JP2008133819A - 発電装置 - Google Patents

発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008133819A
JP2008133819A JP2007069435A JP2007069435A JP2008133819A JP 2008133819 A JP2008133819 A JP 2008133819A JP 2007069435 A JP2007069435 A JP 2007069435A JP 2007069435 A JP2007069435 A JP 2007069435A JP 2008133819 A JP2008133819 A JP 2008133819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
scum
pipe
guide
turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007069435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5103571B2 (ja
JP2008133819A5 (ja
Inventor
Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujika Co Ltd
Original Assignee
Fujika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujika Co Ltd filed Critical Fujika Co Ltd
Priority to JP2007069435A priority Critical patent/JP5103571B2/ja
Publication of JP2008133819A publication Critical patent/JP2008133819A/ja
Publication of JP2008133819A5 publication Critical patent/JP2008133819A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5103571B2 publication Critical patent/JP5103571B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/30Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
    • Y02W10/37Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy

Landscapes

  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

【課題】水処理設備内を流れる水のエネルギーをより有効な形で電力に換えて電力消費を削減するようにした発電装置を提供することにある。
【解決手段】曝気槽、沈澱池など複数の経路から流出水のある処理池に、前記経路のうち複数の経路に対応して水車羽根を回転自在に装備し発電可能に構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、曝気槽や沈澱池などの処理池に構成される発電装置に関する。
下水処理設備の沈澱池においては、汚泥が沈降しその汚泥はかき寄せ機によりピットまでかき寄せられるようになっている。また、その水面に浮遊するスカムに対しては、スカム除去装置により回収除去されるようになっている。
これらの装置は、電力で駆動されるが、その電力は専用に供給されるもので、全く無駄であるがその有効な対策もなされていない。
上記に鑑み、本発明は、水処理設備内を流れる水のエネルギーをより有効な形で電力に換えて電力消費を削減するようにした発電装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、曝気槽、沈澱池など複数の経路から流出水のある処理池に、前記経路のうち複数の経路に対応して水車羽根を回転自在に装備し発電可能に構成した。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発電装置において、水車羽根は、傾斜軸を含む縦軸状に支持されるとともに上下複数段に配備されてこれら上下の水車羽根へは複数の経路からそれぞれ流出水が誘導されるようになっている。
本発明によれば、曝気槽、沈澱池など複数の経路から流出水のある処理池に、前記経路のうち複数の経路に対応して水車羽根を回転自在に装備し発電可能に構成したので、水処理設備内を流れる水のエネルギーをより有効な形で電力に換えて電力消費を削減するようにした発電装置を提供することができる。
以下図示する実施形態により本発明を詳細に説明する。
尚、以下の各実施形態で説明する個々の開示例は他の実施形態にも適用されるものとする。
図1(平面図)および図2(図1のII方向矢視図)は、本発明に係る好適な一実施形態で、同実施形態において1は曝気槽で図示では同曝気槽1の一コーナーを示す。この曝気槽1では、一般的に、前記一コーナー部分において隣合うような形で第1流出口2と第2流出口3が開口し、そのうち第1流出口2からは最初沈澱池からの汚水が流入し、ここでは樋状の第1ガイド4を突設して図1の矢印Xのように向きを調整して槽内に導くようにしてある。
また、第2流出口3からは、最終沈澱池のピット内に溜まる汚泥(活性汚泥)を含む混合水である汚水が第2ガイド5を通じて矢印Yのように向きを調整されて槽内に導かれるようにしてある。
尚、第1流出口2および第2流出口3は開口位置や開口寸法、高さなど構成は異なるが図面では略同じ構成であるとして示してあり、両者2,3の構成がかなり異なる態様であってもガイド4,5の形状を対応構成することで対処できるものとする。
7は曝気水面で、実際には槽底の散気装置(図示省略)からのエアーにより常時曝気攪拌状態にある。8は支持梁で、同支持梁8は、H型鋼(あるいは溝型鋼やアングル鋼など)を用いて構成されるとともに図1のようにコーナーに斜め方向に跨るようにして両端の取付座9により上壁10の上にそれぞれ固定設置されている。この支持梁8は、側壁11に固定することもある。また、同支持梁8は、2本など複数本の平行な梁部材からなることもある。
同支持梁8の長手方向2個所には長手方向に直交するようにして直交梁13が張り出し、同直交梁13から合計4本の垂材14…を備えることでこれらの下部に水車軸受15の一対が同軸状に配備されている。これら軸受15を介して単体の水車17が回転自在に支持されている。
同水車17は、ドラム18の外周に水車羽根19…を突設するとともに軸方向両端にフランジ20と回転軸21を備え付けたものである。前記両ガイド2,3はこの水車羽根19…に直交して対面するように設けられて各汚水をX,Y方向から流下させ流し当てることで図1の矢印A方向に強制回転させるようになっている。
回転軸21の外端には第1ホイール23が取り付けられる一方、直交梁13と補助梁24上の上軸受25,25間に支持された支持軸26まわりの第2ホイール27間がタイミングベルトなどの伝導材28で連動自在とされている。
そして、支持軸26回りの発電機30が駆動されて発電機能を発揮するようになっている。31はカバーで、発電機30などを覆うものであり、同カバー31は図1の全体を覆う程度の大きな屋根材で構成してもよい。この場合の屋根材はその上にあるいはそれ自体をソーラーパネルあるいはフィルムシートとしてもよい。32は分電盤である。
図1の矢印X,Yのように流出する汚水は水車羽根19に流し当てられることにより2つの流れエネルギーにより倍力化されたものとして矢印A方向に強力に回転させられるとともに回転軸21から第1ホイール23・伝導材28・第2ホイール27を介して発電機30により発電をする。
その発電電力は前記した、例えば、モノレール式汚泥かき寄せ装置やスカム除去装置などの運転電力として或いはその他の必要な電力として広く利用可能である。矢印X,Yのように流出する汚水は水車羽根19に流し当てられたあと、曝気水面に落下するがその間エアーが混合するので落下した後には曝気水中にエアーを供給するものとなり、微生物の活性化により浄化を助長するために寄与する。特に、Y流は、従来であれば曝気槽1内に単純に落下攪拌を受けるものであったが、最終沈澱池内からの活性汚泥を含むもので、本実施形態によれば
図3および図4は水車を縦軸型とした実施形態で、同実施形態は、曝気槽35のコーナーに第1流出口36と第2流出口37を前記と同じく既設として開設しており、第1流出口36に連続して付した第1ガイド38は高いレベルを維持するように、また第2流出口37に付された第2ガイド39はそれより1段低いレベルに出口開口がくるように下向き傾斜状のものになっている。40は曝気水面である。
41は支持梁で、コーナーに斜め向きに配置されているが、仮想線のように曝気槽35全体を跨ぐように設けてもよく、その長手方向中間からは固定軸42が縦軸として垂下されている。
この固定軸42の下端には、固定フランジ43が止めピン44により固定されてその上面に固定側マグネット45…が多数配列される一方、固定軸42回りには、回転パイプ46が挿通されてその下端に設けた回転フランジ47には回転側マグネット48…が多数対向配備されている。固定側と回転側マグネット45,48は反発し合う関係にあることで回転フランジ47を介して回転パイプ46は常時浮上して軽快に自由回転可能になっている。
その回転パイプ46の上下間外周には、上下2段の水車羽根50,51とフランジ52…を備えた上下一体型(あるいは上下別体型)をした上水車53、下水車54が水平面内で回転し得るように設けられている。上水車53および下水車54は、胴部55を備えるとともにその外周には上水車羽根50と下水車羽根51が流入水を抱え持つように湾曲羽根として設けられている。この湾曲羽根50,51は、図3に仮想線で示すように外形側に偏寄して汚水を多く溜めるような形状のものにすればトルクがより大きくなる。
水車羽根50,51は、その直径が1mあるいは1.5mさらには2m、3m…等特に大きく設定し、固定軸42回りの回転トルクが大きく得られるようにしてある。例えば、曝気槽35の側辺より少し小さい程度の大きな水車羽根50,51とすることもある。特に、水車羽根50,51は軽量化のため樹脂製あるいはアルミ合金製、木製などとすることが有利である。
上水車羽根50に対する第1ガイド38は、上水車羽根50に汚水を誘導すべく羽根回転軌道に対し接線方向を向くとともにその底路を上下中段のフランジ52の高さに合わせて臨ませてある。
そして、上水車羽根50に一旦流し当たった汚水を直ぐに外部に排除するのでなく一定時間持ち回して羽根50に回転エネルギーを与えるように上段シュラウド58が略30度の周範囲を覆うべく円弧状に伸びている。この30度の角度は45度や90度、さらに大きい角度に設定してもよい。その途中で汚水を周孔から排出可能にしてもよい。
下水車羽根51に対する第2ガイド39は、下水車羽根51に汚水を誘導すべく羽根回転軌道に対し接線方向を向くとともにその底路を上下最も下段のフランジ52の高さに合わせて臨ませてある。
そして、下水車羽根51に一旦流し当たった汚水を直ぐに外部に排除するのでなく一定時間持ち回して羽根51に回転エネルギーを与えるように下段シュラウド59が略60度の周範囲を覆うべく円弧状に伸びている。この60度の角度は90度、さらに大きい角度に設定してもよい。その途中で汚水を周孔から排出可能にしてもよい。
尚、胴部55内には、図3に示すように、セラミック粒、炭化材、あるいは麦飯石などの浄化促進材60…を充填してメッシュなどで通気質にした胴部55を通じて汚水が接触し得るようにしてもよい。また、羽根50,51は、芯板表面にセラミックなどの浄化促進材を付したものにしてもよい。羽根50,51自体に通水***を多数開けることは自由である。
前記回転パイプ46には第1ホイール61が取り付けられ、伝導材62を介して第2ホイール63を駆動させるとともにその上の発電機64を連動して発電可能に構成してある。
尚、図4の左欄に示すように、回転フランジ47側から垂直に下部軸66を伸ばしてその下端を軸受支持するとともに下部軸66回りにスクリュウ式攪拌手段(上昇あるいは下降流起生)67を設けたり左欄のようなフィン式の攪拌手段(上昇あるいは下降流起生)68を設けてもよい。これらの構成によれば水車羽根による発電と同時に曝気槽内の攪拌が可能になる。
図3および図4の実施形態によれば、水車羽根50,51を大きな直径のもとに水平回転(斜め軸回転式でもよい)する方式としたので、同じ汚水流入であっても回転トルクが大きく得られる。第2ガイド39は少し下がるようになっているが第1ガイド38の方も下がり傾斜状にすれば水車羽根50への衝動力が大きく得られる。
また、前記実施形態のように、水車羽根50,51がマグネットの反発で常時浮上勝手になっているので軽快に回転し流入エネルギーがより効率的に回転エネルギーに変換されるようになる。
尚、図4に仮想練で示すように、落水音や臭い防止のため屋根カバー69を付してもよい。同カバー69をソーラー方式にしてもよい。
また、図示はしないが固定フランジ43と回転フランジ47との関係を利用して超伝導回転駆動装置を構成してもよい。
図5および図6は、他の実施形態を示す。同実施形態は、直径を1〜2m前後に大きくした水車71が横軸72回りに支持されるとともにその周部に周羽根73…をまた側面に側羽根74…をそれぞれ配備したもので、周羽根73…には第1流出口75から第1ガイド76を通じて汚水が流し当てられる一方側羽根74…には第2流出口77から第2ガイド78を通じて汚水が流し当てられるようになっている。79は伝導手段、80は発電機である。
尚、図7に示すように、2つの流出口75,77からの汚水を合流させて側方開放状とした周羽根73に流し当てるようにしてもよい。
図8ないし図10は、他の実施形態を示す。同実施形態は、軸受81で両端を支持された水車82を両端のフランジ83と胴周りの水車羽根84で構成したものにおいて、一方あるいは双方のフランジ84の外面に回転側マグネット85…を配備する一方、フランジ83の外側に離間して対向配置した固定フランジ86の面に固定側マグネット87…を配備してこれら両マグネット85,87が図8の右下欄の拡大図のように一方向にのみ反発作用するように構成したものである。これにより汚水が流し当て付けられるエネルギーをさらに加速させるものである。
尚、図1から図10(図22から図28の実施形態も含む)に示す実施形態は、単一流(X、Yのうちの一つの流れ)が注がれる形式の処理池を対象にしても設置されることがある。
また、前記実施形態では主に曝気槽をその対象として設置したが、水処理設備内において汚水や浄化済みの水が流れ落ちる個所であればどこをも対象に設置することができるもので、例えば、沈砂池前の流入水路に流れ込む段階や塩素混和池から流れ出る段階などを対象に設置することができる。このことは以下の例えば、図22から図28に示す実施形態でも同様にいえる。
図11(平面図)は他の実施形態を示す。同実施形態は、多列に配された沈澱池90内に水車91…を配備してそれぞれ流出口92から駆動させるようにしたものにおいて、これら水車91の回転軸93を共通1本化してその中途から発電機94に連動させるように構成したものである。回転軸93は2本など複数に分割してもよく、また発電機94は複数台でもよい。
図12(平面図)および図13(縦断側面図)は他の実施形態を示す。同実施形態は、農村などの水路や川での水利発電方式を示す。96は水路あるいは川で、その中に楔形でせり上がる形をした堰97が設けられて大きな落差で水が流れ落ちるようにしてあるとともにその下流側には水車98が設けられて駆動されるようになっている。
この水車98は図示よりも低く設定することがある。落差を大きくするため堰97を高くしたことに伴って水路96の側面には水が漏れ出すのを防止する側板99が立設されている。
尚、水位を一定化するため、上流には上下調節の可能な水位一定化装置100が設けられてその上端を高さ制御可能にするとともに誘引した水はバイパス101により下流に流すように構成してある。
図14および図15は他の実施形態を示す。同実施形態は、同じく農村などの水路や川での水利発電方式の一例を示す。103は水路で、同水路103の末端は、直径数十mと大きい平面円形をしたサークル水路104を幅1〜3あるいは5mのもとに連通状に形成し、その一部の底穴105からは外部に抜ける出口水路106を連通させて全体水路を構成したものである。さらに、サークル水路104の中央には、基礎107を介して固定軸108を立設し、その回りに回転体109を設けるとともにその外周には四方へ伸びるように主アーム110を張り出してある。
アーム110の外端には、垂直な主ステー111を介して回転リング112を取り付けてあるとともに、同リング112を介する下部には、多数の下部ステー113を介して水車羽根114…が設けられてサークル水路104内で回転運動するようになっている。105は吊りワイヤ、116は締めワイヤである。尚、117は伝導手段、118は発電機である。固定軸108は図15の右欄のように斜め軸状にしてもよい。
図14の矢印Lのように水路103から流れくる水がサークル水路104内に入ると水車羽根114…を駆動して水車全体を矢印R方向に回転駆動するようになる。そのままではサークル水路104内で溜まるので底穴105から出口水路106へと抜き出すようにしてある。水車全体が回転駆動されることで発電が可能になる。
図17および図18は、付加的な提案例を示すもので、同例において、119はビルなどの壁面で、同壁面119には、ブラケット120などを介して全面開放型でヒンジ121により前面蓋122が開閉自在とされた本体ケース123が縦長状に取り付けられている。
本体ケース123内には、上下3列にわたって固定軸124…が横架されており、各固定軸124回りには図17の横断面図のように左右に位置をずらせて上段ボス125・中段ボス126・下段ボス127の順に回転自在に設けられているとともに、各ボス125〜127からはケース外前方へ斜め上がりに張り出される上ポール128・中ポール129・下ポール130がそれぞれ平行になる関係で取り付けられている。
これらポール128〜130には、それぞれの態様(「地球環境を守ろう!」や「美しい国日本」)などの標示がなされた旗131…が取り付けられる一方、図18の仮想線のように本体ケース123内に納まるようになっている。
すなわち、下2本のポール129,130は上向きに納まり上1本のポール128は下向きに納まるようにされ、そのため、ケース123内にエアーや油圧のシリンダ132を備え付け、このシリンダ132に第1リンク133を介して下ポール130を上下させるようにするとともに下ポール130と中ポール129とを同調リンク134でつないである。上ポール128からは第2リンク135を突設し、同リンク135と中ポール129との間は逆の方向で回転するように逆回転リンク136で連結してある。
尚、各旗131には下端縁に錘137…が入れられ風でポールにからまず収納が確実に行われるようにしてある。
図17および図18は旗131…が張り出された状態を示し、この状態では錘137により旗131は安定で美的にそよぐようになっている。夕刻になるとシリンダ132がタイマー駆動され、第1リンク133が押し下げられる同時に下2本のポール129,130は上回りに回転し上1本のポール128は下周りに回転する。
これらの回転により図18の仮想線のように各ポール128〜130はケース123内に納まる。ポール128〜130は全て同じ方向に納まるようにしてもよい。一方夜が明けて一定の時間になると、制御回路付きタイマー(365日カレンダー式タイマー)140によりシリンダ132が引き方向に駆動されると同時に駆動モーター138と伝導手段139により前面蓋122が開かれ、ポール128〜130を介して旗131が突き出すようにされる。
尚、緊急地震警報あるいは内蔵式P波感知装置に連動して旗131…が激しくあるいは緩徐に上下に振れて地震の来ることを知らせるように構成してもよい。また、これらの電力はソーラー発電によるものでもよい。
図19の提案例は、ポール142に第1リング143と第2リング144を介して旗141の紐145を結びつけるようにするとともに旗141の裾に錘146…を備えることで常に旗141が垂れ下がった好ましい状態を維持するものとした例である。147はストッパで、第1リング143を位置決めするものである。
本例は、ポール142に黄金玉148の挿し棒149を嵌め込む方式で第1リング143がポール142先端段差に引っ掛かるものであったが、上欄図のようにポール142の先端に直接黄金玉148が取り付けられている場合には、第1リング143を係止するストッパ147が必要となる。
尚、同ポール142のパイプ内にタイマー制御による風を通して噴気口150…より旗141を靡かせるようにしてもよい。この実施形態は、図18および図19のような自動式のもののほか、玄関先に固定設置するタイプのものにも適用があることは勿論である。
図20(平面図)および図21(立面図)は、縦軸支持方式の水車に複数(2種類)の汚水流を流下させて衝当させることにより発電する装置の他の実施形態を示す。同実施形態は、曝気槽200のコーナーに第1流出口201と第2流出口202を前記と同じく既設として開設しており、第1流出口201は高く第2流出口202はそれより少し低く示してあるが、逆のこともあり双方が同じ高さのこともある。
203は第1ガイド、204は第2ガイドであり、それぞれは後述する水車羽根の接線方向に流入水を投入するようにするもので、この実施形態では、特に、各ガイド203,204内に沿った形の複数条の整流化板205、206を配すことで変曲流により乱流化しがちな汚水をここで整流化して本来保有する流れエネルギーが対象である水車羽根に有効な形で作用するようにしてある。207は曝気水面である。
208は支持梁で、コーナーに斜め向きに配置されているが、曝気槽200全体を跨ぐように設けてもよい。この支持梁208の長手方向中間からは固定軸209が縦軸として垂下されている。
この固定軸209の下端には、受筒210が止めピン211により固定されている。固定軸209回りには、樹脂ライニングパイプ(図示省略)を介して回転パイプ212が挿通されて回転しながら上下に遊動可能に構成されている。
回転パイプ212の外周には、上下1段(あるいは上下2段)の水車213が水平面内で回転し得るように設けられている。同水車213は、円形の底板214と、外周に配列した水車羽根215…と、その水車羽根215の内周に丸胴状に設けた胴部216、および内部に放射状に設けた支持リブ217とを有する。
底板214は水平な平坦面とされているが、中央がコーン状に凹んだものあるいは凸状をなすものなどでもよい。また、底板214には、図21の左下欄に示すように複数の凹所218に常時エアーが確保されるようにして例え後述する水車浮上用のスカートが破損しても最低限度のエアーが浮上用として機能するようにしてもよい。
水車羽根215は、流出水を抱え持つように湾曲羽根とし、特に、同実施形態の羽根215は、外径端が内径端よりも大きく回転方向に先行するように斜め配置になっており、これにより、流出した汚水は外径方向に押しやられて第1ガイド203に続く第1シュラウド220および第2ガイド204に続く第2シュラウド221に沿った方向へ流される傾向となり、流出水が最も外周に作用することから大きな回転トルクを発生するようになる。
水車羽根215は平坦な斜め板でもよい。尚、水車213は、その直径が1mあるいは1.5mさらには2m、3m…等特に大きく設定してあるが、前記水車羽根215の径方向の寸法は、水車213の半径の約1/4ないし1/6で前記実施形態よりも小さく設定されている。汚水が水車羽根215の前後間で乱流を生じ難くしかもより外径寄りに汚水が集中して作用するようにしてある。
前記底板214の全周には、スカート223がゴム・樹脂・金属製などにより垂れ下げられている。このスカート223は内部に曝気槽内から発生するエアーを溜めて水車213を浮上させより軽快に水車213を回転させるためのものである。
同スカート223は固定軸209に同心状であるので回転の抵抗とはなりにくい。スカート223と底板214とは密閉空間を形成するので、全くエアーが漏れない構造になっているが、一定圧以上になるとその一部をリリーフさせて水車高さを一定化するようにすることもできる。
尚、回転パイプ212の外周上部には第1ホイール224が設けられて発電機225を駆動する第2ホイール226に伝導ベルト(タイミングベルト)227で連動するようにしてあるが、水車213が上下する関係で第1ホイール224も上下し、それを吸収するため第2ホイール226を左欄上に示すように同ホイール226を幅広状にしてベルト227が上下し得るようにしてもよい。
一方、第2、第1ホイール226,224および回転パイプ213は高さ変動しないようにし、水車213およびスカート223側が上下するように構成してもよい。
また、第1、第2シュラウド220,221を省略し、水車羽根215…を備えた水車213の外周に水車213とともに回転する全周カバーを設けるとともにその下部にスカート223を備え付けたものとするとともに流出汚水を周部でなく上方から投入されるようにしてもよい(図23の実施形態参照)。
この場合、全周カバーの周位に排水穴を多数設けて回転とともに投入された汚水が排出されるようにする。
図22および図23は、浮上により軽快に回転するようにした縦軸回り回転式の水車の羽根に対し流出汚水を上から投入するとともに水車中央から排出させるようにした実施形態を示す。
230は第1流出口、231は第2流出口で、それぞれ第1ガイド232と第2ガイド233を湾曲樋状に備える。各ガイド232,233の先端底面は円弧状の凹欠部aを備えて流出汚水流をより集束化して水車羽根に衝当させるようにしてある。ガイド232,233の底面はUあるいはV溝状に形成して流れをより集束化するようにしてもよい。
234は支持梁で、その長手方向中途には固定軸229が垂下して固定され、その外周には樹脂ブッシュ235を介して昇降運動可能な樹脂製回転パイプ236が設けられている。回転パイプ236の上端には駆動ギア237が取り付けられる一方、支持梁234上の発電機238から伸びた軸回りにはギア237に上下移動可能に噛み合う従動ギア239が設けられている。
241は水車で、同水車241は、丸形漏斗状をした底板242と、同底板242の中央に開けた排水口243を上端に有する排水パイプ244と、底板242の外周に一体に立ち上がる周板245とを備える。底板242と回転パイプ236とは複数枚のサポートアーム246で一体に結合されるとともに、底板242の外周上には周板245にも一体をなすように多数枚の水車羽根247…が配列されている。
この水車羽根247は、汚水が衝当する四角形の部分と衝当後の流れを受けながら前記排水口243へと導く三角形をした部分の1枚板からなる。尚、前記サポートアーム246の外径側に相当する部分の水車羽根247は四角形をした部分のみからなる。
また、図22に仮想線で示すように、水車羽根247はbあるいはcのように求心方向に対し傾斜してもよく、同図右欄にdあるいはeで示すように湾曲状をなすものにしてもよい。
これら水車羽根は底板242に対し垂直面状に立ち上がるが、右欄に示すように流入水を抱え込むように下端基部が上端よりも回転方向に先行して位置する傾斜面状fに配備してもよい。この傾斜面は湾曲するものf′にしてもよい。
前記水車241の底部には、スカート249が垂設され、水車241の底部空間が浮上用のエアー溜め空間とされている。この空間には、曝気槽内で発生する散気によるエアーが入って溜まりその浮力により水車241が持ち上げられ軽快な回転を促進する。水車241は上下するがその際ギア237はギア239に対して回転を伝えながら上下スライドにより吸収する。
固定軸229の下端には、図23の矢印のように流れ来る汚水を排水パイプ244内へ勢いを付けて流下させるようにラセンガイド250が取り付けられている。
尚、ラセンガイド250の有無に拘らず、固定軸229の下端あるいは水車241の下端には図23に仮想線で示すような反転ガイド251を付けておけば浮上空間内にエアーを導くことができるとともに活性汚泥を含む汚水を曝気槽内に誘導することができる。ラセンガイド250と反転ガイド251とを組み合わせることでエアーの発生量は増加し乱流化した汚水を曝気槽内に誘導できる。
そうしたことから図23にEで示す組は単独で装置を構成することができるし、Fの組を組み合わせることもできる。Fの組は、曝気槽の底に立てたガイドパイプ252で同パイプ252内に流下するエアー混じりの汚水を誘導してその途中からエアーを誘出させるとともに上端から汚水を排出するようにしたものである。253は逆流阻止ガイド、254はその下側に開けたエアー流出口である。
図24は、縦軸である固定軸257の回りに回転と浮上の可能な軽量一体型の水車258を備え、同水車258内にリブ259と多数枚の水車羽根260…を配備するとともに、水車258の底部を凹み状にしてエアー溜まり261を形成してその外周をスカート262で取り囲んで水車258の浮上を可能にした実施形態である。
底板263はその中央が膨らみ外周部分が平坦になっているので、ガイド264からの1種あるいは複数種の流出水は水車羽根260…に衝当しても中央へは逃げず、従って、トルクを大きく発生する外周に留まる傾向になる。外周に投入された汚水は、周板265の孔(メッシュでもよい)を通じて矢印のように一部ずつ回転により排出される。この孔は開口度の調節を可能にしてもよい。
尚、水車258の回転パイプ266と固定軸257との間にはエアーが入り込むようにしてもよい。また、右欄に示すように、周面を開放した底板268上に水車羽根269を斜め向きに配列した水車270に対しその上方を横切るガイド271を通じて流出汚水を噴射するようにしてもよい。272はスカートである。
図25は、その水車276の中央底部にフロート278を回転に抵抗の少ない同心配置して浮上させるようにした実施形態を示す。スカート277は省略してもよい。前記フロート278は、発泡樹脂の他、中空型樹脂や金属製のものでもよく、また、形状は逆円錐形の他、丸筒などでもよい。
図26は、縦軸である固定パイプ280に水車羽根281を備えた水車282の回転軸283を浮上させながら回転するように支持したものにおいて、特に、曝気水面284上にフロート285を浮設し、同フロート285の中央に球軸受からなるピボット286を水密式に設け、同ピボット286に前記回転軸283下端を支持させて常時軽快に回転運動させるようにしたものである。
前記のように固定側がパイプ280で回転側が軸283であることもあり、このことは他の実施形態でも同様に適用できる。
図27は、縦軸である固定パイプ288に水車羽根289を備えた水車290の回転軸291を浮上させながら回転するように支持したものにおいて、特に、曝気槽内にフロート292を浮力発生状態で沈め込み、同フロート292の中央に球軸受からなるピボット293を水密式に設け、同ピボット293に前記回転軸291下端を支持させて常時軽快に回転運動させるようにしたものである。
図28の実施形態は、支持梁296に斜め固定軸297を固定し、同固定軸297回りに回転パイプ298を介して底板299・周胴板300・水車羽根301を備えた水車302を斜め軸回りに回転自在にしたものである。
303は流出水のガイド、304はフロート、305はピボットであり、回転パイプ298の下端軸がピボット305を介してフロート304からの浮力を受けて水車302を常時浮上させる仕組みになっている
この実施形態によれば、水車羽根301が上がったところに流出水が投入されさらに同流出水の落差分のエネルギーを利用して水車302を回転作用させるので、流出水のもつ位置エネルギーをうまく利用して水車302を効果的に回転させることができる。
尚、同図右下欄に示すように、水車302の底板の底部に周方向に連続状をなす浮力発生体(発泡体や中空構造体)306を備え付けて水車302を常時浮上させるようにしてもよい。この場合、前記フロート304を組み合す場合と浮力発生体306単独で構成する場合とがある。
図29および図30は付加的な提案例を示すもので、ビル308の外壁に既設として主看板(サイン)309が取り付けられているものに支持軸310回りに回転する旗311などの標識幕付きポール312を出し入れ自在とするもので、主看板309の裏側にこれらの装置を設置すると、出したときも引っ込めたときもこれら装置が裏方から見えてしまう不都合がある。
そこで、この提案例では、出したときも引っ込めたときもこれら装置が裏方から見えないように、主看板309の裏方に離間させた補助看板313を隠し役として平行に配したものである。主看板309はそのままとしこの補助看板313の方にポール312を出し入れ駆動させる機構や制御部などを内蔵するのが好ましい。
尚、図30に仮想線で示す314は弾性カバーで、主看板309と補助看板313の外周を含むそれらの間を覆うゴム膜めようなもので、両看板309,313間に相当する個所に切れ溝を有し、その溝を通じてポール312が出入りする一方ポール312が収納された状態では外部から保護されるようにしたものである。切り溝は、ポール312の通過に問題はないが旗311が通過して収納される場合に切り溝に挟まれて一部が外部にはみ出した不体裁な状況になるおそれがあるので、切り溝の幅を旗311が余裕をもって通過させ得る幅にしておく必要がある。
図31も付加的な提案例を示すもので、ビル316の外壁に縦向きのガイドレール317を固定して上下のホイール318間に無端伝導材319を掛け渡して地上に近い高さに設けたハンドル320を回すことで伝導材319を上下いずれにも駆動させることができるようにしてある。その伝導材319にはローラー321を介してガイドレール317に沿って上下する昇降ライナー322が取り付けられている。
前記ビル316の外壁には既設のものとして主看板(サイン)323が取り付けられて機能しており、その上を利用して他のサインを構成してある。このサインは、主看板323上に固定された収納ケース324と、昇降ライナー322に同行自在に取り付けられたカバー325とを備えるとともに、カバー325と収納ケース324との間には、前後2条の線条材326が図31のように引っ張られた状態とケース324内に収納された状態とを得るように設けられ、同線条材326間には水平方向の2本の吊り受け材327を介して旗などの標識幕328が吊り下げられている。
尚、線条材326の下端と収納ケース324との間には線条材326を過度の引っ張りなく緊張良く張るための弾性材329が設けられている。
線条材326それ自体を伸縮自在な素材で構成してもよい。
そして、同図の状態はハンドル320の操作により昇降ライナー322が上昇されカバー325を介して線条材326が上向きに引き上げられた状態を示し、この状態では標識幕328が遠くから視認できる状態になっている。
ハンドル320を逆回転させることで昇降ライナー322が下がり、それとともに線条材326が弛んで標識幕328とともに収納ケース324内に下がりその上からカバー325が被さって収納状態とされる。この収納状態を保持するためカバー325と収納ケース324間をマグネット(図示省略)で吸着するようにしてもよい。
図32および図33は、やや急傾斜の川(水路)330を利用して設置された水車発電装置についての実施形態を示す。同装置は、川330の両脇に対向状に立設配備した支持杭331と、これらの杭331にアーム支点332を介して上下運動可能に取り付けられた左右一対のアーム333と、これら両アーム333の下流側端部間を介して横軸回りに回転自在に取り付けられた水車334とを備え、特に、前記アーム333の底部には河川流に対して浮上する第1フロート335を装備するとともに、前記水車334の胴内にも第2フロート336を内蔵してこれら335,336により水車334が常時河川流に浮上しながら軽快に回転・発電可能に構成されたものである。
尚、第1フロート335は高さ調節可能にすれば水車334を好適な高さで効率回転させることができる。
図34および図35は他の提案例を示す。同提案例は、ビル340などの建造物の窓口の一部開かれた側部開口に収納装置341をセットし同装置341を介して旗342や幟などの掲示物を出し入れ自在としたものである。
収納装置341は、前後が開口して縦長枠状に形成された取付枠343と、同取付枠343の上部に嵌め込まれる閉止カバー344と、縦長で奥行きのある直方体のケース345を備え、同ケース345は、樹脂、木板あるいは薄金属板などにより形成されるが、その外部に向く開口346から入る雨水がビル室内に浸入しないように水密型になっている。
尚、取付枠343は、窓枠348を開閉案内する固定枠349の内高さにフィットさせるため高さ調節自在に上下2分割式に構成することができる。前記ケース345の内面底壁は水平でなく前傾状aに形成すれば雨水が自ずと外部に排除される。
ケース345は、窓枠348の一部を図34のように開けその側縁と固定枠349との間に適合させて取付枠343を装着するとともに同取付枠343を介して閉止カバー344を適合式にセットして残る縦長状の開口を介して装着される。
ケース345内の上側には、ポール351を介して旗342を出し入れするための機構が組み込まれている。352はガイドハウジングで、図34の右欄に示すように、リップ付き溝型アルミ合金で形成され、その溝側を下に向けるようにしてケース345内の上部に水平に固定されている。
ガイドハウジング352には、先側に4点配置をなして鼓形のゴム製などのガイドローラー353…がそれぞれ縦軸状に配備され、これらの間を介してポール351が進退自在に案内されるとともにガイドローラー353の中の1つが正逆回転制御される駆動源(減速機付きモーター)355により駆動ローラーとして機能するようになっている。旗342の吊持基部はガイドハウジング352の溝356内を通して前後するようになっている。
ポール351の尾端部には作動片357が設けられてケース345の前後に配備したスイッチ358を作動させることで駆動源355を正逆に回転切換可能とする。
図34および図35の実線(破線)の状態はポール351がケース345内に納まった状態を示し、例えば、タイマー制御により朝○時になると自動的に駆動源355がONとなってガイドローラー353を駆動させ、ポール351が進出することで旗342が掲出される。ポール351が進出した端部では、作動片357がスイッチ358を蹴ることで駆動源355の作動が停止するとともに、一定時間が経過すると同駆動源355が逆回転して元に復帰する。復帰終了は作動片357がスイッチ358を蹴ることで得られる。
図36は他の提案例を示す。同提案例は、前記と同じく一方の窓枠を少し開いてその隙間に図示装置を嵌め込むようにしたもので、ケース360の下部に横軸361を設けて駆動源362により旗363付きポール364を起倒自在として出し入れできるユニットを構成したものである。同ケース360の場合も室内に雨水が入らないように水密式にしてある。同ケース360はFRP製でもよい。
図37は他の提案例を示す。同提案例は、幟367を扇面の軌道上で左右に連続的に振る装置で、設置面368上に錘369付きバランス保持板370により多少の風があっても自立するように設置したケース371と、同ケース371内に横架した駆動軸372と、同駆動軸372を連続的に往復駆動させる駆動源373と、駆動軸372の回りに同調回転可能に取り付けた基部ボス374と、同ボス374からケース371の長孔を通じて上方に高く伸びたポール375とを備える。
図示した装置は、錘369付きバランス保持板370により安定しており、その状態で駆動源373が往復駆動されるとポール375を介して幟367が図の矢印のように往復して振られる。従って、イベントや祭を行う際や神社等に設置すれば幟367がゆれ動くので非常に目立ち、集客力が増す。
尚、同装置を複数基独立して設置する他、バランス保持板370などの安定化手段を隣同士で連結すれば安定化することができる。ケース371を図示よりも長い共用型にしてそこに複数基の幟367を揺れ動くように設けてもよい。
また、前記例ではポール375を往復駆動するようにしていたが、上からみて円を描くように回転させてもよい。
図38および図39は、同じく農村などの水路や川を流れる水の流れエネルギーを利用した水利発電方式の他の例を示す。図38は図39の平面図、図39は図38のH−H線断面図である。400は水路で、同水路400は、新規に設けたものあるいは旧来からの水路の中途で構成することができる。同水路400の末端には、直径数十mと大きい平面円形をしたサークル水路401を幅1〜3あるいは5mのもとに連通状に形成し、その一部の底穴402からは外部に抜ける出口水路403を連通させて全体水路を構成したものである。さらに、サークル水路401の中央には、基礎404を介して固定軸405を立設し、その回りに回転体406を軸受支持して設けるとともにその外周には四方へ伸びるように主アーム407を張り出してある。
主アーム407の外端には、回転リング409を取り付けてあるとともに、同リング409を介する下部には、多数の下部ステー410を介して水車羽根411…が設けられてサークル水路401内で回転運動するようになっている。羽根411の外縁には、図38の右下欄に示すように、サークル水路401内で水が抜けにくくしかも水路401に羽根411が干渉しないようにゴムシール412が取り付けられている。413は吊りワイヤで、固定軸405の上端に回転自在に軸受支持したワイヤ受盤414に上端を取付支持されている。固定軸405の回転体406下側には、駆動ホイール415が取り付けられて従動ホイール416との間に掛けまわされた伝導手段417を介して発電機418を駆動自在に構成してある。固定軸405他の全体は、図38に矢印Sの方向に下げ傾斜面に従う傾斜姿勢で設置して、勢いを保つ水の流れエネルギーを羽根411に有効に当て付けるように構成することもできる。
図37の矢印Pのように水路400から流れくる水がサークル水路401内に接線方向に入ると水車羽根411…を駆動して水車全体を矢印R方向に回転駆動するようになる。そのままではサークル水路401内で滞るので底穴402から出口水路403へと抜き出すようにしてある。水車全体が回転駆動されることで発電が可能になる。419は補強枠で、主アーム407を補強・構築する。
こうした発電装置において、前記サークル水路401は、水入り口および出口に相当する部分を除いて、U字(V字や角型などでもよい)形で全体が短い円弧状をした本体aと、その両端に設けた接合フランジbとでなる接合型溝ユニット421の接合により構成されている。この溝ユニット421は、FRPやコンクリート、あるいは木やビニール樹脂などで一体形成することができる。
尚、主アーム407の撓みを少なくするため、図39に示すように、サークル型をした補助溝423を設けてアーム407からのフロート424を浮かせて浮力を得るようにしてもよい。
また、サークル型をしたガイドレール425上を走行するようなローラー426を主アーム407に備えて支持するようにすることもできる。この場合、サークル水路401の上縁に沿ってローラー426を走行支持させるようにしてもよい。
さらに、図38の右上欄に示すように、水車羽根411は球体(球殻も含む)427としてもよく、また、その右欄に示すように半球体428としたり判球殻型にしてもよい。
図40および図41は、河川430内での水車式発電装置についての実施形態を示す。
同装置は、河川430内に垂直な角型固定支柱431を介して水位追従式に設置されている。固定支柱431は、河川430の幅間中央に埋設固定された基礎ブロック432の杭433に差し込まれるとともに下フランジ434をアンカー435により止め付けることにより高く伸びて固定されている。固定支柱431は、図40に仮想線で示すように、一端が土手側に固定された牽きワイヤ436により四方から牽かれて保持されて振れなどしないようになっている。
前記支柱431の回りには、四角筒状をした昇降ガイド筒437が回転せずに昇降自在とされるとともに、同ガイド筒437の外周には、内周がガイド筒437に適合し外周が円筒面とされた中筒438がガイド筒437とともに昇降するように設けられている。
中筒438の上下端外周には、フランジ438aが突設されているとともに、両フランジ438a間に相当する中筒438の外周には、内外周面が円筒面とされた外筒439が中筒438に対して回転自在に設けられている。
この外筒439の外周には、主アーム440が四方へ伸びて設けられているとともに、駆動ホイール441が設けられている。主アーム440の外周端を介してリング442が取付られるとともに、同リング442から垂下された複数本のステー443を介してゴムシール444付きの水車羽根445が取り付けられており、これら水車羽根445は、内外にフロート446…を配備して河川水面上に浮上し水位追従式のサークル水路447内で回転自在になっている。
前記フランジ438aからは、受台448が突設されて回転せず昇降のみ自在に設けられ、その上に発電機449が設置されるとともにその下側には従動ホイール450が設けられて前記駆動ホイール441との間に掛けられた伝導部材451により昇降しながらも回転を伝えるようになっている。452は誘導ガイド板で、河川430の水の流れを集めてサークル水路447の上流側の凹欠状の入り口453に接線状に河川水を導くように連通して固定されている。454は出口で、サークル水路447の下流側に凹欠状に形成されている。尚、455は下限ストッパ、456は回転止めワイヤでサークル水路447を土手側から引っ張って同サークル水路447が回転しないように規制する。
河川水は、誘導ガイド板452により集められて図40の矢印Gのようにサークル水路447内に流れ込む。これらの水はサークル水路447内の水車羽根445…を回転駆動したのち出口454を通じて排出される。水車羽根445の回転により主アーム440が回転するとともに外筒439も回転する。外筒439が回転すると駆動ホイール441が回転して伝導部材451を介して従動ホイール450を回して発電機449を駆動させる。
河川の水位が変動してくると、フロート446によりサークル水路447が上下し、これが水車羽根445を介して外筒439を追従して上下させる。その間も外筒439は回転するので、その外周の駆動ホイール441も昇降しながら回転する。外筒439は中筒438と昇降ガイド筒437を介して固定支柱431に備えって昇降する。受台448は、回転せず昇降のみする中筒438に突設されているので、図41の状態のまま昇降運動のみをし、従って、従動ホイール450は駆動ホイール441と同じ高さを保ちながら回転運動を伝えて発電が可能になる。
尚、水車羽根445は、図40に仮想線で示すように導入した水の流れをできるだけ外周寄りに導くため斜めに設けてもよい。
また、河川の水量が洪水などで激増する場合、図41に仮想線で示すように、ハンドル458により駆動される引き揚げ装置459により装置を持ち上げて退避させるようにしてもよい。
図42および図43に示す実施形態は、曝気槽等の反応槽475の水面476に浮上し浮遊するスカム(浮遊物)を除去処理するための装置で、特に、装置が可搬型であって例えば、作業員477により槽上に運び着けられて装置を抱え持って運転しながら槽内のスカムを吸引除去することのできる簡易可搬式のスカム除去装置(掃除機)に関する。
ここで、搬送する対象個所は、流入水路内や湖沼、海や河川などの全てを含み、対象物も浮上スカムのみでなくオイルなどの広範囲のものを含むものである。
478は装置ボディで、金属製やFRP製などで扁平円筒型の周胴部479と上カバー480および中央の抜出管481を備えて作られている。周胴部479の先方側には吸込口482が一定角度分をもって開口されているとともに、吸込口482を残すようにしてその内部には図43に破線で示すようなフロート483が内周回りに備え付けられている。
フロート483は、図42に示すように、水面476上のスカムを吸引エアーで効果的に吸込むため数cmの縦隙間を残すように規定するものである。前記抜出管481の下端は装置ボディ478内に開口され、その下端開口には、広口の吸上口484が取り付けられている。この吸上口484は、水面476より数cm上に開口するものである。
485は先可撓管で、抜出管481に接続されて装置ボディ478をできるだけ水平に保ちながら作業を進めることができるようにするものである。
486は第1管、487は第2管で、第1管486は先可撓管485に接続されているとともに、第1、第2両管486,487は止着具488により脱着自在に連結されている。
第2管487の基部には、吸引回収機489側に連通状に接続された可撓管でなる吸引管490が接続されている。
吸引回収機489は、吸引ポンプと回収部とが内装されるとともに車輪491およびハンドル492により移動自在とされている。493はコードリールである。
このスカム除去装置は図42にその概要を示すように移送され槽上に設置された吸引回収機489から槽内に装置ボディ478を落とし込んで浮上設置するようにして運転される。ボディ478は、持ち上げてフロート483の高さを調節することによりその呑込口である吸込口482の高さを適宜に調節することができる。吸込口482の上カバー480底面に調節板を付して呑み込みの高さ調節をするようにしてもよい。吸引ポンプの運転に伴って同吸込口482からは矢印Sのようにスカムが吸引され、吸上口484・抜出管481・第1、第2管486,487・吸引管490を通じて吸引回収機489内にスカムが回収される。作業員477は、図42のように管487の基部を持ってボディ478を水面上で動かすようにしさらに槽上を移動しながら同様の操作をすれば水面上のスカムを次々に除去回収することができる。
尚、図43に仮想線で示すように、ボディ478は平面視四角形などの角型にしてもよい。
また、ボディ478内は渦流を起生する手段を設けてもよい。
図44および図45は、吸引ポンプ508を架台509を介して設置対象面510上に定置的に設置(移動可能にしてもよい)し、同ポンプ508に接続されたフレキシブルチューブ511の先端に装置本体512を装備して同本体512を水面513上の一定範囲で浮上しながら吸引運転するようにしてある。本体512は、呑込口514を周位複数個所に開口するボディ515を備えるとともに、その下部に落とし込み部516を有し、この落とし込み部516内には、フレキシブルチューブ511に接続された吸引管517の下部開口が吸込み可能に臨むように設定されている。吸引管517は落とし込み管516内で数cm偏心しているが同心にしてもよい。
518はフロートで、落とし込み部516から張り出すステー519を介して設けられた四角枠状の外フレーム520に備えたフロート軸521を介して高さ調節可能に設けられている。この装置は、定置浮上式であるが、フレキシブルチューブ511の変形の許す一定範囲で移動可能であり、呑込口514を通じて呑込まれたスカム水は落とし込み部516内の吸揚ポンプPから吸引管517を通じてチューブ511からポンプ508へと導かれて排除される。尚、522は渦流起生フィン、523は補助フロートである。
こうしたスカム除去装置では、吸揚ポンプPによる吸引・除去運転によりボディ515内のスカム水の流れは渦巻き流を起生しながら強制化されるものの、ボディ515の外域でのスカムの誘引は消極的なものである。
そこで、この実施形態では、前記外域でのスカムの流れを積極的なものにして呑込口514…まで送り込むようにするため、外フレーム520から四方へパイプステー525…を突設して装置外周を廻るように送水パイプ526を備え付けるとともに、このパイプ526の適所に、スカムを呑込口514…へと追いやるようなノズル527…を配備したものである。
送水パイプ526への水の供給は、吸引ポンプ508からのスカム水排出管528の経路途中と同パイプ526とをストップ弁529を介して給水チューブ530で接続することによりなされる。排出管528の一部を曲がり部531としてその手前から給水チューブ530へ給水できるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、上方のフレキシブルチューブ511を経由してスカム水を導くようにしてあったが、図4Sに仮想線ルートで示すポンプPから下回りを通じて吸引ポンプ508へとチューブ532により導くようにし、その中途からストップバルブ533を介してノズル527へ送水可能に構成してもよい。スカム水の排出経路のより近い個所から送水可能となる。尚、吸引ポンプ508は省略することもできる。また、架台509は、定置式であったが、槽上で自在な方向へ移動可能にしてもよい。さらに、送水パイプ526は、丸いリング状にしてあったが、図44に仮想線で示すように、四角枠状のパイプ526にしてよりノズル位置が呑込口514に近くなるようにしてもよい。また、同パイプ526は、複数本のフロート軸521…をつなぐように配してもよい。この場合のパイプ526は四角や丸リング状とする。
前記実施形態では、スカム水の一部水を利用して送水パイプ526へ水送りをするようにしていたが、別途独自経路で送水するようにしてもよい。
閉鎖性水域へ放流している下水処理場では富栄養化の防止に向けて、現状からの更なる窒素及びりんの削減が求められている。従来の標準活性汚泥法は下水中の有機物(BOD)除去を主目的とした処理方法であり、窒素およびりんの削減には高度処理が不可欠である。
りん除去については無機凝集剤等の添加による除去が可能であるが、窒素については生物学的除去法を採用する必要がある。生物学的窒素除去法とは、流入水中のアンモニア性窒素を好気槽で硝酸菌により硝酸性窒素に硝化させ、その後、窒素ガスにまで還元して脱窒させる方法である。第1段階の硝化反応を確実に進行させるためには、反応槽の活性汚泥を高濃度化してA−SRTを長く保ち、硝化反応を担う硝化菌の増殖・維持を図る必要がある。しかしながら、活性汚泥の高濃度化によるA−SRTの長期化を行うと放線菌の増殖を促すことになり、反応槽での放線菌スカムの発生に繋がる。この放線菌は最終沈澱池に大量に発生し放流水質の悪化を招くとともに、下水処理場見学者に対して悪印象を与えることになる。また、放線菌スカムは粘着性のある浮上スカムであるため、通常のポンプ等では除去が困難であり、その解決策として次の反応槽用スカム除去装置を開発した。
同スカム除去装置は、図46(縦正面図)および図47(平面図)に示し、反応槽600内の水面601を境に浮設されている。ここで、水面601のレベルは変動する。602は水中架台で、同架台602は環状をなし、その周位3個所(3個所に限定されず4〜6個所などでもよい)には縦向き筒状をしたホルダー603が固着されており、このホルダー603からは内向きに斜め上り状をしたステー604の複数本が立設されるとともに、同ステー604を介して環状の取付座板605が水平面状に取り付けられている。
同取付座板605の中央を介して水中ポンプ606が縦軸式に装備されている。このポンプ606は、図示しない吸込口を上向きにしてセットされ、その排出用の連通管607を下端からポンプ下方を経由して上方へと導いている。この連通管607は、図46の右下欄に横断面を略示するようにポンプ606を基準にして逆サイドにあるようにしてバランスをとるようにしてある。
水中ポンプ606の上部外周にはサブフロート608が設けられて取付座板605側に対し止着具609…により上下調節可能にセットされている。このサブフロート608上には、上面が開放型で底面がポンプ口を残して閉塞された浅い丸受皿状をした呑込トラフ610が前記止着具609…に支持されて水平にセットされている。
この呑込トラフ610の周円部は、全体的に水面601下30mm前後の呑込み高さhとなるように装置重量と浮力のバランスで確保されるようになっている。また、同トラフ610の受皿内には、ポンプ吸込口へ向けて図47において左回りの渦流を起生するように渦流起生プレート611…が複数枚スパイラル状に配備されている。
前記連通管607には排出管612が接続され、同管612は、呑込トラフ610中央のポンプ吸込口中央を通って上方へ伸び、水と放線菌スカムの混合水を蛇腹ホース613を経由して矢印Xのように槽外に排出するように構成されている。排出管612の水面601上に対応する外周高さには、下端開放型のカバー614が取り付けられ、同カバー614の下端開口は水面601の高さに対応する一方装置が下降動作するような場合にはカバー614が下降をブレーキングするために機能して装置の安定化させる。
一方、前記水中架台602のホルダー603には、垂直なフロート軸616…が高さ調節自在に取り付けられ、その下部外周にはウエイト(あるいは補助フロート)617…が取り付けられている。フロート軸616の上部には、周方向に3個のメインフロート618…が高さ調節自在にセットされている。フロート軸616の上端には、吊り上げ用のアイナット619がねじ込まれているとともに丸環状をなす内散水パイプ620がステー621を介して装置に同心状に取り付けられている。
前記内散水パイプ620への給水は、前記排出管612の途中に接続された第1給水パイプ622によりなされる。623は第1取出弁である。
内散水パイプ620には、3個所の内向き散水ノズル624…と異なる位置に3個所の放射散水ノズル625…が配備されて、内向き散水ノズル624からは図47の装置中心Oc向きである矢印Y方向に、放射散水ノズル625からは矢印Z方向の放射流を放射するようになっている。
尚、内散水パイプ620の外周には、同心状に外散水パイプ627を同じ高さに装備して第2取出弁628付き第2給水パイプ629を経由して排出管612からの水を供給するようにしてもよい。この場合、同パイプ627には、内向き散水ノズル630…を配備するが、このノズル630…は内散水パイプ620に配備した内向き散水ノズル624と放射散水ノズル625の間を通じて散水するようにする。外側のノズル630と内側のノズル624,625とは周方向において同じ位相のところに配置すれば内外に散水の勢いが重なって粘着性の高いスカム送りが効果的になされる。
本装置は、水中ポンプ606や連通管607および排出管612、さらに水中架台602、内散水パイプ620や給水パイプ622、ウエイト617やカバー614などによる重量に対し、メインフロート618およびサブフロート608の浮力調節がなされて呑込み高さhが好適に規定される。水面601上には、放線菌スカムが粘着性の高いものも混じって浮遊しており、これらスカムは、装置外周からの散水により装置求心方向へ送り込まれて呑込トラフ610内に水とともに流れ込む。その際、水中ポンプ606の吸込み作動とともに渦流起生プレート611によりスカム水が渦巻流となって効果的にポンプ606に吸込まれる。尚、本装置は、装置全体を重量化する一方で浮力を大きく作用させてあるので、ポンプ606が吸込停止した際の反作用に伴うバウンドが小幅に抑えられ装置の安定化が図れるようになっている。
尚、散水方式に代えてあるいは散水方式とともに、図46に矢印Hで示すような水中集束流によりスカムを送り寄せるようにしてもよい。この場合、超音波方式を併用することもできる。
また、図47に仮想線で示すように、内散水パイプは620′のように三角形などの多角形にしてもよい。この場合、三角形の頂点個所には丸味Rをもたせて送水が滞りなく円滑に行えるようにするとともに三角形の中間位置に設けられる内向き散水ノズル624が呑込トラフ610のより外回りに位置してスカムの送り込みに適した位置を確保できるようにすることができる。同内散水パイプは、四角形を基本とするものでもよい。
さらに、内散水パイプは図47に仮想線で示すように、六角形(図では一部のみを示す)にすることもできる。その頂点位置に内散水ノズル624や放射散水ノズル625を配すことができる。この六角形の内散水パイプの場合も、頂点個所にR部分を形成する。
また、前記実施形態では、排出途上のスカム水の一部を散水用としたが、散水用水としてはフィルターあるいはストレーナを介装してスカムと分離するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、排出途上のスカム水の一部を散水用としたが、工業用水を専用水として供給するようにしてもよい。
また、図46の右上欄に示すように、メインフロート618の上部には径大段差部618aを設けて水面上下に対応させることにより装置のバウンド作用を抑制するブレーキング機能をもたせるようにしてもよい。
図48および図49は他の実施形態を示す。同実施形態は、呑込トラフ632の外周縁部を、前記実施形態のような立ち上がり部分633と複数個所の切欠状呑み込み部分634とで構成してもよい。この場合、呑み込み部分634と内散水ノズル635とを対応位置させる。
また、立ち上がり部分633の外周にはスカムが溜まり勝ちになることも想定され、その場合の対策として、流れa、aを起生するノズルを内散水ノズルに別途配備してもよい。
図50は他の実施形態を示す。同実施形態は、反応槽638内に前記したスカム除去装置(符号は図46および48のものを付す)を設置し、同反応槽638内上方に張った吊りワイヤ639の複数本をアイナット619に通して図の左右方向に移設可能に吊持支持したもので、そうした装置を反応槽638内で外周に間隔を残して配し、そのうえで、同間隔の水域にスカム微細化送りユニット640を配備してコーナー流れガイド641…による流れ制御とともに反応槽638内の装置外回りに微細化したスカムを流してその終端に対向するスカム水呑込排出装置642で槽外に排出処理できるようにしたものである。
微細化されたスカムが周回する間、前記ノズル630、624によりスカムを呑込トラフ610の方向へ送りやり、同装置からもスカムを排出できるようにしてある。
前記スカム微細化送りユニット640は、この実施形態ではスクリュウ刃643を備えてスカムを吸込んで送りながら刃で微細化して送り出すようにするとともにその出口644手前に超音波微細化装置645を内装して更にスカムを微細化するものである。このユニット640は他の個所に配備してもよい。また、超音波微細化装置645も他の個所に配備してもよい。
さらに、ガイド641は、1/4円形部分641aのみでなく斜め直線ガイド部分641bを組み合わせたもので、微細化されたスカムが流れやすいような形になっている。
また、スカム水呑込排出装置642からのスカム水はスカム・水分離装置646内に導かれて分離処理されたのち、バイオ分解処理装置647に導かれて分解処理される。
さらに、前記ワイヤ639の1本には水中ポンプ駆動のための配電コードを巻回伸縮式で装備することができる。また、図46に示すように、内側のノズル624は垂直線を基準にして内向きに30度前後傾斜して比較的近傍域のスカムを呑込トラフ610へ送るようにされ、外側のノズル630は垂直線を基準にして内向きに45前後傾斜して比較的広い水域のスカムを水平方向に誘導するようにされ、それぞれはY、Y′のように散水するものとされているが、この角度は限定されない。
本発明の一実施形態を示す平面図。 図1のII方向からの矢視図。 他の実施形態を示す平面図。 図3のIV−IV線断面図。 他の実施形態を示す平面図。 図5の正面図。 他の実施形態を示す平面図。 他の実施形態を示す正面図。 図8のIX−IX線断面図。 図8のX−X線断面図。 他の実施形態を示す平面図。 他の実施形態を示す平面図。 図12の縦断面図。 他の実施形態を示す平面図。 図14のB−B線断面図。 図14のC−C線断面図。 付加的な提案例を示す横断面図。 図17の縦断面図。 他の提案例を示す正面図。 他の提案例を示す平面図。 図20の縦断正面図。 他の提案例を示す平面図。 図22の縦断正面図。 他の提案例を示す縦断面図。 他の提案例を示す縦断面図。 他の提案例を示す縦断面図。 他の提案例を示す縦断面図。 他の提案例を示す縦断面図。 他の付加的提案例を示す正面図。 図29の正面図。 他の付加的提案例を示す正面図。 他の実施形態を示す平面図。 図32の縦断面図。 他の提案例を示す斜視図。 図34の例の詳細を示す縦断面図。 他の提案例を示す斜視図。 他の提案例を示す正面図。 水車式発電装置の他の実施形態を示す平面図。 図38のH−H線断面図。 河川設置の水車式発電装置の他の実施形態を示す平面図。 図40の横断面図。 他の実施形態を示す側断面図。 図22の装置ボディを示す斜視図。 他の実施形態を示す平面図。 図44の縦断面図。 他の実施形態を示す縦側面図。 図46の装置の横断面図。 他の実施形態を示す横断面図。 図48の側面図。 他の実施形態を示す平面図。
符号の説明
1…曝気槽 2,3…流出口 4,5…ガイド 8…支持梁 17…水車 19…水車羽根。

Claims (2)

  1. 曝気槽、沈澱池など複数の経路から流出水のある処理池に、前記経路のうち複数の経路に対応して水車羽根を回転自在に装備し発電可能に構成した発電装置。
  2. 請求項1に記載の発電装置において、水車羽根は、傾斜軸を含む縦軸状に支持されるとともに上下複数段に配備されてこれら上下の水車羽根へは複数の経路からそれぞれ流出水が誘導されるようになっている発電装置。
JP2007069435A 2006-10-24 2007-02-19 発電装置 Expired - Fee Related JP5103571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007069435A JP5103571B2 (ja) 2006-10-24 2007-02-19 発電装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006314850 2006-10-24
JP2006314850 2006-10-24
JP2007069435A JP5103571B2 (ja) 2006-10-24 2007-02-19 発電装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008317673A Division JP4947525B2 (ja) 2006-10-24 2008-11-18 標識幕掲出収納装置
JP2008317672A Division JP2009148753A (ja) 2006-10-24 2008-11-18 スカム除去装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008133819A true JP2008133819A (ja) 2008-06-12
JP2008133819A5 JP2008133819A5 (ja) 2009-04-16
JP5103571B2 JP5103571B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=39558829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007069435A Expired - Fee Related JP5103571B2 (ja) 2006-10-24 2007-02-19 発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5103571B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101100397B1 (ko) 2011-10-21 2011-12-30 티엠디이엔지(주) 유량 제어부 구조를 개선한 발전 설비용 축류팬의 유압식 날개 조절장치
JP2013047507A (ja) * 2011-08-28 2013-03-07 Fujiwara Sangyo Kk 発電装置
JP2013169513A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Ihi Corp 排煙脱硫装置
CN103420432A (zh) * 2012-05-22 2013-12-04 张郭惠敏 可携式多功能纯水机
WO2014024645A1 (ja) * 2012-08-08 2014-02-13 Thk株式会社 水力発電装置
US20160317989A1 (en) * 2015-04-29 2016-11-03 ZEMA Oxipool Water-Driven Device, System and Method for Aerating or Mixing a Body of Water
JP2017080667A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 住友重機械エンバイロメント株式会社 撹拌システム、水処理設備
CN113044966A (zh) * 2021-03-23 2021-06-29 上海交通大学 一种污水处理耦合发电的曝气池***
JP2022077076A (ja) * 2020-11-11 2022-05-23 崑山科技大學 ブレードを持ち上げられるスイング式水力発電機構

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56141069A (en) * 1980-03-25 1981-11-04 Suzuki Kunio Generator
JPS59173567A (ja) * 1983-03-19 1984-10-01 Kiichi Taga タンデム式クロスフロ−水車
JP2000303942A (ja) * 1999-04-22 2000-10-31 Mitsuhiro Fujiwara 発電装置
JP2005299434A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Masao Ito 水循環式水力発電装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56141069A (en) * 1980-03-25 1981-11-04 Suzuki Kunio Generator
JPS59173567A (ja) * 1983-03-19 1984-10-01 Kiichi Taga タンデム式クロスフロ−水車
JP2000303942A (ja) * 1999-04-22 2000-10-31 Mitsuhiro Fujiwara 発電装置
JP2005299434A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Masao Ito 水循環式水力発電装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013047507A (ja) * 2011-08-28 2013-03-07 Fujiwara Sangyo Kk 発電装置
KR101100397B1 (ko) 2011-10-21 2011-12-30 티엠디이엔지(주) 유량 제어부 구조를 개선한 발전 설비용 축류팬의 유압식 날개 조절장치
JP2013169513A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Ihi Corp 排煙脱硫装置
CN103420432A (zh) * 2012-05-22 2013-12-04 张郭惠敏 可携式多功能纯水机
CN104685206A (zh) * 2012-08-08 2015-06-03 Thk株式会社 水力发电装置
JP2014034923A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Thk Co Ltd 水力発電装置
WO2014024645A1 (ja) * 2012-08-08 2014-02-13 Thk株式会社 水力発電装置
US20160317989A1 (en) * 2015-04-29 2016-11-03 ZEMA Oxipool Water-Driven Device, System and Method for Aerating or Mixing a Body of Water
CN107529738A (zh) * 2015-04-29 2018-01-02 O2瓦特雷德有限公司 用于曝气或混合水体的水驱动装置、***及方法
JP2017080667A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 住友重機械エンバイロメント株式会社 撹拌システム、水処理設備
JP2022077076A (ja) * 2020-11-11 2022-05-23 崑山科技大學 ブレードを持ち上げられるスイング式水力発電機構
JP7112766B2 (ja) 2020-11-11 2022-08-04 崑山科技大學 ブレードを持ち上げられるスイング式水力発電機構
CN113044966A (zh) * 2021-03-23 2021-06-29 上海交通大学 一种污水处理耦合发电的曝气池***

Also Published As

Publication number Publication date
JP5103571B2 (ja) 2012-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008133819A (ja) 発電装置
US7607862B2 (en) Shoaling water energy conversion device
RU2580193C2 (ru) Многоцелевое роторное устройство (варианты) и генерирующая система, включающая такое устройство
US7121536B2 (en) Wave generator with oxygen injection for treatment of a body of fluid
JP2008133819A5 (ja)
CA2374221C (en) Water circulation apparatus system and method
WO2013038748A1 (ja) 水力発電装置を配設した散気方法及び散気装置
KR101604128B1 (ko) 태양광 발전식 적조 및 녹조 제거장치
KR101707410B1 (ko) 수질 개선을 위한 인공 물 순환장치 및 그것의 제어 방법
KR20140020592A (ko) 풍력을 이용한 녹조 방지 및 수질개선용 폭기장치
US7267325B2 (en) Aeration method of pool water and apparatus thereof
KR101393721B1 (ko) 수초섬에 의해 은폐되는 수질정화장치
JP2014144451A (ja) 水力発電装置を配設した曝気装置
CN1460795A (zh) 水力涡轮机***
US8216456B2 (en) Water treatment apparatus adaptible to natural water environment
CN106430550B (zh) 一种小型村镇污水处理模块化一体式装置
CN201686555U (zh) 一种新型潜水推流曝气机
KR101666627B1 (ko) 수질정화장치
JP2011196361A (ja) 水上発電装置
TWI342791B (en) Method and apparatus for collecting and/or separating solids from liquids
JP2009148753A (ja) スカム除去装置
KR101371263B1 (ko) 수질정화와 녹조 및 적조발생 억제를 위한 이중 회전 물순환장치
JP4691764B2 (ja) エネルギー変換装置
JP4873112B2 (ja) 発電装置
JP3243114B2 (ja) 自走式噴水型水質浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090127

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5103571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees