JP2008160757A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の冶具を用いることなく、光学ローパスフィルタなどの光学フィルタを撮像素子に対して精度よく位置決めして固定することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像素子1が搭載された回路基板20に、電気的ノイズから遮蔽するためのシールドケース30を搭載する。シールドケース30には、外部の光を撮像素子1へ導くための開口を形成し、この開口に光学フィルタ10を嵌合させることによって撮像素子1に対する光学フィルタ10の位置決めを行う構成とする。また、シールドケース30には、開口の縁部分を撮像素子1側へ屈曲させた屈曲部34を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像素子へ入射する光の光路上に配される光学フィルタ及び電気的ノイズを遮蔽するシールドケースを備える撮像装置に関する。
従来、車両のバンパー近傍又はサイドミラー等に撮像装置を搭載して車両周辺の撮像を行い、車両の運転席近傍に設けられたディスプレイに撮像した画像を表示するシステムが普及している。これらの撮像装置は、車両の美観を損なうことがないように、できるだけ小型であることが望まれる。また、車両に搭載された他の電子機器から放射されるノイズの影響を可能な限り低減して品質の高い画像を撮像することが望まれる。
図5は、従来の撮像装置の構成を示す模式的断面図である。図において1は撮像素子であり、略矩形の板状をなすパッケージ3にCCDチップ2が封入され、パッケージ3の一面に透光性のフェイスガラス4が設けられてCCDチップ2へ光を透過させることができるようにしてある。また、パッケージ3の反対面又は側面には複数の脚状の接続端子5が設けてあり、接続端子5を回路基板20にはんだ付けして撮像素子1を回路基板20に搭載するようにしてある。撮像素子1のフェイスガラス4には、光学ローパスフィルタ11及び赤外線カットフィルタ12を積層した構成の光学フィルタ10が接着剤などにより接着してあり、図示しないレンズを通して撮像素子1に入射する光の波長などを調整するようにしてある。
また、回路基板20には撮像素子1の他にもDSP、抵抗又はコンデンサ等の複数の電子部品(図示は省略する)が搭載してあり、撮像装置は回路基板20に搭載された撮像素子及びその他の電子部品を電気的ノイズから遮蔽するためのシールドケース130を備えている。シールドケース130は、天面及び周面を有する筐状をなしており、回路基板20の撮像素子1が搭載された面を覆うように、回路基板20の側部に周面が係合された状態でねじ止め又は接着等の方法で固定されている。回路基板20に搭載された撮像素子1及びその他の電子部品はシールドケース130内に収容され、シールドケース130により外部と遮蔽されるようにしてある。また、シールドケース130の天面には、図示しないレンズから撮像素子1へ集光される光を通過させるための開口が形成してある。
撮像素子1のCCDチップ2には、受光した光に応じて電荷を蓄積する多数の受光素子(画素)がマトリクス状に並設してあり、各画素が蓄積した電荷の量に応じたデジタルデータを画像データとして取得することができる。撮像素子1により撮像できる被写体の最小サイズは、画素の感光部の大きさ(画素サイズ)及び画素間の間隔(画素ピッチ)により決定される。光学フィルタ10の光学ローパスフィルタ11は、この最小サイズより小さな被写体の像をぼかして撮像素子1へ結像させることにより、撮像素子1にてこの被写体を撮像可能とするものである。また、赤外線カットフィルタ12は、撮像素子1へ入射する赤外線を除去するものである。
特許文献1においては、遮光カバーに光学フィルタを収容する収容開口部を形成すると共に、収容開口部の内周に当接部及び係合凸部を形成し、光学フィルタを収容開口部に押し込んで遮光カバーに光学フィルタを収容し、CCD素子の前方に配されるレンズホルダに遮光カバーを固定する構成とすることにより、光学フィルタをがたつきなく低コストで撮像装置に取り付けることができる光学フィルタ保持装置が提案されている。
特開2005−309051号公報
撮像装置に備えられる光学フィルタ10の赤外線カットフィルタ12は、撮像素子1に対する搭載位置について高い位置精度は要求されず、少なくともCCDチップ2の画素が配設された領域が覆われていればよい。しかし、光学フィルタ10の光学ローパスフィルタ11は、CCDチップ2に並設された複数の画素の並び方向に対して搭載位置に高い位置精度が要求されるため、従来では、撮像装置の組立工程にて、光学フィルタ10を撮像素子1に接着する際に高精度の位置決め用の冶具を使用する必要があった。また、光学フィルタ10の撮像素子1に対する搭載位置にズレが生じている場合には、組立工程にてシールドケース130を回路基板20に取り付ける際に、光学フィルタ10とシールドケース130とが干渉し、シールドケース130を回路基板20に取り付けることができない虞があった。
特許文献1に記載の光学フィルタ保持装置においては、遮光カバーに形成された収容開口部に光学フィルタを収容するのみで簡単に光学フィルタを撮像装置に取り付けることができるが、遮光カバーをレンズホルダに固定する構成であり、CCD素子に対して直接的に接着する構成ではないため、遮光カバー及びレンズホルダ等のCCD素子に対する固定位置について高い精度が要求されると共に、撮像装置の組み立て後に外部からの衝撃で遮光カバー及びレンズホルダ等の固定位置にズレが生じ、光学フィルタの機能が低下する虞がある。よって、光学ローパスフィルタのように搭載位置に高い位置精度が要求される光学フィルタの保持には適用し難い。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、シールドケースに形成された撮像素子へ入射する光を通過させるための開口を利用し、この開口に光学フィルタの側面部を当接させて撮像素子に対する光学フィルタの位置決めを行う構成とすることにより、簡単且つ精度よく撮像素子に対する位置決めを行うことができる撮像装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、シールドケースの開口の形状を、光学フィルタに外嵌する形状とすることにより、光学フィルタの位置決めを確実に行うことができ、光学フィルタの搭載位置にズレが生じることがない撮像装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、光学フィルタを撮像素子に接着する構成とすることにより、光学フィルタを撮像素子上に搭載した後に、光学フィルタの搭載位置にズレが生じることがない撮像装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、シールドケースの開口の縁部分を撮像素子側へ屈曲させる構成とすることにより、開口の縁部分と光学フィルタの側面部との当接面積が増し、光学フィルタの位置決めが行い易い撮像装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、レンズによって撮像素子上に結像される被写体映像の空間的周期が撮像素子の画素間隔より短い場合に、撮像素子の画素間隔などから決定される特定の空間周波数より高い成分をカットする光学ローパスフィルタを含む光学フィルタを搭載する構成とすることにより、偽色などのない適切な映像信号を出力することができる撮像装置を提供することにある。
第1発明に係る撮像装置は、回路基板に搭載された撮像素子と、該撮像素子へ入射する光の光路上に配される光学フィルタと、前記撮像素子を覆うように前記回路基板に設けられ、前記撮像素子を電気的ノイズから遮蔽するシールドケースとを備える撮像装置において、前記シールドケースは、前記撮像素子への光を通過させると共に、前記光学フィルタの側面部に当接して前記撮像素子に対する前記光学フィルタの位置決めを行う開口を有することを特徴とする。
本発明においては、撮像装置に、撮像素子へ入射する光の光路上に光学フィルタを配し、回路基板に搭載された撮像素子などの電子部品を電気的ノイズから遮蔽するシールドケースを設ける。シールドケースには撮像素子へ光を通過させる開口を形成する必要があるが、この開口に光学フィルタの側面部を当接させて光学フィルタの位置決めを行う構成とする。これにより、撮像装置を組み立てる際に、光学フィルタを位置決めするための専用の冶具を用いる必要がなく、光学フィルタの撮像素子への搭載を容易に行うことができる。
また、第2発明に係る撮像装置は、前記シールドケースの開口が、前記光学フィルタに外嵌する形状にしてあることを特徴とする。
本発明においては、シールドケースの開口の形状を、光学フィルタに外嵌する形状とする。これにより、光学フィルタを搭載する際に、光学フィルタの搭載位置にズレが生じることはなく、光学フィルタの位置決めを確実に行うことができる。
また、第3発明に係る撮像装置は、前記光学フィルタが、前記撮像素子に接着するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、光学フィルタを撮像素子に接着して固定することにより、光学フィルタを搭載する。光学フィルタを撮像素子に対して位置決めした後に確実に固定することができるため、撮像装置の組み立て完了後に外部からの衝撃などで光学フィルタの搭載位置にズレが生じることがない。
また、第4発明に係る撮像装置は、前記シールドケースが、前記開口の縁部分が前記撮像素子側へ屈曲してあることを特徴とする。
本発明においては、シールドケースの開口の縁部分を撮像素子側へ屈曲させる。これにより、屈曲部分が光学フィルタの側面部に広い面積で当接するため、光学フィルタの位置決めを行い易く、また、確実に位置決めを行うことができる。
また、第5発明に係る撮像装置は、前記光学フィルタが、光学ローパスフィルタを含むことを特徴とする。
本発明においては、撮像装置に搭載する光学フィルタには、光学ローパスフィルタを含む構成とする。光学ローパスフィルタは、レンズによって撮像素子上に結像される被写体映像の空間的周期が撮像素子の画素間隔より短い場合に、撮像素子の画素間隔などから決定される特定の空間周波数より高い成分をカットするため、撮像素子が偽色などのない適切な映像信号を出力することが可能となる。また、撮像装置にカラーの撮像素子を搭載する場合には、赤外線をカットするフィルタを光学ローパスフィルタと共に含む光学フィルタを搭載することにより、太陽光などに多く含まれる不要な赤外線をカットすることも可能である。
第1発明による場合は、シールドケースに形成された撮像素子へ入射する光を通過させるための開口に、光学フィルタの側面部を当接させて光学フィルタの位置決めを行う構成とすることにより、撮像装置を組み立てる際に、光学フィルタを位置決めするための専用の冶具を用いることなく、簡単且つ精度よく撮像素子に対する位置決めを行うことができるため、撮像装置の組立工程を簡略化することができ、組立コストを削減することができる。
また、第2発明による場合は、シールドケースの開口の形状を、光学フィルタに外嵌する形状とすることにより、光学フィルタを搭載する際に、光学フィルタの搭載位置にズレが生じることはなく、光学フィルタの位置決めを簡単且つ確実に行うことができるため、撮像装置の組立工程を簡略化することができ、組立コストを削減することができると共に、組み立て精度を高めることができる。
また、第3発明による場合は、光学フィルタを撮像素子に接着して固定する構成とすることにより、光学フィルタを撮像素子に対して位置決めした後に確実に固定することができるため、外部からの衝撃などで光学フィルタの搭載位置にズレが生じることがない。よって、撮像装置の信頼性を高めることができる。
また、第4発明による場合は、シールドケースの開口の縁部分を撮像素子側へ屈曲させる構成とすることにより、屈曲部分が光学フィルタの側面部に広い面積で当接し、光学フィルタの位置決めが行い易く、また、位置決めを確実に行うことができるため、撮像装置の組立工程における光学フィルタの位置決めの信頼度を高めることができる。
また、第5発明による場合は、光学ローパスフィルタを含む光学フィルタを搭載する構成とすることにより、レンズによって撮像素子上に結像される被写体映像の空間的周期が撮像素子の画素間隔より短い場合に、撮像素子の画素間隔などから決定される特定の空間周波数より高い成分をカットすることができるため、撮像素子が偽色などのない適切な映像信号を出力することができる。また、撮像装置にカラーの撮像素子を搭載する場合、更に赤外線をカットするフィルタを含む光学フィルタを搭載することによって、太陽光などに多く含まれる不要な赤外線をカットすることができる。よって、撮像装置が撮像する画像の画質を高めることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係る撮像装置の構成を示す模式的断面図である。図において1は撮像素子であり、略矩形の板状をなすパッケージ3にCCDチップ2が封入され、パッケージ3の一面に透光性のフェイスガラス4が設けてあり、反対面又は側面に複数の脚状の接続端子5が設けてある。CCDチップ2には受光した光に応じて電荷を蓄積する多数の画素がマトリクス状に並設してあり、各画素が蓄積した電荷の量に応じたデジタルデータを画像データとして取得することができる。パッケージ3は、例えば合成樹脂などにより成形されるものであり、CCDチップ2の撮像面を外部に露出させるように図示しない開口が形成してある。フェイスガラス4は、CCDチップ2を保護するためのガラス製の板体であり、パッケージ3の開口を覆って設けられ、フェイスガラス4を通してCCDチップ2に光を入射させることができるようにしてある。接続端子5は、パッケージ3内のCCDチップ2に電気的に接続され、CCDチップ2と電気信号及び電源電力等の授受を行うことができるようにしてある。
撮像装置は、略矩形の板状をなし、一面にDSP、抵抗又はコンデンサ等の複数の電子部品(図示は省略する)を搭載した回路基板20を備えている。撮像素子1は接続端子5をはんだ付けすることにより回路基板20の一面に搭載してあり、例えば回路基板20に搭載されたDSPへ撮像して取得した画像データを与えるようにしてある。
また、撮像装置は、回路基板20に搭載された撮像素子1及びその他の電子部品を電気的ノイズから遮蔽するためのシールドケース30を備えている。図2は、本発明に係る撮像装置のシールドケース30の構成を示す模式図であり、(a)に平面図を示し、(b)に側断面図を示してある。シールドケース30は、天面31と、天面31の周囲を囲んで設けられた周面32とを有する箱状をなし、金属板を加工して形成してある。シールドケース30の天面31は回路基板20と略同じ矩形をなしており、また、周面32は回路基板20の周縁部分に外嵌するようにしてあり、シールドケース30を回路基板20に外嵌させることによってシールドケース30の取り付けを行うようにしてある。シールドケース30の周面32の内側には、一周に亘って内側へ突出した庇状の係止部35が設けてあり、シールドケース30に嵌合した回路基板20を係止するようにしてある。係止部35によりシールドケース30は回路基板20に対して位置決めすることができ、係止部35により回路基板20を係止した状態で、図示しないねじなどを用いてシールドケース30を回路基板20に固定するようにしてある。
シールドケース30の天面31には、シールドケース30を回路基板20に固定した場合に回路基板20に搭載された撮像素子1と対向する位置に、略矩形の開口33が形成してある。また、シールドケース30には、開口33の縁部分を内側へ、即ち撮像素子1側へ屈曲させる態様で設けられた屈曲部34が、開口33の一周に亘って形成してある。回路基板20に搭載された撮像素子1は、複数のレンズなどにより構成された撮像装置の光学系(図示は省略する)により集光された光を、シールドケース30の開口33を通して受光し、撮像を行うようにしてある。
また、撮像装置は、略矩形の板状をなす光学ローパスフィルタ11及び赤外線カットフィルタ12が積層された構成の光学フィルタ10を備えている。光学ローパスフィルタ11及び赤外線カットフィルタ12は略同じ形状であるため、光学フィルタ10は略矩形の板状をなしている。また、光学フィルタ10は、シールドケース30の開口33に内嵌する形状にしてある。光学フィルタ10は、回路基板20に固定されたシールドケース30の開口33に挿入されて開口33に嵌合した状態で、撮像素子1のフェイスガラス4の表面に接着剤を用いて接着されている。
このため、シールドケース30は、特に開口33の位置及び形状等が精度よく形成してあり、シールドケース30が回路基板20に固定された場合に、回路基板20に搭載された撮像素子1に対する位置及び向き等の誤差が、撮像素子1に光学ローパスフィルタ11を搭載する際に許容される位置及び向き等の誤差範囲内となるようにしてある。よって、光学フィルタ10を撮像素子1に接着する際には、光学フィルタ10の撮像素子1に対する位置及び向き等を合わせる位置合わせを行う必要がなく、シールドケース30の開口33に光学フィルタ10を嵌合させて撮像素子1に接着するのみでよい。
図3及び図4は、本発明に係る撮像装置の組立工程を説明するための模式図であり、(A)〜(D)へ時系列的に組立手順を図示してある。撮像装置の組立工程では、まず、回路基板20に撮像素子1を固定する(図3(A)参照)。撮像素子1の固定は、回路基板20に設けられた貫通孔に撮像素子1の接続端子5を挿入するか、又は回路基板20の一面に設けられたランド部に撮像素子1の接続端子5を当接させるかした後、回路基板20の一面又は他面に接続端子5をはんだ付けすることにより行われる。
次いで、撮像素子1が搭載された回路基板20にシールドケース30を固定する(図3(B)参照)。このとき、回路基板20がシールドケース30の係止部35に係止されるまで、撮像素子1が搭載された面がシールドケース30内に収まるように、回路基板20をシールドケース30内に収容する。シールドケース30が係止部35に係止された状態で、図示しないねじなどを用いて回路基板20にシールドケース30を固定する。なお、回路基板20及びシールドケース30の固定を溶接又は接着等の他の方法を用いる構成としてもよい。
回路基板20及びシールドケース30を固定した後、シールドケース30に形成された開口33を通して、撮像素子1のフェイスガラス4の略中央に、接着剤80を滴下する(図4(C)参照)。接着剤80は、例えば紫外線を照射することによって硬化する接着剤、又は過熱することによって硬化する接着剤等を用いることができる。ただし、硬化後に透光性を有する接着剤を用いる。
撮像素子1に接着剤80を滴下した後、光学フィルタ10を搭載する(図4(D)参照)。このとき、光学フィルタ10をシールドケース30の開口33に挿入して嵌合させると共に、シールドケース30内に収容された撮像素子1のフェイスガラス4に光学フィルタ10を押し当てて、フェイスガラス4及び光学フィルタ10の間に接着剤80を充塞させる。このとき、光学フィルタ10の位置は開口33の位置に規定され、光学フィルタ10の開口33への嵌合が光学フィルタ10の撮像素子1に対する位置決めとなる。
その後、例えば紫外線の照射又は加熱等の処理を行って接着剤80を硬化させ、撮像素子1及び光学フィルタ10を固定する。以上の手順により図1に示す撮像装置の組み立てを行うことができ、光学フィルタ10の位置決めのために専用の冶具などを用いる必要はない。
以上の構成の撮像装置においては、シールドケース30の開口33を利用して、光学フィルタ10の撮像素子1に対する位置決めを行う構成とすることにより、位置決めのための専用の冶具などが必要なく、撮像装置の組立工程を簡略化することができ、組立コストを低減できるため、撮像装置を安価に提供することができるという利点がある。また、開口33を光学フィルタ10に嵌合する形状とすることによって、組み立て時に光学フィルタ10にズレが生じるなどの虞がなく、精度よく光学フィルタ10を接着剤80により固定することができる。また、開口33の縁部分に屈曲部34を設けることにより、光学フィルタ10を開口33から挿入して嵌合させる場合に、屈曲部34が光学フィルタ10の側面部に当接し、シールドケース30と光学フィルタ10との当接面積が増すため、光学フィルタ10の搭載を行い易く、また、光学フィルタ10にずれが生じる虞をより確実に低減することができる。
なお、本実施の形態においては、撮像素子1、光学フィルタ10、回路基板20及びシールドケース30を略矩形としてあるが、これに限るものではなく、他の形状であってもよい。また、光学フィルタ10は、光学ローパスフィルタ11及び赤外線カットフィルタ12を積層する構成としたが、これに限るものではなく、他のフィルタにより構成されるものであってもよい。ただし、本発明は、撮像素子1に対して搭載位置の精度が要求されるフィルタを光学フィルタ10が含む場合に好適である。
また、撮像素子1に光学フィルタ10を接着剤80を用いて接着する構成としたが、これに限るものではなく、例えばシールドケース30が光学フィルタ10を強固に保持することができ、外部の衝撃などによりシールドケース30の固定位置にズレが生じる虞がない場合には、接着を行わない構成としてもよい。または、この場合に光学フィルタ10をシールドケース30に接着する構成としてもよい。
また、光学フィルタ10がシールドケース30の開口33に嵌合する構成としたが、これに限るものではなく、開口33を光学フィルタ10より大きく形成し、開口33の少なくとも一辺(ただし、交差する二辺が好ましい)に光学フィルタ10の側面部を当接させることによって、光学フィルタ10の撮像素子1に対する位置決めを行うことができる構成としてもよい。
本発明に係る撮像装置の構成を示す模式的断面図である。 本発明に係る撮像装置のシールドケースの構成を示す模式図である。 本発明に係る撮像装置の組立工程を説明するための模式図である。 本発明に係る撮像装置の組立工程を説明するための模式図である。 従来の撮像装置の構成を示す模式的断面図である。
符号の説明
1 撮像素子
10 光学フィルタ
11 光学ローパスフィルタ
12 赤外線カットフィルタ
20 回路基板
30 シールドケース
33 開口
34 屈曲部
80 接着剤

Claims (5)

  1. 回路基板に搭載された撮像素子と、該撮像素子へ入射する光の光路上に配される光学フィルタと、前記撮像素子を覆うように前記回路基板に設けられ、前記撮像素子を電気的ノイズから遮蔽するシールドケースとを備える撮像装置において、
    前記シールドケースは、前記撮像素子への光を通過させると共に、前記光学フィルタの側面部に当接して前記撮像素子に対する前記光学フィルタの位置決めを行う開口を有すること
    を特徴とする撮像装置。
  2. 前記シールドケースの開口は、前記光学フィルタに外嵌する形状にしてある請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光学フィルタは、前記撮像素子に接着するようにしてある請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記シールドケースは、前記開口の縁部分が前記撮像素子側へ屈曲してある請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の撮像装置。
  5. 前記光学フィルタは、光学ローパスフィルタを含む請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の撮像装置。
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