JP2008171447A - 投資システム及びデータ送受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インターネット等のネットワークを利用してアーティスト、楽曲等に対して投資家が投資を行う
【解決手段】サーバ装置(10)は、楽曲データやアーティストに関するデータからなる少なくとも1つの投資対象データを蓄積し、投資クライアント装置(20)は、サーバ装置(10)にアクセスして投資対象データをダウンロードすると共に、利用者が将来人気が出ると思われるアーティストや楽曲に対する投資データをサーバ装置(10)に送信する。これにより、利用者は、インターネット等のネットワークを利用して新曲やアーティストに投資することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターネット等のネットワークを利用してアーティスト、楽曲等に対して投資家が投資を行うことができる投資システム及びデータ送受信方法に関する。
無名のアーティストやデビュー前のアマチュアのアーティストは、自分が作った曲を発表する機会やデビューする機会が非常に少ない。例えば、街頭で自作の曲を歌ってアーティストへの道を模索する人は昔から多くいるが、それらの人々は、一度に一箇所でしか演奏することができず、すなわち演奏の場が物理的且つ時間的に限られており、大勢の人に一度に自分をアピールすることができなかった。
一方、ある視聴者が、例えば「このアーティスト又はこの曲はいいなあ」と思っていて、何年か先にそのアーティストや曲が大人気となったとき、その視聴者は、先見の明があったにも拘わらず、何ら見返りを得ることはなかった。
インターネットが普及した現在、アーティストや曲に投票して、その人気ランキングを公表するホームページが設けられている。しかし、これらのホームページでは、単なる人気投票を行うだけであり、ランキング一位を獲得したアーティストは、一位になったことに対しての満足感は得られるものの、実際の利益、例えば金銭的な利益等を得ることはなく、また、そのアーティストに投票した人も、アーティストを見る目に対しての満足感は得られるものの、実際の利益、例えば金銭的な利益を得ることができなかった。
また、音楽、漫画、絵画、小説、映画等のコンテンツを自主制作する人口は増えているが、コンテンツを公表する場所や時間は限られており、また、公表されたコンテンツに対して適切な評価を行える人は少ない。また、オーデイション番組、雑誌でのコンテンツの投稿等の機会はあるが、制作会社及びレコード会社等の審査で良い評価が得られても、必ずしもデビュー後に人気が出て大衆に受け入れられるとは限らない。更に、現在において、音楽、漫画、絵画、小説、映画等のコンテンツを制作する個人の才能(タレント)に対して投資を行うという考え方及びそのような投資の場も存在しない。
また、アマチュアのアーティストがホームページを開設し、自演の曲を公表する場合に、ダウンロードを有料とすると、アマチュアのアーティストは、ダウンロード件数を多く見込むことができず、収益も多く見込むことができない。一方、アマチュアのアーティストは、自演の曲のダウンロードを無料とすると、ダウンロード件数を多く見込むことはできるが、金銭的な収益を得ることはできない。このように、アマチュアのアーティストは、自分のホームページで自演の曲を公表したとしても、自作の曲を公表したことに対する十分な対価を得ることができなかった。
特開2001−117972号公報
本発明の目的は、インターネット等のネットワークを利用して、例えばアーティスト、曲等に投資し、投資に対する対価の支払いを可能とする新規な投資システム及びこのシステムにおけるデータ送受信方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、音楽、漫画、絵画、小説、映画等の作品を制作するアーティストに、そのコンテンツ、すなわち作品を公表する場や機会を与えると共に、コンテンツの販売の際に、コンテンツに対する通常の代金の支払いと、投資に対する支払いとを可能にした投資システム及びこのシステムにおけるデータ送受信方法を提供することにある。
更に、本発明の目的は、コンテンツの売上げと投資金額に応じて投資チケットの売買を通常の株取引と同様に行うことができる投資システム及びこのシステムにおけるデータ送受信方法を提供することにある。
本発明に係る投資システムは、上述した課題を解決すべく、コンテンツデータが記憶されるデータベースが設けられる記憶手段と、記憶手段に記憶されているコンテンツデータを選択する第1の選択手段と、第1の選択手段により選択された記憶手段に記憶されているコンテンツデータを受信する受信手段と、受信手段により受信されたコンテンツデータが記録されるメモリ手段と、メモリ手段に記録されているコンテンツデータを選択する第2の選択手段と、メモリ手段に記録されている第2の選択手段により選択されたコンテンツデータを送信する送信手段と、メモリ手段に記録されているコンテンツデータが送信されたとき、利用者に対して対価を提供する提供手段とを備える。
この投資システムのデータ送受信方法は、記憶手段に記憶されているコンテンツデータを第1の選択手段により選択するステップと、第1の選択手段により選択された記憶手段に記憶されているコンテンツデータを受信手段で受信するステップと、受信手段により受信されたコンテンツデータをメモリ手段に記録するステップと、メモリ手段に記録されているコンテンツデータを第2の選択手段により選択するステップと、メモリ手段に記録されている第2の選択手段により選択されたコンテンツデータを送信手段より送信するステップと、メモリ手段に記録されているコンテンツデータが送信されたとき、利用者に対して対価を提供手段により提供するステップとを有する。
本発明は、音楽、漫画、絵画、小説、映画等のコンテンツを制作するアーティストに対してコンテンツ(作品)を投稿できる場所を提供するので、優れた才能の持ち主を発掘することができる。更にコンテンツの販売をする際に通常の課金処理と投資を可能とした投資目的個人の課金処理をコンテンツ購買者に選択させることで、優れた才能の持ち主に対して投資を行うことでアーティストが売れた場合に投資に対する対価を支払うことで活発なコンテンツ流通を行うことができる。更に本発明は、コンテンツの売上げと投資金額に応じて固定の対価の支払いをすることで株価指数に基づく変動の対価の演算を行う必要がなく負荷の軽いシステムを提供することができる。更に対価の納入の方法として、金銭の授受のみならず品物(アーティストのコンテンツの発表の場のチケット、投資家限定のコンテンツ、アーティスト関連商品)を納入することで音楽市場での活性化を図ることができる。
以下、本発明が適用された投資システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用した投資システムの構成を示すブロック図である。この投資システムは、図1に示すように、少なくとも1つの投資対象データを蓄積するサーバ装置10と、サーバ装置10にアクセスして、投資対象データをダウンロードすると共に、利用者の操作に応じた投資データをサーバ装置10に送信する少なくとも1つの投資クライアント装置20とを備える。
また、投資システムは、図1に示すように、投資チケットの価格、投資チケットの総枚数、投資人数等の通知データをサーバ装置10から受信する音楽事務所クライアント装置31と、投資対象データをサーバ装置10にアップロードする少なくとも1つのアーティストクライアント装置32と、決済処理を行う課金センタ35とを備える。
サーバ装置10は、図1に示すように、複数の投資対象データ、例えば個人の楽曲データ等を蓄積している記憶部11と、記憶部11に格納されているデータをエンコード、デコードするコーデック12と、楽曲データ等を投資クライアント装置20に送信するためのインタフェース13とを備える。
また、サーバ装置10は、通常のコンピュータと同様に、リードオンリメモリ(以下、ROMという。)14と、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMという。)15と、中央処理装置(CPU)からなる制御部16とを備える。ROM14には、サーバ装置10の動作を制御するプログラムが記憶されており、このプログラムは、一旦RAM15にロードされて、制御部16で実行されることにより、装置全体の動作が制御される。そして、サーバ装置10には、例えば音楽事務所やレコード会社に所属していない個人のアーティストを集めたホームページ(HP)が開設されており、投資クライアント装置20からそのホームページにアクセス、すなわち閲覧して、投資対象データをダウンロードできるようになっている。また、このサーバ装置10は、ホームページに、売りに出された投資チケットの一覧等が設けられ、利用者がインターネット1を介して特定アーティストの投資チケットを売買することができるようになっている。すなわち、サーバ装置10は、仲買人のように機能する。
投資クライアント装置20は、ネットワーク、例えばインターネット1を介してホームページにアクセスすることができるパーソナルコンピュータ(以下、PCという。)、セットトップボックス、携帯情報端末装置等からなる。具体的には、例えばPCからなる投資クライアント装置20は、図1に示すように、インターネット1を介してサーバ装置10にアクセスして、投資対象データをダウンロードするためのインタフェース21と、ダウンロードされた投資対象データや、各種アプリケーションプログラムが記録されているハードディスク装置(以下、HDDという。)22と、ダウンロードされた投資対象データ内に含まれる楽曲データをデコードするデコーダ23と、デコードされた楽曲データをアナログの音声信号に変換するデジタル/アナログ変換器24と、音声信号を音響に変換するスピーカ25とを備える。
また、投資クライアント装置20は、図1に示すように、このPCを操作するための操作部26と、閲覧したホームページ等を表示する表示部27と、このPCの動作を制御するプログラムを記憶しているROM28と、HDD22に記録されているアプリケーションプログラム等を一旦読み込むRAM29と、アプリケーションプログラム等を実行するマイクロプロセッサ(以下、MPUという。)30とを備える。
投資クライアント装置20は、例えば個人の利用者宅にそれぞれ設置されており、変復調器及び電話回線、ターミナルアダプタ及びISDN(Integrated Services Digital Network)回線、CATV(Cable Television)回線等を介して、インターネット1内のプロバイダに接続されている。HDD22には、オペレーティングソフトウェア(OS)と、例えば閲覧ソフトウェア、電子メールプログラム、プロトコル等の各種アプリケーションプログラムとが記録されており、これらのプログラムは、必要に応じてRAM29に読み込まれ、MPU30によって実行される。例えば、利用者がサーバ装置10に開設されたアーティストのホームページを閲覧するときは、利用者が操作部26のキーボードやマウスを用いて、そのホームページのURL(Uniform Resource Locator)の入力操作等を行うと、それに対応したブラウザ、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコル等が実行され、その結果、投資クライアント装置20は、インターネット1を介して、サーバ装置10にアクセスして、そのホームページを表示部27に表示する。なお、投資クライアント装置20は、具体例で述べたPCではなく、後述するようにキオスク端末装置等の専用の端末装置や携帯電話機であってもよい。
音楽事務所クライアント装置31は、例えば投資クライアント装置20と同様にPCから構成され、複数の音楽事務所にそれぞれ設定されている。音楽事務所クライアント装置31は、サーバ装置10から送られてくる投資チケットの価格、投資チケットの総枚数、投資人数等の通知データを受信して、その内容を表示する。なお、音楽事務所クライアント装置31は、投資クライアント装置20と同様に構成されているので、その詳細については説明を省略する。
アーティストクライアント装置32は、例えば投資クライアント装置20と同様にPCから構成され、例えば音楽事務所に無所属のアーティスト宅にそれぞれ設定されている。音楽事務所に無所属等の無名のアーティストやデビュー前のアマチュアのアーティストは、自演した音楽を楽曲データとしてアーティストクライアント装置32に取り込む。そして、アーティストが上述したホームページ又は専用のホームページにアクセスする操作を行うと、アーティストクライアント装置32は、そのホームページにアクセスして、ホームページを画面に表示する。その後、アーティストがアップロードの操作を行うと、アーティストクライアント装置32は、そのアーティストの楽曲、プロフィール等のアーティストに関するデータをサーバ装置10にアップロードする。そして、サーバ装置10は、アーティストに関するデータを、例えばハードディスク装置からなる記憶部11に格納する。なお、アーティストクライアント装置32は、投資クライアント装置20と同じ構成を有するので、その詳細については説明を省略する。
サーバ装置10と投資クライアントとの間での投資チケットの売買や投資家に利益金を配当する際の決済処理を行う課金センタ35は、図1に示すように、サーバ装置10と専用線37で接続されると共に銀行センタ36に専用線38で接続されたインタフェース2と、データを符号復号するコーデック3と、投資家等の口座管理データが記憶された記憶部4と、全体の動作制御用のプログラムが記憶されたROM5と、ROM5に記憶されたプログラムがロードされるRAM6と、全体の制御を行う制御部7とを備える。
課金センタ35は、アーティストがアーティストクライアント装置32でエントリしたとき、アーティストの口座データを更新することによりエントリ費用の決済処理を行い、また、投資家が投資クライアント装置を介して投資チケットを購入したときや投資家に配当金を配当するとき、投資家の口座データを更新することにより、決済処理を行う。なお、アーティストのエントリ費用は、徴収しないようにしてもよい。
次に、上述のように構成される投資システムの動作について、図2及び図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS1において、上述したように、利用者であるアーティストが、そのキーボード及びマウスを用い、例えば様々な方法で自演して得られる楽曲データ、容姿、年齢、プロフィール、電子メールのアドレス等のアーティストに関するデータをアップロードする操作を行うと、アーティストクライアント装置32は、アーティストに関するデータを、インターネット1を介してサーバ装置10にアップロードする。
ステップS2において、サーバ装置10は、アップロードされてきた楽曲データ等を受信し、ステップS3において、サーバ装置10は、それぞれのアーティストから送られてきたデータを、例えば国別、ジャンル別等で分類し、投資対象データとしてホームページに登録する。
ステップS4において、利用者がそのホームページにアクセスする操作を行うと、投資クライアント装置20は、サーバ装置10の利用者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部27に表示する。
利用者は、表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、ダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS5において、投資クライアント装置20は、利用者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当する(YES)ときはステップS7に進み、該当しない(NO)ときは、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS6において、投資クライアント装置20からの要求に応じ、サーバ装置10は、投資クライアント装置20の利用者が所望するアーティストの楽曲データ、プロフィールデータ等と、現在設定されている投資チケットの価格データを投資クライアント装置20に送信し、投資クライアント装置20は、ステップS7において、それらのデータを受信し、そのHDD22に一旦記録すると共に、画面に表示する。また、投資クライアント装置20は、利用者が楽曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、上述したように、デコーダ23は、楽曲データをデコードし、D/A変換器24は、デコードされた楽曲データをアナログ信号に変換し、スピーカ25は、楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、利用者が選択したアーティストの楽曲が再生される。
そして、利用者は、再生された楽曲を試聴して、そのアーティストに将来性があるか又はその楽曲がヒットするかを判断し、そのアーティスト又は楽曲に投資するか、また投資するときは幾ら投資するかを決断する。すなわち、ステップS8において、投資クライアント装置20は、利用者が投資操作を行ったかを判定し、該当するときはステップS9に進み、該当しないときは、例えばログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS9において、投資クライアント装置20は、利用者が操作した購入する投資チケットの枚数又は投資金額のデータ、利用者の識別子(ID)等のデータをサーバ装置10に送信し、サーバ装置10は、ステップS10において、それらのデータを受信する。ここで、サーバ装置10は、課金センタ35と接続し、課金センタ35が例えば投資家の口座管理データを更新することによって、購入した投資チケットの枚数分の金額を徴収する。
ステップS11において、サーバ装置10は、複数の投資クライアント装置20、すなわちインターネット1を利用した複数の投資家からの購入チケット数データ等を、所定の期間、例えば数か月間受信し、投資家の人数、投資金額、投資チケットの価格の管理を行う。ここで、サーバ装置10は、例えば、投資申込みが多いアーティストや楽曲に対しては、投資チケットの価格を高く設定するようにする。また、例えば、投資した利用者が投資チケットを売りたいときには、現在の投資チケットの価格で買い取るようにしてもよい。すなわち、サーバ装置10では、実際の証券取引と同じように、アーティストの投資チケットや楽曲の投資チケットの売買が行われるようにしてもよい。また、アーティストに投資した投資クライアント装置20の利用者は、ホームページに公開されたアーティストの電子メールのアドレス宛に電子メールを送信して、アーティストと交流し、アーティストは、自分に投資した人に直接自分をアピールするようにしてもよい。そして、サーバ装置10は、例えば投資チケットの売買が投資家間で行われたときには、課金センタ35に接続することによって、課金センタ35が、サーバ装置10からのデータに基づいて、取引に基づいて当事者の口座データを更新する。
次に、図3に示すステップS12において、サーバ装置10は、例えば投資家の人数が所定の閾値を超えたかを判定し、該当するときはステップS13に進み、該当しないときはステップS12を繰り返す。すなわち、サーバ装置10は、投資家の人数が所定の閾値を超えるまで待機する。ステップS13において、サーバ装置10は、投資家の人数が所定の閾値を超えたアーティスト名を、例えば本システムと契約している複数の音楽事務所の音楽事務所クライアント装置31に通知し、音楽事務所クライアント装置31は、ステップS14において、それを受信する。すなわち、この実施例では、投資家が多いアーティストは、今後人気が出ることが予測され、そのアーティストを音楽事務所クライアント装置31に通知するようにしている。なお、投資家人数が所定の閾値を超えるときに通知する代わりに、投資総額又は投資チケットの価格が閾値を超えたとき、或いは投資人数、投資金額及び投資チケットの組合せが閾値を超えたときに、その旨を音楽事務所クライアント装置31に通知するようにしてもよい。また、ダウンロード数が所定値を超えたとき、その旨を音楽事務所クライアント装置31に通知するようにしてもよい。
ステップS15において、サーバ装置10は、音楽事務所にアーティストを紹介したことを、ホームページに公表し、投資クライアント装置20の利用者は、そのホームページを閲覧することによって、アーティストが音楽事務所に紹介されたことを知ることができる。
一方、音楽事務所クライアント装置31の担当者が、サーバ装置10から通知されたアーティストの楽曲データ、すなわち投資対象データをダウンロードする操作を行うと、ステップS16において、サーバ装置10は、投資対象データを送信し、ステップS17において、音楽事務所クライアント装置31は、その投資対象データをダウンロードして、そのHDDに一旦記録する。そして、音楽事務所の担当者が楽曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、音楽事務所クライアント装置31は、上述した投資クライアント装置20と同様に、そのスピーカ25から楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、担当者は、サーバ装置10から通知されたアーティストの楽曲を聴くことができ、そのアーティストをデビューさせるか否かを判断することができる。
音楽事務所の担当者は、楽曲を聞いて、そのアーティストに将来性があるか否かを専門家の目で判断することができる。そして、将来性があり、そのアーティストを自分の事務所からデビューさせようと決断し、その操作を行うと、ステップS18において、音楽事務所クライアント装置31は、アーティストをデビューさせる予定があることを、サーバ装置10に送信し、ステップS19において、サーバ装置10は、それを受信すると共に、音楽事務所からデビュー申込みがあったことを、アーティストクライアント装置32に送信する。アーティストクライアント装置32は、ステップS20において、デビュー申込みを受信する。なお、例えば、複数の音楽事務所からデビューの申込みがあったときには、サーバ装置10の主催者は、オークションをサーバ装置10上に開設して、一番高い値をつけた音楽事務所が落札するようにしてもよい。また、例えば、アーティストクライアント装置32へのデビュー申込みの送信は、音楽事務所クライアント装置31から直接アーティストクライアント装置32に行うようにしてもよい。
ステップS21において、サーバ装置10は、デビューの予定があることをそのホームページで公表し、投資クライアント装置20の利用者は、そのホームページを閲覧することによって、アーティストが音楽事務所からデビューする予定があることを知ることができる。
ステップS22において、アーティストクライアント装置32のアーティストがデビューを承諾する操作又は不承諾の操作を行うと、アーティストクライアント装置32は、その旨の内容をサーバ装置10に送り、サーバ装置10は、ステップS23において、承諾又は不承諾の旨を受信すると共に、その内容を音楽事務所クライアント装置31に送信し、音楽事務所クライアント装置31は、ステップS24において、それを受信する。なお。音楽事務所クライアント装置31への承諾又は不承諾の旨の送信は、アーティストクライアント装置32から直接音楽事務所クライアント装置31に行うようにしてもよい。
ステップS25において、サーバ装置10は、アーティストがデビューすることを承諾したかを判定し、該当するときはステップS26に進み、該当しないときは、当該アーティストに対する処理を終了し、他の処理を行う。ステップS26において、サーバ装置10は、アーティストがデビューすることを承諾した旨を、そのホームページに公表し、ステップS27において、例えばデビューするアーティストの投資チケットの価格を高くして、新たな投資を募集する。なお、例えば、上述の実施例では、アーティスト自体を投資の対象としたが、楽曲自体を投資の対象としてもよい。
上述では、個人のアーティストやその楽曲を投資の対象とした実施例について説明したが、次に、例えば音楽事務所、芸能プロダクション、レコード会社等に所属している新人のアーティスト又はその新曲を投資の対象とする実施例について説明する。この投資システムは、図1に示す投資システムにおいてアーティストクライアント装置32が無いだけで、サーバ装置10、投資クライアント装置20、音楽事務所クライアント装置31から構成されるので、これらの装置の詳細な説明は省略し、その動作について図4のフローチャートを参照しながら説明する。
音楽事務所、芸能プロダクション、レコード会社等に設置された音楽事務所クライアント装置31は、例えばレコード会社の担当者がアップロードの操作を行うと、ステップS31において、例えば新人アーティストの楽曲データ、プロフィール、後述する投資チケットの価格等のアーティストに関するデータをインターネット1を介してサーバ装置10にアップロードする。
ステップS32において、サーバ装置10は、アップロードされてきた楽曲データ等を受信し、ステップS33において、サーバ装置10は、受信したデータを、例えばジャンル別等で分類し、投資対象データとして登録し、ステップS34において、サーバ装置10は、新人アーティストの楽曲データ等をレコード会社のホームページに公表する。
ステップS35において、利用者がレコード会社のホームページにアクセスする操作を行うと、投資クライアント装置20は、サーバ装置10の近日デビューするアーティストのホームページにアクセスして、表示部27に表示する。
利用者は、表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、ダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS36において、投資クライアント装置20は、利用者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当するときはステップS38に進み、該当しないときは、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS37において、投資クライアント装置20からの要求に応じ、サーバ装置10は、投資クライアント装置20の利用者が所望するアーティストの楽曲データ、プロフィールデータ等と、投資チケットの価格を投資クライアント装置20に送信し、投資クライアント装置20は、ステップS38において、それらのデータを受信し、そのHDD22に一旦記録すると共に、画面に表示する。また、投資クライアント装置20は、利用者が楽曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、上述の実施例と同様に、楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、利用者が選択した新人アーティストの楽曲が再生される。
そして、利用者は、再生された楽曲を試聴して、そのアーティストに将来性があるかを判断して、そのアーティストの投資チケットを購入するかを決断する。すなわち、ステップS39において、投資クライアント装置20は、利用者が購入操作を行ったかを判定し、該当するときはステップS40に進み、該当しないときは、例えばログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS40において、投資クライアント装置20は、利用者が操作した購入に関するデータ、利用者の識別子(ID)等のデータをサーバ装置10に送信し、サーバ装置10は、ステップS41において、それらのデータを受信する。ここで、サーバ装置10は、課金センタ35と接続し、課金センタ35が例えば投資家の口座管理データを更新することによって、購入した投資チケットの枚数分の金額を徴収する。
そして、新人アーティストがデビューした後、ステップS42において、サーバ装置10は、その新人アーティストの発表楽曲毎の売上げデータを集計し、ステップS43において、サーバ装置10は、楽曲毎の売上げデータに基づいて、アーティストの投資チケット価格を計算する。具体的には、下記表1に示すように、新人アーティストの1枚目の発売シングル/アルバムの売上げ枚数をm枚とし、2枚目以降シングル/アルバムの増加又は減少枚数をx枚とし、1枚目のシングルアルバムの楽曲価値をn円とすると、2枚目、3枚目、・・・のシングル/アルバムの各楽曲価格は、n×(m±x)/m、n×((m±x)±x)/(m±x)、・・・となる。また、1枚目のシングル/アルバムに対する、例えばカレンダ、コマーシャル出演料等の関連商品の売上げをY円とし、2枚目以降シングル/アルバムに対する関連商品の売上げ増加量又は減少量をX円とすると、2枚目、3枚目、・・・のシングル/アルバムに対する関連商品の各売上げ動向は、(Y±X)/Y×100%、((Y±X)±X)/(Y±X)×100%、・・・となる。そして、楽曲毎のアーティストのチケット価格は、(楽曲毎の楽曲価格(円))×(関連商品売上げ動向(%))となる。なお、ここで、シングルとは、楽曲一曲が収録されたコンパクトディスク等の記録媒体であり、アルバムとは、複数の楽曲が収録された記録媒体である。
Figure 2008171447
なお、投資チケットの価格をアルバムの売上げに基づいて算出するとき、アルバムの価値は、アルバムに収録されている各楽曲の価値の合計で算出するようにしてもよい。
ステップS44において、サーバ装置10は、発売楽曲毎の売上げデータ、新楽曲と前楽曲の売上げ枚数の割合、投資チケット価格をホームページに公表する。
その後、機会がある毎に、投資クライアント装置20の利用者は、そのホームページにアクセスし、公表されている投資チケット価格を参考に、投資チケットを売却又は新たに購入するかを決断する。すなわち、ステップS45において、投資クライアント装置20は、レコード会社のホームページにアクセスし、ステップS46において、投資クライアント装置20は、利用者が投資チケットを売却又は購入する操作を行ったかを判定し、該当するときはステップS47に進み、該当しないとき、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS47において、投資クライアント装置20は、投資チケット売却又は購入のデータをサーバ装置10に送信し、ステップS48において、それらのデータを受信する。そして、投資クライアント装置20は、その利用者がレコード会社の新人アーティストのホームページにアクセスする毎に、ステップS45以降の処理を繰り返し、サーバ装置10は、定期的にステップS42以降の処理を繰り返す。そして、サーバ装置10は、例えば投資チケットの売却若しくは購入が行われたときには、課金センタ35に接続し、課金センタ35が、サーバ装置10からのデータに基づいて、投資家の口座データを更新する。
次に、投資対象を、アーティストではなく、例えばレコード会社から発売される新曲としたときの実施例について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。この投資システムも、図1に示す投資システムにおいてアーティストクライアント装置32がないだけで、サーバ装置10、投資クライアント装置20、音楽事務所クライアント装置31から構成されるので、これらの装置の詳細な説明は省略する。
レコード会社に設置された音楽事務所クライアント装置31は、例えばレコード会社の担当者がアップロードの操作を行うと、ステップS51において、例えば新曲の楽曲データ、そのアーティストのプロフィール、投資チケットの価格等の新曲に関するデータをインターネット1を介してサーバ装置10にアップロードする。
ステップS52において、サーバ装置10は、アップロードされてきた楽曲データ等を受信し、ステップS53において、サーバ装置10は、受信したデータを、例えばジャンル別等で分類し、投資対象データとして登録し、ステップS54において、サーバ装置10は、新曲の楽曲データ等をレコード会社のホームページに公表する。
ステップS55において、利用者がレコード会社のホームページにアクセスする操作を行うと、投資クライアント装置20は、サーバ装置10の新曲のホームページにアクセスして、表示部27に表示する。
利用者は、表示されたホームページを用いて、将来性があると思う新曲や、自分の好みの新曲を見つけ、ダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS56において、投資クライアント装置20は、利用者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当するときはステップS58に進み、該当しないときは、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS57において、投資クライアント装置20からの要求に応じ、サーバ装置10は、投資クライアント装置20の利用者が所望する新曲の楽曲データ、プロフィールデータ、投資チケットの価格等を投資クライアント装置20に送信し、投資クライアント装置20は、ステップS58において、それらのデータを受信し、そのHDD22に一旦記録すると共に、画面に表示する。また、投資クライアント装置20は、利用者が新曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、利用者が選択した新曲が再生される。
そして、利用者は、再生された新曲を試聴して、その新曲がヒットするかを判断し、その新曲の投資チケットを購入するかを決断する。すなわち、ステップS59において、投資クライアント装置20は、利用者が購入操作を行ったかを判定し、該当するときはステップS60に進み、該当しないときは、例えばログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS60において、投資クライアント装置20は、利用者が操作した購入に関するデータ、利用者の識別子(ID)等のデータをサーバ装置10に送信し、サーバ装置10は、ステップS61において、それらのデータを受信する。ここで、サーバ装置10は、課金センタ35と接続し、課金センタ35が例えば投資家の口座管理データを更新することによって、購入した投資チケットの枚数分の金額を徴収する。
そして、所定期間経過後、ステップS62において、サーバ装置10は、その新曲の売上げデータを集計し、ステップS63において、サーバ装置10は、新曲の売上げデータに基づいて、最初のチケット価格をn円とし、新曲の投資チケット価格を計算する。具体的には、例えば下記表2に示すように、コンテンツである新曲が収録されたコンパクトディスクの売上げ枚数1000枚、2500枚、5000枚、7500枚、・・・都度に、新曲のチケット価格をn×1.03円、n×1.05円、n×1.1円、n×1.5円、・・・となるように、売上げ枚数の増加に従って、増加させる。
Figure 2008171447
ステップS64において、サーバ装置10は、新曲の売上げ枚数データ、その投資チケット価格をホームページに公表する。
その後、機会がある毎に、投資クライアント装置20の利用者は、そのホームページにアクセスし、公表されている投資チケット価格を参考に、チケットを売却又は新たに購入するかを決断する。すなわち、ステップS65において、投資クライアント装置20は、レコード会社のホームページにアクセスし、ステップS66において、投資クライアント装置20は、利用者がチケットを売却又は購入する操作を行ったかを判定し、該当するときはステップS67に進み、該当しないとき、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS67において、投資クライアント装置20は、投資チケット売却又は購入のデータをサーバ装置10に送信し、ステップS68において、それらのデータを受信する。そして、投資クライアント装置20は、その利用者がレコード会社の新曲のホームページにアクセスする毎に、ステップS65以降の処理を繰り返し、サーバ装置10は、定期的にステップS62以降の処理を繰り返す。そして、サーバ装置10は、例えば投資チケットの売却若しくは購入が行われたときには、課金センタ35に接続することによって、課金センタ35が、サーバ装置10からのデータに基づいて、投資家の口座データを更新する。
以上の説明でも明らかなように、本発明を適用した投資システムでは、無名のアーティストが、その才能(タレント性)及び楽曲を一度に大勢の人や、音楽事務所及びレコード会社にアピールする場を提供することができる。また、音楽事務所やレコード会社は、新人アーティスト及び新曲を、大勢の人に宣伝することができる。また、投資クライアント装置20の利用者、すなわち投資家は、先見の明があれば、投資チケットを購入したときの価格と売却したときの差益により利益を上げることができる。
なお、例えば、上述の実施例では、新曲が発売された後に、その新曲を投資対象としているが、発売前の新曲を投資対象としてもよい。すなわち、図5に示すステップS51及びSステップS52における音楽事務所クライアント装置31から投資クライアント装置20にアップロードする投資対象データを、近日発売予定の楽曲データの一部、例えばイントロ部分やさびの部分とし、ステップS58における投資クライアント装置20がサーバ装置10からダウンロードする投資対象データを、イントロ部分又はさびの部分の楽曲データとする。したがって、投資クライアント装置20の利用者は、イントロ部分又はさびの部分を聞いて、投資チケットを購入するか否かを判断する。その後、その楽曲が発売され、上述の実施例と同様に、新曲売上げの発表、新たな投資チケット価格の決定、投資チケットの売買が行われる。
次に、投資対象を発売前の新曲若しくは発売後の新曲とし、ダウンロード数が所定値を超えたとき、新曲のダウンロードを無料から有料に切り換える実施例について説明する。
この実施例における投資システムは、図6に示すように、投資対象データを蓄積するサーバ装置10と、サーバ装置10にアクセスして、投資対象データをダウンロードする視聴者クライアント装置39とを備える。
また、この投資システムは、投資対象データをダウンロードし、サーバ装置10に投資データをアップロードする投資クライアント装置20と、投資対象データをサーバ装置10にアップロードする音楽事務所クライアント装置31とアーティストクライアント装置32と、決済処理を行う課金センタ35とを備える。なお、視聴者クライアント装置39は、音楽事務所クライアント装置31とアーティストクライアント装置32と同じ構成を有するため詳細は省略する。
次に、以上のように構成される投資システムの動作について、図7及び図8を参照して説明する。
ステップS71において、サーバ装置10に開設されたホームページに公表したいアーティストやレコード会社に所属するアーティストのレコード会社の担当者が音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32のキーボード及びマウスを用い、アーティストの楽曲データ、容姿、年齢、プロフィール、電子メールのアドレス等のアーティストに関するデータをアップロードする操作をすると、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、アーティストに関するデータを、インターネット1を介してサーバ装置10にアップロードする。
ステップS72において、サーバ装置10は、アップロードされてきた楽曲データ等を受信し、ステップS73において、サーバ装置10は、それぞれのアーティストから送られてきたデータを、例えば国別、ジャンル別等で分類し、投資対象データとしてホームページに登録し、ステップS74において、ホームページに公表する。ステップS75において、利用者がそのホームページにアクセスする操作を行うと、視聴者クライアント装置39は、サーバ装置10の利用者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部に表示する。ホームページには、視聴者が無料で楽曲データをダウンロードできる旨の記述がなされている。
視聴者は、視聴者クライアント装置39の表示部に表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、楽曲データのダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS76において、視聴者クライアント装置39は、視聴者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当する(YES)ときはステップS78に進み、該当しない(NO)ときは、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS77において、サーバ装置10は、視聴者クライアント装置39からの要求に応じ、視聴者クライアント装置39の視聴者が所望するアーティストの楽曲データを視聴者クライアント装置39に送信し、視聴者クライアント装置39は、ステップS78において、無料でこれらのデータを受信し、記憶部に一旦記録すると共に、画面に表示する。また、視聴者クライアント装置39は、視聴者が楽曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、スピーカより楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、視聴者が選択したアーティストの楽曲が再生される。
一方、投資家が投資クライアント装置20によってそのホームページにアクセスする操作を行うと、投資クライアント装置20は、ステップS79において、サーバ装置10の利用者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部27に表示する。
投資家は、表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、楽曲データのダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS80において、投資クライアント装置20は、利用者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当する(YES)ときはステップS82に進み、該当しない(NO)ときは、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS81において、投資クライアント装置20からの要求に応じ、サーバ装置10は、投資クライアント装置20の利用者が所望するアーティストの楽曲データ、プロフィールデータ等と、現在設定されている投資チケットの価格データを投資クライアント装置20に送信し、投資クライアント装置20は、ステップS82において、それらのデータを受信し、そのHDD22に一旦記録すると共に、画面に表示する。また、投資クライアント装置20は、投資家が楽曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、デコーダ23は、楽曲データをデコードし、D/A変換器24は、デコードされた楽曲データをアナログ信号に変換し、スピーカ25は、楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、投資家が選択したアーティストの楽曲が再生される。
そして、投資家は、再生された楽曲を試聴して、そのアーティストに将来性がある、又はその楽曲がヒットするかを判断し、楽曲に投資するか、また投資するときは幾ら投資するかを決断する。すなわち、ステップS83において、投資クライアント装置20は、投資家が投資操作を行ったかを判定し、該当するときはステップS84に進み、該当しないときは、例えばログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS84において、投資クライアント装置20は、投資家が操作した購入する投資チケットの枚数又は投資金額のデータ、投資家の識別子(ID)等のデータをサーバ装置10に送信し、サーバ装置10は、ステップS85において、それらのデータを受信する。ここで、サーバ装置10は、課金センタ35と接続し、課金センタ35が例えば投資家の口座管理データを更新することによって、購入した投資チケットの枚数分の金額を徴収する。
ステップS86において、サーバ装置10は、登録したアーティストの楽曲をホームページに公表してからの視聴者クライアント装置39のダウンロード件数を計数し、ステップS87において、ダウンロード件数が閾値(例えば100人)以上になったかどうかを判断する。具体的に、サーバ装置10は、視聴者クライアント装置39の電子メールアドレス等のIDを識別することで、例えば同じ視聴者が何度もダウンロードしてもこれを人数にカウントすることを防止し、正確にダウンロードを行った人数を計数することができるようにする。そして、視聴者クライアント装置39は、ダウンロード人数が閾値以上となったとき、ステップS88に進み、投資受付を終了、すなわち投資クライアント装置20からのアクセスを禁止し、ダウンロード人数が閾値未満であるとき、ステップS86に戻る。
ステップS89において、サーバ装置10が、投資クライアント装置20に投資受付が終了した旨の通知を送信すると、ステップS90において、投資クライアント装置20は、この通知を受信する。これによって、投資家は、投資受付が終了したことを認識することができる。なお、ここで、サーバ装置10は、投資受付の終了を通知すると共に、発行した投資チケットの枚数等を送信するようにしてもよい。
ステップS91において、サーバ装置10は、以降アーティストの楽曲データをダウンロードするとき、有料となる旨をホームページに告知する。視聴者がそのホームページにアクセスする操作を行うと、ステップS92において、視聴者クライアント装置39は、サーバ装置10の視聴者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部に表示する。ここで、サーバ装置10は、楽曲データのダウンロードが有料(例えば1回100円)である旨の表示を行う。そして、視聴者が視聴者クライアント装置39の表示部に表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、ダウンロード操作を行うと、ステップS93において、視聴者クライアント装置39は、視聴者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当する(YES)ときはステップS93に進み、該当しない(NO)ときは、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS94において、サーバ装置10は、視聴者クライアント装置39からの要求に応じ、視聴者クライアント装置39の視聴者が所望するアーティストの楽曲データを視聴者クライアント装置39に送信し、視聴者クライアント装置39は、ステップS95において、有料でこれらのデータを受信し、記憶部に一旦記録すると共に、画面に表示する。また、視聴者クライアント装置39は、視聴者が楽曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、スピーカより楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、視聴者が選択したアーティストの楽曲が再生される。
そして、サーバ装置10は、ステップS96において、視聴者のダウンロードを有料化してから所定期間(例えば数か月)が経過したかどうかを判断し、所定期間を経過しているとき、ステップS97に進み、該当しないとき、ステップS96を繰り返す。ステップS97において、サーバ装置10は、ダウンロード料金の収益、その他アーティストの活動、これに付随する関連商品等の売上げに基づいて投資家への配当を計算する。そして、サーバ装置10は、ステップS98において、配当金等のデータを投資クライアント装置20に送信し、ステップS99において、投資クライアント装置20は、これを受信する。そして、サーバ装置10は、課金センタ35に接続することによって、課金センタ35が、サーバ装置10からの投資家への配当金のデータに基づいて、投資家の口座データを更新する。
次いで、サーバ装置10は、ステップS100において、再度、新規投資家の募集をホームページで行う。ここで、投資チケットの価格は、ステップS91以降の収益に基づいて決定され、例えば収益が多かった楽曲に対しては、投資チケットの価格が高く設定される。そして、サーバ装置10は、投資家募集を行うときは、ステップS101に進み、行わないときは、上述したステップS91に戻り有料ダウンロード処理を続ける。
ステップS101において、サーバ装置10は、ホームページにおいて、投資家の受付を再開した旨と、投資チケットの価格を公表する。ここでの、投資チケットの価格は、最初に売り出したときの価格より高く設定される。なお、投資チケットの価格の算出にあたっては、上述の表1や表2に基づいて行えばよい。そして、ステップS102において、サーバ装置10は、投資受付開始の通知を投資クライアント装置20に送信し、ステップS103において、投資クライアント装置20は、このデータを受信する。これによって、投資家は更に先に投資した新曲に投資を行うかどうかを決断することができる。そして、以降、サーバ装置10は、ステップS74まで戻り、視聴者への楽曲のダウンロードを無料で行い、ダウンロード人数が閾値以上となったとき有料にする処理を行ったり、また、ステップS91に戻り視聴者への楽曲のダウンロードを有料にする処理を行う。
次に、図9及び図10を参照して、上記図7及び図8に示す投資システムの変形例を説明する。この投資システムは、投資家の募集を終了することなく、楽曲データのダウンロード数が増加に応じて課金額を大きくしていくことを特徴とする。
ステップS501において、サーバ装置10に開設されたホームページに公表したいアーティストやレコード会社に所属するアーティストのレコード会社の担当者が音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32のキーボード及びマウスを用い、アーティストの楽曲データ、容姿、年齢、プロフィール、電子メールのアドレス等のアーティストに関するデータをアップロードする操作をすると、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、アーティストに関するデータを、インターネット1を介してサーバ装置10にアップロードする。
ステップS502において、サーバ装置10は、アップロードされてきた楽曲データ等を受信し、ステップS504において、サーバ装置10は、それぞれのアーティストから送られてきたデータを、例えば国別、ジャンル別等で分類し、投資対象データとしてホームページに登録し、ステップS505において、ホームページに公表する。
ステップS506において、投資家が投資クライアント装置20によってそのホームページにアクセスする操作を行うと、投資クライアント装置20は、サーバ装置10の利用者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部27に表示する。投資家は、表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、楽曲データのダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS507において、投資クライアント装置20は、利用者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当する(YES)ときはステップS509に進み、サーバ装置にダウンロード要求を行い、該当しない(NO)ときは、ステップS510に進み、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS508において、投資クライアント装置20からの要求に応じ、サーバ装置10は、投資クライアント装置20の利用者が所望するアーティストの楽曲データ、プロフィールデータ等と、現在設定されている投資チケットの価格データを投資クライアント装置20に送信し、投資クライアント装置20は、ステップS509において、それらのデータを受信し、そのHDD22に一旦記録すると共に、画面に表示する。また、投資クライアント装置20は、投資家が楽曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、デコーダ23は、楽曲データをデコードし、D/A変換器24は、デコードされた楽曲データをアナログ信号に変換し、スピーカ25は、楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、投資家が選択したアーティストの楽曲が再生される。
そして、投資家は、再生された楽曲を試聴して、そのアーティストに将来性がある、又はその楽曲がヒットするかを判断し、楽曲に投資するか、また投資するときは幾ら投資するかを決断する。すなわち、ステップS511において、投資クライアント装置20は、投資家が投資操作を行ったかを判定し、該当するときはステップS512に進み、該当しないときは、ステップS513に進み、例えばログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS512において、投資クライアント装置20は、投資家が操作した購入する投資チケットの枚数又は投資金額のデータ、投資家の識別子(ID)等のデータをサーバ装置10に送信し、サーバ装置10は、ステップS514において、それらのデータを受信する。ここで、サーバ装置10は、課金センタ35と接続し、課金センタ35が例えば投資家の口座管理データを更新することによって、購入した投資チケットの枚数分の金額を徴収する。
また、ステップS515において、利用者がそのホームページにアクセスする操作を行うと、視聴者クライアント装置39は、サーバ装置10の利用者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部に表示する。ここで、ホームページには、視聴者が無料で楽曲データをダウンロードできる旨の記述がなされている。視聴者は、視聴者クライアント装置39の表示部に表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、楽曲データのダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS516において、視聴者クライアント装置39は、視聴者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当する(YES)ときステップS518に進み、サーバ装置10にダウンロード要求を行い、該当しない(NO)とき、ステップS519において、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS517において、サーバ装置10は、視聴者クライアント装置39からの要求に応じ、視聴者クライアント装置39の視聴者が所望するアーティストの楽曲データを視聴者クライアント装置39に送信し、視聴者クライアント装置39は、ステップS518において、無料でこれらのデータを受信し、記憶部に一旦記録すると共に、画面に表示する。ステップS520において、視聴者クライアント装置39は、視聴者が楽曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、スピーカより楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、視聴者が選択したアーティストの楽曲が再生される。
ステップS521において、サーバ装置10は、登録したアーティストの楽曲をホームページに公表してからの視聴者クライアント装置39のダウンロード件数を計数し、ステップS522において、ダウンロード件数が閾値(例えば100人)以上になったかどうかを判断する。具体的に、サーバ装置10は、視聴者クライアント装置39の電子メールアドレス等のIDを識別することで、例えば同じ視聴者が何度もダウンロードしてもこれを人数にカウントすることを防止し、正確にダウンロードを行った人数を計数することができるようにする。そして、視聴者クライアント装置39は、ダウンロード人数が閾値以上となったとき、ステップS523に進み、ダウンロード人数が閾値未満であるとき、ステップS521に戻り、ダウンロード人数を計数する。
ステップS523において、サーバ装置10は、以降アーティストの楽曲データをダウンロードするとき、有料となる旨をホームページに告知する。そして、ステップS524において、サーバ装置10は、投資クライアント装置20に、視聴者がダウンロードするとき有料(例えば1回100円)になった旨の通知を行い、ステップS525において、投資クライアント装置20は、その旨を受信する。これにより、投資家は、視聴者がダウンロードが有料になったことを知ることができる。
ステップS526において、視聴者がそのホームページにアクセスする操作を行うと、視聴者クライアント装置39は、サーバ装置10の視聴者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部に表示する。これにより、視聴者は、楽曲データのダウンロードが有料(例えば1回100円)であることを知ることができる。そして、視聴者が視聴者クライアント装置39の表示部に表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、ダウンロード操作を行うと、ステップS527において、視聴者クライアント装置39は、視聴者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当する(YES)ときはステップS529に進み、サーバ装置10にダウンロード要求を行い、該当しない(NO)とき、ステップS530において、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS528において、サーバ装置10は、視聴者クライアント装置39からの要求に応じ、視聴者クライアント装置39の視聴者が所望するアーティストの楽曲データを視聴者クライアント装置39に送信し、視聴者クライアント装置39は、ステップS529において、有料でこれらのデータを受信し、記憶部に一旦記録すると共に、画面に表示する。ステップS531において、視聴者クライアント装置39は、視聴者が楽曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、スピーカより楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、視聴者が選択したアーティストの楽曲が再生される。
ステップS532において、サーバ装置10は、ステップS523において楽曲データのダウンロードを有料にしてからの視聴者クライアント装置39のダウンロード件数を計数し、ステップS533において、ダウンロード件数が閾値(例えば100人)以上になったかどうかを判断する。なお、このステップにおいて、閾値は、ステップS522で楽曲データのダウンロードを無料で行ったときからの累計人数(例えば200人)としてもよい。ここで、サーバ装置10は、視聴者クライアント装置39の電子メールアドレス等のIDを識別することで、例えば同じ視聴者が何度もダウンロードしてもこれを人数にカウントすることを防止し、正確にダウンロードを行った人数を計数することができるようにする。そして、視聴者クライアント装置39は、ダウンロード人数が閾値以上となったとき、ステップS534に進み、ダウンロード人数が閾値未満であるとき、ステップS532に戻り、ダウンロード人数を計数する。
ステップS534において、サーバ装置10は、以降アーティストの楽曲データをダウンロードするとき、楽曲データのダウンロードの料金を更に高額の価格設定(例えば1回200円)にし、これをホームページに告知する。そして、ステップS535において、サーバ装置10は、投資クライアント装置20に、視聴者がダウンロードするとき有料(例えば1回200円)になった旨の通知を行い、ステップS536において、投資クライアント装置20は、その旨を受信する。これにより、投資家は、視聴者がダウンロードが有料になったことを知ることができる。
以上のように、サーバ装置10は、楽曲データのダウンロード人数が閾値を超えたかどうかを判断し、楽曲データのダウンロード人数が閾値を超えたとき、楽曲データの1回のダウンロードの価格を更に高額に設定する。すなわち、サーバ装置10は、ダウンロード人数が多い楽曲データは人気があることから、ダウンロード人数の上昇に合わせてダウンロード1回の価格も上昇させるようにしている。
図10に示すように、サーバ装置10は、ステップS541において、視聴者クライアント装置39のダウンロード件数を計数し、ステップS542において、ダウンロード件数が第nの閾値以上になったかどうかを判断する。ステップS543において、サーバ装置10は、以降アーティストの楽曲データをダウンロードするとき、楽曲データのダウンロードの料金を更に高額の第nの価格設定にし、これをホームページに告知する。そして、ステップS544において、サーバ装置10は、投資クライアント装置20に、視聴者がダウンロードするときの価格等の通知を行い、ステップS545において、投資クライアント装置20は、その旨を受信する。これにより、投資家は、視聴者のダウンロード1回の値段を知ることができる。
そして、視聴者クライアント装置39は、上記ステップS515〜ステップS519に示す手順やステップS525〜ステップS530に示すような手順で楽曲データを有料でダウンロードし、ダウンロードした楽曲データの再生を行う。
そして、サーバ装置10は、ステップS546において、視聴者のダウンロードを有料化してから所定期間(例えば数か月)が経過したかどうかを判断し、所定期間を経過しているとき、ステップS547に進み、該当しないとき、ステップS546を繰り返す。ステップS547において、サーバ装置10は、ダウンロード料金の収益、その他アーティストの活動、これに付随する関連商品等の売上げに基づいて投資家への配当を計算する。
そして、サーバ装置10は、ステップS548において、配当金等のデータを投資クライアント装置20に送信し、ステップS549において、投資クライアント装置20は、これを受信する。そして、サーバ装置10は、課金センタ35に接続することによって、課金センタ35が、サーバ装置10からの投資家への配当金のデータに基づいて、投資家の口座データを更新する。
次いで、サーバ装置10は、ステップS550において、再度、新規投資家の募集をホームページで行う。ここで、投資チケットの価格は、ステップS522以降の収益に基づいて決定され、例えば収益が多かった楽曲に対しては、投資チケットの価格が高く設定される。そして、サーバ装置10は、投資家募集を行うときは、ステップS551に進み、行わないときは、上述したステップS542に戻り有料ダウンロード処理を続ける。
ステップS551において、サーバ装置10は、ホームページにおいて、投資家の受付を再開した旨と、投資チケットの価格を公表する。ここでの、投資チケットの価格は、最初に売り出したときの価格より高く設定される。なお、投資チケットの価格の算出にあたっては、上述の表1や表2に基づいて行えばよい。そして、既に投資チケットを所有している投資家が更に投資チケットを追加購入するときや新たな投資家が新規に投資チケットを購入するときには、これら投資家は、上記ステップS552において、上記ステップS506〜ステップS514の手順に従って投資チケットを購入する。
以上のような投資システムでは、有名でもないアマチュアのアーティストの楽曲の配信を所定期間無料で行うことができることから、多くの視聴者に楽曲をインターネット1を介して聞いてもらうことができ、新曲の知名度を上げることができる。また、ダウンロード件数が閾値以上となったとき、楽曲データのダウンロードが有料になることから、ある程度人気が出てきたアーティストが収益を得ることができるようになる。更に、視聴者側も、楽曲データのダウンロードが有料であっても、有料の楽曲はある程度人気があることが保証されているため、ダウンロードした後に自分の嗜好に合わず後悔することを少なくすることができる。更に、このシステムでは、先見の明のあった投資家は、投資したアーティストの人気が上がり、楽曲が売れることで、配当、例えば金銭的な見返りを得ることができる。更に、一度投資を締め切ったアーティストについて投資を再開したときには、より多くの投資を見込むことができ、募った資金をプロモーション等に使用することができる。
なお、この実施例では、投資対象を発売前若しくは発売後の新曲とした例を説明したが、投資対象はアーティストであってもよい。また、サーバ装置10は、実際の証券取引と同じように、楽曲の投資チケットの売買を行うようにしてもよい。更に、このシステムでは、投資対象データをサーバ装置10にアップロードする装置として、音楽事務所クライアント装置31、アーティストクライアント装置32の何れか1つであってもよい。
次に、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32が投資チケットの投資チケットを発行する際の詳細について図11を参照して説明する。
先ずステップS561において、サーバ装置10に投資対象となるアーティストに関するデータや投資対象となる楽曲データを、アーティストやレコード会社の担当者が、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32のキーボード及びマウスを用い、これらのデータをアップロードする操作をすると、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、これらのデータを、インターネット1を介してサーバ装置10にアップロードする。また、このステップS561において、アーティストやレコード会社の担当者は、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32を用いて、投資チケットの総発行枚数及び投資チケットの総発行枚数中の自分の保有率をサーバ装置10に送信する。
ステップS562において、サーバ装置10は、これらのデータを受信すると、次いで、ステップS563において、記憶部11に構築されているデータベースに投資対象データを登録する処理を行う。次いで、サーバ装置10は、ステップS564において、投資対象データをホームページに公表する。具体的に、ホームページでは、投資対象となるアーティストや楽曲データに関するデータと共に、発行する投資チケットの総枚数、投資チケットの発行者の保有率、販売する投資チケットの枚数、投資チケットの額面価格、受付開始日時等が公表される。
ステップS565において、投資家が投資クライアント装置20によってそのホームページにアクセスする操作を行うと、投資クライアント装置20は、サーバ装置10の利用者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部27に表示する。投資家は、表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、楽曲データのダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS566において、投資クライアント装置20は、利用者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当する(YES)ときはステップS567に進み、該当しない(NO)ときは、ステップS568に進み、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS567において、投資クライアント装置20は、サーバ装置10にダウンロード要求を行い、サーバ装置10は、これを受信すると、ステップS569において、投資を行うのに必要な情報、すなわちホームページに公表されているデータを、投資クライアント装置20に送信する。ステップS570において、投資クライアント装置20は、これらのデータを受信すると、HDD22に一旦記録すると共に、画面に表示する。
ところで、投資チケットを販売するに際しては、投資家の資力等を審査する必要がある。そこで、サーバ装置10は、ホームページ上で、投資チケットを購入するにはユーザ登録を行う必要があることを公表している。そこで、ステップS571において、例えば、投資家は、キーボード等を用いてクレジットカード等の識別番号を入力し、投資クライアント装置20よりサーバ装置10にこれらのデータを送信する。ステップS572において、サーバ装置10は、投資クライアント装置20よりクレジット番号等を受信すると、次いで、ステップS573において、投資家の資力等の審査を行う。ステップS574において、サーバ装置10は、投資クライアント装置20から送信された投資家のデータが基準以上であるとき、ステップS575に進み、合格通知と本システムを利用するための投資家IDを投資クライアント装置20に送信する。また、サーバ装置10は、投資家のデータが基準以下であるとき、ステップS576に進み不合格通知を投資クライアント装置20に送信する。
投資クライアント装置20は、サーバ装置10より合格通知と投資家IDを受信する。これにより、以後、投資家は、本システムで投資チケットを購入することができるようになる。そして、投資家は、ステップS577において、投資クライアント装置20の表示部に表示された投資家データより、所望の投資対象データを選択すると、投資クライアント装置20は、ステップS578において、サーバ装置10に投資家IDと共に投資データ、すなわち購入する投資チケットのID及び投資チケットの購入枚数を送信する。
サーバ装置10は、ステップS579において、投資家IDと共に投資データを受信すると、次いで、ステップS580において、投資クライアント装置20より送信された投資家IDに基づいて、登録済みの投資家からの注文であるかどうかの認証を行い、認証が取れたとき、ステップS581に進み、認証が取れなかったとき、ステップS582に進み、投資クライアント装置20に非認証通知を送信する。
ステップS581において、サーバ装置10は、投資チケットの販売期間が終了したかどうかを判断し、所定期間を経過したとき、ステップS583に進み、投資チケット販売の受付を終了し、その旨をホームページに公表する。また、サーバ装置10は、所定期間を経過していないとき、ステップS581を繰り返す。
投資チケットの販売受付期間が過ぎると、サーバ装置10は、ステップS584において、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えているかどうかを判断する。そして、サーバ装置10は、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えているとき、ステップS585に進み、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えていないとき、ステップS586に進み、投資チケットの購入を応募した投資家の投資クライアント装置20に、応募枚数分の投資チケットを送信する。
また、サーバ装置10は、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えているとき、ステップS585において、投資チケットを販売する投資家の抽選を行い、当選者には、ステップS587において、投資クライアント装置20に投資チケットを送信し、落選者には、ステップS588において、投資クライアント装置20に落選通知を送信する。
ステップS589において、投資クライアント装置20は、投資チケットを受信する。なお、サーバ装置10は、投資チケットを投資クライアント装置20に送信したときに課金処理を行う。
このようなシステムによれば、自分で投資チケットを保有しつつ、資金の不足分を投資家から集めることができ、売出し中のアーティスト等であっても比較的容易に活動資金を集めることができる。
次に、投資チケットの発行者の保有率を、発行者の規模に応じて換えて、投資チケットを販売する例を図12を参照して説明する。図12に示す例では、投資チケットの発行元が個人アーティストであるときと、中規模のレコード会社であるときと、大規模なレコード会社であるときとで、投資チケットの保有率を予め設定しておくことを特徴とする。ここでは、通常、大規模のレコード会社は、資本力があるため投資チケットの保有率を51%に設定し、中規模のレコード会社は、大規模のレコード会社に比べ資本力が乏しいため投資チケットの保有率を40%に設定し、個人アーティストは、3つの中で最も資本力が乏しいため30%に設定される。大規模のレコード会社は、投資チケットの保有率を51%とすることで、通常の株券と同様に、アーティストの活動の方針等に対して決定権を有するようにし、残りを投資家の分としている。
これを詳細に説明すると、先ず、ステップS591において、サーバ装置10は、ホームページにおいて、本システムに参加する投資チケットの発行元を募集する。このホームページでは、大規模のレコード会社は、投資チケットの保有率が51%となり、中規模のレコード会社は投資チケットの保有率が40%であり、個人アーティストは投資チケットの保有率が30%であることが公表されている。
ステップS592において、個人アーティストやレコード会社の担当者が、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32のキーボード及びマウスを用い、これらのデータをアップロードする操作をすると、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、ホームページをダウンロードし、表示部に表示する。そして、アーティストやレコード会社の担当者が本システムを利用するとき、ステップS593において、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、投資対象データとなるアーティストに関するデータや投資対象となる楽曲データをサーバ装置10に送信する。これと共に、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、投資チケットの総発行枚数及び自分の規模種別、すなわち大規模レコード会社であるか中規模レコード会社であるか個人アーティストであるかの種別をサーバ装置10に送信する。
ステップS594において、サーバ装置10は、これらのデータを受信すると、次いで、ステップS595において、記憶部11に構築されているデータベースに投資対象データを登録する処理を行う。ここで、投資チケットの発行元の種別を特定し、これに基づいて、発行する投資チケットの保有率を51%、40%、30%の何れかに設定する。これにより、サーバ装置10は、一般投資家に対して販売する販売投資チケット枚数を算出する。次いで、サーバ装置10は、ステップS596において、投資対象データをホームページに公表する。具体的に、ホームページでは、投資対象となるアーティストや楽曲データに関するデータと共に、発行する投資チケットの総枚数、投資チケットの発行者の保有率、販売する投資チケットの枚数、投資チケットの額面価格、受付開始日時等が公表される。
なお、ここで、サーバ装置10は、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32に保有率を送信するようにしてもよい。
ステップS597において、投資家が投資クライアント装置20によってそのホームページにアクセスする操作を行うと、投資クライアント装置20は、サーバ装置10の利用者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部27に表示する。投資家は、表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、楽曲データのダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS598において、投資クライアント装置20は、利用者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当するときステップS599に進み、該当しないとき、ステップS600に進み、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS599において、投資クライアント装置20は、サーバ装置10にダウンロード要求を行い、サーバ装置10は、これを受信すると、ステップS601において、投資を行うのに必要な情報、すなわちホームページに公表されているデータを、投資クライアント装置20に送信する。ステップS602において、投資クライアント装置20は、これらのデータを受信すると、HDD22に一旦記録すると共に、画面に表示する。かくして、投資家は、投資データの善し悪しを判断することができる。
次いで、投資家が本システムを利用するとき、ステップS603において、例えば、投資家は、キーボード等を用いて決済を行うためのクレジットカード等の識別番号を入力し、投資クライアント装置20よりサーバ装置10にこれらのデータを送信する。ステップS604において、サーバ装置10は、投資クライアント装置20よりクレジット番号等を受信すると、次いで、ステップS605において、投資家の資力等の審査を行う。ステップS606において、サーバ装置10は、投資クライアント装置20から送信された投資家のデータが基準以上であるとき、ステップS607に進み、合格通知と本システムを利用するための投資家IDを投資クライアント装置20に送信する。また、サーバ装置10は、投資家のデータが基準以下であるとき、ステップS608に進み不合格通知を投資クライアント装置20に送信する。
投資クライアント装置20は、サーバ装置10より合格通知と投資家IDを受信する。これにより、以後、投資家は、本システムで投資チケットを購入することができるようになる。そして、投資家は、ステップS609において、投資クライアント装置20の表示部に表示された投資家データより、所望の投資対象データを選択すると、投資クライアント装置20は、ステップS610において、サーバ装置10に投資家IDと共に投資データ、すなわち購入する投資チケットのID及び投資チケットの購入枚数を送信する。
サーバ装置10は、ステップS611において、投資家IDと共に投資データを受信すると、次いで、ステップS612において、投資クライアント装置20より送信された投資家IDに基づいて、登録済みの投資家からの注文であるかどうかの認証を行い、認証が取れたとき、ステップS613に進み、認証が取れなかったとき、ステップS614に進み、投資クライアント装置20に非認証通知を送信する。
ステップS613において、サーバ装置10は、投資チケットの販売期間が終了したかどうかを判断し、所定期間を経過したとき、ステップS615に進み、投資チケット販売の受付を終了し、その旨をホームページに公表する。また、サーバ装置10は、所定期間を経過していないとき、ステップS613を繰り返す。
投資チケットの販売受付期間が過ぎると、サーバ装置10は、ステップS616において、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えているかどうかを判断する。そして、サーバ装置10は、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えているとき、ステップS617に進み、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えていないとき、ステップS618に進み、投資チケットの購入を応募した投資家の投資クライアント装置20に、応募枚数分の投資チケットを送信する。
また、サーバ装置10は、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えているとき、ステップS617において、投資チケットを販売する投資家の抽選を行い、当選者には、ステップS619において、投資クライアント装置20に投資チケットを送信し、落選者には、ステップS620において、投資クライアント装置20に落選通知を送信する。
ステップS621において、投資クライアント装置20は、投資チケットを受信する。なお、サーバ装置10は、投資チケットを投資クライアント装置20に送信したときに課金処理を行う。
このようなシステムによれば、自分で投資チケットを保有しつつ、資金の不足分を投資家から集めることができ、売出し中のアーティスト等であっても比較的容易に活動資金を集めることができる。また、大規模なレコード会社は、投資チケットの保有率が最初から51%以上あることから、アーティスト等の営業活動について決定権をもつことができ、音楽活動を自由に行うことができる。また、個人のアーティストにとっては、保有率が30%と少なくなることで、金銭的な負担を小さくすることができる。なお、投資チケットの発行元の投資チケットの保有率は、上述した例に限定されるものではなく、大規模のレコード会社、中規模のレコード会社、個人アーティストの順で小さくなるように設定すれば、上記数値に限定されるものではない。
次に、投資チケットの発行元となる個人アーティストやレコード会社、音楽事務所の投資チケットの保有率を投資対象の実績に応じて設定する例について、図13乃至図16を参照して説明する。
先ず、ステップS631において、サーバ装置10は、ホームページにおいて、本システムに参加する投資チケットの発行元を募集する。このホームページでは、本システムに参加するのに、投資対象となるアーティストや楽曲の実績データが必要であり、この実績データに応じて投資チケットの発行元の投資チケットの保有率が設定されることを公表する。また、このホームページでは、投資チケットの発行元が希望する発行する投資チケットの総額、すなわち希望ファンド総額を申請できる旨を公表する。
ステップS632において、アーティストやレコード会社の担当者が、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32のキーボード及びマウスを用い、これらのデータをアップロードする操作をすると、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、ホームページをダウンロードし、表示部に表示する。そして、アーティストやレコード会社の担当者が本システムを利用するとき、ステップS633において、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、投資対象データとなるアーティストに関するデータや投資対象となる楽曲データをサーバ装置10に送信する。これと共に、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、希望する投資チケットの総発行枚数、希望ファンド総額、及び投資対象となるアーティストや楽曲の実績データをサーバ装置10に送信する。ここで、実績データとは、コンパクトディスク等の記録媒体の売上げ等のコンテンツの売上げ、コンサート等を行っている際には観客動員数、関連商品の売上げ、インターネット1を介して音楽配信を行っているときにはダウンロード件数、更には上述した実施例で説明したダウンロード件数等である。
ステップS634において、サーバ装置10は、これらのデータを受信すると、次いで、ステップS635において、申請のあった投資対象の実績データに応じた本システムの運営者が算出する推定ファンド総額を算出する。
ここで、推定ファンド総額は、図15に示すように、実績が良い、すなわち実績データが大きいほど、ファンド総額を大きく推定することができる。したがって、サーバ装置10は、図15に示す関数を用いて、実績データから推定ファンド総額を算出する。そして、サーバ装置10は、ステップS635において、算出した推定ファンド総額を、下記数式に示すように、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32から送信された投資チケットの発行枚数で除することにより、投資チケットの額面価格を算出する。
投資チケットの額面価格=(推定ファンド総額)/(投資チケットの発行枚数)
そして、サーバ装置10は、ステップS636において、算出した投資チケットを、額面価格に応じて額面価格の高い順に例えばAランク、Bランク、Cランクの3ランクに分類する。このランクには、ランク該当チケットの額面価格が予め定められており、サーバ装置10は、投資チケットを、投資チケットの額面価格が最も近いランクにランク付けする。なお、投資チケットは、更に細かく分けられたランクに分類するようにしてよい。そして、サーバ装置10は、ステップS637において、下記式に示すように、ランク付けされた投資チケットの額面価格に、投資チケットの発行枚数を乗することにより、投資チケットのランクに応じた推定ファンド総額を算出する。
投資チケットのランクに応じた推定ファンド総額=
(ランク付けされた投資チケットの額面価格)×(投資チケットの発行枚数)
ステップS638において、サーバ装置10は、投資チケットのランク(投資チケットのランクに基づいた額面価格)と投資チケットのランクに応じた推定ファンド総額とを音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32に送信する。また、これと共に、サーバ装置10は、ステップS633でサーバ装置10に送信した希望ファンド総額とステップS637で算出したランクに基づいた投資チケットに基づいた推定ファンド総額の差額を支払うかどうかの回答を求めるデータを送信する。
ステップS639において、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、サーバ装置10から送信されたこれらのデータを受信する。次いで、ステップS640において、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、個人アーティストやレコード会社の担当者が、キーボード及びマウスより、ステップS633でサーバ装置10に送信した希望ファンド総額とステップS673で算出したランクに基づいた投資チケットに基づいた推定ファンド総額の差額を支払うかどうかの回答が入力されたかを判断する。そして、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、差額を支払うとき、ステップS641において、支払データをサーバ装置10に送信し、差額を支払わないとき、ステップS642において、投資チケットのランクに基づいた推定ファンド総額で投資家を募集することに同意する同意データをサーバ装置10に送信する。
サーバ装置10は、ステップS643において、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32から支払データを受信したかどうかを判断し、受信したとき、ステップS645に進み、受信しないとき、ステップS644に進む。次いで、サーバ装置10は、ステップS644において、同意データを受信したかどうかを判断し、受信したときステップS645に進み、受信しないとき、ステップS646において、ログアウトする。
ステップS645において、サーバ装置10は、投資チケットの発行元の投資チケットの保有率を決定する。すなわち、図16中実線で示すように、推定ファンド総額が大きい場合、すなわち実績が大きい場合、投資チケットの購入希望者も多くなり、売却できる可能性も大きくなることが予想されることから、投資チケットの発行元の保有率は、推定ファンド総額が大きくなるほど小さくし、音楽事務所や個人アーティストが多くの投資家から資金を集めることができるようにする。したがって、実績が特によい場合、すなわち推定ファンド総額が特に大きい場合には、投資チケットの発行元の投資チケットの保有率が30%未満となることがある。この場合、図16中点線で示すように、サーバ装置10は、投資チケットの発行元の投資チケットの保有率を30%に引き上げ、音楽活動をアーティストが比較的自由に行うことができるようにする。また、また、図16に示すように、特に実績が低い場合、すなわち推定ファンド総額が特に低い場合には、保有率が100%近くなってしまい、投資チケットを一般投資家に販売できなくなる。そこで、サーバ装置10は、一般投資家への投資チケットの販売枠を確保しつつ、アーティストの活動方針等の決定権を継続して維持できるように、発行元の投資チケットの保有率を、51%となるように引き下げる。
そして、サーバ装置10は、保有率に基づいて、投資チケットの発行元の投資チケットの保有数を算出し、図14に示すように、ステップS651において、残りを一般投資家に販売する投資チケットとしてホームページに公表する。また、このホームページでは、投資対象となるアーティストや楽曲データに関するデータと共に、発行する投資チケットの総枚数、投資チケットの発行者の保有率、販売する投資チケットの枚数、投資チケットの額面価格、受付開始日時等が公表される。
なお、ここで、サーバ装置10は、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32に保有率を送信するようにしてもよい。
ステップS652において、投資家が投資クライアント装置20によってそのホームページにアクセスする操作を行うと、投資クライアント装置20は、サーバ装置10の利用者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部27に表示する。投資家は、表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、楽曲データのダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS653において、投資クライアント装置20は、利用者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当するときステップS654に進み、該当しないとき、ステップS666に進み、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS654において、投資クライアント装置20は、サーバ装置10にダウンロード要求を行い、サーバ装置10は、これを受信すると、ステップS667において、投資を行うのに必要な情報、すなわちホームページに公表されているデータを、投資クライアント装置20に送信する。ステップS668において、投資クライアント装置20は、これらのデータを受信すると、HDD22に一旦記録すると共に、画面に表示する。かくして、投資家は、投資データの善し悪しを判断することができる。
次いで、投資家が本システムを利用するとき、ステップS669において、例えば、投資家は、キーボード等を用いて決済を行うためのクレジットカード等の識別番号を入力し、投資クライアント装置20よりサーバ装置10にこれらのデータを送信する。ステップS670において、サーバ装置10は、投資クライアント装置20よりクレジット番号等を受信すると、次いで、ステップS671において、投資家の資力等の審査を行う。ステップS672において、サーバ装置10は、投資クライアント装置20から送信された投資家のデータが基準以上であるとき、ステップS673に進み、合格通知と本システムを利用するための投資家IDを投資クライアント装置20に送信する。また、サーバ装置10は、投資家のデータが基準以下であるとき、ステップS674に進み不合格通知を投資クライアント装置20に送信する。
投資クライアント装置20は、サーバ装置10より合格通知と投資家IDを受信する。これにより、以後、投資家は、本システムで投資チケットを購入することができるようになる。そして、投資家は、ステップS675において、投資クライアント装置20の表示部に表示された投資家データより、所望の投資対象データを選択すると、投資クライアント装置20は、ステップS676において、サーバ装置10に投資家IDと共に投資データ、すなわち購入する投資チケットのID及び投資チケットの購入枚数を送信する。
サーバ装置10は、ステップS677において、投資家IDと共に投資データを受信すると、次いで、ステップS678において、投資クライアント装置20より送信された投資家IDに基づいて、登録済みの投資家からの注文であるかどうかの認証を行い、認証が取れたとき、ステップS679に進み、認証が取れなかったとき、ステップS680に進み、投資クライアント装置20に非認証通知を送信する。
ステップS679において、サーバ装置10は、投資チケットの販売期間が終了したかどうかを判断し、所定期間を経過したとき、ステップS681に進み、投資チケット販売の受付を終了し、その旨をホームページに公表する。また、サーバ装置10は、所定期間を経過していないとき、ステップS679を繰り返す。
投資チケットの販売受付期間が過ぎると、サーバ装置10は、ステップS681において、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えているかどうかを判断する。そして、サーバ装置10は、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えているとき、ステップS685に進み、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えていないとき、ステップS686に進み、投資チケットの購入を応募した投資家の投資クライアント装置20に、応募枚数分の投資チケットを送信する。
また、サーバ装置10は、応募のあった投資チケットの枚数が売り出し予定枚数を超えているとき、ステップS685において、投資チケットを販売する投資家の抽選を行い、当選者には、ステップS687において、投資クライアント装置20に投資チケットを送信し、落選者には、ステップS678において、投資クライアント装置20に落選通知を送信する。
ステップS689において、投資クライアント装置20は、投資チケットを受信する。なお、サーバ装置10は、投資チケットを投資クライアント装置20に送信したときに課金処理を行う。
このようなシステムによれば、自分で投資チケットを実績に応じて保有しつつ、資金の不足分を投資家から集めることができ、売出し中のアーティスト等であっても比較的容易に活動資金を集めることができる。
次に、投資チケットの発行元となる個人アーティストやレコード会社、音楽事務所の投資チケットの保有率を人気投票の結果に応じて設定する例について、図17を参照して説明する。
先ず、ステップS701において、サーバ装置10は、ホームページにおいて、本システムに参加する投資チケットの発行元を募集する。このホームページでは、本システムに参加するのに、投資対象となるアーティストや楽曲の実績データが必要であり、人気投票の結果に応じて投資チケットの発行元の投資チケットの保有率が設定されることを公表する。また、このホームページでは、投資チケットの発行元が希望する発行する投資チケットの総額、すなわち希望ファンド総額を申請できる旨を公表する。
ステップS702において、アーティストやレコード会社の担当者が、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32のキーボード及びマウスを用い、これらのデータをアップロードする操作をすると、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、ホームページをダウンロードし、表示部に表示する。そして、アーティストやレコード会社の担当者が本システムを利用するとき、ステップS703において、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、投資対象データとなるアーティストに関するデータや投資対象となる楽曲データをサーバ装置10に送信する。これと共に、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、希望する投資チケットの総発行枚数及び希望ファンド総額をサーバ装置10に送信する。
ステップS704において、サーバ装置10は、これらのデータを受信すると、次いで、ステップS705において、申請のあった複数の投資対象データをホームページに公表し、投資チケットの保有率を決定するため、申請のあったアーティストや楽曲データ等の人気投票を行う。
ステップS706において、視聴者がそのホームページにアクセスする操作を行うと、視聴者クライアント装置39は、サーバ装置10の利用者が所望するジャンルのホームページにアクセスして、表示部に表示する。ここで、ホームページには、人気投票が行われている旨が公表されており、視聴者が投資対象データ等を無料又は有料でダウンロードできる旨が公表されている。
視聴者は、視聴者クライアント装置39の表示部に表示されたホームページを用いて、将来性があると思うアーティストや、自分の好みのアーティストを見つけ、楽曲データのダウンロード操作を行う。すなわち、ステップS707において、視聴者クライアント装置39は、視聴者がダウンロード操作を行ったかを判定し、該当するときステップS708に進み、サーバ装置10にダウンロード要求を行い、該当しないとき、ステップS709において、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
ステップS708において、視聴者クライアント装置39は、サーバ装置10に対してダウンロード要求を行い、サーバ装置10は、視聴者クライアント装置39からのダウンロード要求を受信すると、ステップS710において、投資対象データ等を視聴者クライアント装置39に送信する。視聴者クライアント装置39は、ステップS711において、有料又は無料でこれらのデータを受信し、記憶部に一旦記録すると共に、画面に表示する。ステップS712において、視聴者クライアント装置39は、視聴者が楽曲を聴くために楽曲データを再生する操作を行うと、スピーカより楽曲データに基づいた音楽を出力する。かくして、視聴者が選択したアーティストの楽曲が再生され、これにより、視聴者は、投票するアーティスト等の投資対象データを決めることができる。
視聴者は、ダウンロードした投資対象データの中から自分の好みにあった楽曲データ等を見つけて、投票を行うとき、操作部を構成するキーボードやマウスを用いて表示部に表示されている投資対象データの一覧の中から一又は複数の投資対象データを選択し選択データの送信操作を行う。すなわち、視聴者クライアント装置39は、ステップS713において、視聴者の操作に応じて投資対象データを選択し、ステップS714において、選択した投資対象データの選択データをサーバ装置10に送信する。
サーバ装置10は、ステップS715において、視聴者クライアント装置39からの選択データを受信すると、次いで、ステップS716において、人気投票を行う期間を経過したかどうかを判断する。そして、サーバ装置10は、所定期間を経過したとき、ステップS717に進み、所定期間を経過しなかったとき、ステップS716を繰り返す。
ステップS717において、サーバ装置10は、投票結果を集計する。ステップS718において、サーバ装置10は、人気投票結果に応じた本システムの運営者が算出する推定ファンド総額を算出する。
ここで、推定ファンド総額は、図15に示すように、人気が高い、すなわち人気度が大きいほど、ファンド総額を大きく推定することができる。したがって、サーバ装置10は、図15に示す関数を用いて、人気度から推定ファンド総額を算出する。そして、サーバ装置10は、ステップS718において、算出した推定ファンド総額を、下記数式に示すように、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32から送信された投資チケットの発行枚数で除することにより、投資チケットの額面価格を算出する。
投資チケットの額面価格=(推定ファンド総額)/(投資チケットの発行枚数)
そして、サーバ装置10は、ステップS719おいて、算出した投資チケットを、額面価格に応じて例えばAランク、Bランク、Cランクの3ランクに分類する。そして、サーバ装置10は、ステップS720において、下記式に示すように、ランク付けされた投資チケットの額面価格に、投資チケットの発行枚数を乗することにより、投資チケットのランクに応じた推定ファンド総額を算出する。
投資チケットのランクに応じた推定ファンド総額=
(ランク付けされた投資チケットの額面価格)×(投資チケットの発行枚数)
ステップS721において、サーバ装置10は、投資チケットのランク(投資チケットのランクに基づいた額面価格)と投資チケットのランクに応じた推定ファンド総額とを音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32に送信する。また、これと共に、サーバ装置10は、ステップS703でサーバ装置10に送信した希望ファンド総額とステップS673で算出したランクに基づいた投資チケットに基づいた推定ファンド総額の差額を支払うかどうかの回答を求めるデータを送信する。
ステップS722において、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、サーバ装置10から送信されたこれらのデータを受信する。次いで、ステップS723において、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、個人アーティストやレコード会社の担当者が、キーボード及びマウスより、ステップS703でサーバ装置10に送信した希望ファンド総額とステップS720で算出したランクに基づいた投資チケットに基づいた推定ファンド総額の差額を支払うかどうかの回答が入力されたかを判断する。そして、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32は、差額を支払うとき、ステップS724において、支払データをサーバ装置10に送信し、差額を支払わないとき、ステップS725において、投資チケットのランクに基づいた推定ファンド総額で投資家を募集することに同意する同意データをサーバ装置10に送信する。
サーバ装置10は、ステップS726において、音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32から支払データを受信したかどうかを判断し、受信したとき、ステップS729に進み、受信しないとき、ステップS727に進む。次いで、サーバ装置10は、ステップS727において、同意データを受信したかどうかを判断し、受信したときステップS729に進み、受信しないとき、ステップS728において、ログアウトする。
ステップS729において、サーバ装置10は、上記図16を用いて説明したように投資チケットの発行元の投資チケットの保有率を30%〜51%の範囲で決定する。かくして、サーバ装置10は、投資チケットの発行元の保有率を決定する。以降、投資家への投資チケットの発行は、上記図14に示す手順によって行われる。このようなシステムによれば、自分で投資チケットを人気度に応じて保有しつつ、資金の不足分を投資家から集めることができ、売出し中のアーティスト等であっても比較的容易に活動資金を集めることができる。
以上のように、投資チケットは、一般投資家に発行される。ここで、発行済みの投資チケットは、図18に示すように、発行元である音楽事務所、レコード会社、個人アーティストが30%以上100%未満で保有し、残りが一般投資家への発行分となる。
次いで、通常の株取引のように、投資家間で行われる投資チケットの売買について図19を参照して説明する。以下説明する例は、指し値で投資チケットを売買する例である。
先ず、ステップS731において、投資チケットの売手側の投資クライアント装置20は、投資家が予め取得している本システムを利用するための投資家IDをサーバ装置10に送信する。また、ステップS732において、投資チケットの買手側の投資クライアント装置20も、投資家が予め取得している本システムを利用するための投資家IDをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、ステップS733において、売手側の投資クライアント装置20や買手側の投資クライアント装置20からの投資家IDを受信すると、次いで、ステップS734において、予め登録してあるIDとの認証を行う。そして、サーバ装置10は、認証が取れたとき、ステップS735において、売手側の投資クライアント装置20や買手側の投資クライアント装置20に認証信号を送信する。また、サーバ装置10は、認証が取れなかったとき、ステップS756において、売手側の投資クライアント装置20や買手側の投資クライアント装置20に非認証信号を送信する。
投資チケットの売却側の投資クライアント装置20は、ステップS737において、投資チケットの売却銘柄、投資チケットの売却希望価格(指し値)、投資チケットの売却数等をサーバ装置10に送信する。ステップS738において、サーバ装置10は、売手側の投資クライアント装置20からのデータを受信すると、ステップS739において、記憶部に設けられたデータベースに売り注文を登録する。
また、投資チケットの買手側の投資クライアント装置20は、ステップS740において、投資チケットの購入銘柄、投資チケットの購入希望価格(指し値)、投資チケットの購入数等をサーバ装置10に送信する。ステップS741において、サーバ装置10は、投資チケットの買手側の投資クライアント装置20からのデータを受信すると、ステップS742において、記憶部に設けられたデータベースに買い注文を登録する。
サーバ装置10は、ステップS743において、売手側の投資クライアント装置20から売り注文があった投資チケットの銘柄の指し値に合った価格の買い注文があるかどうかを検索し、売り注文の銘柄の指し値にあった買い注文があったとき取引を成立させ、ステップS744に進む。なお、売り注文より買い注文が多いときには、先着順や抽選で買手側を決めるようにしてもよい。また、サーバ装置10は、売り注文の銘柄の指し値にあった買い注文がなかったとき取引を不成立とし、ステップS747に進む。
サーバ装置10は、取引が成立したとき、ステップS744において、取引成立通知を売手側と買手側の投資クライアント装置20に送信する。そして、ステップS745において、売手側の投資クライアント装置20は、取引成立通知を受信することによって、自分の投資チケットが売却できたことを知ることができる。また、ステップS746において、買手側の投資クライアント装置20は、取引成立通知を受信することによって、所望の投資チケットを購入できたことを知ることができる。
また、サーバ装置10は、取引が成立しなかったとき、ステップS747において、売手側及び売却側の投資クライアント装置20に取引不成立通知を送信する。そして、ステップS748において、売手側の投資クライアント装置20は、取引不成立通知を受信することによって、自分の投資チケットが売却できなかったことを知ることができる。また、ステップS749において、買手側の投資クライアント装置20は、取引不成立通知を受信することによって、所望の投資チケットを購入できなかったことを知ることができる。
次に、投資チケットの売買を成り行きによって行う例を図20を参照して説明する。先ず、ステップS751において、投資チケットの売手側の投資クライアント装置20は、投資家が予め取得している本システムを利用するための投資家IDをサーバ装置10に送信する。また、ステップS752において、投資チケットの買手側の投資クライアント装置20も、投資家が予め取得している本システムを利用するための投資家IDをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、ステップS753において、売手側の投資クライアント装置20や買手側の投資クライアント装置20からの投資家IDを受信すると、次いで、ステップS754において、予め登録してあるIDとの認証を行う。そして、サーバ装置10は、認証が取れたとき、ステップS755において、売手側の投資クライアント装置20や買手側の投資クライアント装置20に認証信号を送信する。また、サーバ装置10は、認証が取れなかったとき、ステップS756において、売手側の投資クライアント装置20や買手側の投資クライアント装置20に非認証信号を送信する。
投資チケットの売却側の投資クライアント装置20は、ステップS757において、投資チケットの売却銘柄、投資チケットの売却数、成り行きで投資チケットを売却することを指示する指示データ等をサーバ装置10に送信する。ステップS758において、サーバ装置10は、売手側の投資クライアント装置20からのデータを受信すると、ステップS759において、記憶部に設けられたデータベースに成り行きの売り注文を登録する。
また、投資チケットの買手側の投資クライアント装置20は、ステップS760において、投資チケットの購入銘柄、投資チケットの購入数、成り行きで投資チケットを売却することを指示する指示データ等をサーバ装置10に送信する。ステップS761において、サーバ装置10は、投資チケットの買手側の投資クライアント装置20からのデータを受信すると、ステップS762において、記憶部に設けられたデータベースに成り行きの買い注文を登録する。
サーバ装置10は、ステップS763において、売り注文又は買い注文のあった銘柄を検索し、そのときの相場で成りゆき売買を行う。そして、サーバ装置10は、取引が成立したとき、ステップS764に進み、取引が成立しなかったとき、ステップS767に進む。
サーバ装置10は、取引が成立したとき、ステップS764において、取引成立通知を売手側と買手側の投資クライアント装置20に送信する。そして、ステップS765において、売手側の投資クライアント装置20は、取引成立通知を受信することによって、自分の投資チケットが売却できたことを知ることができる。また、ステップS766において、買手側の投資クライアント装置20は、取引成立通知を受信することによって、所望の投資チケットを購入できたことを知ることができる。
また、サーバ装置10は、取引が成立しなかったとき、ステップS767において、売手側及び売却側の投資クライアント装置20に取引不成立通知を送信する。そして、ステップS768において、売手側の投資クライアント装置20は、取引不成立通知を受信することによって、自分の投資チケットが売却できなかったことを知ることができる。また、ステップS769において、買手側の投資クライアント装置20は、取引不成立通知を受信することによって、所望の投資チケットを購入できなかったことを知ることができる。
なお、本システムは、図19を用いて説明した指し値により行う投資チケットの売買と図20を用いて説明した成り行きにより行う投資チケットの売買とを組み合わせて投資チケットの売買を行うようにしてもよい。すなわち、サーバ装置10は、成り行きで投資チケットの売却を希望する売手と指し値で投資チケットの購入を希望する買手との間で取引を成立させるようにしてもよく、また、これとは逆に、指し値で投資チケットの売却を機能する売手と成り行きで投資チケットの購入を希望する買手との間で取引を成立させるようにしてもよい。
また、投資チケットの売買は、図21に示すように、売手側の希望売却価格に幅を持たせ、買手側の希望購入価格にも幅を持たせて行うようにしてもよい。先ず、ステップS771において、投資チケットの売手側の投資クライアント装置20は、投資家が予め取得している本システムを利用するための投資家IDをサーバ装置10に送信する。また、ステップS772において、投資チケットの買手側の投資クライアント装置20も、投資家が予め取得している本システムを利用するための投資家IDをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、ステップS773において、売手側の投資クライアント装置20や買手側の投資クライアント装置20からの投資家IDを受信すると、次いで、ステップS774において、予め登録してあるIDとの認証を行う。そして、サーバ装置10は、認証が取れたとき、ステップS775において、売手側の投資クライアント装置20や買手側の投資クライアント装置20に認証信号を送信する。また、サーバ装置10は、認証が取れなかったとき、ステップS776において、売手側の投資クライアント装置20や買手側の投資クライアント装置20に非認証信号を送信する。
投資チケットの売却側の投資クライアント装置20は、ステップS777において、投資チケットの売却銘柄、投資チケットの売却数、投資チケットの売却希望する価格の幅すなわち、売却希望価格帯等をサーバ装置10に送信する。ステップS778において、サーバ装置10は、売手側の投資クライアント装置20からのデータを受信すると、ステップS779において、記憶部に設けられたデータベースに売り注文を登録する。
また、投資チケットの買手側の投資クライアント装置20は、ステップS780において、投資チケットの購入銘柄、投資チケットの購入数、投資チケットの購入希望する価格の幅、すなわち、購入希望価格帯等をサーバ装置10に送信する。ステップS781において、サーバ装置10は、投資チケットの買手側の投資クライアント装置20からのデータを受信すると、ステップS782において、記憶部に設けられたデータベースに買い注文を登録する。
サーバ装置10は、ステップS783において、売り注文の価格の安い順と買い注文の価格の高い順とでマッチングを行う。サーバ装置10は、このマッチングを1日おき、1時間おき、15分おき等所定時間が経過する毎に行う。そして、サーバ装置10は、所定期間内に、一致したとき、取引が成立したものとして、ステップS784に進み、一致しないとき、取引不成立として、ステップS787に進む。
サーバ装置10は、取引が成立したとき、ステップS784において、取引成立通知を売手側と買手側の投資クライアント装置20に送信する。そして、ステップS785において、売手側の投資クライアント装置20は、取引成立通知を受信することによって、自分の投資チケットが売却できたことを知ることができる。また、ステップS786において、買手側の投資クライアント装置20は、取引成立通知を受信することによって、所望の投資チケットを購入できたことを知ることができる。
また、サーバ装置10は、取引が成立しなかったとき、ステップS787において、売手側及び売却側の投資クライアント装置20に取引不成立通知を送信する。そして、ステップS788において、売手側の投資クライアント装置20は、取引不成立通知を受信することによって、自分の投資チケットが売却できなかったことを知ることができる。また、ステップS789において、買手側の投資クライアント装置20は、取引不成立通知を受信することによって、所望の投資チケットを購入できなかったことを知ることができる。
なお、サーバ装置10は、このように売手側、買手側の何れか一方が希望価格に幅を持ち、他方が指し値や成り行きで取引を希望しているときにも、投資チケットの売買を行うようにしてもよい。
ここで、以上説明した実施例における課金処理方法について図22を参照して説明する。先ず、ステップS111において、サーバ装置10は、投資家、アーティスト、音楽事務所等への配当演算、サーバ装置10の管理者の利益演算結果、投資家が投資チケットを売買したことに伴う収益等に基づき投資金額データベースを更新する。具体的に、サーバ装置10は、サーバ装置利益データ、利用者配当データ、アーティスト配当データ、投資チケットの売買データを更新する。
ステップS112において、サーバ装置10は、課金センタ35に、サーバIDと、利用者及びアーティスト口座へのアクセス要求を専用線37を介して送信する。
アクセス要求受信待機状態にある課金センタ35は、ステップS113において、サーバ装置10よりサーバIDとアクセス要求を受信すると、ステップS114において、課金センタ35は、サーバIDにより認証処理を行う。ここで、予め利用者及びアーティストが本システムのサービス用に銀行口座を指定しており、この銀行口座指定処理により課金センタ35には、本システムのサーバIDと、利用者口座用鍵及びアーティスト口座用鍵とが対応して記憶されている。したがって、課金センタ35は、サーバ装置10より受信したサーバIDと記憶部4に記憶しているサーバIDとを照合することにより認証を行う。そして、課金センタ35は、認証を取ることができたとき、ステップS115に進み、認証を取ることができなかったとき、ステップS116に進み、非認証信号をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、非認証信号を受信したとき、処理を終了する。
ステップS115において、課金センタ35は、利用者口座用鍵とアーティスト口座用鍵をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、ステップS117において、課金センタ35より利用者口座用鍵及びアーティスト口座用鍵を受信し、ステップS118において、サーバ装置10は、利用者口座用鍵、アーティスト口座用鍵、予めサーバ装置に記憶されているサーバ口座用鍵、売買合計データ、利用者及びアーティスト配当データ、サーバ利益データ、投資家が行った投資チケットの売買データを課金センタ35に送信する。そして、サーバ装置10は、送信完了すると処理を終了する。また、サーバ装置10は、ステップS117において、これらのデータを受信しなかったとき、例えばインターネット1から接続を解除するログアウト処理等の利用者の操作に応じた他の処理を行う。
投資家及びアーティスト口座用鍵等の受信待機状態にある課金センタ35は、ステップS119で、サーバ装置10からのデータを受信し、ステップS120において、記憶部4に記憶されているデータベースの更新処理を行う。具体的に、課金センタ35は、利用者口座用鍵により投資家、視聴者等の利用者口座管理データにアクセスし、利用者毎の売買合計に基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。更に、利用者への配当データに基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。また、課金センタ35は、アーティスト口座用鍵によりアーティスト口座管理データにアクセスし、アーティスト毎の配当データに基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。更に、課金センタ35は、サーバ口座用鍵によりサーバ口座管理データにアクセスし、サーバ利益に基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。
口座管理データの更新に基づいて課金センタ35は、ステップS121において、銀行IDの銀行口座に対する決済処理を銀行センタ36と送受信することにより自動的に行う。すなわち、口座管理データの更新は、そのまま銀行口座データの更新に反映される。そして、この口座管理データの更新が完了すると、課金センタ35は、処理を終了する。
なお、例えば、上述したアーティストを投資対象とした実施例及び楽曲を投資対象とした実施例において、投資チケットには、投資チケットの投資対象の名称、価格等の他に、投資チケットが売買される毎に、下記表3に示すような投資家の名前、売買した日付、購入した投資家の生年月日、住所、電話番号、電子メールアドレス、職業等の投資家に関する情報を入れるようにしてもよい。これは、投資チケットを有名人、例えば有名アーティスト、有名プロデューサー等が所有したときに、この履歴が投資チケットの価値を左右することがあるためである。そして、この投資チケットは、サーバ装置10によって管理される。
Figure 2008171447
例えば、投資家が投資クライアント装置20でサーバ装置10に開設されたホームページを閲覧して購入する投資チケットを選択するとき、投資家が一の投資チケットを選択すると、サーバ装置10は、当該投資チケットの売買履歴、すなわち過去に所有した投資チケットの所有者の一覧のデータを投資クライアント装置20に送信する。そして、このデータを受信した投資クライアント装置20は、表示部に当該投資チケットの過去に所有した所有者の一覧を表示する。投資家は、投資チケットの過去に所有した所有者の一覧を見ることによって、その投資チケットの価値判断をし、購入するかどうかを決断することができる。
また、表3に示す投資チケットを画像データで構成したときには、ウォーターマークを設けるようにしてもよい。この場合、サーバ装置10に対して登録を行った投資家の投資クライアント装置20にウォーターマークのデコーダを設けることによって、サーバ装置10に登録を行った正規な投資家のみが投資チケットの内容を見ることができるようにすることができる。そして、投資家は、その投資チケットの売買履歴を見ることによって、その投資チケットの価値を判断することができる。
また、投資チケットの発行元である音楽事務所クライアント装置31やアーティストクライアント装置32にウォーターマークのデコーダを設けることによって、音楽事務所の担当者や個人アーティストが投資チケットの内容を見ることができるようにしてもよい。これによって、投資チケットの発行元は、発行した投資チケットがどの様な人により売買されているかを知ることができることで、例えば投資対象のアーティストや楽曲に興味を持っている人々の傾向、例えば年齢、性別、職業、地域の傾向を知ることができる。
更に、上述の実施例では、投資対象をアーティスト、すなわちその才能(才能)や楽曲としたが、投資対象を漫画、絵画、小説等のコンテンツとしてもよい。
次に、例えば音楽、漫画、絵画、小説、映画等のコンテンツを制作するアーティストに対してコンテンツ(作品)を発表できる場を提供するのみならず、コンテンツを販売する際に、通常の課金処理と、個人投資を可能とした投資目的の課金処理を、コンテンツの購買者に選択させる投資システムについて説明する。
この投資システムは、例えば図23に示すように、コンテンツ制作者が制作したコンテンツを蓄積するサーバ装置10と、コンテンツ製作者が自主製作したコンテンツをサーバ装置10にアップロードするアーティストクライアント装置32と、著作権を管理するホストコンピュータ33と、投資資金を管理するホストコンピュータ34と、コンテンツを販売すると共に、その支払いと投資に対する支払いを選択的に行うことができるキオスク端末装置40とを備える。なお、サーバ装置10、アーティストクライアント装置32は、図1に示すサーバ装置10、アーティストクライアント装置32と同じ構成を有するので、同じ番号を付して、それらの詳細については説明を省略する。
コンテンツ製作者が自主製作した音楽、漫画、絵画、小説、映画写真等のコンテンツを光ディスク、光磁気ディスク、不揮発性メモリ等の記録媒体に記録して、例えば自宅のパーソナルコンピュータ等からなるアーティストクライアント装置32でアップロードする操作を行うと、アーティストクライアント装置32は、それらのコンテンツをサーバ装置10にアップロードする。その際、アーティストクライアント装置32は、コンテンツのみならず、コンテンツ製作者の身長、体重、写真、過去の経歴等の情報もアップロードする。これらの情報は、プロダクションでの審査の参考とされる。なお、アップロードは、例えば、家庭内のセットトップボックスを用いるようにしてもよい。
また、別な実施例としては、例えば、コンテンツ製作者が自主製作したコンテンツを光ディスク、光磁気ディスク、不揮発性メモリ等の記録媒体に記録して、全国にチェーン展開されネットワークで接続された店又は駅等の公共の場に設置されているキオスク端末装置40内の大容量メモリにアップロードするようにしてもよい。これらキオスク端末装置40にアップロードされたコンテンツは、例えばISDN回線、電話回線、衛星回線、電波等の公衆回線を介してサーバ装置10に更にアップロードされる。
すなわち、キオスク端末装置40は、図23に示すように、公衆回線に接続されたインタフェース回路(以下、I/F回路という。)41と、大容量メモリであるハードディスク装置42と、画像を表示する表示部43と、利用者がコンテンツを購買するために操作する操作部44と、キオスク端末装置40の各回路を制御する制御部45とを備える。コンテンツ製作者が、自主製作したコンテンツを記録した、例えば光磁気ディスクを記録媒体レコーダ47に装填して、そのコンテンツを、操作部44を用い、キオスク端末装置40にアップロードする操作を行うと、制御部45は、記録媒体レコーダ47から読み出されるコンテンツを、ハードディスク装置42に格納する制御を行う。さらに、制御部45は、ハードディスク装置42に格納されたコンテンツを、I/F回路41及び公衆回線を介して、サーバ装置10内の記憶部11に更にアップロードする制御を行う。
そして、キオスク端末装置40にアップロードされたコンテンツは、キオスク端末装置40の利用者が、自由に全部又はその一部を試すことができる。すなわち、制御部45は、利用者が音楽、映像、文書を再生する操作を行うと、制御部45は、その操作に応じて、ハードディスク装置42に蓄積されているコンテンツを読み出して、例えば表示部43に表示させたり、音楽を再生する制御を行う。また、このとき、制御部45は、音楽、映像、文章を視聴させると共に、コンテンツ製作者の簡単な経歴等も表示部43に表示して、利用者に紹介する。すなわち、才能のみならず容姿等も投資判断の対象となるので、上述したコンテンツ製作者が入力した経歴が参照される。
ここで、利用者がコンテンツを購入するときの動作について説明する。利用者は、視聴したコンテンツが気に入ったら、コイン/カード装置46によって所定の金額を貨幣又はクレジットカード等で支払い、制御部45は、記録媒体レコーダ47に利用者が装填した例えばCD−R、MD、不揮発性メモリ等の記録媒体にコンテンツを記録するように制御する。そして、制御部45は、これらコンテンツの売上げ情報を、I/F回路41から公衆回線を介してサーバ装置10に送信し、サーバ装置10は、それらを記憶部11に蓄積する。なお、ダウンロードされる頻度の高いコンテンツはキオスク端末装置40内のハードディスク装置42に蓄積し、頻度の低いコンテンツはサーバ装置内の記憶部11からコンテンツのダウンロードの要求があるたびにキオスク端末装置40にダウンロードするようにしてもよい。
次に、利用者が投資目的でキオスク端末装置40を用いるときの動作について説明する。投資目的の利用者は、キオスク端末装置40でコンテンツやコンテンツ製作者の簡単な経歴を参照して、その才能に対して投資を行うと決定したら、コイン/カード装置46を介して貨幣又はクレジットカードで所定の金額を納金する。また、納金の際に、利用者は、後にそのアーティストが爆発的なヒットをした場合に対価を受け取れるように、氏名、住所、銀行振り込み番号等の投資家識別データを操作部44を介して入力する。そして、制御部45は、これら投資家識別データ、コンテンツ識別子、投資額を公衆回線を介してサーバ装置10に転送する。また、これらの情報は、投資資金管理会社に設置されたホストコンピュータ34にも転送される。投資資金管理会社は、例えば、投資された資金を管理及び運用する製作会社や、管理のみを行うクレジット会社である。コンテンツ製作者によって製作されたコンテンツは、サーバ装置10を介して著作権管理会社に設置されたホストコンピュータ33にも転送され、ホストコンピュータ33は、その著作権を管理する。著作権管理会社は、例えばレコード会社、出版社、映画会社等である。著作権管理会社は、投資資金管理会社のホストコンピュータ34からの投資された資金を、例えば一定の売上げをキオスク端末装置40で上げているコンテンツ製作者のコンテンツの頒布を目的とした記録媒体(本、CD、DVD、VTR等)の制作費に使用したり、コンテンツ製作者、コンテンツの広告宣伝費用として使用したりするなど、今後のアーティストの活動費用に使用する。なお、この実施例では一定の売上げをキオスク端末装置40で上げているコンテンツに対して投資が行われるが、売上げは少ないが投資対象での応募が多いコンテンツに対して投資を行ってもよい。これら記録媒体による頒布による売上げが一定金額以上になったら、著作権管理会社は、投資家に対価を納入する。対価は、例えば、売上げ対投資金額に応じた金額をリターンしてもよいし、コンサート、絵画展、映画上映等のチケットや、希少価値(プレミア)が後々つくことを考えて、コンテンツ製作者が投資家だけに製作したコンテンツを配布してもよい。更に、コンテンツ製作者に関する商品を配布してもよい。
ここで、キオスク端末装置40における操作手順及びその時の動作について、図24〜図26を参照しながら説明する。例えば図26Aに示すように、キオスク端末装置40の表示部43には、複数のアーティストの楽曲のタイトルが表示されており、ステップS131において、利用者が操作部44でコンテンツを選択すると、ステップS132において、例えば図26Bに示すように、表示部43に視聴モード、購入モード、投資モードの3つのモードを選択する選択画面が表示される。そして、制御部45は、利用者が視聴モードを選択したかを判定し、該当するときはステップS133に進み、視聴モードを選択しなかったときはステップS134に進む。
ステップS133において、制御部45は、例えば音楽の一部を再生し、ステップS134に進む。ステップS134において、制御部45は、購入モードが選択されたかを判定し、該当するときはステップS135に進み、該当しないときはステップS138に進む。
ステップS135において、例えば図25Aに示す表示に従って、利用者がクレジットカード又は現金での支払いを選択すると、制御部45は、クレジットカードのカード番号、暗証番号等のIDを取り込み、ステップS136に進む。ステップS136において、利用者が所定の購入金額を入力すると、制御部45は、それを取り込み、ステップS137に進む。ステップS137において、制御部45は、例えば図25Bに示すように、記録媒体レコーダ47に記録媒体の挿入を促す表示を表示部43に表示すると共に、記録媒体が記録媒体レコーダ47に挿入されたときには、この利用者所有の記録媒体に、利用者が選択したコンテンツをダウンロードする。制御部45は、このダウンロードの最中に、例えば図25Cに示すように、コンテンツのダウンロード中であることを利用者に示すための表示を表示部43に表示する。
また、上述したステップS134において、利用者が購入モードを選択しなかったときは、制御部45は、ステップS138に進み、このステップS138において、利用者が投資モードを選択したかを判定し、該当するときはステップS139に進み、該当しないときはステップS131に戻る。ステップS139において、制御部45は、例えば図26Cに示すように、クレジット番号(ID)等の入力を促す表示を表示部43に表示すると共に、クレジットID、暗証番号が入力されると、それらを投資家IDとして取り込み、ステップS140に進む。ステップS140において、制御部45は、例えば図26Dに示すように、投資金額の入力を促す表示を表示部43に表示すると共に、投資金額が入力されると、投資金額を取り込む。
次に、投資資金管理会社のホストコンピュータ34における処理動作について、図27及び図28を参照しながら説明する。ステップS141において、ホストコンピュータ34は、コンテンツの売上高を集計する。ここで、コンテンツの売上高は、キオスク端末装置40で利用者が楽曲を購入したときの売上げ、CD等の売上げ等で構成される。ステップS142において、ホストコンピュータ34は、投資金額の合計を算出する。ステップS143において、ホストコンピュータ34は、著作権管理会社、投資管理会社、サーバ管理会社、投資家に対する対価の分配を算出する。更に、投資家に対する分配については、更に投資家人数、投資家の投資金額に応じて対価の分配を算出する。ステップS144において、ホストコンピュータ34は、投資家IDに基づいて対価を分配すると共に、著作権管理会社、投資管理会社、サーバ管理会社に対価を分配する。
なお、投資資金管理会社のホストコンピュータ34は、図29に示すように処理動作を行うようにしてもよい。ステップS151において、ホストコンピュータ34は、投資金額を集計する。ステップS152において、ホストコンピュータ34は、投資金額が一定以上になったかを判定し、該当するときはステップS153に進み、該当しないときはステップS151に戻る。すなわち、ホストコンピュータ34は、投資金額が一定以上となるまで待機する。
投資金額が一定以上となったとき、ステップS153において、ホストコンピュータ34は、投資金額に応じた対価の分配を決定する。これと共に、ホストコンピュータ34は、著作権管理会社、投資管理会社、サーバ管理会社の対価の分配を決定する。ステップS154において、ホストコンピュータ34は、投資家IDに基づいて、対価を分配すると共に、著作権管理会社、投資管理会社、サーバ管理会社に対価を分配する。
このように、この実施例の投資システムでは、コンテンツの売上げと投資金額に応じて固定の対価の支払いをすることによって、所謂株価指数に基づく変動の対価の演算を行う必要がなく、投資システムの負荷を軽くすることができる。
次に、移動体通信システムを利用し、本発明を適用した投資システムについて図面を参照しながら説明する。
図30において、システムの全体構成を示し、図31に移動体通信投資システムを示す。サーバ装置10は、複数のコンテンツが記憶されると共に、各コンテンツの製作者(アーティスト)、コンテンツの値段、本サービスに参加する利用者ID等が記録される記憶部11が設けられている。この記憶部11に記憶されるデータは、コーデック12よりエンコード、デコードされ、インタフェース13を介して外部と通信される。更に、サーバ装置10は、通常のコンピュータの構成と同じく、ROM14、RAM15を備え、制御部16は、ROM14に記憶されるサーバ装置10の動作を制御するプログラムをRAM15に一旦ロードし、実行することにより、全体の動作を制御する。
ここで、コンテンツがオーディオ信号の場合は、コーデック12によりATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3:商標)、MPEG−2AAC(Motion Picture Expert Group 2 Advanced Audio Coding:商標)、MP3(MPEG−1 Audio Layep3:商標)、TwinVQ(Transform−Domain Weighted Interleave Vector Quantization:商標)、MS Audio(WMA:Windows Media Audio:商標)、Ogg Vorbis(商標)等の方式でエンコード、デコードされる。また、コンテンツがビデオ信号の場合はMPEG4、MPEG7等の方式でエンコード、デコードされる。
中央管理センタ50は、無線通信ネットワーク全体を管理する。中央管理センタ50は、移動体端末装置の利用者毎の通話時間より演算される通話料金データを記憶すると共に利用者毎の口座へアクセスするための口座アクセス鍵データを記憶する記憶部51を有する。また、記憶部51に記憶されるデータは、コーデック52によりエンコード、デコードされ、インタフェース53を介して外部と通信される。更に、中央管理センタ50は、上述のサーバ装置10と同様に、ROM54、RAM55を備え、制御部56は、ROM54に記憶される全体の動作を制御するプログラムをRAM55に一旦ロードし、RAM55で実行することにより、全体の動作を制御する。また、インタフェース53は、インタフェース13と専用線60により接続され、デジタルデータの双方向通信を行う。ここで、デジタルデータは、暗号化されていてもよく、アナログデータが双方向通信されてもよい。また、詳述はしないが、中央管理センタ50は、移動体端末装置、特に携帯型電話等の無線通信ネットワーク全体を管理する制御機能を備える。すなわち、中央管理センタ50は、複数の基地局70を制御し、移動体端末装置80間等の通話を可能とする交換局として機能する。ここでは、移動体端末装置80の利用者の通話料金データを管理するデータのみが関連するため通話時の動作の説明は省略する。
移動体端末装置80は、基地局70よりRF信号として伝送されてくるデータを受信するRF部81を有する。RF部81より受信されるデータは、復調部82で4相位相偏移変調(QPSK)方式等により復調され、チャネルコーデック部83により時分割多元接続(TDMA)方式によりチャネルコーディングされたデータより音声データが抽出される。以下、移動体端末装置80のデータ送受信時のデータの流れと共に各構成の説明を行う。
例えば、携帯型電話として利用者が使用しているとき、チャネルコーディングされたデータより音声データが抽出され、抽出された音声データは、復号部84によりADPCM方式等により復号される。次に、D/A変換部85が復号された音声データは、アナログ信号に変換され、スピーカ86より出力される。
また、サーバ装置10に記憶されたコンテンツがダウンロードされたときには、チャネルコーディングされたデータよりコンテンツデータが抽出される。そして、コンテンツデータは、復号部84により、ATRAC3、MP3方式等により復号される。このとき、制御部87は、チャネルコーディングされたデータより抽出されたデータの種別に応じて復号部84の機能を切り換えるように動作を制御する。次に、D/A変換部85で復号されたコンテンツデータは、アナログデータに変換され、スピーカ86より出力される。このとき、ヘッドホン端子等より出力するようにしてもよい。
次に、携帯型電話として利用者が移動体端末装置80を使用するとき、マイク88からはアナログ音声信号が入力される。入力されるアナログ音声信号は、A/D変換器89によりデジタル信号に変換され符号化部90によりADPCM方式等により符号化される。符号化されたデータは、チャネルコーデック部83でチャネルコーディングされ、更に、変調部91によりQPSK方式等により変調され、RF部81より変調されたデータがアンテナ96を介して基地局70に送信される。
ここで、移動体端末装置80は、上述のサーバ装置10、中央管理センタ50と同様、制御部87により全体の動作が制御される。ROM92には、移動体端末装置80の動作制御用の制御プログラムが記憶されている。制御部87は、制御プログラムを、一旦RAM93にロードし、RAM93上で制御プログラムを実行する。更に、指示部94は、通常の携帯型電話に設けられるテンキー等である。指示部94は、サーバ装置10に記憶されるコンテンツデータのダウンロード指示、ダウンロードされ一旦RAM93に記憶されたコンテンツデータのアップロード指示等を行う。また、表示部95は、通常の携帯型電話に設けられる電話番号表示の他に、サーバ装置10に記憶されるコンテンツデータのリスト表示や利用者がダウンロードしたコンテンツデータの現在のコンテンツ値等の表示を行う。
課金センタ100は、コンテンツデータを登録するアーティストやアーティストが所属する事務所の口座、コンテンツをCDとして販売する小売店の口座及び本無線通信ネットワークを利用して電話を利用する利用者の口座を管理すると共に、各口座に対して課金処理を行う。課金センタ100は、専用線110によりサーバ装置10に接続されていると共に、専用線120により中央管理センタ50に接続されている。課金センタ100は、サーバ装置10や中央管理センタ50より符号化されたアクセス要求や口座アクセス用鍵が送信され、これらをインタフェース101により受信する。この受信されるデータは暗号化されていてもよい。次に、コーデック102により復号されたデータがアクセス要求データのときは、制御部103が認証処理を行い、口座アクセス用鍵データのときは、記憶部104に記憶される口座管理データにアクセスし、口座管理データを更新する。制御部103は、更新された口座管理データを元に、銀行センタ160とインタフェース101を介して通信することにより所定の銀行口座に対する決済処理がされるように制御する。制御部103による認証処理の結果は、コーデック102により符号化されインタフェース101を介してサーバ装置10或いは中央管理センタ50に送信される。また、サーバ装置10と同様に、ROM105には、課金センタ100の全体の動作制御用の制御プログラムが記憶されており、この制御プログラムは一旦RAM106にロードされ、RAM106上で実行される。
課金センタ100の記憶部104の口座管理データのうち、アーティストの口座が更新されることにより、130に示す配当や自身のコンテンツデータのエントリ費用の決済処理が行われる。また、事務所の口座が更新されることにより、140に示す配当や事務所のコンテンツデータのエントリ費用の決済処理が行われる。更に、小売店の口座が更新されることにより、150に示す小売店への配当という決済処理が行われる。その他、事務所から小売店へのCDの販売、事務所からアーティストへの給与の支給、配当は本システムと直接関わるものではない。また、小売店或いは事務所からのCDの売上げデータは、後述するコンテンツをダウンロードした者への配当処理に利用される。
次に、移動体通信投資システムの個人アーティストによりサーバ装置10に登録されたコンテンツを移動体端末装置80の利用者がダウンロード及びアップロードする際の動作を図32を用いて説明する。
サーバ装置10の制御部16は、ステップS161において、アーティストデータの登録処理を行う。具体的には、個人アーティストが自身のPC等によりサーバ装置10に直接アクセスし、アーティストID、コンテンツをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、表4(A)に示す記憶部11に記憶されるデータベースにアーティストID、コンテンツID、コンテンツIDが示すコンテンツデータ、コンテンツの初期の値段、すなわち、コンテンツの始値(コンテンツ値)を記憶する。
Figure 2008171447
サーバ装置10の制御部16は、ステップS162において、アーティストデータを移動体端末装置80に送信する。アーティストデータは、アーティストID、コンテンツID、コンテンツ値である。
アーティストデータの受信待機状態にある移動体端末装置80の制御部87は、ステップS163において、アーティストデータを受信完了すると、ステップS164に進み、表示部95にアーティストデータを表示する。
制御部87は、ステップS165において、利用者の指示部94の操作に応じたコンテンツデータのダウンロード指示を受け付けると、ステップS166に進み、利用者IDとコンテンツIDをサーバ装置10に送信する。また、サーバ装置10から送信される利用者ID、コンテンツID、コンテンツデータの受信待機状態にある移動体端末装置80の制御部87は、ステップS167において、利用者ID、コンテンツID、コンテンツデータの受信を完了すると、ステップS168に進む。また、制御部87は、ステップS165において、利用者によるコンテンツデータのダウンロード指示がないと、ステップS168に進む。
制御部87は、ステップS168において、利用者により以前ダウンロードされRAM93に記憶されるコンテンツをアップロードする指示が指示部94より与えられると、ステップS169に進み、利用者IDとコンテンツをサーバ装置10に送信する。制御部87は、ステップS168において、利用者によるコンテンツのアップロード指示がないと、ステップS170に進む。
制御部87は、ステップS170において、利用者による終了指示があるか否かを判定し、指示が無いときステップS164に戻り、再び同じアーティストデータを表示するか、既に記憶部11に記憶されているアーティストデータを表示する。一方、制御部87が利用者による終了指示があると判定したときには、移動体端末装置80での処理を終了する。
ダウンロードリクエストの受信待機状態にあるサーバ装置10の制御部16は、ステップS171において、利用者IDとコンテンツIDが受信されないとき、ステップS172に進み、利用者ID、コンテンツの受信待機状態となる。また、制御部16は、利用者IDとコンテンツIDを受信したとき、ステップS173に進む。ステップS172において、制御部16は、利用者ID、コンテンツも受信していないとき、すなわち、アップロードされないとき、ステップS171に戻り、利用者ID、コンテンツID、コンテンツの受信待機状態を続ける。
利用者IDとコンテンツIDを受信した制御部16は、ステップS173において、ステップS171で受信した利用者のダウンロードリクエストに応じて利用者ID、コンテンツID、コンテンツデータを移動体端末装置80に送信する。送信が完了すると、制御部16は、ステップS174に進む。
サーバ装置10の制御部16は、ステップS174において、表4(A)に示すデータベースを更新する。例えば、制御部16は、利用者IDとコンテンツIDを受信したとき(ダウンロード)、コンテンツIDに対応して利用者IDを記憶する。また、制御部16は、ダウンロード数を1つインクリメントする。なお、この例では、利用者の一回のダウンロード指示で、コンテンツ1つに対して一回のダウンロードを許可するように構成しているが、一回のダウンロードで同じコンテンツを、或いは異なるコンテンツを複数ダウンロードできるようにしてもよい。
次に、利用者IDとコンテンツを受信したとき(アップロード)、制御部16は、利用者ID、コンテンツに対応するアップロード数を一つインクリメントする。なお、この例では、利用者の一回のアップロード指示で、コンテンツ1つに対して一回のアップロードを許可するように構成しているが、一回のアップロードで同じコンテンツを複数アップロード、或いは異なるコンテンツを複数アップロードできるようにしてもよい。
制御部16は、ステップS174における投資金額データベースの更新を完了すると、ステップS175に進む。制御部16は、ステップS175において、所定時間が計数されたか否かを判定する。ここでは、所定時間を10分とする。すなわち、ステップS175において、制御部16は、10分おきにステップS176の処理に進むように動作制御する。
制御部16は、ステップS176において、表4(A)に示す投資金額データベースに応じてコンテンツ値を演算すると共に、データベースのコンテンツ値及び売買合計金額を更新する。
ここで、コンテンツ値計算方法について図33〜図36に4つの例を示す。先ず、図33に沿ってコンテンツ計算方法を説明する。コンテンツ値計算は、サーバ装置10の制御部16が行う。ここで、例えばコンテンツ値の始値が300円とする。制御部16は、ステップS191において、上述したステップS173において計数された10分間のダウンロード数とアップロード数の数を計数する。例えばダウンロード数が1000でアップロード数が800であるとき、制御部16は、ステップS192において、価格変動値を下式に基づいて演算する。
(ダウンロード数−アップロード数)×定数
ここでは定数を0.5とする。すると、価格変動値は、+100円となる。
次に、制御部16は、ステップS193において、価格変動値が200円より大きいか否かを判定する。これは、急激な価格変動を防止するためのリミッタである。よって、200円に限定されるものではない。制御部16は、価格変動値が200円より大きいとき、ステップS194に進み、価格変動値を200円に設定し、次いでステップS195に進む。ここでは、価格変動値は+100円であるので、制御部16は、ステップS195に進み、価格変動値を+100円に設定する。制御部16は、ステップS196において、コンテンツ値が300+100=400円と演算する。
次に、制御部16は、ステップS197において、演算されたコンテンツ値が本日の始値の50%増より大きいか否かを判定する。これは、一日での急激な価格変動を防止するためのリミッタである。そして、制御部16は、コンテンツ値が始値の50%より大きいとき、ステップS198に進み、コンテンツ値を始値の50%増に設定し、ステップS199に進む。ここでは、400円<450円であるので、制御部16は、ステップS199に進み、コンテンツ値を400円に決定する。
そして、制御部16は、ステップS200において、表4(A)に示す投資金額データベースの対応するコンテンツ値、決定されたコンテンツ値での売買合計を更新する。後に、この売買合計の総計は本システムを運営するサーバ装置10の管理者の収益となる。図33に示すように、本売買でのサーバ装置10の管理者の収益は80000円となる。
ここでは、価格の上限のリミッタのみを考慮しているが、価格の下限、価格変動の下限をリミットとしても構わない。
図34に沿って他のコンテンツ計算方法について説明する。ここで、コンテンツ値計算は、同様にサーバ装置10の制御部16が行う。コンテンツ値は、現在400円である。制御部16は、ステップS201において、上述したステップS173において計数された10分間のダウンロード数とアップロード数の数を計数する。ダウンロード数が1500でアップロード数が300であるとき、制御部16は、ステップS202において、価格変動値を下式に基づいて演算する。
(ダウンロード数−アップロード数)×定数
ここでは定数を0.5とする。すると、価格変動値は+600円となる。
次に、制御部16は、ステップS203において、価格変動値が200円より大きいか否かを判定する。そして、制御部16は、価格変動値が200円より大きいとき、ステップS204に進み、価格変動値が200円より小さいとき、ステップS205に進み、価格変動値を決定する。ここでは、価格変動値は+600円であるので、制御部16は、ステップS204に進み、価格変動値を200円に設定し、ステップS205において、価格変動値を+200円に決定する。
更に、制御部16は、ステップS206において、コンテンツ値を400+200=600円と演算する。
次に、制御部16は、ステップS207において、演算されたコンテンツ値が本日の始値の50%増より大きいか否かを判定し、50%増より大きいとき、ステップS208に進み、50%増より大きくないとき、ステップS209において、コンテンツ値を決定する。ここでは、600円>450円であるので、制御部16は、ステップS208に進み、コンテンツ値を450円に設定し、更に、ステップS209において、コンテンツ値を450円に決定する。
そして、制御部16は、ステップS210において、表4(A)の投資金額データベースの対応するコンテンツ値、決定されたコンテンツ値での売買合計を更新する。図34に示すように、本売買でのサーバ装置10の管理者の収益は540000円となる。
図35に沿って更に他のコンテンツ計算方法を説明する。コンテンツ値計算は、同様にサーバ装置10の制御部16で行う。コンテンツ値は現在450円である。制御部16は、上述したステップS173において計数された10分間のダウンロード数とアップロード数の数をステップS211で計数する。ダウンロード数が600でアップロード数が1000であるとき、制御部16は、ステップS212において、価格変動値を下式に基づいて演算する。
(ダウンロード数−アップロード数)×定数
ここでは定数を0.5とする。すると、価格変動値は−200円となる。
次に、制御部16は、ステップS213において、価格変動値が200円より大きいか否かを判定する。そして、制御部16は、価格変動値が200円より大きいとき、ステップS214に進み、価格変動値を200円に設定し、ステップS215において、価格変動値を200円に決定する。また、制御部16は、価格変動値が200円より小さいとき、ステップS215に進む。ここでは、価格変動値は−200円であるので、制御部16は、ステップS215に進み、価格変動値を−200円に決定する。
更に、ステップS216において、制御部16は、コンテンツ値を450−200=250円と演算する。
次に、制御部16は、ステップS217において、演算されたコンテンツ値が本日の始値の50%増より大きいか否かを判定し、50%増より大きいとき、ステップS218に進み、50%増より大きくないとき、ステップS219において、コンテンツ値を決定する。ここでは、250円<450円であるので、制御部16は、ステップS219に進み、コンテンツ値を250円に決定する。
そして、制御部16は、ステップS220において、表4(A)の投資金額データベースの対応するコンテンツ値、決定されたコンテンツ値での売買合計を更新する。図35に示すように、本売買でのサーバ装置10の管理者の収益は−100000円となる。
図36に沿って更に他のコンテンツ計算方法を説明する。コンテンツ値計算は、同様にサーバ装置10の制御部16で行う。コンテンツ値は現在250円である。制御部16は、ステップS221において、上述したステップS173において計数された10分間のダウンロード数とアップロード数の数を計数する。ダウンロード数が400でありアップロード数が1000であるとき、ステップS222において、価格変動値を下式に基づいて演算する。
(ダウンロード数−アップロード数)×定数
ここでは定数を0.5とする。すると、価格変動値は−300円となる。
次に、制御部16は、ステップS223において、価格変動値が200円より大きいか否かを判定する。そして、制御部16は、価格変動値が200円より大きいとき、ステップS224に進み、価格変動値が200円より小さいとき、ステップS225に進み、価格変動値を決定する。ここでは、価格変動値は−300円であるので、制御部16は、ステップS225に進み、価格変動値を−300円に決定する。
更に、制御部16は、ステップS226において、コンテンツ値を250−300=−50円と演算する。
次に、制御部16は、ステップS227において、演算されたコンテンツ値が本日の始値の50%増より大きいか否かを判定し、50%増より大きいとき、ステップS228に進み、50%増より大きくないとき、ステップS229において、コンテンツ値を決定する。ここでは、−50円<450円であるので、制御部16は、ステップS229に進み、コンテンツ値をマイナスの価格からフリーダウンロードを許可する0円に変更し決定する。
そして、制御部16は、ステップS230において、表4に示す投資金額データベースの対応するコンテンツ値、決定されたコンテンツ値での売買合計を更新する。図36に示すように、本売買でのサーバ装置10の管理者の収益は0円となる。
更に、図32のフローチャートの説明を続ける。上述のように制御部16によりコンテンツ値演算、データベースの更新が完了すると、制御部16は、ステップS177に進む。ステップS177において、制御部16は、一か月経ったか否かを例えば判断する。一か月経っていないとき、制御部16は、ステップS171に処理を戻し、再びダウンロード、アップロードの待機状態を続ける。なお、本フローチャートにおいては、ダウンロード、アップロードの売買及び利用者、アーティストへの配当のための処理を一か月毎に一括で行うように構成されている。ダウンロード、アップロードの売買に関して例えば10分間毎に処理するように構成してもよい。
制御部16により一か月目であると判定されると、制御部16は、ステップS178に進む。ステップS178において、制御部16は、サーバ装置10の管理者の利益に基づき、利用者及びアーティストへの配当を演算する。これを図37を用いて説明する。ここでは、一つのコンテンツのみによる配当を示し、図33〜図36で示した収益の合計520000円を基に演算する。
先ず、利用者への配当には、サーバ装置10の管理者の利益520000円のうち10%を割りあてる。そして、このコンテンツの現在のダウンロード数(正確には、利用者がそのコンテンツを現在所有する総数)が10000であるとすると、そのコンテンツ1つを所有するにつき、5.2円の配当が利用者に割り当てられる。例えば、同じコンテンツを3つ所有する利用者は5.2×3=15.6円の配当を得る。
次に、アーティストへの配当としては、サーバ装置10の管理者の利益520000円のうち40%を割り当てる。すなわち、アーティストへの配当は、208000円である。すると、サーバ装置10の管理者の最終的な利益は260000円となる。
次に、制御部16は、ステップS179において、利用者、アーティストへの配当演算及びサーバ装置10の管理者の利益演算結果に基づき投資金額データベースを更新する。具体的に、制御部16は、サーバ装置利益データ、利用者配当データ、アーティスト配当データを更新する。
ステップS180において、制御部16は、課金センタ100に、サーバIDと、利用者及びアーティスト口座へのアクセス要求を専用線110を介して送信する。
アクセス要求受信待機状態にある課金センタ100の制御部103は、ステップS181において、サーバ装置10よりサーバIDとアクセス要求を受信すると、ステップS182に進み、受信していないとき、ステップS181を繰り返す。ステップS182において、制御部103は、サーバIDより認証処理を行う。このとき、予め利用者及びアーティストは、本システムのサービス用に銀行口座を指定している。この銀行口座指定処理により、課金センタ100の記憶部104には、本システムのサーバIDと、利用者口座用鍵及びアーティスト口座用鍵とが対応して記憶される。このため、制御部103は、受信されるサーバIDと記憶されるサーバIDとを照合することにより認証を行う。
受信したサーバIDと記憶したサーバIDの対応より認証がとれないとき、制御部103は、ステップS183に進み、非認証信号をサーバ装置10に送信する。認証がとれたとき、制御部103は、ステップS184において、利用者口座用鍵とアーティスト口座用鍵をサーバ装置10に送信する。
サーバ装置10の制御部16は、ステップS185において、課金センタ100より非認証信号を受信すると処理を終了する。また、制御部16は、課金センタ100より利用者口座用鍵及びアーティスト口座用鍵を受信すると、ステップS186において、利用者口座用鍵、アーティスト口座用鍵、予めサーバ装置に記憶されているサーバ口座用鍵、売買合計データ、利用者及びアーティスト配当データ、サーバ利益データを課金センタ100に送信する。そして、制御部16は、送信完了すると処理を終了する。
利用者及びアーティスト口座用鍵等の受信待機状態にある課金センタ100の制御部103は、ステップS187において、データを受信すると、ステップS188に進み、データを受信していないときステップS187を繰り返す。ステップS188において、制御部103は、表4(B)に示す記憶部104に記憶されるデータベースの更新処理を行う。
具体的に、制御部103は、利用者口座用鍵により利用者口座管理データにアクセスし、利用者毎の売買合計に基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。また、制御部103は、利用者への配当データに基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。更に、アーティスト口座用鍵によりアーティスト口座管理データにアクセスし、アーティスト毎の配当データに基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。更にまた、制御部103は、サーバ口座用鍵によりサーバ口座管理データにアクセスし、サーバ利益に基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。
そして、口座管理データの更新に基づいて制御部103は、ステップS189において、表4(B)に示す銀行IDの銀行口座に対する決済処理をインタフェース101を介して銀行センタ160と送受信することにより自動的に行う。すなわち、口座管理データの更新は、そのまま銀行口座データの更新に反映される。そして、この口座管理データの更新が完了すると、課金センタ100の制御部103は、処理を終了する。
上述のように、本システムでは、図32の処理により、個人アーティストが自分自身が製作したコンテンツをサーバ装置10に登録し、利用者がそのコンテンツ、例えば楽曲のダウンロード及びアップロードを繰り返す。すると、コンテンツの値段が変動するように制御されるので、ダウンロードされることが多いコンテンツは高額となりコンテンツにプレミアがつく。これより、プレミアがつくようなコンテンツを予想して利用者がダウンロードするという今までにないゲーム性を与えることができる。
更に、本システムでは、利用者によるコンテンツのダウンロード、アップロードの繰り返しより、サーバ装置10の管理者は利益が得られ、その利益のうちの何%かを利用者及びコンテンツを登録するアーティストに配当する決済処理機能を備える。これより、利用者はヒットするアーティストを発掘すると対価を得ることができるというメリットがある。また、アーティストは、ダウンロードが多くなるようなコンテンツを登録すると多くの対価を得ることができる。
次に、図38のフローチャートを用いて、音楽事務所、レコード会社等の事務所に所属するアーティストによりサーバ装置10に登録されたコンテンツを移動体端末装置80の利用者がダウンロード、アップロードする際の動作を説明する。
サーバ装置10の制御部16は、ステップS221において、事務所及びアーティストデータの登録処理を行う。具体的には、アーティスト或いは事務所関係者が自身のPC等によりサーバ装置10に直接アクセスし、事務所ID、アーティストID、コンテンツをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、表5(A)に示す記憶部11に記憶されるデータベースに事務所ID、アーティストID、コンテンツIDが示すコンテンツデータ、コンテンツの初期の値段、すなわち、コンテンツの始値(コンテンツ値)を記憶する。
Figure 2008171447
サーバ装置10の制御部16は、ステップS222において、アーティストデータを移動体端末装置80に送信する。アーティストデータは、アーティストID、コンテンツID、コンテンツ値である。アーティストデータの受信待機状態にある移動体端末装置80の制御部87は、ステップS223において、アーティストデータの受信を完了すると、ステップS224に進み、受信していないとき、ステップS223を繰り返す。そして、制御部87は、アーティストデータを受信したとき、ステップS224において、表示部95にアーティストデータを表示する。
制御部87は、ステップS225において、利用者の指示部94の操作に応じたコンテンツデータのダウンロード指示を受け付けると、ステップS226に進み、利用者IDとコンテンツIDをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10から送信される利用者ID、コンテンツID、コンテンツデータの受信待機状態にある移動体端末装置80の制御部87は、ステップS227において、利用者ID、コンテンツID、コンテンツデータの受信を完了すると、ステップS228に進む。また、制御部87は、ステップS225において、利用者によるコンテンツデータのダウンロード指示がないと、ステップS228に進む。
制御部87は、ステップS228において、利用者により以前ダウンロードされRAM93に記憶されるコンテンツをアップロードする指示が指示部94より与えられると、ステップS229に進み、利用者IDとコンテンツをサーバ装置10に送信する。制御部87は、ステップS228において、利用者によるコンテンツのアップロード指示がないとステップS230に進む。
制御部87は、ステップS230において、利用者による終了指示があるか否かを判定し、無いときステップS224に戻り、再び同じアーティストデータを表示するか、既に記憶部11に記憶されているアーティストデータを表示する。一方、制御部87が利用者による終了指示があると判定したときには、移動体端末装置80での処理を終了する。
利用者ID、コンテンツIDの受信待機状態にあるサーバ装置10の制御部16は、ステップS231において、利用者IDとコンテンツIDが受信されないとき、ステップS232に進み、利用者ID、コンテンツの受信待機状態となる。また、制御部16は、利用者IDとコンテンツIDを受信したとき、ステップS233に進む。ステップS232において、制御部16は、利用者ID、コンテンツも受信していないとき、すなわち、アップロードされないとき、ステップS231に戻り、利用者ID、コンテンツID、コンテンツの受信待機状態を続ける。
利用者IDとコンテンツIDを受信した制御部16は、ステップS233において、ステップS231で受信した利用者のダウンロードリクエストに応じて利用者ID、コンテンツID、コンテンツデータを移動体端末装置80に送信する。送信が完了すると、制御部16は、ステップS234に進む。
サーバ装置10の制御部16は、ステップS234において、表5(A)に示すデータベースを更新する。例えば、制御部16は、利用者IDとコンテンツIDを受信したとき(ダウンロード)、コンテンツIDに対応して利用者IDを記憶する。また、ダウンロード数を1つインクリメントする。なお、この例では、利用者の一回のダウンロード指示で、コンテンツ1つに対して一回のダウンロードを許可するように構成しているが、一回のダウンロードで同じコンテンツを、或いは異なるコンテンツを複数ダウンロードできるようにしてもよい。
次に、利用者IDとコンテンツを受信したとき(アップロード)、制御部16は、利用者ID、コンテンツに対応するアップロード数を一つインクリメントする。なお、この例では、利用者の一回のアップロード指示で、コンテンツ1つに対して一回のアップロードを許可するように構成しているが、一回のアップロードで同じコンテンツを複数アップロード、或いは異なるコンテンツを複数アップロードできるようにしてもよい。
制御部16は、ステップS234における投資金額データベースの更新を完了すると、ステップS235に進む。制御部16は、ステップS235において、所定時間が計数されたか否かを判定する。ここでは、所定時間を10分とする。すなわち、ステップS235では、制御部16が10分おきにステップS236の処理に進むように動作制御する。
制御部16は、ステップS236において、表5(A)に示す投資金額データベースに応じてコンテンツ値を演算すると共に、データベースのコンテンツ値、及び売買合計を更新する。ここで、コンテンツ値計算方法は図33〜図36に示す方法と同様である。
制御部16によりコンテンツ値演算、データベースの更新が完了すると、制御部16は、ステップS237に進む。ステップS237において、制御部16は、一か月経ったか否かを例えば判断する。一か月経っていないとき、制御部16は、ステップS181に戻り、再びダウンロード、アップロードの待機状態を続ける。なお、本フローチャートにおいては、ダウンロード、アップロードでの売買及び利用者、アーティストへの配当のための処理を一か月毎に一括で行うようにしている。なお、ダウンロード、アップロードの売買に関して例えば10分間毎に処理するように構成してもよい。
制御部16により一か月目であると判定されると、制御部16は、ステップS238に進む。ステップS238において、制御部16は、サーバ装置10の管理者の利益に基づき、利用者及び事務所への配当を演算する。これを図39を用いて説明する。ここでは一つのコンテンツのみによる配当を示し、図33〜図36で示した収益の合計520000円を基に演算する。ここで、事務所への配当の演算は、当然複数のコンテンツのサーバ装置10の管理者の利益より分配するようにしてもよい。
先ず、利用者への配当としてはサーバ装置10の管理者の利益520000円のうち10%を割りあてる。そして、そのコンテンツの現在のダウンロード数(正確には、利用者がそのコンテンツを現在所有する総数)が10000であるとすると、そのコンテンツ1つを所有するにつき、5.2円の配当を利用者に割り当てる。例えば、同じコンテンツを3つ所有する利用者は5.2×3=15.6円の配当を得る。
次に、事務所への配当としてはサーバ装置10の管理者の利益520000円のうち40%を割り当てる。すなわち、事務所への配当は208000円である。すると、サーバ装置10の管理者の最終的な利益は260000円となる。
次に、制御部16は、ステップS239において、利用者、アーティストへの配当演算及びサーバ装置10の管理者の利益演算結果に基づき投資金額データベースを更新する。具体的には、サーバ利益データ、利用者配当データ、事務所配当データを更新する。
ステップS240において、制御部16は、課金センタ100に、サーバIDと、利用者及び事務所口座へのアクセス要求を専用線110を介して送信する。アクセス要求受信待機状態にある課金センタ100の制御部103は、ステップS241において、サーバ装置10よりサーバIDとアクセス要求を受信すると、ステップS242に進み、受信していないとき、ステップS241を繰り返す。ステップS242において、制御部103は、サーバIDより認証処理を行う。このとき、予め利用者及び事務所は、本システムのサービス用に銀行口座を指定している。この銀行口座指定処理により課金センタ100の記憶部104には、本システムのサーバIDと、利用者口座用鍵及び事務所口座用鍵とが対応して記憶される。このため、制御部103は、受信されるサーバIDと記憶されるサーバIDとを照合することにより認証を行う。
受信したサーバIDと記憶したサーバIDの対応より認証がとれないとき、制御部103は、ステップS243に進み、非認証信号をサーバ装置10に送信する。認証がとれたとき、制御部103は、ステップS244に進み、利用者口座用鍵と事務所口座用鍵をサーバ装置10に送信する。
サーバ装置10の制御部16は、ステップS245において、課金センタ100より非認証信号を受信すると処理を終了する。また、制御部16は、課金センタ100より利用者口座用鍵及び事務所口座用鍵を受信すると、ステップS246において、利用者口座用鍵、事務所口座用鍵、予めサーバに記憶されているサーバ口座用鍵、売買合計データ、利用者及び事務所配当データ、サーバ利益データを課金センタ100に送信する。制御部16は、送信完了すると処理を終了する。
利用者及び事務所口座用鍵等の受信待機状態にある課金センタ100の制御部103は、ステップS247において、データを受信すると、ステップS248に進み、データを受信していないときステップS247を繰り返す。ステップS248において、制御部103は、表5(B)に示す記憶部104に記憶されるデータベースの更新処理を行う。
具体的に、制御部103は、利用者口座用鍵により利用者口座管理データにアクセスし、利用者毎の売買合計に基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。また、制御部103は、利用者への配当データに基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。事務所口座用鍵により事務所口座管理データにアクセスし、事務所毎の配当データに基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。更に、制御部103は、サーバ口座用鍵によりサーバ口座管理データにアクセスし、サーバ利益に基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。
更に、口座管理データの更新に基づいて制御部103は、ステップS249において、表5(B)に示す銀行IDの銀行口座に対する決済処理をインタフェース101を介して銀行センタ160と送受信することにより自動的に行う。すなわち、口座管理データの更新はそのまま銀行口座データの更新に反映される。そして、この口座管理データの更新が完了すると課金センタ100の制御部103は処理を終了する。
上述のように、本システムでは、図38の処理により、事務所が、或いはその事務所に所属するアーティストが、製作したコンテンツをサーバ装置10に登録し、利用者がそのコンテンツ、例えば楽曲のダウンロード及びアップロードを繰り返す。すると、コンテンツの値段が変動するように制御されるので、ダウンロードされることが多いコンテンツは高額となりコンテンツにプレミアがつく。これより、プレミアがつくようなコンテンツを予想して利用者がダウンロードするという今までにないゲーム性を与えることができる。
更に、本システムでは、利用者によるコンテンツのダウンロード、アップロードの繰り返しより、サーバ装置10の管理者は、利益が得られ、その利益のうちの何%かを利用者及びコンテンツを登録するアーティストに配当する決済処理機能を備える。これより、利用者はヒットするアーティストを発掘すると対価を得ることができるというメリットがある。また、事務所は、ダウンロードが多くなるようなコンテンツを登録すると多くの対価を得ることができる。更に、図37に示すように事務所からアーティストに給与と共にその配当を分配するようにすればアーティストにとっても大きな利益を得ることが可能である。
次に、図40を用いて、音楽事務所、レコード会社等の事務所に所属するアーティストによりサーバ装置10に登録されたコンテンツを移動体端末装置80の利用者がダウンロード、アップロードする際の動作について説明する。本例は、小売店或いは音楽事務所から提供される売上げデータに応じて利用者、事務所、小売店への配当を行うものである。
サーバ装置10の制御部16は、ステップS251において、事務所及びアーティストデータの登録処理を行う。具体的には、アーティスト或いは事務所関係者が自身のPC等によりサーバ装置10に直接アクセスし、事務所ID、アーティストID、コンテンツをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、表6(A)に示す記憶部11に記憶されるデータベースに事務所ID、アーティストID、コンテンツID、コンテンツIDが示すコンテンツデータ、コンテンツの初期の値段、すなわち、コンテンツの始値(コンテンツ値)を記憶する。
Figure 2008171447
サーバ装置10の制御部16は、ステップS252において、アーティストデータを移動体端末装置80に送信する。アーティストデータは、アーティストID、コンテンツID、コンテンツ値である。アーティストデータの受信待機状態にある移動体端末装置80の制御部87は、ステップS253において、アーティストデータの受信を完了すると、ステップS254に進み、受信していないとき、ステップS253を繰り返す。そして、制御部87は、アーティストデータを受信したとき、ステップS254において、表示部95にアーティストデータを表示する。
制御部87は、ステップS255において、利用者の指示部94の操作に応じたコンテンツデータのダウンロード指示を受け付けると、ステップS256に進み、利用者IDとコンテンツIDをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10から送信される利用者ID、コンテンツID、コンテンツデータの受信待機状態にある制御部87は、ステップS257において、利用者ID、コンテンツID、コンテンツデータの受信を完了すると、ステップS258に進む。また、制御部87は、ステップS255において、利用者によるコンテンツデータのダウンロード指示がないと、ステップS258に進む。
制御部87は、ステップS258において利用者により以前ダウンロードされRAM93に記憶されるコンテンツをアップロードする指示が指示部94より与えられると、ステップS259に進み、利用者IDとコンテンツをサーバ装置10に送信する。制御部87は、ステップS258において利用者によるコンテンツのアップロード指示がないと、ステップS260に進む。
制御部87は、ステップS260において、利用者による終了指示があるか否かを判定し、無いとき、ステップS254に戻り、再び同じアーティストデータを表示するか、既に記憶部11に記憶されているアーティストデータを表示する。一方、制御部87が利用者による終了指示があると判定したときには、移動体端末装置80での処理を終了する。
受信待機状態にあるサーバ装置10の制御部16は、ステップS261において、表6(A)のデータベースに記録されるコンテンツIDの売上げデータを受信すると、ステップS262に進み、受信していないときステップS261を繰り返す。ここで、売上げデータは、音楽事務所、或いは小売店がPC等によりサーバ装置10に直接アクセスし、小売店ID(或いは音楽事務所ID)、コンテンツIDと売上げデータをサーバ装置10に送信する。ステップS261において、制御部16は、小売店ID、コンテンツID、と各コンテンツIDに対応する売上げデータを受信するとステップS262に進む。
ステップS262において利用者ID、コンテンツIDの受信待機状態にあるサーバ装置10の制御部16は、これらのデータを受信していないとき、ステップS263に進み、利用者ID、コンテンツの受信待機状態となる。利用者ID、コンテンツも受信されないとき、制御部16は、ステップS262に戻り、利用者ID、コンテンツID、コンテンツの受信待機状態を続ける。
ステップS262において、制御部16は、利用者IDとコンテンツIDを受信すると、ステップS264において、ステップS262により受信された利用者のダウンロードリクエストに応じて利用者ID、コンテンツID、コンテンツデータを移動体端末装置80に送信する。送信が完了すると、制御部16は、ステップS265において、表6(A)に示すデータベースを更新する。例えば、利用者IDとコンテンツIDを受信したとき(ダウンロード)、コンテンツIDに対応して利用者IDを記憶する。また、ダウンロード数を1つインクリメントする。なお、本例では、利用者の一回のダウンロード指示で、コンテンツ1つに対して1回のダウンロードを許可するように構成しているが、一回のダウンロードで同じコンテンツを、或いは異なるコンテンツを複数ダウンロードできるようにしてもよい。
次に、利用者IDとコンテンツを受信するとき(アップロード)、制御部16は、利用者ID、コンテンツに対応するアップロード数を一つインクリメントする。なお、本例では、利用者の一回のアップロード指示で、コンテンツ1つに対して一回のアップロードを許可するように構成しているが、一回のアップロードで同じコンテンツを複数アップロード、或いは異なるコンテンツを複数アップロードできるようにしてもよい。制御部16は、ステップS261において受信した小売店ID、売上げデータをコンテンツIDに対応して記憶させる。
制御部16は、ステップS265における投資金額データベースの更新を完了すると、ステップS266に進む。制御部16は、ステップS266において、所定時間が計数されたか否かを判定する。ここでは、所定時間を10分とする。すなわち、ステップS266では、10分おきにステップS267の処理に進むように制御部16が動作制御する。
制御部16は、ステップS267において、表6(A)の投資金額データベースに応じてコンテンツ値を演算すると共に、データベースのコンテンツ値、及び売買合計を更新する。ここで、コンテンツ値計算方法は図33〜図36に示す方法と同様である。
制御部16によりコンテンツ値演算、データベースの更新が完了すると、制御部16は、ステップS268に進む。ステップS268において、制御部16は、一か月経ったか否かを例えば判断する。一か月経っていないとき、制御部16は、ステップS262に処理を戻し、再びダウンロード、アップロードの待機状態を続ける。なお、本フローチャートにおいては、ダウンロード、アップロードの売買及び利用者、事務所、小売店への配当のための処理を一か月毎に一括で行うように構成されている。ダウンロード、アップロードの売買に関して例えば10分間毎に処理するように構成してもよい。
制御部16により一か月目であると判定されると、処理はステップS269に進む。ステップS269において、制御部16は、サーバ装置10の管理者の利益に基づき、利用者及び事務所への配当を演算する。これを図41を用いて説明する。ここでは一つのコンテンツのみによる配当を示し、図33〜図36で示した収益の合計520000円とし、売上げ利益を480000円として演算する。ここで、事務所への配当の演算は、当然複数のコンテンツのサーバ装置10の管理者の利益より分配するようにしてもよい。
先ず、利用者への配当としてはサーバ装置10の管理者の利益520000円の10%と、そのコンテンツの売上げ利益の10%をサーバ装置10の管理者利益から割りあてる。そして、そのコンテンツの現在のダウンロード数(正確には、利用者がそのコンテンツを現在所有する総数)が10000であるとすると、そのコンテンツ1つを所有するにつき、10円の配当を利用者に割り当てる。例えば、同じコンテンツを3つ所有する利用者は10×3=30円の配当を得る。
次に、事務所への配当としてはサーバ装置10の管理者の利益520000円のうち40%と、売上げ利益の10%を割り当てる。すなわち、事務所への配当は208000+48000円である。
更に、小売店への配当としてはサーバ装置10の管理者の利益520000円のうち10%と、売上げ利益の10%を割り当てる。すなわち、小売店への配当は52000+48000円である。すると、サーバ装置10の管理者の最終的な利益は64000円となる。
次に、制御部16は、ステップS270において、利用者、事務所、小売店への配当演算、及びサーバ装置10の管理者の利益演算結果を基に投資金額データベースを更新する。具体的には、サーバ利益データ、利用者配当データ、事務所配当データ、小売店配当データを更新する。
ステップS271において、制御部16は、課金センタ100に、サーバIDと、利用者、事務所、及び小売店口座へのアクセス要求を専用線110を介して送信する。アクセス要求受信待機状態にある課金センタ100の制御部103は、ステップS272において、サーバ装置10よりサーバIDとアクセス要求を受信すると、ステップS273に進み、受信していないとき、ステップS272を繰り返す。そして、ステップS273において、制御部103は、サーバIDより認証処理を行う。このとき、予め利用者、事務所、小売店は、本システムのサービス用に銀行口座を指定している。この銀行口座指定処理により課金センタ100の記憶部104には、本システムのサーバIDと、利用者口座用鍵、事務所口座用鍵、小売店口座用鍵とが対応して記憶される。そのため、制御部103は受信されるサーバIDと記憶されるサーバIDとを照合することにより認証を行う。
受信したサーバIDと記憶したサーバIDの対応より認証がとれないとき、制御部103は、ステップS274に進み、非認証信号をサーバ装置10に送信する。認証がとれたとき、制御部103は、ステップS275に進み、利用者口座用鍵、事務所口座用鍵、及び小売店口座用鍵をサーバ装置10に送信する。
サーバ装置10の制御部16は、ステップS276において、課金センタ100より非認証信号を受信すると処理を終了する。制御部16は、課金センタ100より利用者口座用鍵、事務所口座用鍵、小売店口座用鍵を受信すると、ステップS277において、利用者口座用鍵、事務所口座用鍵、小売店口座用鍵、予めサーバに記憶されているサーバ口座用鍵、売買合計データ、利用者、事務所、及び小売店配当データ、サーバ利益データを課金センタ100に送信する。制御部16は、送信完了すると処理を終了する。
利用者、事務所、及び小売店口座用鍵等の受信待機状態にある課金センタ100の制御部103は、ステップS278において、データを受信すると、ステップS279に進み、データを受信していないときステップS278を繰り返す。ステップS279において、制御部103は、表6(B)に示す記憶部104に記憶されるデータベースの更新処理を行う。
具体的に、制御部103は、利用者口座用鍵により利用者口座管理データにアクセスし、利用者毎の売買合計に基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。また、制御部103は、利用者への配当データに基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。事務所口座用鍵により事務所口座管理データにアクセスし、事務所毎の配当データに基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。更に、制御部103は、小売店口座用鍵により小売店口座管理データにアクセスし、事務所毎の配当データに基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。更に、制御部103は、サーバ口座用鍵によりサーバ口座管理データにアクセスし、サーバ利益に基づいて日付、出入履歴、残金を更新する。
口座管理データの更新に基づいて制御部103は、ステップS280において表6(B)に示す銀行IDの銀行口座に対する決済処理をインタフェース101を介して銀行センタ160と送受信することにより自動的に行う。すなわち、口座管理データの更新はそのまま銀行口座データの更新に反映される。そして、この口座管理データの更新が完了すると課金センタ100の制御部103は処理を終了する。
上述のように、本システムでは、図40の処理により、事務所が、或いはその事務所に所属するアーティストが、製作したコンテンツをサーバ装置10に登録し、利用者がそのコンテンツ、例えば楽曲のダウンロード及びアップロードを繰り返す。すると、コンテンツの値段が変動するように制御されるので、ダウンロードされることが多いコンテンツは高額となりコンテンツにプレミアがつく。これより、プレミアがつくようなコンテンツを予想して利用者がダウンロードするという今までにないゲーム性を与えることができる。
更に、本システムでは、利用者によるコンテンツのダウンロード、アップロードの繰り返しより、サーバ装置10の管理者は利益が得られる。また、第3例では、制御部16は、メディアに記録されたコンテンツの売上げデータによる売上げ利益に応じて利用者、事務所、小売店への配当を演算し自動決算処理を行う。これより、利用者はヒットするアーティストを発掘すると対価を得ることができるというメリットがある。また、事務所は、ダウンロード、或いは売上げが多くなるようなコンテンツを登録すると多くの対価を得ることができる。更に、小売店は多く売れば売上げ利益だけでなく更にサーバ装置10の管理者から配当を得ることが可能である。更に、図41に示すように事務所からアーティストに給与と共にその配当を分配するようにすればアーティストにとっても大きな利益を得ることが可能である。
なお、以上の例では、金融商品の取引としてコンテンツのアップロード、ダウンロードとしているが、通常の株価取引、先物取引等どのような取引であってもよい。また、以上の例では、コンテンツ値が変動するようにしたが、コンテンツ値の価格は固定にし、売上げに応じて配当が演算されるようにしてもよい。さらには、以上の例では、移動体端末装置として携帯型電話を例としたが移動体であればよく、自動車、PDA、携帯コンピュータ等であってもよい。
また、第2の実施例の告知手段は表示及び振動であったが、音声でも構わない。例えば、予めメモリに記憶されるビープ音で告知してもよいし、割込み情報と共に送信されるコンテンツIDに応じてそのコンテンツ(楽曲)を再生するようにしてもよい。
なお、以上、楽曲データを端末装置にダウンロードし再生する例を説明したが、端末装置は、楽曲データを受信したとき、記憶部に保存することなく、リアルタイムに再生する、所謂ストリーミング再生を行うようにしてもよい。
図1は、本発明を適用した投資システムの具体的な構成を示すブロック図である。 図2は、投資システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図3は、投資システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図4は、新人のアーティストを投資の対象とした投資システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図5は、新曲を投資の対象とした投資システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図6は、本発明を適用した投資システムの他の例の具体的な構成を示すブロック図である。 図7は、図6に示す投資システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図8は、図6に示す投資システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図9は、図7及び図8に示す投資システムの変形例を説明するためのフローチャートである。 図10は、図9の続きを説明するフローチャートである。 図11は、音楽事務所クライアント装置やアーティストクライアント装置がサーバ装置を介して投資チケットの投資チケットを発行する際の手順を説明するフローチャートである。 図12は、投資チケットの発行者の保有率を、発行者の規模に応じてかえて、投資チケットを販売する例を説明するフローチャートである。 図13は、投資チケットの発行元となる個人アーティストやレコード会社、音楽事務所の投資チケットの保有率を投資対象の実績に応じて設定する例を説明するフローチャートである。 図14は、図13の続きを説明するフローチャートである。 図15は、実績データと推定ファンド総額との関係を説明する図である。 図16は、推定ファンド総額と投資チケットの発行元の保有率との関係を説明する図である。 図17は、投資チケットの発行元となる個人アーティストやレコード会社、音楽事務所の投資チケットの保有率を人気投票の結果に応じて設定する例を説明するフローチャートである。 図18は、発行元の投資チケットの保有率を説明する図である。 図19は、投資チケットの売買を指し値で行う場合の例を説明するフローチャートである。 図20は、投資チケットの売買を成り行きで行う場合の例を説明するフローチャートである。 図21は、売手側の希望売却価格に幅を持たせ、買手側の希望購入価格にも幅を持たせて行う例を説明するフローチャートである。 図22は、課金処理の動作を説明するためのフローチャートである。 図23は、コンテンツの販売における通常の課金処理と投資の課金処理を選択可能とした投資システムの具体的な構成を示すブロック図である。 図24は、キオスク端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図25は、キオスク端末装置の表示部に表示される具体的な画像を示す図である。 図26は、キオスク端末装置の表示部に表示される具体的な画像を示す図である。 図27は、投資資金管理会社のホストコンピュータの具体的な処理動作を説明するためのフローチャートである。 図28は、売上げの分配を説明する図である。 図29は、投資資金管理会社のホストコンピュータの他の具体的な処理動作を説明するためのフローチャートである。 図30は、移動体通信システムを利用し、本発明を適用した投資システムの具体的な構成を示すブロック図である。 図31は、移動体通信投資システムの具体的な構成を示すブロック図である。 図32は、移動体通信投資システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図33は、コンテンツ値の具体的な計算方法を説明するためのフローチャートである。 図34は、コンテンツ値の他の具体的な計算方法を説明するためのフローチャートである。 図35は、コンテンツ値の他の具体的な計算方法を説明するためのフローチャートである。 図36は、コンテンツ値の他の具体的な計算方法を説明するためのフローチャートである。 図37は、利用者及びアーティストへの配当を計算する方法を説明するための図である。 図38は、移動体通信投資システムの他の具体的な動作を説明するためのフローチャートである。 図39は、利用者及び事務所への配当を計算する方法を説明するための図である。 図40は、移動体通信投資システムの具体的な動作を説明するためのフローチャートである。 図41は、利用者及び事務所への配当を計算する方法を説明するための図である。
符号の説明
1 インターネット、2 インタフェース、3 コーデック、4 記憶部、5 ROM、6 RAM、7 制御部、10 サーバ装置、11 記憶部、12 コーデック、13 インタフェース、14 ROM、15 RAM、16 制御部、20 投資クライアント装置、21 インタフェース、22 HDD、23 デコーダ、24 D/A変換器、25 スピーカ、26 操作部、27 表示部、28 ROM、29 RAM、30 MPU、31 音楽事務所クライアント装置、32 アーティストクライアント装置、33 ホストコンピュータ、34 ホストコンピュータ、35 課金センタ、36 銀行センタ、37 専用線、38 専用線、39 視聴者クライアント装置、40 キオスク端末装置、41 インタフェース回路、42 ハードディスク装置、43 表示部、44 操作部、45 制御部、46 コイン/カード装置、47 記録媒体レコーダ、50 中央管理センタ、51 記憶部、52 コーデック、53 インタフェース、54 ROM、55 RAM、56 制御部、60 専用線、70 基地局、80 移動体端末装置、81 RF部、82 復調部、83 チャネルコーデック部、84 復号部、85 D/A変換部、86 スピーカ、87 制御部、88 マイク、89 A/D変換器、90 符号化部、91 変調部、92 ROM、93 RAM、94 指示部、95 表示部、96 アンテナ、100 課金センタ、101 インタフェース、102 コーデック、103 制御部、104 記憶部、105 ROM、106 RAM、110 専用線、120 専用線、160 銀行センタ

Claims (6)

  1. コンテンツデータが記憶されるデータベースが設けられる記憶手段と、
    上記記憶手段に記憶されているコンテンツデータを選択する第1の選択手段と、
    上記第1の選択手段により選択された記憶手段に記憶されているコンテンツデータを受信する受信手段と、
    上記受信手段により受信されたコンテンツデータが記録されるメモリ手段と、
    上記メモリ手段に記録されているコンテンツデータを選択する第2の選択手段と、
    上記メモリ手段に記録されている上記第2の選択手段により選択されたコンテンツデータを送信する送信手段と、
    上記メモリ手段に記録されているコンテンツデータが送信されたとき、利用者に対して対価を提供する提供手段とを備える投資システム。
  2. 更に、上記受信に応じて利用者に対して上記受信されたコンテンツデータに対応する金額を課金し、上記送信に応じて上記利用者に対して上記送信されたコンテンツデータに対する対価を振り込む決済手段を備える請求の範囲第1項記載の投資システム。
  3. 更に、上記コンテンツデータの価値を演算する価値演算手段を備え、
    上記価値演算手段は、上記コンテンツデータ毎の上記受信手段が受信した受信総数と上記送信手段が送信した送信総数とに基づいて上記コンテンツデータの価値を演算する請求の範囲第2項記載の投資システム。
  4. 上記決済手段は、上記受信手段により受信されたコンテンツデータに対応する課金を行うとき、上記価値演算手段により演算された上記コンテンツデータの価値に応じた金額を課金する請求の範囲第2項記載の投資システム。
  5. 上記決済手段は、上記送信手段が送信したコンテンツデータに対する対価を利用者に振り込むとき、上記価値演算手段により演算された上記コンテンツデータの価値に応じた金額を振り込む請求の範囲第2項記載の投資システム。
  6. 記憶手段に記憶されているコンテンツデータを第1の選択手段により選択するステップと、
    上記第1の選択手段により選択された記憶手段に記憶されているコンテンツデータを受信手段で受信するステップと、
    上記受信手段により受信されたコンテンツデータをメモリ手段に記録するステップと、
    上記メモリ手段に記録されているコンテンツデータを第2の選択手段により選択するステップと、
    上記メモリ手段に記録されている上記第2の選択手段により選択されたコンテンツデータを送信手段より送信するステップと、
    上記メモリ手段に記録されているコンテンツデータが送信されたとき、利用者に対して対価を提供手段により提供するステップとを有するデータ送受信方法。
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