JP2008137945A - 固形の粉末化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 セリサイトなどの鱗片状の粉体の表面にシリカ及び/又はアルミナ、二酸化チタン、酸化鉄などの金属酸化物を被覆した複合粉体の化粧持ちを向上せしめる手段を提供する。
【解決手段】 1)ローヤルゼリー及び/又はその抽出物で、2)シリカ及び/又はアルミナ、並びにシリカ、アルミナに分類されない金属酸化物で被覆されたセリサイトを基体とし、それに被覆してなる粉体であって、前記金属酸化物は、二酸化チタン及び/又は酸化鉄である、化粧料用の粉体を化粧料に含有させる。前記ローヤルゼリーは、57キロダルトンの糖タンパクを、蛋白総量に対して9質量%以上含有するものが好ましく、その被覆量は、被覆粉体の総質量に対して0.1〜10質量%であることが好ましく、基体となる粉体は、アルミナ・二酸化チタン・酸化鉄被覆セリサイトであることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、化粧料用の粉体及び該粉体を含有してなる化粧料に関する。
油脂などを被覆した粉体を加圧成形した固形粉末化粧料は、簡単な化粧動作できれいな仕上がりが出来る利点を有しているため、ファンデーションなどとして広く使用されるようになってきている。その反面、当初は、粉体の吸油性による乾燥感、化粧崩れがしやすい等の欠点も存していた。乾燥感については、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼付などのシリコーン処理を粉体に施し、且つ、粉体自身を油性成分で被覆することにより乾燥感は顕著に軽減された。(例えば、特許文献1を参照)化粧崩れに関しては、シリコーンによる表面処理と、粘性の高い油脂の被覆による、化粧膜の密着性の向上により、改善されたが、実用上化粧直しは、乳化型のファンデーションなどの比較すると、頻繁に行わなければならないのが現状であった。即ち、疎水性を粉体に付与すること、或いは、粉体に油性物質で粘着性を付与することによってでは解決できない、化粧崩れの因子が存することが推察される。即ち、固形粉末化粧料に於いて、化粧持ちを更に改善する技術の開発が望まれていたと言える。
一方、自然なカバー力を呈する化粧料用の粉体としては、セリサイトなどの鱗片状の粉体の表面にシリカ、アルミナ、二酸化チタン、酸化鉄などの金属酸化物を被覆した複合粉体が知られており(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4を参照)、この様な複合化粉体に於いては、前記のような表面処理による化粧持ち向上の試みは行いにくい。これはこの様な被覆によって粉体表面に形成される被覆層が、複合体の有している光学効果を著しく損なう場合が存するためである。従って、表面を処理することが出来ないこの様な粉体を化粧料が含有した場合、前記の表面処理による効果は著しく減じてしまうのが実状であった。この様な、複合粉体に於いて、光学効果を損なうことなく、化粧持ちを向上せしめる技術の開発が望まれていたと言える。
一方、ローヤルゼリーを化粧料に含有せしめる技術は既に知られており、ローヤルゼリーの有している種々の作用を担う物質として、「ロイラクチン」と呼ばれる57キロダルトンの糖タンパク質が知られている。かかる成分は、分子サイズと、N末における、「Asn Ile Leu Arg Gly Glu Ser Leu Leu Lys Lys Leu Pro Ile Leu His Glu Met Lys Phe Phe Asp Tyr Xaa Asp 」のアミノ酸配列によって特定される。尚、Xaaは不明のアミノ酸を示す。(例えば、特許文献5、特許文献6、特許文献7を参照)しかしながら、ローヤルゼリーで粉体を被覆する技術も知られていないし、セリサイトなどの鱗片状の粉体の表面にシリカ及び/又はアルミナ、二酸化チタン、酸化鉄などの金属酸化物を被覆した複合粉体をローヤルゼリーで被覆することにより、前記複合粉体の化粧持ちを、光学効果を損なうことなく向上できることも全く知られていなかった。
特開平03−9964号公報 WO99/49834 特開平11−60444号公報 特開平11−209239号公報 特開2003−000162号公報 特開2002−335883号公報 特開2002−199849号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、セリサイトなどの鱗片状の粉体の表面にシリカ及び/又はアルミナ、二酸化チタン、酸化鉄などの金属酸化物を被覆した複合粉体の化粧持ちを向上せしめる手段を提供することを課題とする。
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、セリサイトなどの鱗片状の粉体の表面にシリカ及び/又はアルミナ、二酸化チタン、酸化鉄などの金属酸化物を被覆した複合粉体の化粧持ちを向上せしめる手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、ローヤルゼリーで被覆することにより、この様な化粧持ちの向上が為しうることを見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示すとおりである。
(1)1)ローヤルゼリー及び/又はその抽出物で、2)シリカ及び/又はアルミナ、並びにシリカ、アルミナに分類されない金属酸化物で被覆されたセリサイトを基体とし、それに被覆してなる粉体であって、前記金属酸化物は、二酸化チタン及び/又は酸化鉄である、化粧料用の粉体。
(2)前記ローヤルゼリーは、57キロダルトンの糖タンパクを、蛋白総量に対して9質量%以上含有するものであることを特徴とする、(1)に記載の化粧料用の粉体。
(3)前記ローヤルゼリーの被覆量は、被覆粉体の総質量に対して0.1〜10質量%であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料用の粉体。
(4)基体となる粉体は、アルミナ・二酸化チタン・酸化鉄被覆セリサイトであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料用の粉体。
(5)(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料用の粉体を含有してなる、化粧料。
(6)固形粉末化粧料であることを特徴とする、(5)に記載の化粧料。
本発明によれば、セリサイトなどの鱗片状の粉体の表面にシリカ及び/又はアルミナ、二酸化チタン、酸化鉄などの金属酸化物を被覆した複合粉体の化粧持ちを向上せしめる手段を提供することができる。
(1)本発明の化粧料用の粉体
本発明の化粧料用の粉体は、シリカ及び/又はアルミナ並びにシリカ、アルミナに分類されない金属酸化物で被覆されたセリサイトを基体とし、かかる基体の粉体にローヤルゼリーを被覆してなることを特徴とする。前記シリカ、アルミナに分類されない金属酸化物としては、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、ジルコニア、ベンガラ、黄色酸化鉄乃至は四三酸化鉄などの酸化鉄、酸化コバルト、酸化ストロンチウム、酸化カルシウムなどが好ましく例示でき、中でも、二酸化チタン、酸化鉄などが特に好適に例示できる。この様な粉体における質量比の構成は、セリサイトが40〜80質量%、アルミナとシリカの質量の総和が0.1〜40質量%、他の金属酸化物が5〜20質量%である。更にこの様な粉体の表面に表面処理を行うことも出来る。好ましい表面処理はステアリン酸亜鉛などの金属石鹸被覆処理であり、処理量は粉体全量に対して1〜5質量%である。この様な複合粉体には既に市販されているものが存し、かかる市販品を購入し利用することが出来る。この様な市販品としては、例えば、触媒化成工業株式会社製の「カバーリーフAR20121M」(セリサイト60質量%、シリカ10質量%、アルミナ20質量%、二酸化チタン10質量%)、「ダーマリアルリーフN」(シリカ10質量%、酸化鉄10質量%、二酸化チタン5質量%被覆セリサイト)、「カットリーフAV」(アルミナ0.8質量%、二酸化チタン17.2質量%、ベンガラ1.6質量%でセリサイト78.4質量%を被覆し、更にステアリン酸亜鉛を2質量%被覆した粉体)等が好適に例示できる。かかる基体となる粉体90〜99質量%に対し、ローヤルゼリーを1〜10質量%被覆することにより、本発明の化粧料用の粉体は製造することが出来る。この様な被覆は、溶媒乃至は分散媒にローヤルゼリーを1〜10質量倍の可溶化乃至は分散させて、好ましくは20℃以下で被覆し、減圧条件で溶媒除去することにより製造できる。この様な溶媒乃至は分散媒としては、水、エタノール、イソプロパノール及びブタノールから選択される1種乃至は2種以上が好適に例示できる。
この様な被覆に使用されるローヤルゼリーとしては、鮮度の高いものが、その効果も高く好ましく、該鮮度はロイヤラクチンの含有量によって鑑別することが出来る。即ち、ローヤルゼリーに含まれる総タンパク量に対しての、ロイヤラクチンの質量百分率が9質量%以上の場合に該ローヤルゼリーは新鮮であると鑑別できる。かかるロイヤラクチンの特定は次のような物性の確認によって行うことが出来る。
1)ローヤルゼリー 中のタンパク質の非変性ポリアクリルアミドゲル電気泳永動において単一バンドを形成する。
2)還元条件下でのSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により測定される分子量が約57キロダルトンである。
3)N末において、「Asn Ile Leu Arg Gly Glu Ser Leu Leu Lys Lys Leu Pro Ile Leu His Glu Met Lys Phe Phe Asp Tyr Xaa Asp 」のアミノ酸配列を有する。
又、かかる糖タンパクであるロイヤラクチンの定量は次のように行うことが出来る。電気泳動によりタンパク質の構成を分析し、有効成分であるタンパク質の分子量を特定することを特徴とする。電気泳動の方法としては、該有効タンパク質が特定できれば特段の限定は受けないが、好ましい方法は、水溶性ローヤルゼリー タンパク質(3%ローヤルゼリー 水溶液(W/V))をポリアクリルアミドゲル(10%均一)にて、電流20mAで電気泳動し、クマシーブリリアントブルーにより染色して、タンパク質を特定する方法である。総染色部分に対する、57キロダルトンのバンドの染色部分の染色強度比を算出することにより、定量出来る。
(2)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、前記本発明の化粧料用の粉体を含有することを特徴とする。本発明の化粧料としては、固形粉末化粧料が好ましい。本発明に言う固形粉末化粧料とは、粉体に所望により30質量%以下の油脂成分をコーティングし、これを固形に成形したもので、該成型手段としては、加圧成型などが好適に例示できる。本発明の化粧料に於いては、前記必須成分の化粧料用の粉体は、唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の化粧料における、必須成分である本発明の化粧料用粉体の含有量であるが、かかる粉体の光学効果が現れる量であれば特段の限定はないが、総量で、化粧料全量に対して、1〜60質量%が好ましく、より好ましくは10〜40質量%である。かかる粉体は、この様な含有量に於いて、白くのっぺりした感じを感じさせない、自然なカバー力を発現する。加えて、この様な化粧仕上がりは長時間持続する特徴を有する。
本発明の皮膚外用剤においては、かかる成分以外に、通常粉体化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤、;桂皮酸系紫外線吸収剤、;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。これらの成分を常法に従って処理することにより、本発明の化粧料は製造することが出来る。
以下に、本発明について、以下に実施例を挙げて、更に詳細説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
以下に示す処方に従って、本発明の化粧料用の粉体を製造した。即ち、ディスパーを用いて、200回転/分でイを攪拌しながら、これにロを徐々に加えた。全量が添加された後7000回転/分の速度で10分分散し、これを真空脱泡した後、減圧下20℃で4日間乾燥させ、しかる後に0.7mmφ丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕して、本発明の化粧料用の粉体1を得た。
Figure 2008137945
化粧料用の粉体1と同様の方法で、下記の処方に従って、本発明の粉体である、化粧料用の粉体2を得た。
Figure 2008137945
化粧料用の粉体1と同様の方法で、下記の処方に従って、本発明の粉体である、化粧料用の粉体3を得た。
Figure 2008137945
化粧料用の粉体1と同様の方法で、下記の処方に従って、本発明の粉体である、化粧料用の粉体4を得た。
Figure 2008137945
化粧料用の粉体1と同様の方法で、下記の処方に従って、本発明の粉体である、化粧料用の粉体5を得た。
Figure 2008137945
<参考例1>
化粧料用の粉体1と同様の方法で、下記の処方に従って、ローヤルゼリー被覆セリサイト(比較例1)を得た。
Figure 2008137945
下記に示す処方に従って、本発明の化粧料である、化粧料1を作製した。即ち、イの成分をヘンシェルミキサーで混合し、0.9mmφ丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで再度混合しながらロの成分を噴霧し、コーティングして、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、金皿に充填し、加圧成型して化粧料1を得た。同様の操作で、化粧料1の化粧料用の粉体1を「カットリーフAV」に置換した比較例2、ハイドロジェンメチルポリシロキサン5質量%焼付処理(以後単にシリコーン処理と称することもある)「カットリーフAV」に置換した比較例3、比較例1に置換した比較例4も製造した。
Figure 2008137945
<試験例1>
前腕内側部に2cm×4cmの部位を4カ所設け、部位の位置がわかるようにマーキングした後、1つには化粧料1を40mg、1つには比較例2を40mg、1つには比較例3を40mg、残る一つには比較例4をウレタンチップを用いて塗布した。4時間通常の生活状態で過ごした後、それぞれの部位にピクリン酸の1%エタノール溶液を含浸させた直径2cmのパルプディスクを30秒置いて取り外し、速やかに前腕全体を温流水下、石鹸を用いて洗浄した。洗浄後10分静置し、部位以外の部分と、パルプディスクを置いた部分の色差(ΔE)をコニカミノルタ色彩色差計CR400で測定し、ピクリン酸の染着程度を調べた。結果を表8に示す。これより、本発明の化粧料は、長時間化粧崩れをせずに残存し、皮膚を保護していることがわかる。又、この様な化粧崩れ防止効果は、外層にシリカのような多孔質の粉体が存在するために発現することもわかる。
Figure 2008137945
<試験例2>
上記化粧料1、比較例2〜4について、専門パネラーによる使用性評価を行った。使用性の評価項目は、カバー力及び仕上がりの自然さで、評価基準はスコア1:感じない、スコア2:不足している、スコア3:可もなく不可もなく、スコア4:優れるの評点を付して行った。結果を表9に示す。これより、本発明の化粧料用の粉体は基体の性質を生かしつつ、その化粧崩れを防ぐものであることがわかる。
Figure 2008137945
下記に示す処方に従って、本発明の化粧料である化粧料2〜5を化粧料1と同様に製造した。試験例1に従った評価を表11に示す。同様の結果が確認された。又、ローヤルゼリーは新鮮なロイヤラクチンが9質量%を越えて、多ければ多いほどよいこともわかった。
Figure 2008137945
Figure 2008137945
本発明は、固形粉末化粧料などの化粧料に応用できる。

Claims (6)

  1. 1)ローヤルゼリー及び/又はその抽出物で、2)シリカ及び/又はアルミナ並びにシリカ、アルミナに分類されない金属酸化物で被覆されたセリサイトを基体とし、それに被覆してなる粉体であって、前記金属酸化物は、二酸化チタン及び/又は酸化鉄である、化粧料用の粉体。
  2. 前記ローヤルゼリーは、57キロダルトンの糖タンパクを、蛋白総量に対して9質量%以上含有するものであることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料用の粉体。
  3. 前記ローヤルゼリーの被覆量は、被覆粉体の総質量に対して0.1〜10質量%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料用の粉体。
  4. 基体となる粉体は、アルミナ・二酸化チタン・酸化鉄被覆セリサイトであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料用の粉体。
  5. 請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料用の粉体を含有してなる、化粧料。
  6. 固形粉末化粧料であることを特徴とする、請求項5に記載の化粧料。
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