JP2008145866A - 画像表示装置の製造方法および製造装置 - Google Patents

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祐一 角張
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圭 深石
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Abstract

【課題】画像生成部に対する偏光軸制御板の位置決めを正確かつ容易に行うことができる。
【解決手段】偏光軸制御板の第一偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板の第一偏光領域を透過した調整画像を観察する画像観察段階と、当該観察段階において、左目画像生成領域の一部の領域で生成された調整画像が偏光板を透過して観察される場合に、左目画像生成領域の一部の領域で生成された調整画像が観察されなくなるまで、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整段階とを有する画像表示装置の製造方法が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置の製造方法および製造装置に関する。特に、本発明は、観察者に右目用画像および左目用画像を投影することにより立体画像を表示する画像表示装置の製造方法および製造装置に関する。
右目用の画像と左目用の画像をそれぞれ異なる領域に表示させる画像生成部、および、二つの異なる領域に入射した光の偏光軸を互いに直交させる偏光軸制御板を有し、観察者に対して視差画像を投影させる画像表示装置が知られている(例えば特許文献1を参照)。
このような画像表示装置に表示させた視差画像を観察するとき、観察者がクロストークを感じることがある。このようなクロストークを低減させるには、画像生成部における右目用の画像を表示させる領域および左目用の画像を表示させる領域の各々を、偏光軸制御板における二つの異なる領域の一方に対向する位置に正確に配置することが好ましい。
特開2006−284873号公報
しかしながら、上記画像表示装置の製造時において、例えば上記画像生成部における右目用の画像を表示させる領域を偏光軸制御板における第一偏光領域に対向する位置に正確に配置するべく画像生成部に対する偏光軸制御板の正確な位置決めが難しかった。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、観察者に右目用画像および左目用画像を投影することにより立体画像を表示する画像表示装置の製造方法であって、右目用画像を生成する右目画像生成領域および左目用画像を生成する左目画像生成領域を有する画像生成部を準備する画像生成部準備段階と、右目画像生成領域に対応して設けられた第一偏光領域および左目画像生成領域におよびに対応して設けられた第二偏光領域を有し、第一偏光領域および第二偏光領域に偏光軸が特定方向の直線偏光が入射したときに、第一偏光領域からの出射光および第二偏光領域からの出射光が、偏光軸が互いに直交した直線偏光、または、偏光軸の回転方向が互いに逆方向である円偏光となる偏光軸制御板を準備する偏光軸制御板準備段階と、偏光軸制御板を画像生成部の観察者が観察する側に仮置きする仮置き段階と、画像生成部における右目画像生成領域および左目画像生成領域の少なくとも一部の領域に、互いに異なる調整画像を生成する調整画像生成段階と、画像生成部における観察者が観察する側と反対側から光を入射させる光源光入射段階と、偏光軸制御板の第一偏光領域からの出射光および第二偏光領域からの出射光のいずれか一方の光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板を透過した調整画像を観察する画像観察段階と、画像観察段階において、偏光軸制御板の第一偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板を透過した調整画像を観察する場合に、左目画像生成領域で生成されて偏光軸制御板の第一偏光領域を透過した調整画像が観察されなくなるまで、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を相対的に移動し、偏光軸制御板の第二偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板を透過した調整画像を観察する場合に、右目画像生成領域で生成されて偏光軸制御板の第二偏光領域を透過した調整画像が観察されなくなるまで、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整段階とを有する画像表示装置の製造方法が提供される。
また、本発明の第2の形態においては、観察者に右目用画像および左目用画像を投影することにより立体画像を表示する画像表示装置の製造方法であって、右目用画像を生成する右目画像生成領域および左目用画像を生成する左目画像生成領域を有する画像生成部を準備する画像生成部準備段階と、右目画像生成領域に対応して設けられた第一偏光領域および左目画像生成領域におよびに対応して設けられた第二偏光領域を有し、第一偏光領域および第二偏光領域に偏光軸が特定方向の直線偏光が入射したときに、第一偏光領域からの出射光および第二偏光領域からの出射光が、偏光軸が互いに直交した直線偏光、または、偏光軸の回転方向が互いに逆方向である円偏光となる偏光軸制御板を準備する偏光軸制御板準備段階と、偏光軸制御板を画像生成部の観察者が観察する側に仮置きする仮置き段階と、画像生成部における右目画像生成領域および左目画像生成領域のうちの一方の少なくとも一部の領域に調整画像を生成しつつ、右目画像生成領域および左目画像生成領域のうちの一方の一部の領域に隣接する右目画像生成領域および左目画像生成領域のうちの他方には調整画像を生成しない調整画像生成段階と、画像生成部における観察者が観察する側と反対側から光を入射させる光源光入射段階と、偏光軸制御板の第一偏光領域および第二偏光領域のうちの、右目画像生成領域および左目画像生成領域のうちの他方に対応する一方からの出射光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板を透過した調整画像を観察する画像観察段階と、画像観察段階において、右目画像生成領域および左目画像生成領域のうちの一方の一部の領域に生成された調整画像が偏光板を透過して観察される場合に、一部の領域で生成された調整画像が観察されなくなるまで、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整段階とを有する画像表示装置の製造方法が提供される。
また、本発明の第3の形態においては、観察者に右目用画像および左目用画像を投影することにより立体画像を表示する画像表示装置の製造装置であって、右目用画像を生成する右目画像生成領域および左目用画像を生成する左目画像生成領域を有する画像生成部を準備する画像生成部準備部と、右目画像生成領域および左目画像生成領域に対応して設けられた第一偏光領域および第二偏光領域を有し、第一偏光領域に入射した光の偏光軸と第二偏光領域に入射した光の偏光軸とを互いに直交させる偏光軸制御板を準備する偏光軸制御板準備部と、偏光軸制御板を画像生成部の観察者が観察する側に仮置きする仮置き部と、画像生成部における右目画像生成領域および左目画像生成領域の少なくとも一部の領域に、互いに異なる調整画像を生成する調整画像生成部と、画像生成部における観察者が観察する側と反対側から光を入射させる光源光入射部と、偏光軸制御板の第一偏光領域および第二偏光領域のいずれか一方を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板を透過した調整画像を観察する画像観察部と、画像観察部において、偏光軸制御板の第一偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板を透過した調整画像を観察する場合に、左目画像生成領域で生成されて偏光軸制御板の第一偏光領域を透過した調整画像が観察されなくなるまで、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を相対的に移動し、偏光軸制御板の第二偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板を透過した調整画像を観察する場合に、右目画像生成領域で生成されて偏光軸制御板の第二偏光領域を透過した調整画像が観察されなくなるまで、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整部とを有する画像表示装置の製造装置が提供される。
また、本発明の第4の形態においては、観察者に右目用画像および左目用画像を投影することにより立体画像を表示する画像表示装置の製造装置であって、右目用画像を生成する右目画像生成領域および左目用画像を生成する左目画像生成領域を有する画像生成部を準備する画像生成部準備部と、右目画像生成領域および左目画像生成領域に対応して設けられた第一偏光領域および第二偏光領域を有し、第一偏光領域に入射した光の偏光軸と第二偏光領域に入射した光の偏光軸とを互いに直交させる偏光軸制御板を準備する偏光軸制御板準備部と、偏光軸制御板を画像生成部の観察者が観察する側に仮置きする仮置き部と、画像生成部における右目画像生成領域および左目画像生成領域のうちの一方の少なくとも一部の領域に調整画像を生成しつつ、右目画像生成領域および左目画像生成領域のうちの一方の一部の領域に隣接する右目画像生成領域および左目画像生成領域のうちの他方には調整画像を生成しない調整画像生成部と、画像生成部における観察者が観察する側と反対側から光を入射させる光源光入射部と、偏光軸制御板の第一偏光領域および第二偏光領域のうちの、右目画像生成領域および左目画像生成領域のうちの他方に対応する一方を透過する光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板を透過した調整画像を観察する画像観察部と、画像観察部において、右目画像生成領域および左目画像生成領域のうちの一方の一部の領域に生成された調整画像が偏光板を透過して観察される場合に、一部の領域で生成された調整画像が観察されなくなるまで、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整部と画像観察部において、偏光軸制御板の第一偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板を透過した調整画像を観察する場合に、左目画像生成領域で生成されて偏光軸制御板の第一偏光領域を透過した調整画像が観察されなくなるまで、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を相対的に移動し、偏光軸制御板の第二偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、偏光軸制御板を透過した調整画像を観察する場合に、右目画像生成領域で生成されて偏光軸制御板の第二偏光領域を透過した調整画像が観察されなくなるまで、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整部とを有する画像表示装置の製造装置が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以上の説明から明らかなように、画像生成部における右目画像生成領域および左目画像生成領域の各々が、偏光軸制御板における第一偏光領域および第二偏光領域の一方に対向する位置に正確に配されるように、画像生成部に対する偏光軸制御板の位置決めを正確かつ容易に行うことができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態の製造装置10で製造される画像表示装置100の分解斜視図である。図2は、画像表示装置100の使用状態を示す概略図である。図1に示すように、画像表示装置100は、光源120と、集光レンズ130と、偏光板150と、画像生成部160と、偏光板170と、偏光軸制御板180と、水平方向拡散板190とをこの順で備え、これらが後述するケース110に収容されている。
光源120は、観察者500から見て画像表示装置100の最も奥側に配され、白色の無偏光を出射する。集光レンズ130は、光源120から入射した光を観察者500側に集光する。この集光レンズ130には、例えばフレネルレンズシートが用いられる。
偏光板150は、画像生成部160における光源120側に配される。偏光板150は、光源120から出射して集光レンズ130で略平行光となった無偏光が入射すると、その無偏光のうち偏光軸の方向が特定の方向の光を透過し、偏光軸の方向がこの特定の方向と直交する光を遮断する。ここで、偏光軸の方向とは、光における電界の振動方向のことであり、偏光板150における上記特定の方向は、観察者500が画像表示装置100を見たときの右上45度の方向である。したがって、偏光板150の透過光は、偏光軸の方向が上記右上45度の方向の直線偏光となる。
画像生成部160は、右目画像生成領域162および左目画像生成領域164を有する。これら右目画像生成領域162および左目画像生成領域164は、図1に示すように、画像生成部160を水平方向に区切った領域であり、複数の右目画像生成領域162および左目画像生成領域164が鉛直方向に互い違いに配されている。画像表示装置100の使用状態において、画像生成部160の右目画像生成領域162および左目画像生成領域164には、それぞれ右目用画像および左目用画像が生成される。このときに偏光板150を透過した光が画像生成部160の右目画像生成領域162および左目画像生成領域164に入射すると、右目画像生成領域162の透過光は右目用画像の画像光(以下、「右目用画像光」と略称する)となり、左目画像生成領域164の透過光は左目用画像の画像光(以下、「左目用画像光」と略称する)となる。このような画像生成部160には、例えば水平方向及び垂直方向に二次元的に複数の小さなセルが配され、各セルにおいて配向膜間に液晶を封止したLCD(液晶ディスプレイ)が用いられる。このLCDにおいて、各セルを電気的に駆動することにより、この液晶を通過する光の偏光軸の方向をそのまま透過する状態と、偏光軸の方向を90度回転させて透過する状態とを切り替える。
偏光板170は、画像生成部160における水平方向拡散板190側に配される。この偏光板170は、上記右目画像生成領域162を透過した右目用画像光、および、上記左目画像生成領域164を透過した左目用画像光が入射すると、これらのうち偏光軸の方向が特定の方向の光を透過し、偏光軸の方向がこの特定の方向と直交する光を遮断する。ここで、偏光板170における上記特定の方向は、観察者500が画像表示装置100を見たときの左上45度の方向である。したがって、偏光板170の透過光は、偏光軸の方向が上記左上45度の方向の直線偏光となる。
偏光軸制御板180は、第一偏光領域182および第二偏光領域184を有する。この偏光軸制御板180における第一偏光領域182および第二偏光領域184の位置および大きさは、図1に示すように、画像生成部160の右目画像生成領域162および左目画像生成領域164の位置および大きさに対応している。したがって、画像表示装置100の使用状態において、第一偏光領域182には、上記右目画像生成領域162を透過した右目用画像光が入射し、第二偏光領域184には、上記左目画像生成領域164を透過した左目用画像光が入射する。
第一偏光領域182は、入射した右目用画像光の偏光軸を回転させずにそのまま透過する。また、第二偏光領域184は、入射した左目用画像光の偏光軸を第一偏光領域182に入射した右目用画像光の偏光軸に対して直交する方向に回転させる。したがって、第一偏光領域182を透過した右目用画像光の偏光軸と、第二偏光領域184を透過した左目用画像光の偏光軸とは、互いに直交する。ここで、偏光軸制御板180の第二偏光領域184は、入射する光の色(波長)によって透過する光の偏光軸の方向が多少異なるという特性を有するが、入射した光が緑色光のときは、その緑色光の偏光軸を第一偏光領域182に入射した光の偏光軸に対してより厳密に直交する方向に回転させるように設計することが好ましい。第一偏光領域182には、例えば透明なガラスまたは樹脂などが用いられ、第二偏光領域184には、例えば半波長板が用いられる。
水平方向拡散板190は、上記偏光軸制御板180の第一偏光領域182および第二偏光領域184を透過した右目用画像光および左目用画像光を水平方向に拡散する。水平方向拡散板190には、例えば鉛直方向に延伸するかまぼこ状の凸レンズが水平方向に複数配されたレンチキュラーレンズシートが用いられる。
立体画像を観察する場合に観察者500は、図2に示すように、画像表示装置100から投影される右目用画像光および左目用画像光を、偏光眼鏡600をかけて観察する。この偏光眼鏡600は、観察者500の右目側に配される右側偏光レンズ612、および、左目側に配される左側偏光レンズ614を有する。右側偏光レンズ612は、偏光軸の方向が右目用画像光と同じ方向の光を透過し、この方向と直交する偏光を遮断する。左側偏光レンズ614は、偏光軸の方向が左目用画像光と同じ方向の光を透過し、この方向と直交する偏光を遮断する。
観察者500は、画像表示装置100が使用状態であるときに、上記水平方向拡散板190によって右目用画像光および左目用画像光が拡散されている範囲内において、上記偏光眼鏡600をかけて画像表示装置100を観察することにより、右目では右目用画像光だけを観察することができ、左目では左目用画像光だけを観察することができる。したがって、観察者500は、これら右目用画像光および左目用画像光を立体画像として認識することができる。
なお、偏光軸制御板180の第一偏光領域182は、入射した光の偏光軸の方向を45度回転し、第二偏光領域184は、入射した光の偏光軸の方向を上記第一偏光領域182の回転方向とは逆の回転方向に45度回転してもよい。また、偏光軸制御板180は、入射した光を偏光軸の回転方向が互いに逆方向である円偏光として出射してもよい。この場合、例えば、第一偏光領域182は入射した光を偏光軸が右回りの円偏光として出射し、第二偏光領域184は入射した光を偏光軸が左回りの円偏光として出射する。
図3は、本実施形態の製造装置10の構成を示すブロック図である。製造装置10は、上記画像表示装置100を製造する装置であり、図3に示すように、組立ステーション20と制御部90とを備える。また、組立ステーション20は、ケース準備部25、光源準備部30、集光レンズ準備部35、画像生成部準備部40、偏光軸制御板準備部45、仮置き部50、調整画像生成部55、光源光入射部60、画像観察部65、位置調整部70および取付部80を有する。制御部90は、組立ステーション20の上記各部と電気的に接続しており、これらから種々の信号を受けるとともに、これらの動作を制御する。
ケース準備部25、光源準備部30、集光レンズ準備部35、画像生成部準備部40および偏光軸制御板準備部45は、それぞれ外部と組立ステーション20とを繋ぐコンベア(不図示)等を有し、組立ステーション20にケース110、光源120、集光レンズ130、偏光板150、画像生成部160、偏光板170、偏光軸制御板180を供給する。なお、画像生成部準備部40は、偏光板150、画像生成部160および偏光板170を組立ステーション20に供給するが、これらを外部で組み立ててから供給してもよい。また、光源準備部30、集光レンズ準備部35および画像生成部準備部40は、それぞれ上記供給部材を掴持するロボットアーム等を有し、組立ステーション20に供給した光源120、集光レンズ130、偏光板150、画像生成部160および偏光板170をケース110に取り付ける。仮置き部50は、偏光軸制御板180を掴持するロボットアーム等を有し、偏光軸制御板準備部45により外部から供給された偏光軸制御板180を後述する仮置き台52上に仮置きする。
図4は、仮置き部50により仮置き台52上に偏光軸制御板180が仮置きされた状態における、製造装置10の概略図である。図4に示すように、偏光軸制御板180が仮置きされた状態において、組立ステーション20のテーブル22上には、光源120、集光レンズ130、偏光板150、画像生成部160および偏光板170が取り付けられたケース110が載置されている。また、仮置き台52は、下側に開口51を有し、ケース110の上方おいて、偏光軸制御板180の第一偏光領域182および第二偏光領域184が画像生成部160の右目画像生成領域162および左目画像生成領域164に対向する位置に配される。
調整画像生成部55は、図4に示すように、画像情報出力部56および画像情報記憶部58を有し、画像生成部160と電気的に接続している。制御部90は、上記仮置き部50から、偏光軸制御板180を仮置き台52上に仮置きした旨の信号を受けると、調整画像生成部55の画像情報出力部56に対して、画像生成部160の右目画像生成領域162および左目画像生成領域164の少なくとも一部の領域に、互いに異なる調整画像を生成する旨の信号を送る。画像情報出力部56は、この信号を受けると、画像情報記憶部58から調整画像に関する情報を取得して、上記右目画像生成領域162の一部である第一調整画像生成領域282および左目画像生成領域164の一部である第二調整画像生成領域284にそれぞれ異なる調整画像を生成させる。これら、第一調整画像生成領域282および第二調整画像生成領域284については、図5以降の図面を参照して別途説明する。
光源光入射部60は、図4に示すように、電源部61および光量調整部63を有し、光源120と電気的に接続している。制御部90は、上記調整画像生成部55から、上記第一調整画像生成領域282および第二調整画像生成領域284にそれぞれ異なる調整画像を生成させた旨の信号を受けると、光源光入射部60の電源部61に対して、光源120を点灯させて画像生成部160に光を入射させる旨の信号を送る。電源部61は、この信号を受けると、光量調整部63から光源120の最適な光量に関する情報を取得して光源120を点灯させる。
画像観察部65は、図4に示すように、撮像装置67および判定部68を有し、仮置き台52に仮置きされた偏光軸制御板180の上方に配される。この撮像装置67の下面(撮像面)には、偏光軸制御板180の第一偏光領域182を透過した光と同じ偏光特性の光を透過する偏光板66が取り付けられている。すなわち、偏光軸制御板180の第一偏光領域182を透過した光が直線偏光である場合は、偏光板66には、上記第一偏光領域182を透過した直線偏光の偏光方向と同じ偏光方向である直線偏光を透過する偏光板が用いられる。また、偏光軸制御板180の第一偏光領域182を透過した光が右回り(左回り)の円偏光である場合は、偏光板66には、上記第一偏光領域182を透過した円偏光の回転方向と同じ回転方向である円偏光を透過する偏光板が用いられる。制御部90は、上記光源光入射部60から、上記光源120を点灯させた旨の信号を受けると、画像観察部65の撮像装置67に対して、偏光板66を介して、偏光軸制御板180の第一偏光領域182を透過した調整画像を観察させる旨の信号を送る。撮像装置67は、この信号を受けると、上記調整画像の観察を開始する。
図5は、光源光入射部60により光源120が点灯された状態における、仮置き台52付近の概略上面図である。上記調整画像生成部55は、図5に示す例において、上記画像生成部160の上半分にあたる領域281内における、上記右目画像生成領域162の一部である第一調整画像生成領域282に、調整画像、例えば、赤色単色のベタ画像を生成する。また、上記調整画像生成部55は、上記画像生成部160の下半分にあたる領域283内における、左目画像生成領域164の一部である第二調整画像生成領域284に、調整画像、例えば、緑色単色のベタ画像を生成する。ここで、上記調整画像生成部55は、画像生成部160の上半分にあたる領域281内における左目画像生成領域164、および、下半分にあたる領域283内における右目画像生成領域162には、調整画像を生成しない。
上記光源光入射部60により光源120が点灯された状態において、仮置き台52に仮置きされた偏光軸制御板180を上方から見ると、図5に示すような調整画像が観察される。すなわち、偏光軸制御板180を介して、画像生成部160の上半分にあたる領域281における、右目画像生成領域162の一部である第一調整画像生成領域282に赤色単色のベタ画像が観察される。同様に、画像生成部160の下半分にあたる領域283内における、左目画像生成領域164の一部である第二調整画像生成領域284には、緑色単色のベタ画像が観察される。一方、画像生成部160の上半分にあたる領域281内における左目画像生成領域164、および、下半分にあたる領域283内における右目画像生成領域162は黒色に観察される。
図6は、撮像装置67が偏光板66を介して撮像した調整画像の一例を示す。上記および図5に示す状態において、撮像装置67が偏光板66を介して偏光軸制御板180を上方から撮像したとき、仮置き台52上に仮置きされた偏光軸制御板180における第一偏光領域182および第二偏光領域184のそれぞれが、下方の画像生成部160における右目画像生成領域162および左目画像生成領域164と完全に対向していると、第一調整画像生成領域282からの光は、第一偏光領域182により偏光の方向が回転されずに偏光板66に入射する。これにより、第一調整画像生成領域282からの光は、偏光板66を透過する。一方、第二調整画像生成領域284からの光は、第二偏光領域184により偏光の方向が回転されて偏光板66に入射する。これにより、第二調整画像生成領域284からの光は、偏光板66で遮断される。よって、この場合には、領域281からの赤色単色のベタ画像が観察され、その他の領域は黒色に観察される。
一方、図6に示すように、例えば上記領域283内における第二調整画像生成領域284の右上に漏れ光294が観察される場合がある。この漏れ光294は、第二偏光領域184の一部である第二調整画像生成領域284の下方から、この部分だけ画像生成部160の右目画像生成領域162を透過した右目用画像光が入射することにより観察される光である。この場合には、仮置き台52上に仮置きされた偏光軸制御板180における第一偏光領域182および第二偏光領域184のそれぞれが、下方の画像生成部160における右目画像生成領域162および左目画像生成領域164と完全に対向していない、すなわち、偏光軸制御板180と画像生成部160との間に面方向の「位置ずれ」が生じている。撮像装置67は、図6に示すような撮像結果を判定部68に出力する。判定部68は、当該撮像結果が入力されると、偏光軸制御板180と画像生成部160との間に面方向の「位置ずれ」が生じている旨の判定情報および上記漏れ光294の位置などの情報を制御部90に出力する。
ここで、図4から図6に示すように、仮置き台52の外形は円形であり、その下面に円形のガイドレール71を有する。また、このガイドレール71は、仮置き台52の下方に配された矩形のテーブル72の上面に形成された円形のガイド溝73に摺動可能に嵌合している。また、テーブル72は、その下面に直線状のガイドレール74を有する。また、このガイドレール74は、テーブル72の下方に配されたテーブル75の上面に形成された直線状のガイド溝76に摺動可能に嵌合している。また、これらの仮置き台52およびテーブル72は、それぞれ駆動部(不図示)を有する上記位置調整部70と接続する。制御部90は、判定部68から上記情報が入力されると、位置調整部70に対して駆動信号を出力する。位置調整部70は、この信号を受けると、仮置き台52を回転させるとともに、テーブル72を図6の上下方向に移動させる。この位置調整部70により、上記撮像装置67により漏れ光294が観察されなくなるまで偏光軸制御板180と画像生成部160との間の面方向の「位置ずれ」が修正される。位置調整部70は、偏光軸制御板180と画像生成部160との間の面方向の「位置ずれ」の修正が完了すると、その旨の信号を制御部90に出力する。
制御部90は、上記位置調整部70から上記信号を受けると、取付部80に対して、ケース110に偏光軸制御板180を固定する旨の信号を送る。取付部80は、この信号を受けると、偏光軸制御板180を仮置き台52からケース110上における偏光板170と近接する位置まで搬送した後、ケース110に固定する。取付部80には、例えばロボットアーム等が用いられる。
このように、本実施形態の製造装置10によれば、画像生成部160における右目画像生成領域162および左目画像生成領域164の各々が、偏光軸制御板180における第一偏光領域182および第二偏光領域184の一方に対向する位置に正確に配されるように、画像生成部160に対する偏光軸制御板180の位置決めを正確かつ容易に行うことができる。
なお、上記製造装置10のケース準備部25、光源準備部30、集光レンズ準備部35、画像生成部準備部40、偏光軸制御板準備部45、仮置き部50、調整画像生成部55、光源光入射部60、画像観察部65、位置調整部70および取付部80の各動作は、偏光板66を配した偏光眼鏡をかけた人手により実施してもよい。この場合、第一調整画像生成領域282および第二調整画像生成領域284に生成する調整画像は、それぞれ異なる色であることが好ましい。例えば、第一調整画像生成領域282に赤色の調整画像を生成し、第二調整画像生成領域284に緑色の調整画像を生成してもよい。また、他の例として、互いに補色の関係にある色の組み合わせ、例えば、第一調整画像生成領域282に赤色の調整画像を生成し、第二調整画像生成領域284に青緑色の調整画像を生成してもよい。これにより、偏光板66を透過した光が右目画像生成領域162および左目画像生成領域164の一方を透過した光だけになっているかどうかを、偏光板66を透過した光の色によって容易に識別することができる。
また、上記第一調整画像生成領域282および第二調整画像生成領域284に隣接する領域、および、図5および図6に示す画像生成部160における調整画像を生成していない周辺領域285は黒色であることが好ましい。これにより、上記隣接する領域および周辺領域285の光が目に入ることがなく、より正確に識別することができる。ただし、これに限られず、右目画像生成領域162の全体を第一調整画像生成領域282としてもよいし、同様に、左目画像生成領域164の全体を第二調整画像生成領域284としてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本実施形態の製造装置10で製造される画像表示装置100の分解斜視図である。 画像表示装置100の使用状態を示す概略図である。 本実施形態の製造装置10の構成を示すブロック図である。 仮置き部50により仮置き台52上に偏光軸制御板180が仮置きされた状態における、製造装置10の概略図である。 光源光入射部60により光源120が点灯されて状態における、仮置き台52付近の概略上面図である。 撮像装置67が偏光板66を介して撮像した調整画像の一例を示す。
符号の説明
10 製造装置、20 組立ステーション、22 テーブル、25 ケース準備部、30 光源準備部、35 集光レンズ準備部、40 画像生成部準備部、45 偏光軸制御板準備部、50 仮置き部、51 開口、52 仮置き台、55 調整画像生成部、56 画像情報出力部、58 画像情報記憶部、60 光源光入射部、61 電源部、63 光量調整部、65 画像観察部、66 偏光板、67 撮像装置、68 判定部、70 位置調整部、71、74 ガイドレール、72、75 テーブル、73、76 ガイド溝、77 位置調整情報取得部、80 取付部、90 制御部、100 画像表示装置、110 ケース、120 光源、130 集光レンズ、150 偏光板、160 画像生成部、162 右目画像生成領域、164 左目画像生成領域、170 偏光板、180 偏光軸制御板、182 第一偏光領域、184 第二偏光領域、190 水平方向拡散板、281、283 領域、282 第一調整画像生成領域、284 第二調整画像生成領域、285 周辺領域、294 漏れ光、500 観察者、600 偏光眼鏡、612 右側偏光レンズ、614 左側偏光レンズ

Claims (13)

  1. 観察者に右目用画像および左目用画像を投影することにより立体画像を表示する画像表示装置の製造方法であって、
    右目用画像を生成する右目画像生成領域および左目用画像を生成する左目画像生成領域を有する画像生成部を準備する画像生成部準備段階と、
    前記右目画像生成領域に対応して設けられた第一偏光領域および前記左目画像生成領域に対応して設けられた第二偏光領域を有し、前記第一偏光領域および前記第二偏光領域に偏光軸が特定方向の直線偏光が入射したときに、前記第一偏光領域からの出射光および前記第二偏光領域からの出射光を、偏光軸が互いに直交した直線偏光、または、偏光軸の回転方向が互いに逆方向である円偏光とする偏光軸制御板を準備する偏光軸制御板準備段階と、
    前記偏光軸制御板を前記画像生成部の前記観察者が観察する側に仮置きする仮置き段階と、
    前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の少なくとも一部の領域に、互いに異なる調整画像を生成する調整画像生成段階と、
    前記画像生成部における前記観察者が観察する側と反対側から光を入射させる光源光入射段階と、
    前記偏光軸制御板の前記第一偏光領域からの出射光および前記第二偏光領域からの出射光のいずれか一方の光を透過する偏光板を介して、前記偏光軸制御板を透過した前記調整画像を観察する画像観察段階と、
    前記画像観察段階において、
    前記偏光軸制御板の前記第一偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、前記偏光軸制御板を透過した前記調整画像を観察する場合に、前記左目画像生成領域で生成されて前記偏光軸制御板の前記第一偏光領域を透過した前記調整画像が観察されなくなるまで、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を相対的に移動し、
    前記偏光軸制御板の前記第二偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、前記偏光軸制御板を透過した前記調整画像を観察する場合に、前記右目画像生成領域で生成されて前記偏光軸制御板の前記第二偏光領域を透過した前記調整画像が観察されなくなるまで、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整段階と
    を有する画像表示装置の製造方法。
  2. 前記調整画像生成段階において、前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の各々に生成する前記調整画像は、それぞれ異なる色の画像である請求項1に記載の画像表示装置の製造方法。
  3. 前記調整画像生成段階において、前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の各々に生成する前記調整画像の色は、互いに補色である請求項2に記載の画像表示装置の製造方法。
  4. 前記調整画像生成段階において、前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の各々に生成する前記調整画像の色は、一方が緑色である請求項1から3のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
  5. 前記偏光軸制御板準備段階において、前記第一偏光領域および第二偏光領域のうちの前記一方は、前記直線偏光が入射したときに、その前記直線偏光をそのまま透過し、前記第一偏光領域および第二偏光領域のうちの他方は、緑色の前記直線偏光が入射したときにその緑色の前記直線偏光の偏光軸を前記第一偏光領域に入射した前記直線偏光の偏光軸に対して直交する方向に回転させる前記偏光軸制御板を準備し、
    前記調整画像生成段階において、前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の各々に生成する前記調整画像の色は、一方が緑色であり、
    前記仮置き段階において、前記偏光軸制御板の前記第二偏光領域を前記画像生成部の前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の前記一方に対応する位置に仮置きする請求項1から3のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
  6. 前記調整画像生成段階において、前記画像生成部における前記調整画像を生成する前記一部の領域以外の周辺領域は黒色である請求項1から5のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
  7. 観察者に右目用画像および左目用画像を投影することにより立体画像を表示する画像表示装置の製造方法であって、
    右目用画像を生成する右目画像生成領域および左目用画像を生成する左目画像生成領域を有する画像生成部を準備する画像生成部準備段階と、
    前記右目画像生成領域に対応して設けられた第一偏光領域および前記左目画像生成領域におよびに対応して設けられた第二偏光領域を有し、前記第一偏光領域および前記第二偏光領域に偏光軸が特定方向の直線偏光が入射したときに、前記第一偏光領域からの出射光および前記第二偏光領域からの出射光を、偏光軸が互いに直交した直線偏光、または、偏光軸の回転方向が互いに逆方向である円偏光とする偏光軸制御板を準備する偏光軸制御板準備段階と、
    前記偏光軸制御板を前記画像生成部の前記観察者が観察する側に仮置きする仮置き段階と、
    前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域のうちの一方の少なくとも一部の領域に調整画像を生成しつつ、前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域のうちの前記一方の前記一部の領域に隣接する前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域のうちの他方には前記調整画像を生成しない調整画像生成段階と、
    前記画像生成部における前記観察者が観察する側と反対側から光を入射させる光源光入射段階と、
    前記偏光軸制御板の前記第一偏光領域および前記第二偏光領域のうちの、前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域のうちの他方に対応する一方からの出射光を透過する偏光板を介して、前記偏光軸制御板を透過した前記調整画像を観察する画像観察段階と、
    前記画像観察段階において、前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域のうちの前記一方の前記一部の領域に生成された前記調整画像が前記偏光板を透過して観察される場合に、前記一部の領域で生成された前記調整画像が観察されなくなるまで、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整段階と
    を有する画像表示装置の製造方法。
  8. 前記調整画像生成段階において、さらに、前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の前記一方の少なくとも一部の領域に前記調整画像を生成しつつ、前記一方における前記一部の領域に隣接する前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の前記他方には前記調整画像を生成せず、前記右目画像生成領域の前記一部の領域に生成された前記調整画像と、前記左目画像生成領域の前記一部の領域に生成された前記調整画像とは、それぞれ異なる色の画像である請求項7に記載の画像表示装置の製造方法。
  9. 前記調整画像生成段階において、前記画像生成部における前記右目画像生成領域の前記一部の領域および前記左目画像生成領域の前記一部の領域の各々に生成する前記調整画像の色は、互いに補色である請求項8に記載の画像表示装置の製造方法。
  10. 前記調整画像生成段階において、前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の前記一方の前記一部の領域に生成する前記調整画像の色は緑色である請求項8および9のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
  11. 前記偏光軸制御板準備段階において、前記第一偏光領域および第二偏光領域のうちの前記一方は、前記直線偏光が入射したときに、その前記直線偏光をそのまま透過し、前記第一偏光領域および第二偏光領域のうちの他方は、緑色の前記直線偏光が入射したときにその緑色の前記直線偏光の偏光軸を前記第一偏光領域に入射した前記直線偏光の偏光軸に対して直交する方向に回転させる前記偏光軸制御板を準備し、
    前記調整画像生成段階において、前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の前記一方の前記一部の領域に生成する前記調整画像の色は緑色であり、
    前記仮置き段階において、前記偏光軸制御板の前記第二偏光領域を前記画像生成部の前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の前記一方に対応する位置に仮置きする請求項7から9のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
  12. 観察者に右目用画像および左目用画像を投影することにより立体画像を表示する画像表示装置の製造装置であって、
    右目用画像を生成する右目画像生成領域および左目用画像を生成する左目画像生成領域を有する画像生成部を準備する画像生成部準備部と、
    前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域に対応して設けられた第一偏光領域および第二偏光領域を有し、前記第一偏光領域に入射した光の偏光軸と前記第二偏光領域に入射した光の偏光軸とを互いに直交させる偏光軸制御板を準備する偏光軸制御板準備部と、
    前記偏光軸制御板を前記画像生成部の前記観察者が観察する側に仮置きする仮置き部と、
    前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域の少なくとも一部の領域に、互いに異なる調整画像を生成する調整画像生成部と、
    前記画像生成部における前記観察者が観察する側と反対側から光を入射させる光源光入射部と、
    前記偏光軸制御板の前記第一偏光領域および第二偏光領域のいずれか一方を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、前記偏光軸制御板を透過した前記調整画像を観察する画像観察部と、
    前記画像観察部において、
    前記偏光軸制御板の前記第一偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、前記偏光軸制御板を透過した前記調整画像を観察する場合に、前記左目画像生成領域で生成されて前記偏光軸制御板の前記第一偏光領域を透過した前記調整画像が観察されなくなるまで、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を相対的に移動し、
    前記偏光軸制御板の前記第二偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、前記偏光軸制御板を透過した前記調整画像を観察する場合に、前記右目画像生成領域で生成されて前記偏光軸制御板の前記第二偏光領域を透過した前記調整画像が観察されなくなるまで、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整部と
    を有する画像表示装置の製造装置。
  13. 観察者に右目用画像および左目用画像を投影することにより立体画像を表示する画像表示装置の製造装置であって、
    右目用画像を生成する右目画像生成領域および左目用画像を生成する左目画像生成領域を有する画像生成部を準備する画像生成部準備部と、
    前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域に対応して設けられた第一偏光領域および第二偏光領域を有し、前記第一偏光領域に入射した光の偏光軸と前記第二偏光領域に入射した光の偏光軸とを互いに直交させる偏光軸制御板を準備する偏光軸制御板準備部と、
    前記偏光軸制御板を前記画像生成部の前記観察者が観察する側に仮置きする仮置き部と、
    前記画像生成部における前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域のうちの一方の少なくとも一部の領域に調整画像を生成しつつ、前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域のうちの前記一方の前記一部の領域に隣接する前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域のうちの他方には前記調整画像を生成しない調整画像生成部と、
    前記画像生成部における前記観察者が観察する側と反対側から光を入射させる光源光入射部と、
    前記偏光軸制御板の前記第一偏光領域および前記第二偏光領域のうちの、前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域のうちの他方に対応する一方を透過する光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、前記偏光軸制御板を透過した前記調整画像を観察する画像観察部と、
    前記画像観察部において、前記右目画像生成領域および前記左目画像生成領域のうちの前記一方の前記一部の領域に生成された前記調整画像が前記偏光板を透過して観察される場合に、前記一部の領域で生成された前記調整画像が観察されなくなるまで、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整部と
    前記画像観察部において、
    前記偏光軸制御板の前記第一偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、前記偏光軸制御板を透過した前記調整画像を観察する場合に、前記左目画像生成領域で生成されて前記偏光軸制御板の前記第一偏光領域を透過した前記調整画像が観察されなくなるまで、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を相対的に移動し、
    前記偏光軸制御板の前記第二偏光領域を透過した光の偏光軸と平行な偏光軸の光を透過する偏光板を介して、前記偏光軸制御板を透過した前記調整画像を観察する場合に、前記右目画像生成領域で生成されて前記偏光軸制御板の前記第二偏光領域を透過した前記調整画像が観察されなくなるまで、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を相対的に移動することにより、前記画像生成部に対する前記偏光軸制御板の位置を調整してから固定する位置調整部と
    を有する画像表示装置の製造装置。
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