JP2008115262A - プロピレン系樹脂組成物からなる自動車部品 - Google Patents
プロピレン系樹脂組成物からなる自動車部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008115262A JP2008115262A JP2006299048A JP2006299048A JP2008115262A JP 2008115262 A JP2008115262 A JP 2008115262A JP 2006299048 A JP2006299048 A JP 2006299048A JP 2006299048 A JP2006299048 A JP 2006299048A JP 2008115262 A JP2008115262 A JP 2008115262A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propylene
- polymerization
- weight
- hour
- supplied
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】自動車部品は、特定割合のメタロセン触媒下で重合されたプロピレン系樹脂(A)、エラストマー(D)および無機フィラー(E)からなり、前記プロピレン系樹脂(A)が、下記(i)〜(iii)を満たすプロピレン系樹脂組成物からなる
(i)室温n-デカンに可溶な部分(Dsol)10〜50重量%と室温n-デカンに不溶な部分(Dinsol)50〜90重量%から構成される(ii)プロピレン(MP)と、エチレンおよび炭素数4以上のα-オレフィンから選ばれる一種以上のオレフィン(MX)から得られる重合体から構成される(iii)Dsolは、Mw/Mn、極限粘度[η]、MXの量が特定の範囲にあり、
Dinsolは、Mw/Mn、融点、2,1-挿入結合量と1,3-挿入結合量との和、極限粘度[η]が特
定の範囲にある。
【選択図】なし
Description
公報では高分子量のプロピレン−エチレン共重合体を含んだプロピレン系ブロック共重合体からなるプロピレン系樹脂組成物が開示されている。上記発明では、フローマークが少ない射出成形品を得ることができるが、溶融樹脂流動の合流箇所で発生するウェルドラインと呼ばれる外観不良が発生することがあり、その場合は塗装の際にウェルドラインを消す前処理工程が必要になる。ここで、ウェルドラインを改良させる方法として、特開平11-279369号公報ではプロピレン系ブロック共重合体、ゴムと無機フィラーからなる樹脂組
成物を有機過酸化物処理したプロピレン系樹脂組成物が開示されている。しかし、特開平11-279369号公報では有機過酸化物処理を行う為、剛性等の機械強度が低下することがあ
る問題点があった。
(i)室温n-デカンに可溶な部分(Dsol)10〜50重量%と室温n-デカンに不溶な部分(Dinsol)50〜90重量%から構成される。
(ii)プロピレン(MP)並びに、エチレンおよび炭素数4以上のα-オレフィンから選ばれる一種以上のオレフィン(MX)から得られる重合体から構成される樹脂である。
(iii)DsolおよびDinsolが以下の要件(1)〜(6)を同時に満たす。
5以下である。
(2) Dinsolの融点(Tm)が156℃以上である。
(4) Dinsolの極限粘度[η]が0.8〜1.5 dl/gである。
(5) Dsolの極限粘度[η]が2.0〜4.0 dl/gである。
(MX)の量が合計で25〜80モル%である。
本発明で用いられるプロピレン系樹脂(A)は、メタロセン化合物含有触媒下で重合され、プロピレン(MP)並びに、エチレンおよび炭素数4以上のα−オレフィンから選ば
れる一種以上のオレフィン(MX)からなる重合体から構成され、室温n-デカンに可溶な
部分(Dsol)10〜50重量%と室温n-デカンに不溶な部分(Dinsol)50〜90重量%から構成される。
ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセンなどが挙げられる。
ピレンとエチレンおよび炭素数4以上のα-オレフィンからなる共重合体部は室温n-デカンに可溶な成分(Dsol)または40℃のオルトジクロロベンゼンに可溶な成分に対応する
ことになる。以下、本発明で用いられるプロピレン系樹脂(A)が備える要件(1)〜(6)に
ついて詳細に説明する。
[要件(1)]
Dsol とDinsol の、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが共に3.5以
下である。Dsol のMw/Mnは、好ましくは1.0〜3.0、更に好ましくは1.0〜2.5である。Dsol のMw/Mnが3.5よりも大きいと、Dsol 中の低分子量成分が増えるために耐衝撃性が低
下する。
のMw/Mnが3.5よりも大きいと自動車部品のウェルドラインが目立ちやすくなり、Dinsol のMw/Mnが1.5よりも小さいと射出成形時のプロピレン系樹脂組成物の流動性が悪くなり生産性が低下する。
[要件(2)]
Dinsol の融点(Tm)が156℃以上である。Dinsol の融点(Tm)が156℃未満であると、プロピレン系樹脂組成物の剛性が低下し、自動車構造部品として剛性が不足する場合がある。
[要件(3)]
Dinsol における2,1-挿入結合量と1,3-挿入結合量との和が0.05モル%以下である。Dinsol における2,1-挿入結合量と1,3-挿入結合量との和が0.05モル%よりも大きいとプロピレン系樹脂組成物の剛性が低下し、自動車構造部品として剛性が不足する場合がある。また、Dinsol における2,1-挿入結合量と1,3-挿入結合量との和は、メタロセン化合物含有触媒により決められることが多い。ここで、Dinsol における2,1-挿入結合量と1,3-挿入結合量との和が0.05モル%よりも大きいと、メタロセン化合物含有触媒のプロピレン(MP)とエチレンおよび炭素数4以上のα-オレフィンから選ばれる一種以上のオレフィン(
MX)との共重合性性能が劣ることがある。この場合、Dsolのプロピレン(MP)とオレ
フィン(MX)との組成分布が広くなり、プロピレン系樹脂組成物の低温耐衝撃性が低下
し、自動車部品として耐衝撃性が不足する場合がある。
[要件(4)]
Dinsol の、135℃、デカリン溶媒中で測定した極限粘度[η]は0.8〜1.5dl/g、好ましくは0.8〜1.3dl/g、更に好ましくは、1.0〜1.2dl/gである。Dinsol の極限粘度[η]が0.8dl/gよりも低いと、プロピレン単独重合体部の分子量が低く、プロピレン系樹脂
組成物の破断伸び、耐衝撃性が低下する為、自動車部品としては適用できない場合がある。また、Dinsol の極限粘度[η]が1.5dl/gよりも高いと、プロピレン単独重合部の分
子量が高くなり、自動車部品射出成形時の生産性が低下する。
[要件(5)]
Dsol の、135℃、デカリン溶媒中で測定した極限粘度[η]は2.0〜4.0dl/g、好ましくは2.2〜3.5dl/g、更に好ましくは、2.4〜3.0dl/gである。Dsol の極限粘度[η]が2.2dl/gよりも低いと、Dsol 中の低分子量成分が増え、プロピレン系樹脂組成物の耐衝
撃性は低下し、自動車部品としては適さない場合がある。また、Dsol の極限粘度[η]が4.0dl/gよりも高いと、自動車部品のウェルドラインが目立ちやすくなり、自動車部品
として成形外観が適さない場合がある。
[要件(6)]
Dsol 中のエチレンおよび炭素数4以上のα−オレフィンから選ばれるオレフィン(MX)の量は合計で25〜80モル%、好ましくは27〜50モル%、更に好ましくは28〜45モル%である。Dsol 中のエチレンおよび炭素数4以上のα−オレフィンから選ばれるオレフィン
(MX)の量が合計で25モル%よりも少ないとプロピレン系樹脂組成物の耐衝撃性、剛性
が低下し、自動車部品として適さない場合がある。Dsol 中のエチレンおよび炭素数4以
上のα−オレフィンから選ばれる一種以上のオレフィン(MX)の量が80モル%よりも多
いとプロピレン系樹脂組成物の耐衝撃性が低下し、自動車部品としては適さない場合がある。
ンを「オレフィン(MX)」と略記することがある。
〈共重合体の製法〉
本発明で用いられるプロピレン系樹脂(A)のうち、プロピレン系ブロック共重合体は、例えばメタロセン化合物含有触媒の存在下に第一重合工程でプロピレンと少量のオレフィン(MX)とからプロピレン系ランダム共重合体を製造した後、第二重合工程でプロピ
レンと第一工程よりも多量のオレフィン(MX)とを共重合してプロピレン−エチレン共
重合ゴムを製造することにより得ることができる。
本発明において使用するメタロセン化合物含有触媒としては、メタロセン化合物、並びに、有機金属化合物、有機アルミニウムオキシ化合物およびメタロセン化合物と反応してイオン対を形成することのできる化合物から選ばれる少なくても1種以上の化合物、さらに必要に応じて粒子状担体とからなるメタロセン触媒で、好ましくはアイソタクチックまたはシンジオタクチック構造等の立体規則性重合をすることのできるメタロセン触媒を挙げることができる。前記メタロセン化合物の中では、本願出願人による国際公開01/27124号パンフレットに例示されている架橋性メタロセン化合物が好適に用いられる。
R11、R12、R13、R14は水素、炭化水素基、ケイ素含有基から選ばれ、それぞれ同一でも異なっていてもよい。このような炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、アリル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デカニル基などの直鎖状炭化水素基;イソプロピル基、tert-ブチル基、アミル基、3−メチルペンチル基、1,1−ジエチルプロピル基、1,1−ジメチルブチル基、1−メチル−1−プロピルブチル基、1,1−プロピルブチル基、1,1−ジメチル−2−メチルプロピル基、1−メチル−1−イソプロピル−2−メチ
ルプロピル基などの分岐状炭化水素基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、ノルボルニル基、アダマンチル基などの環状飽和炭化水素基;フェニル基、トリル基、ナフチル基、ビフェニル基、フェナントリル基、アントラセニル基などの環状不飽和炭化水素基;ベンジル基、クミル基、1,1−ジフェニルエチル
基、トリフェニルメチル基などの環状不飽和炭化水素基の置換した飽和炭化水素基;メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、フリル基、N−メチルアミノ基、N,N−ジメチル
アミノ基、N−フェニルアミノ基、ピリル基、チエニル基などのヘテロ原子含有炭化水素基等を挙げることができる。ケイ素含有基としては、トリメチルシリル基、トリエチルシ
リル基、ジメチルフェニルシリル基、ジフェニルメチルシリル基、トリフェニルシリル基などを挙げることができる。また、R5からR12の隣接した置換基は互いに結合して環を
形成してもよい。このような置換フルオレニル基としては、ベンゾフルオレニル基、ジベンゾフルオレニル基、オクタヒドロジベンゾフルオレニル基、オクタメチルオクタヒドロジベンゾフルオレニル基、オクタメチルテトラヒドロジシクロペンタフルオレニル基などを挙げることができる。
炭化水素基であることが好ましい。炭素数1〜20の炭化水素基としては、前述の炭化水素基を例示することができる。R5からR12の隣接した置換基は互いに結合して環を形成
してもよい。
、ジベンゾシクロヘプタジエニリデン基などが好ましい。
ブトキシ、フェノキシなどのアルコキシ基、アセテート、ベンゾエートなどのカルボキシレート基、メシレート、トシレートなどのスルホネート基等が挙げられる。孤立電子対で配位可能な中性配位子の具体例としては、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、ジフェニルメチルホスフィンなどの有機リン化合物、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテ
ル類等が挙げられる。Qは少なくとも1つがハロゲンまたはアルキル基であることが好ましい。
チレン(3-tert-ブチル-5-メチル-シクロペンタジエニル)(2,7-ジtert-ブチルフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(3-tert-ブチル-5-メチル-シクロ
ペンタジエニル)(3,6-ジtert-ブチルフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(メチ
ル)(フェニル)メチレン(3-tert-ブチル-5-メチル-シクロペンタジエニル)(オクタ
メチルオクタヒドロベンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、[3-(1',1',4',4',
7',7',10',10'-オクタメチルオクタヒドロジベンゾ[b,h]フルオレニル)(1,1,3-トリ
メチル-5-tert-ブチル-1,2,3,3a-テトラヒドロペンタレン)]ジルコニウムジクロライド(下記式[II]で表される化合物)、下記式[III]で表される化合物などが好ましく挙
げられる。
いては、本出願人による前記公報(WO01/27124号パンフレット)や特開平11-315109号公
報中に開示された化合物を制限無く使用することができる。
プロピレン系樹脂(A)であるプロピレン系ブロック共重合体は、二つ以上の反応機を直列に連結した重合装置を用い、次の二つの工程([工程1]および[工程2])を連続的に実施することによって得られる。本発明では、二つ以上の反応機を直列に連結した重合装置を用いそれぞれの重合装置で[工程1]を行うことができ、また二つ以上の反応機を直列に連結した重合装置を用いそれぞれの重合装置で[工程2]を行うことができる。
程1]では、プロピレンに対してオレフィン(MX)のフィード量を少量とすることによ
って、[工程1]で製造されるプロピレン系(共)重合体がDinsolの主成分となるよう
にする。
ロピレンに対するオレフィン(MX)のフィード量を[工程1]のときよりも多くするこ
とによって、[工程2]で製造されるプロピレン−オレフィン(MX)共重合ゴムがDsolの主成分となるようにする。
条件の調整によって、Dsolに係る要件(1)、(5)〜(6)は、[工程2]における重合条件の調整によって、満足させることが可能となる。
本発明のプロピレン系樹脂組成物において、プロピレン系樹脂(A)の量は20〜98重量部、好ましくは40〜94重量部、更に好ましくは50〜90重量部である。
プロピレン系(共)重合体(B)としては、プロピレン単独重合体、またはプロピレンと、少量のオレフィン(MX)との共重合体が好ましく挙げられる。
l%である。オレフィン(MX)の含有量が4mol%よりも多いと、プロピレン系(共
)重合体(B)の剛性が低下する為、プロピレン系樹脂組成物が自動車部品として適さない場合がある。
なお、プロピレン系(共)重合体(B)は、通常室温n-デカンに不溶な部分(Dinsol)
が99重量%以上である。
(1') 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが3.5以下である。
(2') 融点(Tm)が156℃以上である。
(3') 2,1-挿入結合量と1,3-挿入結合量との和が0.05モル%以下である。
(4') 極限粘度[η]が0.8〜1.5dl/gである。
ランダム共重合体が好ましく挙げられ、プロピレン−エチレンランダム共重合体がより好ましい。
とが好ましい。なお、プロピレン系ランダム共重合体(C)は、通常室温n-デカンに可溶な部分(Dsol)が99重量%以上である。
(1") 重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが3.5以下である。
(2") 極限粘度[η]が2.0〜4.0dl/gである。
(3") エチレンおよび炭素数4以上のα-オレフィンから選ばれる一種以上のオレフィン(M
x)の量が25〜80モル%である。
エラストマー(D)としては、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(D-a)、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体(D-b)、水素添加ブロック共重合体(D-c)、その他弾性重合体、およびこれらの混合物などが挙げられる。
る。
0であるのが望ましい。
(XY)n ・・・(b)
前記式(a)または(b)のXで示される重合ブロックを構成するモノビニル置換芳香族炭化水素としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、クロロスチレン、低級アルキル置換スチレン、ビニルナフタレン等のスチレンまたはその誘導体などがあげられる。これらは1種単独で使用することもできるし、2種以上を組み合せて使用することもできる。
望ましい。
無機フィラー(E)としては、タルク、クレー、炭酸カルシウム、マイカ、けい酸塩類、炭酸塩類、ガラス繊維などが挙げられる。これらの中では、タルク、炭酸カルシウムが
好ましく、特にタルクが好ましい。タルクの平均粒径は、1〜5μm、好ましくは1〜3μmの範囲内にあることが望ましい。フィラーは、1種単独で使用することもできるし、2種以上を組み合せて使用することもできる。無機フィラー(E)の含有量は1〜40重量%、好ましくは3〜30重量%、更に好ましくは5〜25重量%である。
本発明のプロピレン系樹脂組成物は、更にプロピレン系樹脂(A)以外のプロピレン系重合体(A')を含有していてもよい。このようなプロピレン系重合体(A')とは、プロピレンの単独重合体、プロピレンとエチレンおよびα-オレフィンの共重合体、プロピレ
ンとエチレンおよびα-オレフィンのブロック共重合体である。前述のα−オレフィンの
具体例としては、1−ブテン、2−メチル−1−プロペン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、メチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ペンテン、エチル−1−ペンテン、トリメチル−1−ブテン、メチルエチル−1−ブテン、1−オクテン、メチル−1−ペンテン、エチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ヘキセン、プロピル−1−ヘプテン、メチルエチル−1−ヘプテン、トリメチル−1−ペンテン、プロピル−1−ペンテン、ジエチル−1−ブテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン等を挙げることができる。この中でも1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンのα−オレフィンを好ましく用いることができる。
〜167℃であることが望ましい。また、ポリプロピレン系重合体(A')のメルトフロ
ーレート(MFR:ASTM D1238、230℃、荷重2.16kg)は、通常0.
3〜200g/10分、好ましくは2〜150g/10分、さらに好ましくは10〜100g/10分である。
本発明のプロピレン系樹脂組成物に、前記各種添加剤の所定量を配合するには、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、バンバリーミキサーなどの通常の混練装置を用いることができる。溶融混練およびペレタイズは、通常の単軸押出機あるいは2軸押出機、ブラベンダー又はロールを使用して、170〜300℃、好ましくは190〜250℃で溶融混練し、ペレタイズする。得られたプロピレン系樹脂組成物は、射出成形法により、目的とする自動車部品、たとえばバンパー、インパネ、サイドシールガーニッシュ等に成形加工することができる。本発明で用いられるプロピレン系樹脂組成物は高剛性でありながら、耐衝撃性が優れていることから、特にバンパー、インパネに好適に使用することができる。これら大型部品では、射出成形時の流動長を短くする為に、多点ゲートを有する金型で射出成形することがあるが、本発明のプロピレン系樹脂組成物から得られる自動車部品はウェルド外観が非常に良好である。本発明に係る自動車部品は、例えばゲート数2点以上、例えば3〜10点の金型を使用して製造されるものである。
次に本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発明はかかる実施例に限定されるものではない。本発明において採用した分析方法は以下の通りである。
[m1] 室温n-デカン可溶部量(D sol )
最終生成物(すなわち、プロピレン系樹脂(A))のサンプル5gにn-デカン200mlを加
え、145℃で30分間加熱溶解した。約3時間かけて、20℃まで冷却させ、30分間放置した。その後、析出物(以下、n-デカン不溶部:Dinsol)をろ別した。ろ液を約3倍量のアセト
ン中入れ、n-デカン中に溶解していた成分を析出させた。析出物(A)とアセトンをろ別し、析出物を乾燥した。なお、ろ液側を濃縮乾固しても残渣は認められなかった。n-デカン可溶部量は、以下の式によって求めた。
[m2] Mw/Mn測定〔重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)〕
ウォーターズ社製GPC-150C Plusを用い以下の様にして測定した。分離カラムは、TSKgel GMH6-HT及びTSK gel GMH6-HTLであり、カラムサイズはそれぞれ内径7.5mm、長さ600mm
であり、カラム温度は140℃とし、移動相にはo-ジクロロベンゼン(和光純薬工業)およ
び酸化防止剤としてBHT(和光純薬工業)0.025重量%を用い、1.0 ml/分で移動させ、試料濃度は0.1重量%とし、試料注入量は500マイクロリットルとし、検出器として示差屈折計
を用いた。標準ポリスチレンは、分子量がMw<1000およびMw>4×106については東ソー社製を用い、1000≦Mw≦4×106についてはプレッシャーケミカル社製を用い、汎用較正法を用いてPPに換算した。なお、PS、PPのMark-Houwink係数はそれぞれ、文献(J. Polym. Sci., Part A-2, 8, 1803 (1970)、Makromol. Chem., 177, 213 (1976))に記載の値を用いた。
[m3] 融点 (Tm)
示差走査熱量計(DSC、パーキンエルマー社製)を用いて測定を行った。ここで、第3stepにおける吸熱ピークを融点(Tm)と定義した。
(測定条件)
第1step:10℃/minで240℃まで昇温し、10min間保持する。
第3step:10℃/minで240℃まで昇温する。
[m4] 2,1-挿入結合量、1,3-挿入結合量の測定
サンプル20〜30mgを1,2,4−トリクロロベンゼン/重ベンゼン(2:1)溶液0.6mlに溶解後、炭素核磁気共鳴分析(13C-NMR)を行った。ここで、2,1-挿入および1,3-挿入に基づく位
置不規則単位を含む部分構造は、下記(i)および(ii)で表される。
る位置不規則単位を形成する。全プロピレン挿入に対する2,1-プロピレンモノマー挿入の頻度は、下記の式で計算した。
デカリン溶媒を用いて、135℃で測定した。サンプル約20mgをデカリン15mlに溶解し、135℃のオイルバス中で比粘度ηspを測定した。このデカリン溶液にデカリン溶媒を5ml追
加して希釈後、同様にして比粘度ηspを測定した。この希釈操作をさらに2回繰り返し、
濃度(C)を0に外挿した時のηsp/Cの値を極限粘度として求めた。
[m6] エチレンに由来する骨格の含量
Dinsol、Dsol中のエチレンに由来する骨格濃度を測定するために、サンプル20〜30mgを1,2,4−トリクロロベンゼン/重ベンゼン(2:1)溶液0.6mlに溶解後、炭素核磁気共鳴分析(13C-NMR)を行った。プロピレン、エチレン、α-オレフィンの定量はダイアッド連鎖分布より求めた。例えば、プロピレン−エチレン共重合体の場合、PP=Sαα、EP=Sαγ+S
αβ、EE=1/2(Sβδ+Sδδ)+1/4Sγδを用い、以下の計算式(Eq-1)および(Eq-2)により
求めた。
エチレン(mol%) = (1/2EP+EE)×100/[(PP+1/2EP)+(1/2EP+EE)
なお本実施例における、Dinsolのエチレン量およびα-オレフィン量の単位は、重量%に換算して標記した。
[m7] MFR(メルトフローレート)
MFRは、ASTM D1238(230℃、荷重2.16kg)に従って測定した。
[m8] 射出成形体の曲げ弾性率
曲げ弾性率(FM)は、ASTM D790に従って、下記の条件で測定した。
<測定条件>
試験片: 12.7mm(幅)×6.4mm(厚さ)×127mm(長さ)
曲げ速度: 2.8mm/分
曲げスパン: 100mm
[m9] 射出成形体のアイゾット衝撃強度(IZ)
アイゾット衝撃強度(IZ)は、ASTM D256に準拠して下記の条件で測定した。
<試験条件>
温 度: -30℃
試験片: 12.7mm(幅)×6.4mm(厚さ)×64mm(長さ)
ノッチは機械加工
[m10]ウェルド外観評価法
長さ350mm、幅100mm、厚み3mmの平板が成形可能で幅100mmの中央部(50mm)にゲートを持つ射出成形金型を用いた(図1)。ゲートから流動方向直下25mmの位置にその点を中心とする直径45mm、厚み3mmの樹脂の流動を妨げる堰を設けた。ウェルド長さは上記金型を
用いて射出成形をしたとき、堰以降に発生するウェルドを目視によりウェルドが判別できなくなるまでの長さを測定し、求めた。
<試験片射出成形条件>
射出成形機:品番 M200、名機製作所(株)製
シリンダー温度:210℃
金型温度:20℃
成形品形状:図1に示す
[m11]フローマーク外観評価法
ウェルド外観を評価した成形品について、フローマークの発生状況を目視判定した。ここで、ゲートからフローマークが発生し始めた場所の距離とフローマークの目立ち方(10点:フローマーク無し、0点:成形品全面にフローマークが発生)を評価した。
(1) 固体触媒担体の製造
1L枝付フラスコにSiO2300gをサンプリングし、トルエン800mLを入れ、
スラリー化した。次に5L4つ口フラスコへ移液をし、トルエン260mLを加えた。メチルアルミノキサン(以下、「MAO」ともいう。)−トルエン溶液(10wt%溶液)を2830mL導入した。室温のままで、30分間攪拌した。1時間で110℃に昇温し、4時間反応を行った。反応終了後、室温まで冷却した。冷却後、上澄みトルエンを抜き出し、フレッシュなトルエンで、置換率が95%になるまで、置換を行った。
グローブボックス内にて、5L4つ口フラスコに[3-(1’,1’,4’,4’,7’,7’,10’,10’-オクタメチルオクタヒドロジベンゾ[b,h]フルオレニル)(1,1,3-トリメチル-5-tert-
ブチル-1,2,3,3a-テトラヒドロペンタレン)]ジルコニウムジクロライドを2.0g秤取った。フラスコを外へ出し、トルエン0.46リットルと(1)で調製したMAO/SiO2/トルエンスラリー1.4リットルを窒素下で加え、30分間攪拌し担持を行った。得
られた[3-(1’,1’,4’,4’,7’,7’,10’,10’-オクタメチルオクタヒドロジベンゾ[b,h]フルオレニル)(1,1,3-トリメチル-5-tert-ブチル-1,2,3,3a-テトラヒドロペンタレン)]
ジルコニウムジクロライド/MAO/SiO2/トルエンスラリーはn-ヘプタンにて99
%置換を行い、最終的なスラリー量を4.5リットルとした。この操作は、室温で行った。
前記の(2)で調製した固体触媒成分404g、トリエチルアルミニウム218mL、ヘ
プタン100Lを内容量200Lの攪拌機付きオートクレーブに挿入し、内温15〜20℃に保ちエチレンを1212g挿入し、180分間攪拌しながら反応させた。重合終了後、固体成分を沈降させ、上澄み液の除去およびヘプタンによる洗浄を2回行った。得られた前重合触媒を精製ヘプタンに再懸濁して、固体触媒成分濃度で4g/Lとなるよう、ヘプタンにより調整を行った。この前重合触媒は固体触媒成分1g当りポリエチレンを3g含んでいた。
内容量58Lの管状重合器にプロピレンを40kg/時間、水素を5NL/時間、(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として0.8g/時間、トリエチルアルミニウム
4ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。管状反応器の温度は30℃であり、圧力は3.2MPa/Gであった。
得た。得られたプロピレン系ブロック共重合体(A-1)は、80℃で真空乾燥を行った。
[製造例2]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例1と同様の方法で行った。
(1) 本重合
内容量58Lの管状重合器にプロピレンを40kg/時間、水素を5NL/時間、製造例1(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として0.8g/時間、トリエチルアルミニウム4ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。管状反応器の温度は30℃であり、圧力は3.2MPa/Gであった。
得た。得られたプロピレン系ブロック共重合体(A-2)は、80℃で真空乾燥を行った。
[製造例3]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例1と同様の方法で行った。
(1) 本重合
内容量58Lの管状重合器にプロピレンを40kg/時間、水素を5NL/時間、製造例1(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として0.7g/時間、トリエチルアルミニウム4ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。管状反応器の温度は30℃であり、圧力は3.2MPa/Gであった。
得た。得られたプロピレン系ブロック共重合体(A-3)は、80℃で真空乾燥を行った。
[製造例4]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例1と同様の方法で行った。
(1) 本重合
内容量58Lの管状重合器にプロピレンを40kg/時間、水素を5NL/時間、製造例1(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として0.7g/時間、トリエチルアルミニウム4ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。管状反応器の温度は30℃であり、圧力は3.2MPa/Gであった。
た。重合器へは、プロピレンを10kg/時間、エチレンを5.1kg/時間、水素を気相部の水素濃度が0.09mol%になるように供給した。重合温度51℃、圧力2.9MPa/Gで重合を行った。
得た。得られたプロピレン系ブロック共重合体(A-4)は、80℃で真空乾燥を行った。
[製造例5]
(1) 固体状チタン触媒成分の調製
無水塩化マグネシウム952g、デカン4420mlおよび2−エチルヘキシルアルコ
ール3906gを、130℃で2時間加熱して均一溶液とした。この溶液中に無水フタル酸213gを添加し、130℃にてさらに1時間攪拌混合を行って無水フタル酸を溶解させた。
上記の様に調製された固体状チタン触媒成分はヘキサンスラリーとして保存されるが、このうち一部を乾燥して触媒組成を調べた。固体状チタン触媒成分は、チタンを2重量%、塩素を57重量%、マグネシウムを21重量%およびDIBPを20重量%の量で含有していた。
遷移金属触媒成分56g、トリエチルアルミニウム63.8mL、2−イソブチル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン21.5mL、ヘプタン80Lを内容量200Lの攪拌機付きオートクレーブに挿入し、内温5℃に保ちプロピレンを560g挿入し、60分間攪拌しながら反応させた。重合終了後、固体成分を沈降させ、上澄み液の除去およびヘプタンによる洗浄を2回行った。得られた前重合触媒を精製ヘプタンに再懸濁して、遷移金属触媒成分濃度で0.8g/Lとなるよう、ヘプタンにより調整を行った。この前重合触媒は遷移金属触媒成分1g当りポリプロピレンを10g含んでいた。
内容量58Lの環状重合器にプロピレンを30kg/時間、水素を56NL/時間、触媒スラリーを固体触媒成分として0.3g/時間、トリエチルアルミニウム3.8ml/時間、ジシクロペンチルジメトキシシラン1.3ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。環状反応器の温度は70℃であり、圧力は3.6MPa/Gであった。
、気固分離を行った後、480Lの気相重合器にポリプロピレンホモポリマーパウダーを送り、エチレン/プロピレンブロック共重合を行った。気相重合器内のガス組成が、エチ
レン/(エチレン+プロピレン)=0.32(モル比)、水素/エチレン=0.14(モル比)になるようにプロピレン、エチレン、水素を連続的に供給した。重合温度70℃、圧力0.9MPa/Gで重合を行った。
[製造例6]
製造例5で製造されたプロピレン系重合体(A-5)100重量部に対して、熱安定剤IRGANOX1010(登録商標、チバガイギー株式会社)0.1重量部、熱安定剤IRGAFOS168(登録商標、チバガイギー株式会社)0.1重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、デグラ剤パーヘキサ25B-40(商標、日本油脂株式会社)0.3重量部をヘンシェルミキサーにて混合後、二軸
押出機にて溶融混練してペレット状のプロピレン系ブロック共重合体(A-6)を調製した。
<溶融混練条件>
同方向二軸混練機:品番 NR2-36、ナカタニ機械(株)製
混練温度:210℃
スクリュー回転数:200 rpm
フィーダー回転数:400 rpm
[製造例7]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例5と同様の方法で行った。
内容量58Lの環状重合器にプロピレンを30kg/時間、水素を180NL/時間、製造例5(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として0.4g/時間、トリエチルアルミニウム4.9ml/時間、エチル(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシラン1.8ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。環状反応器の温度は70℃であり、圧力は3.6MPa/Gであった。
[製造例8]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例5と同様の方法で行った。
内容量1000Lの攪拌機付きベッセル重合器に、プロピレンを162kg/時間、製造例5(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として1.1g/時間、トリエチルアルミニウム24.5ml/時間、ジシクロペンチルジメトキシシラン2.5ml/時間、水素を気相部の水素濃度が13.8mol%になるように供給した。重合温度67℃、圧力3.6MPa/Gで重合を行った。
ol%になるように供給した。重合温度68℃、圧力3.5MPa/Gで重合を行った。
得た。得られたプロピレン系ブロック共重合体(A-8)は、80℃で真空乾燥を行った。
[製造例9]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例5と同様の方法で行った。
内容量58Lの環状重合器にプロピレンを30kg/時間、水素を200NL/時間、製造例5(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として0.4g/時間、トリエチルアルミニウム4.8ml/時間、エチル(パーヒドロイソキノリノ)ジメトキシシラン1.8ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。環状反応器の温度は70℃であり、圧力は3.6MPa/Gであった。
、気固分離を行った後、480Lの気相重合器にポリプロピレンホモポリマーパウダーを送り、エチレン/プロピレンブロック共重合を行った。気相重合器内のガス組成が、エチレン/(エチレン+プロピレン)=0.18(モル比)、水素/エチレン=0.27(モル比)になるようにプロピレン、エチレン、水素を連続的に供給した。重合温度70℃、圧力1.1MPa/Gで重合を行った。
[製造例10]
製造例1(1)で製造した固体触媒担体を用い、以下の方法により行った。
(1)固体触媒の製造(担体への金属触媒成分の担持)
グローブボックス内にて、5L4つ口フラスコにジフェニルメチレン(3−t−ブチル−5−メチルシクロペンタジエニル)(2,7−t−ブチルフルオレニル)ジルコニウムジクロ
リドを2.0g秤取った。フラスコを外へ出し、トルエン0.46リットルと製造例1(1)で調製したMAO/SiO2/トルエンスラリー1.4リットルを窒素下で加え、30
分間攪拌し担持を行った。得られたジフェニルメチレン(3−t−ブチル−5−メチルシク
ロペンタジエニル)(2,7−t−ブチルフルオレニル)ジルコニウムジクロリド/MAO/SiO2/トルエンスラリーはn-ヘプタンにて99%置換を行い、最終的なスラリー量を
4.5リットルとした。この操作は、室温で行った。
(2)前重合触媒の製造
前記の(1)で調製した固体触媒成分404g、トリエチルアルミニウム218mL、ヘプタン100Lを内容量200Lの攪拌機付きオートクレーブに挿入し、内温15〜20℃に保ちエチレンを606g挿入し、180分間攪拌しながら反応させた。重合終了後、
固体成分を沈降させ、上澄み液の除去およびヘプタンによる洗浄を2回行った。得られた前重合触媒を精製ヘプタンに再懸濁して、固体触媒成分濃度で4g/Lとなるよう、ヘプタンにより調整を行った。この前重合触媒は固体触媒成分1g当りポリエチレンを3g含んでいた。
(3)本重合
内容量58Lの管状重合器にプロピレンを40kg/時間、水素を5NL/時間、製造例10(2)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として1.7g/時間、トリエチルアルミニウム4ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。管状反応器の温度は30℃であり、圧力は3.2MPa/Gであった。
[製造例11]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例1と同様の方法で行った。
(1) 本重合
内容量58Lの管状重合器にプロピレンを40kg/時間、水素を5NL/時間、製造例1(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として0.8g/時間、トリエチルアルミニウム4ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。管状反応器の温度は30℃であり、圧力は3.2MPa/Gであった。
[製造例12]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例1と同様の方法で行った。
(1) 本重合
内容量58Lの管状重合器にプロピレンを40kg/時間、水素を5NL/時間、製造例1(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として1.7g/時間、トリエチルアルミニウム4ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。管状反応器の温度は30℃であり、圧力は3.2MPa/Gであった。
[製造例13]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例1と同様の方法で行った。
(1) 本重合
内容量58Lの管状重合器にプロピレンを40kg/時間、水素を5NL/時間、製造例1(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として1.3g/時間、トリエチルアルミニウム4ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。管状反応器の温度は30℃であり、圧力は3.2MPa/Gであった。
った。重合器へは、プロピレンを10kg/時間、水素を気相部の水素濃度が0.18mol%になるように供給した。重合温度71℃、圧力3.0MPa/Gで重合を行った。
[製造例14]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例1と同様の方法で行った。
(1) 本重合
内容量58Lの管状重合器にプロピレンを40kg/時間、水素を5NL/時間、製造例1(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として0.6g/時間、トリエチルアルミニウム4ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。管状反応器の温度は30℃であり、圧力は3.2MPa/Gであった。
上記製造例1〜14で製造したプロピレン系ブロック共重合体(A-1)〜(A-14)の物性を
表1に示す。
[製造例15]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例1と同様の方法で行った。
(1) 本重合
内容量58Lの管状重合器にプロピレンを40kg/時間、水素を5NL/時間、製造例1(3)で製造した触媒スラリーを固体触媒成分として0.8g/時間、トリエチルアルミニウム4ml/時間を連続的に供給し、気相の存在しない満液の状態にて重合した。管
状反応器の温度は30℃であり、圧力は3.2MPa/Gであった。
れたプロピレン系ブロック共重合体(B-1)は、80℃で真空乾燥を行った。
[製造例16]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例10と同様の方法で行った。
(1) 本重合
充分に窒素置換し、10℃にした内容量30LのSUS製オートクレーブに液体プロピレン9kgを装入し、エチレンを分圧として0.5MPa装入した。充分に撹拌しながら45℃まで加温し、触媒挿入用ポットから、固体触媒成分として0.6g/ヘプタン300mlとトリエチルアルミニウム0.5mlの混合溶液を窒素でオートクレーブに加圧挿入した。60℃で、20分間重合を行った後、メタノールを添加し重合を停止した。重合終了後、プロピレンをパージし、充分窒素置換をし、プロピレン−エチレン共重合体(C-1)を分別した。80℃で真空乾燥を行った。
[製造例17]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例10と同様の方法で行った。
(1) 本重合
充分に窒素置換し、10℃にした内容量30LのSUS製オートクレーブに液体プロピレン9kgを装入し、エチレンを分圧として0.9MPa装入した。充分に撹拌しながら45℃まで加温し、触媒挿入用ポットから、固体触媒成分として0.6g/ヘプタン300mlとトリエチルアルミニウム0.5mlの混合溶液を窒素でオートクレーブに加圧挿入した。60℃で、20分間重合を行った後、メタノールを添加し重合を停止した。重合終了後、プロピレンをパージし、充分窒素置換をし、プロピレン−エチレン共重合体(C-2)を分別した。80℃で真空乾燥を行った。
[製造例18]
重合方法を以下の様に変えた以外は、製造例10と同様の方法で行った。
(1) 本重合
充分に窒素置換し、10℃にした内容量30LのSUS製オートクレーブに液体プロピレン9kgを装入し、エチレンを分圧として1.7MPa装入した。充分に撹拌しながら45℃まで加温し、触媒挿入用ポットから、固体触媒成分として0.6g/ヘプタン300mlとトリエチルアルミニウム0.5mlの混合溶液を窒素でオートクレーブに加圧挿入した。60℃で、20分間重合を行った後、メタノールを添加し重合を停止した。重合終了後、プロピレンをパージし、充分窒素置換をし、プロピレン−エチレン共重合体(C-3)を分別した。80℃で真空乾燥を行った。
重合体(C-1)〜(C-3)の物性を表1に示す。
レン−ブテン共重合体ゴム(タフマーA−0550(商標)、三井化学(株)製)(D-1
)12重量部、タルク(E)(ホワイトフィラー5000PJ(商標)、松村産業(株)
製)21量部、熱安定剤IRGANOX1010(商標、チバガイギー(株))0.1重量部、熱安
定剤IRGAFOS168(商標、チバガイギー(株))0.1重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部をタンブラーにて混合後、二軸押出機にて溶融混練してペレット状のポリプロピレン樹脂組成物を調製し、射出成形機[品番 IS100、東芝機械(株)製]にてASTM試験片を成形した。成形品の物性を表3に示す。
<溶融混練条件>
同方向二軸混練機:品番 NR2−36、ナカタニ機械(株)製
混練温度:190℃
スクリュー回転数:200rpm
フィーダー回転数:500rpm
<射出成形条件>
射出成形機:品番 IS100、東芝機械(株)製
シリンダー温度:190℃
金型温度:40℃
ゴム(タフマーA−1050(商標)、三井化学(株)製)(D-2)12重量部、タルク
(E)(ホワイトフィラー5000PJ(商標)、松村産業(株)製)21量部、熱安定
剤IRGANOX1010(商標、チバガイギー(株))0.1重量部、熱安定剤IRGAFOS168(商標
、チバガイギー(株))0.1重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部をタンブラーにて混合後、二軸押出機にて溶融混練してペレット状のポリプロピレン樹脂組成物を調製し、射出成形機[品番 IS100、東芝機械(株)製]にてASTM試験片を成形した。成形品の物性を表3に示す。
<溶融混練条件>
同方向二軸混練機:品番 NR2−36、ナカタニ機械(株)製
混練温度:190℃
スクリュー回転数:200rpm
フィーダー回転数:500rpm
<射出成形条件>
射出成形機:品番 IS100、東芝機械(株)製
シリンダー温度:190℃
金型温度 :40℃
されたプロピレン系ブロック共重合体(A-2)67重量部に代えた以外は同様に行った。成
形品の物性を表3に示す。
されたプロピレン系ブロック共重合体(A-3)67重量部に代えた以外は同様に行った。成
形品の物性を表3に示す。
されたプロピレン系ブロック共重合体(A-4)67重量部に代えた以外は同様に行った。成
形品の物性を表3に示す。
4で製造されたプロピレン−エチレン共重合体(C-2)13重量部、エチレン−ブテン共
重合体ゴム(タフマーA−0550(商標)、三井化学(株)製)(D-1)12重量部、
タルク(E)(ホワイトフィラー5000PJ(商標)、松村産業(株)製)21量部、
熱安定剤IRGANOX1010(商標、チバガイギー(株))0.1重量部、熱安定剤IRGAFOS168
(商標、チバガイギー(株))0.1重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部をタンブラーにて混合後、二軸押出機にて溶融混練してペレット状のポリプロピレン樹脂組成物を調製し、射出成形機[品番 IS100、東芝機械(株)製]にてASTM試験片を成形した。成形品の物性を表3に示す。
造されたプロピレン−エチレン共重合体(C-3)13重量部に代えた以外は同様に行った。
得られた成形品の物性を表3に示す。
[比較例1]
実施例1において、プロピレン系ブロック共重合体(A-1)67重量部を製造例6で製造
されたプロピレン系ブロック共重合体(A-6)67重量部に代えた以外は同様に行った。得
られた成形品の物性を表4に示す。
[比較例2]
実施例1において、プロピレン系ブロック共重合体(A-1)67重量部を製造例7で製造
されたプロピレン系ブロック共重合体(A-7)67重量部に代えた以外は同様に行った。得
られた成形品の物性を表4に示す。
[比較例3]
実施例1において、プロピレン系ブロック共重合体(A-1)67重量部を製造例8で製造
されたプロピレン系ブロック共重合体(A-8)20重量部と製造例9で製造されたプロピレ
ン系ブロック共重合体(A-9)47重量部に代えた以外は同様に行った。得られた成形品の
物性を表4に示す。
[比較例4]
実施例1において、プロピレン系ブロック共重合体(A-1)67重量部を製造例10で製
造されたプロピレン系ブロック共重合体(A-10)67重量部に代えた以外は同様に行った。得られた成形品の物性を表4に示す。
[比較例5]
実施例1において、プロピレン系ブロック共重合体(A-1)67重量部を製造例11で製
造されたプロピレン系ブロック共重合体(A-11)67重量部に代えた以外は同様に行った。得られた成形品の物性を表4に示す。
[比較例6]
実施例6において、プロピレン−エチレン共重合体(C-2)13重量部を製造例13で製
造されたプロピレン−エチレン共重合体(C-1)13重量部に代えた以外は同様に行った。
得られた成形品の物性を表4に示す。
[比較例7]
実施例1において、プロピレン系ブロック共重合体(A-1)67重量部を製造例12で製
造されたプロピレン系ブロック共重合体(A-12)67重量部に代えた以外は同様に行った。得られた成形品の物性を表4に示す。
[比較例8]
実施例1において、プロピレン系ブロック共重合体(A-1)67重量部を製造例13で製
造されたプロピレン系ブロック共重合体(A-13)67重量部に代えた以外は同様に行った。得られた成形品の物性を表4に示す。
[比較例9]
実施例1において、プロピレン系ブロック共重合体(A-1)67重量部を製造例14で製
造されたプロピレン系ブロック共重合体(A-14)67重量部に代えた以外は同様に行った。得られた成形品の物性を表4に示す。
Claims (3)
- メタロセン化合物含有触媒下で重合されたプロピレン系樹脂(A)20〜98重量部、エラストマー(D)1〜40重量部および無機フィラー(E)1〜40重量部(ただし、(A)、(D)、(E)の合計は100重量部)からなり、前記プロピレン系樹脂(A)が、下記(i)〜(iii)を満たすことを特徴とするプロピレン系樹脂組成物からなる自動車部品;
(i)室温n-デカンに可溶な部分(Dsol)10〜50重量%と室温n-デカンに不溶な部分(Dinsol)50〜90重量%から構成される
(ii)プロピレン(MP)並びに、エチレンおよび炭素数4以上のα-オレフィンから選ばれる一種以上のオレフィン(MX)から得られる重合体から構成される樹脂である
(iii)DsolおよびDinsolが以下の要件(1)〜(6)を同時に満たす
(1) Dsol とDinsol の、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが共に3.5以下である
(2) Dinsolの融点(Tm)が156℃以上である
(3) Dinsolにおける2,1-挿入結合量と1,3-挿入結合量との和が0.05モル%以下である
(4) Dinsolの極限粘度[η]が0.8〜1.5 dl/gである
(5) Dsolの極限粘度[η]が2.0〜4.0 dl/gである
(6) Dsol中のエチレンおよび炭素数4以上のα−オレフィンから選ばれるオレフィン
(MX)の量が合計で25〜80モル%である。 - ゲート数2点以上の金型を用いて射出成形されたことを特徴とする請求項1に記載の自動車部品。
- 前記ゲート数が3〜10点であることを特徴とする請求項2記載の自動車部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006299048A JP2008115262A (ja) | 2006-11-02 | 2006-11-02 | プロピレン系樹脂組成物からなる自動車部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006299048A JP2008115262A (ja) | 2006-11-02 | 2006-11-02 | プロピレン系樹脂組成物からなる自動車部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008115262A true JP2008115262A (ja) | 2008-05-22 |
Family
ID=39501482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006299048A Pending JP2008115262A (ja) | 2006-11-02 | 2006-11-02 | プロピレン系樹脂組成物からなる自動車部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008115262A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012207154A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Mitsui Chemicals Inc | プロピレン系樹脂組成物 |
JP2013504654A (ja) * | 2009-09-14 | 2013-02-07 | 住友化学株式会社 | 高性能の熱可塑性エラストマー組成物 |
WO2013081181A1 (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-06 | 住友化学株式会社 | プロピレン重合体組成物およびその成形体 |
JP2015124272A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 株式会社プライムポリマー | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
JP2016524028A (ja) * | 2013-07-12 | 2016-08-12 | ボレアリス エージー | ヘテロ相コポリマー |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006124520A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Prime Polymer:Kk | ウエルド外観及びフローマーク外観に優れる射出成形体を与えるポリプロピレン樹脂組成物 |
WO2006068308A1 (ja) * | 2004-12-22 | 2006-06-29 | Mitsui Chemicals, Inc. | プロピレン系重合体、該重合体を含む組成物及びこれらから得られる成形体 |
-
2006
- 2006-11-02 JP JP2006299048A patent/JP2008115262A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006124520A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Prime Polymer:Kk | ウエルド外観及びフローマーク外観に優れる射出成形体を与えるポリプロピレン樹脂組成物 |
WO2006068308A1 (ja) * | 2004-12-22 | 2006-06-29 | Mitsui Chemicals, Inc. | プロピレン系重合体、該重合体を含む組成物及びこれらから得られる成形体 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013504654A (ja) * | 2009-09-14 | 2013-02-07 | 住友化学株式会社 | 高性能の熱可塑性エラストマー組成物 |
JP2012207154A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Mitsui Chemicals Inc | プロピレン系樹脂組成物 |
WO2013081181A1 (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-06 | 住友化学株式会社 | プロピレン重合体組成物およびその成形体 |
US9273200B2 (en) | 2011-11-30 | 2016-03-01 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Propylene polymer composition and molded article thereof |
JP2016524028A (ja) * | 2013-07-12 | 2016-08-12 | ボレアリス エージー | ヘテロ相コポリマー |
JP2015124272A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 株式会社プライムポリマー | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5167120B2 (ja) | プロピレン系ランダムブロック共重合体、該共重合体を含む樹脂組成物およびそれからなる成形体 | |
JP5235303B2 (ja) | プロピレン系重合体、該重合体を含む組成物、及びこれらから得られる成形体 | |
EP0605180B1 (en) | Polypropylene composition | |
JP5020524B2 (ja) | プロピレン系重合体組成物、該組成物からなる成形体、プロピレン系重合体組成物からなるペレット、熱可塑性重合体用改質剤、熱可塑性重合体組成物の製造方法 | |
JPWO2002074855A1 (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物からなる自動車部品 | |
JP5330637B2 (ja) | プロピレン系重合体組成物、該組成物からなる成形体、プロピレン系重合体組成物の製造方法 | |
JP5705109B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物、その成型品及びそれを用いた自動車用内外装材料 | |
JP2000191862A (ja) | 軟質ポリプロピレン系重合体組成物およびその成形体 | |
WO2002072649A1 (fr) | Procede permettant de produire une composition de resine olefinique et composition de propylene | |
JP2009114249A (ja) | プロピレン系樹脂組成物からなる自動車部品 | |
JP2008115262A (ja) | プロピレン系樹脂組成物からなる自動車部品 | |
WO2017213216A1 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物、その製造方法および成形体 | |
JP5221406B2 (ja) | プロピレン系樹脂組成物および該組成物からなる成形体 | |
JP7308011B2 (ja) | プロピレン系樹脂組成物およびその製造方法、ならびに該プロピレン系樹脂組成物を用いた成形体 | |
JP2003327642A (ja) | プロピレン−エチレンブロック共重合体 | |
JP5506985B2 (ja) | プロピレン系重合体組成物、該組成物からなる成形体、プロピレン系重合体組成物の製造方法 | |
JP2008231266A (ja) | ポリプロピレン組成物およびその成形体 | |
JP5766023B2 (ja) | 溶着成形用プロピレン系樹脂組成物およびそれから得られる溶着成形体 | |
JP5224763B2 (ja) | シュリンクラベル | |
JP5424547B2 (ja) | インモールド成形用ラベルおよびそれを用いた成形品 | |
JP5221093B2 (ja) | シュリンクフィルム | |
JP2001278929A (ja) | 自動車用内外装材およびガソリンタンク | |
JP4829980B2 (ja) | 射出成形用途のためのプロピレンポリマー | |
JP5159733B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物およびその製造方法 | |
EP1022292B1 (en) | Ethylene-1-butene random copolymer and polypropylene resin composition comprising the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091021 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20091021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110906 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120124 |