JP2008138403A - 液圧ジャッキ装置及びその製法 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工時間を短縮しかつ安全性の高い液圧ジャッキ装置を提供する。
【解決手段】液圧ジャッキ装置(10)は、内部空洞(11)を有する扁平パイプ(1)と、扁平パイプ(1)の一端(1a)に液密に接続される入口管(2)と、扁平パイプ(1)の他端(1b)に接続される出口管(5)と、出口管(5)に液密にかつ着脱可能に固定される封止栓(6)とを備え、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体(4)を充填した後、コンクリート建造物内に埋設される。入口管(2)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体(4)を注入し、液体(4)の注入により内部空洞(11)内の空気を出口管(5)から迅速に排出した後、出口管(5)に封止栓(6)を液密に固定するので、内部空洞(11)内の空気を完全に排出できると共に、施工現場で出口管(5)を閉塞する必要がない。
【選択図】図1

Description

本発明は、液圧ジャッキ装置、特に、コンクリート建造物内に埋設された扁平パイプの内部空洞内に液体を圧入することにより、扁平パイプを外側に膨張させて、コンクリート建造物を破断する液圧ジャッキ装置に関連する。
従来、河川用橋梁又は高架道路等の継ぎ目には、橋梁又は道路の寒暖による伸縮を吸収する伸縮継手が用いられている。橋梁又は道路に伸縮継手を設置するには、床版の上面を切欠いてコンクリートから成る補強部を形成することが普通であるが、伸縮継手を取り換える際に古い補強部を除去する必要がある。これに対し、本発明者は、下記特許文献1に示すコンクリート構造物の一部を除去する方法を提案した。特許文献1によれば、補強部と床版との境界付近に扁平パイプを予め埋設し、補強部を除去する際に、扁平パイプの内部空洞内に液体を圧入することにより、扁平パイプを外側に膨張させて、床版から補強部を破断することができる。
しかしながら、扁平パイプは、ステンレス鋼等の金属から成る円形断面のパイプを扁平に圧縮し、長円形断面の内部空洞が扁平パイプ内に形成される。扁平パイプの内部空洞内に加圧水を供給して、加圧水の圧力を増加させる。内部空洞内に水圧が加えられると、扁平パイプは、水圧と扁平面の面積とを乗じた膨張力を扁平面に発生するので、扁平パイプは、水圧で膨張する大きな力を利用して、ジャッキとして使用することができる。この場合、密閉された扁平パイプの内部空洞内に空気が存在する状態で、扁平パイプの内部空洞内が破壊圧力に達すると、扁平パイプが破壊して、内部空洞内の圧縮空気の弾力作用により爆発が発生して、扁平パイプを構成する金属片及び周辺の砂又はコンクリート片等の一部が高速度で飛散するので、作業現場が極めて危険な状態となる問題があった。
本発明者は、図5に示すように、扁平パイプ(1)により形成される内部空洞(11)に連絡して扁平パイプ(1)の一端(1a)に入口管(2)を液密に接続し、扁平パイプ(1)の他端(1b)を溶接により密閉すると共に、入口管(2)の先端部(2a)にゴム製のキャップ(3)を着脱可能に被着した液圧ジャッキ装置(20)を製造した。この種の液圧ジャッキ装置(20)は、例えば、下記特許文献2に開示される。特許文献2は、内部空洞内に金網と液体とを充填した扁平パイプをコンクリート建造物内に埋設する構造物の解体法及び解体装置を開示する。特許文献2では、水を充填する内部空洞内から空気が排除されるので、扁平パイプが破壊しても、内部の水が穏やかに漏出するので、圧縮空気の弾力作用による金属片又は砂の飛散を防止できる。しかしながら、図5に示す従来の液圧ジャッキ装置(20)では、扁平パイプ(1)の他端(1b)を溶接により密封し、単一の入口管(2)から内部空洞(11)内に液体を充填するので、単一の入口管(2)から内部空洞(11)内の空気を円滑に排気できず、一部の空気が内部空洞(11)内に残留することがあった。
更に、本発明者は、下記特許文献3及び特許文献4に示す伸縮継手用補強部の除去装置を提案した。図6に示すように、特許文献3及び特許文献4は、内部空洞(11)を形成する扁平パイプ(1)と、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)に連絡して扁平パイプ(1)の一端(1a)に液密に接続される入口管(2)と、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)に連絡して扁平パイプ(1)の他端(1b)に接続される出口管(5)と、入口管(2)の先端部(2a)に着脱可能に被着するゴム製のキャップ(3)とを備える液圧ジャッキ装置(30)を開示する。図6の液圧ジャッキ装置(30)では、入口管(2)の先端部(2a)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体を注入して、上向の出口管(5)から内部空洞(11)内の空気を良好に排出することができる。図6に示す液圧ジャッキ装置(30)では、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体を充填した後、出口管(5)を閉塞し、その後、入口管(2)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に高圧で水を注入して、扁平パイプを膨張させることができる。
特開昭57−77759号公報 特公昭60−28986号公報 特開平7−305521号公報 特開2003−147713公報
しかしながら、図6の液圧ジャッキ装置(30)では、扁平パイプ(1)によりコンクリート建造物を破断する際に、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体を充填して、出口管(5)を閉塞するため、従来よりも施工時間が遅延する問題があった。また、施工現場で出口管(5)を密閉する液圧ジャッキ装置(30)では、出口管(5)内に空気が残留して、扁平パイプ(1)内から空気を完全に排出することはできなかった。更に、コンクリート建造物内に埋設した後、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体を充填するので、図6に示すように、入口管(2)と同様に、路面の上面まで出口管(5)も延伸させる必要があり、延伸する2本の導管により、ジャッキ装置(30)を設置する際の作業性が悪化した。よって、本発明は、施工時間の遅延を生じずに、扁平パイプ内から空気を完全に排出できる安全性の高い液圧ジャッキ装置及びその製法を提供することを目的とする。
本発明の液圧ジャッキ装置は、内部空洞(11)を形成する金属製の扁平パイプ(1)と、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)に連絡して扁平パイプ(1)の一端(1a)に液密に接続される入口管(2)と、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)に連絡して扁平パイプ(1)の他端(1b)に接続される出口管(5)と、出口管(5)の先端部(5a)に液密にかつ着脱可能に固定される封止栓(6)とを備え、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体(4)を充填した後、コンクリート建造物内に埋設される。入口管(2)の先端部(2a)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体(4)を注入し、液体(4)の注入により内部空洞(11)内の空気を出口管(5)から迅速に排出することができる。出口管(5)の先端部(5a)から液体(4)が流出し始めると、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内から十分な量の空気がほぼ完全に排出された状態となるので、液体(4)の注入を停止して、出口管(5)の先端部(5a)に封止栓(6)を液密に固定し、出口管(5)からの液体(4)の漏洩を防止する。従って、液圧ジャッキ装置を埋設したコンクリート建造物を除去する際に、出口管(5)の先端部(5a)を密封する必要がなく、入口管(2)から直ちに水圧を加えて、扁平パイプ(1)を外側に膨張させて、コンクリート建造物を短時間で破断できる。また、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内から空気を完全に排出することができるので、圧縮空気の作用により扁平パイプ(1)の金属片及び周辺の砂又はコンクリート片等が飛散するのを防止することができる。
本発明の液圧ジャッキ装置の製法は、内部空洞(11)を形成する金属製の扁平パイプ(1)の一端(1a)に入口管(2)を扁平パイプ(1)の内部空洞(11)に連絡して液密に接続すると共に、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)に連絡して扁平パイプ(1)の他端(1b)に出口管(5)を液密に接続して、扁平パイプ組立体(19)を形成する工程と、入口管(2)の先端部(2a)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体(4)を注入する過程と、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内への液体(4)の注入に伴い、出口管(5)の先端部(5a)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内の空気を排出する過程と、出口管(5)の先端部(5a)から空気が排出された後に液体(4)が先端部(5a)から排出されたとき、出口管(5)の先端部(5a)に封止栓(6)を液密に固定する過程とを含む。
本発明によれば、扁平パイプの内部空洞内の空気を排出して液体が予め充填された液圧ジャッキ装置をコンクリート建造物内に埋設できるので、安全性高くかつ短時間でコンクリート建造物を破断して除去することができる。
以下、本発明による液圧ジャッキ装置及びその製法の実施の形態を図1〜図4について説明する。但し、図1では図5に示す箇所と実質的に同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1に示すように、本実施の形態の液圧ジャッキ装置(10)は、内部空洞(11)を有する直線状の扁平パイプ(1)と、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)に連絡して扁平パイプ(1)の一端(1a)に液密に接続される入口管(2)と、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)に連絡して扁平パイプ(1)の他端(1b)に接続される出口管(5)と、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に充填される液体(4)と、出口管(5)の先端部(5a)に液密にかつ着脱可能に固定される封止栓(6)と、入口管(2)の先端部(2a)に着脱可能に被着されるゴム製のキャップ(3)とを備える。扁平パイプ(1)は、クロムを含有するステンレス鋼により形成され、例えば、2500〜4500mm程度の長さ寸法、40〜60mm程度の幅寸法及び5〜15mm程度の高さ寸法を有する。また、扁平パイプ(1)は、1〜5mm程度の厚さ寸法を有する。クロムを含有するステンレス鋼により扁平パイプ(1)を形成するので、扁平パイプ(1)の内面及び外面にクロムの酸化皮膜を形成して、扁平パイプ(1)に錆びが生じるのを防止することができる。本実施の形態では、扁平パイプ(1)を耐食性の金属により形成するが、液体(4)内に防錆剤を添加し又は扁平パイプ(1)の内面に防錆加工を施してもよい。
液圧ジャッキ装置(10)は、入口管(2)から内部空洞(11)内に加圧液体を圧入して扁平パイプ(1)を膨張させるが、扁平パイプ(1)内に予め充填する液体(4)と加圧液体とは、共に蒸留水、水道水又は工業用水等の水が使用される。液体(4)及び加圧液体を油等の他の液体により形成してもよいが、環境汚染を考慮して水を使用することが好ましい。入口管(2)は、扁平パイプ(1)の一端(1a)の扁平断面に沿って形成されかつ扁平パイプ(1)の一端(1a)を密封する接続部(2b)と、扁平パイプ(1)の平坦面(1c)に対して垂直に形成される垂直部(2c)と、接続部(2b)と垂直部(2c)とを連結する湾曲部(2d)と、垂直部(2c)の上端に形成されるソケット(2e)とを備える。図示しないが、ソケット(2e)に着脱可能にカプラが接続され、カプラに加圧液体源の接続管が接続され、加圧液体源から接続管、カプラ及びソケット(2e)を通じて、入口管(2)に加圧液体が供給される。入口管(2)は、扁平パイプ(1)の平坦面(1c)に対してほぼ直角に湾曲させて扁平パイプ(1)から延伸させるため、床版に対して平行に扁平パイプ(1)の平坦面(1c)を配置した状態でコンクリート建造物内に液圧ジャッキ装置(10)を埋設したとき、入口管(2)の先端部(2a)に被着されたキャップ(3)が路面の外部に露出する。キャップ(3)を取り外したとき、入口管(2)のソケット(2e)をコンクリート建造物内から外部に露出することができる。例示する液圧ジャッキ装置(10)では、ソケット(2e)の上端を入口管(2)の先端部(2a)とする。
出口管(5)は、扁平パイプ(1)の他端(1b)の扁平断面に沿って形成されかつ扁平パイプ(1)の他端(1b)を密封する接続部(5b)と、扁平パイプ(1)の平坦面(1c)に対して平行に接続部(5b)から延伸して形成される平行部(5c)とを備え、平行部(5c)の端部に封止栓(6)が取り付けられる。例示する液圧ジャッキ装置(10)では、平行部(5c)の端部を出口管(5)の先端部(5a)とする。図2に示すように、出口管(5)の先端部(5a)は、内周面に雌ねじ部(16)を有する。封止栓(6)は、本体部(12)と、本体部(12)の底面の周辺部に形成される垂下部(13)と、本体部(12)の底面から下方に延伸する延伸部(14)と、垂下部(13)と延伸部(14)との間に形成される環状の溝部(15)とを有する。封止栓(6)の延伸部(14)は、外周面に雄ねじ部(17)を有する。
出口管(5)の先端部(5a)から封止栓(6)の延伸部(14)を挿入し、出口管(5)の雌ねじ部(16)と封止栓(6)の雄ねじ部(17)とを螺合して、出口管(5)の先端部(5a)に封止栓(6)をねじ連結することができる。封止栓(6)と出口管(5)とを接続したとき、封止栓(6)の垂下部(13)は、出口管(5)の先端部(5a)を包囲する。図2に示すように、封止栓(6)の溝部(15)にパッキン(7)を配置することで、封止栓(6)の雄ねじ部(17)を出口管(5)の雌ねじ部(16)に完全に係合させたとき、出口管(5)の先端部(5a)と封止栓(6)の溝部(15)とにパッキン(7)が密着して、封止栓(6)を液密に出口管(5)の先端部(5a)に固定することができる。封止栓(6)の延伸部(14)にテーパを形成し、出口管(5)の雌ねじ部(16)と封止栓(6)の雄ねじ部(17)との間にシールテープを配置してもよい。封止栓(6)に管用ねじを設けてもよい。
封止栓(6)は、出口管(5)の先端部(5a)の雌ねじ部(16)に封止栓(6)の雄ねじ部(17)の先端側を不完全に係合する仮締め状態と、出口管(5)の雌ねじ部(16)に封止栓(6)の雄ねじ部(17)を液密に完全に係合する本締め状態との間で選択的に出口管(5)の先端部(5a)に固定できる。出口管(5)の先端部(5a)に完全に封止栓(6)を固定しない仮締め状態で封止栓(6)を取り付けて、入口管(2)の先端部(2a)から液体(4)を注入すれば、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内の空気を出口管(5)から排出することができる。封止栓(6)と出口管(5)との間の間隙から液体(4)の一部が漏出した後に、出口管(5)の先端部(5a)に完全に封止栓(6)を液密に固定すれば、内部空洞(11)内に液体(4)を短時間で充填できる。図1に示すように、封止栓(6)は、本体部(12)の外周面に突片(18)を有するので、作業者により封止栓(6)を容易に回転して、出口管(5)の先端部(5a)に封止栓(6)を強固に固定することができる。また、作業者は、封止栓(6)の取り付け時に突片(18)の移動を確認しながら、封止栓(6)の締め込み具合を良好に調節して、出口管(5)の先端部(5a)に封止栓(6)を仮締め状態又は本締め状態に取り付けることができる。
図1の液圧ジャッキ装置(10)によれば、入口管(2)の先端部(2a)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体(4)を注入し、液体(4)の注入により内部空洞(11)内の空気を出口管(5)から迅速に排出することができる。出口管(5)の先端部(5a)から液体(4)が流出し始めると、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内から十分な量の空気がほぼ完全に排出された状態となるので、液体(4)の注入を停止して、出口管(5)の先端部(5a)に封止栓(6)を液密に固定し、出口管(5)からの液体(4)の漏洩を防止する。従って、液圧ジャッキ装置を埋設したコンクリート建造物を除去する際に、内部空洞(11)内に液体を充填せずに、入口管(2)から直ちに水圧を加えて、扁平パイプ(1)を外側に膨張させて、コンクリート建造物を短時間で破断できる。
また、図1の液圧ジャッキ装置(10)は、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体(4)を充填した後に、入口管(2)の先端部(2a)にキャップ(3)を被着して、液体(4)を充填した液圧ジャッキ装置(10)を施工現場に搬送することができる。施工現場から離れた工場又はその他の場所で液圧ジャッキ装置(10)を製造するので、施工現場では、最小限の工事を短時間で行うことができる。コンクリート建造物内に液圧ジャッキ装置(10)を埋設する際に、扁平パイプ(1)内に液体(4)を十分に充填するため、コンクリート建造物若しくは車両の重量又は他の荷重若しくは衝撃を受けても、扁平パイプ(1)が潰れずに初期の形状を保持することができる。また、扁平パイプ(1)、入口管(2)及び出口管(5)内に空気が殆ど残存しないので、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に加圧液体を加えたときに、扁平パイプ(1)が圧力破壊しても、圧縮空気の爆発作用は発生せず、扁平パイプ(1)の破損した部分から液体(4)又は加圧液体が漏洩するに過ぎない。よって、液圧ジャッキ装置(10)は、過度の液圧を密封体内に供給しても爆発破壊する危険のない安全性を備える。
本実施の形態の液圧ジャッキ装置(10)を製造する際に、図3に示すように、例えば、円形断面を有するステンレス製のパイプ(9)が準備される。次に、図4に示すように、パイプ(9)をローラにより圧延して又は他の方法により押圧して扁平に成形する。続いて、入口管(2)及び出口管(5)が準備され、入口管(2)の接続部(2b)を扁平パイプ(1)の一端(1a)に融着すると共に、出口管(5)の接続部(5b)を扁平パイプ(1)の他端(1b)に融着する。入口管(2)の接続部(2b)及び出口管(5)の接続部(5b)には、開口部(21)が形成され、扁平パイプ(1)の両端に入口管(2)及び出口管(5)を融着したとき、入口管(2)及び出口管(5)の各開口部(21)と扁平パイプ(1)の両端に形成された開口部(11a)とが連絡される。入口管(2)は、扁平パイプ(1)の平坦面(1c)に対してほぼ直角に湾曲させた状態で扁平パイプ(1)の一端(1a)に融着されるのに対し、出口管(5)は、扁平パイプ(1)の平坦面(1c)に対してほぼ平行な状態で扁平パイプ(1)の他端(1b)に融着される。本工程により、扁平パイプ(1)、入口管(2)及び出口管(5)から成る扁平パイプ組立体(19)が形成される。
次に、扁平パイプ組立体(19)は、封止栓(6)により出口管(5)の先端部(5a)を密封した状態で、水中に浸漬される。入口管(2)から内部空洞(11)内に空気圧を加えることで、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内から水中に空気が漏出するか否かを検査することができる。続いて、扁平パイプ組立体(19)を傾斜させて、封止栓(6)を上方に移動させ、入口管(2)の先端部(2a)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体(4)を注入しながら、出口管(5)の先端部(5a)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内の空気を排出する。出口管(5)の先端部(5a)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内の空気を排出する際に、封止栓(6)の雄ねじ部(17)と出口管(5)の雌ねじ部(16)とは、仮締め状態で係合される。出口管(5)に封止栓(6)を仮締め状態で取り付けるため、入口管(2)の先端部(2a)から扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体(4)を注入して、封止栓(6)と出口管(5)との間の間隙から内部空洞(11)内の空気を外部に排出することができる。封止栓(6)と出口管(5)との間の間隙から液体(4)の一部が漏出した後に、封止栓(6)の雄ねじ部(17)を出口管(5)の雌ねじ部(16)に液密に完全に係合する本締め状態に封止栓(6)を出口管(5)の先端部(5a)に固定する。最後に、入口管(2)の先端部(2a)にキャップ(3)を被着して、図1の液圧ジャッキ装置(10)が完成する。
図1の液圧ジャッキ装置(10)を橋梁又は高架道路の伸縮継手に使用する際に、床版の上面に取り付けられた支持鉄筋上に複数の液圧ジャッキ装置(10)を載置する。次に、液圧ジャッキ装置(10)の扁平パイプ(1)上に固定鉄筋を取り付ける。支持鉄筋と固定鉄筋との間で液圧ジャッキ装置(10)を保持することにより、補強部を形成するコンクリートを打設する際に、液圧ジャッキ装置(10)が移動するのを防止できる。施工現場に液圧ジャッキ装置(10)を搬送する前に、扁平パイプ(1)の内部空洞(11)内に液体(4)を充填するので、出口管(5)を上方に延伸させて、打設するコンクリートから露出させる必要がなく、出口管(5)は、扁平パイプ(1)の幅寸法と同一又は僅かに延伸する短い長さに形成することができる。よって、延伸する出口管(5)により、液圧ジャッキ装置(10)の設置作業、固定鉄筋の設置作業又はコンクリートの打設等の他の作業が阻害されず、容易かつ短時間に液圧ジャッキ装置(10)を床版と補強部との間に埋設することができる。また、本実施の態様の液圧ジャッキ装置(10)では、扁平パイプ(1)が直線状に形成され、支持鉄筋に接触し易いU字形等の他の形状の扁平パイプよりも液圧ジャッキ装置(10)を設置する際の作業性を向上することができる。更に、施工現場で出口管(5)を閉塞する必要がないので、例えば、橋梁又は高架道路の伸縮継手に液圧ジャッキ装置(10)を使用したときに、入口管(2)を橋梁又は高架道路の縁部又は路肩に配置し、出口管(5)を道路側のコンクリート内に配置することができる。
本発明の実施の態様は前記実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。図示しないが、扁平パイプ(1)は、直線状に限定されず、液圧ジャッキ装置(10)を設置する際の作業性が低下するが、U字形等の他の形状に扁平パイプ(1)を形成してもよい。また、橋梁又は高架道路の伸縮継手に仮設された補強部の除去作業のみならず、他の仮設建造物の除去作業に液圧ジャッキ装置(10)を使用してもよい。
本発明は、河川用橋梁又は高架道路等の継ぎ目に使用される伸縮継手の取換作業に良好に適用することができる。
本発明の実施の形態を示す液圧ジャッキ装置の斜視図 図1を構成する出口管の先端部及び封止栓の部分断面図 図1を形成するパイプの斜視図 図1を構成する扁平パイプ組立体の分解斜視図 従来の液圧ジャッキ装置の斜視図 出口管を有する従来の液圧ジャッキ装置の正面図
符号の説明
(1)・・扁平パイプ、 (1a)・・一端、 (1b)・・他端、 (2)・・入口管、 (2a)・・先端部、 (3)・・キャップ、 (4)・・液体、 (5)・・出口管、 (5a)・・先端部、 (6)・・封止栓、 (11)・・内部空洞、 (16)・・雌ねじ部、 (17)・・雄ねじ部、 (19)・・扁平パイプ組立体、

Claims (10)

  1. 内部空洞を形成する金属製の扁平パイプと、
    扁平パイプの内部空洞に連絡して扁平パイプの一端に液密に接続される入口管と、
    扁平パイプの内部空洞に連絡して扁平パイプの他端に接続される出口管と、
    出口管の先端部に液密にかつ着脱可能に固定される封止栓とを備え、
    扁平パイプの内部空洞内に液体を充填した後、コンクリート建造物内に埋設されることを特徴とする液圧ジャッキ装置。
  2. 出口管の先端部に形成された雌ねじ部と、封止栓に形成されかつ出口管の雌ねじ部にねじ連結できる雄ねじ部とを備え、
    出口管の雌ねじ部に封止栓の雄ねじ部を不完全に係合する仮締め状態と、出口管の雌ねじ部に封止栓の雄ねじ部を液密に完全に係合する本締め状態との間で出口管の先端部に封止栓を選択的に固定できる請求項1に記載の液圧ジャッキ装置。
  3. 入口管の先端部に着脱可能にキャップを被着した請求項1又は2に記載の液圧ジャッキ装置。
  4. 液体内に防錆剤を添加し、扁平パイプを耐食性の金属により形成し又は扁平パイプの内面に防錆加工を施した請求項1〜3の何れか1項に記載の液圧ジャッキ装置。
  5. 扁平パイプの平坦面に対してほぼ直角に入口管を湾曲させて扁平パイプから延伸させた請求項1〜4の何れか1項に記載の液圧ジャッキ装置。
  6. 内部空洞を形成する金属製の扁平パイプの一端に入口管を扁平パイプの内部空洞に連絡して液密に接続すると共に、扁平パイプの内部空洞に連絡して扁平パイプの他端に出口管を液密に接続して、扁平パイプ組立体を形成する工程と、
    入口管の先端部から扁平パイプの内部空洞内に液体を注入する過程と、
    扁平パイプの内部空洞内への液体の注入に伴い、出口管の先端部から扁平パイプの内部空洞内の空気を排出する過程と、
    出口管の先端部から空気が排出された後に液体が先端部から排出されたとき、出口管の先端部に封止栓を液密に固定する過程とを含む液圧ジャッキ装置の製法。
  7. 出口管の先端部から扁平パイプの内部空洞内の空気を排出する過程は、
    封止栓の雄ねじ部を不完全に出口管の雌ねじ部に係合する仮締め状態で封止栓を出口管の先端部に取り付ける過程と、
    入口管の先端部から扁平パイプの内部空洞内に液体を注入して、封止栓と出口管との間の間隙から内部空洞内の空気を外部に排出する過程と、
    封止栓と出口管との間の間隙から液体の一部が漏出した後に、封止栓の雄ねじ部を出口管の雌ねじ部に液密に完全に係合する本締め状態に封止栓を出口管の先端部に固定する過程とを含む請求項6に記載の液圧ジャッキ装置の製法。
  8. 入口管の先端部に着脱可能にキャップを被着する過程を含む請求項6又は7に記載の液圧ジャッキ装置の製法。
  9. 扁平パイプ組立体を形成する過程は、扁平パイプの平坦面に対してほぼ直角に湾曲させた入口管を扁平パイプの内部空洞に連絡して扁平パイプの一端に液密に接続する過程を含む請求項6〜8の何れか1項に記載の液圧ジャッキ装置の製法。
  10. 扁平パイプ組立体を準備する過程は、封止栓により出口管の先端部を密封した状態で、扁平パイプ組立体を水中に浸漬する過程と、
    入口管から内部空洞内に空気圧を加える過程と、
    扁平パイプの内部空洞内から水中に空気が漏出するか否かを検査する過程とを含む請求項6〜9の何れか1項に記載の液圧ジャッキ装置の製法。
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