JP2008121785A - 直動案内装置 - Google Patents

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泰之 山崎
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Abstract

【課題】部品点数の増加やスライダの摩擦抵抗の増大などを招くことなく案内レールの左右側面部とスライダ本体の袖部との間からスライダの内部に異物が入り込むことを抑制することのできる直動案内装置を提供する。
【解決手段】案内レール1が固定されるレール取付け面5とスライダ本体8の袖部81との間の隙間(ギャップ)を0.1mm以上0.3mm以下とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、往復直線運動する物体をその移動方向に案内するリニアガイドとして工作機械などで用いられる直動案内装置に関する。
直動案内装置は、直線状に形成された案内レールと、この案内レールの長手方向に相対移動するスライダとを有しており、スライダ内には、多数の転動体が組み込まれている。そして、スライダは案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝と対向する転動体転動溝を有すると共に案内レールの左右両側に袖部を有するスライダ本体と、このスライダ本体の一端と他端に装着された一対のエンドキャップと、これらのエンドキャップ内に組み込まれた複数のリターンガイドとを備えており、スライダの相対移動に伴って転動体転動溝の溝面を転動した転動体は、エンドキャップとリターンガイドとの間に形成された方向転換路で方向転換した後、案内レールの長手方向に沿ってスライダ本体内に形成された転動体戻し用貫通路に導入されるようになっている。なお、転動体戻し用貫通路から出た転動体は、エンドキャップとリターンガイドとの間の方向転換路で再び方向転換した後、転動体転動溝の溝面を転動するようになっている。
このような直動案内装置は、切削粉や塵埃などの微小異物がスライダの内部に入り込むと、転動体の転がり運動が阻害され、スライダの作動性を低下させる原因となる。そこで、従来の直動案内装置では、適宜防塵埃シールを用いることによりスライダ内部への微小な異物の侵入防止を図っている。このうち、特にレール側面とスライダとの隙間からの侵入を防ぐものとして、薄肉の弾性シール片を有するアンダーシールをスライダ本体の袖部に取り付け、アンダーシールの弾性シール片を案内レールの左右側面部に摺接させて微小異物が案内レールの左右側面部とスライダ本体の袖部との間からスライダの内部に入り込むことを防止するようにしている(特許文献1−3参照)。
実公平6−19857号公報 特開平7−293562号公報 特開2001−165162号公報
しかしながら、スライダ本体の袖部にアンダーシールを取り付けると、直動案内装置の部品点数が増加し、コストの上昇を招くという問題がある。また、案内レールとアンダーシールとの接触部に摩擦力が発生するため、案内レールに対するスライダの摩擦抵抗が増大するという問題がある。さらに、案内レールの長手方向にスライダが相対移動すると、アンダーシールが摩耗して摩耗粉が発生するため、清浄性が要求される環境下では使用できないという問題がある。
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的は、部品点数の増加やスライダの摩擦抵抗の増大などを招くことなく案内レールの左右側面部とスライダ本体の袖部との間からスライダの内部に異物が入り込むことを抑制することのできる直動案内装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る直動案内装置は、案内レールの長手方向に相対移動するスライダが前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝と対向する複数の転動体転動溝を有するスライダ本体と、このスライダ本体の一端と他端に装着された一対のエンドキャップとを備えてなり、かつ前記スライダ本体が前記案内レールの左右両側に袖部を有する直動案内装置において、前記案内レールが固定されるレール取付け面と前記スライダ本体の袖部との間の隙間を前記案内レールの左右側面部と前記スライダ本体の袖部との間から前記スライダ内に微小異物が入らない程度に小さくしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明に係る直動案内装置は、請求項1記載の直動案内装置において、前記レール取付け面と前記袖部との間の隙間を0.1mm以上0.3mm以下としたことを特徴とする。
請求項3記載の発明に係る直動案内装置は、請求項1または2記載の直動案内装置において、前記エンドキャップが前記案内レールの左右両側に袖部を有し、該袖部と前記レール取付け面との間の隙間を前記案内レールの左右側面部と前記エンドキャップの袖部との間から前記スライダ内に微小異物が入らない程度に小さくしたことを特徴とする。
請求項4記載の発明に係る直動案内装置は、請求項3記載の直動案内装置において、前記レール取付け面と前記エンドキャップの袖部との間の隙間を0.1mm以上0.3mm以下としたことを特徴とする。
請求項5記載の発明に係る直動案内装置は、請求項1〜4のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記スライダが前記案内レールの左右両側に袖部を有する一対のサイドシールを具備し、該サイドシールの袖部と前記レール取付け面との間の隙間を前記案内レールの左右側面部と前記サイドシールの袖部との間から前記スライダ内に微小異物が入らない程度に小さくしたことを特徴とする。
請求項5記載の発明に係る直動案内装置は、請求項5記載の直動案内装置において、前記レール取付け面と前記サイドシールの袖部との間の隙間を0.1mm以上0.3mm以下としたことを特徴とする。
本発明によれば、案内レールが固定されるレール取付け面とスライダ本体の袖部との間にラビリンスシールが形成されるため、レール取付け面とスライダ本体の袖部との間からスライダ2の内部に微小異物が入り難くなる。したがって、アンダーシールが不要となり、部品点数の削減を図ることができるとともに、案内レールに対するスライダの摩擦抵抗を低減することができる。さらに、アンダーシールの摩耗による摩耗粉の発生を防止できるので、清浄性が要求される環境下でも使用することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の正面図、図2は同実施形態に係る直動案内装置の平面図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図、図4は図2のIV−IV線に沿う断面図であって、第1の実施形態に係る直動案内装置は、案内レール1及びスライダ2を備えている。
案内レール1は合金鋼などの鋼材を直線状に引き抜き加工及び仕上げ加工等をして形成されており、この案内レール1の左右側面部には、転動体転動溝3が案内レール1の長手方向に沿って二条ずつ形成されている。また、案内レール1は案内レール1の高さ方向に貫通する複数のレール取付け孔4を有しており、これらのレール取付け孔4には、案内レール1をレール取付け面5に固定するレール固定用ボルト6が挿入されるようになっている。
スライダ2は案内レール1の長手方向に相対移動するようになっており、このスライダ2の内部には、多数の転動体7が組み込まれている。また、スライダ2は案内レール1の左右両側に袖部81(図3参照)を有するスライダ本体8と、このスライダ本体8の一端と他端に装着された一対のエンドキャップ9,9と、これらのエンドキャップ9内に組み込まれた複数のリターンガイド10と、案内レール1とエンドキャップ9との間の隙間をシールする一対のサイドシール11,11とを備えており、スライダ本体8の袖部81には、案内レール1の転動体転動溝3と対向する転動体転動溝12が二条ずつ形成されている。
案内レール1の側面とスライダ本体8の対向する内面との隙間は、後述のギャップg1と比べ十分に広い隙間となっており、従って、スライダ本体8の内面は転動体転動溝12の部分を除き、高精度な仕上げ加工を必要としない。
転動体7は本実施形態では球状をなしており、スライダ2の相対移動に伴って転動体転動溝3,12の溝面を転動した転動体7は、エンドキャップ9とリターンガイド10との間に形成された方向転換路13で方向転換した後、案内レール1の長手方向に沿ってスライダ本体8内に形成された転動体戻し用貫通路14に導入されるようになっている。
スライダ本体8の袖部81はレール取付け面5に対向する下面部81aを有しており、この下面部81aとレール取付け面5との間のギャップg1は、0.1mm以上0.3mm以下となっている。ここで、ギャップg1の上限値を0.3mmとした理由は、袖部81の下面部81aとレール取付け面5との間のギャップが0.3mmを越えると、スライダ2の内部に微小異物が入り込みやすくなるためである。また、ギャップg1の下限値を0.1mmとした理由は、袖部81の下面部81aとレール取付け面5との間のギャップが0.1mmを下回ると、製作誤差や熱膨張等によりスライダ本体8がレール取付け面5に接触しやすくなるためである。
なお、本実施の形態において、袖部81の下面部81aは仕上げ加工されるが、従来においてもスライダ本体8の下面は基準面の1つであり、仕上げ加工を必要とするため、新たな負担が加わるものではない。
エンドキャップ9は案内レール1の左右両側に袖部91を有しており、これら袖部91とレール取付け面5との間のギャップg2は、0.1mm以上0.3mm以下となっている。ここで、ギャップg2の上限値を0.3mmとした理由は、エンドキャップ9の袖部91とレール取付け面5との間のギャップが0.3mmを越えると、スライダ2の内部に微小異物が入り込みやすくなるためである。また、ギャップg2の下限値を0.1mmとした理由は、エンドキャップ9の袖部91とレール取付け面5との間のギャップが0.1mmを下回ると、製作誤差や熱膨張等によりエンドキャップ9がレール取付け面5に接触しやすくなるためである。
サイドシール11は案内レール1の左右両側に袖部111を有しており、これら袖部111とレール取付け面5との間のギャップg3は、0.1mm以上0.3mm以下となっている。ここで、ギャップg3の上限値を0.3mmとした理由は、サイドシール11の袖部111とレール取付け面5との間のギャップが0.3mmを越えると、スライダ2の内部に微小異物が入り込みやすくなるためである。また、ギャップg3の下限値を0.1mmとした理由は、サイドシール11の袖部111とレール取付け面5との間のギャップが0.1mmを下回ると、製作誤差や熱膨張等によりサイドシール11がレール取付け面5に接触しやすくなるためである。
このような構成によると、案内レール1が固定されるレール取付け面5とスライダ本体8の袖部81との間にラビリンスシールが形成されるため、レール取付け面5とスライダ本体8の袖部81との間からスライダ2の内部に微小異物が入り難くなる。また、エンドキャップ9の袖部91とレール取付け面5との間にラビリンスシールが形成されるとともに、サイドシール11の袖部111とレール取付け面5との間にラビリンスシールが形成されるため、レール取付け面5とエンドキャップ9の袖部91およびサイドシール11の袖部111との間からスライダ2の内部に微小異物が入り難くなる。したがって、アンダーシールが不要となり、部品点数の削減を図ることができるとともに、案内レール1に対するスライダ2の摩擦抵抗を低減することができる。さらに、アンダーシールの摩耗による摩耗粉の発生を防止できるので、清浄性が要求される環境下でも使用することができる。
また、案内レール1の側面とスライダ本体8の内面との間の隙間は大きくしてよいので、この隙間に対応する部分のスライダ本体8の内面は高精度な加工を必要としない。また、もともと、この種の直動案内装置は幅方向に比べ上下方向の剛性が高いため、大きな負荷がかかる場合にも側面をラビリンスにする場合に比べ、相対的にg1、g2、g3を小さく設定できる。
上述した第1の実施形態ではレール取付け面とエンドキャップの袖部との間のギャップ(g1及びg2)を0.1mm以上0.3mm以下にするとともに、レール取付け面とサイドシールの袖部との間のギャップ(g3)を0.1mm以上0.3mm以下にしたが、レール取付け面とスライダ本体の袖部との間のギャップ(g1)のみ、あるいはg1に加えg2とg3のいずれか一方を0.1mm以上0.3mm以下にしても第1の実施形態と近い効果が得られる。
また、第1の実施形態ではスライダの内部に球状の転動体が組み込まれた直動案内装置に本発明を適用したものを例示したが、これに限定されるものではない。たとえば、図5に示す第2の実施形態のように、スライダの内部にころ状の転動体7が組み込まれた直動案内装置についても本発明を適用することができる。
また、第1の実施形態では案内レールが固定されるレール取付け面として平面状のレール取付け面5を示したが、図5に示す第2の実施形態のように、レール取付け面5が段部5aを有するものについても本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の平面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る直動案内装置の正面図である。
符号の説明
1 案内レール
2 スライダ
3 転動体転動溝
5 レール取付け面
7 転動体
8 スライダ本体
81 袖部
9 エンドキャップ
91 袖部
10 リターンガイド
11 サイドシール
111 袖部
12 転動体転動溝
13 方向転換路
14 転動体戻し用貫通路
g1,g2,g3 ギャップ

Claims (6)

  1. 案内レールの長手方向に相対移動するスライダが前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝と対向する複数の転動体転動溝を有するスライダ本体と、このスライダ本体の一端と他端に装着された一対のエンドキャップとを備えてなり、かつ前記スライダ本体が前記案内レールの左右両側に袖部を有する直動案内装置において、
    前記案内レールが固定されるレール取付け面と前記スライダ本体の袖部との間の隙間を前記案内レールの左右側面部と前記スライダ本体の袖部との間から前記スライダ内に微小異物が入らない程度に小さくしたことを特徴とする直動案内装置。
  2. 請求項1記載の直動案内装置において、前記レール取付け面と前記袖部との間の隙間を0.1mm以上0.3mm以下としたことを特徴とする直動案内装置。
  3. 請求項1または2記載の直動案内装置において、前記エンドキャップが前記案内レールの左右両側に袖部を有し、該袖部と前記レール取付け面との間の隙間を前記案内レールの左右側面部と前記エンドキャップの袖部との間から前記スライダ内に微小異物が入らない程度に小さくしたことを特徴とする直動案内装置。
  4. 請求項3記載の直動案内装置において、前記レール取付け面と前記エンドキャップの袖部との間の隙間を0.1mm以上0.3mm以下としたことを特徴とする直動案内装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記スライダが前記案内レールの左右両側に袖部を有する一対のサイドシールを具備し、該サイドシールの袖部と前記レール取付け面との間の隙間を前記案内レールの左右側面部と前記サイドシールの袖部との間から前記スライダ内に微小異物が入らない程度に小さくしたことを特徴とする直動案内装置。
  6. 請求項5記載の直動案内装置において、前記レール取付け面と前記サイドシールの袖部との間の隙間を0.1mm以上0.3mm以下としたことを特徴とする直動案内装置。
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