JP2008140442A - 光ディスク装置及びフォーカス制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクの基板表面と情報記録面の区別を確実に行い、安定したフォーカス動作を行うことができる光ディスク装置及びフォーカス制御方法を提供する。
【解決手段】基板表面によるフォーカス和信号の検出する際に、RFアンプの増幅率を通常の増幅率に比較して大きい増幅率である第1の増幅率に設定することにより、RFアンプから出力される表面からの反射光によるフォーカス和信号の検出信号が大きな信号となり確実に検出でき、表面であると判定した後は、増幅率を通常の増幅率である第2の増幅率に設定することにより、情報記録面を検出し、情報記録面に対してレーザ光の焦点を引き込む動作を安定して行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CD、DVDあるいはHD DVDなどを扱う光ディスク装置及びフォーカス制御方法に関する。
CD(Compact Disc)規格やDVD(Digital Versatile Disk)規格と呼ばれる複数種類の記録密度の光ディスクが既に広く普及しているが、近年、青紫色の波長のレーザ光を用いて情報を記録することにより、さらに記録密度が高められた超高密度光ディスク HD DVD(High Density Digital Versatile Disk)も市場に投入されるようになった。
上記した光ディスクの中には情報記録面におけるレーザ光の反射率の低いものがあり、光ディスクの外側の基板表面における反射率との差が小さい光ディスクがある。このような場合にはレーザ光の合焦点の位置が基板表面なのか情報記録面なのか判別し難く、誤って基板表面にフォーカス動作を行う虞があり、記録再生の障害になっている。このような問題に対応する方法として、以下のような技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、フォーカス和信号のピークのタイミングとフォーカス誤差信号のゼロクロスのタイミングを比較しそれらのタイミングが実質的に一致したとき記録再生面と判定しフォーカス動作を行うようにしている。
特開2003−272183号公報
しかしながら、特許文献1において、基板表面と情報記録面におけるフォーカス差信号及びフォーカス差信号が共に小さい場合には、フォーカス和信号のピークのタイミングとフォーカス誤差信号のゼロクロスのタイミングを比較することが難しくなり、判定を誤る虞がある。
本発明は上記したような事情に鑑み成されたものであって、光ディスクの基板表面と情報記録面の区別を確実に行い、安定したフォーカス動作を行うことができる光ディスク装置及びフォーカス制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光ディスク装置は、光ディスクの情報記録面上にレーザ光を集光させるための対物レンズと前記光ディスクからの反射光を受光する分割された受光部を備えた光検出器とを有する光ピックアップと、前記光検出器の出力信号からフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号を生成する信号処理手段と、前記信号処理手段によって生成されたフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号から前記対物レンズのフォーカス方向の位置を制御するためのフォーカス制御信号を生成するフォーカス制御手段と、前記光ディスクの情報記録面に前記レーザ光の焦点を引き込む工程において、前記信号処理手段によってフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号が生成されるときの信号増幅率を設定し、前記対物レンズが前記光ディスクの前記対物レンズ側の表面に焦点を結ぶ位置より前記表面から離れた位置において第1の増幅率を設定し、前記対物レンズが漸次前記光ディスクの方向へ移動し、前記表面に焦点を合わせた位置において前記表面からの反射光によるフォーカス和信号を検出した後で第2の増幅率を設定する増幅率設定手段とを有することを特徴とする。
また、本発明のフォーカス制御方法は、光ディスクの情報記録面上にレーザ光を集光させるための対物レンズと前記光ディスクからの反射光を受光する分割された受光部を備えた光検出器とを有する光ピックアップと、前記光検出器の出力信号からフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号を生成する信号処理手段と、前記信号処理手段によって生成されたフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号から前記対物レンズのフォーカス方向の位置を制御するためのフォーカス制御信号を生成するフォーカス制御手段と、前記信号処理手段によってフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号が生成されるときの信号増幅率を設定する増幅率設定手段とを有する光ディスク装置における前記光ディスクの情報記録面に前記レーザ光の焦点を引き込むフォーカス制御方法において、前記増幅率を第1の増幅率に設定するステップと、前記対物レンズを前記光ディスクの前記対物レンズ側の表面に焦点を結ぶ位置より前記表面から離れた位置に移動するステップと、前記対物レンズを漸次前記光ディスクの方向へ移動するステップと、前記対物レンズが前記表面に焦点を合わせた位置における前記表面からの反射光によるフォーカス和信号と予め設定された第1の閾値とを比較し、該フォーカス和信号が前記第1の閾値より大きいと判定されたとき、該フォーカス和信号が前記表面からの反射光によるフォーカス和信号であると判定するステップと、フォーカス和信号が前記表面からの反射光によるフォーカス和信号であると判定された後で前記増幅率を第1の増幅率に設定するステップと、前記対物レンズを漸次前記光ディスクの方向へ移動して、前記対物レンズが前記情報記録面に焦点を合わせた位置における前記情報記録面からの反射光によるフォーカス和信号と予め設定された第2の閾値とを比較し、該フォーカス和信号が前記第2の閾値より大きいと判定されたとき、該フォーカス和信号が前記情報記録面からの反射光によるフォーカス和信号であると判定するステップと、フォーカス和信号が前記情報記録面からの反射光によるフォーカス和信号であると判定された後で前記情報記録面に前記レーザ光の焦点を引き込むステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、光ディスクの基板表面と情報記録面の区別を確実に行うことで、光ディスク表面へのフォーカス誤動作を防ぎ、光ディスク認識動作時間の短縮、フォーカス動作の安定・時間短縮を実現し安定した記録再生動作を行うことが可能な光ディスク装置を提供することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る光ディスク装置1の内部の構成を表わすブロック図である。光ディスク装置1は、DVD(Digital Versatile Disc)など情報記録媒体としての光ディスク2に対して情報の記録及び再生を行う。光ディスク2は、同心円状または螺旋状に溝が刻まれており、溝の凹部をランド、凸部をグルーブと呼び、グループまたはランドの一周をトラックと呼ぶ。ユーザデータは、このトラック(グルーブのみ、またはグルーブおよびランド)に沿って、強度変調されたレーザ光が照射されて記録マークが形成されることにより光ディスク2上に記録される。
データ再生は、記録時より弱いリードパワー(Read Power)のレーザ光をトラックに沿って照射して、トラック上にある記録マークによる反射光強度の変化を検出することにより行われる。記録されたデータの消去は、リードパワーより強いイレースパワー(Erase Power)のレーザ光をトラックに沿って照射し、記録層を結晶化することにより行われる。
光ディスク2はディスクモータ3によって回転駆動される。ディスクモータ3に付設された図示しないロータリエンコーダ3aからディスクモータ駆動回路4に回転角信号が出力される。ディスクモータ3が1回転すると、回転角信号は例えば5パルス発生する。これにより、ディスクモータ制御回路5は、ディスクモータ駆動回路4を介してロータリエンコーダ3aから入力された回転角信号に基づいて、ディスクモータ3の回転角度および回転数を判定することができる。このディスクモータ3はディスクモータ制御回路5により制御される。
光ディスク2に対する情報の記録または再生は、光ピックアップ5によって行われる。光ピックアップ5には、図示しないワイヤあるいは板バネによって支持された対物レンズ6が設けられる。対物レンズ6はフォーカスアクチュエータ7の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能であり、また、トラッキングアクチュエータ8の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能である。
光ピックアップ5は、図示しないギアおよびスクリューシャフトを介してスレッドモータ9と連結されており、このスレッドモータ9はスレッドモータ駆動回路10により駆動される。スレッドモータ9がスレッドモータ駆動回路10から供給されたスレッドモータ駆動電流によって回転することで、光ピックアップ5が光ディスク2の半径方向に移動する。スレッドモータ駆動回路10はスレッドモータ制御回路11より送出される制御信号に従ってスレッドモータ駆動電流を出力する。
レーザダイオード12は、レーザ駆動回路13から供給される駆動電流に応じてレーザ光を発光する。レーザ駆動回路13はレーザ制御回路14より再生、記録または消去の動作に応じた制御信号の供給を受け、その制御信号に基づいてレーザダイオード12に駆動電流を供給する。
変調回路15は情報記録時にホスト装置33からインターフェース回路32を介して供給されるユーザデータを変調し、変調された記録データをレーザ制御回路14へ提供する。変調方式は例えばDVD系の場合には8−16変調であり、CD系の場合にはEFM変調である。レーザ制御回路14は光ディスク2への情報記録時(マーク形成時)に、変調回路15から供給される変調された記録データに基づいて、書き込み用の制御信号をレーザ駆動回路13へ供給し、レーザ駆動回路13は駆動電流を光ピックアップ5内の半導体レーザダイオード12に供給する。
レーザダイオード12から発光されるレーザ光は、光ピックアップ5内の光学部品16および対物レンズ6を介して光ディスク2の情報記録面上に照射される。光ディスク2からの反射光は、対物レンズ6、光学部品16を介して、光検出器17に導かれる。
光検出器17は、例えば4分割の光検知セルからなり、検出信号を生成し、生成された検出信号をRFアンプ18に出力する。信号処理手段としての機能を有するRFアンプ18は、光検出器17からの検出信号を処理し、ジャストフォーカスからの誤差を示すフォーカス誤差信号(FE)、レーザ光のビームスポット中心とトラック中心との誤差を示すトラッキング誤差信号(TE)、および検出信号の全加算信号あるいは再生信号(RF)を生成し、生成されたフォーカス誤差信号(FE)、トラッキング誤差信号(TE)、および全加算信号あるいは再生信号(RF)をA/D・D/A変換器19に供給する。
フォーカシング制御回路20は、RFアンプ18からA/D・D/A変換器19を介してDSP29で取り込まれたフォーカス誤差信号(FE)に応じてフォーカス制御信号を生成し、生成されたフォーカス制御信号をフォーカスアクチュエータ駆動回路21に供給する。フォーカスアクチュエータ駆動回路21は、フォーカシング制御回路20から供給されたフォーカス制御信号に基づいて、フォーカスアクチュエータ7を駆動するためのフォーカスアクチュエータ駆動電流をフォーカシング方向のフォーカスアクチュエータ7に供給する。これにより、レーザ光が光ディスク2の情報記録面上に常時ジャストフォーカスとなるフォーカスサーボが行われる。
トラックキング制御回路22は、RFアンプ18からA/D・D/A変換器19にてA/D変換されDSP29で取り込まれたトラッキング誤差信号(TE)に応じてトラック制御信号を生成し、生成されたトラック制御信号をトラッキングアクチュエータ駆動回路23に供給する。トラッキングアクチュエータ駆動回路23は、トラッキング制御回路22から供給されたトラッキング制御信号に基づいて、トラッキングアクチュエータ8を駆動するためのトラッキングアクチュエータ駆動電流をトラッキング方向のトラッキングアクチュエータ8に供給する。これにより、レーザ光が光ディスク2上に形成されたトラック上を常にトレースするトラッキングサーボが行われる。
このようなフォーカスサーボおよびトラッキングサーボがなされることで、光検出器17(各光検知セル)からの検出信号を加算した再生信号(RF)には、記録情報に対応して光ディスク2のトラック上に形成されたピットなどからの反射光の変化が反映される。この再生信号は、A/D・D/A変換器19を介してA/D変換されデータ再生回路24に供給される。データ再生回路24は、A/D・D/A変換器19から供給される再生信号に応じて1もしくは0の2値化信号を生成し、生成された2値化信号をエラー訂正回路29に出力する。また、データ再生回路19は、2値化信号をエラー訂正回路29に出力すると同時に、PLL(Phase Locked Loop)回路25から供給される再生クロック信号と、この2値化信号との位相差をPLL位相比較信号として生成し、生成されたPLL位相比較信号をPLL回路25に出力する。
DSP(Digital Signal Processor)29は、RFアンプ18から出力された後にA/D・D/A変換器19を介してA/D変換によりディジタル信号に変換されたフォーカス誤差信号(FE)およびトラッキング誤差信号(TE)などのディジタル信号に種々の演算処理を施し、ディスクモータ制御回路5、スレッドモータ制御回路11、フォーカシング制御回路20、およびトラッキング制御回路22の制御を行う。
ディスクモータ制御回路5、スレッドモータ制御回路11、レーザ制御回路14、変調回路15、A/D・D/A変換器19、フォーカシング制御回路20、トラッキング制御回路22、PLL回路25、エラー訂正回路29は、バス27を介してCPU(Central Processing Unit)28によって制御される。またRFアンプ18は、A/D・D/A変換器19を介してD/A変換された信号によりCPU28によって制御される。
CPU28は、インターフェース回路32を介してホスト装置33から供給される動作コマンドに従うとともに、ROM(Read Only Memory)31に記憶されているプログラムおよびROM31からRAM(Random Access Memory)30にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行し、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより光ディスク装置1を統括的に制御する。
図2は光ディスク2と対物レンズ6の位置関係とフォーカス誤差信号およびフォーカス和信号の関係を示す図である。光ディスク2の対物レンズ側の表面2bと対物レンズ6の位置関係を3段階(A、B、C)に分けて説明する。
Aは、対物レンズ6が光ディスクの対物レンズ側の表面2bにレーザ光の焦点を結ぶ位置より表面2bから離れた位置にある場合であり、レーザ光の焦点は表面2bに届いていない。光ディスクの情報記録面に前記レーザ光の焦点を合わせる工程においては、最初に対物レンズをそのような位置または更に表面2bから離れた位置に設定する。
Bは、対物レンズが漸次光ディスクの方向へ移動し、表面2bにレーザ光の焦点を結んだ位置である。表面2bに焦点を結ぶ前後でフォーカス誤差信号が検出される。また表面2bに焦点を結ぶとほぼ同時期に検出されるフォーカス和信号が最大となる。フォーカス和信号は光検出器17の全加算信号または再生信号(RF)としてもよい。
Cは、対物レンズがさらに漸次光ディスクの方向へ移動し、情報記録面2aにレーザ光の焦点を結んだ位置である。情報記録面2aに焦点を結ぶ前後でフォーカス誤差信号が検出される。また情報記録面2aに焦点を結ぶとほぼ同時期に検出されるフォーカス和信号が最大となる。
BとCでは、表面2bの反射率が情報記録面2aの反射率に比べて小さいため、フォーカス誤差信号およびフォーカス和信号の信号振幅が小さいことを示している。情報記録面2aの反射率が小さくなると、表面2bの反射率に近づき、対物レンズが漸次移動する速度が速くなると、表面2bからの信号と情報記録面2aからの信号の判別が難しくなる。
図3は本発明に係わる光ディスク2と対物レンズ6の位置関係とフォーカス誤差信号、フォーカス和信号及びRFアンプの増幅率の関係を示す図である。図2と異なる点は、前記信号処理手段によってフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号が生成されるときの信号増幅率を対物レンズの位置によって可変とすることである。
Aの位置にあるとき、RFアンプ18においてフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号が生成されるときの信号増幅率を第1の増幅率に設定し、Bの位置において表面2bからの反射光によるフォーカス和信号を検出した後で第2の増幅率に設定する。第2の増幅率は情報記録面にフォーカスサーボを作動させてフォーカスオンさせるときの増幅率、つまり通常の増幅率である。第1の増幅率は第2の増幅率に比較して大きい増幅率である。第2の増幅率では、表面2bによるフォーカス誤差信号およびフォーカス和信号の検出信号は小さい値であって、検出を誤る可能性があるが、第1の増幅率に設定することにより、RFアンプから出力される表面2bによるフォーカス誤差信号およびフォーカス和信号の検出信号が大きな信号となり確実に検出することができる。
このようにすることによって漸次対物レンズ6を光ディスク2に近づけていったときに、最初に検出されるべき表面2bからの反射光による信号が確実に検出できる。増幅率の設定はCPU28が、A/D・D/A変換器19を介してD/A変換された信号によってRFアンプ18内の図示しない増幅器の増幅率を設定することによって行われる。
第1の増幅率を保ったまま、情報記録面2aの反射光によるフォーカス誤差信号およびフォーカス和信号を検出すると場合によっては発振したり、また情報記録面2aに焦点を引き込むためのフォーカスサーボを作動させた場合にも発振してうまく動作しない虞があるため、増幅率を通常の増幅率に戻す工程が必要になる。そこで表面2bにおけるフォーカス和信号の大きさと予め設定された所定の第1の閾値とを比較し、フォーカス和信号が大きいと判定されたとき、このフォーカス和信号が表面2bからの反射光によるフォーカス和信号であると判定する。そして判定後に第2の増幅率へ変更することによって、情報記録面2aにおいてフォーカスサーボを動作させる状態にすることが可能となる。
情報記録面2aにおける反射光によるフォーカス誤差信号およびフォーカス和信号の検出においては、対物レンズ6が情報記録面2aに焦点を合わせた位置における情報記録面2aからの反射光によるフォーカス和信号と予め設定された所定の第2の閾値とを比較し、フォーカス和信号が前記第2の閾値より大きいと判定されたとき、このフォーカス和信号が情報記録面2aからの反射光によるフォーカス和信号であると判定する。
情報記録面2aの反射率はCD系、DVD系、HD DVD系の違い、また再生専用型、記録可能型等の違いによって異なる。従って第2の閾値は、それらの情報記録面2aに対応した閾値が設定される。光ディスク2が光ディスク装置1に装填された後イニシャル動作において光ディスク2の種類の判別が為される。CPUはその判別結果に基づいてROM31に記憶された種々の設定値から適当な設定値を選定し、RAM30に第2の閾値として設定する。
図4は、光ディスク2の情報記録面2aにレーザ光の焦点を引き込む工程のフロー図である。S1において、CPU28はRFアンプ18においてフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号が生成されるときのRFアンプ18の信号増幅率を第1の増幅率に設定する。
S2において、CPU28は、フォーカシング制御回路20に信号を送出し、レーザ光の焦点が光ディスク2の表面2bに届かない位置まで対物レンズ6を表面2bから離れる方向に移動する。S3において、CPU28は、フォーカシング制御回路20に信号を送出し、対物レンズ6を表面2bに近づく方向へ漸次移動する。
S4において、CPU28は表面2bからの反射光によるものであるかもしれないフォーカス和信号と予め設定された第1の閾値とを比較し、フォーカス和信号が第1の閾値より大きいと判定されたとき、S5へ進んで、該フォーカス和信号が表面2bからの反射光によるフォーカス和信号であると判定する。つまり表面2bを検出したと判定する。第1の閾値より小さいと判定されたときは、S3に戻って対物レンズ6を表面2bに近づく方向へ漸次移動する。
S6において、CPU28は、RFアンプ18の信号増幅率を第2の増幅率に設定する。S7において、CPU28は、フォーカシング制御回路20に信号を送出し、対物レンズ6を表面2bに更に近づく方向へ漸次移動する。
S8において、CPU28は情報記録面2aからの反射光によるものであるかもしれないフォーカス和信号と予め設定された第2の閾値とを比較し、フォーカス和信号が第2の閾値より大きいと判定されたとき、S9へ進んで、該フォーカス和信号が情報記録面2aからの反射光によるフォーカス和信号であると判定する。つまり情報記録面2aを検出したと判定する。第2の閾値より小さいと判定されたときは、S7に戻って対物レンズ6を表面2bに更に近づく方向へ漸次移動する。S10において、CPU28は情報記録面2aに対してフォーカス引き込み動作を開始する。
以上のように、表面2bによるフォーカス誤差信号およびフォーカス和信号を検出する際に、RFアンプ18の増幅率を通常の増幅率に比較して大きい増幅率である第1の増幅率に設定することにより、RFアンプ18から出力される表面2bからの反射光によるフォーカス誤差信号およびフォーカス和信号の検出信号が大きな信号となり確実に検出でき、表面2bであることを判定できる。表面2bを検出した後は、増幅率を通常の増幅率である第2の増幅率に設定することにより、情報記録面2aを検出し、情報記録面2aに対してレーザ光の焦点を引き込む動作を行うことができる。このようにして、光ディスク2の表面2bと情報記録面2aの区別をおこなうことにより、安定したフォーカス制御が可能となる。
本発明に係る光ディスク装置の内部の構成を表わすブロック図。 光ディスクと対物レンズの位置関係とフォーカス誤差信号およびフォーカス和信号の関係を示す図。 本発明に係わる光ディスクと対物レンズの位置関係とフォーカス誤差信号、フォーカス和信号及びRFアンプの増幅率の関係を示す図。 光ディスクの情報記録面にレーザ光の焦点を引き込む工程のフロー図。
符号の説明
1 光ディスク装置
2 光ディスク
2a 情報記録面
2b 表面
6 対物レンズ
7 フォーカスアクチュエータ
12 レーザダイオード
13 レーザ駆動回路
14 レーザ制御回路
17 光検出器
18 RFアンプ
19 A/D・D/A変換器
20 フォーカシング制御回路
21 フォーカスアクチュエータ駆動回路
28 CPU
30 RAM
31 ROM
32 インターフェース回路
33 ホスト装置

Claims (5)

  1. 光ディスクの情報記録面上にレーザ光を集光させるための対物レンズと前記光ディスクからの反射光を受光する分割された受光部を備えた光検出器とを有する光ピックアップと、
    前記光検出器の出力信号からフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号を生成する信号処理手段と、
    前記信号処理手段によって生成されたフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号から前記対物レンズのフォーカス方向の位置を制御するためのフォーカス制御信号を生成するフォーカス制御手段と、
    前記光ディスクの情報記録面に前記レーザ光の焦点を引き込む工程において、前記信号処理手段によってフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号が生成されるときの信号増幅率を設定し、前記対物レンズが前記光ディスクの前記対物レンズ側の表面に焦点を結ぶ位置より前記表面から離れた位置において第1の増幅率を設定し、前記対物レンズが漸次前記光ディスクの方向へ移動し、前記表面に焦点を合わせた位置において前記表面からの反射光によるフォーカス和信号を検出した後で第2の増幅率を設定する増幅率設定手段とを
    有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記対物レンズが前記表面に焦点を合わせた位置における前記表面からの反射光によるフォーカス和信号と予め設定された第1の閾値とを比較し、該フォーカス和信号が前記第1の閾値より大きいと判定されたとき、該フォーカス和信号が前記表面からの反射光によるフォーカス和信号であると判定する判定手段を有することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記対物レンズが前記情報記録面に焦点を合わせた位置における前記情報記録面からの反射光によるフォーカス和信号と予め設定された第2の閾値とを比較し、該フォーカス和信号が前記第2の閾値より大きいと判定されたとき、該フォーカス和信号が前記情報記録面からの反射光によるフォーカス和信号であると判定する判定手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の光ディスク装置。
  4. 前記第1の増幅率が前記第2の増幅率より大きいことを特徴とする請求項1乃至3記載の光ディスク装置。
  5. 光ディスクの情報記録面上にレーザ光を集光させるための対物レンズと前記光ディスクからの反射光を受光する分割された受光部を備えた光検出器とを有する光ピックアップと、
    前記光検出器の出力信号からフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号を生成する信号処理手段と、前記信号処理手段によって生成されたフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号から前記対物レンズのフォーカス方向の位置を制御するためのフォーカス制御信号を生成するフォーカス制御手段と、前記信号処理手段によってフォーカス誤差信号及びフォーカス和信号が生成されるときの信号増幅率を設定する増幅率設定手段とを有する光ディスク装置における前記光ディスクの情報記録面に前記レーザ光の焦点を引き込むフォーカス制御方法において、
    前記増幅率を第1の増幅率に設定するステップと、
    前記対物レンズを前記光ディスクの前記対物レンズ側の表面に焦点を結ぶ位置より前記表面から離れた位置に移動するステップと、
    前記対物レンズを漸次前記光ディスクの方向へ移動するステップと、
    前記対物レンズが前記表面に焦点を合わせた位置における前記表面からの反射光によるフォーカス和信号と予め設定された第1の閾値とを比較し、該フォーカス和信号が前記第1の閾値より大きいと判定されたとき、該フォーカス和信号が前記表面からの反射光によるフォーカス和信号であると判定するステップと、
    フォーカス和信号が前記表面からの反射光によるフォーカス和信号であると判定された後で前記増幅率を第1の増幅率に設定するステップと、
    前記対物レンズを漸次前記光ディスクの方向へ移動して、前記対物レンズが前記情報記録面に焦点を合わせた位置における前記情報記録面からの反射光によるフォーカス和信号と予め設定された第2の閾値とを比較し、該フォーカス和信号が前記第2の閾値より大きいと判定されたとき、該フォーカス和信号が前記情報記録面からの反射光によるフォーカス和信号であると判定するステップと、
    フォーカス和信号が前記情報記録面からの反射光によるフォーカス和信号であると判定された後で前記情報記録面に前記レーザ光の焦点を引き込むステップとを
    有することを特徴とするフォーカス制御方法。
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