JP2008166051A - Rcaプラグ端子及びプラグ端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、複数のピンプラグを一体化及び別体化できるRCAプラグ端子及びプラグ端子を提供する。
【解決手段】複数のピンプラグ10を有し、複数のピンジャック30を有するRCAジャック端子3に着脱自在なRCAプラグ端子1において、複数のピンプラグ10の各々は、ピン端子11と、ピン端子11の周囲を覆うカバー部12と、を備え、カバー部12には、凹部13及び/又は凸部14が設けられ、複数のピンプラグ10は、一のピンプラグ10のカバー部12に設けられた凹部13に他の一のピンプラグ10のカバー部12に設けられた凸部14が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、複数のピンプラグ10が別体化された状態でRCAジャック端子3に装着可能であるとともに、複数のピンプラグ10が一体化された状態でRCAジャック端子3に装着可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、RCAプラグ端子及びプラグ端子に関する。
従来、映像・音響機器を備える入出力端子としてRCA端子が知られている。RCA端子は、金属の棒でできたピン端子を有するピンプラグと、当該ピン端子を差し込む穴を有するピンジャックと、からなる。
一般に、映像・音響機器同士を接続する際、映像信号用ピンプラグと、音声左信号用ピンプラグと、音声右信号用ピンプラグと、の3つのピンプラグをそれぞれピンジャックに装着する必要があるとともに、映像・音響機器同士の接続を絶つ際、映像信号用ピンプラグと、音声左信号用ピンプラグと、音声右信号用ピンプラグと、の3つのピンプラグをそれぞれピンジャックから離脱させる必要がある。そのため、ピンジャックに対するピンプラグの着脱動作は、ユーザにとって煩わしいという問題がある。
そこで、例えば、複数のピンプラグを1つのコネクタに接続しておくとともに、複数のピンジャックを1つのコネクタに接続しておき、そして、複数のピンプラグが接続されたコネクタと、複数のピンジャックが接続されたコネクタと、を着脱させることによって、1回の装着動作又は離脱動作で、複数のピンプラグとピンジャックとを着脱できるワンタッチコネクタシステム(例えば、特許文献1参照)や、例えば、複数のピンプラグをその外面で固定する固定部材で一体化しておくことによって、1回の装着動作又は離脱動作で複数のピンプラグとピンジャックとを着脱できるプラグコネクタ(例えば、特許文献2参照)が提案された。
特開平10−199632号公報 特開2004−281338号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、別部材(コネクタ)を用いなければ複数のピンプラグを一体化させることができず、また、ピンジャックも別部材を用いて一体化しておかなければならないため、部材が増えてしまう、その別部材が紛失してしまう、等の問題があり、有効性に欠ける。
また、特許文献2に開示された技術では、複数のピンプラグは固定部材で予め一体化されているため、従来のように複数のピンプラグを別個独立に扱いたいユーザにとってユーザビリティに欠ける。
本発明の課題は、簡易な構成で、複数のピンプラグを一体化及び別体化できるRCAプラグ端子及びプラグ端子を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
映像信号用ピンプラグと音声左信号用ピンプラグと音声右信号用ピンプラグとの3つのピンプラグを有し、映像信号用ピンジャックと音声左信号用ピンジャックと音声右信号用ピンジャックとの3つのピンジャックを有するRCAジャック端子に着脱自在なRCAプラグ端子において、
前記3つのピンプラグの各々は、ピン端子と、当該ピン端子の周囲を覆うカバー部と、を備え、
前記映像信号用ピンプラグのカバー部には、凸部が設けられ、
前記音声左信号用ピンプラグのカバー部と前記音声右信号用ピンプラグのカバー部のうち、一方のカバー部には2つの凹部が対向して設けられ、他方のカバー部には凹部と凸部が対向して設けられ、
前記3つのピンプラグは、前記一方のカバー部の一の凹部に前記他方のカバー部に設けられた凸部が係合し、かつ、前記一方のカバー部に設けられた他の一の凹部又は前記他方のカバー部に設けられた凹部に前記映像信号用ピンプラグのカバー部に設けられた凸部が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、
前記凸部は、先端に被係止部を備え、
前記凹部は、当該凹部における前記凸部の挿入方向に垂直な方向に複数の係止部を備え、
前記凹部に前記凸部が係合する際、前記被係止部は前記複数の係止部のうち何れかの係止部に係止されるよう構成され、
前記3つのピンプラグが別体化された状態で前記RCAジャック端子に装着可能であるとともに、前記3つのピンプラグが一体化された状態で前記RCAジャック端子に装着可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
複数のピンプラグを有し、複数のピンジャックを有するジャック端子に着脱自在なプラグ端子において、
前記複数のピンプラグの各々は、ピン端子と、当該ピン端子の周囲を覆うカバー部と、を備え、
前記カバー部には、係合部及び/又は被係合部が設けられ、
前記複数のピンプラグは、一のピンプラグのカバー部に設けられた係合部に他の一のピンプラグのカバー部に設けられた被係合部が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、
前記複数のピンプラグが別体化された状態で前記ジャック端子に装着可能であるとともに、前記複数のピンプラグが一体化された状態で前記ジャック端子に装着可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
複数のピンプラグを有し、複数のピンジャックを有するジャック端子に着脱自在なプラグ端子において、
前記複数のピンプラグの各々は、ピン端子と、当該ピン端子の周囲を覆うカバー部と、を備え、
前記カバー部には、凹部及び/又は凸部が設けられ、
前記複数のピンプラグは、一のピンプラグのカバー部に設けられた凹部に他の一のピンプラグのカバー部に設けられた凸部が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、
前記複数のピンプラグが別体化された状態で前記ジャック端子に装着可能であるとともに、前記複数のピンプラグが一体化された状態で前記ジャック端子に装着可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項3に記載のプラグ端子において、
前記凸部は、先端に被係止部を備え、
前記凹部は、係止部を備え、
前記凹部に前記凸部が係合する際、前記被係止部は前記係止部に係止されるよう構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
請求項2〜4の何れか一項に記載のプラグ端子において、
前記複数のピンプラグが一体化する際、一のピンプラグのピン端子と当該一のピンプラグに隣り合うピンプラグのピン端子との間の距離は、複数段階に調整可能であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、
請求項4に記載のプラグ端子において、
前記係止部は、前記凹部における前記凸部の挿入方向に垂直な方向に複数備えられ、
前記凹部に前記凸部が係合する際、前記被係止部は複数の前記係止部のうち何れかの係止部に係止されるよう構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、映像信号用ピンプラグと音声左信号用ピンプラグと音声右信号用ピンプラグとの3つのピンプラグの各々は、ピン端子と、当該ピン端子の周囲を覆うカバー部と、を備え、映像信号用ピンプラグのカバー部には、凸部が設けられ、音声左信号用ピンプラグのカバー部と音声右信号用ピンプラグのカバー部のうち、一方のカバー部には2つの凹部が対向して設けられ、他方のカバー部には凹部と凸部が対向して設けられ、3つのピンプラグは、一方のカバー部の一の凹部に他方のカバー部に設けられた凸部が係合し、かつ、一方のカバー部に設けられた他の一の凹部又は他方のカバー部に設けられた凹部に映像信号用ピンプラグのカバー部に設けられた凸部が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、3つのピンプラグが別体化された状態でRCAジャック端子に装着可能であるとともに、3つのピンプラグが一体化された状態でRCAジャック端子に装着可能である。
すなわち、映像信号用ピンプラグのカバー部、音声左信号用ピンプラグのカバー部、音声右信号用ピンプラグのカバー部に、凹部及び/又は凸部を設けるだけの簡易な構成で、3つのピンプラグを一体化及び別体化できる。
また、凸部は、先端に被係止部を備え、凹部は、当該凹部における凸部の挿入方向に垂直な方向に複数の係止部を備え、凹部に凸部が係合する際、被係止部は複数の係止部のうち何れかの係止部に係止されるよう構成されている。
すなわち、ピンプラグが一体化された際、被係止部は係止部に係止されるため、ピンプラグの一体化状態を維持することができることとなって、使い勝手がよい。さらに、RCAジャック端子のピンジャック同士の間隔に応じて、ピンプラグ同士の間隔を調整することができるとともに、その間隔調整後の状態を係止部と被係止部とによって維持することができるため、利便性が高い。
請求項2に記載の発明によれば、複数のピンプラグの各々は、ピン端子と、当該ピン端子の周囲を覆うカバー部と、を備え、カバー部には、係合部及び/又は被係合部が設けられ、複数のピンプラグは、一のピンプラグのカバー部に設けられた係合部に他の一のピンプラグのカバー部に設けられた被係合部が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、複数のピンプラグが別体化された状態でジャック端子に装着可能であるとともに、複数のピンプラグが一体化された状態でジャック端子に装着可能である。
すなわち、ピンプラグのカバー部に係合部及び/又は被係合部を設けるだけの簡易な構成で、複数のピンプラグを一体化及び別体化できる。
請求項3に記載の発明によれば、複数のピンプラグの各々は、ピン端子と、当該ピン端子の周囲を覆うカバー部と、を備え、カバー部には、凹部及び/又は凸部が設けられ、複数のピンプラグは、一のピンプラグのカバー部に設けられた凹部に他の一のピンプラグのカバー部に設けられた凸部が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、複数のピンプラグが別体化された状態でジャック端子に装着可能であるとともに、複数のピンプラグが一体化された状態でジャック端子に装着可能である。
すなわち、ピンプラグのカバー部に凹部及び/又は凸部を設けるだけの簡易な構成で、複数のピンプラグを一体化及び別体化できる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、凸部は、先端に被係止部を備え、凹部は、係止部を備え、凹部に凸部が係合する際、被係止部は係止部に係止されるよう構成されている。
すなわち、ピンプラグが一体化された際、被係止部は係止部に係止されるため、ピンプラグの一体化状態を維持することができることとなって、使い勝手がよい。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、複数のピンプラグが一体化する際、一のピンプラグのピン端子と当該一のピンプラグに隣り合うピンプラグのピン端子との間の距離は、複数段階に調整可能である。
したがって、ジャック端子のピンジャック同士の間隔に応じて、ピンプラグ同士の間隔を調整することができるため、利便性が高い。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、係止部は、凹部における凸部の挿入方向に垂直な方向に複数備えられ、凹部に凸部が係合する際、被係止部は複数の係止部のうち何れかの係止部に係止されるよう構成されている。
したがって、ジャック端子のピンジャック同士の間隔に応じて、ピンプラグ同士の間隔を調整することができるとともに、その間隔調整後の状態を係止部と被係止部とによって維持することができるため、利便性が高い。
以下、図を参照して、本発明にかかるRCAプラグ端子及びプラグ端子の最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
本実施の形態では、プラグ端子としてRCA端子を例示して説明することとする。
<RCAプラグ端子の構成>
RCAプラグ端子1は、例えば、図1に示すように、映像信号用ケーブルC1の先端に接続された映像信号用ピンプラグ101と、音声左信号用ケーブルC2の先端に接続された音声左信号用ピンプラグ102と、音声右信号用ケーブルC3の先端に接続された音声右信号用ピンプラグ103と、の3つのピンプラグ10,10,10を有し、例えば、図2に示す、映像信号用ピンジャック301と音声左信号用ピンジャック302と音声右信号用ピンジャック303との3つのピンジャック30,30,30を有するRCAジャック端子3に着脱自在である。
RCAプラグ端子1の3つのピンプラグ10,10,10は、例えば、図3に示すように、一体化されるとともに着脱自在とされる。
そして、RCAプラグ端子1は、例えば、3つのピンプラグ10,10,10が別体化された状態でRCAジャック端子3に装着可能であるとともに、例えば、図3に示すように、3つのピンプラグ10,10,10が一体化された状態でRCAジャック端子3に装着可能である。
(ピンプラグの構成)
3つのピンプラグ10,10,10の各々は、ケーブルC1,C2,C3に対向する位置に設けられたピン端子11と、ピン端子11の周囲を覆うカバー部12と、を備えている。
ピン端子11は、例えば、金属の棒などであり、例えば、RCAプラグ端子1がRCAジャック端子3に装着されると、ピンジャック30に備えられた穴31に差し込まれた状態となって、RCAプラグ端子1とRCAジャック端子3とを電気的に接続する。
具体的には、例えば、映像信号用ピンプラグ101が映像信号用ピンジャック301に装着されると、映像信号用ピンプラグ101のピン端子11が映像信号用ピンジャック301の穴31に差し込まれた状態となって、映像信号用ピンプラグ101と映像信号用ピンジャック301との間で映像信号を入出力できるようになり、例えば、音声左信号用ピンプラグ102が音声左信号用ピンジャック302に装着されると、音声左信号用ピンプラグ102のピン端子11が音声左信号用ピンジャック302の穴31に差し込まれた状態となって、音声左信号用ピンプラグ102と音声左信号用ピンジャック302との間で音声左信号を入出力できるようになり、例えば、音声右信号用ピンプラグ103が音声右信号用ピンジャック303に装着されると、音声右信号用ピンプラグ103のピン端子11が音声右信号用ピンジャック303の穴31に差し込まれた状態となって、音声右信号用ピンプラグ103と音声右信号用ピンジャック303との間で音声右信号を入出力できるようになる。
カバー部12は、例えば、合成樹脂等から形成されており、例えば、略直方体形状をなしている。
例えば、映像信号用ピンプラグ101のカバー部12は黄色、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12は白色、音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12は赤色である。
これにより、例えば、カバー部12が黄色の映像信号用ピンプラグ101を、穴31の周囲が黄色の映像信号用ピンジャック301に接続し、カバー部12が白色の音声左信号用ピンプラグ102を、穴31の周りが白色の音声左信号用ピンジャック302に接続し、カバー部12が赤色の音声右信号用ピンプラグ103を、穴31の周りが赤色の音声右信号用ピンジャック303に接続することができることになって、RCAプラグ端子1をRCAジャック端子3に正しく配線できるようになっている。
カバー部12におけるピン端子11の軸と平行する面には、例えば、ピン端子11の軸方向に沿って、係合部としての凹部13及び/又は被係合部としての凸部14が設けられている。
具体的には、例えば、図1に示すように、映像信号用ピンプラグ101のカバー部12には、凸部14が設けられ、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12には、2つの凹部13,13が対向して設けられ、音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12には、凹部13と凸部14が対向して設けられている。
3つのピンプラグ10,10,10は、一のピンプラグ10のカバー部12に設けられた凹部13に他の一のピンプラグ10のカバー部12に設けられた凸部14が係合して一体化されるとともに着脱自在とされるようになっている。
具体的には、3つのピンプラグ10,10,10は、例えば、図4に示すように、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12に設けられた一方の凹部13に音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12に設けられた凸部14が係合し、かつ、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12に設けられた他方の凹部13に映像信号用ピンプラグ101のカバー部12に設けられた凸部14が係合して一体化されるとともに着脱自在とされるようになっており、例えば、図5に示すように、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12に設けられた一方の凹部13に音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12に設けられた凸部14が係合し、かつ、音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12に設けられた凹部13に映像信号用ピンプラグ101のカバー部12に設けられた凸部14が係合して一体化されるとともに着脱自在とされるようになっている。
すなわち、3つのピンプラグ10,10,10は、例えば、図4に示すように、「映像信号用ピンプラグ101」→「音声左信号用ピンプラグ102」→「音声右信号用ピンプラグ103」の順に並んで、或いは、例えば、図5に示すように、「映像信号用ピンプラグ101」→「音声右信号用ピンプラグ103」→「音声左信号用ピンプラグ102」の順に並んで一体化されるようになっている。
これにより、RCAジャック端子3の3つのピンジャック30,30,30が、例えば、図2に示すように、「映像信号用ピンジャック301」→「音声左信号用ピンジャック302」→「音声右信号用ピンジャック303」の順に並んでいる場合であっても、例えば、「映像信号用ピンジャック301」→「音声右信号用ピンジャック303」→「音声左信号用ピンジャック302」の順に並んでいる場合であっても、RCAプラグ端子1の3つのピンプラグ10,10,10が一体化された状態でRCAジャック端子3に装着可能となっている。
さらに、3つのピンプラグ10,10,10は、一体化する際、一のピンプラグ10のピン端子11と当該一のピンプラグ10に隣り合うピンプラグ10のピン端子11との間の距離は、複数段階に調整可能となっている。
具体的には、例えば、図1や図4に示すように、凸部14は、先端に被係止部14aを備え、凹部13は、凹部13における凸部14の挿入方向に垂直な方向に複数(例えば、2つ)の係止部13a,13aを備えている。
そして、例えば、図4及び図6に示すように、凹部13に凸部14が係合する際、被係止部14aは2つの係止部13a,13aのうち何れかの係止部13aに係止されるよう構成されており、ピン端子11同士の間隔を複数段階(2段階)に調整可能となっている。
これにより、例えば、RCAジャック端子3の3つのピンジャック30,30,30同士の間隔が、L1であっても、L1よりも大きいL2であっても、RCAプラグ端子1の3つのピンプラグ10,10,10が一体化された状態でRCAジャック端子3に装着可能となっている。
また、例えば、RCAジャック端子3の3つのピンジャック30,30,30同士の間隔が、同一でなくても、すなわち、例えば、「映像信号用ピンジャック301」と「音声左信号用ピンジャック302」との間がL2であるとともに、「音声左信号用ピンジャック302」と「音声右信号用ピンジャック303」との間がL1であっても、RCAプラグ端子1の3つのピンプラグ10,10,10が一体化された状態でRCAジャック端子3に装着可能となっている。
以上説明した本発明のRCAプラグ端子1によれば、映像信号用ピンプラグ101と音声左信号用ピンプラグ102と音声右信号用ピンプラグ103との3つのピンプラグ10,10,10の各々は、ピン端子11と、ピン端子11の周囲を覆うカバー部12と、を備え、映像信号用ピンプラグ101のカバー部12には、凸部14が設けられ、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12には、2つの凹部13,13が対向して設けられ、音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12には、凹部13と凸部14が対向して設けられ、3つのピンプラグ10,10,10は、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12に設けられた一方の凹部13に音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12に設けられた凸部14が係合し、かつ、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12に設けられた他方の凹部13又は音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12に設けられた凹部13に映像信号用ピンプラグ101のカバー部12に設けられた凸部14が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、3つのピンプラグ10,10,10が別体化された状態でRCAジャック端子3に装着可能であるとともに、3つのピンプラグ10,10,10が一体化された状態でRCAジャック端子3に装着可能である。
すなわち、映像信号用ピンプラグ101のカバー部12に凸部14を設け、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12に2つの凹部13,13を設け、音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12に凹部13と凸部14を設けるだけの簡易な構成で、3つのピンプラグ10,10,10を一体化及び別体化できる。
したがって、特に、3つのピンプラグ10,10,10が一体化された場合は、1回の装着動作又は離脱動作で、RCAプラグ端子1をRCAジャック端子3に着脱できるため、利便性が高い。
また、凸部14は、先端に被係止部14aを備え、凹部13は、凹部13における凸部14の挿入方向に垂直な方向に2つの係止部13a,13aを備え、凹部13に凸部14が係合する際、被係止部14aは2つの係止部13a,13aのうち何れかの係止部13aに係止されるよう構成されている。
すなわち、3つのピンプラグ10,10,10が一体化された際、被係止部14aは係止部13aに係止されるため、3つのピンプラグ10,10,10の一体化状態を維持することができることとなって、使い勝手がよい。さらに、RCAジャック端子3のピンジャック30同士の間隔に応じて、ピンプラグ10同士の間隔を調整することができるとともに、その間隔調整後の状態を係止部13aと被係止部14aとによって維持することができるため、利便性が高い。
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
プラグ端子は、RCAプラグ端子1に限るものではなく、複数のピンプラグ10を有し、複数のピンジャック30を有するジャック端子に着脱自在であれば任意である。
また、プラグ端子が有するピンプラグ10の個数は、3個に限るものではなく、複数であれば任意である。
映像信号用ピンプラグ101のカバー部12に凸部14を設け、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12に2つの凹部13,13を設け、音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12に凹部13及び凸部14を設けるよう構成したが、これに限るものではなく、カバー部12には、RCAプラグ端子1に備えられた映像信号用ピンプラグ101と音声左信号用ピンプラグ102と音声右信号用ピンプラグ103とを一体化できるよう、凹部13及び/又は凸部14が設けられていればよく、例えば、映像信号用ピンプラグ101のカバー部12に凸部14を設け、音声左信号用ピンプラグ102のカバー部12に凹部13及び凸部14を設け、音声右信号用ピンプラグ103のカバー部12に2つの凹部13,13を設けるよう構成してもよい。
係合部(凹部13)及び被係合部(凸部14)の形状は、係合部に被係合部が係合して、RCAプラグ端子1に備えられた映像信号用ピンプラグ101と音声左信号用ピンプラグ102と音声右信号用ピンプラグ103とを一体化できる形状であれば任意である。
凹部13に備えられた係止部13aの個数は、2個に限るものではなく、1又は複数であればよい。
係止部13a及び被係止部14aの形状は、係止部13aが被係止部14aに係止して、RCAプラグ端子1に備えられた映像信号用ピンプラグ101と音声左信号用ピンプラグ102と音声右信号用ピンプラグ103との一体化状態を維持できる形状であれば任意である。
凹部13及び凸部14を、カバー部12におけるピン端子11の軸と平行する面にピン端子11の軸方向に沿って設けるようにしたが、これに限るものではなく、RCAプラグ端子1に備えられた映像信号用ピンプラグ101と音声左信号用ピンプラグ102と音声右信号用ピンプラグ103とを一体化できるのであれば、例えば、図7及び図8に示すRCAプラグ端子1の変形例としてのRCAプラグ端子1Aのように、ピンプラグ10A(映像信号用ピンプラグ101Aと音声左信号用ピンプラグ102Aと音声右信号用ピンプラグ103A)のカバー部12Aにおけるピン端子11の軸と平行する面の略中央に凹部13A及び凸部14Aを設けるようにしてもよい。
この場合、一体化された3つのピンプラグ10A,10A,10Aが、ピン端子11の軸方向にずれないため、3つのピンプラグ10A,10A,10Aを一体化させて、RCAプラグ端子1AをRCAジャック端子3に着脱させる際、使い勝手がよい。
本発明にかかるRCAプラグ端子において、3つのピンプラグを別体化させた状態の正面斜視図(a)及び側面図(b)である。 本発明にかかるRCAプラグ端子が着脱されるRCAジャック端子の正面図である。 本発明にかかるRCAプラグ端子において、3つのピンプラグを一体化させた状態でRCAジャック端子に着脱させる様子を示す図である。 本発明にかかるRCAプラグ端子において、3つのピンプラグを映像信号用ピンプラグ、音声左信号用ピンプラグ、音声右信号用ピンプラグの順に並ぶよう一体化させた状態を示す図である。 本発明にかかるRCAプラグ端子において、3つのピンプラグを映像信号用ピンプラグ、音声右信号用ピンプラグ、音声左信号用ピンプラグの順に並ぶよう一体化させた状態を示す図である。 本発明にかかるRCAプラグ端子において、ピンプラグ同士の間の距離が図4の場合よりも大きくなるよう調整された状態を示す図である。 本発明にかかるRCAプラグ端子の変形例において、3つのピンプラグを別体化させた状態の正面斜視図(a)及び側面図(b)である。 本発明にかかるRCAプラグ端子の変形例において、本発明にかかるRCAプラグ端子において、3つのピンプラグを映像信号用ピンプラグ、音声左信号用ピンプラグ、音声右信号用ピンプラグの順に並ぶよう一体化させた状態を示す図である。
符号の説明
1 RCAプラグ端子
3 RCAジャック端子
10 ピンプラグ
11 ピン端子
12 カバー部
13 凹部(係合部)
13a 係止部
14 凸部(被係合部)
14a 被係止部
30 ピンジャック
101 映像信号用ピンプラグ
102 音声左信号用ピンプラグ
103 音声右信号用ピンプラグ
301 映像信号用ピンジャック
302 音声左信号用ピンジャック
303 音声右信号用ピンジャック

Claims (6)

  1. 映像信号用ピンプラグと音声左信号用ピンプラグと音声右信号用ピンプラグとの3つのピンプラグを有し、映像信号用ピンジャックと音声左信号用ピンジャックと音声右信号用ピンジャックとの3つのピンジャックを有するRCAジャック端子に着脱自在なRCAプラグ端子において、
    前記3つのピンプラグの各々は、ピン端子と、当該ピン端子の周囲を覆うカバー部と、を備え、
    前記映像信号用ピンプラグのカバー部には、凸部が設けられ、
    前記音声左信号用ピンプラグのカバー部と前記音声右信号用ピンプラグのカバー部のうち、一方のカバー部には2つの凹部が対向して設けられ、他方のカバー部には凹部と凸部が対向して設けられ、
    前記3つのピンプラグは、前記一方のカバー部の一の凹部に前記他方のカバー部に設けられた凸部が係合し、かつ、前記一方のカバー部に設けられた他の一の凹部又は前記他方のカバー部に設けられた凹部に前記映像信号用ピンプラグのカバー部に設けられた凸部が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、
    前記凸部は、先端に被係止部を備え、
    前記凹部は、当該凹部における前記凸部の挿入方向に垂直な方向に複数の係止部を備え、
    前記凹部に前記凸部が係合する際、前記被係止部は前記複数の係止部のうち何れかの係止部に係止されるよう構成され、
    前記3つのピンプラグが別体化された状態で前記RCAジャック端子に装着可能であるとともに、前記3つのピンプラグが一体化された状態で前記RCAジャック端子に装着可能であることを特徴とするRCAプラグ端子。
  2. 複数のピンプラグを有し、複数のピンジャックを有するジャック端子に着脱自在なプラグ端子において、
    前記複数のピンプラグの各々は、ピン端子と、当該ピン端子の周囲を覆うカバー部と、を備え、
    前記カバー部には、係合部及び/又は被係合部が設けられ、
    前記複数のピンプラグは、一のピンプラグのカバー部に設けられた係合部に他の一のピンプラグのカバー部に設けられた被係合部が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、
    前記複数のピンプラグが別体化された状態で前記ジャック端子に装着可能であるとともに、前記複数のピンプラグが一体化された状態で前記ジャック端子に装着可能であることを特徴とするプラグ端子。
  3. 複数のピンプラグを有し、複数のピンジャックを有するジャック端子に着脱自在なプラグ端子において、
    前記複数のピンプラグの各々は、ピン端子と、当該ピン端子の周囲を覆うカバー部と、を備え、
    前記カバー部には、凹部及び/又は凸部が設けられ、
    前記複数のピンプラグは、一のピンプラグのカバー部に設けられた凹部に他の一のピンプラグのカバー部に設けられた凸部が係合して一体化されるとともに着脱自在とされ、
    前記複数のピンプラグが別体化された状態で前記ジャック端子に装着可能であるとともに、前記複数のピンプラグが一体化された状態で前記ジャック端子に装着可能であることを特徴とするプラグ端子。
  4. 請求項3に記載のプラグ端子において、
    前記凸部は、先端に被係止部を備え、
    前記凹部は、係止部を備え、
    前記凹部に前記凸部が係合する際、前記被係止部は前記係止部に係止されるよう構成されていることを特徴とするプラグ端子。
  5. 請求項2〜4の何れか一項に記載のプラグ端子において、
    前記複数のピンプラグが一体化する際、一のピンプラグのピン端子と当該一のピンプラグに隣り合うピンプラグのピン端子との間の距離は、複数段階に調整可能であることを特徴とするプラグ端子。
  6. 請求項4に記載のプラグ端子において、
    前記係止部は、前記凹部における前記凸部の挿入方向に垂直な方向に複数備えられ、
    前記凹部に前記凸部が係合する際、前記被係止部は複数の前記係止部のうち何れかの係止部に係止されるよう構成されていることを特徴とするプラグ端子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104112940A (zh) * 2014-06-23 2014-10-22 常州百富电子有限公司 一种组装式音视频线接头
CN104241880A (zh) * 2013-06-12 2014-12-24 Smk株式会社 多极型连接器
JP2017142092A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 日本特殊陶業株式会社 微粒子センサ

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