JP2001163361A - 梱包装置 - Google Patents

梱包装置

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JP2001163361A
JP2001163361A JP34649699A JP34649699A JP2001163361A JP 2001163361 A JP2001163361 A JP 2001163361A JP 34649699 A JP34649699 A JP 34649699A JP 34649699 A JP34649699 A JP 34649699A JP 2001163361 A JP2001163361 A JP 2001163361A
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Japan
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packing
box
packing box
packed
bag body
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JP34649699A
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English (en)
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Shoji Hoshino
彰司 星野
Yuji Suzuki
鈴木  勇二
Yasuhisa Yamazaki
靖久 山崎
Hiroaki Kobayashi
博明 小林
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、外形の異なる被梱包物であって
も容易に梱包できる梱包装置を提供することにある。 【解決手段】 複数の箱部材(第一の梱包箱10、第二
の梱包箱20)からなり、これらの箱部材を互いに相対
移動させることにより内容積を可変できる梱包箱1と、
不通気性材料により形成され脱気口を有する袋体31、
この袋体31内に収容され脱気されるにつれて互いに密
着状態に集合して固化状態となる粒状体32とから構成
されたフィット体30とからなり、前記梱包箱1に入れ
られた被梱包物(壷5)の外面と梱包箱1の内壁との間
にフィット体30を配置し、箱部材を相対的に接近させ
ることにより内容積を小さくして、袋体31内の空気を
脱気し粒状体を固化させることにより被梱包物を梱包箱
1内に固定的に保持するようにし、被梱包物の形状に拘
わらず梱包できるようにした梱包装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被梱包物を梱包
する梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、梱包箱内に被梱包物を入れて梱包
する場合は、一般的には発泡スチロールなどによって、
被梱包物の外面に沿った形状つまり外形に合わせて成型
した保持体によって、梱包箱内に被梱包物を動かないよ
うにつまり固定的に保持して梱包する方法、あるいはボ
ール紙などで形成した保持体を、梱包箱内で被梱包物が
動かないように梱包箱の内壁と被梱包物の外面との間に
入れて梱包する方法などが採用されている。
【0003】このように保持体を用いて被梱包物を梱包
箱内に入れて梱包する方法は、梱包の際に、それぞれ異
なる形状に形成された複数の保持体をそれぞれ所定の位
置に間違いなく配置しなければならないことから、梱包
作業が煩雑となり作業性が悪いとともにコスト的にも高
くなり、また、被梱包物の外形はそれぞれ異なることか
ら、それぞれの被梱包物に合わせた形状の保持体を準備
しなければならいため保持体の共通化が図れないもので
あり、また、被梱包物の外形が複雑な場合は保持体の製
作が容易ではないという問題がある。
【0004】また、上記のような問題を解決したもの
が、実公昭56−12217号公報に「包装容器」とし
て記載されている。この公報に記載されている包装容器
は、柔軟可撓性を有するとともに気密性を有する袋体に
空気抜き栓を設け、この袋体の内部に粒状体を所要量充
填密封して保持体を構成し、そして、被包装物品を箱体
内に収納する場合は、減圧しないで硬くなっていない状
態の複数の保持体を重ねて箱体内に入れ、これら各保持
体間の間隔部に被包装物品を収納するとともに、保持体
を被包装物品の形状に沿うように部分的に湾曲あるいは
凹凸に変形させて被包装物の外面に密接させて、この状
態で空気抜き栓から真空ポンプによって保持体内部の空
気を抜くことによって前記密着状態のまま、保持体を固
形化させることにより被包装物品を緩衝的に箱体内に保
持するようにしたものである。
【0005】なお、上記公報には明記されていないが、
減圧されていない保持体を被包装物品の外形形状に沿わ
せて密着させるためには、箱体の上蓋を閉蓋し保持体を
被包装物品に押圧させる必要があり、したがって、保持
体内部の空気を抜くのは箱体の上蓋を閉蓋した状態でな
すものである。
【0006】この公報に記載されている保持体は、これ
を構成する袋体が柔軟可撓性を有することから、被包装
物品の形状に沿うつまり変形するものであるため各外形
部分に合わせるなどのための複数の保持体を設ける必要
はなく、また、種々の形状の異なる被包装物品にも適用
できることから共通化を図ることができるという利点を
有するが、しかし、上記したように減圧しない状態の各
保持体の間に被包装物品を収納して、箱体の上蓋を閉蓋
して保持体を被包装物品に押し付けて外形に沿わせて密
着させ、この状態つまり上蓋を閉蓋した後に保持体内部
の空気を抜くものであることから、各保持体が収縮した
際に隣接する被包装物と保持体との間、特に上下方向に
間隙が生じ、箱体に振動などが加わると被包装物が動い
てしまうという事態が生じ、場合によっては被包装物が
損傷するという虞がある。
【0007】また、上記公報に記載の包装容器は、保持
体内部の空気を真空ポンプを用いて抜くものであるか
ら、真空ポンプを必要とするとともにその空気抜をする
という煩雑な作業を要するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の被
梱包物を梱包する方法のうち、保持体を用いて被梱包物
を梱包箱内に入れて梱包する方法は、梱包作業が煩雑と
なり作業性が悪いとともに、コスト的にも高くなり、ま
た、被梱包物の外形はそれぞれ異なることからそれぞれ
の被梱包物に合わせて保持体としなければならないた
め、保持体の共通化が図れないものであり、また、被梱
包物の外形が複雑な場合は保持体の製作が容易でなくな
るという問題があり、また、上記公報に記載された包装
容器は、減圧しない状態の各保持体の間に被包装物品を
収納して、箱体の上蓋を閉蓋して保持体を被包装物品に
押し付けてその外形に沿わせて密着させた後に保持体内
部の空気を抜くものであることから、各保持体が収縮し
た際に隣接する被包装物と保持体との間、特に上下方向
に間隙が生じ、箱体に振動などが加わると被包装物が動
いてしまうという事態が生じ、場合によっては被包装物
が損傷するという虞があり、また、保持体内部の空気を
真空ポンプを用いて抜くものであるから、真空ポンプを
必要とするとともにその空気抜をするという煩雑な作業
を要するという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1の発明は、複数の箱部材
からなりこれらの箱部材を互いに相対移動させることに
より内容積を可変できる梱包箱と、不通気性材料により
形成され脱気口を有する袋体、この袋体内に収容され脱
気されるにつれて互いに密着状態に集合して固化状態と
なる粒状体とから構成され、前記梱包箱に入れられた被
梱包物の外面と梱包箱内壁との間に配置されるフィット
体とからなり、箱部材を相対的に接近させて内容積を小
さくすることにより前記袋体内の空気を脱気させて、こ
のフィット体によって被梱包物を梱包箱内に固定的に保
持する梱包装置としたものである。
【0010】このように請求項1の発明は、複数の箱部
材からなり内容積を変えることができる梱包箱内に、不
通気性材料により形成され脱気口を有する袋体、この袋
体内に収容され脱気されるにつれて互いに密着状態に集
合して固化状態となる粒状体とから構成されたフィット
体を非脱気状態として被梱包物の外面と梱包箱の周壁と
の間に配置するとともに、前記箱部材を相対的に接近さ
せて内容積を小さくすることにより前記袋体内の空気を
脱気させ梱包箱内に入れらた被梱包物を梱包箱内に固定
的に保持して梱包するものであるため、梱包箱内に被梱
包物をフィット体を介在させて入れ、箱部材を相対的に
接近させて内容積を小さくすることにより、フィット体
内の空気は前記近接させることに伴って自動的に脱気さ
れて被梱包物の外形に沿うとともに固化状態となり、被
梱包物は梱包箱内に固定的に保持されて梱包されるもの
であるため、梱包作業を容易とすることができるという
作用を有するものである。また、フィット体は袋体内の
空気の脱気が進むにつれて被梱包物の外形に沿うもので
あることから、どのような外形の被梱包物に対しても適
用できるつまり異なる形状の被梱包物に対しても共通に
用いることができるという作用を有するものである。ま
た、請求項2に発明は、請求項1の発明において、フィ
ット体の袋体の脱気口に脱気した後に袋体内への外気の
流入を阻止する弁を設けた梱包装置としたものである。
このように請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、フィット体の袋体の脱気口に脱気した後に袋体内へ
の外気の流入を阻止する弁を設けた梱包装置としたこと
から、請求項1の発明の作用に加えて、フィット体は脱
気された状態に維持されるため固化状態が確実に維持さ
れることから、梱包箱内に被梱包物を確実に保持できる
という作用を有するものである。また、請求項3の発明
は、請求項2の発明において、弁を袋体内の脱気時にの
み開く逆止弁とした梱包装置としたものである。このよ
うに請求項3の発明は、請求項2の発明において、弁を
袋体内の脱気時にのみ開く逆止弁とした梱包装置とした
ことから、請求項2の発明の作用に加えて、梱包の際に
箱部材を相対的に接近移動させて内容積を小さくするつ
れて袋体内の空気は自動的に脱気され、前記移動が停止
されると自動的に逆止弁が閉じるため、操作が簡単とな
るとともにフィット体は脱気された状態に維持され固化
状態が確実に維持されることから、梱包箱内に被梱包物
を確実に保持できるという作用を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の梱包装置Aの
実施の形態を図1ないし図4に基いて説明する。この梱
包装置Aは、梱包箱1とこの梱包箱1内に配置されるフ
ィット体30とから構成されている。
【0012】図1は、内部に被梱包物(不図示)収納し
たつまり梱包した状態の梱包箱の斜視図であり、この図
において符号1は梱包箱であり、この梱包箱1は、図2
に示すように下側を開口11とした有底角筒状に形成さ
れた箱部材としての第一の箱部材10と、上側を開口2
1とした同じく有底角筒状に形成された箱部材としての
第二の箱部材20とから構成されている。また、第一の
箱部材10の周壁の内周面は、第二の箱部材20の周壁
の外周面に摺接しつつ嵌合するようにつまり蓋として機
能する構成となっている。
【0013】したがって、第二の箱部材20に対して第
一の箱部材10を嵌合させて、下方に移動させる、つま
り第一の箱部材10と第二の箱部材20とを相対的に移
動させたときは、梱包箱1の内容積は小さくなるように
変化するものである。
【0014】また、第一の箱部材10には図1、図2に
示すように、一側壁に後述する挿入管33を挿通させる
貫通孔12が形成されており、また、第二の箱部材20
にも同様に一側壁に挿入管33を挿通させる貫通孔22
が形成されている。
【0015】なお、図1において符号2は、第一の箱部
材10と第二の箱部材20を締結している締結バンドで
ある。
【0016】つぎに、第一の箱部材10と第二の箱部材
20内に配設されるフィット体30について説明する。
フット体30は、図2、図3に示すように合成樹脂から
なる軟質かつ不通気性を有するシート部材によって形成
された袋体31、この袋体31内に密封状態で収容され
た、例えば発泡スチロールからなり緩衝性を有する球形
などの小さな粒体からなる多数の粒状体32とから構成
されている。また、前記袋体31には図2、図3に示す
ように、脱気口としての連通孔33aを有する挿入管3
3が気密状態にして一体に取り付けられており、この挿
入管33の前記連通孔33aには常時は閉じて袋体31
に外部から空気が入り込むことを阻止し、袋体31内の
内圧が所定値よりも大きくなったとき開き内部の空気を
外部に逃がすように動作する逆止弁34が取り付けられ
ている。
【0017】なお、上記図2、図3における袋体31の
内部に収容されている粒状体32の状態は模式的に示し
たものである。同様に後の説明に用いる図4の袋体31
の内部に収容されている粒状体32の状態も模式的に示
したものである。
【0018】そして、上述したように前記梱包装置Aは
前記梱包箱1とフィト体30とによって構成されている
ものである。
【0019】つぎに、上記のように構成された、梱包装
置Aを用いて被梱包物を梱包する際の動作順序を、被梱
包物としての壷5を梱包する場合を図4に基いて説明す
る。まず、第一の梱包箱10および第二の梱包箱20に
それぞれ、開口11および開口21よりフット体30を
入れて、そして、挿入管33をそれぞれの貫通孔12お
よび22に挿通して嵌合する。この挿入管33を貫通孔
12および22に嵌合させることによって、保持体30
は第一の梱包箱10および第二の梱包箱20の内部に仮
止めされて配置される。
【0020】ついで、前記第二の梱包箱20の開口より
壷5を入れてその底部つまり壷底を保持体30の上に載
置する。そして、壷5の載置によりフィット体30は壷
5の重量によって押圧力を受けるが、この押圧力によっ
て袋体31内部の気圧は高くなるが、この状態では前記
逆止弁34は動作しないようになっている。つぎに、図
4(A)に示すように、フット体30が配置されている
第一の梱包箱30を、第二の梱包箱20に蓋をするよう
に対向させ、ついで、図4(B)に示すように図示しな
いが手によって第一の梱包箱10を下方に向けて徐々に
押し下げて第二の梱包箱20を蓋するように下方に向け
て移動させる。
【0021】第一の梱包箱10が下方に向けて押し下げ
る力によって下方つまり第二の梱包箱20に接近する方
向に移動すると、第一の梱包箱10および第二の梱包箱
20によって形成される内容積つまり梱包箱1の内容積
は次第に減少する。一方壷5の梱包箱1内に占める容積
は変化しないことから、第一の梱包箱10および第二の
梱包箱20に配置されているフィット体30は、それぞ
れ壷5の口部および壷底と第一の梱包箱10および第二
の梱包箱20の壁面によって押圧され、袋体31の気圧
は高くなり、前記逆止弁34が開き袋体31の内部の空
気の外部への排出つまり脱気が開始される。つまり、第
一の梱包箱10を第二の梱包箱20に接近する方向に移
動する動作に伴って袋体31の脱気がなされるものであ
る。
【0022】そして、前記袋体31内の空気の脱気は、
第一の梱包箱10を第二の梱包箱20に接近する方向に
移動している間なされており、この脱気が進むにつれて
袋体31の壷5の壷底および口部によって押し付けられ
る部分は押されて徐々に凹み、この凹み内に前記壷底お
よび口部が入り込むようになる。換言すれば、袋体31
は徐々に壷5の壷底および口部の外周つまり外形に沿う
ことになる。このように、脱気が進みにつれて袋体31
が前記壷5の外形つまり壷底および口部の表面に沿うこ
とから、内部の粒状体32また壷底および口部の表面に
沿って密着して固化状態が進むことになる。
【0023】そして、梱包作業者が第一の梱包箱10を
押し下げるに要する力加減によって、第一の梱包箱10
が第二の梱包箱20に対して所定量(壷5が第一の梱包
箱10と第二の梱包箱20とによって梱包箱1内に正規
の状態に保持される状態となる量)移動しと認識したと
き、梱包作業者は第一の梱包箱10を押し下げることを
止める。この状態を示してのが図4(C)であり、壷5
は、壷底および口部の外形に沿って固化したフィット体
30によって第二の梱包箱20および第一の梱包箱10
によって梱包箱1内に動くことなく確実に収納される。
この状態で図1に示すように締結バンド2によって締結
し、第一の梱包箱10と第二の梱包箱20との上下方向
に動かないように固定することによって梱包は完了す
る。
【0024】そして、梱包した状態においては、フィッ
ト体30の粒状体32は緩衝性を有することから、梱包
箱1が外部から衝撃を受けたとしても、粒状体32の緩
衝作用により壷5の損傷は確実に防止されるものであ
る。
【0025】なお、梱包を解き壷5を取り出すときは、
まず、第一の梱包箱10の逆止弁34を外部から棒状部
材などによって強制的に開くと、脱気つまり減圧されて
いる袋体31内に外気が流入し、粒状体32の固化状態
が解かれて自由状態となりことから、壷5の口部のくび
れた部分に沿って固化状態となっている粒状体32も自
由状態となる。
【0026】この状態として第一の梱包箱10を上方に
持ち上げて第二の梱包箱20から外す。このとき第二の
梱包箱20のフィット体30は、まだ、固化状態に維持
されていることから、壷5はその壷底を固化状態となっ
ているフィト体30に形成されている凹部に直立状態で
保持されていることから倒れることない。
【0027】ついで、第二の梱包箱20の逆止弁34を
同様に外部から棒状部材などによって強制的に開き、脱
気されている袋体31内に外気を流入させて、粒状体3
2の固化状態を解き自由状態として、壷5を開口21か
ら取り出す。なお、第二の梱包箱20のフィット体30
が壷5の最大外径を超えた周囲まで沿って固化状態とな
っていないときは勿論、フィット体30の脱気を解除す
ることなく取り出すことができるものである。
【0028】このように上記梱包装置1は、複数の箱部
材つまり第一の梱包箱10と第二の梱包箱20とからな
り内容積を変えることができる梱包箱1内に、不通気性
材料により形成され脱気口35を有する袋体31、この
袋体31内に収容され脱気されるにつれて互いに密着状
態に集合して固化状態となる粒状体5とから構成したフ
ィット体30を非脱気状態として壷5つまり被梱包物の
外面と梱包箱1の周壁との間に配置するとともに、前記
第一の梱包箱10と第二の梱包箱20を相対的に接近さ
せて梱包箱1の内容積を小さくすることにより、前記袋
体31内の空気を脱気させ梱包箱1内に入れらた壷5を
梱包箱1内に固定的に保持して梱包するものであるた
め、梱包箱1内に壷5をフィット体30を介在させて入
れ、第一の梱包箱10と第二の梱包箱20を相対的に接
近させて内容積を小さくすることにより、フィット体3
0内の空気は自動的に脱気されて壷5の外形に沿うとと
もに固化状態となり、壷5は梱包箱1内に固定的に保持
されて梱包されるものであるため、梱包作業を容易とす
ることができるものである。
【0029】また、フィット体30は袋体31内の空気
の脱気が進むにつれて被梱包物の外形に沿うものである
ことから、どのような外形の被梱包物に対しても適用で
きるため、異なる形状の被梱包物に対しても共通に用い
ることができるものである。また、フィット体30は繰
り返し使用することもできるものである。
【0030】また、袋体31に取り付けた挿入管の連通
孔33aに設ける弁を、袋体31内の脱気時にのみ開く
逆止弁34としたことから、梱包の際に第一の梱包箱1
0を第二の梱包箱20に対して相対的に接近移動させて
内容積を小さくするつれて袋体31内の空気は自動的に
脱気され、前記移動が停止されると自動的に逆止弁34
が閉じるため、操作が簡単となるとともにフィット体3
0は脱気された状態に維持され固化状態が確実に維持さ
れることから、梱包箱内に被梱包物を確実に保持できる
ものである。
【0031】なお、上記実施の形態においては、袋体3
1に設けた挿入管33の連通孔33aに逆止弁を設ける
構成としたが、これは逆止弁ではなく、挿入管33の連
通孔33aに弁としての栓を挿脱する構成として、脱気
する際は前記栓を連通孔33aから外し、脱気終了後に
挿入すて気密状態治する構成としてもよいものである。
【0032】また、例えば容積が大きくそして軽量であ
るものなど被梱包物の種類によっては、脱気した後減圧
状態を維持しなくとも脱気された状態では粒状体32は
互いに密着状態に維持されることから、このような被梱
包物の場合は、袋体31に弁を設けることなく単に連通
孔33aは開放状態する構成としても、被梱包物はフィ
ット体30によって保持されるものであるから、弁を設
ける必要はないものである。
【0033】また、上記実施の形態においては、箱部材
を第一の梱包箱10と第二の梱包箱20の二つとした
が、これは第一の梱包箱10と第二の梱包箱20とに嵌
合する箱部材を設けるなどしてさらに数を増やした構成
としてもよいものである。
【0034】また、上記梱包箱1はいわゆる周壁に囲ま
れた容器状としたが、これは周壁を有しない枠部材で形
成し内部に被梱包部材を収容する構成のものであっても
よいものである。換言すれば、この発明における梱包箱
の概念はいわゆる周壁に囲まれた容器状とした箱ではな
く、被包装物を収容する枠部材によって形成したものも
含むものである。
【0035】また、上記実施の形態においては、第一の
梱包箱10と第二の梱包箱20とを締結バンド5で締結
して、両者が離れないように構成したが、これは第一の
梱包箱10の内周壁面と第二の梱包箱20の外周壁面縦
方向に沿って複数の係止部を設け押し下げたときに自動
的に係止する係止部と被係止部を設けるようにしてもよ
く、このように構成したときは、第一の梱包箱10を第
二の梱包箱20に対して所定一まで下げるだけで、第一
の梱包箱10を第二の梱包箱20に自動的に結合させる
ことができ、したがって、梱包作業を容易とすることが
できるものである。
【0036】
【発明の効果】上記のように請求項1の発明は、複数の
箱部材からなり内容積を変えることができる梱包箱内
に、不通気性材料により形成され脱気口を有する袋体、
この袋体内に収容され脱気されるにつれて互いに密着状
態に集合して固化状態となる粒状体とから構成されたフ
ィット体を非脱気状態として被梱包物の外面と梱包箱の
周壁との間に配置するとともに、前記箱部材を相対的に
接近させて内容積を小さくすることにより前記袋体内の
空気を脱気させ梱包箱内に入れらた被梱包物を梱包箱内
に固定的に保持して梱包するものであるため、梱包箱内
に被梱包物をフィット体を介在させて入れ、箱部材を相
対的に接近させて内容積を小さくすることにより、フィ
ット体内の空気は前記近接させることに伴って自動的に
脱気されて被梱包物の外形に沿うとともに固化状態とな
り、被梱包物は梱包箱内に固定的に保持されて梱包され
るものであるため、梱包作業を容易とすることができる
という効果を有するものである。また、フィット体は袋
体内の空気の脱気が進むにつれて被梱包物の外形に沿う
ものであることから、どのような外形の被梱包物に対し
ても適用できるつまり異なる形状の被梱包物に対しても
共通に用いることができるという効果を有するものであ
る。また、請求項2に発明は、請求項1の発明におい
て、フィット体の袋体の脱気口に脱気した後に袋体内へ
の外気の流入を阻止する弁を設けた梱包装置としたこと
から、請求項1の発明の効果に加えて、フィット体は脱
気された状態に維持されるため固化状態が確実に維持さ
れることから、梱包箱内に被梱包物を確実に保持できる
という効果を有するものである。また、請求項3の発明
は、請求項2の発明において、弁を袋体内の脱気時にの
み開く逆止弁とした梱包装置としたことから、請求項2
の発明の効果に加えて、梱包の際に箱部材を相対的に接
近移動させて内容積を小さくするつれて袋体内の空気は
自動的に脱気され、前記移動が停止されると自動的に逆
止弁が閉じるため、操作が簡単となるとともにフィット
体は脱気された状態に維持され固化状態が確実に維持さ
れることから、梱包箱内に被梱包物を確実に保持できる
という効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における梱包装置によっ
て、被梱包物を梱包した状態の梱包箱の斜視図。
【図2】上記梱包装置の断面図(図のX−X線での断
面)。
【図3】上記梱包装置のフット体の一部を断面した斜視
図。
【図4】上記梱包装置を用いて被梱包物を梱包する動作
順序を示す図で、(A)は、第二の梱包箱に被梱包物を
入れ第一の梱包箱をかぶせた(対応させた)状態(フィ
ット体の脱気は開始されず粒状体は自由状態)を、
(B)は、下方に向けて移動をさせる過程における一状
態(フィット体の脱気は進行状態)を、(C)は、被梱
包物が梱包された状態(フィト体の脱気は完了し粒状体
が固化した状態)を示す図である。
【符号の説明】
A 梱包装置 1 梱包箱 5 壷(被梱包物) 10 第一の梱包箱(梱包部材) 20 第二の梱包箱(梱包部材) 30 フィット体 31 袋体(フィット体の一部) 32 粒状体(フィット体の一部) 33a 連通孔(脱気口)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 靖久 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 (72)発明者 小林 博明 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 Fターム(参考) 3E066 AA03 AA62 CB04 GA01 HA01 JA04 KA01 LA01 MA01 MA09 NA28 3E067 AA11 AB94 BA05A BA12A BC06A BC07A CA04 EA27 EC29 EC33 EE56 GB02 GD03 3E096 AA01 BA23 CA02 CB03 DA03 DA26 EA02Y FA15 GA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の箱部材からなりこれらの箱部材を
    互いに相対移動させることにより内容積を可変できる梱
    包箱と、不通気性材料により形成され脱気口を有する袋
    体、この袋体内に収容され脱気されるにつれて互いに密
    着状態に集合して固化状態となる粒状体とから構成さ
    れ、前記梱包箱に入れられた被梱包物の外面と梱包箱内
    壁との間に配置されるフィット体とからなり、箱部材を
    相対的に接近させて内容積を小さくすることにより前記
    袋体内の空気を脱気させて、このフィット体によって被
    梱包物を梱包箱内に固定的に保持することを特徴とする
    梱包装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、フィット体の
    袋体の脱気口に脱気した後に袋体内への外気の流入を阻
    止する弁を設けたことを特徴とする梱包装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の発明において、弁を袋体内の
    脱気時にのみ開く逆止弁としたことを特徴とする梱包装
    置。
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