JP2008147378A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮光膜で発生した電界によるフォトダイオード部への影響を小さくして、不必要な縦縞による撮像画像の画質の低下を抑制し得る固体撮像装置を提供する。
【解決手段】複数のフォトダイオード部1と、信号電荷を読み出し、それを垂直方向に転送する複数の垂直電荷転送部2と、導電性を有する複数の遮光膜5と、遮光膜5を介して転送パルスを供給するバスライン部とを備える固体撮像装置を用いる。垂直電荷転送部2は、転送チャネル13と、転送電極3とを備えている。遮光膜5は、それと転送電極3との間を絶縁する絶縁層21を介して、対応する垂直電荷転送部2の上層に形成されている。絶縁層21は、遮光膜5に重なる部分における、垂直電荷転送部2が読出し対象としているフォトダイオード部1側に、厚肉部8を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置、特にはCCD(charge coupled device)型の固体撮像装置に関する。
近年、デジタルカメラやデジタルムービーカメラ、更にはカメラ付携帯電話の急速な普及により、固体撮像装置の需要が急速に伸びている。特に最近では、多画素化や動画対応の求めにより、固体撮像装置の高速駆動化が求められている。その一つの解決策として、遮光膜が垂直CCDの転送電極への転送パルスの供給も兼ねるシャント配線構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、図24〜図28を用いて、シャント配線構造を有するCCD型固体撮像装置について説明する。最初に、固体撮像装置の全体構成について説明する。図24は、従来からのシャント配線構造を有する固体撮像装置の全体構成を概略的に示す構成図である。図24に示すように、固体撮像装置は、複数の画素104が設けられた半導体基板101を備えている。画素104は、マトリクス状に配置されており、画素104が配置されている領域は、結像領域101aとなる。本例では、半導体基板101として、n型のシリコン基板が用いられている(図26参照)。
各画素104は、垂直電荷転送部(垂直CCD(charge coupled device))102とフォトダイオード(Photo diode)部111とを備えている。また、半導体基板101には、垂直CCD102の転送方向側に、水平方向に沿って水平電荷転送部(水平CCD)103が形成されている。水平CCD103の出力端には出力アンプ103bが設けられている。図24中の矢印は電荷の転送方向を示している。
図24では図示していないが、垂直CCD102及び水平CCD103それぞれは、半導体基板101に形成された転送チャネルと、転送チャネル上に配置された第1転送電極及び第2転送電極とを備えている。なお、本明細書においては、垂直CCDの転送電極を「垂直転送電極」と称し、水平CCDの転送電極を「水平転送電極」と称する。
結像領域101aの周辺領域には、結像領域101aの外縁に沿って垂直バスライン部116が設けられている。垂直バスライン部116は、垂直バスライン配線116a〜116dを備えている。垂直バスライン配線116a〜116dそれぞれには、異なる転送パルスΦV1〜ΦV4が外部から供給される。
更に、水平CCD103に沿って、水平バスライン部117が設けられている。水平バスライン部117は、水平バスライン配線117a及び117bを備えている。水平バスライン配線117a及び117bそれぞれにも、異なる転送パルスΦH1及びΦH2が外部から供給される。
また、垂直CCD102に光が入射しないようにするため、垂直CCD102毎に、垂直CCD102を覆うストライプ状の遮光膜113が形成されている。遮光膜113は金属材料で形成されており、垂直バスライン配線116a〜116dのいずれかと接続されている。また、遮光膜113は、コンタクトホール114によって垂直転送電極に接続される。このため、遮光膜113は、垂直CCD102の垂直転送電極へ転送パルスを供給するシャント配線として機能する。なお、図24においては、遮光膜113の一部を省略している。
次に、図24に示す固体撮像装置の画素の構成について図25〜図28を用いて具体的に説明する。図25は、図24に示した固体撮像装置の画素及びその周辺の構成を示す平面図である。図26は、図25中の切断線X−X´に沿って得られた断面図である。図27は、図25中の切断線Y−Y´に沿って得られた断面図である。図28は、図25中の切断線Z−Z´に沿って得られた断面図である。なお、図5において遮光膜113は破線で示している。図26〜図28においては、導電性の部材(半導体基板を除く)にのみハッチングを施している。
図25及び図26に示すように、垂直CCD102は、転送チャネル102aと、第1垂直転送電極106及び第2垂直転送電極109とを備えている。転送チャネル102aは、半導体基板101の表層に、複数のフォトダイオード部111の垂直方向の列に沿って、この列毎に、複数条形成されている。
図25に示すように、第1垂直転送電極106及び第2垂直転送電極109は、複数条の転送チャネル102aを横切るようにして、又ゲート絶縁膜105(図26〜図28参照)を介して、これらの上層に形成されている。遮光膜113は、垂直CCD102を覆うようにして、又ストライプ状に形成されている。遮光膜113は、コンタクトホール114aによって第1垂直転送電極106に接続される(図27参照)。また、遮光膜113は、コンタクトホール114bによって第2垂直転送電極109に接続される。
図26に示すように、フォトダイオード部111は、n型の拡散領域で形成された光電変換領域111aと、その上層に形成された反転層111dとを備えている。また、フォトダイオード部111とそれに対応する垂直CCD102との間には、読み出し領域111bが形成されている。光電変換領域111aで形成された信号電荷は、読み出し領域111bを介して、転送チャネル102aに読み出される。読み出し領域111bは、p型の拡散領域である。また、フォトダイオード部111と、別のフォトダイオード部111に対応する垂直CCD102との間には、これらを分離するために、画素分離領域111cが形成されている。画素分離領域111cは、読み出し領域111bよりも不純物濃度の高いp型の拡散領域である。
また、図27に示すように、転送チャネル102aの上層では、第1垂直転送電極106及び第2垂直転送電極109は、電荷を転送できるようにするため隣り合うように配置されている。また、第2垂直転送電極109は、その端部が第1垂直転送電極106の端部と重なるように形成されている。一方、図28に示すように、転送チャネル102aが形成されていない領域上では、第2垂直転送電極109は、第1垂直転送電極106の上に配置されている。
また、図27及び図28において、108は、熱酸化法によって第1垂直転送電極106の上面及び側面に形成された絶縁膜である。112は、熱酸化法によって第2垂直転送電極109の上面及び側面に形成された絶縁膜である。115は、第1垂直転送電極106と第2垂直転送電極109とを遮光膜113から絶縁するための絶縁層(遮光膜絶縁層)である。また、図27に示すように、遮光膜113と第1垂直転送電極106とを接続するコンタクトホール114aは、絶縁膜108及び遮光膜絶縁層115を貫通するようにして形成されている。
更に、遮光膜113を含む半導体基板101の上面全体を被覆するように、絶縁層118が形成されている。図示していないが、図24に示した垂直バスライン部116は、絶縁層118の上に形成されている。
ここで、図24〜図28に示した固体撮像装置の動作について説明する。以下の説明においては適宜図24〜図28を参酌する。先ず、半導体基板101の結像領域101aに光学像が結像されると、各フォトダイオード部111の光電変換領域111aは、光電変換を行い、入射光の強さと入射時間とに応じて信号電荷を蓄積する。
この状態において、第2垂直転送電極109に、垂直バスライン部116及び遮光膜113を通じてハイレベル電圧VH(10V〜15V)が印加されると、第2垂直転送電極109の直下のポテンシャルが高くなる。これにより、各フォトダイオード部111の光電変換領域111aに蓄積された信号電荷は、読み出し領域111bを通って、垂直CCD102の転送チャネル102aに転送される。
例えば、図25に示す例では、図中の中央の第2垂直転送電極109は、図中右側の遮光膜113に、コンタクトホール114bを介して接続されている。よって、図中右側の遮光膜113に、ハイレベルの電圧VHが供給されると、中央の第2垂直転送電極109にはハイレベルの電圧VHが印加される。この結果、図26に示された全ての光電変換領域111aにおいて、蓄積された信号電荷の読み出しが開始される。
次に、第1垂直転送電極106および第2垂直転送電極109に、ミドルレベルの電圧VM(0V)とローレベルの電圧VL(−5V〜−10V)とが交互に印加される。これにより、信号電荷は、垂直方向に順次転送され、水平CCD103に到達する。
その後、水平CCD103の第1水平転送電極(図示せず)及び第2水平転送電極(図示せず)に、水平バスライン部117を介してハイレベルの電圧(2V〜5V)とローレベル電圧(0V)とが交互に印加される。これにより、信号電荷は、水平CCD103から出力アンプ103bへと転送される。
出力アンプ103bは、信号電荷を電圧に変換し、外部に信号電圧を出力する。このように、光電変換領域111aに蓄積された信号電荷は、垂直CCD102によって垂直方向に転送され、水平CCD103によって水平方向に転送された後、外部に出力される。
特開平3−256359号公報
ところで、シャント配線構造を備えた固体撮像装置では、遮光膜113に電圧が印加されると、これから電界が発生する。そして、フォトダイオード部111は、読出し側に位置する遮光膜113が発生させる電界の影響を受ける。具体的には、この電界は、遮光膜113に印加されている電圧が高くなるほど強くなる。そして、電界が強くなると、フォトダイオード部111から垂直CCD102までの読出し経路が界面に近くなる。その結果、読み出しの際に界面準位にトラップされる電子数が増加して、このフォトダイオード部からの出力値が低下する。
例えば、図26においては、図中右側の遮光膜113には電圧VHが供給されているため、図中右側の遮光膜113は強い電界を発生させる。よって、図26に示すように、図中右側の遮光膜113が読出し側に位置している図中右側のフォトダイオード部111では、読出し経路が界面に近くなり、界面準位で多くの電子がトラップされる。
一方、図26において、図中左側の遮光膜113には電圧VLが印加されているため、図中左側の遮光膜113が発生させる電界は、図中右側の遮光膜113が発生させる電界とは極性が逆となる。よって、図26に示すように、図中中央のフォトダイオード部111の読出し経路は、図中右側のフォトダイオード部111よりも深いところに位置し、界面準位でトラップされる電子の数も少なくなる。
この結果、図中中央のフォトダイオード部111からの出力値は、図中右側のフォトダイオード部111からの出力値よりも大きくなり、画面上に不必要な縦縞を表示させ、撮像画像の画質を低下させてしまう。
本発明の目的は、上記問題を解消し、遮光膜で発生した電界によるフォトダイオード部への影響を小さくして、不必要な縦縞による撮像画像の画質の低下を抑制し得る固体撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明における固体撮像装置は、入射光を信号電荷に変換する複数のフォトダイオード部と、前記フォトダイオード部から前記信号電荷を読み出し、それを垂直方向に転送する複数の垂直電荷転送部と、導電性を有し、且つ前記入射光から前記垂直電荷転送部を遮光する複数の遮光膜と、前記遮光膜を介して前記垂直電荷転送部に転送パルスを供給するバスライン部とを備える固体撮像装置であって、前記複数のフォトダイオード部は、半導体基板に設けられ、且つ、マトリクス状に配置され、前記複数の垂直電荷転送部は、それぞれ、前記複数のフォトダイオード部の垂直方向の列に沿って前記半導体基板に設けられた転送チャネルと、前記転送チャネル上にそれを横切るようにして設けられた複数の転送電極とを備え、前記複数の遮光膜は、それぞれ、前記垂直電荷転送部毎に、前記遮光膜と前記転送電極との間を絶縁する絶縁層を介して、対応する前記垂直電荷転送部の上層に形成され、前記絶縁層は、前記複数の遮光膜のいずれかに重なる部分における、当該遮光膜が遮光する前記垂直電荷転送部が読出し対象としている前記フォトダイオード部側に、厚肉部を有し、前記複数のフォトダイオード部の上層には、前記複数のフォトダイオード部それぞれ毎に、又は前記複数のフォトダイオード部の垂直方向の列毎に、下層に向けて凸状となったレンズ素子が設けられていることを特徴とする。
以上のように本発明における固体撮像装置では、絶縁層の厚肉部により、フォトダイオード部の読出し側の領域において、遮光膜と転送電極との距離、及び遮光膜と半導体基板との距離は、他の領域よりも大きくなっている。このため、遮光膜が発生させた電界によるフォトダイオード部への影響を小さくでき、遮光膜に印加されている電圧の大きさによって読出し経路が変わるのを抑制できる。よって、本発明における固体撮像装置によれば、撮像画像に不必要な縦縞が発生するのを抑制でき、この結果、撮像画像の画質の低下も抑制される。
本発明における固体撮像装置は、入射光を信号電荷に変換する複数のフォトダイオード部と、前記フォトダイオード部から前記信号電荷を読み出し、それを垂直方向に転送する複数の垂直電荷転送部と、導電性を有し、且つ前記入射光から前記垂直電荷転送部を遮光する複数の遮光膜と、前記遮光膜を介して前記垂直電荷転送部に転送パルスを供給するバスライン部とを備える固体撮像装置であって、前記複数のフォトダイオード部は、半導体基板に設けられ、且つ、マトリクス状に配置され、前記複数の垂直電荷転送部は、それぞれ、前記複数のフォトダイオード部の垂直方向の列に沿って前記半導体基板に設けられた転送チャネルと、前記転送チャネル上にそれを横切るようにして設けられた複数の転送電極とを備え、前記複数の遮光膜は、それぞれ、前記垂直電荷転送部毎に、前記遮光膜と前記転送電極との間を絶縁する絶縁層を介して、対応する前記垂直電荷転送部の上層に形成され、前記絶縁層は、前記複数の遮光膜のいずれかに重なる部分における、当該遮光膜が遮光する前記垂直電荷転送部が読出し対象としている前記フォトダイオード部側に、厚肉部を有し、前記複数のフォトダイオード部の上層には、前記複数のフォトダイオード部それぞれ毎に、又は前記複数のフォトダイオード部の垂直方向の列毎に、下層に向けて凸状となったレンズ素子が設けられていることを特徴とする。
上記本発明における固体撮像装置は、前記絶縁層が、第1の部分と、前記第1の部分よりも厚みが大きい第2の部分とを有する単一の絶縁膜を備え、前記第2の部分が前記厚肉部となっている態様(第1の態様)とすることができる。第1の態様によれば、製造工程の増加が最小限に抑えられるため、製造コストの増加も最小限に抑えられる。
上記本発明における固体撮像装置は、前記絶縁層が、第1の絶縁膜と第2の絶縁膜とを備え、前記第1の絶縁膜は、前記複数の遮光膜のいずれかに重なる領域における、当該遮光膜が遮光する前記垂直電荷転送部が読出し対象としている前記フォトダイオード部側に形成され、前記第2の絶縁膜は、前記第1の絶縁膜を被覆するように形成され、前記第1の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜における前記第1の絶縁膜に重なる部分とが、前記厚肉部となっている態様(第2の態様)とすることもできる。第2の態様によれば、厚肉部の膜厚のバラツキを抑制できるため、一層の撮像画像の画質の向上が図られる。
第2の態様においては、本発明における固体撮像装置は、前記第1の絶縁膜が、シリコン窒化膜であり、更に、当該遮光膜が遮光する前記垂直電荷転送部が読出し対象としている前記フォトダイオード部の受光領域を被覆するように形成されている態様(第3の態様)であるのが好ましい。第3の態様では、第1の絶縁膜が光電変換部の反射防止膜として機能する。よって、固体撮像装置における感度の向上が図られる。更に、第3の態様では、前記第1の絶縁膜が、それによって受光領域が被覆された前記フォトダイオード部における画素分離側の領域にも形成されていても良い。これにより、受光領域の全域で光の反射が抑制され、フォトダイオード部の感度が一層向上し、撮像画像の画質の更なる向上が図られる。
また、第3の態様において、第1の絶縁膜を反射防止膜として機能させる場合は、前記第1の絶縁膜が、前記厚肉部を前記半導体基板の上方から見たときに前記厚肉部の外形が垂直方向に延びる短冊状を呈するように形成され、且つ、垂直方向において隣接するフォトダイオード部間の領域を被覆しているのが好ましい。
例えば、遮光膜をエッチングによって形成すると、垂直方向において隣接する光電変換部間の領域に、転送電極の段差により、遮光膜の構成材料のエッチング残りが発生する可能性がある。このエッチング残りは、転送電極間の短絡の原因となり、正常な転送パルスの供給が出来なくし、信号電荷の転送不良を引き起こす可能性がある。しかしながら、上記のようにすることで、このエッチング残りの発生を抑制できる。また、この結果、撮像画像の画質の低下も抑制できる。
更に、上記の場合においては、前記厚肉部の外形が、周縁に切り欠きを有する短冊状を呈しているのが好ましい。これにより、水素シンター(熱処理)による界面準位への水素供給が容易なものとなるため、暗電流の抑制を促進することができる。
また、上記本発明における固体撮像装置は、前記複数の遮光膜を含む前記半導体基板の上面を被覆する下地絶縁層と、前記下地絶縁層の上層に形成されたレンズ形成層とを更に備え、前記下地絶縁層は、前記複数のフォトダイオード部に重なる位置に複数の凹曲面部を備え、前記レンズ形成層は、前記複数の凹曲面部に整合する凸部を備え、前記凸部が前記レンズ素子として機能する態様であるのが良い。
上記態様においては、前記下地絶縁層上の前記遮光膜と重なる領域に、段差調整膜が形成され、更に、段差調整膜を被覆するように中間層が形成され、前記レンズ形成層が、前記中間層の上に形成されているのであっても良い。これにより、段差調整膜の大きさや形状の変更によって、レンズ素子の仕様の設定を簡単に行うことができ、最適なレンズ形状が得やすくなる。また、上記態様においては、前記下地絶縁層は、前記複数の遮光膜を含む前記半導体基板の上面を被覆する絶縁層を形成した後、当該絶縁層にエッチング処理を施すことによって形成されていても良い。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における固体撮像装置及びその製造工程について、図1〜図5を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態1における固体撮像装置の具体的構成について図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。図2は、図1中の切断線A−A´に沿って得られた断面図である。図3は、本発明の実施の形態1の固体撮像装置の他の例における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。
図1及び図3において、遮光膜5は破線で示され、厚肉部8の形成領域にはハッチングが施されている。また、図1及び図3では、厚肉部8を除き、絶縁性の部材の記載は省略されている。更に、図2において、半導体基板10の内部と、遮光膜5の上層についてはハッチングが省略されている。
図1及び図2に示すように、本実施の形態1における固体撮像装置は、背景技術において図24〜図28に示した従来の固体撮像装置(以下「従来例」という。)と同様に、複数のフォトダイオード部1と、複数の垂直電荷転送部2とを備えている。
フォトダイオード部1は、半導体基板10(図2参照)に設けられており、入射光を信号電荷に変換する。また、複数のフォトダイオード1は、マトリクス状に配置されている。垂直電荷転送部2は、フォトダイオード部1の垂直方向の列に沿って形成されており、対応するフォトダイオード部1から信号電荷を読み出し、これを垂直方向に転送する。本実施の形態1において、半導体基板10は、n型のシリコン基板である。また、半導体基板10には、p型ウェル16が形成されている。
具体的には、図2に示すように、フォトダイオード部1は、従来例と同様に、n型の拡散領域で形成された光電変換領域11と、その上層に形成された反転層12とを備えている。また、フォトダイオード部1とそれに対応する垂直電荷転送部2との間には、読み出し領域14が形成されている。
光電変換領域11で形成された信号電荷は、読み出し領域14を介して、垂直電荷転送部2の転送チャネル13に読み出される。読み出し領域14は、p型の拡散領域である。また、図2に示すように、反転層12と読み出し領域14との間には、界面からの暗電流抑制と読み出し易さとを両立させるために、反転層12よりも不純物濃度が低いp型の拡散領域17が形成されている。
更に、フォトダイオード1と、別のフォトダイオード1に対応する垂直電荷転送部2との間には、これらを分離するため、画素分離領域15が形成されている。画素分離領域15は、読み出し領域14よりも不純物濃度の高いp型の拡散領域である。
また、図2に示すように、垂直電荷転送部2は、従来例と同様に、転送チャネル13と、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4(図1参照)とを備えている。転送チャネル13は、フォトダイオード部1の垂直方向の列に沿って、列毎に、半導体基板10の表層に設けられている。また、第2の垂直転送電極3及び第1の垂直転送電極4は、従来例と同様に構成されており、半導体基板10上にゲート絶縁膜19を介して、転送チャネル13を横切るようにして設けられている。
本実施の形態1では、転送チャネル13は、n型の拡散領域である。また、図2に示すように、転送チャネル13の下層には、転送チャネル13と半導体基板10を電気的に分離するために、p型の拡散領域18が形成されている。
図1及び図2には図示されていないが、本実施の形態1における固体撮像装置は、従来例と同様に、水平電荷転送部も備えている(図24参照)。垂直電荷転送部によって転送された信号電荷は、水平電荷転送部に到達すると、水平電荷転送部によって水平方向に転送され、その後、出力アンプ(図24参照)を介して外部に出力される。
また、図1及び図2に示すように、本実施の形態1における固体撮像装置は、従来例と同様に、垂直電荷転送部2毎に、入射光から垂直電荷転送部2を遮光する複数の遮光膜5を備えている。遮光膜5は導電性を有し、図24に示した従来例と同様にバスライン部に接続されている。更に、遮光膜5は、コンタクトホール7を介して第2垂直転送電極3に接続され、コンタクトホール6を介して第1垂直転送電極4に接続されている。また、隣接する二つの遮光膜5の間であって、水平方向に並ぶ二組の転送電極3及び4によって挟まれた領域が、フォトダイオード部1の受光領域9となる。
このように、本実施の形態1においても、遮光膜5は、シャント配線として機能しており、バスライン部(図示せず)からの転送パルスは、遮光膜5を介して、垂直電荷転送部2に供給される。よって、本実施の形態1においても、従来例と同様に、遮光膜5から電界が発生するが、本実施の形態1においては、フォトダイオード部1が受ける電界の影響が抑制されている。この点について以下に説明する。
従来例と同様に、第2垂直転送電極3の上面及び側面には、絶縁膜(シリコン酸化膜)20が形成されており(図2参照)、また第1の垂直転送電極4の上面及び側面にも、絶縁膜(図示せず)が形成されている。更に、従来例と同様に、遮光膜5は、遮光膜5と第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4とを絶縁する絶縁層21を介して、対応する垂直電荷転送部2の上層に形成されている。
但し、本実施の形態1においては、絶縁層21は、遮光膜5に重なる部分であって、この遮光膜5が遮光する垂直電荷転送部2が読出し対象としているフォトダイオード部1側に、厚肉部8を有している。具体的には、絶縁層21は、単層であり、第1の部分21aと、第1の部分21aよりも厚みが大きい第2の部分21bとを有する絶縁膜によって構成され、第2の部分21bが厚肉部8となっている。
このように、本実施の形態1では厚肉部8が形成されているため、遮光膜5が発生させた電界は弱められ、フォトダイオード部1が読出し側から受ける電界の影響は小さくなる。よって、本実施の形態1においては、遮光膜5に印加されている電圧の大きさによって読み出し経路が変更されるのが抑制されるので、撮像画像における不必要な縦縞の表示も抑制される。
また、本実施の形態1においては、不必要な縦縞の表示を確実に抑制する点からは、第1の部分21aの厚みをt1、第2の部分21bの厚みをt2とすると、t2は、1.5×t1〜3×t1に設定するのが好ましい。具体的には、例えば、第1の部分21aの厚みt1が50nmに設定されている場合、第2の部分21bの厚みt2は100nmに設定される。更に、厚肉部8の水平方向の幅は、プロセスばらつきによって水平方向の位置ずれが起こっても、厚肉部8がコンタクトホール6及び7とは重ならないが、遮光膜5の読み出し側の端部とは重なるように設定するのが好ましい。
更に、本実施の形態1において、厚肉部8のパターン形状、即ち、厚肉部8を半導体基板1の上方から見たときの厚肉部8の外形は、特に限定されるものではない。図3に示すように、厚肉部8のパターン形状は、垂直方向に延びるストライプ状であっても良い。
また、図2に示すように、本実施の形態1における固体撮像装置は、複数のフォトダイオード部1の上層に、フォトダイオード部1毎に、下層に向けて凸状となったレンズ素子33を備えている。
具体的には、固体撮像装置は、複数の遮光膜5を含む半導体基板10の上面を被覆する下地絶縁層30と、その上層に形成されたレンズ形成層31とを備えている。下地絶縁層30は、フォトダイオード部1毎に、それに重なる位置に、半球状の凹曲面部32を備えている。レンズ形成層31は、各凹曲面部32に整合する凸部31aと、平坦化された上面31bとを備えている。
この構成により、凸部31aは、下に凸のレンズ素子33となり、入射光をフォトダイオード部1に集光する。なお、レンズ素子33は、複数のフォトダイオード部1の垂直方向の列毎に形成されていても良い。この場合、レンズ素子33の形状は半球状ではなく、かまぼこ状となる。また、図2において、34はカラーフィルタ、35はマイクロレンズである。
次に、本実施の形態1における固体撮像装置の製造工程について図4及び図5を用いて説明する。図4及び図5は、本発明の実施の形態1における固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図4(a)〜図4(d)は、それぞれ、一連の主な製造工程を示している。図5(a)〜図5(b)は、図4(d)に示した工程の実行後に行われる、一連の主な製造工程を示している。
先ず、図4(a)に示すように、半導体基板10に、種々のイオン注入を行って、各種の半導体領域が形成され、更に、ポリシリコン膜によって第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4(図4において図示せず)も形成される。更に、熱酸化法によって、第1垂直転送電極4の上面及び側面を覆う絶縁膜(図4において図示せず)と、第2垂直転送電極3の上面及び側面を覆う絶縁膜(シリコン酸化膜)20も形成される。
次に、図4(b)に示すように、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4を含む半導体基板10の上面全体を被覆する絶縁膜22が成膜される。具体的には、減圧CVD(化学気相成長)法を利用して、シリコン酸化膜が成膜されている。このとき、絶縁膜22の厚みは、例えば20nm〜200nmに設定される。その後、厚肉部8の形成領域を被覆するレジストパターン23が形成される。
次に、図4(c)に示すように、レジストパターン23で被覆されていない部分の厚みが設定された値t1になるまで、エッチングが実施される。具体的には、予想されるエッチング速度と、目標エッチング量とから、エッチング時間を求め、求めたエッチング時間の間、エッチングが行われる。これにより、第1の部分21aと、第2の部分21bとを有する絶縁層21が得られる。また、図1(又は図3)に示す外形を持った厚肉部8が形成される。
このように、本実施の形態1においては、一回のエッチング工程によって厚肉部8を形成することができる。よって、固体撮像装置の製造工程の増加を抑制でき、製造コストの上昇を最小限に抑えることができる。
次に、図4(d)に示すように、導電性を備えた遮光膜5が形成される。具体的には、遮光膜5の形成は、CVD法やスパッタ法等による導電膜の成膜、及び遮光膜の形成領域が被覆されたレジストパターン(図示せず)の形成を行った後、エッチングを実施することによって行われる。
次に、図5(a)に示すように、下地絶縁層30(図2参照)となる絶縁膜24が成膜される。具体的には、CVD法によってBPSG(Boron Phosphorous silicate Glass)膜が成膜される。次に、絶縁膜24に対して熱処理によるリフローが行われ、受光領域9に重なる領域には、滑らかな曲面を持った凹部24aが形成される。次いで、絶縁膜24の厚みと、凹部24aの頂部と絶縁層21との距離とが、設定された値になるまで、エッチング(図5(a)の矢印で表示)が実施される。これにより、レンズ素子33を形作る凹曲面部32が形成され、下地絶縁層30が完成する。
なお、図5(a)に示した工程では、レンズ素子33を形作る凹曲面部32(凹部24a)の形状及び大きさは、リフローとエッチングとによって制御されるが、本実施の形態1はこれに限定されるものではない。例えば、絶縁膜24を構成するBPSG膜のボロン(Boron)の濃度や、リン(Phosphorous)の濃度、更には、熱処理時間、絶縁膜24の膜厚等を調整することによっても制御できる。このようにして得られたレンズ素子33であっても、リフローとエッチングとによって得られたレンズ素子33と同様に、集光効率の向上を図ることができる。但し、リフローとエッチングとによれば、レンズ素子33の頂点と絶縁層21との距離を簡単に小さくできる。また、レンズ素子33の頂点は絶縁層21に接した状態であっても良い。
その後、図5(b)に示すように、凹曲面部32(凹部24a)を埋める絶縁膜が成膜され、この絶縁膜に対して平坦化処理が行われ、レンズ形成層31及びレンズ素子33が完成する。具体的には、例えば、CVD法によってシリコン窒化膜が成膜された後、CMPやレジスト成膜後のエッチバックにより平坦化が実施されるそして、レンズ形成層31の上に、カラーフィルタ34、マイクロレンズ35が順に形成され、本実施の形態1における固体撮像装置が得られる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における固体撮像装置及びその製造工程について、図6〜図8を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態2における固体撮像装置の具体的構成について図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態2の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す断面図である。図6において、半導体基板10の内部と、遮光膜5の上層についてはハッチングが省略されている。
本実施の形態2における固体撮像装置は、厚肉部8及びレンズ素子33の構成の点で、実施の形態1における固体撮像装置と異なっている。それ以外の点については、本実施の形態2における固体撮像装置は、実施の形態1における固体撮像装置と同様に構成されている。以下に、実施の形態1との相違点について説明する。
図6に示すように、本実施の形態2においては、実施の形態1と異なり、遮光膜5に重なる部分であって、この遮光膜5が遮光する垂直電荷転送部2が読出し対象としているフォトダイオード部1側に、部分絶縁膜25が形成されている。更に、部分絶縁膜25を被覆するように、遮光膜5と第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4(図1参照)との間を絶縁する絶縁膜26が形成されている。
本実施の形態2では、この部分絶縁膜25と、絶縁膜26における部分絶縁膜25に重なる部分とが、厚肉部8となる。なお、部分絶縁膜25の厚み及び幅は、実施の形態1における第2の部分と同様に設定すれば良い。また、部分絶縁膜25は、絶縁膜25aと25bとの積層膜であるが、この点については後述する。
また、図6に示すように、本実施の形態2においては、実施の形態1と異なり、遮光膜5を被覆する下地絶縁層36の上に、段差調整膜38、及び中間層37が順に形成され、その上に、レンズ素子33を形成するレンズ形成層31が形成されている。本実施の形態2では、レンズ素子33を形作る凹曲面部32は中間層37に形成されている。
ここで、図7及び図8を用いて、本実施の形態2における固体撮像装置の製造工程について説明する。図7及び図8は、本発明の実施の形態2における固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図7(a)〜図7(d)は、それぞれ、一連の主な製造工程を示している。図8(a)〜図8(c)は、図7(d)に示した工程の実行後に行われる、一連の主な製造工程を示している。
先ず、図7(a)に示すように、実施の形態1において図4(a)に示した工程と同様の工程が実施される。これにより、各種の半導体領域、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4(図7において図示せず)が形成される。また、第2垂直転送電極3の上面及び側面には、熱酸化法によって絶縁膜(シリコン酸化膜)20が形成される。第1垂直転送電極4の上面及び側面にも絶縁膜(図7において図示せず)が形成される。
次に、図7(b)に示すように、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4を含む半導体基板10の上面全体を被覆する絶縁膜27が成膜される。具体的には、減圧CVD(化学気相成長)法を利用して、シリコン酸化膜が成膜されている。このとき、絶縁膜27の厚みは、図4(b)に示した絶縁膜22の厚みよりも小さい値であって、例えば10nm〜100nmの範囲内で設定される。その後、図4(b)においても示したレジストパターン23が形成される。レジストパターン23は、厚肉部8の形成領域を被覆している。
次に、図7(c)に示すように、絶縁膜20及び絶縁膜27に対して、これらのレジストパターン23で被覆されていない部分が完全に除去されるまでエッチングを行う。この結果、絶縁膜20の一部と絶縁膜27の一部とが残り、それぞれ、図6に示した絶縁膜25aと25bとになり、部分絶縁膜25が形成される。
次に、図7(d)に示すように、再度、減圧CVD法が実施され、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4を含む半導体基板10の上面全体を被覆する絶縁膜26が成膜される。絶縁膜26の厚みは、例えば10nm〜100nmに設定される。
本実施の形態2においては、図7(b)〜図7(d)に示す工程の実施によって厚肉部8が形成される。このため、厚肉部8の膜厚は、絶縁膜27、及び絶縁膜26を成膜するときのこれらの膜厚によって決定される。本実施の形態2によれば、実施の形態1に比べて、厚肉部8の膜厚のバラツキを抑制でき、撮像画像の画質を安定して向上させることができる。
次いで、図8(a)に示すように、遮光膜5が形成される。図8(a)に示す工程は、実施の形態1において図4(d)に示した工程と同様の工程である。次に、図8(b)に示すように、下地絶縁層36が形成され、その上に、金属材料によって段差調整膜38が形成される。
具体的には、下地絶縁層36の形成は、図5(a)に示した下地絶縁層30の形成と同様に、CVD法によってBPSG膜を成膜した後、熱処理によるリフローを実施することによって行われる。これにより、下地絶縁層36の受光領域9(図1参照)に重なる領域に滑らかな曲面を持った凹部が形成される。この凹部が滑らかな曲面を持つため、次に示すようにエッチングによって段差調整膜38を形成する際において、エッチング残りの発生が抑制される。
この段差調整膜38は、例えば、薄膜の形成、レジストパターンの形成、レジストパターンをマスクとしたエッチング、及びレジストパターンの除去を順次実施することによって形成される。本実施の形態2において、段差調整膜38の形成材料は特に限定するものではない。但し、遮光性能の更なる向上によるスミア発生の抑制の点からは、段差調整膜38は、遮光性に優れた金属材料、例えばタングステン等によって形成されているのが好ましい。
次に、図8(c)に示すように、段差調整膜38が被覆されるまで、再度、CVD法によるBPSG膜の成膜と熱処理によるリフローとが行われ、中間層37が形成される。その後、実施の形態1において図5(b)に示した工程と同様の工程が実施され、レンズ形成層31、カラーフィルタ34、マイクロレンズ35が順に形成され、本実施の形態2における固体撮像装置が得られる。
このように、本実施の形態2においては、上述したように、レンズ素子33を形作る凹曲面部32は中間層37に形成され、レンズ素子33の形状は中間層37の凹曲面部32の形状によって決定される。更に、凹曲面部32の曲率は、BPSG膜の形成条件だけでなく、段差調整膜38の厚みや大きさによっても調整することができる。よって、本実施の形態2によれば、BPSG膜の形成条件に加えて、段差調整膜38の厚みや大きさを適宜設定することによって、レンズ素子33の曲率を一層自由に設定することができる。そのため、レンズ素子33の曲率の最適化が行いやすく、更なる感度向上が図られる。更に、レンズ素子33の曲率のバラツキの発生を抑制できるので、撮像画像の画質の向上も図られる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における固体撮像装置及びその製造工程について、図9〜図11を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態3における固体撮像装置の具体的構成について図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態3の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す断面図である。図9において、半導体基板10の内部と、遮光膜5の上層についてはハッチングが省略されている。
本実施の形態3における固体撮像装置は、厚肉部8の構成の点で、実施の形態1における固体撮像装置と異なっている。それ以外の点については、本実施の形態3における固体撮像装置は、実施の形態1における固体撮像装置と同様に構成されている。以下に、実施の形態1との相違点について説明する。
図9に示すように、本実施の形態3においては、遮光膜5に重なる部分であって、この遮光膜5が遮光する垂直電荷転送部2が読出し対象としているフォトダイオード部1側に、部分絶縁膜28が形成されている。また、部分絶縁膜28はシリコン窒化膜によって形成されている。更に、実施の形態2と同様に、部分絶縁膜28を被覆するように、遮光膜5と第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4(図1参照)との間を絶縁する絶縁膜26が形成されている。
本実施の形態3では、この部分絶縁膜28と、絶縁膜26における部分絶縁膜28に重なる部分とが、厚肉部8となる。なお、部分絶縁膜28の厚み及び幅は、実施の形態1における第2の部分と同様に設定すれば良い。本実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、第2垂直転送電極3の上面及び側面には、熱酸化法によって、絶縁膜(シリコン酸化膜)20が形成されている。また、本実施の形態3においては、実施の形態2と異なり、部分絶縁膜28は、単層の絶縁膜によって形成されている。この点については後述する。
ここで、図10及び図11を用いて、本実施の形態3における固体撮像装置の製造工程について説明する。図10及び図11は、本発明の実施の形態3における固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図10(a)〜図10(d)は、それぞれ、一連の主な製造工程を示している。図11(a)〜図11(c)は、図10(d)に示した工程の実行後に行われる、一連の主な製造工程を示している。
先ず、図10(a)に示すように、実施の形態1において図4(a)に示した工程と同様の工程が実施される。これにより、各種の半導体領域、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4(図10において図示せず)が形成される。また、第2垂直転送電極3の上面及び側面には、熱酸化法によって絶縁膜20が形成される。第1垂直転送電極4の上面及び側面にも絶縁膜(図10において図示せず)が形成される。
次に、図10(b)に示すように、減圧CVD(化学気相成長)法等によって、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4を含む半導体基板10の上面全体を被覆するシリコン窒化膜29が成膜される。このとき、シリコン窒化膜29の厚みは、例えば10nm〜100nmに設定される。その後、図4(b)においても示したレジストパターン23が形成される。レジストパターン23は、厚肉部8の形成領域を被覆している。
次に、図10(c)に示すように、シリコン窒化膜29に対して、レジストパターン23で被覆されていない部分が完全に除去されるまでエッチングが行われる。具体的には、例えば、リン酸を用いたウエットエッチングが実行される。このエッチングはシリコン酸化膜に対する選択性が高く、また、ゲート絶縁膜19及び絶縁膜20はシリコン酸化膜であることから、シリコン窒化膜29のレジストパターン23で被覆されていない部分のみが完全に除去される。このとき、絶縁膜20のエッチングによる膜厚の目減りは抑制されている。
次に、図10(d)に示すように、レジストパターン23が除去された後、減圧CVD法が実施され、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4(図10において図示せず)を含む半導体基板10の上面全体を被覆する絶縁膜26が成膜される。絶縁膜26は、シリコン酸化膜である。また、絶縁膜26の厚みは、例えば10nm〜100nmに設定される。
本実施の形態3においては、図10(b)〜図10(d)に示す工程の実施によって厚肉部8が形成される。これらの工程によって、絶縁膜20、シリコン窒化膜29、及び絶縁膜26の膜厚が目減りすることはない。このため、実施の形態2と同様に、厚肉部8の膜厚は、シリコン窒化膜29、及び絶縁膜26を成膜するときのこれらの膜厚によって決定される。本実施の形態3においても、実施の形態1に比べて、厚肉部8の膜厚のバラツキが抑制され、安定して撮像画像の画質の向上が図られる。
次に、図11(a)に示すように、遮光膜5が形成される。図11(a)に示す工程は、実施の形態1において図4(d)に示した工程と同様の工程である。次に、図11(b)に示すように、BPSG膜の成膜と熱処理によるリフローとによって、下地絶縁層30となる絶縁膜24が成膜され、そしてエッチングが実施されて下地絶縁層30が完成する(図11(c)参照)。その後、図11(c)に示すように、レンズ形成層31、カラーフィルタ34、及びマイクロレンズ35が順に形成され、本実施の形態3における固体撮像装置が得られる。
なお、図11(b)に示す工程は、実施の形態1において図5(a)に示した工程と同様の工程である。また、図11(c)に示す工程は、実施の形態1において図5(b)に示した工程と同様の工程である。
また、本実施の形態3において、レンズ素子33の構造は、実施の形態2と同様のものとすることができる。図29は、本発明の実施の形態3の固体撮像装置の他の例における画素及びその周辺の構成を示す断面図である。
図29に示すように、本実施の形態3においても、実施の形態2と同様に、遮光膜5を被覆する下地絶縁層36の上に、段差調整膜38、及び中間層37を形成できる。凹曲面部32は中間層37に形成される。そして、中間層37の上にレンズ形成層31が形成され、レンズ素子33が得られる。
図29に示した態様とした場合は、本実施の形態3においても、BPSG膜の形成条件に加えて、段差調整膜38の厚みや大きさを適宜設定することによって、レンズ素子33の曲率を一層自由に設定することができる。そのため、レンズ素子33の曲率の最適化が行いやすく、更なる感度向上が図られる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4における固体撮像装置及びその製造工程について、図12〜図18を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態4における固体撮像装置の具体的構成について図12及び図13を用いて説明する。図12は、本発明の実施の形態4の第1例の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。図13は、図12中の切断線B−B´に沿って得られた断面図である。
図12において、遮光膜5は破線で示され、厚肉部8及び部分絶縁膜40の形成領域にはハッチングが施されている。また、図12では、部分絶縁膜40を除き、絶縁性の部材の記載は省略されている。更に、図13において、半導体基板10の内部と、遮光膜5の上層についてはハッチングが省略されている。
図12及び図13に示すように、本実施の形態4においても、実施の形態3と同様に、遮光膜5に重なる部分であって、この遮光膜5が遮光する垂直電荷転送部2が読出し対象としているフォトダイオード部1側に、部分絶縁膜40が形成されている。部分絶縁膜40も、実施の形態3において図9に示した部分絶縁膜28と同様に、シリコン窒化膜によって形成されている。
但し、本実施の形態4においては、部分絶縁膜40は、フォトダイオード部1の受光領域9がそれによって被覆されるように形成されている。本実施の形態4における固体撮像装置は、この点で実施の形態3における固体撮像装置と異なっている。この点以外については、本実施の形態4における固体撮像装置は、実施の形態3における固体撮像装置と同様に構成されている。また、受光領域9が被覆されたフォトダイオード部1は、部分絶縁膜40が設けられた垂直電荷転送部2の読出し対象となっているフォトダイオード部1である。
このように、本実施の形態4においては、部分絶縁膜40が各フォトダイオード部1の受光領域9にまで広がっており、部分絶縁膜40を通過した光がフォトダイオード部1に入射する。このとき、部分絶縁膜40を構成しているシリコン窒化膜の光学特性により、部分絶縁膜40は、界面での反射を抑制する反射防止膜として機能する。よって、本実施の形態4における固体撮像装置によれば、実施の形態1〜3における固体撮像装置に比べて感度の向上を図ることができる。なお、部分絶縁膜40の厚みは、界面での反射を低減できるように設定すれば良い。例えば、部分絶縁膜40の厚みは、10nm〜100nmに設定される。
ここで、図14及び図15を用いて、本実施の形態4における固体撮像装置の製造工程について説明する。図14及び図15は、本発明の実施の形態4の第1例の固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図14(a)〜図14(d)は、それぞれ、一連の主な製造工程を示している。図15(a)〜図15(c)は、図14(d)に示した工程の実行後に行われる、一連の主な製造工程を示している。
先ず、図14(a)に示すように、実施の形態1において図4(a)に示した工程と同様の工程が実施される。これにより、各種の半導体領域、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4(図14において図示せず)が形成される。また、第2垂直転送電極3の上面及び側面には、熱酸化法によって絶縁膜(シリコン酸化膜)20が形成される。第1垂直転送電極4の上面及び側面にも絶縁膜(図14において図示せず)が形成される。
次に、図14(b)に示すように、実施の形態3において図10(b)に示した工程と同様の工程が実施される。これにより、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4を含む半導体基板10の上面全体を被覆するシリコン窒化膜29が成膜される。
その後、図14(b)に示すように、レジストパターン41が形成されるが、レジストパターン41のパターン形状は、図10(b)に示したレジストパターン23のパターン形状と異なっている。レジストパターン41は、遮光膜5の形成領域の一部と受光領域9(図13参照)とを覆うように形成される。
次に、図14(c)に示すように、シリコン窒化膜29に対して、レジストパターン41で被覆されていない部分が完全に除去されるまでエッチングが行われる。この場合のエッチングも、実施の形態3において図10(c)に示した工程と同様に、リン酸を用いたウエットエッチングである。本工程においても、絶縁膜20のエッチングによる膜厚の目減りは抑制されている。
次に、図14(d)に示すように、レジストパターン41が除去された後、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4を含む半導体基板10の上面全体を被覆する絶縁膜26が成膜される。本工程は、実施の形態3において図10(d)に示した工程と同様の工程であり、絶縁膜26は、シリコン酸化膜である。
本実施の形態4においては、図14(b)〜図14(d)に示す工程の実施によって厚肉部8が形成される。本実施の形態4においても、実施の形態3と同様に、厚肉部8の膜厚のバラツキは抑制され、安定して撮像画像の画質の向上が図られる。
次に、図15(a)に示すように、遮光膜5が形成される。図15(a)に示す工程は、実施の形態1において図4(d)に示した工程と同様の工程である。次に、図15(b)に示すように、BPSG膜の成膜と熱処理によるリフローとによって、下地絶縁層30となる絶縁層24が成膜され、そしてエッチングが実施されて下地絶縁層30が完成する(図15(c)参照)。その後、図15(c)に示すように、レンズ形成層31、カラーフィルタ34、及びマイクロレンズ35が順に形成され、本実施の形態4における固体撮像装置が得られる。
なお、図15(b)に示す工程は、実施の形態1において図5(a)に示した工程と同様の工程である。また、図15(c)に示す工程は、実施の形態1において図5(b)に示した工程と同様の工程である。
次に、本実施の形態4の第2例及び第3例の固体撮像装置について図16〜図18を用いて説明する。図16は、本発明の実施の形態4の第2例の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。図17は、図16中の切断線C−C´に沿って得られた断面図である。図18は、本発明の実施の形態4の第3例の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。
図16に示すように、第2例においては、部分絶縁膜40は、厚肉部8を半導体基板10(図13参照)の上方から見たときに厚肉部8の外形が垂直方向に延びる短冊状を呈するように形成されている。部分絶縁膜40は、垂直方向において隣接するフォトダイオード部1間の領域を被覆している。具体的には、図17に示すように、第2垂直転送電極3と第1垂直転送電極4とが上下方向に重ねあわされているところでは、部分絶縁膜40は、これらの積層体を被覆している。
ここで、図17に示す断面図と、背景技術において図28に示した断面図とを比較する。図17及び図28に示すように、転送チャネルが存在しない領域においては、第2垂直転送電極と第1垂直転送電極とは、積層された状態で配置される。図17において、42は、熱酸化法によって、第1の垂直転送電極4の表面に形成された絶縁膜(シリコン酸化膜)である。
図28に示すように、従来例においては、第1垂直転送電極106と第2垂直転送電極109との積層体全体を被覆しているのは、遮光膜絶縁層115のみである。よって、最外にある遮光膜絶縁層115で作られた壁面と平面との境界には、角が形成され易くなっており、場合によっては、壁面がオーバーハングして壁面と平面とのなす角が鋭角となる。
このため、従来例では、遮光膜5を形成するために導電膜をエッチングしたときに、導電膜の一部(図28に示すエッチング残り119)が、遮光膜5の形成領域でない領域で、壁面と平面との境界に残存してしまう場合がある。エッチング残り119が発生すると、これによって転送電極間の短絡が生じ、正常な転送パルスの供給が出来なくなるため、信号電荷の転送不良が引き起こされる場合がある。
一方、本実施の形態4においては、図17に示すように、第2垂直転送電極3と第1垂直転送電極4との積層体全体は、部分絶縁膜40と絶縁膜26との二層の絶縁膜で被覆される。よって、最外にある絶縁膜26で作られた壁面と平面との境界(図17中の破線で囲まれた部分L)には、角ではなく、なだらかな斜面が形成される。このことから、本実施の形態4によれば、エッチング残り119の発生を抑制でき、撮像画像の画質の低下が抑制できる。
また、図16に示した第2例では、部分絶縁膜40は、厚肉部8が短冊状を呈するように形成されているが、本実施の形態4は、これに限定されるものではない。図18に示す第3例のように、部分絶縁膜40は、厚肉部8の外形が、周縁に切り欠き40aを有する短冊状を呈するように形成されていても良い。
図18に示す第3例とした場合は、形成工程(図14(b)参照)におけるマスクの位置ズレによって、部分絶縁膜40の位置ズレが垂直方向及び水平方向のいずれに生じた場合でも、水素シンター(熱処理)の際に水素を導入するための窓が確保される。第3例によれば、水素シンターを確実に行えるため、安定して暗電流の抑制を促進することができる。
また、本実施の形態4において、レンズ素子33の構造は、実施の形態2と同様と同様のものとすることができる。図30は、本発明の実施の形態4の固体撮像装置の第4例における画素及びその周辺の構成を示す断面図である。
図30に示すように、本実施の形態4においても、実施の形態2と同様に、遮光膜5を被覆する下地絶縁層36の上に、段差調整膜38、及び中間層37を形成できる。凹曲面部32は中間層37に形成される。そして、中間層37の上にレンズ形成層31が形成され、レンズ素子33が得られる。
図30に示した態様とした場合は、本実施の形態4においても、BPSG膜の形成条件に加えて、段差調整膜38の厚みや大きさを適宜設定することによって、レンズ素子33の曲率を一層自由に設定することができる。そのため、レンズ素子33の曲率の最適化が行いやすく、更なる感度向上が図られる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5における固体撮像装置及びその製造工程について、図19〜図23を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態5における固体撮像装置の具体的構成について図19及び図20を用いて説明する。図19は、本発明の実施の形態5の第1例の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。図20は、図19中の切断線D−D´に沿って得られた断面図である。
図19において、遮光膜5は破線で示され、厚肉部8及び部分絶縁膜43の形成領域にはハッチングが施されている。また、図19では、部分絶縁膜43を除き、絶縁性の部材の記載は省略されている。更に、図20において、半導体基板10の内部と、遮光膜5の上層についてはハッチングが省略されている。
図19及び図20に示すように、本実施の形態5においても、実施の形態4と同様に、部分絶縁膜43は、遮光膜5に重なる部分に加え、フォトダイオード部1の受光領域9に重なる部分にも形成されている。
但し、本実施の形態5では、部分絶縁膜43は、受光領域9から更に広がり、受光領域9が被覆されたフォトダイオード部1の画素分離側の領域にまで広がっている。本実施の形態5における固体撮像装置は、この点で実施の形態4における固体撮像装置と異なっている。この点以外については、本実施の形態5における固体撮像装置は、実施の形態4における固体撮像装置と同様に構成されている。
このように、本実施の形態5においては、部分絶縁膜43となるシリコン窒化膜が、フォトダイオード部1の画素分離側にまで形成されている。よって、各フォトダイオード部1の水平方向における感度のバラツキを抑制することができる。なお、部分絶縁膜43の厚みは、実施の形態4における部分絶縁膜40と同様に設定すれば良い。
ここで、図21及び図22を用いて、本実施の形態5における固体撮像装置の製造工程について説明する。図21及び図22は、本発明の実施の形態5の第1例の固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図21(a)〜図21(d)は、それぞれ、一連の主な製造工程を示している。図22(a)〜図22(c)は、図21(d)に示した工程の実行後に行われる、一連の主な製造工程を示している。
先ず、図21(a)に示すように、実施の形態1において図4(a)に示した工程と同様の工程が実施される。これにより、各種の半導体領域、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4(図21において図示せず)が形成される。また、第2垂直転送電極3の上面及び側面には、熱酸化法によって絶縁膜(シリコン酸化膜)20が形成される。第1垂直転送電極4の上面及び側面にも絶縁膜(図21において図示せず)が形成される。
次に、図21(b)に示すように、実施の形態3において図10(b)に示した工程と同様の工程が実施される。これにより、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4を含む半導体基板10の上面全体を被覆するシリコン窒化膜29が成膜される。
そして、図21(b)に示すように、レジストパターン44が形成されるが、レジストパターン44のパターン形状は、図10(b)や図14(b)に示したレジストパターンのパターン形状と異なっている。レジストパターン44は、受光領域9(図19参照)と、その両側の領域とを覆うように形成される。
次に、図21(c)に示すように、シリコン窒化膜29に対して、レジストパターン44で被覆されていない部分が完全に除去されるまでエッチングが行われる。この場合のエッチングも、実施の形態3において図10(c)に示した工程と同様に、リン酸を用いたウエットエッチングである。本工程においても、絶縁膜20のエッチングによる膜厚の目減りは抑制されている。
次に、図21(d)に示すように、レジストパターン44が除去された後、第2垂直転送電極3及び第1垂直転送電極4を含む半導体基板10の上面全体を被覆する絶縁膜26が成膜される。本工程は、実施の形態3において図10(d)に示した工程と同様の工程であり、絶縁膜26は、シリコン酸化膜である。
本実施の形態5においては、図21(b)〜図21(d)に示す工程の実施によって厚肉部8が形成される。本実施の形態5においても、実施の形態3及び4と同様に、厚肉部8の膜厚のバラツキは抑制され、安定して撮像画像の画質の向上が図られる。
次に、図22(a)に示すように、遮光膜5が形成される。図22(a)に示す工程は、実施の形態1において図4(d)に示した工程と同様の工程である。次に、図22(b)に示すように、BPSG膜の成膜と熱処理によるリフローとによって、下地絶縁層30となる絶縁層24が成膜され、そしてエッチングが実施されて下地絶縁層30が完成する(図22(c)参照)。が形成される。その後、図22(c)に示すように、レンズ形成層31、カラーフィルタ34、及びマイクロレンズ35が順に形成され、本実施の形態5における固体撮像装置が得られる。
なお、図22(b)に示す工程は、実施の形態1において図5(a)に示した工程と同様の工程である。また、図22(c)に示す工程は、実施の形態1において図5(b)に示した工程と同様の工程である。
次に、本実施の形態5の第2例の固体撮像装置について図23を用いて説明する。図23は、本発明の実施の形態5の第2例の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。
図23に示すように、第2例においては、部分絶縁膜43は、厚肉部8を半導体基板10(図13参照)の上方から見たときに厚肉部8の外形が垂直方向に延びる短冊状を呈するように形成されている。また、部分絶縁膜43は、垂直方向において隣接するフォトダイオード部1間の領域を被覆している。
よって、第2例とした場合は、実施の形態4における第2例と同様に、第2垂直転送電極3と第1垂直転送電極4とが上下方向に重ね合わされている領域において、これらの積層体の最外にある絶縁膜26で作られた壁面と平面との境界に、エッチング残り119(図28参照)が発生するのが抑制される。
また、図23に示すように、第2例においては、実施の形態4における第3例と同様に、部分絶縁膜43は、厚肉部8の外形が、周縁に切り欠き43a及び43bを有するように形成されている。よって、この場合も、形成工程(図21(b)参照)におけるマスクの位置ズレによって、部分絶縁膜43の位置ズレが垂直方向及び水平方向のいずれに生じたとしても、水素シンター(熱処理)の際に水素を導入するための窓が確保される。本実施の形態5における第2例を用いた場合も、実施の形態4における第3例と同様に、水素シンターを確実に行えるため、安定して暗電流の抑制を促進することができる。
また、本実施の形態5においても、レンズ素子33の構造は、実施の形態2と同様のものとすることができる。図31は、本発明の実施の形態5の固体撮像装置の第3例における画素及びその周辺の構成を示す断面図である。
図31に示すように、本実施の形態5においても、実施の形態2と同様に、遮光膜5を被覆する下地絶縁層36の上に、段差調整膜38、及び中間層37を形成できる。凹曲面部32は中間層37に形成される。そして、中間層37の上にレンズ形成層31が形成され、レンズ素子33が得られる。
図31に示した態様とした場合は、本実施の形態5においても、BPSG膜の形成条件に加えて、段差調整膜38の厚みや大きさを適宜設定することによって、レンズ素子33の曲率を一層自由に設定することができる。そのため、レンズ素子33の曲率の最適化が行いやすく、更なる感度向上が図られる。
本発明における固体撮像装置によれば、従来に比べて撮像画像の画質の向上を図ることができる。本発明における固体撮像装置は、産業上の利用可能性を有するものである。
図1は、本発明の実施の形態1の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。 図2は、図1中の切断線A−A´に沿って得られた断面図である。 図3は、本発明の実施の形態1の固体撮像装置の他の例における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。 図4は、本発明の実施の形態1における固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図4(a)〜図4(d)は、それぞれ、一連の主な製造工程を示している。 図5は、本発明の実施の形態1における固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図5(a)〜図5(b)は、図4(d)に示した工程の実行後に行われる、一連の主な製造工程を示している。 図6は、本発明の実施の形態2の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す断面図である。 図7は、本発明の実施の形態2における固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図7(a)〜図7(d)は、それぞれ、一連の主な製造工程を示している。 図8は、本発明の実施の形態2における固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図8(a)〜図8(c)は、図7(d)に示した工程の実行後に行われる、一連の主な製造工程を示している。 図9は、本発明の実施の形態3の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す断面図である。 図10は、本発明の実施の形態3における固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図10(a)〜図10(d)は、それぞれ、一連の主な製造工程を示している。 図11は、本発明の実施の形態3における固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図11(a)〜図11(c)は、図10(d)に示した工程の実行後に行われる、一連の主な製造工程を示している。 図12は、本発明の実施の形態4の第1例の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。 図13は、図12中の切断線B−B´に沿って得られた断面図である。 図14は、本発明の実施の形態4の第1例の固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図14(a)〜図14(d)は、それぞれ、一連の主な製造工程を示している。 図15は、本発明の実施の形態4の第1例の固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図15(a)〜図15(c)は、図14(d)に示した工程の実行後に行われる、一連の主な製造工程を示している。 図16は、本発明の実施の形態4の第2例の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。 図17は、図16中の切断線C−C´に沿って得られた断面図である。 図18は、本発明の実施の形態4の第3例の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。 図19は、本発明の実施の形態5の第1例の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。 図20は、図19中の切断線D−D´に沿って得られた断面図である。 図21は、本発明の実施の形態5の第1例の固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図21(a)〜図21(d)は、それぞれ、一連の主な製造工程を示している。 図22は、本発明の実施の形態5の第1例の固体撮像装置の製造方法を示す断面図である。図22(a)〜図22(c)は、図21(d)に示した工程の実行後に行われる、一連の主な製造工程を示している。 図23は、本発明の実施の形態5の第2例の固体撮像装置における画素及びその周辺の構成を示す平面図である。 図24は、従来からのシャント配線構造を有する固体撮像装置の全体構成を概略的に示す構成図である。 図25は、図24に示した固体撮像装置の画素及びその周辺の構成を示す平面図である。 図26は、図25中の切断線X−X´に沿って得られた断面図である。 図27は、図25中の切断線Y−Y´に沿って得られた断面図である。 図28は、図25中の切断線Z−Z´に沿って得られた断面図である。 図29は、本発明の実施の形態3の固体撮像装置の他の例における画素及びその周辺の構成を示す断面図である。 図30は、本発明の実施の形態4の固体撮像装置の第4例における画素及びその周辺の構成を示す断面図である。 図31は、本発明の実施の形態5の固体撮像装置の第3例における画素及びその周辺の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 フォトダイオード部
2 垂直電荷転送部(CCD)
3 第2垂直転送電極
4 第1垂直転送電極
5 遮光膜
6、7 コンタクトホール
8 厚肉部
9 フォトダイオード部の受光領域
10 半導体基板
11 光電変換領域
12 反転層
13 転送チャネル
14 読み出し領域
15 画素分離領域
16 p型ウェル
17、18 p型拡散領域
19 ゲート絶縁膜
20 絶縁膜(熱酸化によって第2垂直転送電極に形成されたシリコン酸化膜)
21、26 転送電極と遮光膜とを絶縁する絶縁膜
21a 第1の部分
21b 第2の部分
22 絶縁膜(シリコン酸化膜)
23、41、44 レジストパターン
24 下地絶縁層となる絶縁膜
24a 凹部
25、28、40、43 部分絶縁膜
25a、25b 部分絶縁膜を構成する絶縁膜
27 部分絶縁膜を形成するための絶縁膜(シリコン酸化膜)
29 シリコン窒化膜
30、36 下地絶縁層
31 レンズ形成層
31a 凸部
31b レンズ形成層の上面
32 凹曲面部
33 レンズ素子
34 カラーフィルタ
35 マイクロレンズ
37 中間層
38 段差調整膜
40a、43a、43b 切り欠き
42 絶縁膜(熱酸化によって第2垂直転送電極に形成されたシリコン酸化膜)

Claims (10)

  1. 入射光を信号電荷に変換する複数のフォトダイオード部と、前記フォトダイオード部から前記信号電荷を読み出し、それを垂直方向に転送する複数の垂直電荷転送部と、導電性を有し、且つ前記入射光から前記垂直電荷転送部を遮光する複数の遮光膜と、前記遮光膜を介して前記垂直電荷転送部に転送パルスを供給するバスライン部とを備える固体撮像装置であって、
    前記複数のフォトダイオード部は、半導体基板に設けられ、且つ、マトリクス状に配置され、
    前記複数の垂直電荷転送部は、それぞれ、前記複数のフォトダイオード部の垂直方向の列に沿って前記半導体基板に設けられた転送チャネルと、前記転送チャネル上にそれを横切るようにして設けられた複数の転送電極とを備え、
    前記複数の遮光膜は、それぞれ、前記垂直電荷転送部毎に、前記遮光膜と前記転送電極との間を絶縁する絶縁層を介して、対応する前記垂直電荷転送部の上層に形成され、
    前記絶縁層は、前記複数の遮光膜のいずれかに重なる部分における、当該遮光膜が遮光する前記垂直電荷転送部が読出し対象としている前記フォトダイオード部側に、厚肉部を有し、
    前記複数のフォトダイオード部の上層には、前記複数のフォトダイオード部それぞれ毎に、又は前記複数のフォトダイオード部の垂直方向の列毎に、下層に向けて凸状となったレンズ素子が設けられていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記絶縁層が、第1の部分と、前記第1の部分よりも厚みが大きい第2の部分とを有する単一の絶縁膜を備え、前記第2の部分が前記厚肉部となっている請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記絶縁層が、第1の絶縁膜と第2の絶縁膜とを備え、
    前記第1の絶縁膜は、前記複数の遮光膜のいずれかに重なる領域における、当該遮光膜が遮光する前記垂直電荷転送部が読出し対象としている前記フォトダイオード部側に形成され、
    前記第2の絶縁膜は、前記第1の絶縁膜を被覆するように形成され、
    前記第1の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜における前記第1の絶縁膜に重なる部分とが、前記厚肉部となっている請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1の絶縁膜が、シリコン窒化膜であり、更に、当該遮光膜が遮光する前記垂直電荷転送部が読出し対象としている前記フォトダイオード部の受光領域を被覆するように形成されている請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第1の絶縁膜が、それによって受光領域が被覆された前記フォトダイオード部における画素分離側の領域にも形成されている請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記第1の絶縁膜が、前記厚肉部を前記半導体基板の上方から見たときに前記厚肉部の外形が垂直方向に延びる短冊状を呈するように形成され、且つ、垂直方向において隣接するフォトダイオード部間の領域を被覆している請求項4に記載の固体撮像装置。
  7. 前記厚肉部の外形が、周縁に切り欠きを有する短冊状を呈している請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記複数の遮光膜を含む前記半導体基板の上面を被覆する下地絶縁層と、前記下地絶縁層の上層に形成されたレンズ形成層とを更に備え、
    前記下地絶縁層は、前記複数のフォトダイオード部に重なる位置に複数の凹曲面部を備え、
    前記レンズ形成層は、前記複数の凹曲面部に整合する凸部を備え、前記凸部が前記レンズ素子として機能する請求項1に記載の固体撮像装置。
  9. 前記下地絶縁層上の前記遮光膜と重なる領域に、段差調整膜が形成され、
    更に、段差調整膜を被覆するように中間層が形成され、
    前記レンズ形成層が、前記中間層の上に形成されている請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 前記下地絶縁層が、前記複数の遮光膜を含む前記半導体基板の上面を被覆する絶縁層を形成した後、当該絶縁層にエッチング処理を施すことによって形成されている請求項8に記載の固体撮像装置。
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