JP2008105843A - 用紙搬送機構および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙粉の侵入を抑制することで、回転体の回転精度の低下を抑制することができる用紙搬送機構および画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】用紙搬送機構は、用紙3の面と接する周面を有する従動ローラ62と、従動ローラ62を回転可能に支持する支持軸66と、従動ローラ62の端面62d,62eと隣り合い、かつ、支持軸66に接するように配設されることで、従動ローラ62と支持軸66との間への紙粉の侵入を抑制する回転ブラシ65と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、用紙を搬送するための用紙搬送機構と、この用紙搬送機構を備えた画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置における用紙搬送機構として、駆動力が供給される駆動ローラと、この駆動ローラに接触して従動回転する従動ローラとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。このような用紙搬送機構では、駆動ローラと従動ローラとで挟持した用紙が、それらのローラの回転に伴って搬送されるようになっている。
また、前記した従動ローラとしては、画像形成装置本体に固定された支持軸に対して回転するもの(タイプ1)や、従動ローラの両端部に一体に形成された回転軸が軸受けで支持されることで回転するもの(タイプ2)が知られている。
特開平5−58527号公報
ところで、用紙が駆動ローラと従動ローラとに挟まれて搬送されるときには、用紙から紙粉が発生する場合がある。なお、この紙粉の発生は、用紙の質が低い場合などに顕著に現れる。
このような紙粉が発生すると、前記したタイプ1の従動ローラでは、従動ローラと支持軸との間に紙粉が侵入する可能性があり、前記したタイプ2の従動ローラでは、回転軸と軸受けとの間に紙粉が侵入する可能性があった。そして、このように紙粉が侵入すると、従動ローラの回転精度が低下するおそれがあった。
そこで、本発明は、紙粉の侵入を抑制することで、回転体の回転精度の低下を抑制することができる用紙搬送機構および画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明は、用紙を搬送するための用紙搬送機構であって、用紙の面と接する周面を有する回転体と、前記回転体を回転可能に支持する支持軸と、前記回転体の端面と隣り合い、かつ、前記支持軸に接するように配設されることで、前記回転体と前記支持軸との間への異物の侵入を抑制する抑制部材と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、用紙を搬送するための用紙搬送機構であって、用紙の面と接する周面を有する回転体と、前記回転体の両端部から外側へ延び、前記回転体と一体に回転する回転軸と、前記回転軸を回転可能に支持する軸受けと、前記軸受けの前記回転体側の端面と隣り合い、かつ、前記回転軸に接するように配設されることで、前記軸受けと前記回転軸との間への異物の侵入を抑制する抑制部材と、を備えたことを特徴とする。
ここで、「隣り合う」とは、抑制部材と回転体(または軸受け)の端面とが接するように隣り合うことや、それらの間にわずかな隙間や何らかの部材を介して隣り合うことを意味する。
本発明によれば、抑制部材が、回転体(または軸受け)の端面と隣り合うとともに、支持軸(または回転軸)に接するように配設されるので、回転体(または軸受け)と支持軸(または回転軸)との間への紙粉の侵入が抑制される。
本発明によれば、抑制部材が、回転体(または軸受け)の端面と隣り合うとともに、支持軸(または回転軸)に接するように配設されるので、紙粉の侵入が抑制されて、回転体の回転精度の低下を抑制することができる。
[第1の実施形態]
<レーザプリンタの全体構成>
最初に、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成について簡単に説明する。参照する図面において、図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10,11を備えている。さらに、フィーダ部4は、紙粉取りローラ10,11に対して下流側に設けられるレジストローラ12を備えている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって給紙ローラ8側に寄せられ、この給紙ローラ8および給紙パット9で送り出されて各種ローラ10〜12を通った後一枚ずつ画像形成部5に搬送される。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17、定着部18などを備えている。
<スキャナ部の構成>
スキャナ部16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22,23、レンズ21、反射鏡24の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
<プロセスカートリッジの構成>
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ17の外枠を構成する中空の筐体51内には、現像カートリッジ28、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30が主に設けられている。
現像カートリッジ28は、筐体51に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。そして、トナーホッパ34内のトナーは、供給ローラ33の矢印方向(反時計方向)への回転により、現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の矢印方向(反時計方向)への回転に伴って、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光ドラム27は、筐体51に、矢印方向(時計方向)へ回転可能に支持されている。この感光ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27に接触しないように、所定間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ30は、感光ドラム27の下方において、この感光ドラム27に対向して接触するように配置され、筐体51に、矢印方向(反時計方向)へ回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて構成されている。この転写ローラ30には、転写時に、定電流制御によって転写バイアスが印加される。
そして、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。ここで、「静電潜像」とは、一様に正帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光されて電位が下がっている露光部分をいう。次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触する時に、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光ドラム27の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光ドラム27と転写ローラ30とは、用紙3を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、感光ドラム27と転写ローラ30との間を用紙3が搬送されることにより、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
<定着部の構成>
定着部18は、プロセスカートリッジ17の下流側に配設され、加熱ローラ41、加熱ローラ41と対向配置され加熱ローラ41を押圧する加圧ローラ42、および、これら加熱ローラ41および加圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。そして、このように構成される定着部18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。なお、排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙されるか、あるいは、排紙ローラ45の逆回転およびフラッパ49の切替によって装置内に戻されて、複数の反転搬送ローラ50で画像形成部5の上流側に反転状態で再供給されて両面印刷がなされるようになっている。
ここで、前記したレーザプリンタ1内の各ローラ8,10,11,…は、用紙3を搬送するための用紙搬送機構に相当する。そして、本実施形態においては、用紙搬送機構を構成する各ローラ8,10,11,…のうちの搬送ローラ43に本発明が適用されている。
<搬送ローラ周りの構造>
次に、本発明の特徴部分となる搬送ローラ43周りの構造について詳細に説明する。参照する図面において、図2は搬送ローラ周りの構造を詳細に示す斜視図であり、図3は搬送ローラ周りの構造を詳細に示す分解斜視図である。また、図4は、図3のX−X断面図(a)と、図4(a)のY−Y断面図(b)である。
搬送ローラ43は、駆動ローラ61と従動ローラ62とを備えて構成されている。また、従動ローラ62は、紙粉清掃用ユニットCU内に組み込まれ、この紙粉清掃用ユニットCUとともに、搬送経路の一部を構成する搬送経路構成体63に交換可能に取り付けられている。
図3に示すように、駆動ローラ61は、従動ローラ62と当接するローラ本体部61aと、このローラ本体部61aの両端の中心部から突出する回転軸部61bとを備えて構成されている。そして、この駆動ローラ61は、その回転軸部61bが本体ケーシング2に対して回転可能に固定され、この回転軸部61bに図示せぬ駆動源からの駆動力がギヤ等を介して伝達されることで回転するようになっている。
搬送経路構成体63は、上壁部63aと、上壁部63aの適所から下方に突出するように形成される側壁部63bと、上壁部63aに対向するように側壁部63bの下端に一体に形成される下壁部63cとを備えて構成されている。そして、上壁部63aには、紙粉清掃用ユニットCUを挿入させるための挿入孔63dが形成されるとともに、この挿入孔63dの縁部の適所に、後で詳述する紙粉清掃用ユニットCUの一対の係合片64fに係合する一対の係合溝63eが形成されている。
紙粉清掃用ユニットCUは、収容ケース64と、従動ローラ62と、一対の回転ブラシ65とを主に備えて構成されている。そして、この紙粉清掃用ユニットCUは、ばねSを介して搬送経路構成体63の下壁部63cに設置されることで、ばねSによって常時駆動ローラ61側に押圧されている。
収容ケース64は、一対の第1側壁64aと、一対の第2側壁64bと、底壁64c(図4(a)参照)とによって容器状に形成されている。そして、一対の第1側壁64aのそれぞれに、従動ローラ62用の孔64dと、回転ブラシ65用の孔64eとが形成されている。また、一対の第2側壁64bのうちの一方には、搬送経路構成体63の一対の係合溝63eに係合する一対の係合片64fが形成されており、これにより、収容ケース64が倒れることなく搬送経路構成体63に対して上下に進退自在となっている。
従動ローラ62は、用紙3の面と接する周面を有するローラ本体部62aと、このローラ本体部62aの一端に一体に形成されるギヤ部62bとを備えて構成されている。また、この従動ローラ62には、ローラ本体部62aとギヤ部62bとの中心を貫くような貫通孔62c(図4参照)が形成されている。そして、この貫通孔62cに支持軸66が挿通され、この支持軸66の両端部が収容ケース64の第1側壁64aの孔64dに固定されることで、従動ローラ62が支持軸66によって回転可能に支持される。また、このように収容ケース64に支持軸66を介して支持される従動ローラ62は、ばねSによって常時駆動ローラ61に押し付けられ、駆動ローラ61に対して従動回転するようになっている。さらに、ばねSが収容ケース64および支持軸66を介して従動ローラ62を常時駆動ローラ61に押し付けることによって、従動ローラ62の貫通孔62cと支持軸66との間の隙間は、貫通孔62cの内周面のうちの下側の略半周面に生じるようになっている。
回転ブラシ65は、毛を放射状に植え付けてなるブラシであり、詳しくは、図4(b)に示すように、獣毛や繊維などで形成される毛状体65aと、毛状体65aの根元を支持する円筒状の支持体65bとを備えて構成されている。そして、この支持体65bが回転軸67に固定され、この回転軸67が、図4(a)に示すように、収容ケース64の第1側壁64aの孔64eに回転自在に係合することで、回転ブラシ65が収容ケース64に対して回転可能となっている。さらに、回転軸67には、従動ローラ62のギヤ部62bと噛み合うギヤ68が固定されており、これにより、回転ブラシ65が従動ローラ62の回転に伴って回転するようになっている。
また、回転ブラシ65は、従動ローラ62の各端面62d,62eと密着するように隣り合うとともに、図4(b)に示すように、支持軸66に接するように配設されている。詳しくは、この回転ブラシ65は、支持軸66のうち、用紙3の搬送方向下流側であり、かつ、下側である部分(円周の約四分の一の円弧部分)に接するように配設されている。さらに、回転ブラシ65の毛状体65aの毛先は、従動ローラ62と支持軸66との間の隙間よりも太く形成されている。
次に、紙粉清掃用ユニットCUの作用について説明する。
図4(b)に示すように、駆動ローラ61を回転させると、これに従動するように従動ローラ62が回転するとともに、この従動ローラ62に連動して回転ブラシ65も回転する。そして、駆動ローラ61と従動ローラ62との間に用紙3が供給されると、この用紙3が2つのローラ61,62で挟持されて搬送される。
このとき、仮に用紙3が質の低い紙であると、用紙3から紙粉が発生して、紙粉の一部が支持軸66上に付着する場合があるが、支持軸66が従動ローラ62を上方に押圧していることにより、支持軸66の上側に付着した紙粉が支持軸66と従動ローラ62との間に入ることはない。また、従動ローラ62の回転に伴って、支持軸66の上側に付着した紙粉が用紙3の搬送方向下流側および下側に移動した場合には、この紙粉は回転ブラシ65によって収容ケース64の第2側壁64bに向けて掃き出される。すなわち、紙粉が、従動ローラ62の貫通孔62cの下側の略半周面と支持軸66との間に生じた隙間から侵入しようとしても、その侵入は回転ブラシ65によって抑制されるようになっている。そして、このように回転ブラシ65によって掃き出された紙粉は、収容ケース64の底壁64c上に順次蓄積されることとなる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
従動ローラ62と支持軸66との間に侵入しようとする紙粉が回転ブラシ65によって掃き出されるので、従動ローラ62の回転精度の低下を抑制することができる。さらには、従動ローラ62と支持軸66との間に紙粉が侵入することによって生じる異音の発生をも抑制することができる。
紙粉の侵入を抑える部材として回転ブラシ65を採用したので、効率良く紙粉を掃き出す(掻き出す)ことができる。また、回転ブラシ65の毛先が従動ローラ62と支持軸66との間の隙間よりも太く形成されているので、その隙間に回転ブラシ65の毛先が入り込むことなく、従動ローラ62を良好に回転させることができる。
紙粉清掃用ユニットCUが搬送経路構成体63に交換可能に取り付けられているので、収容ケース64に紙粉が溜まった場合には、紙粉清掃用ユニットCUを新たな紙粉清掃ユニットに交換するだけで紙粉の処理を簡単に行うことができる。なお、取り外した紙粉清掃用ユニットCUを洗浄装置で洗浄すれば、再利用することも可能である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1の実施形態における従動ローラや回転ブラシの構造の一部を変更したものであるため、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。参照する図面において、図5は、第2の実施形態に係る紙粉清掃用ユニットを一部破断して示した斜視図である。また、図6は、図5において一部破断させて図示した紙粉清掃用ユニットを、その破断面側から見た矢視図(a)と、図6(a)のZ−Z断面図(b)である。
図5に示すように、第2の実施形態に係る紙粉清掃用ユニットCU’においては、第1の実施形態とは異なり、支持軸66が、従動ローラ62に一体に形成されることで、従動ローラ62の回転軸として機能している。すなわち、従動ローラ62に一体に形成された支持軸66は、収容ケース64の第1側壁64aの孔64dに回転可能に支持されている。ここで、孔64dを備えた第1側壁64aは、支持軸66の軸受けとして機能している。
また、回転ブラシ65は、図6(a)に示すように、収容ケース64の一対の第1側壁64aの各内面64gと密着するように隣り合うとともに、図6(b)に示すように、支持軸66に接するように配設されている。詳しくは、この回転ブラシ65は、支持軸66のうち、用紙3の搬送方向下流側であり、かつ、下側である部分(円周の約四分の一の円弧部分)に接するように配設されている。
次に、第2の実施形態に係る紙粉清掃用ユニットCU’の作用について説明する。
図6(b)に示すように、駆動ローラ61と従動ローラ62とによって用紙3を搬送する際に、仮に紙粉が発生した場合には、その紙粉は支持軸66上に付着する。このとき、支持軸66が従動ローラ62と一体に回転するため、支持軸66の上側に付着した紙粉は、回転ブラシ65に向けて移動することとなる。そして、このように移動してきた紙粉は、回転する回転ブラシ65によって収容ケース64内に掃き出されることとなる。すなわち、紙粉が、支持軸66と収容ケース64の第1側壁64aに形成された孔64dとの間に生じた隙間から侵入しようとしても、その侵入は回転ブラシ65によって抑制されるようになっている。そして、このように回転ブラシ65によって掃き出された紙粉は、収容ケース64の底壁64c上に順次蓄積されることとなる。
以上によれば、第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
紙粉が付着する支持軸66を回転させることにより、支持軸66の全周面を回転ブラシ65で清掃することができるので、支持軸66と収容ケース64の孔64dとの間への紙粉の侵入をより確実に抑制することができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記各実施形態においては、従動ローラ62の各端面62d,62eまたは収容ケース64の各第1側壁64aの内面64gに、回転ブラシ65を接触させたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各端面62d,62eまたは内面64gとの間に所定のわずかな隙間やフィルム等の薄い板材を挟んだ状態で回転ブラシ65を各端面62d,62e等に隣り合わせてもよい。すなわち、回転ブラシ65は、従動ローラ62の各端面62d,62e(または各第1側壁64aの内面64g)に近接あるいは当接するように配設されていればよい。また、言い換えると、回転ブラシ65は、支持軸66の露出部位のうち、従動ローラ62の各端面62d,62e(または各第1側壁64aの内面64g)に最も近接した部位に当接していればよい。なお、ここで言う「近接」は、回転ブラシ65によって紙粉の侵入を抑制できる程度の近さを意味している。より具体的には、回転ブラシの少なくとも毛先は、各端面62d、62eまたは内面64gとの間に0.1mm〜数mmの隙間を介して、隣り合って配されていてもよい。
なお、第1の実施形態のように回転ブラシ65の側面に接触する部品が回転する場合には、図7に示すように、回転ブラシ65と従動ローラ62の各端面62d,62eとの間に、非回転となる仕切板69を設けるのが好ましい。ここで、仕切板69は、収容ケース64などの回転しない部品に固定または一体形成されていればよい。これによれば、回転ブラシ65の毛状体65aが、回転する従動ローラ62に巻き込まれることがないので、回転ブラシ65および従動ローラ62を良好に回転させることができる。
前記各実施形態においては、抑制部材として、回転ブラシ65を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばフェルト、スポンジ、布等の柔らかい部材であれば、どのようなものを採用してもよい。また、前記各実施形態においては、支持体65bの全周面に毛状体65aを設けることとしたが、本発明はこれに限定されず、支持体65bの一部のみに毛状体65aを設けるようにしてもよい。
さらには、第1の実施形態に係る支持体65bの径方向の厚みを大きくすることで、毛状体65aの長さを短くするようにしてもよい。より具体的には、支持体65bを従動ローラ62の端面62d,62eに摺接可能な程度の厚さで形成して、従動ローラ62に摺接させるとともに、毛状体65aを従動ローラ62の端面62d,62eから所定の隙間を空けた状態で配設してもよい。これによれば、回転する従動ローラ62に毛状体65aが巻き込まれることを抑制することができる。
前記各実施形態では、収容ケース64を、回転ブラシ65で掃き出した紙粉を受け止めるカバー部材として機能させるとともに、紙粉を溜めるための紙粉溜めとしても機能させたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、カバー部材と紙粉溜めを別々に構成してもよい。
前記各実施形態では、回転ブラシ65を回転させたが、本発明はこれに限定されず、非回転としてもよい。なお、この場合は、従動ローラ62として形成したギヤ部62bや、このギヤ部62bに噛み合うギヤ68や、回転軸67等が不要となるので、コストダウンを図ることができる。
前記各実施形態では、回転体として、駆動ローラ61に従動回転する従動ローラ62を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば用紙3の搬送方向を切り替えるためのローラなどを採用してもよい。また、前記各実施形態では、搬送ローラ43に本発明を適用したが、これに限らず、例えば搬送ローラ43と同じように駆動ローラと従動ローラを備える排紙ローラ45などの他のローラに本発明を適用してもよい。
前記各実施形態では、紙粉の侵入を抑制する目的で回転ブラシ65等を利用したが、本発明はこれに限定されず、例えば塵埃等の他の異物を抑制する目的で利用してもよい。
前記各実施形態では、毛状体65aの毛先を、従動ローラ62(または収容ケース64の孔64d)と支持軸66間の隙間よりも太くしたが、本発明はこれに限定されず、細くしてもよい。これによれば、隙間に毛先が入るので、仮に隙間に紙粉が入っても、その紙粉を外部に掻き出すことができる。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、転写手段の一例として転写ローラ30を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば非接触型のものを採用してもよい。
前記実施形態では、現像剤の一例としてトナー、現像手段の一例として現像カートリッジ28、露光装置の一例としてスキャナ部16、感光体の一例として感光ドラム27を採用したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の趣旨を逸脱しない限り、材料や構造を適宜変更可能であることはいうまでもない。
本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 搬送ローラ周りの構造を詳細に示す斜視図である。 搬送ローラ周りの構造を詳細に示す分解斜視図である。 図3のX−X断面図(a)と、図4(a)のY−Y断面図(b)である。 第2の実施形態に係る紙粉清掃用ユニットを一部破断して示した斜視図である。 図5において一部破断させて図示した紙粉清掃用ユニットを、その破断面側から見た矢視図(a)と、図6(a)のZ−Z断面図(b)である。 第1の実施形態の変形例を示す一部破断側面図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ(画像形成装置)
3 用紙
4 フィーダ部
5 画像形成部
16 スキャナ部(露光装置)
27 感光ドラム(感光体)
28 現像カートリッジ(現像手段)
30 転写ローラ(転写手段)
43 搬送ローラ(用紙搬送機構)
61 駆動ローラ
62 従動ローラ(回転体)
62a ローラ本体部
62b ギヤ部
62c 貫通孔
62d,62e 端面
64 収容ケース(紙粉溜め)
64a 第1側壁(軸受け)
64b 第2側壁(カバー部材)
64g 内面
65 回転ブラシ(抑制部材)
65a 毛状体
65b 支持体
66 支持軸
67 回転軸
68 ギヤ
69 仕切板
CU 紙粉清掃用ユニット

Claims (14)

  1. 用紙を搬送するための用紙搬送機構であって、
    用紙の面と接する周面を有する回転体と、
    前記回転体を回転可能に支持する支持軸と、
    前記回転体の端面と隣り合い、かつ、前記支持軸に接するように配設されることで、前記回転体と前記支持軸との間への異物の侵入を抑制する抑制部材と、を備えたことを特徴とする用紙搬送機構。
  2. 前記抑制部材は、ブラシであることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送機構。
  3. 前記ブラシの毛先は、前記回転体と前記支持軸との間の隙間よりも、太く形成されていることを特徴とする請求項2に記載の用紙搬送機構。
  4. 前記ブラシの毛先は、前記回転体と前記支持軸との間の隙間よりも、細く形成されていることを特徴とする請求項2に記載の用紙搬送機構。
  5. 前記ブラシと前記回転体との間に、仕切部材が配設されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の用紙搬送機構。
  6. 用紙を搬送するための用紙搬送機構であって、
    用紙の面と接する周面を有する回転体と、
    前記回転体の両端部から外側へ延び、前記回転体と一体に回転する回転軸と、
    前記回転軸を回転可能に支持する軸受けと、
    前記軸受けの前記回転体側の端面と隣り合い、かつ、前記回転軸に接するように配設されることで、前記軸受けと前記回転軸との間への異物の侵入を抑制する抑制部材と、を備えたことを特徴とする用紙搬送機構。
  7. 前記抑制部材は、ブラシであることを特徴とする請求項6に記載の用紙搬送機構。
  8. 前記ブラシの毛先は、前記回転軸と前記軸受けとの間の隙間よりも、太く形成されていることを特徴とする請求項7に記載の用紙搬送機構。
  9. 前記ブラシの毛先は、前記回転軸と前記軸受けとの間の隙間よりも、細く形成されていることを特徴とする請求項7に記載の用紙搬送機構。
  10. 前記回転体は、
    モータからの駆動力が供給されて回転する駆動ローラに接触して従動回転することで、前記駆動ローラとの間で前記用紙を挟持して搬送させる従動ローラであることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の用紙搬送機構。
  11. 前記抑制部材は、回転することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の用紙搬送機構。
  12. 前記抑制部材によって異物を掻き出す方向に、カバー部材を設けたことを特徴とする請求項11に記載の用紙搬送機構。
  13. 前記回転体の下方に、容器状の紙粉溜めが配設されていることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の用紙搬送機構。
  14. 用紙上に画像を形成する画像形成装置であって、
    入力された前記画像の信号に応じてレーザ光を走査する露光装置と、
    前記露光装置によりレーザ光が走査されて静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像手段と、
    前記現像剤で形成された現像剤像を前記用紙上に転写する転写手段と、
    請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の用紙搬送機構と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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CN102862841A (zh) * 2012-07-25 2013-01-09 昆山微容电子企业有限公司 载体纸带架

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