JP2007084265A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置において、簡素かつ安価な構造でありながらも、封筒の斜行を防止する。
【解決手段】給紙トレイ2に載置された記録紙Pを装置本体の内部に送出するピックローラ10、送出された記録紙Pの先端をガイドする記録紙ガイド部材11、記録紙Pをさらに画像形成部の側に送出する給紙ローラ12、記録紙Pを給紙ローラ12に押圧する押圧ローラ29等によって記録紙搬送機構3を構成する。記録紙ガイド部材11の記録紙ガイド面37を給紙ローラ12と押圧ローラ29との当接面より給紙ローラ12の側に配置すると共に、給紙ローラ12の第1小径部26と押圧ローラ29の第2小径部33との間に隙間tを形成し、封筒の端部領域38と給紙ローラ12及び押圧ローラ29との当接を回避する。
【選択図】図4

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ又はデジタルカメラ等と接続され、これらから出力された画像データに基いて、記録紙に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来から、画像形成装置は、給紙トレイに対向する位置に設けられたピックローラ、及び画像形成部の近傍に設けられた給紙ローラによって記録紙を搬送するように構成されている。給紙ローラには、記録紙との間で滑りが発生しないように、ゴム製のローラが採用されており、このゴム製の給紙ローラは、金属製の軸部材に圧入等された状態で使用されている。
ところで、画像形成装置は、封筒の宛名書き等にも幅広く利用されている。封筒は、紙厚が厚いばかりか、端部において2重に折り返されて糊付けされた構造を持っているため、通常の記録紙と比べて腰が強い(撓み等の変形が起こり難い)。そのため、特に、給紙ローラに端部の折り返し部分が給紙ローラと当接すると、給紙ローラに撥ね返され、封筒先端の位置が揃わなくなる。その結果として、封筒が斜めに搬送され、形成される画像が傾くという不具合が生ずる。
一方、特許文献1には、給紙ローラの軸方向の一部に半径の異なる部分を形成することにより、給紙不良を防止するようにした給紙装置が示されている。また、特許文献2には、給紙ローラの一方側の径が他方側の径より小さく形成されている用紙搬送装置が示されている。
特開平1−214542号公報 特開平5−319596号公報
しかしながら、上記特許文献に示された装置は、金属製の軸部材とゴム製のローラによって成る給紙ローラの構造が複雑であるため、コストアップを招来する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、簡素かつ安価な構造でありながらも、封筒の斜行(スキュー)を防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、所定サイズの封筒を含む各種の記録紙を保持する給紙トレイと、この給紙トレイに保持された記録紙を装置本体の内部に搬送する記録紙搬送手段と、この記録紙搬送手段によって搬送された記録紙の先端を検知する先端検知手段と、この先端検知手段によって先端が検知された後、さらに所定の距離だけ搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、先端検知手段から出力された信号に基いて、記録紙搬送手段及び画像形成手段の動作を制御する制御手段を備え、記録紙搬送手段は、給紙トレイに対向する位置に設けられ、該給紙トレイに保持された記録紙を装置本体の内部に送出するピックローラと、このピックローラによって送出された記録紙の先端をガイドする記録紙ガイド部材と、画像形成部材の上流側に設けられ、ピックローラによって送出された記録紙を画像形成手段の方向に送出する給紙ローラと、記録紙の送出経路を挟んで給紙ローラと対向する位置に設けられ、記録紙を給紙ローラに押圧する押圧ローラと、画像形成手段によって画像が形成された記録紙を装置本体の外部に排出する排紙ローラとを有する画像形成装置において、記録紙の先端が当接される記録紙ガイド部材の記録紙ガイド面は、給紙ローラと押圧ローラとの当接面より該給紙ローラの側に配置され、給紙ローラは、鉄製パイプによって形成され、記録紙と当接して記録紙を画像形成手段の方向に駆動する記録紙駆動部と、この記録紙駆動部よりも外径が小さい第1小径部とを有し、その表面にはセラミック塗装が施され、押圧ローラは、記録紙と当接して記録紙を給紙ローラに押圧する記録紙押圧部と、この記録紙押圧部よりも外径が小さい第2小径部とを有し、第1小径部と第2小径部は、所定サイズの封筒の端部領域に対応する位置において、少なくとも一部が重複して形成され、該第1小径部と第2小径部との間に隙間が形成され、給紙ローラは、第1小径部から記録紙駆動部にかけて、外径が漸増するように形成されていると共に、押圧ローラは、第2小径部から記録紙押圧部にかけて、外径が漸増するように形成されており、ピックローラは、先端検知手段が記録紙の先端を検知した後、所定の回転数だけ正転方向に駆動され、その後、駆動力の供給が絶たれて記録紙によって従動され、給紙ローラは、先端検知手段が記録紙の先端を検知した後、所定の回転数だけ逆転方向に駆動され、その後正転方向に駆動されて記録紙を画像形成手段の方向に送出し、第1小径部と第2小径部との間に形成された隙間により、所定サイズの封筒を搬送する際に、封筒の端部領域と第1小径部及び第2小径部との当接が回避され、記録紙の斜行を防止し得るようにしたものである。
請求項2の発明は、所定サイズの封筒を含む各種の記録紙を保持する給紙トレイと、この給紙トレイに保持された記録紙を装置本体の内部に搬送する記録紙搬送手段と、この記録紙搬送手段によって搬送された記録紙の先端を検知する先端検知手段と、この先端検知手段によって先端が検知された後、さらに所定の距離だけ搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、先端検知手段から出力された信号に基いて、記録紙搬送手段及び画像形成手段の動作を制御する制御手段を備え、記録紙搬送手段は、給紙トレイに対向する位置に設けられ、該給紙トレイに保持された記録紙を装置本体の内部に送出するピックローラと、このピックローラによって送出された記録紙の先端をガイドする記録紙ガイド部材と、画像形成部材の上流側に設けられ、ピックローラによって送出された記録紙を画像形成手段の方向に送出する給紙ローラと、記録紙の送出経路を挟んで給紙ローラと対向する位置に設けられ、記録紙を給紙ローラに押圧する押圧ローラと、画像形成手段によって画像が形成された記録紙を装置本体の外部に排出する排紙ローラとを有する画像形成装置において、記録紙の先端が当接される記録紙ガイド部材の記録紙ガイド面は、給紙ローラと押圧ローラとの当接面より該給紙ローラの側に配置され、給紙ローラは、記録紙と当接して記録紙を画像形成手段の方向に駆動する記録紙駆動部と、この記録紙駆動部よりも外径が小さい小径部とを有し、小径部は、所定サイズの封筒の端部領域に対応する位置に形成され、小径部と押圧ローラとの間に隙間が形成され、これにより、所定サイズの封筒を搬送する際に、封筒の端部領域と小径部との当接が回避され、記録紙の斜行を防止し得るようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、押圧ローラは、記録紙と当接して記録紙を給紙ローラに押圧する記録紙押圧部と、この記録紙押圧部よりも外径が小さい小径部とを有し、給紙ローラの小径部と押圧ローラの小径部は、所定サイズの封筒の端部領域に対応する位置において、少なくとも一部が重複して形成され、該給紙ローラの小径部と押圧ローラの小径部との間に隙間が形成されているものである。
請求項1の発明によれば、鉄製パイプによって形成され、その表面にセラミック塗装が施された給紙ローラを用いているので、簡素かつ安価な構造で記録紙を搬送することができる。また、給紙ローラは、記録紙と当接する記録紙駆動部と、記録紙駆動部よりも外径が小さい第1小径部とを有しているので、封筒が搬送されたとき、その端部領域と第1小径部との当接を回避することができる。これにより、腰の強い封筒の端部領域が斜行に与える影響を排除することができる。また、記録紙ガイド面が給紙ローラと押圧ローラとの当接面より給紙ローラの側に配置されているので、押圧ローラと、記録紙の先端との当接を回避して記録紙の折れ曲がりを回避することができる。さらに、給紙ローラの第1小径部と押圧ローラの第2小径部は、所定サイズの封筒の端部領域に対応する位置において、少なくとも一部が重複して形成され、該第1小径部と第2小径部との間に隙間が形成されているので、封筒の端部領域と第1小径部及び第2小径部との当接が回避され、封筒の斜行をより一層防止することができる。また、給紙ローラは、第1小径部から記録紙駆動部にかけて、外径が漸増するように形成されているので、給紙ローラ成形時における第1小径部と記録紙駆動部との段差部分のばりをなくすことができるので、記録紙に損傷を与えることもなく、また、段差部分の急激な落ち込みをなくすことができるので、はがきや薄手の普通紙の斜行に悪影響を及ぼすこともない。同様に、押圧ローラも、第2小径部から記録紙押圧部にかけて、外径が漸増するように形成されているので、上記と同等の効果を得ることができる。また、記録紙の端部が段差部分に引っ掛かって、給紙ローラ及び押圧ローラによって折り曲げられるのを防止することができる。また、ピックローラが、先端検知手段が記録紙の先端を検知した後、所定の回転数だけ正転方向に駆動され、その後、給紙ローラが、先端検知手段が記録紙の先端を検知した後、所定の回転数だけ逆転方向に駆動された後、さらに正転方向に駆動されるので、第1小径部と第2小径部との間に隙間が形成された構成と相まって、記録紙の斜行をより一層防止することができる。
請求項2の発明によれば、給紙ローラは、記録紙と当接する記録紙駆動部と、記録紙駆動部よりも外径が小さい第1小径部とを有しているので、封筒が搬送されたとき、その端部領域と第1小径部との当接を回避することができる。これにより、腰の強い封筒の端部領域が斜行に与える影響を排除することができる。また、記録紙ガイド面が給紙ローラと押圧ローラとの当接面より給紙ローラの側に配置されているので、押圧ローラと、記録紙の先端との当接を回避して記録紙の折れ曲がりを回避することができる。
請求項3の発明によれば、給紙ローラの小径部と押圧ローラの小径部は、所定サイズの封筒の端部領域に対応する位置において、少なくとも一部が重複して形成され、該第1小径部と第2小径部との間に隙間が形成されているので、封筒の端部領域と第1小径部及び第2小径部との当接が回避され、封筒の斜行をより一層防止することができる。
本発明を実施するための最良の実施形態による画像形成装置の一例としてインクジェットプリンタについて図面を参照して説明する。図1はインクジェットプリンタを示している。インクジェットプリンタ1は、記録紙Pを保持する給紙トレイ2と、給紙トレイ2に保持された記録紙Pを装置本体の内部に搬送する記録紙搬送機構(記録紙搬送手段)3と、記録紙搬送機構3によって搬送された記録紙Pの先端を検知する先端センサ(先端検知手段)4と、記録紙搬送機構3によって搬送された記録紙Pに画像を形成する画像形成部(画像形成手段)5と、先端センサ4から出力された信号に基いて、記録紙搬送機構3及び画像形成部5等の動作を制御する制御回路(制御手段)6等によって構成される。
給紙トレイ2は、インクジェットプリンタ1の後部に設けられており、所定サイズの封筒を含む各種の記録紙Pを鉛直方向に対して所定の後傾角度の起立姿勢で保持する。
記録紙搬送機構3は、給紙トレイ2に載置された記録紙Pを装置本体の内部に送出するピックローラ10と、ピックローラ10によって送出された記録紙Pの先端をガイドする記録紙ガイド部材11と、画像形成部5の上流側に設けられ、ピックローラ10によって送出された記録紙Pを画像形成部5の側に送出する給紙ローラ12と、画像形成部5によって画像が形成された記録紙Pを排出するための排紙ローラ13と、ピックローラ10、給紙ローラ12及び排紙ローラ13を駆動するためのフィードモータ14等によって構成されている。
先端センサ4は、給紙ローラ12の上流側の近傍に配設されており、ピックローラ10によって送出された記録紙Pの先端を検出し、所定の電気信号を制御回路6に出力する。画像形成部5は、インクが充填されたインクカートリッジ16と、インクカートリッジ16を支持しながら、記録紙Pの搬送方向A(副走査方向)に直交する主走査方向B(図2参照)に往復移動するキャリッジ17と、キャリッジ17を駆動するキャリッジ駆動モータ18等によって構成されている。インクカートリッジ16の下面には、記録紙Pにインクを吐出するプリントヘッド19が設けられている。プリントヘッド19は、先端センサ4によって先端が検知された後、さらに所定の距離だけ搬送された記録紙Pにインクを吐出して画像を形成する。キャリッジ17は、主走査方向に平行に配設されたシャフト20によって往復移動自在に支持され、キャリッジ駆動モータ18に駆動されて移動する。キャリッジ駆動モータ18の出力は、ベルト21を介してキャリッジ17に伝達される。フィードモータ14、キャリッジ駆動モータ18及びプリントヘッド19は、制御回路6によって制御される。
制御回路6は、例えば、PWM制御によってフィードモータ14を制御する。すなわち、フィードモータ14の駆動電圧を上げることにより、PWMデューティが増加し、フィードモータ14の回転数が上昇する。逆に、フィードモータ14の駆動電圧を下げることにより、PWMデューティが減少し、フィードモータ14の回転数が下降する。
図2、図3は、給紙トレイ2、ピックローラ10及び給紙ローラ12の周辺の構成を示している。ピックローラ10は、支持アーム23(図6参照)によって片持ち支持され、給紙トレイ2の前面下部において給紙トレイ2に対向するように設けられている。記録紙Pの載置量に応じて支持アーム23が回動し、記録紙Pとピックローラ10の当接状態が維持される。
給紙ローラ12は、従来からゴム製のものが主流であるが、本実施形態においてはこれを鉄製のパイプ部材を所定の長さに切断することによって形成すると共に、記録紙Pとの間でゴムと同等の摩擦係数を確保するために、その表面にセラミック塗装を施したものを使用している。給紙ローラ12は、記録紙Pと当接して記録紙Pを画像形成部5の方向に駆動する記録紙駆動部25と、この記録紙駆動部25よりも外径が小さい第1小径部26とを有しており、第1小径部26から記録紙駆動部25にかけて、外径が漸増するようにCカット面27(図4参照)が形成されている。第1小径部26は、所定サイズ(図2においては、#10又は#7のサイズ)の封筒35が給紙トレイ2に装填されたとき、その端部領域に対応する位置に、旋盤加工等によって形成される。
給紙ローラ12の上方、すなわち記録紙Pの送出経路を挟んで給紙ローラ12と対向する位置には、記録紙Pを給紙ローラ12に押圧する押圧ローラ28,29が設けられている。押圧ローラ28,29は、樹脂成形によって成り、装置本体に設けられている回動軸30を中心として回動自在な支持部材31によって、軸支されている。支持部材31は、ばね等の付勢部材(図示せず)によって、矢印C方向に付勢されている。所定サイズの封筒35の端部領域38に対応する位置に配設された押圧ローラ29は、記録紙Pと当接して記録紙Pを給紙ローラ12に押圧する記録紙押圧部32と、記録紙押圧部32よりも外径が小さい第2小径部33とを有している。なお、押圧ローラ28,29、回動軸30、支持部材31からなる記録紙押圧機構は、給紙ローラ12の軸方向(主走査方向B)と平行に、複数個配列されている。
図4、図5は、封筒35が給紙ローラ12と押圧ローラ29によって挟み込まれた状態を示しいる。記録紙ガイド部材11は、給紙トレイ2と給紙ローラ12との間に配設され、記録紙Pの先端が当接される記録紙ガイド面37を有している。記録紙ガイド面37は、給紙ローラ12と押圧ローラ29との当接面より給紙ローラ12の側に(図5において距離sだけ下方に)配置されている。これにより、反り等の変形のない記録紙Pがピックローラ10によって送出されたとき、記録紙Pの先端は先に給紙ローラ12の記録紙駆動部25と当接する。
本実施形態においては、第1小径部26と第2小径部33は、封筒35の端部領域38に対応する位置において、少なくとも一部が重複して形成されている。これにより、第1小径部26と第2小径部33との間に隙間tが形成され、封筒35の折り返しによって厚みが増した端部領域38は、搬送時においても第1小径部26及び第2小径部33と当接しない。封筒35は、腰が強く撓み等の変形が生じ難いが、それでも保管状況によっては左右の端部領域に反り等の変形が生じてしまうことがある。また、一度反り等の変形が生じてしまうと、元の平面形状に戻り難い傾向を有している。図5においては、1点鎖線によって封筒35の先端が上側に反って変形した場合、2点鎖線によって下側に反って変形した場合を示しているが、第1小径部26及び第2小径部33を有する本実施形態にあっては、いずれの場合においても、封筒35の先端は給紙ローラ12及び押圧ローラ29とは接しない。
また、押圧ローラ29は、第2小径部33から記録紙押圧部32にかけて、外径が漸増するように、Cカット面34が形成されている。給紙ローラ12の第1小径部26と記録紙駆動部25の段差部分(すなわち、Cカット面27)及び押圧ローラ29の第2小径部33と記録紙押圧部32の段差部分(すなわち、Cカット面34)は、主走査方向Bにずらして配置されている。これにより、記録紙Pにかかる圧力を分散して損傷を防止することができる。
図6は、記録紙搬送機構3におけるピックローラ10、給紙ローラ12及び排紙ローラ13を回転駆動するための駆動ギア列の構成を示している。ピックローラ10、給紙ローラ12及び排紙ローラ13は、それぞれピックギア41、給紙ギア(2段ギア)42、排紙ギア43に結合されている。給紙ギア42の上段ギア44及び排紙ギア43は、フィードモータ14の出力軸に嵌合されているピニオンギア45と噛合っており、フィードモータ14によって駆動される。また、フィードモータ14の駆動力は、ピニオンギア45、給紙ギア42、2段ギア46、遊星ギア47、ギア48、2段ギア49、ギア50、ギア51、ギア52を介してピックギア41に伝達される。遊星ギア47は、2段ギア46の回転軸54に回動自在に軸支されたアーム部材55によって軸支されており、2段ギア46の回転方向に応じてギア48に駆動力を伝達したり、断絶したりする。また、2段ギア49、ギア50、ギア51、ギア52、ピックギア41及びピックローラ10は、2段ギア49の回転軸56を中心として回動自在な支持アーム23によってそれぞれ軸支されている。
記録紙Pの搬送は、以下のシーケンスによって実現される。まず、フィードモータ14が一旦矢印F1方向に回転すると、給紙ギア42及び排紙ギア43は、記録紙Pを搬送する副走査方向Aとは逆方向(逆転方向G1)に駆動される。この駆動力は、2段ギア46を介してアーム部材55に伝達され、アーム部材55を矢印H1方向に回動させる。これに伴い、ギア47とギア48とが噛合って、駆動力が2段ギア46からギア47、ギア48、2段ギア49、ギア50、ギア51、ギア52、ピックギア41に順次伝達され、ピックローラ10が正転方向J1に回転駆動され、記録紙Pが副走査方向Aに搬送される。記録紙Pがピックローラ10に送出され、その先端が先端センサ4(図1参照)によって検知されると、制御回路6は所定の回転ステップだけフィードモータ14を矢印F1方向に駆動する。これにより、記録紙Pの先端は、給紙ローラ12に当接する位置に達するが、給紙ローラ12は逆転方向G1に回転しているため、記録紙Pの先端は搬送方向に駆動されることなく給紙ローラ12との当接位置で待機させられる。このとき、記録紙Pはピックローラ10から給紙ローラ12までの間で若干撓んだ状態で待機させられる。仮に、ピックローラ10によって搬送された記録紙Pが斜行している場合であっても、給紙ローラ12の逆転によって、記録紙Pの先端のうち先に給紙ローラ12と当接する部分が待機させられている。従って、記録紙Pの先端が主走査方向Bに若干移動されながら、給紙ローラ12と平行になるように矯正され、記録紙Pの斜行を防止することができる。
こうして記録紙Pの向きを矯正するのに十分な時間が経過した後、制御回路6は、フィードモータ14を矢印F2方向に駆動させる。これに伴い、給紙ギア42及び排紙ギア43は、記録紙Pを搬送する方向(正転方向G2)に駆動され、給紙ローラ12は記録紙Pの搬送を開始する。また、同時にアーム部材55が矢印H2方向に回動され、ギア47とギア48との噛合わせが解かれ、ギア48以下への駆動力の供給が絶たれる。この状態では、ピックローラ10は、記録紙Pの搬送に従ってJ1方向に回転されることになる。
上述のごとく構成されたインクジェットプリンタ1においては、封筒35が給紙トレイ2に装填され、ピックローラ10によって送出された場合であっても、腰の強い端部領域38は、第1小径部26と第2小径部33との間に形成されている隙間tに入り、給紙ローラ12及び押圧ローラ29とは当接しない。これにより、端部領域38が給紙ローラ12、押圧ローラ29によって撥ね返されることがなくなり、封筒35の斜行を防止することができる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ1によれば、鉄製のパイプによって成り、その表面にセラミック塗装が施された給紙ローラ12を用いているので、簡素かつ安価な構造で記録紙Pを搬送することができる。また、給紙ローラ12は、記録紙Pと当接する記録紙駆動部25と、記録紙駆動部25よりも外径が小さい第1小径部26とを有しているので、封筒35が搬送されたとき、その端部領域38と第1小径部26との当接を回避することができる。これにより、腰の強い封筒35の端部領域38が斜行に与える影響を排除することができる。また、記録紙ガイド面37が給紙ローラ12と押圧ローラ29との当接面より給紙ローラ12の側に配置されているので、押圧ローラ29と、記録紙Pの先端との当接を回避して記録紙Pの折れ曲がりを回避することができる。さらに、給紙ローラ12の第1小径部26と押圧ローラ29の第2小径部33は、所定サイズの封筒35の端部領域38に対応する位置において、少なくとも一部が重複して形成され、第1小径部26と第2小径部33との間に隙間tが形成されているので、封筒35の端部領域38と第1小径部26及び第2小径部33との当接が回避され、封筒35の斜行をより一層防止することができる。
また、給紙ローラ12には、第1小径部26から記録紙駆動部25にかけて、外径が漸増するように、Cカット面27が形成されているので、給紙ローラ12の成形時における第1小径部26と記録紙駆動部25との段差部分のばりをなくすことができるので、記録紙Pに損傷を与えることもなく、また、段差部分の急激な落ち込みをなくすことができるので、記録紙Pとしてはがきや薄手の普通紙が使用された場合、記録紙Pの斜行に悪影響を及ぼすこともない。同様に、押圧ローラ29にも、第2小径部33から記録紙押圧部32にかけて、外径が漸増するようにCカット面34が形成されているので、上記と同等の効果を得ることができる。また、記録紙Pの端部が段差部分に引っ掛かって、給紙ローラ12及び押圧ローラ29によって折り曲げられるのを防止することができる。また、ピックローラ10が、先端センサ4が記録紙Pの先端を検知した後、所定の回転数だけ正転方向J1に駆動され、その後、給紙ローラ12が、先端センサ4が記録紙Pの先端を検知した後、所定の回転数だけ逆転方向G1に駆動された後、さらに正転方向G2に駆動されるので、第1小径部26と第2小径部33との間に隙間tが形成された構成と相まって、記録紙Pの斜行をより一層防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、少なくとも記録紙ガイド面37が、給紙ローラ12と押圧ローラ29との当接面より給紙ローラ12の側に配置され、給紙ローラ12が、記録紙Pと当接する記録紙駆動部25と、記録紙駆動部25よりも外径が小さい第1小径部26とを有していればよい。また、本発明は、種々の変形が可能であり、例えば、インクジェットプリンタに限られることなく、レーザビームプリンタ等の画像形成装置にも幅広く適用可能である。また、給紙トレイ2は、記録紙Pを鉛直方向に対して所定の後傾角度の起立姿勢で保持するものに限られることなく、記録紙Pを略水平姿勢で保持するものであっても構わない。
本発明の一実施形態による画像形成装置の一例であるインクジェットプリンタの構成を示す図。 同プリンタにおける給紙トレイ、ピックローラ、給紙ローラ、押圧ローラの構成を示す正面図。 図2におけるZ−Z線断面図。 給紙ローラと押圧ローラとによって、封筒を挟み込んだ状態を示す正面図。 図4におけるY−Y線断面図。 ピックローラ、給紙ローラ、及び排紙ローラを駆動するための駆動ギア列の構成を示す側面図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(画像形成装置)
2 給紙トレイ
3 記録紙搬送機構(記録紙搬送手段)
4 先端センサ(先端検知手段)
5 画像形成部(画像形成手段)
6 制御回路(制御手段)
10 ピックローラ
11 記録紙ガイド部材
12 給紙ローラ
13 排紙ローラ
25 記録紙駆動部
26 第1小径部
29 押圧ローラ
32 記録紙押圧部
33 第2小径部
35 封筒
37 記録紙ガイド面
38 端部領域
P 記録紙

Claims (3)

  1. 所定サイズの封筒を含む各種の記録紙を保持する給紙トレイと、この給紙トレイに保持された記録紙を装置本体の内部に搬送する記録紙搬送手段と、この記録紙搬送手段によって搬送された記録紙の先端を検知する先端検知手段と、この先端検知手段によって先端が検知された後、さらに所定の距離だけ搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、前記先端検知手段から出力された信号に基いて、前記記録紙搬送手段及び画像形成手段の動作を制御する制御手段を備え、
    前記記録紙搬送手段は、前記給紙トレイに対向する位置に設けられ、該給紙トレイに保持された記録紙を装置本体の内部に送出するピックローラと、このピックローラによって送出された記録紙の先端をガイドする記録紙ガイド部材と、前記画像形成部材の上流側に設けられ、前記ピックローラによって送出された記録紙を前記画像形成手段の方向に送出する給紙ローラと、記録紙の送出経路を挟んで給紙ローラと対向する位置に設けられ、記録紙を前記給紙ローラに押圧する押圧ローラと、前記画像形成手段によって画像が形成された記録紙を装置本体の外部に排出する排紙ローラとを有する画像形成装置において、
    記録紙の先端が当接される前記記録紙ガイド部材の記録紙ガイド面は、前記給紙ローラと前記押圧ローラとの当接面より該給紙ローラの側に配置され、
    前記給紙ローラは、鉄製パイプによって形成され、記録紙と当接して記録紙を前記画像形成手段の方向に駆動する記録紙駆動部と、この記録紙駆動部よりも外径が小さい第1小径部とを有し、その表面にはセラミック塗装が施され、
    前記押圧ローラは、記録紙と当接して記録紙を前記給紙ローラに押圧する記録紙押圧部と、この記録紙押圧部よりも外径が小さい第2小径部とを有し、
    前記第1小径部と第2小径部は、所定サイズの封筒の端部領域に対応する位置において、少なくとも一部が重複して形成され、該第1小径部と第2小径部との間に隙間が形成され、
    前記給紙ローラは、前記第1小径部から記録紙駆動部にかけて、外径が漸増するように形成されていると共に、前記押圧ローラは、前記第2小径部から記録紙押圧部にかけて、外径が漸増するように形成されており、
    前記ピックローラは、前記先端検知手段が記録紙の先端を検知した後、所定の回転数だけ正転方向に駆動され、その後、駆動力の供給が絶たれて記録紙によって従動され、
    前記給紙ローラは、前記先端検知手段が記録紙の先端を検知した後、所定の回転数だけ逆転方向に駆動され、その後正転方向に駆動されて記録紙を前記画像形成手段の方向に送出し、
    前記第1小径部と第2小径部との間に形成された隙間により、所定サイズの封筒を搬送する際に、封筒の端部領域と第1小径部及び第2小径部との当接が回避され、記録紙の斜行を防止し得るようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 所定サイズの封筒を含む各種の記録紙を保持する給紙トレイと、この給紙トレイに保持された記録紙を装置本体の内部に搬送する記録紙搬送手段と、この記録紙搬送手段によって搬送された記録紙の先端を検知する先端検知手段と、この先端検知手段によって先端が検知された後、さらに所定の距離だけ搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、前記先端検知手段から出力された信号に基いて、前記記録紙搬送手段及び画像形成手段の動作を制御する制御手段を備え、
    前記記録紙搬送手段は、前記給紙トレイに対向する位置に設けられ、該給紙トレイに保持された記録紙を装置本体の内部に送出するピックローラと、このピックローラによって送出された記録紙の先端をガイドする記録紙ガイド部材と、前記画像形成部材の上流側に設けられ、前記ピックローラによって送出された記録紙を前記画像形成手段の方向に送出する給紙ローラと、記録紙の送出経路を挟んで給紙ローラと対向する位置に設けられ、記録紙を前記給紙ローラに押圧する押圧ローラと、前記画像形成手段によって画像が形成された記録紙を装置本体の外部に排出する排紙ローラとを有する画像形成装置において、
    記録紙の先端が当接される前記記録紙ガイド部材の記録紙ガイド面は、前記給紙ローラと前記押圧ローラとの当接面より該給紙ローラの側に配置され、
    前記給紙ローラは、記録紙と当接して記録紙を前記画像形成手段の方向に駆動する記録紙駆動部と、この記録紙駆動部よりも外径が小さい小径部とを有し、前記小径部は、所定サイズの封筒の端部領域に対応する位置に形成され、前記小径部と押圧ローラとの間に隙間が形成され、
    これにより、所定サイズの封筒を搬送する際に、封筒の端部領域と小径部との当接が回避され、記録紙の斜行を防止し得るようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記押圧ローラは、記録紙と当接して記録紙を前記給紙ローラに押圧する記録紙押圧部と、この記録紙押圧部よりも外径が小さい小径部とを有し、前記給紙ローラの小径部と前記押圧ローラの小径部は、所定サイズの封筒の端部領域に対応する位置において、少なくとも一部が重複して形成され、該給紙ローラの小径部と押圧ローラの小径部との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
JP2005274736A 2005-09-21 2005-09-21 画像形成装置 Withdrawn JP2007084265A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020037551A1 (en) * 2018-08-22 2020-02-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print devices

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