JP2008179168A - 印刷機のインキ供給量調整方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本刷り開始前の色合わせ、本刷り中の色合わせともに、その色合わせ作業を素早く行うことができるようにする。
【解決手段】印刷状態記憶用メモリの内容を「0」としておく。印刷状態スイッチがオンとされた場合、印刷状態記憶用メモリの内容を「1」とする。印刷状態記憶用メモリが「0」である場合(ステップ130のNO)、本刷り開始前の色合わせであると判断し、第1の係数α1を読み出して(ステップ131)、インキキーの開き量の調整値にα1を掛けて、各インキキーの開き量の修正値を求める(ステップ133)。 印刷状態記憶用メモリが「1」である場合(ステップ130のYES)、本刷り中の色合わせであると判断し、第2の係数α2(α1>α2)を読み出して(ステップ132)、インキキーの開き量の調整値にα2を掛けて、各インキキーの開き量の修正値を求める(ステップ134)。
【選択図】 図6

Description

この発明は、印刷物の濃度値や色彩値に基づいて刷版へのインキ供給量を調整する印刷機のインキ供給量調整方法および装置に関するものである。
図23に輪転印刷機における各色の印刷ユニット内のインキ装置(インカー)の要部を示す。同図において、1はインキツボ、2はインキツボ1に蓄えられたインキ、3はインキツボローラ、4(4−1〜4−n)はインキツボローラ3の軸方向に複数並設して設けられたインキキー、5はインキ移しローラ、6はインキローラ群、7は版胴8に装着された刷版であり、刷版7には絵柄が焼き付けられている(例えば、特許文献1〜4参照)。
このインキ装置では、インキキー4−1〜4−nとインキツボローラ3との間よりインキツボ1内のインキ2をインキツボローラ3に供給し、このインキツボローラ3に供給されたインキをインキ移しローラ5の呼び出し動作によりインキローラ群6を介して刷版7へ供給する。この刷版7に供給されたインキが図示されていないゴム胴を介して印刷用紙に印刷される。
図2にこの印刷機によって印刷された印刷物を示す。印刷物9には、絵柄領域9−1を除く余白部に、帯状のカラーバー9−2が印刷される。カラーバー9−2は、一般の4色刷りの場合、墨(スミ)、シアン(アイ)、マゼンタ(アカ)、黄色(キ)の濃度測定用のパッチ(網点面積率100%のベタパッチ)9a1,9a2,9a3,9a4を含む領域S1〜Snから構成される。領域S1〜Snは、印刷機における各色の印刷ユニットにおけるインキキー4−1〜4−nのキーゾーンに対応している。
〔色合わせ〕
各色の印刷ユニットに対しては基準の濃度値が予め設定されている。すなわち、スミ,アイ,アカ,キの各色に対して基準の濃度値が予め設定されており、印刷物9の印刷に際しては、各色の濃度値をこの基準濃度値に一致させるような色合わせ作業が行われる。この色合わせ作業は、印刷物9に印刷されたカラーバー9−2における各色の濃度測定用のパッチ9a(9a1,9a2,9a3,9a4)の濃度に基づき、インキ供給量調整装置によって行われる。
例えば、印刷物9における領域S1を代表して説明すると、各色の濃度測定用のパッチ9aの濃度値を測定し、この測定した各色の濃度値と予め設定されている各色の基準濃度値との濃度差を求め、この求めた各色の濃度差より各色の印刷ユニットにおけるインキキー4−1の開き量の調整値(領域S1へのインキ供給量の調整値)を求め、この求めた調整値(基準の調整値)に独自の係数(コントロールレシオ)を掛けて修正値を求め、この修正値をフィードバック量として各色の印刷ユニットにおけるインキキー4−1の開き量を調整する。
同様にして、領域S2〜Snについても、各色の印刷ユニットにおけるインキキー4−2〜4−nの開き量の調整値(領域S2〜Snへのインキ供給量の調整値)を求め、この求めた調整値(基準の調整値)にコントロールレシオを掛けて修正値を求め、この調整値をフィードバック量として各色の印刷ユニットにおけるインキキー4−2〜4−nの開き量を調整する。
なお、上述したコントロールレシオは、印刷条件(インキの種類,紙の種類等)や印刷環境(周辺温度,周辺湿度等)に応じて、ユーザが経験的に求めた値を、ユーザ自身が設定している。
特開2001−239648号公報 特開平11−198349号公報 特開昭63−162243号公報 特開平11−207933号公報
通常、本刷り開始前の色合わせ(印刷準備段階の色合わせ)の際には、インカー内のインキ量が印刷しようとする印刷物に必要とされるインキ量と大きく異なる場合が多いため、同じ濃度差がある場合でも、大きなフィードバック量でインキキーの開き量を調整する必要がある。これに対し、本刷り中の色合わせの際には、インカー内のインキ量が印刷しようとする印刷物に必要とされるインキ量とあまり違わないため、小さなフィードバック量でインキキーの開き量を調整する必要がある。
しかしながら、従来の色合わせ作業においては、本刷り開始前の色合わせであっても、本刷り中の色合わせであっても、同一のコントロールレシオを用いてフィードバック量を求めている。このため、本刷り中の色合わせの時のコントロールレシオを用いて本刷り開始前の色合わせを行うと、なかなか所望の濃度にならないという問題が、また、本刷り開始前の色合わせの時のコントロールレシオを用いて本刷り中の色合わせを行うと、ハンチングを起こして、なかなか所望の濃度にならないという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、本刷り開始前の色合わせ、本刷り中の色合わせともに、その色合わせ作業を素早く行うことの可能な印刷機のインキ供給量調整方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、上述した印刷機において、本刷り開始前の色合わせか本刷り中の色合わせかを所定のスイッチの状態に基づいて判断するようにし、この判断結果に基づいて、本刷り開始前の色合わせの場合には、測定した濃度値と予め設定されている基準濃度値との濃度差より、第1の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求めるようにし、本刷り中の色合わせの場合には、測定した濃度値と予め設定されている基準濃度値との濃度差より、第1の処理とは異なる第2の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求めるようにしたものである。
この発明によれば、本刷り開始前の色合わせの場合には、測定濃度値と基準濃度値との濃度差より、第1の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値が求められる。本刷り中の色合わせの場合には、測定濃度値と基準濃度値との濃度差より、第2の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値が求められる。
本発明において、第1の処理としては、例えば、測定濃度値と基準濃度値との濃度差に応じて求められるインキ供給量の調整値(基準の調整値)に第1の係数を掛けて修正値を求める方法や、変換テーブル(第1の変換テーブル)より修正値を求める方法などが考えられる。同様に、第2の処理としては、例えば、測定濃度値と基準濃度値との濃度差に応じて求められるインキ供給量の調整値(基準の調整値)に第1の係数とは異なる第2の係数を掛けて修正値を求める方法や、第1の変換テーブルとは異なる第2の変換テーブルより修正値を求める方法などが考えられる。
なお、本発明において、濃度値は色彩値に置き換えてもよい。この場合、本刷り開始前の色合わせの場合には、測定した色彩値と予め設定されている基準色彩値との色彩値差より、第1の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求めるようにし、本刷り中の色合わせの場合には、測定した色彩値と予め設定されている基準色彩値との色彩値差より、第1の処理とは異なる第2の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求めるようにする。
本発明によれば、本刷り開始前の色合わせか本刷り中の色合わせかを所定のスイッチの状態に基づいて判断するようにし、この判断結果に基づいて、本刷り開始前の色合わせの場合には、測定した濃度値(色彩値)と予め設定されている基準濃度値(基準色彩値)との濃度差(色彩値差)より、第1の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求めるようにし、本刷り中の色合わせの場合には、測定した濃度値(色彩値)と予め設定されている基準濃度値(基準色彩値)との濃度差(色彩値差)より、第1の処理とは異なる第2の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求めるようにしたので、第1の処理として、例えば、測定濃度値(測定色彩値)と基準濃度値(基準色彩値)との濃度差(色彩値差)に応じて求められるインキ供給量の調整値に第1の係数を掛けて修正値を求めたり、変換テーブル(第1の変換テーブル)より修正値を求めたりすることにより、同様に、第2の処理として、例えば、測定濃度値(測定色彩値)と基準濃度値(基準色彩値)との濃度差(色彩値差)に応じて求められるインキ供給量の調整値に第1の係数とは異なる第2の係数を掛けて修正値を求めたり、第1の変換テーブルとは異なる第2の変換テーブルより修正値を求めたりすることにより、本刷り開始前の色合わせ、本刷り中の色合わせともに、その色合わせ作業を素早く行うことが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1はこの発明の一実施の形態を示すインキ供給量調整装置のブロック図である。このインキ供給量調整装置10は、CPU10A、RAM10B、ROM10C、入力装置10D、表示器10E、出力装置10F、入出力インターフェイス(I/O,I/F)10G〜10J、測色計10K、測色計移動用モータ10L、ロータリーエンコーダ10M、モータドライバ10N、カウンタ10P、A/D変換器10Q、D/A変換器10R、メモリM1〜M11を備えている。
CPU10Aは、インターフェイス10G〜10Jを介して与えられる各種入力情報を得て、RAM10BやメモリM1〜M11にアクセスしながら、ROM10Cに格納されたプログラムに従って動作する。入力装置10Dには、印刷状態スイッチSW1や濃度測定用のスタートスイッチSW2,制御終了スイッチSW3などが設けられている。ロータリーエンコーダ10Mは、測色計移動用モータ10Lの所定回転数(角度)毎に回転パルスを発生してカウンタ10Pに出力する。
なお、図1において、11(11−1〜11−n)は、図23に示した各色のインキキー4(4−1〜4−n)に対応して各個に設けられたインキキー駆動装置である。これらインキキー駆動装置11−1〜11−nによって、インキキー4−1〜4−nのインキツボローラ3に対する開き量が各個に調整される。インキキー駆動装置11は、インキキー駆動用モータドライバ11Aと、インキキー駆動用モータ11Bと、ロータリーエンコーダ11Cと、カウンタ11Dとを備えており、インターフェイス10Gを介してインキ供給量調整装置10のCPU10Aと接続されている。ロータリーエンコーダ11Cは、インキキー駆動用モータ11Bの所定回転数(角度)毎に回転パルスを発生してカウンタ11Dに出力する。
インキ供給量調整装置10において、メモリM1には、入力装置10Dにおける印刷状態スイッチSW1のオン/オフ状態が記憶される。
メモリM2には、印刷物9(図2)に印刷されるカラーバー9−2の濃度測定用の各色のパッチ9aに対する基準濃度値(各色の基準濃度値)が記憶される。
メモリM3には、カラーバー9−2の濃度測定用の各色のパッチ9aに対する許容濃度値(各色の許容濃度値)が記憶される。
メモリM4には、カラーバー9−2の濃度測定用の各色のパッチ9aの測定位置が記憶される。
メモリM5には、測色計10Kによって採取されるカラーバー9−2の濃度測定用の各色のパッチ19aの色データが記憶される。
メモリM6には、測色計10Kによって採取されるカラーバー9−2の濃度測定用の各色のパッチ9aの色データから得られる濃度値が記憶される。
メモリM7には、各色の測定濃度値と基準濃度値との差とインキキーの開き量の調整値との関係を示す変換カーブが記憶される。
メモリM8には、メモリM7中の変換カーブより求められる各インキキーの開き量の調整値(基準の調整値)が記憶される。
メモリM9には、インキキーの開き量の調整値(基準の調整値)を修正するための第1の係数(第1のコントロールレシオ)α1が記憶される。
メモリM10には、インキキーの開き量の調整値(基準の調整値)を修正するための第2の係数(第2のコントロールレシオ)α2が記憶される。
本実施の形態において、第1の係数α1と第2の係数α2とは異なっており、α1>α2とされている。
メモリM11には、係数α1やα2を用いて修正される各インキキーの開き量の調整値(修正値)が記憶される。
測色計10Kは、図3に示すように、支柱12−1,12−2間に設けられたボールネジ(送りねじ)12−3に取り付けられている。ボールネジ12−3は測色計移動用モータ10Lによって正/逆回転する。このボールネジ12−3の正/逆回転により、ボールネジ12−3に案内されながら、測色計10Kが支柱12−1,12−2間を移動する。測色計10Kのヘッド部10K1 は測定台12−4の測定対象が置かれる面12−4aに向けられている。
〔本刷り開始前の色合わせ(印刷準備段階の色合わせ)〕
本刷り開始前の色合わせに際し、オペレータは、印刷機によって印刷された印刷物9を測定対象として測定台12−4(図3)にセットする。このセット状態において、印刷物9に印刷されたカラーバー9−2は、測色計10Kのヘッド部10K1 の下面に位置する。
この状態で、オペレータは、入力装置10Dを介して色合わせ作業の開始を指示する。これにより、CPU10Aは、メモリM1に「0」を格納する(図4に示すステップ101)。次に、オペレータは、各色の基準濃度値と許容濃度値を入力装置10Dから入力する(ステップ102)。また、カラーバー9−2における各色の各パッチの位置を入力装置10Dから入力する(ステップ103)。
CPU10Aは、入力された各色の基準濃度値をメモリM2に格納し、各色の許容濃度値をメモリM3に格納する(ステップ102)。また、測色計10Kによって測定すべき各色のパッチの位置、すなわち濃度測定用の各色のパッチ9aの位置(測定位置)を演算し、演算した測定位置をメモりM4に格納する(ステップ104)。
次に、オペレータは、インキキーの開き量の調整値を修正するための第1の係数α1と第2の係数α2を入力する。CPU10Aは、入力された第1の係数α1をメモリM9に格納し、第2の係数α2をメモリM10に入力する(ステップ105)。
次に、オペレータは、入力装置10Dの濃度測定用のスタートスイッチSW2をオンとする。このスタートスイッチSW2のオンにより(ステップ111のYES)、CPU10Aは、測色計移動用モータ10Lを正転させる(ステップ113)。測色計移動用モータ10Lの正転によりボールネジ12−3が正転し、このボールネジ12−3に案内されて測色計10Kが支柱12−1に接する原点位置から支柱12−2方向へ向けて移動する。
なお、CPU10Aは、ステップ105でα1,α2をメモリM9,M10に格納した後、ステップ106→ステップ111→ステップ112のループを繰り返すことにより、印刷状態スイッチSW1,濃度測定用のスタートスイッチSW2,制御終了スイッチSW3の状態を監視しており、この場合、濃度測定用のスタートスイッチSW2がオンとされたことにより、ステップ113へ進んで測色計10Kを移動させる。
CPU10Aは、測色計10Kの刻々の移動位置をロータリーエンコーダ10Mを介して監視し(ステップ114)、測色計10KがメモリM4中に記憶されている最初の測定位置に達したときに、その測定位置に位置するパッチ9aの色データを測色計10Kにより採取する(ステップ115)。そして、CPU10Aは、測色計10Kからの色データ(測色データ)をメモリM5中に格納する(ステップ116)。
以下同様にして、CPU10Aは、メモリM4中に記憶されている測定位置に達するごとに、その測定位置に位置するパッチ9aの色データを測色計10Kにより採取し、採取した色データをメモリM5中に格納する。すなわち、CPU10Aは、測色計10Kを自動走査制御することによって、印刷物9に印刷されたカラーバー9−2の濃度測定用の各色のパッチ9aの色データを次々に採取する。
CPU10Aは、カラーバー9−2の全てのパッチ9aの色データ採取が完了したか否かを判断し(ステップ117)、採取完了により、測色計移動用モータ10Lの正転を停止させる(ステップ118)。次に、CPU10Aは、測色計移動用モータ10Lを逆転させ(ステップ119)、測色計10Kを原点位置へ復帰させた後、測色計移動用モータ10Lの逆転を停止させる(ステップ120,121)。
次に、CPU10Aは、メモリM5に格納された各色のパッチ9aの測色データより各色のパッチ9aの濃度値を算出し、メモリM6に格納する(図5に示すステップ122)。
本実施の形態では、測色計10Kとして分光計を使用しており、濃度計で各色のベタパッチを測定する時に用いるフィルタの各波長の透過率を分光計からの各波長の出力値に掛け、それらを合計することによって各色の濃度値を求めるようにしている。
次に、CPU10Aは、メモリM1から各色の基準濃度値を読み出し(ステップ123)、メモリM6に格納されている各色のパッチ9aの測定濃度値と各色の基準濃度値との濃度差を算出する(ステップ124)。そして、メモリM7に格納されている各色の測定濃度値と基準濃度値との差とインキキーの開き量の調整値との関係を示す変換テーブルを用いて、各色のパッチ9aの濃度値と各色の基準濃度値との濃度差より、対応する各インキキーの開き量の調整値を求め、この求めた調整値(基準の調整値)をメモリM8に格納する(ステップ125)。
次に、CPU10Aは、メモリM3から各色の許容濃度値を読み出し(ステップ126)、ステップ124で算出した各色のパッチ9aの測定濃度値と各色の基準濃度値との濃度差と各色の許容濃度値とを比較し(ステップ127)、許容濃度値以下のパッチについては(ステップ127のNO)、対応するインキキーの開き量の調整値を零としたうえ(ステップ128)、ステップ129へ進む。
ステップ129において、CPU10Aは、印刷状態記憶用のメモリM1に格納されている内容を読み取る。ここで、CPU10Aは、メモリM1に「0」が格納されていた場合(ステップ130のNO)、本刷り開始前の色合わせと判断し、ステップ131へ進む。メモリM1に「1」が格納されていた場合(ステップ130のYES)、本刷り中の色合わせと判断し、ステップ132へ進む。この場合、メモリM1には先のステップ101において「0」が格納されているので、本刷り開始前の色合わせと判断し、ステップ131へ進む。
ステップ131において、CPU10Aは、メモリM9から第1の係数α1を読み出す。そして、この読み出した第1の係数α1をインキキーの開き量の調整値に掛けて、各インキキーの開き量の修正値を求め、この求めた修正値をメモリM11に格納する(ステップ133)。そして、この求めた各インキキーの開き量の修正値を各インキキー駆動装置11のインキキー駆動用モータドライバ11Aへ出力する(ステップ135)。
各インキキー駆動装置11では、CPU10Aからのインキキーの開き量の修正値を受け付けると(図6に示すステップ201のYES)、この受け付けた修正値を読み取るとともに(ステップ202)、カウンタ11Dを介して現在のインキキーの開き量を読み取る(ステップ203)。そして、この読み取ったCPU10Aからのインキキーの開き量の修正値および現在のインキキーの開き量より修正後のインキキーの開き量を演算する(ステップ204)。
修正後のインキキーの開き量が現在のインキキーの開き量と同じであれば(ステップ205のYES)、直ちにステップ210へ進み、インキ供給量調整装置10へインキキーの開き量の修正完了信号を出力する。
修正後のインキキーの開き量が現在のインキキーの開き量と同じでない場合には(ステップ205のNO)、修正後のインキキーの開き量と現在のインキキーの開き量とが同じになるまでインキ駆動用モータ11Bを駆動した後(ステップ206〜209)、インキ供給量調整装置10へインキキーの開き量の修正完了信号を出力する(ステップ210)。
インキ供給量調整装置10のCPU10Aは、全てのインキキー駆動装置11からのインキキーの開き量の修正完了信号を受けると(図5に示すステップ136のYES)、ステップ106へ戻り、ステップ106→ステップ111→ステップ112のループを繰り返す。このループにおいて、制御終了スイッチSW3がオンとされれば(ステップ112のYES)、処理を終了する。濃度測定用のスタートスイッチSW2がオンとされれば(ステップ111のYES)、上述したステップ113以下の処理を再度繰り返す。
〔本刷り中の色合わせ〕
本刷り中の色合わせに際し、オペレータは、印刷機によって印刷された印刷物9を測定対象として測定台12−4にセットする。このセット状態において、印刷物9に印刷されたカラーバー9−2は、測色計10Kのヘッド部10K1 の下面に位置する。
この状態で、オペレータは、印刷状態スイッチSW1をオンとする。本実施の形態において、印刷状態スイッチSW1は、押されたときのみオンとなり、すぐにオフに復帰する。CPU10Aは、印刷状態スイッチSW1がオンとされると(図4に示すステップ106)、印刷状態記憶用のメモリM1の内容を読み出す(ステップ107)。
ここで、CPU10Aは、メモリM1に「1」が格納されていた場合(ステップ108のYES)、メモリM1の内容を「0」とする(ステップ109)。メモリM1に「0」が格納されていた場合(ステップ108のNO)、メモリM1の内容を「1」とする(ステップ110)。この場合、メモリM1には先のステップ101において「0」が格納されているので、ステップ110へ進み、メモリM1の内容を「1」とする(メモリM1にフラグを立てる)。
次に、オペレータは、濃度測定用のスタートスイッチSW2をオンとする。このスタートスイッチSW2のオンにより(ステップ111のYES)、CPU10Aは、本刷り開始前の色合わせの場合と同様にしてステップ113〜128の処理を実行する。
ステップ128を経たステップ129において、CPU10Aは、印刷状態記憶用のメモリM1の内容を読み取る。ここで、CPU10Aは、メモリM1に「0」が格納されていた場合(ステップ130のNO)、本刷り開始前の色合わせと判断し、ステップ131へ進む。メモリM1に「1」が格納されていた場合(ステップ130のYES)、本刷り中の色合わせと判断し、ステップ132へ進む。この場合、メモリM1には先のステップ110において「1」が格納されているので、本刷り中の色合わせと判断し、ステップ132へ進む。
ステップ132において、CPU10Aは、メモリM10から第2の係数α2を読み出す。そして、この読み出した第2の係数α2をインキキーの開き量の調整値に掛けて、各インキキーの開き量の修正値を求め、この求めた修正値をメモリM11に格納する(ステップ134)。そして、この求めた各インキキーの開き量の修正値を各インキキー駆動装置11のインキキー駆動用モータドライバ11Aへ出力する(ステップ135)。
そして、全てのインキキー駆動装置11からのインキキーの開き量の修正完了信号を受けて(ステップ136のYES)、ステップ106へ戻り、ステップ106→ステップ111→ステップ112のループを繰り返す。このループにおいて、制御終了スイッチSW3がオンとされれば(ステップ112のYES)、処理を終了する。濃度測定用のスタートスイッチSW2がオンとされれば(ステップ111のYES)、上述したステップ113以下の処理を再度繰り返す。
〔参考例1〕
実施の形態1では、印刷状態スイッチSW1を設け、この印刷状態スイッチSW1がオンとされた場合に、印刷状態記憶用のメモリM1の内容を「0」から「1」に変えて、すなわちフラグを立てて、本刷り中の状態にあると判断させるようにした。これに対し、参考例1では、正紙枚数をカウントするカウンタの動作状態がオン状態である場合に、本刷り中の状態にあると判断させるようにする。
図7にこの参考例1のインキ供給量調整装置のブロック図を示す。同図において、図1と同一符号は同一或いは同等構成要素を示す。この参考例1において、CPU10Aは、インターフェイス10Sを介して印刷機の制御装置13と接続されている。
図8に印刷機の制御装置13の内部構成の概略を示す。同図において、13AはCPU、13BはRAM、13CはROM、13D〜13Fは入出力インターフェイス(I/O,I/F)、13Gは入力装置、13Hは表示器、13Iは出力装置、13Jは正紙枚数カウンタである。正紙枚数カウンタ13Jは、本刷りの開始に際してオペレータによりオンとされ、本刷りされた印刷物9の枚数を正紙枚数としてカウントする。
図10および図11にこのインキ供給量調整装置10のCPU10Aが行う処理動作を示す。図10および図11において、図4および図5と同一符号は同一処理内容を示し、その説明は省略する。この参考例1において、CPU10Aは、ステップ127,128を経たステップ137において、印刷機の制御装置13に正紙枚数カウンタ13Jの動作状態を問い合わせる。
印刷機の制御装置13は、インキ供給量調整装置10のCPU10Aからの問い合わせを受けて(図9に示すステップ401のYES)、正紙枚数カウンタ13Jの動作状態を読み取り(ステップ402)、読み取った正紙枚数カウンタ13Jの動作状態をインキ供給量調整装置10のCPU10Aへ連絡する(ステップ403)。
インキ供給量調整装置10のCPU10Aは、印刷機の制御装置13からの正紙枚数カウンタ13Jの動作状態を受けて(ステップ137)、正紙枚数カウンタ13Jがオン状態であるのか、オフ状態であるのかを判断する(ステップ138)。正紙枚数カウンタ13Jがオフ状態であれば(ステップ138のNO)、本刷り開始前の色合わせであると判断し、ステップ131へ進んでメモリM9から第1の係数α1を読み出す。正紙枚数カウンタ13Jがオン状態であれば(ステップ138のYES)、本刷り中の色合わせであると判断し、ステップ132へ進んで第2の係数α2を読み出す。
〔参考例2〕
参考例2では、印刷機の回転速度が所定値(本刷り時の印刷機の最低の回転数)を超えている場合に、本刷り中の状態にあると判断させるようにする。
図12に参考例2のインキ供給量調整装置のブロック図を示す。同図において、図1と同一符号は同一或いは同等構成要素を示す。この参考例2において、CPU10Aは、インターフェイス10Sを介して印刷機の制御装置14と接続されている。また、メモリM2〜M11に加えて、メモリM12を設けている。
図13に印刷機の制御装置14の内部構成の概略を示す。同図において、14AはCPU、14BはRAM、14CはROM、14D〜14Fは入出力インターフェイス(I/O,I/F)、14Gは入力装置、14Hは表示器、14Iは出力装置、14Kは電圧−印刷機の回転数変換カーブ記憶用のメモリ、14Lは印刷機の原動モータ、14Mは印刷機の原動モータ用ドライバ、14Nはロータリーエンコーダ、14PはF/V変換器、14QはA/D変換器である。ロータリーエンコーダ14Nは、印刷機の原動モータ14Lの所定回転数(角度)毎に回転パルスを発生してF/V変換器14Pへ送る。F/V変換器14Pはロータリーエンコーダ14Nからの回転パルスの周波数を電圧値に変換する。
図15および図16にこのインキ供給量調整装置10のCPU10Aが行う処理動作を示す。図15および図16において、図4および図5と同一符号は同一処理内容を示し、その説明は省略する。この参考例2において、オペレータは、ステップ105を経たステップ139において、本刷り時の印刷機の最低の回転数を係数を切り換えるための印刷機の設定回転Nsとして入力する。CPU10Aは、この入力された設定回転数NsをメモリM12に格納する。また、CPU10Aは、ステップ127,128を経たステップ140において、印刷機の制御装置14に現在の印刷機の回転数を問い合わせる。
印刷機の制御装置14は、インキ供給量調整装置10のCPU10Aからの問い合わせを受けて(図14に示すステップ501のYES)、F/V変換器14Pからの出力電圧を読み取り(ステップ502)、メモリ14Kに格納されている電圧−印刷機の回転数変換テーブルを用いて、F/V変換器14Pからの出力電圧に応ずる回転数を現在の回転数Npとして求める(ステップ503)。そして、この求めた現在の回転数Npをインキ供給量調整装置10のCPU10Aへ連絡する(ステップ504)。
インキ供給量調整装置10のCPU10Aは、印刷機の制御装置14の現在の回転数Npを読み取った後(ステップ140)、メモリM12に格納されている設定回転数Nsを読み取る(ステップ141)。そして、現在の回転数Npと設定回転数Nsとを比較し、Np≦Nsであれば(ステップ142のNO)、本刷り開始前の色合わせであると判断し、ステップ131へ進んで第1の係数α1を読み出す。Np>Nsであれば(ステップ142のYES)、本刷り中の色合わせであると判断し、ステップ132へ進んで第2の係数α2を読み出す。
〔参考例3〕
参考例3では、前回測定したカラーバー9−2のパッチ9aの各色毎の平均濃度値と今回測定したカラーバー9−2のパッチ9aの各色毎の平均濃度値との差が所定値よりも小さい場合に、本刷り中の状態にあると判断させるようにする。
図17に参考例3のインキ供給量調整装置のブロック図を示す。同図において、図7と同一符号は同一或いは同等構成要素を示す。この参考例3では、メモリM2〜M11に加えて、メモリM13,M14およびM15を設けている。
図18および図19にこのインキ供給量調整装置10のCPU10Aが行う処理動作を示す。図18および図19において、図4および図5と同一符号は同一処理内容を示し、その説明は省略する。この参考例3において、オペレータは、ステップ105を経たステップ143において、係数を切り換えるための各色毎の設定濃度差を入力する。CPU10Aは、この入力された各色毎の設定濃度差をメモりM15に格納する。
また、CPU10Aは、ステップ127,128を経たステップ144において、カラーバー9−2の各色の濃度測定用のパッチ9aの濃度値より、各色毎に平均濃度値を求め、この求めた平均濃度値を今回測定したカラーバー9−2のパッチ9aの各色毎の平均濃度値としてメモりM14に記憶する(ステップ144)。そして、メモリM13より、前回測定したカラーバー9−2のパッチ9aの各色毎の平均濃度値を読み出し(ステップ145)、各色毎に、前回測定したカラーバー9−2のパッチ9aの平均濃度値と今回測定したカラーバー9−2のパッチ9aの平均濃度値との濃度差の絶対値を算出する(ステップ146)。
そして、メモリM15より、各色毎の設定濃度差を読み出し(ステップ147)、全ての色について、前回測定したカラーバー9−2のパッチ9aの平均濃度値と今回測定したカラーバー9−2のパッチ9aの平均濃度値との濃度差の絶対値が設定濃度差より小さいか否かをチェックする(ステップ148)。
CPU10Aは、全ての色について、前回測定したカラーバー9−2のパッチ9aの平均濃度値と今回測定したカラーバー9−2のパッチ9aの平均濃度値との濃度差の絶対値が設定濃度差より小さければ(ステップ148のYES)、本刷り中の色合わせであると判断し、ステップ132へ進んで第2の係数α2を読み出す。1つでも設定濃度差よりも大きいものがあれば(ステップ148のNO)、本刷り開始前の色合わせであると判断し、ステップ131へ進んで第1の係数α1を読み出す。
なお、上述した実施の形態1や参考例1〜3では、測色計からの測色データより濃度値を求めるようにしたが、測色計の代わりに濃度計を用いて直接濃度値を求めるようにしてもよい。また、インキキーの開き量の調整値(基準の調整値)に係数(コントロールレシオ)を掛けてインキキーの開き量の修正値を得るようにしたが、変換テーブル(調整値と修正値との関係を示す変換カーブ)を用いてインキキーの開き量の修正値を得るようにしてもよい。この場合、本刷り開始前の状態では、第1の変換テーブルを用いてインキキーの開き量の修正値を得るようにし、本刷り中の状態では、第1の変換テーブルとは異なる第2の変換テーブルを用いてインキキーの開き量の修正値を得るようにする。
また、インキキーの開き量の調整値(基準の調整値)に係数(コントロールレシオ)を掛けてインキキーの修正値を得る代わりに、本刷り開始前の状態の濃度差と修正値との関係を示す第1の変換テーブルと本刷り中の状態の濃度差と修正値との関係を示す第2の変換テーブルを設け、本刷り開始前の状態では第1の変換テーブルを用いて直接濃度差よりインキキーの開き量の修正値を得るようにし、本刷り中の状態では第2の変換テーブルを用いて直接濃度差よりインキキーの開き量の修正値を得るようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1や参考例1〜3では、濃度値によって色合わせを行うようにしたが、濃度値を色彩値に置き換えても、同様にして色合わせを行うことができる。例えば、実施の形態1について言えば、図1に示したブロック図は、「濃度値」を「色彩値」と置き換えることによって、図20に示すようなブロック図とされる。また、図4および図5に示したフローチャートは、「濃度値」を「色彩値」と置き換えることによって、図21および図22に示すようなフローチャートとされる。この場合、CPU10Aは、測色計10Kによって採取された色データから濃度値ではなく、色彩値を求める。参考例1〜3についても、「測色計」を「色彩値」と置き換えることによって、同様のブロック図およびフローチャートを得ることができる。
なお、色彩値とは、日本工業規格(JIS規格)のJISZ8729で規定され、国際照明委員会(CIE)が推奨する色の表示方法であるL* * * 表示系又はL* * * 表示系で表された「L* 値,a* 値,b* 値」又は「L* 値,u* 値,v* 値」をいう。
本発明の一実施の形態(実施の形態1)を示すインキ供給量調整装置のブロック図である。 印刷機により印刷された印刷物の概略を示す平面図である。 測色計の設置状況を示す側面図である。 実施の形態1のインキ供給量調整装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1のインキ供給量調整装置の処理動作を示すフローチャートである。 インキキー駆動装置での処理動作を示すフローチャートである。 参考例1を示すインキ供給量調整装置のブロック図である。 このインキ供給量調整装置と接続される印刷機の制御装置の要部を示すブロック図である。 この印刷機の制御装置におけるインキ供給量調整装置からの正紙枚数カウンタの動作状態の問い合わせ時の処理動作を示すフローチャートである。 参考例1のインキ供給量調整装置の処理動作を示すフローチャートである。 参考例1のインキ供給量調整装置の処理動作を示すフローチャートである。 参考例2を示すインキ供給量調整装置のブロック図である。 このインキ供給量調整装置と接続される印刷機の制御装置の要部を示すブロック図である。 この印刷機の制御装置におけるインキ供給量調整装置からの現在の印刷機の回転数の問い合わせ時の処理動作を示すフローチャートである。 参考例2のインキ供給量調整装置の処理動作を示すフローチャートである。 参考例2のインキ供給量調整装置の処理動作を示すフローチャートである。 参考例3を示すインキ供給量調整装置のブロック図である。 参考例3のインキ供給量調整装置の処理動作を示すフローチャートである。 参考例3のインキ供給量調整装置の処理動作を示すフローチャートである。 濃度値を色彩値に置き換えた場合の実施の形態1に対応するインキ供給量調整装置のブロック図である。 濃度値を色彩値に置き換えた場合の実施の形態1に対応するインキ供給量調整装置の処理動作を示すフローチャートである。 濃度値を色彩値に置き換えた場合の実施の形態1に対応するインキ供給量調整装置の処理動作を示すフローチャートである。 輪転印刷機における各色の印刷ユニット内のインキ供給装置の要部を示す図である。
符号の説明
1…インキツボ、2…インキ、3…インキツボローラ、4(4−1〜4−n)…インキキー、5…インキ移しローラ、6…インキローラ群、7…刷版、8…版胴、9…印刷物、9−2…カラーバー、9a(9a1,9a2,9a3,9a4)…濃度測定用のパッチ、10…インキ供給量調整装置、10A…CPU、10B…RAM、10C…ROM、10D…入力装置、SW1…印刷状態スイッチ、SW2…濃度測定用のスタートスイッチ、SW3…制御終了スイッチ、10K…測色計、M1〜M15…メモリ、11…インキキー駆動装置、13,14…印刷機の制御装置、13J…正紙枚数カウンタ。

Claims (4)

  1. 印刷物の濃度値を測定する濃度値測定手段と、
    この濃度値測定手段によって測定された濃度値と予め設定されている基準濃度値との濃度差を求める濃度差演算手段と、
    この濃度差演算手段によって求められた濃度差より刷版へのインキ供給量の修正値を求めるインキ供給量修正値演算手段とを備えた印刷機において、
    本刷り開始前の色合わせか本刷り中の色合わせかを所定のスイッチの状態に基づいて判断するようにし、
    この判断結果に基づいて、
    本刷り開始前の色合わせの場合には、前記濃度差演算手段によって求められた濃度差より、第1の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求めるようにし、
    本刷り中の色合わせの場合には、前記濃度差演算手段によって求められた濃度差より、前記第1の処理とは異なる第2の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求める
    ようにしたことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整方法。
  2. 印刷物の色彩値を測定する色彩値測定手段と、
    この色彩値測定手段によって測定された色彩値と予め設定されている基準色彩値との色彩値差を求める色彩値差演算手段と、
    この色彩値差演算手段によって求められた色彩値差より刷版へのインキ供給量の修正値を求めるインキ供給量修正値演算手段とを備えた印刷機において、
    本刷り開始前の色合わせか本刷り中の色合わせかを所定のスイッチの状態に基づいて判断するようにし、
    この判断結果に基づいて、
    本刷り開始前の色合わせの場合には、前記色彩値差演算手段によって求められた色彩値差より、第1の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求めるようにし、
    本刷り中の色合わせの場合には、前記色彩値差演算手段によって求められた色彩値差より、前記第1の処理とは異なる第2の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求める
    ようにしたことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整方法。
  3. 印刷物の濃度値を測定する濃度値測定手段と、
    この濃度値測定手段によって測定された濃度値と予め設定されている基準濃度値との濃度差を求める濃度差演算手段と、
    本刷り開始前の色合わせか本刷り中の色合わせかを所定のスイッチの状態に基づいて判断する印刷状態判断手段と、
    この印刷状態判断手段による判断結果に基づき、本刷り開始前の色合わせの場合には、前記濃度差演算手段によって求められた濃度差より、第1の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求める第1のインキ供給量修正値演算手段と、
    前記印刷状態判断手段による判断結果に基づき、本刷り中の色合わせの場合には、前記濃度差演算手段によって求められた濃度差より、前記第1の処理とは異なる第2の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求める第2のインキ供給量修正値演算手段と
    を備えたことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
  4. 印刷物の色彩値を測定する色彩値測定手段と、
    この色彩値測定手段によって測定された色彩値と予め設定されている基準色彩値との色彩値差を求める色彩値差演算手段と、
    本刷り開始前の色合わせか本刷り中の色合わせかを所定のスイッチの状態に基づいて判断する印刷状態判断手段と、
    この印刷状態判断手段による判断結果に基づき、本刷り開始前の色合わせの場合には、前記色彩値差演算手段によって求められた色彩値差より、第1の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求める第1のインキ供給量修正値演算手段と、
    前記印刷状態判断手段による判断結果に基づき、本刷り中の色合わせの場合には、前記色彩値差演算手段によって求められた色彩値差より、前記第1の処理とは異なる第2の処理を行って、刷版へのインキ供給量の修正値を求める第2のインキ供給量修正値演算手段と
    を備えたことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
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