JP2007211900A - エンドシール及びそれを備えた直動案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンドシールの長寿命化、防塵性能及び作動性の向上が可能な直動案内装置を提供する。
【解決手段】軸方向に延びるレール側転動体転動溝8を外面に有する案内レール2へ相対移動可能に跨架されるスライダの移動方向両端側に配置されるエンドシール6を備えた直動案内装置1において、エンドシール6を、案内レール2の外面と隙間C1を空けて対向して配置されるスクレーパー部26と、スライダ4とスクレーパー部26との間に配置されるとともに案内レール2の外面と隙間C2を空けて対向して配置されるケース部28と、ケース部28及びスクレーパー部26によって挟持されるとともに案内レール2の外面と摺動自在に接触するシールリップ34を有するシール部30を備えた構成とし、スクレーパー部26、ケース部28及びシール部30を、接着剤を使用せずに一体化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、直線運動する物体を案内する機械要素部品として、工作機械や半導体製造装置等で用いられる直動案内装置に係り、直動案内装置の防塵性能の改良に関する。
従来から、工作機械等で使用されている直動案内装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。この直動案内装置は、軸方向に延びるレール側転動体転動溝を外面に有する案内レールと、案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダとを備えている。
スライダの移動方向両端側には、それぞれ、エンドシールが配置されている。これらのエンドシールは、レール側転動体転動溝を含む案内レールの外面と摺動自在に接触するシールリップを有するシール部を備えており、案内レールとスライダとの間に形成される隙間を閉塞している。
このような構成の直動案内装置では、スライダと案内レールが相対移動する際に、シールリップが、案内レールの外面、特に、レール側転動体転動溝と接触した状態で摺動する。このため、案内レールの外面とスライダとの間、特に、レール側転動体転動溝とスライダとの間に塵等の異物が侵入することが防止されており、直動案内装置の良好な作動性が保持されている。
また、シール部は、略コの字形状の薄い金属製のケース部の外面に、ゴムを介して固着されており、シール部とケース部によって、エンドシールが構成されている。エンドシールは、接着剤が塗布された熱可塑性エラストマー製のシール部と、接着剤が塗布された金属製のケース部とを、未加硫ゴムを挟んで戴置した状態で、圧縮成形を行うことによって構成される。このとき、圧縮成形の過程において、キャビティ内の未加硫ゴムが加硫されるため、熱可塑性エラストマー製のエンドシールと金属製のケース部は、全面にわたり強固に接着される。
したがって、シール部は、ケース部の外周面全体に強力に接着固定されることとなり、スライダの摺動によってシール部がケース部からめくれることが防止されるため、防塵性能が低下することが防止されている。また、案内レールとの摺動によるシール部の変形がゴム層によって吸収されるため、シール部に過大な負荷がかかることが抑制され、エンドシールの寿命が延長される。
また、特許文献1に記載されている直動案内装置が備えるエンドシールの他に、シール部とケース部とをインサート成形によって一体化して構成したエンドシールもある。
さらに、例えば、特許文献2に記載されている直動案内装置が備えるエンドシールのように、シール部とケース部とを別部材で成形するとともに、ケース部に、直動案内装置の外部から内部へ潤滑剤を配置可能な連通路を設け、ケース部とスクレーパー部によってシール部を介装して構成したエンドシールもある。
特開2003−314548号公報 英国特許出願公開第2282420号明細書
しかしながら、特許文献1に記載されているような直動案内装置では、接着剤として環境負荷物質が含まれるものが使用されることがあるため、大気や自然環境等に負荷を与えるという問題が生じるおそれがある。また、インサート成形によって、シール部とケース部とを一体化してエンドシールを構成する場合、インサート成形の工程が複雑化するため、エンドシールの製造コストが増加してしまうという問題が生じるおそれがある。
また、特許文献2に記載されているような直動案内装置では、シールリップの案内レールへの押圧力が低くなるため、直動案内装置の内部へ潤滑剤を配置した後に、この配置した潤滑剤がシールリップと案内レールとの間から、直動案内装置の外部へ移動するおそれがある。このため、直動案内装置が有する潤滑剤保持能力が低下してしまい、直動案内装置の作動性が低下してしまうという問題が生じるおそれがある。直動案内装置の内部へ配置した潤滑剤が、シールリップと案内レールとの間から、直動案内装置の外部へ移動することを防止するためには、シールリップの構造を、ダブルリップ構造やトリプルリップ構造とするなど、シールリップと案内レールとの接触面積を増加させる方法がある。しかしながら、シールリップと案内レールとの接触面積を増加させると、シールリップと案内レールとの摺動抵抗が増加してしまうため、直動案内装置の作動性が低下してしまうという問題が生じるおそれがある。また、シールリップと案内レールとの接触面積を増加させると、シールリップと案内レールとの間に生じる摩擦力が増加して、シールリップに早期磨耗が生じてしまうため、シール部の寿命が短縮され、エンドシールの寿命が短縮されてしまうという問題が生じるおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、防塵性能の向上を可能とするとともに、エンドシールの長寿命化及び作動性の向上が可能な直動案内装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のうち、請求項1に記載した発明は、軸方向に延びるレール側転動体転動溝を外面に有する案内レールへ相対移動可能に跨架されるスライダの移動方向両端側に配置されるエンドシールであって、
前記エンドシールは、前記案内レールの外面と隙間を空けて対向して配置されるスクレーパー部と、前記スライダと前記スクレーパー部との間に配置されるとともに前記案内レールの外面と隙間を空けて対向して配置されるケース部と、前記ケース部及び前記スクレーパー部によって挟持されるとともに前記案内レールの外面のうち少なくとも前記レール側転動体転動溝と摺動自在に接触するシールリップを有するシール部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によると、スクレーパー部によって、案内レールの外面に付着した異物を排除することが可能であるとともに、シール部が有するシールリップによって、スクレーパー部と案内レールとの間の隙間を通過した細かい異物を排除することが可能となる。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明であって、前記スクレーパー部及び前記ケース部の硬度は、前記シール部の硬度よりも高いことを特徴とするものである。
本発明によると、スクレーパー部及びケース部の硬度を、シール部の硬度よりも高くしているため、スクレーパー部及びケース部によって、シール部の形状を保持することが容易となる。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した発明であって、前記スクレーパー部、前記ケース部及び前記シール部は、接着剤を使用せず、且つ少なくとも前記スクレーパー部及び前記ケース部を前記案内レールの軸方向に貫通する締結部材によって一体化されていることを特徴とするものである。
本発明によると、スクレーパー部、ケース部及びシール部が、接着剤を使用せず、少なくともスクレーパー部及びケース部を案内レールの軸方向に貫通する締結部材によって一体化されて、エンドシールが構成されているため、接着剤として環境負荷物質が含まれるものが使用されることが防止される。
次に、請求項4に記載した発明は、請求項1から3のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記エンドシールは、前記ケース部及び前記シール部によって挟持されるとともに前記案内レールの外面に配置された潤滑剤を含浸可能な潤滑剤含浸部を備えることを特徴とするものである。
本発明によると、直動案内装置の内部から直動案内装置の外部へ移動する潤滑剤を、この潤滑剤を含浸可能な潤滑剤含浸部によって含浸することが可能となるため、直動案内装置の作動性の低下を防止することが可能となる。
次に、請求項5に記載した発明は、請求項4に記載した発明であって、前記スクレーパー部及び前記ケース部の硬度は、前記シール部及び前記潤滑剤含浸部の硬度よりも高いことを特徴とするものである。
本発明によると、スクレーパー部及びケース部の硬度を、シール部及び潤滑剤含浸部の硬度よりも高くしているため、スクレーパー部及びケース部によって、シール部及び潤滑剤含浸部の形状を保持することが容易となる。
次に、請求項6に記載した発明は、請求項4または5に記載した発明であって、前記スクレーパー部、前記ケース部、前記シール部及び前記潤滑剤含浸部は、接着剤を使用せず、且つ少なくとも前記スクレーパー部及び前記ケース部を前記案内レールの軸方向に貫通する締結部材によって一体化されていることを特徴とするものである。
本発明によると、スクレーパー部、ケース部、シール部及び潤滑剤含浸部が、接着剤を使用せず、少なくともスクレーパー部及びケース部を案内レールの軸方向に貫通する締結部材によって一体化されてエンドシールが構成されているため、接着剤として環境負荷物質が含まれるものが使用されることが防止される。
次に、請求項7に記載した発明は、請求項4から6のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記潤滑剤含浸部は、繊維体、発泡ウレタンまたは焼結多孔体を材料として形成されていることを特徴とするものである。
本発明によると、潤滑剤含浸部を、繊維体、発泡ウレタンまたは焼結多孔体を材料として形成したため、潤滑剤含浸部を多孔質物体によって形成することが可能となり、潤滑剤含浸部の潤滑剤保持力を向上させることが可能となる。
次に、請求項8に記載した発明は、請求項1から7のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記スクレーパー部は、金属または樹脂を材料として形成されていることを特徴とするものである。
本発明によると、スクレーパー部を、金属または樹脂を材料として形成したため、スクレーパー部の硬度を、案内レールの外面に付着した異物を排除することが可能な硬度とすることが容易となる。
次に、請求項9に記載した発明は、請求項1から8のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記ケース部は、金属または樹脂を材料として形成されていることを特徴とするものである。
本発明によると、ケース部を、金属または樹脂を材料として形成したため、ケース部の硬度を、スクレーパー部による案内レールの外面に付着した異物の排除を補助することが可能な硬度とすることが容易となる。
次に、請求項10に記載した発明は、請求項1から9のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記スライダは、前記案内レールへ相対移動可能に跨架されるスライダ本体と、前記スライダ本体の前記スライダの移動方向両端面に接合されるエンドキャップと、を備え、
前記ケース部を、前記エンドキャップと別体または一体で形成したことを特徴とするものである。
本発明によると、ケース部を、エンドキャップと別体で形成した場合、ケース部及びエンドキャップの製造が容易となる。また、ケース部を、エンドキャップと一体で形成した場合、ケース部とエンドキャップとの結合力が向上する。
次に、請求項11に記載した発明は、請求項1から10のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記シール部は、熱可塑性エラストマーを材料として形成されていることを特徴とするものである。
本発明によると、シール部を、熱可塑性エラストマーを材料として形成したため、シール部の耐摩耗性を向上させることが可能となり、エンドシールの長寿命化が可能となる。
次に、請求項12に記載した発明は、請求項1から11のうちいずれか1項に記載したエンドシールを備えたことを特徴とする直動案内装置である。
本発明によると、直動案内装置の防塵性能の向上が可能となるとともに、エンドシールの長寿命化及び直動案内装置の作動性の向上が可能となる。
本発明によれば、大気や自然環境等に負荷を与えることを防止可能となるとともに、防塵性能の向上、エンドシールの長寿命化及び作動性の向上が可能となるため、直動案内装置の良好な作動性を長期に亘って維持することが可能となる。
次に、本発明の第一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態では、左右2条の転動体転動路が形成された直動案内装置を例にして説明するが、直動案内装置の構成は、これに限定されるものではなく、例えば、左右1条の転動体転動路が形成された構成や、左右3条以上の転動体転動路が形成された構成としてもよい。また、本実施形態では、転動体として鋼球を用いた直動案内装置を例にして説明するが、直動案内装置の構成は、これに限定されるものではなく、例えば、転動体として円筒ころを用いた構成としてもよい。
まず、図1から図3を参照して本実施形態の構成を説明する。
図1は、本実施形態の直動案内装置1の分解斜視図を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の直動案内装置1は、案内レール2と、案内レール2へ相対移動可能に跨架されるスライダ4と、スライダ4の移動方向両端側にそれぞれ配置されるエンドシール6を備えている。
案内レール2の両側面には、案内レール2の軸方向に延びる左右2条のレール側転動体転動溝8が形成されている。
スライダ4は、スライダ本体10と、スライダ本体10のスライダ4の移動方向両端面に接合されているエンドキャップ12とから構成されている。
スライダ本体10は、両袖部14にレール側転動体転動溝8と対向するスライダ側転動体転動溝(図示せず)を有するとともに、両袖部14の肉厚部分をスライダ4の移動方向に貫通する転動体戻し路(図示せず)を有している。
エンドキャップ12は、断面略コ字形に形成されており、レール側転動体転動溝8とスライダ側転動体転動溝とから形成される負荷転動路と転動体戻し路とを連通させる方向転換路(図示せず)を有している。そして、負荷転動路と転動体戻し路及び方向転換路によって、転動体転動路が形成されている。転動体転動路内には、鋼球からなる多数の転動体が装填されているとともに、グリース等の潤滑剤が配置されている。なお、図中に示した符号16は、グリースニップル18の取付け孔を示している。
エンドシール6には、締結部材20が貫通する締結部材貫通孔22と、グリースニップル18が貫通するグリースニップル貫通孔24が形成されており、エンドシール6は、締結部材20を用いて、エンドキャップ12の外面側に取り付けられている。
以下、図2及び図3を参照して、エンドシール6の詳細な構成を説明する。
図2は、エンドシール6を、図1中に記載した矢印IIの方向から見た図である。なお、図2中では、説明のために、グリースニップル18及び締結部材20の記載を省略している。
図2に示すように、エンドシール6は、スクレーパー部26と、ケース部28と、シール部30を備えている。
スクレーパー部26は、エンドキャップ12と同様の断面略コ字形に形成されており、案内レール2の外面と隙間を空けて対向して配置される形状に形成されている。また、スクレーパー部26には、スクレーパー部26を案内レール2の軸方向に貫通するスクレーパー貫通孔(図示せず)が設けられている。なお、スクレーパー部26と案内レール2の外面との隙間の詳細については、図3を参照して後述する。
ケース部28は、スクレーパー部26と同様に、エンドキャップ12と同様の断面略コ字形に形成されており、スライダ4とスクレーパー部26との間に配置され、案内レール2の外面と隙間を空けて対向して配置される形状に形成されている。また、ケース部28のスライダ4と対向する面と反対の面には、スクレーパー部26及びシール部30が嵌合する嵌合部32が設けられている。また、ケース部28は、スクレーパー貫通孔と対応する位置に、ケース部28を案内レール2の軸方向に貫通するケース貫通孔(図示せず)が設けられており、このケース貫通孔とスクレーパー貫通孔によって、締結部材貫通孔22が構成されている。なお、ケース部28と案内レール2の外面との隙間の詳細については、図3を参照して後述する。
シール部30は、スクレーパー部26及びケース部28と同様に、エンドキャップ12と同様の断面略コ字形に形成され、ケース部28及びスクレーパー部26によって挟持されている。また、シール部30は、案内レール2側へ突出して、案内レール2の外面と摺動自在に接触するシールリップ34を有している。シールリップ34は、シール部30の案内レール2の外面と対向する部分の全体に亘って形成されており、案内レール2とスライダ4との間に形成される全ての隙間を、案内レール2の軸方向から見て閉塞している。
すなわち、エンドシール6が備えている、スクレーパー部26、ケース部28及びシール部30は、スライダ4に最も近い位置にケース部28が配置され、スライダ4から最も遠い位置にスクレーパー部26が配置されており、ケース部28とスクレーパー部26との間にシール部30が配置されている。
また、エンドシール6が備えている、スクレーパー部26、ケース部28及びシール部30は、それぞれ、以下に示す材料によって形成されている。
スクレーパー部26は金属を材料として形成され、ケース部28は樹脂を材料として形成されており、シール部30は熱可塑性エラストマーを材料として形成されている。すなわち、スクレーパー部26及びケース部28は、シール部30を形成する材料よりも硬度の高い材料によって形成されており、スクレーパー部26及びケース部28の硬度は、シール部30の硬度よりも高くなっている。
エンドシール6をエンドキャップ12の外面側に取り付ける際には、まず、シール部30をケース部28及びスクレーパー部26によって挟持し、次に、スクレーパー貫通孔及びケース貫通孔によって構成された締結部材貫通孔22に、締結部材20を貫通させるとともに、この貫通させた締結部材20をエンドキャップ12の外面側に取り付けている。すなわち、スクレーパー部26、ケース部28及びシール部30は、接着剤を使用せずに、スクレーパー部26及びケース部28を案内レールの軸方向に貫通する締結部材20によって一体化されて、エンドシール6を構成している。
図3は、図2のIII−III線断面図である。なお、図3中では、説明のために、案内レール2の外面を、実線Rとして記載している。また、スクレーパー部26と案内レール2の外面との隙間をC1として記載し、ケース部28と案内レール2の外面との隙間をC2として記載している。
スクレーパー部26と案内レール2の外面との隙間C1は、例えば、0.05mm以上1mm以下の隙間となっており、ケース部28と案内レール2の外面との隙間C2は、例えば、0.05mm以上1mm以下の微小な隙間となっている。
図3に示すように、シール部30のケース部28と対向する面には、ケース部28側へ突出する1条の凸部36が設けられており、ケース部28のシール部30と対向する面には、凸部36が嵌合する1条の凹部38が設けられている。そして、この凸部36及び凹部38によって、シール部30とケース部28との係合部が構成されている。
また、シール部30は、シールリップ34と案内レール2の外面との接触部分Pが、スクレーパー部26と案内レール2の外面との隙間C1内に配置される形状に形成されている。
次に、上記の構成を備えた直動案内装置の作用・効果等を説明する。
直動案内装置1の作動時において、スライダ4が案内レール2に対して相対移動すると、負荷転動路内の転動体は、スライダ4の移動方向にスライダ4より遅い速度で移動し、一端側の方向転換路でUターンして転動体戻し路を逆方向に転動しつつ移動し、他端側の方向転換路で逆Uターンして負荷転動路内に戻る循環を繰り返す。
このとき、スクレーパー部26は、案内レール2の外面と隙間C1を空けて対向して配置されているとともに、スライダ4から最も遠い位置に配置されているため、案内レール2の外面に塵等の異物が付着している場合、この異物はスクレーパー部26によって排除される。また、ケース部28がシール部30を間に挟んでスクレーパー部26と一体化しているため、スクレーパー部26による案内レール2の外面に付着した異物の排除が、ケース部28によって補助される。
また、シール部30が有するシールリップ34は、レール側転動体転動溝8と接触しつつ摺動するため、スクレーパー部26と案内レール2との間の隙間C1を通過した細かい異物は、シールリップ34によって排除される。
また、ケース部28は案内レール2の外面と隙間C2を空けて対向して配置されているため、スライダ4が案内レール2に対して相対移動すると、転動体転動路内に配置されている潤滑剤は、案内レール2の外面上において、隙間C2に対応する均一な厚さの薄膜を形成する。このとき、ケース部28は、スライダ4から最も近い位置に配置されており、シール部30よりもスライダ4の近くに配置されているため、案内レール2の外面上に薄膜を形成している潤滑剤が直動案内装置1の外部へ移動することは、シールリップ34によって防止される。
したがって、本実施形態の直動案内装置1であれば、直動案内装置1の作動時に、スクレーパー部26によって、案内レール2の外面に付着した異物を排除することが可能であるとともに、シール部30が有するシールリップ34によって、スクレーパー部26と案内レール2との間の隙間C1を通過した細かい異物を排除することが可能となる。このため、エンドシール6の防塵性能が向上して、直動案内装置1の作動時に、案内レール2とスライダ4との間、特に、負荷転動路内に異物が侵入することが防止される。その結果、直動案内装置1の良好な作動性を長期に亘って維持することが可能となる。
また、本実施形態の直動案内装置1であれば、直動案内装置1の作動時に、案内レール2の外面とスライダ4との間に形成される全ての隙間が閉塞された状態で、スライダ4が案内レール2に対して相対移動する。このため、エンドシール6の防塵性能が向上して、直動案内装置1の作動時に、案内レール2とスライダ4との間、特に、負荷転動路内に異物が侵入することが防止される。その結果、直動案内装置1の良好な作動性を長期に亘って維持することが可能となる。
さらに、本実施形態の直動案内装置1であれば、ケース部28と案内レール2の外面との隙間C2が、微小な隙間となっているため、ケース部28が非接触シールの機能を有することとなる。このため、ケース部28が有する非接触シール機能によって、スクレーパー部26及びシール部28と併せて、エンドシール6の防塵性能を向上させることが可能となる。また、ケース部28が有する非接触シール機能によって、シールリップ34と案内レール2との接触面積を増加させることなく、直動案内装置1の内部へ配置されている潤滑剤が、直動案内装置1の外部へ移動することを防止することが可能となる。その結果、エンドシール6の長寿命化が可能となり、直動案内装置1の良好な作動性を長期に亘って維持することが可能となるとともに、直動案内装置1のメンテナンスコストを低減することが可能となる。
また、本実施形態の直動案内装置1であれば、スクレーパー部26及びケース部28の硬度を、シール部30の硬度よりも高くしている。このため、スクレーパー部26及びケース部28によって、シール部30の形状を保持することが容易となり、シールリップ34と案内レール2との接触状態が保持される。その結果、直動案内装置1の良好な作動性を長期に亘って維持することが可能となる。
また、本実施形態の直動案内装置1であれば、エンドシール6をエンドキャップ12の外面側に取り付ける際に、まず、シール部30をケース部28及びスクレーパー部26によって挟持し、次に、スクレーパー貫通孔及びケース貫通孔によって構成された締結部材貫通孔22に、締結部材20を貫通させるとともに、この貫通させた締結部材20をエンドキャップ12の外面側に取り付けている。すなわち、スクレーパー部26、ケース部28及びシール部30は、接着剤を使用せずに、スクレーパー部26及びケース部28を案内レールの軸方向に貫通する締結部材20によって一体化されて、エンドシール6を構成している。このため、スクレーパー部26、ケース部28及びシール部30を一体化させるために、接着剤を使用する必要が無くなり、接着剤として環境負荷物質が含まれるものが使用されることが防止される。その結果、エンドシール6の製造によって、大気や自然環境等に負荷を与えることを防止することが可能となる。
また、本実施形態の直動案内装置1であれば、スクレーパー部26を形成する材料を金属としたため、スクレーパー部26の硬度を、案内レール2の外面に付着した異物を排除することが可能な硬度とすることが容易となる。その結果、直動案内装置1の作動時に、スクレーパー部26によって、案内レール2の外面に付着した異物を排除することが容易となり、エンドシール6の防塵性能を向上させることが容易となる。
また、本実施形態の直動案内装置1であれば、ケース部28を形成する材料を樹脂としたため、ケース部28の硬度を、スクレーパー部26による案内レール2の外面に付着した異物の排除を補助することが可能な硬度とすることが容易となる。その結果、直動案内装置1の作動時に、スクレーパー部26によって、案内レール2の外面に付着した異物を排除することが容易となり、エンドシール6の防塵性能を向上させることが容易となる。
また、本実施形態の直動案内装置1であれば、シール部30を形成する材料を熱可塑性エラストマーとしたため、シール部30の耐摩耗性を向上させることが可能となる。その結果、エンドシール6の長寿命化が可能となるとともに、シールリップ34と案内レール2との接触状態を保持することが可能となる。
また、本実施形態の直動案内装置1であれば、シール部30が、シールリップ34と案内レール2の外面との接触部分Pが、スクレーパー部26と案内レール2の外面との隙間C1内に配置される形状に形成されている。このため、直動案内装置1の作動時に、案内レール2の外面に付着した異物がスクレーパー部26によって排除された状態で、スクレーパー部26と案内レール2との間の隙間C1を通過した細かい異物が、シールリップ34によって排除される。その結果、直動案内装置1の良好な作動性を長期に亘って維持することが可能となる。
また、本実施形態の直動案内装置1であれば、シール部30のケース部28と対向する面に設けられた1条の凸部36と、ケース部28のシール部30と対向する面に設けられた1条の凹部38によって、シール部30とケース部28との係合部が構成されており、凸部36が凹部38に嵌合している。このため、シール部30とケース部28との相対変位が防止され、シールリップ34と案内レール2との接触状態が保持される。その結果、直動案内装置1の良好な作動性を長期に亘って維持することが可能となる。
また、本実施形態の直動案内装置1であれば、ケース部28を、エンドキャップ12と別体で形成しているため、ケース部28及びエンドキャップ12の製造が容易となり、直動案内装置1の製造に係る作業効率が向上する。
なお、本実施形態の直動案内装置1では、スクレーパー部26及びケース部28の硬度を、シール部30の硬度よりも高くしたが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、スクレーパー部26及びケース部28の硬度を、シール部30と同じ硬度としてもよく、シール部30よりも低い硬度としてもよい。もっとも、本実施形態の直動案内装置1のように、スクレーパー部26及びケース部28の硬度を、シール部30の硬度よりも高くすることが、スクレーパー部26及びケース部28によって、シール部30の形状を保持することが容易となり、シールリップ34と案内レール2との接触状態が保持されるため、好適である。
また、本実施形態の直動案内装置1では、エンドシール6をエンドキャップ12の外面側に取り付ける際に、まず、シール部30をケース部28及びスクレーパー部26によって挟持し、次に、スクレーパー貫通孔及びケース貫通孔によって構成された締結部材貫通孔22に、締結部材20を貫通させるとともに、この貫通させた締結部材20をエンドキャップ12の外面側に取り付けたが、これに限定されるものではない。すなわち、ケース部28をエンドキャップ12の外面側に取り付けた状態で、ケース部28に設けられた嵌合部32に、シール部30及びスクレーパー部26を嵌合させた後、締結部材貫通孔22に、締結部材20を貫通させるとともに、この貫通させた締結部材20をエンドキャップ12の外面側に取り付けてもよい。要は、スクレーパー部26、ケース部28及びシール部30が、接着剤を使用せずに一体化されてエンドシール6を構成していればよい。
さらに、本実施形態の直動案内装置1では、スクレーパー部26を形成する材料を金属としたが、これに限定されるものではなく、例えば、スクレーパー部26を形成する材料を樹脂としてもよい。要は、スクレーパー部26の硬度を、案内レール2の外面に付着した異物を排除することが可能な硬度とすることが容易となる材料によって、スクレーパー部26を形成すればよい。
また、本実施形態の直動案内装置1では、ケース部28を形成する材料を樹脂としたが、これに限定されるものではなく、例えば、ケース部28を形成する材料を金属としてもよい。要は、ケース部28の硬度を、スクレーパー部26による案内レール2の外面に付着した異物の排除を補助することが可能な硬度とすることが容易となる材料によって、ケース部28を形成すればよい。
また、本実施形態の直動案内装置1では、シール部30を形成する材料を熱可塑性エラストマーとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、シール部30を形成する材料を熱可塑性エラストマー以外の樹脂としてもよい。要は、シール部30の耐摩耗性を向上させることが可能となる材料によって、シール部30を形成すればよい。
また、本実施形態の直動案内装置1では、シールリップ34を、シール部30の案内レール2の外面と対向する部分の全体に亘って形成しているが、これ限定されるものではなく、例えば、シールリップ34を、シール部30のレール側転動体転動溝8と対向する部分のみに形成してもよい。もっとも、本実施形態の直動案内装置1のように、シールリップ34を、シール部30の案内レール2の外面と対向する部分の全体に亘って形成することが、直動案内装置1の良好な作動性を長期に亘って維持することが可能となるため、好適である。
また、本実施形態の直動案内装置1では、シール部30を、シールリップ34と案内レール2の外面との接触部分Pが、スクレーパー部26と案内レール2の外面との隙間C1内に配置される形状に形成したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、図4から図6に示すように、シール部30を、シールリップ34と案内レール2の外面との接触部分Pが、スクレーパー部26と案内レール2の外面との隙間C1よりもケース部28側に配置される形状に形成してもよい。要は、直動案内装置1の作動時に、案内レール2の外面に付着した異物がスクレーパー部26によって排除された状態で、スクレーパー部26と案内レール2との間の隙間C1を通過した細かい異物が、シールリップ34によって排除される構成であればよい。
また、本実施形態の直動案内装置1では、シール部30のケース部28と対向する面に設けられた1条の凸部36と、ケース部28のシール部30と対向する面に設けられた1条の凹部38によって、シール部30とケース部28との係合部を構成しているが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、図5に示すように、シール部30のケース部28と対向する面に設けられた2条の凸部36と、ケース部28のシール部30と対向する面に設けられた2条の凹部38によって、シール部30とケース部28との係合部を構成してもよい。また、特に図示しないが、シール部30のスクレーパー部26と対向する面に凸部36を設け、スクレーパー部26のシール部30と対向する面に凹部38を設け、この凸部36と凹部38によって、シール部30とケース部28との係合部を構成してもよい。要は、凸部36が凹部38に嵌合することによって、シール部30とケース部28との相対変位が防止される構成であればよい。
また、本実施形態の直動案内装置1では、シール部30のケース部28と対向する面に設けられた凸部36と、ケース部28のシール部30と対向する面に設けられた凹部38によって、シール部30とケース部28との係合部を構成しているが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、図6に示すように、シール部30及びケース部28に、シール部30とケース部28との係合部を構成しない構成としてもよい。もっとも、本実施形態の直動案内装置1のように、シール部30とケース部28との係合部を構成することが、シール部30とケース部28との相対変位が防止されるため、好適である。
また、本実施形態の直動案内装置1では、スクレーパー部26、ケース部28及びシール部30を、接着剤を使用せずに一体化することによって、エンドシール6を構成したが、これに限定されるものではない。すなわち、接着剤として、環境負荷物質が含まれてないものを使用することが確実であれば、スクレーパー部26、ケース部28及びシール部30を、接着剤を用いて一体化することによって、エンドシール6を構成してもよい。もっとも、本実施形態の直動案内装置1のように、スクレーパー部26、ケース部28及びシール部30を、接着剤を使用せずに一体化することによって、エンドシール6を構成することが、エンドシール6の製造コストを低減することが可能となるため、好適である。
また、本実施形態の直動案内装置1では、締結部材貫通孔22を、スクレーパー部26に設けたスクレーパー貫通孔及びケース部28に設けたケース貫通孔によって構成したが、これに限定されるものではない。すなわち、シール部30のスクレーパー貫通孔及びケース貫通孔に対応する位置に、シール部30を案内レール2の軸方向に貫通するシール貫通孔と設け、このシール貫通孔と、スクレーパー貫通孔及びケース貫通孔によって、締結部材貫通孔22を構成してもよい。この場合、シール貫通孔を貫通する締結部材20によって、シール部30のスクレーパー部26及びケース部28に対する変位が防止され、シールリップ34と案内レール2との接触状態が維持される。
また、本実施形態の直動案内装置1では、ケース部28とエンドキャップ12とを別体で形成したが、これに限定されるものではなく、ケース部28とエンドキャップ12とを一体で形成してもよい。この場合、ケース部28とエンドキャップ12との結合力が向上するため、直動案内装置1の耐久性が向上するとともに、ケース部28が有する非接触シール機能を長期に亘って維持することが可能となる。
次に、本発明の第二実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上述した第一実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明する。
まず、図7を参照して本実施形態の構成を説明する。なお、本実施形態の直動案内装置は、エンドシール6を除き、上述した第一実施形態のものと同様の構成であるため、エンドシール6以外の説明は省略する。また、図7中では、説明のために、案内レールの外面を、実線Rとして記載している。
図7に示すように、本実施形態の直動案内装置が備えるエンドシール6は、スクレーパー部26と、ケース部28と、シール部30と、潤滑剤含浸部40を備えている。
スクレーパー部26は、エンドキャップと同様の断面略コ字形に形成されており、案内レールの外面と隙間C1を空けて対向して配置される形状に形成されている。
ケース部28は、スクレーパー部26と同様に、エンドキャップと同様の断面略コ字形に形成されており、スライダ4とスクレーパー部26との間に配置され、案内レールの外面と隙間C2を空けて対向して配置される形状に形成されている。また、ケース部28のスライダと対向する面と反対の面には、スクレーパー部26、シール部30及び潤滑剤含浸部40が嵌合する嵌合部32が設けられている。
シール部30は、スクレーパー部26及びケース部28と同様に、エンドキャップと同様の断面略コ字形に形成され、ケース部28及びスクレーパー部26によって挟持されている。また、シール部30は、案内レール側へ突出して、案内レールの外面と摺動自在に接触するシールリップ34を有しており、シールリップ34が、シールリップ34と案内レールの外面との接触部分Pが、スクレーパー部26と案内レールの外面との隙間C1内に配置される形状に形成されている。シールリップ34は、シール部30の案内レールの外面と対向する部分の全体に亘って形成されており、案内レールとスライダとの間に形成される全ての隙間を、案内レールの軸方向から見て閉塞している。シール部30のケース部28と対向する面には、ケース部28側へ突出する1条の凸部36が設けられており、ケース部28のシール部30と対向する面には、凸部36が嵌合する1条の凹部38が設けられている。そして、この凸部36及び凹部38によって、シール部30とケース部28との係合部が構成されている。
潤滑剤含浸部40は、ケース部28及びシール部30によって挟持されており、案内レールの外面と摺動自在に接触して、案内レールの外面に配置された潤滑剤を含浸可能となっている。また、潤滑剤含浸部40は、スクレーパー部26及びケース部28を形成する材料よりも硬度の低い焼結多孔体を材料として形成されており、スクレーパー部26及びケース部28の硬度は、シール部30及び潤滑剤含浸部40の硬度よりも高くなっている。
すなわち、エンドシール6が備えている、スクレーパー部26、ケース部28、シール部30及び潤滑剤含浸部40は、スライダ4に最も近い位置にケース部28が配置され、スライダ4から最も遠い位置にスクレーパー部26が配置されている。また、ケース部28とスクレーパー部26との間にシール部30及び潤滑剤含浸部40が配置されており、ケース部28とシール部30との間に潤滑剤含浸部40が配置されている。
エンドシール6をエンドキャップの外面側に取り付ける際は、まず、シール部30及び潤滑剤含浸部40をケース部28及びスクレーパー部26によって挟持し、次に、スクレーパー貫通孔及びケース貫通孔によって構成された締結部材貫通孔22に、締結部材20を貫通させるとともに、この貫通させた締結部材20をエンドキャップ12の外面側に取り付けている。すなわち、スクレーパー部26、ケース部28、シール部30及び潤滑剤含浸部40は、接着剤を使用せずに、スクレーパー部26及びケース部28を案内レールの軸方向に貫通する締結部材20によって一体化されて、エンドシール6を構成している。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
次に、上記の構成を備えた直動案内装置の作用・効果等を説明する。
直動案内装置の作動時において、スライダが案内レールに対して相対移動すると、負荷転動路内の転動体は、スライダの移動方向にスライダより遅い速度で移動し、一端側の方向転換路でUターンして転動体戻し路を逆方向に転動しつつ移動し、他端側の方向転換路で逆Uターンして負荷転動路内に戻る循環を繰り返す。
このとき、スクレーパー部26は、案内レールの外面と隙間C1を空けて対向して配置されているとともに、スライダから最も遠い位置に配置されているため、案内レールの外面に塵等の異物が付着している場合、この異物はスクレーパー部26によって排除される。また、ケース部28がシール部30及び潤滑剤含浸部40を間に挟んでスクレーパー部26と一体化しているため、スクレーパー部26による案内レールの外面に付着した異物の排除が、ケース部28によって補助される。
また、潤滑剤含浸部40が、ケース部28及びシール部30によって挟持されているとともに、案内レールの外面と摺動自在に接触している。このため、直動案内装置の内部に配置されている潤滑剤が直動案内装置の外部へ移動することは、案内レールの外面に配置された潤滑剤が潤滑剤含浸部40に含浸され、潤滑剤含浸部40に保持されることによって防止される。そして、潤滑剤含浸部40に保持された潤滑剤は、スライダが案内レールに対して相対移動する際に、潤滑剤含浸部40から案内レールの外面に配置される。
したがって、本実施形態の直動案内装置であれば、直動案内装置の内部から直動案内装置の外部へ移動する潤滑剤を、この潤滑剤を含浸可能な潤滑剤含浸部40によって含浸して保持することが可能となる。また、潤滑剤含浸部40に保持された潤滑剤を、スライダが案内レールに対して相対移動する際に、潤滑剤含浸部40から案内レールの外面に配置することが可能となる。その結果、シールリップ34と案内レールの外面との潤滑状態が良好な状態に維持されるため、直動案内装置の作動性の低下を防止することが可能となる。
また、本実施形態の直動案内装置であれば、スクレーパー部26及びケース部28の硬度を、シール部30及び潤滑剤含浸部40の硬度よりも高くしているため、スクレーパー部26及びケース部28によって、シール部30及び潤滑剤含浸部40の形状を保持することが容易となり、シールリップ34及び潤滑剤含浸部40と案内レールとの接触状態が保持される。その結果、直動案内装置の良好な作動性を長期に亘って維持することが可能となる。
さらに、本実施形態の直動案内装置であれば、エンドシール6をエンドキャップの外面側に取り付ける際は、まず、シール部30及び潤滑剤含浸部40をケース部28及びスクレーパー部26によって挟持し、次に、スクレーパー貫通孔及びケース貫通孔によって構成された締結部材貫通孔22に、締結部材20を貫通させるとともに、この貫通させた締結部材20をエンドキャップ12の外面側に取り付けている。このため、スクレーパー部26、ケース部28、シール部30及び潤滑剤含浸部40が、接着剤を使用せずに一体化されていることとなり、接着剤として環境負荷物質が含まれるものが使用されることが防止される。その結果、エンドシール6の製造によって、大気や自然環境等に負荷を与えることを防止することが可能となる。
また、本実施形態の直動案内装置であれば、潤滑剤含浸部40を形成する材料を、焼結多孔体としたため、潤滑剤含浸部40を多孔質物体によって形成することが可能となり、潤滑剤含浸部40の潤滑剤保持力を向上させることが可能となる。その結果、シールリップ34と案内レールの外面との潤滑状態が良好な状態に維持されるため、直動案内装置の作動性の低下を防止することが可能となる。
その他の作用・効果等は、上述した第一実施形態と同様である。
なお、本実施形態の直動案内装置では、スクレーパー部26及びケース部28の硬度を、シール部30及び潤滑剤含浸部40の硬度よりも高くしたが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、スクレーパー部26及びケース部28の硬度を、シール部30及び潤滑剤含浸部40と同じ硬度としてもよく、シール部30及び潤滑剤含浸部40の硬度よりも低くしてもよい。もっとも、本実施形態の直動案内装置のように、スクレーパー部26及びケース部28の硬度を、シール部30及び潤滑剤含浸部40の硬度よりも高くすることが、スクレーパー部26及びケース部28によって、シール部30及び潤滑剤含浸部40の形状を保持することが容易となり、シールリップ34と案内レールとの接触状態が保持されるため、好適である。
また、本実施形態の直動案内装置では、エンドシール6をエンドキャップの外面側に取り付ける際に、まず、シール部30及び潤滑剤含浸部40をケース部28及びスクレーパー部26によって挟持し、次に、スクレーパー貫通孔及びケース貫通孔によって構成された締結部材貫通孔22に、締結部材20を貫通させるとともに、この貫通させた締結部材20をエンドキャップ12の外面側に取り付けたが、これに限定されるものではない。すなわち、ケース部28をエンドキャップ12の外面側に取り付けた状態で、ケース部28に設けられた嵌合部32に、潤滑剤含浸部40、シール部30及びスクレーパー部26を嵌合させてエンドシール6を構成した後、この構成したエンドシール6を、締結部材20を用いて、エンドキャップ12の外面側に取り付けてもよい。要は、スクレーパー部26、ケース部28、シール部30及び潤滑剤含浸部40が、接着剤を使用せずに一体化されてエンドシール6を構成していればよい。
さらに、本実施形態の直動案内装置では、シール部30を、シールリップ34と案内レール2の外面との接触部分Pが、スクレーパー部26と案内レール2の外面との隙間C1内に配置される形状に形成したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、図8から図10に示すように、シール部30を、シールリップ34と案内レール2の外面との接触部分Pが、スクレーパー部26と案内レール2の外面との隙間C1よりもケース部28側に配置される形状に形成してもよい。要は、直動案内装置1の作動時に、案内レール2の外面に付着した異物がスクレーパー部26によって排除された状態で、スクレーパー部26と案内レール2との間の隙間C1を通過した細かい異物が、シールリップ34によって排除される構成であればよい。
また、本実施形態の直動案内装置では、シール部30のケース部28と対向する面に設けられた凸部36と、ケース部28のシール部30と対向する面に設けられた凹部38によって、シール部30とケース部28との係合部を構成しているが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、図10に示すように、シール部30及びケース部28に、シール部30とケース部28との係合部を構成しない構成としてもよい。もっとも、本実施形態の直動案内装置のように、シール部30とケース部28との係合部を構成することが、シール部30とケース部28との相対変位が防止されるため、好適である。
また、本実施形態の直動案内装置では、スクレーパー部26、ケース部28、シール部30及び潤滑剤含浸部40を、接着剤を使用せずに一体化することによって、エンドシール6を構成したが、これに限定されるものではない。すなわち、接着剤として、環境負荷物質が含まれてないものを使用することが確実であれば、スクレーパー部26、ケース部28、シール部30及び潤滑剤含浸部40を、接着剤を用いて一体化することによって、エンドシール6を構成してもよい。もっとも、本実施形態の直動案内装置のように、スクレーパー部26、ケース部28、シール部30及び潤滑剤含浸部40を、接着剤を使用せずに一体化することによって、エンドシール6を構成することが、エンドシール6の製造コストを低減することが可能となるため、好適である。
また、本実施形態の直動案内装置では、潤滑剤含浸部40を形成する材料を焼結多孔体としたが、これに限定されるものではなく、潤滑剤含浸部40を形成する材料を、例えば、繊維体や発泡ウレタンとしてもよい。要は、潤滑剤含浸部40を多孔質物体によって形成することが可能となる材料によって、潤滑剤含浸部40を形成すればよい。
また、本実施形態の直動案内装置では、締結部材貫通孔22を、スクレーパー部26に設けたスクレーパー貫通孔及びケース部28に設けたケース貫通孔によって構成したが、これに限定されるものではない。すなわち、潤滑剤含浸部40のスクレーパー貫通孔及びケース貫通孔に対応する位置に、潤滑剤含浸部40を案内レールの軸方向に貫通する含浸部貫通孔を設け、この含浸部貫通孔と、スクレーパー貫通孔及びケース貫通孔によって、締結部材貫通孔22を構成してもよい。この場合、シール貫通孔を貫通する締結部材20によって、潤滑剤含浸部40のスクレーパー部26及びケース部28に対する変位が防止され、潤滑剤含浸部40と案内レール2との接触状態が維持される。
また、本実施形態の直動案内装置では、潤滑剤含浸部40を、案内レールの外面と摺動自在に接触する構成としたが、これに限定されるものではない。すなわち、案内レールの外面に配置された潤滑剤を含浸可能であれば、潤滑剤含浸部40と案内レールの外面との間に隙間が形成されていてもよい。この場合、潤滑剤含浸部40と案内レールの外面との間に隙間を調節することによって、案内レールの外面に形成される潤滑剤の膜厚を調節することが可能となる。
本発明の第一実施形態の直動案内装置を示す図である。 本発明の第一実施形態の直動案内装置に備えられるエンドシールを図1中に記載した矢印IIの方向から見た図である。 図2のIII−III線断面図である。 本発明の第一実施形態の変形例の直動案内装置に備えられるエンドシールを示す図である。 本発明の第一実施形態の変形例の直動案内装置に備えられるエンドシールを示す図である。 本発明の第一実施形態の変形例の直動案内装置に備えられるエンドシールを示す図である。 本発明の第二実施形態の直動案内装置に備えられるエンドシールを示す図である。 本発明の第二実施形態の変形例の直動案内装置に備えられるエンドシールを示す図である。 本発明の第二実施形態の変形例の直動案内装置に備えられるエンドシールを示す図である。 本発明の第二実施形態の変形例の直動案内装置に備えられるエンドシールを示す図である。
符号の説明
1 直動案内装置
2 案内レール
4 スライダ
6 エンドシール
8 レール側転動体転動溝
10 スライダ本体
12 エンドキャップ
14 両袖部
16 グリースニップルの取付け孔
18 グリースニップル
20 締結部材
22 締結部材貫通孔
24 グリースニップル貫通孔
26 スクレーパー部
28 ケース部
30 シール部
32 嵌合部
34 シールリップ
36 凸部
38 凹部
40 潤滑剤含浸部
R 案内レールの外面
C1 スクレーパー部と案内レールの外面との隙間
C2 ケース部と案内レールの外面と隙間
P シールリップと案内レールの外面との接触部分

Claims (12)

  1. 軸方向に延びるレール側転動体転動溝を外面に有する案内レールへ相対移動可能に跨架されるスライダの移動方向両端側に配置されるエンドシールであって、
    前記エンドシールは、前記案内レールの外面と隙間を空けて対向して配置されるスクレーパー部と、前記スライダと前記スクレーパー部との間に配置されるとともに前記案内レールの外面と隙間を空けて対向して配置されるケース部と、前記ケース部及び前記スクレーパー部によって挟持されるとともに前記案内レールの外面のうち少なくとも前記レール側転動体転動溝と摺動自在に接触するシールリップを有するシール部と、を備えることを特徴とするエンドシール。
  2. 前記スクレーパー部及び前記ケース部の硬度は、前記シール部の硬度よりも高いことを特徴とする請求項1に記載したエンドシール。
  3. 前記スクレーパー部、前記ケース部及び前記シール部は、接着剤を使用せず、且つ少なくとも前記スクレーパー部及び前記ケース部を前記案内レールの軸方向に貫通する締結部材によって一体化されていることを特徴とする請求項1または2に記載した直動案内装置。
  4. 前記エンドシールは、前記ケース部及び前記シール部によって挟持されるとともに前記案内レールの外面に配置された潤滑剤を含浸可能な潤滑剤含浸部を備えることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載した直動案内装置。
  5. 前記スクレーパー部及び前記ケース部の硬度は、前記シール部及び前記潤滑剤含浸部の硬度よりも高いことを特徴とする請求項4に記載した直動案内装置。
  6. 前記スクレーパー部、前記ケース部、前記シール部及び前記潤滑剤含浸部は、接着剤を使用せず、且つ少なくとも前記スクレーパー部及び前記ケース部を前記案内レールの軸方向に貫通する締結部材によって一体化されていることを特徴とする請求項4または5に記載した直動案内装置。
  7. 前記潤滑剤含浸部は、繊維体、発泡ウレタンまたは焼結多孔体を材料として形成されていることを特徴とする請求項4から6のうちいずれか1項に記載した直動案内装置。
  8. 前記スクレーパー部は、金属または樹脂を材料として形成されていることを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1項に記載した直動案内装置。
  9. 前記ケース部は、金属または樹脂を材料として形成されていることを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1項に記載した直動案内装置。
  10. 前記スライダは、前記案内レールへ相対移動可能に跨架されるスライダ本体と、前記スライダ本体の前記スライダの移動方向両端面に接合されるエンドキャップと、を備え、
    前記ケース部を、前記エンドキャップと別体または一体で形成したことを特徴とする請求項1から9のうちいずれか1項に記載した直動案内装置。
  11. 前記シール部は、熱可塑性エラストマーを材料として形成されていることを特徴とする請求項1から10のうちいずれか1項に記載した直動案内装置。
  12. 請求項1から11のうちいずれか1項に記載したエンドシールを備えたことを特徴とする直動案内装置。
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