JP2008168444A - 調色方法、及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熟練者でなくとも容易に、且つ、所定の印刷条件下で印刷したときに目標色を達成できるインキを調色することができるようにする。
【解決手段】シアン、マゼンタ、イエローのプロセス色インキの全て又は一部と、メジウムとを配合して調色する方法において、目標色の測色値と、試験インキの展色物の測色値との差異と、これらの二つの測色値間の色差とに基づいて、試験インキの配合からの各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を求める。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所望の色のインキを調色するための方法、及び装置に関するものである。
印刷物において、目標とする所望の色を再現するためには、その印刷条件に合ったインキを作成する必要がある。これを調色というが、このインキの調色は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のプロセス色インキの全部または一部と、メジウム(Me)とを配合することによって行う。メジウムは、無色の飴状の樹脂であって、調色するインキの濃度を調整するためのものである。メジウムは、また、バインダと称されることもある。
そして、従来では所望の色のインキの調色は熟練者が経験に基づいて試行錯誤的に行うのが通常であったが、近年では熟練者に頼らなくても調色を行うことができるようにすることを目的として、所望の色のインキを調色するためのプロセス色インキとメジウムとの配合を計算するコンピュータ・カラー・マッチング(CCM)装置も開発されている。
特開2005−94353号公報 特開2005−189182号公報 特開平11−235810号公報
しかしながら、従来のCCM装置は非常に高価であるため、どこへでも導入できるというものではなく、また、計算結果の通りにプロセス色インキとメジウムとを配合したとしても、実際にはなかなか所望の色が再現できないという問題もあった。
そこで、本発明は、熟練者でなくとも容易に、且つ、目標色に近い色を再現できるインキを調色することができ、しかも安価に構成できる調色方法、及び装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る調色方法は、シアン、マゼンタ、イエローのプロセス色インキの全て又は一部と、メジウムとを配合して調色する方法において、目標色の測色値と、試験インキの展色物の測色値との差異と、これらの二つの測色値間の色差とに基づいて、試験インキの配合からの各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を求めることを特徴とする。
また、本発明に係る調色装置は、目標色の測色値と、試験インキの展色物の測色値との差異と、これらの二つの測色値間の色差とに基づいて、試験インキの配合からの各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を求める制御手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る調色方法においては、試験インキからの各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を、目標色の測色値と、試験インキの展色物の測色値との差分、及び両者の色差に基づいて求めるので、修正量の精度を向上させることができ、以て配合の修正回数を少なくすることが可能となって、調色の工程の効率を向上させることができると共に、目標色を達成するためのインキ作成のために使用するインキの費用を低減することができる。
また、本発明に係る調色装置においては、所定の印刷条件下で印刷したときに目標色を達成するインキの各プロセス色インキ及びメジウムの配合を初めから求めるのではなく、適宜な方法で作成された試験インキからの目標色を達成するための各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を求めるものであるので、演算も簡単な演算だけであり、容易に、高精度で行うことができるばかりでなく、そのためには特別な計算機システムは必要とせず、通常広く用いられているパソコンシステムでよいので、安価に構成することができる。
以下、図面を参照しつつ発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る調色方法の実施の形態を示すフローチャートである。
ところで、調色の工程は、概略次のようである。先ず、印刷により再現する目標色が提示され、次に、CMYのプロセス色インキの全部または一部とメジウムとを適宜配合して、所定の印刷条件下で印刷したときにその目標色を実現するであろうインキを用意する(これを本願では試験インキと称す)。そして、目標色の測色値と、試験インキを用いて作成した展色物の測色値との差分に基づいて、試験インキのプロセス色インキとメジウムの配合を修正し、その配合を修正したインキを新たな試験インキとして、目標色とこの測定対象物の展色物を測色して、両者の測色値の差分に基づいてプロセス色インキとメジウムの配合を修正するという工程を、両測色値の差分が許容範囲内になるまで繰り返す。
このような工程となることは明らかであろう。なぜなら、たとえ試験インキを作るときのプロセス色インキとメジウムとの配合を熟練者が決定したとしても、あるいはCCM装置によって決定したとしても、その配合で確かに目標色を再現することができるインキであるか否かを確認する必要があるからである。
従って、上記の調色の工程のうち、配合の修正値を求める段階で、その配合の修正値が精度が高いものであれば、配合の修正の繰り返し回数を少なくすることができ、以て全体として調色の工程の効率を向上させることができることになる。本発明はそこに着目したものであり、配合の修正値をより精度の高いものにしようとするものである。
さて、図1において、目標色が提示されたら、その目標色を測色する(ステップS1)。目標色は印刷物等の色見本の形で提示されるのが通常であるから、それを測色器で測色すればよい。また、目標色がL*** やXYZ等の数値で提示された場合には、その数値をそのまま用いればよい。
なお、測色値としてどのような表色系の値を採用するかは任意であるが、広く用いられている標準的な表色系の値を用いるのが好ましい。また、表色系としては国際照明委員会(CIE)が定めたCIEXYZ表色系や、CIELAB(CIE1976L*** )表色系等があるが、ここではL*** 表色系を用いるものとする。
次に、試験インキを用意する(ステップS2)。この試験インキは、所定の印刷条件で印刷したときに目標色を再現できるであろうインキである。この試験インキは従来通りの方法で作成すればよい。即ち、熟練者がCMYのプロセス色インキとメジウムの配合を決定してもよく、従来のCCM装置で配合を計算して、その計算結果通りの配合により作成してもよい。また、これまで作成したインキの中に当該目標色に近い色のインキがあれば、それを試験インキとして用いてもよい。また更に、今回依頼された印刷がいわゆるリピート印刷であり、前回作成した目標色用のインキが残っている場合には、今回の印刷でそのインキが経年変化にも拘わらず未だに使用可能か否かを確認するために、そのインキを試験インキとして用いればよい。
次に、ステップS2で用意した試験インキの展色物を作成して測色する(ステップS3)。このときには、その展色物上の網100%の部分を測色すればよい。
次に、ステップS1で取得した目標色の測色値の三刺激値と、ステップS3で取得した試験インキの展色物の測色値の三刺激値のそれぞれの差分△L* ,△a* ,△b* 、及び両測色値間の色差△Eを求める(ステップS4)。
ここでは、目標色の測色値の三刺激値をLT * ,aT * ,bT * とし、試験インキの展色物の測色値の三刺激値をLS * ,aS * ,bS * として、
△L* =LT * −LS * …(1)
△a* =aT * −aS * …(2)
△b* =bT * −bS * …(3)
で表すものとする。また、周知の通り、色差△Eは、表色系の色空間における2点間の距離であり、この場合には、
△E=((LT * −LS *2 +(aT * −aS *2 +(bT * −bS *21/2 …(4)
で表される。
なお、(4)式から明らかなように、色差△Eは測色値L* ,a* ,b* から独立ではないが、ここでは、作成したインキの色が目標色にどれだけ近いか、あるいはどれだけ離れているかを測る指標として色差△Eを用いているのである。
次に、これらの測色値の三刺激値の差分△L* ,△a* ,△b* 、及び両測色値間の色差△Eの全てが予め定められた許容値の範囲内であるか否かを判断(ステップS5)し、全てが許容値の範囲内であれば(ステップS5でYESの場合)調色は終了となる。即ち、このときの試験インキが実際の印刷時に用いられることになる。そして、このインキにおける各プロセス色インキ及びメジウムの配合は既知であるから、このときのインキの調色は容易に行うことができる。
しかし、ステップS5の判断で△L* ,△a* ,△b* ,△Eの全てが許容範囲内でない場合(ステップS5でNOの場合)は、ステップS6に移行し、ステップS2で用意した試験インキからの各プロセス色インキ、及びメジウムの配合の修正量△C,△M,△Y,△Meを求める(ステップS6)。
△C,△M,△Y,△Meは次のようにして求めることができる。なお、以下においてはCMYの各プロセス色インキ及びメジウムの量に単位は付さないが、重量でも、容量でもよい。
いま、あるインキのC色インキの配合を△Cだけ修正することを考える。なお、△Cの符号は正である場合もあり、負である場合もある。例えば、△Cの符号が正であるときは、試験インキではC色インキ量が足りないのでC色インキの配合を増やす方向であるとすると、△Cの符号が負である場合は、試験インキではC色インキ量が多すぎたのでC色インキの配合を減らす方向となる。また、△C=0の場合にはC色インキの配合は変わらないことを意味している。
さて、C色インキの配合を変えると、変えた後のインキの展色物の測色値は変化する。L* 値に注目すると、C色インキの配合を微少量変化させたときにL* 値が∂L* /∂Cだけ変化するとすると、配合を△Cだけ変えると、L* 値の変化量は(∂L* /∂C)・△Cとなる。M色インキ、Y色インキの配合を変化させたときにも、そのインキの展色物の測色値は同様に変化し、メジウムの配合を変えたときにも測色値は同様に変化する。
従って、CMYの各プロセス色インキの修正量、及びメジウムの修正量を、それぞれ、△C,△M,△Y,△Meとし、C色、M色、Y色の各インキの配合を微少量変化させたときのL* 値の変化量は、それぞれ、∂L* /∂C,∂L* /∂M,∂L* /∂Yであるとし、メジウムの配合を微少量変化させたときのL* 値の変化量は∂L* /∂Meであるとすると、配合の修正後のインキの展色物の測色値のうちL* 値は、修正前のインキのL* 値から、(∂L* /∂C)・△C+(∂L* /∂M)・△M+(∂L* /∂Y)・△Y+(∂L* /∂Me)・△Meだけ変化することになる。その他の測色値a* ,b* 及び色差△Eについても同様である。
このことから、ステップS4で取得した測色値の三刺激値の差異△L* ,△a* ,△b* 、及び色差△Eは、ステップS2で用意した試験インキからの各プロセス色インキ、及びメジウムの配合の修正量△C,△M,△Y,△Meを用いて、次の(5)式の連立偏微分方程式で表すことができることが分かる。
Figure 2008168444
そして、(5)式から、配合の修正量△C,△M,△Y,△Meは、次の(6)式で求めることができる。
Figure 2008168444
このようにして、各プロセス色インキ及びメジウムの修正量△C,△M,△Y,△Meを求めると、その修正量に従って先に作成した試験インキの各プロセス色インキ及びメジウムの配合を修正して新たなインキを作成し、それを新たな試験インキとして、ステップS2に戻って、ステップS3以下の工程を、ステップS5での判断がYESとなるまで繰り返す。
なお、上述した一連の工程において、重要なことは、使用する各プロセス色インキの粘度、及びメジウムの粘度を同一とし、しかもそれらを同一に保つことである。粘度が異なると色や階調再現性が変わってしまうからである。
また、式(6)の△L* ,△a* ,△b* ,△Eに係るマトリクス中の16個の係数は予め求めておくことができるので、その値を用いればよい。例えば、係数∂L* /∂Cの値は、C色インキを適宜な量ずつ何段階か順次変化させながら測色していき、それらの時々のC色インキの配合量と測色L* 値との関係に基づいて求めることができる。その他の係数、その他の色のプロセス色インキに関する係数ついても同様である。メジウムに関する係数についても同様であり、例えば、適宜な色のインキに添加するメジウムの量を適宜な量ずつ何段階か順次変化させながら測色していき、それらの時々のメジウムの配合量と測色値との関係に基づいて求めることができる。
以上の通りであるので、この調色方法によれば、試験インキからの各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を、目標色の測色値と、試験インキの展色物の測色値との差分、及び両者の色差に基づいて求めるので、修正量の精度を向上させることができ、以て配合の修正回数を少なくすることが可能となって、調色の工程の効率を向上させることができると共に、目標色を達成するためのインキ作成のために使用するインキの費用を低減することができる。
次に、本発明に係る調色装置の実施の形態について説明する。図2はその調色装置の実施の形態を示す図であり、図中、1は制御手段、2は入力手段、3は表示手段、4はデータベース(以下、DBと記す)、5a,5b,5cはインターフェイス(以下、I/Fと記す)。
制御手段1はCPUやROM、RAM等からなる制御手段であり、後述する処理を実行するものである。入力手段2はキーボード、マウス等から構成される。表示手段3は液晶ディスプレイ装置等の適宜な表示装置で構成される。I/F5a,5b,5cは、測色器や粘度計、重量計等の測定機器(図2には図示せず)と、制御手段1とを接続するためのものである。
DB4には種々のデータが登録されている。まず、DB4には、これまで作成されたインキが登録されており、それには、そのインキの名称やID番号等のインキを特定するための情報と、そのインキにおける各プロセス色インキとメジウムの配合、及びその測色値、より具体的にはそのインキの展色物の測色値等が登録されている。
また、DB4には、調色に使用するプロセス色インキ及びメジウムのそれぞれについて、配合を微少量変化させたときの各測色値の変化量、及び色差の変化量が、種々の粘度値に対して、それぞれ、登録されている。従って、C色インキについていえば、ある一つの粘度値に対して、∂L* /∂C,∂a* /∂C,∂b* /∂C,∂E/∂Cの4つの係数の値が登録されている。上述した通り、粘度が異なると色や階調再現性が変わってしまうので、例えば、印刷で使用される粘度値が3種類あるとすれば、それらの3つの粘度値のそれぞれの場合について、上記の4つの係数値を測定して、DB4に登録しておく必要がある。このことはM色インキ、Y色インキ、メジウムについても同様である。
なお、配合に使用するプロセス色インキやメジウムの種類が同一で、且つ、粘度が同一であっても、ドクター条件や印圧条件、乾燥条件、原反種類等の印刷条件が異なる場合には色や階調再現性が異なってくるので、これら印刷条件の一つ一つの条件の値が異なる場合に対しても各プロセス色インキ及びメジウムについて、それぞれ、上記4つの変化量の係数を求めてDB4に登録しておくのが望ましいが、ここでは煩雑さを避けるために、粘度値のみを取り上げることにする。
以下、動作について説明する。調色を行うときには、オペレータは、まず、配合に使用する各プロセス色インキ及びメジウムを特定して、それを入力手段2から入力する。また、オペレータは与えられた印刷条件を入力手段2から入力する。ここでは、粘度値を入力手段2から入力する。
次に、オペレータは目標色を測色して、その測色値を入力する。この測色値の入力は、L* ,a* ,b* の値を入力手段2から数値入力してもよく、また、I/F5a,5b,5cの何れかに測色器が接続されており、その測色器から自動的に測色値が取り込めるのであれば、当該測色器から取り込んでもよい。
次に、図1のステップS2で用意された試験インキにおける各プロセス色インキ及びメジウムの配合量を入力する。この配合量は、オペレータが入力手段2から数値入力してもよく、また、例えばI/F5a,5b,5cの何れかに重量計が接続されているのであれば、その重量計で各プロセス色インキ及びメジウムを計量して、その計量値を自動的に制御手段1に取り込むようにすることもできる。
次に、試験インキの展色物を作成して、それを測色して、その測色値を入力する。この測色値の入力もオペレータが入力手段2から数値入力してもよく、I/Fを介して測色器から自動的に制御手段1に取り込むようにしてもよい。
このようにして目標色の測色値と、試験インキの展色物の測色値を取り込むと、制御手段1は、上記の(1)〜(4)式により△L* ,△a* ,△b* ,△Eを演算して、これらの値と、これらに対してそれぞれ予め登録されている閾値とを比較して、これら4つの値が全て閾値以下であれば、図1のステップS5の判断はYESと判断して、表示手段3に当該試験インキは目標色を達成するものである旨を表示する。
この場合には、目標色を実現できるインキが調色できたので、このインキに名称あるいはID番号等の、このインキを特定できるデータと共に、このインキの各プロセス色インキ及びメジウムの配合、及び測色値をDB4に登録する。これで調色作業は終了となる。
しかし、△L* ,△a* ,△b* ,△Eの4つの値の一つでも閾値を超えている場合には、当該試験インキでは目標色を達成することができないと判断して(ステップS5の判断はNO)、上記の(6)式により、試験インキからのプロセス色インキとメジウムの配合の修正量△C,△M,△Y,△Meを演算して、求めた修正量△C,△M,△Y,△Meの値を表示手段3に表示する。
このときには、制御手段1は、(6)式の演算に用いる4×4のマトリクスを構成する16個の変動量の係数をDB4に登録されている変動量の係数の中から選択するのであるが、それには、先に入力されている調色に使用するプロセス色インキ及びメジウムに関する変動量の係数であって、印刷条件が一致する変動量の係数、ここでは粘度値が一致する変動量の係数を選択して演算に用いるのである。
これによって、オペレータは試験インキからの各プロセス色インキ及びメジウムの配合の修正量△C,△M,△Y,△Meを知ることができるので、この試験インキの配合と修正量に基づいて新たにインキを作成し、それを新たな試験インキとして、図1のステップS2以下の処理を繰り返す。
以上のようであるので、この調色装置によれば、所定の印刷条件下で印刷したときに目標色を達成するインキの各プロセス色インキ及びメジウムの配合を初めから求めるのではなく、適宜な方法で作成された試験インキからの目標色を達成するための各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を求めるものであるので、演算も(1)〜(4)式という簡単な演算、及び(6)式で示される簡単な行列式であるので、容易に、高精度で行うことができるばかりでなく、そのためには特別な計算機システムは必要とせず、通常広く用いられているパソコンシステムでよいので、安価に構成することができる。
以上説明したように、本発明に係る調色方法によれば、試験インキからの各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を、目標色の測色値と、試験インキの展色物の測色値との差分、及び両者の色差に基づいて求めるので、修正量の精度を向上させることができ、以て配合の修正回数を少なくすることが可能となって、調色の工程の効率を向上させることができると共に、目標色を達成するためのインキ作成のために使用するインキの費用を低減することができる調色方法が提供され、また、本発明に係る調色装置によれば、所定の印刷条件下で印刷したときに目標色を達成するインキの各プロセス色インキ及びメジウムの配合を初めから求めるのではなく、適宜な方法で作成された試験インキからの目標色を達成するための各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を求めるものであるので、演算も簡単な演算だけであり、容易に、高精度で行うことができるばかりでなく、そのためには特別な計算機システムは必要とせず、通常広く用いられているパソコンシステムでよいので、安価に構成することができる調色装置が提供される。
本発明に係る調色方法の実施の形態を示すフローチャートである。 本発明に係る調色装置の一実施の形態を示す図である。
符号の説明
1…制御手段
2…入力手段
3…表示手段
4…データベース(DB)
5a、5b、5c…インターフェイス(I/F)

Claims (2)

  1. シアン、マゼンタ、イエローのプロセス色インキの全て又は一部と、メジウムとを配合して調色する方法において、
    目標色の測色値と、試験インキの展色物の測色値との差異と、これらの二つの測色値間の色差とに基づいて、試験インキの配合からの各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を求めることを特徴とする調色方法。
  2. 目標色の測色値と、試験インキの展色物の測色値との差異と、これらの二つの測色値間の色差とに基づいて、試験インキの配合からの各プロセス色インキ及びメジウムの修正量を求める制御手段
    を備えることを特徴とする調色装置。
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