JP2008109177A - Eponシステムにおけるonuループバック試験方法、およびループバック試験機能を有するonu - Google Patents

Eponシステムにおけるonuループバック試験方法、およびループバック試験機能を有するonu Download PDF

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Abstract

【課題】
ONUループバック試験を実施するにあたり、通信不能等の故障時にユーザ設備の不良か通信事業者設備の不良かの切り分けができるようにする技術を提供すること。
【解決手段】
一つのOLTに複数のONUが接続されるIEEE802.3ah準拠のEPONシステムのONU 701において、ONUループバック試験制御部702とUNI-PHYにOLT側折り返し部703とを備え、ループバック試験開始指示としてIEEE802.3ahにて規定されたLoopback Control OAMPDUフレームをOLT 710から受信すると、以降のOLT 710から受信するデータフレームをUNI-PHYで折り返し処理を行う試験開始手段と、ループバック試験終了指示としてIEEE802.3ahにて規定されたLoopback Control OAMPDUフレームをOLT 710から受信すると、以降のOLT 710から受信したデータフレームをUNIへ転送する処理を行う試験終了手段とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、光アクセスシステムであるEPON(Ethernet-Passive Optical Network)システム(Ethernetは登録商標)においてONUのループバック試験を行う技術に関するものである。
「IEEE Standards 802.3ah-2004」
EPONシステムは、IEEE802.3ahにて物理インタフェース、OLT-ONU間の通信制御プロトコル等が標準化されたシステムであり、1つの加入者線端局装置(OLT:Optical Line Terminal)に対して複数の加入者線終端装置(ONU:Optical Network Unit)が光スプリッタを用いた分岐光ファイバ伝送路を介して接続され、通信を行うシステムである。IEEE802.3ahの標準仕様については非特許文献1にて規定されている。
OLTは電話局等に設置される局内装置であり、ONUおよび上位ネットワークとの通信を行うとともに、ONUの監視制御を行う機能を有する。また、ONUはユーザの宅内やユーザビル構内に設置される宅内装置であり、OLTおよびユーザ端末との通信を行う機能を有する。図1にEPONシステムの接続形態例を示す。1はOLT、2a〜2cはONU、3は光スプリッタ、4は上位ネットワーク、5a〜5cはユーザ端末、6は光ファイバである。
ONUの一般的な構成例を図4に示す。ここで、PON-IFとはOLTと接続される光インタフェースであり、UNIとはユーザ端末と接続されるインタフェースである。ONUは、PON-IFの物理的終端を実施するPON-PHYおよび論理的終端を実施するPON-MAC、UNIの物理的終端を実施するUNI-PHYおよび論理的終端を実施するUNI-MAC、およびPON-MACとUNI-MACを接続するブリッジ等により構成される。ここでPON-PHYおよびPON-MACはIEEE802.3ahにて規定されているものであり、UNI-PHYおよびUNI-MACはIEEE802.3にて規定されているものである。なおPON-MACにはOAMサブレイヤも含まれる。この機能ブロックはあくまで論理的なものであり、実際の物理的実装を示しているわけではない。またEPONシステムは一つのOLTに複数のONUが接続される形態であるが、図4はOLTとONU間を1対1の関係で図示している。
EPONシステムを運用する場合、光ファイバの故障もしくはONUの故障時に故障を切り分ける機能が必要となる。このため、IEEE802.3ahにてONUのループバック試験機能が規定されている。図2に、ONUループバック試験時におけるOLTとONU間の制御シーケンスを示す。なおEPONシステムは一つのOLTに複数のONUが接続される形態であるが、図2はOLTとONU間を1対1の関係で図示している。
図2に示すように、ONUのループバック試験開始時、OLTはOAM Remote Loopback commandをEnableステータスにしたLoopback Control OAMPDUフレームをONUに送信する。前記フレームを受信したONUは、OAMサブレイヤをループバック設定とする。ONUは、ループバック設定が完了すると、State fieldの各値をルーブバック状態にしたInformation OAMPDU フレームをOLTに送信する。これによりOLTとONU間はルーブバック試験状態となり、それ以降ONUでは、OLTから受信するデータフレームを全てOAMサブレイヤにて折り返し処理して、OLTに返送する。したがってこの状態で、OLTから試験用データフレームをONUに向けて送信し、ONUから返送されてきた試験用データフレームを確認することにより、OLTとONU間のエラー発生状態および断線状態を確認することができる。なおデータフレームとは、OLTから送信される全てのフレームのうち、IEEE802.3ahに規定されているMPCPDUフレームおよびOAMPDUフレームを除いたフレームを指す。またONUの実装によってはIEEE802.3に規定されている制御フレーム等を除く場合もある。
またONUのループバック試験終了時には、OLTはOAM Remote Loopback commandをDisableステータスにしたLoopback Control OAMPDUフレームをONUに送信する。前記フレームを受信したONUは、OAMサブレイヤのループバック設定を解除する。ONUは、ループバック設定の解除が完了すると、State fieldの各値をルーブバック解除状態にしたInformation OAMPDU フレームをOLTに送信する。これによりOLTとONU間はルーブバック試験状態が解除され、それ以降ONUでは、OLTから受信するデータフレームをUNIへ転送する。
以上で説明したようにONUのループバック試験は、OAMサブレイヤでのループバックを利用するものであり、非特許文献1に規定されているOAMサブレイヤでループバックを行う際のフレームの流れを図3(非特許文献1から抜粋)に示す。ここでは、Local DTEがOLT、Remote DTEがONUを指す。また、図4の右下部に、ONUがループバック設定された場合に試験用データフレームの折り返し位置を図示する。
また、上記で説明した各フレーム、コマンドおよびフィールドの名称は、非特許文献1に記載されているものであり、他のバージョンのIEEE802.3ah規定では名称が異なることがあるが、その場合には本フレーム、コマンドおよびフィールドに対応するもので読み替えることとする。
一般的にONUは通信事業者が設置することとなり、通信事業者の設備とユーザの設備の分界点はONUのユーザ端末側にあるUNIになる。そこで、ユーザからの通信不能等の故障申告時には、UNIまでの正常性確認が通信事業者にとっては必要となる。しかしながら、IEEE802.3ah標準のループバック試験は、前述の通りOAMサブレイヤでの折り返し試験となっている。したがって、IEEE802.3ah標準のループバック試験を実施した結果が正常であっても、UNIまで正常であることの確認とはならないため、通信事業者がユーザ宅まで出張しONUを交換する等の作業をして、ONUの最終的な正常性を確認する必要がある。このため、通信不能等の故障時にユーザ設備の不良か通信事業者設備の不良かを切り分けるのに非常に大きな稼動がかかるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するため、ONUのループバック試験を実施するにあたり、前述のOAMサブレイヤでの折り返し手段を利用せずに、通信不能等の故障時にユーザ設備の不良か通信事業者設備の不良かの切り分けができるようにUNI-PHYでの折り返し手段を実施する技術を提供することを目的とする。
さらに、ONUに対してループバック試験の開始指示/終了指示を実施する方法として、IEEE802.3ah規定のLoopback Control OAMPDUのOAM Remote Loopbackコマンドを使用する場合と、全く別にループバック開始指示/終了指示フレームを規定する場合がある。しかしながら、全く別にループバック開始指示/終了指示フレームを規定すると、IEEE802.3ah標準準拠のOLTをそのまま使用することができなくなる。すなわちOLT側ではIEEE802.3ah仕様のチップ以外にループバック開始指示/終了指示フレームを作成する機能が必要となるため、機能追加等によるコスト上昇が見込まれる。そこで本発明では、IEEE802.3ah規定のLoopback Control OAMPDUのOAM Remote Loopbackコマンドを使用してUNI-PHYでの折り返し手段を用いる。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のONUループバック試験方法は、一つのOLTに複数のONUが接続されるIEEE802.3ah準拠のEPONシステムにおいて、OLT側ではループバック試験開始指示としてIEEE802.3ahにて規定されたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームAという)をONUへ送信するプロセスと、ループバック試験終了指示としてIEEE802.3ahにて規定されたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームBという)をONUへ送信するプロセスとを有するとともに、ONU側ではフレームAを受信すると以降のOLTから受信するデータフレームをUNI-PHYで折り返し処理を行う試験開始プロセスと、フレームBを受信すると以降のOLTから受信したデータフレームをUNIへ転送する処理を行う試験終了プロセスとを有することを特徴とする。
請求項2に記載のONUループバック試験方法は、前記試験開始プロセスが、ONU側でフレームAを受信した時にOAMサブレイヤでのループバック設定を実施しないように制御するプロセスと、UNI-PHYでOLT側方向にループバック設定を実施するプロセスと、前記ループバック設定を実施した後にループバック設定完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信するプロセスとを有することを特徴とする。
請求項3に記載のONUループバック試験方法は、前記試験終了プロセスが、ONU側でフレームBを受信した時にUNI-PHYでのループバック解除を実施するプロセスと、前記ループバック解除を実施した後にループバック解除完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信するプロセスとを有することを特徴とする。
請求項4に記載のONUは、一つのOLTに複数のONUが接続されるIEEE802.3ah準拠のEPONシステムのONUにおいて、ループバック試験開始指示としてIEEE802.3ahにて規定されたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームAという)をOLTから受信すると、以降のOLTから受信するデータフレームをUNI-PHYで折り返し処理を行う試験開始手段と、ループバック試験終了指示としてIEEE802.3ahにて規定されたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームBという)をOLTから受信すると、以降のOLTから受信したデータフレームをUNIへ転送する処理を行う試験終了手段とを有することを特徴とする。
請求項5に記載のONUは、前記試験開始手段が、フレームAを受信した時にOAMサブレイヤでのループバック設定を実施しないように制御する手段と、UNI-PHYでのループバック設定を実施する手段と、前記ループバック設定を実施した後にループバック設定完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信する手段とを有することを特徴とする。
請求項6に記載のONUは、前記試験終了手段が、フレームBを受信した時にUNI-PHYでのループバック解除を実施する手段と、前記ループバック解除を実施した後にループバック解除完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信する手段とを有することを特徴とする。
請求項7に記載のONUは、請求項4乃至請求項6に記載のONUにおいて、前記試験開始手段および前記試験終了手段を実装するためにONUループバック試験制御部を備えるとともにUNI-PHYにOLT側折り返し部を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載のONUは、前記ONUループバック試験制御部が、フレームAを受信した時にOAMサブレイヤでのループバック設定を実施しないように制御する手段と、前記OLT側折り返し部に対してUNIループバック指示を出す手段とを有し、前記OLT側折り返し部から折り返し完了通知を受信した時にループバック設定完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信する手段とを有するとともに、フレームBを受信した時に前記OLT側折り返し部に対してUNIループバック解除指示を出す手段を有し、前記OLT側折り返し部から折り返し解除完了通知を受信した時にループバック解除完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信する手段とを有することを特徴とする。
請求項9に記載のONUは、前記OLT側折り返し部が、前記UNIループバック指示を受けるとUNI-PHYでOLT側方向にループバック設定を実施する手段と、前記ループバック設定を実施後に折り返し完了通知を前記ONUループバック試験制御部へ通知する手段とを有するとともに、前記UNIループバック解除指示を受けるとUNI-PHYでのループバック解除を実施する手段と、前記ループバック解除を実施後に折り返し解除完了通知を前記ONUループバック試験制御部へ通知する手段とを有することを特徴とする。
請求項1乃至請求項3に係る本発明のONUループバック試験方法によれば、ONU側のUNI-PHYでOLT側方向に折り返しを実施することにより、通信事業者の設備とユーザ設備の分界点であるUNIまでの正常性を確認することが可能となる。すなわち、通信不能等の故障時にユーザ設備の不良か通信事業者設備の不良かの切り分けができるようになるため、故障切り分けの稼動を大幅に削減することが見込める。
さらに、OLT側ではIEEE802.3ah標準仕様をそのまま使用することが可能であり、本発明のONUループバック試験方法を実施するにあたり、OLT側の変更は必要ないため、OLT側の機能追加等により生じるコストをゼロに抑えることができる。
請求項4乃至請求項9に係る本発明のONUによれば、ループバック試験時にUNI-PHYでOLT側方向に折り返しを実施することにより、通信事業者の設備とユーザ設備の分界点であるUNIまでの正常性を確認することが可能となる。すなわち、通信不能等の故障時にユーザ設備の不良か通信事業者設備の不良かの切り分けができるようになるため、故障切り分けの稼動を大幅に削減することが見込める。
さらに、OLT側ではIEEE802.3ah標準仕様をそのまま使用することが可能であり、本発明のONUを用いてループバック試験を実施するにあたり、OLT側の変更は必要ないため、OLT側の機能追加等により生じるコストをゼロに抑えることができる。
次に本発明を実施するための最良の形態(以下、単に「実施形態」と称する)について説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また以下の説明で用いるフレーム、コマンドおよびフィールドの名称は、「IEEE Standards 802.3ah-2004」に基づいており、他のバージョンのIEEE802.3ah規定では名称が異なることがあるが、その場合には本フレーム、コマンドおよびフィールドに対応するもので読み替えることとする。
図5は、本発明に係るEPONシステムのONUループバック試験時におけるOLTとONU間の制御シーケンスを示す図である。本発明のONUループバック試験方法は、IEEE802.3ahにて規定されているフレーム、コマンドおよびフィールドを用いており、図5に基づいて説明する。なおEPONシステムは一つのOLTに複数のONUが接続される形態であるが、図5はOLTとONU間を1対1の関係で図示している。
(1) OLT側では、ループバック試験開始指示としてOAM Remote Loopback commandをEnableステータスにしたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームAという)をONUに送信する。
(2) ONU側ではフレームAを受信すると、OAMサブレイヤでのループバック設定を実施しないように制御するとともに、UNI-PHYでOLT側方向にループバック設定を実施する。
(3) ONU側ではループバック設定が完了すると、State fieldの各値をルーブバック状態にしたInformation OAMPDU フレームをOLTに送信する。
(4) OLTとONU間はループバック試験状態となり、ONU側ではOLTから受信するデータフレームをUNI-PHYで折り返し処理を行う。
(5) OLT側では、ループバック試験終了指示としてOAM Remote Loopback commandをDisableステータスにしたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームBという)をONUに送信する。
(6) ONU側ではフレームBを受信すると、UNI-PHYでのループバック設定を解除する。
(7) ONU側ではループバック設定の解除が完了すると、State fieldの各値をルーブバック解除状態にしたInformation OAMPDU フレームをOLTに送信する。
(8) OLTとONU間はループバック解除状態となり、ONU側ではOLTから受信するデータフレームをUNIへ転送する処理を行う。
以上で説明したように、本発明のONUループバック試験方法は、UNI-PHYでの折り返しを実施することにより、通信事業者の設備とユーザ設備の分界点であるUNIまでの正常性を確認することが可能となる。すなわち、通信不能等の故障時にユーザ設備の不良か通信事業者設備の不良かの切り分けができるようになる。
次に、本発明のONUが実装する機能について説明する。図6は、本発明の実施の形態に係るONUの機能を説明する図である。以下の説明で用いるフレーム、コマンドおよびフィールドの名称は、「IEEE Standards 802.3ah-2004」に基づいており、他のバージョンのIEEE802.3ah規定では名称が異なることがあるが、その場合には本フレーム、コマンドおよびフィールドに対応するもので読み替えることとする。また、EPONシステムは一つのOLTに複数のONUが接続される形態であるが、図6はOLTとONU間を1対1の関係で図示している。
本発明のONU 601は、ループバック試験開始指示としてOAM Remote Loopback commandをEnableステータスにしたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームAという)をOLT 602から受信すると、以降のOLT 602から受信するデータフレームをUNI-PHYで折り返し処理を行う試験開始手段610と、ループバック試験終了指示としてOAM Remote Loopback commandをDisableステータスにしたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームBという)をOLT 602から受信すると、以降のOLT 602から受信したデータフレームをUNIへ転送する処理を行う試験終了手段620とを有する。
試験開始手段610は、フレームAを受信した時にOAMサブレイヤでのループバック設定を実施しないように制御する手段611と、UNI-PHYでOLT側方向にループバック設定を実施する手段612とを有する。さらに前記ループバック設定が完了すると、ループバック設定完了通知としてState fieldの各値をルーブバック状態にしたInformation OAMPDU フレームをOLT 602に送信する手段613を有する。ループバック設定完了通知をOLT 602に送信した後は、OLT602とONU601間はループバック試験状態となり、ONU601側ではOLT 602から受信するデータフレームをUNI-PHYで折り返し処理を行うことになる。
試験終了手段620は、フレームBを受信した時にUNI-PHYでのループバック設定の解除を実施する手段621を有するとともに前記ループバック設定の解除が完了すると、ループバック解除完了通知としてState fieldの各値をルーブバック解除にしたInformation OAMPDU フレームをOLT 602に送信する手段622を有する。ループバック解除完了通知をOLT 602に送信した後は、OLT602とONU601間はループバック解除状態となり、ONU601側ではOLT602から受信するデータフレームをUNIへ転送する処理を行うことになる。
以上で説明したように、本発明のONUは、ループバック試験状態においてUNI-PHYでの折り返しを実施することにより、通信事業者の設備とユーザ設備の分界点であるUNIまでの正常性を確認することが可能となる。すなわち、通信不能等の故障時にユーザ設備の不良か通信事業者設備の不良かの切り分けができるようになる。
次に、本発明のONUの構成について説明する。図7は、本発明の実施の形態に係るONUの構成例を示す図である。以下の説明で用いるフレーム、コマンドおよびフィールドの名称は、「IEEE Standards 802.3ah-2004」に基づいており、他のバージョンのIEEE802.3ah規定では名称が異なることがあるが、その場合には本フレーム、コマンドおよびフィールドに対応するもので読み替えることとする。また、EPONシステムは一つのOLTに複数のONUが接続される形態であるが、図7はOLTとONU間を1対1の関係で図示している。
本発明のONU 701は、図6で説明した試験開始手段および試験終了手段を実装するためにONUループバック試験制御部702とUNI-PHYにOLT側折り返し部703とを備えている。
ONUループバック試験制御部702は、ループバック試験開始指示としてOAM Remote Loopback commandをEnableステータスにしたLoopback Control OAMPDUフレームをOLT 710から受信すると、OAMサブレイヤでのループバック設定を実施しないように制御する。その代わりにUNI-PHYに対してOLT側方向のUNIループバック指示を出す。
UNIループバック指示を受けたUNI-PHYは、OLT側折り返し部703にてOLT側に折り返しを実施し、ONUループバック試験制御部702に対して折り返し完了を通知する。
折り返し完了通知を受けたONUループバック試験制御部702は、ループバック設定完了通知としてState fieldの各値をループバック状態にしたInformation OAMPDU フレームをOLT 710に送信する。これにより、OLT 710ではONU 701がループバック状態となったことを認識する。
またONUループバック試験制御部702は、ループバック試験終了指示としてOAM Remote Loopback commandをDisableステータスにしたLoopback Control OAMPDUフレームをOLT 710から受信すると、UNI-PHYに対してOLT側方向のUNIループバック解除指示を出す。
UNIループバック解除指示を受けたUNI-PHYは、OLT側折り返し部703にて折り返し解除を実施し、ONUループバック試験制御部702に対して折り返し解除完了を通知する。
折り返し解除完了通知を受けたONUループバック試験制御部702は、ループバック解除完了通知としてState fieldの各値をルーブバック解除にしたInformation OAMPDU フレームをOLT 710に送信する。これにより、OLT 710ではONU 701がループバック解除状態となったことを認識する。
以上で説明したように、ループバック位置をUNI-PHYとしたことにより、ONUループバック状態時にOLTから送信される試験用データフレームはUNI-PHYにて折り返しされることとなる。これにより、ループバック試験状態において通信事業者の設備とユーザ設備の分界点であるUNIまでの正常性を確認することが可能となる。すなわち、通信不能等の故障時にユーザ設備の不良か通信事業者設備の不良かの切り分けができるようになる。また、図7の右下部に、ONUがループバック設定された場合に試験用データフレームの折り返し位置を図示する。
さらに本発明はIEEE802.3ahに規定されたループバック試験用フレームを用いて実現しているため、OLT側ではIEEE802.3ahに準拠していれば本試験を実施可能となる。
EPONシステムの接続構成を示す概要図である。 従来のONUループバック試験時におけるOLTとONU間の制御シーケンスを示す図である。 IEEE Standards 802.3ah-2004に規定されているOAMレイヤでループバックを行う際のフレームの流れを示す図である。 従来のONUの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るONUループバック試験時におけるOLTとONU間の制御シーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態に係るONUの機能を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るONUの構成例を示す図である。
符号の説明
1 OLT
2a〜2c ONU
3 光スプリッタ
4 上位ネットワーク
5a〜5c ユーザ端末
6 光ファイバ
601 ONU
602 OLT
610 試験開始手段
620 試験終了手段
701 ONU
702 ONUループバック試験制御部
703 OLT側折り返し部
710 OLT

Claims (9)

  1. 一つのOLTに複数のONUが接続されるIEEE802.3ah準拠のEPONシステムにおいて、OLT側ではループバック試験開始指示としてIEEE802.3ahにて規定されたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームAという)をONUへ送信するプロセスと、ループバック試験終了指示としてIEEE802.3ahにて規定されたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームBという)をONUへ送信するプロセスとを有するとともに、ONU側ではフレームAを受信すると以降のOLTから受信するデータフレームをUNI-PHYで折り返し処理を行う試験開始プロセスと、フレームBを受信すると以降のOLTから受信したデータフレームをUNIへ転送する処理を行う試験終了プロセスとを有することを特徴とするONUループバック試験方法。
  2. 前記試験開始プロセスは、ONU側でフレームAを受信した時にOAMサブレイヤでのループバック設定を実施しないように制御するプロセスと、UNI-PHYでOLT側方向にループバック設定を実施するプロセスと、前記ループバック設定を実施した後にループバック設定完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信するプロセスとを有することを特徴とする請求項1に記載のONUループバック試験方法。
  3. 前記試験終了プロセスは、ONU側でフレームBを受信した時にUNI-PHYでのループバック解除を実施するプロセスと、前記ループバック解除を実施した後にループバック解除完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信するプロセスとを有することを特徴とする請求項1に記載のONUループバック試験方法。
  4. 一つのOLTに複数のONUが接続されるIEEE802.3ah準拠のEPONシステムのONUにおいて、ループバック試験開始指示としてIEEE802.3ahにて規定されたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームAという)をOLTから受信すると、以降のOLTから受信するデータフレームをUNI-PHYで折り返し処理を行う試験開始手段と、ループバック試験終了指示としてIEEE802.3ahにて規定されたLoopback Control OAMPDUフレーム(以下フレームBという)をOLTから受信すると、以降のOLTから受信したデータフレームをUNIへ転送する処理を行う試験終了手段とを有することを特徴とするONU。
  5. 前記試験開始手段は、フレームAを受信した時にOAMサブレイヤでのループバック設定を実施しないように制御する手段と、UNI-PHYでのループバック設定を実施する手段と、前記ループバック設定を実施した後にループバック設定完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信する手段とを有することを特徴とする請求項4に記載のONU 。
  6. 前記試験終了手段は、フレームBを受信した時にUNI-PHYでのループバック解除を実施する手段と、前記ループバック解除を実施した後にループバック解除完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信する手段とを有することを特徴とする請求項4に記載のONU。
  7. 請求項4乃至請求項6に記載のONUにおいて、前記試験開始手段および前記試験終了手段を実装するためにONUループバック試験制御部を備えるとともにUNI-PHYにOLT側折り返し部を備えたことを特徴とする請求項4乃至請求項6に記載のONU。
  8. 前記ONUループバック試験制御部は、フレームAを受信した時にOAMサブレイヤでのループバック設定を実施しないように制御する手段と、前記OLT側折り返し部に対してUNIループバック指示を出す手段とを有し、前記OLT側折り返し部から折り返し完了通知を受信した時にループバック設定完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信する手段とを有するとともに、フレームBを受信した時に前記OLT側折り返し部に対してUNIループバック解除指示を出す手段を有し、前記OLT側折り返し部から折り返し解除完了通知を受信した時にループバック解除完了通知としてIEEE802.3ahにて規定されたInformation OAM PDU フレームをOLTに送信する手段とを有することを特徴とする請求項7に記載のONU。
  9. 前記OLT側折り返し部は、前記UNIループバック指示を受けるとUNI-PHYでOLT側方向にループバック設定を実施する手段と、前記ループバック設定を実施後に折り返し完了通知を前記ONUループバック試験制御部へ通知する手段とを有するとともに、前記UNIループバック解除指示を受けるとUNI-PHYでのループバック解除を実施する手段と、前記ループバック解除を実施後に折り返し解除完了通知を前記ONUループバック試験制御部へ通知する手段とを有することを特徴とする請求項7に記載のONU。
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