JP2008133878A - 差動制限装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を削減でき、また、生産性の高い差動制限装置を提供する。
【解決手段】差動制限装置1は、デフケース40と、デフケース40の内部空間に収納され、車両の軸荷重によるラジアル荷重が加えられるサイドギヤ52とを備える。サイドギヤ52は回転軸31に平行な外周面152を有し、外周面152がデフケース40に当接する。
【選択図】図1

Description

この発明は差動制限装置に関し、より特定的には、サイドギヤに、車両の軸荷重によるラジアル荷重が加えられるサイドギヤに関するものである。
従来、差動制限装置は、たとえば特開平9−296857号公報(特許文献1)および特開2003−130179号公報(特許文献2)に開示されている。
特開平9−296857号公報 特開2003−130179号公報
特許文献1では、サイドギヤの側面とデフケースの内面とが接触しており、その接触の摩擦力で差動制限を行なう差動制限装置が開示されている。
特許文献2では、サイドギヤの側面とデフケースの内面とが摩擦クラッチを介して接触しており、その接触の摩擦力で差動制限を行なう差動制限装置が開示されている。
しかしながら、従来の差動制限装置では、部品点数が増加し、また、生産性が悪いという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、部品点数が増加を防止し、生産性を向上させることができる差動制限装置を提供することを目的とする。
この発明に従った差動制限装置は、デフケースと、デフケースの内部空間に収納され、車両の軸荷重によるラジアル荷重が加えられるサイドギヤとを備える。サイドギヤは、回転軸に平行な外周面を有し、外周面がデフケースに当接する。
このように構成された差動制限装置では、サイドギヤには車両の軸荷重によるラジアル荷重が加えられ、このラジアル荷重により、サイドギヤの外周面がデフケースに当接するため大きな力でサイドギヤがデフケースに押付けられる。その結果、サイドギヤがデフケースに対して回転することを防止でき、大きな差動制限力を発生させることができる。
また、外周面が回転軸に平行であるため、外周面にテーパを付ける必要がなく、デフケースの内部形状の加工性が向上する。さらに、当接面にスラスト力が発生しないため、安定した当接を実現できる。
好ましくは、サイドギヤに当接するデフケースの面が回転軸に対して平行である。
好ましくは、サイドギヤは回転軸に直交するスラスト面を有し、スラスト面は、シャフトに当接する内周面から外周面まで延在している。この場合、サイドギヤにボス部がなくなり、サイドギヤおよび差動制限装置全体の小型化を実現することができる。
好ましくは、外周面の全周がデフケースと接触する。この場合、接触面積が増加して差動制限力が大きくなる。また、当接面にクラッチなどを入れる必要がないので部品点数を削減でき、小型化も可能となる。
好ましくは、サイドギヤには、セミフローティングアクスルを構成するシャフトが差し込まれる。
この発明に従えば、大きな差動制限力を発生させることができる差動制限装置を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態に従った差動制限装置の断面図である。図1を参照して、差動制限装置1は、差動制限機能を有する差動装置であり、デフキャリア10と、デフキャリア10に保持されるドライブピニオン20と、ドライブピニオン20に噛み合うリングギヤ30と、リングギヤ30に接続されるデフケース40と、デフケース40に保持されるピニオンシャフト50と、ピニオンシャフト50に保持されるピニオンギヤ51と、ピニオンギヤ51と噛み合う1対のサイドギヤ52とを有する。
デフキャリア10は箱型であり、その内部に各部品を収納するための空間を有する。デフキャリア10内にはオイルが存在し、このオイルがさまざまな機構を冷却および潤滑する。
ドライブピニオン20はインプットシャフト21と一体に構成されており回転可能に保持されている。インプットシャフト21はベアリング12,13によりデフキャリア10に保持されており、ドライブピニオン20を回転させることが可能である。
リングギヤ30はドライブピニオン20と噛み合っている。リングギヤ30の一部分がデフキャリア10内のオイルに浸され、リングギヤ30が回転することでオイルをかき上げることが可能となる。リングギヤ30とドライブピニオン20とは所定のバックラッシを有するように噛み合っている。
デフケース40はリングギヤ30を保持している。デフケース40に貫通孔が設けられ、この貫通孔にピニオンシャフト50が差し込まれている。ピニオンシャフト50はピニオンギヤ51を自転可能で、かつ公転可能に保持している。ピニオンシャフト50はピンによりデフケース40内で保持されている。
サイドギヤ52はドライブシャフト53とスプライン嵌合しており、サイドギヤ52の回転はドライブシャフト53へ伝えられる。
デフケース40はベアリング60によりデフキャリア10に回転可能に保持されている。ベアリング60は、デフケース40と接触するインナーレース61、デフキャリア10と接触するアウターレース63およびインナーレース61およびアウターレース63の間に介在する転動体としてのローラ62とを有する。
サイドギヤ52は、内周面としての貫通孔151と、外周面152と、回転軸31に直交するスラスト面153とを有する。外周面152は円筒面であり、回転軸31に対して平行に配置される。外周面152はデフケース40の内周面41と接触している。内周面41も回転軸31に対して平行に構成されている。
内周面を構成する貫通孔151はドライブシャフト53と嵌合し、ドライブシャフト53とサイドギヤ52とが一体的に回転する。スラスト面153は貫通孔151から外周面152まで延びており、回転軸31に対して直交する。スラスト面153では、回転軸31方向に突出する部分がなく平坦な面で構成されている。
サイドギヤ52にボス部がないため、ボス部が存在する差動制限装置と比較して矢印Wで示す幅方向を小さくすることができる。
図2は、サイドギヤの斜視図である。図2を参照して、サイドギヤ52は、平坦形状のスラスト面153、スラスト面153の内周側に位置する貫通孔151、スラスト面153の外周側に位置する外周面152およびピニオンギヤと噛み合う歯面154を有する。歯面154は直線状に延びている。なお、歯面154が捩られた、いわゆるスパイラルギヤであってもよい。歯面154は円錐面上に位置しており、スラスト面153から遠ざかるについて径が小さくなるように構成されている。
図3は、差動制限装置に接続される車輪の断面図である。図3を参照してドライブシャフト53の一方端が差動制限装置に取付けられ、他方端のフランジ部59にホイール159が取付けられる。フランジ部59にはハブボルト156が埋込まれている。ハブボルト156はドラム157を貫通しホイール159に係合する。ハブボルト156の先端にはホイールナット58が螺合している。ドライブシャフト53の周囲がハウジング80に覆われている。ハウジング80とドライブシャフト53との間にはベアリング81が介在している。ホイール159にはタイヤ158が嵌め合わせられている。タイヤ158に加わった軸荷重はホイール159、ハブボルト156、フランジ部59を経由してドライブシャフト53へ加えられる。ドライブシャフト53はベアリング81を介してハウジング80に保持されているため、軸荷重がハウジング80にも加えられる。すなわち、軸荷重はハウジング80とドライブシャフト53とに印加される。すなわち、図3で示す駆動装置はセミフロートアクスルであり、ドライブシャフト53にも軸荷重が加えられる。
このように構成された差動制限装置1では、ドライブシャフト53に軸荷重が加えられるため、この軸荷重により、ドライブシャフト53先端に嵌合したサイドギヤ52が矢印100で示すラジアル方向に向かってデフケース40に押付けられる。このとき外周面152がデフケース40の内周面41に押付けられて摩擦力が発生する。その結果差動制限機能を発揮させることができる。
また、内周面41および外周面152の各々が回転軸31に対して平行であるため、内周面41と外周面152とが接触したとしてもスラスト方向の力の発生を防止できる。その結果、安定した接触を実現できる。
さらに、内周面41および外周面152がともに円筒面であるため加工が容易となる。
すなわち、この発明の実施の形態に従った差動制限装置1は、デフケース40と、デフケース40の内部空間に収納され、車両の軸荷重によるラジアル荷重が加えられるサイドギヤ52とを備える。サイドギヤ52は回転軸31に平行な外周面152を有し、外周面152がデフケース40に当接している。サイドギヤ52に当接するデフケース40の内周面41が回転軸31に対して平行である。サイドギヤ52は回転軸31に直交するスラスト面153を有し、スラスト面153は、ドライブシャフト53に当接する貫通孔151から外周面152まで延在している。外周面152の全周がデフケース40と接触する。サイドギヤ52には、セミフロートアクスルを構成するドライブシャフト53が差し込まれる。
図4は比較例に従った差動制限装置の断面図である。図4を参照して、比較例に従った差動制限装置1では、サイドギヤ52にボス部252が設けられ、このボス部がデフケース40と当接している。ボス部252は回転軸31に平行に延びている。
通常のオープンデフに対して、図1から3で示す構成では、サイドギヤ52の外周面152に円筒構造を採用し、かつボス形状を廃止している。これにより、部品点数の増大および大幅な部品のコストの上昇を伴わず、サイドギヤ52の円筒側面としての外周面152とデフケース40の内周面41との摩擦による差動制限機能を追加している。また、ボス部を廃止することで左右スパンを短縮して、デフケース40のサブアッシの小型軽量化を図っている。具体的には、サイドギヤ52の外周面152を円筒形状とし、デフケース40でサイドギヤ52を直接支持する構造とし、摩擦円半径を比較例に比べて拡大している。これにより車両の軸荷重によりサイドギヤ52のラジアル方向に発生する荷重を用いてサイドギヤ52の外周面152とデフケース40との間に摩擦力を発生させる。その結果差動制限力が発生する。これにより比較的低バイアスの差動制限装置(LSD)を構成することができる。
また、セミフロート式バンジョータイプの差動制限装置では、ラジアル方向の荷重をドライブシャフト53が受け持つため、比較例に従うようにサイドギヤ52にボス部252を設ける場合がある。これに対し、実施の形態で示す構造では、サイドギヤ52の側面である外周面152により軸荷重を受け持つ構造とする。外周面152では、図4で示すボス部252に対して直径を大きくすることができるため、面圧強度に対する寄与度の大きい接触面積の確保がより短い左右スパンにて可能である。左右スパンの短縮により、デフケースのサブアッシの小型軽量化が可能となる。
また、サイドギヤ52の側面およびデフケース40の内周面の形状の変更のみであるため、部品点数の必要がない。
さらに、従来と同様の手順で組付けが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態に従った差動制限装置の断面図である。 サイドギヤの斜視図である。 差動制限装置に接続される車輪の断面図である。 比較例に従った差動制限装置の断面図である。
符号の説明
1 差動制限装置、10 デフキャリア、12,13,60 ベアリング、20 ドライブピニオン、30 リングギヤ、40 デフケース、50 ピニオンシャフト、51 ピニオンギヤ、52 サイドギヤ、53 ドライブシャフト、151 貫通孔、152 外周面、153 スラスト面。

Claims (5)

  1. デフケースと、
    前記デフケースの内部空間に収納され、車両の軸荷重によるラジアル荷重が加えられるサイドギヤとを備え、
    前記サイドギヤは回転軸に平行な外周面を有し、前記外周面が前記デフケースに当接する、差動制限装置。
  2. 前記サイドギヤに当接する前記デフケースの面が回転軸に対して平行である、請求項1に記載の差動制限装置。
  3. 前記サイドギヤは回転軸に直交するスラスト面を有し、前記スラスト面はシャフトに当接する内周面から前記外周面まで延在している、請求項1または2に記載の差動制限装置。
  4. 前記外周面の全周が前記デフケースと接触する、請求項1から3のいずれか1項に記載の差動制限装置。
  5. 前記サイドギヤにはセミフローティングアクスルを構成するシャフトが差し込まれる、請求項1から4のいずれか1項に記載の差動制限装置。
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