JP2008170924A - 光学フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光学フィルタを構成する部品数を増やすことなく、所望の総厚み及び分離幅を得ることができる光学フィルタを提供する。
【解決手段】光学ローパスフィルタは、入射光を複数の光に分離する第1複屈折板と、光線を直線偏光から円偏光に変える1/4位相差フィルムと、赤外線成分をカットするIRカットガラスと、光を更に複数の光に分離する第2複屈折板とを含み、これらの厚みを足して得られた総厚みHを有する。このような構成の光学ローパスフィルタにおいて、第1複屈折板の板厚d1及び光学軸角度θ1と、第2複屈折板の板厚d2及び光学軸角度θ2とを調整することによって、所望の分離幅W1,W2及び総厚みHを得ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学フィルタに関し、特に、空間周波数の高域成分を抑制する光学ローパスフィルタに関する。
上記した光学フィルタとしての光学ローパスフィルタ(OLPF:Optical Low Pass Filter)は、空間周波数の高域成分を抑制して、例えば、モアレのような虚像が発生することを防ぐために、ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの固体撮像素子に隣接して用いられる。固体撮像素子としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等が挙げられる。
図11に示すように、光学ローパスフィルタ111は、例えば、IRカットガラス112及び水晶位相板113が、水晶からなる第1複屈折板114と第2複屈折板115とに挟まれて構成されている。しかしながら、水晶位相板113を用いた場合、図12に示すように、分離した光の強度ムラが波長によって大きく影響することから、最近では、強度ムラが波長によって影響することが抑えられた、ポリカーボネート系樹脂によって形成された1/4位相差フィルム122(図13参照)が用いられる。また、第1複屈折板114及び第2複屈折板115の光学軸角度は、例えば、非特許文献1に記載のように、最小の厚みで最大の分離幅を得ることが可能な45°に設定することが知られている。
「光技術コンタクト」vol.42 No.12(2004) p.651〜655
しかしながら、水晶位相板113(図11参照)から1/4位相差フィルム122(図13参照)に変更した場合、1/4位相差フィルム122の厚みが水晶位相板113よりも薄いことから、図13に示す光学ローパスフィルタ121ように、変更前後の総厚みHを合わせるためのダミーガラス123が必要となる。よって、ダミーガラス123を新しく調達したり、ダミーガラス123を接合する工程を追加したりするなど製造工数が増え、歩留まりが低下するという問題がある。また、要求される分離幅が更に小さくなってくると、複屈折板114,115の厚みを薄くしなければ対応できない。よって、複屈折板114,115の厚みを薄くする場合、強度を補強するための補強用基板が新たに必要となるという問題がある。
本発明は、光学フィルタを構成する部品数を増やすことなく、所望の総厚み及び分離幅を得ることができる光学フィルタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る光学フィルタは、入射光を複数の光に分離し且つ厚み甲を有する第1複屈折板と、前記分離された光を更に複数の光に分離し且つ厚み乙を有する第2複屈折板と、前記第1複屈折板と前記第2複屈折板とに挟まれて配置され、光線を直線偏光から円偏光に変え且つ厚み丙を有する位相板とを備え、前記厚み甲と、前記厚み乙と、前記厚み丙と、を含んで合算した総厚みを有する光学フィルタであって、前記第1複屈折板の分離幅及び光学軸角度と、前記第2複屈折板の分離幅及び光学軸角度と、によって調整された前記総厚みを有することを特徴とする。
この構成によれば、総厚みと分離幅とを、第1複屈折板及び第2複屈折板の光学軸角度を調整することによって得ることが可能となる。よって、総厚みを調整するためのダミーガラスなどが不用となり、新しく部品を調達したり、ダミーガラスを接合する工程を増やしたりすることなく対応することが可能となる。その結果、製造工数を増やしたり、歩留りを低下させたりすることを防ぐことができる。また、光学軸角度を制御することによって所望の分離幅や総厚みに設定できるので、例えば、要求される高画素化に対応することができる。
上記した光学フィルタにおいて、前記厚み甲をd1、前記第1複屈折板の前記分離幅をW1、前記第1複屈折板の前記光学軸角度をθ1とするとき、式(1)の関係を満足し、前記厚み乙をd2、前記第2複屈折板の前記分離幅をW2、前記第2複屈折板の前記光学軸角度をθ2とするとき、式(2)の関係を満足することを特徴とする。
Figure 2008170924
Figure 2008170924
この構成によれば、前述した式(1)及び式(2)を用いることにより、所望の総厚みと分離幅とを、第1複屈折板及び第2複屈折板の光学軸角度を調整することによって得ることが可能となる。よって、総厚みを調整するためのダミーガラスなどが不用となり、新しく部品を調達したり、ダミーガラスを接合する工程を増やしたりすることなく対応することが可能となる。その結果、製造工数を増やしたり、歩留りを低下させたりすることを防ぐことができる。また、光学軸角度を制御することによって分離幅や総厚みに設定できるので、例えば、要求される高画素化に対応することができる。
上記した光学フィルタにおいて、前記光学軸角度θ1と前記光学軸角度θ2とが、5°<θ1<44°、46°<θ1<85°、5°<θ2<44°、46°<θ2<85°、の関係を満足することが好ましい。
この構成によれば、0°〜5°、85°〜90°の光学軸角度θ1,θ2を除いて構成するので、所望の分離幅(例えば、比較的に大きい6μmなど)を得るために第1複屈折板及び第2複屈折板の厚みが必要以上に厚くなることを抑えることができる。また、45°の光学軸角度θ1,θ2を除いているので、所望の分離幅(例えば、比較的小さい2μm以下)を得るために、第1複屈折板及び第2複屈折板の厚みが必要以上に薄くなることを抑えることができる。よって、複屈折板の強度を補強するための補強用基板が不用となる。
上記した光学フィルタにおいて、前記光学軸角度θ1と前記光学軸角度θ2とが、5°<θ1<36°、54°<θ1<85°、5°<θ2<36°、54°<θ2<85°、の関係を満足することが好ましい。
この構成によれば、0°〜5°、85°〜90°の光学軸角度θ1,θ2を除いて構成するので、所望の分離幅(例えば、比較的に大きい6μmなど)を得るために第1複屈折板及び第2複屈折板の厚みが必要以上に厚くなることを抑えることができる。また、光学軸角度を変えても分離幅の変化量が小さい領域(光学軸角度36°〜54°の範囲)を除いているので、効率良く複屈折板の厚みと分離幅の調整を行うことができる。
上記した光学フィルタにおいて、前記位相板は、ポリカーボネート系樹脂を主成分とする1/4位相差フィルムであることが好ましい。
この構成によれば、上記した1/4位相差フィルムを用いるので、広帯域の波長に対して、光の強度ムラが発生することを抑えることができる。
上記した光学フィルタにおいて、前記第1複屈折板及び前記第2複屈折板は、水晶基板であることが好ましい。
この構成によれば、水晶基板を、水晶基板の主面の法線が光学軸角度に対して所定の角度になるようにカットすることで、所望の分離幅に調整することができる。
上記した光学フィルタにおいて、前記第1複屈折板と前記第2複屈折板との間に、赤外線成分をカットするIRカットガラスが配置されていることが好ましい。
この構成によれば、IRカットガラスを備えるので、赤外線成分による固体撮像素子などへ悪影響を及ぼすことを抑えることができる。
上記した光学フィルタにおいて、前記光学フィルタが、固体撮像素子を収納するパッケージのカバーとして前記パッケージ上に配置されることが好ましい。
この構成によれば、光学ローパスフィルタの総厚みを変えることなく所望の分離幅を得ることができると共に、パッケージのカバーとして機能させることができる。よって、スペース効率を向上させることができる。
上記した光学フィルタにおいて、前記第2複屈折板が、固体撮像素子を収納するパッケージのカバーとして前記パッケージ上に配置されることが好ましい。
この構成によれば、光学ローパスフィルタの総厚みを変えることなく所望の分離幅を得ることができると共に、第2複屈折板をパッケージのカバーとして機能させることができる。よって、スペース効率を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の光学フィルタとしての光学ローパスフィルタの構造を示す模式断面図である。以下、光学ローパスフィルタの構造を、図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、光学ローパスフィルタ11は、上記したように、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどにおいて、モアレ等の擬似信号の発生を抑えるために用いられる。光学ローパスフィルタ11は、例えば、光12(入射光)を結像させる受光レンズ13と、結像した光学像を電気信号に変換して取り込む固体撮像素子14との間に配置されている。固体撮像素子14は、例えば、CCDやCMOSなどであり、デジタルスチルカメラなどの仕様に基づいて画素ピッチ(画素周期)が決められている。このような固体撮像素子14に隣接して配置される光学ローパスフィルタ11は、例えば、第1複屈折板15と、位相板としての1/4位相差フィルム16と、IRカットガラス17と、第2複屈折板18とを有する。
第1複屈折板15は、例えば、矩形状の水晶基板であり、光学ローパスフィルタ11における受光レンズ13側に配置されている。第1複屈折板15は、光12を常光線と異常光線との2つに分離するために用いられる。
1/4位相差フィルム16は、第1複屈折板15と第2複屈折板18との間に挟まれて配置されている。1/4位相差フィルム16は、例えば、一軸延伸法によって形成された高分子樹脂材料である。ここで用いられる樹脂材料は、例えば、ポリカーボネート系樹脂であり、耐熱性が高く、吸水性が少なく、耐久性、透明性に優れている。更に、ポリカーボネート系樹脂は、光学異方性を有する化合物と混合することにより、入射する光の波長が大きくなるに従って位相差が大きくなる波長分散特性を与えることが可能であり、高性能な1/4波長板とすることができる。
このような1/4位相差フィルム16は、樹脂材料の複屈折率(屈曲率異方性)を考慮して、フィルム厚を適宜設定することにより、1/4波長板として機能させることが可能となっている。この1/4位相差フィルム16を用いることにより、第1複屈折板15によって2点に分離した光12の偏光状態を直線偏光から円偏光に変えることが可能となっている。1/4位相差フィルム16の厚み(厚み丙)は、例えば、0.1(mm)である。また、1/4位相差フィルム16は、上記したように、光12を4点に分離した際、水晶位相板の波長範囲と比較して、広い波長範囲に亘ってバラツキの少ない光強度に分離することができると共に、広帯域において1/4位相差を得ることができる。
IRカットガラス17は、例えば、1/4位相差フィルム16と第2複屈折板18との間に配置されており、赤外線成分をカットするために用いられる。
第2複屈折板18は、例えば、第1複屈折板15と同様に矩形状の水晶基板であり、光学ローパスフィルタ11における固体撮像素子14側に配置されている。第2複屈折板18は、1/4位相差フィルム16で円偏光に変えられた2つの光を、更に4点の直線偏光に分離する(4点分離)ために用いられる。
第1複屈折板15及び第2複屈折板18に使用する複屈折性を有する材料としては、水晶基板の他に、ニオブ酸リチウム、チリ硝石、方解石、ルチル、KDP(KH2PO4)、ADP(NH42PO4)等が挙げられるが、強度やコストの点から水晶基板が好ましい。
また、第1複屈折板15、1/4位相差フィルム16、IRカットガラス17、第2複屈折板18のそれぞれを固定するために、例えば、粘着剤が用いられる。なお、光学ガラス用接着剤を用いるようにしてもよい。また、第1複屈折板15における受光レンズ13側の面と、第2複屈折板18における固体撮像素子14側の面とには、可視光の透過率を向上させるための図示しない反射防止膜(AR膜)がそれぞれ設けられている。なお、前述した第1複屈折板15の反射防止膜に代えて、固体撮像素子14への紫外線の入射及び赤外線の入射を防ぐための紫外線カット膜及び赤外線カット膜(UV−IRカット膜)を設けるようにしてもよい。
図2及び図3は、所望の分離幅及び総厚みを得るための、第1複屈折板及び第2複屈折板の厚み(厚み甲、厚み乙)としての板厚と、光学軸角度との設定値を示す図表である。以下、第1複屈折板及び第2複屈折板の板厚と光学軸角度との設定を、図2及び図3を参照しながら説明する。
前述したように、所望の分離幅と総厚みH(図1参照)を得るために、第1複屈折板15の板厚と光学軸角度、及び、第2複屈折板18の板厚と光学軸角度を設定する。なお、総厚みHは、上記したように、例えば、第1複屈折板15、1/4位相差フィルム16、IRカットガラス17、第2複屈折板18の厚みを足したものである。
光学軸角度を求めるための式を以下に示す。ここで、第1複屈折板15において分離する分離幅をW1とし、第2複屈折板18において分離する分離幅をW2とする。また、第1複屈折板15の板厚(厚み甲)をd1とし、第2複屈折板18の板厚(厚み乙)をd2とする。更に、第1複屈折板15の光学軸角度をθ1とし、第2複屈折板18の光学軸角度をθ2とする。
Figure 2008170924
Figure 2008170924
以上の式を基にして、所望の分離幅W1,W2及び総厚みHを得るための光学軸角度θ1,θ2を計算する。以下、上記した計算式によって求められた、第1複屈折板15及び第2複屈折板18の板厚d1,d2及び光学軸角度θ1,θ2について、図2を参照しながら説明する。例えば、分離幅W1,W2が4.0μm、総厚みHが2.3(mm)を得るための、第1複屈折板15及び第2複屈折板18の板厚d1,d2及び光学軸角度θ1,θ2について説明する。なお、分離幅W1,W2は、例えば、第1複屈折板15及び第2複屈折板18共に同様の幅に設定している。また、光学軸角度θ1,θ2とは、第1複屈折板15(第2複屈折板18)の主面の法線に対する結晶光学軸の角度をいう。
第1複屈折板15は、板厚d1が0.85(mm)であり、光学軸角度θ1が26.7(deg)である。なお、光学軸角度θ1は、63.6(deg)に設定するようにしてもよい。光学軸角度θ1を選択する方法として、水晶原石などの形状を基に効率的に切り出せる角度から選択することが望ましい。1/4位相差フィルム16は、例えば、固定された厚みである0.1mmにする。また、IRカットガラス17は、例えば、固定された厚みである0.5mmにする。
第2複屈折板18は、板厚d2が、第1複屈折板15と同様に0.85(mm)であり、光学軸角度θ2が26.7(deg)である。なお、光学軸角度θ2は、前述したように、63.6(deg)に設定するようにしてもよい。
以上のような構成により、ダミーガラスを用いることなく、4.0(μm)の分離幅W1,W2と2.3(mm)の総厚みHを得ることができる。同様に、2.3(μm)の総厚みHにおいて、分離幅W1,W2を4.5(mm)にしたい場合、第1複屈折板15及び第2複屈折板18を、図2の図表に示す板厚d1,d2や光学軸角度θ1,θ2に設定することにより、ダミーガラスを用いなくてもよい。また、図2の図表に示すように、第2複屈折板18の光学軸角度θ2を45.0(deg)にして、第1複屈折板15のみ光学軸角度θ1を厚み調整の為に設定してもよい。なお参考として、図2の図表にはダミーガラスを用いた例を示している。
次に、図3を参照しながら、分離幅W1,W2が5.5(mm)、総厚みHが2.8mmを得るための、第1複屈折板15及び第2複屈折板18の板厚d1,d2及び光学軸角度θ1,θ2について説明する。なお、図2に示す図表と同様の部分の説明は省略又は簡略化する。
第1複屈折板15は、板厚d1が1.10(mm)であり、光学軸角度θ1が29.0(deg)である。なお、光学軸角度θ1は、61.3(deg)に設定するようにしてもよい。1/4位相差フィルム16は、固定された厚みである0.1mmにする。また、IRカットガラス17は、固定された厚みである0.5mmにする。
第2複屈折板18は、板厚d2が、第1複屈折板15と同様に1.10(mm)であり、光学軸角度θ2が29.0(deg)である。なお、光学軸角度θ2は、前述したように、61.3(deg)に設定するようにしてもよい。
以上のような構成により、ダミーガラスを用いることなく、5.5(μm)の分離幅W1,W2と2.8(mm)の総厚みHを得ることができる。同様に、2.8(μm)の総厚みHにおいて、例えば、分離幅W1,W2を6.0(mm)にしたい場合、第1複屈折板15及び第2複屈折板18を、図3の図表に示す板厚d1,d2や光学軸角度θ1,θ2に設定することにより、ダミーガラスを用いなくてもよい。また、図3の図表に示すように、第2複屈折板18の光学軸角度θ2を45.0(deg)にして、第1複屈折板15のみ光学軸角度θ1を厚み調整の為に設定してもよい。なお参考として、図3の図表にはダミーガラスを用いた例を示している。
この様に、ダミーガラスが不用となるので、ダミーガラスのような厚み補正用の部品を調達したり、接合する工程を増やしたりする必要がなく、かかるコストを抑えることができる。
図4は、複屈折板の板厚と分離幅との関係を、光学軸角度別に示すグラフである。図5は、光学軸角度と分離幅との関係を、複屈折板の板厚別に示すグラフである。以下、図4及び図5を参照しながら、複屈折板に用いる好ましい板厚及び光学軸角度について説明する。
図4に示すグラフは、横軸が複屈折板の板厚d(mm)であり、縦軸が分離幅W(μm)である。また、図4に示すグラフは、光学軸角度θが5°、20°、30°、34°、38°、42°、45°、52°のときの特性を示している。このグラフによれば、前述したように、光学軸角度θが45°の場合、最小の板厚dで最大の分離幅Wが得られることがわかる。また、光学軸角度θが0°〜5°(又は、85°〜90°)の範囲では、所望の分離幅W(例えば、1μm〜6μm)を得るために、板厚dを厚くしなければ対応できないことがわかる。板厚dが厚くなると、透過率の低下や複屈折板自体の重量の増加、光路長が大きく変わる等の弊害が生じる。なお、図4に示すグラフにおいて、45°の光学軸角度θが分離特性における反転の境界点となっており、例えば、光学軸角度θが52°の場合、38°の特性と近似した値となっている。
図5に示すグラフは、横軸が光学軸角度θ(deg)であり、縦軸が分離幅W(μm)である。また、図5に示すグラフは、複屈折板の板厚dが0.3mm、0.68mm、0.9mmのときの特性を示している。このグラフによれば、光学軸角度θが45°の近傍において、小さい分離幅W(例えば、2μm以下)を得ようとする場合、板厚dを0.3mm以下にしなければ対応できないことがわかる。板厚dが0.3mm以下のように薄くなると、複屈折板の強度が低下することから、強度を補強するための補強用基板が必要となる。これにより、複屈折板と補強用基板とを接着しなければならず、製造工程や工数が増える。また、光学軸角度θが36°〜54°の範囲において、光学軸角度θを変えても分離幅Wの変化量が小さいことがわかる。
以上のことから、光学ローパスフィルタ11を構成する第1複屈折板15及び第2複屈折板18の光学軸角度θ1,θ2は、板厚d1,d2の変化に対する分離幅W1,W2の変化が少ない範囲(0°〜5°、85°〜90°)を除いて設定することが好ましい。更に、光学軸角度θ1,θ2の変化に対する分離幅W1,W2の変化が少ない範囲(36°〜54°)を除いて設定することが好ましい。このように設定された光学ローパスフィルタ11によれば、所望の分離幅W1,W2を得るために、板厚d1,d2が過剰に厚くなったり、薄くなったりすることを抑えることができる。
図6は、光学ローパスフィルタに光を通した際の、光の分離状態及び偏光状態を示す分解斜視図である。図7(a)〜(c)は、光学ローパスフィルタを構成する各層を通過することによる光の分離状態を示す模式平面図である。以下、光の分離状態及び偏光状態を、図6及び図7を参照しながら説明する。なお、図6に示す光学ローパスフィルタ11は、IRカットガラス17の図示を省略している。
光学ローパスフィルタ11は、光12の入射側に第1複屈折板15が配置されており、光12の出射側に第2複屈折板18が配置されている。この第1複屈折板15と第2複屈折板18との間に、1/4位相差フィルム16が配置されている。なお、図6に示す光学ローパスフィルタ11は、光12の分離状態及び偏光状態をわかりやすくするために、それぞれを離間して示している。
まず、第1複屈折板15に光線L1が入射する。この第1複屈折板15に入射した光線L1(図7(a)参照)は、第1複屈折板15の有する複屈折性によって、2つの光線L11,L12に分離されて出射する(図7(b)参照)。これらの光線L11,L12は、それぞれ偏光状態が直線偏光に変化して出射する。
次に、2つの光線L11,L12は、1/4位相差フィルム16に入射する。この2つの光線L11,L12は、1/4位相差フィルム16を通過することによって、それぞれ直線偏光から円偏光に偏光状態が変えられ、2つの光線L13,L14となって出射する。
次に、2つの光線L13及びL14は、IRカットガラス17(図1参照)を通過し、第2複屈折板18に入射する。この第2複屈折板18に入射した光線L13は、第2複屈折板18の有する複屈折性によって、2つの光線L15,L16に分離されて出射する(図7(c)参照)。同様に、第2複屈折板18に入射した光線L14は、2つの光線L17,L18に分離されて出射する(図7(c)参照)。これらの光線L15,L16,L17,L18は、それぞれ偏光状態が円偏光から直線偏光に変化して出射する。
以上のように、光12を光学ローパスフィルタ11に通すことにより、4点に分離した光線L15,L16,L17,L18が、固体撮像素子14(図1参照)のそれぞれ隣接された異なる画素に入射する。これにより、画素ピッチよりも細かい像を鈍らせることが可能となり、光学像の空間周波数の高域成分を抑制することができる。
以上詳述したように、第1実施形態の光学ローパスフィルタ11によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)第1実施形態の光学ローパスフィルタ11によれば、図2及び図3の図表に示すように、第1複屈折板15及び第2複屈折板18の板厚d1,d2と光学軸角度θ1,θ2とを調整することによって、所望の総厚みH及び分離幅W1,W2を得ることが可能となる。よって、総厚みHを補正するためのダミーガラスなどが不用となり、新しく部品を調達したり、ダミーガラスを接合する工程を増やしたりすることなく対応することが可能となる。その結果、製造工数を増やしたり、歩留りを低下させたりすることを防ぐことができる。また、光学軸角度θ1,θ2を制御することによって所望の分離幅W1,W2や総厚みHに設定できるので、例えば、デジタルスチルカメラなどの要求される高画素化に、光路長(光学特性)を変えることなく対応することができる。
(2)第1実施形態の光学ローパスフィルタ11によれば、第1複屈折板15及び第2複屈折板18の板厚d1,d2と光学軸角度θ1,θ2とを調整することにより、所望の分離幅W1,W2及び総厚みHにすることが可能となるので、比較的小さい分離幅W1,W2(例えば、2μm以下)を得るために、複屈折板15,18が過剰に薄くなることを抑えることができる。これにより、複屈折板15,18の強度を補強するための補強用基板を使わずに対応でき、更に、複屈折板15,18が製造できないという不具合をなくすことができる。また、比較的大きい分離幅W1,W2(例えば、6μm)を得るために、複屈折板15,18が過剰に厚くなることを抑えることができる。これにより、透過率の低下や複屈折板15,18の重量が重くなる、光路長が大きく変わる等の弊害が生じることを防ぐことができる。
(3)第1実施形態の光学ローパスフィルタ11によれば、ポリカーボネート系樹脂を主体とした1/4位相差フィルム16を用いて光学ローパスフィルタ11を構成するので、光12(入射光)を広い波長範囲に亘ってバラツキの少ない光強度に分離することができる。更に、水晶位相板と比較して、光学ローパスフィルタ11の軽量化を図ることができる。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態の光学ローパスフィルタの構造を示す模式断面図である。以下、光学ローパスフィルタの構造を、図8を参照しながら説明する。なお、第2実施形態の光学ローパスフィルタ21は、上記した第1実施形態の光学ローパスフィルタ11を構成する第2複屈折板18(図8では、第2複屈折板23に相当)が固体撮像装置31のカバーとして用いられる部分が異なっている。以下、第1実施形態と同じ構成部材には同一符合を付し、ここではそれらの説明を省略又は簡略化する。
図8に示す光学ローパスフィルタ21は、第1複屈折板22と、1/4位相差フィルム16と、IRカットガラス17と、第2複屈折板23とを有する。また、光学ローパスフィルタ21の下側には、第2複屈折板23をカバーとして用いる固体撮像装置31が配置されている。固体撮像装置31は、固体撮像素子14と、パッケージ32とを有する。
固体撮像素子14は、上記したように、例えば、CCDやCMOS等であり、パッケージ32の中(底部)に封入されている。また、固体撮像素子14は、複数の画素を有し、画素が一定のピッチで規則正しく配列された構造になっている。
パッケージ32は、固体撮像素子14を収納するために用いられ、受光レンズ13側に開口部を有する凹状に形成されている。開口部は、ゴミなどの付着を防止するために、カバーとしての機能する第2複屈折板23によって閉塞されている。パッケージ32には、パッケージ32の内部と外部とを電気的に接続するための外部接続配線(図示せず)が、例えば、側壁を貫通して設けられている。そして、固体撮像素子14は、図示しないボンディングワイヤを介して外部接続配線と電気的に接続されている。
第1複屈折板22における受光レンズ13側の面には、可視光の透過率を向上させるための図示しない反射防止膜(AR膜)が設けられている。なお、反射防止膜に代えて、固体撮像素子14への紫外線の入射及び赤外線の入射を防ぐための紫外線カット膜及び赤外線カット膜(UV−IRカット膜)を設けるようにしてもよい。また、IRカットガラス17における固体撮像素子14側の面と、第2複屈折板23における受光レンズ13側の面とには、可視光の透過率を向上させるための図示しない反射防止膜(AR膜)がそれぞれ設けられている。
図9及び図10は、所望の分離幅及び総厚みを得るための、第1複屈折板及び第2複屈折板の板厚と光学軸角度との設定値を示す図表である。以下、第1複屈折板及び第2複屈折板の板厚と光学軸角度との設定を、図9及び図10を参照しながら説明する。なお、第2実施形態における分離幅W1,W2及び総厚みHの設定は、第2複屈折板23の光学軸角度θ2を45°に固定し、第1複屈折板22の光学軸角度θ1を変えている。
以下、図9を参照しながら、分離幅W1,W2が4.0μm、総厚みHが2.3(mm)を得るための、第1複屈折板22及び第2複屈折板23の板厚d1,d2及び光学軸角度θ1,θ2について説明する。なお、図2及び図3に示す図表と同様の部分の説明は省略又は簡略化する。
第1複屈折板22は、板厚d1が1.02(mm)であり、光学軸角度θ1が21.0(deg)である。なお、光学軸角度θ1は、69.2(deg)に設定するようにしてもよい。1/4位相差フィルム16は、例えば、固定された厚みである0.1mmにする。また、IRカットガラス17は、例えば、固定された厚みである0.5mmにする。
第2複屈折板23は、板厚d2が0.68(mm)であり、光学軸角度θ2が固定された角度の45.0(deg)である。なお、光学軸角度θ2は、45.3(deg)に固定するようにしてもよい。
以上のような構成により、ダミーガラスを用いることなく、4.0(μm)の分離幅W1,W2と2.3(mm)の総厚みHを得ることができる。なお、2.3(μm)の総厚みHにおいて、分離幅W1,W2を4.5(mm)、5.0(mm)にしたい場合、第1複屈折板22及び第2複屈折板23を、図9の図表に示す板厚d1,d2や光学軸角度θ1,θ2に設定することにより対応できる。
次に、図10を参照しながら、分離幅W1,W2が5.5(mm)、総厚みHが2.8mmを得るための、第1複屈折板22及び第2複屈折板23の板厚d1,d2及び光学軸角度θ1,θ2について説明する。
第1複屈折板22は、板厚d1が1.27(mm)であり、光学軸角度θ1が23.7(deg)である。なお、光学軸角度θ1は、66.6(deg)に設定するようにしてもよい。1/4位相差フィルム16は、固定された厚みである0.1mmにする。また、IRカットガラス17は、固定された厚みである0.5mmにする。
第2複屈折板23は、板厚d2が0.93(mm)であり、光学軸角度θ2が固定された角度である45.0(deg)である。なお、光学軸角度θ2は、45.3(deg)に固定するようにしてもよい。
以上のような構成により、ダミーガラスを用いることなく、5.5(μm)の分離幅W1,W2と2.8(mm)の総厚みHを得ることができる。なお、2.8(mm)の総厚みHにおいて、例えば、分離幅W1,W2を6.0(mm)、6.5(mm)にしたい場合、第1複屈折板22及び第2複屈折板23を、図10の図表に示す板厚d1,d2や光学軸角度θ1,θ2に設定することにより対応できる。
この様に、ダミーガラスが不用となるので、ダミーガラスのような厚み補正用の部品を調達したり、接合する工程を増やしたりする必要がなく、かかるコストを抑えることができる。
以上詳述したように、第2実施形態の光学ローパスフィルタ21によれば、上記した第1実施形態の(1)〜(3)の効果に加えて、以下に示す効果が得られる。
(4)第2実施形態の光学ローパスフィルタ21によれば、第1複屈折板22の板厚d1及び光学軸角度θ1を調整することにより、所望の分離幅W1,W2及び総厚みHを得ることが可能となるので、パッケージ32のカバーとして用いられる第2複屈折板23の板厚d2を変更せずに対応することができる。よって、分離幅W1、W2が変更されても、板厚d2が同じであるので、カバーとしての強度の低下や、強度補強の為の固体撮像装置31の製造工数の増大を防ぐことができる。
なお、実施形態は上記に限定されず、以下のような形態で実施することもできる。
(変形例1)
上記したように、光12の偏光状態を直線偏光から円偏光に変える位相板として、1/4位相差フィルム16を用いることに限定されず、例えば、高分子樹脂を一軸延伸した1/2位相差フィルムを用いるようにしてもよい。また、所望の波長領域が得られる場合であれば、水晶基板からなる1/2波長板や1/4波長板などを用いるようにしてもよい。また、液晶分子の配向状態を固定化した高分子液晶フィルムを用いるようにしてもよい。
(変形例2)
上記したように、パッケージ32のカバーとして第2複屈折板23を用いることに限定されず、例えば、第1実施形態で説明した、光学ローパスフィルタ11全体をパッケージ32のカバーとして用いるようにしてもよい。
(変形例3)
上記した第2実施形態のように、第1複屈折板22の板厚d1と光学軸角度θ1とを変えることに限定されず、例えば、第1複屈折板22の設定は変えず、カバーとして機能する第2複屈折板23の板厚d2と光学軸角度θ2とを変えるようにしてもよい。また、第1複屈折板22及び第2複屈折板23の両方の設定を変えるようにしてもよい。設定を変える対象の選定方法として、例えば、第1複屈折板22と第2複屈折板23とが別々のメーカで製造されているような場合、対応の容易性、コスト面、効率面などから変更の優先順位を決めるようにしてもよい。また、第1実施形態、第2実施形態において、第1複屈折板15,22の板厚を厚み乙とし、第2複屈折板18,23の板厚を厚み甲として対応するようにしてもよい。
(変形例4)
上記したように、光学ローパスフィルタ11の総厚みHを同じにするために、第1複屈折板15及び第2複屈折板18の板厚d1,d2と光学軸角度θ1,θ2とを調整することに限定されず、例えば、第1複屈折板15及び第2複屈折板18の板厚d1,d2を変えた分の厚み補正を、IRカットガラス17で調整するようにしてもよい。詳述すると、IRカットガラス17を厚く補正したい場合は、IRカットガラス17の濃度を薄くする。一方、IRカットガラス17を薄く補正する場合は、IRカットガラス17の濃度を濃くすることで対応可能となる。
第1実施形態に係る光学ローパスフィルタの構造を示す模式断面図。 第1複屈折板及び第2複屈折板の板厚と光学軸角度との設定値を示す図表。 第1複屈折板及び第2複屈折板の板厚と光学軸角度との設定値を示す図表。 複屈折板の板厚と分離幅との関係を光学軸角度別に示すグラフ。 光学軸角度と分離幅との関係を複屈折板の板厚別に示すグラフ。 光学ローパスフィルタに入射する光の分離状態及び偏光状態を示す分解斜視図。 光学ローパスフィルタに入射する光の分離状態を示す模式平面図。 第2実施形態に係る光学ローパスフィルタの構造を示す模式断面図。 第1複屈折板及び第2複屈折板の板厚と光学軸角度との設定値を示す図表。 第1複屈折板及び第2複屈折板の板厚と光学軸角度との設定値を示す図表。 従来の水晶位相板を用いた光学ローパスフィルタの構造を示す模式断面図。 従来の水晶位相板を用いた光学ローパスフィルタと1/4位相差フィルムを用いた光学ローパスフィルタとの光強度特性を比較して示すグラフ。 従来の1/4位相差フィルムを用いた光学ローパスフィルタの構造を示す模式断面図。
符号の説明
11…光学フィルタとしての光学ローパスフィルタ、12…光(入射光)、13…受光レンズ、14…固体撮像素子、15…第1複屈折板、16…位相板としての1/4位相差フィルム、17…IRカットガラス、18…第2複屈折板、21…光学ローパスフィルタ、22…第1複屈折板、23…第2複屈折板、31…固体撮像装置、32…パッケージ、H…総厚み。

Claims (9)

  1. 入射光を複数の光に分離し且つ厚み甲を有する第1複屈折板と、
    前記分離された光を更に複数の光に分離し且つ厚み乙を有する第2複屈折板と、
    前記第1複屈折板と前記第2複屈折板とに挟まれて配置され、光線を直線偏光から円偏光に変え且つ厚み丙を有する位相板とを備え、
    前記厚み甲と、前記厚み乙と、前記厚み丙と、を含んで合算した総厚みを有する光学フィルタであって、
    前記第1複屈折板の分離幅及び光学軸角度と、前記第2複屈折板の分離幅及び光学軸角度と、によって調整された前記総厚みを有することを特徴とする光学フィルタ。
  2. 請求項1に記載の光学フィルタであって、
    前記厚み甲をd1、前記第1複屈折板の前記分離幅をW1、前記第1複屈折板の前記光学軸角度をθ1とするとき、式(1)の関係を満足し、
    前記厚み乙をd2、前記第2複屈折板の前記分離幅をW2、前記第2複屈折板の前記光学軸角度をθ2とするとき、式(2)の関係を満足することを特徴とする光学フィルタ。
    Figure 2008170924
    Figure 2008170924
  3. 請求項2に記載の光学フィルタであって、
    前記光学軸角度θ1と前記光学軸角度θ2とが、
    5°<θ1<44°、46°<θ1<85°、
    5°<θ2<44°、46°<θ2<85°、
    の関係を満足することを特徴とする光学フィルタ。
  4. 請求項2に記載の光学フィルタであって、
    前記光学軸角度θ1と前記光学軸角度θ2とが、
    5°<θ1<36°、54°<θ1<85°、
    5°<θ2<36°、54°<θ2<85°、
    の関係を満足することを特徴とする光学フィルタ。
  5. 請求項1に記載の光学フィルタであって、
    前記位相板は、ポリカーボネート系樹脂を主成分とする1/4位相差フィルムであることを特徴とする光学フィルタ。
  6. 請求項1又は2に記載の光学フィルタであって、
    前記第1複屈折板及び前記第2複屈折板は、水晶基板であることを特徴とする光学フィルタ。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の光学フィルタであって、
    前記第1複屈折板と前記第2複屈折板との間に、赤外線成分をカットするIRカットガラスが配置されていることを特徴とする光学フィルタ。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の光学フィルタであって、
    前記光学フィルタが、固体撮像素子を収納するパッケージのカバーとして前記パッケージ上に配置されることを特徴とする光学フィルタ。
  9. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の光学フィルタであって、
    前記第2複屈折板が、固体撮像素子を収納するパッケージのカバーとして前記パッケージ上に配置されることを特徴とする光学フィルタ。
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