JP2008155859A - 非空気式タイヤ - Google Patents

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Ryoji Hanada
亮治 花田
Izumi Kuramochi
泉 蔵持
Yoshiaki Hashimura
嘉章 橋村
Kenichiro Endo
謙一郎 遠藤
Hideki Seto
秀樹 瀬戸
Atsushi Matsuda
松田  淳
Takashi Kitazaki
剛史 北崎
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Abstract

【課題】タイヤ重量増加を招かずに、バックリング発生を改善できる非空気式タイヤを提供すること。
【解決手段】タイヤサイド部がほぼタイヤ軸方向に向いた複数のフィンで構成された非空気式タイヤにおいて、トレッド溝の面積の30%以上が、フィン中心軸線からタイヤ周方向前後にわたり、フィン間隔の25%以内の範囲内に配置されていることを特徴とする非空気式タイヤ。
【選択図】図1

Description

本発明は、非空気式タイヤに関する。
タイヤサイド部がほぼタイヤ幅方向に向いた複数のフィンで構成されている非空気式タイヤが各種提案されている(特許文献1、2など)。
ここで、「フィン」とは、タイヤの外周を構成する外輪部と、リムと接触するタイヤ内周面を構成する内輪部を結ぶ連結部材のことであり、板状などの態様で存在するものであり、他の提案では、例えば、リブあるいはスポーク等と呼ばれていることもある部材である。
このようなタイヤサイド部がほぼタイヤ幅方向に向いた複数のフィンで構成された非空気式タイヤにおいては、フィンがある部分とない部分でのタイヤ縦方向の剛性の不連続性が生ずるといった問題がある。
このタイヤ縦方向の剛性の不連続性により、タイヤに荷重が負荷された場合に、フィンがない部分においてバックリングが生ずるといった問題があった。このバックリング発生を防止するためには、一般に、フィンの数を増やしたり、トレッドやベルトの剛性を上げることが考えられる。
しかし、これらの方策ではすべてタイヤ重量の増加を招いてしまうという不都合があるものであった。
特に、タイヤのトレッド面が、タイヤ幅方向において丸みを帯びているような自転車用タイヤあるいは車椅子用タイヤなどの軽車両用タイヤでは、タイヤ重量増加ということは避けるべきものであり、タイヤ重量増加を招かずに、バックリング発生を改善できる非空気式タイヤの実現が望まれていた。
特開平6−40201号公報 特表2005−500932号公報
本発明の目的は、上述したような点に鑑み、タイヤ重量増加ということは避けるべきものであり、タイヤ重量増加を招かずに、バックリング発生を改善できる非空気式タイヤを提供することにある。
上述した目的を達成する本発明の非空気式タイヤは、下記(1)の構成を有する。
(1)タイヤサイド部がほぼタイヤ軸方向に向いた複数のフィンで構成された非空気式タイヤにおいて、トレッド溝の面積の30%以上が、フィン中心軸線からタイヤ周方向前後にわたり、フィン間隔の25%以内の範囲内に配置されていることを特徴とする非空気式タイヤ。
また、かかる本発明の非空気式タイヤにおいて、具体的に好ましくは、以下の(2)〜(7)のいずれかの構成からなるものである。
(2)前記トレッド溝の幅が2mm以上であることを特徴とする上記(1)記載の非空気式タイヤ。
(3)前記トレッド溝の深さが2mm以上であることを特徴とする上記(1)または(2)記載の非空気式タイヤ。
(4)前記トレッド溝の面積の40%以上が、フィン間隔の25%以内の範囲に配置されていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の非空気式タイヤ。
(5)前記トレッド溝の面積の50%以上が、フィン間隔の25%以内の範囲に配置されていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の非空気式タイヤ。
(6)非空気式タイヤが、自転車、車いす用などの軽車両用のタイヤであることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の非空気式タイヤ。
(7)トレッド部に、該トレッド部を貫通する排水孔が設けられていることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の非空気式タイヤ。
本発明によれば、タイヤ重量増加を招かずに、バックリング発生を改善できる非空気式タイヤが提供されるものである。
以下、更に詳しく本発明の非空気式タイヤについて説明をする。
本発明の非空気式タイヤは、タイヤサイド部がほぼタイヤ軸方向に向いた複数のフィンで構成された非空気式タイヤにおいて、トレッド溝の面積の30%以上が、フィン間隔の25%以内の範囲に配置されていることを特徴とする。
かかる構造を図1、図2を用いて説明すると、図1は、本発明にかかる非空気式タイヤの外観をモデル的に示した外観概略図であり、タイヤサイド部9が、ほぼタイヤ軸方向に向いた複数のフィン4で構成されている。図示したものは、該フィン4は20枚で構成されているが、この枚数は、タイヤのサイズなどに応じてこれよりも多くてもあるいは少なくてもよい。該フィン4は、外輪部2と内輪部3とを結ぶものであり、非空気式タイヤの接地圧を支える重要な部材である。外輪部2の外側には、トレッド部1が全周にわたり設けられていて、該トレッド部1には、トレッド溝(横溝)6、トレッド溝(縦溝)7が形成されている。
本発明の非空気式タイヤは、かかる基本構造において、トレッド溝の面積(横溝と縦溝の合計面積)の30%以上が、フィン中心軸線からタイヤ周方向前後にわたり、フィン間隔の25%以内の範囲内に配置されているものであり、かかる構成とすることにより、タイヤが接地圧により変形したときに、トレッド溝(横溝6)がその溝幅が狭くなるように動き(変形すること)、その結果、該溝幅が狭くなった部分の剛性が低下し、フィンがある部分とない部分でのタイヤ縦方向の剛性差が緩和されることとなり、バックリング発生の問題は解消される。
図2(a)、(b)は、本発明にかかる非空気式タイヤにおけるトレッド溝の面積(横溝6と縦溝7の合計面積)の30%以上が、フィン中心軸線からタイヤ周方向前後にわたり、フィン間隔の25%以内の範囲内に配置されている状態を説明するものであり、図2(a)は外輪部2の最外周面の展開図(一部)を示し、図2(b)はトレッド外周面の展開図(一部)を示しているものである。
本発明の非空気式タイヤにおいては、トレッド溝の面積(横溝6と縦溝7の合計面積)の30%以上が、図2(a)に示したフィン中心軸線Lからタイヤ周方向前後にわたり、フィン間隔tの25%以内の範囲内に配置されているものであり、該25%以内の範囲内に配置されているトレッド溝は、図2(b)の格子ハッチングで示した部分となる。
本発明において、フィン間隔tは、外輪部2の最表層面上で測られる値である。
また、軽車両用以外のタイヤの場合、本発明者等の各種知見によれば、本発明の効果をより良好に発揮させるために、トレッド溝の幅は2mm以上であることが好ましく、より好ましくは4mm以上である。また、その上限値は、好ましくは15mmまで、より好ましくは12mmまでである。該幅は大きければ大きいほど剛性差の緩和効果は増すが、15mmを超えるとフィンの外輪部との連結部でのフィンの耐久性に問題が生じることが考えられ、好ましくないものである。
軽車両用のタイヤの場合、本発明の効果をより良好に発揮させるためには、トレッド溝の幅は1mm以上であることが好ましく、より好ましくは2mm以上である。また、その上限値は、好ましくは5mmまで、より好ましくは4mmまでである。
また、トレッド溝の面積の40%以上がフィン間隔の25%以内の範囲に配置されていることが好ましく、最も好ましくは、トレッド溝の面積の50%以上がフィン間隔の25%以内の範囲に配置されていることである。
また、トレッド溝の全面積中、フィン間隔の25%以内の範囲に配置されている割合の上限値は、偏磨耗性やウェット路面での走行性を考慮した場合60%程度であり、該割合は60%以内になるようにすることがよい。
本発明の非空気式タイヤは、トレッド部に、該トレッド部を貫通する排水孔が設けられていることが好ましい。図2(b)において、8で示したのが該排水孔である。この排水孔を設けておくことにより、ウェット時におけるタイヤ性能の維持も図ることができる。該排水孔8は、各フィン間において少なくとも1個以上は存在するように構成するのがよい。
本発明の非空気式タイヤは、特に限定されるものではないが、特に、自転車、車いす用などの軽車両用のタイヤとして好ましく用いることができる。
図1は、本発明にかかる非空気式タイヤの外観をモデル的に示した外観概略図である。 図2(a)、(b)は、本発明にかかる非空気式タイヤにおけるトレッド溝の面積(横溝6と縦溝7の合計面積)の30%以上が、フィン中心軸線からタイヤ周方向前後にわたり、フィン間隔の25%以内の範囲内に配置されている状態を説明するものであり、図2(a)は外輪部2の最外周面の展開図(一部)を示し、図2(b)はトレッド外周面の展開図(一部)を示しているものである。
符号の説明
1 トレッド部
2 外輪部
3 内輪部
4 フィン
5 リム
6 トレッド溝(横溝)
7 トレッド溝(縦溝)
8 トレッド部を貫通する排水孔
9 タイヤサイド部
t フィン間隔

Claims (7)

  1. タイヤサイド部がほぼタイヤ軸方向に向いた複数のフィンで構成された非空気式タイヤにおいて、トレッド溝の面積の30%以上が、フィン中心軸線からタイヤ周方向前後にわたり、フィン間隔の25%以内の範囲内に配置されていることを特徴とする非空気式タイヤ。
  2. 前記トレッド溝の幅が2mm以上であることを特徴とする請求項1記載の非空気式タイヤ。
  3. 前記トレッド溝の深さが2mm以上であることを特徴とする請求項1または2記載の非空気式タイヤ。
  4. 前記トレッド溝の面積の40%以上が、フィン間隔の25%以内の範囲に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の非空気式タイヤ。
  5. 前記トレッド溝の面積の50%以上が、フィン間隔の25%以内の範囲に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の非空気式タイヤ。
  6. 非空気式タイヤが、自転車、車いす用などの軽車両用のタイヤであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の非空気式タイヤ。
  7. トレッド部に、該トレッド部を貫通する排水孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の非空気式タイヤ。
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