JP2008114486A - 液体噴射装置、及び、その制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】液滴の微小化を図りつつ液滴を安定して吐出することが可能な液体噴射装置の制御方法、及び、液体噴射装置を提供する。
【解決手段】吐出パルスDPには、インク滴が吐出しない程度に圧力室を収縮させる第1充電要素p1と、この第1充電要素p1の後端電圧を一定時間維持する第1ホールド要素p2と、圧力室を膨張させるように電圧を変化させてメニスカスを引き込む第1放電要素p3と、膨張した圧力室を収縮させるように電圧を変化させてインク滴を吐出させる第2充電要素p5と、を含ませて構成し、第1充電要素p1の時間幅t1を圧力室の固有振動周期Tc以上に設定し、且つ、第1充電要素p1の始端から第1ホールド要素p2の後端までの時間幅t12を固有振動周期Tcの3倍に設定した。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクジェット式プリンタ等の液体噴射装置、及び、その制御方法に関するものであり、特に、駆動信号の供給によって圧力発生素子を作動させることによりノズル開口から液滴を吐出する液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置、及び、その制御方法に関するものである。
液体噴射装置は、液体を液滴として吐出可能な液体噴射ヘッドを備え、この液体噴射ヘッドから各種の液体を吐出する装置である。この液体噴射装置の代表的なものとして、例えば、吐出対象物としての記録紙等に対して液体状のインクをインク滴として吐出・着弾させてドットを形成することで記録を行うインクジェット式プリンタ(以下、単にプリンタという)等の画像記録装置を挙げることができる。また、近年においては、この画像記録装置に限らず、ディスプレー製造装置などの各種の製造装置にも応用されている。
ここで、上記インクジェット式プリンタ(以下、単にプリンタと略記する)を例に挙げると、このプリンタは、共通インク室(リザーバ)から圧力室を通りノズル開口に至る一連のインク流路や、圧力室の容積を変動させるための圧力発生素子(例えば、圧電振動子)等を有する記録ヘッドを搭載し、また、この圧電振動子に供給する駆動信号を発生する駆動信号発生回路(駆動振動発生手段)を備えている。そして、駆動信号発生回路からの駆動信号に含まれる駆動パルスによって圧電振動子を駆動して圧力室内のインクに圧力変動を生じさせ、この圧力変動を利用してノズル開口からインク滴を吐出するように構成されている。
この種のプリンタでは、記録画像の高画質化の要請に伴い、吐出するインク滴の微小化が進んでいる。即ち、インク滴を微小化することにより、記録紙等の記録媒体に記録されてるドットの径を小さくして、記録画像の高解像度化や、低濃度領域における粒状感(視覚的に感じる画像の粗さ)の低減を図っている。このようなインク滴の微小化のためには、ノズル開口の径を小さくすることが考えられるが、ノズル開口の径を小さくすると、加工が困難になってコストが高くなるうえ、精度も低下しやすくなる。また、ノズル開口近傍のインクが乾燥することによる目詰まりが生じやすくなるという問題があるため、ノズル開口の小径化には限界があった。
このため、圧電振動子を駆動するための駆動信号を工夫することにより、インク滴を吐出する際のメニスカスの挙動を制御して、ノズル開口のサイズを変えることなくインク滴の微小化を図る技術が提案されている。例えば、特許文献1に開示されているインクジェット式記録装置では、インク滴を吐出させる前に圧力室を膨張させてメニスカスを引き込む準備信号に先だって圧力室を一旦収縮させる予備収縮信号を駆動信号に設け、この収縮信号によってメニスカスを押し出し、その後に続く準備信号によってメニスカスの中央近傍を局所的に引き込み、この引き込まれたメニスカスの中央近傍の微小部分のインクを、極めて微小なインク滴として吐出させるようにしている。
特開2002−127418号公報(図3、図4)
しかしながら、上記の構成では、予備収縮を行う分、予備収縮を行わない場合と比較してメニスカスをより多く振動させるため、このメニスカスの振動に起因してインク滴の飛翔曲がりが生じる等、吐出が不安定になる虞がある。この点に関し、予備収縮の後のメニスカスの振動をできるだけ収束させてからインク滴の吐出を行うようにするために、予備収縮信号の後に発生してこの予備収縮信号の後端電圧を維持する信号(ホールド信号)の発生時間を長めに設定することが考えられるが、これにより波形全体の時間幅が長くなってしまい、その結果、高周波駆動に対応することが困難となる問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液滴の微小化を図りつつ液滴を安定して吐出することができ、高周波駆動に対応することが可能な液体噴射装置、及び、その制御方法を提供することにある。
本発明の液体噴射装置は、上記目的を達成するために提案されたものであり、ノズル開口に連通する圧力室および当該圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ得る圧力発生手段を有し、圧力発生手段の駆動により圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、当該圧力変動によりノズル開口から液体を吐出する液体噴射ヘッドと、
吐出パルスを前記圧力発生手段に供給して当該圧力発生手段を駆動させる駆動手段と、を備え、
前記駆動手段が供給する前記吐出パルスには、液滴が吐出しない程度に圧力室を収縮させる予備収縮要素と、当該予備収縮要素の後端電圧を一定時間維持するホールド要素と、圧力室を膨張させるように電圧を変化させてメニスカスを引き込む予備膨張要素と、上記膨張した圧力室を収縮させるように電圧を変化させて液滴を吐出させる吐出要素と、を含ませて構成し、
前記予備収縮要素の時間幅を前記圧力室の固有振動周期Tc以上に設定し、且つ、前記予備収縮要素の始端から前記ホールド要素の後端までの時間幅を固有振動周期Tcの3倍に設定したことを特徴とする。
この構成によれば、予備膨張要素と吐出要素よりも前に予備収縮要素とホールド要素を設け、予備収縮要素の時間幅を圧力室の固有振動周期Tc以上に設定し、且つ、予備収縮要素の始端からホールド要素の後端までの時間幅を固有振動周期Tcの3倍に設定することにより、吐出される液滴の微小化を図りつつ、液滴を安定的に吐出することができる。即ち、予備収縮要素の時間幅を圧力室の固有振動周期Tc以上に設定することで、圧力室の予備収縮の際に圧力室内の液体に不必要な振動を励起することを抑制することができ、また、予備収縮要素の始端からホールド要素の後端までの時間幅を固有振動周期Tcの3倍に設定することで、予備収縮によって生じたメニスカスの振動を減衰させるための必要最小限の時間を採ることができる。これにより、液滴の微小化を図りつつも、メニスカスの振動による液滴の飛翔曲がりや飛翔速度の変動を抑制して吐出動作を安定させることができる。また、波形全体の時間幅を不必要に長くすることがないので、高周波駆動に対応することができる。
上記構成において、前記予備収縮要素の電圧変化量を、前記吐出パルスの最低電圧から最高電圧までの電位差の35%に設定することが望ましい。
また、前記吐出要素の電圧変化量を、前記吐出パルスの最低電圧から最高電圧までの電位差の33%に設定することが望ましい。
また、本発明の液体噴射装置の制御方法は、ノズル開口に連通する圧力室および当該圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ得る圧力発生手段を有し、圧力発生手段の駆動により圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、当該圧力変動によりノズル開口から液体を吐出する液体噴射ヘッドと、
吐出パルスを前記圧力発生手段に供給して当該圧力発生手段を駆動させる駆動手段と、を備える液体噴射装置の制御方法であって、
液滴が吐出しない程度に圧力室を収縮させる予備収縮工程と、当該予備収縮工程での圧力室の収縮状態を一定時間維持する収縮維持工程と、圧力室を膨張させるように電圧を変化させてメニスカスを引き込む予備膨張工程と、当該予備膨張工程で膨張した圧力室を収縮させるように電圧を変化させて液滴を吐出させるための吐出収縮工程と、を含み、
前記予備収縮工程の時間幅を前記圧力室の固有振動周期Tc以上に設定し、且つ、予備収縮工程の開始から前記収縮維持工程の終了までの時間幅を固有振動周期Tcの3倍に設定したことを特徴とする。
この構成によれば、予備収縮工程の時間幅を圧力室の固有振動周期Tc以上に設定し、且つ、予備収縮工程の開始から収縮維持工程の終了までの時間幅を固有振動周期Tcの3倍に設定することにより、吐出される液滴の微小化を図りつつ、液滴を安定的に吐出することができる。即ち、予備収縮工程の時間幅を圧力室の固有振動周期Tc以上に設定することで、圧力室の予備収縮の際に圧力室内の液体に不必要な振動を励起することを抑制することができ、また、予備収縮工程の開始から収縮維持工程の終了までの時間幅を固有振動周期Tcの3倍に設定することで、予備収縮によって生じたメニスカスの振動を減衰させるための必要最小限の時間を採ることができる。これにより、液滴の微小化を図りつつも、メニスカスの振動による液滴の飛翔曲がりや飛翔速度の変動を抑制して吐出動作を安定させることができる。また、波形全体の時間幅を不必要に長くすることがないので、高周波駆動に対応することができる。
上記構成において、前記予備収縮工程における電圧変化量を、前記吐出パルスの最低電圧から最高電圧までの電位差の35%に設定することが望ましい。
また、前記吐出収縮工程における電圧変化量を、前記吐出パルスの最低電圧から最高電圧までの電位差の33%に設定することが望ましい。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下においては、本発明の液体噴射装置の一例として図1に示すインクジェット式プリンタ(以下、プリンタと略記する)を例示する。
図1はプリンタの電気的な構成を示すブロック図である。このプリンタは、プリンタコントローラ1とプリントエンジン2とで概略構成されている。プリンタコントローラ1は、ホストコンピュータ等の外部装置との間でデータの授受を行う外部インタフェース(外部I/F)3と、各種データ等を記憶するRAM4と、各種データ処理のための制御ルーチン等を記憶したROM5と、各部の制御を行う制御部6と、クロック信号を発生する発振回路7と、記録ヘッド10へ供給する駆動信号を発生する駆動信号発生回路8と、ドットパターンデータや駆動信号等を記録ヘッド10に出力するための内部インタフェース(内部I/F)9とを備えている。
制御部6は、各部の制御を行うほか、外部装置から外部I/F3を通じて受信した印刷データを、ドットパターンデータに変換し、このドットパターンデータを内部I/F9を通じて記録ヘッド10側に出力する。このドットパターンデータは、階調データをデコード(翻訳)することにより得られる印字データによって構成してある。また、制御部6は、発振回路7からのクロック信号に基づいて記録ヘッド10に対してラッチ信号やチャンネル信号等を供給する。これらのラッチ信号やチャンネル信号に含まれるラッチパルスやチャンネルパルスは、駆動信号を構成する各パルスの供給タイミングを規定する。
駆動信号発生回路8は、制御部6によって制御され、圧電振動子20(図2参照)を駆動するための駆動信号を発生する。本実施形態における駆動信号発生回路8は、インク滴(液滴の一種)を吐出して、吐出対象物の一種としての記録紙上にドットを形成するための吐出パルスや、ノズル開口30(図2参照)に露出したインク(液体の一種)の自由表面、即ちメニスカスを微振動させてインクを攪拌するための微振動パルス等を一記録周期内に含む駆動駆動信号COMを発生するように構成されている。
次に、プリントエンジン2側の構成について説明する。プリントエンジン2は、記録ヘッド10と、キャリッジ移動機構12と、紙送り機13と、リニアエンコーダ14とから構成されている。記録ヘッド10は、シフトレジスタ(SR)15、ラッチ16、デコーダ17、レベルシフタ18、スイッチ19、及び圧電振動子20を備えている。プリンタコントローラ1からのドットパターンデータ(SI)は、発振回路7からのクロック信号(CK)に同期して、シフトレジスタ15にシリアル伝送される。このドットパターンデータは、2ビットのデータであり、例えば、非記録(微振動)、小ドット、中ドット、大ドットからなる4階調の記録階調(吐出階調)を表す階調情報によって構成されている。具体的には、非記録は階調情報「00」、小ドットは階調情報「01」、中ドットが階調情報「10」、大ドットが階調情報「11」と表される。
シフトレジスタ15には、ラッチ16が電気的に接続されており、プリンタコントローラ1からのラッチ信号(LAT)がラッチ16に入力されると、シフトレジスタ15のドットパターンデータをラッチする。このラッチ16にラッチされたドットパターンデータは、デコーダ17に入力される。このデコーダ17は、2ビットのドットパターンデータを翻訳してパルス選択データを生成する。このパルス選択データは、駆動信号COMを構成する各パルスに各ビットを夫々対応させることで構成されている。そして、各ビットの内容、例えば、「0」,「1」に応じて圧電振動子20に対する吐出パルスの供給又は非供給が選択される。
そして、デコーダ17は、ラッチ信号(LAT)又はチャンネル信号(CH)の受信を契機にパルス選択データをレベルシフタ18に出力する。この場合、パルス選択データは、上位ビットから順にレベルシフタ18に入力される。このレベルシフタ18は、電圧増幅器として機能し、パルス選択データが「1」の場合、スイッチ19を駆動できる電圧、例えば数十ボルト程度の電圧に昇圧された電気信号を出力する。レベルシフタ18で昇圧された「1」のパルス選択データは、スイッチ19に供給される。このスイッチ19の入力側には、駆動信号発生回路8からの駆動信号COMが供給されており、スイッチ19の出力側には、圧電振動子20が接続されている。
そして、パルス選択データは、スイッチ19の作動、つまり、駆動信号中の駆動パルスの圧電振動子20への供給を制御する。例えば、スイッチ19に入力されるパルス選択データが「1」である期間中は、スイッチ19が接続状態になって、対応する吐出パルスが圧電振動子20に供給され、この吐出パルスの波形に倣って圧電振動子20の電位レベルが変化する。一方、パルス選択データが「0」である期間中は、レベルシフタ18からはスイッチ19を作動させるための電気信号が出力されない。このため、スイッチ19は切断状態となり、圧電振動子20へは吐出パルスが供給されない。
このような動作を行うデコーダ17、レベルシフタ18、スイッチ19、制御部6、及び駆動信号発生回路8は、本発明における駆動手段として機能し、ドットパターンデータに基づき、駆動信号の中から必要な吐出パルスを選択して圧電振動子20に印加(供給)する。その結果、圧電振動子20が伸張又は収縮し、この圧電振動子20の伸縮に伴って圧力室32(図2参照)が膨張又は収縮することにより、ドットパターンデータを構成する階調情報に応じた量のインク滴がノズル開口から吐出される。
図2は、上記記録ヘッド10の構成を説明する要部断面図である。本実施形態における記録ヘッド10は、流路ユニット23とアクチュエータユニット24とを備えて概略構成されている。
流路ユニット23は、インク供給口13及びノズル連通口26の一部となる貫通孔を開設した供給口形成基板27と、共通インク室28(共通液体室の一種)となる貫通孔及びノズル連通口26の一部となる貫通孔を開設したインク室形成基板29と、ノズル開口30を開設したノズル基板31から構成されている。これらの供給口形成基板27、インク室形成基板29、ノズル基板31は、例えば、ステンレス製の板材をプレス加工することで作製されている。そして、流路ユニット23は、インク室形成基板29の一方の表面に(図2中下側)にノズル基板31を、他方の表面(同図上側)に供給口形成基板27をそれぞれ配置し、これらを接合することで作製される。
アクチュエータユニット24は、圧力室32となる貫通孔を開設した圧力室形成基板33と、圧力室32の一部を区画する振動板34と、供給側連通口35の一部となる連通孔及びノズル連通口26の一部となる連通孔を開設した連通口基板36と、圧電振動子20とによって構成される。
このアクチュエータユニット24は、圧力室形成基板33の一方の表面に連通口基板36を、他方の表面に振動板34をそれぞれ配置して各部材を接合し、その後、振動板34の表面に圧電振動子20を形成することで作製される。これらの各部材の中で圧力室形成基板33、振動板34、及び、連通口基板36は、アルミナや酸化ジルコニウム等のセラミックスで作製されており、焼成によって接合される。
上記の圧電振動子20は、所謂撓みモードの圧電振動子であり、圧力室32とは反対側の振動板34の表面に圧力室32毎に形成されている。この圧電振動子20は、圧電体層38と駆動電極39と共通電極40とによって構成される多層構造であり、駆動電極39と共通電極40とによって圧電体層38を挟んでいる。駆動電極39には、フレキシブルケーブルなどを通じて駆動信号が供給されるようになっている。また、共通電極40は、接地電位に調整される。そして、駆動電極39に駆動信号が供給されると、駆動電極39と共通電極40との間には電位差に応じた電場が発生する。この電場は圧電体層38に付与され、圧電体層38は付与された電場の強さに応じて変形する。即ち、駆動電極39の電位を高くする程、圧電体層38は電場と直交する方向に収縮し、圧力室32の容積を少なくするように振動板34を変形させる。
図3は、上記構成の駆動信号発生回路8が発生する駆動信号COMに含まれる吐出パルスDPの構成を説明する波形図である。例示した吐出パルスDPは、本実施形態におけるプリンタにおいて吐出可能なインク滴のうち最もサイズの小さいインク滴を吐出するための吐出パルスである。この吐出パルスDPは、基準電位VBから第1中間電位VM1まで一定勾配で電位を上昇させる第1充電要素p1(本発明における予備収縮要素に相当)と、第1充電要素p1の後端電位である第1中間電位VM1を一定時間維持する第1ホールド要素p2(本発明におけるホールド要素に相当)と、第1中間電位VM1から最低電位VLまで一定勾配で電位を降下させる第1放電要素p3(本発明における予備膨張要素に相当)と、最低電位VLを極く短い時間維持する第2ホールド要素p4と、最低電位VLから第2中間電位VM2まで比較的急峻な勾配で電位を上昇させる第2充電要素p5(本発明における吐出要素に相当)と、第2中間電位VM2を短い時間維持する第3ホールド要素p6と、第2中間電位VM2から最高電位VHまで一定勾配で電位を上昇させる第3充電要素p7と、最高電位VHを一定時間維持する第4ホールド要素p8と、最高電位VHから基準電位VBまで一定勾配で電位を復帰させる第2放電要素p9とから構成されている。
上記吐出パルスDPが圧電振動子20に供給されると次のように作用する。まず、第1充電要素p1が圧電振動子20に供給されると、当該圧電振動子20が圧力室32側に撓み、これにより、基準電位VBに対応する基準容積から第1中間電位VM1に対応する容積まで圧力室32が収縮する(予備収縮工程)。この予備収縮工程における圧力室32の収縮は、後の吐出収縮工程における圧力室32の収縮動作よりも穏やかに行われる。そして、これにより、図4(a)に示すように、インク滴が吐出されない程度にメニスカスが吐出側(圧力室32とは反対側)に押し出される。この予備収縮工程は、第1放電要素p3による圧力室23の膨張に先立って圧力室32を収縮させることによって膨張代を確保するために行われる。そして、予備収縮工程における圧力室32の収縮状態は、第1ホールド要素p2の供給期間中に亘って一定に維持される(収縮維持工程)。これにより、収縮維持工程における圧力室32の収縮によって圧力室32内のインクに生じた振動を減衰させることができる。
第1ホールド要素p2の後に続いて第1放電要素p3が圧電振動子20に供給されると、当該圧電振動子20が圧力室32から離隔する方向に撓み、これにより、圧力室32が、第1中間電位VM1に対応する容積から最低電位VLで規定される容積に急激に膨張する(予備膨張工程)。これにより、図4(b)に示すように、ノズル開口30におけるメニスカスにおいて特に中心部分が圧力室32側に大きく引き込まれる。これは、メニスカスの中心部分の方が、メニスカスの周縁部(ノズル開口30の内周に近い側)と比べて動き易く、圧力変動に追従し易いためである。上記のように、予備収縮工程において圧力室32を予め収縮させているので、この予備膨張工程では、より大きくメニスカスを引き込むことができる。そして、予備膨張工程における圧力室32の膨張状態は、第2ホールド要素p4の供給期間中に亘って維持される。
その後、第2充電要素p5が圧電振動子20に供給されることにより当該圧電振動子20が伸長して最低電位VLに対応する容積から第2中間電位VM2に対応する容積まで圧力室32が急激に収縮する(吐出収縮工程)。この圧力室32の急激な収縮によって圧力室内のインクが加圧され、これにより、図4(c)に示すように、メニスカスの中心部分が柱状に盛り上がる。そして、この圧力室32の収縮状態は、第3ホールド要素p6の供給期間に亘って短時間維持される。この間に、図4(d)に示すように、メニスカスの中心部分の柱状部分が千切れ、これが小ドットに対応する数plのインク滴としてノズル開口30から吐出される。
第3ホールド要素p6の後に続いて、インク滴の吐出による反動でメニスカスが圧力室側に引き込まれるタイミングで、第3充電要素p7が圧電振動子20に供給される。この第3充電要素p7が圧電振動子20に供給されて当該圧電振動子20がさらに伸張すると、圧力室32が第2中間電位VM2で規定される容積から最高電位VHで規定される容積に収縮する(制振収縮工程)。これにより、メニスカスが圧力室側に引き込まれることを抑制して、吐出後のメニスカスの振動を低減することができる。そして、第4ホールド要素p8が圧電振動子20に供給されて、最高電位VHが一定時間維持された後、第2放電要素p9が圧電振動子20に供給されて、圧力室32が最高電位VHに対応する容積から基準電位VBに対応する基準容積まで復帰する。
このように、図3に例示した吐出パルスDPを用いたインク滴の吐出動作では、第1充電要素p1によって圧力室32を一旦収縮(予備収縮)させてから、第1放電要素p3によって圧力室32を大きく膨張させることでメニスカスの中央近傍を局所的に引き込み、メニスカスを引き込んだ後に第2充電要素p5によって急激にメニスカスを加圧することで、メニスカスの中心部分のインクをインク滴として吐出するので、より微小なインク滴を高速に吐出することができる。
しかしながら、予備収縮工程を行う分、予備収縮工程を行わない場合と比較してメニスカスをより多く振動させるため、このメニスカスの振動によってインク滴の飛翔曲がりが生じる等、吐出が不安定になる虞がある。この点に関し、予備収縮工程によって発生したメニスカスの振動をできるだけ収束させてからインク滴の吐出を行うようにするために、第1ホールド要素p2の発生時間を長めに設定することが考えられるが、これにより吐出パルスDP全体の波形長が長くなってしまい、高周波駆動への対応が困難となる問題がある。
上記の点に鑑み、本発明に係るプリンタ1では、吐出パルスDPの波形要素を最適化することにより、インク滴の微小化を図りつつ、吐出後の残留振動を抑制してインク滴を安定して吐出するようにしている。具体的には、上記吐出パルスDPにおいて、第1充電要素p1の時間幅t1(即ち、予備収縮工程の時間幅)を圧力室32の固有振動周期Tc以上に設定し、且つ、第1充電要素p1の始端から第1ホールド要素p2の後端までの時間幅t12(即ち、予備収縮工程の開始から収縮維持工程の終了までの時間幅)を固有振動周期Tcの3倍に設定している。
第1充電要素p1の時間幅t1を固有振動周期Tc以上に設定する構成に関し、圧電振動子にある一定の電圧変化(例えば、基準電位VBから第1中間電位VM1までの電圧変化)を付与する際に、電圧の変化時間を固有振動周期Tcよりも短くして圧電振動子20を駆動すると、圧力室32内のインクに固有振動周期Tcの振動が励振されてしまい、これによりメニスカスを不必要に振動させてしまう。このため、第1充電要素p1の時間幅t1を固有振動周期Tc以下に設定した場合には、この第1充電要素p1による予備収縮工程で生じたメニスカスの振動が、その後に行われるインク滴の吐出(予備膨張工程、吐出収縮工程)に悪影響を及ぼす虞がある。これに対し、固有振動周期Tcより十分長い時間で電圧を変化させると、この固有振動周期Tcの振動を抑えることができる。したがって、第1充電要素p1の時間幅t1を固有振動周期Tc以上に設定すると、予備収縮工程において不要な振動を可及的に生じさせないようにすることができる。また、第1充電要素p1の後に第1ホールド要素p2を設け、この第1ホールド要素p2によって圧力室32の収縮状態を一定時間維持することで、予備収縮工程において多少の振動が生じた場合でも第1放電要素p3による予備膨張工程が開始されるまでに当該振動を減衰させることができる。
その一方で、第1充電要素p1の時間幅t1や、第1ホールド要素p2の時間幅を必要以上に長く採ってしまうと、上記したように吐出パルスDP全体の時間幅が長くなってしまう。このため、予備収縮工程における振動を抑制しつつ吐出パルス全体の波形長を最小限に抑えることが可能な条件として、第1充電要素p1の時間幅t1を固有振動周期Tc以上に設定することに加え、第1充電要素p1の始端から第1ホールド要素p2の後端までの時間幅t2を固有振動周期Tcの3倍に設定することを採用している。この条件については、実際に行った実験の結果に基づいて定めている。
図5は、吐出パルスDPにおける第1充電要素p1の時間幅t1や第1ホールド要素p2の時間幅t2を変えてインク滴の吐出の安定性を観察する実験の結果を示す表である。なお、この実験では、第1充電要素p1の電圧変化量Vh1を、吐出パルスDPの最低電圧VLから最高電圧VHまでの電位差の35%に設定し、第2充電要素p5の電圧変化量Vh2を、最低電圧VLから最高電圧VHまでの電位差の33%に設定している。また、圧力室32の固有振動周期Tcは、6.5μsである。そして、インク滴の吐出の安定性については、実際に吐出されるインク滴を観察し、インク滴或いはこのインク滴に付随して生じるサテライトインク滴の飛翔曲がりが生じてない状態を安定としている。
まず、第1充電要素p1の時間幅t1を3.25μsに設定した場合、即ち、t1がTcよりも短い時間に設定されている場合を見ると、第1ホールド要素p2の時間幅t2が19.5μs以上でないと安定して吐出ができないことが判る。つまり、吐出安定性を得るためには、第1充電要素p1の始端から第1ホールド要素p2の後端までの時間幅t12を少なくとも22.75μsに設定する必要がある。この場合、時間幅t12が、固有振動周期Tc(本実施形態においては6.5μs)の3倍(19.5μs)よりも長くなり、これにより、吐出パルスDP全体の波形長が長くなってしまう。
これに対し、第1充電要素p1の時間幅t1を固有振動周期Tc以上に設定した場合、例えば、t1をTcと等しい6.5μsに設定した場合、第1ホールド要素p2の時間幅t2を13μs以上に設定すれば、吐出安定性が得られることが判る。同様に、時間幅t1を9.75μsに設定した場合は、t2を9.75μs以上に設定すれば吐出安定性が得られ、t1を13μsに設定した場合は、t2を6.5μs以上に設定すれば吐出安定性が得られるという結果となった。これらの何れの場合も、t1とt2の合計、即ち、第1充電要素p1の始端から第1ホールド要素p2の後端までの時間幅t12をTcの3倍(19.5μs)に設定することで、最短の時間幅で吐出安定性が得られる。
以上のことから、第1充電要素p1の時間幅t1を固有振動周期Tc以上に設定し、尚且つ、第1充電要素p1の始端から第1ホールド要素p2の後端までの時間幅t12を固有振動周期Tcの3倍に設定することで、吐出パルスDPの波形全体の時間幅を最小限に抑えつつ吐出安定性が得られることが判った。
したがって、インク滴を微小化するべく第1充電要素p1によって予備収縮を行う構成においても、第1充電要素p1の時間幅t1を圧力室32の固有振動周期Tc以上に設定することで、圧力室32の予備収縮の際に圧力室内のインクに不必要な振動を励起することを抑制することができ、また、第1充電要素p1の始端から第1ホールド要素p2の後端までの時間幅t12を固有振動周期Tcの3倍に設定することで、予備収縮によって生じたメニスカスの振動を減衰させるための必要最小限の時間を採ることができる。これにより、インク滴の微小化を図りつつも、メニスカスの振動によるインク滴の飛翔曲がりや飛翔速度の変動を抑制することができる。また、吐出パルスDPの波形全体の時間幅を不必要に長くすることがないので、高周波駆動に対応することができる。
ところで、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明における吐出パルスの一例として、図3に示す吐出パルスDPを挙げて説明したが、吐出パルスの形状はこれには限られない。少なくとも、予備収縮要素(第1充電要素p1)と、予備収縮要素の後端電圧を一定時間維持するホールド要素(第1ホールド要素p2)とを、予備膨張要素(第1放電要素p3)及び吐出要素(第2充電要素p5)の前に発生する構成の吐出パルスであれば、任意の波形のものを用いることができる。
また、上記実施形態では、圧力発生手段として、所謂撓み振動モードの圧電振動子20を例示したが、これには限られない。例えば、所謂縦振動モードの圧電振動子を用いる場合にも本発明を適用することが可能である。なお、この縦振動モードの圧電振動子を採用する場合は、図3に示した吐出パルスDPの波形が上下反転する。
また、本発明は、上記プリンタ以外の液体噴射装置にも適用できる。例えば、ディスプレー製造装置、電極製造装置、チップ製造装置等にも適用することができる。
プリンタの電気的な構成を説明するブロック図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部断面図である。 吐出パルスの構成を説明する波形図である。 (a)〜(d)は、インク滴を吐出する際のメニスカスの動きを示す図である。 インク滴の吐出の安定性を観察する実験の結果を示す表である。
符号の説明
1…プリンタコントローラ,2…プリントエンジン,6…制御部,8…駆動信号発生回路,10…記録ヘッド,20…圧電振動子,30…ノズル開口,32…圧力室

Claims (6)

  1. ノズル開口に連通する圧力室および当該圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ得る圧力発生手段を有し、圧力発生手段の駆動により圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、当該圧力変動によりノズル開口から液体を吐出する液体噴射ヘッドと、
    吐出パルスを前記圧力発生手段に供給して当該圧力発生手段を駆動させる駆動手段と、を備え、
    前記駆動手段が供給する前記吐出パルスには、液滴が吐出しない程度に圧力室を収縮させる予備収縮要素と、当該予備収縮要素の後端電圧を一定時間維持するホールド要素と、圧力室を膨張させるように電圧を変化させてメニスカスを引き込む予備膨張要素と、上記膨張した圧力室を収縮させるように電圧を変化させて液滴を吐出させる吐出要素と、を含ませて構成し、
    前記予備収縮要素の時間幅を前記圧力室の固有振動周期Tc以上に設定し、且つ、前記予備収縮要素の始端から前記ホールド要素の後端までの時間幅を固有振動周期Tcの3倍に設定したことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記予備収縮要素の電圧変化量を、前記吐出パルスの最低電圧から最高電圧までの電位差の35%に設定したことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記吐出要素の電圧変化量を、前記吐出パルスの最低電圧から最高電圧までの電位差の33%に設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. ノズル開口に連通する圧力室および当該圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ得る圧力発生手段を有し、圧力発生手段の駆動により圧力室内の液体に圧力変動を生じさせ、当該圧力変動によりノズル開口から液体を吐出する液体噴射ヘッドと、
    吐出パルスを前記圧力発生手段に供給して当該圧力発生手段を駆動させる駆動手段と、を備える液体噴射装置の制御方法であって、
    液滴が吐出しない程度に圧力室を収縮させる予備収縮工程と、当該予備収縮工程での圧力室の収縮状態を一定時間維持する収縮維持工程と、圧力室を膨張させるように電圧を変化させてメニスカスを引き込む予備膨張工程と、当該予備膨張工程で膨張した圧力室を収縮させるように電圧を変化させて液滴を吐出させるための吐出収縮工程と、を含み、
    前記予備収縮工程の時間幅を前記圧力室の固有振動周期Tc以上に設定し、且つ、予備収縮工程の開始から前記収縮維持工程の終了までの時間幅を固有振動周期Tcの3倍に設定したことを特徴とする液体噴射装置の制御方法。
  5. 前記予備収縮工程における電圧変化量を、前記吐出パルスの最低電圧から最高電圧までの電位差の35%に設定したことを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置の制御方法。
  6. 前記吐出収縮工程における電圧変化量を、前記吐出パルスの最低電圧から最高電圧までの電位差の33%に設定したことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の液体噴射装置の制御方法。
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