JP2008164225A - レシーバおよび冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、冷媒を利用する冷凍装置において、圧縮機が損傷しにくい冷凍装置を提供することにある。
【解決手段】本発明では、レシーバ26は、冷媒と、冷媒に対して非相溶または難相溶で冷媒よりも使用環境下における密度の大きい冷凍機油とを用いた冷凍装置1内に設けられたレシーバであって、容器本体51と、入口管52と、出口管53とを備える。容器本体は、冷媒を溜めることが可能である。入口管は、容器本体内に冷媒を導入する。出口管は、容器本体内に溜まっている冷媒を導出する。出口管は、その出口管端部55が容器本体の底部に接しており、容器本体の底部近傍の冷媒とともに冷凍機油を導出可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷媒を利用する冷凍装置に設けられるレシーバ、およびレシーバを備えた冷凍装置に関する。
冷媒(例えばCO2冷媒)を利用した冷凍装置で、レシーバを使用するものがある(特許文献1参照)。このような冷媒にCO2冷媒を利用した冷凍装置には、冷凍機油としてPAG油がよく利用される。
特開平10−115470号公報
しかしながら、CO2冷媒とPAG油は非相溶であり、かつ、PAG油の使用環境下における密度がCO2よりも大きいため、PAG油がレシーバの底部に溜まりやすい。このため、冷媒回路内の冷凍機油の分布がレシーバに偏ってしまい、圧縮機内の冷凍機油量が減少し、圧縮機が損傷する恐れがある。
本発明の課題は、冷媒を利用する冷凍装置において、圧縮機が損傷しにくい冷凍装置を提供することにある。
第1発明に係るレシーバは、冷媒と、冷媒に対して非相溶または難相溶で冷媒よりも使用環境下における密度の大きい冷凍機油とを用いた冷凍装置内に設けられたレシーバであって、容器本体と、入口管と、出口管とを備える。容器本体は、冷媒を溜めることが可能である。入口管は、容器本体内に冷媒を導入する。出口管は、容器本体内に溜まっている冷媒を導出する。出口管は、その出口管端部が容器本体の底部に接しており、容器本体の底部近傍の冷媒とともに冷凍機油を導出可能である。
本発明では、レシーバの容器本体の底部に出口管を接触させて、容器本体の底部に溜まっている冷凍機油を冷媒とともに容器本体から導出させている。そして、本発明で利用されている冷凍機油は、冷媒に対して非相溶で冷媒よりも使用環境下における密度が大きい。
したがって、冷媒よりも使用環境下における密度が大きい冷凍機油であってもレシーバ外に導出させ易くすることができ、冷媒回路内に冷凍機油を循環させることができる。このため、圧縮機内に冷凍機油が戻りやすくなり、圧縮機の損傷を防ぐことができる。
第2発明に係るレシーバは、第1発明に係るレシーバであって、出口管端部は、出口管の中心軸に対して斜めに形成されている。出口管は、出口管端部から略鉛直方向に延びている。
本発明では、出口管の出口管端部が斜めに形成されており、出口管端部から冷媒および/または冷凍機油をレシーバ内から導出可能である。
出口管端部が斜め下向きに形成されているため、容器本体に溜まり込んでいる冷媒を容器本体の底部近傍から導出できる。このため、使用環境下における密度の大きい冷凍機油も冷媒とともに導出することができる。
第3発明に係るレシーバは、第1発明に係るレシーバであって、出口管端部は、容器本体の底部と密着している。出口管は、出口管端部から略鉛直方向に延びている。また、出口管は、出口管の側面において容器本体の底部近傍に冷媒および/または冷凍機油を導出可能な孔を有する。
本発明では、出口管の側面に冷媒および/または冷凍機油を導出可能な孔を有している。また、この孔は、容器本体の底部に近い位置に設けられている。したがって、容器本体に溜まり込んでいる冷媒を容器本体の底部近傍から導出できる。
第4発明に係るレシーバは、第1発明から第3発明のいずれかに係るレシーバであって、入口管は、その入口管端部が上側を向いている。
本発明では、入口管の入口管端部が容器本体内部で上側を向いて形成されている。したがって、冷媒が入口管から容器本体内部に勢いよく導入されるのを軽減することができる。このため、容器本体内部の冷媒と、容器本体底部に溜まり込んでいる冷凍機油とが撹拌するのを抑えることができる。これにより、出口管から効率よく冷凍機油を導出することができる。
第5発明に係るレシーバは、第1発明から第3発明のいずれかに係るレシーバであって、容器本体は、入口管から導入される冷媒が当たるように設けられた遮蔽板を有する。
本発明では、入口管から導入される冷媒が直接当たる板が容器本体内部に設けられている。したがって、冷媒が入口管から容器本体内部に勢いよく導入されるのを軽減することができる。このため、容器本体内部の冷媒と、容器本体底部に溜まり込んでいる冷凍機油とが撹拌されるのを抑えることができる。これにより、出口管から効率よく冷凍機油を導出することができる。
第6発明に係るレシーバは、第1発明から第5発明のいずれかに係るレシーバであって、入口管の入口管径は、出口管の出口管径よりも大きい。
本発明では、レシーバの容器本体へ冷媒を流入させる入口管の入口管径が、レシーバ容器本体から冷媒を流出させる出口管の出口管径よりも大きい。したがって、入口管から導入される冷媒の流速を抑えることができる。このため、容器本体内部の冷媒と、容器本体底部に溜まり込んでいる冷凍機油とが撹拌されるのを抑えることができる。
第7発明に係るレシーバは、第1発明から第6発明のいずれかに係るレシーバであって、冷媒は、CO2冷媒である。冷凍機油は、PAG油である。
本発明では、冷媒としてCO2冷媒を利用しており、また、冷凍機油としてPAG油を利用している。CO2冷媒は、従来の冷媒、例えばフルオロカーボン冷媒などと比べて、地球温暖化係数が1であり、数百から1万程度のフルオロカーボン冷媒よりも遙かに低い。また、PAG油は、CO2冷媒に対して非相溶の冷凍機油であるため、溶解することによる粘度低下を引き起こしにくい。
環境負荷が小さいCO2冷媒を利用することで、地球環境が悪化することを抑えることができる。また、PAG油を利用することで、容易に粘度を保つことができる。
第8発明に係る冷凍装置は、冷媒と、冷媒に対して非相溶または難相溶で冷媒よりも使用環境下における密度の大きい冷凍機油とを用いた冷凍装置であって、圧縮機と、第1熱交換器と、第1膨張機構と、第2熱交換器と、レシーバとを備える。圧縮機は、冷媒を圧縮する。第1熱交換器は、圧縮機で圧縮された冷媒と熱交換する。第1膨張機構は、冷媒を減圧する。第2熱交換器は、膨張機構で減圧された冷媒と熱交換する。レシーバは、容器本体と、入口管と、出口管とを有する。容器本体は、冷媒を溜めることが可能である。入口管は、容器本体に冷媒を入口部から導入する。出口管は、容器本体内に溜まっている冷媒を出口部から導出する。出口管は、容器本体の底部に接しており、容器本体の底部近傍の冷媒とともに冷凍機油を導出させる。
本発明では、冷凍装置に備えられているレシーバの容器本体の底部に出口管を接触させて、容器本体の底部に溜まっている冷凍機油を冷媒とともに容器本体から導出させている。そして、本発明で利用されている冷凍機油は、冷媒に対して非相溶で冷媒よりも使用環境下における密度が大きい。
したがって、冷媒よりも使用環境下における密度が大きい冷凍機油であってもレシーバ外に導出させ易くすることができ、冷媒回路内に冷凍機油を循環させることができる。このため、圧縮機内に冷凍機油が戻りやすくなり、圧縮機の損傷を防ぐことができる。
第9発明に係る冷凍装置は、第2膨張機構と、切換機構とをさらに備える。第2膨張機構は、冷媒を減圧可能である。切換機構は、第1状態と、第2状態とを切り換え可能である。第1状態とは、第2熱交換器で蒸発された冷媒が圧縮機に導入し、かつ、圧縮機で圧縮された冷媒が第1熱交換器に導入する状態である。第2状態とは、第1熱交換器で蒸発された冷媒が圧縮機に導入し、かつ、圧縮機で圧縮された冷媒が第2熱交換器に導入する状態である。
本発明では、第1状態(冷房運転)と第2状態(暖房運転)とを切り換え可能な切換機構(四路切換弁)をさらに備えている。したがって、例えば空気調和装置として、ユーザは、冷房運転あるいは暖房運転の切換ができる。これにより、ユーザに快適な空間を提供できる。
第10発明に係る冷凍装置は、ブリッジ回路をさらに備える。ブリッジ回路は、4つの逆止弁を有する。また、ブリッジ回路は、切換機構が第1状態または第2状態の場合でも、レシーバの両側にレシーバ内の冷媒流れ方向を一方通行にする。
本発明では、レシーバ内の冷媒流れ方向を一方通行にするブリッジ回路を備えている。したがって、切換機構が第1状態になった場合においても、切換機構が第2状態になった場合においても、冷媒の流れ方向を一定にできる。これにより、第1状態の場合においても、第2状態の場合においても、効率よく冷凍機油を回収できる。
第1発明に係るレシーバでは、冷媒よりも使用環境下における密度が大きい冷凍機油であってもレシーバ外に導出させ易くすることができ、冷媒回路内に冷凍機油を循環させることができる。このため、圧縮機内に冷凍機油が戻りやすくなり、圧縮機の損傷を防ぐことができる。
第2発明に係るレシーバでは、出口管端部が斜め下向きに形成されているため、容器本体に溜まり込んでいる冷媒を容器本体の底部近傍から導出できる。このため、使用環境下における密度の大きい冷凍機油も冷媒とともに導出することができる。
第3発明に係るレシーバでは、容器本体に溜まり込んでいる冷媒を容器本体の底部近傍から導出できる。
第4発明に係るレシーバでは、冷媒が入口管から容器本体内部に勢いよく導入されるのを軽減することができる。このため、容器本体内部の冷媒と、容器本体底部に溜まり込んでいる冷凍機油とが撹拌するのを抑えることができる。これにより、出口管から効率よく冷凍機油を導出することができる。
第5発明に係るレシーバでは、冷媒が入口管から容器本体内部に勢いよく導入されるのを軽減することができる。このため、容器本体内部の冷媒と、容器本体底部に溜まり込んでいる冷凍機油とが撹拌されるのを抑えることができる。これにより、出口管から効率よく冷凍機油を導出することができる。
第6発明に係るレシーバでは、入口管から導入される冷媒の流速を抑えることができる。このため、容器本体内部の冷媒と、容器本体底部に溜まり込んでいる冷凍機油とが撹拌されるのを抑えることができる。
第7発明に係るレシーバでは、環境負荷が小さいCO2冷媒を利用することで、地球環境が悪化することを抑えることができる。また、PAG油を利用することで、容易に粘度を保つことができる。
第8発明に係る冷凍装置では、冷媒よりも使用環境下における密度が大きい冷凍機油であってもレシーバ外に導出させ易くすることができ、冷媒回路内に冷凍機油を循環させることができる。このため、圧縮機内に冷凍機油が戻りやすくなり、圧縮機の損傷を防ぐことができる。
第9発明に係る冷凍装置では、例えば空気調和装置として、ユーザは、冷房運転あるいは暖房運転の切換ができる。これにより、ユーザに快適な空間を提供できる。
第10発明に係る冷凍装置では、切換機構が第1状態になった場合においても、切換機構が第2状態になった場合においても、冷媒の流れ方向を一定にできる。これにより、第1状態の場合においても、第2状態の場合においても、効率よく冷凍機油を回収できる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る空気調和装置の実施形態について説明する。
<空気調和装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、ビル等の室内の冷暖房に使用される装置である。本発明では、冷媒に冷媒であるCO2冷媒を利用している。空気調和装置1は、主として、1台の熱源ユニットとしての室外ユニット2と、それに接続された利用ユニットとしての室内ユニット3と、室外ユニット2と室内ユニット3とを接続する冷媒連絡配管4とを備えている。冷媒連絡配管4は、液冷媒連絡配管41とガス冷媒連絡配管42とから構成される。すなわち、本実施形態の空気調和装置1の冷媒回路10は、室外ユニット2と、室内ユニット3と、冷媒連絡配管4とが接続されることによって構成されている。
(1)室外ユニット
室外ユニット2は、ビル等の室外に設置されており、冷媒連絡配管4を介して室内ユニット3に接続されており、冷媒回路10を構成している。
次に、室外ユニット2の構成について説明する。室外ユニット2は、主として、冷媒回路10の一部を構成する室外側冷媒回路20を有している。この室外側冷媒回路20は、主として、圧縮機21と、四路切換弁V1と、熱源側熱交換器としての室外熱交換器23と、膨張機構としての室外膨張弁V2と、レシーバ26と、液側閉鎖弁V3と、ガス側閉鎖弁V4とを有している。
圧縮機21は、運転容量を可変することが可能な圧縮機であり、本実施形態において、インバータにより回転数が制御されるモータ22によって駆動される容積式圧縮機である。本実施形態において、圧縮機21は、1台のみであるが、これに限定されず、室内ユニットの接続台数等に応じて、2台以上の圧縮機が並列に接続されていても良い。
四路切換弁V1は、室外熱交換器23をガスクーラおよび蒸発器として機能させるために設けられた弁である。四路切換弁V1は、室外熱交換器23と、圧縮機21の吸入側と、圧縮機21の吐出側と、ガス冷媒連絡配管42とに接続されている。そして、室外熱交換器23をガスクーラとして機能させる際には、圧縮機21の吐出側と室外熱交換器23とを接続するとともに、圧縮機21の吸入側とガス冷媒連絡配管42とを接続する(図1の実線の状態)。逆に、室外熱交換器23を蒸発器として機能させる際には、室外熱交換器23と圧縮機21の吸入側とを接続するとともに、圧縮機21の吐出側とガス冷媒連絡配管42とを接続する(図1の破線の状態)。
室外熱交換器23は、ガスクーラまたは蒸発器として機能させることが可能な熱交換器であり、本実施形態において、空気を熱源として冷媒と熱交換するクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室外熱交換器23は、一方が四路切換弁V1に接続され、他方が室外膨張弁V2に接続されている。
室外膨張弁V2は、室外側冷媒回路20内を流れる冷媒の圧力や流量等の調節を行うために、室外熱交換器23と液側閉鎖弁V3との間に接続された電動膨張弁である。
レシーバ26は、冷媒回路10において、4個の逆止弁CV1〜CV4を用いて構成されたブリッジ回路27を介して室外膨張弁V2と後述する室内膨張弁V5との間に接続される。ブリッジ回路27を介して冷媒回路10内にレシーバ26を接続することで、レシーバ26内の冷媒の流れ方向を一方向にすることができる。このため、四路切換弁V1が図1の実線の状態の場合でも、四路切換弁V1が図1の破線の状態の場合でも、レシーバ26に冷媒を溜めることができる。このレシーバ26の構造については後述する。
また、室外ユニット2は、ユニット内に室外空気を吸入して、室外熱交換器23において冷媒と熱交換させた後に、室外に排出するための送風ファンとしての室外ファン24を有している。この室外ファン24は、室外熱交換器23に供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、本実施形態において、DCファンモータからなるモータ25によって駆動されるプロペラファン等である。
(2)室内ユニット
室内ユニット3は、ビル等の室内の天井に埋め込みや吊り下げ等、または、室内の壁面に壁掛け等により設置されている。室内ユニット3は、冷媒連絡配管4を介して室外ユニット2に接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。
次に、室内ユニット3の構成について説明する。室内ユニット3は、主として、冷媒回路10の一部を構成する室内側冷媒回路30を有している。この室内側冷媒回路30は、主として、利用側熱交換器としての室内熱交換器31と、膨張機構としての室内膨張弁V5とを有している。
室内熱交換器31は、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒のガスクーラとして機能して室内空気を加熱する熱交換器である。
室内膨張弁V5は、室外膨張弁V2と同様に、室内側冷媒回路30内を流れる冷媒の圧力や流量等の調節を行うために、室内熱交換器31の液側に接続された電動膨張弁である。
また、室内ユニット3は、室内空気をユニット内に吸入して、室内熱交換器31において冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給する送風ファンとしての室内ファン32を有している。室内ファン32は、室内熱交換器31に供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、本実施形態において、DCファンモータからなるモータ33によって駆動される遠心ファンや多翼ファン等である。
(3)冷媒連絡配管
冷媒連絡配管4は、空気調和装置1をビル等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒配管であり、設置場所や室外ユニット2と室内ユニット3との組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
<レシーバの構造>
図2は、本発明の一実施形態に係るレシーバ26の概略図である。レシーバ26は、空気調和装置、ヒートポンプ給湯機などの冷凍装置における冷媒回路に組み込まれる装置の一つで、CO2冷媒などの超臨界域で作動する冷媒を溜めるものである。レシーバ26は、主として、CO2冷媒を溜めることが可能なレシーバ本体51と、CO2冷媒を導入する入口管52と、レシーバ本体51に溜められたCO2冷媒を導出する出口管54とから構成されている。
レシーバ本体51は、縦型円筒形状の中空の圧力容器である。より具体的には、レシーバ本体51は、主に、上部および下部に円形の開口を有する円筒形状の胴板51bと、胴板51bの上部の開口を覆う皿形状の上鏡板51aと、胴板51bの下部の開口を覆う皿形状の下鏡板51cとから構成されている。
入口管52は、その入口管端部53にレシーバ本体51に冷媒を流入させるための開口を有しており、気液二相状態の冷媒を流入させている。また、入口管52は、レシーバ本体51内に溜まっている液冷媒の液面の位置よりも高い位置から流入させるように、胴板51bの上部に設けられている。
出口管54は、その出口管端部55にレシーバ本体51の下部から冷媒を流出させるための開口を有している。また、出口管54は、出口管端部55がレシーバ本体51の底部に接触している。そして、出口管端部55は、出口管54の軸断面に対して斜めになるように形成されている。出口管端部55を斜めに形成することで、出口管端部55の開口から冷媒を流出することができるようになっている。なお、入口管52および出口管54の管径は等しい。
<空気調和装置の動作>
次に、本実施形態の空気調和装置1の動作について説明する。
本実施形態の空気調和装置1の運転モードとしては、室内ユニット3の冷暖房の負荷に応じて、室内ユニット3の冷房を行う冷房運転と、室内ユニット3の暖房を行う暖房運転とがある。
以下、空気調和装置1の各運転モードにおける動作について説明する。
(1)冷房運転
まず、冷房運転について、図1を用いて説明する。冷房運転時は、室外ユニット2の室外側冷媒回路20において、四路切換弁V1が図1の実線で示される状態に切り換えられることによって、室外熱交換器23が凝縮器として機能し、かつ、室内熱交換器31が蒸発器として機能するようになっている。
この冷媒回路10の状態で、圧縮機21、室外ファン24、および室内ファン32を起動すると、低圧Plのガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧Phのガス冷媒となる。高圧Phに圧縮されたガス冷媒は、室外熱交換器23に流入する。このとき室外熱交換器23は、凝縮器として機能し室外ファン24によって供給される室外空気に熱を放出して冷媒を冷却する。このとき高圧Phのガス冷媒は、凝縮されて高圧Phの液冷媒になる。室外膨張弁V2は全開となり、高圧Phの液冷媒は、室外膨張弁V2では減圧されず、そのままブリッジ回路27内の逆止弁CV2を介してレシーバ26に流入する。ここで、液冷媒は、入口管52を通じてレシーバ本体51の下部まで案内されてレシーバ本体51内に流入される。
そして、この液冷媒は、レシーバ本体51内から、出口管54を通じて流出され、ブリッジ回路27の逆止弁CV4、液側閉鎖弁V3、および液冷媒連絡配管41を経由して室内ユニット3に送られる。この室内ユニット3に送られた高圧Phの液冷媒は、室内膨張弁V5により高圧Phの状態から低圧Plまで減圧されて気液二相状態の冷媒となって、室内熱交換器31において室内空気と熱交換を行って蒸発して低圧Plのガス冷媒となる。低圧Plのガス冷媒は、ガス冷媒連絡配管42を経由して室外ユニット2に送られ、ガス側閉鎖弁V4を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
(2)暖房運転
暖房運転時は、室外ユニット2の室外側冷媒回路20において、四路切換弁V1が図1の破線で示される状態に切り換えられることによって、室外熱交換器23が蒸発器として機能し、かつ、室内熱交換器31が凝縮器として機能するようになっている。
この冷媒回路10の状態で、圧縮機21、室外ファン24、および室内ファン32を起動すると、低圧Plのガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧Phのガス冷媒となり、四路切換弁V1、ガス側閉鎖弁V4を経由して、ガス冷媒連絡配管42に送られる。
そして、ガス冷媒連絡配管42に送られた高圧Phのガス冷媒は、室内ユニット3に送られる。この室内ユニット3に送られた高圧Phのガス冷媒は、室内熱交換器31に送られる。この冷媒は、室内熱交換器31において、室内空気と熱交換を行って冷却されて高圧Phの液冷媒となった後、そのまま全開になっている室内膨張弁V5を通過し、液冷媒連絡配管41を経由して室外ユニット2に送られる。この液冷媒は、液側閉鎖弁V3およびブリッジ回路27内の逆止弁CV3を経由してレシーバ26に流入する。ここで、液冷媒は、入口管52を通じてレシーバ本体51の下部まで案内されてレシーバ本体51内に流入される。
そして、この液冷媒は、レシーバ本体51内から、出口管54を通じて流出され、ブリッジ回路27の逆止弁CV1を経由して、室外膨張弁V2により高圧Phの状態から低圧Plまで減圧され気液二相状態の冷媒となって、室外熱交換器23へ流入する。
この冷媒は、室外熱交換器23において外気と熱交換を行って蒸発して低圧Plのガス冷媒となる。このとき、室外膨張弁V2は全開になっている。低圧Plのガス冷媒は、四路切換弁V1を経由して、再び、圧縮機21に吸入される。
<亜臨界冷凍サイクル>
次にこの空気調和装置1における冷凍サイクルについて説明する。図3は、亜臨界条件下における冷凍サイクルをp−h線図(モリエル線図)により示している。図3のA、B、D、およびEは、冷房運転の場合の、図1におけるそれぞれの点に対応した冷媒の状態を表している。また、図3の括弧書きのA、F、D、およびCは、暖房運転の場合の、図1におけるそれぞれの点に対応した冷媒の状態を表している。
この冷媒回路10では、冷媒は、圧縮機21により圧縮されて高温かつ高圧Phになる(A→B)。そして、圧縮機21により圧縮されて高温かつ高圧Phのガス冷媒は、凝縮器として機能している室外熱交換器23により放熱されて低温かつ高圧Phの液冷媒となる(B→C)。そして、室外熱交換器23において放熱した冷媒は、高圧Phのまま室外膨張弁V2およびブリッジ回路27を介してレシーバ26に流入する。高圧Phの液冷媒は、室内膨張弁V5により、低圧Plまで減圧され、気液二相状態になり(D→E)、蒸発器として機能する室内熱交換器31において熱を吸収し、蒸発して圧縮機21へ戻る(E→A)。
<特徴>
(1)
本実施形態では、レシーバ本体51の底部に出口管54を接触させて、レシーバ本体51の底部に溜まっているPAG油をCO2冷媒とともにレシーバ本体51から導出させている。そして、PAG油は、CO2冷媒に対して非相溶でCO2冷媒よりも使用環境下における密度が大きい。
したがって、CO2冷媒よりも使用環境下における密度が大きいPAG油であってもレシーバ本体51外に導出させ易くすることができ、冷媒回路10内にPAG油を循環させることができる。このため、圧縮機21内にPAG油が戻りやすくなり、圧縮機21の損傷を防ぐことができる。
(2)
本実施形態では、出口管54の出口管端部55が斜めに形成されており、出口管端部55からCO2冷媒および/またはPAG油をレシーバ本体51内から導出可能である。
出口管端部55が斜め下向きに形成されているため、レシーバ本体51に溜まり込んでいるCO2冷媒をレシーバ本体51の底部近傍から導出できる。このため、使用環境下における密度の大きいPAG油もCO2冷媒とともに導出することができる。
(3)
本実施形態では、冷房運転と暖房運転とを切り換え可能な四路切換弁V1を備えている。また、レシーバ26内の冷媒流れ方向を一方通行にするブリッジ回路27を備えている。したがって、四路切換弁V1が冷房運転の状態になった場合においても、四路切換弁V1が暖房運転の状態になった場合においても、冷媒の流れ方向を一定にできる。これにより、冷房運転の場合においても、暖房運転の場合においても、効率よくPAG油を回収できる。
<変形例>
(1)
本実施形態では、冷房運転の際に室内膨張弁V5により高圧PhのCO2冷媒を低圧Plまで減圧させ、暖房運転の際に室外膨張弁V2により高圧のCO2冷媒を低圧Plまで減圧させるように、冷房運転および暖房運転どちらの場合においても、1段膨張冷凍サイクルであったがこれに限らずに2段膨張冷凍サイクルであっても構わない。
次に2段膨張冷凍サイクルについて説明する。図4は、高圧が超臨界域で作動する冷凍サイクルをp−h線図(モリエル線図)により示している。この空気調和装置1では、2つの膨張弁(室外膨張弁V2および室内膨張弁V5)を用いて2段に分けて膨張させるようにした2段膨張冷凍サイクルを採用している。図4のA、B、C、D、およびEは、冷房運転の場合の、図1におけるそれぞれの点に対応した冷媒の状態を表している。また、図4の括弧書きのA、F、E、D、およびCは、暖房運転の場合の、図1におけるそれぞれの点に対応した冷媒の状態を表している。
この冷媒回路10では、冷媒は、圧縮機21により圧縮されて高温かつ高圧Phになる(A→B)。このとき、冷媒であるCO2は気体から超臨界状態となる。ここにいう「超臨界状態」とは、臨界点K以上の温度および圧力下における物質の状態であり、気体の拡散性と液体の溶解性とを併せ持っている状態のことである。超臨界状態とは、図4において、臨界温度等温線Tkの右側で、かつ、臨界圧力Pk以上の領域における冷媒の状態である。なお、冷媒(物質)が超臨界状態になると、気相と液相との区別が無くなる。なお、ここにいう「気相」とは、飽和蒸気線Svより右側で、かつ、臨界圧力Pk以下の領域における冷媒の状態である。また、「液相」とは、飽和液線Slより左側で、かつ、臨界温度等温線Tkよりも左側の領域における冷媒の状態である。そして、圧縮機21により圧縮されて高温高圧の超臨界状態となった冷媒は、ガスクーラとして機能している室外熱交換器23により放熱されて低温かつ高圧Phの冷媒となる(B→C)。このとき、冷媒は、超臨界状態にあるため、室外熱交換器23内部において顕熱変化(温度変化)を伴って作動している。そして、室外熱交換器23において放熱した冷媒は、室外膨張弁V2が開放されることにより膨張して、圧力が高圧Phから中間圧力Pmへと減圧される(C→D)。そして、室外膨張弁V2により減圧された冷媒は、中間圧力Pmのままブリッジ回路27を介してレシーバ26に流入する。中間圧力Pmの液冷媒は、液冷媒連絡配管41を通過し、室内ユニット3へ流入する。室内ユニット3へ流入した中間圧力Pmの液冷媒は、室内膨張弁V5でさらに膨張されて低圧Plの冷媒となる(D→E)。低圧Plの冷媒は、蒸発器として機能する室内熱交換器31において、熱を吸収し、蒸発してガス冷媒連絡配管42を流通し圧縮機21へ戻る(E→A)。
(2)
本実施形態では、レシーバ26の出口管54はその出口管端部55がレシーバ本体51の底部に接触しており、出口管端部55は出口管54の軸断面に対して斜めに形成されているが、これに限らない。例えば、図5のように、出口管端部55aは、レシーバ本体51の底部に密着しており、出口管54aの側面にCO2冷媒および/またはPAG油を導出可能な孔56を有していても構わない。
この変形例のレシーバ26aでは、出口管54の側面にCO2冷媒および/またはPAG油を導出可能な孔56を有している。また、この孔56は、レシーバ本体51の底部に近い位置に設けられている。したがって、レシーバ本体51に溜まり込んでいるCO2冷媒をレシーバ本体51の底部近傍から導出できる。
(3)
本実施形態では、レシーバ26の入口管52は胴板51bに対して横向きに挿入されており、その入口管端部53は冷媒流れ方向が水平方向になるように形成されているが、これに限らずに、図6のように入口管端部53aが上向きになるように形成しても構わない。
この変形例のレシーバ26bでは、入口管52aの入口管端部53aがレシーバ本体51内部で上側を向いて形成されている。したがって、CO2冷媒が入口管52aからレシーバ本体51内部に勢いよく導入されるのを軽減することができる。このため、レシーバ本体51内部のCO2冷媒と、レシーバ本体51底部に溜まり込んでいるPAG油とが撹拌するのを抑えることができる。これにより、出口管54から効率よくPAG油を導出することができる。
(4)
本実施形態では、入口管52からレシーバ本体51へ冷媒が流入する際に、冷媒の流速そのままにレシーバ本体51内部へ流入しているが、これに限らずに、図7のようにレシーバ本体51内部に遮蔽板57を設けて流入してきた冷媒を当てるようにしても構わない。
この変形例のレシーバ26cでは、入口管52から導入されるCO2冷媒が直接当たる遮蔽板57がレシーバ本体51内部に設けられている。したがって、CO2冷媒が入口管52からレシーバ本体51内部に勢いよく導入されるのを軽減することができる。このため、レシーバ本体51内部のCO2冷媒と、レシーバ本体51底部に溜まり込んでいるPAG油とが撹拌されるのを抑えることができる。これにより、出口管54から効率よくPAG油を導出することができる。
(5)
本実施形態では、レシーバ26の入口管52と出口管54との管径は等しいものであるが、これに限らずに、入口管52bの管径DIが出口管54bの管径DOよりも大きくなるようにしても構わない(図8参照)。
この変形例のレシーバ26dでは、レシーバ本体51へ冷媒を流入させる入口管52bの入口管径DIが、レシーバ本体51から冷媒を流出させる出口管54bの出口管径DOよりも大きい。したがって、入口管52bから導入されるCO2冷媒の流速を抑えることができる。このため、レシーバ本体51内部のCO2冷媒と、レシーバ本体51底部に溜まり込んでいるPAG油とが撹拌されるのを抑えることができる。
(6)
本実施形態では、レシーバ26は冷媒回路10内においてブリッジ回路27を介して接続されており、四路切換弁V1により冷媒の流れが変更されてもレシーバ26内の冷媒の流れ方向が一定になるようにしているが、これに限らずに、レシーバ内部の冷媒の流れ方向が一定でなくとも良い。
例えば、図9のように冷媒回路10a内においてブリッジ回路を介さないでレシーバ26eを接続していても構わない。この場合に、レシーバ26eは、主として、レシーバ本体51と、冷媒をレシーバ本体51に流入出できる第1流入出管52cと第2流入出管54cとから構成される。図10に示すようにレシーバ本体51底部に仕切り板58を設けることで第1流入出管52c側の冷媒と第2流入出管54c側の冷媒とが直接干渉しにくくし、溜まっている液冷媒に泡ができないようにすることができる。このため、液冷媒を効率よく導出することができる。
(7)
本実施形態では、冷凍装置が利用されているものとして空気調和装置1を挙げたが、これに限らずに、ヒートポンプ給湯機、冷蔵庫などあっても構わない。
(8)
本実施形態では、冷媒として高圧側が超臨界域に達するCO2冷媒を利用し、冷凍機油としてPAG油を利用しているが、これに限らず、冷媒は高圧側が超臨界域に達しない、例えば、フルオロカーボン冷媒などでも良く、これに対応する冷凍機油としては、冷媒に対して非相溶または難相溶で使用環境下における密度が冷媒よりも大きい冷凍機油であればどのような冷凍機油であっても良い。
本発明に係るレシーバおよび冷凍装置は、圧縮機の損傷を防ぐことができ、冷媒を利用する冷凍装置に設けられるレシーバ、およびレシーバを備えた冷凍装置等として有効である。
本発明の一実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路図。 レシーバの概略構成図。 亜臨界冷凍サイクルのp−h線図(モリエル線図)。 変形例(1)に係る2段膨張冷凍サイクルのp−h線図(モリエル線図)。 変形例(2)に係るレシーバの概略構成図。 変形例(3)に係るレシーバの概略構成図。 変形例(4)に係るレシーバの概略構成図。 変形例(5)に係るレシーバの概略構成図。 変形例(6)に係る空気調和装置の冷媒回路図。 変形例(6)に係るレシーバの概略構成図。
符号の説明
1,1a 空気調和装置(冷凍装置)
21 圧縮機
23 室外熱交換器(第1熱交換器)
31 室内熱交換器(第2熱交換器)
26,26a〜26e レシーバ
27 ブリッジ回路
51 レシーバ本体(容器本体)
52,52a,52b 入口管
53,53a,53b 入口管端部
54,54a,54b 出口管
55,55a,55b 出口管端部
56 孔
57 遮蔽板
CV1〜CV4 逆止弁
DI 入口管径
DO 出口管径
V1 四路切換弁(切換機構)
V2 室外膨張弁(第1膨張機構)
V5 室内膨張弁(第2膨張機構)

Claims (11)

  1. 冷媒と、前記冷媒に対して非相溶または難相溶で前記冷媒よりも使用環境下における密度の大きい冷凍機油とを用いた冷凍装置(1)内に設けられたレシーバであって、
    前記冷媒を溜めることが可能な容器本体(51)と、
    前記容器本体内に前記冷媒を導入する入口管(52)と、
    前記容器本体内に溜まっている前記冷媒を導出する出口管(53)と、
    を備え、
    前記出口管は、その出口管端部(55)が前記容器本体の底部に接しており、前記容器本体の底部近傍の前記冷媒とともに前記冷凍機油を導出可能である、
    レシーバ(26)。
  2. 前記出口管端部は、前記出口管の中心軸に対して斜めに形成されており、
    前記出口管は、前記出口管端部から略鉛直方向に延びている、
    請求項1に記載のレシーバ(26)。
  3. 前記出口管端部は、前記容器本体の底部と密着しており、
    前記出口管は、前記出口管端部から略鉛直方向に延びており、前記出口管の側面において前記容器本体の底部近傍に前記冷媒および/または前記冷凍機油を導出可能な孔(56)を有する、
    請求項1に記載のレシーバ(26a)。
  4. 前記入口管は、その入口管端部(53a)が上側を向いている、
    請求項1から3のいずれかに記載のレシーバ(26b)。
  5. 前記容器本体は、前記入口管から導入される前記冷媒が当たるように設けられた遮蔽板(57)を有する、
    請求項1から3のいずれかに記載のレシーバ(26c)。
  6. 前記入口管の入口管径(DI)は、前記出口管の出口管径(DO)よりも大きい、
    請求項1から5のいずれかに記載のレシーバ(26d)。
  7. 前記冷媒は、CO2冷媒であり、
    前記冷凍機油は、PAG油である、
    請求項1から6に記載のレシーバ(26,26a〜26d)。
  8. 冷媒と、前記冷媒に対して非相溶または難相溶で前記冷媒よりも使用環境下における密度の大きい冷凍機油とを用いた冷凍装置であって、
    前記冷媒を圧縮する圧縮機(21)と、
    前記圧縮機で圧縮された前記冷媒と熱交換する第1熱交換器(23)と、
    前記冷媒を減圧する第1膨張機構(V2)と、
    前記膨張機構で減圧された前記冷媒と熱交換する第2熱交換器(31)と、
    前記冷媒を溜めることが可能な容器本体と、前記容器本体に前記冷媒を入口部から導入する入口管と、前記容器本体内に溜まっている前記冷媒を出口部から導出する出口管とを有するレシーバ(26)と、
    を備え、
    前記出口管は、前記容器本体の底部に接しており、前記容器本体の底部近傍の前記冷媒とともに前記冷凍機油を導出させる、
    冷凍装置(1,1a)。
  9. 前記冷媒を減圧可能な第2膨張機構(V5)と、
    前記第2熱交換器で蒸発された前記冷媒が前記圧縮機に導入し、かつ、前記圧縮機で圧縮された前記冷媒が前記第1熱交換器に導入する第1状態と、前記第1熱交換器で蒸発された前記冷媒が前記圧縮機に導入し、かつ、前記圧縮機で圧縮された前記冷媒が前記第2熱交換器に導入する第2状態とを切り換え可能な切換機構(V1)と、
    をさらに備える、
    請求項8に記載の冷凍装置(1)。
  10. 4つの逆止弁(CV1〜CV4)を有し、前記切換機構が前記第1状態または前記第2状態の場合でも、前記レシーバの両側に前記レシーバ内の冷媒流れ方向を一方通行にするブリッジ回路(27)を、
    さらに備える、
    請求項9に記載の冷凍装置(1)。
  11. 前記冷媒は、CO2冷媒であり、
    前記冷凍機油は、PAG油である、
    請求項8から10に記載の冷凍装置(1,1a)。
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