JP2008143590A - カートン - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構成によって容易に開封することができるとともに、収容物を使い終えてカートンを廃棄する際に嵩張ることの無いカートンを提供する。
【解決手段】上面が開口部21とされた容器本体2と、該容器本体2に取付けられて開口部21を覆う開閉自在な蓋部3とを有するカートン1であって、蓋部3の前板3Bに、容器本体2の正面板2Aに接着されるつまみ片31が設けられ、容器本体2の正面板2Aには、蓋部3を閉めた状態とした際に、蓋部3の前板3Bに設けられたつまみ片31と相対する位置の少なくとも略鉛直下方に折罫線4が設けられており、正面板2Aにおける折罫線4の近傍に、押圧操作による正面板2Aの変形によってつまみ片31の剥離を促す押圧部(押圧領域)5が配されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉末洗剤等の粉体やその他の固形物を収容するためのカートンに関する。
従来より、粉末洗剤等の粉体を収納するための収納容器として、厚紙製もしくはプラスチックフィルムをラミネートした厚紙製のカートンが広く用いられている。通常、このようなカートンは、上面が開口部とされた容器本体と、この開口部を覆う開閉式の蓋部とから概略構成されており、蓋部が容器本体に対してヒンジ部を回動支点として自由に開閉できるようになっている。また、このようなカートンでは、一般的に、洗剤がこぼれ落ちたり湿気を帯びたりするのを防止するため、蓋部に備えられたつまみ片に係合片が設けられ、該係合片を容器本体に形成された係合穴に挿入することにより、蓋部を係合固定する係合機構が備えられているものがある。
上述のようなカートンの係合機構として、例えば、つまみ片を回動することにより該つまみ片と一体になって回動する係合片を間隙内にコハゼ掛けに挿入し、開閉自在とされた蓋部を定位置にロックするようにしたものがある。そして、このような係合機構が備えられたカートンは、内部に粉末洗剤等が収容され、つまみ片裏側の概ね全体が、容器本体の正面板に対して、アクリル樹脂等によるホットメルト又は酢酸ビニル樹脂とエチレン酢酸ビニルとの混合物等による糊付によって接着され、封緘状態のカートン入り商品として出荷されている。
しかしながら、このようなカートンに粉末洗剤等が収容されてなる商品を、蓋部に備えられた係合片を指で摘んで開封する場合、つまみ片と容器本体の正面板との間に隙間が無いため、指先や爪を挿入することができず、つまみ片を摘み上げるのが困難であるという問題があった。
また、収容された粉末洗剤等を使い終えてカートンを廃棄する際、厚紙からなるカートンをコンパクトに折り畳むことができず、嵩張った廃棄物となってしまうという問題もあった。
上述のようなカートンに関し、容器本体の側面板に逆Y字形状を有する折畳み用の罫線が形成されているとともに、開口部の縁部が内側板と外側板とからなり、この内側板と外側板の双方に折畳み用罫線が形成されたものがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のカートンによれば、上記構成により、収容物を使い終えてカートンを折り畳む際、簡便な方法で折り畳んで廃棄することが可能となる。
また、容器本体の底板中央部に折り畳み形成を形成するとともに、正面板上部から底板のほぼ中央部にかけての中央領域を仕切る折り畳み罫線が複数形成されてなるカートンがある(例えば、特許文献2)。
特許文献2に記載のカートンによれば、上記構成により、カートン廃棄時には、扁平な折畳み状態とすることが可能とされている。
また、容器本体の底面を構成する内フラップに、表半切線と裏半切線で区画された隠れ破断部が形成されてなるカートンがある(例えば、特許文献3)。
特許文献3に記載のカートンによれば、上記構成により、カートン廃棄時には、前記破断部をカートン内側に向けて押圧することで、表半切線と裏半切線に沿って押し破ることができるというものである。
しかしながら、特許文献1〜3に記載のカートンでは、カートン廃棄時には適宜コンパクトに折り畳んで減容化することができるものの、カートンを開封する際には、上述と同様、つまみ片と容器本体との間に隙間が無いため、指先や爪を挿入することができず、つまみ片を摘み上げるのが困難であるという問題がある。
また、開封口につまみ代と凸状に形成した切込みによる押圧部が備えられたカートンが提案されている(例えば、特許文献4)。
特許文献4に記載のカートンによれば、押圧部を押圧することによってつまみ代を起き上がらせることができ、このつまみ代を摘んで引き起こすことにより、糊付された蓋が開封できるというものである。
しかしながら、特許文献4に記載のカートンでは、押圧によってつまみ代を起き上がらせた後、このつまみ代を摘み、カートンに形成された破断線に沿って容器本体を破断させて開封するものであり、二度手間となるとともに、上述のような粉末洗剤等の粉体を収納した場合には、開封時及び開封後に収容物が飛び散る虞がある等の問題があった。
特開平9−132229号公報 特開平11−59659号公報 特開2005−104515号公報 特開2006−89106号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡便な構成によって容易に開封することができるとともに、収容物を使い終えてカートンを廃棄する際に嵩張ることの無いカートンを提供することを目的とする。
本発明者等が、上記課題を解決するために鋭意検討したところ、カートンの容器本体の正面板の適正な位置に折罫線を形成し、この近傍に押圧部を配することにより、正面板に接着されたつまみ片を、大きな力を要することなく容易に剥離させることができることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、上面が開口部とされた容器本体と、該容器本体に取付けられて前記開口部を覆う開閉自在な蓋部とを有するカートンであって、前記蓋部の前板に、前記容器本体の正面板に接着されるつまみ片が設けられ、前記正面板には、前記蓋部を閉めた状態とした際に、前記蓋部の前板に設けられたつまみ片と相対する位置の少なくとも略鉛直下方に折罫線が設けられており、前記正面板における前記折罫線の近傍に、押圧操作による前記正面板の変形によって前記つまみ片の剥離を促す押圧領域が配されていることを特徴とするカートンを提供する。
また、本発明のカートンは、前記折罫線が、平面視で、垂直線状、略ハの字状、略逆U字形、略T字状、略山形状、逆Y字状、放射状の内の何れかの形状とすることができる。
また、本発明のカートンは、前記押圧領域が、前記正面板において、前記折罫線の少なくとも両側に配された構成とすることが好ましい。
また、本発明のカートンは、前記つまみ片に係合片が設けられ、前記容器本体の正面板には、前記蓋部を閉めた状態とした際に、前記係合片と相対する位置に該係合片を挿入可能な大きさの係合穴が設けられており、前記係合片が前記係合穴に係止されることにより、開閉自在とされた蓋部が前記容器本体に固定される構成とすることができる。
本発明のカートンによれば、上述のように、カートンの容器本体の正面板の適正な位置に折罫線を形成し、この近傍に押圧領域を配した構成とし、この部分を押圧して前記正面板を変形させることにより、正面板に接着されたつまみ片を容易に剥離させることができる。これにより、粉末洗剤等の粉体が収容され、糊付によって封緘されたカートンを、大きな力を要することなく容易に開封することが可能となる。
また、本発明のカートンによれば、容器本体の正面板に上記構成の折罫線を設けることにより、カートンを廃棄する際にコンパクトに折り畳むことが可能となる。
従って、容易に開封することができるとともに、収容物を使い終えて廃棄する場合であっても、嵩張ることなく減容して廃棄できるカートンを、簡便で安価な構成で実現することができる。
以下、本発明に係るカートンの実施の形態について、図1〜12を適宜参照しながら説明する。
本実施形態のカートン1は、図1に示すように、上面が開口部21とされた容器本体2と、この容器本体2に取付けられて開口部21を覆う開閉自在な蓋部3とを有し、蓋部3の前板3Bにつまみ片31が設けられ、容器本体2の正面板2Aには、蓋部3を閉めた状態とした際に、蓋部3の前板3Bに設けられたつまみ片31と相対する位置の少なくとも略鉛直下方に折罫線4が設けられており、正面板2Aにおける折罫線4の近傍に押圧部(押圧領域)5が配され、概略構成されている。
また、図示例のカートン1は、折罫線4が、平面視で鉛直方向に延びる垂直線状とされており、また、押圧部5が、正面板2Aにおいて折罫線4の両側に配された構成とされ、本例では、押圧部(押圧領域)5が、使用者に対して印刷表示手段によって指示される構成とされている。また、カートン1は、つまみ片31に係合片32が設けられており、正面板2Aには、蓋部3を閉めた状態とした際に、係合片32と相対する位置に該係合片32を挿入可能な大きさの係合穴23が設けられており、係合片32が係合穴23に係止されることにより、開閉自在とされた蓋部3が容器本体2に固定されるように構成されている。
本実施形態のカートン1は、容器本体2の正面板2Aに、上述のような折罫線4及び押圧部5が設けられてなるので、例えば、カートン1に粉末洗剤等の粉体が収容され、上述のつまみ片31が正面板2Aに接着された状態の商品を開封する際、接着箇所の剥離に大きな力を要すること無く、容易に開封することができるものである。
以下、本実施形態のカートン1について詳述する。
容器本体2及び蓋部3を構成する材料としては、板紙を主原料とした紙素材を用いることができる。このような紙素材としては、板紙にポリエチレン等のプラスチックフィルムをラミネート(PEサンド)したものや、板紙にワックスコートしたもの等を用いることができる。なお、紙素材の米坪量としては400〜700g/mの範囲が好ましく、より好ましくは550〜650g/mである。
容器本体2は、図2に示すように、正面板2A、背面板2B、左右2枚の側面板2C,2C及び4枚の底面板22を有し、これらが組み立てられて接着されることにより、図1に示すような、上面が開口された箱状の容器とされている。
図1及び図2に示すように、開口部21には、正面フラップ6A、背面フラップ6B、左右2枚の側面フラップ6C,6Cが備えられている。そして、4枚のフラップ6A〜6Cを内側に折り返し、容器本体2の内壁面に接着することにより、開口部21の口縁の強化を図るとともに、正面板2Aの上部中央位置に形成された係合穴23の背面側に所定のすきま寸法からなる間隙24(図6(b)参照)が形成されている。
本実施形態のカートン1に備えられる係合穴23及びその背面の間隙24は、詳細を後述するつまみ片31に設けられた係合片32を係合穴23に挿入して係止することにより、蓋部3を容器本体2に対して閉蓋位置で固定するものであり、係合穴23は、蓋部3を閉じた状態において係合片32と相対する位置に形成されている。
図示例の係合穴23の上縁部23aは、図4(a)に示すように、鉛直下方に向かって円弧状の凸部として形成された係止片23bからなる。係止片23bが、下方に向かって円弧状の凸部として形成されていることにより、係合穴23に挿脱される係合片32が係止片23bの円弧形状に沿って案内されるので、係合穴23への係合片32の挿脱をスムーズに行うことができる。
また、本例の係止片23bの左右の縁部は、図4(a)に示すように、係合穴23から外方へ向かって切り込まれてなる切り込み部23cによって形成されている。図4(a)に示す切り込み部23cは、係合穴23の上縁部23aを構成する係止片23bの円弧形状の延在する方向に切り込まれてなる曲線部23dと、曲線部23dの係合穴23と反対側の端部から容器本体2の側面板2Cに向かって水平に切り込まれてなる直線状の直線部23eとからなる。ここで、図4(a)に示す切り込み部23cにおいては、直線部23eを係合穴23と反対側の端部23fから延在させた方向と水平方向とのなす角度は0°とされている。
また、切り込み部23cの長さ(曲線部23dと直線部23eを合わせた長さ)は、3mm以上であることが望ましい。切り込み部23cの長さが3mm未満であると、切り込み部23cを形成したことによる係合穴23へ係合片32を入れやすくする効果が十分に得られない恐れがある。また、切り込み部23cの長さ(曲線部23dと直線部23eを合わせた長さ)は、切り込み部23cの係合穴23と反対側の端部23fから容器本体2の開口部21までの鉛直方向の距離(図4(a)において端部23fと折り曲げ罫線25との間の鉛直方向の距離)の半分(50%)以下であることが好ましい。切り込み部23cの長さが、端部23fと折り曲げ罫線25との間の鉛直方向の距離の半分を超えると、係合穴23の上縁部23aの強度が低下して係合穴23の上縁部23aがへたりやすくなり、開閉回数が増えた場合にロック機構が十分に機能しなくなる恐れがある。
なお、切り込み部23cの形状は、図4(a)に示す例に限定されるものではなく、例えば、図4(b)に示すように、切り込み部23cは、係合穴23の上縁部23aの両端部からそれぞれ係合穴23の外方へ向かって切り込まれてなる直線状のものであってもよい。また、切り込み部23cは、例えば、図4(c)及び図4(d)に示すように、切り込み部23cの係合穴23と反対側の端部23fから延在させた方向と水平方向とのなす角度が0°でないものであってもよい。切り込み部23cの係合穴23と反対側の端部23fから延在させた方向と水平方向とのなす角度αは、図4(c)に示す切り込み部23cにおいては45°とされており、図4(d)に示す切り込み部23cにおいては、90°とされている。
また、切り込み部23cの係合穴23と反対側の端部23fから延在させた方向と水平方向とのなす角度αは、下方に向かって凸状とされた係止片23bの左右の縁部を形成することができる角度範囲で任意に決定できるが、0〜60°の範囲が好ましく、0〜45°の範囲がより好ましい。角度αを0°未満とした場合、切り込み部23cを形成することによる、係合穴23への係合片32の入れ易さの効果が得られにくくなる恐れがある。また、60°を超える角度αとした場合、係合穴23の上縁部23aの強度が低下して係合穴23の上縁部23aがへたりやすくなり、蓋部3の開閉回数が増加した際にロック機構が十分に機能しなくなる恐れがある。
また、図2に示すように、容器本体2の背面板2Bの背面フラップ6Bと重なり合う位置には、背面板2Bの一部を上に凸状に切り込むことによって形成されたヒンジ板20が供えられている。また、ヒンジ板20の下端の中央部には、下に凸状の切り込み20bが設けられ、切り込み20bの両側には、折り曲げ罫線20a、20aが設けられている。ヒンジ板20は、切り込み20bおよび折り曲げ罫線20a、20aを回動支点として上下方向に回動自在とされている。そして、本実施形態においては、ヒンジ板20が蓋部3の背面板3Dの内面に接着固定されることにより、蓋部3が回動自在に開閉できるように構成されている。また、図2に示すように、ヒンジ板20は、中央部に切り込み20bを入れ、ヒンジ板20を折り曲げ罫線20a、20aの形成部分のみで容器本体2にヒンジ連結することにより、蓋部3の戻り反発を抑えるとともに、蓋部3をスムーズに開閉できるように構成されている。
また、4枚のフラップ6A〜6Cは、内側に折り返されて容器本体2の内壁面に接着されるが、本実施形態では、正面フラップ6Aの図2中に二点鎖線のハッチングで示されるハッチング部分61及び背面フラップ6Bのヒンジ板20と重なり合う部分については接着剤が塗布されていない構成とされている。また、正面フラップ6Aの折り返し接着において、ハッチング部分61については、切り込みのない折り曲げ罫線25に沿って折り返される。これにより、フラップ6A〜6Cを内側に折り返した状態とした際に、ハッチング部分61に膨らみを持たせることができ、図6(b)に示すように、係合穴23の背面にすきま寸法24aの大きい間隙24が形成され、深さの深い係合穴23を形成できる。なお、図2に示すハッチング部分61は、正面フラップ6Aを切り込みのない折り曲げ罫線25に沿って折り返したときに、係合穴23と相対する位置とその近傍の部分である。
また、正面フラップ6Aのハッチング部分61以外の部分、ならびに背面フラップ6B、左右2枚の側面フラップ6C,6Cについては、表側から紙素材の半分の厚さ位まで切り込みを入れた表半切り線(ハーフカット)26によって折り返され、容器本体2の内壁面に接着されている。これにより、フラップ6A〜6Cが内側に折り返された状態とした際、ハッチング部分61以外の部分については、表半切り線26に沿って鋭角的に折り曲げられ、シャープな折り返し口縁部が形成される。
上述のように、間隙24は、切り込みのない通常の折り曲げ罫線25に沿って折り返されることにより形成可能であるが、例えば、図2に示すハッチング部分61の全体あるいはその一部に、容器本体2の内部側に向かって突出するエンボス面27(図6(c)参照)を形成すれば、間隙24のすきま寸法24aをより大きく形成することができ、係合穴23の深さをより深くすることができる。よって、係合片32の入れやすい係合穴23とすることができ、係合片32やつまみ片31がへたりにくくなる。
また、図2に示す係合穴23を取り囲むように、容器本体2の外部側に向かって突出するエンボス面23g(図6(d)参照)を形成し、係合穴23の上縁部23aがエンボス面23gに形成された構成としても良い。この場合には、間隙24のすきま寸法24aをより大きく形成することができ、係合穴23の深さをより深くすることができる。
なお、エンボス面27及びエンボス面23gは、図6(d)に示すように、フラップ6A〜6Cが内側に折り返された状態においては、相反する方向に突出して大きな間隙24を構成しているが、図2に示すように、フラップ6A〜6Cが折り返される前の状態では、同じ方向に突出している。従って、エンボス面27及びエンボス面23gの2つのエンボス面を形成する場合、これらエンボス面を同時に形成することができる。これにより、2つのエンボス面を形成する場合であっても、いずれか1つのエンボス面を形成する場合と同様の製造工程で製造することができるので、製造工程を増やすことなく効率よく製造することが可能となる。
また、図6(b)、図6(c)、図6(d)に示す例では、ハッチング部分61についてのみ通常の折り曲げ罫線25によって折り返す構成としているが、ハッチング部分61を含む正面フラップ6Aの全口縁を通常の折り曲げ罫線25で折り返すようにしてもよいし、正面フラップ6Aの全口縁をすべて表半切り線26で折り返すように構成してもよい。なお、正面フラップ6Aの全口縁をすべて表半切り線8で折り返す場合には、図6(e)に示すように、折り返された正面フラップ6Aが容器本体2の正面板2Aの内壁面に張り付くような状態となるので、間隙24の深さを確保するため、図6(e)に示すようにエンボス面27を形成したり、図6(e)に示すエンボス面27と共に、或いは、図6(e)に示すエンボス面27に代えて、係合穴23を取り囲むように容器本体2の外部側に向かって突出するエンボス面28(図6(d)参照)を形成することが好ましい。
蓋部3は、図3(a)に示すように、天面板3A、前板3B、左右2枚の側板3Cおよび背面板3Dとからなり、これらを組み立てて接着することにより、図1に示すように、容器本体2の開口部21を覆う蓋部3とされている。
図3(a)に示すように、蓋部3を構成する前板3Bの下縁中央部には、舌片状をしたつまみ片31が下向きに突設されている。また、つまみ片31の左右の上端部31A,31Aを結ぶ水平ライン上の中央位置には、上に向かって凸状の係合片32が切断線33によって形成されている。さらに、切断線33の左右の下端部33A、33Aとつまみ片31の左右の上端部31A,31Aとの間には、水平な回動用折り罫線34,34が刻設されている。そして、つまみ片31と係合片32の全体が、左右の回動用折り罫線34,34を回動中心として前板3Bの内外方向に回動可能とされている。なお、係合片32の横幅は、蓋部3のロック時に容器本体2の係合穴23内に入り込み得るように、係合穴23の穴幅よりも小さく設定されている。
なお、図3(b)に示すように、つまみ片31の下端部には、下向きに突設された凸状片31aが形成されていてもよい。さらに、つまみ片31の下端部と凸状片31aとの境界位置には、凸状片31aの左右の端縁間を結んで水平な谷折り用罫線35が形成されていてもよい。
図3(b)に示すように、つまみ片31の下端部に凸状片31aおよび谷折り用罫線35が形成されている場合、つまみ片31の下端部の位置で谷折り用罫線35に沿って谷折りに折り曲げて凸状片31aを引き起こすことができる。これにより、後述の手順によってつまみ片31を容器本体2から剥離させた後、つまみ片31を引き上げる際に凸状片31aを容易につまむことができるので、凸状片31aをつまんで係合片32及びつまみ片31を容易に操作することが可能となる。従って、係合片32やつまみ片31が、水平方向の剛性に優れたへたりにくいものである場合でも、優れた操作性が得られる。
本実施形態の蓋部3は、例えば、初回の使用時に、後述する手順によってつまみ片31と正面板2Aとを剥離した後、図8(a)および図8(b)に示すように、つまみ片31を指先で掴んで外方へ向けて引っ張り上げてゆくことにより、容器本体2のヒンジ板20を回動支点として開閉可能となる。
ここで、図3(b)に示すように、つまみ片31の下端部に凸状片31aおよび谷折り用罫線35が形成されている場合、初回の開封時に凸状片31aを指先で押し上げるようにすると、図7に示すように、凸状片31aが谷折り用罫線35の位置で谷折りに折れ曲がり、凸状片31aが外方へ起きあがる。このため、凸状片31aを簡単につまめるようになり、凸状片31aを掴んだ指先に力が入りやすいので、つまみ片31を簡単に引っ張り上げることが可能となる。また、つまみ片31の下端部に凸状片31aおよび谷折り用罫線35が形成されている場合、初回以降の開閉操作においても、初回の使用時に形成される谷折り用罫線35による折り曲げ癖によって、凸状片31aが外方へ向けて浮いているので、凸状片31aを簡単に掴むことができ、開閉操作をスムーズに行なうことができる。
また、切断線33の左右の下端部33A,33Aと回動用折り罫線34,34との交差部には、応力分散用の半径0.5〜1.0mm程度の円弧状切り込み36が形成されており、開閉操作時につまみ片31や係合片32に過剰な引っ張り力が作用しても、該円弧状切り込み36によって応力を分散し、切断線33の左右の下端部33A,33Aの位置からつまみ片31や係合片32が破れるようなことがないように構成している。
また、図5に示すように、蓋部3の背面板3Dにおいて、容器本体2の背面板2Bに形成されたヒンジ板20と相対する面には、エンボス加工によって、容器本体2側に向かって所定の高さで突出するエンボス面3Eが形成されている。蓋部3の背面板3Dは、このエンボス面3Eによって容器本体2の背面板2Bのヒンジ板20に接着されている。このようにヒンジ板20と蓋部3の背面板3Dとを、容器本体2側に向かって突出するエンボス面3Eによって接着すると、カートン製造における接着工程での圧着性が向上し、蓋部3の背面板3Dとヒンジ板20との接着性が改善され、より確実、且つ、より強固に接着することができる。また、エンボス面3Eの突出高さの分だけ蓋部3の全体が容器本体2の背面側に向けて引き寄せられるような状態となり、蓋部3の前面側が容器本体2により強く押し付けられるので、蓋部3と容器本体2のロックがより確実になるとともに、開口部2の密封性も向上する。
なお、蓋部3のつまみ片31は、容器本体2内に粉末洗剤などの内容物を充填して開口部21を封緘紙などでシールした後、容器本体2の正面板2Aの上部に接着剤などを用いてつまみ片31を接着固定し、製品として出荷される。なお、接着剤がホットメルトタイプの場合、つまみ片31が接着される部分の正面板2Aの表面に複数条の浅いミシン目を入れ、接着剤が染み込むことによるミシン目のアンカー効果によって、より確実に接着することが望ましい。
折罫線4は、上述したように、正面板2Aに形成される折り込み可能な罫線であり、図1に示す例では、正面板2Aの略中央において、係合穴23の鉛直下方に形成されている。
折罫線4は、正面板2Aに接着された蓋部3のつまみ片31を剥離することによってカートン1を開封し、中身商品を取り出す初回使用の際、後述の押圧部5の位置で正面板2Aを押圧することによって折り曲げる際の折曲始点となる罫線である。
押圧部(押圧領域)5は、上述のように折罫線4の近傍に配されており、使用者がカートン1を初回使用時に開封する際に押圧することにより、容器本体2の正面板2Aの変形を促し、カートン1を開封するための押圧領域である。図1に示す例の押圧部5は、鉛直方向に延びる直線状に形成された折罫線の両側に配されており、カートン1を開封する際に使用者が開封操作を行い易いように、印刷表示(図5においては丸型印刷表示)によって押圧箇所を示す構成とされているが、これには限定されない。例えば、押圧部(押圧領域)を、エンボス加工による表示としても良いし、また、視覚的な表示を省略することも可能である。
本実施形態のカートン1は、表面板2Aに上述のような折罫線4及び押圧部5が備えられ、押圧部5が折罫線4の両側で押圧されることにより、表面板2Aが折罫線4の位置で容器本体2の内部方向に押し曲げられるように変形する。これにより、カートン1の開封前であって、接着状態とされた蓋部3のつまみ片31と容器本体2の正面板2Aとが剥離し、蓋部3を持ち上げて容器本体2の開口部21を露出させて開封することが可能となる。
なお、図1に示す例では、折罫線4が鉛直方向に延びる直線状に形成されているが、これには限定されない。例えば、図11(a)に示すように、略ハの字形状の折罫線41としても良いし、図11(b)に示すような略逆U字形状の折罫線42や、図11(c)に示すような略T字形状の折罫線43としても良い。また、本実施形態の折罫線の形状としては、図12(a)に示すような逆Y字形状の折罫線44や、図12(b)に示すような略山形状の折罫線45、図12(c)に示すような放射状の折罫線46とすることもでき、その他、適宜選択して採用することができる。
また、折罫線と押圧部との位置関係としては、図1に示す例のように、上記折罫線4の近傍に配される押圧部5が、折罫線4の両側(図示例において折罫線4の左右位置)に配されていることが、使用者が両手でカートンを持った際に、親指で容易に開封操作ができる点で好ましい。また、折罫線を、図10(図1)に示すような直線状の折罫線4とした場合には、押圧部5を、折罫線4を中心として両側(図10の左右方向)に45mmの中心間距離で配した構成、つまり、折罫線4と押圧部5との中心間距離を22.5mm程度とすることが、使用者の操作性の点で好ましい。
本実施形態のカートン1は、以下のようにして使用される。
まず、図6(a)に示すように、使用前においては、カートン1の蓋部3は未開封状態であり、容器本体2の開口部21に被せられた状態で、つまみ片31の裏面部が容器本体2に開閉不可能に接着されている。そして、カートン1に内容物が収容された商品の初回使用時には、使用者が押圧部5を指で押圧することにより、容器本体2の正面板2Aを折罫線4の位置で容器本体2内部方向に向けて折り曲げるようにして変形させる。このようにして、正面板2を変形させることにより、つまみ片31と正面板2Aを剥離させた状態とする。この際、本実施形態のカートン1は、上記構成の折罫線4及び押圧部5による作用により、カートン1の開封、つまりつまみ片31と正面板2Aとの接着状態を剥離させるのに大きな力を要せず、容易に開封することが可能となる。
そして、つまみ片31の先端部分を指先で掴んで容器本体2外方へ向けて引っ張り上げていき、つまみ片31と容器本体2との接着を引き剥がすことにより、蓋部3を開封する。これにより、蓋部3は容器本体2のヒンジ板20を回動支点として開閉可能となる。
上述のようにして、つまみ片31の容器本体2(正面板2A)との接着を引き剥がした後、つまみ片31を指で掴んでさらに上方に向けて持ち上げていくと、図8(a)に示すように、つまみ片31は回動用折り罫線34,34を回動中心として上方へ向かって回動する。また、つまみ片31が上方へ回動すると、つまみ片31と一体に形成されている係合片32も回動用折り罫線34,34を回動中心として下方に向かって回動し、係合片32の先端部が容器本体2(正面板2A)の係合穴23内に入り込む。なお、この回動操作時に、つまみ片31をやや外側へ引っ張るようにしながら持ち上げると、蓋部3の前板3Bがその弾性によって外側へ膨らむので、係合片32を簡単に係合穴23内に入れることができる。
そして、係合片32が係合穴23内に入り込んだ状態で、つまみ片31を元の方向、すなわち下側に向けて押し戻して行くと、つまみ片31は回動用折り罫線34,34を回動中心として下方へ向かって回動し、係合片32は逆に上方へ向かって回動する。
係合片32が上方へ向かって回動していくと、図8(b)に示すように、係合片32の先端は、係合穴23の背面の間隙24内に差し込まれるようにして入り込んでいき、いわゆるコハゼ掛けの状態で係合穴23とその背面の間隙24内に挿入され、蓋部3を該位置にロックする。図8(b)に示すように、係合片32は、係合穴23とその背面の間隙6内にコハゼ掛けの状態で挿入されるので、係合片32が係合穴23内から簡単に抜け出るようなことがなくなり、蓋部3を閉蓋位置に確実かつ安定的にロックすることができる。これにより、つまみ片31を正面板2Aから剥離させてカートン1を開封した後であっても、容器本体2の開口部21を覆った状態で蓋部3を固定することができ、内容物がこぼれだすのを防止できる。
一方、ロックされている蓋部3を開く際には、図8(b)に示すような状態において、つまみ片31を指で持ち、少なくとも水平もしくはそれ以上となる位置まで上方へ向かって持ち上げればよい。これによって、係合片32は、図9(a)及び図9(b)に示すように、係合穴23の間隙24内で水平もしくはそれよりも下向きの位置まで回動する。
そして、図9に示すような状態のまま、さらにつまみ片31を上方へ向けて引っ張り上げていくと、係合片32はそのまま自然に係合穴23と間隙24内から抜け出ていき、蓋部3のロックが解除される。したがって、蓋部3は容器本体2のヒンジ板20を回動支点として開閉可能となる。なお、この開蓋操作の場合にも、つまみ片31をやや外側に引っ張るようにして持ち上げていくと、蓋部3の前板3Bがその弾性によって外側へ膨らむので、係合片32を係合穴23と間隙24内で簡単に図9(a)及び図9(b)の状態まで回動させることができる。
以上説明したように、本実施形態のカートン1によれば、上述のように、容器本体2の正面板2Aの適正な位置に折罫線4を形成し、この近傍に押圧部5を配した構成とし、この部分を押圧して正面板2Aを変形させることにより、正面板2に接着されたつまみ片31を容易に剥離させることができる。これにより、粉末洗剤等の粉体が収容され、糊付によって封緘されたカートン1を、大きな力を要することなく容易に開封することが可能となる。
また、本実施形態のカートン1によれば、容器本体2の正面板2Aに直線状の折罫線4を設けることにより、収容物を使い終えてカートン1を廃棄する際にコンパクトに折り畳むことが可能となる。
また、本実施形態のカートン1は、上述のようなコハゼ掛けによって蓋部3を容器本体2に対してロックさせる機構を備えているので、カートン1を開封した後も内容物が漏れ出さないように蓋部3を閉じた状態で固定することができ、また、初回開封時以降の蓋部3の開閉操作が容易となる。
従って、容易に開封することができるとともに、収容物を使い終えて廃棄する場合であっても、嵩張ることなく減容して廃棄できるカートン1を、簡便で安価な構成で実現することができる。
なお、本実施形態では、開閉自在に構成された容器本体2と蓋部3との係合機構について、上述のような、つまみ片31に備えられた係合片32と係合穴23に備えられた係止片23bとの間で係合固定される例を説明しているが、これには限定されない。容器本体2と蓋部3との係合機構については、開閉が容易であり、且つ、高い係合強度が得られるものであれば如何なる構成のものであっても良く、各種係合機構を適宜採用することが可能である。
また、上述したように、容器本体に形成される折罫線としては、図1に示すような直線状のものには限定されず、図11(a)〜(c)並びに図12(a)〜(c)に示すような形状の折罫線等、押圧による上記作用を発現できる形状の折罫線であれば、適宜採用することが可能である。
以下に、本発明のカートンを実証するための実施例について説明するが、本発明は本実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
本実施例では、図1(並びに図10)に示すようなカートン1を作製し、図12に示す位置でカートン1を押圧し、つまみ片31が容器本体2から剥離する荷重を測定した。
<カートンの作製>
まず、カートンとして、図1に示すような、容器本体2と蓋部3とからなり、蓋部3につまみ片31が備えられ、該つまみ片31に係合片32が設けられているとともに、容器本体2の正面板2Aにつまみ片31が接着されてなるカートン1を作製した。このカートン1の大きさは、縦137mm×横156mm×奥行き96mmであり、この内、蓋部3の縦方向の寸法は25mmであり、容器本体2上部に蓋部3が被るように組み立てた。
容器本体2及び蓋部3の材料として、板紙にポリエチレンのプラスチックフィルムをラミネート(PEサンド)した紙素材を用いた。この紙素材の厚さは0.6〜0.8mmであり、米坪量は605g/mであった。
また、容器本体2の正面板2Aには、図10に示すような、容器本体2上端から30mmの位置を基点として、長さ60mmで鉛直下方に延びる折罫線4を形成した。
つまみ片31と容器本体2との接着には、アクリル樹脂等によるホットメルトを用いた。この際、図12に示すように、正面板2A表面において、カートン1の上端(正面板2Aの上端)から25mm、左右両端から98mmの位置に、直径7mmの略円形状となるようにホットメルトを塗布した後、つまみ片31を貼合せるようにして接着した。この際、折罫線4の上端から10mmの位置までが、つまみ片31によって被覆された。
なお、容器本体2内には、粉末洗剤(ライオン株式会社製、商品名:部屋干しトップ)を1.1kg充填した状態としてカートン1を封緘、作製のうえ、以下のような評価試験を行った。
<評価方法>
上記作製方法によって得られたカートンのサンプルについて、カートンの開封容易性を評価するため、以下に示す条件で評価試験を行った。
押圧力を測定するための試験装置として、圧縮試験機(ORIENTEC社製、型式:RTC−1250A)を用い、押圧領域として、図10に示すZ,Zの位置(中心間ピッチ45mmでカートン幅方向において中央対称位置であり、カートン上端から40mmの位置)に対して、直径15mmの丸棒状の押圧部材を押し当てた。また、この際の雰囲気温度を25℃、湿度を50%とし、押圧速度を1000mm/分、最大荷重を800Nとして正面板2Aを押圧し、つまみ片31が正面板2Aから剥離した際の荷重を測定した。サンプル数は、n=3とした。
[実施例2]
容器本体の正面板に形成される折罫線を、図11(a)に示すようなハの字形状(下記表1も参照)とした点を除き、実施例1と同様にカートンのサンプルを作製し、同様の条件及び方法で評価試験を行った。サンプル数は、実施例1と同様にn=3とした。
[実施例3]
容器本体の正面板に形成される折罫線を、図11(c)に示すような逆U字形状(下記表1も参照)とした点を除き、実施例1と同様にカートンのサンプルを作製し、同様の条件及び方法で評価試験を行った。サンプル数は、実施例1と同様にn=3とした。
[比較例]
容器本体の正面板に折罫線しなかった点を除き、実施例1と同様にカートンのサンプルを作製し、同様の条件及び方法で評価試験を行った。サンプル数は、実施例1と同様にn=3とした。
上記各実施例及び比較例における折罫線の寸法形状、並びに評価結果の一覧を表1に示す。
Figure 2008143590
[評価結果]
表1に示すように、容器本体の正面板に折罫線が形成されてなる、本発明に係るカートン(実施例1〜3)は、つまみ片が正面板から剥離した際の荷重の平均値(n=3)が、全て73.0N未満であった。
これに対し、容器本体の正面板に折罫線が形成されていない、従来のカートン(比較例)は、つまみ片が正面板から剥離した際の荷重の平均値(n=3)が125.6Nであった。
上記結果より、容器本体の正面板に折罫線が形成されてなる本発明に係るカートンは、開封に要する荷重が、従来のカートンの60%程度に抑えられており、使用者が手でカートンを開封した場合であっても、大きな力を要せず、容易に開封できることがわかる。
以上の結果により、本発明のカートンが、開封に大きな力を要することなく、例えば、使用者が高齢者や子供である場合でも、容易に開封することができることが明らかである。
本発明に係るカートンの一例を説明する模式図であり、カートンを容器本体と蓋部とに分解した状態を示す斜視図である。 本発明に係るカートンの一例を説明する模式図であり、容器本体を展開した状態を示す概略図である。 本発明に係るカートンの一例を説明する模式図であり、蓋部を展開した状態を示す概略図である。 本発明に係るカートンの一例を説明する模式図であり、容器本体に備えられた係合穴を示す部分拡大図である。 本発明に係るカートンの一例を説明する模式図であり、ヒンジ板と容器本体との連結状態を示す部分拡大図である。 本発明に係るカートンの一例を説明する模式図であり、蓋部に備えられたつまみ片及び容器本体に備えられた係合穴を示す概略図である。 本発明に係るカートンの他例を説明する模式図であり、蓋部に備えられたつまみ片に凸状片が設けられた例を示す部分拡大図である。 本発明に係るカートンの一例を説明する模式図であり、(a)は容器本体から剥離させた後のつまみ片と係合片が回動している状態を示す部分拡大図であり、(b)はロック状態におけるつまみ片と係合片を示す断面図である。 本発明に係るカートンの一例を説明する模式図であり、(a)はロック解除操作時のつまみ片と係合片の拡大斜視図であり、(b)はロック解除完了状態におけるつまみ片と係合穴の拡大断面図である。 本発明に係るカートンの一例を説明する模式図であり、容器本体の正面板に形成される折罫線の位置並びに寸法を示す概略図である。 本発明に係るカートンの他例を説明する模式図であり、容器本体の正面板に形成される折罫線の形状及び寸法、並びに位置を示す概略図である。 本発明に係るカートンの他例を説明する模式図であり、容器本体の正面板に形成される折罫線の形状並びに位置を示す概略図である。
符号の説明
1…カートン、2…容器本体、2A…正面板、2B…背面板、21…開口部、23…係合穴、3…蓋部、3B…前板、31…つまみ片、32…係合片、4、41、42、43、44、45、46…折罫線、5…押圧部

Claims (4)

  1. 上面が開口部とされた容器本体と、該容器本体に取付けられて前記開口部を覆う開閉自在な蓋部とを有するカートンであって、
    前記蓋部の前板に、前記容器本体の正面板に接着されるつまみ片が設けられ、
    前記正面板には、前記蓋部を閉めた状態とした際に、前記蓋部の前板に設けられたつまみ片と相対する位置の少なくとも略鉛直下方に折罫線が設けられており、
    前記正面板における前記折罫線の近傍に、押圧操作による前記正面板の変形によって前記つまみ片の剥離を促す押圧領域が配されていることを特徴とするカートン。
  2. 前記折罫線が、平面視で、垂直線状、略ハの字状、略逆U字形、略T字状、略山形状、逆Y字状、放射状の内の何れかの形状であることを特徴とする請求項1に記載のカートン。
  3. 前記押圧領域は、前記正面板において、前記折罫線の少なくとも両側に配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカートン。
  4. 前記つまみ片に係合片が設けられ、
    前記容器本体の正面板には、前記蓋部を閉めた状態とした際に、前記係合片と相対する位置に該係合片を挿入可能な大きさの係合穴が設けられており、
    前記係合片が前記係合穴に係止されることにより、開閉自在とされた蓋部が前記容器本体に固定されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のカートン。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010168095A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Oji Nepia Co Ltd 衛生用紙収納用カートン
JP2016088549A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 株式会社クラウン・パッケージ 包装箱

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