JP2008122442A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008122442A
JP2008122442A JP2006302882A JP2006302882A JP2008122442A JP 2008122442 A JP2008122442 A JP 2008122442A JP 2006302882 A JP2006302882 A JP 2006302882A JP 2006302882 A JP2006302882 A JP 2006302882A JP 2008122442 A JP2008122442 A JP 2008122442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
toner
roll
primary transfer
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006302882A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotoshi Ishikawa
尚稔 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006302882A priority Critical patent/JP2008122442A/ja
Publication of JP2008122442A publication Critical patent/JP2008122442A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】転写ムラおよび画質ディフェクトの発生を効果的に抑制するとともに、これらの効果を長期にわたり維持することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像情報に応じた静電潜像を形成する像保持体と、前記像保持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像として可視化する現像手段104と、前記像保持体上に形成されたトナー像が一次転写される中間転写ベルト110と、前記中間転写ベルトに前記トナー像を一次転写する一次転写手段と、中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写手段120と、を備え、前記一次転写手段として、前記中間転写ベルトの内周面側に一次転写ロール105を備え、前記一次転写ロールが表面に、アモルファスカーボン(より好ましくは、水素原子含有量が10atm%以下で且つ炭素原子のsp3結合比率が50%以上)を主成分とするコート層を有する画像形成装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真複写機等の画像形成装置に係り、特に中間転写ベルトにトナー像を一次転写した後、該トナー像を記録媒体に二次転写するタイプの画像形成装置に関する。
従来、例えば中間転写型の画像形成装置としては、静電潜像に応じたトナー像が形成される感光体ドラムと、この感光体ドラム上のトナー像が中間的に転写される中間転写ベルトと、この中間転写ベルトに対して感光体ドラム上のトナー像を転写させる一次転写装置と、中間転写ベルト上に転写されたトナー像を用紙等の記録媒体に一括して二次転写させる二次転写装置とを備えたものが知られている。ここで、一次転写装置としては、例えば前記中間転写ベルトに接触配置される転写ロール等が用いられている。この転写ロールは、感光体ドラムと中間転写ベルトとの間に、感光体ドラム上のトナー像を中間転写ベルト側に移動させる電界を形成するものである。
前記一次転写ロールとしては、従来、ゴム組成物に化学発泡剤を添加して発泡させた導電性発泡ロールが用いられていた(例えば、特許文献1参照)。
前記一次転写ロールにおける問題としてロール汚れがある。画像形成装置内のトナークラウドなどによりロール表面にトナーが固着すると一次転写ロールには抵抗ムラが生じ、トナー固着部の表面電位が増加してしまい、その結果として転写ムラや放電による画質ディフェクトが発生する。
また画像形成装置の製造工程や機内エアフローにより、ホコリなどの異物が一次転写ロール表面に付着すると、該異物によって一次転写ロールと中間転写ベルト内周面との間に空隙が生じ、放電による画質ディフェクトが発生する。
尚、上記「画質ディフェクト」とは、ハーフトーン画像をプリントした際に発生する白点や黒点の欠陥をさす。
これらの問題は、特に前記導電性発泡ロールよりもコストを抑えることができる金属ロールを用いた場合には、より顕著となる問題であった。
これらの問題を解決するため、一次転写ロール表面にフッ素樹脂などの離型性のよいコート層を施す方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、経時での中間転写ベルトとの摺擦による磨耗が激しく、経時での維持性に問題があった。また、キャリアなどの硬い異物が付着した場合、中間転写ベルトから受ける荷重が前記異物に応力集中し、フッ素樹脂などのコート層に埋まりこみ、放電の起点となる場合があった。
特開2004−354723号公報 特開2002−229350号公報
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、転写ムラおよび画質ディフェクトの発生を効果的に抑制するとともに、これらの効果を長期にわたり維持することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述の目的は、以下の手段によって達成される。即ち、本発明の画像形成装置は、
<1> 少なくとも、画像情報に応じた静電潜像を形成する像保持体と、前記像保持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像として可視化する現像手段と、前記像保持体上に形成されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに前記トナー像を一次転写する一次転写手段と、中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、を備え、前記一次転写手段として、前記中間転写ベルトの内周面側に一次転写ロールを備え、前記一次転写ロールが表面に、アモルファスカーボンを主成分とするコート層を有する画像形成装置である。
<2> 前記コート層に含まれるアモルファスカーボンは、水素原子の含有量が10atm%以下で、且つsp3結合している炭素原子の比率が50%以上である前記<1>に記載の画像形成装置である。
<3> 前記コート層の厚みは5μm以下である前記<1>又は<2>に記載の画像形成装置である。
<4> 前記一次転写ロールは、基材として金属ロールを用いている前記<1>〜<3>の何れか1項に記載の画像形成装置である。
<5> 前記金属ロールの表面粗さRaは1.0以下である前記<4>に記載の画像形成装置である。
本発明によれば、転写ムラおよび画質ディフェクトの発生を効果的に抑制するとともに、これらの効果を長期にわたり維持することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明の画像形成装置は、少なくとも、画像情報に応じた静電潜像を形成する像保持体と、前記像保持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像として可視化する現像手段と、前記像保持体上に形成されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに前記トナー像を一次転写する一次転写手段と、中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、を備えてなる。前記一次転写手段としては、前記中間転写ベルトの内周面側に一次転写ロールを備え、且つ前記一次転写ロールが表面に、アモルファスカーボンを主成分とするコート層を有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、一次転写ロールの表面にアモルファスカーボンを主成分とするコート層(以下、「アモルファスカーボン層」と称す場合がある)を有していることから、トナークラウド等によるトナーの固着や、機内エアフロー等によるホコリなどの異物の付着を防止し、転写ムラの発生や、放電による画質ディフェクトを効果的に抑制することができる。これは、アモルファスカーボン層を表面に形成することによって表面付着力が低減されているためと考えられる。
また、アモルファスカーボン層は硬度が高いことから、キャリアなどの硬い異物の埋まりこみを防止し、放電による画質ディフェクトを効果的に抑制することができる。
更に、アモルファスカーボン層は耐久性に優れていることから、コート層の磨耗を効果的に防止し、上記転写ムラや画質ディフェクトの抑制効果を長期に渡って維持することができる。
ここで、「アモルファスカーボンを主成分とする」とは、コート層におけるアモルファスカーボンの含有量が80質量%以上であることを意味し、本発明の効果をより顕著に発揮するとの観点から、上記含有量は更に90質量%以上であることが好ましく、95質量%以上であることが特に好ましい。
<一次転写ロール>
−アモルファスカーボン層の形成−
まず、前記アモルファスカーボンについて図を用いて説明する。図1は本発明における前記アモルファスカーボンの結合の違いによる関係を分かり易く示した概念図である。
炭素は混成軌道の違いにより結合できる原子の数が異なり、図1に示すように、その結晶構造によりsp2結合している炭素原子からなるグラファイトから、sp3結合している炭素原子からなる高硬度のダイヤモンドに分類できる。そして、本発明における前記アモルファスカーボンはsp2結合とsp3結合とが混在した炭素原子からなるアモルファス膜(即ち、図1において三角で囲われている領域)である。
これらの中でも、本発明におけるアモルファスカーボンとしては、後述の理由から、水素原子の含有量が10atm%以下であり、且つsp3結合している炭素原子の比率が50%以上であるテトラヘドラルアモルファスカーボン(図1に示す「Ta−C」)が特に好ましい。
尚ここで、図1における「Ga−C」はグラファイト系(グラファイトに近い)のアモルファスカーボン(即ち、sp3結合が50%未満のアモルファスカーボン)を表し、「aCH」はamorphous Hydrogenated Carbonを表す。
上記アモルファスカーボン層は、炭素原子の結合状態を制御することによって硬度を制御することができる。炭素原子の結合状態を制御するためには、基材表面に到達した時のスパッタ炭素原子のエネルギー状態を制御することが必要であり、このためにはイオン照射によりカーボン原子のエネルギー状態を制御する手法が有効と考えられる。
本発明に係るアモルファスカーボンを主成分とするコート層は、例えば、化学気相成長法(CVD法)、物理気相成長法(PVD法)、フィルター・カソード・バキューム・アーク法(FCVA法)等によって形成することができる。これらの中でも、炭素原子のエネルギー状態のばらつきを良好に抑制し、後述するようにsp3結合の比率を高めることができるとの観点から、前記FCVA法が特に好ましい。FCVA法ではフィルタリングしたばらつきのないイオンを照射することができ、sp3結合比率の高い薄層を形成することができる。またFCVA法によれば、厚みが均一で基材形状に忠実に成膜することができる。
ここで、FCVA装置について図を用いて説明する。
図2は、FCVA装置を説明する概念図である。40は炭素イオン発生源であり、カソード41とアノード42との間の真空アーク放電により炭素イオンCを生じさせる。カソード41はディスク状の高純度グラファイトから成る。炭素イオン発生源40で生じた炭素イオンCは、フィルター43を通過した後に試料T上に成膜される。フィルター43は電場および磁場を利用して必要とされる炭素イオンのみを通過させるものであり、不必要に大きな炭素粒子や中性の炭素原子はこのフィルター43によって取り除かれる。
フィルター43の出口付近には磁気コイル44が設けられており、この磁気コイル44で炭素イオンビームをスキャンすることにより試料Tに形成されるアモルファスカーボン膜が均一となるようにする。なお、試料Tにはバイアス電圧を印加することができる。試料Tに到達するイオンのエネルギーはこのバイアス電圧に依存しており、バイアス電圧により膜特性を変えることができる。
本発明における一次転写ロールは、前記試料Tの位置に基材を配置することによってコート層を形成することができる。詳しくは、黒鉛のバキュームアーク放電により炭素プラズマを発生させ、そこからイオン化した炭素を抽出・堆積させる、フィルター・カソード・バキューム・アーク(FCVA)法により行うことができ、島津製作所製のFCVA装置を用いて行うことができる。形成条件としては、成膜温度0〜80℃(より好ましくは20〜80℃、特に好ましくは40〜80℃)、成膜速度1.5nm/sが好ましい。
−アモルファスカーボン層の物性−
(1)水素原子の含有量
前記一次転写ロールは、表面にアモルファスカーボンを主成分とするコート層で被覆される。該アモルファスカーボンにおける水素原子の含有量は10atm%以下であることが好ましい。また、7atm%以下であることがより好ましく、5atm%以下であることが特に好ましい。本発明に係るアモルファスカーボンにおける水素原子の含有量が10atm%以下であることにより、キャリアなどの硬い異物の埋まりこみをより良好に防止できると共に、コート層の磨耗をより効果的に低減することができる。
ここで、上記アモルファスカーボンにおける水素原子の含有量は、コート層から深さ1nmまでを水素前方散乱法(HFS)により測定したものである。
(2)炭素原子sp3比率
また、本発明に係るアモルファスカーボンは、構成する炭素原子の内、sp3結合している炭素原子の比率が50%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましく、80%以上であることが更に好ましい。前記sp3結合している炭素原子の比率が50%以上であることにより、結合力の強いsp3比率が高いため、キャリアなどの硬い異物の埋まりこみをより良好に防止できると共に、コート層の経時での磨耗をより効果的に低減することができ、またキズも受けにくい。また、sp3比率が高いため電気抵抗が上昇し、トナーの固着をより良好に防止でき抵抗ムラの低減効果をより顕著に発揮することができる。
ここで、上記sp3結合している炭素原子の比率は、透過電子顕微鏡(TEM)に接続した電子線エネルギー損失スペクトルでエネルギー損失関数によるピークを波形分離し、その各ピークの面積比から算出することができる。
尚、水素原子の含有量を10atm%以下とし、かつ炭素原子sp3比率50%以上とするためには、アモルファスカーボン層の形成を前記FCVA装置によって行う場合であれば、印加電圧のバイアスや波形を変えてイオン粒子のエネルギーレベルを調整することにより、制御可能である。具体的には、後述する。
(3)摩擦係数
また、本発明に係るアモルファスカーボン層の摩擦係数は、0.2以下であることが好ましく、0.1以下であることがより好ましい。上記摩擦係数が0.2以下であることにより、一次転写ロールの表面付着力をより効果的に低減することができ、トナー固着防止やその他異物の付着防止の効果を、より顕著に発揮することができる。
尚、上記摩擦係数とは、新東科学製のポータブル摩擦計(ヘイドン・トライボギア)Type:94iにより静摩擦係数を測定したものである
(4)接触角
また、本発明に係るアモルファスカーボン層の接触角は70°以上であることが好ましく、80°以上であることがより好ましい。接触角が70°以上であることにより、トナーなどの異物が付着しにくくなり、ロール表面の抵抗ムラや凹凸の発生を防ぐことが出来る。
尚、上記接触角は、協和界面化学株式会社製;接触角計CA−Xロール型を用いて蒸留水の液滴をθ/2法で測定することができる。
ここで、上記摩擦係数や接触角を上記範囲とするための条件も、前記FCVA装置によって行う場合であれば、印加電圧のバイアスや波形を変えてイオン粒子のエネルギーレベルを調整することにより、制御可能である。具体的な印加電圧のバイアスや波形の調製方法としては、電圧0〜3500V,パルス電流0〜20A,パルス周波数100〜2000Hz,パルス幅5〜20mSの条件でそれぞれを調整して行うことにより制御することができる。
FCVA法により不純物を取り除いたイオン粒子で成膜することにより、純度の高い、きめ細かい薄膜が成形され、結果として摩擦係数が低くなり、接触角を高くすることができる。ただし摩擦係数と接触角には下地の表面粗さが影響するとの観点から、基材の表面粗さは後述の通り、Ra=1.0以下であることが好ましい。
(5)膜厚
また、コート層の膜厚は5μm以下であることが好ましく、更には2μm以下であることがより好ましく、1μm以下であることが特に好ましい。コート層膜厚が5μm以下であることにより、一次転写ロールの抵抗上昇を効果的に抑制することができ、放電による画質ディフェクト発生をより良好に防止することができる。
−一次転写ロールの基材−
本発明における一次転写ロールの基材としては、導電性発泡ロールや金属ロール等の従来公知の基材を用いることができるが、特に本発明においては、トナー固着やその他異物の付着が顕著な問題となる金属ロールを用いることにより、前述の本発明の効果をより良好に発揮することができる。尚、金属ロールを用いることにより前記導電性発泡ロール等の他の基材よりもコストを抑えることができるとの観点で好ましい。
前記金属ロールとしては、銅、アルミニウム、ステンレス鋼(SUS)、硫黄複合鋼材(SUM)、各種合金等が挙げられ、特に表面に形成されるアモルファスカーボン層との相性と加工性の観点ではSUSが好ましい。
尚、上記金属ロール基材の表面粗さRaは1.0以下であることが好ましく、更には0.8以下であることがより好ましく、0.4以下であることが特に好ましい。金属ロールの表面粗さRaが1.0以下であることにより、ベルト裏面との空隙が小さくなり放電を防ぐことが出来、また表面凹凸を減らすことによりトナーや異物の埋まりこみを防ぐことが出来る。
ここで、上記表面粗さRaは、JIS−B0633(2001年)に則して測定することができる。また、金属ロール基材の表面粗さRaを上記範囲とするためには、サンドブラスト等の公知の研磨手段によって調整可能である。
<画像形成装置>
本発明の画像形成装置は、少なくとも、画像情報に応じた静電潜像を形成する像保持体と、前記像保持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像として可視化する現像手段と、前記像保持体上に形成されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに前記トナー像を一次転写する一次転写手段と、中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、を備え、前記一次転写手段として、前記中間転写ベルトの内周面側に、前述の一次転写ロールを備えることを特徴とする。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて、本発明の画像形成装置を説明する。
図3は本発明が適用されたカラー画像形成装置の一実施の形態を示す。同図において、本実施の形態に係るカラー画像形成装置は、例えば電子写真方式にて各色成分トナー像が形成される複数の画像形成ユニット100(具体的には100Y、100M、100C、100K)と、各画像形成ユニット100にて形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)保持させる中間転写ベルト110と、中間転写ベルト110上に転写された重ね画像を記録媒体としての用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置120と、一括転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置150とを備えたものである。
本実施の形態において、各色成分の画像形成ユニット100は、中間転写ベルト110の搬送方向Bの上流側からイエロー画像形成ユニット100Y、マゼンタ画像形成ユニット100M、シアン画像形成ユニット100C、ブラック画像形成ユニット100Kの順番で配設されている。そして、各画像形成ユニット100は、矢線A方向に回転する像保持体としての感光体ドラム101の周囲に、感光体ドラム101が帯電される一様帯電器102、感光体ドラム101上に静電潜像が書込まれるレーザ露光器103(図中露光ビームを符号Bmで示す)、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム101上の静電潜像が可視像化される現像装置104、感光体ドラム101上の各色成分トナー像が中間転写ベルト110に転写される転写装置としての一次転写ロール105及び感光体ドラム101上の残留トナーが除去されるドラムクリーナ106などの電子写真用デバイスを順次配設したものである。
そして、図4に示すように、各一次転写ロール105(具体的には105Y、105M、105C、105K)には、夫々トナーの帯電極性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の直流バイアスが印加される転写バイアス電源107(具体的には107Y、107M、107C、107K)が設けられている。これら各転写バイアス電源107は、各一次転写ロール105に定電流(本実施の形態では30μA)を印加するようになっている。
また、中間転写ベルト110は、図3に示すように、複数(本実施の形態では5つ)の支持ロール131〜135に掛け渡されている。ここで、支持ロール131は中間転写ベルト110の駆動ロール、支持ロール132、135は従動ロール、支持ロール133が中間転写ベルト110の張力を調整するテンションロール、支持ロール134が後述するように二次転写装置120のバックアップロールである。
そして、中間転写ベルト110は、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させたものを用い、その体積抵抗率が1010〜1013Ωcmとなるように形成され、その厚みは例えば0.1mmに設定される。
更に、二次転写装置120は、中間転写ベルト110のトナー保持面側に圧接配置される二次転写ロール113と、中間転写ベルト110の裏面側に配置されて二次転写ロール113の対向電極をなすバックアップロール114(支持ロール134と兼用)とを備えており、このバックアップロール114には、図4に示すように、バイアス電源112からトナーの帯電極性と同極性のバイアスが安定的に印加される金属製の給電ロール115が接触配置されている。
本実施の形態において、二次転写ロール113は、表面にカーボンを分散したウレタンゴムのチューブ、内部はカーボンを分散した発泡ウレタンゴムからなり、さらにロール表面にフッ素コートを施し、その体積抵抗が10〜1010Ωでロール径が28mmとなるように形成され、硬度は例えば30°(アスカC)に設定される。
また、バックアップロール114は、表面にカーボンを分散したEPDMとNBRのブレンドゴムのチューブ、内部はEPDMゴムからなり、その表面抵抗率が10〜1010Ω/□でロール径が28mmとなるように形成され、硬度は例えば70°(アスカC)に設定される。
尚、二次転写ロール113には、ロールブラシ161が付設され、二次転写ロール113に付着した汚れを除去することにより用紙Pの裏面汚れを防止している。また、符号136は、二次転写後の中間転写ベルト110表面をクリーニングするベルトクリーナであり、137は中間転写ベルト110上に形成された画像の画像濃度を検出する画像濃度センサである。
更に、本実施の形態において、用紙搬送系は、用紙容器(いわゆるトレイ)116からの用紙Pをピックアップロール117にて所定のタイミングで繰り出し、搬送ロール118及び用紙搬送路119を介して二次転写位置へと送り込むようになっており、そして、二次転写後の用紙Pを搬送ベルト140へと導き、この搬送ベルト140にて定着装置150へと搬送するようになっている。
次に、本実施の形態に係るカラー画像形成装置の作像プロセスについて説明する。図示外のスタートスイッチがオン操作されると、所定の作像プロセスが実行される。具体的には、カラー画像形成装置をデジタルカラー複写機として構成する場合には、図示しない原稿台にセットされる原稿をカラー画像読み取り装置により読み取り、その読み取り信号を画像信号処理手段によりデジタル画像信号に変換してメモリーに一時的に蓄積し、その蓄積されている4色(Y、M、C、K)のデジタル画像信号に基づいて各色のトナー像形成を行なわせるようにする。
すなわち、画像信号処理手段から入力される各色のデジタル画像信号に応じて各画像形成ユニット100(具体的には100Y、100M、100C、100K)を夫々駆動する。そして、各画像形成ユニット100では、一様帯電器102により一様に帯電された感光体ドラム101に前記デジタル信号に応じた静電潜像をレーザ露光器103にて夫々書き込ませる。そして、これらの各静電潜像を各色のトナーを収容した現像装置104により現像して上記各色のトナー像を形成させる。尚、このカラー画像形成装置をプリンタ等の装置として構成する場合には、外部などから画像信号処理手段に入力される画像信号に基づいて各色のトナー像形成を行うようにすればよい。
そして、各感光体ドラム101上に形成されたトナー像は、各感光体ドラム101と中間転写ベルト110とが接する一次転写位置で一次転写ロール105によって感光体ドラム101から中間転写ベルト110の表面に順次転写される。また、一次転写後に感光体ドラム101上に残留するトナーは、ドラムクリーナ106にてクリーニングされる。
このようにして中間転写ベルト110に一次転写されたトナー像は中間転写ベルト110上で重ね合わされ、中間転写ベルト110の回転に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、用紙Pは所定のタイミングで二次転写位置へと供給され、バックアップロール114に対して二次転写ロール113が用紙Pを挟持する。
そして、二次転写位置において、二次転写装置120としての二次転写ロール113とバックアップロール114との間に形成される転写電界の作用で、中間転写ベルト110上に保持されたトナー像が用紙Pに一括転写される。このトナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト140により定着装置150へと搬送されトナー像の定着が行われる。また、二次転写後の中間転写ベルト110上に残留したトナーは、ベルトクリーナ136によってクリーニングされる。
−現像剤−
ここで、現像装置104で用いられる現像剤について説明する。
本発明における現像剤に用いられるトナーの製造方法は、例えば、混練粉砕法、懸濁重合法、乳化重合法、液中乾燥造粒法、等が挙げられるが、超小粒径トナーを工業的な製造コストで得るためには懸濁重合法、乳化重合法、液中乾燥造粒法が望ましく、乳化重合法によるトナー製造法が最も望ましい。
乳化重合法を用いたトナーの製造法は、特開平6−250439号公報などに記載されている。この方法は、界面活性剤を用いて乳化重合させ樹脂粒子分散液を調製し、他方、着色剤を分散させた着色剤分散液を調製し、これらの分散液を混合した後、前記の界面活性剤と反対の電気極性を有する界面活性剤を添加して、上記の樹脂粒子と着色剤を所望の粒子径になるまで凝集させ(凝集工程)、その後、凝集粒子を所望の粒子径で安定化させた後、凝集粒子を樹脂粒子のガラス転移点(Tg)以上の温度で融合させ(融合工程)、トナーを作製するものである。非イオン性界面活性剤は、乳化重合や着色剤分散液を調製するときに、粒子の分散安定性を確保するために添加する。
また、前記凝集工程と融合工程との間に、凝集粒子分散液中に、粒子を分散させた粒子分散液を添加混合して前記凝集粒子に粒子を付着させて付着粒子を形成する工程(付着工程)を設けたものであってもよい。この付着工程では、凝集工程で調製された凝集粒子分散液中に、粒子分散液を添加混合して、凝集粒子に粒子を付着させて付着粒子を形成するが、添加される粒子は、凝集粒子に凝集粒子から見て新たに追加される粒子に該当するので、追加粒子とされる場合がある。
追加粒子としては、樹脂粒子の他に離型剤粒子、着色剤粒子等を単独もしくは複数組み合わせたものであってもよい。粒子分散液を追加混合する方法としては、特に制限はなく、例えば徐々に連続的に行ってもよいし、複数回に分割して段階的に行ってもよい。このようにして、粒子(追加粒子)を添加混合することにより、微小な粒子の発生を抑制し、得られるトナー粒子の粒度分布をシャープにすることができ、高画質化に寄与することが可能となる。
また、付着工程を設けることにより、擬似的なシェル構造を形成することができ、着色剤や離型剤などの内添物のトナー表面露出を低減でき、結果として帯電性や寿命を向上させることができることや、融合工程における融合時において、粒度分布を維持し、その変動を抑制することができると共に、融合時の安定性を高めるための界面活性剤や塩基または酸等の安定剤の添加を不要にしたり、それらの添加量を最少限度に抑制することができ、コストの削減や品質の改善可能となる点で有利である。従って、離型剤を使用するときには、樹脂粒子を主体とした追加粒子を添加することが好ましい。さらにこの方法を用いれば、融合工程において、温度、攪拌数、pHなどの調整により、トナー形状制御を簡単に行うことができる。
本発明に用いられるトナーは、体積平均粒径D50Vが2〜9μmの範囲であることが好ましく、2.0〜5.0μmの範囲がより好ましい。トナーの体積平均粒径が9.0μmを超えると、粗大粒子の比率が高くなり、定着工程を経て得られる画像の細線や微小ドットの再現性、および階調性が低下することがある。一方、トナーの体積平均粒径が、2.0μm未満となると、トナーの粉体流動性、現像性、あるいは転写性が悪化し、像保持体表面等に残留するトナーのクリーニング性が低下する等、粉体特性低下に伴う他の工程における種々の不具合が生じる場合がある。
本発明におけるトナーの体積粒度分布指標GSDvは1.3以下であることが好ましく、1.25以下であることがより好ましい。また、個数粒度分布指標GSDpは1.4以下であることが好ましく、1.3以下であることがより好ましい。
GSDvが1.3よりも大きいと、トナー中の粗粉が多くなり、画像の飛び散りが発生する場合がある。GSDpが1.4よりも大きいと、トナー中の微粉が多くなり、トナー飛散による機内のトナー汚染が多くなる場合がある。
前記体積平均粒径、GSDv、及びGSDpは、以下のように求められる。まず、例えば、コールターカウンターTAII(ベックマン−コールター社製)、などの測定器で測定される粒度分布を基にして、体積、数をそれぞれ小粒径側から累積分布を引いて、累積16%となる粒径をD16v、D16p、累積50%となる粒径をD50v(これを体積平均粒径とする)、D50p、累積84%となる粒径をD84v、D84pと定義する。
そして、体積粒度分布指数GSDvは、(D84v/D16v1/2として算出され、数平均粒度分布指数GSDpは、(D84p/D16p1/2として算出される。
さらに、本発明におけるトナーの形状係数SF1は105〜160の範囲にあることが好ましい。形状係数SF1が105より小さいと、形状が球形に極めて近いため、水のような流動性を持つようになり、搬送性が悪化する場合がある。形状係数SF1が160より大きいと、トナーの流動性が低下し、部分的に強いストレスが加わったり、搬送力、攪拌力を上げる必要が生ずるなどして、現像剤の劣化が促進される場合がある。
なお、上記SF1は110〜145の範囲がより好ましい。
ここで上記形状係数SF1は、下記式(1)により求められる。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100 ・・・ 式(1)
上記式(1)中、MLはトナー粒子の絶対最大長、Aはトナー粒子の投影面積を各々示す。
前記SF1は、主に顕微鏡画像または走査電子顕微鏡(SEM)画像を画像解析装置を用いて解析することによって数値化され、例えば、以下のようにして算出することができる。すなわち、スライドガラス表面に散布したトナーの光学顕微鏡像をビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、100個以上のトナー粒子の最大長と投影面積を求め、上記式(1)によって計算し、その平均値を求めることにより得られる。
得られたトナー粒子には、流動性助剤、クリーニング助剤、研磨剤等として、無機粒体および有機粒体を添加しトナーとすることができる。無機粒体としては、例えば、シリカ、アルミナ、チタニア、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸三カルシウム、酸化セリウム等の通常トナー表面の外添剤として使用される総ての粒子があげられ、有機粒体としては、例えば、ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂等の通常トナー表面の外添剤として使用される総ての粒子が挙げられる。
キャリアは、フェライトの芯材表面に、カーボンブラック等の導電材料が分散された樹脂被膜層を有する樹脂コートキャリアで、体積平均粒径が45μmである。
トナーとキャリアとを混合した2成分現像剤としては、例えば、トナー濃度(TC:Toner Concentration)を8質量%とし、現像剤中トナー帯電量を絶対値で20〜30μC/gとしたものを適用することができる。ここで、TCは次式で求められる。
TC(質量%)=((現像剤に含まれるトナーの質量(g))
/(現像剤の総質量(g))×100
トナーとキャリアとを混合して現像剤としたときのトナーの電荷量は、高すぎるとトナーのキャリアに対する付着力が高くなりすぎてトナーが現像されないという現象が発生する。一方、電荷量が低すぎると、トナーのキャリアに対する付着力が弱くなり、遊離トナーによるトナークラウドが発生し、プリント時に本来白抜けとなるべき非画像部にトナーが付着して濃度が高くなる現象(かぶり)が発生して問題となる。トナーを転移して良好な現像を行うためには、現像剤中のトナーの電荷量は、絶対値で5〜50μC/gとするのが好ましく、より好ましくは、10〜40μC/gであり、本実施形態では、30μC/gとした。
ここで、二成分現像方式であり且つ低温低湿環境下でプリントを行う画像形成装置では、トナー電荷量を抑えるために現像剤中のトナー比率を上げて対処する方法がある。この場合トナークラウドが発生しやすいという欠点を有するが、前述の通り、アモルファスカーボン層を表面に形成した一次転写ロールを備える本発明の画像形成装置においては、トナークラウド等によって発生する一次転写ロール表面へのトナー固着が良好に抑制されるため、本発明の効果はより顕著に発揮される。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
<一次転写ロールの作製>
まず、基材としてSUS製の直径(外径)8mm金属ロールを準備した。
上記金属ロールの表面粗さRaを、JIS−B0633(2001年)に則して測定したところ、0.4であった。
次いで、前記基材表面に、島津製作所製のFCVA装置を用いて成膜温度を80℃、成膜速度を1.5mm/secの条件とし、印加電圧のバイアスや波形を調整して、ta−C(テトラヘドラルアモルファスカーボン)層を形成した。
上記ta−C層の厚みは0.5μmであり、アモルファスカーボン比率は90質量%であった。
形成されたta−C層の物性値を前述の方法により測定したところ、下記のような数値であった。
・水素原子の含有量 1atm%
・sp3結合している炭素原子の比率 85%
・摩擦係数 0.1
・接触角 85°
<画像形成装置の作製>
まずタンデム方式の画像形成装置として、富士ゼロックス(株)社製の商品名:DocuCentreColor a450を準備し、この画像形成装置の4つの一次転写装置(Y,M,C,Kの画像形成ユニットにおける各々の一次転写装置)に、上記一次転写ロールを搭載した。
<評価>
上記画像形成装置を用いて、下記の条件により50万枚のプリントテストを実施した。
(テスト条件)
A4用紙に、YMCK4色の単色パッチ(濃度100%、2cm角)を印字した画像を、22℃55%RH環境下で連続プリントした。
1万枚のプリントテスト後および50万枚のプリントテスト後において、下記の評価基準に従って、転写ムラおよび画質ディフェクトの発生状況を確認した。
(1)転写ムラの評価基準
単色(YMCK)および2次色(RGB)の2cm角の100%濃度パッチをプリントし、パッチ内の濃度ムラ、見た目のムラ、トナー表面の凹凸などを総合的に観察し、下記基準により評価した。
○:濃度ムラ、見た目のムラ、トナー表面の凹凸が発生していないもの
△:若干発生してはいるが製品として許容レベルのもの
×:製品としての許容レベルを満たさず、顕著に発生しているもの
(2)画質ディフェクトの評価基準
単色ハーフトーン30%濃度のA4全面画像をプリントし、白点または黒点の発生状況と、発生している場合の濃度、大きさを総合的に観察し、下記基準により評価した。
○:白点または黒点が発生していないもの
△:若干発生してはいるが、濃度や大きさが製品として許容レベルのもの
×:製品としての許容レベルを満たさず、顕著に発生しているもの
また、1万枚のプリントテスト後および50万枚のプリントテスト後において、一次転写ロールを取り出して表面の磨耗状況を観察し、下記基準により評価した。
(3)磨耗の評価基準
キーエンス(株)製レーザー顕微鏡VK8510(対物レンズ50倍)を用いて、磨耗形態、断面プロファイル形状を総合的に観察し、下記基準により評価した。
○:磨耗が著しく少ないもの
△:若干の磨耗が発生してはいるが、製品として許容レベルのもの
×:製品としての許容レベルを満たさず、顕著な磨耗が発生しているもの
評価結果を、下記表1に示す。
〔実施例2〕
実施例1において、一次転写ロールの基材表面に形成したta−C層に替えて、以下の装置を用いてプラズマCVD法によりアモルファスカーボン(a−C)層を形成した以外は、実施例1と同様にして画像形成装置を作製し、プリントテストを行った。
装置名:株式会社オンワード技研製 DLCコーティング装置
型式:YH1200D
成膜温度:250℃
上記a−C層の厚みは5μmであり、アモルファスカーボン比率は80質量%であった。
形成されたa−C層の物性値を前述の方法により測定したところ、下記のような数値であった。
・水素原子の含有量 20atm%
・sp3結合している炭素原子の比率 40%
・摩擦係数 0.2
・接触角 70°
〔比較例1〕
実施例1において、一次転写ロールの基材表面にta−C層を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして画像形成装置を作製し、プリントテストを行った。
形成された一次転写ロール(即ち金属ロール)の物性値を前述の方法により測定したところ、下記のような数値であった。
・摩擦係数 0.3
・接触角 65°
〔比較例2〕
実施例1において、一次転写ロールの基材表面に形成したta−C層に替えて、下記の方法によりフッ素樹脂製の離型層を形成した以外は、実施例1と同様にして画像形成装置を作製し、プリントテストを行った。
−フッ素樹脂製離型層の形成−
PTFE微粒子を分散した低温焼成型のフッ素コート液を調整し、基材表面に塗布して150℃で焼成し、離型層を形成した。
形成された離型層の物性値を前述の方法により測定したところ、下記のような数値であった。
・摩擦係数 0.05
・接触角 90°
初期的には、転写ムラ、画質ディフェクト、磨耗の評価結果は○であったが、1万プリント後には摩擦係数0.3、接触角65に変化し、50万プリント後の各評価項目の評価結果は何れも×となった。
Figure 2008122442
炭素の結晶構造の違いによる分類を示す説明図である。 FCVA装置を説明する概念図である。 本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図である。 図3に示す画像形成装置の一次転写ロール周辺を拡大した概略構成図である。
符号の説明
40 炭素イオン発生源
41 カソード
42 アノード
43 フィルター
44 磁気コイル
101 感光体ドラム
102 一様帯電器
103 レーザー帯電器
104 現像装置
105 一次転写ロール
106 ドラムクリーナ
110 中間転写ベルト
116 用紙容器
120 二次転写装置
136 ベルトクリーナ
150 定着装置

Claims (5)

  1. 少なくとも、画像情報に応じた静電潜像を形成する像保持体と、前記像保持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像として可視化する現像手段と、前記像保持体上に形成されたトナー像が一次転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに前記トナー像を一次転写する一次転写手段と、中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、を備え、
    前記一次転写手段として、前記中間転写ベルトの内周面側に一次転写ロールを備え、
    前記一次転写ロールが表面に、アモルファスカーボンを主成分とするコート層を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記コート層に含まれるアモルファスカーボンは、水素原子の含有量が10atm%以下で、且つsp3結合している炭素原子の比率が50%以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記コート層の厚みは5μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記一次転写ロールは、基材として金属ロールを用いていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記金属ロールの表面粗さRaは1.0以下であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
JP2006302882A 2006-11-08 2006-11-08 画像形成装置 Pending JP2008122442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302882A JP2008122442A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302882A JP2008122442A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008122442A true JP2008122442A (ja) 2008-05-29

Family

ID=39507293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006302882A Pending JP2008122442A (ja) 2006-11-08 2006-11-08 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008122442A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011128262A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Sharp Corp 画像形成装置
US10466631B1 (en) 2018-06-15 2019-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Fixing device and image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011128262A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Sharp Corp 画像形成装置
US10466631B1 (en) 2018-06-15 2019-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Fixing device and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4649217B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3985607B2 (ja) 画像形成装置
JP5103098B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP2005215057A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4630707B2 (ja) 現像装置およびプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
KR101764963B1 (ko) 현상제 담지체, 현상 조립체, 프로세스 카트리지 및 화상 형성 장치
JP2008122442A (ja) 画像形成装置
JP2008003110A (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4934347B2 (ja) 現像剤量規制ブレード
JP2000098642A (ja) 電子写真感光ドラム及び画像形成装置
JP4627251B2 (ja) 画像形成装置
JP4586822B2 (ja) 画像形成装置
JP5279361B2 (ja) 画像形成装置
JP5053764B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2015028517A (ja) 現像器、画像形成ユニット及び画像形成装置
JP2006284728A (ja) 現像装置および画像形成方法
JP4208395B2 (ja) 現像装置、装置ユニット及び画像形成装置
JP3788251B2 (ja) 画像形成装置およびクリーニング装置
US20220082957A1 (en) Developing apparatus, process cartridge, and image forming apparatus
JP2005326538A (ja) 画像形成装置
JP2004053893A (ja) 像担持体表面クリーニングユニット、それを用いた像担持体表面クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2006072268A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006091554A (ja) 画像形成装置
JP2006072270A (ja) 画像形成装置
JP2008139431A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置