JP2008172474A - 映像出力システム - Google Patents

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Abstract

【課題】工場出荷時などに初期設定されたデフォルトチャンネルに強制されることなく、装置の設置などの際に最初の画面に出力する放送を調節可能な映像出力システム、及び映像出力方法を提供する。
【解決手段】装置の設置などに際し、各ネットワークに対応した複数のチューナ部にそれぞれのネットワークに対応したアンテナが接続されているか否かの検知結果に応じて、あるいはそれぞれのネットワークが受信可能か否かの情報に応じて、設置などの際や通常立上時に、最初の画面に出力する放送チャンネルを定める。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像出力システム、及び映像出力方法に関する。
従来、複数のネットワークに対応する放送受信装置においては、工場出荷時の初期設定デフォルトチャンネルをビットレートの高いBS103チャンネル(NHK(登録商標)−BShi)としている。しかし、BS103チャンネルは、受信のために専用のBS放送受信アンテナを必要とすることや、一部地域では受信自体ができない。それゆえ、一部のユーザは、前記放送受信装置を購入しても当該チャンネルを利用できない場合がある。にもかかわらず、デフォルトチャンネルはハイビジョンチャンネルに強制的に設定されているため、当該ユーザがこのような放送受信装置を設置した場合、最初に映す映像がないという事態が生じる。その結果、エラーメッセージがディスプレイに表示されるため、購入したユーザは不安や不快感を抱くこととなる。ところが、特許文献1のようにチャンネル自動プリセットに関する技術はすでに開示されているが、このような問題を解決する発明は、公開公報をはじめ従来知られていないようである。
特開平8−154039
工場出荷時などに初期設定されたデフォルトチャンネルに強制されることなく、装置の設置などの際に最初の画面に出力する放送を調節可能な映像出力システム、及び映像出力方法を提供する。
上記課題を解決する手段として、本明細書では以下に挙げる発明を提供する。
第一の発明は、複数のネットワークに対応した複数のチューナ部と、各ネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する検知部と、検知部での検知結果に応じ設置などの際に最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である初期放送チャンネル情報を取得する第一初期放送チャンネル情報取得部と、を有する映像出力システムである。
第二の発明は、前記第一初期放送チャンネル情報取得部が、初期放送チャンネル候補情報を各ネットワークごとに保持する初期放送チャンネル候補情報保持手段と、保持されている初期放送チャンネル候補情報がアンテナが接続されていると検知されないネットワークの放送チャンネルである場合にはその初期放送チャンネル候補情報を初期放送チャンネル情報としては取得しないアンテナ検知依存取得手段と、を有する第一の発明に記載の映像出力システムである。
第三の発明は、前記第一初期放送チャンネル情報取得部が、複数の放送チャンネルを定める初期放送チャンネル情報である複数初期放送チャンネル情報を取得する第一複数初期放送チャンネル情報取得手段を有し、取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第一マルチ出力部を有する第一又は第二の発明に記載の映像出力システムである。
第四の発明は、装置の設置などに際し、放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う第一初期設定部をさらに有し、第一初期放送チャンネル情報取得部は、前記割当後、前記取得をする第一から第三の発明のいずれか一に記載の映像出力システムである。
である。
第五の発明は、装置の設置などに際し、受信できた放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う第二初期設定部と、複数のネットワークに対応した複数のチューナ部と、前記割当後、割当処理にて得られた受信できた放送周波数を示す情報である受信可能情報に応じて最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である初期放送チャンネル情報を取得する第二初期放送チャンネル情報取得部と、を有する映像出力システムである。
第六の発明は、前記第二初期放送チャンネル情報取得部が、複数の放送チャンネルを定める初期放送チャンネル情報である複数初期放送チャンネル情報を取得する第二複数初期放送チャンネル情報取得手段を有し、取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第二マルチ出力部を有する第五の発明に記載の映像出力システムである。
第七の発明は、複数のネットワークに対応した複数のチューナ部と、各ネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する検知部と、装置の設置などを除いた通常立上処理に際し、検知部での検知結果に応じて通常立上時の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である立上放送チャンネル情報を取得する第一立上放送チャンネル情報取得部と、を有する映像出力システムである。
第八の発明は、前記第一立上放送チャンネル情報取得部が、複数の放送チャンネルを定める立上放送チャンネル情報である複数立上放送チャンネル情報を取得する第一複数立上放送チャンネル情報取得手段を有し、取得した複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第三マルチ出力部を有する第七の発明に記載の映像出力システムである。
第九の発明は、複数のネットワークに対応した複数のチューナ部と、装置の設置などを除いた通常立上処理に際し受信できた放送周波数を示す情報である受信可能情報に応じて通常立上後、最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である立上放送チャンネル情報を取得する第二立上放送チャンネル情報取得部と、を有する映像出力システムである。
第十の発明は、前記第二立上放送チャンネル情報取得部が、複数の放送チャンネルを定める立上放送チャンネル情報である複数立上放送チャンネル情報を取得する第二複数立上放送チャンネル情報取得手段を有し、取得した複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第四マルチ出力部を有する第九の発明に記載の映像出力システムである。
第十一の発明は、複数のネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する検知工程と、検知工程での検知結果に応じ設置などの際に最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である初期放送チャンネル情報を取得する第一初期放送チャンネル情報取得工程と、を有する映像出力システムの動作方法である。
第十二の発明は、初期放送チャンネル候補情報を各ネットワークごとに保持する初期放送チャンネル候補情報保持部を有する映像出力システムの動作方法であって、第一初期放送チャンネル情報取得工程が、保持されている初期放送チャンネル候補情報がアンテナが接続されていると検知されないネットワークの放送チャンネルである場合にはその初期放送チャンネル候補情報を初期放送チャンネル情報としては取得しないアンテナ検知依存取得工程と、を有する第十一の発明に記載の映像出力システムの動作方法である。
第十三の発明は、第一初期放送チャンネル情報取得工程は、複数の放送チャンネルを定める初期放送チャンネル情報である複数初期放送チャンネル情報を取得する第一複数初期放送チャンネル情報取得工程を有し、取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第一マルチ出力工程を有する第十一又は第十二の発明に記載の映像出力システムの動作方法である。
第十四の発明は、装置の設置などに際し、放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う第一初期設定工程をさらに有し、第一初期放送チャンネル情報取得工程は、前記割当後、前記取得をする第十一から第十三の発明のいずれか一に記載の映像出力システムの動作方法。
第十五の発明は、装置の設置などに際し、受信できた放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う第二初期設定工程と、前記割当後、割当処理にて得られる受信できた放送周波数を示す情報である受信可能情報に応じて最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である初期放送チャンネル情報を取得する第二初期放送チャンネル情報取得工程と、を有する映像出力システムの動作方法である。
第十六の発明は、第二初期放送チャンネル情報取得工程が、複数の放送チャンネルを定める初期放送チャンネル情報である複数初期放送チャンネル情報を取得する第二複数初期放送チャンネル情報取得工程を有し、取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第二マルチ出力工程を有する第十五の発明に記載の映像出力システムの動作方法である。
第十七の発明は、各ネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する検知工程と、装置の設置などを除いた通常立上処理に際し、検知部での検知結果に応じて通常立上時の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である立上放送チャンネル情報を取得する第一立上放送チャンネル情報取得工程と、を有する映像出力システムの動作方法である。
第十八の発明は、第一立上放送チャンネル情報取得工程は、複数の放送チャンネルを定める立上放送チャンネル情報である複数立上放送チャンネル情報を取得する第一複数立上放送チャンネル情報取得工程を有し、取得した複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第三マルチ出力工程を有する第十七の発明に記載の映像出力方法である。
第十九の発明は、装置の設置などを除いた通常立上処理に際し受信できた放送周波数を示す情報である受信可能情報に応じて通常立上後、最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である立上放送チャンネル情報を取得する第二立上放送チャンネル情報取得部と、を有する映像出力システムの動作方法である。
第二十の発明は、第二立上放送チャンネル情報取得工程が、複数の放送チャンネルを定める立上放送チャンネル情報である複数立上放送チャンネル情報を取得する第二複数立上放送チャンネル情報取得工程を有し、取得した複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第四マルチ出力工程を有する第十九の発明に記載の映像出力方法である。
本発明の映像出力システムとその動作方法によれば、装置の設置などにおいて、そのときに受信し得る放送チャンネルを最初の画面に出力することができる。それによって、受信し得る放送チャンネルがある限り、最初の画面にエラーメッセージは表示されないため、ユーザは不安や不快感を抱くことがなくなる。
以下に図を用いて前記発明を実施するための最良の形態について説明をする。ただし、本願の発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。なお、実施形態1は主に請求項1、2、3、4、11、12、13、及び14に関するものである。また、実施形態2は主に請求項5、6、15、及び16に関するものである。また、実施形態3は主に請求項7、8、17、及び18に関するものである。また、実施形態4は主に請求項9、10、19、及び20に関するものである。
<<実施形態1>>
実施形態1は、映像出力システム及びその動作方法に関する。本実施形態は、その構成の相違により、以下の実施形態1A、1B、1Cに大別できる。そこで、それぞれについて以下で説明をする。
<実施形態1A>
<実施形態1A:概要> 実施形態1Aの映像出力システムは、設置時における放送受信装置のアンテナ接続状況を検知し、その検知結果に応じて最初の画面に出力するチャンネルを定めるように構成されている。
図1は実施形態1Aの映像出力システムを含む放送受信装置の概念の一例である。また、図26は従来の放送受信装置の概念の一例である。図1に示す放送受信装置(0100)は、従来の放送受信装置(2600)と同様に初期設定時のデフォルトチャンネルがBS103チャンネルに設定されている。両図面(A)の円内は、当該放送受信装置の裏面アンテナ入力端子部位を示している。今、放送受信装置設置時にユーザがBS放送用アンテナ入力端子(0101、2601)にBS放送用アンテナケーブルを接続せずに、地上波デジタル放送用入力端子(0102、2602)にのみ地上波放送用アンテナケーブル(0103、2603)を接続したとする。このとき、従来の放送受信装置(2600)では、デフォルトチャンネルのBS103チャンネルが受信できないため、図26(B)で示すようにディスプレイ画面(2604)に「放送が受信できません」というエラーメッセージが表示される。ユーザはアンテナ接続したのにエラーメッセージが表示されたことで、接続方法を誤ったのか、放送受信装置の初期不良ではないかという不安に駆られる可能性がある。一方、図1で示す実施形態1Aの映像出力システムでは、BS放送用のアンテナが非接続であり、地上波放送用アンテナが接続されていることが検知される。そして、アンテナ接続により受信可能な地上波デジタル放送のいずれかのチャンネルをディスプレイ画面(0104)から出力する。このように、実施形態1Aの映像出力システムとその動作方法によれば、各ネットワークに対応するアンテナの各チューナ部への接続状況に応じて受信可能な放送チャンネルを最初の画面に出力することができるため、ユーザは安心して利用することができる。
<実施形態1A:構成> 図2は、本実施形態の映像出力システムの機能ブロック図を示したものである。この図で示すように、実施形態1Aの映像出力システム(0200)は、チューナ部(0201)、検知部(0202)、第一初期放送チャンネル情報取得部(0203)で構成されている。第一初期放送チャンネル情報取得部(0203)は、初期放送チャンネル候補情報保持手段(0204)とアンテナ検知依存取得手段(0205)とを有していてもよい。以下、それぞれの部、又は手段の構成について説明をする。
(チューナ部の構成について)
「チューナ部」(0201)は、各ネットワークに対応するように構成されている。その機能は、一般のチューナと同様、装置外部から特定周波数域の電波を受信することである。なお、デジタルネットワーク放送の場合、チューナ部で電波を受信後、図示しない復号部でデジタル信号に復号される。
本発明の映像出力システムを有する放送受信装置は、複数のネットワークにおいて対応可能なことがその前提となっている。したがって、本発明の映像出力システムは、各ネットワークに対応する複数のチューナ部を有する。このとき、それらのチューナ部が、いずれのネットワークに対応するかは問わない。図2では地上波アナログ放送用チューナ(0206)とBSデジタル放送用チューナ(0207)の二つのチューナ部を有する場合を示している。もちろん、これ以外の組み合わせであってもよいし、三つ以上のチューナ部を有していても構わない。各チューナ部は、それぞれ専用のアンテナ入力端子を有する。
「ネットワークに対応する」とは、そのネットワーク放送を専用に受信できることをいう。ここでいう「ネットワーク」とは、同一の放送方式を用いて電波が送信される放送をいう。放送方式とは、例えば、地上波アナログ放送、地上波デジタル放送、BSデジタル放送、BSアナログ放送、110度CSデジタル放送、CSデジタル放送、ケーブルテレビ放送などが該当する。したがって、例えば、地上波アナログ放送に対しては地上波アナログ放送用チューナ部が、BSデジタル放送に対してはBSデジタル放送用チューナ部が、それぞれのネットワーク専用チューナ部として対応することとなる。
(検知部の構成について)
「検知部」(0202)は、各ネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知するように構成されている。実施形態1の映像出力システムは、設置などの際に放送受信装置のアンテナ接続状態に応じて最初の画面に出力するチャンネルを定めることを特徴とする。検知部は、そのアンテナの接続状態を検知する機能を果たす。
アンテナの接続の検知は、各ネットワーク用アンテナ、又はそれに接続されたアンテナケーブルが、そのネットワークに対応するチューナ部のアンテナ入力端子に接続されているか否かを検知すればよい。検知の具体的な方法は、特に限定はしない。例えば、アンテナ入力端子にアンテナケーブル末端のプラグを接続した際に端子が通電状態となることを検知する方法や、アンテナケーブル末端のプラグの差込によってアンテナ入力端子内の凸部が押し込まれることなどを検知する方法、あるいは、アンテナが接続されることで生じる端子外側のインピーダンス変化を検知する方法が挙げられる。このように検知部では、アンテナの接続前後の電気的又は物理的変化を電気信号に変換することで、アンテナ接続の有無を検知すればよい。
検知部は、当該放送受信装置における各ネットワークに対応したアンテナ接続を常に検知し続けてもよい。例えば、前述のアンテナ入力端子の通電状態を検知する場合が該当する。端子が通電状態である限り、検知部は接続されているとの情報を検知し続けることとなる。あるいは、ユーザが検知部に対して検知のトリッガを引いた際に検知を行うようにしてもよい。
前述のようにチューナ部は、各ネットワークごとに複数ある。各ネットワークに対応したアンテナが各チューナ部のそれぞれに接続されているか否かを検知するには、チューナ部ごとに独立に検知してもよいし、複数のチューナ部を一度に検知してもよい。複数のチューナ部を一度に検知する方法としては、例えば、「地上波アナログ、地上波デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル」といった各ネットワークに対応するチューナ部の検知配列を予め定めておく。前述のアンテナ入力端子の通電状態を検知する場合であれば、各チューナ部の通電状態を一度に検知し、その結果を「通電あり=1」、「通電なし=0」の二値で表すようにしてもよい。検知部における通電結果の配列が「1、1、0、0」であれば、当該放送受信装置のアンテナ接続状態は、「地上波アナログ、地上波デジタル」が接続状態にあり、「BSデジタル、110度CSデジタル」は非接続状態にあるという検知結果となる。このようにして検知部で得られた検知結果は、次の第一初期放送チャンネル情報取得部に送信される。
「各ネットワークに対応したアンテナ」とは、各ネットワークの放送周波数域を受信可能なアンテナをいう。例えば、地上波デジタル放送全帯域受信用アンテナの場合であれば、470〜770MHzの周波数域が受信可能なUHF全帯域用アンテナが該当し、また、BS放送及び110度CS放送用アンテナであれば、11.71〜12.75GHzのダウンリンク周波数域が受信可能なBS・110度CS放送受信用アンテナなどが該当する。ただし、ケーブルテレビ放送に関しては、住宅等に設置する専用アンテナは不要なことから、本明細書ではケーブルテレビ放送配信用ケーブルをアンテナと同様のものとして取り扱う。これらのアンテナは、通常、直接、又はアンテナケーブルを介してそのネットワークに対応するチューナ部に接続されることで、通常、その受信装置において当該ネットワークの放送が受信し得る状態となる。
(第一初期放送チャンネル情報取得部の構成について)
「第一初期放送チャンネル情報取得部」(0203)は、検知部での検知結果に応じ設置などの際に最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である初期放送チャンネル情報を取得するように構成されている。従って従来のようにアンテナの接続の有無とは関係なく初期放送チャンネルを定めるものとは異なる。アンテナの接続がない限りその接続がないネットワークに属する放送チャンネルを最初の画面に出力することがないように構成されるので、他のアンテナが接続されているにもかかわらず画面上に放送が何も映らなかったり、砂嵐画面になったりすることを防止できる。
第一初期放送チャンネル情報取得部の取得動作は、大きく3つの類型に分けられるが、いずれの類型で設計しても良い。3つの類型とは、内部取得、外部取得、内部生成の三つをいう。
第一初期放送チャンネル情報取得部は、取得した初期放送チャンネル情報に基づいてアンテナが接続されているネットワークのチューナ部に対して選択すべき放送周波数の情報を与える。初期放送チャンネル情報そのものが放送周波数を示す情報そのものであっても良いし、この情報そのものは放送周波数を示さないがこの情報を所定のルールに従って処理した結果放送チャンネルを定める放送周波数が特定できるような情報であっても良い。
「初期放送チャンネル情報」とは、前述のように最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報をいう。これは、本明細書を通じて同様である。「最初の画面」とは、本発明の映像出力システムを有する放送受信装置の設置などの直後の画面をいう。「設置など」とは、チャンネルと受信周波数の対応関係情報を新たに取得して初めて視聴などが可能となるように装置の内部設定を整える作業をいう。例えば、ユーザや販売店が前記装置を工場出荷時の状態から使用のために所定の位置に据え置き、チャンネルボタンとその地域にて受信し得る放送周波数との割当を行うなどの一連の作業を言う。また引越しの際に行なわれる同様の作業などをいう。
取得された初期放送チャンネル情報はいずれかの記憶領域に記憶させておいても良いし、チューナ部などに送信して利用が完了した後は消去するように構成されていても良い。この初期放送チャンネル情報は前述のように最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報であり原則的には1回の設置などにつき一度利用されるに過ぎないからである。
本発明の映像受信システムが、初期放送チャンネル情報を必要とする理由について説明する。一般の放送受信装置は、前回電源を切った放送チャンネルの情報が保存されており、次に電源を入れた際にはその放送チャンネル情報が利用される。しかし、工場出荷後、最初に電源を入れる場合には当該放送チャネル情報がないため、そのままでは放送を出力できない。そこで、初期画面を出力する手段として通常デフォルトチャンネルが初期設定されている。本発明の映像出力システムは、前述のようにこのデフォルトチャンネルに係る問題を解決するためのものであり、デフォルトチャンネルに代えて初期放送チャンネル情報を利用している。本映像出力システムを有する装置において、デフォルトチャンネルが設定されていても構わない。しかし、その場合、原則として本映像出力システムにて取得された初期放送チャンネル情報をデフォルトチャンネルよりも優先するものとする。
第一初期放送チャンネル情報取得部が、検知結果に応じ初期放送チャンネル情報を取得するというのは、前述の通りであるが、ここで「検知結果に応じ」とは、具体的にどのようなことかについて説明をする。
「検知結果に応じ」とは、アンテナの接続と非接続の状態に対してそれぞれ異なる処理を行うこと、又は複数のアンテナが接続されている場合に選択処理を行うことなどをいう。例えば、後述するように、アンテナ非接続との検知結果の場合には、そのネットワークの放送チャンネルについては、初期放送チャンネル情報を取得しないことによって最初の画面に出力する放送チャンネル候補から外すように処理することや、あるいはデフォルトチャンネルがBS103チャンネルとして初期設定されている状態で、かつBS放送受信用アンテナと地上波放送受信用アンテナのいずれも接続されているとの検知結果の場合には、BS103チャンネルを初期放送チャンネル情報として優先的に取得するように処理することが該当する。
以下にアンテナ非接続との検知結果の場合を一例に挙げて具体的に説明をする。前述のように第一初期放送チャンネル情報取得部は、初期放送チャンネル候補情報保持手段(0204)と、アンテナ検知依存取得手段(0205)とをさらに有していてもよい。
「初期放送チャンネル候補情報保持手段」(0204)は、初期放送チャンネル候補情報を各ネットワークごとに保持するように構成されている。すなわち、初期放送チャンネル候補情報保持手段は、その放送受信装置が対応し得る各ネットワークに対する初期放送チャンネル候補情報を予め記録した初期放送チャンネル候補情報テーブル(0206)などを保持する記憶媒体である。初期放送チャンネル候補情報保持手段は、必要に応じて初期放送チャンネル候補情報をアンテナ検知依存取得手段に与える。
「初期放送チャンネル候補情報」は、各ネットワークごとに初期放送チャンネル情報の候補として選択される放送チャンネル情報である。例えば、BSデジタル放送ではBS101チャンネルを初期放送チャンネル情報の候補として選択するという情報が該当する。「候補」とした理由は、そのネットワークが受信し得るか否か、また、受信し得る場合であってもそれを初期放送チャンネル情報とするか否かが未定なためである。
初期放送チャンネル候補情報は、前述のように初期放送チャンネル候補情報テーブルに保持しておくと、後述するアンテナ検知依存取得手段が初期放送チャンネル情報を取得する上で便利である。放送チャンネル候補情報テーブルは、ネットワーク情報(例えば、BSデジタル放送など)、そのネットワークの候補初期放送チャンネル(例えば、BS101チャンネルなど)、当該チャンネルの放送周波数(IF−1318.00メガヘルツ(以下「MHz」とする)など)の情報から構成されていればよい。このような初期放送チャンネル候補情報テーブルは、各ネットワークごとにデフォルトで全て定められたものを保持しておいてもよいし、ユーザがそれぞれのネットワークの初期放送チャンネル候補情報をいずれの放送チャンネルにするかについて、入力デバイスなどを用いて選択できるようにしてもよい。
「アンテナ検知依存取得手段」(0205)は、保持されている初期放送チャンネル候補情報がアンテナ非接続のネットワークの放送チャンネルである場合にはその初期放送チャンネル候補情報を初期放送チャンネル情報としては取得しないように構成されている。アンテナ非接続のネットワークの放送は、通常、受信できない。したがって、アンテナ検知依存取得手段は、前記検知部から受け取った検知結果を利用して、アンテナが接続された初期放送チャンネル候補情報のみを初期放送チャンネル情報として取得できるようにする。
アンテナ検知依存取得手段における初期放送チャンネル情報取得方法について例を挙げて具体的に説明する。まず、検知部は各ネットワークに対応するアンテナが各チューナ部に接続されているかを検知する。検知結果としての「接続」及び「非接続」情報は、電気信号として第一初期放送チャンネル情報取得部が受け取る。第一初期放送チャンネル情報取得部では、アンテナ検知依存取得手段が初期放送チャンネル候補情報保持手段から受け取った初期放送チャンネル候補情報テーブル内のネットワーク情報に対して検知部からの検知結果が「非接続」かを判断する。当該判断の結果、「非接続」であれば、そのネットワークの初期放送チャンネル候補情報は初期放送チャンネル情報として取得しないように処理する。したがって、その場合には、判断結果が「接続」であったネットワークの初期放送チャンネル候補情報が初期放送チャンネル情報として取得される。
<実施形態1A:ハードウェア構成> 図3に示すのは、本実施形態の映像出力システムにおけるハードウェア構成の一例である。本実施形態の映像出力システムの構成要素である各部は、ハードウェアとソフトウェアの両方、又はいずれかによって構成される。この図に示す映像出力システム(0300)は、CPU(0301)、揮発性メモリ(0302)、不揮発性メモリ(0303)、センサ(0304)、チューナ(0305)、ディスプレイ(0306)、I/O(Input/Output)(0307)、これらを接続するシステムバス(0308)、及び入力デバイスなどの周辺装置(図示せず)などで構成されるハードウェアと、それらのハードウェアを制御するためのソフトウェアを有する。ソフトウェアとしては、各実行プログラムが挙げられる。CPUは揮発性メモリ上に展開された実行プログラムを順次実行し、揮発性メモリ上のデータやI/Oを介して入力されるデータの加工、保存、出力などを行うことにより、各部の機能が実現される。以下、実施形態1Aのハードウェア構成を例を挙げて具体的に説明する。
図2で示したチューナ部(0201)は、各ネットワークに対応するチューナ(0305)、アンテナ入力端子であるI/O(0307)などに該当する。また、図2で示した検知部(0202)は、アンテナ接続を検知するセンサ(0304)などに該当する。さらに、図2で示した第一初期放送チャンネル情報取得部(0203)は、実行プログラム1を記憶するための不揮発性メモリ(0303)、前記実行プログラム1などを実行するための場である揮発性メモリ(0302)、前記実行プログラム1に従って演算処理を行うCPU(0501)などに該当する。また、図2で示した初期放送チャンネル候補情報保持手段(0204)のハードウェア構成は、不揮発性メモリに該当する。さらに、図2で示したアンテナ検知依存取得手段(0205)のハードウェア構成は、前記第一初期放送チャンネル情報取得部(0203)と同様の構成を有する。
実施形態1Aの映像出力システムは、以下のように初期放送チャンネル情報の取得を具体的に実行する。まず、第一初期放送チャンネル情報取得部のCPU(0301)は、不揮発性メモリ(0303)に格納された実行プログラム1a、及び1b、又は初期放送チャンネル候補情報テーブルを揮発性メモリ(0302)に読み出し、実行プログラム1aに従って以下のように初期放送チャンネル情報の取得を具体的に実行する。次に、検知部のセンサ(0304)が、各ネットワークに対応するチューナ部のI/O(0307)にアンテナが接続されているかを検知する。当該検知結果情報は、実行プログラム1aに従ってCPU(0301)により、第一初期放送チャンネル情報取得部の揮発性メモリ(0302)に格納される。続いて、CPU(0301)は、初期放送チャンネル候補情報テーブルに格納されている各ネットワークの初期放送チャンネル候補情報に対してアンテナ非接続の検知情報であるネットワークを検索する。CPU(0301)は、該当するネットワークがある場合には、実行プログラム1bに従って、そのネットワークの初期放送チャンネル候補情報に対して初期放送チャンネル情報非選択処理を行う。当該処理により、CPU(0301)は、実行プログラム1aに従ってそれ以外のネットワークの初期放送チャンネル候補情報を初期放送チャンネル情報として選択することによって、初期放送チャンネル情報の取得がなされる。
<実施形態1A:処理の流れ> 図4に実施形態1Aの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例を示す。この図で示すように、実施形態1Aの映像出力システムの動作は、まず、複数のネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する(S0401:検知工程)。次に、前記検知工程(S0401)での検知結果に応じて初期放送チャンネル情報を取得する(S0402:第一初期放送チャンネル情報取得工程)。このとき、映像出力システムが初期放送チャンネル候補情報を各ネットワークごとに保持する初期放送チャンネル候補情報保持部を有する場合には、第一初期放送チャンネル情報取得工程(S0402)において、さらに、保持されている初期放送チャンネル候補情報がアンテナ非接続のネットワークの放送チャンネルである場合にはその候補情報を初期放送チャンネル情報としては取得しないようにしてもよい(S0403:アンテナ検知依存取得工程)。以上の処理の流れによって実施形態1Aを実現できる。
<実施形態1B>
<実施形態1B:概要> 実施形態1Bの映像出力システムは、前記実施形態1Aの構成、及び機能に加えて、受信可能な複数の放送チャンネルを最初の画面に同時に出力することを特徴とする。
図5は、実施形態1Bの映像出力システムを含む放送受信装置の概念の一例である。図(A)の右円内は、当該放送受信装置の裏面アンテナ端子部位を示している。この図で示す放送受信装置の基本構成は、前記実施形態1Aと同様である。ここでは、放送受信装置設置時にBS/110度CS放送用アンテナ入力端子(0501)、地上波デジタル放送用入力端子(0502)、地上波アナログ放送用入力端子(0503)のそれぞれが専用のアンテナケーブルが接続されているとする。このとき、実施形態1Bの映像出力システムは、受信可能なBSデジタル放送(又は110度CSデジタル放送)、地上波デジタル放送、地上波アナログ放送を最初のディスプレイ画面(0504)に同時に表示することができる。実施形態1Bの映像出力システム及びその動作方法によれば、ユーザが当該放送受信装置がいずれのネットワークの放送を受信できているかを確認でき、また最初の画面で所望の放送を選局できるため便利である。
<実施形態1B:構成> 図6は、実施形態1Bの映像出力システムの機能ブロック図を示したものである。この図で示すように、実施形態1Bの映像出力システム(0600)の構成は、前記実施形態1Aの映像出力システム(0600)の構成を基本としている。すなわち、チューナ部(0601)、検知部(0602)、第一初期放送チャンネル情報取得部(0603)を有している。また、図6では図示していないが、第一初期放送チャンネル情報取得部(0603)が、初期放送チャンネル候補情報保持手段とアンテナ検知依存取得手段とを有していてもよい。実施形態1Bで特徴的な構成は、前記構成に加えて第一初期放送チャンネル情報取得部(0603)が、さらに第一複数初期放送チャンネル情報取得手段(0604)と第一マルチ出力部(0605)とを有する点である。このうち、チューナ部(0601)、検知部(0602)、第一初期放送チャンネル情報取得部(0603)、及び初期放送チャンネル候補情報保持手段とアンテナ検知依存取得手段については、前記実施形態1Aの映像出力システム(0200)と同様の構成であることからその説明を省略し、ここでは実施形態1Bに特徴的な構成である第一初期放送チャンネル情報取得部(0603)の第一複数初期放送チャンネル情報取得手段(0604)と第一マルチ出力部(0605)について以下で説明をする。
(第一初期放送チャンネル情報取得部の構成について)
実施形態1Bの「第一初期放送チャンネル情報取得部」(0603)の構成は、前記実施形態の第一初期放送チャンネル情報取得部(0203)の構成に加えて、第一複数初期放送チャンネル情報取得手段(0604)を有していることを特徴とする。
「第一複数初期放送チャンネル情報取得手段」(0604)は、第一初期放送チャンネル情報取得部(0603)に含まれ、複数初期放送チャンネル情報を取得するように構成されている。実施形態1Aの第一初期放送チャンネル情報取得部は、初期放送チャンネル情報を取得するが、この初期放送チャンネル情報は原則として、一の放送チャンネル情報を定めるものであった。したがって、複数の放送チャンネルを同時に出力するには、新たな初期放送チャンネル情報として複数初期情報チャンネル情報を取得する必要がある。そこで、実施形態1Bでは、複数初期放送チャンネル情報を取得する手段として第一複数初期放送チャンネル情報取得手段を有している。
「複数初期放送チャンネル情報」とは、複数の放送チャンネルを定める初期放送チャンネル情報をいう。これは、本明細書を通じて同様である。「複数の放送チャンネル」とは、異なる二以上の放送チャンネルをいい、ネットワーク間放送チャンネルであるか、ネットワーク内放送チャンネルであるかは問わない。例えば、地上波デジタル放送チャンネルとBSデジタル放送チャンネルとの組合せであってもよいし、BSデジタル放送内のBS101チャンネルとBS151チャンネルの組合せであってもよい。また、ネットワーク間放送チャンネルの場合、地上波デジタル放送チャンネルと地上波アナログ放送チャンネルのサイマル放送チャンネルであっても構わない。ただし、ユーザが、いずれのネットワーク放送かがわかるように「地デジ−13(チャンネル)」のような、文字を各ネットワーク画面に表示することが好ましい。
複数初期放送チャンネル情報を取得する方法は、基本的には前記初期放送チャンネル情報取得の方法と同様でよい。前記初期放送チャンネル情報取得の方法と異なる点としては、検知部での検知結果が「接続」であった複数のネットワークの放送チャンネル情報を複数初期放送チャンネル情報として取得する点である。
また、いずれの放送チャンネルを複数初期放送チャンネル情報として取得するかについては、例えば、複数初期放送チャンネル情報テーブルを保持しておき、検知部からアンテナが接続との検知結果であるネットワークに対しては当該複数初期放送チャンネル情報テーブルに従って取得すればことで達成できる。複数初期放送チャンネル情報テーブルには、出力する複数ネットワークの組み合わせ、そのネットワーク内で出力する放送チャンネルや当該放送チャンネルの放送周波数、あるいは複数の初期放送チャンネルを同時に出力する際に、各初期放送チャンネルのディスプレイ画面上の配置や、それぞれチャンネルの画面面積などが記録されている。このような情報は、予めデフォルトで記録しておいてもよいし、また、ユーザが入力デバイスなどを介して所望の放送チャンネルを選択入力してもよい。
(第一マルチ出力部の構成について)
「第一マルチ出力部」(0605)は、前記第一複数初期放送チャンネル情報取得手段にて取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力するように構成されている。
「同時に最初の画面に出力する」とは、最初のディスプレイ画面に一度に出力することをいう。例えば、一のディスプレイに複数の放送チャンネルの映像をマルチ画面で出力する場合が該当する。
<実施形態1B:ハードウェア構成> 実施形態1Bのハードウェア構成は、基本的には前記実施形態1Aと同様である。すなわち、図6で示したチューナ部(0601)、検知部(0602)、第一初期放送チャンネル情報取得部(0603)や、図6では示していない初期放送チャンネル候補情報保持手段、アンテナ検知依存取得手段のハードウェア構成については前記実施形態1Aのハードウェア構成と同様なことから、その説明は省略する。ここでは、実施形態1Bで特徴的な構成である第一複数初期放送チャンネル情報取得手段(0604)と第一マルチ出力部(0605)について図3を用いて説明する。第一複数初期放送チャンネル情報取得手段(0604)のハードウェア構成は、実行プログラム2を記憶するための不揮発性メモリ(0303)、前記実行プログラム2を実行するための場である揮発性メモリ(0302)、前記実行プログラム2に従って演算処理を行うCPU(0301)などに該当する。また、第一マルチ出力部(0605)のハードウェア構成は、ディスプレイ(0306)などに該当する。以下、複数初期放送チャンネル情報の取得と映像出力の具体的な実行について説明する。
まず、センサ(0304)が、各ネットワークに対応する各チューナ(0305)のI/O(0307)にアンテナが接続されているかを検知する。次にCPU(0301)が、不揮発性メモリ(0303)に格納された実行プログラム1aを揮発性メモリ(0302)に読み出し、当該実行プログラムに従い、前記検知結果情報を揮発性メモリ(0302)に格納する。次にCPU(0301)は、実行プログラム2を揮発性メモリ(0602)に読み出す。続いて、CPU(0301)は、当該実行プログラム2に従って検知結果情報が接続であったネットワークの放送チャンネルを複数初期放送チャンネル情報として処理する。そして、当該複数初期放送チャンネル情報内にある初期放送チャンネルをディスプレイ(0606)に同時に出力するように処理する。以上によって、実施形態1Bが実行される。
<実施形態1B:処理の流れ> 図7に実施形態1Bの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例を示す。基本的な処理の流れについては図4で示した実施形態1Aの処理の流れと同様である。すなわち、まず、複数のネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する(S0701:検知工程)。次に、前記検知工程(S0701)での検知結果に応じて初期放送チャンネル情報を取得する(S0702:第一初期放送チャンネル情報取得工程)。ここまでは、実施形態1Aと変わらない。実施形態1Bでは、第一初期放送チャンネル情報取得工程(S0702)において、さらに複数初期放送チャンネル情報を取得する(S0703:第一複数初期放送チャンネル情報取得工程)。続いて、取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する(S0704:第一マルチ出力工程)。以上の処理の流れによって実施形態1Bを実現できる。
<実施形態1C>
<実施形態1C:概要> 実施形態1Cの映像出力システムは、前記実施形態1A、又は1Bの構成などに加えて、装置の設置などに際し、放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行い、第一初期放送チャンネル情報取得部は、前記割当後に初期放送チャンネル情報を取得をすることを特徴とする。
<実施形態1C:構成> 図8は、実施形態1Cの映像出力システムの機能ブロック図を示したものである。この図で示す実施形態1Cの映像出力システム(0800)の構成は、前記実施形態1Aの映像出力システム(0200)の構成を基本としている。すなわち、チューナ部(0801)、検知部(0802)、第一初期放送チャンネル情報取得部(0803)を有している。また、図7では図示していないが、第一初期放送チャンネル情報取得部(0803)が、初期放送チャンネル候補情報保持手段とアンテナ検知依存取得手段とを有していてもよいし、及び/又は実施形態1Bと同様に第一初期放送チャンネル情報取得部(0803)が第一複数初期放送チャンネル情報取得手段を有し、さらに第一マルチ出力部有していてもよい。実施形態1Cで特徴的な構成は、前記構成に加えて、さらに第一初期設定部(0804)を有する点である。チューナ部(0801)、検知部(0802)、初期放送チャンネル候補情報保持手段、アンテナ検知依存取得手段、第一複数初期放送チャンネル情報取得手段、第一マルチ出力部の構成については、実施形態1A、1Bと同様のため、ここでは、本実施形態に特徴的な第一初期設定部(0804)の構成と、当該部の追加に伴う第一初期放送チャンネル情報取得部(0803)の実施形態1A、1Bとは異なる構成について以下で説明をする。
(第一初期設定部の構成について)
「第一初期設定部」(0804)は、装置の設置などに際し、放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行うように構成されている。
「装置」とは、放送を受信し、出力する機能を有する装置である。例えば、テレビなどの放送受信装置が該当する。当該装置は、本発明の映像出力システムを含んでいる。
「放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う」とは、装置の設置場所で受信し得る放送周波数の情報を取得し、当該情報に従って、受信し得る放送周波数をそれぞれのチャンネルボタンに割り当てることをいう。ここで「放送周波数」とは、一のテレビジョン放送などに対して予め割り当てられた周波数範囲をいい、通常、その範囲の中心となる周波数である中心周波数によって表記される。また、当該範囲内に映像周波数及び音声周波数を含んでいる。例えば、放送周波数が、周波数範囲90〜96メガヘルツ(以下、「MHz」とする)の放送の場合であれば、その中心周波数である93MHzによって表される。この放送周波数は、91.25MHzの映像周波数と95.75MHzの音声周波数を含んでいる。
装置の設置などに際し、放送周波数の情報を取得する方法は、例えば、装置が予め送信局毎の周波数テーブルを保持しており、部分的なサーチの結果得られた周波数とその周波数を利用している放送主体とのペア情報を利用してどの地域の周波数テーブルが設置地域の周波数テーブルに該当するか特定することで他のサーチ未了の周波数を抽出することができる。
「放送周波数とチャンネルボタンとの割当」とは、取得した放送周波数の情報に基づいて放送周波数とチャンネルボタンとを一対一対応させることをいう。放送周波数をいずれのチャンネルボタンに割り当てるかは、ネットワークごとに、また地域ごとに予め定められており、それらは放送周波数テーブルに記録されている。例えば、関東管内で受信した放送周波数が555.25MHz、11.72748ギガヘルツ(以下「GHz」とする)の場合には、放送周波数テーブルに従って、それぞれ地上波デジタル:1チャンネルボタン、BSデジタル:BS105チャンネルボタンが割り当てられるように定められている。放送周波数テーブルは、通常、装置内の不揮発性メモリなどに予め記憶されているので、それを利用すればよい。第一初期設定部における割当結果の情報は、第一初期放送チャンネルに送信される。
(実施形態1Cに特徴的な検知部の構成について)
「第一初期放送チャンネル情報取得部」(0803)は、前記実施形態1A、及び1Bの構成に加えて、前記第一初期設定部での放送周波数とチャンネルボタンとの割当後、初期放送チャンネル情報を取得するように構成されている。例えば、装置の設置などに際し、各ネットワークに対応するアンテナが各チューナに接続されることで、第一初期放送チャンネル情報取得部は第一初期設定部からの割当結果を、また検知部から検知結果を受け取る。そして、アンテナが「接続」との検知結果であったネットワークに関して、該当するネットワークの割当結果に従って初期放送チャンネル情報を取得する。
<実施形態1C:ハードウェア構成> 実施形態1Cのハードウェア構成は、基本的には前記実施形態1Aや1Aと同様である。そこで、ここでは図3を用いて、以下、実施形態1Cのハードウェア構成を例を挙げて具体的に説明する。
図8で示したチューナ部(0801)、検知部(0802)、第一初期放送チャンネル情報取得部(0803)については前記実施形態1Aのハードウェア構成と同様なことから、その説明は省略する。ここでは、実施形態1Cで特徴的な構成である第一初期設定部(0804)のハードウェア構成と、実施形態1Cの実行について説明をする。第一初期設定部(0804)のハードウェア構成は、実行プログラム3や放送周波数テーブルなどを記憶するための不揮発性メモリ(0303)、前記実行プログラム3を実行するための場である揮発性メモリ(0302)、前記実行プログラム3に従って演算処理を行うCPU(0301)などに該当する。
まず、第一初期設定部(0804)のCPU(0301)は、不揮発性メモリ(0303)より実行プログラム3と放送周波数テーブルとを揮発性メモリ(0302)に読み出す。次に、各ネットワークに対応する各チューナ部(0801)のI/O(0307)にアンテナが接続されているかを検知部(0802)のセンサ(0304)が検知する。このとき、チューナ部(0801)より受信した放送周波数は、第一初期設定部(0804)の揮発性メモリ(0302)に格納される。続いて、CPU(0301)は、受信した放送周波数とチャンネルボタンとを放送周波数テーブルに従って割り当てる処理を実行プログラム3に従って行う。割当結果は所定のアドレスを付された後、放送周波数割当テーブルに格納される。次に、CPU(0301)は、不揮発性メモリ(0303)から揮発性メモリ(0302)に読み出した実行プログラム1に従って、前記センサ(0304)での検知結果情報を揮発性メモリ(0302)に格納する。続いて、CPU(0301)は、実行プログラム3に従って、不揮発性メモリ(0303)から揮発性メモリ(0302)に読み出した初期放送チャンネル候補情報テーブルと前記放送周波数割当テーブルとから各ネットワークの初期放送チャンネル候補情報を選択する処理を行う。以上によって、実施形態1Cが実行される。
<実施形態1C:処理の流れ> 図9に実施形態1Cの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例を示す。まず、装置などの設置に際し、複数のネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する(S0901:検知工程)。また、放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う(S0902:工程)。図9では検知工程(S0901)に続き、第一初期設定工程(S0902)が行われる場合を示しているが、これら二つの工程は独立に処理しても構わない。次に、第一初期設定工程(S0902)における前記割当後、前記検知工程(S0901)での検知結果に応じて初期放送チャンネル情報を取得する(S0903:第一初期放送チャンネル情報取得工程)。このとき、映像出力システムが初期放送チャンネル候補情報を各ネットワークごとに保持する初期放送チャンネル候補情報保持部を有する場合には、第一初期放送チャンネル情報取得工程(S0903)において、さらに、保持されている初期放送チャンネル候補情報がアンテナ非接続のネットワークの放送チャンネルである場合にはその候補情報を初期放送チャンネル情報としては取得しないようにしてもよい。あるいはまた、映像出力システムが第一初期放送チャンネル情報取得工程(S0903)において、さらに複数初期放送チャンネル情報を取得し、当該取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力するようにしてもよい。以上の処理の流れによって実施形態1Cを実現できる。
<実施形態1:効果> 本実施形態の映像出力システムとその動作方法によれば、各ネットワークに対応したアンテナの各チューナ部への接続を検知することで、そのときアンテナ接続により受信可能な放送チャンネルを最初に出力することができる。それによって、デフォルトチャンネルがアンテナ非接続で受信不能な状態であっても、他の受信可能な放送チャンネルがある限り、最初の画面にエラーメッセージが表示されることがなく、ユーザは安心して利用できる。
また本実施形態の他の映像出力システム及びその動作方法によれば、アンテナ接続により受信可能な複数の放送チャンネルを同時に最初の画面に出力できる。それによって、ユーザは当該放送受信装置がいずれのネットワークの放送を受信できているかを確認でき、また最初の画面で所望の放送を選局できる。
<<<実施形態2>>>
実施形態2は、映像出力システム及びその動作方法に関する。本実施形態は、その構成の相違により、以下の実施形態2A、2Bに大別できる。そこで、それぞれについて以下で説明をする。
<<実施形態2A>>
<実施形態2A:概要> 実施形態2Aの映像出力システムは、設置時における装置の受信可能情報に応じて最初の画面に出力するチャンネルを定めることを特徴とする。
図10は実施形態2Aの映像出力システムを有する放送受信装置の概念の一例である。図10(A)の円内は、当該放送受信装置の裏面アンテナ端子部位を示している。この放送受信装置は、地上波放送用アンテナ入力端子(1001)、BS・110CS放送用アンテナ入力端子(1002)のいずれにも、専用の地上波放送受信用アンテナ(VHFアンテナ:1003、UHFアンテナ:1004)、BS・110CS放送受信用アンテナ(1005)が、アンテナケーブル(1006)を介してそれぞれの入力端子に接続されている。今、BS・110CS放送用アンテナ若しくはBSデジタル放送用チューナの故障により、BSデジタル放送を受信できないとする。実施形態1では、アンテナの接続状況を検知して、アンテナが接続されているネットワークの放送チャンネルを初期放送チャンネル情報として取得した。しかし、この場合のように、アンテナが接続されているにもかかわらず、接続の有無以外の理由により、放送周波数を受信できないネットワークの放送チャンネルを初期放送チャンネルとして取得した場合、設置などの際に最初の画面にはエラーメッセージが表示されてしまう。そこで、本実施形態の映像出力システムは、受信できた地上波デジタル放送の放送周波数を受信可能情報として取得し、(B)で示すディスプレイ(1007)の最初の画面に出力することを特徴とする。このように、本実施形態の映像出力システムとその動作方法によれば、アンテナがそのチューナ部に接続されながら受信不能な状態であっても、受信できた他のネットワークの放送チャンネル(図10の場合は地上デジタル放送チャンネル)を最初の画面に出力する。そのため、エラーメッセージが最初の画面に表示されることはなく、ユーザは安心して利用できる。
<実施形態2A:構成> 図11は、実施形態2Aの映像出力システムの機能ブロック図を示したものである。この図で示すように、実施形態2Aの映像出力システム(1100)は、第二初期設定部(1101)、チューナ部(1102)、第二初期放送チャンネル情報取得部(1103)で構成されている。このうち、チューナ部(1102)の構成は、実施形態1と同様であるためその説明を省略し、ここでは本実施形態に特徴的な第二初期設定部(1101)、第二初期放送チャンネル情報取得部(1103)の構成について以下で説明をする。
(第二初期設定部の構成について)
「第二初期設定部」は、装置の設置などに際し、受信できた放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行うように構成されている。基本的な構成は前記実施形態1Cで述べた第一初期設定部と同様であるが、第一初期設定部が、単に放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行ったのに対して、第二初期設定部は、実際にチューナ部から受信できた放送周波数に対してのみチャンネルボタンとの割当を行うことを特徴とする。
受信できた放送周波数とチャンネルボタンとの割当の方法は、例えば、第二初期設定部において各チューナで受信された周波数のうち利用可能な周波数を全サーチする。第二初期設定部が予め各放送周波数とチャンネルボタンとを対応させた放送周波数テーブルを保持しておくことで、当該放送周波数テーブルに基づいて全サーチの結果得られた利用可能な放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行うことができる。このようにして得られた割当情報は、次の第二初期放送チャンネル情報取得部に送信される。
また、この全サーチの結果、検知部にてアンテナの接続が検知されているのにも関わらず利用可能な周波数が検出されないケースも想定される。このようなケースの原因としては、受信強度不足や接続不良の他、例えばBS用アンテナを地上波デジタル用アンテナに接続している、という具合にアンテナの接続箇所を誤っている可能性がある。そこで、「アンテナの入力信号がありません。アンテナの接続箇所が正しいか確認してください」といったメッセージを表示しても良い。また、ディスプレイ上に装置裏側などの写真画像を表示し、「BS放送用のアンテナを接続する端子はここです。地上放送用のアンテナを・・・」といったガイド用動画像を表示するよう構成しても良い。
(第二初期放送チャンネル情報取得部の構成について)
「第二初期放送チャンネル情報取得部」(1103)は、第二初期設定部(1101)での放送周波数とチャンネルボタンとの割当処理にて得られた受信できた放送周波数を示す情報である受信可能情報に応じて初期放送チャンネル情報を取得するように構成されている。
ここで「受信可能情報に応じて」とは、受信可能、又は受信不能な放送チャンネルに対して、それぞれ異なる処理を行うこと、又は各ネットワークの放送チャンネルが受信可能な状態にある場合は、それらの中から初期放送チャンネル情報を選択処理することなどをいう。このような選択処理は、例えば、受信可能な放送周波数のうちで最も周波数の小さい放送チャンネル(図11の場合であれば、93MHz:地上波アナログ1チャンネル)を選択する方法や、いずれの放送チャンネルを選局するかを予め定めた受信できた放送周波数選択テーブルなどを第二初期放送チャンネル情報取得部に保持させておき、当該テーブルに従って処理することで達成できる。
<実施形態2A:ハードウェア構成> 図23を用いて本実施形態の映像出力システムにおけるハードウェア構成を説明する。本実施形態においても、前記実施形態1と同様に、映像出力システムの構成要素である各部は、ハードウェアとソフトウェアの両方、又はいずれかによって構成される。すなわち、ハードウェア構成は、図23に示すように、CPU(2301)、揮発性メモリ(2302)、不揮発性メモリ(2303)、チューナ(2304)、ディスプレイ(2305)、I/O(2306)、これらを接続するシステムバス(2307)、及び入力デバイスなどの周辺装置(図示せず)などで構成される。また、それらのハードウェアを制御するためのソフトウェアを有する。ソフトウェアとしては実行プログラムなどが挙げられる。メモリ上に展開された実行プログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェースを介して入力されるデータの加工、保存、出力などにより各部の機能が実現される。以下、実施形態2Aのハードウェア構成を例を挙げて具体的に説明する。
図11で示した第二初期設定部(1101)の構成は、実行プログラム4や放送周波数テーブルなどを記憶するための不揮発性メモリ(2303)、前記実行プログラム4を実行するための場である揮発性メモリ(0302)、前記実行プログラム4に従って演算処理を行うCPU(2301)などに該当する。また、チューナ部(1102)のハードウェア構成は、実施形態1Aで述べたチューナ部のハードウェア構成と同様でよい。本実施形態に特徴的な第二初期放送チャンネル情報取得部(1103)のハードウェア構成は、実行プログラム5を記憶するための不揮発性メモリ(2303)、前記実行プログラム5などを実行するための場である揮発性メモリ(2302)、前記実行プログラム5に従って演算処理を行うCPU(2301)などに該当する。
まず、第二初期設定部(1104)のCPU(2301)は、不揮発性メモリ(2303)より実行プログラム3と放送周波数テーブルとを揮発性メモリ(2302)に読み出す。次に、CPU(2301)は、実行プログラム3に従って各ネットワークに対応する各チューナ部(1102)のチューナ(2304)で受信した放送周波数を揮発性メモリ(2302)に格納する。続いて、CPU(2301)は、当該受信した放送周波数とチャンネルボタンとを前記放送周波数テーブルに従って割り当てる処理を行う。割当結果は所定のアドレスを付された後、放送周波数割当テーブルに格納される。第二初期放送チャンネル情報取得部(1103)のCPU(2301)は、不揮発性メモリ(2303)から読み出した実行プログラム4と、各ネットワークの初期放送チャンネル候補情報を記録した初期放送チャンネル候補情報テーブルとを揮発性メモリ(2302)に格納し、当該プログラムに従って以降の処理を行う。CPU(2301)は、前記放送周波数割当テーブルから受信可能であるチャンネルボタンの情報を抽出し、初期放送チャンネル候補情報テーブルから該当放送チャンネルを検索する。検索の結果、該当放送チャンネルがあれば、その放送チャンネルを初期放送チャンネル情報として処理する。以上によって、実施形態2A実行される。
<実施形態2A:処理の流れ> 図12に実施形態2Aの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例を示す。この図で示すように、実施形態2Aの映像出力システムの動作処理は、まず、装置の設置などに際し、受信できた放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う(S1201:第二初期設定工程)。次に、前記第二初期設定工程(S1201)での割当処理にて得られる受信可能情報に応じて初期放送チャンネル情報を取得する(S1202:第二初期放送チャンネル情報取得工程)。以上の処理の流れによって実施形態2Aを実現できる。
<実施形態2B:概要> 実施形態2Bの映像出力システムは、前記実施形態2Aの構成に、前記実施形態1Bで述べた受信可能な複数の放送チャンネルを最初の画面に同時に出力する構成を加えたことを特徴とする。
<実施形態2B:構成> 図13は、実施形態2Bの映像出力システムの機能ブロック図を示したものである。この図で示すように、実施形態2Bの映像出力システム(1300)の構成は、前記実施形態2Aの映像出力システム(0900)と同様、第二初期設定部(1301)、チューナ部(1302)、第二初期放送チャンネル情報取得部(1303)を有し、それに加えてさらに、第二初期放送チャンネル情報取得部(1303)が第二複数初期放送チャンネル情報取得手段(1304)を含み、また、第二マルチ出力部(1305)を有している。このうち、第二初期設定部(1301)、チューナ部(1302)の構成に関しては、実施形態2Aのそれと同様であるためその説明を省略し、ここでは実施形態2Bに特徴的な構成である第二初期放送チャンネル情報取得部(1303)の第二複数初期放送チャンネル情報取得手段(1304)と第二マルチ出力部(1305)について以下で説明をする。
(第二初期放送チャンネル情報取得部の構成について)
実施形態2Bの「第二初期放送チャンネル情報取得部」(1303)の構成は、前記実施形態の第二初期放送チャンネル情報取得部(0903)の構成に加えて、第二複数初期放送チャンネル情報取得手段(1304)を有していることを特徴とする。
「第二複数初期放送チャンネル情報取得手段」(1304)は、複数初期放送チャンネル情報を取得するように構成されている。すなわち、本第二複数初期放送チャンネル情報取得手段は、前記実施形態1Bで述べた第一複数初期放送チャンネル情報取得手段(0404)と同様の構成を有する。
(第二マルチ出力部の構成について)
「第二マルチ出力部」(1305)は、取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力するように構成されている。複数初期放送チャンネル情報は、前記第一初期放送チャンネル情報取得部内の第一複数初期放送チャンネル情報取得手段にて取得され、第二マルチ出力部が受け取った放送チャンネル情報である。第二マルチ出力部の構成は、前記実施形態1Bで述べた第一マルチ出力部(0405)と基本的に同様である。したがって、ここではその詳細な説明を省略する。
<実施形態2B:ハードウェア構成> 実施形態2Bのハードウェア構成は、基本的には前記実施形態2Aと同様である。そこで、ここでは図23を再度用いて、以下、実施形態2Bのハードウェア構成を例を挙げて具体的に説明する。図13で示した第二初期設定部(1301)、チューナ部(1302)、第二初期放送チャンネル情報取得部(1303)のハードウェア構成については前記実施形態1Aのハードウェア構成と同様なことから、その説明は省略する。ここでは、実施形態2Bで特徴的な構成である第二複数初期放送チャンネル情報取得手段(1304)と第二マルチ出力部(1305)のハードウェア構成と、実施形態2Bの実行について説明をする。
第二複数初期放送チャンネル情報取得手段(1304)のハードウェア構成は、実行プログラム5を記憶するための不揮発性メモリ(0303)、前記実行プログラム5を実行するための場である揮発性メモリ(0302)、前記実行プログラム5に従って演算処理を行うCPU(0301)などに該当する。また、第二マルチ出力部(1305)のハードウェア構成は、ディスプレイ(0313)などに該当する。
本実施形態の実行は、まず、第二初期設定部(1301)のCPU(2301)が、不揮発性メモリ(2303)より実行プログラム3と放送周波数テーブルとを揮発性メモリ(2302)に読み出す。次に、CPU(2301)は、実行プログラム3に従って各ネットワークに対応する各チューナ部(1102)のチューナ(2304)で受信した放送周波数を揮発性メモリ(2302)に格納する。続いて、CPU(2301)は、当該受信した放送周波数とチャンネルボタンとを前記放送周波数テーブルに従って割り当てる処理を行う。割当結果は所定のアドレスを付された後、放送周波数割当テーブルに格納される。ここまでは前記実施形態2Aと変わらない。本実施形態では、続いて、第二初期放送チャンネル情報取得部(1103)のCPU(2301)が、不揮発性メモリ(2303)から読み出した実行プログラム5と、各ネットワークの複数初期放送チャンネル候補情報を記録した複数初期放送チャンネル候補情報テーブルとを揮発性メモリ(2302)に格納し、当該プログラムに従って以降の処理を行う。CPU(2301)は、前記放送周波数割当テーブルから受信可能であるチャンネルボタンの情報を抽出し、複数初期放送チャンネル候補情報テーブルから該当放送チャンネルを検索する。検索の結果、該当放送チャンネルがあれば、その放送チャンネルを複数初期放送チャンネル情報として処理する。以上によって、実施形態2Bが実行される。
<実施形態2B:処理の流れ> 図14に実施形態2Bの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例を示す。この図で示すように、基本的な処理の流れについては図13示した実施形態2Aの処理の流れと同様である。すなわち、まず、装置の設置などに際し、放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う(S1401:第二初期設定)。次に、前記第二初期設定(S1401)での割当処理にて得られる受信可能情報に応じて初期放送チャンネル情報を取得する(S1402:第二初期放送チャンネル情報取得工程)。ここまでは、実施形態2Aと変わらない。実施形態2Bでは、第二初期放送チャンネル情報取得工程(S1402)において、さらに複数初期放送チャンネル情報を取得する(S1403:第二複数初期放送チャンネル情報取得工程)。続いて、取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する(S1404:第二マルチ出力工程)。以上の処理の流れによって実施形態2Bを実現できる。
<実施形態2:効果> 本実施形態の映像出力システムとその動作方法によれば、設置時における装置の受信可能情報に応じて最初の画面に出力するチャンネルを定めることができる。
<<<実施形態3>>>
実施形態3は、映像出力システム及びその動作方法に関する。本実施形態は、その構成の相違により、以下の実施形態3A、3Bに大別できる。そこで、それぞれについて以下で説明をする。
<<実施形態3A>>
<実施形態3A:概要> 実施形態3Aの映像出力システムは、通常立上処理に際し、検知部での検知結果に応じて通常立上時の画面に出力するチャンネルを定めることを特徴とする。
前述のように従来の放送受信装置では、設置した装置の電源を落とす直前に出力していた放送チャンネル情報が装置内に記憶され、再度電源を入れる(通常立上処理)の際には、その直前の放送チャンネル情報に基づいた放送が出力されていた。しかし、ユーザが、模様替えなどで、それまで装置に接続していたアンテナケーブルを一旦外して新たな配置場所で再接続する際に、いくつかのネットワークのアンテナケーブルを再接続し忘れるケースや、契約解除などの理由によりそれまで接続していた特定のネットワークをユーザが外すケースが想定される。そのような条件下で、たまたま直前に出力していた放送チャンネル情報がアンテナが外されたネットワークの放送チャンネルであるかもしれない。そのような場合にデフォルトチャンネルを利用できればよいが、それすらも受信不能な場合には出力する映像がない状態となるため、エラーメッセージが表示されてしまう。そこで、実施形態3Aの映像出力システムは、通常立上処理に際してアンテナ接続状況をその都度検知し、その検知結果に応じて通常立上時の画面に出力するチャンネルを定めることで、そのような問題を解決することができる。
<実施形態3A:構成> 図15は、実施形態3Aの映像出力システムの機能ブロック図を示したものである。この図で示すように、実施形態3Aの映像出力システム(1500)は、チューナ部(1501)、検知部(1502)、第一立上放送チャンネル情報取得部(1503)から構成されている。このうち、チューナ部(1501)、検知部(1502)の構成は、実施形態1と同様であるためその説明を省略し、ここでは本実施形態に特徴的な第一立上放送チャンネル情報取得部(1503)の構成について以下で説明をする。
「第一立上放送チャンネル情報取得部」(1503)は、装置の設置などを除いた通常立上処理に際し、検知部での検知結果に応じて通常立上時の画面に出力する放送チャンネルを定める立上放送チャンネル情報を取得するように構成されている。前述のように、第一初期放送チャンネル情報取得部は、初期放送チャンネル情報を取得できるが、装置の設置などを除いた通常立上に際して検知結果に応じた立上放送チャンネル情報を取得することはできない。そこで、このような通常立上処理に際しても立上放送チャンネル情報を取得できるようにした部が第一立上放送チャンネル情報取得部である。したがって、第一立上放送チャンネル情報取得部は、立上放送チャンネル情報を取得する点において前記実施形態1の第一初期放送チャンネル情報取得部と異なる。
「通常立上」とは、前記実施形態1又は2のような設置など以外で、装置を立ち上げる際のように、チャンネルと受信周波数の対応関係情報が既に取得されおり、装置の内部設定が整っている状態で装置の電源を入れて画面から放送を出力する作業をいう。例えば、既に所定の位置に設置され、その位置において少なくとも一度は画面からいずれかの放送を出力した装置に関して、その位置で電源を入れて画面から放送を再度出力する一連の作業をいう。
「検知結果に応じて」とは、前記実施形態1と同様であることから、ここではその説明を省略する。ただし、実施形態1での「最初の画面」を「通常立上時の画面」と置き換える。
「立上放送チャンネル情報」とは、通常立上時の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である。この立上放送チャンネル情報についても、前記実施形態1の「初期放送チャンネル情報」と同様であることから、ここではその説明を省略する。ただし、実施形態1での「最初の画面」を「通常立上時の画面」と置き換える。
<実施形態3A:ハードウェア構成> 本実施形態の映像出力システムにおけるハードウェア構成を図24を用いて説明する。本実施形態においても、映像出力システムの構成要素である各部は、ハードウェアとソフトウェアの両方、又はいずれかによって構成される。すなわち、ハードウェア構成は、図24に示すように、CPU(2401)、揮発性メモリ(2402)、不揮発性メモリ(2403)、チューナ(2404)、ディスプレイ(2405)、I/O(2406)、これらを接続するシステムバス(2407)、及び入力デバイスなどの周辺装置(図示せず)などで構成される。また、それらのハードウェアを制御するためのソフトウェアを有する。ソフトウェアとしては、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェースを介して入力されるデータの加工、保存、出力などにより各部の機能が実現される。以下、実施形態3Aのハードウェア構成を例を挙げて具体的に説明する。
図15で示したチューナ部(1501)は、各ネットワークに対応するチューナ(2405)、アンテナ入力端子であるI/O(2407)などに該当する。また、検知部(1502)は、アンテナ接続を検知するセンサ(2404)などに該当する。さらに、第一立上放送チャンネル情報取得部(1503)は、実行プログラム6を記憶するための不揮発性メモリ(2403)、前記実行プログラム6などを実行するための場である揮発性メモリ(2402)、前記実行プログラム6に従って演算処理を行うCPU(0501)などに該当する。
実施形態3Aの映像出力システムは、以下のように立上放送チャンネル情報の取得を具体的に実行する。まず、第一立上放送チャンネル情報取得部のCPU(2401)は、通常立上時に際して、不揮発性メモリ(2403)に格納された実行プログラム6、又は立上放送チャンネル候補情報テーブルを揮発性メモリ(2402)に読み出し、実行プログラム6に従って以下のように立上放送チャンネル情報の取得を具体的に実行する。次に、センサ(2404)が、各ネットワークに対応する各チューナ(2405)のI/O(2407)にアンテナが接続されているかを検知する。当該検知結果情報は、実行プログラム6に従ってCPU(2401)により揮発性メモリ(2402)に格納される。続いて、CPU(2401)は、立上放送チャンネル候補情報テーブルに格納されている各ネットワークの立上放送チャンネル候補情報に対して、例えば、アンテナ非接続の検知情報であるネットワークを検索し、該当ネットワークがある場合には、そのネットワークの立上放送チャンネル候補情報に対して立上放送チャンネル情報非選択処理を実行し、それ以外のネットワークの立上放送チャンネル候補情報を立上放送チャンネル情報として選択することによって、立上放送チャンネル情報の取得がなされる。
<実施形態3A:処理の流れ> 図16に実施形態3Aの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例を示す。この図で示すように、実施形態3Aの映像出力システムの動作は、まず、装置の設置などを除いた通常立上処理に際し、複数のネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する(S1601:検知工程)。次に、前記検知工程(S1601)での検知結果に応じて立上放送チャンネル情報を取得する(S1602:第一立上放送チャンネル情報取得工程)。以上の処理の流れによって実施形態3Aを実現できる。
<<実施形態3B:概要>>
<実施形態3B:概要> 実施形態3Bの映像出力システムは、前記実施形態3Aの構成に、前記実施形態1Bで述べた受信可能な複数の放送チャンネルを通常立上時に同時に出力する構成を加えたことを特徴とする。
<実施形態3B:構成> 図17は、本実施形態の映像出力システムの機能ブロック図を示したものである。この図で示すように、実施形態3Bの映像出力システム(1700)の構成は、前記実施形態3Aの映像出力システム(1500)と同様、第一立上放送チャンネル情報取得部(1703)を有し、それに加えてさらに、第一立上放送チャンネル情報取得部(1703)が第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(1704)を含み、また、第三マルチ出力部(1705)を有している。このうち、チューナ部(1701)、検知部(1702)の構成に関しては、実施形態3Aのそれと同様であるためその説明を省略し、ここでは実施形態3Bに特徴的な構成である第一立上放送チャンネル情報取得部(1703)の第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(1704)と、第三マルチ出力部(1705)について以下で説明をする。
(第一立上放送チャンネル情報取得部の構成について)
実施形態3Bの「第一立上放送チャンネル情報取得部」(1703)の構成は、前記実施形態3Aの第一立上放送チャンネル情報取得部(1503)の構成に加えて、さらに第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(1704)を有していることを特徴とする。
「第一複数立上放送チャンネル情報取得手段」(1704)は、複数立上放送チャンネル情報を取得するように構成されている。
「複数立上放送チャンネル情報」とは、複数の放送チャンネルを定める立上放送チャンネル情報である。当該情報の基本的な概念は、最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報ではなく、通常立上時の画面に出力する放送チャンネルを定める情報であることを除けば、前記複数初期放送チャンネル情報と同様である。複数立上放送チャンネル情報を取得する方法については、基本的には実施形態1Bで述べた複数初期放送チャンネル情報取得の方法と同様でよい。実施形態1Bの複数初期放送チャンネル情報取得方法と異なる点は、設置などの際ではなく、通常立上時において、検知部での検知結果が「接続」であった複数のネットワークの放送チャンネル情報を複数立上放送チャンネル情報として取得する点である。
「第三マルチ出力部」(1705)は、複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力するように構成されている。ここでの複数立上放送チャンネル情報は、前記第一立上放送チャンネル情報取得部の第一複数立上放送チャンネル情報取得手段にて取得され、第三マルチ出力部が受け取った放送チャンネル情報である。第三マルチ出力部の構成は、複数初期放送チャンネル情報が複数立上放送チャンネル情報であることを除けば、前記実施形態1Bで述べた第一マルチ出力部(0405)と基本的に同様である。したがって、ここではその詳細な説明を省略する。
<実施形態3B:ハードウェア構成> 実施形態3Bのハードウェア構成は、基本的には前記実施形態3Aと同様である。図17で示したチューナ部(1702)、検知部(1702)、第一立上放送チャンネル情報取得部(1703)のハードウェア構成については前記実施形態1Aのハードウェア構成と同様なことから、その説明は省略する。ここでは、実施形態3Bで特徴的な構成である第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(1704)と第三マルチ出力部(1705)のハードウェア構成と、その実行について例を挙げて説明をする。
第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(1704)のハードウェア構成は、実行プログラム6、及び7を記憶するための不揮発性メモリ(2403)、前記実行プログラム7を実行するための場である揮発性メモリ(2402)、前記実行プログラムに従って演算処理を行うCPU(2401)などに該当する。また、第三マルチ出力部(1705)のハードウェア構成は、ディスプレイ(2413)などに該当する。
実施形態3Bの実行は、まず、第一複数立上放送チャンネル情報取得手段のCPU(2401)が、不揮発性メモリ(2403)より実行プログラム6と放送周波数テーブルとを揮発性メモリ(2402)に読み出す。次に、CPU(2401)は、実行プログラム6に従って各ネットワークに対応する各チューナ部(1702)のチューナ(2404)で受信した放送周波数を揮発性メモリ(2402)に格納する。続いて、第一立上放送チャンネル情報取得部(1703)のCPU(2401)が、不揮発性メモリ(2403)から読み出した実行プログラム7と、各ネットワークの複数立上放送チャンネル候補情報を記録した複数立上放送チャンネル候補情報テーブルとを揮発性メモリ(2402)に格納し、当該プログラムに従って以降の処理を行う。CPU(2401)は、前記放送周波数割当テーブルから受信可能であるチャンネルボタンの情報を抽出し、複数立上放送チャンネル候補情報テーブルから該当放送チャンネルを検索する。検索の結果、該当放送チャンネルがあれば、その放送チャンネルを複数立上放送チャンネル情報として処理する。そして、当該複数立上放送チャンネル情報内にある立上放送チャンネルをディスプレイ(2406)に同時に出力するように処理する。以上によって、実施形態3Bが実行される。
<実施形態3B:処理の流れ> 図18に実施形態3Bの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例を示す。基本的な処理の流れについては図17で示した実施形態3Aの処理の流れと同様である。すなわち、まず、装置の設置などを除いた通常立上処理に際し、複数のネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する(S1801:検知工程)。次に、前記検知工程(S1801)での検知結果に応じて立上放送チャンネル情報を取得する(S1802:第一立上放送チャンネル情報取得工程)。ここまでは、実施形態3Aと変わらない。実施形態3Bでは、第一立上放送チャンネル情報取得工程(S1802)において、さらに複数立上放送チャンネル情報を取得する(S1803:第一複数立上放送チャンネル情報取得工程)。続いて、取得した複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する(S1804:第三マルチ出力工程)。以上の処理の流れによって実施形態3Bを実現できる。
<実施形態3:効果> 本実施形態の映像出力システムとその動作方法によれば、通常立上処理に際してアンテナ接続状況をその都度検知して、その検知結果に応じて通常立上時の画面に出力するチャンネルを定めることができる。
<<<実施形態4>>>
実施形態4は、映像出力システム及びその動作方法に関する。本実施形態は、その構成の相違により、以下の実施形態4A、4Bに大別できる。そこで、それぞれについて以下で説明をする。
<<実施形態4A>>
<実施形態4A:概要> 実施形態4Aの映像出力システムは、通常立上処理に際し、装置の受信可能情報に基づいて通常立上時の画面に出力するチャンネルを定めることを特徴とする。実施形態4の映像出力システムは、前記実施形態2と同様に受信可能な放送チャンネルの放送周波数の情報である受信可能情報を取得する。ただし、前記実施形態2が最初の画面に出力する初期放送チャンネル情報を取得するのに対して、本実施形態は、前期実施形態3と同様に、通常立上処理に際して受信可能情報に応じて立上放送チャンネル情報を取得する点において実施形態2と異なる。
<実施形態4A:構成> 図19は、実施形態4Aの映像出力システムの機能ブロック図を示したものである。この図で示すように、実施形態4Aの映像出力システム(1900)は、チューナ部(1901)、第二立上放送チャンネル情報取得部(1902)から構成されている。このうち、チューナ部(1901)の構成は、実施形態1及び2と同様であるためその説明を省略し、ここでは本実施形態に特徴的な第二立上放送チャンネル情報取得部(1902)の構成について以下で説明をする
(第二立上放送チャンネル情報取得部の構成について)
「第二立上放送チャンネル情報取得部」(1902)は、装置の設置などを除いた通常立上処理に際し、受信可能情報に応じて立上放送チャンネル情報を取得するように構成されている。前記実施形態3の第一立上情報チャンネル情報取得部はアンテナの接続されたネットワークの放送チャンネルを立上情報チャンネルとして取得した。それに対して、本実施形態の第二立上放送チャンネル情報取得部は、受信可能なネットワークの放送チャンネルを立上情報チャンネルとして取得することを特徴とする。したがって、受信可能な放送チャンネルのみが、通常立上後、最初の画面として出力されることとなる。
実施形態4Aの第二立上放送チャンネル情報取得部の構成は、装置の設置などに際してではなく、通常立上時に際して放送チャンネル情報を取得する点を除けば、前記実施形態2の第二初期放送チャンネル情報取得部の構成と基本的には同様である。実施形態2の第二初期放送チャンネル情報取得部は、受信可能情報を第二初期設定部の割当に基づいた割当処理によって取得した。実施形態4Aの第二立上放送チャンネル情報取得部は、立上放送チャンネル情報を通常立上処理によって取得する。
「通常立上処理」とは、放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行い、通常立上時に当該割り当られた放送周波数から受信可能な放送周波数である受信できた放送周波数の情報を得る処理である。放送周波数とチャンネルボタンとの割当は、第二立上放送チャンネル情報取得部に予め保存された放送周波数テーブルに従って、設置などの際、又は通常立上時ごとに得られる放送周波数に基づいて取得すればよい。
<実施形態4A:ハードウェア構成> 本実施形態の映像出力システムにおけるハードウェア構成を図25を用いて説明する。本実施形態においても、前記実施形態2と同様に、映像出力システムの構成要素である各部は、ハードウェアとソフトウェアの両方、又はいずれかによって構成される。すなわち、ハードウェア構成は、図25に示すように、CPU(2501)、揮発性メモリ(2502)、不揮発性メモリ(2503)、チューナ(2504)、ディスプレイ(2505)、I/O(2506)、これらを接続するシステムバス(2507)、及び入力デバイスなどの周辺装置(図示せず)などで構成される。また、それらのハードウェアを制御するためのソフトウェアを有する。ソフトウェアとしては実行プログラムなどが挙げられる。メモリ上に展開された実行プログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェースを介して入力されるデータの加工、保存、出力などにより各部の機能が実現される。以下、実施形態4Aのハードウェア構成を例を挙げて具体的に説明する。
図19で示したチューナ部(1102)のハードウェア構成は、実施形態1Aで述べたチューナ部のハードウェア構成と同様でよい。また、本実施形態に特徴的な第二立上放送チャンネル情報取得部(1902)のハードウェア構成は、実行プログラム8を記憶するための不揮発性メモリ(2503)、前記実行プログラム8などを実行するための場である揮発性メモリ(2502)、前記実行プログラム8に従って演算処理を行うCPU(2501)などに該当する。
まず、第二立上放送チャンネル情報取得部(1902)のCPU(2501)は、不揮発性メモリ(2503)より実行プログラム8と放送周波数テーブルとを揮発性メモリ(2502)に読み出す。次に、CPU(2501)は、実行プログラム8に従って各ネットワークに対応する各チューナ部(1102)のチューナ(2504)で受信した放送周波数を揮発性メモリ(2502)に格納する。続いて、CPU(2501)は、通常立上時に当該受信した放送周波数とチャンネルボタンとを前記放送周波数テーブルに従って割り当てる処理を行う。割当結果は所定のアドレスを付された後、放送周波数割当テーブルに格納される。その後、CPU(2501)は、実行プログラム8と、各ネットワークの立上放送チャンネル候補情報を記録した立上放送チャンネル候補情報テーブルとを揮発性メモリ(2502)に格納し、当該プログラムに従って前記放送周波数割当テーブルから受信可能であるチャンネルボタンの情報を抽出し、立上放送チャンネル候補情報テーブルから該当放送チャンネルを検索する。検索の結果、該当放送チャンネルがあれば、その放送チャンネルを立上放送チャンネル情報として処理する。以上によって、実施形態4A実行される。
<実施形態4A:処理の流れ> 図20に実施形態4Aの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例を示す。この図で示すように、実施形態4Aの映像出力システムの動作は、装置の設置などを除いた通常立上処理に際し、受信可能情報に応じて通常立上後、立上放送チャンネル情報を取得する(S2001:第二立上放送チャンネル情報取得工程)。以上の処理の流れによって実施形態2Aを実現できる。
<<実施形態4B>>
<実施形態4B:概要> 実施形態4Bの映像出力システムは、前記実施形態4Aの構成に、前記実施形態1Bで述べた受信可能な複数の放送チャンネルを通常立上時に同時に出力する構成を加えたことを特徴とする。
<実施形態4B:構成> 図21は、本実施形態の映像出力システムの機能ブロック図を示したものである。この図で示すように、実施形態4Bの映像出力システム(2100)の構成は、前記実施形態4Aの映像出力システム(1900)と同様、チューナ部(2101)と第二立上放送チャンネル情報取得部(2102)とを有し、それに加えてさらに、第二立上放送チャンネル情報取得部(2102)が第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(2103)を含み、また、第四マルチ出力部(2104)を有している。このうち、チューナ部(2101)の構成に関しては、実施形態1と同様であるためその説明を省略し、ここでは実施形態4Bに特徴的な構成である第二立上放送チャンネル情報取得部(2102)の第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(2103)と、第四マルチ出力部(2104)について以下で説明をする。
(第二立上放送チャンネル情報取得部の構成について)
実施形態4Bの「第二立上放送チャンネル情報取得部」(2102)の構成は、前記実施形態4Aの第二立上放送チャンネル情報取得部(1903)の構成に加えて、さらに第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(2103)を有していることを特徴とする。
「第二複数立上放送チャンネル情報取得手段」(2103)は、複数立上放送チャンネル情報を取得するように構成されている。複数立上放送チャンネル情報は、前記実施形態3Bで述べた複数立上放送チャンネル情報と同様である。すなわち、第二複数立上放送チャンネル情報取得手段は、前記実施形態4Aの構成を基本として、前記実施形態3Bで述べた第一複数初期放送チャンネル情報取得手段と同様に複数立上放送チャンネル情報を取得することを特徴とする。第一複数初期放送チャンネル情報取得手段と異なる点は、通常立上時に、検知部での検知結果に応じて複数立上放送チャンネル情報を取得するのではなく、前記実施形態4A同様、装置の受信可能情報に応じて複数の立上放送チャンネル情報を取得することである。
「第四マルチ出力部」(2104)は、複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力するように構成されている。ここでの複数立上放送チャンネル情報は、前記第二立上放送チャンネル情報取得部の第一複数立上放送チャンネル情報取得手段にて取得され、第四マルチ出力部が受け取った放送チャンネル情報である。第四マルチ出力部の構成は、複数初期放送チャンネル情報が複数立上放送チャンネル情報であることを除けば、前記実施形態3Bで述べた第三マルチ出力部と基本的に同様である。したがって、ここではその詳細な説明を省略する。
<実施形態4B:ハードウェア構成> 実施形態4Bのハードウェア構成は、基本的には前記実施形態4Aと同様である。そこで、ここでは図25を再度用いて、以下、実施形態4Bのハードウェア構成を例を挙げて具体的に説明する。図21で示したチューナ部(2101)、第二立上放送チャンネル情報取得部(2102)のハードウェア構成については前記実施形態4Aのハードウェア構成と同様なことから、その説明は省略する。ここでは、実施形態4Bで特徴的な構成である第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(2103)と第四マルチ出力部(2104)のハードウェア構成と、その実行について説明をする。
第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(2104)のハードウェア構成は、実行プログラム9を記憶するための不揮発性メモリ(2503)、前記実行プログラム9を実行するための場である揮発性メモリ(2502)、前記実行プログラム9に従って演算処理を行うCPU(2501)などに該当する。また、第四マルチ出力部(2105)のハードウェア構成は、ディスプレイ(2521)などに該当する。
まず、第二立上放送チャンネル情報取得部(2102)のCPU(2501)は、不揮発性メモリ(2503)より実行プログラム8と放送周波数テーブルとを揮発性メモリ(2502)に読み出す。次に、CPU(2501)は、実行プログラム8に従って各ネットワークに対応する各チューナ部(1102)のチューナ(2504)で受信した放送周波数を揮発性メモリ(2502)に格納する。続いて、CPU(2501)は、通常立上時に当該受信した放送周波数とチャンネルボタンとを前記放送周波数テーブルに従って割り当てる処理を行う。割当結果は所定のアドレスを付された後、放送周波数割当テーブルに格納される。続いて、第一複数立上放送チャンネル情報取得手段(2103)のCPU(2501)が、不揮発性メモリ(2503)から読み出した実行プログラム9と、各ネットワークの複数立上放送チャンネル候補情報を記録した複数立上放送チャンネル候補情報テーブルとを揮発性メモリ(2502)に格納し、当該プログラムに従って以降の処理を行う。CPU(2501)は、前記放送周波数割当テーブルから受信可能であるチャンネルボタンの情報を抽出し、複数立上放送チャンネル候補情報テーブルから該当放送チャンネルを検索する。検索の結果、該当放送チャンネルがあれば、その放送チャンネルを複数立上放送チャンネル情報として処理する。以上によって、実施形態4Bが実行される。
<実施形態4B:処理の流れ> 図22に実施形態4Bの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例を示す。基本的な処理の流れについては図20で示した実施形態4Aの処理の流れと同様である。すなわち、まず、装置の設置などを除いた通常立上処理に際し、受信可能情報に応じて通常立上後、立上放送チャンネル情報を取得する(S2201:第二立上放送チャンネル情報取得工程)。ここまでは、実施形態4Aと変わらない。実施形態4Bでは、第二立上放送チャンネル情報取得工程(S2201)において、さらに複数立上放送チャンネル情報を取得する(S2202:第二複数立上放送チャンネル情報取得工程)。続いて、取得した複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する(S2203:第四マルチ出力工程)。以上の処理の流れによって実施形態4Bを実現できる。
<実施形態4:効果> 本実施形態の映像出力システムとその動作方法によれば、通常立上処理に際して、受信可能情報に応じて通常立上時の最初の画面に出力するチャンネルを定めることができる。
実施形態1Aの映像出力システムを含む放送受信装置の概念図 実施形態1Aの映像出力システムの機能ブロック図 実施形態1の映像出力システムにおけるハードウェア構成の一例 実施形態1Aの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例 実施形態1Bの映像出力システムを含む放送受信装置の概念図 実施形態1Bの映像出力システムの機能ブロック図 実施形態1Bの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例 実施形態1Cの映像出力システムの機能ブロック図 実施形態1Cの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例 実施形態2Aの映像出力システムを有する放送受信装置の概念図 実施形態2Aの映像出力システムの機能ブロック図 実施形態2Aの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例 実施形態2Bの映像出力システムの機能ブロック図 実施形態2Bの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例 実施形態3Aの映像出力システムの機能ブロック図 実施形態3Aの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例 実施形態3Bの映像出力システムの機能ブロック図 実施形態3Bの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例 実施形態4Aの映像出力システムの機能ブロック図 実施形態4Aの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例 実施形態4Bの映像出力システムの機能ブロック図 実施形態4Bの映像出力システムにおける動作処理の流れの一例 実施形態2の映像出力システムにおけるハードウェア構成の一例 実施形態3の映像出力システムにおけるハードウェア構成の一例 実施形態4の映像出力システムにおけるハードウェア構成の一例 従来の放送受信装置の概念図
符号の説明
0100:放送受信装置
0101:BS放送用アンテナ入力端子
0102:地上波放送用アンテナ入力端子
0103:地上波放送用アンテナケーブル
0104:ディスプレイ画面

Claims (20)

  1. 複数のネットワークに対応した複数のチューナ部と、
    各ネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する検知部と、
    検知部での検知結果に応じ設置などの際に最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である初期放送チャンネル情報を取得する第一初期放送チャンネル情報取得部と、
    を有する映像出力システム。
  2. 第一初期放送チャンネル情報取得部は、
    初期放送チャンネル候補情報を各ネットワークごとに保持する初期放送チャンネル候補情報保持手段と、
    保持されている初期放送チャンネル候補情報がアンテナが接続されていると検知されないネットワークの放送チャンネルである場合にはその初期放送チャンネル候補情報を初期放送チャンネル情報としては取得しないアンテナ検知依存取得手段と、
    を有する請求項1に記載の映像出力システム。
  3. 第一初期放送チャンネル情報取得部は、
    複数の放送チャンネルを定める初期放送チャンネル情報である複数初期放送チャンネル情報を取得する第一複数初期放送チャンネル情報取得手段を有し、
    取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第一マルチ出力部を有する請求項1又は2に記載の映像出力システム。
  4. 装置の設置などに際し、放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う第一初期設定部をさらに有し、
    第一初期放送チャンネル情報取得部は、前記割当後、前記取得をする請求項1から3のいずれか一に記載の映像出力システム。
  5. 装置の設置などに際し、受信できた放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う第二初期設定部と、
    複数のネットワークに対応した複数のチューナ部と、
    前記割当後、割当処理にて得られた受信できた放送周波数を示す情報である受信可能情報に応じて最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である初期放送チャンネル情報を取得する第二初期放送チャンネル情報取得部と、
    を有する映像出力システム。
  6. 第二初期放送チャンネル情報取得部は、
    複数の放送チャンネルを定める初期放送チャンネル情報である複数初期放送チャンネル情報を取得する第二複数初期放送チャンネル情報取得手段を有し、
    取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第二マルチ出力部を有する請求項5に記載の映像出力システム。
  7. 複数のネットワークに対応した複数のチューナ部と、
    各ネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する検知部と、
    装置の設置などを除いた通常立上処理に際し、検知部での検知結果に応じて通常立上時の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である立上放送チャンネル情報を取得する第一立上放送チャンネル情報取得部と、
    を有する映像出力システム。
  8. 第一立上放送チャンネル情報取得部は、
    複数の放送チャンネルを定める立上放送チャンネル情報である複数立上放送チャンネル情報を取得する第一複数立上放送チャンネル情報取得手段を有し、
    取得した複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第三マルチ出力部を有する請求項7に記載の映像出力システム。
  9. 複数のネットワークに対応した複数のチューナ部と、
    装置の設置などを除いた通常立上処理に際し受信できた放送周波数を示す情報である受信可能情報に応じて通常立上後、最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である立上放送チャンネル情報を取得する第二立上放送チャンネル情報取得部と、
    を有する映像出力システム。
  10. 第二立上放送チャンネル情報取得部は、
    複数の放送チャンネルを定める立上放送チャンネル情報である複数立上放送チャンネル情報を取得する第二複数立上放送チャンネル情報取得手段を有し、
    取得した複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第四マルチ出力部を有する請求項9に記載の映像出力システム。
  11. 複数のネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する検知工程と、
    検知工程での検知結果に応じ設置などの際に最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である初期放送チャンネル情報を取得する第一初期放送チャンネル情報取得工程と、
    を有する映像出力システムの動作方法。
  12. 初期放送チャンネル候補情報を各ネットワークごとに保持する初期放送チャンネル候補情報保持部を有する映像出力システムの動作方法であって、
    第一初期放送チャンネル情報取得工程は、
    保持されている初期放送チャンネル候補情報がアンテナが接続されていると検知されないネットワークの放送チャンネルである場合にはその初期放送チャンネル候補情報を初期放送チャンネル情報としては取得しないアンテナ検知依存取得工程と、
    を有する請求項11に記載の映像出力システムの動作方法。
  13. 第一初期放送チャンネル情報取得工程は、
    複数の放送チャンネルを定める初期放送チャンネル情報である複数初期放送チャンネル情報を取得する第一複数初期放送チャンネル情報取得工程を有し、
    取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第一マルチ出力工程を有する請求項11又は12に記載の映像出力システムの動作方法。
  14. 装置の設置などに際し、放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う第一初期設定工程をさらに有し、
    第一複数初期放送チャンネル情報取得工程は、前記割当後、前記取得をする請求項11から13のいずれか一に記載の映像出力システムの動作方法。
  15. 装置の設置などに際し、受信できた放送周波数とチャンネルボタンとの割当を行う第二初期設定工程と、
    前記割当後、割当処理にて得られる受信できた放送周波数を示す情報である受信可能情報に応じて最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である初期放送チャンネル情報を取得する第二初期放送チャンネル情報取得工程と、
    を有する映像出力システムの動作方法。
  16. 第二初期放送チャンネル情報取得工程は、
    複数の放送チャンネルを定める初期放送チャンネル情報である複数初期放送チャンネル情報を取得する第二複数初期放送チャンネル情報取得工程を有し、
    取得した複数初期放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第二マルチ出力工程を有する請求項15に記載の映像出力システムの動作方法。
  17. 各ネットワークに対応したアンテナが各チューナ部に対し接続されているか検知する検知工程と、
    装置の設置などを除いた通常立上処理に際し、検知部での検知結果に応じて通常立上時の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である立上放送チャンネル情報を取得する第一立上放送チャンネル情報取得工程と、
    を有する映像出力システムの動作方法。
  18. 第一立上放送チャンネル情報取得工程は、
    複数の放送チャンネルを定める立上放送チャンネル情報である複数立上放送チャンネル情報を取得する第一複数立上放送チャンネル情報取得工程を有し、
    取得した複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第三マルチ出力工程を有する請求項17に記載の映像出力方法。
  19. 装置の設置などを除いた通常立上処理に際し受信できた放送周波数を示す情報である受信可能情報に応じて通常立上後、最初の画面に出力する放送チャンネルを定める情報である立上放送チャンネル情報を取得する第二立上放送チャンネル情報取得部と、
    を有する映像出力システムの動作方法。
  20. 第二立上放送チャンネル情報取得工程は、
    複数の放送チャンネルを定める立上放送チャンネル情報である複数立上放送チャンネル情報を取得する第二複数立上放送チャンネル情報取得工程を有し、
    取得した複数立上放送チャンネル情報にて定められる放送チャンネルの映像を同時に最初の画面に出力する第四マルチ出力工程を有する請求項19に記載の映像出力方法。
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