JP2008106717A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

内燃機関の排気浄化システム Download PDF

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剛 橋詰
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久 大木
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Abstract

【課題】内燃機関の排気通路に設けられる吸気絞り弁または排気絞り弁の開度を減少させて排気浄化装置を通過する排気の流量を減少させるときに、EGR率が変化することによって内燃機関から排出されるNOx量が変化することを抑制する。
【解決手段】フィルタに対するPM再生処理において、吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexを閉じ側の目標開度θinT、θexTに変更した場合に得られるEGR率Rを推定し(S105)、EGR率Rを運転状態に応じた目標EGR率RTに維持すべくEGR開度θrを目標EGR開度θrTに変更する(S108)。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関、特にディーゼルエンジンの排気中には、煤等の微粒子物質(PM:Particulate Matter)が含まれている。そのため、内燃機関の排気系に排気中のPMを捕集するパティキュレートフィルタ(以下、フィルタという場合もある)を配置する技術が知られている。ここで、PMがフィルタにより過度に捕集されると、フィルタは目詰まりを起こし、この目詰まりが排気抵抗の増加を生じさせ内燃機関の出力低下を生じさせる。そのため、フィルタを昇温してフィルタに捕集されたPMを酸化除去する、いわゆるPM再生処理を実施することが必要となる。
ここで、フィルタを昇温するための方法の一例として、内燃機関の排気通路に設けられた吸気絞り弁や排気絞り弁の開度を減少させる技術が知られている。つまり、吸気絞り弁の開度を減少させて、排気によるフィルタからの熱の持ち去り量を低減させ、排気温度を上昇させることによりフィルタを昇温させる技術や、排気絞り弁の開度を減少させて機関負荷を増大させ、排気温度を上昇させることによりフィルタを昇温させる技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照。)。
さらに、上記の従来技術には、内燃機関の排気通路を通過する排気の一部を内燃機関の吸気系へ還流させるための排気再循環装置(以下、「EGR装置」ともいう。)が備えられている。通常、EGR装置は排気の一部であるEGRガスを内燃機関の吸気系へ還流させるEGR通路と、EGR通路を流れるEGRガスの流量(以下、「EGRガス量」という。)を調節するEGR弁とを備えている。ここで、上記特許文献1においては、フィルタを昇温する際に吸気絞り弁とEGR弁を独立に制御する技術が開示されており、上記特許文献2においては、フィルタを昇温する際にEGRガス量を低減または零とする技術が開示されている。
しかしながら、上記従来技術のように吸気絞り弁とEGR弁を独立に制御するとEGR率[EGRガス量/(EGRガス量+吸入新気量)]が変化する場合があり、フィルタの昇温時において内燃機関から排出されるNOx量が増加する虞があった。
特開平10−47112号公報 特開2003−343287号公報 特開2001−303928号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内燃機関の排気通路に設けられる吸気絞り弁または排気絞り弁の開度を減少させて排気浄化装置を通過する排気の流量を減少させるときに、EGR率が変化することによって内燃機関から排出されるNOx量が変化することを抑制することの可能な技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、排気通路を通過する前記排気の一部を前記内燃機関の吸気系へ循環させるEGR通路と、EGR通路内を流れる排気の流量であるEGRガス量を変更可能なEGR弁とを備える内燃機関の排気浄化システムにおいて、排気絞り弁
および/または吸気絞り弁の開度を変更するときに、EGR率が前記内燃機関の運転状態に応じた目標EGR率となるように前記EGR弁の開度を制御することを最大の特徴とする。
より詳しくは、一端が内燃機関に接続されて該内燃機関からの排気が通過する排気通路と、
前記排気通路に設けられるとともに流入する排気を浄化する排気浄化装置と、
前記排気通路に設けられるとともに前記排気の流量を変更可能な排気絞り弁および/または前記内燃機関の吸気通路に設けられるとともに前記内燃機関に吸入される吸気の流量を変更可能な吸気絞り弁と、
前記排気絞り弁および/または吸気絞り弁の開度を変更することによって前記排気浄化装置を通過する排気の流量を変更する排気流量変更手段と、
前記排気通路を通過する前記排気の一部を前記内燃機関の吸気系へ循環させるEGR通路と、
前記EGR通路内を流れる排気の流量であるEGRガス量を変更可能なEGR弁と、
前記内燃機関に吸入される吸気に含まれるEGRガスの割合に相当するEGR率が前記内燃機関の運転状態に応じた目標EGR率となるように前記EGR弁の開度を制御するEGR開度制御手段と、
を備える内燃機関の排気浄化システムにおいて、
前記排気流量変更手段が前記排気絞り弁および/または吸気絞り弁の開度を変更するときに、前記EGR開度制御手段は前記EGR率を前記目標EGR率に維持すべく前記EGR弁の開度を制御することを特徴とする。
このように構成された内燃機関の排気浄化システムでは、前記排気浄化装置の温度を上昇させるときに、前記排気絞り弁および/または吸気絞り弁の開度(以下、これらの開度をそれぞれ「排気絞り開度」、「吸気絞り開度」ともいう。)を減少させる場合がある。前記排気浄化装置を通過する排気による熱の持ち去り量を減少させることにより前記排気浄化装置を迅速に昇温させることができるからである。
ここで、上記のような前記排気浄化装置に対する昇温要求として、該排気浄化装置が排気中の微粒子物質(以下、単に「PM」ともいう。)を捕集可能なフィルタを備えている場合に、該排気浄化装置の温度をPMが酸化(燃焼)可能な温度まで上昇させてPM再生処理の実施するときが例示できる。
また、排気浄化装置が排気中のNOxを浄化するためのNOx触媒(例えば、吸蔵還元型NOx触媒、選択還元型NOx触媒等)を備えていて該NOx触媒の温度が低いときに、前記排気浄化装置の温度をNOx触媒の活性温度まで昇温させるとき等が例示できる。
ところで、本発明に係る排気浄化システムにおいては、前記EGR通路とEGR弁とからなる排気再循環装置(以下、これを「EGR装置」という。)を備えており、前記排気通路を通過する排気の一部をEGRガスとして内燃機関の吸気系に再循環させる。この場合、EGRガスは比較的比熱が高く多量の熱を吸収することができるので燃焼室内における混合気の燃焼温度を下げることにより前記内燃機関におけるNOxの生成量を低減することができる。
しかしながら、前記排気流量変更手段によって前記排気浄化装置を通過する排気の流量が変更されると、前記排気絞り弁および/または吸気絞り弁の前後に差圧が発生する。そのような場合には、前記内燃機関の運転状態(例えば燃料噴射量、機関回転数等)やEGR弁の開度(以下、単に「EGR開度」という。)が変更されない場合においても、前記差圧の発生に起因して前記EGR率[EGR率=EGRガス量/(EGRガス量+吸入新
気量)]が変化する場合ある。そして、EGR率が変化すると前記内燃機関の燃焼室内における混合気の燃焼温度が変化する場合があり、そのような場合にはNOxの生成量(NOxの排出量)が変化してエミッションが悪化する虞があった。
これに対し、本発明においては、前記排気流量変更手段が前記排気絞り開度および/または吸気絞り開度を変更するときに、つまり前記排気絞り弁および/または吸気絞り弁の前後に差圧が発生するときに前記EGR開度制御手段が前記EGR率を前記内燃機関の運転状態に応じた目標EGR率に維持すべく前記EGR開度を制御する。ここで、目標EGR率とは前記内燃機関の運転状態に最適なEGR率であって、予め実験的に求めておいても良い。また、目標EGR率は、例えば燃料噴射量、機関回転数に基づいて決定されるようにしても良い。
上記のように前記EGR開度制御がEGR開度を制御すると、前記排気絞り開度および/または吸気絞り開度の変更後においてもEGR率は目標EGR率に維持されるため、前記内燃機関から排出されるNOx量を略一定に維持することができる。従って、前記NOx触媒の排出量が増加すること等に起因してエミッションが悪化することを抑制することが可能となる。
ここで、前記EGR開度制御手段によって前記EGR率を前記目標EGR率に維持させるための本発明は、例えば、EGR率と前記内燃機関に吸入される新気量である吸入新気量と、排気絞り開度および/または吸気絞り開度とEGR開度との関係を予め実験的に求めておき、これらの関係に基づいてEGR率が目標EGR率となるときのEGR開度を導出するようにしても良い。
また、本発明において、前記排気流量変更手段が前記排気絞り開度および/または吸気絞り開度を変更することに起因して変化するEGR率の変化量を推定し、該EGR率の変化量が略零になるように前記EGR開度を変更するようにしても良い。
ここで、前記内燃機関に吸入される吸気に含まれる酸素濃度が異なるとEGR率が等しい場合においても内燃機関におけるNOxの生成量が異なる場合がある。例えば、前記内燃機関の要求負荷が異なれば燃料噴射量も異なることによってEGRガス内の酸素濃度が異なる場合があるからである。なお、本発明における吸気とは、前記内燃機関の燃焼室内に吸入される新気とEGRガスとの和を意味する。
そして、前記内燃機関においてNOxの生成量の増加をより確実に抑制するための本発明における前記目標EGR率は、更に前記内燃機関に吸入される吸気の酸素濃度に基づいて決定されるようにしても良い。つまり、前記排気流量変更手段が前記排気絞り開度および/または吸気絞り開度を変更するときに、燃料噴射量や機関回転数、吸気に含まれる酸素濃度に基づいて前記目標EGR率が決定されるとともに、前記EGR開度制御手段は前記EGR率を該目標EGR率に維持すべく前記EGR開度を制御するようにしても良い。これにより、排気絞り開度や吸気絞り開度が変更されるときにおいても、より精度良く前記内燃機関におけるNOxの生成量が増加することを抑制できる。
また、前記内燃機関の運転状態(例えば、燃料噴射量、機関回転数等)が変化すると運転状態に最適な吸気中の酸素濃度(以下、「目標酸素濃度」)は変化すると考えられる。そこで本発明では、前記排気絞り開度および/または吸気絞り開度が変更されるときに、前記EGR開度制御手段は、前記吸気の酸素濃度を運転状態に応じた目標酸素濃度に維持すべく前記EGR開度を制御するようにしても良い。
これにより、前記排気絞り開度および/または吸気絞り開度が変更された後においても
、前記吸気に含まれる酸素濃度が目標酸素濃度から外れてしまうことを抑制できる。つまり、前記内燃機関から排出されるNOx量を略一定に維持することが可能となり、前記NOxの排出量が増加すること等に起因してエミッションが悪化することを抑制することが可能となる。
なお、内燃機関の運転状態に応じた吸気の目標酸素濃度は、燃料噴射量、機関回転数等に基づいて予め求めておいても良い。
また、本発明において、前記排気流量変更手段が前記排気絞り弁および/または吸気絞り弁の開度を変更するときに、前記EGR開度制御手段によって制御される前記EGR弁の開度は前記吸気の酸素濃度に基づいて補正されるようにしても良い。
つまり、前記排気絞り開度および/または吸気絞り開度の変更に伴い変化するEGR率を運転状態に応じた目標EGR率に維持した場合の吸気に含まれる酸素濃度を取得し、該酸素濃度が該運転状態に最適な目標酸素濃度から乖離するときに前記EGR開度を補正するようにしても良い。
例えば、前記吸気の酸素濃度が目標酸素濃度よりも大きいときには、前記EGR開度を開き側に補正するようにしても良い。一方、前記吸気の酸素濃度が目標酸素濃度よりも小さいときには、前記EGR開度を閉じ側に補正するようにしても良い。これにより、より精度よく前記EGR開度制御手段が前記EGR開度を制御することが可能となる。
また、上記のようにEGR開度を吸気に含まれる酸素濃度に基づいて補正するときに、吸気の酸素濃度と目標酸素濃度との差が所定の閾値よりも大きいときに該EGR開度を補正するようにしても良い。これにより、前記EGR開度制御手段がEGR開度を合理的に制御することが可能となる。なお、上記の閾値は予め実験的に求めておいても良い。
また、本発明における前記内燃機関の運転状態がフューエルカット状態である場合には、該内燃機関から殆どNOxは排出されないと考えられる。また、前記フューエルカット状態であるときは前記内燃機関から温度の低い排気が排出されるため、該排気が前記排気浄化装置を通過するときに該排気浄化装置から持ち去る熱量が過大となり、排気浄化装置の温度が過度に低下する虞がある。
そこで、本発明においては、前記EGR開度制御手段は前記内燃機関の運転状態がフューエルカット状態である場合に前記EGR弁の開度を増大させるようにしても良い。
つまり、前記EGR弁の開度を増大させることにより前記EGR率を増大させ、前記排気浄化装置が低温の排気によって持ち去られる熱量を減少させることによって、該排気浄化装置の温度が低下することを抑制できる。
例えば、前記排気浄化装置が前記フィルタを備え、フィルタに対するPM再生処理を実施しているときは、前記フィルタの温度をPMが酸化可能な温度に維持する必要がある。また、前記排気浄化装置が前記NOx触媒を備えていている場合には、該NOx触媒の活性を維持するために前記NOx触媒の温度を活性温度以上に維持することが要求される。これに対し本発明では、前記排気の温度が低下するフューエルカット時に、前記EGR弁の開度を増大させて前記排気浄化装置の温度が低下することを抑制できる。
なお、本発明におけるEGR通路と排気通路の連通部は排気浄化装置よりも上流側であっても下流側であっても良い。つまり、前記排気浄化装置を通過する前の排気の一部をEGRガスとして内燃機関の吸気系に再循環しても良いし、該排気浄化装置を通過した後の
排気の一部を該吸気系に再循環しても良い。
例えば、前者の構成による場合には、前記EGR開度制御手段が前記EGR開度を増大させることによって前記排気通路を通過する排気の流量を少なくすることができるため、上記の排気による熱の持ち去り量を少なくできる。また、後者の構成による場合においても、温度の低い吸入新気量を減らし、新気に比べて温度の高いEGRガス量を増大させることにより、前記内燃機関に吸入される吸気の温度を上昇させることができる。これにより、前記浄化装置を保温することが可能となる。
本発明にあっては、内燃機関の排気通路に設けられる吸気絞り弁または排気絞り弁の開度を減少させて排気浄化装置を通過する排気の流量を減少させるときに、内燃機関から排出されるNOx量が増大することに起因してエミッションが悪化することを抑制することができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。尚、本実施の形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
ここでは、本発明を車両駆動用のディーゼルエンジンに適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、本実施例に係る内燃機関1と、その吸排気系の概略構成を示す図である。
内燃機関1は車両駆動用のディーゼルエンジンである。内燃機関1には、該内燃機関1に流入する吸気が流通する吸気管2が接続されており、該吸気管2には該吸気管2内を流通する吸気の流量を調節する吸気絞り弁3が設けられている。また、吸気管2における吸気絞り弁3よりも上流側には吸気管2内を流通する吸気量に対応した電気信号を出力するエアフローメータ4が配置されている。
また、内燃機関1には、該内燃機関1からの排気が流通する排気管5が接続され、この排気管5は下流にて図示しないマフラーに接続されている。また、排気管5の途中には、排気中のPMを捕集するフィルタ10が配置されている。以下、排気管5においてフィルタ10よりも上流側を第1排気管5a、下流側を第2排気管5bという。第2排気管5bには、該第2排気管5bを流通する排気の流量を調節する排気絞り弁6が設けられている。なお、本実施例において、第1排気管5a及び第2排気管5bが本発明における排気通路に相当する。また、本実施例においてフィルタ10が本発明における排気浄化装置に相当する。また、本発明におけるフィルタ10は排気中のPMを捕集できれば良く、例えばNOx触媒を担持したパティキュレートフィルタとしても良い。
また、第1排気管5aには、通電によって発熱する電熱ヒータ11が設けられている。また、第2排気管5bには、該第2排気管5bを流通する排気の流量を調節する排気絞り弁6が設けられている。さらに、第1排気管5a、第2排気管5bには、フィルタ10前後(上流側と下流側)の差圧を検出する差圧センサ7が設けられている。
また、内燃機関1には、該内燃機関1の排気系を流れる排気の一部を吸気系へ再循環させる排気再循環装置20が設けられている。排気再循環装置20は、第2排気管5bにおける排気絞り弁6よりも上流側の部分と吸気管2における吸気絞り弁よりも下流側の部分とを連通するEGR通路21と、電磁弁等からなり印加電圧の大きさに応じてEGR通路
21内を流れる排気(以下、「EGRガス」という。)の流量を調節するEGR弁22と、EGR通路21におけるEGR弁22より上流の該EGR通路21を流れるEGRガスを冷却するEGRクーラ23とを備えている。
このように構成された排気再循環装置20では、EGR弁22が開弁されると、第2排気5b内を流れる排気の一部が、EGR通路21を通り、EGRクーラ42によって冷却され、吸気管2へ流入する。吸気管2へ流入したEGRガスは、吸気管2における上流側から流れてきた新気と混ざり合いつつ図示しない気筒の燃焼室へ分配されて、燃焼される。
ここで、EGRガスには、水(HO)や二酸化炭素(CO)などのように、自らが燃焼することがなく、且つ、吸熱性を有する不活性ガス成分が含まれているため、EGRガスが燃焼室内の混合気中に含有されると、混合気の燃焼温度が低くなり、以って窒素酸化物(NOx)の発生量が抑制される。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1及び吸排気系を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)30が併設されている。このECU30は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態等を制御するほか、EGR弁22に係る制御を行うユニットである。
ECU30には、内燃機関1に吸入される吸入新気量を検出するエアフローメータ4や、回転数を検出するクランクポジションセンサ8、アクセル開度を検出するアクセルポジションセンサ9などの内燃機関1の運転状態の制御に係るセンサ類のほか、差圧センサ7が電気配線を介して接続され、それらの出力信号がECU30に入力されるようになっている。一方、ECU30には、内燃機関1の気筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁12、吸気絞り弁3、排気絞り弁6、EGR弁22、電熱ヒータ11等が電気配線を介して接続されており、ECU30によって制御されるようになっている。
また、ECU30には、CPU、ROM、RAM等が備えられており、ROMには、内燃機関1の種々の制御を行うためのプログラムや、データを格納したマップが記憶されている。また、フィルタ10に対するPM再生処理ルーチンはECU30のROMに記憶されているプログラムの一つである。
<PM再生処理>
次に、本実施例における内燃機関1の排気浄化システムに関し、フィルタ10に捕集されているPMを酸化除去するためのPM再生処理に係る制御について説明する。
本実施例においては、所定のPM再生要求が出されているときにPM再生処理に係る制御が行われる。ここで、PM再生要求はフィルタ10に捕集されているPMの堆積量(以下、単に「PM堆積量」という。)QsがPM再生要求堆積量以上になったときに出されるようにしても良い。具体的には、例えばPM堆積量はフィルタ10前後の差圧(以下、「フィルタ差圧」という。)を検出する差圧センサ7の検出値に基づいてフィルタ差圧ΔPfを取得し、フィルタ差圧ΔPfが予め定められる基準差圧ΔPfb以上のときにPM堆積量がPM再生要求堆積量以上になったと判断し、PM再生要求が出されるようにしても良い。或いは、前回実施されたPM再生処理の終了時からの走行距離の積算値に基づいてPM再生要求が出されるようにしてもよい。
ここでPM再生要求堆積量とは、フィルタ10に対してPM再生要求が出されるときのPM堆積量であり、予め実験的に定められる。そして、PM再生要求堆積量はフィルタ1
0に捕集されたPMにより内燃機関1の背圧が過度に上昇して、出力低下等の不具合が発生する下限のPM堆積量に一定のマージンを見込んだPM堆積量としても良い。
<フィルタの昇温制御>
次に、本実施例におけるフィルタ10の昇温制御について説明する。本実施例においては、フィルタ10に対してPM再生要求が出されると、ECU30からの指令によって電熱ヒータ11が通電される。そして、この通電により発生する熱によってフィルタ10の温度(以下、「フィルタ温度」という。)をPMが酸化(燃焼)可能な温度まで上昇させることによりPMの酸化除去が行われる。
本実施例におけるフィルタ10の昇温制御では、ECU30の指令によって運転状態に応じて吸気絞り弁3の開度(以下、「吸気絞り開度」という。)θin、排気絞り弁6の開度(以下、「排気絞り開度」という。)θexを所定の閉じ側の開度である目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTに変更させる。これにより、フィルタ10に流入する排気の流量(以下、単に「流入排気流量」という。)Veを減少させ、排気による熱の持ち去り量を少なくさせることによって効率よくフィルタ10をPM酸化温度(例えば、500℃乃至700℃)まで昇温させる。
ここで、目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTは全閉を含む所定の閉じ側の開度であって、予め実験的に求められる開度である。そして、θinT、θexTは、流入排気流量Veを予め定められる所定値以下にすることが可能なθin、θexとしても良く、運転状態に応じて定めるようにしても良い。従って、本実施例においては吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexを所定の閉じ側の開度である目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTに変更させるECU30が本発明における排気流量変更手段に相当する。
<EGR開度制御>
次に、本実施例におけるEGR弁22の開度(以下、単に「EGR開度」という。)θrに関する制御について説明する。上述したように、本実施例ではフィルタ10の昇温制御において、吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexをそれぞれ目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTに変更させる。そうすると、吸気絞り弁3および排気絞り弁6の前後(上流側と下流側)において差圧が発生する。その結果、内燃機関1の運転状態(例えば燃料噴射量Qa、機関回転数Ne等)やEGR弁の開度(以下、単に「EGR開度」という。)θrが変更されなくても、上記の差圧の発生に起因してEGR率[EGR率=EGRガス量/(EGRガス量+吸入新気量)]Rが変化すると考えられる。その結果、内燃機関1の燃焼室内における混合気の燃焼温度が変化することにより、内燃機関1におけるNOxの生成量(NOxの排出量)が変化して、エミッションが悪化する場合があった。
そこで、本実施例においては、吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexが変更されるときにEGR率Rに与える影響を打ち消すようにEGR開度θrを制御することとした。具体的には、内燃機関1における燃料噴射量Qa、機関回転数Neとに基づいて、その運転状態において最適な目標EGR率RTを予め実験的に定めておき、EGR率Rを目標EGR率RTに維持すべくECU30の指令によってEGR開度θrを目標EGR開度θrTに変更することとした。従って、本実施例においてはECU30が本発明におけるEGR開度制御手段に相当する。
<PM再生処理ルーチン>
ここで、図2は本実施例におけるPM再生処理ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンはECU30内のROMに記憶されたプログラムであり、所定期間毎に実行される。
本ルーチンが実行されると、まずステップS101においては、フィルタ10に対してPM再生要求が出されているか否かが判定される。具体的には、PM再生要求はフィルタ10のPM堆積量がPM再生要求堆積量以上になったときにPM再生要求が出される。そして、PM再生要求が出されていると判定された場合には、ステップS102に進む。一方、PM再生要求が出されていないと判定された場合には、本ルーチンを一旦終了する。
ステップS102においては、ECU30によって機関回転数Neが取得される。ここで、機関回転数Neはクランクポジションセンサ8の検出値に基づいて取得される。そして、ステップS102の処理が終わるとステップS103に進む。
ステップS103においては、ステップS102において取得された機関回転数Neと燃料噴射量Qaとに基づいて目標EGR率RTが取得される。具体的には、例えば機関回転数Neと燃料噴射量Qaと目標EGR率RTとの関係が格納されたマップから読み出すことによって目標EGR率RTを導出しても良い。そして、ステップS103の処理が終わるとステップS104に進む。
ステップS104においては、エアフローメータ4の検出値に基づいて吸入新気量Gaが取得される。そして吸入新気量Gaと機関回転数Neとに基づいて目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTが取得される。具体的には、例えば吸入新気量Gaと機関回転数Neと目標吸気絞り開度θinTおよび目標排気絞り開度θexTとの関係が格納されたマップから読み出すことによって目標吸気絞り開度θinTおよび目標排気絞り開度θexTを導出するようにしても良い。そして、ステップS104の処理が終わるとステップS105に進む。
ステップS105においては、吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexをそれぞれ目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTに変更した場合に得られるEGR率Rが推定される。具体的には、例えば吸入新気量Gaと機関回転数Neと吸気絞り開度θinと排気絞り開度θexとEGR開度θrとEGR率Rとの関係が格納されたマップから読み出すことによってEGR率Rを導出するようにしても良い。ステップS105の処理が終わるとステップS106に進む。
ステップS106においては、EGR率Rと目標EGR率RTとの差の絶対値(|R―RT|)が基準値ΔRbよりも大きいかどうかが判定される。ここで、基準値ΔRbとは内燃機関1におけるNOxの生成量の観点により許容できるEGR率Rと目標EGR率RTとの許容差の絶対値を意味しており、予め実験的に定められる。そして、EGR率Rと目標EGR率RTとの差の絶対値が基準値ΔRb以下であると判定された場合には、吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexがθinT、θexTに変更されても内燃機関1におけるNOxの生成量が過度に増加する虞が生じないと判断され、ステップS109に進む。
一方、EGR率Rと目標EGR率RTとの差の絶対値が基準値ΔRbよりも大きいと判定された場合には、内燃機関1におけるNOxの生成量が過度に増加する虞があると判断され、ステップS107に進む。
ステップS107においては、EGR率Rが目標EGR率RTに維持されるように、つ
まりEGR率Rと目標EGR率RTとの差が零になるようにEGR開度θrを変更するための目標開度(以下、単に「目標EGR開度」という。)θrTが取得される。ここで、目標EGR開度θrTは、EGR率Rと目標EGR率RTとの差と現在のEGR開度θrとに基づいて算出されても良い。そして、ステップS107の処理が終わるとステップS108に進む。
ステップS108においては、ECU30からの指令により、EGR開度θrが目標EGR開度θrTに変更される。そして、ステップS108の処理が終わるとステップS109に進む。
ステップS109においては、ECU30からの指令により、吸気絞り開度θinが目標吸気絞り開度θinTに、排気絞り開度θexが目標排気絞り開度θexTに変更される。そして、ステップS109の処理が終わるとステップS110に進む。
ステップS110においては、ECU30からの指令により電熱ヒータ11への通電が行われ、フィルタ10の温度をPMの酸化可能な温度まで上昇させてPMの酸化除去が行われる。そして、ステップS110の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
以上のように、本ルーチンによれば、PM再生処理の実施時に吸気絞り開度θinおよび排気絞り開度θexを所定の閉じ側の開度である目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTに変更させることにより、流入排気流量Veを減少させ、効率よくフィルタ10をPM酸化温度まで昇温させることができる。また、吸気絞り開度θinおよび排気絞り開度θexを変更することによって吸気絞り弁3、排気絞り弁6の前後に発生する差圧が発生してもEGR率Rが目標EGR率RTから外れることを抑制できる。つまり、内燃機関1の燃焼室内における混合気の燃焼温度が上昇してNOxの生成量(NOxの排出量)が増加することを抑制することが可能となる。
また、本ルーチンにおけるステップS105からステップS107までの処理において、吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexを目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTに変更することに起因するEGR率Rと目標EGR率RTとの差の絶対値を推定し、該絶対値が基準値ΔRbよりも大きいときにEGR率Rと目標EGR率RTとの差を零にすべくEGR開度θrを変更する制御を例示的に説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、目標EGR率RTと吸入新気量Gaと目標吸気絞り開度θinTと目標排気絞り開度θexTと目標EGR開度θrTとの関係を予め実験等で求めておき、該関係を制御マップの形でECU30内に格納しておいても良い。そして、該制御マップに目標EGR率RTと吸入新気量Gaと目標吸気絞り開度θinTと目標排気絞り開度θexTとをパラメータとしてアクセスすることで、目標EGR開度θrTを導出するようにしても良い。このようにすれば、常にEGR率Rを目標EGR率RTに維持するようにEGR開度θrを制御することができる。
また、本実施例においては、フィルタ10を昇温させるために電熱ヒータ11をフィルタ10よりも上流側に配置したが、これに限定されるものではない。例えば、フィルタ10を通電することによって自己発熱することの可能な導電性のフィルタとして、フィルタ自体に通電することによってフィルタ10を昇温させるようにしても良い。また、電熱ヒータ11は酸化機能を有する触媒が担持されている構成(例えば、電気加熱式酸化触媒)であっても良い。また、電気ヒータ11の代わりに燃焼式バーナ等によってフィルタ10を昇温させても良い。また、燃料噴射弁12から噴射される燃料噴射量Qaを増加させて、フィルタ10に流入する排気の温度を上昇させることによりフィルタ10を昇温させて
も良い。
また、本実施例においては、フィルタ10に対するPM再生処理の実施時におけるEGR開度制御について説明したが、本発明はPM再生処理中か否かに関わらず適用することが可能である。つまり、吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexが変更されるときに上記のEGR開度制御を実施することによってEGR率Rを目標EGR率RTに維持することができる。例えば、フィルタ10がNOx触媒を担持している場合や、排気系に酸化触媒等を備えている場合において、上記の触媒温度を活性温度以上に維持する場合や、活性化温度よりも低くなった触媒を昇温する制御がなされるときに適用しても良い。また、NOx触媒に対するNOx還元処理や、SOx被毒回復処理を実施するときに適用することもできる。
次に、本発明に係る内燃機関1の排気浄化システムの実施例1とは異なる実施例について説明する。図3は、本実施例における内燃機関1と、その吸排気系の概略構成を示す図である。ここで、実施例1の排気浄化システムと同一又は同等の構成部分については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施例と実施例1に係る排気浄化システムでは以下の点で相違する。即ち、本実施例における内燃機関1には吸気管2における吸気絞り弁の上流側には酸素濃度を検出する酸素濃度センサ13が設けられている。この酸素濃度センサ13はECU30に電気配線を介して接続され、酸素濃度センサ13の出力信号がECU30に入力されるようになっている。
また、本実施例における排気絞り弁6は、第1排気管5aに設けられている。また、EGR通路21は第1排気管5aにおける排気絞り弁6よりも上流側の部分と吸気管2における吸気絞り弁よりも下流側の部分とを連通している。
本実施例においては、フィルタ10に対するPM再生処理の実施において、吸気絞り開度θinと排気絞り開度θexとをそれぞれ目標吸気絞り開度θinTと目標排気絞り開度θexTとに変更する際に、内燃機関1に吸入される吸気の酸素濃度(以下、「吸気酸素濃度」という。)Odmが内燃機関1の運転状態に応じた目標酸素濃度OdmTに維持されるようにEGR開度θrを制御することとした。EGR率Rが等しい場合であっても吸気の酸素濃度Odが異なるとNOxの生成量が変化する場合があるからである。以下に、より確実に内燃機関1において生成されるNOx量を増加させないための本実施例に係る制御について説明する。
<第2PM再生処理ルーチン>
ここで、図4は本実施例における第2PM再生処理ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンもECU30内のROMに記憶されたプログラムであり、内燃機関1の稼働中は所定期間毎に実行される。なお、本ルーチンおいて、上述したPM再生処理ルーチンと同じ用語、記号等についての詳細な説明は省略する。
ここで、本ルーチンにおけるステップ101、102の処理は上述したPM再生処理ルーチンの各処理に対応しており、詳しい説明を省略する。そして、ステップ102の処理が終わるとステップ203に進む。
ステップS203においては、機関回転数Neと燃料噴射量Qaとに基づいて目標酸素濃度OdmTが取得される。具体的には、例えば機関回転数Neと燃料噴射量Qaと目標
酸素濃度OdmTとの関係が格納されたマップから読み出すことによって目標酸素濃度OdmTを導出しても良い。そして、ステップS203の処理が終わるとステップS104に進む。ここで、ステップS104はPM再生処理ルーチンの同ステップにおける処理と同様であり、説明を省略する。そして、ステップ104の処理が終わるとステップ205に進む。
ステップS205においては、内燃機関1に吸入される新気に含まれる酸素濃度(以下、「新気酸素濃度」という。)Odnと、EGRガスに含まれる酸素濃度(以下、「EGR酸素濃度」という。)Odrが取得される。具体的には、例えば新気酸素濃度Odnは酸素濃度センサ13の検出値に基づいて推定しても良い。また、EGR酸素濃度Odrは現在の燃料噴射量Qaに基づいて推定しても良い。そして、ステップ205の処理が終わるとステップ206に進む。
ステップ206においては、吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexをそれぞれ目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTに変更した場合の吸気酸素濃度Odmが取得される。具体的には、例えば吸入新気量Gaと機関回転数Neと吸気絞り開度θinと排気絞り開度θexとEGR開度θrとから変更後のEGR率Rを推定し、該EGR率と新気酸素濃度OdnとEGR酸素濃度Odrとに基づいて吸気酸素濃度Odmを推定しても良い。そして、ステップ206の処理が終わるとステップ207に進む。
ステップS207においては、吸気酸素濃度OdmをステップS203で取得された目標酸素濃度OdmTにするための目標EGR開度θrTが取得される。具体的には、目標酸素濃度OdmTと吸気酸素濃度Odmと吸入新気量Gaと目標吸気絞り開度θinTと目標排気絞り開度θexTと目標EGR開度θrTとの関係を予め実験等で求めておき、該関係を制御マップの形でECU30内に格納しておいても良い。そして、該制御マップに目標酸素濃度OdmTと吸気酸素濃度Odmと吸入新気量Gaと目標吸気絞り開度θinTと目標排気絞り開度θexTとをパラメータとしてアクセスすることで、目標EGR開度θrTを導出するようにしても良い。そして、ステップ207の処理が終わるとステップ108に進む。ここで、ステップS108以降の処理は上述したPM再生ルーチンにおいて対応するステップと同様であり、説明を省略する。
以上のように、本ルーチンによれば、吸気絞り開度θinおよび排気絞り開度θexを変更するときにおいても吸気酸素濃度Odmを目標酸素濃度OdmTに維持すべくEGR開度θrを制御することができる。これにより、内燃機関1におけるNOxの生成量(NOxの排出量)が増加することを抑制することが可能となる。
なお、本ルーチンにおけるステップS205においては、新気酸素濃度Odnを酸素濃度センサ13の検出値に基づいて推定しているが、これに限定されるものではない。例えば、新気に含まれる酸素濃度は殆ど変化しないと考えられるので、予め一定値に定めておくようにしても良い。そうすれば酸素濃度センサ13を設けることなく新規酸素濃度Odnを取得できるため、コスト的に有利である。
また、本ルーチンにおけるステップS205からS206においては、新気酸素濃度Odn、EGR酸素濃度Odr等に基づいて吸気酸素濃度Odmを取得しているが、直接的に吸気酸素濃度Odmを取得しても良い。具体的には、例えば酸素濃度センサ13を吸気管2における吸気絞り弁の上流側に設ける代わりに吸気管2とEGR通路21との連通部の下流側に設ければ、酸素濃度センサ13による検出値に基づいて直接的に吸気酸素濃度Odmを取得することが可能である。このように制御内容を簡略化することで、本ルーチンに係る制御をより短時間で実行することができる。
また、本ルーチンにおいては吸気酸素濃度Odmを常に目標酸素濃度OdmTに維持する制御を例示的に説明したがこれに限定される趣旨ではなく、例えば以下に示すような制御が実行されても良い。
即ち、吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの差の絶対値(|Odm―OdmT|)が基準値ΔOdbよりも大きいかどうかを判定し、基準値ΔOdbよりも大きいときには内燃機関1におけるNOxの生成量が過度に増加する虞があると判断しても良い。つまり、そのように判断されるときに吸気酸素濃度Odmを目標酸素濃度OdmTに維持すべくEGR開度θrを目標EGR開度θrTに変更する制御を行っても良い。なお、上記の基準値ΔOdbとは内燃機関1におけるNOxの生成量の観点により許容できる吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの許容差の絶対値を意味しており、予め実験的に定められる。
<第3PM再生処理ルーチン>
次に、上述した第2PM再生処理ルーチンとは異なる制御について、図5に基づいて説明する。ここで、図5は本実施例における第3PM再生処理ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンもECU30内のROMに記憶されたプログラムであり、内燃機関1の稼働中は所定期間毎に実行される。なお、本ルーチンおいて、上述したPM再生処理ルーチンと同じ用語、記号等についての詳細な説明は省略する。
ここで、本ルーチンにおけるステップ101から107の処理は上述したPM再生処理ルーチンの各処理に対応しており、詳しい説明を省略する。そして、ステップ107の処理が終わるとステップ308に進む。
ステップ308においては、機関回転数Neと燃料噴射量Qaとに基づいて目標酸素濃度OdmTが取得される。そして、続くステップS309においては、新気酸素濃度Odnと、EGR酸素濃度Odrが取得される。ここで、ステップS308、S309は第2PM再生ルーチンにおけるステップS203、S205に対応しており、詳しい説明を省略する。そして、ステップ309の処理が終わるとステップ310に進む。
そして、ステップ310においては、ステップS105において推定されたEGR率Rと新気酸素濃度OdnとEGR酸素濃度Odrとに基づいて吸気酸素濃度Odmが推定される。そして、ステップ310の処理が終わるとステップ311に進む。
ステップ311においては、吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの差の絶対値(|Odm―OdmT|)が基準値ΔOdbよりも大きいか否かが判定される。ここで、基準値ΔOdbとは内燃機関1におけるNOxの生成量の観点から許容できる吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの許容差の絶対値を意味しており、予め実験的に定められる。
そして、吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの差の絶対値が基準値ΔOdb以下であると判定された場合には、ステップS107で取得された目標EGR開度θrTを補正する必要がないと判断され、ステップS314に進む。一方、上記絶対値が基準値ΔOdbよりも大きいと判定された場合には、目標EGR開度θrTを補正する必要があると判断され、ステップS312に進む。
ステップ312においては、吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの差(Odm―OdmT)に基づいて補正係数Kが取得される。この補正係数Kは上述した目標EGR開度θrTを補正する係数であり、吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexをそれぞ
れ目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTに変更した場合に得られる吸気酸素濃度Odmに着目して定められる補正係数である。具体的には、例えば吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの差と補正係数Kとの関係が格納されたマップから読み出すことによって補正係数Kを導出しても良い。
本実施例における補正係数Kは、吸気酸素濃度Odmが目標酸素濃度OdmTよりも大きいときには(Odm>OdmT)、双方の差の大きさに応じて目標EGR開度θrTが大きくなるように定められる。一方、吸気酸素濃度Odmが目標酸素濃度OdmTよりも小さいときには(Odm<OdmT)、双方の差の大きさに応じて目標EGR開度θrTが小さくなるように定められる。そして、ステップ312の処理が終わるとステップ313に進む。
ステップ313においては、目標EGR開度θrTと補正係数Kとに基づいて修正EGR開度θrTRが取得される。具体的には目標EGR開度θrTに補正係数Kを乗じることによって修正EGR開度θrTRを算出しても良い。そして、ステップ313の処理が終わるとステップ314に進む。
ステップ314においては、ECU30からの指令により、EGR開度θrが修正EGR開度θrTRに変更される。なお、上述したステップS311の処理において、吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの差の絶対値が基準値ΔOdb以下であると判定された場合には、目標EGR開度θrTを補正する必要がないと判断されるため、本ステップではEGR開度θrが目標EGR開度θrTに変更される。そして、ステップ314の処理が終わるとステップ109に進む。ここで、ステップS109以降の処理は上述したPM再生ルーチンにおいて対応するステップにおける処理と同様であり、説明を省略する。
以上のように、本ルーチンでは内燃機関1の運転状態に応じて定められる目標EGR率RTにEGR率Rを維持するために最適な目標EGR開度θrTを、吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの差に応じて定められる補正係数Kによって補正することによって、EGR開度θrをより好適に制御することができる。これにより、吸気絞り開度θinおよび排気絞り開度θexを変更することによって吸気絞り弁3、排気絞り弁6の前後に発生する差圧が発生しても内燃機関1におけるNOxの排出量が増加することを確実に抑制することが可能となる。
なお、本ルーチンにおいては、吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの差の絶対値の大きさに応じて目標EGR開度θrTを補正するか否かを判断しているが、これに限定されるものではない。例えば、常にステップS312の処理を実行するようにしても良い。つまり、吸気酸素濃度Odmと目標酸素濃度OdmTとの差が可及的に小さくなるような補正係数Kを取得し、補正係数Kによって目標EGR開度θrTを補正する制御が実行されても良い。
次に、本実施例におけるフィルタ10に対するPM再生処理において、内燃機関1のフューエルカット時に実施される制御について説明する。内燃機関1のフューエルカット時には殆どNOxが排出されないため、本実施例ではEGR開度θrを増大させることにより、フィルタ10に対する流入排気流量Veを減少させ、フィルタ10の温度が低温の排気によって低下することを抑制しても良い。
ここで、上記の制御を第3PM再生ルーチンに適用したときの制御内容について説明する。まず、第3PM再生ルーチンのステップS101においてPM再生要求が出されていると判定された場合には、フューエルカット状態か否かを判定する。ここで、フューエル
カット状態ではないと判定された場合には、上述したステップS102以降の処理が実行される。
一方、フューエルカット状態であると判定された場合には、現在の吸入新気量Gaと機関回転数Neとに基づいて目標吸気絞り開度θinT、目標排気絞り開度θexTが取得される。ここでのθinT、θexTは現在の吸気絞り開度θinおよび排気絞り開度θexよりも閉じ側の開度であってフィルタ10に対する流入排気流量Veが充分に少なくなるように予め実験的に求められる目標開度である。そして、ECU30によって吸気絞り開度θin、排気絞り開度θexがθinT、θexTに変更されるとともに、EGR開度θrが全開に変更される。そして、その後は本ルーチンを一旦終了させても良い。
ここで、本実施例におけるEGR通路21は、第1排気管5aにおける排気絞り弁6よりも上流側の部分と吸気管2における吸気絞り弁よりも下流側の部分とを連通しているため、上記のように各開度を制御することによりフィルタ10を通過する排気の流量を減少させることができる。つまり、低温の排気による熱の持ち去り量を減少させることによってフィルタ10の温度が低下することを抑制することができる。
また、上述したフューエルカット時に係るEGR開度制御は、EGR通路21が第2排気管5bと吸気管2とを連通する構成の排気浄化システムにおいても適用することができる。例えば、上述した実施例1の構成(図1)に係る排気浄化システムに適用することができる。そして、本制御によってEGR開度θrを増大することによって温度の低い吸入新気量Gaを減らしつつ、新気に比べて温度の高いEGRガス量を増大させることにより、内燃機関1に吸入される吸気の温度を上昇させることができる。これにより、フィルタ10を保温することが可能となる。
実施例1に係る内燃機関と、その吸排気系及び制御系の概略構成を示す図である。 実施例1におけるPM再生処理ルーチンを示すフローチャートである。 実施例2に係る内燃機関と、その吸排気系及び制御系の概略構成を示す図である。 実施例2における第2PM再生処理ルーチンを示すフローチャートである。 実施例2における第3PM再生処理ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・吸気管
3・・・吸気絞り弁
4・・・エアフローメータ
5・・・排気管
5a・・第1排気管
5b・・第2排気管
6・・・排気絞り弁
7・・・差圧センサ
8・・・クランクポジションセンサ
9・・・アクセルポジションセンサ
10・・フィルタ
11・・電熱ヒータ
12・・燃料噴射弁
13・・酸素濃度センサ
20・・排気再循環装置
21・・EGR通路
22・・EGR弁
23・・EGRクーラ
30・・ECU

Claims (4)

  1. 一端が内燃機関に接続されて該内燃機関からの排気が通過する排気通路と、
    前記排気通路に設けられるとともに流入する排気を浄化する排気浄化装置と、
    前記排気通路に設けられるとともに前記排気の流量を変更可能な排気絞り弁および/または前記内燃機関の吸気通路に設けられるとともに前記内燃機関に吸入される吸気の流量を変更可能な吸気絞り弁と、
    前記排気絞り弁および/または吸気絞り弁の開度を変更することによって前記排気浄化装置を通過する排気の流量を変更する排気流量変更手段と、
    前記排気通路を通過する前記排気の一部を前記内燃機関の吸気系へ循環させるEGR通路と、
    前記EGR通路内を流れる排気の流量であるEGRガス量を変更可能なEGR弁と、
    前記内燃機関に吸入される吸気に含まれるEGRガスの割合に相当するEGR率が前記内燃機関の運転状態に応じた目標EGR率となるように前記EGR弁の開度を制御するEGR開度制御手段と、
    を備える内燃機関の排気浄化システムにおいて、
    前記排気流量変更手段が前記排気絞り弁および/または吸気絞り弁の開度を変更するときに、前記EGR開度制御手段は前記EGR率を前記目標EGR率に維持すべく前記EGR弁の開度を制御することを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記目標EGR率は、更に前記内燃機関に吸入される吸気の酸素濃度に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  3. 前記排気流量変更手段が前記排気絞り弁および/または吸気絞り弁の開度を変更するときに、前記EGR開度制御手段によって制御される前記EGR弁の開度は前記吸気の酸素濃度に基づいて補正されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  4. 前記EGR開度制御手段は前記内燃機関の運転状態がフューエルカット状態である場合に前記EGR弁の開度を増大させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化システム。
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