JP2008111881A - 光学デバイス、光スキャナおよび画像形成装置 - Google Patents

光学デバイス、光スキャナおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化を図りつつ、可動板をX軸およびX軸に直交するY軸のそれぞれの軸まわりに回動させることのできる光学デバイス、光スキャナおよび画像形成装置を提供すること。
【解決手段】本発明の光学デバイス1は、光反射部211を備える可動板21と、支持部22と、1対の連結部23、24と、可動板21をX軸まわりに回動させる第1の駆動手段5と、可動板21をY軸まわりに回動させる第2の駆動手段6とを有し、第2の駆動手段6は、支持部22を可動板21とともにY軸まわりに回動させる圧電素子61〜68を備え、圧電素子61〜68のそれぞれは、Y軸から離間した位置で、かつ、可動板21の厚さ方向へ伸縮するように設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学デバイス、光スキャナおよび画像形成装置に関するものである。
例えば、プロジェクタなどの画像形成装置において、光を2次元的に走査することにより描画を行うための光スキャナとして、光反射部をX軸まわりに回動させる手段と、X軸に直交するY軸まわりに回動させる手段とを備えた光スキャナが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、光をX軸まわりに回動させるガルバノ偏向器と、それに支持され、光をY軸まわりに回動させる共振型MEMS偏向器とを備えた光スキャナが開示されている。このような光スキャナは、共振型MEMS偏向器が備える反射面をY軸まわりに回動させつつ、ガルバノ偏向器により共振型MEMS偏向器自体をX軸まわりに揺動(回転)させることで、反射面で反射した光を2次元的に走査するように構成されている。
しかし、このような光スキャナでは、ガルバノ偏向器を用いて共振型MEMS偏向器自体をX軸まわりに揺動させるように構成されているため、装置全体の大型化を招き、小型化を図ることが難しいという問題がある
特開2005−156976号公報
本発明の目的は、小型化を図りつつ、可動板をX軸およびX軸に直交するY軸のそれぞれの軸まわりに回動させることのできる光学デバイス、光スキャナおよび画像形成装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の光学デバイスは、光反射性を有する光反射部を備える可動板と、
前記可動板を支持するための支持部と、
前記可動板と前記支持部とを連結する1対の連結部と、
前記1対の連結部のそれぞれを捩れ変形させつつ、前記可動板を前記1対の連結部に沿ったX軸まわりに回動させる第1の駆動手段と、
前記可動板を前記X軸に対して直交するY軸まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し、
前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段のそれぞれを作動させることにより、前記光反射部で反射した光を2次元的に走査するように構成された光学デバイスであって、
前記第2の駆動手段は、前記Y軸から離間した位置で、かつ、前記可動板の厚さ方向へ伸縮するように設けられた少なくとも1つの圧電素子を備え、前記支持部を前記可動板とともに前記Y軸まわりに回動させるように構成されていることを特徴とする。
これにより、小型化を図りつつ、光を2次元的に走査することのできる光学デバイスを提供することができる。
本発明の光学デバイスでは、前記圧電素子は、前記Y軸を介して互いに対向するように少なくとも1対設けられていることが好ましい。
これにより、前記支持基板を前記Y軸まわりに大きく回動させることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記圧電素子は、前記X軸を介して互いに対向するように少なくとも1対設けられていることが好ましい。
これにより、前記Y軸を一定に保ちつつ前記支持部を前記Y軸まわりに回動させることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記支持部は、板状をなし、
前記圧電素子は、前記支持部の厚さ方向で、前記支持部を狭持するように少なくとも1対設けられていることが好ましい。
これにより、前記支持部を狭持する1対の圧電素子のうちの一方の圧電素子を収縮状態とし、他方の圧電素子を伸張状態とすることで、大きい駆動力を発揮することができるため、応答性を向上させることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記圧電素子と前記支持部とは、点接触、または、前記Y軸方向へ延在するように線接触していることが好ましい。
これにより、前記圧電素子を伸縮させて前記支持部をY軸まわりに回動させる際に、前記支持部の前記圧電素子との接触部付近が撓んでしまうことを防止することができる。その結果、前記支持部を円滑に前記Y軸まわりに回動させることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記支持部を狭持する前記1対の圧電素子のそれぞれの伸縮方向での前記支持部とは反対側の端部同士の離間距離を一定に保つための固定部材を有することが好ましい。
これにより、前記支持部をその厚さ方向で狭持する前記1対の圧電素子の駆動力を効率的に前記支持部へ伝達することができる。
本発明の光学デバイスでは、前記固定部材は、前記支持部を狭持する前記1対の圧電素子を該圧電素子の伸縮方向で狭持するとともに、前記可動板、前記支持部および前記1対の連結部を収容し、前記光反射部での光走査を許容するための光透過部を備えるケーシングであることが好ましい。
これにより、前記光反射部などへの浮遊物の付着などを防止することができ、長時間にわたり、優れた光走査特性を維持することができる。
本発明の光学デバイスでは、前記圧電素子は、複数の圧電体層と複数の電極層とを交互に積層してなるものであることが好ましい。
これにより、駆動電圧を低減しつつ、前記圧電素子の変位量を大きくすることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記第1の駆動手段は、圧電素子を駆動源として前記可動板を前記X軸まわりに回動させるように構成されていることが好ましい。
これにより、前記可動板を前記X軸まわりに高速で回動させることができる。
本発明の光スキャナは、光反射性を有する光反射部を備える可動板と、
前記可動板を支持するための支持部と、
前記可動板と前記支持部とを連結する1対の連結部と、
前記1対の連結部のそれぞれを捩れ変形させつつ、前記可動板を前記1対の連結部に沿ったX軸まわりに回動させる第1の駆動手段と、
前記可動板を前記X軸に対して直交するY軸まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し、
前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段のそれぞれを作動させることにより、前記光反射部で反射した光を2次元的に走査するように構成された光スキャナであって、
前記第2の駆動手段は、前記Y軸から離間した位置で、かつ、前記可動板の厚さ方向へ伸縮するように設けられた少なくとも1つの圧電素子を備え、前記支持部を前記可動板とともに前記Y軸まわりに回動させるように構成されていることを特徴とする。
これにより、小型化を図りつつ、光を2次元的に走査することのできる光スキャナを提供することができる。
本発明の画像形成装置は、光反射性を有する光反射部を備える可動板と、
前記可動板を支持するための支持部と、
前記可動板と前記支持部とを連結する1対の連結部と、
前記1対の連結部のそれぞれを捩れ変形させつつ、前記可動板を前記1対の連結部に沿ったX軸まわりに回動させる第1の駆動手段と、
前記可動板を前記X軸に対して直交するY軸まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し、
前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段のそれぞれを作動させることにより、前記光反射部で反射した光を2次元的に走査するように構成された光スキャナを備える画像形成装置であって、
前記第2の駆動手段は、前記Y軸から離間した位置で、かつ、前記可動板の厚さ方向へ伸縮するように設けられた少なくとも1つの圧電素子を備え、前記支持部を前記可動板とともに前記Y軸まわりに回動させるように構成されていることを特徴とする。
これにより、小型化を図りつつ、すぐれた描画特性を発揮することができる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の光学デバイス、光スキャナおよび画像形成装置の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の光学デバイスの第1実施形態を説明する。
図1は、本発明の光学デバイスの第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1中のA−A線断面図、図3は、図1中のB−B線断面図、図4は、図1に示す光学デバイスの駆動電圧の電圧波形の一例を示す図、図5は、図1に示す光学デバイスの駆動を説明するための図、図6は、圧電素子の部分断面斜視図、図7は、図1に示す光学デバイスの駆動電圧の電圧波形の一例を示す図、図8は、図1に示す光学デバイスの駆動を説明するための図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図1中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図2、図3、図5および図8中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。また、図1中に示すように、互いに直交する3軸を、それぞれX軸、Y軸、Z軸とする。また、X軸に平行な方向を「X軸方向」といい、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」といい、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」という。
光学デバイス1は、図1に示すような基体2と、接合層4を介して基体2を支持する支持基板3と、第1の駆動手段5と、第2の駆動手段6と、これらを収容するケーシング7とを有している。
このような光学デバイス1は、第1の駆動手段5を作動させることで後述する光反射部211(可動板21)を図1中X軸まわりに回動させ、これと同時に、第2の駆動手段6を作動させることで光反射部211を図1中X軸に対して直交するY軸まわりに回動させ、光反射部211で反射した光を2次元的に走査するように構成されている。
以下、基体2、支持基板3、第1の駆動手段5、第2の駆動手段6およびケーシング7について詳述する。
基体2は、図1に示すように、可動板21と、支持部22と、1対の連結部23、24とを備えている。
可動板21は、その上面(支持基板3と反対側の面)に光反射性を有する光反射部211を備えている。これにより光学デバイス1は、光スキャナ、光スイッチ、光アッテネータなどに適用することができる。
そして、可動板21の平面視にて、可動板21の外周を囲むように枠状の支持部22が形成されており、可動板21は、1対の連結部23、24を介して支持部22と連結している。
1対の連結部23、24は、可動板21を両持ち支持するように形成されている。このような連結部23は、弾性部231と、1対の駆動部232、233とを備えており、同様に、連結部24は、弾性部241と、1対の駆動部242、243とを備えている。
このような1対の連結部23、24は、可動板21の平面視にて、Y軸に対して対称に設けられている。すなわち、弾性部231と弾性部241とは、可動板21の平面視にて、Y軸に対して対称となるように設けられ、1対の駆動部232、233と1対の駆動部242、243とは、可動板21の平面視にて、Y軸に対して対称となるように設けられている。
弾性部231は、可動板21を支持部22に対して回動可能とするように、可動板21と支持部22とを連結している。この弾性部231は、X軸方向を長手とする長手形状(棒状)をなし、かつ、可動板21の平面視にて、X軸上に延在するように(X軸と一致するように)形成されている。
同様に、弾性部241は、可動板21を支持部22に対して回動可能とするように、可動板21と支持部22とを連結している。この弾性部241は、X軸方向を長手とする長手形状をなし、かつ、可動板21の平面視にて、X軸上に延在するように設けられている。
すなわち、弾性部231と弾性部241とは、同軸的に設けられており、光学デバイス1の駆動時にて、1対の弾性部231、241を軸(X軸)として可動板21が支持部22に対して回動する。
1対の駆動部232、233は、それぞれY軸方向を長手とする長手形状(板状)をなし、可動板21の平面視にて、X軸に対して対称となるように形成されている。このような駆動部232、233は、それぞれ、弾性部231の長手方向での中央部と支持部22とを連結するように形成されている。
同様に、1対の駆動部242、243は、それぞれY軸方向を長手とする長手形状をなし、可動板21の平面視にて、X軸に対して対称となるように形成されている。このような駆動部242、243は、それぞれ、弾性部241の長手方向での中央部と支持部22とを連結するように形成されている。
ここで、基体2は、例えば、シリコンを主材料として構成されていて、可動板21と、支持部22と、弾性部231、241と、駆動部232、233、242、243とが一体的に形成されている。例えば、シリコン基板にエッチングなどにより異形孔を形成することで基体2を得ることができる。このように、シリコンを主材料とすることにより、優れた回動特性を実現できるとともに、優れた耐久性を発揮することができる。また、微細な処理(加工)が可能であり、光学デバイス1の小型化を図ることができる。
なお、基体2は、SOI基板等の積層構造を有する基板から、可動板21と、支持部22と、弾性部231、241と、駆動部232、233、242、243とを形成したものであってもよい。その際、可動板21と、支持部22と、弾性部231、241と、駆動部232、233、242、243とが一体となるように、これらを積層構造基板の1つの層で構成するのが好ましい。以上、説明した基体2は、接合層4を介して支持基板3により支持されている。
支持基板3は、板状をなし、その中央部で接合層4を介して基体2を支持している。このことから、支持部22と支持基板3とで可動板21を支持するための支持部を構成していると言える。また、支持基板3の中央部には、開口部31が形成されている。開口部31は、可動板21の平面視にて、その縁と支持部22の内縁とが一致するように形成されている。この開口部31は、光学デバイス1の駆動の際に、可動板21および駆動部232、233、242、243が支持基板3に接触するのを防止する逃げ部を構成する。
なお、前述したような逃げ部は、前記効果を十分に発揮し得る構成であれば、必ずしも支持基板3の下面で開放(開口)していなくてもよい。すなわち、逃げ部は、支持基板3の上面に形成された凹部で構成することもできる。また、接合層4の厚さが可動板21の振れ角(振幅)に対し大きい場合などには、開口部31を設けなくともよい。なお、このような支持基板3は、例えば、ガラスやシリコンを主材料として構成されている。シリコンを主材料として支持基板3を形成する場合には、例えば、SOI基板(その厚さ方向に、Si層とSiO層とSi層とが積層されている基板)を用いて、その一方のSi層で基体2を形成し、SiO層で接合層4を形成し、他方のSi層で支持基板3を形成することにより、基体2と支持基板3と接合層4とを一体的に形成することができる。このような支持基板3には、Z軸方向に伸縮するように設けられた後述する圧電素子61〜68が接合されている。
次に、第1の駆動手段5および第2の駆動手段6について詳述する。
第1の駆動手段5は、圧電素子51〜54を備えており、圧電素子51〜54のそれぞれを伸縮させることにより、1対の弾性部231、241を捩れ変形させつつ、可動板21をX軸まわりに回動させるように構成されている。
圧電素子51は、駆動部232の上面に接合されY軸方向に伸縮する。同様に、圧電素子52は、駆動部233の上面に接合されY軸方向に伸縮し、圧電素子53は、駆動部242の上面に接合されY軸方向に伸縮し、圧電素子54は、駆動部243の上面に接合されY軸方向に伸縮する。また、各圧電素子51〜54は、その圧電素子が接合されている駆動部の上面の全域を覆うように形成されている。
次に、圧電素子51〜54について具体的に説明するが、圧電素子51〜54は、互いに同様の構成さあるため、圧電素子51について代表して説明し、圧電素子52〜54については、その説明を省略する。
圧電素子51は、図3に示すように、圧電材料を主材料として構成された圧電体層511と、この圧電体層511を挟持する1対の電極512、513とを有している。
圧電体層511を構成するための圧電材料としては、例えば、酸化亜鉛、窒化アルミニウム、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、ニオブ酸カリウム、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸バリウム、その他、各種のものが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができるが、特に、酸化亜鉛、窒化アルミニウム、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、ニオブ酸カリウムおよびチタン酸ジルコン酸鉛のうちの少なくとも1種を主とするものが好ましい。このような材料で圧電体層511を構成することにより、より高い周波数で光学デバイス1を駆動することができる。なお、後述する圧電素子61の圧電体層611に関しても同様である。
電極512は、その一部が、圧電体層511の下面(図3にて下端の面)から露出するように設けられている。電極513は、圧電体層511の上面(図3にて上端の面)と同一形状をなし、圧電体層511の上面に設けられている。そして、電極512と電極513とは、それぞれ、図示しない電源(電圧印加手段)に接続されている。
電極512と電極513との間に電圧を印加すると、圧電体層511は、その圧電効果により、Y軸方向に伸縮する。
このような第1の駆動手段5は、例えば、次のようにして可動板21をX軸まわりに回動させる。例えば、図4(a)に示すような電圧を圧電素子51および圧電素子53に印加するとともに、図4(b)に示すような電圧を圧電素子52および圧電素子54に印加する。すなわち、圧電素子51、53と、圧電素子52、54とに電圧を交互に印加する。以下、図5に基づいて可動板21の回動を具体的に説明するが、1対の連結部23、24は、同様に変形するため、連結部23を代表して説明し、連結部24については、その説明を省略する。
まず、圧電素子52に電圧を印加して圧電素子52を伸張状態とすることで、図5(a)に示すように、駆動部233の長手方向(Y軸方向)での中央部が上側へ向けて変位する。すなわち、駆動部233は、上に凸となるように湾曲する。これに伴って、駆動部232は、その長手方向での中央部が下側へ向けて変位する。すなわち、駆動部232は、下に凸となるように湾曲する。このように、駆動部233が上側へ湾曲し、それに伴い、駆動部232が下側へ湾曲することにより、弾性部231が、図5にて反時計回りに捩れ変形し、その結果、可動板21がX軸まわりに傾斜する。
一方、圧電素子51に電圧を印加して圧電素子51を伸張状態とすることで、図5(b)に示すように、駆動部232の長手方向(Y軸方向)での中央部が上側へ向けて変位する。すなわち、駆動部232は、上に凸となるように湾曲する。これに伴って、駆動部233は、その長手方向での中央部が下側へ向けて変位する。すなわち、駆動部233は、下に凸となるように湾曲する。このように、駆動部232が上側へ湾曲し、それに伴い、駆動部233が下側へ湾曲することにより、弾性部231が、図5にて時計回りに捩れ変形し、その結果、可動板21がX軸まわりに傾斜する。
このように圧電素子51、53と圧電素子52、54とに電圧を交互に印加することで、可動板21をX軸まわりに回動させることができる。
以上のような第1の駆動手段5は、駆動源として圧電素子を用いているため、低電圧駆動であっても比較的大きな駆動力で駆動することができる。そのため、低電圧駆動であっても、弾性部231、241のバネ定数を高めて、高周波で駆動することができる。
第2の駆動手段6は、圧電素子61〜68を備えており、圧電素子61〜68のそれぞれを伸縮させることにより、支持基板3(支持部)を可動板21とともにY軸まわりに回動させるように構成されている。
圧電素子61〜68のそれぞれは、Z軸方向(非駆動時での支持基板3の厚さ方向)へ伸縮するように設けられており、その伸縮方向での一端が支持基板3に接合されている。
また、圧電素子61〜64は、支持基板3の上面に接合するように設けられており、圧電素子65〜68は、支持基板3の下面に接合するように設けられている。このような圧電素子61〜64と圧電素子65〜68とは、支持基板3に対して対称となるように設けられている。
すなわち、圧電素子61と圧電素子65とは、Z軸方向で支持基板3を狭持するように設けられ、これと同様に、圧電素子62と圧電素子66とは、Z軸方向で支持基板3を狭持するように設けられ、圧電素子63と圧電素子67とは、Z軸方向で支持基板3を狭持するように設けられ、圧電素子64と圧電素子68とは、Z軸方向で支持基板3を狭持するように設けられている。そして、支持基板3を狭持した1対の圧電素子のうちの一方の圧電素子を収縮状態とし、他方の圧電素子を伸張状態とすることで、大きい駆動力で支持基板3をY軸まわりに回動させることができるため、光学デバイスの応答性を向上させることができる。また、支持基板3の上面側および下面側のそれぞれを有効利用することで、光学デバイス1の小型化を図ることができる。
次に、圧電素子61〜68の配置について説明するが、圧電素子61〜64と圧電素子65〜68とは、前述したように支持基板3に対して対称に設けられているため、圧電素子61〜64について代表して説明し、圧電素子65〜68については、その説明を省略する。
圧電素子61と圧電素子63とは、Y軸から離間して、かつ、Y軸に対して対称に設けられており、同様に、圧電素子62と圧電素子64とは、Y軸から離間して、かつ、Y軸に対して対称に設けられている。このようにY軸を介して設けられた1対の圧電素子を設けることにより、支持基板3をY軸まわりに大きく回動させることができる。
また、圧電素子61〜64のそれぞれは、支持基板3のうちのY軸から遠位に位置する部位に設けられている。これにより、支持基板3の回動の応答性を向上させることができる。ただし、圧電素子61〜64のそれぞれは、支持基板3のうちのY軸から近位に位置する部位に設けられていてもよい。この場合には、支持基板3を大きく回動させることができる。
また、圧電素子61と圧電素子62とは、X軸から離間して、かつ、X軸に対して対称に設けられており、同様に、圧電素子63と圧電素子64とは、X軸から離間して、かつ、X軸に対して対称に設けられている。また、圧電素子61〜64のそれぞれは、支持基板3のうちのX軸から遠位に位置する部位に設けられている。言い換えれば、Y軸方向に互いに間隔を隔てて設けられた1対の圧電素子(例えば圧電素子61と圧電素子62)が、Y軸に対して対称となるように2組(圧電素子61、62の組と、圧電素子63、64の組)配設されている。このような構成とすることにより。Y軸を一定に保ちつつ、支持基板3をY軸まわりに回動させることができる。
このような各圧電素子61〜64は、それぞれ支持基板3と接合している。このように、各圧電素子61〜64と支持基板3とを接合することで確実に支持基板3を狭持(支持)することができる。だたし、これに限定されず、各圧電素子61〜68と支持基板3とが接合していなくてもよい。
4つの圧電素子61〜64が上述のように配設されることにより、Y軸を一定に保ちつつ、支持基板3を大きく回動させることができる。また、各圧電素子51〜54の大きさを小さくすることができるため、光学デバイス1の小型化を図ることができる。
次に、圧電素子61〜68について具体的に説明するが、圧電素子61〜68については、同様の構成であるため、圧電素子61を代表して説明し、圧電素子62〜68については、その説明を省略する。
圧電素子61は、図6に示すように、圧電性を有する複数の圧電体層611と、各圧電体層611に電圧を印加するための複数の電極層612とがZ軸方向に交互に積層されている。すなわち、圧電素子61は、図6にて上下方向に伸縮する積層型の圧電素子である。このような積層型の圧電素子である圧電素子61は、駆動電圧を低減しつつ、変位量を大きくすることができる。
複数の圧電体層611は、隣接する圧電体層611の分極方向が互いに反対方向となるように形成されている。すなわち、複数の圧電体層611のうちの支持基板3側から奇数番目の圧電体層611の分極方向は、偶数番目の圧電体層611の分極方向と反対方向となっている。これにより、より確実に、駆動電圧を低減しつつ、圧電素子61の変位量を大きくすることができる。なお、本明細書において、「分極方向」とは、圧電体層に電界も応力も加えない状態において、圧電体層の一方の面付近に正電荷、他方の面付近に負電荷が過剰に存在しているとき(自発分極または残留分極のとき)、圧電体層の負電荷が過剰に存在している面から、正電荷が過剰に存在している面へ向かう方向を言う。
そして、各電極層612は、隣接する圧電体層611同士の間に介挿されている。また、隣接する2つの電極層612が重なり領域(活性領域)をもつように複数の電極層612が形成されている。複数の電極層612のうち、支持基板3側から奇数番目の電極層612は、圧電素子61の側面に設けられた共通電極81と接続しており、支持基板3側から偶数番目の電極層612は、圧電素子61の共通電極81が設けられた面と対向する面に設けられた共通電極82と接続している。
そして、共通電極81と共通電極82との間に電圧を印加することにより、前記重なり領域にて各圧電体層611に電圧を印加することができる。その結果、各圧電体層611がその厚さ方向へ伸縮する。なお、共通電極81、82は、圧電素子61の側面に設けられていなくてもよく、例えば支持部22上に形成されていてもよい。
このような第1の駆動手段5は、例えば、次のようにして可動板21をX軸まわりに回動させる。
例えば、図7(a)に示すような電圧を圧電素子61、62、67、68に印加するとともに、図7(b)に示すような電圧を圧電素子63、64、65、66に印加する。すなわち、互いに位相の180°ずれた電圧を圧電素子61、62、67、68と、圧電素子63、64、65、66とに印加する。すると、圧電素子61、62、67、68を収縮状態とするとともに、圧電素子63、64、65、66を伸張状態とする状態(この状態を「第1の状態」とする)と、圧電素子61、62、67、68を伸張状態とするとともに、圧電素子63、64、65、66を収縮状態とする状態(この状態を「第2の状態」とする)とを交互に繰り返す。
以下、図8に基づいて支持基板3の回動について具体的に説明する。
まず、第1の状態では、図8(a)に示すように、圧電素子61を収縮状態、圧電素子65を伸張状態としているため、支持基板3のY軸に対して左側の部分が上側(基体2側)へ向けて変位する。
また、圧電素子67を収縮状態、圧電素子63を伸張状態としているため、支持基板3のY軸に対して右側の部分が下側(基体2と反対側)へ向けて変位する。
このように、支持基板3のY軸に対して左側の部分が上側へ変位しつつ、支持基板3のY軸に対して右側の部分が下側へ変位することにより、支持基板3がY軸まわりに図8にて時計回りに傾斜する。そして、これに伴って、支持基板3に支持された基体2が可動板21とともに傾斜することとなる。
一方、第2の状態では、図8(b)に示すように、圧電素子61を伸張状態、圧電素子65を収縮状態としているため、支持基板3のY軸に対して左側の部分が下側に向かって変位する。
また、圧電素子67を伸張状態、圧電素子63を収縮状態としているため、支持基板3のY軸に対して右側の部分が上側に向かって変位する。
このように、支持基板3のY軸に対して左側の部分が下側へ変位しつつ、支持基板3のY軸に対して右側の部分が上側へ変位することにより、支持基板3がY軸まわりに図8にて反時計回りに傾斜する。そして、これに伴って、支持基板3に支持された基体2が可動板21とともに傾斜することとなる。
以上のような、第1の状態と第2の状態とを繰り返すことにより、基体2を可動板21とともにY軸まわりに回動させることができる。
このような第2の駆動手段6は、圧電素子により支持基板3(可動板21)を回動させるため、低電圧駆動であっても比較的大きな駆動力で駆動することができる。
光学デバイス1は、前述した第1の駆動手段5と第2の駆動手段6とを同時に作動させることにより、可動板21をX軸およびY軸のそれぞれの軸まわりに回動させ、光反射部211で反射した光を2次元的に走査することができる。
以上、第1の駆動手段5および第2の駆動手段6のそれぞれについて説明した。ここで、可動板21をX軸まわりに回動させるために圧電素子51〜54へ印加する電圧の周波数、および、可動板21をY軸まわりに回動させるために圧電素子61〜68へ印加する電圧の周波数のそれぞれを所望の値に設定することにより、所望の走査特性を発揮することのできる光学デバイス1を提供することができる。
また、第1の駆動手段5の駆動源と第2の駆動手段6の駆動源とをそれぞれ圧電素子とすることにより駆動源の種類を統一することができ、例えば、第1の駆動手段5を作動させるための回路、および、第2の駆動手段6を作動させるための回路のそれぞれの構成を簡略化することができる(例えば、電源を共有することができる等)。
前述した基体2と、支持基板3と、第1の駆動手段5(圧電素子51〜54)と、第2の駆動手段6(圧電素子61〜68)とは(以下、単に「振動系」ともいう)、ケーシング7に収容されている。ケーシング7は、上方に開口する箱体72と、箱体72の開口を覆うように設けられた蓋体71とを備えている。すなわち、箱体72の内壁面と蓋体71の下面とで空間73が画成され、この空間73内に振動系が収容されている。このように、ケーシング7の内部に振動系を収容することにより、振動系(特に光反射部211)への浮遊物の付着などを防止することができ、長時間にわたり、優れた光走査特性を維持することができる。また、空間73内を減圧状態(真空状態含む)としたり、空間73に、例えばアルゴンなどの不活性ガスを充填したりすることができ、振動系の振動特性を向上させることができる。
箱体72の底面は、平坦面をなしている。この底面には、各圧電素子65〜68が接合されている。具体的には、圧電素子65〜68のそれぞれについて、伸縮方向での支持基板3とは反対側の端面が箱体72の底面に接合されている。
また、空間73のZ軸方向での長さは、光学デバイス1の非駆動時にて、圧電素子61の上端と圧電素子65の下端との離間距離にほぼ等しい。
このような箱体72の構成材料としては、圧電素子65〜68を支持(固定)することができれば特に限定されず、例えば、シリコンや、Li、Be、B、Na、Mg、Al、K、Ca、Sc、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Rb、Sr、Y、Zr、Nb、Mo、Cd、In、Sn、Sb、Cs、Ba、La、Hf、Ta、W、Tl、Pb、Bi、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Ag、Au、Pt、Pdなどの各種金属材料、熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂の各種樹脂材料、各種セラミック、各種ガラスなどを好適に用いることができる。
蓋体71は、箱体72の開口の全域を覆うように設けられ、かつ、箱体72と接合している。このような蓋体71は、板状をなしており、箱体72と接合された状態にて、蓋体71の下面と圧電素子61〜64の上端面とが接合している。言い換えれば、ケーシング7は、支持基板3をZ軸方向で狭持する1対の圧電素子(圧電素子61と圧電素子65、圧電素子62と圧電素子66、圧電素子63と圧電素子67、圧電素子64と圧電素子68)をその伸縮方向で狭持するように設けられている。これにより、光学デバイス1の駆動時にて、圧電素子61の上端面と圧電素子65の下端面との離間距離を一定に保つことができ、同様に、圧電素子62の上端面と圧電素子66の下端面との離間距離、電素子63の上端面と圧電素子67の下端面との離間距離、および、電素子64の上端面と圧電素子68の下端面との離間距離をそれぞれ一定に保つことができる。その結果、支持基板3をZ軸方向で狭持する1対の圧電素子の駆動力を極めて効率的に支持基板3へ伝達することができる。
すなわち、ケーシング7は、支持基板3を狭持する1対の圧電素子のそれぞれの伸縮方向での支持基板3とは反対側の端同士の離間距離を一定に保つための固定部材である。ただし、支持基板3を狭持する1対の圧電素子のそれぞれの伸縮方向での支持基板3とは反対側の端同士の離間距離を一定に保つことができれば、本実施形態のようなケーシング7に限定されず、例えば、蓋体71の可動板21に対応(対向)する位置に開口が形成されているものであってもよい。
このような蓋体71は、光透過性を有する材料で構成されている。このような材料としては、例えば、各種ガラス、シリコンなどが挙げられる。このように、光透過性を有する材料で蓋体71を構成することにより、光反射部211で反射した光を走査することができる。なお、例えば、ガラスを主材料として蓋体71を構成した場合には、蓋体71の上面および下面に反射防止膜を設けてもよい。これにより、光の反射を防止することができ、光学デバイス1の光走査特性を向上させることができる。
ただし、蓋体71の構成としては、光反射部211で反射した光を走査することができれば、これに限定されず、例えば、光透過性を有しない材料で構成され、光反射部に対応(対向)する部分に開口部が設けられているものなどであってもよい。
以上、本発明の光学デバイスの第1実施形態について説明したが、本発明の光学デバイスは、これに限定されない。例えば、8つの圧電素子61〜68を備えた第2の駆動手段6について説明したが、Y軸から離間した位置で、かつ、Z軸方向へ伸縮するように設けられていれば、圧電素子の数は限定されず、例えば、1つの圧電素子であってもよいし、9つ以上の圧電素子であってもよい。
この場合において、例えば、Z軸方向で対向するように設けられた圧電素子61〜64および圧電素子65〜68のうちの一方を省略してもよい(すなわち4つの圧電素子)。
また、第2の駆動手段6は、Y軸を介して互いに対向するように設けられた1対の圧電素子を1組備えるものであってもよい(すなわち2つの圧電素子)。この場合には、可動板21の平面視にて、各圧電素子をX軸上に設けることが好ましい。
また、本実施形態では、基体2を支持するための支持基板3を回動させることにより可動板21をY軸まわりに回動させる場合について説明したが、可動板21をY軸まわりに回動させることができれば、特に限定されず、例えば、支持基板3を省略し、基体2の支持部22を圧電素子61〜68で狭持してもよい。
また、本実施形態では、圧電素子61〜64および圧電素子65〜68のそれぞれは、X軸およびY軸のそれぞれに対して対称的に設けられていたが、支持基板3を回動させることができれば、X軸およびY軸のそれぞれに対して非対称であってもよい。
また、本実施形態では、第1の駆動手段5の駆動源として圧電素子51〜54を用いたものについて説明したが、可動板21をX軸まわりに回動させることができれば、特に限定されず、例えば、第1の駆動手段5の駆動源として静電力を用いてもよく、電磁力を用いてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の光学デバイスの第2実施形態について説明する。
図9は、本発明の光学デバイスの第2実施形態を示す斜視図である。
以下、第2実施形態の光学デバイス1Aについて、前述した第1実施形態の光学デバイス1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態にかかる光学デバイス1Aは、第2の駆動手段6Aが備える圧電素子61A〜68Aの配設位置、および、圧電素子61A〜68Aと支持基板3Aとの接触状態が異なる以外は、第1実施形態の光学デバイス1とほぼ同様である。なお、圧電素子61A〜64Aと圧電素子65A〜68Aは、支持基板3Aに対して対称に設けられているため、第1実施形態と同様に、圧電素子61A〜64Aについて代表して説明し、圧電素子65A〜68Aについては、その説明を省略する。
圧電素子61Aと圧電素子63Aとは、Y軸に対して対称に設けられており、同様に、圧電素子62Aと圧電素子64Aとは、Y軸に対して対称に設けられている。また、圧電素子61A〜64Aのそれぞれは、支持基板3のうちのY軸から近位に位置する部位に設けられている。これにより、圧電素子61A〜64Aをそれぞれ伸縮させることで支持基板3Aを大きく回動させることができる。
このような圧電素子61A〜68Aは、支持基板3と線接触している。
次に、圧電素子61A〜64Aと支持基板3との接触状態について詳述するが、圧電素子61A〜64Aのそれぞれと支持基板3Aとの接触状態は同様であるため、圧電素子62Aについて代表して説明し、圧電素子61A、63A、64Aと支持基板3Aとの接触状態については、その説明を省略する。
支持基板3Aの上面であって、圧電素子62Aに対向する位置には、図9に示すように、Y軸方向へ延在するように設けられた突出部32Aが設けられている。この突出部32Aは、Y軸方向での圧電素子62Aの幅とほぼ等しい長さとなるように延在しており、その先端がX軸方向へ丸み付けされている。そして、圧電素子62Aは、このような突出部32Aの先端と線接触するように設けられている。このように、支持基板3Aと圧電素子62Aとを線接触させることにより、圧電素子61A〜68Aを伸縮させて支持基板3AをY軸まわりに回動させる際に、支持基板3Aの圧電素子61A〜68Aとの接触部付近が撓んでしまうことを防止することができる。これにより、支持基板3Aを円滑にY軸まわりに回動させることができる。
なお、本実施形態では、圧電素子61A〜68Aと支持基板3Aとが線接触するものについて説明したが、圧電素子61A〜68Aのそれぞれと支持基板3Aとが点接触しているものであってもよい。このような構成であっても、線接触している場合と同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態では、支持基板3Aと突出部32Aとを一体的に形成しているが、圧電素子61A〜68Aのそれぞれと支持基板3Aとを線接触させることができれば、これに限定されず、例えば、突出部32Aを別体として形成し、支持基板3Aに接合してもよいし、圧電素子61A〜64Aの下面、および、圧電素子65A〜68Aの上面のそれぞれに、突出部を設けてもよい。ただし、本実施形態のように、支持基板3Aと突出部32Aとを一体的に形成することにより、突出部32Aを所望の位置に精度よく形成することができるため、光学デバイス1Aの走査特性を所望のものとすることができる。
このような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、本発明の光学デバイスについて説明した。
本発明の光スキャナは、本発明の光学デバイスと同様の構成である。すなわち、本発明にかかる光スキャナは、光反射部を備える可動板と、可動板を支持するための支持部と、可動板と支持部とを連結する1対の連結部と、1対の連結部のそれぞれを捩れ変形させつつ、可動板を1対の連結部に沿ったX軸まわりに回動させるための第1の駆動手段と、可動板をX軸に対して直交するY軸まわりに回動させるための第2の駆動手段とを有し、第1の駆動手段および第2の駆動手段のそれぞれを作動させることにより、光反射部で反射した光を2次元走査するように構成され、第2の駆動手段は、支持部をY軸まわりに回動させるように設けられた少なくとも1つの圧電素子を備えている。
このような構成とすることにより、小型化を図りつつ、光を高速で2次元的に走査することのできる光スキャナを提供することができる。なお、本発明の光スキャナの実施形態としては、前述した第1実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
このような光スキャナは、例えば、プロジェクタ、レーザープリンタ、イメージング用ディスプレイ、バーコードリーダー、走査型共焦点顕微鏡などの画像形成装置に好適に適用することができる。その結果、優れた描画特性を有する画像形成装置を提供することができる。
具体的に、図10に示すようなプロジェクタ9について説明する。なお、説明の便宜上、スクリーンSの長手方向を「横方向」といい、長手方向に直角な方向を「縦方向」という。
プロジェクタ9は、レーザーなどの光を照出する光源装置91と、クロスダイクロイックプリズム92と、本発明の光スキャナ93と、固定ミラー95とを有している。
光源装置91は、赤色光を照出する赤色光源装置911と、青色光を照出する青色光源装置912と、緑色光を照出する緑色光源装置913とを備えている。
クロスダイクロイックプリズム92は、4つの直角プリズムを貼り合わせて構成され、赤色光源装置911、青色光源装置912、緑色光源装置913のそれぞれから照出された光を合成する光学素子である。
このようなプロジェクタ9は、赤色光源装置911、青色光源装置912、緑色光源装置913のそれぞれから、図示しないホストコンピュータからの画像情報に基づいて照出された光をクロスダイクロイックプリズム92で合成し、この合成された光が、光スキャナ93によって2次元走査され、さらに固定ミラー95によって反射され、スクリーンS上でカラー画像を形成するように構成されている。
ここで、本発明の光スキャナ93は、光反射部で反射された光を2次元的に走査することができる。したがって、例えば、光反射部をX軸まわりに回動させ、クロスダイクロイックプリズム92で合成された光を横方向に走査(主走査)し、それと同時に、光反射部をY軸まわりに回動させ、クロスダイクロイックプリズム92で合成された光を縦方向に走査(副走査)することにより、2次元カラー画像をスクリーンS上に形成することができる。なお、一般に、副走査を行うための可動板の回動速度は、主走査を行うための可動板の回動速度に対して低速である。形成する画像の種類、サイズなどによっても異なるが、一般的には、副走査を行うために印加する電圧の周波数が60Hz程度で、主走査を行うために印加する電圧の周波数が10〜256kHz程度である。
ここで、プロジェクタなどの画像形成装置は、従来、1次元走査の可能な光スキャナを1対配置するものが知られている。このような画像形成装置では、1対の光スキャナの配設位置を極めて正確に調整しなければ、鮮明な画像を形成することができない。
これに対し、プロジェクタ9に本発明の光スキャナ93を用いることにより、1つの光スキャナで光を2次元走査することができるため、上述のような配設位置の調整を行わなくとも鮮明な画像をスクリーンS上に形成することができる。したがって、光スキャナ93本来の走査特性を容易に発揮させることができ、かつ、プロジェクタ9の製造の簡易化を図ることができる。またプロジェクタ9の製造コストの削減および小型化を図ることができる。
以上、本発明の光学デバイス、光スキャナおよび画像形成装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の光学デバイス、光スキャナおよび画像形成装置では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
また、前述した実施形態では、光学デバイスは、Y軸およびX軸のそれぞれに対しほぼ対称な形状をなしている構造を説明したが、非対称であってもよい。
本発明の光学デバイスの第1実施形態を示す斜視図である。 図1中のA−A線断面図である。 図1中のB−B線断面図である。 図1に示す光学デバイスの駆動電圧の電圧波形の一例を示す図である。 図1に示す光学デバイスの駆動を説明するための図である。 図1中に示す圧電素子の部分断面拡大図である。 図1に示す光学デバイスの駆動電圧の電圧波形の一例を示す図である。 図1に示す光学デバイスの駆動を説明するための図である。 本発明の光学デバイスの第2実施形態を示す部分断面斜視図である。 本発明の画像形成装置を説明するための図である。
符号の説明
1、1A‥‥‥光学デバイス 2‥‥‥基体 21‥‥‥可動板 211‥‥‥光反射部 22‥‥‥支持部 23、24‥‥‥連結部 231、241‥‥‥弾性部 232、233、242、243‥‥‥駆動部 3、3A‥‥‥支持基板 31‥‥‥開口部(逃げ部) 32A‥‥‥突出部 4‥‥‥接合層 5‥‥‥第1の駆動手段 51〜54‥‥‥圧電素子 511‥‥‥圧電体層 512、513‥‥‥電極 6、6A‥‥‥第2の駆動手段 61〜68、61A〜68A‥‥‥圧電素子 611‥‥‥圧電体層 612‥‥‥電極層 7‥‥‥ケーシング 71‥‥‥蓋体 72‥‥‥箱体 73‥‥‥空間 81、82‥‥‥共通電極 9‥‥‥プロジェクタ 91‥‥‥光源装置 911‥‥‥赤色光源装置 912‥‥‥青色光源装置 913‥‥‥緑色光源装置 92‥‥‥クロスダイクロイックプリズム 93‥‥‥光スキャナ 95‥‥‥固定ミラー S‥‥‥スクリーン X、Y、Z‥‥‥軸

Claims (11)

  1. 光反射性を有する光反射部を備える可動板と、
    前記可動板を支持するための支持部と、
    前記可動板と前記支持部とを連結する1対の連結部と、
    前記1対の連結部のそれぞれを捩れ変形させつつ、前記可動板を前記1対の連結部に沿ったX軸まわりに回動させる第1の駆動手段と、
    前記可動板を前記X軸に対して直交するY軸まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し、
    前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段のそれぞれを作動させることにより、前記光反射部で反射した光を2次元的に走査するように構成された光学デバイスであって、
    前記第2の駆動手段は、前記Y軸から離間した位置で、かつ、前記可動板の厚さ方向へ伸縮するように設けられた少なくとも1つの圧電素子を備え、前記支持部を前記可動板とともに前記Y軸まわりに回動させるように構成されていることを特徴とする光学デバイス。
  2. 前記圧電素子は、前記Y軸を介して互いに対向するように少なくとも1対設けられている請求項1に記載の光学デバイス。
  3. 前記圧電素子は、前記X軸を介して互いに対向するように少なくとも1対設けられている請求項1または2に記載の光学デバイス。
  4. 前記支持部は、板状をなし、
    前記圧電素子は、前記支持部の厚さ方向で、前記支持部を狭持するように少なくとも1対設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の光学デバイス。
  5. 前記圧電素子と前記支持部とは、点接触、または、前記Y軸方向へ延在するように線接触している請求項4に記載の光学デバイス。
  6. 前記支持部を狭持する前記1対の圧電素子のそれぞれの伸縮方向での前記支持部とは反対側の端部同士の離間距離を一定に保つための固定部材を有する請求項4または5に記載の光学デバイス。
  7. 前記固定部材は、前記支持部を狭持する前記1対の圧電素子を該圧電素子の伸縮方向で狭持するとともに、前記可動板、前記支持部および前記1対の連結部を収容し、前記光反射部での光走査を許容するための光透過部を備えるケーシングである請求項6に記載の光学デバイス。
  8. 前記圧電素子は、複数の圧電体層と複数の電極層とを交互に積層してなるものである請求項1ないし7のいずれかに記載の光学デバイス。
  9. 前記第1の駆動手段は、圧電素子を駆動源として前記可動板を前記X軸まわりに回動させるように構成されている請求項1ないし8のいずれかに記載の光学デバイス。
  10. 光反射性を有する光反射部を備える可動板と、
    前記可動板を支持するための支持部と、
    前記可動板と前記支持部とを連結する1対の連結部と、
    前記1対の連結部のそれぞれを捩れ変形させつつ、前記可動板を前記1対の連結部に沿ったX軸まわりに回動させる第1の駆動手段と、
    前記可動板を前記X軸に対して直交するY軸まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し、
    前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段のそれぞれを作動させることにより、前記光反射部で反射した光を2次元的に走査するように構成された光スキャナであって、
    前記第2の駆動手段は、前記Y軸から離間した位置で、かつ、前記可動板の厚さ方向へ伸縮するように設けられた少なくとも1つの圧電素子を備え、前記支持部を前記可動板とともに前記Y軸まわりに回動させるように構成されていることを特徴とする光スキャナ。
  11. 光反射性を有する光反射部を備える可動板と、
    前記可動板を支持するための支持部と、
    前記可動板と前記支持部とを連結する1対の連結部と、
    前記1対の連結部のそれぞれを捩れ変形させつつ、前記可動板を前記1対の連結部に沿ったX軸まわりに回動させる第1の駆動手段と、
    前記可動板を前記X軸に対して直交するY軸まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し、
    前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段のそれぞれを作動させることにより、前記光反射部で反射した光を2次元的に走査するように構成された光スキャナを備える画像形成装置であって、
    前記第2の駆動手段は、前記Y軸から離間した位置で、かつ、前記可動板の厚さ方向へ伸縮するように設けられた少なくとも1つの圧電素子を備え、前記支持部を前記可動板とともに前記Y軸まわりに回動させるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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