JP2011085232A - デファレンシャル装置 - Google Patents
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【課題】サイド・ギヤと摺動する摩擦部材の係合部に入力されるトルクを小さくする。
【解決手段】デフ・キャリヤに回転自在に支持されるデフ・ケース3と、デフ・ケース3内に支持されて該デフ・ケース3と一体回転するピニオン・シャフト5と、ピニオン・シャフト5周りに回転自在に支持されたピニオン・ギヤ7と、デフ・ケース3内に相対回転自在に支持されピニオン・ギヤ7に噛み合う一対のサイド・ギヤ9,11と、一対のサイド・ギヤ9,11の少なくとも一方とデフ・ケース3との間に介設されサイド・ギヤ9(11)を回転摺動させて差動制限力を発生させる周回状のワッシャ13(15)とを備え、ワッシャ13(15)を、デフ・ケース3及びサイド・ギヤ9(11)間からデフ・ケース3及びピニオン・ギヤ7間にかけて延設し、ワッシャ13(15)に、ピニオン・ギヤ7の背面側でピニオン・シャフト5に係合する回り止め用の凹部49を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】デフ・キャリヤに回転自在に支持されるデフ・ケース3と、デフ・ケース3内に支持されて該デフ・ケース3と一体回転するピニオン・シャフト5と、ピニオン・シャフト5周りに回転自在に支持されたピニオン・ギヤ7と、デフ・ケース3内に相対回転自在に支持されピニオン・ギヤ7に噛み合う一対のサイド・ギヤ9,11と、一対のサイド・ギヤ9,11の少なくとも一方とデフ・ケース3との間に介設されサイド・ギヤ9(11)を回転摺動させて差動制限力を発生させる周回状のワッシャ13(15)とを備え、ワッシャ13(15)を、デフ・ケース3及びサイド・ギヤ9(11)間からデフ・ケース3及びピニオン・ギヤ7間にかけて延設し、ワッシャ13(15)に、ピニオン・ギヤ7の背面側でピニオン・シャフト5に係合する回り止め用の凹部49を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両に用いられるデファレンシャル装置に関する。
従来のデファレンシャル装置としては、例えば特許文献1のように、デフ・ケースとサイド・ギヤとの間に差動制限用の摩擦部材であるテーパー・リングを介設したものがある。
テーパー・リングは、内周部側に係合部としての凸部が設けられており、凸部がデフ・ケース側の凹部に係合することで回り止め支持されている。このテーパー・リングは、サイド・ギヤを回転摺動させて摩擦力を発生させるようになっている。
しかしながら、上記構造では、前記回転摺動によって凸部に入力されるトルクが大きく、テーパー・リングが変形・破損をしないように肉厚を厚くしてデフ・ケースに対して強固に係合させる必要があった。この結果、テーパー・リング自体の大きさ及びこのテーパー・リングの係合部のスペースがかさみ、装置を大型化させていた。
解決しようとする問題点は、係合部に入力されるトルクが大きく、摩擦部材の肉厚を厚く形成しなければならない点である。
本発明は、摩擦部材の係合部に入力されるトルクを小さくするため、静止側に回転自在に支持されるデフ・ケースと、前記デフ・ケース内に支持されて該デフ・ケースと一体回転するピニオン・シャフトと、前記ピニオン・シャフト周りに回転自在に支持されたピニオン・ギヤと、前記デフ・ケース内に相対回転自在に支持され前記ピニオン・ギヤに噛み合う一対のサイド・ギヤと、前記一対のサイド・ギヤの少なくとも一方と前記デフ・ケースと間に介設され前記サイド・ギヤを回転摺動させて摩擦力を発生させる周回状の摩擦部材とを備え、前記摩擦部材を、前記デフ・ケース及びサイド・ギヤ間から前記デフ・ケース及びピニオン・ギヤ間にかけて延設し、前記摩擦部材に、前記ピニオン・ギヤの背面側で前記ピニオン・シャフトに係合する回り止め用の係合部を設けたことを最も主な特徴とする。
本発明のデファレンシャル装置では、摩擦部材の係合部を外周部側に配置することができ、摩擦部材の係合部に入力されるトルクを小さくすることができる。
摩擦部材の係合部に入力されるトルクを小さくするという目的を、ピニオン・ギヤの背面側でピニオン・シャフトに係合する係合部によって実現した。
図1は本発明の実施例1に係るデファレンシャル装置を示す断面図であり、図2は図1のデファレンシャル装置に用いられるワッシャを示す斜視図である。なお、図1では、上半分と下半分とで90°異なった断面を示している。
[デファレンシャル装置の構成]
本実施例のデファレンシャル装置1は、例えばフロント・デファレンシャル装置、センター・デファレンシャル装置、或いはリヤ・デファレンシャル装置等として構成することができる。
[デファレンシャル装置の構成]
本実施例のデファレンシャル装置1は、例えばフロント・デファレンシャル装置、センター・デファレンシャル装置、或いはリヤ・デファレンシャル装置等として構成することができる。
デファレンシャル装置1は、図1のように、デフ・ケース3と、ピニオン・シャフト5と、ピニオン・ギヤ7と、一対のサイド・ギヤ9,11と、摩擦部材としてのワッシャ13,15とを備えている。
デフ・ケース3は、例えば静止側としての図示しないデフ・キャリヤ内に収容されている。デフ・ケース3は、ケース本体17に、ケース・カバー19が図示しないボルトによって締結固定されている。ボルトは、ケース本体17外周のフランジ部21及びケース・カバー19外周のフランジ部23間を締結しており、図示しない駆動入力用のリング・ギヤも共締めしている。
前記デフ・ケース3の回転軸心方向の両端は、ボス部25,27を備え、ボス部25,27が図示しないベアリングを介してデフ・キャリヤに回転自在に支持されている。前記デフ・ケース3の内周面29は、後述する摩擦部材の背面が接する面において所定の曲率を持った凹球面状に形成されている。このデフ・ケース3内には、ピニオン・シャフト5が一体回転自在に支持されている。
前記ピニオン・シャフト5は、デフ・ケース3内に回転軸心に交差して配置されている。ピニオン・シャフト5の端部は、デフ・ケース3に形成された支持孔部31内に嵌合支持されると共にスプリング・ピン33によって抜け止め及び回り止めがなされている。
前記ピニオン・ギヤ7は、ベベル・ギヤからなり、ピニオン・シャフト5周りに回転自在に支持されている。ピニオン・ギヤ7の背面側には、凸背面部35が設けられている。凸背面部35は、デフ・ケース3の内周面29と略同一の曲率を有した凸球面状に形成されている。
前記サイド・ギヤ9,11は、ベベル・ギヤからなり、ピニオン・ギヤ7と直交噛み合いしている。サイド・ギヤ9,11は、デフ・ケース3内に前記回転軸心周りに回転自在に配置され、ピニオン・ギヤ7の回転によって相対回転が許容されるようになっている。サイド・ギヤ9,11間には、これら一対のサイド・ギヤ9,11を同時にワッシャ13,15それぞれに対して押圧するために、付勢部材としてのコイル・スプリング37が介設されている。
サイド・ギヤ9,11の内周側は、スプライン部39,41を備え、例えば車軸の端部がスプライン係合するようになっている。サイド・ギヤ9,11の外周側には、周回状の凸背面部43,45が設けられている。
凸背面部43,45は、ピニオン・ギヤ7の凸背面部35の曲率と略同一の曲率を有した同心の凸球面状に形成されている。この凸背面部43,45は、サイド・ギヤ9,11及びピニオン・ギヤ7の噛合部47の外周側に延設されており、ピニオン・ギヤ7の凸背面部35に周方向で隣接配置されている。
なお、ピニオン・ギヤ7の凸背面部35の曲率、サイド・ギヤ9,11の凸背面部の43,45の曲率、又はこれらの凸背面部35,43,45と当接するワッシャ13,15の曲率は、入力するギヤ反力等を考慮して、それぞれ異ならせる設定をすることもできる。
図2は、図1のデファレンシャル装置に用いられるワッシャを示す斜視図である。
本実施例では、図1及び図2のように、左右一対のワッシャ13,15がデフ・ケース3とサイド・ギヤ9,11との各間に設けられている。ただし、何れか一方のワッシャのみを設けることも可能である。前記ワッシャ13,15は、左右対象に構成されているため、一方のワッシャ13についてのみ説明し、他方のワッシャ15については同符号を付して詳細な説明を省略する。
ワッシャ13は、周回状に形成されてデフ・ケース3の内周面29に嵌合している。このワッシャ13は、デフ・ケース3の内周面29の曲率に応じ、回転軸心方向の一側から他側にわたって球状に湾曲している。
ワッシャ13の一側は、デフ・ケース3及びサイド・ギヤ9間に配置され、同他側は、デフ・ケース3及びピニオン・ギヤ7間に配置されている。従って、ワッシャ13は、デフ・ケース3及びサイド・ギヤ9間からデフ・ケース3及びピニオン・ギヤ7間にかけて延設されている。
前記ワッシャ13は、一側から他側に向かって前記回転軸心に対する径が漸次大きくなっている。従って、ワッシャ13の他側は、ワッシャ13の外周部側となっている。このワッシャ13の他側には、ピニオン・ギヤ7の背面側縁部に、係合部としての凹部49が設けられている。凹部49は、ピニオン・シャフト5外周に前記回転軸心方向で嵌合し、ワッシャ13の回り止めを行っている。
ワッシャ13の他側には、ピニオン・ギヤ7の背面側から周方向にずれた位置に肉抜き部51が設けられている。肉抜き部51は、ワッシャ13の軽量化を図ることができると共に、ワッシャ13内部への潤滑油の流通口として機能する。
前記ワッシャ13の内周面53は、ピニオン・ギヤ7及びサイド・ギヤ9の凸背面部35,43の曲率と同一曲率の凹曲面状に形成されている。内周面53は、その一部としてピニオン・ギヤ摺動面55及びサイド・ギヤ摺動面53を備えている。ピニオン・ギヤ摺動面55及びサイド・ギヤ摺動面53は、ピニオン・ギヤ7及びサイド・ギヤ9の凸背面部35,43を回転摺動させるようになっている。なお、サイド・ギヤ9の凸背面部43は、コイル・スプリング37の付勢力により、サイド・ギヤ摺動面57に付勢されて常時所定の摩擦力を生じさせてイニシャル・トルクを付与している。
[デファレンシャル装置の作用]
本実施例のデファレンシャル装置1では、リング・ギヤからデフ・ケース3にトルク入力が行われると、ピニオン・シャフト5を介してピニオン・ギヤ7へトルク伝達が行われる。ピニオン・ギヤ7は、デフ・ケース3と共に一体に回転し、両サイド・ギヤ9,11へトルク伝達する。このため、両サイド・ギヤ9,11は、デフ・ケース3と共に一体に回転し、車軸を介して車輪側へトルク伝達することができる。
[デファレンシャル装置の作用]
本実施例のデファレンシャル装置1では、リング・ギヤからデフ・ケース3にトルク入力が行われると、ピニオン・シャフト5を介してピニオン・ギヤ7へトルク伝達が行われる。ピニオン・ギヤ7は、デフ・ケース3と共に一体に回転し、両サイド・ギヤ9,11へトルク伝達する。このため、両サイド・ギヤ9,11は、デフ・ケース3と共に一体に回転し、車軸を介して車輪側へトルク伝達することができる。
左右の車輪が差動回転しているときは、該差動回転が車軸を介してサイド・ギヤ9,11へ伝達されて、サイド・ギヤ9,11間が差動回転する。このとき、サイド・ギヤ9,11間は、ピニオン・ギヤ7が自転することで、相対回転が許容される。
従って、デファレンシャル装置1は、サイド・ギヤ9,11間の相対回転を許容しながら、デフ・ケース3からサイド・ギヤ9,11側へトルク伝達を行うことができる。
サイド・ギヤ9,11の差動回転時には、ピニオン・ギヤ7及びサイド・ギヤ9,11に噛み合い反力が入力される。
ピニオン・ギヤ7は、噛み合い反力によって凸背面部35がワッシャ13,15のピニオン・ギヤ摺動面55,55に押し付けられる。このため、ピニオン・ギヤ7の凸背面部35は、ワッシャ13,15のピニオン・ギヤ摺動面55,55に回転摺動する。この結果、デファレンシャル装置1では、ピニオン・ギヤ7の焼き付きを防止することができると共にこの摺動摩擦力によって差動制限力を得ることができる。
一方、サイド・ギヤ9,11も、噛み合い反力によって軸方向移動し、凸背面部43,45がワッシャ13,15のサイド・ギヤ摺動面57,57に押し付けられる。このため、デファレンシャル装置1では、サイド・ギヤ9,11の凸背面部43,45をワッシャ13,15のサイド・ギヤ摺動面57,57に回転摺動させて、この摺動摩擦力による差動制限力を得ることができる。
このとき、ワッシャ13,15には、サイド・ギヤ9,11の回転摺動によって周方向に回転しようとするトルクが入力される。このトルクは、摺動部分よりも外周側であるワッシャ13,15の外周部側に配置された凹部49,49を介してピニオン・シャフト5で受けられる。このため、ワッシャ13,15では、凹部49,49に入力されるトルクを小さくすることができ、ワッシャ13,15の肉厚を厚く形成する必要がなく、係合部としての凹部49に係るスペースを削減することができ、デファレンシャル装置1の大型化を抑制することができる。このような構成であっても、ワッシャ13,15においては、トルク入力による変形・損傷を防止することができる。
[実施例の効果]
本実施例のデファレンシャル装置1では、デフ・キャリヤに回転自在に支持されるデフ・ケース3と、デフ・ケース3内に支持されて該デフ・ケース3と一体回転するピニオン・シャフト5と、ピニオン・シャフト5周りに回転自在に支持されたピニオン・ギヤ7と、デフ・ケース3内に相対回転自在に支持されピニオン・ギヤ7に噛み合う一対のサイド・ギヤ9,11と、サイド・ギヤ9,11の少なくとも一方とデフ・ケース3との間に介設されサイド・ギヤ9,11を回転摺動させて摩擦力を発生させる周回状のワッシャ13(15)とを備え、ワッシャ13(15)を、デフ・ケース3及びサイド・ギヤ9(11)間からデフ・ケース3及びピニオン・ギヤ7間にかけて延設し、ワッシャ13(15)に、ピニオン・ギヤ7の背面側でピニオン・シャフト5に係合する回り止め用の凹部49を設けた。
[実施例の効果]
本実施例のデファレンシャル装置1では、デフ・キャリヤに回転自在に支持されるデフ・ケース3と、デフ・ケース3内に支持されて該デフ・ケース3と一体回転するピニオン・シャフト5と、ピニオン・シャフト5周りに回転自在に支持されたピニオン・ギヤ7と、デフ・ケース3内に相対回転自在に支持されピニオン・ギヤ7に噛み合う一対のサイド・ギヤ9,11と、サイド・ギヤ9,11の少なくとも一方とデフ・ケース3との間に介設されサイド・ギヤ9,11を回転摺動させて摩擦力を発生させる周回状のワッシャ13(15)とを備え、ワッシャ13(15)を、デフ・ケース3及びサイド・ギヤ9(11)間からデフ・ケース3及びピニオン・ギヤ7間にかけて延設し、ワッシャ13(15)に、ピニオン・ギヤ7の背面側でピニオン・シャフト5に係合する回り止め用の凹部49を設けた。
従って、デファレンシャル装置1では、ワッシャ13(15)の外周部側に凹部49を配置することができ、サイド・ギヤ9(11)の回転摺動によって凹部49に入力されるトルクを小さくすることができる。
本実施例では、サイド・ギヤ9,11とデフ・ケース3との各間にワッシャ13,15を設けたため、サイド・ギヤ9,11にそれぞれ摩擦力を発生させることができる。
前記ワッシャ13,15は、デフ・ケース3及びピニオン・ギヤ7間に延設されているため、ピニオン・ギヤ7の焼き付き防止用のワッシャとしても同時に機能する。この結果、本実施例では、部品点数を削減してコスト低減や組み付け作業性の向上を図ることができる。
ワッシャ13,15の凹部49,49は、ピニオン・シャフト5外周に回転軸心方向で嵌合するため、構造の簡素化を図りながら容易且つ確実に係合を行わせることができ、デファレンシャル装置1の大型化を抑制することができる。
本実施例のデファレンシャル装置1では、ピニオン・ギヤ7及びサイド・ギヤ9,11が、同一曲率の凸球面状の凸背面部35,43,45を備え、ワッシャ13,15が、凸背面部35,43,45と同一曲率の凹球面状に形成されて凸背面部35,43,45を回転摺動させる内周面55,55を備えている。
このため、本実施例では、ワッシャ13,15及びピニオン・ギヤ7及びサイド・ギヤ9,11の加工を容易に行わせることができながら、摩擦力を確実に発生させることができる。
前記ワッシャ13,15は、球状に湾曲形成されているため、より加工を容易に行わせることができる。
[その他]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各種の変更が可能である。
[その他]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各種の変更が可能である。
上記実施例では、係合部を凹部49によって構成していたが、例えばワッシャから突設された一対の凸部によって構成することも可能である。また、係合部は、ピニオン・シャフトに凹部を設け、この凹部に係合する凸部とすることも可能である。
ワッシャ13,15の内周面55,55は、ピニオン・ギヤ7及びサイド・ギヤ9,11の凸背面部35,43,45と同一曲率を有していたが、異なる曲率とすることも可能である。
ピニオン・ギヤ7及びサイド・ギヤ9,11の凸背面部35,43,45は、同一曲率を有していたが、異なる曲率とすることも可能である。この場合、ワッシャは、一側から他側にわたって球状に湾曲したものに代えて、例えば、一側及び他側間で段付き形状としたものを用いても良い。
また、ワッシャ13,15の内周面55,55及びピニオン・ギヤ7及びサイド・ギヤ9,11の凸背面部35,43,45は、曲面状に形成していたが、例えばテーパ面状に形成しても良い。
1 デファレンシャル装置
3 デフ・ケース
5 ピニオン・シャフト
7 ピニオン・ギヤ
9,11 サイド・ギヤ
13,15 ワッシャ
35 凸背面部(ピニオン・ギヤ)
43,45 凸背面部(サイド・ギヤ)
49 凹部(係合部)
53 内周面(ワッシャ)
3 デフ・ケース
5 ピニオン・シャフト
7 ピニオン・ギヤ
9,11 サイド・ギヤ
13,15 ワッシャ
35 凸背面部(ピニオン・ギヤ)
43,45 凸背面部(サイド・ギヤ)
49 凹部(係合部)
53 内周面(ワッシャ)
Claims (4)
- 静止側に回転自在に支持されるデフ・ケースと、
前記デフ・ケース内に支持されて該デフ・ケースと一体回転するピニオン・シャフトと、
前記ピニオン・シャフト周りに回転自在に支持されたピニオン・ギヤと、
前記デフ・ケース内に相対回転自在に支持され前記ピニオン・ギヤに噛み合う一対のサイド・ギヤと、
前記一対のサイド・ギヤの少なくとも一方と前記デフ・ケースと間に介設され前記サイド・ギヤを回転摺動させて差動制限力を発生させる周回状の摩擦部材とを備え、
前記摩擦部材を、前記デフ・ケース及びサイド・ギヤ間から前記デフ・ケース及びピニオン・ギヤ間にかけて延設し、
前記摩擦部材に、前記ピニオン・ギヤの背面側で前記ピニオン・シャフトに係合する回り止め用の係合部を設けた、
ことを特徴とするデファレンシャル装置。 - 請求項1記載のデファレンシャル装置であって、
前記係合部は、前記ピニオン・シャフト外周に前記デフ・ケースの回転軸心方向で嵌合する凹部である、
ことを特徴とするデファレンシャル装置。 - 請求項1又は2記載のデファレンシャル装置であって、
前記ピニオン・ギヤ及びサイド・ギヤは、同一曲率の凸球面状の背面部を備え、
前記摩擦部材は、前記背面部と同一曲率の凹球面状に形成されて前記背面部を回転摺動させる内周面を備えた、
ことを特徴とするデファレンシャル装置。 - 請求項1〜3の何れかに記載のデファレンシャル装置であって、
前記摩擦部材は、球状に湾曲形成された、
ことを特徴とするデファレンシャル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009240057A JP2011085232A (ja) | 2009-10-19 | 2009-10-19 | デファレンシャル装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105782389A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-07-20 | 泗阳县勇士机械制造有限公司 | 一种变距式限滑差速器及其设计方法 |
CN108518468A (zh) * | 2017-02-28 | 2018-09-11 | 株式会社捷太格特 | 差动装置 |
US10288161B2 (en) | 2016-09-27 | 2019-05-14 | Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. | Washer and differential device |
-
2009
- 2009-10-19 JP JP2009240057A patent/JP2011085232A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105782389B (zh) * | 2016-05-20 | 2019-02-01 | 泗阳县勇士机械制造有限公司 | 一种变距式限滑差速器及其设计方法 |
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