JP2008132055A - 吸収体 - Google Patents

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拓也 幸田
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Abstract

【課題】液の吸収速度が速く、液戻りが少ない吸収体を提供すること。
【解決手段】パルプ繊維2及び高吸収性ポリマーの粒子3を含み、第1の面1A及びこれに対向する第2の面1Bを有する吸収体10において、高吸収性ポリマーの粒子3の平均粒径が、第1の面1Aから第2の面1Bに向けて漸次小径となっており、第2の面1B側のパルプ繊維2の重量が、第1の面1A側のパルプ繊維2の重量より大きくなっており、第1の面1A側の空隙率と該第2の面1B側の空隙率とが異なっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の各種吸収性物品に用いられる吸収体及び該吸収体を備えた吸収性物品に関する。
従来、繊維材料及び高吸収性ポリマーの粒子を含む吸収体において、吸収体における液の吸収能力を高めるために、吸収体の第1の面とこれに対向する第2の面とにおいて繊維材料の重量や高吸収性ポリマーの粒子の密度を異ならせたものが知られている。例えば、受液面として用いられる第1の面側の高吸収性ポリマーの粒子の密度を第2の面側の高吸収性ポリマーの粒子の密度よりも大きくすると共に、第2の面側の繊維材料の密度を第1の面側の繊維材料の密度よりも大きくしたものが知られている(特許文献1参照)。
また、第1の面側の高吸収性ポリマーの粒子の粒径を第2の面側の高吸収性ポリマーの粒子の粒径よりも大きくしたものも知られている(特許文献2)。
特開平6−205806号公報 特表2000−516864号公報
しかし、特許文献1記載の吸収体においては、高吸収性ポリマーの粒子の密度の大きい第1の面側において吸液により高吸収性ポリマーの粒子が膨潤すると、膨潤した該高吸収性ポリマーの粒子同士が密着してゲル層を形成し、ゲルブロッキングが生じる。そのため、複数回の液の***があった場合、2回目以降に***された液は、第1の面側から第2の面側への透過性が悪く、吸収体の中に液をすばやく吸収することができず、漏れや肌トラブルの原因となった。また、特許文献2記載の吸収体においては、第1の面側及び第2の面側の繊維材料の密度が均一であるため、第1の面側においても繊維間の間隙に液が保持されることにより吸収体からの液戻りの原因となっていた。
従って、本発明の目的は、吸収体への液の吸収速度が速く、液戻りが少ない吸収体及び該吸収体を備えた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、パルプ繊維及び高吸収性ポリマーの粒子を含み、第1の面及びこれに対向する第2の面を有する吸収体において、前記高吸収性ポリマーの粒子の平均粒径が、前記第1の面から前記第2の面に向けて漸次小径となっており、前記第2の面側のパルプ繊維の重量が、前記第1の面側のパルプ繊維の重量より大きくなっており、前記第1の面の空隙率と該第2の面の空隙率とが異なっている吸収体を提供することにより、前記目的を達成したものである。
また、本発明は、前記の吸収体を備えた吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、吸収体の第1の面側と第2の面側とにおいて高吸収性ポリマーの粒子の粒径、パルプ繊維の重量及び空隙率が異なっているため、吸収体への液の吸収速度を向上させると共に、吸収体からの液戻りが低減される。
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の一実施形態(第1実施形態)が示されている。同図は、吸収性物品の股下部における縦断面の構造を模式的に示すものである。吸収性物品1は、使い捨ておむつや生理用ナプキン等、体液の吸収、保持に用いられる物品を広く包含する。吸収性物品1は、表面シート11、裏面シート12及び両シート間に介在配置された吸収体10を備えている。表面シート11、裏面シート12としては、当該技術分野において通常用いられている材料を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート11としては、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートやスキンケア剤を塗布したシートを用いることができる。裏面シート12としては、熱可塑性樹脂のフィルムや、該フィルムと不織布とのラミネート等の液賦透過性ないし撥水性のシートを用いることができる。裏面シート12は、水蒸気透過性を有していてもよい。
吸収性物品1は、更に、該吸収性物品の具体的な用途に応じた各種部材を具備していてもよい。そのような部材は、当業者に公知である。例えば、吸収性物品を使い捨ておむつや生理用ナプキンに適用する場合には、表面シート上の左右両側部に一対又は二対以上の立体ガードを配置することができる。
吸収性物品1における吸収体10は、パルプ繊維2及び高吸収性ポリマーの粒子(以下、ポリマー粒子ともいう)3を含んでおり、第1の面1A及びこれに対抗する第2の面1Bを有している。吸収体10は、第1の面1A及び第2の面1Bのどちら側からでも液の吸収が可能となっており、何れの面も受液面として使用することができるところ、本実施形態においては、第1の面1Aが表面シート11側に位置しており、該面1Aが受液面として用いられている。
ポリマー粒子3は、パルプ繊維2に保持された状態で、吸収体10の厚み方向に亘り分散配置されている。ポリマー粒子3は、通常、その粒径が一定ではなく粒度分布を有している。つまり、ポリマー粒子3は、その粒径が小さなものから大きなものまでを含んでいる。ポリマー粒子3は、その平均粒径が、吸収体10の第1の面1Aから第2の面1Bに向かって厚み方向全域に亘り漸次小径となっている。
ポリマー粒子3の粒径とは、該ポリマー粒子3が球形である場合には、球の直径のことであり、該ポリマー粒子3が球形でない場合には、短軸と長軸の平均値を該ポリマー粒子3の粒径とする。
また、ポリマー粒子3の平均粒径が漸次小径となるとは、吸収体10を厚み方向に3等分した時の各層におけるポリマー粒子3の平均粒径を測定し、その各層における平均粒径が、第1の面1Aから第2の面1Bに向けて順に小さくなっていることをいう。
各層における平均粒径は次のようにして求める。先ず、吸収体10の厚み方向の断面を顕微鏡観察し、その断面写真を撮像する。得られた断面写真画像から画像解析ソフト(Image−Pro Plus、日本ビジュアルサイエンス株式会社製)を用いて各層におけるポリマー粒子3の直径を測定する。測定は各層とも5点行い、その平均値を各層における平均粒径とする。
第1の面1Aに配されているポリマー粒子3は、その粒径が、好ましくは300〜800μm、更に好ましくは400〜650μmである。一方、第2の面1Bに配されているポリマー粒子3は、その粒径が、好ましくは50〜250μm、更に好ましくは100〜200μmである。
吸収体10においては、第2の面1B側のパルプ繊維2の重量は、第1の面1A側のパルプ繊維の重量よりも大きくなっている。
ここで、第1の面1A側とは、吸収体10の厚み方向における第1の面1Aを含むその近傍の領域をいい、第2の面1B側とは、吸収体10の厚み方向における第2の面1Bを含むその近傍の領域をいう。また、第1の面近傍の領域及び第2の面近傍の領域とは、好ましくは第1の面1A及び第2の面1Bから吸収体10の厚みの50%までの範囲をいい、更に好ましくは30%までの範囲をいう。
また、第1の面1A側のパルプ繊維の重量又は第2の面1B側のパルプ繊維の重量とは、それぞれの面側の領域における単位面積当たりの繊維量をいう。
即ち、吸収体10においては、第2の面1B側が繊維量の多い領域となっており、第1の面1A側が繊維量の少ない領域となっている。
第1実施形態においては、図1に示すように、第1の面1Aから吸収体10の厚さの半分までが繊維量の少ない領域となっており、第2の面1Bから吸収体10の厚さの半分までが繊維量の多い領域となっている。また、それぞれの領域内においては、繊維量に変化はなく略同一となっている。
吸収体10の厚み方向におけるパルプ繊維2の繊維量の分布は、図1に示す分布形態に限られない。例えば、パルプ繊維2の繊維量が変化する部分は、厚み方向の半分の位置に限られず、半分よりも表面シート11側であってもよく、裏面シート12側であってもよい。また、第1の面1Aから第2の面1Bに向けて繊維量が連続的に増加していてもよい。即ち、第2の面1B側のパルプ繊維2の重量が、第1の面1A側のパルプ繊維2の重量よりも大きくなっていればよい。
第1の面1A側の繊維量は、好ましくは25〜200g/m2、更に好ましくは80〜150g/m2である。一方、第2の面1B側の繊維量は、好ましくは100〜400g/m2、更に好ましくは200〜300g/m2である。
このように、第1の面1A側と第2の面1B側とにおいて、ポリマー粒子3の粒径及び繊維量が異なっているため、第1の面1A側の空隙率と、第2の面1B側の空隙率とは異なっている。本実施形態においては、第1の面1A側の空隙率は、第2の面1B側の空隙率よりも大きくなっている。第1の面1A側の空隙率と第2の面1B側の空隙率とは、その差が5%以上あるのが好ましく、さらに好ましくは10%以上、もっとも好ましくは15%以上である。第1の面1A側の空隙率及び第2の面1B側の空隙率は、以下の空隙率の測定方法に従って測定する。
〔空隙率の測定方法〕
はじめに吸収体10の厚み方向の断面を顕微鏡観察し、その断面写真を撮像する。得られた断面写真を画像解析ソフト(Image−Pro Plus、日本ビジュアルサイエンス株式会社製)で解析する。断面写真における第1の面1A側の領域及び第2の面1B側の領域それぞれにおいてパルプ繊維2及びポリマー粒子3のない領域の面積を測定し、その面積を空隙の面積とする。得られた第1の面1A側の領域の空隙の面積及び第2の面1B側の領域の空隙の面積をそれぞれ第1の面1A側の領域の断面積及び第2の面1B側の領域の断面積で除して空隙率を求める。ここでは、第1の面1Aから吸収体の厚み方向の50%の領域の空隙率と第2の面1Bから吸収体の厚み方向の50%の領域の空隙率とを比較する。
吸収体10は、第1の面1Aを液の吸収面、即ち受液面として使用することにより液の吸収速度が高まる。この理由は次の通りである。
ポリマー粒子3は、一般にその粒径が大きいほど、単位重量当たりの表面積が小さく、液をポリマー粒子3内に吸収する速度が遅い傾向にある。また、粒径が大きなポリマー粒子3は、最密充填しにくいので、ポリマー粒子3間に多数の大きな空間を形成する。従って、第1の面1A側から入ってきた液は、粒径の大きな第1の面1A側に配されたポリマー粒子に直ちに吸収されることなく、そのまま吸収体10の第2の面1B側に向けて流下する。しかも、第1の面1A側の繊維量は、第2の面1B側の繊維量よりも少ないため、繊維間の空隙の大きい疎な構造となっており、液の平面方向への拡散性が低いことに加え、繰り返し液を吸収することによって粒径の大きなポリマー粒子3が膨潤したのちも、膨潤したポリマー粒子3同士が接することがなく、ゲル層を形成しないため、液をすばやく透過させる。従って、液は、第1の面1A側において平面方向にはあまり拡散せず、粒径の小さなポリマー粒子3が配されている第2の面1B側にすばやく到達する。
粒径の小さなポリマー粒子3は、単位重量当たりの表面積が大きく、液をポリマー粒子3内に吸収する速度が速いため、第2の面1B側に到達した液は、粒径の小さなポリマー粒子3によってすばやく吸収される。また、第2の面1B側の繊維量は、第1の面1A側の繊維量よりも多く、繊維間の空隙の小さい密な構造となっており、繊維間に働く毛管力によって液は面方向に広く拡散し、第2の面1B側における液の吸収力を向上させる。粒径の小さなポリマー粒子3によって吸収されなかった余剰の液は、第1の面1A側に配されている粒径の大きなポリマー粒子3によって吸収される。
本実施形態においては、このように、第1の面1A側において液をあまり平面方向に拡散させずに第2の面1B側にすばやく透過させ、第2の面1B側において液をすばやく吸収すると共に吸収した液を平面方向に広く拡散させることにより吸収体10の液の吸収速度が高まる。また、第1の面1A側の繊維量は、第2の面1B側の繊維量よりも少なくなっており、第1の面1A側と第2の面1B側とでは、パルプ繊維2間に形成される導液路が、不連続となっているか又は分断されている。そのため、第2の面1B側に吸収された液は、第1の面1A側には逆戻りしにくい。そのうえ、吸収体10が加圧されるなどした際に第1の面1A側に逆戻りしようとする液は粒径の大きなポリマー粒子3によって吸収される。このように、実態におけるあらゆる状態(圧力の有無、姿勢、尿量)において吸収体10からの液戻りが少なくなる。また、液がすばやく吸収体10中へ透過していくために、表面シート上に液が残存する時間が短くなり、表面シート中に残る液もすくなくなるため、吸収体10はドライ感を呈する。更に、ポリマー粒子3の粒径は、第1の面1Aから第2の面1Bに向けて漸次小径となっているため、液の透過速度は、第1の面1Aから第2の面1Bに向けて徐々に遅くなり、また、液をポリマー粒子3内に吸収する速度は第1の面1Aから第2の面1Bに向けて徐々に早くなっている。特に、第1の面1A側の領域においては、その厚み方向に亘って繊維量に変化はないが、ポリマー粒子3の粒径が漸減していることに起因して、液の透過速度は第1の面1Aから第2の面1Bに向かうにつれて徐々に減少し、逆に液の吸収速度は、徐々に増加していく。更に、第1の面側の領域内における液の拡散性は、第1の面1Aから第2の面1Bに向かうにつれて徐々に高くなっていく。このように第1の面1A側の領域内において液の透過速度、液の吸収速度及び液の拡散性を徐々に変化させることによって、第2の面1B側に液をスムーズに移行させ、第2の面1B側に、液の吸収力や液の面方向への拡散力を超えた多量の液が一度に流入することを効果的に防止し、第1の面1A側に液が逆戻りしにくくなる。
更に、粒径の大きなポリマー粒子3は、粒子同士の間に存在する空間が、粒径の小さなポリマー粒子3の場合よりも大きいので、粒径の大きなポリマー粒子3が液を吸収し膨潤してその体積が増加しても、その体積の増加分を前記の空間で吸収できる。従って、第1の面1A側において、ゲルブロッキングは生じにくくなっている。一方、粒径の小さなポリマー粒子3は、粒径の大きなポリマー粒子3に比べゲルブロッキングしやすい傾向にあるが、第2の面1B側においては、パルプ繊維2の繊維量が多いため、小粒径のポリマー粒子3間にパルプ繊維2が介在してポリマー粒子3同士の接触が妨げられ、ゲルブロッキングが効果的に防止される。
ポリマー粒子3としては、従来の吸収性物品に用いられてきたものと同様のものを特に制限なく用いることができる。具体的には、ポリアクリル酸ソーダ(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ソーダ架橋体、(デンプン−アクリル酸)グラフト重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアクリル酸カリウム、並びにポリアクリル酸セシウム等が挙げられる。
ポリマー粒子3を保持するパルプ繊維2としては、針葉樹クラフトパルプや広葉樹クラフトパルプのような木材パルプ、木綿パルプ及びワラパルプ等の天然セルロース繊維等が挙げられる。
パルプ繊維2の繊維長は、本発明において特に制限はないが、好ましくは0.
1〜10mm、更に好ましくは0.5〜3mmである。
尚、図示はされていないが、吸収体10は、各種シート材料(以下、コアラップシートともいう)によって包まれていることも好ましい。また、コアラップシートは、第1の面1A及び/又は第2の面1Bの上面及び/又は下面に配されていてもよい。コアラップシートとしては、ティッシュペーパーなどの紙、不織布(例えばスパンボンド不織布、SMS(スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド)不織布、エアレイド不織布)等が挙げられる。
次に、上述した吸収体10の好ましい製造方法について説明する。
図1に示す吸収体10は、例えば図2に示す製造装置20により製造することができる。
吸収体の製造装置20は、図2に示すように、外周面に複数の集積用凹部40が所定の間隔で形成された回転ドラム30と、回転ドラム30の外周面の一部を覆う一端部を有し、飛散状態とされた吸収体の原料を、回転ドラム30の外周面に供給するダクト50を備えている。
回転ドラム30は、円筒状をなし、図2中の矢印A方向に回転駆動されるようになされている。回転ドラム30の外周面には、製造する吸収体の形状に対応する形状の集積用凹部40,40・・が形成されている。回転ドラム30には、吸気ファン(図示せず)が接続されており、該吸気ファンの駆動により、回転ドラム内の仕切られた空間B及びCが負圧に維持されるようになっている。個々の集積用凹部40の底面部には、多数の細孔(図示せず)が形成されており、集積用凹部が負圧に維持された空間上を通過している間、該集積用凹部の底面部の細孔が吸引孔として機能する。
ダクト50における、回転ドラム30側とは反対側の端部付近には、パルプ繊維等の繊維材料をダクト50内に飛散状態として供給する繊維材料供給装置(図示せず)が設けられている。また、ダクト50における、回転ドラム30と前記繊維材料の導入部位との間には、該ダクト50内にポリマー粒子3を導入するポリマー導入口51が設けられている。
ダクト50は、図3及び図4に示すように、上面52、下面53及び一対の側面54,54によって囲まれた断面矩形状の内部空間を有している。図4に示すように、ダクト50の内部空間は、繊維材料の導入部からポリマー粒子の導入部を経て、該ポリマー粒子の導入部と回転ドラム30との中間部位くらいまでは、ゆるやかに上下方向に拡大しており、回転ドラム30の近傍においては、上下方向に急激に拡大している。一方、ダクト50の一対の前記側面54,54は、ドラムの略全長に亘って互いに略平行である。以下、ダクト50の内壁面を構成する上記上面52、上記下面53及び上記側面54を、それぞれ、ダクト50の上面52、下面53及び側面54という。
本吸収体の製造装置20は、ダクト50の内部空間上半部の両側2箇所に設けられたポリマー導入口51から、ポリマー粒子3をダクト50内に導入するようになされている。ポリマー導入口51は、図4に示すように、ダクト50内の上面52と各側面54,54との交点55,55近傍に形成されている。より具体的には、ダクト50の一対の側面54,54における上面52近傍に形成されている。ポリマー導入口51は、ダクト50の内壁面に矩形状に開口している。
ポリマー導入口51が形成された部分におけるダクト50の外壁面には、ポケット状の接続部材56が取り付けられている。ポケット状の接続部材56は、ポリマー供給管57の一端部を差し込んで固定できるようになっている。ポリマー供給管56の他端は、ポリマーの収容部58に接続されている。ポリマーの収容部58に収容されているポリマーは、2つのポリマー供給管57に等量に分割され、それぞれ、ポリマー導入口51からダクト内に導入されるようになされている。
ポリマーの収容部58からポリマー導入口51へのポリマーの移動は、主に重力による自然落下であるが、ポリマーの収容部58側に送気ファン等のブロー手段を設けてポリマーの移動を助力してもよい。尚、ポリマー導入口51からのポリマーの導入の開始及び停止は、ポリマーの収容部58に備えられたオーガー(図示せず)といわれる大きなねじ状の部材を回転させたり止めたりすることにより行うことができる。ポリマーの導入は、オーガーのねじの穴(隙間)の中へポリマーを充填させ、オーガーを回転させて行う。ポリマーの導入量は、オーガーの回転速度により調整する。ポリマーの導入の停止は、オーガーを止め、ポリマー導入口51へのポリマーの供給を止めることにより行う。
本吸収体の製造装置20においては、図2及び図3に示すように、ダクト50の各側面54における、ポリマー導入口51よりも回転ドラム30寄りの位置に、略三角錐状の部材41、42が固定されている。また、ダクト50の下面53における、ポリマー導入口51よりも回転ドラム30寄りの位置には、三角柱状の部材43が設けられている。部材41,42及び43を設けることにより、ダクト50の内部空間の体積が減少してダクト50内の気流の流速が早くなる。また、部材41,42及び43の形状によって、該部材41,42及び43よりも回転ドラム30側のダクト50の内部空間に気流の乱れが生じる。本吸収体の製造装置20においては、部材41,42の略三角錐形状により、部材41,42及び43よりも回転ドラム30側のダクト50の内部空間において、部材41,42の設けられている位置よりも上部の空間で乱気流が生じる。また部材41,42の設けられている位置よりも下部の空間においては、乱気流は生じない。
部材41,42の形状は、空気流の流速を変化させ、乱気流を生じさせることのできる形状であれば特に制限されない。
吸収体の製造装置20は、更に、集積用凹部40に原料を堆積させる前の回転ドラム30の外周面上に第1コアラップシート5Bを供給する第1コアラップシート供給機構と、集積用凹部40に原料を堆積させた後の回転ドラム30の外周面上に第2コアラップシート5Aを供給する第2コアラップシート供給機構と、回転ドラムの外周面上に供給する直前の第1及び第2コアラップシート5A,5Bにそれぞれ接着剤を塗工する2つの接着剤塗工装置6A,6Bとを備えている。
本吸収体の製造装置20を用いて吸収体10を製造するには、先ず、回転ドラム30を回転させると共に、上記吸気ファンを作動させる。また、第1及び第2コアラップシート供給機構及び接着剤塗工装置6A、6Bを作動させる。
吸気ファンの作動により、空間B上に位置する集積用凹部40の底面部に吸引力が生じると共に、ダクト50内に、回転ドラム30の外周面に向けて流れる空気流が生じる。
そして、ダクト50内に、繊維材料を飛散するように導入すると共に、2つのポリマー導入口51それぞれから、ポリマー粒子をダクト50内に導入する。
回転ドラム30には、先ず、第1コアラップシート5Bが供給される。ダクト50内に導入された繊維材料及びポリマー粒子は、飛散状態となって回転ドラムに向かって供給され、回転ドラム30における該シート5Bにより内面が覆われた状態の集積用凹部40内に吸引されて堆積する。そして、これらが堆積した後の集積用凹部40上に、第2コアラップシート5Aが供給される。
ここで、図2に示す製造装置において、ダクト50の両側2箇所に設けられた一対のポリマー導入口51それぞれから、粒度分布を有するポリマー粒子3をダクト50内に導入すると、導入されたポリマー粒子3は、粒径の大きなものほど早く落下するため、粒径の大きなポリマー粒子3は、ダクト50内の乱気流の生じていない空間、即ち部材41,42の設けられている位置よりも下部の空間を搬送されて、回転する集積用凹部40がダクト50に覆われた部分における下方部B1に位置する際に集積用凹部40の底面に堆積する。また、乱気流により舞い上げられたポリマー粒子3においては、その中で粒径の小さなものほどより遠くまで搬送される。そして、粒径の小さなポリマー粒子3は、回転する集積用凹部40がダクト50に覆われた部分における上方部B3に位置する際に、集積用凹部40の表面に堆積する。即ち、ポリマー粒子3は、回転ドラム30に設けられた集積用凹部40において、粒径の大きいものが底面(内面)に堆積し、そこから表面(外面)に向かうにつれて徐々に粒径の小さいものが堆積していく。
繊維材料供給装置から供給されたパルプ繊維2は、部材41,42の設けられた部分よりも手前側では、ダクト50内に均一に分散して搬送されてくる。パルプ繊維2はその形状から、ポリマー粒子3よりも気流の影響を強く受けるため、部材41,42の設けられた部分よりも回転ドラム30側では、大部分のパルプ繊維2が乱気流により舞い上げられ、乱気流の生じていない空間を搬送されるパルプ繊維2は少量となる。従って、回転する集積用凹部40がダクト50に覆われた部分における下方部B1に位置する際に集積用凹部40の底面に堆積するパルプ繊維2の量は少なくなる。また、回転する集積用凹部40がダクト50に覆われた部分における上方部B3に位置する際に集積用凹部40の表面に堆積するパルプ繊維2の量は多くなる。即ち、回転ドラム30に設けられた集積用凹部40において、底面(内面)側に堆積するパルプ繊維2の量は少なくなり、表面(外面)側に堆積するパルプ繊維2の量が多くなる。
集積用凹部40内の繊維材料及びポリマー粒子の堆積物は、パルプ繊維2からなる繊維集合体にポリマー粒子3が含有されている構成であり、それらが、第1及び第2コアラップシート5A,5B間に間欠的に配置されたものは、吸収体の連続体10Aである。パルプ繊維2及びポリマー粒子3の堆積物は、堆積物の排出部Eまで搬送され、第1及び第2コアラップシート5A,5Bに挟まれた状態で、回転ドラム30から離れる方向に引っ張られ集積用凹部40から離型される。
回転ドラム30の外周面から離れた吸収体の連続体10Aは、ベルトコンベア等の任意の搬送手段により搬送され、後の工程において、パルプ繊維2及びポリマー粒子3の堆積物のない部分で切断されて個々の吸収体10となる。
吸収体10の厚みは、好ましくは1〜5mm、更に好ましくは2〜3mmである。
また、吸収体10全体としての坪量は、好ましくは40〜700g/m2、更に好ましくは100〜500g/m2である。吸収体10中におけるパルプ繊維2の坪量は、好ましくは20〜350g/m2、更に好ましくは50〜250g/m2であり、吸収体10中におけるポリマー粒子3の坪量は、好ましくは20〜350g/m2、更に好ましくは50〜250g/m2である。
尚、吸収体10は、第1実施形態においては、第1の面1Aを受液面として吸収性物品に用いていたが、第2の面1Bを受液面として用いてもよい。
この場合には、***された液は、受液面である第2の面1B側において平面方向に広く拡散された後に第1の面1A側に透過されるため、一回の液の吸収によって吸収体10の全面を利用できるという点において優れる。そのため軽失禁やパンティーライナーなどの***量がすくなく、一回の***で比較的取り替えるような場合に用いるとよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上述した第1実施形態と異なる点を説明し、同様の点は、同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。
第2実施形態においては、図5に示すように、第1実施形態に比して、第1の面1Aと第2の面1Bとの間に、第1の面1A側の領域及び第2の面1B側の領域よりもパルプ繊維2の重量の多い領域1Cを有している点で異なる。
第2実施形態におけるパルプ繊維2の重量の多い領域1Cにおけるパルプ繊維2の重量は、好ましくは50〜200g/m2、更に好ましくは100〜150g/m2である。
第2実施形態によれば、パルプ繊維2の重量の多い領域1Cを吸収体10の厚み方向の中央付近に設けることにより、第1の面1A側の領域を透過してきた液を、該領域1Cにおいて平面方向に広く拡散させてから第2の面1B側の領域に液を移行させることができるため、第2の面1B側に液を移行させることのできる面積が大きくなり、一回の液の***時に接するポリマー粒子3の量が増え、吸収効率が高まる。またパルプ繊維2の重量の多い領域1Cが吸収体10の厚み方向の中央付近にあることにより、吸収体10は、第1の面1A及び第2の面1Bの何れの面から圧迫した際にも風合いが良好となり、クッション性に優れる。
図5に示すように、吸収体の厚み方向の中央領域にパルプ繊維の重量の多い領域1Cを有する吸収体10を形成するには、図2に示す製造装置において、導入するパルプ繊維の特性(比重、太さ、長さ、形状等)を調整してパルプ繊維の搬送距離を制御し、回転する集積用凹部40が回転ドラム30におけるダクト50に覆われた部分の上下方向における中央部分B2に位置する際にパルプ繊維が密に堆積するようにすればよい。
本発明においては、吸収体10の上面又は下面に、さらに別の吸収体が積層されていてもよい。図6には、本発明の第3実施形態が示されている。第3実施形態は、第1実施例の吸収体10を2枚積層したものである。第3実施形態においては、下層吸収体13の第1の面13Aと上層吸収体14の第2の面14Bとが重なるように、積層されている。このように、本発明の吸収体を2枚積層することにより、速い液の吸収速度を保ちつつ、且つ更に多量の液の吸収が可能となる。尚、下層吸収体13は、図7に示すように、下層吸収体13の第2の面13Bと上層吸収体14の第2の面14Bとが重なるように積層されていてもよい。また、下層吸収体13は、図8に示すように、第1の面13Aから第2の面13Bに亘ってパルプ繊維2の重量分布が均一であり、またポリマー粒子3の粒径も第1の面13Aから第2の面13Bに向けて漸次変化していないものであってもよい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前述した実施形態に左右されることなく、本発明を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、第1実施形態においては、第1の面1Aの空隙率は第2の面1Bの空隙率よりも大きかったが、第2の面1Bの空隙率が第1の面1Aの空隙率よりも大きくてもよい。
また、本発明の吸収性物品においては、第1実施形態の構成を有する吸収体10を、該吸収性物品の股下部等の着用者の***部に当接する領域のみに偏在させて配してもよい。
また、本発明の吸収性物品は、使い捨ておむつや生理用ナプキンに限られず、失禁パッド等であってもよい。
以下に、本発明における好ましい具体的な実施例を挙げる。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されるものではない。
〔実施例〕
図2に示す製造装置を用いて、図1に示す吸収体を製造した。パルプ繊維としては、ウエハウザー社製〔NB416〕を用いた。ポリマー粒子としてはサンダイヤ社製〔IM930〕を用いた。
得られた吸収体は、坪量489g/m2であり、厚みは2.0mmであった。吸収体全体におけるパルプ繊維の坪量は、195g/m2、ポリマー粒子の坪量は、294g/m2であった。第1の面におけるポリマー粒子の平均粒径は、約500μm、第2の面におけるポリマー粒子の平均粒径は、約125μmであった。第1の面側のパルプ繊維の重量は80g/m2、第2の面側のパルプ繊維の重量は115g/m2であった。この吸収体の厚み方向の断面を電子顕微鏡観察した結果、図1に示す構造を有していることが確認された。
表面シート11として、坪量25g/m2のエアスルー不織布を用いた。裏面シート12として、透湿性のシートを用いた。
それ以外は、通常の使い捨ておむつの製造方法に従い、使い捨ておむつを得た。
〔比較例〕
実施例に用いた装置20における乱気流及び流速の変化を生じさせる部材41,42,43を取り外し、ポリマーの導入位置を側面からダクト上面にし、投入口も2つから1つに変更したダクトを用いてポリマー粒子及びパルプ繊維を積繊し、吸収体の厚み方向に亘ってパルプ繊維の重量の変化及びポリマー粒子の平均粒径の変化のない比較例の吸収体を作製した。
得られた吸収体は、坪量514g/m2であり、厚みは3.2mmであった。吸収体全体におけるパルプ繊維の坪量は、257g/m2、ポリマー粒子の坪量は、257g/m2であった。ポリマー粒子の平均粒径は350μmであった。

それ以外は実施例と同様にして使い捨ておむつを得た。この吸収体の厚み方向の断面を電子顕微鏡観察した結果、吸収体の厚み方向に亘ってパルプ繊維の重量の変化及びポリマー粒子の平均粒径の変化は観察されなかった。
〔評価〕
実施例及び比較例で得られた使い捨ておむつについて、以下の方法で液吸収時間及び液戻り量を測定した。その結果を表1に示す。
〔液吸収時間の測定〕
所定の速度及び量で擬似尿を繰り返し排尿でき、且つ赤ちゃんの体型及び体重を模したモデルに、実施例及び比較例で得られたおむつをはかせて、うつぶせ寝をしている体勢にした。この体勢では、お腹付近の吸収体にかかる体圧がほぼ2.0kPaになる。この状態で擬似尿を40ml排尿させ、表面シートから擬似尿がなくなるまでの時間を液吸収時間として測定した。測定は所定の排尿間隔をおいて4回行った。液吸収時間が遅くなればなるほど、モデルと表面シートの間に擬似尿が液残りしている時間が長いことを意味する。尚、2回目、3回目、4回目の排尿は、それぞれその前の回の測定から5分後に行った。
〔液戻り量〕
4回目の擬似尿の排尿完了から10分後に、アドバンテック社製のろ紙No.4Aを10cm×10cmに切ったものを10枚重ね、排尿部付近のおむつ上に置く。ろ紙の上から3.43kPaの圧力を2分間加えてろ紙に擬似尿を吸収させる。ろ紙の重量を測定し、重量の増加分を液戻り量とする。
Figure 2008132055
表1に示す結果から明らかなように、実施例の吸収体は、比較例の吸収体に比べて液吸収時間が短い、即ち液の吸収速度が速いことが判る。また、実施例の吸収体は、比較例の吸収体に比べて繰り返し液を吸収しても吸収速度の低下が起こりにくく、更に加圧という厳しい条件での液戻り量も低減されていることが判る。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態(第1実施形態)に係る吸収体の断面構造を示す模式図である。 図2は、図1に示す吸収体の製造装置の一例を示す概略図である。 図3は、図2に示す吸収体の製造装置におけるダクトの、高吸収性ポリマー導入口付近の構成を示す斜視図である。 図4は、図2に示す吸収体の製造装置におけるダクトの、高吸収性ポリマー導入口を通る断面を示す鉛直方向断面図(図2のII−II線断面図)である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る吸収体の断面構造を示す模式図である。 図6は、本発明の第3実施形態に係る吸収体の断面構造を示す模式図である。 図7は、本発明の第4実施形態に係る吸収体の断面構造を示す模式図である。 図8は、本発明の第5実施形態に係る吸収体の断面構造を示す模式図である。
符号の説明
1 吸収性物品
10 吸収体
11 表面シート
12 裏面シート
2 パルプ繊維
3 高吸収性ポリマー(ポリマー粒子)
20 吸収体の製造装置
30 回転ドラム
40 集積用凹部
50 ダクト

Claims (4)

  1. パルプ繊維及び高吸収性ポリマーの粒子を含み、第1の面及びこれに対向する第2の面を有する吸収体において、
    前記高吸収性ポリマーの粒子の平均粒径が、前記第1の面から前記第2の面に向けて漸次小径となっており、
    前記第2の面側のパルプ繊維の重量が、前記第1の面側のパルプ繊維の重量よりも大きくなっており、
    前記第1の面側の空隙率と該第2の面側の空隙率とが異なっている吸収体。
  2. 前記第2の面から前記吸収体の厚みの30%までの領域におけるパルプ繊維の重量が、前記第1の面から該吸収体の厚みの30%までの領域におけるパルプ繊維の重量よりも大きくなっている請求項1記載の吸収体。
  3. 前記第1の面が、受液面として用いられる請求項1又は2記載の吸収体。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載の吸収体を具備する吸収性物品。
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