JP2008175128A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動箇所の作動不良および異常摩耗を防止するバルブタイミング調整装置を提供する。
【解決手段】位相切替弁60が遅角通路210、進角通路220への作動油の供給、遅角通路210、進角通路220からの作動油の排出を切り替えることにより、遅角室51、52、53、進角室55、56、57の油圧が制御され、ハウジング10に対してベーンロータ15が遅角側、進角側に相対回動する。フィルタ100は、カムシャフトの軸受2とカムシャフトとの摺動箇所よりもハウジング10およびベーンロータ15側に設置されている。フィルタ100は、油圧ポンプ202からバルブタイミング調整装置1に供給される作動油中の異物を除去し、バルブタイミング調整装置1の摺動箇所の作動不良および異常摩耗を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方の開閉タイミング(以下、「開閉タイミング」をバルブタイミングという)を調整するバルブタイミング調整装置に関する。
従来、内燃機関のクランクシャフトの駆動力を受けるハウジングと、ハウジング内に収容され、カムシャフトにクランクシャフトの駆動力を伝達するベーンロータとを備え、遅角室および進角室の作動油圧によりハウジングに対し遅角側および進角側にベーンロータを相対回動駆動することにより、クランクシャフトに対するカムシャフトの位相、つまりバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、エンジンヘッドおよびカムシャフトに油路を加工するときに発生するばり、または切削粉等の異物は、油路の加工後に洗浄することにより除去されはするものの、完全に除去することは困難である。また、バルブタイミング調整装置を内燃機関に搭載してからは、内燃機関の内部で脱落するばり、摺動部材の摩耗により発生する摩耗粉等、多くの異物が作動油に混入する恐れがある。
このような異物を除去するため、バルブタイミング調整装置と油路との接続を切り換える電磁スプール弁等を用いた切換弁(OCV;Oil Control Valve)よりも油圧ポンプ側にフィルタを設置し、内燃機関側からOCV内およびバルブタイミング調整装置内に異物が混入することを防止することが知られている。また、特許文献2のように、OCVのポートに直接フィルタを設置することも知られている。
しかしながら、OCVからバルブタイミング調整装置までの間に形成されている油路に発生する異物は、上記のフィルタでは除去できない。その結果、バルブタイミング調整装置内に侵入した異物により、バルブタイミング調整装置の摺動箇所の作動不良および異常摩耗等の問題が発生する恐れがある。
特開2006−46315号公報 特開2001−173806号公報
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、摺動箇所の作動不良および異常摩耗を防止するバルブタイミング調整装置を提供することを目的とする。
請求項1から5に記載の発明では、従動軸の軸受と従動軸との摺動箇所から、従動軸、従動軸とハウジングまたはベーンロータとの結合部を通ってバルブタイミング調整装置に作動流体を供給する流体通路の、軸受と従動軸との摺動箇所よりもハウジングおよびベーンロータ側にフィルタを設置しているので、従動軸の軸受けよりも内燃機関側で発生する異物をフィルタにより除去できる。これにより、軸受と従動軸との摺動箇所、および内燃機関側において発生する異物がバルブタイミング調整装置内に侵入することを防止できる。その結果、バルブタイミング調整装置の摺動箇所に異物が侵入することを防止し、摺動箇所の作動不良および異常摩耗を防止できる。
請求項2に記載の発明では、従動軸とハウジングまたはベーンロータとの結合部から流体通路のハウジングおよびベーンロータ側にフィルタは設置されるので、従動軸の流体通路に発生する異物がバルブタイミング調整装置内に侵入することを防止できる。
請求項3に記載の発明では、従動軸とハウジングまたはベーンロータとを結合するときに結合部にフィルタを設置できるので、従動軸とハウジングまたはベーンロータとの結合工程とフィルタの設置工程とを兼ねることができる。
請求項4に記載の発明のように、ハウジングまたはベーンロータの一方に形成された嵌合穴にハウジングまたはベーンロータの他方に往復移動自在に支持される嵌合部材が嵌合することによりハウジングに対するベーンロータの相対回動を規制する構成では、バルブタイミング調整装置内への異物の侵入をフィルタが防止することにより、嵌合部材と嵌合部材を往復移動自在に支持する支持部との摺動箇所の作動不良および異常摩耗を防止できる。その結果、作動流体圧力により嵌合部材が正常に往復移動するので、例えば内燃機関の停止時に嵌合穴に嵌合部材を嵌合させ、内燃機関の始動時の流体圧力が低い状態において、ハウジングに対してベーンロータがばたつくことを防止できる。
また、請求項5に記載の発明のように、逆止弁を設置し、逆止弁が流体供給源または逆止弁接続室からの作動流体の供給許可または排出規制をする構成では、異物が逆止弁の摺動箇所に噛み込むと、逆止弁が作動不良となり排出規制の効果が損なわれる。また、ドレン制御弁を設置し、ドレン制御弁が流体供給源から流体通路を通って供給される作動流体から受けるパイロット圧力により作動する構成では、異物がドレン制御弁の摺動箇所に噛み込むと、ドレン制御弁が作動不良になる恐れがある。ドレン制御弁が作動不良になると、ドレン制御弁に加えるパイロット圧力を制御しても、逆止弁が接続している逆止弁接続室からの作動流体の排出許可または排出規制をドレン制御弁により制御できなくなる。そこで、バルブタイミング調整装置内への異物の侵入をフィルタが防止することにより、逆止弁およびドレン制御弁の摺動箇所に異物が侵入することを防止できる。これにより、逆止弁による作動流体の供給許可または排出規制、ならびに逆止弁接続室からの作動流体の排出許可または排出規制をドレン制御弁により良好に制御できる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1〜図9に示す。本実施形態のバルブタイミング調整装置1は作動流体として作動油を用いる油圧制御式であり、吸気弁のバルブタイミングを調整するものである。
図2に示すように、駆動側回転体であるハウジング10は、チェーンスプロケット11、シューハウジング12およびフロントプレート14から構成されている。シューハウジング12は、仕切部材としてのシュー121、122、123(図3参照)と、環状の周壁13とを有している。フロントプレート14は、周壁13を挟んでチェーンスプロケット11と反対側に位置しており、ボルト16によってチェーンスプロケット11およびシューハウジング12と同軸上に固定されている。チェーンスプロケット11は、図示しないチェーンにより図示しない内燃機関の駆動軸としてのクランクシャフトと結合して駆動力を伝達され、クランクシャフトとともに回転する。
従動軸としてのカムシャフト3は、バルブタイミング調整装置1を介しクランクシャフトの駆動力を伝達され、図示しない吸気弁を開閉駆動する。カムシャフト3は、チェーンスプロケット11に対し所定の位相差をおいて回動可能にチェーンスプロケット11に挿入されている。
従動側回転体としてのベーンロータ15はカムシャフトの軸方向端面と当接しており、カムシャフト3およびベーンロータ15はボルト23により同軸上に結合、固定されている。ベーンロータ15とカムシャフト3との回転方向の位置決めは、ベーンロータ15およびカムシャフト3に位置決めピン24を嵌合することにより成される。カムシャフト3、ハウジング10およびベーンロータ15は、図2に示す矢印III方向からみて時計方向に回転する。以下この回転方向をクランクシャフトに対するカムシャフト3の進角方向とする。
図3に示すように、台形状に形成されたシュー121、122、123は周壁13から径方向内側に延びており、周壁13の回転方向にほぼ等間隔に設置されている。シュー121、122、123により回転方向に所定角度範囲で3箇所形成された間隙にはそれぞれベーン151、152、153を収容する扇状の収容室50が3室形成されている。
ベーンロータ15は、カムシャフト3と軸方向端面で結合するボス部154と、ボス部154の外周側に回転方向にほぼ等間隔に設置されたベーン151、152、153とを有している。ベーンロータ15は、ハウジング10に対し相対回動可能にハウジング10内に収容されている。ベーン151、152、153は各収容室50内に回動可能に収容されている。各ベーンは、各収容室50を仕切り、各収容室50を遅角室と進角室とに二分している。図1に示す遅角方向、進角方向を表す矢印は、ハウジング10に対するベーンロータ15の遅角方向、進角方向を表している。
シール部材25は半径方向に向き合う各シューとボス部154との間、ならびに各ベーンと周壁13の内周壁との間に形成されている摺動隙間に設置されている。シール部材25は、各シューの内周壁および各ベーンの外周壁に設けた溝に嵌合しており、ばね等によりボス部154の外周壁および周壁13の内周壁に向けて押されている。この構成により、シール部材25は各遅角室と各進角室との間に作動油が漏れることを防止している。
図2に示すように、円筒状に形成された嵌合部材としてのストッパピストン32は、ベーン153に形成された貫通孔に、回転軸方向に往復移動自在に収容されている。嵌合リング34はチェーンスプロケット11に形成された凹部に圧入保持されている。ストッパピストン32は嵌合穴としての嵌合リング34に嵌合可能である。ストッパピストン32および嵌合リング34の嵌合側はテーパ状に形成されているので、ストッパピストン32は嵌合リング34に滑らかに嵌合する。弾性部材としてのスプリング36は嵌合リング34側に向けてストッパピストン32に荷重を加えている。ストッパピストン32、嵌合リング34およびスプリング36はハウジング10に対するベーンロータ15の相対回動を拘束する拘束機構を構成している。
ストッパピストン32のチェーンスプロケット11側に形成された油圧室40、ならびにストッパピストン32の外周に形成された油圧室42に供給される作動油の圧力は、嵌合リング34からストッパピストン32が抜け出す方向に働く。油圧室40は後述する進角室56と連通し、油圧室42は遅角室53と連通している。ストッパピストン32の先端部は、ハウジング10に対し最遅角位置にベーンロータ15が位置するとき嵌合リング34に嵌合可能である。ストッパピストン32が嵌合リング34に嵌合した状態においてハウジング10に対するベーンロータ15の相対回動は拘束されている。尚、ストッパピストン32に対して嵌合リング34と反対側のベーンロータ15には、ストッパピストン32の摺動にともない変動する背圧を逃がす背圧抜き溝43が形成されている。
ハウジング10に対しベーンロータ15が最遅角位置から進角側に回転するとストッパピストン32と嵌合リング34との回転方向位置がずれることにより、ストッパピストン32は嵌合リング34に嵌合不能になる。
図3に示すように、シュー121とベーン151との間に遅角室51が形成され、シュー122とベーン152との間に遅角室52が形成され、シュー123とベーン153との間に遅角室53が形成されている。また、シュー121とベーン152との間に進角室55が形成され、シュー122とベーン153との間に進角室56が形成され、シュー123とベーン151との間に進角室57が形成されている。
図1に示す流体供給源としての油圧ポンプ202は、オイルパン200から汲み上げた作動油を供給通路204に供給する。位相切替弁60は、公知の電磁スプール弁であり、軸受2の油圧ポンプ202側に設置されている。位相切替弁60は、電子制御装置(ECU)70から電磁駆動部62に供給されるデューティ比制御された駆動電流により切換制御される。位相切替弁60のスプール63は、駆動電流のデューティ比に基づいて変位する。このスプール63の位置により、位相切替弁60は、各遅角室および各進角室への作動油の供給、ならびに各遅角室および各進角室からの作動油の排出を切り換える。位相切替弁60への通電をオフした状態では、スプリング64の荷重によりスプール63は図1に示す位置にある。
図2に示すように、軸受2により回転を支持されているカムシャフト3の外周壁には、環状通路240、242が形成されている。遅角通路210は位相切替弁60から環状通路240を通り、進角通路220は位相切替弁60から環状通路242を通り、カムシャフト3の内部およびベーンロータ15のボス部154の内部に形成されている。
図1に示すように、遅角通路210は、遅角室51、52、53と接続する遅角通路212、213、214に分岐している。遅角通路210、212、213、214は、供給通路204および位相切替弁60から各遅角室に作動油を供給するとともに、各遅角室から流体排出側であるオイルパン200側に、位相切替弁60および排出通路206を介して作動油を排出する。したがって、遅角通路210、212、213、214は、遅角供給通路と遅角排出通路とを兼ねている。
進角通路220は、進角室55、56、57と接続する進角通路222、223、224に分岐している。進角通路220、222、223、224は、供給通路204および位相切替弁60から各進角室に作動油を供給するとともに、各進角室から流体排出側であるオイルパン200側に、位相切替弁60および排出通路206を介して作動油を排出する。したがって、進角通路220、222、223、224は、進角供給通路と進角排出通路とを兼ねている。
以上の通路構成により、油圧ポンプ202から遅角室51、52、53、進角室55、56、57ならびに油圧室40、42に作動油を供給可能になるとともに、各油圧室からオイルパン200へ作動油を排出可能になる。また、遅角通路210、212、213、214、進角通路220、222、223、224、後述する遅角パイロット通路230、進角パイロット通路231、第1排出通路225、および第2排出通路226は、特許請求の範囲に記載した流体通路に相当する。
遅角室51、52、53と接続する遅角通路212、213、214のうち遅角通路212には、逆止弁としての第1逆止弁80が設置されている。第1逆止弁80は、軸受2よりも遅角通路212の遅角室51側に設置されている。つまり、遅角室51は、特許請求の範囲に記載した逆止弁接続室に相当する。第1逆止弁80は、油圧ポンプ202から遅角通路212を通って遅角室51に作動油が流入することを許可し、遅角室51から遅角通路212を通って油圧ポンプ202側に作動油が逆流することを禁止する。尚、第1逆止弁80が設置された遅角通路212と接続する遅角室51を、以下、制御遅角室51と呼ぶ場合もある。
進角室55、56、57と接続する進角通路222、223、224のうち進角通路222には、逆止弁としての第2逆止弁90が設置されている。第2逆止弁90は、軸受2よりも進角通路222の進角室55側に設置されている。つまり、進角室55は、特許請求の範囲に記載した逆止弁接続室に相当する。第2逆止弁90は、油圧ポンプ202から進角通路222を通って進角室55に作動油が流入することを許可し、進角室55から進角通路222を通って油圧ポンプ202側に作動油が逆流することを禁止する。なお、第2逆止弁90が備えられた進角通路222と接続する進角室55を、以下、制御進角室55と呼ぶ場合もある。
図8(a)および図9(a)に示す如く、第1逆止弁80および第2逆止弁90は、弁体81、91、弁座シート82、92、スプリング83、93およびストッパ84、94等を各々有している。スプリング83、93は、ストッパ84、94と弁体81、91との間に設置され、弁体81、91を弁座シート82、92に押し付ける向きに荷重を加える。
この構成により、油圧ポンプ202から遅角通路212、進角通路222を通り制御遅角室51または制御進角室55に向けて作動油が供給されると、弁体81、91はスプリング83、93の荷重に抗してストッパ84、94に向けて移動し、弁座シート82、92から離れて遅角通路212または進角通路222を開放する。すると、遅角通路212内の作動油は、遅角通路212のうち第1逆止弁80と制御遅角室51とを接続する供給専用油路212a(図3および図8参照)を介して制御遅角室51に流入する。また、進角通路222内の作動油は、進角通路222のうち第2逆止弁90と制御進角室55とを接続する供給専用油路222a(図3および図9参照)を介して制御進角室55に流入する。
一方、制御遅角室51および制御進角室55から油圧ポンプ202に向けて作動油が流れようとしても、スプリング83、93により弁体81、91が弁座シート82、92に押し付けられることで、遅角通路212および進角通路222は遮断される。
第1排出通路225は、第1逆止弁80をバイパスして第1逆止弁80の両側の遅角通路212を接続している。第1排出通路225には、ベーンロータ15を遅角側へ相対回転させる遅角制御を行うとき第1排出通路225を遮断し、ベーンロータ15を進角側へ相対回転させる進角制御を行うとき第1排出通路225を開放する第1制御弁601が設置されている。第1排出通路225が開放されると、制御遅角室51内の作動油は第1排出通路225から遅角通路212を通じて排出される(図3および図8参照)。したがって、第1排出通路225は排出専用の油路として機能している。第1排出通路225および後述する第2排出通路226は、特許請求の範囲に記載したバイパス排出通路に相当する。
ドレン制御弁としての第1制御弁601は、パイロット圧力により作動する切替弁である。パイロット圧力は油圧ポンプ202から供給通路204、遅角通路210、遅角パイロット通路230を通じて第1制御弁601に加えられる。遅角パイロット通路230から作動油が排出され、第1制御弁601にパイロット圧力が加わっていない状態では、弁部材としてのスプール631は弾性部材としてのスプリング641の荷重により移動し、第1排出通路225は開放される。一方、遅角パイロット通路230に作動油が供給され第1制御弁601にパイロット圧力が加わると、第1制御弁601のスプール631はスプリング641の荷重に抗して図1に示す位置に移動し、第1排出通路225は遮断される。
第2排出通路226は、第2逆止弁90をバイパスして第2逆止弁90の両側の進角通路222を接続している。第2排出通路226には、ベーンロータ15を進角側へ相対回転させる進角制御を行うとき第2排出通路226を遮断し、ベーンロータ15を遅角側へ相対回転させる遅角制御を行うとき第2排出通路226を開放する第2制御弁602が設置されている。第2排出通路226が開放されると、制御進角室55内の作動油は第2排出通路226から進角通路222を通じて排出される(図3および図9参照)。従って、第2排出通路226は排出専用の油路として機能している。
ドレン制御弁としての第2制御弁602は、パイロット圧力により作動する切替弁である。パイロット圧力は油圧ポンプ202から供給通路204、進角通路220、進角パイロット通路231を通じて第2制御弁602に加えられる。進角パイロット通路231から作動油が排出され、第2制御弁602にパイロット圧力が加わっていない状態では、弾性部材としてのスプリング642の荷重によりスプール632は図1に示す位置に移動し、第2排出通路226は開放される。一方、進角パイロット通路231に作動油が供給され第2制御弁602にパイロット圧力が加わると、第2制御弁602の弁部材としてのスプール632はスプリング642の荷重に抗して移動し、第2排出通路226は遮断される。
両スプリング641、642は、第1排出通路225および第2排出通路226を開放する位置へ向けて両スプール631、632に荷重を加えるので、パイロット圧力が両制御弁601、602に加わっていない状態では、第1排出通路225および第2排出通路226は常時開放される。すなわち、第1実施形態による第1制御弁601および第2制御弁602は、所謂ノーマリオープン方式の切替弁である。尚、ベーンロータ15において制御弁601、602のスプール631、632に荷重を加えるスプリング641、642側の部分には、スプール631、632の摺動にともない変動する背圧を逃がす背圧抜き通路217、227が形成されている。
遅角パイロット通路230は遅角通路210と連通し、進角パイロット通路231は進角通路220と連通している。つまり、第1制御弁601および第2制御弁602へのパイロット油の供給、ならびに第1制御弁601および第2制御弁602からのパイロット油の排出は位相切替弁60により切り替えられる。位相切替弁60への通電をオフした状態では、第1制御弁601および第2制御弁602は図1に示す位置にある。
図2に示す如く、第2逆止弁90および第2制御弁602はベーンロータ15に内蔵されている。また、図2では図示を省略しているが、第1逆止弁80および第1制御弁601も、第2逆止弁90および第2制御弁602と同様の搭載構造にてベーンロータ15に内蔵されている。遅角パイロット通路230および進角パイロット通路231はベーンロータ15のボス部154内に形成されている。
図2に示すように、カムシャフト3の軸方向端面と、この軸方向端面と向き合うベーンロータ15のボス部154の軸方向端面との間にフィルタ100が挟持されている。つまり、フィルタ100は、軸受2とカムシャフト3との摺動箇所よりもベーンロータ15側に設置されている。図4に示すように、フィルタ100は、ステンレス等の金属薄板で円板状に形成された支持板102と、ステンレンス等の金属で網目状に形成され、各油路と対応する位置で支持板102を貫通する貫通孔に設置されたメッシュ部106a、106b、107a、107b、108a、108bとから構成されている。図4はフィルタ100をカムシャフト3側から見た図である。各メッシュ部の径は各油路の形よりも大きい。支持板102には、ボルト23および位置決めピン24を通す貫通孔103、104が形成されている。メッシュ部106aは進角通路220に設置され、メッシュ部106bは遅角通路210に設置され、メッシュ部107aは遅角パイロット通路230に設置され、メッシュ部107bは進角パイロット通路231に設置され、メッシュ部108aは遅角通路212に設置され、メッシュ部108bは進角通路222に設置されている。
このように、カムシャフト3とベーンロータ15との結合部において各油路にフィルタ100のメッシュ部を設置したことにより、油圧ポンプ202からバルブタイミング調整装置1に供給される作動油中の異物を除去できる。これにより、バルブタイミング調整装置1の摺動箇所、例えば、ハウジング10とベーンロータ15、ストッパピストン32とストッパピストン32を収容するベーン153の内周面、第1逆止弁80、第2逆止弁90、第1制御弁601、および第2制御弁602等に異物が侵入することを防止するので、摺動箇所の作動不良および異常摩耗を防止できる。
特に、遅角パイロット通路230、進角パイロット通路231に異物が侵入し、スプール631、632が移動不能になると、位相制御時に遅角室または進角室からの作動油の排出許可および排出規制の切り替えができなくなるので、遅角パイロット通路230、進角パイロット通路231にメッシュ部107a、107bを設置し、遅角パイロット通路230、進角パイロット通路231に異物が侵入することを防止することが望まれる。
そこで、図4のフィルタ100において、図5に示すように遅角パイロット通路230、進角パイロット通路231に対応する位置にだけメッシュ部107a、107bを設置し、遅角パイロット通路230、進角パイロット通路231に異物が侵入することを防止する構成にしてもよい。
次に、バルブタイミング調整装置1のベーンロータ15および位相切替弁60の作動を、図1、図6および図7を用いて説明する。なお、図1は、ハウジング10に対しベーンロータ15を遅角方向に作動させている状態を示し、図6は、ハウジング10に対しベーンロータ15を進角方向に作動させている状態を示し、図7は、ハウジング10に対しベーンロータ15が相対回転しないように保持させている状態を示す。
<内燃機関停止時>
内燃機関停止状態ではストッパピストン32は嵌合リング34に嵌合している。内燃機関を始動直後の状態では、遅角室51、52、53、進角室55、56、57、油圧室40および油圧室42に油圧ポンプ202から十分に作動油が供給されないので、ストッパピストン32は嵌合リング34に嵌合したままであり、クランクシャフトに対しカムシャフトは最遅角位置に保持されている。これにより、作動油が各油圧室に供給されるまでの間、カムシャフトが受けるトルク変動によりハウジング10とベーンロータ15とが揺動振動して衝突し、打音が発生することを防止する。
<内燃機関始動後>
内燃機関始動後、油圧ポンプ202から作動油が十分に供給されると、油圧室40または油圧室42に供給される作動油の油圧によりストッパピストン32は嵌合リング34から抜け出すので、ハウジング10に対しベーンロータ15は相対回動自在である。そして、各遅角室および各進角室に加わる油圧を制御することにより、クランクシャフトに対するカムシャフトの位相差を調整する。
<遅角作動時>
位相切替弁60への通電をオフした図1に示す状態では、スプール63はスプリング64の荷重により図1に示す位置にある。位相切替弁60が図1に示す切替状態にあると、供給通路204から遅角通路210に作動油が供給され、進角通路220から排出通路206を通りオイルパン200に作動油が排出される。また、第1制御弁601には遅角パイロット通路230からパイロット圧力が加わり、第2制御弁602には進角パイロット通路231からパイロット圧力が加わらないので、第1制御弁601および第2制御弁602は図1に示す切替状態にある。
図1に示す位相切替弁60、第1制御弁601および第2制御弁602の切替状態においては、遅角通路210から遅角通路213、214を通り遅角室52、53に作動油が供給されるとともに、第1逆止弁80を介して遅角通路212を通り遅角室51に作動油が供給される。
また、進角室56、57の作動油は、進角通路223、224から進角通路220、位相切替弁60、排出通路206を通りオイルパン200に排出される。制御進角室55の作動油は、進角通路222に第2逆止弁90が設置されているので、第2排出通路226、第2制御弁602、進角通路222、220、位相切替弁60、排出通路206を通りオイルパン200に排出される。
このように各遅角室に作動油が供給され、各進角室から作動油が排出されることにより、ベーンロータ15は3室ある遅角室51、52、53から作動油圧を受け、ベーンロータ15はハウジング10に対し遅角側に回転する。
図1に示すように各遅角室に作動油を供給し、各進角室から作動油を排出することにより遅角側の目標位相に位相制御(遅角制御)するとき、カムシャフト3が受けるトルク変動により、ベーンロータ15はハウジング10に対し遅角側および進角側にトルク変動を受ける。ベーンロータ15が進角側にトルク変動を受けると、各遅角室の作動油は遅角通路212、213、214に流出する力を受ける。
しかし、第1実施形態では、遅角通路212に第1逆止弁80が設置されているとともに、遅角制御時において第1制御弁601が第1排出通路225を遮断するので、制御遅角室51から遅角通路212側に作動油は流出しない。したがって、油圧ポンプ202の油圧が低いときにベーンロータ15が進角側にトルク変動を受けても、ベーンロータ15はハウジング10に対して進角側に戻されない。その結果、遅角室52、53からも作動油は流出しない。したがって、ベーンロータ15がカムシャフトから進角側にトルク変動を受けても、ハウジング10に対してベーンロータ15が目標位相と反対の進角側に戻ることを防止できるので、ベーンロータ15は遅角側の目標位相に速やかに到達する。
<進角作動時>
次に、位相切替弁60への通電をオンすると、図6に示すように、スプリング64の荷重に抗して加わる電磁駆動部62の電磁力により、スプール63は図6に示す位置にある。位相切替弁60が図6示す切替状態にあると、供給通路204から進角通路220に作動油が供給され、遅角通路210から排出通路206を通りオイルパン200に作動油が排出される。また、第1制御弁601には遅角パイロット通路230からパイロット圧力が加わらず、第2制御弁602には進角パイロット通路231からパイロット圧力が加わるので、第1制御弁601および第2制御弁602は図6に示す切替状態にある。
図6に示す位相切替弁60、第1制御弁601および第2制御弁602の切替状態においては、供給通路204から進角通路220に作動油が供給され、進角通路223、224を通り進角室56、57に作動油が供給されるとともに、第2逆止弁90を介して進角通路222を通り進角室55に作動油が供給される。
また、遅角室52、53の作動油は、遅角通路213、214から遅角通路210、位相切替弁60、排出通路206を通りオイルパン200に排出される。進角制御時においては、第1逆止弁80は閉弁し、第1制御弁601は第1排出通路225を開放するので、制御遅角室51の作動油は、第1逆止弁80をバイパスし、第1排出通路225、第1制御弁601、遅角通路212、210、位相切替弁60、排出通路206を通りオイルパン200に排出される。
このように各進角室に作動油が供給され、各遅角室から作動油が排出されることにより、ベーンロータ15は、3室ある進角室55、56、57から作動油圧を受け、ハウジング10に対し進角側に回転する。
図6に示すように各進角室に作動油を供給し、各遅角室から作動油を排出することにより進角側の目標位相に位相制御(進角制御)するとき、カムシャフト3が受けるトルク変動により、ベーンロータ15はハウジング10に対し遅角側および進角側にトルク変動を受ける。ベーンロータ15が遅角側にトルク変動を受けると、各進角室の作動油は進角通路222、223、224に流出する力を受ける。
しかし、第1実施形態では、進角通路222に第2逆止弁90が設置されているとともに、進角制御時において第2制御弁602が第2排出通路226を遮断するので、制御進角室55から進角通路222側に作動油は流出しない。したがって、油圧ポンプ202の油圧が低いときにベーンロータ15が遅角側にトルク変動を受けても、ベーンロータ15はハウジング10に対して遅角側に戻されない。その結果、進角室56、57からも作動油は流出しない。したがって、ベーンロータ15がカムシャフトから遅角側にトルク変動を受けても、図10に示すようにハウジング10に対してベーンロータ15が目標位相と反対の遅角側に戻ることを防止できるので、ベーンロータ15は進角側の目標位相に速やかに到達する。
<中間保持作動時>
ベーンロータ15が目標位相に到達すると、ECU70は位相切替弁60に供給する駆動電流のデューティ比を制御し、図7に示すように図1と図6との中間位置にスプール63を保持する。この状態では、作動油の流量を規制する絞り66、67を通し、供給通路204から遅角通路210および進角通路220の両方に、僅かではあるが作動油が供給され圧力が加わる。
ここで、絞り67の絞り面積は絞り66の絞り面積よりも大きくなるように設定されている。つまり、図7に示す位相切替弁60の切替状態では、遅角通路210よりも進角通路220に供給される作動油量が多くなっており、その結果、進角通路220および進角室の油圧は遅角通路210および遅角室の油圧よりも高くなっている。また、吸気弁を駆動するときにカムシャフト3が受けるトルク変動の平均は遅角側に働く。そこで、進角通路220および進角室の油圧と遅角通路210および遅角室の油圧との差圧からベーンロータ15が進角側に受ける力と、遅角側に働く変動トルクの平均とがほぼ等しくなるように絞り66、67の絞り面積を調整することにより、ベーンロータ15は目標位相に保持される。
本実施形態では、トルク変動の平均が遅角側に働くので進角通路220に接続する絞り67の絞り面積を遅角通路210に接続する絞り66の絞り面積よりも大きくした。これに対し、トルク変動の平均が遅角側と進角側との中間であれば両絞りの絞り面積を同じにし、トルク変動の平均が進角側に働くのであれば遅角通路210に接続する絞り66の絞り面積を進角通路220に接続する絞り67の絞り面積よりも大きくすることにより、ベーンロータ15は目標位相に保持される。
遅角パイロット通路230および進角パイロット通路231にも、遅角通路210および進角通路220から作動油が供給され圧力が加わるので、第1制御弁601および第2制御弁602は図7に示す切替状態に保持される。これにより、第1排出通路225および第2排出通路226が両方ともに遮断されるので、遅角室51および進角室56から第1排出通路225、第2排出通路226を通って作動油が排出されることを防止する。
次に、上述の遅角作動時、進角作動時、中間保持作動時における、第1逆止弁80および第2逆止弁90、ならびに第1制御弁601および第2制御弁602の作動を、図8および図9を用いて説明する。なお、図8は制御遅角室51に接続される第1逆止弁80および第1制御弁601の作動を示し、図9は制御進角室55に接続される第2逆止弁90および第2制御弁602の作動を示す断面図である。
<遅角作動時>
遅角制御時には、第2制御弁602および位相切替弁60は、各進角室から作動油を排出する切替状態になるので、図9(a)に示すように、遅角制御時にベーンロータ15が受けるトルク変動が進角側トルク(負トルク)または遅角トルク側(正トルク)であるか否かに関わらず、第2逆止弁90は、進角通路222を遮断し、供給専用油路222aから進角通路222への逆流を防止する。そして、第2制御弁602は、スプリング642の荷重により第2排出通路226を開放して、制御進角室55内の作動油を第2排出通路226を通じて流出可能とする。
また、遅角制御時には、遅角通路210から遅角通路212、213、214に作動油が供給されるので、ベーンロータが正負のトルク変動を受けない場合には第1逆止弁80は遅角通路212を開放し、遅角通路212から供給専用油路212aを通じて制御遅角室51へ作動油が供給される。
遅角制御時においてベーンロータが遅角側のトルク変動(正トルク)を受ける場合も、図8(a)に示すように、第1逆止弁80は遅角通路212を開放する。そして、第1制御弁601は、パイロット圧力により第1排出通路225を遮断して、制御遅角室51内の作動油が第1排出通路225を通じて流出することを規制する。
一方、図8(b)に示すように、遅角制御時にベーンロータ15が進角側に負トルクを受けた場合には、第1逆止弁80は、遅角通路212を遮断し、供給専用油路212aから遅角通路212への逆流を防止する。第1制御弁601は、パイロット圧力により第1排出通路225を遮断する状態を保持しているので、制御遅角室51内の作動油が第1排出通路225を通じて流出することを規制する。
<進角作動時>
進角制御時には、第1制御弁601および位相切替弁60は、各遅角室から作動油を排出する切替状態になるので、図8(c)に示すように、進角制御時にベーンロータ15が受けるトルク変動が負トルク正トルクであるか否かに関わらず、第1逆止弁80は、遅角通路212を遮断し、供給専用油路212aから遅角通路212への逆流を防止する。そして、第1制御弁601は、スプリング641の荷重により第1排出通路225を開放して、制御遅角室51内の作動油を第1排出通路225を通じて流出可能とする。
また、進角制御時には、進角通路220から進角通路222、223、224に作動油が供給されるので、ベーンロータが正負のトルク変動を受けない場合には第2逆止弁90は進角通路222を開放し、進角通路222から供給専用油路222aを通じて制御進角室55へ作動油が供給される。
進角制御時においてベーンロータが進角側のトルク変動(負トルク)を受ける場合も、図9(c)に示すように、第2逆止弁90は進角通路222を開放する。そして、第2制御弁602は、パイロット圧力により第2排出通路226を遮断して、制御進角室55内の作動油が第2排出通路226を通じて流出することを規制する。
一方、図9(b)に示すように、進角制御時にベーンロータ15が遅角側に正トルクを受けた場合には、第2逆止弁90は、進角通路222を遮断し、供給専用油路222aから進角通路222への逆流を防止する。第2制御弁602は、パイロット圧力により第2排出通路226を遮断する状態を保持しているので、制御進角室55内の作動油が第2排出通路226を通じて流出することを規制する。
<中間保持作動時>
図9(d)に示すように、中間保持作動時にベーンロータ15が正トルクまたは負トルクを受けた場合には、第2逆止弁90は、進角通路222を遮断して、供給専用油路222aから進角通路222への逆流を防止する。そして、第2制御弁602は、パイロット圧力によりスプリング642の荷重に抗して第2排出通路226を遮断し、制御進角室55内の作動油が第2排出通路226を通じて流出することを規制する。
また、図8(d)に示すように、中間保持作動時にベーンロータ15が正トルクまたは負トルクを受けた場合には、第1逆止弁80は、遅角通路212を遮断して、供給専用油路212aから遅角通路212への逆流を防止する。そして、第1制御弁601は、パイロット圧力によりスプリング641の荷重に抗して第1排出通路225を遮断し、制御遅角室51内の作動油が第1排出通路225を通じて流出することを規制する。
第1実施形態によれば、遅角通路212に第1逆止弁80が設置され、進角通路222に第2逆止弁90が設置されており、中間保持作動時において第1排出通路225を第1制御弁601が遮断し、第2排出通路226を第2制御弁602が遮断している。したがって、ベーンロータ15を目標位相に保持している中間保持作動時にベーンロータ15が遅角側および進角側にトルク変動を受けても、制御遅角室51および制御進角室55から作動流体が流出することを防止することができる。したがって、中間保持作動時にベーンロータ15が遅角側および進角側にトルク変動を受けても、ベーンロータ15はハウジング10に対して遅角側および進角側に戻されない。その結果、遅角室52、53、進角室56、57からも作動油は流出しない。よって、中間保持作動時にベーンロータ15が遅角側および進角側に相対回転することを防止でき、吸気弁のバルブタイミングのずれを抑制できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図11および図12に示す。尚、第1実施形態と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
第1実施形態では、1個のフィルタ100で複数の油路の異物を除去した。これに対し、2実施形態では、図11に示すように、油路毎に別部材のフィルタ110をそれぞれ設置している。図11は、カムシャフト3側からバルブタイミング調整装置1を見た図である。具体的には、図12に示すように、ベーンロータ15のボス部154のカムシャフト3と向き合う軸方向端面の各油路の周囲に環状の凹部156が形成されている。そして、この凹部156に各フィルタ110が嵌め込まれ、ベーンロータ15とカムシャフト3との結合部に設置されている。ベーンロータ15側に代えて、ボス部154と向き合うカムシャフト3の軸方向端面にフィルタ110を嵌め込む凹部を形成してもよい。
フィルタ110は、樹脂またはステンレンス等の金属で形成された環状支持部112と、環状支持部112の内部に設けられたステンレンス等の金属のメッシュ部114とにより構成されている。
第2実施形態では、ベーンロータ15とカムシャフト3との結合部のすべての油路にフィルタ110を設置した。これに対し、特定の油路、例えば遅角パイロット通路230、進角パイロット通路231だけにフィルタ110を設置してもよい。
(他の実施形態)
上記実施形態では、カムシャフト3とベーンロータ15との結合部に、作動油の異物を除去するフィルタを設置した。これ以外にも、軸受2とカムシャフト3との摺動箇所よりもハウジング10およびベーンロータ15側であれば、どの位置にフィルタを設置してもよい。例えば、遅角室および進角室に作動油が流入する直前の通路端にフィルタを設置してもよい。
また、上記実施形態では、遅角室51および進角室55の両方に逆止弁として第1逆止弁80、第2逆止弁90をそれぞれ接続し、ドレン制御弁として第1制御弁601、第2制御弁602をそれぞれ接続した。これに対し、遅角室または進角室の一方に逆止弁およびドレン制御弁を接続してもよい。また、逆止弁およびドレン制御弁の両方を設置しない構成を採用してもよい。
また、上記実施形態では、複数の遅角通路212、213、214のうち遅角通路212にのみ第1逆止弁80を設置している。これに対し、第1逆止弁80は複数の遅角通路212、213、214のうち少なくとも一つの遅角通路に設置されればよい。例えば、全ての遅角通路212、213、214の各々に第1逆止弁80を設置してもよい。
また、上記実施形態では、複数の進角通路222、223、224のうち進角通路222にのみ第2逆止弁90を設置している。これに対し、第2逆止弁90は複数の進角通路222、223、224のうち少なくとも一つの進角通路に設定されればよい。例えば、全ての進角通路222、223、224の各々に第2逆止弁90を設置してもよい。
また、上記実施形態では、遅角パイロット通路230、進角パイロット通路231は、位相切替弁60と遅角室とを接続する遅角通路210、位相切替弁60と進角室とを接続する進角通路220からそれぞれ分岐している。これに対し、遅角通路210、進角通路220とは別に、遅角パイロット通路230、進角パイロット通路231を油圧ポンプ202から専用に形成し、作動油の供給および排出を切り替える専用の切替弁を通して第1制御弁601、第2制御弁602に加える油圧を制御してもよい。この場合にも、遅角パイロット通路230、進角パイロット通路231は、軸受2とカムシャフト3との摺動箇所、カムシャフト3の内部、カムシャフト3とベーンロータ15との結合部を通り、ベーンロータ15の内部に形成される。
また、上記実施形態では、嵌合リング34にストッパピストン32を嵌合する拘束機構によりハウジング10に対してベーンロータ15の相対回動を拘束した。これに対し、本発明では、このような拘束機構をバルブタイミング調整装置に設置しない構成を採用してもよい。
また、上記実施形態のチェーンスプロケットに代えて、カムプーリまたはタイミングギア等を用いてクランクシャフトの回転駆動力をカムシャフトに伝達する構成を採用してもよい。また、クランクシャフトの駆動力をベーンロータで受け、カムシャフトとハウジングとを結合して一体に回転させてもよい。
上記実施形態では、吸気弁用のバルブタイミング調整装置に本発明を適用した。これに対し、排気弁、あるいは吸気弁および排気弁の両方のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置に本発明を適用してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、上記各実施形態の特徴的構造をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
第1実施形態による遅角作動時の状態を示す模式図。 第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す縦断面図。 フロントプレートを取り除いた状態における図2のIII矢視図。 第1実施形態のフィルタを示す正面図。 第1実施形態のフィルタの変形形態を示す正面図。 第1実施形態による進角作動時の状態を示す模式図。 第1実施形態による中間保持作動時の状態を示す模式図。 第1実施形態による第1逆止弁および第1制御弁の作動を示す断面図。 第1実施形態による第2逆止弁および第2制御弁の作動を示す断面図。 逆止弁の有無による目標位相到達時間の違いを示す特性図。 第2実施形態のフィルタを示すカムシャフト側から見た図。 (A)は第2実施形態のフィルタの断面図、(B)はフィルタの拡大図。
符号の説明
1:バルブタイミング調整装置、3:カムシャフト(従動軸)、10:ハウジング、15:ベーンロータ、32:ストッパピストン(嵌合部材)、34:嵌合リング(嵌合穴)、50:収容室、51、52、53:遅角室(51:制御遅角室、逆止弁接続室)、55、56、57:進角室(55:制御進角室、逆止弁接続室)、60:位相切替弁、80:第1逆止弁(逆止弁)、90:第2逆止弁(逆止弁)、100、110:フィルタ、151、152、153:ベーン、154:ボス部、156:凹部、202:油圧ポンプ(流体供給源)、212、213、214:遅角通路、222、223、224:進角通路、225:第1排出通路(バイパス排出通路)、226:第2排出通路(バイパス排出通路)、601:第1制御弁(ドレン制御弁)、602:第2制御弁(ドレン制御弁)

Claims (5)

  1. 内燃機関の駆動軸から吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉駆動する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記吸気弁および前記排気弁の少なくともいずれか一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置において、
    前記駆動軸および前記従動軸の一方とともに回転し、所定角度範囲で回転方向に形成された収容室を有するハウジングと、
    前記駆動軸および前記従動軸の他方とともに回転して前記収容室に収容されるベーンを有し、前記ベーンにより前記収容室を仕切って形成された遅角室および進角室の作動流体圧力により前記ハウジングに対し遅角側または進角側に相対回転駆動されるベーンロータと、
    前記従動軸の軸受と前記従動軸との摺動箇所から、前記従動軸、前記従動軸と前記ハウジングまたは前記ベーンロータとの結合部を通って前記バルブタイミング調整装置に作動流体を供給する流体通路の、前記摺動箇所よりも前記ハウジングおよび前記ベーンロータ側に設置され、前記流体通路の異物を除去するフィルタと、
    を備えることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記結合部から前記流体通路の前記ハウジングおよび前記ベーンロータ側に前記フィルタは設置されることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記フィルタは前記結合部に設置されることを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記ハウジングまたは前記ベーンロータの一方に嵌合穴が形成され、前記ハウジングまたは前記ベーンロータの他方に往復移動自在に支持され、前記流体通路の作動流体圧力により往復駆動され、前記嵌合穴に嵌合することにより前記ハウジングに対する前記ベーンロータの相対回動を拘束する嵌合部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 流体供給源側と前記遅角室とを接続する遅角通路、ならびに前記流体供給源側と前記進角室とを接続する進角通路の少なくともいずれか一方に設置されている逆止弁であって、前記遅角室および前記進角室の内、前記逆止弁が接続されている逆止弁接続室から前記流体供給源側への作動流体流れを規制し、前記流体供給源側から前記逆止弁接続室への作動流体流れを許容する逆止弁と、
    前記遅角通路および前記進角通路とは別に設けられた、前記逆止弁接続室から作動流体を排出するバイパス排出通路に設置され、前記流体供給源から前記流体通路を通って供給される作動流体から受けるパイロット圧力により作動し、前記遅角室または前記進角室の内、前記逆止弁が接続している一方の前記逆止弁接続室に前記流体供給源から作動流体を供給して前記ハウジングに対し前記ベーンロータを遅角側または進角側の一方に相対回転駆動させるとき、作動流体が供給される前記逆止弁接続室に接続している前記バイパス排出通路を遮断し、前記遅角室または前記進角室の内、前記逆止弁が接続している一方の前記逆止弁接続室から作動流体を排出して前記ハウジングに対し前記ベーンロータを遅角側または進角側の他方に相対回転駆動させるとき、作動流体が排出される前記逆止弁接続室に接続している前記バイパス排出通路を開放するドレン制御弁と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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