JP2008156760A - デニム - Google Patents

デニム Download PDF

Info

Publication number
JP2008156760A
JP2008156760A JP2006343229A JP2006343229A JP2008156760A JP 2008156760 A JP2008156760 A JP 2008156760A JP 2006343229 A JP2006343229 A JP 2006343229A JP 2006343229 A JP2006343229 A JP 2006343229A JP 2008156760 A JP2008156760 A JP 2008156760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
denim
yarn
warp
entangled
dyed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006343229A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatomi Yoshikawa
正富 吉河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIKAWA ORIMONO KK
Original Assignee
YOSHIKAWA ORIMONO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOSHIKAWA ORIMONO KK filed Critical YOSHIKAWA ORIMONO KK
Priority to JP2006343229A priority Critical patent/JP2008156760A/ja
Publication of JP2008156760A publication Critical patent/JP2008156760A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

【課題】染色されていない経糸中心部が露出しやすいデニムの提供。
【解決手段】経糸と緯糸とを有するデニムにおいて、染色したセルロース系繊維の交絡糸を経糸に使用したデニム。
【選択図】なし

Description

本発明は、色落ちが容易なデニムに関するものである。
デニムは、緯糸と染色した経糸とを製織した生地であり、パンツやジャケット等の衣料に使用されている。このデニムを使用した衣料は着用されると共に色落ちし、その結果、衣料外観に風合いをもたらす。これがデニムを使用した衣料が好評となっている理由の一つである。
デニムが色落ちするのは、中心部以外が染色された経糸(通常は、綿等の植物繊維糸)の表面が外部接触して磨耗し、染色されていない中心部が露出するからである。つまり、経糸中心部の露出がデニムの色落ちの大きな要素となっている。
経糸中心部が露出するに至るまで磨耗するには、相当の期間が必要である。この期間を短縮することが可能であれば、デニムを使用した衣料に風合いが発現し易くなる。このような風合いの出やすい衣料が需要者から望まれ、これを実現できるデニムが望まれている。
本発明は、経糸の染色されていない中心部が露出しやすいデニムの提供を目的とする。
本発明は、経糸と緯糸とを有するデニムであって、前記経糸が染色されたセルロース系繊維の交絡糸であることを特徴とするデニムである。
色落ち前後のデニム外観の色調を均一化するためには、前記経糸における交絡が連続していることが好ましい。また、前記経糸は、建染染料により染色された交絡糸であると良く、前記セルロース系繊維は、綿および/またはレーヨンであると良い。
本発明は、前記デニムを使用して製造された衣料である。
染色したセルロース系繊維の交絡糸を経糸とする本発明に係るデニムによれば、表面磨耗だけではなく、交絡部分が解きほぐされることによっても経糸の非染色中心部が露出されるから、色落ちが生じやすい衣料を製造することができる。
本発明を実施形態に基づき説明する。本実施形態のデニムは、染色した交絡糸である経糸と無染色の緯糸とを製織した生地である。
先ず、経糸について説明する。
本実施形態における経糸は、撚糸ではなく、交絡糸である。ここでいう「交絡」とは、2本以上の糸の繊維が絡み合った状態をいい、混繊となっている状態も含まれる。また、「交絡糸」とは、2本以上の糸の繊維が連続的または部分的に交絡した糸をいう。なお、経糸が交絡糸である本実施形態のデニムは、経糸が撚糸であるデニムよりも柔軟なデニムとなる。
上記交絡糸においては、交絡糸における各構成糸の中心部および交絡糸における交絡部の中心部が非染色となるので、表面磨耗による前記各構成糸の中心部露出が生じるだけではなく、交絡部の繊維交絡が解きほぐされることによる交絡糸中心部の露出が生じる。つまり、交絡糸中心部が露出するので、早期にデニムの色落ちが起こるのである。
また、上記交絡糸が非交絡部を有する場合においては、当該非交絡部では交絡部と同様の交絡糸中心部の露出が生じない。すなわち、交絡糸の交絡部と非交絡部との色落ちの差(デニムの色斑)が出やすくなる。このような色落ちの差が生じる部分的に交絡した糸は、需要者の色落ち要求に応じて任意的に選択される。
本実施形態における交絡糸は、75〜1000デニールであると良く、通常、300〜650デニールのものが選択される。
上記交絡糸の繊維には、デニム用経糸を染色する染料として一般的なインジゴ系染料や硫化染料で染色できる一種または二種以上のセルロース系繊維が使用される。このセルロース系繊維は、セルロースおよび/または酢酸セルロースにより構成された繊維である。セルロース系繊維の例を挙げれば、綿等の天然セルロース繊維;キュプラ、レーヨン、リヨセル、ポリノジック等の再生セルロース繊維、アセテート等の半合成繊維が挙げられる。通常は、綿および/またはレーヨンを使用すると良い。
本実施形態の経糸は、交絡糸を製造した後、この交絡糸を染色することにより製造することができる。
交絡糸の製造は、対抗する空気噴射口から空気を噴射させ、この噴射させた空気の交錯部に2本以上の同種または異種の繊維糸を1回または2回以上通過させることにより行われる。このとき、空気を連続的または間欠的に噴射させることにより連続的または部分的に交絡している糸を任意に製造することができる。
交絡糸の染色では、経糸の中心部に非染色部分を残す方法が採られる。そのための染色方法としては、公知となっているロープ染色機、スラッシャー染色機、またはループ染色機を使用する方法をとることができる。これらの染色方法のうち、大量の経糸を染色する効率に優れたロープ染色機を使用する方法が好ましい。なお、ロープ染色機を使用する方法とは、ロープ状に収束した数百本の経糸を複数の染色槽内(染浴)に順次通過させる方法である。染料は、経糸が各染色槽を移動する間に空気に曝されて、その結果、酸化発色する。
交絡糸の染色において使用する染料としては、建染染料または硫化染料を使用すると良い。建染染料は、インジゴ系染料やアントラキノン系染料等が知られており、使用される建染染料は、褐色を発色する染料(例えば、C.I.Vat Brown)、灰色を発色する染料(例えば、C.I.Vat Black)、需要量の多いデニムの色である藍色を発色する染料(例えば、C.I.Vat BlueやC.I.Reduced Vat Blue)等、特に限定されない。一方、硫化染料は、アミノフェノール、インドフェノール等を硫黄または硫化アルカリと加熱して製造される染料であり、例えば、C.I.Sulphur Red、C.I.Sulphur Blue等を挙げることができる。
次に緯糸について説明する。
本実施形態の緯糸には、従来からデニムに使用されている糸を使用する。つまり、綿糸等のセルロース系繊維糸;化学繊維糸;等が使用される。また、緯糸には、デニムに要求される特性に応じて機能糸が選択されていても良い(例えば、伸縮性に優れたデニムを求める場合には、緯糸にスパンデックス糸を選択する)。
緯糸の太さは、デニムの色調に影響を与えることになる。つまり、緯糸の太さが細いほど、経糸の色がそのままデニムの外観色に反映され易く、緯糸の太さが太いほど、デニムの外観色が淡色化する。
上記経糸、および緯糸を使用して本実施形態のデニムを得るためには、綾織、平織、およびドビー織等の公知の製織方法が使用される。
本実施形態のデニムは、上記の通りである。従来から公知のデニムと同様、上記本実施形態のデニムを使用してパンツ、スカート、ジャケット等の衣料を製造することが可能であり、製造された衣料は、色落ちがし易く風合いが生じやすい。また、衣料をストーンウォッシュ加工、バイオウォッシュ加工、ブリーチ加工、ケミカルウォッシュ加工等の処理を行うことは任意である。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、上記実施形態は本発明の例を示したに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱することがない限り、上記実施形態の内容を適宜に変更することが可能である。

Claims (5)

  1. 経糸と緯糸とを有するデニムであって、前記経糸が染色されたセルロース系繊維の交絡糸であることを特徴とするデニム。
  2. 前記経糸における交絡が連続している請求項1に記載のデニム。
  3. 前記経糸が建染染料により染色された交絡糸である請求項1または2に記載のデニム。
  4. 前記セルロース系繊維が綿および/またはレーヨンである請求項1〜3のいずれかに記載のデニム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のデニムを使用して製造された衣料。

JP2006343229A 2006-12-20 2006-12-20 デニム Withdrawn JP2008156760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006343229A JP2008156760A (ja) 2006-12-20 2006-12-20 デニム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006343229A JP2008156760A (ja) 2006-12-20 2006-12-20 デニム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008156760A true JP2008156760A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39657990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006343229A Withdrawn JP2008156760A (ja) 2006-12-20 2006-12-20 デニム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008156760A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020536185A (ja) * 2017-10-06 2020-12-10 レンチング アクチエンゲゼルシャフト リヨセルフィラメントデニム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020536185A (ja) * 2017-10-06 2020-12-10 レンチング アクチエンゲゼルシャフト リヨセルフィラメントデニム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11519108B2 (en) Woven fabric that looks and performs like a knitted fabric and method of making thereof
CN109440263A (zh) 一种采用双织轴织造的四面弹牛仔布及其织造方法
CN209052848U (zh) 一种双芯纱弹性面料
CN105586687A (zh) 一种棉包氨纶t400双芯弹力系列面料
CN102199830B (zh) 一种竹纤维与桑蚕丝交织色织塔夫的制作工艺
CN101440542A (zh) 单丝织物及生产方法
CN102080295A (zh) 棉-二醋酯纤维素纤维提花面料及其加工方法
CN102733129A (zh) 一种丝光纱线、免浆料梭织面料及其生产方法
US10711397B1 (en) Yarn material with a white center
KR20210122294A (ko) 데님 패브릭 및 이의 용도
CN101187176A (zh) 一种丝棉色织物的制备方法
CN108677350A (zh) 一种全棉芯弹牛仔面料的生产工艺
CN107022827B (zh) 一种经纱三套色小提花牛仔面料
JP7365072B2 (ja) オパール織物の製造方法
CN102517724A (zh) 一种段染可拔染纱线的加工方法
CN205420678U (zh) 涤棉混纺靛蓝不透芯染色牛仔布
CN107326692A (zh) 一种防水透气型印花色织布的加工工艺
CN106835441A (zh) 一种天丝交织或天丝混纺面料的生产工艺
CN111074408A (zh) 低收缩性的织带及其制作方法
CN109355774A (zh) 一种棉和粘胶纤维混纺纱的弹力机织物牛仔面料及其工艺
CN102851839A (zh) 一种纺织面料的织造工艺
JP2008156760A (ja) デニム
KR100853654B1 (ko) 다색 청바지원단
CN212000073U (zh) 低收缩性的织带
CN109208144A (zh) 一种基于烂花印花法的棉涤双层织物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100302