、配線電極35cによって接続される。一方、出力電極33aと、外部接続用端子34bは、配線電極35bにより接続される。同様に、出力電極33bと、外部接続用端子34dは、配線電極35dによって接続される。
そして、外部接続用端子34a,34cを介して、入力電極対32a,32bに交流電圧を印加することによって、圧電トランス30が駆動する。この交流電圧の周波数は、圧電セラミック矩形板31の厚さと材料定数によって定まる厚みすべり振動の共振周波数にほぼ等しい。このとき、入力電極対32a,32bと、出力電極対33a,33bに挟まれる領域に、エネルギー閉じ込め厚みすべり振動(図3参照)が励振される。この結果、出力電極対33a,33b間には、圧電効果による電圧が発生する。変換された電圧は、外部接続用端子34b,34dで取り出される。
なお、圧電トランス30は、入力電極対32a,32bと、出力電極対33a,33bのうち、同一面にあるいずれか一方の電極を接続して共通アースとして構成される場合がある。このように構成されると、入力端子から見た特性と、出力端子から見た特性が全く同じとなるため、いわゆる対称3端子型の圧電トランスと見なされる。
ここで、上述した圧電トランス30を用いて出力電圧:Pを大きくしようとすれば、特許文献1に記載された圧電トランスと同様、圧電トランス30を複数個用いる必要が生じる。この際には、圧電体基板の厚みや材料特性のバラつきに起因する共振周波数のバラつきを考慮しなくてはならない。ところで、本発明に係る圧電トランス10は、1つの圧電セラミック矩形板1上に、入出力電極対から構成される電極群を複数配置した点において、上述した圧電トランス30の構成と相違している。このため、圧電トランスの共振周波数を決定する圧電体基板の厚さのバラつきがほとんど無くなる。また、複数の圧電トランスは、同一の圧電体基板上に形成されることから、材料特性のバラつきも極めて小さくなる。このため、複数の圧電トランスの共振周波数やその他の特性が揃っており、特性の選別が不要になるという効果がある。
次に、第1の実施の形態に係る圧電トランス10を、電圧の昇降等を行う電源回路に用いる場合の具体的な構成例について、図5を参照して説明する。図5(a)は、電圧を変化させるために圧電トランス10を備えたDC−DCコンバータ40のブロック図である。図5(b)は、DC−DCコンバータ40において、整合回路43と整流回路45とが接続された圧電トランス10を拡大視した例を示す図である。
まず、DC−DCコンバータ40の構成例について説明する。DC−DCコンバータ40は、電圧変換部として、直流電圧入力41を交流方形波に変換するスイッチング回路42と、変換された交流方形波を正弦波に整形する整合回路43と、整形された交流方形波を所望の電圧に変換する圧電トランス10と、変換された電圧を整流して直流電圧出力46を出力する整流回路45とを備えている。このとき、整合回路43は必ずしも必須の構成ではなく、必要に応じて採用すればよい。
また、DC−DCコンバータ40は、制御部として、整流回路45の出力電圧を検出して基準電圧と比較し、出力電圧が一定になるように制御する出力電圧検出回路47と、出力電圧検出回路47の出力電圧により、圧電トランスの共振周波数にほぼ等しい周波数の方形波を発振する発振制御回路48とを備えている。
次に、DC−DCコンバータ40の動作及び各ブロックの作用について説明する。
発振制御回路48は、圧電トランス10の共振周波数にほぼ等しい周波数の方形波を発振する。また、発振制御回路48は、出力電圧検出回路47の出力電圧により、発振周波数とデューティを制御する。
スイッチング回路42は、発振制御回路48の出力により、直流電圧を方形波交流電圧に変換する。そして、方形波交流電圧を、整合回路43を介して圧電トランス10に入力する。整合回路43は、圧電トランス10のインピーダンスと整合をとるための回路である。一般には、入力容量と、圧電トランス10の共振周波数で共振するインダクタンス値を有するインダクタが用いられる。この整合回路43は圧電トランス10の入力電圧波形を方形波から正弦波に変換する機能がある。
整合回路43を介して圧電トランスに入力された正弦波は、圧電トランス10により、昇圧あるいは降圧される。昇圧あるいは降圧された交流出力電圧は、整流回路45により直流電圧に変換される。そして、圧電トランス10は、入力電圧を昇圧あるいは降圧する昇圧・降圧トランス又は入力電圧をそのまま出力電圧とする絶縁トランスとして機能する。
整流回路45は、圧電トランス10の正弦波出力電圧を直流電圧に変換する。整流回路23bとしては、一般的なダイオードブリッジやFET(電界効果トランジスタ)検波器が用いられる。そして、出力電圧検出回路47は、整流回路45の出力電圧を検出して基準電圧と比較し、比較結果を発振制御回路48に送り、出力電圧が一定になるように制御する。
以上説明した第1の実施の形態に係る圧電トランス10は、1枚の圧電セラミック矩形板1に、2つの圧電トランス(第1の圧電トランス10a,第2の圧電トランス10b)を一体形成している。そして、2つの圧電トランスは、並列接続可能に形成される。また、2つの圧電トランスは同一の圧電セラミック矩形板1上に形成されるので、圧電トランスの共振周波数を決める厚さのバラつきがほとんど無くなる。また、同一基板であることから、材料特性のバラつきも極めて小さくなる。このため、複数の圧電トランスの共振周波数やその他の特性が揃うこととなり、個々の圧電トランスの特性を選別する工程が不要になるという効果がある。
また、第1の圧電トランス10aと、第2の圧電トランス10bは、分極軸方向に配置される。このため、実装形態に応じて圧電トランス10を配置することが可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る圧電トランス50の構成例について、図6を参照して説明する。なお、圧電トランス50もDC−DCコンバータに実装可能であるが、動作原理と、電源回路としてDC−DCコンバータに実装した状態の構成例は、既に説明した第1の実施の形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
まず、圧電トランス50の外部構成例について、図6の斜視図を参照して説明する。圧電トランス50には、並列接続された状態で2つのトランス機能を有する圧電トランス50a,50bが形成される。圧電セラミック矩形板51は、所定の分極軸方向(矢印D方向)に分極され、複数の幅広面を有する平板状の圧電体基板である。
幅広面に平行に分極された圧電セラミック矩形板51のほぼ中央付近には、厚さ方向に対向する第1の入力電極対52a,52bが形成される。そして、第1の入力電極対52a,52bと所定の間隔を隔てて、厚さ方向に対向する第1の出力電極対54a,54bが幅方向に形成される。これら第1の入力電極対52a,52bと、第1の出力電極対54a,54bによって、エネルギー閉じ込め厚みすべり振動を利用した第1の圧電トランス50aが形成される。
また、第1の圧電トランス50aと所定の間隔を隔てて、圧電セラミック矩形板51のほぼ中央付近には、厚さ方向に対向する第2の入力電極対55a,55bが形成される。そして、第2の入力電極対55a,55bと所定の間隔を隔てて、厚さ方向に対向する第2の出力電極対56a,56bが幅方向に形成される。これら第2の入力電極対55a,55bと、第2の出力電極対56a,56bによって、エネルギー閉じ込め厚みすべり振動を利用した第2の圧電トランス50bが形成される。
そして、第1の入力電極対52a,52bと第1の出力電極対54a,54b、第2の入力電極対55a,55bと第2の出力電極対56a,56bは、圧電セラミック矩形板51の一方の幅広面の一辺に沿うように矩形状で形成される部材である。
ここで、圧電セラミック矩形板51は、矢印D方向に分極処理が施されている。このとき、上述した第1の入力電極52aと第1の出力電極54aのそれぞれの中心点(第1の入力電極中心点61aと第1の出力電極中心点62a)とを結んだ線分方向と、第2の入力電極55aと第2の出力電極56aのそれぞれの中心点(第2の入力電極中心点61bと第2の出力電極中心点62b)とを結んだ線分方向とが、それぞれ上述の分極軸方向(矢印D方向)に略平行に配置するように電極形成されている。つまり、圧電セラミック矩形板51の分極軸方向に対する第1の入力電極対52a,52bと第1の出力電極対54a,54b、第2の入力電極対55a,55bと第2の出力電極対56a,56bの配置関係を上述のように定義することによって、電気−機械変換効率の良い圧電トランスの設計条件を得ることが可能となる。
そして、第1の出力電極54aは、配線電極53eにより、外部接続用出力電極59に接続される。同様に、第2の出力電極56aは、配線電極53dにより、外部接続用出力電極59に接続される。
一方、第1の入力電極52aは、配線電極53bにより、共通入力電極57に接続される。同様に、第2の入力電極55aは、配線電極53cにより、共通入力電極57に接続される。
また、第1の入力電極52bと、第1の出力電極対54bは、配線電極53a,53gにより、共通アース電極58に接続される。同様に、第2の入力電極55bと、第2の出力電極56bは、配線電極53f,53hにより、共通アース電極58に接続される。
このように接続されることで、第1の圧電トランス50aと、第2の圧電トランス50bは、入出力電極が並列接続された、3端子型圧電トランスとなる。
また、第1の圧電トランス50aと、第2の圧電トランス50bとの間には、入出力電極が形成されている領域の寸法以上の溝62が形成される。溝62によって、第1の圧電トランス50aと、第2の圧電トランス50bとが、機械的に分離される。そして、第1の圧電トランス50aと、第2の圧電トランス50bとが駆動した場合においても、互いの圧電振動に影響を及ぼすことを防いでいる。
本実施の形態において、外部から電圧が供給される第1の入力電極52aは、第1の入力電極として機能する。同様に、外部から電圧が供給される第2の入力電極55aは、第2の入力電極として機能する。一方、変換した電圧を出力する第1の出力電極54aは、第1の出力電極として機能する。同様に、変換した電圧を出力する第2の出力電極56aは、第2の出力電極として機能する。そして、第1の入力電極と、第1の出力電極と、第1のアース電極(第1の入力電極52b,第1の出力電極54b)とを第1の電極群と称する。同様に、第2の入力電極と、第2の出力電極と、第2のアース電極(第2の入力電極55b,第2の出力電極56b)とを第2の電極群と称する。このように、圧電トランス50は、1枚の圧電セラミック矩形板51上に、第1と第2の電極群を配置した構成としている。そして、第1及び第2のアース電極を配線電極53e〜53hで纏めることによって、共通アース電極58のみを形成すればよい構成としている。
以上説明した第2の実施の形態に係る圧電トランス50は、第1の圧電トランス50aと、第2の圧電トランス50bを、同一の圧電セラミック矩形板51に構成している。このため、圧電セラミック矩形板51の厚さのバラつきと、材料定数のバラつきの度合いは極めて小さくなる。この結果、圧電トランスの特性として重要な共振周波数のバラつきは実質的にほぼ無視できるレベルになるという効果がある。
また、第1の圧電トランス50aと、第2の圧電トランス50bは、分極軸方向に対してほぼ垂直方向に配置している。このため、実装形態に応じて圧電トランス50を配置することが可能である。
なお、第2の実施の形態に係る圧電トランス50では、厚み寸法を変えるために、溝62を形成したが、代わりに細長い貫通孔を空けてもよい。この貫通孔は、複数の電極群の間に、電極群の形成領域よりも大きな寸法で空けられる。この貫通孔によって、第1の圧電トランスと第2の圧電トランスを機械的に分離することができる。あるいは、接着剤等を付着させて厚み寸法を変えてもよい。このようにすることで、第1の圧電トランス50aと、第2の圧電トランス50bとの中間部における振動励起の共振周波数が局部的に異なることから、上述した溝や貫通孔を設けた構造と同等の作用を得ることができる結果、圧電振動に影響を及ぼすことを防いでいる。
以上説明した第1及び第2の実施の形態に係る圧電トランスは、基本的に3端子型圧電トランスを並列接続することが可能な構造としている。このため、入力端子と出力端子を逆にしても全く同じ特性を示す。そして、複数の圧電トランスは、同一の圧電セラミック基板上に形成されるので、圧電トランスの共振周波数を決める厚さのバラつきがほとんど無くなる。また、同一基板であることから、材料特性のバラつきも極めて小さくなる。このため、複数の圧電トランスの共振周波数やその他の特性が揃っており、特性の選別が不要になる。
また、上述した第1及び第2の実施の形態に係る圧電トランスは、複数の圧電トランスを同一の圧電基板上に形成している。このため、複数の圧電トランスの組み立てに用いられる支持部材(例えば、従来の取り付け用ホルダ)を、必要としない。このため、組み立て工程が削減されるとともに、部品点数も削減されるという効果がある。
また、上述した第1及び第2の実施の形態に係る圧電トランスは、エネルギー閉じ込め厚みすべり振動モードを利用している。そして、圧電セラミック矩形板上の入出力電極対は、真空蒸着などの薄膜プロセスにより形成する。このため、複数の圧電トランスを同一圧電基板に形成することができる。同時に、これら複数の圧電トランスを並列接続するための接続電極や、外部との電気的な接続を行うための外部接続端子を形成できる。換言すれば、一方および他方の幅広面に形成する電極を、それぞれ一括的な電極形成工程によって得ることが可能である。このため、従来のような接続のためのリード線が必要なく、リード線を接続する工程が大幅に削減されるという効果がある。
また、上述した第1及び第2の実施の形態に係る圧電トランスを電源回路(例えば、DC−DCコンバータ)に用いることにより、入出力インピーダンスを小さくすることができる。このため、低電圧で大きな電力を伝送することが可能となる。また、圧電トランスを小型化することによって、小型で高効率かつ電磁ノイズの発生が少ない高性能な電源回路を実現できる。
なお、上述した第1及び第2の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り、適宜、構成を変更しうることは言うまでもない。また、本発明の圧電トランスを、電源回路としてのDC−DCコンバータのみならず、様々な回路に採用してもよい。
また、分極軸の方向と、電極の入力電極中心点と出力電極中心点とを結んだ線分の方向が厳密な平行状態でなくても、圧電トランスとしての機能、効果を得ることができる。
また、本発明の圧電トランスに採用した電極形状は矩形状のみならず、圧電セラミックス矩形板の寸法条件や材料特性等に合わせて適宜電極形状や面積を変更することも可能である。このため、電極は、例えば正方形状等の形状を有していてもよい。
また、本発明の圧電トランスに採用した共通アース電極は1ヶ所に限定されるものではなく、電極群の個数に合わせて個々に接続を行い、回路基板上で接続される構成としてもよい。
また、上述した外部接続用端子,配線電極,入出力電極,共通アース電極の配置関係は実装する回路基板の構成等に合わせて適宜変更が可能である。このとき、入出力電極を除く他の端子/電極は、圧電セラミック矩形板の一方および他方の幅広面で対向させないように配置することが望ましい。このように構成することによって、不要な容量成分の発生を抑制することができ、電気−機械変換効率に優れた圧電トランスを得ることが可能である。
また、上述した第1及び第2の実施の形態に係る圧電トランスを任意に組み合わせることで、より多様な形状とすることも可能である。また、1つの圧電セラミック矩形板上に形成する圧電トランス(電極群)は2組に限定されることなく、3組以上としてもよい。
本発明の第1の実施の形態における圧電トランスの例を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態における圧電トランスを説明するための圧電振動子の例を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態における圧電トランスを説明するために、圧電振動子のエネルギー閉じ込め厚みすべり振動を有限要素法(FEM)によって解析した結果の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態における圧電トランスを説明するための圧電トランスの例を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態における圧電トランスを備えたDC−DCコンバータの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における圧電トランスの例を示す構成図である。 従来の圧電トランスを並列接続した等価回路の例を示す構成図である。 従来の圧電トランスを並列接続した例を示す構成図である。
符号の説明
1…圧電セラミック矩形板、2a,2b…第1の入力電極、3a〜3h…配線電極、4a,4b…第1の出力電極、5a,5b…第2の出力電極、6a,6b…第2の入力電極、7a,7b…外部接続用端子、8…共通アース電極、9…外部接続用出力電極、10…圧電トランス、11a…第1の入力電極中心点、11b…第2の入力電極中心点、12a…第1の出力電極中心点、12b…第2の出力電極中心点、20…圧電振動子、21…圧電セラミック矩形板、22a,22b…電極、23a,23b…配線電極、24a,24b…外部接続用電極、30…圧電トランス、31…圧電セラミック矩形板、32a,32b…入力電極、33a,33b…出力電極、34a〜34d…外部接続用端子、35a〜35d…配線電極、40…DC−DCコンバータ、41…直流電圧入力、42…スイッチング回路、43…整合回路、45…整流回路、46…直流電圧出力、47…出力電圧検出回路、48…発振制御回路、50…圧電トランス、51…圧電セラミック矩形板、52a,52b…第1の入力電極、53a〜53h…配線電極、54a,54b…第1の出力電極、55a,55b…第2の入力電極、56a,56b…第2の出力電極、57…共通入力電極、58…共通アース電極、59…外部接続用出力電極、61a…第1の入力電極中心点、61b…第2の入力電極中心点、62a…第1の出力電極中心点、62b…第2の出力電極中心点

Claims (3)

  1. 所定の分極軸方向に分極され、複数の幅広面を有する平板状の圧電体基板と、
    前記圧電体基板の一方の幅広面上に隔間して形成された入力電極及び出力電極と、前記圧電体基板の他方の幅広面上であって、前記入力電極及び前記出力電極のそれぞれに対向して形成されたアース電極と、を有する電極群を備える圧電トランスであって、
    前記電極群は、複数形成されていることを特徴とする
    圧電トランス。
  2. 前記圧電体基板の分極軸方向は、前記入力電極の中心点と、前記出力電極の中心点を結ぶ方向にほぼ平行であり、
    前記複数の電極群は、前記分極軸方向、又は、前記分極軸方向に対してほぼ垂直方向に配置されることを特徴とする
    請求項1に記載の圧電トランス。
  3. 請求項1又は2に記載の圧電トランスを用いて構成されていることを特徴とする
    電源回路。
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