JP2008162427A - サイドメンバの補強構造 - Google Patents

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JP2008162427A JP2006354576A JP2006354576A JP2008162427A JP 2008162427 A JP2008162427 A JP 2008162427A JP 2006354576 A JP2006354576 A JP 2006354576A JP 2006354576 A JP2006354576 A JP 2006354576A JP 2008162427 A JP2008162427 A JP 2008162427A
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Akira Tanahashi
朗 棚橋
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Abstract

【課題】 必要強度を確保しながら、錆の発生に起因した接合強度の脆弱化を効果的に防止することができるサイドメンバの補強構造を提供する。
【解決手段】 サイドメンバ1の側壁2及びリインホースメント5の側壁6のそれぞれに、サイドメンバ1又はリインホースメント5の内部空間A,Bにおける開放側空間部分Aa,Baの断面積よりも反開放側空間部分Ab,Bbの断面積を小さくする段差部2A,6Aを設け、それらの段差部2A,6Aの形成位置を、サイドメンバ1の段差部2Aとリインホースメント5の段差部6Aとの間に、サイドメンバ1の側壁2とリインホースメント5の側壁6との溶接を可能にする重合部8が形成されるように設定してある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、断面形状が凹形状で車両の前後方向に延びるサイドメンバと、断面形状が凹形状で前記サイドメンバの内部に配置されるリインホースメントとを備え、前記サイドメンバにおいて対向する一対の側壁と、前記リインホースメントにおいて対向する一対の側壁とを溶接して、前記サイドメンバを補強するように構成してあるサイドメンバの補強構造に関する。
サイドメンバの補強構造としては、断面形状が略ハット状で底壁に上方に向けて突出するビートが形成されたサイドメンバの内部に、バルクヘッド(リインホースメントに相当)を配備し、サイドメンバの両側壁及びビートとバルクヘッドの両側壁及び底面とをスポット溶接することで、サイドメンバを補強するように構成したものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2005−132124号公報(段落番号0011、0014,図1〜6)
上記のような補強構造では、必要強度を確保するために、サイドメンバの両側壁とバルクヘッドの両側壁との接触面積や、サイドメンバのビートとバルクヘッドの底面との接触面積を大きくする必要が生じるが、接触面積を大きくすると、電着塗装工程において電着塗装液が接触面の全域に行き渡り難くなる虞が高くなり、接合面において電着塗装液の行き渡らない箇所が発生した場合には、錆が発生して接合強度の脆弱化を招く虞がある。
本発明の目的は、必要強度を確保しながら、錆の発生に起因した接合強度の脆弱化を効果的に防止することができるサイドメンバの補強構造を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明では、断面形状が凹形状で車両の前後方向に延びるサイドメンバと、断面形状が凹形状で前記サイドメンバの内部に配置されるリインホースメントとを備え、前記サイドメンバにおいて対向する一対の側壁と、前記リインホースメントにおいて対向する一対の側壁とを溶接して、前記サイドメンバを補強するように構成してあるサイドメンバの補強構造において、前記サイドメンバの前記側壁及び前記リインホースメントの前記側壁のそれぞれに、前記サイドメンバ又は前記リインホースメントの内部空間における開放側空間部分の断面積よりも反開放側空間部分の断面積を小さくする段差部を設け、それらの前記段差部の形成位置を、前記サイドメンバの前記段差部と前記リインホースメントの前記段差部との間に、前記サイドメンバの前記側壁と前記リインホースメントの前記側壁との溶接を可能にする重合部が形成されるように設定してあることを特徴とする。
この特徴構成によると、サイドメンバの側壁とリインホースメントの側壁との重合部を溶接した後、それらの開放側を閉塞すれば、複数の閉断面を有する閉断面構造とすることができ、サイドメンバの強度を効果的に高めることができる。
そして、この強度アップが、複数の閉断面を有する閉断面構造によるものであることから、サイドメンバとリインホースメントとの溶接箇所である重合部としては、それらの溶接を可能にする程度の小さい重合面積を有するものとすればよく、これによって、重合面の全域に電着塗装液が行き渡り易くなり、電着塗装液の塗布不良に起因した錆の発生を効果的に防止することができる。
しかも、サイドメンバ及びリインホースメントの各段差部は、サイドメンバ又はリインホースメントの内部空間における開放側空間部分の断面積よりも反開放側空間部の断面積を小さくする、言い換えると、対向する側壁における開放側の離間距離よりも反開放側(閉塞側)の離間距離を小さくするものであることから、サイドメンバとリインホースメントとのそれぞれをプレス成形によって簡単に形成することができる。
従って、成形性の低下を招くことなく必要強度を確保しながら、電着塗装液の塗布不良による錆の発生に起因した接合強度の脆弱化を効果的に防止することができる。
以下、図面を参照しながら本発明にかかるサイドメンバ1の補強構造について説明する。
図1は車両の前後方向に延びるサイドメンバ1の補強構造を示す要部の分解斜視図であり、図2はサイドメンバ1の補強構造を示す要部の縦断正面図であり、これらの図面で示されているように、サイドメンバ1は、対向する左右一対の側壁2、それらの側壁2にわたる底壁3、及び、各側壁2の上端から左右外方に向けて延出するフランジ4、などを備える断面凹形状にプレス成形され、その内部にリインホースメント5が配備されている。
リインホースメント5は、対向する左右一対の側壁6や、それらの側壁6にわたる底壁7などを備える断面凹形状にプレス成形されている。
サイドメンバ1の各側壁2には、サイドメンバ1の内部空間Aにおける開放側空間部分Aaの断面積よりも反開放側空間部Abの断面積を小さくする段差部2Aが形成されている。
つまり、サイドメンバ1の各側壁2は、左右向きの段差部2Aと、段差部2Aの外端から上方に向けて延出する上壁部2Bと、段差部2Aの内端から下方に向けて延出する下壁部2Cとを有する断面クランク形状に屈曲形成されている。
リインホースメント5の各側壁6には、リインホースメント5の内部空間Bにおける開放側空間部分Baの断面積よりも反開放側空間部Bbの断面積を小さくする段差部6Aが形成されている。
つまり、リインホースメント5の各側壁6は、左右向きの段差部6Aと、段差部6Aの外端から上方に向けて延出する上壁部6Bと、段差部6Aの内端から下方に向けて延出する下壁部6Cとを有する断面クランク形状に屈曲形成されている。
サイドメンバ1とリインホースメント5の各段差部2A,6Aは、サイドメンバ1の内部にリインホースメント5を配備した状態において、それらの段差部2A,6Aの間に、対向するサイドメンバ1の側壁2とリインホースメント5の側壁6との溶接を可能にする重合部8が形成されるように、それらの形成位置が設定されている。
上記の構成から、サイドメンバ1の内部における所定位置にリインホースメント5を配備すると、対応するサイドメンバ1の側壁2とリインホースメント5の側壁6とが対向し、対向する側壁2,6の上壁部2B,6B同士及び下壁部2C,6C同士の間にそれぞれ隙間9,10が形成されるとともに、サイドメンバ1における下壁部2Cの上端部分と、リインホースメント5における上壁部6Bの下端部分とが重なり合って重合部8が形成されることになる。
そして、各重合部8をスポット溶接し、その後、サイドメンバ1の各フランジ4をフロアパネル11にスポット溶接すると、フロアパネル11の左右両側部において、4つの閉断面C1〜C4を有する閉断面構造を構成することができ、これによって、サイドメンバ1を効果的に補強することができ、必要強度を確保することができる。
又、上記の閉断面構造で必要強度を確保することから、サイドメンバ1とリインホースメント6との溶接箇所である重合部8の上下方向での重合長さを、サイドメンバ1の側壁2とリインホースメント5の側壁6との溶接を可能にする程度の短い長さに設定することができ、これによって、電着塗装工程において電着塗装液が重合面の全域に行き渡り易くなり、電着塗装液の塗布不良に起因した錆の発生を効果的に防止することができ、錆の発生に起因した接合強度の脆弱化を効果的に防止することができる。
しかも、サイドメンバ1の各段差部2Aは、対向する左右の側壁2において、下壁部2C同士の離間距離よりも上壁部2B同士の離間距離を大きくするものであり、又、リインホースメント5の各段差部6Aは、対向する左右の側壁6において、下壁部6C同士の離間距離よりも上壁部6B同士の離間距離を大きくするものであることから、各段差部2A,6Aを備えることによるサイドメンバ1及びリインホースメント5の成形性の低下を回避することができる。
〔別実施形態〕
〔1〕段差部2A,6Aを、サイドメンバ1及びリインホースメント5のそれぞれにおいて対向する一対の側壁2,6に、形成位置を異ならせた状態で形成するようにしてもよい。
〔2〕サイドメンバ1及びリインホースメント5の各側壁2,6に複数段の段差部2A,6Aを形成するようにしてもよい。
〔3〕段差部2A,6Aを、サイドメンバ1及びリインホースメント5の各側壁2,6に、サイドメンバ1及びリインホースメント5の長手方向に沿って間欠的に形成するようにしてもよい。
〔4〕サイドメンバ1の底壁3とリインホースメント5の底壁7とのいずれか一方又は双方に、対向する底面3,7に向けて突出する突条を形成するようにしてもよい。
〔5〕リインホースメント5に、各側壁6の上端から左右外方に向けて延出するフランジを備えるようにしてもよい。
〔6〕サイドメンバ1及びリインホースメント5としては、それらの左右一側方が開放される姿勢で配備されるとともに、その開放側がフロアパネル11以外のパネルで閉塞されるものであってもよい。
サイドメンバの補強構造を示す要部の分解斜視図 サイドメンバの補強構造を示す縦断正面図
符号の説明
1 サイドメンバ
2 側壁(サイドメンバ)
2A 段差部(サイドメンバ)
5 リインホースメント
6 側壁(リインホースメント)
6A 段差部(リインホースメント)
8 重合部
A 内部空間(サイドメンバ)
Aa 開放側空間部分(サイドメンバ)
Ab 反開放側空間部分(サイドメンバ)
B 内部空間(リインホースメント)
Ba 開放側空間部分(リインホースメント)
Bb 反開放側空間部分(リインホースメント)

Claims (1)

  1. 断面形状が凹形状で車両の前後方向に延びるサイドメンバと、断面形状が凹形状で前記サイドメンバの内部に配置されるリインホースメントとを備え、
    前記サイドメンバにおいて対向する一対の側壁と、前記リインホースメントにおいて対向する一対の側壁とを溶接して、前記サイドメンバを補強するように構成してあるサイドメンバの補強構造であって、
    前記サイドメンバの前記側壁及び前記リインホースメントの前記側壁のそれぞれに、前記サイドメンバ又は前記リインホースメントの内部空間における開放側空間部分の断面積よりも反開放側空間部分の断面積を小さくする段差部を設け、
    それらの前記段差部の形成位置を、前記サイドメンバの前記段差部と前記リインホースメントの前記段差部との間に、前記サイドメンバの前記側壁と前記リインホースメントの前記側壁との溶接を可能にする重合部が形成されるように設定してあることを特徴とするサイドメンバの補強構造。
JP2006354576A 2006-12-28 2006-12-28 サイドメンバの補強構造 Pending JP2008162427A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022038842A1 (ja) * 2020-08-18 2022-02-24 Jfeスチール株式会社 自動車用衝突エネルギー吸収部品、該自動車用衝突エネルギー吸収部品の製造方法
WO2022074875A1 (ja) * 2020-10-06 2022-04-14 Jfeスチール株式会社 自動車用衝突エネルギー吸収部品を有する車体の製造方法

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