JP2008149813A - 車両用パワーユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】重量を増加させることなく剛性を強化した車両用パワーユニットを提供する。
【解決手段】自動三輪車1に搭載され、クランクシャフト46から回転駆動力を出力するエンジン39と、クランクシャフト46の回転駆動力を後輪シャフト53L,53Rに伝達する伝動装置57及び差動装置63とを有し、車体に揺動自在に支持される車両用パワーユニット26が、車両前後方向に延び、伝動装置57を収容する伝動ケース42と、この伝動ケース42の後部の側部に取り付けられ、差動装置63を収容するギアケース68とを有し、伝動ケース42及びギアケース68の各々にマフラー支持部92,93を設け、これらのマフラー支持部92,93にマフラー29が取り付ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、重量を増加させることなく剛性を強化した車両用パワーユニットに関する。
自動三輪車においては、伝動装置を収容する伝動ケースと、差動ギア(差動装置)を収容するギアケースによってパワーユニットが形成され、このパワーユニットがスイングアームの役割を果たすため、伝動ケースとギアケースの剛性が要求される(例えば、特許文献1参照)。
実開昭60−179525号公報
しかしながら、差動装置が収容されるギアケースは大きくなるため、補強リブを設けて剛性を確保しようとすると重量が増加してしまうという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、重量を増加させることなく剛性を強化した車両用パワーユニットを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る車両用パワーユニットは、車両(例えば、実施形態における自動三輪車1)に搭載され、クランクシャフトから回転駆動力を出力する内燃機関(例えば、実施形態におけるエンジン39)と、クランクシャフトの回転駆動力を駆動輪シャフト(例えば、実施形態における後輪シャフト53L,53R)に伝達する伝動装置及び差動装置とを有し、車体に揺動自在に支持されるものであり、車両前後方向に延び、伝動装置を収容する伝動ケースと、この伝動ケースの後部の側部に取り付けられ、差動装置を収容するギアケースとを有し、伝動ケース及びギアケースの各々にマフラー支持部を設け、これらのマフラー支持部にマフラーが取り付けられる。
このような本発明に係る車両用パワーユニットにおいて、伝動ケース及びギアケースが、後部の外側上面において後方に向かって斜め下方に傾斜する傾斜面を有し、マフラー支持部が、この傾斜面に設けられていることが好ましい。
また、マフラー支持部が、伝動ケース及びギアケースの外側端部に設けられていることが好ましい。
さらに、マフラーが、車体左右方向に延出するように取り付けられていることが好ましい。
本発明に係る車両用パワーユニットを以上のように構成すると、マフラー支持部を伝動ケース及びギアケースの各々に設け、このマフラー支持部を繋ぐようにマフラーを取り付けることにより、このマフラーを伝動ケース及びギアケースを繋ぐ剛体として機能させることができる。これにより、ケース全体の剛性を確保できるので、これらの伝動ケース及びギアケースに設ける補強リブ等を少なくすることができ、各々のケースの軽量化を図ることができる。また、マフラーを伝動ケース若しくはギアケースのいずれか一方に取り付けた場合に比べて、このマフラーを支持する間隔を広げることができるので、マフラーの表面で発生する振動をより効果的に抑えることができ、マフラーの表面からの固体伝搬音を低減することができる。
なお、伝動ケース及びギアケースの後部の外側上面に、後方に向かって斜め下方に傾斜する傾斜面に設け、この傾斜面にマフラー支持部を設けることにより、この傾斜面の上方にマフラーを配置できるので、取り付け作業が簡便となるのに加えて、マフラーの地上からの高さを低く抑えることができる。
また、マフラー支持部を、伝動ケース及びギアケースの外側端部に設けることにより、マフラーの支持間隔を最大限広げることができ、上記固体伝搬音を効果的に低減することができる。
さらに、マフラーを車体左右方向に延出するように配置することにより、このマフラーの径を大きく取ることができるというメリットがあり、また、このように配置することにより、上述の支持方法によりマフラーの表面の振動による固体伝搬音を効果的に低減することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて本発明に係る車両用パワーユニット(以降の説明では、単に「パワーユニット」と呼ぶ)が搭載される自動三輪車1について説明する。1個の前輪2と2個の後輪3L,3Rを有した自動三輪車1は、前輪2を有した前車体4と、後輪3L,3Rを有した後車体5とを揺動機構6を介して連結することで、前車体4に対して後車体5を上下スイング自在及び左右ローリング自在に連結した車両である。
前車体4は、側面視においてU字状に形成された車体フレーム7を有し、この車体フレーム7の前端部に操舵機構8を介して前輪2が回転自在に取り付けられている。操舵機構8は、車体フレーム7の前部に取り付けられ、上下方向に延びるヘッドパイプ9を有し、このヘッドパイプ9には、図示しないステアリングシャフトが回転自在に取り付けられている。そして、ステアリングシャフトの下端にフロントフォーク10が取り付けられ、このフロントフォーク10の下端に上述の前輪2が回転自在に取り付けられている。一方、ステアリングシャフトの上端にはハンドルポスト11が取り付けられており、さらにこのハンドルポスト11の上端にハンドル12が取り付けられている。また、車体フレーム7の後部の上部には、シート13が取り付けられており、このシート13に搭乗した運転者によりハンドル12が操作されて、前輪2が操舵可能に構成されている。
ハンドル12の前方には、フロントカバー14が設けられており、このフロントカバー14の上部に、ワイパー15を備えるウインドスクリーン16が取り付けられている。また、ハンドル12とシート13との間の下方にステップフロア17が設けられている。さらに、シート13の後方から左右一対のポスト18を立ち上げ、ウインドスクリーン16とポスト18とにルーフ19が取り付けられ、また、シート13の後方に荷室20が配置されている。前輪2の上方にはこの前輪2を覆うようにフロントフェンダ21が取り付けられており、フロントカバー14には、ヘッドランプ22やバックミラー23が取り付けられている。なお、前車体4のシート13の下方には、燃料タンク24が設けられ、この燃料タンク24内に設けられた燃料ポンプ25により後述するパワーユニット26に燃料が供給される。
後車体5には、後輪3L,3Rを駆動するパワーユニット26が設けられている。このパワーユニット26には、吸気装置27、及び、触媒管28やマフラー29を有する排気装置30が取り付けられており、全体がエンジンカバー31により覆われている。なお、パワーユニット26の詳細については、後述する。
揺動機構6は、リンク32、及び、ジョイントケース33で構成される。車体フレーム7の下部から下方に延びるリンク32は、この車体フレーム7に対して前後方向に所定の角度範囲で揺動可能に取り付けられている。さらに、このリンク32の下端部には、後方に延びるジョイントケース33がこのリンク32に対して上下方向に揺動自在に取り付けられている。
ジョイントケース33は、一端がリンク32に枢結されるケース本体33aと、このケース本体33aの他端側に挿入され、後方に延びる軸を中心にダンパを33dを介してこのケース本体33aに対して相対回転可能に取り付けられたジョイントシャフト33bと、このジョイントシャフト33bとパワーユニット26の下部とを連結するブラケット33cとから構成される。また、このジョイントケース33は、一端が車体フレーム7の後部に枢結され、他端がジョイントケース33のケース本体33aに枢結されたクッション34により支持されている。なお、ダンパ33dは、ジョイントシャフト33bから径方向に延ばした複数の押圧部材とケース本体33aとの間に複数の円柱状のラバーを介在させ、押圧部材とケース本体33aとの相対回転によりラバーを押し縮めることでダンパ作用を発揮する、いわゆる「ナイトハルトダンパ」である。
それでは、パワーユニット26について図2〜図4を用いて説明する。なお、本実施例においては、図2における矢印Fの方向を前方とし、矢印Uの方向を上方として説明する。パワーユニット26は、シリンダヘッド40及びエンジンケース41からなるエンジン39と、伝動ケース42に格納された伝動装置57と、ギアケース68に格納された差動装置63とから構成される。
エンジンケース41には、車体前後方向に延びるように嵌め込まれたシリンダスリーブ43に囲まれてシリンダ室43aが形成されており、このシリンダ室43aには、前後方向に摺動自在にピストン44が配設されている。さらに、このピストン44はコンロッド45を介してエンジンケース41に回転自在に保持されるクランクシャフト46に接続されている。そして、シリンダスリーブ43、シリンダヘッド40及びピストン44で形成される燃焼室47には、シリンダヘッド40に形成された吸気口及び排気口が連通している。
エンジンケース41に車体左右方向に延びるように取り付けられたクランクシャフト46は、左クランクシャフト半体46Lと右クランクシャフト半体46Rとから構成されており、両クランクシャフト半体46L,46Rを繋いで配設されたクランクピン50を介して、コンロッド45が接続されている。これらのクランクシャフト半体46L,46Rは、左右のベアリング51,52を介してエンジンケース41に保持される。
シリンダヘッド40には、吸気バルブ及び排気バルブを開閉するためのカムが形成されたカムシャフト73が回転自在に設けられており、このカムシャフト73にはカムドリブンギア74が取り付けられている。一方、クランクシャフト46のカムドリブンギア74と対向する位置にはカムドライブギア75が取り付けられており、これらのギア74,75にカムチェーン76が巻き掛けられている。そのため、クランクシャフト46が回転すると、カムドライブギア75の回転がカムチェーン76を介してカムドリブンギア74に伝達されてカムシャフト73が回転し、吸気バルブ及び排気バルブが開閉する。
エンジンケース41の左側側部には伝動ケース42が取り付けられており、左クランクシャフト半体46Lのジャーナル部は、この伝動ケース42内に突出して配置されている。伝動ケース42には、クランクシャフト46の後方に位置してこのクランクシャフト46と平行に延び、伝動ケース42に回転自在に保持される後輪シャフト53が取り付けられており、さらにその後方に、クランクシャフト46と平行に延びて伝動ケース42に回転自在に保持されるカウンタシャフト54が取り付けられている。
伝動ケース42の左側側面には、左カバー部材55が取り付けられており、この伝動ケース42と左カバー部材55とで囲まれた伝動装置室56内に、伝動装置(変速装置)57が格納されている。伝動装置57は、伝動装置室56内に延びる左クランクシャフト半体46Lのジャーナル部に取り付けられて一体回転するドライブプーリ58、カウンタシャフト54の左端部に取り付けられてこのカウンタシャフト54に対して相対回転するドリブンプーリ59、カウンタシャフト54の略中央部に取り付けられ、ドリブンプーリ59とカウンタシャフト54とを係脱するクラッチ60、及び、ドライブプーリ58とドリブンプーリ59とに巻き掛けられてドライブプーリ58の回転をドリブンプーリ59に伝達するVベルト61から構成される。
ドライブプーリ58は、左クランクシャフト半体46Lのジャーナル部に一体回転可能に取り付けられた固定プーリ半体58aと、この固定プーリ半体58aに対して軸方向に相対移動可能でかつ左クランクシャフト半体46Lと一体回転可能な可動プーリ半体58bとから構成され、Vベルト61は、これらの固定及び可動プーリ半体58a,58bに挟持される。一方、ドリブンプーリ59は、カウンタシャフト54に相対回転可能に取り付けられた固定プーリ半体59aと、この固定プーリ半体59aに対して軸方向に相対移動可能でかつカウンタシャフト54に対して相対回転可能な可動プーリ半体59bとから構成され、Vベルト61は、これらの固定及び可動プーリ半体59a,59bに挟持される。そのため、ドライブプーリ58及びドリブンプーリ59のプーリ幅を可変設定することにより、Vベルト61の両プーリ58,59に対する巻き掛け半径を連続的に変化させて伝動比を無段階に(連続的に)制御することができる。
伝動ケース42は、エンジンケース41よりも後方に延びており、エンジンケース41の後方における伝動ケース42の右側側部にギアケース68が取り付けられており、伝動ケース42及びギアケース68で囲まれたキア室89内に減速ギア列88及び差動装置63が格納されている。また、カウンタシャフト54及び後輪シャフト53の間であって、ギア室89内に、これらのシャフト54,53と略平行に延びてアイドルシャフト62が取り付けられている。カウンタシャフト54及び後輪シャフト53はこのギア室89内に延びており、カウンタシャフト54、アイドルシャフト62、及び、後輪シャフト53には減速ギア列88が配設されている。そのため、クランクシャフト46の回転によりドライブプーリ58が回転し、その回転がVベルト61を介してドリブンプーリ59に伝達され、さらに、クラッチ60からカウンタシャフト54に伝達される。
なお、後輪シャフト53は、左端部が左後輪3Lに接続された左後輪シャフト53Lと、右端部が右後輪3Rに接続された右後輪シャフト53Rとから構成され、これらのシャフト53L,53Rは、ギアケース68内に配設された差動装置63に接続されている。差動装置63は、後輪シャフト53と同軸上に相対回転可能に配置された差動キャリア64、差動キャリア64の内部に後輪シャフト53と直行する方向に貫通して支持されるピニオンシャフト65、ピニオンシャフト65の両端に取り付けられた一対のピニオンギア66、及び、両ピニオンギア66と噛み合う左右一対のサイドギア67とから構成され、左右の後輪シャフト53L,53Rがそれぞれ左右のサイドギア67に連結されている。そして、減速ギア列88により、アイドルシャフト62を介してカウンタシャフト54から伝達された回転は、差動装置63の差動キャリア64に入力され、ピニオンシャフト65及び両ピニオンギア66を介してサイドギア67に伝達され、左右の後輪シャフト53L,53Rに分割されて伝達され、これらの後輪シャフト53L,53Rに取り付けられた左右の後輪3L,3Rを回転駆動させる。
なお、伝動ケース42の前部にはエンジン39を始動するためのキック始動機構69が格納されている。このキック始動機構69は、クランクシャフト46と略平行に延びるキックシャフト70及びアイドルシャフト71と、キックシャフト70、アイドルシャフト71及びクランクシャフト46に配設されたキックギア列72とから構成される。キックシャフト70の先端部には図示しないキックペダルが取り付けられており、この自動三輪車1の運転者がキックペダルを蹴り出してキックシャフト70を回転させることにより、その回転がアイドルシャフト71及びキックギア列72を介してクランクシャフト46に伝達され、エンジン39が始動するように構成されている。
また、エンジンケース41の右側側部にはラジエータケース82が取り付けられており、このラジエータケース82の前部にはラジエータ83が取り付けられている。クランクケース42に設けられた冷却水ポンプ77及びサーモスタット78により冷却水がシリンダヘッド40やエンジンケース41を循環して冷却し、ラジエータ83に走行風を当てて、冷却水の熱を放熱するように構成されている。一方、右クランクシャフト半体46Rの先端には発電機79及び冷却ファン80が取り付けられている。そのため、クランクシャフト46の回転により発電機79で発電するとともに、ラジエータ83を通過した空気がラジエータケース82内を通って冷却ファン80に導かれ、この冷却ファン80によって前後及び上下方向に送られてパワーユニット26の内部を効率よく冷却することができる。
このパワーユニット26の後端部の外側上面には円筒状に形成されたマフラー29が取り付けられている。このマフラー29の円周面には、上下に略平行に並んで左右方向に延びる2枚の取付部材90a,90bが取り付けられている。一方、マフラー29が取り付けられるパワーユニット26の後端部の外側上面、すなわち、伝動ケース42及びギアケース68の後端部の外側上面には、後方に向かって斜め下方に傾斜する傾斜面91が形成されている。この傾斜面91には、伝動ケース42及びギアケース68の各々から後方でかつ斜め上方に延びるマフラー支持部92,93が形成されている。このマフラー29は、その円筒軸が車体左右方向に延出して延びるように配置されるとともに、取付部材90a,90bが側面視において、マフラー29の後方斜め下方に延びるようにパワーユニット26に配置されている。そして、2枚の取付部材90a,90bの間にスペーサー94a,94bを挿入した状態で、これらの取付部材90a,90bとスペーサー94a,94bとを貫通するようにボルト95,95を挿入してマフラー支持部92,93に締結することにより、マフラー29はパワーユニット26に固定される。
このようにマフラー支持部92,93を伝動ケース42及びギアケース60の各々に設け、このマフラー支持部92,93を繋ぐようにマフラー29を取り付けることにより、このマフラー29を伝動ケース42及びギアケース60を繋ぐ剛体として機能させることができる。これにより、ケース全体の剛性を確保できるので、これらのケース42,60に設ける補強リブ等を少なくすることができ、各々のケース42,60の軽量化を図ることができる。また、マフラー29を伝動ケース42若しくはギアケース60のいずれか一方に取り付けた場合に比べて、このマフラー29を支持する間隔を広げることができるので、マフラー29の表面で発生する振動をより効果的に抑えることができ、マフラー29の表面からの固体伝搬音を低減することができる。特に、これらのマフラー支持部92,93を伝動ケース42及びギアケース60の後端部の外側に設けることにより、マフラーの支持間隔を最大限広げることができ、上記固体伝搬音を効果的に低減することができる。
なお、本実施例に示すように、伝動ケース42及びギアケース60の後端部の傾斜面91にマフラー29を取り付けるように構成することにより、この傾斜面91の上方にマフラー29を配置できるので、取り付け作業が簡便となるのに加えて、マフラー29の地上からの高さを低く抑えることができる。また、上述のようにこのマフラー29の円筒軸方向を車体左右方向に延出するように配置することにより、このマフラー29の径を大きく取ることができるというメリットがある。また、このように配置することにより、上述の支持方法によりマフラー29の表面の振動による固体伝搬音を効果的に低減することができる。なお、実施例ではエンジンケース41と伝動ケース42とは別体で構成されているが、エンジンケースと伝動ケースを一体に構成しても良い。
本発明に係るパワーユニットが搭載される自動三輪車を示す左側側面図である。 上記パワーユニットの左側側面図である 上記パワーユニットの平面図である。 上記パワーユニットを後部から見た斜視図である。
符号の説明
1 自動三輪車(車両)
26 パワーユニット
29 マフラー
39 エンジン(内燃機関)
42 伝動ケース
46 クランクシャフト
57 伝動装置
63 差動装置
68 ギアケース
91 傾斜面
92,93 マフラー支持部

Claims (4)

  1. 車両に搭載され、クランクシャフトから回転駆動力を出力する内燃機関と、前記クランクシャフトの前記回転駆動力を駆動輪シャフトに伝達する伝動装置及び差動装置とを有し、車体に揺動自在に支持される車両用パワーユニットであって、
    車両前後方向に延び、前記伝動装置を収容する伝動ケースと、
    前記伝動ケースの後部の側部に取り付けられ、前記差動装置を収容するギアケースとを有し、
    前記伝動ケース及び前記ギアケースの各々にマフラー支持部を設け、当該マフラー支持部にマフラーが取り付けられた車両用パワーユニット。
  2. 前記伝動ケース及び前記ギアケースが、後部の外側上面において後方に向かって斜め下方に傾斜する傾斜面を有し、
    前記マフラー支持部が、前記傾斜面に設けられている請求項1に記載の車両用パワーユニット。
  3. 前記マフラー支持部が、前記伝動ケース及び前記ギアケースの外側端部に設けられている請求項1又は2に記載の車両用パワーユニット。
  4. 前記マフラーが、車体左右方向に延出するように取り付けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用パワーユニット。
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