JP2003146455A - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2003146455A
JP2003146455A JP2001350562A JP2001350562A JP2003146455A JP 2003146455 A JP2003146455 A JP 2003146455A JP 2001350562 A JP2001350562 A JP 2001350562A JP 2001350562 A JP2001350562 A JP 2001350562A JP 2003146455 A JP2003146455 A JP 2003146455A
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sheet
feeding
roller
sheets
separation slope
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JP2001350562A
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Masayuki Fukuda
将之 福田
Ryuichi Kojima
児島  隆一
Ryukichi Inoue
隆吉 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離斜面方式において、薄いシートの重送発
生を防止すると共に、厚いシートを確実に給送すること
のできるようにする。 【解決手段】 シート給送装置100は、シートPを収
納する給紙トレイ22と、該給紙トレイ22におけるシ
ート給送方向の下流側に配置されて、送り出されるシー
トを1枚づつ分離する分離斜面21とを有している。こ
の分離斜面21に対し、シート給送方向の上流側と下流
側に夫々離間して2つの給送ローラ1,11が配置され
ていて、該給送ローラ1,11により、給紙トレイ22
に収納されたシートPが給送方向に送り出される。これ
ら2つの給送ローラ1,11のうち、分離斜面21に近
い方の給送ローラ1は、シートPの重送を防ぎながら1
枚ずつ給送を行い、分離斜面21から遠い方の給送ロー
ラ11は、給送ローラ1がさばいたシートPの搬送を補
助する役割を担う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを1枚づつ
分離して給送するシート給送装置と、これを備えた画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の画像形成装置における斜
面分離式のシート給送装置を示している。同図におい
て、シート積載面を持つシート収納手段101のシート
給送方向の先端当接面に分離斜面102が配置されてい
て、この分離斜面102は、積載されたシートに対しθ
の角度を成すように形成されている。積載されたシート
束Sの上方には、歯車を一体に保持した給送ローラ10
3が配置されていて、該給送ローラ103は、支持アー
ム105により回動自在に保持されている。また、この
支持アーム105は、駆動軸104を中心として上下に
回動自在に保持されていて、該駆動軸104には、駆動
ギア106が固定されている。この駆動ギア106の駆
動は、支持アーム105に保持されたアイドラギア10
7a〜107dを介して給送ローラ103に伝達する。
【0003】図10は、給送ローラ103の接触部の拡
大図であり、給送動作時の力の作用を説明する図であ
る。
【0004】以上の構成の下で、シートの給送および画
像形成は以下のように行われる。
【0005】前述した駆動軸104は、図示しない制御
可能な駆動機構より駆動を受けており、これにより給送
動作の起動、停止が制御されている。給送が開始される
と、駆動軸104は図示しない駆動機構により駆動を受
けて回転する。この駆動軸104の回転は、支持アーム
105内のアイドラギア107a〜107dを介して給
送ローラ103に伝達され、該給送ローラ103は回転
を始める。
【0006】この給送ローラ103は、シート積載面上
におかれたシート束Sの中の最上面に位置するシートS
1の上面に圧接されているため、該給送ローラ103が
回動を開始することにより、最上面のシートS1には摩
擦力による給送力Fpが作用する。同時に、シートS1
はその直下にあるシートS2との摩擦力Fs12を、抵
抗力として受ける。ここで、シートS1は、分離斜面1
02から反力R1を受けるが、この反力によりシートS
1が曲げられ、該シートS1は分離斜面102上をその
先端が突き当たったまま曲げられた状態で進行する。前
記シートS2は、その直下にあるシートS3からの摩擦
カFs23を受けて進行せず、これにより重送は通常は
起こらない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例において、給送ローラ103を分離斜面102の近
くに配置すると、給送後のシートが斜面上で撓み難くな
るため、薄いシートの重送には効果的であるが厚いシー
トの給送には適さない。また、給送ローラ103を分離
斜面102から遠くに配置すると、給送後のシートが斜
面上で撓みやすいため厚いシートが給送し易くなるが、
反面、薄いシートの重送も発生し易くなる。
【0008】このように、給送ローラ103と分離斜面
102との位置関係によって様々な問題が生じてくるた
め、最適な給送ローラ103の配置位置を決めるのが困
難であった。
【0009】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、薄いシートの
重送発生を防止すると共に、厚いシートを確実に給送す
ることのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形
成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、シートを収納するシート収
納手段と、該シート収納手段におけるシート給送方向の
下流側に配置され、送り出されるシートを1枚づつ分離
する分離斜面と、を有するシート給送装置において、前
記分離斜面に対しシート給送方向の上流側に夫々離間し
て配置され、前記シート収納手段に収納されたシートを
給送方向に送り出す第1の給送手段及び第2の給送手段
を備えていることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、前記第1の給送手
段及び第2の給送手段は、動力伝達機構を介して駆動軸
に連結され、かつ該駆動軸に一端を回動自在に軸着され
た支持部材の他端側に支持されていることを特徴とす
る。
【0012】請求項3記載の発明は、前記第1の給送手
段及び第2の給送手段の少なくともいずれか一方を選択
する選択手段を有し、該選択された側の給送手段に動力
を伝達可能としたことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、前記第1の給送手
段に動力伝達を開始してから所定時間経過後に、前記第
2の給送手段に動力を伝達する遅延手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、前記動力伝達機構
の動力伝達経路を途中で分岐し、該分岐された動力伝達
経路の夫々の終端側に、前記第1の給送手段又は第2の
給送手段を設けたことを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5のいずれか1項に記載のシート給送装置と、該シー
ト給送装置から送り出されたシートに画像を形成する画
像形成部と、を備えていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。
【0017】図1は、斜面分離式のシート給送装置及び
これを備えた画像形成装置を示している。同図におい
て、シート給送装置100(100A〜100D)は、
シート積載面を持つ給紙トレイ(シート収納手段)22
と、該給紙トレイ22から、記録紙等のシートPを1枚
づつ送り出す後述の給送ローラ1,11と、給紙トレイ
22から送り出されたシートPを搬送する搬送ローラ対
24とを有している。この搬送ローラ対24は、搬送ロ
ーラ24−1と、これに対向配置されて従動回転する搬
送コロ24−2とを有し、これらは図示しない付勢手段
により所定の圧力で接触されている。
【0018】また、給紙トレイ22のシート給送方向の
下流側には、分離斜面21が配置されていて、給紙トレ
イ22に積載されたシートPは、この分離斜面21と給
送ローラ1,11とにより1枚づつ分離されて送り出さ
れる。なお、搬送されるシートPの上面は、上面搬送ガ
イド25によりガイドされ、また、シート下面は下面搬
送ガイド26によりガイドされる。
【0019】画像形成装置110は、前述したシート給
送装置100と画像形成部60とを有し、該画像形成部
60には感光ドラム52が配設されている。この感光ド
ラム52と画像現像手段(図示せず)とは、トナーカー
トリッジ53により一体に保持されていて、感光ドラム
52の上方には、該感光ドラム52に静電潜像を形成す
るレーザースキャナー54が配置されている。
【0020】以上において、給紙トレイ22から送り出
されたシートPは、搬送ローラ対24の回動により、さ
らに給送方向に搬送され、感光ドラム52と転写ローラ
55とのニップ部に送り込まれる。このとき、レーザー
スキャナー54により感光ドラム52上に静電潜像が形
成され、該静電潜像は、トナーカートリッジ53内でト
ナー画像に現像され、このトナー画像が、転写ローラ5
5によりシートPに転写される。転写されたトナー画像
は、定着器56によりシートPに定着される。更に、定
着後のシートPは、排紙ローラ対57と排紙ローラ対5
8とにより搬送されて、画像形成装置外へ排出され、該
排出されたシートPは排紙トレイ59上に積載される。
【0021】〔第1の実施の形態〕まず、給送ローラ
1,11の駆動系を夫々独立にしたシート給送装置10
0Aについて説明する。
【0022】図2及び図3において、シートPが積載収
納された給紙トレイ(シート収納手段)22には、シー
ト給送方向の下流端に、シートPを1枚づつ送り出すた
めの分離斜面21が配置されている。この分離斜面21
に対向する前面側には、搬送ガイド23が配置され、該
搬送ガイド23のシート搬送方向の下流側には搬送ロー
ラ対24が設けられている。また、給紙トレイ22の上
方で、かつ前記分離斜面21に対しシート搬送方向の上
流側に離間した位置には、前後に所定間隔を隔てて、不
図示の駆動装置に連結された駆動軸3,13が、シート
搬送方向と略直交方向に並列配置されている。
【0023】そして、一方の駆動軸3には、駆動ギア4
が一体的に固定されていて、該駆動ギア4が回転するこ
とで、これに隣接配置された複数個のアイドラギア(4
個)からなるギア列(動力伝達機構)に順次動力が伝達
され、更に、ローラギア9に駆動力の伝達が行われる。
前記ギア列は、互いに噛合するアイドラギア5〜8を有
し、最初のアイドラギア5は駆動ギア4に噛合し、ま
た、最後のアイドラギア8はローラギア9に噛合してい
る。そして、ローラギア9に伝達された動力は、該ロー
ラギア9と一体の給紙軸10を介して給送ローラ1(第
1の給送手段)に伝達され、該給送ローラ1が図3の時
計回りに回転することで、給紙トレイ22に積載された
シートPが最上部から1枚ずつ給送される。なお、前述
したギア列は、支持アーム(支持部材)2により駆動軸
3を中心として上下に揺動自在に保持されている。
【0024】同様に、他方の駆動軸13には、駆動ギア
14が一体的に固定されていて、該駆動ギア14が回転
することで、これに隣接配置された複数個のアイドラギ
ア(4個)からなるギア列(動力伝達機構)に順次動力
が伝達され、更に、ローラギア19に駆動力の伝達が行
われる。前記ギア列は、互いに噛合するアイドラギア1
5〜18を有し、最初のアイドラギア15は駆動ギア1
4に噛合し、また、最後のアイドラギア18はローラギ
ア19に噛合している。そして、ローラギア19に伝達
された動力は、該ローラギア19と一体の給紙軸20を
介して給送ローラ(第2の給送手段)11に伝達され、
該給送ローラ11が図3の時計回りに回転することで、
給紙トレイ22に積載されたシートPが最上部から1枚
ずつ給送される。なお、前述したギア列は、支持アーム
(支持部材)12により駆動軸13を中心として上下に
揺動自在に保持されている。
【0025】ここで、シート給送時における給送ローラ
1,11の動作について説明する。
【0026】図示しない独立した駆動装置から、駆動軸
3,13に略同時に動力が付与されると、給送ローラ
1,11は略同時にシート給送動作を開始する。このと
き、薄紙等の腰(剛性)の弱いシートを給送する場合、
分離斜面21に近い方の給送ローラ1が、シートPの重
送を防ぎながら1枚ずつ給送を行うと共に、分離斜面2
1から遠い方の給送ローラ11は、給送ローラ1がさば
いたシートPの搬送を補助する役割を担う。
【0027】また、厚紙等の剛性の大きなシートPを給
送する場合、分離斜面21に近い方の給送ローラ1のみ
では、シートPの撓みが小さく、該給送ローラ1がシー
トPに食い込むことでロックしてしまうおそれがある。
しかし、このとき、分離斜面21から遠くにある給送ロ
ーラ11が後方から該シートPを給送することにより、
給送ローラ1の食い込みを防ぐことで給送可能な状態と
なる。そして、この場合、給送ローラ1の初期圧を低く
設定しておくことで、厚いシートを撓み易くし、安定し
た給送を可能にすることができる。
【0028】更に、前述したギア列は、支持アーム2,
12により駆動軸3,13を中心として上下に揺動自在
に保持されており、給送されるシートPの撓みに付随し
て給送ローラ1,11が持ち上げられる構成となってい
るので、シートPにストレスを加えずに給送することが
できる。
【0029】なお、本実施の形態では、駆動軸3,13
の動力をギヤ連結機構により、給送ローラ1,11に伝
達する構成について説明したが、これに限らず、例えば
ベルト伝動機構により動力を伝達する構成であっても良
い。
【0030】次に、給送ローラ1,11の駆動系を1系
統にしたシート給送装置100Bについて説明する。
【0031】図4及び図5において、駆動軸3には駆動
ギア27が一体的に固定されていて、該駆動ギア27が
回転することで、隣接する複数個のアイドラギア(4
個)からなるギア列に順次動力が伝達され、更に、ロー
ラギア32に駆動伝達が行われる。前記ギア列は、互い
に噛合するアイドラギア28〜31を有し、最初のアイ
ドラギア28は駆動ギア27に噛合し、また、最後のア
イドラギア31はローラギア32に噛合している。そし
て、ローラギア32に伝達された動力は、該ローラギア
32と一体の給紙軸10を介して給送ローラ1に伝達さ
れ、該給送ローラ1が図5の時計回りに回転すること
で、給紙トレイ22に積載されたシートPが最上部から
1枚ずつ給送される。
【0032】また、中間のアイドラギア29には、前記
と別系統のアイドラギア33も噛合されており、該アイ
ドラギア33からアイドラギア34に、更に該アイドラ
ギア34からローラギア35へと駆動力が伝達される。
そして、ローラギア35に伝達された動力は、該ローラ
ギア35と一体の給紙軸20を介して給送ローラ11に
伝達され、該給送ローラ11が図5の時計回りに回転す
ることで、給送ローラ1と同様、給紙トレイ22に積載
されたシートPが最上部から1枚ずつ給送される。
【0033】このとき、給送ローラ1と給送ローラ11
とは、略同時に同方向へ回転するように、前記中間のア
イドラギア29に夫々噛合う2系統のアイドラギアの数
が同数(2個)に設定されている。また、前述した一連
の2系統のギア列は、シート幅方向に左右1対として配
置された支持アーム26により、駆動軸3を中心として
上下に揺動自在に保持されている。
【0034】本実施の形態によれば、給送ローラ1,1
1の駆動装置が1つとなり、動力伝達経路も簡素化でき
るため、小型で安価なシート給送装置100Bを得るこ
とができる。
【0035】更に、給送ローラ1,11の駆動系を1つ
としたシート給送装置100Cについて説明する。
【0036】図6及び図7において、駆動ギア14から
ローラギア19までの駆動伝達は、図2及び図3に示し
た場合と同様であるため、その説明は省略する。本実施
の形態では、ローラギア19から駆動を受けた給送ロー
ラ11は、図7の時計回りに回転するが、このときアイ
ドラギア37〜39、及びローラギア9を介して給送ロ
ーラ1も時計回りに回転を始める。
【0037】そして、分離斜面21に対し、シート給送
方向の上流側と下流側の異なる位置に配置された2個の
給送ローラ1,11は、不図示の駆動装置から動力が伝
達されると、前述した複数個のアイドラからなるギア列
を介して、略同時に同方向へ回転を開始する。
【0038】本実施の形態において、給送ローラ1,1
1を、分離斜面21に対しシート給送方向の異なる位置
に配置したため、図2及び図3の説明で述べたと同様
に、薄紙等の腰(剛性)の弱いシートを給送する場合、
分離斜面21に近い方の給送ローラ1が、シートPの重
送を防ぎながら1枚ずつ給送を行うと共に、分離斜面2
1から遠い方の給送ローラ11は、給送ローラ1がさば
いたシートPの搬送を補助する役割を担う。また、厚紙
等の剛性の大きなシートPを給送する場合、分離斜面2
1から遠くにある給送ローラ11が後方から該シートP
を給送することにより、給送ローラ1の食い込みを防ぐ
ことで給送可能な状態となる。
【0039】本実施の形態では、給送ローラ1,11の
駆動系を1つにしたことによって、単一のモータによる
制御が可能となり、部品点数も減少するため、製造コス
トを抑制することが可能となる。
【0040】〔第2の実施の形態〕本実施の形態では、
シートの種類に対応して、まず第1及び第2の給送ロー
ラ1,11のいずれか一方を選択し、この選択した一方
の給送ローラによりシートを給送する場合のシート給送
装置100Dについて説明する。
【0041】第1及び第2の給送ローラ1,11のいず
れかを選択する方法としては、図8に示すように、例え
ば使用するシートPの種類に応じてユーザーが手動で選
択手段50を選択操作し、第1及び第2の給送ローラ
1,11のいずれか一方を選択する方法と、センサ等に
よりシートPの種類を自動的に検知し、該検知信号に基
づき選択手段50にて、第1及び第2の給送ローラ1,
11のいずれかを自動的に選択する方法等が考えられ
る。
【0042】図8は、センサからの検知信号に基づき、
第1及び第2の給送ローラ1,11を自動的に選択する
場合の実施の形態を示している。すなわち、この実施の
形態では、第1の給送ローラ1の近傍に、回転自在に保
持されたセンサーフラグ40を設け、該センサーフラグ
40の一端は、分離斜面21のシート幅方向の略中央部
に形成された穴21aに貫通しており、他端は支持アー
ム2に取り付けられたフォトセンサー41内に収容され
ている。このフォトセンサー41は選択手段50に接続
されていて、該フォトセンサー41の検知信号はフォト
センサー41に入力されるようになっている。
【0043】この場合、まず第1の給送ローラ1が選択
されるようになっていて、該第1の給送ローラ1による
シートPの給送開始後、該シートPがセンサーフラグ4
0を押し上げることで、フォトセンサー41の光路が切
断されると共に、シートPが分離斜面21を通過し、該
シートPの通過後に、センサーフラグ40がフォトセン
サー41内に再び収まると、選択手段50にてシートP
の給送完了と判断される。
【0044】ところで、厚紙等の剛性の大きなシートP
を給送する場合、前述したように、分離斜面21に近い
方の給送ローラ1がシートPに食い込んでロックしてし
まうと、フォトセンサー41の切/入信号が選択手段5
0に送られないことになる。そこで、この場合は、選択
手段50において給送不良と判断され、給送ローラ1へ
の駆動伝達を続行すると共に、該選択手段50にて、直
ちに第2の給送ローラ11への駆動伝達を開始する制御
が行われる。
【0045】このように、本実施の形態によれば、一旦
は給送不良となったシートPも、自動的に第2の給送ロ
ーラ11により給送されることになる。また、例えば給
送ローラ1,11の駆動を、予めシートPの種類によっ
て使い分けることにより、給送可能なレンジ幅を広げる
ことができる。
【0046】〔第3の実施の形態〕本実施の形態では、
分離斜面21からシート給送方向の上流側に夫々設けら
れた2つの給送ローラ1,11に対し、時間的にその給
送タイミングをずらすようにしたシート給送装置100
Aについて説明する。尚、図は第1の実施の形態で使用
した図2及び図3を用いる。
【0047】すなわち、図示しない駆動装置から、まず
給送ローラ1に動力が伝達された後、タイマ(遅延手
段)51による一定時間経過後に、給送ローラ11にも
動力を伝達する。これにより、シート給送開始時は、分
離斜面21に近い方の給送ローラ1のみが動作している
ので、薄いシートは1枚ずつ確実にさばかれながら給送
動作が開始される。次いで、給送ローラ1に動力が伝達
されてから一定時間経過後、分離斜面21から遠い方の
給送ローラ11に動力が伝達されて動作を開始すること
で、該給送ローラ11は、給送ローラ1の給送動作に対
して補助的な役目を果たし、より給送力の高い給送が行
われる。
【0048】また、厚いシートを給送する場合には、分
離斜面21に近い方の給送ローラ1を先に動作させるこ
とで、シートPの先端部が分離斜面21との間で撓みき
れずに突っかかってしまうおそれがあるが、給送ローラ
1のみで給送しきれない場合であっても、例えば、該給
送ローラ1にトルクリミッターを組み込むことで、一定
トルク以上になると給送ローラ1は空転する。そして、
それから一定時間経過後、不図示の駆動装置を制御し
て、分離斜面21から遠くにある給送ローラ11を駆動
させるようにすることで、厚いシートを撓ませながら確
実に給送する。これによって、薄いシートから厚いシー
トまで幅広いメディアヘの対応が可能となる。
【0049】なお、この場合の具体的な制御方法として
は、前述のように、タイマー51を第2の給送ローラ1
1側に取り付けて、第1の給送ローラ1が駆動されてか
ら所定時間経過後に、該第2の給送ローラ11を駆動す
るようにした時間差駆動制御する方法の他、2つの給送
ローラ1,11を2個のモータによって夫々独立に駆動
制御する方法が考えられる。更に、第1と第2の給送ロ
ーラ1,11を1つの駆動装置で駆動すると共に、該駆
動装置と第2の給送ローラ11との間にソレノイドやク
ラッチ等を配置し、第1の給送ローラ1が駆動されてか
ら所定時間までは第2の給送ローラ11には動力が伝達
されないようにし、所定時間経過後に、前記クラッチ等
を接続して第2の給送ローラ11を駆動するような制御
が考えられる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分離斜面に対しシート給送方向の上流側に夫々離間して
配置された第1の給送手段及び第2の給送手段を備えて
いることにより、薄いシートの重送を防止することがで
きると共に、厚いシートの給送不良を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート給送装置を備えた画像形成
装置の断面図である。
【図2】第1の実施形態に係るシート給送装置(駆動2
系統)の概略構成の平面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】第1の実施形態に係るシート給送装置(駆動1
系統)の概略構成の平面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】第1の実施形態に係るシート給送装置(駆動1
系統)の概略構成の平面図である。
【図7】同上の側面図である。
【図8】第2の実施形態に係るシート給送装置の給送概
略構成の側面図である。
【図9】従来例におけるシート給送装置の側面図であ
る。
【図10】同上の要部を拡大し、シート給送時の力の作
用を示した側面図である。
【符号の説明】
1 給送ローラ(第1の給送手段) 11 給送ローラ(第2の給送手段) 2,12,26,36 支持アーム(支持部材) 3,13 駆動軸 4,14,27 駆動ギア 5,6,7,8 アイドラギア(動力伝達機構) 9,19,32,35 ローラギア(動力伝達機
構) 10,20 給紙軸 15,16,17,18 アイドラギア(動力伝達
機構) 21 分離斜面 22 給紙トレイ(シート収納手段) 23 搬送ガイド 24 搬送ローラ対 28,29,30,31 アイドラギア(動力伝達
機構) 33,34 アイドラギア(動力伝達機構) 37,38,39 アイドラギア(動力伝達機構) 40 センサーフラグ 41 フォトセンサー 50 選択手段 51 タイマ(遅延手段) P シート 52 感光ドラム 60 画像形成部 100,100A,100B,100C,100D
シート給送装置 110 画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 隆吉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB01 FC01 FC03 GA01 GB01 GC01 GD01 JA18 JD08 KB05 LA04 LA15 LA16 LC19 LD24 LD28 MC22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを収納するシート収納手段と、該
    シート収納手段におけるシート給送方向の下流側に配置
    され、送り出されるシートを1枚づつ分離する分離斜面
    と、を有するシート給送装置において、 前記分離斜面に対しシート給送方向の上流側に夫々離間
    して配置され、前記シート収納手段に収納されたシート
    を給送方向に送り出す第1の給送手段及び第2の給送手
    段を備えている、 ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の給送手段及び第2の給送手段
    は、動力伝達機構を介して駆動軸に連結され、かつ該駆
    動軸に一端を回動自在に軸着された支持部材の他端側に
    支持されていることを特徴とする請求項1に記載のシー
    ト給送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の給送手段及び第2の給送手段
    の少なくともいずれか一方を選択する選択手段を有し、
    該選択された側の給送手段に動力を伝達可能としたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の給送手段に動力伝達を開始し
    てから所定時間経過後に、前記第2の給送手段に動力を
    伝達する遅延手段を備えていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記動力伝達機構の動力伝達経路を途中
    で分岐し、該分岐された動力伝達経路の夫々の終端側
    に、前記第1の給送手段又は第2の給送手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載のシート給送装置と、該シート給送装置から送り出
    されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えて
    いることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7600745B2 (en) 2007-06-26 2009-10-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording-sheet supplying apparatus and image recording apparatus
US7614621B2 (en) * 2005-12-26 2009-11-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Feeding apparatus and image recording apparatus
US7722030B2 (en) 2006-12-26 2010-05-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feeder

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