JP2008152379A - 配管作図装置、配管作図方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

配管作図装置、配管作図方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】配管の系統図作成において、複数の配管を同時に設計する。
【解決手段】配管作図装置1は、帯状経路配管作図コマンドにより、複数の系統の配管の部材を選択し、ユーザ指定の描画位置へ同時に描画する。また、部品類挿入コマンドにより、この複数描画した配管上に配置する部品類の向きや末端を指定し、ユーザ指定が指定した配管上の位置へ同時に、指定された部品を配置する。さらに、経路分岐作成コマンドにより、複数同時に、それぞれの配管の接続向きに合わせて別々に経路分岐部(末端も含む)を作成する。一旦作成した経路分岐部は、経路分岐部変更コマンドにより複数同時に変更することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管作図装置、配管作図方法、コンピュータプログラム及び記録媒体に関する。
従来、工場などの配管工事を受注した際には、顧客からの見積仕様書を参照して原価見積のための系統図面をCAD(computer-aided design)装置により作成し、この作成した図面から配管工事に必要な部材を抽出して、見積作成に必要な部材の積算データをファイルとして出力していた。
また、特許文献1には、建築間取り図を表す平面図に対して、施工に必要な情報を付加した給水栓機器と、属性情報を付加した配管部材を配置し、この系統図から見積、発注、及び、施工に必要な情報を取り出すことが記載されている。
特開2001−256269号公報
例えば、工場などの建物の場合、同種または異種のガス用の配管が複数並行して設置される場合がままある。しかし、従来、複数系統の異なった配管や、これらの配管に挿入すべき部材を作図する場合、それが同種/異種のガスの配管であるかに関わらず、複数同時に描画することはできなかった。そのため、それぞれの配管1本1本について作図や配置作業を行わなければならなかった。また、複数重なった配管の分岐についても、1本ずつ分岐を作図しなければならかった。これは、作業効率が悪いため、並行な系統の配管については、今まで1本ずつ配置していた配管や分岐を同時に作図し、その配管や分岐に用いられる部材も一度に設定して、効率良く作業を行いたいという要望があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、配管の系統図作成において、複数の配管を同時に設計することのできる配管作図装置、配管作図方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、本発明は、同じ経路に並行して複数系統設置される配管からなる帯状配管を作図する配管作図装置であって、画像を表示する表示手段と、配管のイメージデータの描画位置と、当該配管の用途及び部材との情報を記憶する記憶手段と、帯状配管の系統数と、各系統の配管それぞれの用途及び部材と、描画位置との情報の入力を受け、前記系統数の配管からなる帯状配管のイメージデータを前記描画位置に表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該帯状配管のイメージデータ及びその描画位置と、当該帯状配管に含まれる各系統の配管の用途及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む帯状配管経路設定手段と、を備えることを特徴とする配管作図装置である。
また、本発明は、上述する配管作図装置であって、前記表示手段にイメージデータが表示されている前記帯状配管の中から選択された、経路分岐対象の帯状配管と、当該帯状配管における各系統の分岐形状及び部材との情報の入力を受け、前記経路分岐対象の帯状配管に含まれる同じ用途の配管が、当該配管の系統に対応して入力された前記分岐形状により分岐している経路分岐部のイメージデータを表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該経路分岐部のイメージデータ及びその描画位置と、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の分岐形状及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む経路分岐部作成手段をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する配管作図装置であって、前記表示手段にイメージデータが表示されている経路分岐部の中から選択された、修正対象の経路分岐部と、当該経路分岐部における修正後の各系統の分岐形状及び部材との情報の入力を受け、前記修正対象の経路分岐部のイメージデータを、入力された前記修正後の分岐形状により分岐している経路分岐部のイメージデータに変更して表示するよう前記表示手段に指示するとともに、前記修正対象の経路分岐部の系統図構成データを、前記経路分岐部の修正後のイメージデータ及びその描画位置と、修正後の分岐形状及び部材との情報を含む系統図構成データにより更新する経路分岐部変更手段をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する配管作図装置であって、前記表示手段にイメージデータが表示されている前記帯状配管の中から選択された、部品類挿入対象の帯状配管と、当該帯状配管における各系統の配管に挿入する部品類及びその挿入位置との情報の入力を受け、前記部品類挿入対象の帯状配管における各系統の配管に、当該系統に対応して入力された前記挿入位置に、当該系統に対応して入力された前記部品類を挿入した部品類挿入のイメージデータを表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該部品類挿入のイメージデータ及びその描画位置と、前記部品類挿入対象の帯状配管における各系統の配管に挿入した部品類及びその挿入位置の情報とを含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む部品類挿入手段をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する配管作図装置であって、前記記憶手段は、部材とその用途とを対応づけた部材データを記憶しており、前記帯状配管経路設定手段は、入力された用途であり、かつ、配管に用いられる部材を前記記憶手段内の部材データから取得して前記表示手段に表示させ、表示させた部材の中から選択された部材の情報の入力を受け、前記経路分岐部作成手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途であり、かつ、継手に用いられる部材を前記記憶手段の部材データから読み出して前記表示手段に表示させ、表示させた部材の中から選択された部材の情報の入力を受け、前記部品類挿入手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途の部品類の部材を前記記憶手段の部材データから読み出して前記表示手段に表示させ、表示させた部材の中から選択された部材の情報の入力を受ける、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する配管作図装置であって、プロジェクトと、当該プロジェクトにおいて各用途に使用する配管、継手、及び、部品類の部材と、当該部材の優先度との情報の入力を受け、これらの入力された情報を含む部材データを生成して前記記憶手段に書き込む情報登録手段をさらに備え、前記帯状配管経路設定手段は、入力された用途であり、かつ、配管に用いられる部材を、現在選択されているプロジェクトの前記部材データから読み出して前記表示手段に優先度順に表示させ、前記経路分岐部作成手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途であり、かつ、継手に用いられる部材を、現在選択されているプロジェクトの前記部材データから読み出して優先度順に前記表示手段に表示させ、前記部品類挿入手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途の部品類の部材を、現在選択されているプロジェクトの部材データから読み出して前記表示手段に優先度順に表示させる、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する配管作図装置であって、前記記憶手段は、さらに、各部材の施工工数算出に関する情報を記憶しており、前記表示手段が表示している帯状配管、経路分岐部、あるいは、部品類のイメージデータのうち、施工工数算出対象となるイメージデータを指定する情報の入力を受け、当該指定されたイメージデータに対応した系統図構成データから部材及び当該部材の数量を取得するとともに、取得した部材の施工工数算出に関する情報を前記記憶手段から読み出し、各部材の数量及び施工工数算出に関する情報を用いて施工工数を算出する工数予想手段をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する配管作図装置であって、系統図に含まれる系統図構成データを読み出し、当該系統図構成データから部材を抽出し、抽出した各部材の数量を取得して出力する拾い出力手段をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する配管作図装置であって、前記用途は、ガスの種類であることを特徴とする。
また、本発明は、同じ経路に並行して複数系統設置される配管からなる帯状配管を作図する配管作図装置に用いられる配管作図方法であって、前記配管作図装置は、画像を表示する表示手段と、配管のイメージデータの描画位置と、当該配管の用途及び部材との情報を記憶する記憶手段とを備えており、前記配管作図装置の帯状配管経路設定手段が、帯状配管の系統数と、各系統の配管それぞれの用途及び部材と、描画位置との情報の入力を受け、前記系統数の配管からなる帯状配管のイメージデータを前記描画位置に表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該帯状配管のイメージデータ及びその描画位置と、当該帯状配管に含まれる各系統の配管の用途及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む、ことを特徴とする配管作図方法である。
また、本発明は、同じ経路に並行して複数系統設置される配管からなる帯状配管を作図する配管作図装置に用いられるコンピュータを、配管のイメージデータの描画位置と、当該配管の用途及び部材との情報を記憶する記憶手段、帯状配管の系統数と、各系統の配管それぞれの用途及び部材と、描画位置との情報の入力を受け、前記系統数の配管からなる帯状配管のイメージデータを前記描画位置に表示するよう表示手段に指示するとともに、当該帯状配管のイメージデータ及びその描画位置と、当該帯状配管に含まれる各系統の配管の用途及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む帯状配管経路設定手段、として機能させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
また、本発明は、上述するコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、見積図面上に配置した機器からその設備までのガス供給を行うための配管ルートを描画する場合に、複数の同種または異種の配管を同時に描画することができる。また、この複数描画した配管上の任意の指定した場所に、それぞれ異なった部品類を配置でき、また、その配置する向きや末端の指定も行うことができる。さらに、交差する配管については、複数同時にそれぞれに配管の接続向きに合わせて別々に分岐を作成することができる。また、一旦作成した分岐は作成時と同様に複数同時に編集することができる。これにより、簡易かつ効率的に、複数系統の配管の設計を行うことが可能となる。加えて、見積図面の指定範囲の機器の施工工数を算出したり、全体の使用部品を集計して出力することも可能である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
本実施の形態による配管作図装置では、まず、見積作成時に顧客から提出された全体及びエリア毎に分けられた図面ファイルまたは独自に作成した図面ファイル上に、キャビネットや除害装置などの見積範囲の機器を配置し、設置場所を決定する。その後、配置した機器の位置から各設備までのガス供給を行うための配管ルートを描画する。このときに描画する配管は、同種や異種のガスの配管が何本も複数にわたり敷設されるため、供給元から複数の配管を同時に描画する必要がある。そこで、配管作図装置は、帯状経路配管作図コマンドにより、複数の同種または異種の配管を同時に描画する。また、部品類挿入コマンドにより、この複数描画した配管上の任意の指定した場所に同時に、それぞれ異なった部品を配置でき、また、その配置する向きや末端の指定も部品配置時に同時に設定する。さらに、複数の交差する配管については、経路分岐作成コマンドにより、複数同時にそれぞれに配管の接続向きに合わせて別々に分岐(末端も含む)を作成する。一旦作成した分岐は、経路分岐部変更コマンドにより、作成時と同様に複数同時に編集する。
図1は、本発明の一実施の形態による配管作図装置1の構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。配管作図装置1は、例えば、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置を用いることができ、制御手段2、入力手段3、記憶手段4、表示手段5、及び、作図手段6を備える。
制御手段2は、CPU(central processing unit)及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。入力手段3は、キーボード、マウス、ボタンやキーなどであり、ユーザによる操作入力を受ける。記憶手段4は、各種データを記憶する。表示手段5は、CRT(cathode ray tube)やLCD(liquid crystal display)などのディスプレイであり、画像を表示する。
作図手段6は、CAD機能を有しており、建物の平面図に配管ルートを定めた配管図(以下、単に「配管図」と記す。)や、配管の系統図(以下、単に「系統図」と記す。)などの作図を行う。なお、系統図とは、ガスの供給元から設備までどういう接続になっているかが判る図面であり、建屋の平面図に配管を設ける位置を正確に記した配管図から、ルート、配管長の概念を除いた図面である。作図手段6は、情報登録手段61、帯状配管経路設定手段62、経路分岐部作成手段63、経路分岐部変更手段64、部品類挿入手段65、工数予想手段66、及び、拾い出力手段67を備える。情報登録手段61は、配管図や系統図の作成に用いられる部材の情報を記憶手段4に登録する。帯状配管経路設定手段62は、入力手段3により入力された情報を用いて複数系統の配管からなる帯状配管を作図し、作図した帯状配管に関わる情報を示す帯状配管設定データを記憶手段4に登録する。経路分岐部作成手段63は、入力手段3により入力された情報を用いて帯状配管の経路分岐部を作図し、作図した経路分岐部に関わる情報を示す経路分岐設定データを記憶手段4に登録する。経路分岐部変更手段64は、入力手段3により入力された情報を用いて、既に作図された経路分岐部の表示を変更し、現在の経路分岐設定データを、変更後の経路分岐部に関わる情報を用いて生成した経路分岐設定データに変更する。部品類挿入手段65は、入力手段3により入力された情報を用いて帯状配管に含まれる各系統の配管へ取り付ける部品類を作図し、作図した部品類に関わる情報を示す部品類設定データを記憶手段4に登録する。工数予想手段66は、指定された範囲に含まれる帯状配管、経路分岐、部品類から、予想工数を算出する。拾い出力手段67は、記憶手段4内の帯状配管設定データ、経路分岐設定データ、部品類設定データなどの系統図構成データを用いて拾い出力、すなわち、使用する部材と、その部材に関する情報の出力を行う。
図2は、配管作図装置1の機能とデータの関係を示す図である。
配管作図装置1の作図手段6が実現するCAD機能には、配管図や系統図を作図する配管作図機能が含まれる。配管作図機能では、まず、配管・機器情報登録ツールにより、各プロジェクトについて、汎用的な表計算ソフトウェアなどで予め作成した部材ファイルに登録されている部材のうち、どの部材を使用するかを指定したデータを含むプロジェクトファイルを生成する。そして、帯状配管経路作図コマンドを起動することにより、現在選択されているプロジェクトに対応づけられた部材の中から、帯状配管の各系統の配管に使用するパイプをユーザ選択させ、複数系統の配管を一度に建物の平面図上に作図し、配管図とする。また、経路分岐部作成コマンドを起動することにより、帯状配管経路作図コマンドにより作図された帯状配管に含まれる複数系統の配管における経路分岐部の形状と、現在選択されているプロジェクトに対応づけられた部材の中からこの経路分岐部のために使用する継手部材をユーザに選択させ、平面図上に同時に作図する。また、経路分岐部変更コマンドを起動することにより、既に作図された経路分岐部について、変更後の経路分岐部の形状と、現在選択されているプロジェクトに対応づけられた部材の中から変更後の継手部材をユーザに選択させ、経路分岐部の作図部分を一度に変更する。また、部品類挿入コマンドを起動することにより、現在選択されているプロジェクトに対応づけられた部品類の中から、帯状配管経路作図コマンドにより作図された帯状配管内の複数系統の配管に挿入する部品類をユーザに選択させ、既に作図されている帯状配管に対して部品類を作図する。
次に、記憶手段4に登録されるデータ構成例を説明する。
図3は、記憶手段4に登録される部材ファイルである。部材ファイルは、例えば、顧客A向け、顧客B向け、などのように複数保持することができ、汎用的な表計算ソフトウェアなどにより扱うことのできるファイル形式である。部材ファイルは、各部材の品名、材質、内面グレード、サイズ、数量、数量の単位、金額、メーカー、洗浄グレード、商品コード、型式、外形、などの情報を含むレコードからなる。
図4は、記憶手段4に登録されるガス名−用途対応テーブルを示す図である。ガス名−用途対応テーブルは、各ガスの名称(ガス名)、区分、用途などのデータを含む。ここでは、ガス名は、一意であるものとする。
図5は、記憶手段4に登録されるプロジェクトファイルである。プロジェクトとは、例えば、顧客AのXX工場の配管工事などとすることができる。プロジェクトファイルは、プロジェクト別に、部材の用途としてのガス名、当該ガス名のガスに使用する部材、当該部材の部材仕様データ、区分、当該区分における優先度(候補番号)を対応付けた情報を含む。区分には、例えば、パイプ、溶接継手、各サイズ毎のバルブ/減圧弁/メカ継手/食込継手などがあり、番号によりこれらのうち、いずれであるかが示される。また、部材仕様データは、当該部材の品名、材質、内面グレード、メーカー、洗浄グレード、型式、サイズ、商品コードなどのデータが含まれ、部材ファイルから抽出される。
次に、配管作図装置1の動作について説明する。
図6は、配管作図装置1の概要動作フローを示す。
先ず、ユーザが、配管作図装置1の作図ソフトウェアの起動指示を入力手段3により入力する(ステップSa10)。制御手段2は、作図ソフトウェアを起動し、ソフトウェアにより実現される作図手段6の機能を利用可能にするとともに(ステップSa20)、作図手段6が備える各手段の機能、具体的には、情報登録手段61、帯状配管経路設定手段62、経路分岐部作成手段63、経路分岐部変更手段64、部品類挿入手段65、工数予想手段66、及び、拾い出力手段67の機能を利用可能にする(ステップSa30)。作図手段6は、ユーザの操作により、配管情報を記憶手段4に登録したり、あるいは、CAD機能や配管の作図機能を使用して、配管工事対象の建築物とその建築物における配管とが描画された平面図データ、または、配管の系統図データを生成して記憶手段4に登録したりする(ステップSa40)。そして、入力手段3によってシステム終了が入力されない間は(ステップSa50:NO)、作図手段6は、ステップSa40における配管情報登録や、配管図、系統図の作図を繰り返し、システム終了が入力された場合は(ステップSa50:YES)、作図手段6の機能、すなわち、作図ソフトウェアを終了する。
図15は、ステップSa30において作図手段6が表示手段5に表示させる作図画面の画面イメージである。同図において作図画面には、操作メニューA10、及び、描画エリアA13が表示されている。操作メニューA10には、例えば、描画対象のファイルの読み出しや保存などの操作メニューが含まれる。配管図または系統図において配管を作図するための配管ツールボックスA12には、配管・機器情報登録ツールの起動ボタンA14、帯状配管経路作図コマンドの起動ボタンA15、経路分岐部作成コマンドの起動ボタンA16、経路分岐部変更コマンドの起動ボタンA17、部品類挿入コマンドの起動ボタンA18、配管施工工数予想コマンドの起動ボタンA19、拾い出力ツールの起動ボタンA20、配管図または系統図の作図切換えボタンA9などを含む配管描画ボタンが表示されている。建築物の平面図を作図するための描画ツールボックスA11には、CADで使用される一般的な各種描画ツールボタン、例えば、直線/曲線などの描画、テキスト挿入、図形の移動、などの機能を起動するボタンが表示される。描画エリアA13においては、作図された図面が表示され、その図面上でマウスなどの入力手段3により、各種コマンドの実行位置を指定する。
図7は、図6のステップSa40における配管情報登録、配管図・系統図作成手順のより詳細なフローを示す図である。ここでは、ユーザが、入力手段3により図15における描画ツールボックスA11内のいずれかのボタン、あるいは、図15における配管ツールボックスA12内のいずれかのボタンをマウスにより指定する。なお、配管図・系統図の描画に関するボタンは、先に配管図が描画エリアA13に作成されているか、既に作成済みの配管図、あるいは、系統図が描画された平面図のファイルを読み出して、描画エリアA13に平面図を表示させた後に操作する。
ユーザが入力手段3により配管図または系統図の作図切換えボタンA9を操作した場合、さらに、作図する種類(配管図または系統図)の何れかを選択して入力する(ステップSb10)。そこで配管図が選択された場合(ステップSb20:YES)、作図手段6は、入力手段3によりユーザが選択した描画ツールボックスA11や配管ツールボックスA12内のボタンの機能と、その機能に応じて入力された情報に応じて配管図データを作成する(ステップSb30)。例えば、直線描画ボタンが選択された場合には、描画エリアA13上でマウスにより指定された始点及び終点間に直線を表示させ、描画データとして直線の始点及び終点の描画位置を示す情報が生成される。
一方、ステップSb10において系統図が選択された場合(ステップSb20:NO,ステップSb40:Yes)、作図手段6は、入力手段3によりユーザが選択した配管ツールボックスA12内のボタンの機能と、その機能に応じて入力された情報に基づいて、系統図に関わる各種データを生成して記憶手段4に登録したり、平面図上に系統図を作成したりする(ステップSb50)。これらの操作を中断する場合はキャンセルを入力する(ステップSb60:YES)。
図8は、図7のステップSb30またはSb50において、図15の配管・機器情報登録ツールの起動ボタンA14がクリックされることにより配管・機器情報登録ツールが選択され、配管情報登録処理を行う場合の詳細なフローを示す図である。
ユーザは、配管・機器情報登録ツールの起動ボタンA14(図15)をマウスによりクリックする(ステップSc10)。すると、情報登録手段61は、プロジェクト管理画面を表示手段5に表示する(ステップSc20)。プロジェクト管理画面には、現在登録されているプロジェクト名のリスト、新たにプロジェクト名を登録するための新規作成ボタン、選択されたプロジェクトにおいて使用する部材の情報を編集するための編集画面起動ボタンなどが含まれる。
ユーザは、プロジェクトを新たに生成する場合、マウスにより新規作成ボタンをクリックして新たなプロジェクト名を入力した後(ステップSc30)、再び情報登録手段61が新たにリスト表示するプロジェクト名の中から、ステップSc30において登録したプロジェクト名を選択して編集ボタンをクリックする(ステップSc40)。続いて、ユーザは、記憶手段4内に登録されている部材ファイルから、当該プロジェクトで使用する部材ファイルを選択し、入力手段3により入力する(ステップSc50)。情報登録手段61は、選択された部材ファイルを読み込む(ステップSc60)。
続いて、情報登録手段61は、配管情報登録・編集画面を表示手段5に表示させる。配管情報登録・編集画面には、当該プロジェクトで使用するガス名を登録及び選択するとともに、パイプ、溶接継手、各サイズ毎のバルブ/減圧弁/メカ継手/食込継手など各区分について、選択したガス名のガスに使用する部材を優先度順に選択するためのフィールドなどが含まれる。ユーザは入力手段3により、配管情報登録・編集画面により使用するガス名を入力した後、入力したガス名それぞれについて、部材ファイル内に登録されている部材の中から、各区分それぞれについて各優先度の使用部材の情報を入力する(ステップSc70)。情報登録手段61は、プロジェクト名、使用するガス名、当該ガス名のガスに使用する部材、当該部材の部材仕様データ、区分、当該区分における優先度(候補番号)、及び、当該部材の継手を対応付けたプロジェクトファイルを記憶手段4に登録する(ステップSc80)。なお、各部材の部材仕様データは、ステップSc60において取得した部材ファイルから抽出した品名、材質、内面グレード、メーカー、洗浄グレード、型式、サイズ、商品コード、などのデータを含む。
図16は、プロジェクト管理画面の画面イメージを示す図である。同図において、プロジェクト管理画面には、現在登録されているプロジェクト名のリストA21や、新たにプロジェクト名を登録するための新規作成ボタンA22、プロジェクト名のリストの中から選択したプロジェクトを現在のプロジェクトとする設定ボタンA23、選択されたプロジェクトについての配管情報登録・編集画面を起動する編集ボタンA24などが含まれる。
図17及び図18は、配管情報登録・編集画面の画面イメージを示す図であり、図19は、ガス名登録・削除画面の画面イメージを示す図である。
図17においては、ガス名を選択するフィールドA30と、新たにガス名を登録したり、ガス名−用途対応テーブルに登録されているガス名を削除したりするための画面を起動するボタンA31と、パイプや、溶接継手としてのエルボ、ティー、異径ティー、レデューサなどの各区分それぞれについて優先度順に使用部材を選択するフィールドA32と、登録ボタンA33などが含まれている。また、図18は、図17において、バルブ/減圧弁/メカ継手/食込継手を登録するためのタブA34を選択した場合に表示される画面であり、各サイズ毎のバルブ/減圧弁/メカ継手/食込継手の区分について、優先度順に使用部材を選択するフィールドA35が表示されている。
図17または図18における配管情報登録・編集画面のボタンA31がクリックされると、情報登録手段61は、図19に示すガス名登録・削除画面を表示する。同図に示すガス名登録・削除画面には、記憶手段4内のガス名−用途対応テーブルに登録されているガス名の一覧A51と、ガス名の一覧A51の中から選択したガス名を、現在のプロジェクトに使用するガス名として登録する追加ボタンA52と、現在のプロジェクトに使用が登録されているガス名の一覧A53と、現在のプロジェクトに使用を登録しているガス名の一覧A53の中から選択したガス名を使用ガスから削除する削除ボタンA54と、現在選択されているガス名を現在のプロジェクトに使用登録するガス名として確定するためのOKボタンA55が含まれる。
情報登録手段61は、図17、図18におけるガス名を選択するフィールドA31に、ガス名登録・削除画面において使用が登録されたガス名をプルダウンメニューにより表示させ、その中からユーザにガス名を選択させる。また、情報登録手段61は、それぞれの区分における各優先度の部材については、記憶手段4内の部材ファイルに登録されている部材をプルダウンメニューにより表示させ、その中から使用を登録する部材をユーザに選択させる。例えば、ガス名「計装N2」が選択され、種類「パイプ」の各第1候補〜第3候補のフィールドA32には、部材ファイル内に品名「パイプ」に対応づけられている部材について、その材質、内面グレード、メーカー、洗浄グレードなどの情報をプルダウンメニューにより表示させる。同様に、ガス名「計装N2」が選択されている場合、サイズ「50A」の種類「バルブ/減圧弁/メカ継手/食込継手」の各第1候補〜第3候補のフィールドA35には、部材ファイル内にサイズ「50A」として登録されているバルブ、減圧弁、メカ継手または食込継手の品名、材質、内面グレード、メーカー、洗浄グレードなどの情報をプルダウンメニューにより表示させる。
図9は、図7のステップSb30またはSb50において、図15の帯状配管経路作図コマンドの起動ボタンA15がクリックされることにより帯状配管経路作図コマンドが選択され、帯状配管経路を作図する場合の詳細なフローを示す図である。
ユーザは、帯状配管経路作図コマンドの起動ボタンA15(図15)をマウスによりクリックする(ステップSd10)。すると、帯状配管経路設定手段62は、帯状経路作図画面を表示手段5に表示させる(ステップSd20)。ユーザは、入力手段3により、作図する帯状配管の系統数と、それぞれの系統毎に、配管の用途としてのガスの種類、部材、取付高さ、配管サイズ、配管のピッチを帯状経路作図画面に入力する(ステップSd30〜Sd80)。
次に、ユーザは、入力手段3により、描画エリアA13上において、帯状配管描画位置を指定する(ステップSd90)。これは、例えば、描画エリアA13に表示されている平面図にマウスで矩形に範囲指定することにより行うことができる。帯状配管経路設定手段62は、配管のイメージデータを記憶手段4から読み出し、その矩形の横方向が長い場合には、矩形の横方向と同じ長さの並行な配管のイメージデータを指定された系統の数だけ表示させる。また、矩形の縦方向が長い場合には、矩形の縦方向と同じ長さの並行な配管のイメージデータを指定された系統の数だけ表示させる。なお、配管イメージデータ間の広さは、入力された配管ピッチに対応して決定する。なお、帯状配管描画位置は続けて複数指定することもできる。
ユーザがOKボタンをマウスでクリックすると(ステップSd100:Yes)、帯状配管経路設定手段62は、ステップSd90で描画した帯状配管毎に、帯状配管のイメージデータ及びその描画位置と、帯状配管の系統数と、各系統のガス、部材の材質及び商品コード、取付高さ、配管サイズ、配管のピッチ、配管の長さとの情報を含む帯状配管設定データを生成して記憶手段4に登録し、ステップSd20からの処理を繰り返す。なお、配管図の場合、描画位置の情報は、建物の平面図における描画位置の情報を示し、系統図の場合、系統図(ガスの供給元と設備の描画位置が含まれ得る)における描画位置の情報を示す。また、配管の長さは、予め指定された平面図の縮尺の逆数と、描画エリアA13においてマウスで描画が指定された配管の長さとを乗算することで算出するが、系統図の場合、配管の長さの情報は含まれなくともよい。
一方、ユーザがOKボタンをクリックせずに(ステップSd100:No)、キャンセルボタンをクリックした場合(ステップSd110:Yes)、ステップSd90において表示した配管のイメージデータをクリアし、処理を終了する。
図20は、ステップSd20において帯状配管経路設定手段62が表示させる帯状経路作図画面の画面イメージを示す。帯状経路作図画面には、作図する配管の系統数を入力するフィールドA61と、各系統毎に、ガスの種類としてのガス名、使用する部材、取付高さ、配管サイズ、配管ピッチを入力するフィールド(A62〜A66)が含まれる。なお、配管の設定順と、描画エリアA13上に描画されるパイプの順序は対応している。ガス名の入力フィールドA62は、現在選択されているプロジェクトに対応して記憶手段4に記憶されているガス名の一覧をプルダウンメニューにより表示し、ユーザに選択させる。使用する部材の入力フィールドA63は、現在選択されているプロジェクト及びガス名、ならびに、区分「パイプ」に対応して、記憶手段4内のプロジェクトファイルに登録されている部材について優先度順にその部材の材質をプルダウンメニューに表示し、ユーザに選択させる。このとき、デフォルトとして、最も優先度の高い部材の材質を表示する。材質は、材質、内面グレード、メーカー、洗浄グレードなどの情報からなる。
同図においては、系統数は「3」、1系統目の配管には、ガス名「計装N2」、材質「SUS304 BA A社 SG1」の部材、取付高さ「100mm」、配管サイズ「40A」、2系統目と間の配管ピッチ「100mm」が設定されており、2系統目の配管にはガス名「He」、材質「SUS316L BA A社 SG1」、取付高さ「200mm」の部材、配管サイズ「32A」、3系統目と間の配管ピッチ「100mm」が設定されており、3系統目の配管には、ガス名「PN2」、材質「SUS316L BA A社 シングル SG1」、取付高さ「200mm」、配管サイズ「15A」が設定されている。なお、SGは洗浄グレードを示す。
図21は、図20の帯状経路作図画面に設定した条件で、ステップSd90において、描画位置として平面図に矩形K1、及び、矩形K2が指定された場合に表示される帯状配管のイメージデータを示す図である。横方向が長い矩形K1内には、帯状配管H1として並行な横方向の3系統の配管H11、H12、H13のイメージが表示される。また、縦方向が長い矩形K2内には、帯状配管H2として並行な縦方向の3系統の配管H21、H22、H23のイメージが表示される。ここでは、配管H11及びH21は1系統目(ガス名「計装N2」)、配管H12及びH22は2系統目(ガス名「He」)、配管H13及びH23は3系統目(ガス名「純窒素(PN2)」)に対応する。
図10は、図7のステップSb30またはSb50において、図15の経路分岐部作成コマンドの起動ボタンA16がクリックされることにより経路分岐作成コマンドが選択され、図21において作図済みの帯状配管に経路分岐を設定する場合の詳細なフローを示す図である。
ユーザは、経路分岐作成コマンドの起動ボタンA16(図15)をマウスによりクリックする(ステップSe10)。続いてユーザは、既に作図済みの帯状配管のうち、経路分岐対象であり、交差している帯状配管を指定する情報を入力する(ステップSe20)。これは、例えば、図22に示すように、現在画面表示されている帯状配管の系統図において、矩形K3のように、経路分岐対象の交差する帯状配管を含むようマウスで範囲指定することにより行うことができる。
経路分岐部作成手段63は、指定された描画位置の帯状配管のイメージデータに対応した帯状配管設定データを記憶手段4から読み出し、さらにこの帯状配管設定データから、各系統のガス名、サイズ、取付高さを読み出す。そして、指定された2つの帯状配管が、同じガス名に対応した系統を含み、かつ、同じ取付高さであるかを判断する。例えば、帯状配管H1及びH2が指定された場合、配管H11及びH21がガス名「計装N2」に、配管H12及びH22がガス名「He」に、配管H13及びH23がガス名「PN2」に対応しており、配管H11及びH21、配管H12及びH22、配管H13及びH23がそれぞれ同じ取付高さであると判断する。経路分岐部作成手段63は、指定された帯状配管が、同じガス名に対応した系統を含み、かつ、同じ取付高さであると判断した場合、その同じガス名及び高さに対応した配管同士が交差する部分で分岐するものとし、経路分岐作成画面を表示する(ステップSe30)。なお、指定された2つの帯状配管が、同じガス名に対応した系統を含まない場合や、高さが異なる場合はエラーが出力される。
ユーザは、入力手段3により、経路分岐作成画面へ分岐部分の1系統毎に、溶接継手の部材、分岐方法/方向、継手のタイプを入力する(ステップSe40〜Se60)。経路分岐作成画面において、キャンセルボタンがクリックされず(ステップSe70:NO)、OKボタンがクリックされた場合(ステップSe80:YES)、経路分岐部作成手段63は、経路分岐作成画面に入力された内容に基づき、経路分岐対象の配管同士が、選択された分岐形状の溶接継手によって分岐しているイメージデータを表示手段5に表示させる(ステップSe90)。
続いて、表示手段5に表示されるキャンセルボタンがクリックされず(ステップSe100:NO)、ENTERボタンがクリックされた場合(ステップSe110:YES)、経路分岐部作成手段63は、作成した経路分岐の描画を確定し、経路分岐部のイメージデータ及び該イメージデータの描画位置と、分岐する帯状配管の系統と、各系統のガス、交差する水平の配管及び垂直の配管のサイズ、溶接継手の部材の材質及び商品コード、分岐方法/方向、継手のタイプとの情報を含む経路分岐設定データを記憶手段4に書き込む(ステップSe120)。
一方、ステップSe100においてキャンセルボタンがクリックされた場合は(ステップSe100:YES)、ステップSe90において表示させた経路分岐部のイメージデータをクリアし、経路分岐部作成前の経路図へ表示を戻し、処理を終了する(ステップSe130)。また、ステップSe110においてENTERボタンがクリックされない場合には(ステップSe110:NO)、再び、ステップSe100に戻り、ボタンの入力待ちを行う。
なお、ステップSe70においてキャンセルボタンがクリックされた場合は(ステップSe70:YES)、経路分岐部作成処理を終了する。また、ステップSe80においてOKボタンがクリックされない場合には、再び、ステップSe30からの処理を繰り返す。
図23は、経路分岐作成画面の画面イメージを示す図である。同図において、経路分岐作成画面には、分岐する各系統のガス名、及び、交差する配管のサイズの表示と、溶接継手の部材の材質を表示し、その中から使用する部材を入力するフィールド、分岐方法/方向を入力するボタン、ならびに、継手のタイプをチェックにより選択するボタン、OKボタン、キャンセルボタンが表示されている。各系統のガス名は、分岐が指定された帯状配管の帯状配管設定データから読み出して表示される。また、交差する配管のサイズには、水平方向に描画された系統のパイプのサイズ及び垂直方向に描画されたパイプのサイズがあり、分岐が指定された帯状配管の帯状配管設定データから読み出したものが表示される。部材の材質は、その系統のガス及び配管のサイズをキーにして、記憶手段4内のプロジェクトファイルから読み出した、区分がエルボ、ティーなどの溶接継手である部材の材質を、当該部材の優先度順にプルダウンメニューにより表示させ、その中からユーザに選択させる。なお、デフォルトとして、優先度が最も高い溶接継手の材質を表示させる。
図24は、図22において選択した分岐対象の帯状配管を、図23の経路分岐作成画面により経路分岐部の設定を確定した後の系統図の表示イメージを示す図である。同図においては、配管H11と及びH21、配管H12及びH22、配管H13及びH23とが、選択した形状の溶接継手により分岐しているイメージデータが表示されている。なお、本例は、図23の経路分岐作成画面において「¬」型を選択することにより、配管の方向が左方向と下方向とになるが、例えば、「T」型を選択した場合には、配管が左右に一直線であり、下方向に分岐していることを示す。
図11は、図7のステップSb30またはSb50において、図15の経路分岐部変更コマンドの起動ボタンA17がクリックされることにより経路分岐変更コマンドが選択され、図21において作図済みの経路分岐を変更する場合の詳細なフローを示す図である。
図9に示す手順により経路分岐部を作成した後、ユーザは、経路分岐部変更コマンドの起動ボタンA17(図15)をマウスによりクリックする(ステップSf10)。続いてユーザは、既に作図済みの経路分岐部の中から修正対象となる経路分岐部を指定する情報を入力する(ステップSf20)。これは、例えば、図24に示すように、現在画面表示されている経路図において、矩形K4のように、修正対象の経路分岐部を含むようにマウスで範囲指定することにより行うことができる。
経路分岐部変更手段64は、範囲指定された経路分岐部のイメージデータに対応した経路分岐設定データを記憶手段4から読み出し、この読み出した経路分岐設定データ内の情報を経路分岐変更画面により表示手段5へ表示させる(ステップSf30)。ユーザは、現在の経路分岐の設定を参照しながら、変更する溶接継手の部材、分岐方法/方向、継手のタイプを入力する(ステップSf40〜Sf60)。キャンセルボタンがクリックされず(ステップSf70:NO)、OKボタンがクリックされた場合(ステップSf80)、経路分岐部作成手段63は、経路分岐変更画面に入力された内容に基づき、経路分岐対象の配管同士が、修正された分岐形状の溶接継手によって分岐しているイメージデータを表示手段5に表示させる(ステップSf90)。
続いて経路分岐部変更手段64が表示手段5に表示させたキャンセルボタンがクリックされず(ステップSf100:NO)、ENTERボタンがクリックされた場合(ステップSf110:YES)、経路分岐部変更手段64は、修正された内容で作成した経路分岐の描画を確定する。そして、記憶手段4に記憶されている、経路分岐修正対象の経路分岐設定データを、変更後の経路分岐部のイメージデータ及び該イメージデータの描画位置と、分岐する帯状配管の系統と、各系統のガス名、交差する水平の配管及び垂直の配管のサイズ、溶接継手の部材の材質及び商品コード、分岐方法/方向、継手のタイプとの情報を含む経路分岐設定データにより更新する(ステップSf120)。
一方、ステップSf100においてキャンセルボタンがクリックされた場合は(ステップSf100:YES)、ステップSf90において表示させた経路分岐部のイメージデータをクリアし、経路分岐部修正前の経路図へ表示を戻し、処理を終了する(ステップSf130)。また、ステップSf110においてENTERボタンがクリックされない場合には(ステップSf110:NO)、再び、ステップSf100に戻り、ボタンの入力待ちを行う。
なお、ステップSf70においてキャンセルボタンがクリックされた場合は(ステップSf70:YES)、経路分岐部変更処理を終了する。また、ステップSf80においてOKボタンがクリックされない場合には、再び、ステップSf30からの処理を繰り返す。
図25は、経路分岐変更画面の画面イメージを示す図である。同図において、経路分岐作成画面には、変更対象の経路分岐部における各系統のガス名、及び、交差する配管のサイズの表示と、溶接継手の部材の材質を表示し、その中から使用する部材を入力するフィールド、分岐方法/方向を入力するボタン、ならびに、継手のタイプをチェックにより選択するボタン、OKボタン、キャンセルボタンが表示されている。経路分岐部変更手段64は、溶接継手の部材の材質、分岐方法/方向、継手のタイプとして、変更対象の経路分岐部に対応した経路分岐設定データに現在登録されているものをデフォルトで表示するが、プルダウンメニューの表示方法は、図23の経路分岐部作成画面と同様である。
図12は、図7のステップSb30またはSb50において、図15の部品類挿入コマンドの起動ボタンA18がクリックされることにより部品類挿入コマンドが選択され、図21において作図済みの帯状配管に部品類を挿入する場合の詳細なフローを示す図である。
ユーザは、部品類挿入コマンドの起動ボタンA18(図15)をマウスによりクリックする(ステップSg10)。続いてユーザは、既に作図済みの帯状配管上の部品類挿入位置を指定する情報を入力する(ステップSg20)。これは、例えば、現在画面表示されている帯状配管の経路図において、部品類挿入位置をマウスにより範囲指定することで行うことができる。
続いて、部品類挿入手段65は、部品類挿入画面を表示する(ステップSg30)。ユーザは、入力手段3により、部品類挿入画面へ帯状配管の1系統毎に、挿入する部品類、サイズ、挿入位置及び方向、経路取り出しずらし距離、取出高差分、ティーのタイプ、末端処理の有無の情報を入力する(ステップSg40〜Sg100)。部品類挿入画面において、キャンセルボタンがクリックされず(ステップSg110:NO)、OKボタンがクリックされた場合(ステップSg120:YES)、部品類挿入手段65は、部品類挿入画面に入力された内容に基づき、指定された帯状配管の部品類挿入位置に、選択した部品類を挿入したイメージデータを表示手段5に表示させる(ステップSg130)。
続いて、表示手段5に表示されるキャンセルボタンがクリックされず(ステップSg140:NO)、ENTERボタンがクリックされた場合(ステップSg150:YES)、部品類挿入手段65は、作成した部品類挿入の描画を確定し、部品類挿入のイメージデータ及び該イメージデータの描画位置と、部品類が挿入される帯状配管と、当該帯状配管の各系統のガス名、配管のサイズ、挿入する部品類の商品名、材質、商品コード、サイズ、挿入位置及び方向、経路取り出しずらし距離、取出高差分、ティーのタイプ、末端処理の有無の情報を含む部品類設定データを記憶手段4に書き込む(ステップSg160)。さらに、記憶手段4に記憶されている、部品挿入対象の帯状配管の帯状配管設定データを特定し、当該帯状配管設定データ内の各系統の配管の長さを、部品類挿入位置にて分割した長さに書き換える。
一方、ステップSg140においてキャンセルボタンがクリックされた場合は(ステップSg140:YES)、ステップSg130において表示させた部品類挿入のイメージデータをクリアし、部品類挿入前の経路図の表示へ戻し、処理を終了する(ステップSg170)。また、ステップSg150においてENTERボタンがクリックされない場合には(ステップSg150:NO)、再び、ステップSg140に戻り、ボタンの入力待ちを行う。
なお、ステップSg110においてキャンセルボタンがクリックされた場合は(ステップSg110:YES)、部品類挿入処理を終了する。また、ステップSg120においてOKボタンがクリックされない場合には、再び、ステップSg30からの処理を繰り返す。
図26は、部品類挿入画面の画面イメージを示す図である。同図において、経路分岐作成画面には、部品類挿入が選択された帯状配管の各系統のガス名、及び、配管のサイズの表示と、挿入する部品類、サイズ、挿入位置及び方向、経路取り出しずらし距離、取出高差分、ティーのタイプ、末端処理の有無を入力するボタンやフィールド、OKボタン、キャンセルボタンが表示されている。各系統のガス名及び配管サイズは、部品類挿入手段65が、部品類挿入が指定された帯状配管のイメージに対応した帯状配管設定データを記憶手段4から読み出して表示する。また、各系統の部品類は、その系統のガス名及び配管のサイズをキーにして、記憶手段4内のプロジェクトファイルから読み出した、区分が部品類の品名及び材質を、優先度順にプルダウンメニューにより表示させ、その中からユーザに選択させる。なお、デフォルトとして最も優先度の部品類を表示する。また、挿入位置/方向は、ライン上、ラインの上部、ラインの下部、ラインの右側、ラインの左側、垂直などに対応したラジオボタンにより選択するが、例えば、帯状配管が水平方向の場合には、ラインの右側/左側は選択できないようにする。
図27は、部品類挿入画面により挿入する部品類を確定した後の系統図の表示イメージを示す図である。同図においては、部品類挿入位置K5が指定されており、この部品類挿入位置K5の帯状配管H1の各系統の配管H11〜H13に対して、部品類挿入画面において指定した部品類と、その挿入位置/取付位置とに基づいて、部品類を取り付けたイメージデータが表示されている。
図13は、図7のステップSb30またはSb50において、図15の配管施工工数予想コマンドの起動ボタンA19がクリックされることにより配管施工工数予想コマンドが選択され、図27において作成済みの配管図または系統図から施工工数を算出する場合の詳細なフローを示す図である。
ユーザは、配管施工工数予想コマンドの起動ボタンA19(図15)をマウスによりクリックする(ステップSh10)。続いてユーザは、配管施工工数予想を行う範囲を指定する情報を入力する(ステップSh20)。これは、例えば、現在画面表示されている帯状配管の配管図または系統図において、配管施工工数を予想したい範囲をマウスにより範囲指定することで行うことができる。
工数予想手段66は、マウスにより範囲指定された中に含まれる帯状配管、経路分岐、部品類のイメージデータに対応した帯状配管設定データ、経路分岐設定データ、部品類設定データを読み出す。そして、工数予想手段66は、帯状配管設定データ内に登録されている全ての配管の商品コードをキーに、現在のプロジェクトのプロジェクトファイルから商品単価、メートル工数を読み出す。さらに、工数予想手段66は、帯状配管設定データ内に登録されている全ての配管のそれぞれの長さを読み出す。工数予想手段66は、各配管(部材)について、長さ×商品単価から部材費用を、長さ×メートル工数から施工費用をそれぞれ算出するとともに、これらの算出結果を全て加算して配管についての合計金額を算出する。
また、工数予想手段66は、経路分岐設定データ、部品類設定データ内に登録されている各部材の個数をカウントする。さらに、工数予想手段66は、経路分岐設定データ、部品類設定データ内に登録されている各部材の商品コードをキーにプロジェクトファイルから各部材の金額を読み出す。工数予想手段66は、配管についての合計金額及び配管以外の部材の合計金額を合算して、全体の施工金額を算出する(ステップSh30)。
工数予想手段66は、ステップSh30において取得した配管の部材と、各配管部材それぞれの部材費用及び施工費用、配管についての合計金額と、配管以外の部材と、配管以外の各部材それぞれの部材費用、配管以外の部材についての合計金額と、全体の施工金額とを、配管施工工数算出結果表示画面により表示手段5に表示する(ステップSh40)。ユーザが、この配管施工工数算出結果表示画面に含まれるOKボタンをクリックするまで(ステップSh50:NO)配管施工工数算出結果表示画面を表示し、OKボタンをクリックした場合(ステップSh50:YES)、配管施工工数予想処理を終了する。
図14は、図7のステップSb30またはSb50において、図15の拾い出力ツールの起動ボタンA20がクリックされることにより拾い出力ツールが選択され、図27において拾い出力を行う場合の詳細なフローを示す図である。
ユーザは、拾い出力ツールの起動ボタンA20(図15)をマウスによりクリックする(ステップSi10)。拾い出力手段67は、拾い出力の条件設定画面を表示手段5に表示する。ユーザは、例えば、継手や弁類などの部材の集計を行うかの条件を条件設定画面に入力する。拾い出力手段67は、条件の入力を受けると、現在描画エリアA13に表示されている配管図または系統図に描画されている帯状配管、経路分岐、及び、部品類に対応して記憶手段4内に記憶されている帯状配管設定データ、経路分岐設定データ、部品類設定データを読み出す。そして、帯状配管設定データに含まれる配管の部材とその長さを抽出し、さらに、経路分岐設定データ及び部品類設定データに含まれる配管以外の部材を抽出するとともに、当該部材個数を集計する(ステップSi20)。このとき、継手、弁類の集計を行わない旨の条件が入力された場合には、その部材は除いて抽出する。拾い出力手段67は、これらの集計内容を拾い確認画面に表示する(ステップSi30)。ユーザは、拾い確認画面の内容をファイルに出力したい場合、当該画面中のファイル出力ボタンをクリックする(ステップSi40)。
拾い出力手段67は、ファイルの出力条件を設定するためのファイル出力条件設定画面を表示手段5に表示する(ステップSi50)。ユーザは、ファイル出力画面へファイル出力条件を入力し(ステップSi60)、ファイル出力画面内の出力ボタンをクリックする(ステップSi70)。拾い出力手段67は、キャンセルボタンがクリックされず(ステップSi80:NO)、出力ボタンがクリックされたと判断すると(ステップSi90:YES)、ステップSi50にて入力された条件に従って、ステップSi40にて拾い確認画面に表示した集計内容を示すテキストファイルを作成する(ステップSi100)。テキストファイルの作成が終了すると、その旨を通知する出力完了画面を表示する。出力完了画面では、作成されたテキストファイルを表示してもよい。ユーザにより、出力完了画面に表示されるマルチウィンドウの画面表示終了ボタンや、出力完了画面内の閉じるボタンがクリックされない間は(ステップSi110:NO)、ステップSi30の集計内容の画面表示に戻って処理を繰り返す。出力完了画面に表示されるマルチウィンドウの画面表示終了ボタンや、出力完了画面内の閉じるボタンがクリックされた場合は(ステップSi110:YES)、拾い出力処理を終了する。
図28は、拾い出力の条件設定画面及び拾い確認画面の表示イメージを示す図である。同図に示す拾い出力の条件設定画面には、継手や弁類などの部材の集計を行うかの条件を入力するチェックボックスや、拾い出力を開始するためのOKボタンなどが含まれる。また、OKボタンがクリックされたときに表示される拾い確認画面では、ステップSi20において集計した結果として、系統図において使用を定義した各部材の名称や、数量などが表示されている。
図29は、ファイル出力条件設定画面の表示イメージを示す図である。同図に示すファイル出力条件では、どのソフトウェアやどの機能が取り扱うことのできるデータ形式にするかの選択や、各データ項目の区切りに使用する記号、数量単位などの条件を入力する。
図30は、拾い出力により作成されたテキストファイルの例を示す図である。同図に示す、拾い出力のテキストファイルでは、平面図データに対応付けられた工事名称、フロア名称等の情報と、各部材のガス名、名称、サイズ、数量、継手部品などの情報が表示されている。
上記実施の形態によれば、(1)同種または異種のガスに関わらず、複数の配管を同時に描画できない、(2)作図した複数の配管に対して、それぞれ任意の向きに経路分岐を同時に作成できない、(3)作図した経路分岐に対して、それぞれ任意の向きに同時に経路分岐を修正できない、(4)作図した複数の配管に同時に、部品類を配置することができない、という従来の技術の問題を解決することができる。すなわち、上記実施形態の配管作図装置よれば、複数の同種または異種のガス配管を同時に、連続的に描画すること、作図した複数の配管に対して、それぞれ任意の向きに経路分岐を同時に作成すること、作図した経路分岐に対して、同時にそれぞれ任意の向きに経路分岐を編集すること、作図した複数の配管上に、同時に、それぞれ選択された任意の形の分を挿入することが可能となるという効果がある。さらに、配管を描画する前に、予め使用する配管や部材の材料データ(ガス名や材質、口径、グレードなど)を登録しておくことで、個々の部品に意味付けが行え、編集時のデータを簡単に紐付けできるようになったという効果がある。部品及び材質のデータは、汎用的な表計算ソフトウェアなどで作成及び修正ができるため、一旦登録したデータについても、部材の属性を変更でき、既存の作図した図面に紐付けされた部材ファイルを再読込みするだけで簡単に着替えることが可能である。
なお、上述の配管作図装置1は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、配管作図装置1の作図手段6の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明の一実施の形態による配管作図装置の機能ブロック図である。 同実施の形態による配管作図装置の機能とデータの関係を示す図である。 同実施の形態による部材ファイルのデータ構成を示す図である。 同実施の形態によるガス名−用途対応テーブルのデータ構成を示す図である。 同実施の形態によるプロジェクトファイルのデータ構成を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置の動作フローを示す図である。 同実施の形態による配管作図装置の動作フローを示す図である。 同実施の形態による配管作図装置の動作フローを示す図である。 同実施の形態による配管作図装置の動作フローを示す図である。 同実施の形態による配管作図装置の動作フローを示す図である。 同実施の形態による配管作図装置の動作フローを示す図である。 同実施の形態による配管作図装置の動作フローを示す図である。 同実施の形態による配管作図装置の動作フローを示す図である。 同実施の形態による配管作図装置の動作フローを示す図である。 同実施の形態による配管作図装置の動作フローを示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。 同実施の形態による配管作図装置が表示する画面例を示す図である。
符号の説明
1…配管作図装置
2…制御手段
3…入力手段
4…記憶手段
5…表示手段
6…作図手段
61…情報登録手段
62…帯状配管経路設定手段
63…経路分岐部作成手段
64…経路分岐部変更手段
65…部品類挿入手段
66…工数予想手段
67…拾い出力手段

Claims (12)

  1. 同じ経路に並行して複数系統設置される配管からなる帯状配管を作図する配管作図装置であって、
    画像を表示する表示手段と、
    配管のイメージデータの描画位置と、当該配管の用途及び部材との情報を記憶する記憶手段と、
    帯状配管の系統数と、各系統の配管それぞれの用途及び部材と、描画位置との情報の入力を受け、前記系統数の配管からなる帯状配管のイメージデータを前記描画位置に表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該帯状配管のイメージデータ及びその描画位置と、当該帯状配管に含まれる各系統の配管の用途及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む帯状配管経路設定手段と、
    を備えることを特徴とする配管作図装置。
  2. 前記表示手段にイメージデータが表示されている前記帯状配管の中から選択された、経路分岐対象の帯状配管と、当該帯状配管における各系統の分岐形状及び部材との情報の入力を受け、前記経路分岐対象の帯状配管に含まれる同じ用途の配管が、当該配管の系統に対応して入力された前記分岐形状により分岐している経路分岐部のイメージデータを表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該経路分岐部のイメージデータ及びその描画位置と、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の分岐形状及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む経路分岐部作成手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配管作図装置。
  3. 前記表示手段にイメージデータが表示されている経路分岐部の中から選択された、修正対象の経路分岐部と、当該経路分岐部における修正後の各系統の分岐形状及び部材との情報の入力を受け、前記修正対象の経路分岐部のイメージデータを、入力された前記修正後の分岐形状により分岐している経路分岐部のイメージデータに変更して表示するよう前記表示手段に指示するとともに、前記修正対象の経路分岐部の系統図構成データを、前記経路分岐部の修正後のイメージデータ及びその描画位置と、修正後の分岐形状及び部材との情報を含む系統図構成データにより更新する経路分岐部変更手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の配管作図装置。
  4. 前記表示手段にイメージデータが表示されている前記帯状配管の中から選択された、部品類挿入対象の帯状配管と、当該帯状配管における各系統の配管に挿入する部品類及びその挿入位置との情報の入力を受け、前記部品類挿入対象の帯状配管における各系統の配管に、当該系統に対応して入力された前記挿入位置に、当該系統に対応して入力された前記部品類を挿入した部品類挿入のイメージデータを表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該部品類挿入のイメージデータ及びその描画位置と、前記部品類挿入対象の帯状配管における各系統の配管に挿入した部品類及びその挿入位置の情報とを含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む部品類挿入手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の配管作図装置。
  5. 前記記憶手段は、部材とその用途とを対応づけた部材データを記憶しており、
    前記帯状配管経路設定手段は、入力された用途であり、かつ、配管に用いられる部材を前記記憶手段内の部材データから取得して前記表示手段に表示させ、表示させた部材の中から選択された部材の情報の入力を受け、
    前記経路分岐部作成手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途であり、かつ、継手に用いられる部材を前記記憶手段の部材データから読み出して前記表示手段に表示させ、表示させた部材の中から選択された部材の情報の入力を受け、
    前記部品類挿入手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途の部品類の部材を前記記憶手段の部材データから読み出して前記表示手段に表示させ、表示させた部材の中から選択された部材の情報の入力を受ける、
    ことを特徴とする請求項4に記載の配管作図装置。
  6. プロジェクトと、当該プロジェクトにおいて各用途に使用する配管、継手、及び、部品類の部材と、当該部材の優先度との情報の入力を受け、これらの入力された情報を含む部材データを生成して前記記憶手段に書き込む情報登録手段をさらに備え、
    前記帯状配管経路設定手段は、入力された用途であり、かつ、配管に用いられる部材を、現在選択されているプロジェクトの前記部材データから読み出して前記表示手段に優先度順に表示させ、
    前記経路分岐部作成手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途であり、かつ、継手に用いられる部材を、現在選択されているプロジェクトの前記部材データから読み出して優先度順に前記表示手段に表示させ、
    前記部品類挿入手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途の部品類の部材を、現在選択されているプロジェクトの部材データから読み出して前記表示手段に優先度順に表示させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の配管作図装置。
  7. 前記記憶手段は、さらに、各部材の施工工数算出に関する情報を記憶しており、
    前記表示手段が表示している帯状配管、経路分岐部、あるいは、部品類のイメージデータのうち、施工工数算出対象となるイメージデータを指定する情報の入力を受け、当該指定されたイメージデータに対応した系統図構成データから部材及び当該部材の数量を取得するとともに、取得した部材の施工工数算出に関する情報を前記記憶手段から読み出し、各部材の数量及び施工工数算出に関する情報を用いて施工工数を算出する工数予想手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかの項に記載の配管作図装置。
  8. 系統図に含まれる系統図構成データを読み出し、当該系統図構成データから部材を抽出し、抽出した各部材の数量を取得して出力する拾い出力手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項4から請求項7のいずれかの項に記載の配管作図装置。
  9. 前記用途は、ガスの種類であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかの項記載の配管作図装置。
  10. 同じ経路に並行して複数系統設置される配管からなる帯状配管を作図する配管作図装置に用いられる配管作図方法であって、
    前記配管作図装置は、
    画像を表示する表示手段と、
    配管のイメージデータの描画位置と、当該配管の用途及び部材との情報を記憶する記憶手段とを備えており、
    前記配管作図装置の帯状配管経路設定手段が、
    帯状配管の系統数と、各系統の配管それぞれの用途及び部材と、描画位置との情報の入力を受け、前記系統数の配管からなる帯状配管のイメージデータを前記描画位置に表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該帯状配管のイメージデータ及びその描画位置と、当該帯状配管に含まれる各系統の配管の用途及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む、
    ことを特徴とする配管作図方法。
  11. 同じ経路に並行して複数系統設置される配管からなる帯状配管を作図する配管作図装置に用いられるコンピュータを、
    配管のイメージデータの描画位置と、当該配管の用途及び部材との情報を記憶する記憶手段、
    帯状配管の系統数と、各系統の配管それぞれの用途及び部材と、描画位置との情報の入力を受け、前記系統数の配管からなる帯状配管のイメージデータを前記描画位置に表示するよう表示手段に指示するとともに、当該帯状配管のイメージデータ及びその描画位置と、当該帯状配管に含まれる各系統の配管の用途及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む帯状配管経路設定手段、
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 請求項11に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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