JP2008140495A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクの立ち上げ時間を短縮することが可能であり、ユーザにかかる種別指定作業の負担を軽減することが可能な光ディスク装置を提供する。
【解決手段】光ディスク情報受付部が、光ディスクドライブに装着された光ディスクの種別及び記録状態を外部より受け付ける。ディスク情報受付部は受け付けた光ディスク情報を、メモリ等の記録部に一時的に記録する。そしてマイクロコンピュータが、ドライブ制御部に対してスピンアップコマンドを送信する際に、スピンアップコマンドの内部に光ディスク情報を含めて送信する。スピンアップコマンドを受け付けたドライブ制御部は、スピンアップコマンドより抽出した光ディスク情報を用いて、光ディスクドライブに装着されている光ディスクの種別及び記録状態を確定して、光ディスクの立ち上げ処理、記録処理、或いは再生処理等の各種処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、CD、DVD、或いはBD等の光ディスクに対して情報の読み取り及び/若しくは書き込みを行う光ディスク装置に関するものであり、特に光ディスクの種別及び記録状態の判別処理の時間短縮に係る機能を備えた光ディスク装置に関する。
近年、テレビ等の画像装置において処理される動画或いは音声の記録及び再生を行うための装置として、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダ/プレーヤ、またはBD(Blu-ray Disc)レコーダ/プレーヤ等のデジタル方式による光ディスク装置が普及している。これらの光ディスク装置は、ユーザから各種指示を受け付け、その指示に応じた処理(例えばDVDへの記録処理等)を実行する。この際、各種処理を実行する前に、予め光ディスク装置に装着されている光ディスクの種別を判別する必要がある。
上記のような判別処理は通常、光ディスクが光ディスク装置に装着された際に行われるのが一般的である。しかしながら近年、ディスク種別の増加に伴い、判別処理の内容が複雑化する傾向がある。処理が複雑化すれば、それだけ判別処理時間、ひいてはユーザの待ち時間が増加することとなる。
また判別処理においては、例えば光ディスクの品質が低いことによりディスク種別が誤って判別される可能性がある。この場合、その後のサーボ調整や管理情報の取得処理において初めてディスク種別の判別が誤っていたことが分かる。従って判別処理を最初からやり直すこととなるため、データの記録再生処理を開始するまでの立ち上げ(=マウント処理)に時間がかかるという問題があった。
上記の問題に関連して特許文献1には、ユーザ指定された光ディスクの種別情報を用いて、立ち上げ時におけるディスク種別の判別処理を行うことにより、判別処理を正確に行うと共に簡略化し、データ記録再生処理を開始するまでの立ち上げ時間(=マウント時間)を短縮した光ディスク装置が開示されている。
特許文献1の光ディスク装置は、種類特定手段により、装着した光ディスクの種類をユーザが特定すると、起動手段では、種類特定手段を介してユーザが特定したディスク種別に基づく装置設定で光ディスクを起動する。判別手段では、起動手段による光ディスク起動により読み出された情報に基づきユーザ特定のディスク種別の正否を判別する。
このように、ユーザ指定された光ディスクの種別情報を用いて立ち上げ時におけるディスク種別の判別処理を行うことにより、ディスク種別の判別を正確に行うと共に、ディスク種別の判別処理を省略することができ、データ記録再生処理を開始するまでの立ち上げ時間を短縮する。
また上記の問題に関連して特許文献2では、光ディスクを正確かつ短時間でマウントすることができる光ディスク装置が開示されている。特許文献2の光ディスク装置は、光ピックアップの出力信号に基づいて光ディスクの種類を判別する種類判別手段と、種類判別手段によって判別された光ディスクの種類を表示する表示手段と、ユーザが光ディスクの種類を入力する入力手段とを備えている。
ユーザによって光ディスクの種類が入力されない場合は、種類判別手段によって判別された光ディスクの種類に応じてマウント動作を行う。逆にユーザによって光ディスクの種類が入力された場合は、入力された光ディスクの種類に応じてマウント動作を行なう。
特開2003−178445号公報 特開2006−018968号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に開示されている装置においては、ユーザからの指定によりディスク種別の判別処理を簡略化することは可能であったが、光ディスクの記録状態の判別、例えばブランクディスクであるか、或いはファイナライズを施した光ディスクであるか等の判別は、従来通りの処理を行わねばならなかった。
なお、ここで言うファイナライズとは、CD−RやDVD−R等などの追記型光ディスクに記録したデータを他の再生装置、例えばディスクプレーヤー等でも再生できるようにするための最終処理を指す。例えばDVD−Video形式で記録しているDVD−R/DVD−RWディスクであれば、映像が終了したという目印(=ボーダーアウト)を書き込む。
ボーダーアウトが書き込まれたDVD−R/DVD−RWは、ほとんどのDVDプレーヤで再生が可能となる。逆にファイナライズをしていない光ディスクは通常、記録を行った記録装置でなければ再生できない。またファイナライズ後は、光ディスクに空き容量が残っていたとしても、一切の記録ができなくなる。
以上のような記録状態の判別処理は通常、データ記録再生処理を開始するまでの立ち上げ時間において行われる。従って上記判別処理を行う限り、立ち上げ時間の短縮に限界があるという問題があった。また、ユーザは光ディスクが光ディスク装置に装着される度にディスク種別を光ディスク装置に対して指定せねばならず、ユーザにかかる作業負担が増加するという問題があった。
以上の点を鑑みて、本発明の目的は、光ディスクを光ディスク装置に装着してからデータ記録再生処理を開始するまでの立ち上げ時間を、従来のディスク種別指定型光ディスク装置よりもさらに短縮することが可能であり、かつユーザにかかる種別指定作業の負担を軽減することが可能な光ディスク装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、マイクロコンピュータ及び記録部と、光ディスクを駆動して光ディスクに対する情報の読み取り及び/若しくは書き込みを行う光ディスクドライブと、前記光ディスクドライブの制御を行うドライブ制御部と、指示コードを送信するリモコン装置と、前記指示コードを受信するリモコン受信部とを備えた光ディスク装置であって、前記光ディスクドライブに装着された光ディスクの種別及び/若しくは記録状態を示す光ディスク情報を受け付ける光ディスク情報受付部を備え、前記リモコン装置が、前記光ディスク情報の内容を指定するためのスイッチ群を備え、前記スイッチ群により指定された前記光ディスク情報を前記指示コードに含めて送信し、前記指示コードを受信した前記リモコン受信部が、前記指示コードに含まれる前記光ディスク情報を抽出して前記光ディスク情報受付部に与え、前記光ディスク情報を与えられた前記光ディスク情報受付部が、前記光ディスク情報を前記記録部に記録し、前記マイクロコンピュータが、光ディスクに対する読み取り若しくは書き込みを可能な状態にするためのスピンアップコマンドを前記ドライブ制御部に対して与える際に、前記記録部より前記光ディスク情報を読み出し、前記光ディスク情報を前記スピンアップコマンドに含めて前記ドライブ制御部へ与え、前記スピンアップコマンドを与えられた前記ドライブ制御部が、前記スピンアップコマンドより抽出した前記光ディスク情報と、光ディスクのLead−in領域より読み出した前記光ディスク情報とが一致するかを判定し、一致すると判定された場合において、前記ドライブ制御部が、一致した前記光ディスク情報に基づいて前記光ディスクドライブの制御を行い、一致しないと判定された場合において、前記ドライブ制御部が、光ディスクの反射率、サイズ、或いは記録形状をもとに前記光ディスク情報を特定し、特定した前記光ディスク情報と前記Lead−in領域より読み出した前記光ディスク情報とに基づいて前記光ディスクドライブの制御を行うことを特徴としている。
これによると、光ディスク情報受付部が、光ディスクドライブに装着された光ディスクの種別及び記録状態を示すディスク情報を外部より受け付ける。例えば、ユーザが操作ボタン群を操作することにより発行された種別指定コマンドや、リモコンコードに含まれる種別指定パラメータ等を受け付ける。これを実現するため、光ディスク装置が備えるリモコン装置は、光ディスクの種別及び記録状態を指定するためのスイッチ群を備えている。ユーザはこのスイッチ群を操作することにより、光ディスクの種別及び記録状態を指定して光ディスク情報の内容を決定する。
決定された光ディスク情報は、光ディスク指定パラメータとしてリモコンコードに格納されて、光ディスク装置のリモコン受信部に送信される。リモコン受信部は、受信したリモコンコードに含まれる光ディスク指定パラメータより光ディスク情報を取得してディスク情報受付部に与える。光ディスク情報を与えられたディスク情報受付部は、光ディスク情報をメモリ等の記録部に一時的に記録する。
そしてマイクロコンピュータが、ドライブ制御部に対してスピンアップコマンドを送信する際に、スピンアップコマンドの内部に光ディスク情報を含めて送信する。スピンアップコマンドを受けたドライブ制御部は、スピンアップコマンドより抽出した光ディスク情報を用いて、光ディスクドライブに装着されている光ディスクの種別及び記録状態を確定して、光ディスクの立ち上げ処理、記録処理、或いは再生処理等の各種処理を行う。
またドライブ制御部は、スピンアップコマンドを受けた際に、情報受付部により取得された光ディスク情報と、ドライブ制御部が光ディスクのLead−in領域より読み出した光ディスク情報とを比較し、光ディスク情報が一致するかどうかの判定を行う。一致する場合は、一致した光ディスク情報を用いてその後の制御、例えばデータ読み込み処理等を行う。一致しない場合は、光ディスクの反射率、サイズ、或いは記録形状等をもとに光ディスク情報を特定する。そして特定した光ディスク情報と、Lead−in領域より読み出した光ディスク情報とが一致するまで、光ディスク情報の取得処理を所定回数だけ繰り返して行う。
また上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、光ディスクを駆動して光ディスクに対する情報の読み取り及び/若しくは書き込みを行う光ディスク駆動手段と、前記光ディスク駆動手段の制御を行う駆動制御手段とを備えた光ディスク装置であって、前記光ディスク駆動手段に装着された光ディスクの種別及び/若しくは記録状態を示す光ディスク情報を受け付け、受け付けた前記光ディスク情報を前記駆動制御手段に与える光ディスク情報受付手段を備え、前記光ディスク情報を与えられた前記駆動制御手段が、前記光ディスク情報に基づいて前記光ディスク駆動手段の制御を行うことを特徴としている。
これによると、光ディスク情報受付部(=光ディスク情報受付手段)が、光ディスクドライブ(=光ディスク駆動手段)に装着された光ディスクの種別及び記録状態(=光ディスク情報)を外部より受け付ける。例えば、ユーザが操作ボタン群を操作することにより発行された種別指定コマンドや、リモコンコードに含まれる種別指定パラメータ等を受け付ける。受け付けた光ディスク情報は、ドライブ制御部(=駆動制御手段)に対して送信される。ドライブ制御部は、受信した光ディスク情報を用いて、光ディスクドライブ(=光ディスク駆動手段)に装着されている光ディスクの種別及び記録状態を確定して、光ディスクの立ち上げ処理、記録処理、或いは再生処理等の各種処理を行う。
また上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、マイクロコンピュータ及び記録部を備え、前記光ディスク情報受付手段が、受け付けた前記光ディスク情報を前記記録部に記録し、前記マイクロコンピュータが、光ディスクに対する読み取り若しくは書き込みを可能な状態にするための開始指示信号を前記駆動制御手段に対して与える際に、前記記録部より読み出した前記光ディスク情報を前記開始指示信号に含めて前記駆動制御手段に与え、前記開始指示信号を与えられた前記駆動制御手段が、前記開始指示信号より抽出した前記光ディスク情報に基づいて前記光ディスク駆動手段の制御を行うことを特徴としている。
これによると、光ディスク情報受付部は、外部より受け付けた光ディスク情報を、メモリ等の記録部に一時的に記録する。そして制御部(=マイクロコンピュータ)が、ドライブ制御部に対してスピンアップコマンド(=開始指示信号)を送信する際に、スピンアップコマンドの内部に光ディスク情報を含めて送信する。スピンアップコマンドを受けたドライブ制御部は、スピンアップコマンドに含まれる光ディスク情報を用いて、光ディスクドライブに装着されている光ディスクの種別及び記録状態を確定して、光ディスクの立ち上げ処理、記録処理、或いは再生処理等の各種処理を行う。
また上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、指示コードを送信するリモコン装置及び前記指示コードを受信するリモコン受信手段を備え、前記リモコン装置が、前記光ディスク情報の内容を指定するためのスイッチ群を備え、前記スイッチ群により指定された前記光ディスク情報を前記指示コードに含めて送信し、前記指示コードを受信した前記リモコン受信手段が、前記指示コードに含まれる前記光ディスク情報を抽出して前記ディスク情報受付手段に与えることを特徴としている。
これによると、光ディスク装置が備えるリモコン装置が、光ディスクの種別及び記録状態を指定するためのスイッチ群を備えている。ユーザはこのスイッチ群を操作することにより、光ディスクの種別及び記録状態を指定する。指定に基づき作成された光ディスク情報は、リモコンコード(=指示コード)の一部に格納されて、光ディスク装置のリモコン受信部(=リモコン受信手段)に送信される。リモコン受信部は、受信したリモコンコードから光ディスク情報を抽出して、ディスク情報受付部に与える。
また上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、前記駆動制御手段が、前記光ディスク情報受付手段より与えられた或いは前記開始指示信号より抽出した前記光ディスク情報と、光ディスクの管理情報記録領域より読み出した前記光ディスク情報とが一致するかを判定し、一致すると判定された場合において、前記駆動制御手段が、一致した前記光ディスク情報に基づいて前記光ディスク駆動手段の制御を行い、一致しないと判定された場合において、前記駆動制御手段が、光ディスクの反射率、サイズ、或いは記録形状をもとに前記光ディスク情報を特定し、特定した前記光ディスク情報と前記管理情報記録領域より読み出した前記光ディスク情報とに基づいて前記光ディスク駆動手段の制御を行うことを特徴としている。
これによると、スピンアップコマンドを受けたドライブ制御部が光ディスクのマウント処理を行う際に、光ディスク情報受付部から与えられた光ディスク情報、或いは制御部から受信したスピンアップコマンドに含まれていた光ディスク情報と、ドライブ制御部が光ディスクのLead−in領域(=管理情報記録領域)より読み出した光ディスク情報とを比較し、各光ディスク情報が一致するかどうかの判定を行う。一致する場合は、一致した光ディスク情報を用いてその後の制御、例えばデータ読み込み処理等を行う。一致しない場合は、光ディスクの反射率、サイズ、或いは記録形状等をもとに光ディスク情報を取得する。そして取得した光ディスク情報と、Lead−in領域より読み出した光ディスク情報とが一致するまで、光ディスク情報の取得処理を所定回数だけ繰り返して行う。
本発明によれば、外部より受け付けた光ディスク情報を用いて、光ディスクドライブに装着されている光ディスクの種別及び記録状態を確定して、記録処理或いは再生処理等の各種処理を行う。このため、ディスク調整によるディスク種別及び記録状態(ブランク/未ファイナライズ/ファイナライズ済み)の判定処理を省略することができる。具体的には例えば、光ディスクがBD−Rメディアである場合において、TDMA領域に存在するTDMAアクセスインジケータのチェック処理を省略することができる。また、光ディスク情報がブランクディスクを示すものである場合において、DMA領域のチェック処理を省略することができる。従ってディスクマウント時間が短縮され、記録、再生処理等を行う際のユーザの待ち時間を軽減することができる。
また本発明によれば、光ディスク情報受付部は、外部より受け付けた光ディスク情報を、メモリ等の記録部に一時的に記録する。そして制御部が、ドライブ制御部に対してスピンアップコマンドを送信する際に、スピンアップコマンドの内部に光ディスク情報を含めて送信する。このため、受け付けた光ディスク情報の送受信を行うためのコマンドを新規に追加する必要がなく、従来の構成を大幅に変更することなく光ディスク情報の伝達を行う構成を実現することが可能である。
また本発明によれば、リモコン装置が、光ディスクの種別及び記録状態を指定するためのスイッチ群を備えている。ユーザはこのスイッチ群を操作することにより、光ディスクの種別及び記録状態を指定する。指定された内容は、リモコンコードに格納されて送信される。このため、ユーザはスイッチ群の操作のみで容易に光ディスクの指定を行うことができる。また、一度スイッチ群の設定を行った後、再度スイッチ群の設定を行うまでは同一のリモコンコードが送信される。このためユーザは、装着されている光ディスクの種別或いは記録状態が変わらない限り、スイッチ群に対する操作を行う必要がなく、作業負担を軽減することができる。
また本発明によれば、ドライブ制御部が光ディスクのマウント処理を行う際に、情報受付部により取得された光ディスク情報と、ドライブ制御部が光ディスクのLead−in領域より読み出した光ディスク情報とを比較し、光ディスク情報が一致するかどうかの判定を行う。このため、例えばユーザにより指定された光ディスクの種別或いは記録状態が間違っていた場合においても、光ディスクの各種調整を行うことにより、正しい種別或いは記録状態を取得してマウント処理を行うことが可能である。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
〈1.内部構成について〉
図1は、本発明の一実施形態に係るBDプレーヤ1(=光ディスク装置)を示す構成図である。BDプレーヤ1は、少なくとも、制御部11(=マイクロコンピュータ)、メモリ12(=記録部)、光ディスクドライブ13(=光ディスク駆動手段)、リモコン受信部14(=リモコン受信手段)、操作ボタン群15、光ディスク情報受付部16(=光ディスク情報受付手段)、ドライブ制御部17(=駆動制御手段)、フロントパネル18、再生信号制御部20、及びデータ出力部21を備えている。
制御部11は、BDプレーヤ1の各部を制御することにより画像情報処理、例えばコンテンツの録画或いは再生等を統括制御するためのものであり、例えば複数のマイクロプロセッサから構成されている。また制御部11は、各装置(例えば光ディスクドライブ13等)の制御やデータの計算、加工処理等を行なう中枢部分となっている。
メモリ12は、BDプレーヤ1が保持する各種データを一時的に記録する媒体であり、例えば書込可能なRAM(Random Access Memory)等により構成されている。メモリ12は、例えば制御部11によって各種情報処理が行われる際の処理データや、ユーザから受けた指示命令等を一時的に記録しておくためのバッファメモリとしての役割を持つ。またメモリ12は、後述する光ディスク情報受付部16により得られた光ディスク情報を一時的に記録する役割を持つ。
光ディスクドライブ13は、CDメディア、DVDメディア、或いはBDメディア等の光ディスクに対して光学的に各種データの読み取りを行うための光学装置である。なお、光ディスクには複数の規格が存在するため、光ディスクドライブ13の規格に応じた光ディスクを使用しなければ、各種処理(再生処理等)を行うことができない。
リモコン受信部14は、外部のリモコン装置より指示コマンドを含む電波であるリモコンコード(=指示コード)を受信する。受信したリモコンコードより抽出された各種指示コマンドは、制御部11、及び後述する光ディスク情報受付部16へ送信される。
操作ボタン群15は、ユーザが光ディスクの再生等の各種指示をBDプレーヤ1に対して行なうための入力インターフェースである。操作ボタン群15により受け付けられた指示は、指示コマンドとして制御部11、及び後述する光ディスク情報受付部16へ出力される。
光ディスク情報受付部16は、リモコン受信部14及び操作ボタン群15から受け付けた指示コマンドの中より、光ディスクドライブ13に装着されている光ディスクに関する光ディスク情報が含まれているかの確認を行う。含まれている場合は指示コマンドより光ディスク情報を抽出し、制御部11に送信する。
ドライブ制御部17は、光ディスクドライブ13が備える各部の駆動を制御する。これにより、例えば光ディスクドライブ13に装着された光ディスク(不図示)に記録されている情報の読み取り処理等を統括制御する。また、光ディスクより反射率やトラックの形状、記録面に記録されている識別情報等から各種情報を取得することにより、装着されている光ディスクの種別を判別する。なお、判別処理の詳細については後述する。
フロントパネル18は、BDプレーヤ1が保持する各種情報を、液晶パネル等を用いてユーザに対して表示する表示部である。
再生信号制御部20は、光ディクスから読み出された動画データ或いは音声データを伸長して画像信号或いは音声信号を生成する。生成された各種信号は、例えば後述するデータ出力部21等を用いて外部装置に対して出力される。
データ出力部21は、例えばモニタなどの外部装置に対して動画データ及び音声データを出力するための出力インターフェースである。なお、例えば出力先の機器がアナログインタフェースしか備えていない場合は、D/Aコンバータ(Digital Analog Converter)を用いてデジタルの動画データ及び音声データをアナログデータに変換して出力することが可能である。
リモコン装置22は、ユーザが光ディスクの再生等の各種操作をBDプレーヤ1に対して遠隔的に行うための入力インターフェースである。リモコン装置22が検知したユーザ操作はリモコンコードに変換され、赤外線信号等によりリモコン受信部14に送信される。またリモコン装置22には、光ディスクの種別及び記録状態を指定するためのディスクスイッチが備えられている。なお、リモコン装置22の詳細については後述する。
〈2.リモコン装置について〉
ここで、本発明の一実施形態に係るBDプレーヤ1が備えるリモコン装置22の詳細について、図3のブロック図および図4のテーブル図を用いながら説明する。
図3は、本発明のBDプレーヤ1のリモコン装置22が備えるディスクスイッチの一例を示したブロック図である。図3に示す例では、DiscSW1、DiscSW2、及びDiscSW3の三つのディスクスイッチが、リモコン装置22に備えられている。DiscSW1及びDiscSW2は光ディスクの種別を指定するためのものである。DiscSW3は、光ディスクの記録状態を指定するためのものである。
DiscSW1は光ディスクの種別を指定するためのものである。図3の例では、N(=指定無し)、BD、HDDVD、DVD+、DVD−、DVD−RAM、CDの七種類のディスク種別が選択できるようになっている。ユーザはDiscSW1を左右に移動させることにより、ディスク種別の指定を行うことが出来るようになっている。
DiscSW2は、DiscSW1で指定される光ディスクの種別を更に細かく指定するためのものである。図3の例では、N(=指定無し)、ROM、R、RE(RW)の四種類のディスク種別が選択できるようになっている。例えばDiscSW1によりBDが、DiscSW2によりRが指定されている場合は、両ディスクスイッチの組み合わせによりBD−Rが指定されたこととなる。
DiscSW3は、光ディスクの記録状態を指定するためのものである。図3の例では、Blank(=ブランクディスク)、未Finalize(=記録済み且つ未ファイナライズディスク)、Finalize(ファイナライズ済みディスク)の三種類の状態が選択できるようになっている。
上記DiscSW1〜DiscSW3による指定に基づいて作成されるリモコンコードの一例を、図4を用いて説明する。図4に示すテーブル図では、列αがDiscSW1によって指定されるディスク種別を、列βがDiscSW2によって指定されるディスク種別を、列γがリモコンコードを二進数表記した値を表している。
このうち、列γのリモコンコードの下位6ビットは、DiscSW1及びDiscSW2により指定されるディスク種別に対応する値となっている。そして上位2ビットは、DiscSW3により指定される記録状態を示す値となっている。図4に示す例では上位2ビットは全て「00」(=ブランクディスク)を示しているが、この部分が「01」の場合は未ファイナライズディスクを、「11」の場合はファイナライズ済みディスクを示すリモコンコードとなる。
例えば未ファイナライズDVD+Rであれば、図4のテーブル五行目より、下位6ビットが「000100」となる。また上位2ビットが「01」となるため、発行されるリモコンコードは「01000100」となる。なお、上記のリモコンコードをBDプレーヤ1に対して送信するタイミングとしては、例えばBDプレーヤ1に対して電源起動コマンド、或いは再生指示コマンド等を発行する際に同時に発行する方法等が考えられる。
〈3.スピンアップコマンドについて〉
ここで、本発明の一実施形態に係るBDプレーヤ1の制御部11が、上記リモコンコードに基づいて、ドライブ制御部17に対して発行するスピンアップコマンド(=開始指示信号)の詳細について、図5の模式図を用いながら説明する。
図5は、ATAPIコマンドの規格書(mmc5等)で定義されているスピンアップコマンド(Start/Stop Unitコマンド)である。スピンアップコマンドは、光ディスクドライブ13に装着された光ディスクのマウント処理(=光ディスクに対する読み込み、或いは書き込み等のディスクアクセスが可能である状態にするための処理)を指示するコマンドである。
スピンアップコマンドを受信したドライブ制御部17は、光ディスクドライブ13に備えられた送りモータ(不図示)及びスピンドルモータ(不図示)の駆動を行い、光ピックアップ等を用いてディスクの反射率、サイズ、記録形状等の情報を取得する。この情報をもとに光ディスクの種別を判別した後、サーボ制御を開始し、ディスク内周にあるLead−in領域からディスク情報を示すDI(=Disk Infomation)を読み出す。そして読み出したDIに含まれるディスク種別と、先に光ピックアップ等を用いて取得したディスク種別とが一致するかの判定を行い、一致する場合にディスク種別を確定する。その後、光ピックアップによる光ディスクのアドレス情報読み込みが開始され、ディスクアクセスが可能となる。
スピンアップコマンドには複数のリザーブ領域(=未使用領域、図中では「Reserved」で示される領域)が存在する。これは規格上未使用の領域であり、任意の値を格納することが可能である。図5(a)に示す例では、Byte2(図中の上から三行目)のリザーブ領域に本発明の光ディスク指定パラメータ(=光ディスクの種別及び記録状態を指定するための値)を格納するものとする。
図5(b)のテーブル図は、上記リザーブ領域に格納する光ディスク指定パラメータの一例を示したものである。テーブルの左端列にディスク種別が、最上行に光ディスク記録状態が示されており、この二つの要素を指定することにより、光ディスク指定パラメータが決定される。
なお、光ディスク指定パラメータの値は図4に示すリモコンコードと同じ値を用いることが望ましい。このため、図5(b)の各パラメータの値は、図4のリモコンコードと同じ値を16進数表記したものとしている。例えばディスクスイッチによる指定が「BD−R、未ファイナライズ」である場合、図4よりリモコンコードは「01000010」であり、また図5より光ディスク指定パラメータは「41」(2進数表記にすると「01000010」)である。この値がスピンアップコマンドのByte2に格納されるため、スピンアップコマンド全体の値を16進数表記すると「1B00410001000000」となる。
〈4.種別/記録状態判定処理について〉
ここで、本発明の一実施形態に係るBDプレーヤ1が備える光ディスクの種別/記録状態判定処理について、図1のブロック図と、図5のフロチャートと、図6〜図10のブロック図とを用いながら説明する。
図5は、本発明のBDプレーヤ1が備える光ディスクドライブ13に対してBDメディア(不図示)が装着された場合の、ドライブ制御部17が行うBDメディアのマウント処理の流れを示した処理フロー図である。BDメディアのマウントを検知した制御部11が、ドライブ制御部17に対してスピンアップコマンドを送信することにより、本処理が開始される。なお、光ディスクドライブ13にCDメディア、或いはDVDメディア等のBD以外の光ディスクが装着された場合の処理については、ここでは説明を省略する。
スピンアップコマンドを受信したドライブ制御部17は、ステップS110において、スピンアップコマンドの予め定められたリザーブ領域(例えば図5(a)のByte2)に、光ディスク指定パラメータが格納されているかどうかの判定を行う。
格納されていない場合、ドライブ制御部17はステップS120において、光ディスクに対する各種調整を行い光ディスクの種別を取得する。各種調整とは、例えばディスクの反射率、或いは情報記録面のwobble(蛇行)の有無等を検出し、その結果によって種別を取得する。なお、具体的な取得処理方法については従来技術と同様であるため、ここでは説明を省略する。逆に格納されている場合は、ステップS125において、格納されている光ディスク指定パラメータから種別および記録状態を取得する。
次にドライブ制御部17は、ステップS130において、光ディスクのPIC領域からDIの読み出しを行う。PIC領域は、図7(a)に示すように、L0(レイヤー0、つまり第一層)のLead−in領域に存在する領域であり、光ディスクの種別、サイズ、一層/二層の指定等を示したディスク情報を記録する領域である。この領域から読み出したDIをもとにドライブ制御部17は、ステップS140において、ディスク種別の確定を行う。
次にドライブ制御部17は、ステップS150において、ステップS125で取得した光ディスクの記録状態が、ブランクディスクを示すものであるかどうかの判定を行う。ブランクディスクであると判定された場合、ステップS155において、装着されている光ディスクがブランクディスクであることを確定したのち、後述するステップS230に移行する。
逆にステップS125で取得した光ディスクの記録状態がブランクディスクを示すものではなかった場合、或いはステップS125の処理を行っていない場合、ドライブ制御部17がステップS160において、DIに含まれるディスク種別と、ステップS120で取得されたディスク種別、或いはステップS125でディスク指定パラメータより取得したディスク種別とが一致するかの判定を行う。これは、ユーザより与えられたディスク指定パラメータが常に正しいとは限らず、その確認を行う必要があるためである。一致しない場合、ステップS120に移行し、再びドライブ制御部17はディスク種別の取得処理を行う。一致する場合は、ドライブ制御部17はステップS170において、一致した種別がBD−REであるかどうかの判定を行う。
ステップS170においてBD−REであると判定された場合、後述するステップS180に移行する。逆にステップS170においてBD−REではないと判定された場合、ドライブ制御部17はステップS171において、ステップS160で一致した種別がBD−Rであるかどうかの判定を行う。
ステップS171においてBD−Rであると判定された場合、ドライブ制御部17はステップS172において、ステップS125で取得した光ディスクの記録状態がファイナライズ済みを示すものであるかどうかの判定を行う。逆にステップS171においてBD−Rでない判定された場合、ドライブ制御部17はディスク種別をBD−ROMに確定し、後述するステップS220に移行する。
ステップS172において、ステップS125で取得した記録状態がファイナライズ済みであると判定された場合、後述するステップS180に移行する。逆にステップS172において、ステップS125で取得した記録状態がファイナライズ済みではないと判定された場合、或いはステップS125を実行していないと判定された場合、ドライブ制御部17はステップS173において、光ディスクの記録状態を判別するために、TDMA0に存在するTDMAアクセスインジケータを参照する。
ここで図6〜図9のブロック図を用いて、DMA(Defect Magement Area)領域及びTDMA(Temporary Defect Magement Area)領域の構造について説明する。図6(a)は記録面が一層構造になっているBDメディア(=一層メディア)の記録領域を模式的に表したブロック図である。また図6(b)は記録面が二層構造になっているBDメディア(=二層メディア)の記録領域を模式的に表したブロック図である。なお図6(b)のL0(=レイヤー0)は記録面第一層を、L1(=レイヤー1)は記録面第二層を示している。
一層ディスクは、Lead−in領域(図6(a)のLead−in Zone)、データ領域(=情報記録領域、図6(a)のData Zone)、Lead−out領域(図6(a)のLead−out Zone)の三つの領域からなる構成をしている。また二層ディスクのL0はLead−in領域(図6(b)のLead−in Zone)、データ領域0(図6(b)のData Zone0)、アウター領域0(図6(b)のOuter Zone0)の三つの領域からなる構成をしている。また二層ディスクのL1はLead−out領域(図6(b)のLead−out Zone)、データ領域1(図6(b)のData Zone1)、アウター領域1(図6(b)のOuter Zone1)の三つの領域からなる構成をしている。
図7は、二層ディスクのLead−in領域、Lead−out領域、及びアウター領域の内部構造を示したものである。図7(a)はL0のLead−in領域を、図7(b)はL0のアウター領域0を、図7(c)はL1のアウター領域1を、図7(d)はL1のLead−out領域の内部構造を示している。なお、L0とL1とで同名の領域が複数存在するもの(例えばDMA1等)には、同じ情報が格納される。
図7に示すようにDMA領域は、Lead−in領域、Lead−out領域、アウター領域にそれぞれ分散して複数(例えばDMA1領域〜DMA4領域)存在する。DMA領域には、主にDFL(Defect List−欠陥クラスタのアドレスと、その内容を置き換えたクラスタのアドレスとの対応情報)等が記録される。また、データエリアのSRR(CDのトラックに相当)毎の最終記録済みアドレスなどが記録される。BD−Rメディアにおいては、ファイナライズ時にDFLがDMA領域に書き込まれる。ファイナライズ前は、DFLはTDMA領域に記録される。
TDMA領域は、図6に示すLead−in領域、データ領域、及びLead−out領域にそれぞれ分散して複数存在する。なお一層メディアと二層メディアとでは、存在するTDMA領域の数が異なる。TDMA領域は、一層メディアであればTDMA0〜TDMA2の3つの領域が存在する。また二層メディアであればTDMA0〜TDMA5の6つの領域が存在する。TDMA0から順番に利用され、TDMA2(二層メディアの場合はTDMA5)の容量が無くなるまで利用可能である。
TDMA領域はディスク上に散在しているため、どこに最新のDFLが存在するかを知るために、TDMAアクセスインジケータという領域が用いられる。これはTDMA0の先頭3クラスタ(二層メディアの場合は先頭6クラスタ)に存在する。図8は、TDMA0の構成を示したブロック図である。図8(a)は一層メディアのTDMA0の構成を示している。図中の先頭3クラスタである[DMA]、[TDMA2]、[TDMA1]がTDMAアクセスインジケータである。また図8(b)は二層メディアのTDMA0の構成を示している。図中の先頭6クラスタである[DMA]、[TDMA5]〜[TDMA1]がTDMAアクセスインジケータである。
アクセスインジケータは、インジケータに対応する領域([DMA]であればDMA領域)に最新のDFLが記録されていることを示すためのフラグとして用いられる領域である。なおアクセスインジケータ領域には、最新のTDDSデータが32回繰り返して記録される。
このアクセスインジケータ領域は、DFLを記録するTDMA0本体部とは異なる役割を持つ。最新のDFLがどこに存在するかのチェック処理においては、[DMA]、[TDMA2]、[TDMA1]の順(二層メディアの場合は[DMA]、[TDMA5]〜[TDMA1]の順)にRF信号の有無(つまり記録済みであるかどうか)の確認が行われる。この処理を、図9を用いて説明する。
図9は、一層構造のBD−RメディアにおけるTDMA領域及びDMA領域の読み込み処理を模式的に表したブロック図である。なお、二層構造のBD−Rメディアにおける上記処理については、TDMA領域及びアクセスインジケータ領域の領域数が異なることを除けば同様の処理内容であるため、ここでは説明を省略する。
図9(a)に示すように、アクセスインジケータの先頭クラスタ([DMA])が記録済みである場合は、DMA領域に最新のDFLが記録されていると判断し、DMA領域よりDFLの読み込みを行う。DMA領域の読み込みに成功した場合、このBDメディアはファイナライズ済みであると判断される。
図9(b)に示すように、第2クラスタ([TDMA2])が記録済みである場合は、TDMA2に最新のDFLが記録されていると判断し、TDMA2よりDFLの読み込みを行う。TDMA2の読み込みに成功した場合、このBDメディアは記録済みだが未ファイナライズ状態であると判断される。
図9(c)に示すように、3クラスタ全てが未記録である場合は、TDMA0に最新のDFLが記録されているかどうかの確認を行う。TDMA0の読み込みに成功した場合、このBDメディアは記録済みだが未ファイナライズ状態であると判断される。逆にTDMA0が未記録である場合、このBDメディアはブランクディスクであると判断される。
以上の処理により光ディスクの記録状態を判別した後、ドライブ制御部17はステップS174において、判別結果が記録済みを示すものであるかどうかの判定を行う。記録済みではない、つまり上記処理においてアクセスインジケータ及びTDMA0が未記録である場合、ドライブ制御部17はステップS175において、光ディスクの種別及び記録状態をブランクBD−Rメディアであると確定した後、後述するステップS220に移行する。逆に記録済みである場合、ドライブ制御部17はステップS176において、ファイナライズ済みであるかどうかの判定を行う。
ステップS176において、ファイナライズ済みであると判定された場合、後述するステップS180に移行する。逆にステップS176において、ファイナライズ済みではないと判定された場合、ドライブ制御部17はステップS177において、光ディスクの種別及び記録状態を未ファイナライズBD−Rメディアであると確定した後、後述するステップS220に移行する。
以上の処理により、ステップS170において光ディスクの種別及び記録状態がBD−REであると確定された場合、或いはステップS172において光ディスクの種別及び記録状態がファイナライズ済みBD−Rであると確定された場合、或いはステップS176において光ディスクの種別及び記録状態がファイナライズ済みBD−Rであると確定された場合、ドライブ制御部17はステップS180において、DMA1〜DMA4の記録状態の確認を行う。なお、ディスク種別がBD−REである場合は、図10に示すようにDMA領域は一つしか存在しないため、DMA領域の記録状態の確認のみを行う。
次にドライブ制御部17はステップS190において、DMA1〜DMA4(BD−REの場合はDMA)が記録済みであるかどうかの判定を行う。判定の結果、DMA1〜DMA4(BD−REの場合はDMA)が未記録であると判定された場合、ドライブ制御部17はステップS155において、装着されている光ディスクがブランクディスクであることを確定したのち、後述するステップS230に移行する。逆に記録済みである場合、ドライブ制御部17はステップS200において、DMA1〜DMA4(BD−REの場合はDMA)からDFLを読み出してメモリ12に記録する。
次にドライブ制御部17はステップS210において、ステップS200の読み出し処理が成功したかどうかの判定を行う。読み出し処理に失敗した場合、ドライブ制御部17はステップS155において、装着されている光ディスクがブランクディスクであることを確定したのち、後述するステップS230に移行する。読み出し処理が成功した場合、ドライブ制御部17はステップS220において、Lead−in領域、或いはLead−out領域に存在するPAC領域(図7参照)から、PAC情報(=光ディスク上におけるアクセス可能/不可能領域の区分けを示す情報)を読み出す。
次にドライブ制御部17はステップS230において、Lead−in領域に存在するBCA領域(図7参照)から、BCA情報を読み出してメモリ12に記録する。なおBCA情報とは、光ディスクに関する情報であり、サーボの特性、ディスク種別、サイズなどが含まれており、主にマウント時間の短縮のために用いられる情報である。以上により、スピンアップ処理が完了する。
[その他の実施の形態]
以上、好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
従って本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、ディスク指定パラメータを格納するコマンドとしてスピンアップコマンドを用いているが、これ以外のコマンドのリザーブ領域にディスク指定パラメータが格納されて、ドライブ制御部17に対して送信される形態でもよい。
(B)本実施形態では、処理中再生機能に関わる各種機能部(例えばドライブ制御部17等)がそれぞれ独立して存在しているが、これらの機能部と同等の機能が、マイクロプロセッサ等の一つの演算処理装置上でプログラムを実行することにより実現されることによって実現される形態でもよい。或いは各機能部が複数の回路により実現される形態でもよい。
(C)本実施形態では、光ディスク装置の具体例としてBDプレーヤ1を例として説明したが、これ以外の光ディスク装置において本発明の処理中再生機能が用いられたとしても、同様の効果が得ることができる。例えば、HDDレコーダ、DVDレコーダ、DVレコーダ、パソコン、或いはデジタルビデオカメラ等において用いられる形態でもよい。
(D)本実施形態では、光ディスク情報受付部16がBDプレーヤ1の内部に備わっている構成を例として説明したが、ディスク情報受付部16が備える機能の一部或いは全部がネットワークを介して接続された外部装置により実現される形態であってもよい。例えば、光ディスク情報受付部16がネットワーク上のサーバに存在し、ユーザはインターネット等の通信ネットワークを用いて光ディスク情報受付部16に対して光ディスクの種別或いは記録情報を送信する形態でもよい。
(E)本実施形態では、種別および記録状態をする装置としてDiskSW1〜DiskSW3を備えたリモコン装置22を例として説明したが、これ以外の入力装置により種別及び記録状態を指定する構成であってもよい。例えばボタン式のリモコンではなく液晶タッチパネルを用いた操作盤や、或いはリモコンのような遠隔操作装置ではなく、光ディスク装置の本体部に備え付けられた操作ボタン群15を、種別及び記録状態の指定を行うための部材として用いる構成でもよい。
(F)本実施形態では、図9に示すように再生を行うBD−Rメディアとして一層構造のBD−Rメディアを用いて説明を行っているが、二層構造のBD−Rメディアを用いた構成であっても、同様の作用及び効果を得ることができる。
は、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置を示す構成図である。 は、本発明の一実施形態に係るスピンアップ処理の処理フローを示したフロー図である。 は、本発明の一実施形態に係るリモコン装置を示す構成図である。 は、本発明の一実施形態に係るリモコンコードを示すテーブル図である。 は、本発明の一実施形態に係るスピンアップコマンドを示すデータ構成図及びテーブル図である。 は、BD−Rメディアの情報記録領域を示すデータ構成図である。 は、二層構造のBD−RメディアのLead−in領域及びアウター領域の構成を示すデータ構成図である。 は、BD−RメディアのTDMA0領域を示すデータ構成図である。 は、一層構造のBD−RメディアのTDMA領域及びDMA領域の関係を示すデータ構成図である。 は、BD−REメディアのDMA領域を示すデータ構成図である。
符号の説明
1 BDプレーヤ(光ディスク装置)
11 制御部(マイクロコンピュータ)
12 メモリ(記録部)
13 光ディスクドライブ(光ディスク駆動手段)
14 リモコン受信部(リモコン受信手段)
16 光ディスク情報受付部(光ディスク情報受付手段段)
17 ドライブ制御部(駆動制御手段)
22 リモコン装置

Claims (5)

  1. マイクロコンピュータ及び記録部と、
    光ディスクを駆動して光ディスクに対する情報の読み取り及び/若しくは書き込みを行う光ディスクドライブと、
    前記光ディスクドライブの制御を行うドライブ制御部と、
    指示コードを送信するリモコン装置と、
    前記指示コードを受信するリモコン受信部と、
    を備えた光ディスク装置であって、
    前記光ディスクドライブに装着された光ディスクの種別及び/若しくは記録状態を示す光ディスク情報を受け付ける光ディスク情報受付部を備え、
    前記リモコン装置が、前記光ディスク情報の内容を指定するためのスイッチ群を備え、前記スイッチ群により指定された前記光ディスク情報を前記指示コードに含めて送信し、
    前記指示コードを受信した前記リモコン受信部が、前記指示コードに含まれる前記光ディスク情報を抽出して前記光ディスク情報受付部に与え、
    前記光ディスク情報を与えられた前記光ディスク情報受付部が、前記光ディスク情報を前記記録部に記録し、
    前記マイクロコンピュータが、光ディスクに対する読み取り若しくは書き込みを可能な状態にするためのスピンアップコマンドを前記ドライブ制御部に対して与える際に、前記記録部より前記光ディスク情報を読み出し、前記光ディスク情報を前記スピンアップコマンドに含めて前記ドライブ制御部へ与え、
    前記スピンアップコマンドを与えられた前記ドライブ制御部が、前記スピンアップコマンドより抽出した前記光ディスク情報と、光ディスクのLead−in領域より読み出した前記光ディスク情報とが一致するかを判定し、
    一致すると判定された場合において、前記ドライブ制御部が、一致した前記光ディスク情報に基づいて前記光ディスクドライブの制御を行い、
    一致しないと判定された場合において、前記ドライブ制御部が、光ディスクの反射率、サイズ、或いは記録形状をもとに前記光ディスク情報を特定し、特定した前記光ディスク情報と前記Lead−in領域より読み出した前記光ディスク情報とに基づいて前記光ディスクドライブの制御を行うこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクを駆動して光ディスクに対する情報の読み取り及び/若しくは書き込みを行う光ディスク駆動手段と、
    前記光ディスク駆動手段の制御を行う駆動制御手段と、
    を備えた光ディスク装置であって、
    前記光ディスク駆動手段に装着された光ディスクの種別及び/若しくは記録状態を示す光ディスク情報を受け付け、受け付けた前記光ディスク情報を前記駆動制御手段に与える光ディスク情報受付手段を備え、
    前記光ディスク情報を与えられた前記駆動制御手段が、前記光ディスク情報に基づいて前記光ディスク駆動手段の制御を行うこと、
    を特徴とする光ディスク装置。
  3. マイクロコンピュータ及び記録部を備え、
    前記光ディスク情報受付手段が、受け付けた前記光ディスク情報を前記記録部に記録し、
    前記マイクロコンピュータが、光ディスクに対する読み取り若しくは書き込みを可能な状態にするための開始指示信号を前記駆動制御手段に対して与える際に、前記記録部より読み出した前記光ディスク情報を前記開始指示信号に含めて前記駆動制御手段に与え、
    前記開始指示信号を与えられた前記駆動制御手段が、前記開始指示信号より抽出した前記光ディスク情報に基づいて前記光ディスク駆動手段の制御を行うこと、
    を特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 指示コードを送信するリモコン装置及び前記指示コードを受信するリモコン受信手段を備え、
    前記リモコン装置が、前記光ディスク情報の内容を指定するためのスイッチ群を備え、前記スイッチ群により指定された前記光ディスク情報を前記指示コードに含めて送信し、
    前記指示コードを受信した前記リモコン受信手段が、前記指示コードに含まれる前記光ディスク情報を抽出して前記ディスク情報受付手段に与えること
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 前記駆動制御手段が、前記光ディスク情報受付手段より与えられた或いは前記開始指示信号より抽出した前記光ディスク情報と、光ディスクの管理情報記録領域より読み出した前記光ディスク情報とが一致するかを判定し、
    一致すると判定された場合において、前記駆動制御手段が、一致した前記光ディスク情報に基づいて前記光ディスク駆動手段の制御を行い、
    一致しないと判定された場合において、前記駆動制御手段が、光ディスクの反射率、サイズ、或いは記録形状をもとに前記光ディスク情報を特定し、特定した前記光ディスク情報と前記管理情報記録領域より読み出した前記光ディスク情報とに基づいて前記光ディスク駆動手段の制御を行うこと
    を特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の光ディスク装置。
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