JP2008133077A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積載トレイ上から搬送される原稿の搬送不良を防止することができ、しかも、排出トレイ上に排出された原稿を見やすく、また、取り出しやすくした自動原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】排出トレイ22の上方に配設される積載トレイ21を、トレイ本体41と、トレイ本体41に対して出し入れ可能な補助トレイ42とによって構成する。常用サイズ(例えば、A4)の原稿Pをセットする際には、補助トレイ54をトレイ本体41に収納して、傾斜板54を下方に退避させる。排出トレイ22上の原稿がよく見える。大サイズ(例えば、A3)の原稿Pをセットする際には、補助トレイ42を引き出して積載位置M1に配置する。傾斜板50が突出されて、原稿Pの端部を持ち上げて、腰を付与する。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、複写機,プリンタ等の画像形成装置の上部に配設されて、原稿を自動的に原稿処理部に搬送する自動原稿搬送装置に関する。
複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置において、給紙トレイ上にシートをセットし、給紙ローラによって1枚ずつシートを画像形成装置に供給していく。このような給紙トレイにおいて、給紙不良を防止するために、給紙トレイの原稿載置面に突部を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このものは、給紙方向の上流側となる、原稿載置面の後端近傍の、通紙幅方向の両端にそれぞれ突部を設けている。これら突部により、原稿載置面に載置された原稿の通紙幅方向の両端部を持ち上げて湾曲させる。そして、この湾曲によりシートに剛性を与えてシートの後端が給紙トレイから垂れ下がったり、落下したりすることを防止し、さらに給紙不良を防止している。
特開平9−175659号公報
しかしながら、特許文献1に開示された上述の技術を、積載トレイ(給紙トレイ)の下方に排出トレイが配置されている自動原稿搬送装置に適用しようとすると、以下のような問題が発生する。
画像形成やファックスを行う際、原稿は、積載トレイにセットされ、積載トレイから画像読取部に搬送される。そして、画像が読み取られた後、排出トレイ上に排出される。排出された原稿は、積載トレイに下方に位置していて、積載トレイの陰になるため、ユーザからは見えにくい。このため、原稿の取り忘れが発生するという問題がある。この原稿の取り忘れは、近時、問題となっている個人情報の流出という観点から大きな問題である。また、取り忘れはしないまでも、排出トレイ上から原稿を取り出す際、排出トレイの上方を覆っている積載トレイが邪魔になるという問題もある。特に、種々の大きさの原稿を取り扱うような場合には、積載トレイが大きくなりがちで、排出トレイ上の原稿が一層見えにくく、また、取り出しにくくなってしまう。なお、近時の自動原稿搬送装置の使用状況は、A4サイズの原稿の取り扱い頻度が高く、これよりも大きい大サイズの原稿、例えばB4、A3等は、取り扱い頻度が低くなっている。
そこで、本発明は、積載トレイ上から搬送される原稿の搬送不良を防止することができ、しかも、排出トレイ上に排出された原稿を見やすく、また、取り出しやすくした自動原稿搬送装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、原稿がセットされる積載トレイと、前記積載トレイの下方に配設された排出トレイと、前記積載トレイ上の原稿を原稿処理部に搬送し、処理後の原稿を前記排出トレイ上に排出する搬送手段とを備えた自動原稿搬送装置に関する。この発明に係る自動原稿搬送装置は、前記積載トレイは、原稿がその先端及び少なくとも一方の側端を基準として載置される第1の原稿載置面を有するトレイ本体と、前記トレイ本体に収納される収納位置と前記トレイ本体から上流側に引き出される積載位置とをとり、前記積載位置において、前記第1の原稿載置面から上流側にはみ出した大サイズの原稿の上流側部分を支持する第2の原稿載置面を有する補助トレイと、を備え、前記補助トレイは、前記第2の原稿載置面の上流側でかつ通紙幅方向の端部に、前記第2の原稿載置面から上方に突出されて、原稿の端部を上方に持ち上げる突部を有する、ことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る自動原稿搬送装置において、前記突部は、補助トレイによって揺動自在に支持された傾斜板と、前記傾斜板を上方に付勢して原稿の端部を持ち上げる突出位置に配置する付勢部材とを有する、ことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る自動原稿搬送装置において、前記傾斜板は、前記補助トレイが前記収納位置に配置された際に、前記トレイ本体の一部に当接して、前記第2の原稿載置面とほぼ同じ高さの退避位置に配置される、ことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、例えば、積載トレイのトレイ本体の大きさを、使用頻度の高い常用サイズ(例えば、A4サイズ)の原稿の大きさに対応させて設定しておけば、トレイ本体の下方に配置された排出トレイに対し、その上方を覆う面積を小さくすることができる。したがって、使用頻度の高い常用サイズの原稿を排出トレイ上から取り出す際には、トレイ本体は、それほど邪魔になることはない。ところで、トレイ本体は、常用サイズの原稿に合わせた大きさに設定されているので、トレイ本体の第1の原稿載置面に大サイズ(例えば、B4・A3サイズ)の原稿を載せると、大サイズの原稿は、搬送方向上流側に位置する上流側部分(搬送方向に向かっての後端側)が、第1の原稿積載面からはみ出して垂れ下がる。そこで、本発明においては、トレイ本体に収納されていた補助トレイを引き出して、その第2の原稿載置面によって大サイズの原稿の上流側部分を支持する。この際、第2の原稿載置面には、突部が形成されていて、この突部によって大サイズの原稿の端部が上方に持ち上がられて腰が付けられる(剛性が付与される)ので、大サイズの原稿は、トレイ本体の第1の原稿載置面上及び補助トレイの第2の原稿載置面上から、斜行、紙詰まり等の搬送不良なく円滑に搬送される。
請求項2の発明によれば、突部は、補助トレイによって揺動可能に支持された傾斜板と、これを上方に付勢して突出位置に配置する付勢部材とを有しているので、傾斜板は、付勢部材の付勢力に抗して下方に退避することが可能である。
請求項3の発明によれば、傾斜板は、補助トレイがトレイ本体に収納される収納位置に配置された際に、トレイ本体の一部に当接して、第2の原稿載置面とほぼ同じ高さの退避位置に配置されるので、傾斜板が退避しない場合と比較して、トレイ本体の厚さを薄くすることができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図6を参照して、本発明に係る自動原稿搬送装置1について説明する。このうち、図1は、画像形成装置2及びその上部に配設された自動原稿搬送装置1の外観を示す、前側左斜め上方から見た斜視図である。なお、以下の説明においては、自動原稿搬送装置1の前後左右上下については、図1中の左側に示す矢印の方向とする。図2は、自動原稿搬送装置1の原稿搬送方向に沿った縦断面を前側から見た模式図である。同図中の矢印A方向は、原稿搬送方向に沿っての下流側であり、矢印B方向は、原稿搬送方向に沿っての上流側である。図3(a)は、補助トレイ42がトレイ本体41から引き出されて積載位置M1に配置された状態の自動原稿搬送装置1を、前側右斜め上方から見た斜視図である。図3(b)は、図3(a)中の矢印C部分の、ほぼ水平方向の拡大断面図である。図4は、補助トレイ42がトレイ本体41に収納される少し前の自動原稿搬送装置1を、前側右斜め上方から見た斜視図である。なお、同図中の二点鎖線は、収納位置M2に収納された状態の補助トレイ42を示している。図5は、突部53の拡大斜視図である。図6は、図5中のX−X線矢視図である。
図1に示すように、本発明に係る自動原稿搬送装置1は、複写機,プリンタ,ファクシミリ等の複合機である画像形成装置2の上部に設置される。同図に示す画像形成装置2は、直方体状に形成されている。画像形成装置2は、シート(紙、透明フィルム等の記録媒体)に画像を形成する画像形成部10と、シートを収納するシート収納部11と、原稿の画像を読み取る画像読取部(原稿処理部)12とを備えている。
画像形成部10は、例えば、画像読取部12で読み取った原稿の画像情報に基づいて、感光ドラム(不図示)上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーによって現像し、さらにこのトナー像をシートに転写した後、シートに定着させるものである。トナー像が定着されたシートは、画像形成部10の上面に形成された排紙トレイ13上に排出される。
シート収納部11には、3つの給紙カセット14が配置されている。給紙カセット14は、上述の画像形成部10によって画像が形成されるシートを、積層状態で複数枚収納している。それぞれの給紙カセット14は、前側に引き出し可能となっていて、それぞれ異なるサイズのシート、例えば、下方から順に、A3サイズ、B4サイズ、A4サイズのシートが収納されている。これらのシートは、シート給送装置(不図示)によって給紙カセット14から給紙されて、上述の画像形成部10に供給されるようになっている。
画像読取部12は、上述の画像形成部10の左端側に設けた支持部15によって支持されて、排紙トレイ13の上方に配設されている。画像読取部12の上面には、第1のプラテンガラス16、左指示板17、第2のプラテンガラス18が配設されている。第1のプラテンガラス16は、原稿を固定し、光源(不図示)を移動させて画像を読み取る、いわゆる固定読みに使用される。原稿は、その左端を左指示板17に当接させ、後端を後指示板(不図示)に当接させて読取位置にセットされる。第2のプラテンガラス18は、原稿を移動させ、光源を固定させて画像を読み取る、いわゆる流し読みに使用される。第2のプラテンガラス18には、前後方向に沿って帯状の読取ラインRが設定されている。原稿は、後述する自動原稿搬送装置1によって、読取ラインRを横切るように搬送され、このとき画像が読み取られる。上述の固定読み、流し読みのいずれの場合も、光源から原稿に光を照射し、その反射光をレンズ(不図示)を介してCCD(不図示)に入力することで、画像を読み取るようになっている。図1に示すように、画像読取部12の前端側でかつ右端側には、表示パネル19a及び操作ボタン19bを有する操作パネル19が配設されている。
上述の画像形成装置2においては、給紙カセット14から画像形成部10に供給されたシートに対し、画像読取部12によって読み取られた原稿の画像情報に基づいてトナー像が形成され、トナー像形成後のシートが排紙トレイ13上に排出されるようになっている。なお、画像形成装置2は、ファクシミリとして使用される場合には、後述する自動原稿搬送装置1によって搬送された原稿の画像情報が画像読取部12によって読み取られ、その画像情報が送信されるようになっている。以上で画像形成装置2の説明を終える。
次に、自動原稿搬送装置1について詳述する。自動原稿搬送装置1は、上述の画像形成装置2の画像読取部12の上面を覆うように配設されていて、後端側を基準に先端側がほぼ上下方向に移動するように揺動可能に支持されている。自動原稿搬送装置1は、図1,図2に示すように、積載トレイ21と、この積載トレイ21の下方に配置された排出トレイ22と、積載トレイ21上にセットされた原稿Pを画像読取部(原稿処理部)12に搬送し、画像読取後の原稿Pを排出トレイ22上に排出する原稿搬送部(搬送手段)23とを備えている。
積載トレイ21は、トレイ本体41と、このトレイ本体41に対して出し入れ可能な補助トレイ42とを有している。なお、積載トレイ21については後に詳述する。
原稿搬送部23は、積載トレイ21の上流側端部(左端部)の上方に、積載トレイ21上の所定位置(後述)にセットされた複数枚の原稿Pのうち、最上位の原稿Pから順に給紙する給紙ローラ24を有している。給紙ローラ24の矢印E方向の回転によって給紙された原稿Pは、駆動ローラ25aと従動ローラ25bとに掛け渡されて矢印F方向に回転する搬送ベルト25によって搬送されつつ、重送時には矢印G方向に回転するリタードローラ26によって重送が防止され、1枚ずつ分離された状態で下流側に搬送される。搬送された原稿Pは、さらに、搬送ローラ対27、大径の共通ローラ28、小径の搬送ローラ30,31,32によって、読取ラインRに搬送される。原稿Pは、読取ラインRを通過する際に、上述の画像読取部12によって画像が読み取られる。画像読取後の原稿Pは、左指示板17によって右斜め上方に導かれ、搬送ローラ33,搬送ローラ対34、排出ローラ対35等によって、排出トレイ22上に排出される。なお、原稿Pの裏面にも読取対象となる画像がある場合には、搬送ローラ33に対向して配置されているコンタクトイメージセンサ36によって裏面の画像が読み取られるようになっている。
図3(a),図4に示すように、積載トレイ21は、トレイ本体41と補助トレイ42とを有している。トレイ本体41は、本実施形態では、ほぼ長方形状の板状に形成されていて、上面の第1の原稿載置面43により、使用頻度の高い常用サイズ(例えば、A4、レターサイズ等)の横置き(通紙幅方向に長手方向を合わせた向き)の原稿Pのほぼ全体を下方から支持することができる。第1の原稿載置面43の前端及び後端近傍には、長板状のサイド規制板44,45がその長手方向を原稿搬送方向に向けて立設されている。このうち前側のサイド規制板44は、第1の原稿載置面43に載置された原稿Pの前端(原稿搬送方向に向かって左端)の位置を規制するものであり、後側のサイド規制板45は、原稿Pの後端(原稿搬送方向に向かって右端)の位置を規制するものである。これらサイド規制板44,45は、原稿Pの通紙幅方向(前後方向)に移動可能に構成されていて、トレイ本体41の内側に配設された連動機構(不図示)、例えば、ラック&ピニオンにより連動関係が設定されている。すなわち、一方のサイド規制板44(又は45)を内側に移動させると、他方のサイド規制板45(又は44)も同じ距離だけ内側に移動し、また、この逆に、一方のサイド規制板44(又は45)を外側に移動させると、他方のサイド規制板45(又は44)も同じ距離だけ外側に移動するようになっている。このように、本実施形態では、積載トレイ21上にセットされる原稿Pは、センター基準、すなわち原稿Pの通紙幅方向(前後方向)のサイズが異なる場合であっても、通紙幅方向の中心を基準に位置決めされるようになっている。また、原稿Pの左端(原稿搬送方向に向かっての先端)は、先端規制板46(図2参照)によって位置決めされる。このように、先端規制板46及びサイド規制板44,45によって位置決めされた位置が、原稿Pの所定位置となる。なお、トレイ本体41の内側には、サイズ検知センサ(不図示)が配置されている。サイズ検知センサは、第1の原稿載置面43に載置された原稿Pの前端及び後端に当接されたサイド規制板44,45の位置を検知することにより、原稿Pの通紙幅方向のサイズを検知するものである。トレイ本体41は、図2に示すように、下流側端部(左端側)が上述の給紙ローラ24の下方に配置され、上流側端部(右端側)が下流側端部よりも高くなるように緩く傾斜された状態で、自動原稿搬送装置1の本体フレーム47によって支持されている。トレイ本体41の内側には、次に説明する補助トレイ42を収納するための収納スペースSが設けられている。ここで、トレイ本体41の上流側における厚さをTとすると、収納スペースSは、トレイ本体41の上板41aと下板41bとの間に設けられていて、収納スペースSの高さhは、後述する補助トレイ42の厚さtよりも少し大きく設定されている。
補助トレイ42は、ほぼ長方形の板状に形成されていて、上述のトレイ本体41に収納される収納位置M2と、トレイ本体41から上流側に引き出されて大サイズ(例えばB4、A3)の原稿Pの上流側部分を下方から支持する積載位置M1とをとることができる。補助トレイ42の通紙幅方向の寸法は、トレイ本体41の通紙幅方向の寸法に対し、これよりも短くかつその半分よりも長く設定されている。また、収納スペースSの通紙幅方向の幅については、トレイ本体41の通紙幅方向の幅よりも短く設定されていて、収納スペースS全体が、トレイ本体41の後端側に寄るように設けられている。
ここで、図3(a)では、補助トレイ42が積載位置M1に配置された状態、つまり、最大限度まで引き出された状態を示している。なお、この状態においては、図3(b)に示すように、補助トレイ42の上流端側の前端及び後端(ただし、図3(b)では前端のみを図示)に設けられたストッパ48の係合凸部48aが、トレイ本体41の内壁41cに設けた係合凹部41dに弾性的に係合されて、これ以上、補助トレイ42を引き出すことができないようになっている。つまり、補助トレイ42を積載位置M1に保持するようになっている。なお、補助トレイ42をトレイ本体41から引き抜くには、ストッパ48の基端部48bを矢印H方向に押して、係合凹部41dに対する係合凸部48aの係合を解除した後、引き抜けばよい。また、積載位置M1にある補助トレイ42は、少し強めの力でトレイ本体41に向けて押し込むことにより、自然に係合凹部41dに対する係合凸部48aの係合を解除することができ、さらに押し込むことで、補助トレイ42をトレイ本体41に収納することができるようになっている。
図4は、補助トレイ42を矢印方向に押し込んで、補助トレイ42が完全にトレイ本体41の収納される少し前の状態、すなわち、後述する傾斜板50がトレイ本体41の一部にかかり始めた状態を示している。なお、補助トレイ42は、図3(a)に示す積載位置M1と、図4に二点鎖線で示す収納位置M2との間において、上述のストッパ48の係合凸部48aがトレイ本体41の内壁41cを外側に押すことにより、任意の位置に安定した状態で停止させることができる。つまり、積載トレイ21に載置する原稿Pの搬送方向長さに応じて、補助トレイ42の引き出し長さを必要最小限とし、下方の排出トレイ22を覆う面積を小さくして、排出トレイ22上の原稿Pの取り忘れを防止し、また、取り出しやすくすることができる。
補助トレイ42は、上面に第2の原稿載置面51を有していて、この第2の原稿載置面51には、サイズ検知センサ52が配置されている。このサイズ検知センサ52は、上述のトレイ本体41内のサイズ検知センサが原稿Pの通紙幅を検知するのに対し、原稿Pの搬送方向長さを検知するものである。なお、サイズ検知センサ52は、補助トレイ42が引き出された場合のみ作動するようになっている。これらサイズ検知センサの出力結果を組み合わせることで、原稿Pのサイズを検知することができる。例えば、原稿Pをその左端を先端規制板46に当接させ、前端及び後端をサイド規制板44,45に当接させて所定位置にセットした状態において、トレイ本体41側のサイズ検知センサが通紙幅としてA4の長辺を検知した場合、補助トレイ42が引き出されていないか、または引き出されているがサイズ検知センサ52が検知しないときには、その原稿PはA4サイズで、横向きに置かれたと判断する。一方、トレイ本体41側のサイズ検知センサが通紙幅としてA4の長辺を検知した場合で、かつ補助トレイ42側のサイズ検知センサ52が原稿Pを検知した場合には、その原稿PはA3サイズであるものと判断する。
図3(a),図4に示すように、補助トレイ42の第2の原稿載置面51の上流側でかつ通紙幅方向の少なくとも一方の端部(本実施形態では、双方の端部)には、突部53が設けられている。図5に突部53の拡大図を示す。また、図6に、図5中のX−X線矢視図を示す。突部53は、傾斜板50と圧縮ばねとして使用するコイルばね(付勢部材)54とを有している。傾斜板50は、ほぼ三角形の板状に形成されている。傾斜板50は、斜辺に相当する部分50aの裏面側の2箇所に薄板状のアーム55(ただし、図6において一方のアームのみを図示)が設けてあり、アーム55の先端部には、透孔(不図示)が穿設されている。この透孔には、補助トレイ42側に配設された軸56が貫通している。これにより、傾斜板50は、軸56を中心にほぼ上下方向に揺動することができるようになっている。図5,図6中に示すように、補助トレイ42側には、傾斜板50が揺動した際にアーム55が通過するスリット57が設けてある。傾斜板55の下方には、補助トレイ42の下面側を、傾斜板50とほぼ同形に突設させた台座58が設けてある。この台座58と傾斜板50の裏面との間には、付勢部材としてのコイルばね54が介装されている。傾斜板55は、コイルばね54によって斜め上方に向けて付勢されており、図3(a),図5,図6に示すコイルばね54の自然状態においては、角部が上方に位置して第2の原稿載置面51から突出するように傾斜されている。なお、コイルばね54の強さについては、傾斜板50の上に複数枚の原稿Pが載せられたときには、ほとんど圧縮されることなく、傾斜板50の傾斜姿勢を維持する一方、後述するように、補助トレイ42がトレイ本体41に収納される際には比較的容易に圧縮されて傾斜板55が退避するように設定されている。なお、付勢部材としては、コイルばね54に代えて、板ばねや捩じりばね等を使用することもできる。
補助トレイ42の傾斜板50は、上述のように、補助トレイ42が引き出された際には、コイルばね54に付勢されて、傾斜状態の突出位置N1(図3(a),図5,図6参照)に配置される。これに対し、補助トレイ42がトレイ本体41に収納されて収納位置M2に配置された場合には、退避位置に退避される。図4に示すように、引き出されていた補助トレイ42を、矢印J方向に押し込んで、トレイ本体41に収納する際、コイルばね54の付勢力により突出位置N1に保持されていた傾斜板50は、その下流側の端部がトレイ本体41の上板41aに当接すると、この上板41aによって下方に退避される。さらに補助トレイ42をトレイ本体41の収納スペースSに押し込んでいくと、傾斜板50は、上板41aによって徐々に下方に押し下げられ、補助トレイ42のほぼ全体が収納されると、第2の原稿載置面51とほぼ同じ高さの退避位置に配置される。
以上説明したように、自動原稿搬送装置1は、積載トレイ21上から常用サイズの原稿Pを搬送する場合には、補助トレイ42をトレイ本体41の収納位置M2に配置する。これにより、排紙トレイ22の上方に位置する積載トレイ21全体の占有面積を小さくすることができる。このため、排出トレイ22上に排出された原稿Pを視認しやすいので、排出トレイ22上から取り忘れするようなことがない。また、排出トレイ22上に排出された原稿Pを取り出す際に、積載トレイ21が邪魔になりにくい。また、補助トレイ42は、トレイ本体41の収納スペースSに収納された状態、つまり収納位置M2に配置された状態においては、傾斜板50が退避位置に配置されるので、収納スペースSの高さhを、補助トレイ42の厚さtよりも僅かに大きく設定すれば済むので、その分、トレイ本体41の厚さTの増加を抑制することができる。
次に、積載トレイ21から大サイズの原稿Pを搬送する場合には、トレイ本体41から補助トレイ42を引き出して積載位置M1に配置する。これにより原稿Pを支持する積載面は、トレイ本体41の第1の原稿積載面43と、その上流側に加えられた補助トレイ42の第2の原稿載置面51とになる。この場合でも、通紙幅方向の寸法がトレイ本体41よりも短い補助トレイ42は、トレイ本体41の後端側に合わせるように配置されているので、補助トレイ42の手前側には、排出トレイ22を見るための空間Kが形成される。補助トレイ42がトレイ本体41から引き出されると、コイルばね54に付勢されて、傾斜板54が上方の突出位置N1に配置される。この状態で積載トレイ21上に大サイズの原稿Pを載せると、原稿Pの下流側部分は、トレイ本体41の第1の原稿載置面43に載り、原稿Pの上流側部分は、補助トレイ42の第2の原稿積載面51及び傾斜板50に載る。これにより、大サイズの原稿Pは上流側部分が積載トレイ21からはみ出して下方に垂れ下がるようなことがなく、また、端部が傾斜板55によって持ち上げられて湾曲されて剛性が増すので、搬送不良を防止することができる。
上述では、本発明を自動原稿搬送装置に適用した場合を例に説明したが、本発明は、積載トレイの下方に排出トレイを有する一般的なシート搬送装置に広く利用することが可能である。
画像形成装置及びその上部に配設された自動原稿搬送装置の外観を示す、前側左斜め上方から見た斜視図である。 自動原稿搬送装置の原稿搬送方向に沿った縦断面を前側から見た模式図である。 (a)は、補助トレイがトレイ本体から引き出されて積載位置に配置された状態の自動原稿搬送装置を、前側右斜め上方から見た斜視図である。図3(b)は、図3(a)中の矢印C部分の、ほぼ水平方向の拡大断面図である。 補助トレイがトレイ本体に収納される少し前の自動原稿搬送装置を、前側右斜め上方から見た斜視図である。 突部の拡大斜視図である。 図5中のX−X線矢視図である。
符号の説明
1……自動原稿搬送装置、2……画像形成装置、12……画像読取部(原稿処理部)、21……積載トレイ、22……排出トレイ、23……原稿搬送部(搬送手段)、41……トレイ本体、42……補助トレイ、43……第1の原稿載置面、50……傾斜板、51……第2の原稿載置面、53……突部、54……コイルばね(付勢部材)、M1……積載位置、M2……収納位置、N1……突出位置、P……原稿

Claims (3)

  1. 原稿がセットされる積載トレイと、前記積載トレイの下方に配設された排出トレイと、前記積載トレイ上の原稿を原稿処理部に搬送し、処理後の原稿を前記排出トレイ上に排出する搬送手段とを備えた自動原稿搬送装置において、
    前記積載トレイは、
    原稿がその先端及び少なくとも一方の側端を基準として載置される第1の原稿載置面を有するトレイ本体と、
    前記トレイ本体に収納される収納位置と前記トレイ本体から上流側に引き出される積載位置とをとり、前記積載位置において、前記第1の原稿載置面から上流側にはみ出した大サイズの原稿の上流側部分を支持する第2の原稿載置面を有する補助トレイと、を備え、
    前記補助トレイは、前記第2の原稿載置面の上流側でかつ通紙幅方向の端部に、前記第2の原稿載置面から上方に突出されて、原稿の端部を上方に持ち上げる突部を有する、
    ことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記突部は、補助トレイによって揺動自在に支持された傾斜板と、前記傾斜板を上方に付勢して原稿の端部を持ち上げる突出位置に配置する付勢部材とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記傾斜板は、前記補助トレイが前記収納位置に配置された際に、前記トレイ本体の一部に当接して、前記第2の原稿載置面とほぼ同じ高さの退避位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動原稿搬送装置。
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